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【花の都の】キャプテン岬2【色物達】
[437]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI
:2019/04/14(日) 22:40:23 ID:m9q3xldo
第24話『事が起こってしまった故に』
B 優の過去について尋ねる
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
岬「(どうも引っかかるな)」
千早とやり取りを交わしていて、フッと違和感が差し込む。
岬「(『関心が外に向かう事もなかった』?
どういう事だ、何かあったのか?それまでは外の世界に興味が無かったという事になる。訊いてみよう)
そうか、優君は今色んな事に興味があるんだ」
千早「え、ええ」
岬「昔はそうじゃなかったみたいだけど、そのあたりの事について教えてもらえないかな」
千早「あの、それは」
岬「僕は命を賭けて優君を守る」
目の前の少女はハッとした顔になって、僕に見入る。彼女が次の反応を示す前に、語り続ける。
岬「僕は優君の力になりたい。前に間一髪で助かった時、あの子の口から出た言葉が『カセットは大丈夫ですか!?』
怖がりも泣きもせず第一にそれ、その次に出たのが『ありがとうございます』だった。
そう言って僕にお辞儀する姿を見て、優君は本当に優しい子なんだって感じたんだ。
そんな子に2度と危ない目に遭ってほしくないし、優君の事をもっとよく知って友達になりたいと思っている。
だからお姉さんの如月さんから、優君について訊きたいんだ」
弟と友達になりたい。誠意を込めた申し出を丁寧に、しかし叩きつけるような勢いで千早に告げる。
僕が語る勢いにたじろいだのか、視線をそらして黙り込んでいた。
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0ch BBS 2007-01-24