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【早苗】鈴仙奮闘記28【サッカー好きか?】


[619]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/05/23(土) 02:21:03 ID:???
岬「――さて。話を本題に戻そうか。今回の八意永琳の計画において、
なぜ、鈴仙・優曇華院・イナバというそこまで突出していない兎妖怪の存在が必要となるか。
なぜ、八雲紫を始めとする多くの幻想郷の実力者が、君の存在を重く見ているか。
その答えを端的に言ってしまうと――君が居なければ、八意永琳の壮大な計画は、アッサリ破綻してしまうからだ」

鈴仙「………えっ?」

再び謎の中に突き落とされた鈴仙。岬はそんな鈴仙の表情を明らかに楽しんでいる。
省52

[620]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/05/23(土) 02:29:01 ID:???
岬「…………君だよ」

鈴仙「……えっ?」

岬は気障っぽく人差し指を鈴仙に立てた。鈴仙は始め、それが何の意味を齎しているのか分からなかった。
そんな様子を察したのか、彼は鈴仙を軽く鼻で笑うと、説明を始めた。

岬「前に例で、世界とは様々な可能性が波のように重なって揺らぎながら存在している。そう言ったと思うけど。
アレはたとえ話じゃない。実際に、世界そのものが巨大な一つの波なんだ。 省70

[621]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/05/23(土) 02:37:40 ID:???
……と、いったところで今日の更新はここまでです。
明日はもうちょっとフォローしきれなかった点を補足しつつ、次の試合でのテーマを散りばめて、
出来れば大会14日目の自由行動に移れればと思っています。

今日の岬の主張を超簡単に纏めると、
『鈴仙が主人公になれたのも永琳って奴のせいなんだ。鈴仙は永琳の計画遂行の為に必要な道具なんだ』
……って感じです。永琳のそもそもの動機は依然不明です。

それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。

[622]森崎名無しさん:2015/05/23(土) 02:51:20 ID:???
乙なのです。
初期鈴仙ならともかく、今の鈴仙ならある程度の動揺はあるにしても、大きな精神的ショックはないかなあ。
師匠が最終的にとんでもないこと企んでたり、鈴仙さんが観測機にはなれるけど、命の保証はないとかなら別だけど。

にとり「話は聞かせて貰った! 観測機なんてこのにとり様にかかれば朝飯前だよ! 河童なめんな!」
にとり(つまり主役はこの私だ! 主人公交代だよ鈴仙!)
鈴仙「いつから聞いてたのー!?」
岬「今までの話根底からひっくり返してきた!?」

[623]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/05/23(土) 23:13:16 ID:???
こんばんは、更新していきます。今日はなんと判定があります(白目)

>>622
乙ありがとうございます。
永琳が必ずしも鈴仙の為に動いているとは限らない……というのは重要な点ではありますが、
これだけで鈴仙がどうにかなる訳ではありませんね。

にとり主役で思いついたのは、自分はそこまで強くないけど、日常で素材を集めて機械を作って、
試合では状況に応じて使う機械を変えて乗り切る、SFCのスラップスティック的な話ですね。
……あれ、案外面白そうかも?

[624]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/05/23(土) 23:16:59 ID:???
鈴仙「……そんな、事」

あるわけがない。鈴仙はそう断言しようとしたが、……できなかった。
過去程では無いにせよ、依然少なからず永琳に依存している自分が居る事を、鈴仙は感じていた。

岬「その顔を見ると、多少の自覚はあったようだね。だって、普通じゃ考えられないよ。
何を考えているかを分からぬ相手を盲目的に信じるなんてさ。
君もお師匠様を信じつつも、どこか無意識にでも、不安を覚えていたんじゃないかな」

鈴仙「――そ、そんな事……ないもん……」
省65

[625]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/05/23(土) 23:18:38 ID:???

岬「人を信じる事は立派さ。しかしそれは、その人が嘘をついているかもしれない。
その人が自分を利用しようとしているのかもしれない。
……そう言ったリスクを負ってでも、尚も突き進もうとした場合にのみ立派と言えるんだ。
そうでも無いのに、ただ単に言われた事を信じて。
それで裏切られた時になって初めて文句を垂れて絶望するのは、子どものする事だ」

これまでの自分を否定されたような気分になった鈴仙を諭すように、岬は語気を和らげた。 省42

[626]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/05/23(土) 23:23:02 ID:D7SACXzA
スッ。

岬「そっか。じゃあ、……これを返してくれないかな。君のチームの、とある方から借りてたんだ」

岬は言葉に代えて、鈴仙に対しある物を手渡した。それは一見、何の変哲も無い、ありふれた物だったが……。

鈴仙「――え。これって……? な、なんであんたが……?」

先程岬が語った、永琳の計画の全容に関する推察以上に、岬が鈴仙に手渡した物はショッキングだった。
――何故なら、それは鈴仙も良く知っている物だったからだ。その持ち主であろう人物も含めて……。 省19

[627]森崎名無しさん:2015/05/23(土) 23:23:42 ID:???
★鈴仙の試練→ ハート3

[628]森崎名無しさん:2015/05/23(土) 23:24:07 ID:???
★鈴仙の試練→ ハート3

[629]森崎名無しさん:2015/05/23(土) 23:25:44 ID:???
>ダイヤ・ハート→一冊の恋愛小説だった。
ちなみにカップリングはブローリン×カグロット カグロット「やめろぉ!」


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