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【花の都の】キャプテン岬2【色物達】


[360]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/01/12(土) 16:31:33 ID:1wYTmN2E
★無間神社への参拝者  ハート5 ★→特に知っている人は現れなかった
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幸か不幸か、参拝者の中に知っている人はいなかった。これで余計な心配はせずに済む。
知人への心配をする必要が無くなったため、今気にかけるべき事はただ1つとなった。
これからはじまる新室祭の進行である。

岬「皆様、何卒もう少しだけ下がってください。これよりこの広場にて修祓(しゅばつ)を執り行います」

鳥居と本殿の中間点に立った後周囲に神事の執り行う事を予告する。
僕の足っている周囲は縦横それぞれ10mといった所だろうか、斎竹(いみだけ)を立て注連縄を引いた祓所を設けている。
敷き詰めた玉砂利を乱さぬようゆっくりと祓所から退くと、声がかかってくる。

紳士「シュバ?いったいどんな儀式かね」
岬「修祓というのは、皆様方にたまっているであろう罪や穢れを、
  かみ……精霊や祖先に頼んで綺麗にしてもらうというものです」
紳士「そのケガレとは何だね?」
岬「精神的な汚れのようなものです。
  死や病気などで悩み苦しんだ事による淀んだ感情や状態、そこまで大きなものでなくても、
  日々の肉体的な汚れが精神にも影響を及ぼしていくものだと、私達は考えています。
  例えばお手洗いに行って手を洗わずに帰ってきたら、実際は汚れてなくても汚く感じてしまうように」
紳士「なるほど、そういう考え方か」

何をするか、どんな儀式かと訊いてくる人達に説明をする。
相手は外国人、神道の事は全く知らない相手であり、随分かみ砕いて話したが、
どう話したら理解してもらえるかと考えるのにも、結構神経を使った。


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0ch BBS 2007-01-24