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【花の都の】キャプテン岬2【色物達】


[164]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/14(日) 11:25:53 ID:pD/LglpY
B 岬「如月さん、優君は大丈夫だった?」
(千早に話しかけてみよう。彼女は大きな借りがあるんだし、僕の味方になってもらえるよう働きかけてみよう)
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岬「如月さん、優君は大丈夫だった?お医者さんにも診てもらった?」

厄介事が起こるのならば、少しでも早く準備をしなくてはいけない。
ここでは少しでも味方を増やす事、弟の命を助けた恩義をあてにして、千早をこちら側に引き込んでみようとする。

千早「ええ、どこにも異常は見られないって言ってもらえました。レントゲンも撮ったりしました。
お陰様でずっと変わらず元気に過ごせています、本当にありがとうございました」

にこやかな笑顔で返事をしてくれる。良い顔だ。
少なくとも聖薇の肩を持つばかりではなく、自分の言葉にも好意的に耳を傾けてくれるだろう。
そう思っているうちに風紀委員長は眼鏡を人差し指で軽く整えた後、僕に向かって要件を告げてきた。

聖薇「今日は岬君に、これからの事について話したい事があります。この学校への入学まであと2週間となりましたが、
日本からパリ、慣れない環境で皆さんと馴染んでいくまでの間、様々なトラブルが起こる事が予想されます。
最悪の場合、あってはならない事ですが、何らかの嫌がらせを受けたりイジメに遭ったりしてしまう可能性も否定できません。
風紀委員長として、このような事態は到底望ましいものでは無く、何らかの予防策を講じる必要があると考えます」

そこまで言った後、委員長は自分のカバンを取り出し、中から教科書などを取り出す。
その中から大きく「France」と書かれた本を目の前に向け、再び口を開く。

聖薇「転入生が入ってきてつまづきやすいのが勉強です。日本国内の転校でも勉強の進み具合は異なり、
   もし前の学校より進んでいた場合は追い付くのに手間取ってしまいます」


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0ch BBS 2007-01-24