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1- レス

屁理屈推理合戦withキャプ森


[15]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2016/12/30(金) 03:59:55 ID:???
――と、言ったところで今日はここまで。
ふとネタが思いつき、単発短編で数日で終わりそうだったので、勇気を出してスレ立てさせていただきました。
明日中か遅くとも明後日の昼までに、チュートリアル編を更新したいと思っています。

肝心の推理ゲーム本編については、12月31日の夕方〜夜の時間に出来ればと思っています。
(具体的な時間は直前に告知します。)
色々未熟なところが多いと思いますが、うみねこor推理合戦知らない人でも楽しめるようにしたいと思ってますので、 省2

[16]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2016/12/30(金) 15:05:06 ID:???

ベアトリーチェ「……んげ!? お、お師匠様ァ!? どうしてこんな辺鄙な場所に!?」

森崎「……あんだよ。また魔女の助っ人か……?」

項垂れる森崎の傍に、新たな魔女が現れた。
年の位は少女らしさが残るベアトリーチェよりは上だが、老婆では無く妙齢の女性と言える。
白髪で山高帽をかぶり、物語に出て来るような古風な出で立ちのまさしく魔女は、
穏やかながらも決然とした表情で、傲慢なるベアトリーチェに対峙した。

白髪の魔女「……ワルギリア。そう呼んでください。 省46

[17]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2016/12/30(金) 15:07:20 ID:???

ベアトリーチェ「ちぇっ。また北風と太陽作戦ー? お師匠様って、いっつも妾に厳しいよなー」

ワルギリア「違いますし、私があなたに厳しいのはどう見ても自業自得です……! さあ、行きますよ!」

親しげに言葉を交わし合うベアトリーチェを、ワルギリアは受け入れようとしない。
森崎が二人の関係性に考察を深めていると、不意にその「ゲーム」は始まった。

ワルギリア「――情報が足りません。まずは「復唱要求」ッ! 省48

[18]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2016/12/30(金) 15:09:33 ID:???
森崎「な、なんだ今のは……?」

ワルギリア「……前提からお話しましょう」

突然に何かの戦闘を始めた事だけは分かったが、森崎にはちんぷんかんぷんの出来事だった。
ワルギリアはベアトリーチェに纏われた赤き刃を注視しつつも、森崎に簡単な説明を始めた。

ワルギリア「我々人間側にとっての敗北が、魔法を認める事による《屈服》としたら。
      魔女側にとっての敗北とは、一体何だと思いますか?」
省41

[19]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2016/12/30(金) 15:11:20 ID:???

ワルギリア「もしもアレが全部事実だとしたら、私達は屈服せざるを得ないでしょう。
      ……だけれど。真実は依然、用具室という狭い猫箱の中。
      開けるまで誰にも中身が分からない事を逆手にとって、
      魔女は一方的な認識によって、猫箱の中身を説明しているにすぎません」

森崎「つまり……俺達も、勝手に「魔法は無い」という前提で、猫箱の中身。
   要するに、翼がどうやって殺されたのかを説明する事が出来る、って事か?」
省50

[20]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2016/12/30(金) 15:12:55 ID:???
ワルギリア「ええ。……言う通り、「魔法はあった」「なかった」だけでは単なる水かけ論にしかならず、
      勝負は永遠に平行線となってしまいますから。――だから、人間と魔女には、それぞれ戦う為の武器があります。
      まずは、魔女側の武器――【赤き真実】と、それに付随する「復唱要求」について」

ベアトリーチェの周囲に揺蕩う4対の赤い剣を指さし、ワルギリアは説明を始めた。

ワルギリア「魔女は、この事件における全ての真実を把握しています。そのため、魔女は、 省72

[21]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2016/12/30(金) 15:15:55 ID:???

ワルギリアの復唱要求に対し、ベアトリーチェは少しだけ考えるような仕草をする。
そして、暫くすると意地の悪い笑みを浮かべて、

ベアトリーチェ「ならばこうしよう、前者は復唱!【用具室には窓は無かった】! 後者は復唱拒否。理由は特に無い!」

森崎「っておいおい! 拒否すんなよ!」

ベアトリーチェ「なんでだよー。赤は魔女にのみ許された特権なんだぞぅ。
         その特権をニンゲンの要求に応じてやって、特別に行使してやってるんだ。 省49

[22]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2016/12/30(金) 15:17:51 ID:???
ベアトリーチェ「お? いよいよ来るんですかァい、お師匠様? 何が来ても妾が切り落として差し上げますぜェ!
        ――ま、さっき一遍切っちゃってるんだけどねぶひゃひゃひゃひゃひゃァ!!」

ワルギリア「ええ。と言っても、小手調べ程度に。……『用具室の壁をも破壊する謎の兵器Xにより、翼は外部から殺害された』!」

ワルギリアは説明に代わり、先ほど一度放った青き杭を再び呼び出し、ベアトリーチェにぶつける。
しかしこれに対してもベアトリーチェは涼しい顔で、
省77

[23]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2016/12/30(金) 15:27:44 ID:???
ワルギリア「……素晴らしい。ただの一度の説明で、このゲームの特性を理解するなんて。
      ええ。これなら実戦に移っても問題無さそうですね」

森崎「……本当なら、お前に全部やって貰った方が速そうだけどな」

ワルギリア「それはできぬ相談ですね。あの子、ベアトリーチェはあくまで貴方をこの『魔女のゲーム盤』
        に招待しているのですから。これまで私が参加出来ていたのは、貴方を私と同じ土俵に上がって貰う為。 省73

[24]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2016/12/30(金) 15:31:14 ID:???
――と、言ったところで今日はここまで。
予告通り、明日の夕方〜夜位で人が1名以上居そうな時間に、ゲームを始めようと思います。
具体的な時間や進め方については明日改めて示そうと思いますが、
今の内に進行そのものやゲームについて質問があれば、可能な範囲で応えますので、コメント頂ければ嬉しいです。

それでは、明日は宜しくお願いします。
(…これだけ背景ストーリーとか書いといて、アッサリ解かれたらどうしようとかビクビクしてますw)


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0ch BBS 2007-01-24