※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【花の都の】キャプテン岬2【色物達】


[160]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/13(土) 14:54:32 ID:cZcytna6
第18話『柔らかいのに堅く、堅いのに柔らかい』


★何をしている?  9 ★
千早「どうしたの、相談って」
聖薇「……今度入ってくる転校生のことだけど、如月さんはもう会った?」
岬「(転校生、僕の事か。結構真剣な表情だぞ)」
A 岬「こんにちは、お邪魔していいかな?」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
気付かれないようにこっそりと教室を見回す。室内には千早と聖薇の2人の他に人はいない。
より詳しく状況を説明すると、聖薇が机と椅子を千早の所へと持ってきていて、向かい合いながら話をしている。

千早「どうしたの、相談って」
聖薇「……今度入ってくる転校生のことだけど、如月さんはもう会った?」

室内の具合を把握したので、次は2人の具合を確認する。
千早の方はこれといった表情の変化は見えないが、聖薇はル・エストで見た時とは別人のように見える。
キリリとして一切の無駄のなく隙の見えない空気。
これまで何十回も転校を繰り返してきたが、あんな空気を発する同い年の少女など見た事が無い。
東京に住んでいた頃父さんの画展を開くビルに面する大通りを闊歩していた、
ビジネススーツを着こなしていた淑女達を見かけた時のような、美しく制御された人間がいた。

岬「(転校生、僕の事か。結構真剣な表情だぞ。
   なんとなくだけど、このまま黙っているとマズい気がする。ここは僕も参加しよう)
   こんにちは、お邪魔していいかな?」

千早「あら、岬君」
聖薇「っ、岬、さん」

一瞬、思わぬ来客で慌てたのかのように息が詰まる音が聞こえたが、
すぐに表情がいかめしいものとなり、すっくと立ちあがって僕と対面した。


名前

E-mail



0ch BBS 2007-01-24