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1- レス

【赤と8ビットの】キャプテン岬【物語《ロマン》】


[229]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/07(土) 20:18:16 ID:crRw9Ack
★ガトーショコラ2600のお味  スペード6 ★
スペード:岬「なかなかにしつこいお味うえっ!?」あずみ「言ったなーこの口か?この口かあ?」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

差し出されたケーキにフォークを通し、口の中に入れる。
小学生の女の子が作ったにしては甘すぎず、程よくカカオの風味がただよっている。
そう感じながらケーキを噛もうとして、異変に気付いた。

岬「(なんだこれ)」
省48

[230]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/07(土) 20:19:34 ID:crRw9Ack
あずみ「これがアタリ2600!アメリカとヨーロッパで1000万台以上を売り上げた傑作機よ!」

黒く重厚な雰囲気、ピシッとまとまっていて堅実なビジュアル。
じっと見てると気品さえただよってきそうだ。

あずみ「アタリのゲームであんたに勝負するわ!
    ミサイルコマンドでゲーム中断させられた恨み、きっちり晴らさせてもらうわ!」

返事も聞かずにカートリッジを差し込み、ゲーム機左端のパワーレバーを倒す。 省27

[231]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/07(土) 20:21:56 ID:crRw9Ack
抽象画のようなグラフィックを見ると、モニターの四角に城とおぼしきブロック城壁が
敷かれている。4つの「城」の中心にある片仮名の「ヒ」みたいなのが大将だろう。

あずみ「コラ、しょぼいグラだとか思わない!確かに見た目はアレだけどすっごく面白いから!
さ、このパドルで操作するの。これで騎士を操作して、
相手の攻撃をはじき返し、城壁を破壊して敵を討ち取る。先に5回最後まで生き残った勢力の勝利よ!」
省40

[232]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/07(土) 20:29:52 ID:crRw9Ack
少々用がありまして、一旦離れます。
もしかしたら今日はこれまでになるかもしれませんが、
その時はご容赦ください。

[233]森崎名無しさん:2018/04/07(土) 20:41:07 ID:???
★ウォーロードby岬 8+ ダイヤ8
ウォーロードby あずみ 13+ スペード5

[234]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/08(日) 13:37:28 ID:s85CX2cM
★ウォーロードby岬 8+ ダイヤ8 =16
ウォーロードby あずみ 13+ スペード5 =18★
MAX【岬】−MAX【あずみ】
=‐2→あずみ「やるじゃない。こんなに上手いのはあんたが初めてよ」 好感度UP
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

コンピューターが操作する騎士の前に、火の玉と思われるボールが現れる。
コンピューター騎士がボールに触れてゲームが始まった。
省36

[235]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/08(日) 13:38:31 ID:s85CX2cM
カンコンカンコン城壁を崩しながら、あずみのプレイを画面で、そしてこっそりと手元を見る。
何か操作の癖でも見つけられないかと思ったのだが、見つからない。
ただ反応が早い。どんなに遠く離れていても即座にボールまでたどり着かせ、
決して自分に不利にならないよう、すぐボールが戻らない、敵陣の薄い箇所を的確につく
巧緻なプレイを見せてくれる。

ゲームの腕が自称では無い事が確認された頃には、またも城壁はほとんど引きはがされ、 省42

[236]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/08(日) 13:39:48 ID:s85CX2cM
攻撃を防ぎながらなんとか打開策を考えているうち、ピカリとアイデアが閃いた。

岬「(そうだ!僕一人でコンピュータに予想外の展開を起こさせればいいんだ……今だ!)」

無我夢中でボールをはたき返す。

あずみ「苦し紛れ?それじゃこれで……」
岬「まだだ!」

勢いよくボールが真横にかっとんでいく。その進行方向上に、コンピューターの騎士が
ボールから離れようとするように、横方向にあずみの方へ近づいていた。 省22

[237]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/08(日) 13:40:57 ID:s85CX2cM
このまま歓喜にうちひしがれていたいところだが、まさかの敗戦で相手がいたく落ち込んでしまっている。
フォローをしようと声をかけようとすると、引き締まった表情に変貌した相手が遮るように告げてきた。

あずみ「やるじゃない。こんなに上手いのはあんたが初めてよ。正直あんな手ができる相手だとは思わなかった。だから」

こちらに指を向けて宣言する。

あずみ「これからは絶対に手加減も油断もしない。全力で、あんたを対等な相手として、迎え撃つ」
省14

[238]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/08(日) 13:42:03 ID:s85CX2cM
必殺技らしきものを発した直後、ボールが騎士に触れる。だが、ボールは張り付いたままで、
今までのように弾き返される気配さえ見えない。

岬「(なにこ……れ!?)」

予想外の動きに戸惑った瞬間、急にボールがこちらめがけて放たれた。それも通常の
倍はあろうかという猛スピードであり、全く対応できず、討ち取られてしまった。

あずみ「ふーう、決まった。まさか、あたしの初めてを使う日が来るなんて……」
岬「凄いな、どうやったの。あんな事をどうやって」
省33


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