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【花の都の】キャプテン岬2【色物達】
[406]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI
:2019/02/17(日) 14:05:37 ID:7G/ANOe6
G 岬「ああ、美味しいね、早乙女さん」
(頑張った2人について触れるように話を持って行き、和解のきっかけを作る)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
喜色を浮かべて隣にいる聖薇に話しかける。勾玉騒動があってからピシリと表情が張りつめたばかりでなく、
思いつめているのかこれから先に思案をめぐらせているのか、それとも単に予想外の事が起こって固まっているだけなのか、
光のあたり加減で表情を読み解く能面のような顔つきになっていて、何を考えているのか分からない。
岬「(これじゃあ何を話しても頭に入らない)」
残りの2人も同じようなものだ。どちらもどこか気まずげに食事を口に運ぶだけで、一向に言葉をかける気配が見えない。
岬「(まずは他愛もない会話でもして、この場を何とかしないと)ああ、美味しいね、早乙女さん」
聖薇「えっ、は、はい」
急にナイフが皿の上を滑る。ハッとして生気が戻り、慌て気味に言葉を返す。
聖薇「ええ、とても」
岬「僕だとここまで作れるようになるのに何年かかるだろう。
みんなが頑張ってくれたから、こんなに美味しくなったんだろうね。そうでしょ、あずみちゃん」
あずみ「あっ?う、うん、そうよ!仔羊焼きも牛肉煮込みも頑張ったんだからね。
白ワインと鶏のだし汁の匂いを嗅ぎながらパセリとニンニクと生パン粉を混ぜ合わせて……
面白かったよね千早ちゃん?」
千早「そうね。私はトチモチのところが一番面白かったわ。トチなんて昔話でしか聞いた事なかったから。
今まで料理はパスタをゆでる位しか出来なかったけど、私も作れるようになれるかも」
ようやくにしてワイワイガヤガヤと話に花が咲きはじめる。
異様な緊張を吹き払おうと、皆が話に乗っかるように積極的に話をはじめてくれた。
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0ch BBS 2007-01-24