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1- レス

【優勝】キャプテン森崎48【エンディング】


[61]2 ◆vD5srW.8hU :2015/05/29(金) 08:47:38 ID:D3IANEbQ
〜滝 一〜

滝「う〜ん…」

チームメイト達「す、すごいじゃないか!」「また抜かれた…どうしてだよ」
「なんて正確なクロスだ…」「噂通り!素晴らしいサイドアタックだ!」

滝「は、ははは。どうも…(うわ〜、なんか違和感が凄い…)」

滝は小学生、中学生、そして高校生の間一貫してウインガーとして名声を得ていた。
それが功を成し、彼は加入したJSLのチームでいきなりサイドアタックの達人として持て囃されていた。
省45

[62]2 ◆vD5srW.8hU :2015/05/29(金) 08:49:24 ID:D3IANEbQ
〜井沢 守〜

ギャルサポ「キャー!井沢くーーーん!」「こっち向いてーーーっ!」「差し入れ受け取ってくださーい!」

チームメイト達「いやあ、今日もモテモテだなあお前」「羨ましいもんだぜ。どうよ、好みの娘居ないか?」

井沢「いやあ…今は恋人を作る訳にはいかないですね。まずはリーグ戦に慣れていかないと」

井沢は学生サッカー時代同様JSL入りしてすぐに多くの女性ファンが出来た。
こういう存在は彼にとっては迷惑千万以外の何物でもない。 省57

[63]2 ◆vD5srW.8hU :2015/05/29(金) 08:50:45 ID:D3IANEbQ
いったんここまで。

[64]2 ◆vD5srW.8hU :2015/05/31(日) 00:40:19 ID:P9T0pqWk
〜立花 政夫、立花 和夫〜

全日本ユースの選手達の中でも上位の攻撃力を持ちながら、他者との連携が無ければ
力の半分も発揮できないと言う特性の為ワールドユースでは出番の無かった立花兄弟。

政夫「だ〜〜〜っ、やっぱりダメだーーーっ!!」

和夫「最高がスペインの三部クラブかよ…いくらなんでもなあ」

その為彼らに注目する海外クラブは少なかった。そして興味を示した数少ないスカウトも 省37

[65]2 ◆vD5srW.8hU :2015/05/31(日) 00:51:24 ID:P9T0pqWk
以上7人は海外に飛び立つ事が出来ず、ひとまず日本でプレイする事にした。
そして残りの16人は欧州プロリーグに舞台を移すが、勿論彼ら一人一人にドラマがある。
各国のライバルの様子も交えてそれらを描写していこう。



〜岬太郎、エル・シド・ピエール〜

ピエール「ミサキ!」

岬「ピエール!」

岬はフランスの空港にて浅からぬ縁のピエールと再会していた。

ピエール「君とまた会えてこの上無く嬉しいよ。マルセイユ入団を心から祝福する」
省31

[66]2 ◆vD5srW.8hU :2015/05/31(日) 00:55:10 ID:P9T0pqWk
ピエール「ところで…フライトの影響か?何だか顔色が良くない様だが」

岬「あ、ああうん…上手く眠れなくてね…(う、思い出しちゃった…)」

しかしそんな彼の人生も全てが順風満帆と言う訳ではない。



岬太郎には美子と言う妹が居る。彼の父と離婚した母が再婚相手と産んだ父違いの妹である。
ところが何の因果か美子は彼を実の兄だと知らないまま惚れ込んでしまい、
運が味方したチャンスを逃さず押しかけ女房同然に彼女の地位を獲得してしまった。
省43

[67]2 ◆vD5srW.8hU :2015/05/31(日) 00:56:58 ID:P9T0pqWk
それを聞かされた美子は目を丸く開き、次に目を潤ませた。

美子「つまり…岬様は、私のお兄様なんですか…?」

岬「うん。僕は、君の兄なんだ。今更だけど、兄として受け入れて貰いたいと思っている
(よしよし、どうやら諦めてくれた様だ。後は適当に可愛がっておけば満足して…)」

岬も、彼に協力した父、母、再婚相手の3人もこれでホッと一安心した。
衝撃的な真実を何事もなく受け入れてくれて良かったと。

だが事態は最悪の展開を迎える。

美子「 す て き 」 省29

[68]2 ◆vD5srW.8hU :2015/05/31(日) 01:03:06 ID:P9T0pqWk
いったんここまで。

[69]2 ◆vD5srW.8hU :2015/05/31(日) 07:11:37 ID:P9T0pqWk
〜松山 光〜

全日本ユースの縁の下の力持ち。その名は松山光。
彼はレギュラーの守備的MFとして派手な活躍こそ無かったものの何度も敵の攻撃を阻止してきた。

その功績を認められ彼はイングランドのプレミアリーグの名門クラブ、
マンチェスター・ユナイテッドにスカウトされていた。
そこのレギュラーに定着出来れば彼のプロサッカーキャリアは素晴らしいスタートを切る。
そのスタートまで後三日間の間、松山は愛する故郷にしばしの別れを告げる時間があった。
省41

[70]2 ◆vD5srW.8hU :2015/05/31(日) 07:13:30 ID:P9T0pqWk
中西「お、おいおい。あんさん、どないしたんや?」

松山「う、ぅう…?」

泣きながら当てもなく歩き続けていれば、その内親切な通りすがりに心配される事もある。
この場合通りすがりはうどんの屋台を引いて開店の準備をしていた中西だった。

中西「…なんかツラい事あったんやな…どや、奢っちゃるから一杯食っていき」

松山「い、いや、その…ん?」

中西「何も言わんでええで。こういう時は好きなだけ泣いて、温かいモン食ってスッキリするのが一番や」
省43


0ch BBS 2007-01-24