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【希望は】鈴仙奮闘記42【魔界より】


[107]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 22:13:11 ID:???
〜第三章・エンディング〜
【さらばブラジル、戦いは新天地で−】

〜サンパウロ・サントス港〜

にとり「――ってな、感動ストーリーがあったワケなんだよ〜」

鈴仙がナズーリンから、彼女達の物語を聞いてから数日後。
晴れて退院した鈴仙はコリンチャンスのコーチやメンバーと、リトルウイングズの仲間達と共に、
サンパウロの港湾都市・サントスへと来ていた。
その道すがら、得意な表情でメキシコでの武勇伝を語るにとりだったが……。
省28

[108]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 22:14:11 ID:???
慧音「これは……確かに。あの時の宝船だ! しかし、何故海に浮かべている。これでは、普通の帆船のようだが」

星「……私達三人は、この船に乗ってブラジルを目指しました。しかし――」

ナズーリン「――私達の船は、狙われていたんだ。国籍不明の戦闘機が現れ、何とかやり過ごしたものの。
       浮遊機能を攻撃されて、不時着してしまったんだ」

佳歩「な、なんですか、それ……!?」
省52

[109]森崎名無しさん:2018/01/14(日) 22:15:01 ID:???
なんというか、想像してたのの10倍ぐらい酷い状況だったぜ
怖い街だぜメキシコシティ

スウェーデン産のメディカルマシーンってブローリンとかサイヤ人が使ってそうなアレですよね
日向のセリフといい、どこから突っ込んで良いのやらなのに良い話で終わってて余計笑いますわ

[110]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 22:15:31 ID:???
どうやら彼女は率先して面倒な作業を引き受けていたらしい。
トモダチが欲しいがためのいじらしい行動に、鈴仙は何とも言えない感情を抱きつつも、周囲を眺める。
――視力は無いが。妖力を凝らして空間の広さを察知しようとする。

鈴仙「(……結構広いのね。でも、元はお寺だったから当たり前か)」

そんな鈴仙の察知能力は正確だったようで。

穣子「この位広かったら、みんなで暮らす事も出来るねぇ〜」
省46

[111]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 22:27:32 ID:???

コーチ「鈴仙よ。もし良ければ、このワシを……魔界に、連れていってはくれまいか」

鈴仙「ぇ……?」

コーチ「心境の変化……ってヤツでのう。ワシも見たくなったのよ。鈴仙……お主らの行く末をな。
     何。決してジャマはせん。セクハラはするかもしれんがの……グヒヒ」

鈴仙「(それってジャマする、って事じゃん……)」

コーチ「……と、言うのは冗談として。どうかの。話を聞くに、今のお主らは本来の監督にも 省54

[112]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 22:29:49 ID:aPm3BzOY
フォフォフォと、まるで老人のように笑って――実際の彼はそこまで老人では無いのだ――、
鈴仙がどちらにも答えやすい風にフォローをしてくれる。

鈴仙「…………」

そんなコーチに対して、鈴仙は……。

A:「……ええ。良いですよ。監督兼コーチ兼チームドクターが居るのは心強いですし」快諾する。
B:「……いえ。これは私達の問題です。コーチを巻き込む訳には行きません」断る。 省63

[113]森崎名無しさん:2018/01/14(日) 22:37:06 ID:pKGgM2pw
A

[114]森崎名無しさん:2018/01/14(日) 22:38:44 ID:3ECh5DbQ
A

[115]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 23:05:18 ID:???
>>106
乙ありがとうございます。
本当は全裸でギブスを巻いてるシーンとか挿入しようと思いましたが、尺の都合でカットしました。
>>109
私自身メキシコは詳しくないのですが、キャプ翼やキャプ森を見る限り貧富の差が激しいのかなーって思って、
描写を盛った結果、F●7に出て来るような都市になりました。
スウェーデンは原作キャプ翼でも未来的な科学サッカーを取り入れてるので、
メディカルマシーンや重力100倍の修行室とかあっても自然だと思います。 省7

[116]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 23:06:19 ID:???
A:「……ええ。良いですよ。監督兼コーチ兼チームドクターが居るのは心強いですし」快諾する。

コーチ「……そうか。それは良かったよ」

鈴仙の答えを聞き、コーチは嬉しそうに頷く。
実際、その提案は新天地で心細い鈴仙達にとっても悪い者では無かったし、
これまでのブラジルでの思い出を振り返ると、コーチには助けられた事も多い。
(セクハラを受けた回数の方がもっと多かったが)

鈴仙「他の皆にも言っておきますね。コーチが引き続き、チームの監督もしてくれるって」
省26

[117]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 23:07:21 ID:???
お燐「(ふーん……)」

さとり「(……私とお燐は、彼に纏わる真実を知っている。けれど今は、明かすべき時ではありませんね)」

一部では訝し気な視線を向けている者もいたが……彼女達も反対はしない。

コーチ「私がここに”残っている”理由……。何となく、分かったような気がしたよ」

一方で、そんな周囲の雰囲気と――こうなった事実を認識した上で、彼は小さく独り言ちる。
それの意味するところは、今の鈴仙には全く見当もつかなかった。

省7


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