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【赤と8ビットの】キャプテン岬【物語《ロマン》】


[212]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/03/31(土) 22:23:07 ID:VKCendUQ
後ろからの無駄話もとい四方山話を伴奏として、着々とポイントを稼ぐ。50万点を超えて
ゲームを終えてから、僕の心のどこからか、次のゲームへの期待が湧き上がってきた。

岬「(他にはどんなのがあるかな)」

このワクワク感は覚えがある。かつてまだ小学校に入ってサッカーをはじめた頃の事だ。
遊ぶたびにどんどん上手くなる。出来なかった技が出来るようになる。
芸達者なクラスメイトや先輩達に技量で勝りゲームを(人知れず)コントロールし、尊敬を勝ち得ていく。

岬「(サッカー以外でこんな体験ができるとは思わなかった)」

そんな感情に加え別の感情も、次のゲームを終えた時に湧き上がってきた。
既に先輩達はそれぞれ別の筐体に散ってしまい、1人黙々とプレイに勤しんでいた。
そして随分と時間がたち、得点が60万点に近づきつつあった頃。

黒田「マジかよ!」

突然素っ頓狂な大声が後ろから上がる。集中力が切れかかっていた時の大声で、
ロケットが月面に墜落してしまった。


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0ch BBS 2007-01-24