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1- レス

【挑戦者】キャプテン岬U【岬】


[61]森崎名無しさん:2024/02/18(日) 17:30:19 ID:???
A

[62]キャプテン岬の人 ◆ma4dP58NuI :2024/02/25(日) 17:19:04 ID:BxffVU8s
A:「拳法家の君がなぜサッカーを?」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

アルゴス「事の起こりは半世紀も前、スペインを血と暴力で覆った、内戦時代からはじまった……
     当時の我が先人達はフランコ将軍率いる国民戦線軍と拳を交えていた。
     3年もの間奮戦するも時利あらず、国の実権を握り独裁者となったフランコによって、
     先人の多くがイベリアの土へ還ってしまった…… 省43

[63]キャプテン岬の人 ◆ma4dP58NuI :2024/02/25(日) 17:21:20 ID:BxffVU8s
アルゴス「そう言って師父は懐から古ぼけた紙を取り出し、私の前に見せた。
     紙は一枚の貼り紙、そこには……!」



             注意!そして通報せよ!

拳を我らの血で彩る赤旗の尖兵、今なお潜伏す!
  奴らは人を人とも思わぬ人面獣である!


男A「ん⁉まちがったかな…」


奴らは人間を玩具にする。好奇心のままに我らを殺す。
恥じず、ためらわず、飽くを知らず!

省20

[64]キャプテン岬の人 ◆ma4dP58NuI :2024/02/25(日) 17:23:19 ID:BxffVU8s
そう言ってギュッと目をつぶり、絶句した。殺戮と言われなき中傷を受け
何も言い返せず逃げ隠れるしかなかった無念が、我が事として胸の内で
荒れ狂っているようだ。

師父『かつてはスペイン全土でこうした政治宣伝が繰り広げられ、
   幾多の朋友が狩り立てられていった。今は世に光が戻ったが、
   かつての偏見は未だにぬぐわれていない。早く我らの無実を
   あまねく伝えねばならん。さもなくば郷里を再び見ることなく 省46

[65]キャプテン岬の人 ◆ma4dP58NuI :2024/02/25(日) 17:50:27 ID:BxffVU8s
アルゴスがサッカーをする動機を語ってくれたところで、本日はこれまでといたします。
あと残り3人のチームメイト紹介とダイジェスト紅白戦を交えての選手能力紹介……

それらが終わり次第、岬君達も本格的に試合がはじまります。
…アニメ終了までにたどりつかないと……

[66]キャプテン岬の人 ◆ma4dP58NuI :2024/03/03(日) 16:47:34 ID:Wqomk6Bc
第4話 なぜ空はこれほど青い?


リブタ「いやあ、大きい体はこういう時大変ですねえ」

あふれんばかりの肉を座席と座席の間に押し込みながら、ひとり苦笑する。

リブタ「席も2人分取らせてもらうことになるとは。狭苦しいですが、どうかご容赦を」

相席する隣人に声をかける。だが相手は声が届いていないのかテーブルに広げた
手の平より少し大きいノートを見入っては熱心に書き込んでいる。
ただそれも十数文字程度書き込んでは止まり、また書き進めてはすぐ止まるを繰り返し 省21

[67]キャプテン岬の人 ◆ma4dP58NuI :2024/03/03(日) 16:49:14 ID:Wqomk6Bc
リブタ「(これは……詩ですね。大切な人を…)」
????「…カレン」

スッと澄んだ声が、フッと隣人から発せられる。そしてようやく
リブタの視線に気づいたらしく、ピクリとまばたきしてから向き直った。

????「これは失礼、考え事をしていたもので。何かご用事でも?」
リブタ「いえいえこちらこそ勝手にのぞき見を。えっと、あなたも私と同じく、
    西欧メンバーの一員ですよね?」
????「はい」 省37

[68]キャプテン岬の人 ◆ma4dP58NuI :2024/03/03(日) 16:52:01 ID:Wqomk6Bc
レヴィン「不思議なものです。恋をするまでは、恋をするとその人のことしか目に入らなくなると思っていたのですが……
     いざそうなると目に映る全ての景色、世界が輝くというか、あざやかになるというのか。
     その不思議と喜びを思うままに、つらつらと」
リブタ「そうでしたか……どうかカレンさんと、共に過ごすお時間を大切になさってください。
    後悔することが無いように、一瞬一瞬、全力で」

省10

[69]キャプテン岬の人 ◆ma4dP58NuI :2024/03/03(日) 17:00:08 ID:Wqomk6Bc
短いですが残り3人のチームメイト1人が、レヴィンくんと分かったところで今日はここまでといたします。

なおレヴィンくんが作中で記していた詩は、以下の動画(5:30あたり)からお借りしております。
https://www.nicovideo.jp/watch/sm29525809

物語での利用許可をくださりました、ねこ号さんにこの場を借りて御礼申し上げます。

ねこ号さんX(Twitter)アドレス
⇒https://twitter.com/nekogoing

[70]キャプテン岬の人 ◆ma4dP58NuI :2024/03/24(日) 17:41:19 ID:ZxMHRW6U
         第5話 西ベルリン、そして最後の2人


リチャード「お前らが西ヨーロッパ代表かい。
      ワシがリバプールのリチャード・デンバーじゃ。
      よろしくたのむぞ」

西ベルリンのテーゲル空港に到着すると、これから僕達のチームメイトになるはずの男、
炎に石炭をまぶしたような黒みがかった赤毛の長髪イングランド人が待ち構えていた。

ギャロス「よ、よろしくっ」
リチャード「よろしくのう」
省29

[71]キャプテン岬の人 ◆ma4dP58NuI :2024/03/24(日) 17:42:27 ID:ZxMHRW6U
あれは今から2か月前、1985年5月29日のことだ。

僕はテレビで父さんと一緒に、サッカーの試合を見ていた。
それもただの試合じゃない。ヨーロッパナンバーワンのクラブチームを
決める大会の決勝戦だ。イングランドの強豪リバプールFCと、
イタリアの帝王ユベントスFCとの試合。フランスでも多くの注目を集めていた。

僕達の学校も例外ではない。学校でも連日話題のタネとなっていて、
サッカー部の練習は昨日見た名プレーの真似事に費やされていた。
省27


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0ch BBS 2007-01-24