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【花の都の】キャプテン岬2【色物達】


[473]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/05/26(日) 12:04:57 ID:QYGgiLiY
   第1章 パリ留学編 
     第1部 日本人学校
       第1話「岬太郎の入学、そして入部」



岬「日本からやってきました、岬太郎です。よろしくお願いします」

昭和58年10月3日、ようやくパリ日本人学校へと入学する事ができた。
転校は今まで数え切れない程繰り返してきたが、今度ばかりは違う。
遠い異国の地という事もあるが、これから何年もの間ここが根城になるのだ。絶対にヘマはできない。
幸い、ワイワイガヤガヤと新参者をネタにしゃべるクラスメイト達に、警戒の色は見られない。

夕子「この人が、如月さんの弟君を助けたの」
千早「ええ、私の目の前でね。岬君がいなかったらどうなってたか。感謝してもしきれないわ」
夕子「そうなんだ、男の子ってスゴイんだなあ……」

クラスメイトの一部からは尊敬のまなざしさえ投げかけられている。優を助け出した事はあえて学校には伝えなかった。
上から「偉業」として讃えられるよりも、コミュニティ内の口コミを通した方が
自然に、変な邪推が入る事なく伝わってくれるだろう。
そうして自己紹介も終わって指定された席に座った後、丸山先生が皆へと話しかけてきた。

丸山「さあ、新しく入ってきた岬君への説明も兼ねて、新校舎引っ越しの件について話をするわね。
長い事決まらなかったけど、ようやく決まりました」

丸山春子先生はそう告げた後、黒板の方を向きチョークで描きだし始めた。
この先生はあずみや聖薇、千早の母親と同じか少し若い位の年頃、ふんわりとしたパーマに血色の良い丸顔、
そしてハキハキとした声で、いかにも元気そうだという印象の先生だ。


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0ch BBS 2007-01-24