【短編】森蘭の剣

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【短編】森蘭の剣

[110]森蘭の剣 ◆NZKQhxo4mI ：2025/05/29(木) 00:28:54 ID:???
Ｂ　ラストバトル開始直後に「神々の黄昏」が発動

「みーつーけーたー、ニャ！」

「！　追いつかれた？！」
「グゴ？！」

風景が元の無機質空間に戻った直後、背後から甲高い声が聞こえる。
振り返るとそこには、一匹の黒猫が。

「猫ちゃん？」
「話しちゃだめです先輩！　そいつが、その猫が、私たちを売ろうとしているんです！
　…ていっ！」

サッ！　グサッ！

「ニャッ！　危ないにゃ！　落ち着いて、武器をしまうニャ！」

シャックルルの苦無が、黒猫の足元に突き刺さる。

「そんな時間稼ぎを…ええっ？！　進む道が…ない？」
「行き止まり～だニャ。おとなしく話を聞けば、手荒なことはしないニャー」
「何をぬけぬけと…そんなにたくさん連れてきて、よくも」

黒猫の後ろから、屈強そうな戦士たちが姿を現す。

「ビスケットわけてやるよ！」
「貴様らが…無能なせいで…」
「報告がありまーす！　私は変異者Aと、交換日記をする仲になりましたー！」

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