キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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レス数が950を超えています。1000を超えると表示できなくなるよ。
【今!】キャプテンブライト4【1000レスがモテる】

1 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/01/31(土) 03:54:37 ID:4L7NbdC2
キャプテン森崎のスピンアウト作品? です。
「機動戦士ガンダム」に出てきたホワイトベース隊(WB隊)、艦長ブライト・ノアが、ほとんど活躍しないスレ。
キャプツバともサッカーとも森崎とも関係ないカオス作品ですが、ノリだけでゆっくり突っ走る予定です。
宇宙空間でも生身でサッカーしてますが、酸素とか気圧とか重力とか空気抵抗とかはスルーしてください。

・ここのサッカーは、「一点先取」や「作戦時間を戦い切ること」が勝利条件なこともある変則ルールです。
・ストーリーは基本的に原作準拠で進みますが、信用しないで下さい。
・登場キャラは、別ジャンルの各種作品から、中の人の好みや都合等で出演してもらってます。
・中の人は愛情表現がおかしいです。好きな人やキャラを悲惨:ヘタレな描写にすることが多々あります。
・中の人はキャラの知識がないことも多いので、細かな設定間違いはスルーか指摘してください。基本はアニメ版準拠。
 #但し各キャラは、セリフや必殺技等をいろんな所からパクることも多いです。

予告編は「雑談用スレ5」の >>582-586 あたり。
今までの詳細なストーリーは「外伝スレ1」 >>925 から、となっております。
前スレ http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1230399459/1-100

〜あらすじ〜
WBの艦長代理となったブライトは、ジオンの「サッカー」に対抗できる人材を避難民の中から集めました。
「モテモテ王国軍」を鎮圧したり、素人女子高生(尚敬高校だけど)と練習試合をして脱線だらけ。
現在、ようやくTV版3話、ジオン軍と2度目の交戦に入りそうです。

ちなみに。「ERROR:datファイルのサイズが限界を超えました。新しいスレッドを作成してください」
が出たので、前スレは >>855 で終わりです(もう何も書き込めません)。…最短記録な気がします。

801 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/03/09(月) 02:05:03 ID:E592IGnk
ブライト「いや…なのは。涙目だ! 涙目になっている! 必殺『幼女の涙目』が出ました!」
桜子「何気に高度な技です。あの上からぶん殴ってしまうと、PTAや人権団体から苦情が来ます!」

ブライト「塾長の…人権!?」← 物凄く 真剣な顔
桜子「ブライトさん! しょうがないんだって! 塾長、なのは、ハマーらを『人以外の生命』と定義しちゃうと…
  それを抑える法律も効かないんだぞ!? 前言撤回、ヤツらは『人』だ! 『人類』だ!」

ブライト「納得行きませんが…ともあれ、なのは『幼女の涙目』。メカ沢は、不良だけど結構子供に優しいぞ!?」
桜子「っつーか。今回はなのはちゃん、何も悪いことしてなくね?」

ブライト「(無視)あぁあっ! メカ沢、動きが鈍くなったぞ? バッテリーか?」
桜子「顔見ればわかるでしょ。戸惑ってるのよ」
ブライト「(顔見てわかんねーって!)ああーっ、業を煮やした叶親! 今度は叶親が歩み寄る!」

桜子「叶親…(ここで脱いだら、流石に前科持ちになるぞ…!)」
ブライト「叶親、叶親、叶親…!」
桜子「(ごくり)」←見たくないけど、職務上。

 バンッッ!!!


802 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/03/09(月) 02:07:14 ID:E592IGnk
ブライト「ドローーーーーッッッ!! 『J土下座』と『幼女の涙目』。対決はドロー!! 引き分けです!!」
桜子「ありゃ、予想外。『J土下座』の芸術点を評価したのかな。でも公平なジャッジだぞ、叶親!」

ブライト「同じく。すっかり、なのは贔屓なフランス審判かと思いきや。公平なジャッジメント。胸を張れ、叶親!」
桜子「そうだ! うずくまらなくていい! 叶親、見直したぞ! 胸を張れ!」

ブライト「胸を張れ!」
桜子「立って、胸を張れ!」

ブライト「……。『今は立てない』? 何言ってるんだ叶親!?」
桜子「叶親! お前、病気か何かか!? 医者を呼ぶか!? え? 『大丈夫』? 大丈夫なら立てって!」

ブライト「…え? 『立ってるから、立てない』? 意味わかんねーよ!?」
桜子「錯乱してるのか…? 衛生兵! 衛生兵を!」


803 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/03/09(月) 02:09:51 ID:E592IGnk
---
ブライト「ちょっとでも叶親に期待した俺がバカだった…」
桜子「アタシは男の子のこと、よくわからないけど。皆、ああいう感じなわけ? もう犯罪まっしぐらじゃん」

ブライト「男が全員、そうだとは。…メカ沢とか、格好いいだろ?」
桜子「いやいやいや。メカ沢も『人類』だとは思うけどさぁ…」

ブライト「まー。中学生〜高校生男子なんて大半は性欲でできてるから。
  そうだ桜子、アムロにも聞いてみろ。アイツ程の男なら…アムロの頭の中では、桜子は常に全裸だぞ?」

桜子「気味悪いこと言わないでって…。…じゃあさ、城山やハマーは?」
ブライト「ああ、年齢的に、もう超越してるから。逆に服着てないとダメとか言ってくるはず。そこから妄想スタート」

 さてさて。肝心の『なのはの謝罪特訓』であるが。

ハマー「日本の武士道では、刀を左腰に下げていることを考えて、右膝を立てる形で、座り込むでござるYO?」
なのは「さすが忍者さん、すごーい。勉強になります」
アリーナ「(この忍者。さっき。道場の入り口で『礼』してなかったけど…)」

804 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/03/09(月) 02:11:14 ID:E592IGnk
ハマー「ではまず初級から。この座った形で、額を頭につけ。『ごめんなさい』と。これが基本形でござる」
なのは(土下座しながら)「『ごめんなさい』。…どうでしょう?」
ハマー「おお! まあまあ、上出来でござる」

ブライト「…なんか真面目にやりだしたな」
桜子「そうね」

ブライト「ちょい早いけど、メシ、行こうぜ? WBの食糧事情からして、レーションになっちゃうけど」
桜子「おっけ。…しかし、何が『レーション』だか。ただの弁当じゃん」

ブライト「本物のレーション、不味いぞ? それに最近の弁当って、何故か時々ゴージャスだし」
桜子「アレは、ちょっとお気に入り」

ブライト「から揚げ弁当にアジフライとか入ってるけどな。何なんだあの組み合わせ?」
桜子「うぅ…っ。くうぅうぅッ…!」


ブライト「 何  故      泣 く ん だ よ!?」



805 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/03/09(月) 02:13:47 ID:E592IGnk
 エッチなことが大好きなブライトさんであり、当然、桜子もその対象ではあるが…
 意外にも普段の彼は、桜子(に限らず女性陣全員)を、あまりヘンな目で見ていない。
 一応管理職だから、かもしれないし。女性(たち)の黒い面を見続けてきたせいかもしれない。

 そして桜子も。妙な気持ちの人には容赦ないが、そうじゃない人にはオープンだった。
 (メカ沢や誠のことは嫌ってないし、アムロやヤムチャにも普通に接している)
 なんというか。見事に、城山&ハマー&叶親あたりの気持ちとスレ違って(回避して)いる。

 WB:食堂。今日はシャケ弁当にアジフライがついていた。
桜子「うううっッ…」

ブライト「だから、なんで泣くんだよ…」
桜子「一品多い…。これは嬉しく、かつ、さりげない…ッ!」

 シャケ弁当(&アジフライ)を手にしたブライトたちに。
 わざわざ聞こえるように、皮肉っぽい男の声がした。スーツを着ている。サラリーマンだろうか?

806 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/03/09(月) 02:15:58 ID:E592IGnk

スーツの男「やれやれ、こんなアジフライで感動しているようじゃ、戦争に勝てるかどうか怪しいもんだ」

桜子「な、何よあんた! このアジフライは、せっかくの…!」

スーツの男「明日もう一度この食堂に来てください。こんな、そこらのスーパーで買ったようなアジフライより、
  ずっとうまいアジフライをご覧に入れますよ」


桜子「うるせえええええっっッ!!!!!」


 何かが、桜子を刺激したらしい。威嚇も警告もなく、突然、バックドロップ一閃…。
 良識派の桜子が、事後処理に一切関わらなかった。

 #事件後。彼の行方は不明ということで処理されたようだ。


807 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/03/09(月) 02:18:56 ID:E592IGnk
---
 もともと、男子柔道部員に紛れての高校生活だ。桜子は普通に、くだらない話題を、男子に向ける割合が多い。
 二人で弁当を食べながら、くだらない話をした。

桜子「あ、そうそう。ブライトさんに借りてたアニメの攻殻機動隊、見たよ」
ブライト「え? 俺、貸してないぞ。アムロのじゃない?」
桜子「あ、そうかも」

ブライト「『笑い男事件』は?」
桜子「まだ。最初の劇場版。っつーかアレよくわかんない」
ブライト「タチコマ出ないしな。…ともあれ、笑い男事件…もしくはS.A.C.ファーストだけは抑えとけ」

桜子「わかりにくいんだよなー。もっとハリウッド的な、バーッてやるほうが面倒じゃなくていい」
ブライト「それでも。…最近、必死にフラグ立ててる人がいるから」
桜子「なにそれ?」

ブライト「しかも、お前のすぐ近くで」
桜子「どうしろってのさ…。それよりさ、ソリティアだよソリティア。アレはヤバい。ハマるね。日課になっちゃった」

808 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/03/09(月) 02:20:25 ID:E592IGnk
ブライト「あー、わかるわかる。桜子って、テトリスにもハマッたタイプだろ」
桜子「そうそう。日常生活で、こう、隙間を埋めたくなるよね」
ブライト「テトリスはハラハラ感、マインスイーパはドキドキ感だな」

桜子「ソリティアは?」
ブライト「アレは、ハマるんだが…ある裏技があってだな」

桜子「どんな?」
ブライト「……。いや、やめとけ。アレ知ったら、もう、ソリティアが楽しめなくなる」
桜子「なんだよー。それー。だったら最初っから言うなよー」


809 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/03/09(月) 02:22:04 ID:E592IGnk
---
 食事を終えて。しばし、和んで。それからブライトさんは、真剣な表情になった。
ブライト「桜子。実はな。ちょっと言いにくいんだが…」
桜子「いや、わかってる…。文章が多すぎた。これは色々と無理だ…」

ブライト「…どうしよう?」
桜子「この状況、いつから予見できたわけ?」
ブライト「桜子が出てきた時点かな。一日、1〜2時間じゃ無理かなって」

桜子「滅茶苦茶、最初じゃんか…。で、どうするの?」
ブライト「選択肢なしの日、ってんじゃ寂しいよな。何か即興で。桜子、頼む」

桜子「最後の最後で私に振るのか…」


810 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/03/09(月) 02:26:37 ID:E592IGnk
(なのは&ハマーを置いてきたまま。こっちも続きます)

 桜子の咄嗟の機転→
A:「私、ちょっとサッカーで悩みがあってさ」→真面目な悩み、です。
B:「私の近くのフラグって何なの?」→気になるし?
C:「いつか本気で『熊本城』やるの?」→っていうか『熊本城作戦』って何? という情報も。

先に2票入った選択肢で続行。age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
#本編に、あまり差し障りがある選択肢ではありません。

-----
今日はここまでで…

811 :森崎名無しさん:2009/03/09(月) 03:04:36 ID:ntyMZgYQ


812 :森崎名無しさん:2009/03/09(月) 06:37:48 ID:LeBcOAzE
B

813 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/03/10(火) 02:06:38 ID:3w/zrkhE
B:「私の近くのフラグって何なの?」→気になるし?
---
ブライト「桜子って、↓こんな↓マーク、見たことない?」

   , -─ー-、
  /γ__ヽヽ
  ! 、 ,-、 ,-、二二)
  ゝヽヽニ7ノ ノ
   `ー――'

桜子「おっ。何かで時々見るね」
ブライト「人の顔を。モザイクなんかの代わりにこのマークで隠す…まあ、一部でそんな風習がある」
桜子「へー?」

ブライト「で。このニコニコ笑ってるヤツの周囲に、英文が書いてあるわけ」
桜子「英語は苦手なんだけど」
ブライト「その英文は…サリンジャーの作品から、引用されててな」

桜子「で、そのサリンジャーの歌と、私の近い人ってどう関係があるのさ?」
ブライト「いや。サリンジャーって、ミュージシャンじゃないってw」
桜子「……」(素で間違えたんだけど、ボケたのだと思われて、一方的に気まずい)


814 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/03/10(火) 02:08:18 ID:3w/zrkhE
---
 食事の時間が来て、食堂に大勢の人数が集まってくる。

ブライト「混んできたし。そろそろ出るか」
桜子「そ、ね。訓練、はかどってるかなぁ?」

 道場に戻る通路の途中で。向こう側から声が聞こえた。
「ごめんなさい、ごめんなさいぃい…!」

ブライト「順調っぽいな」
桜子「…いや。男の声しか、しないぞ?」

 二人で、慌てて道場へと向かう。そこで二人が見たモノは。

 土下座しているハマーと。彼の頭を右足で踏んでいる、なのは(49歳)の姿だった。

 アリーナはサッカーボールを足元に、竹刀を持って、メカ沢と対峙している。
 謙信ちゃんと蘭は、部屋の隅で変わらずにお茶を立てていた。
 奈々と叶親は、いない。

815 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/03/10(火) 02:09:41 ID:3w/zrkhE
ハマー「お願いします、謝りますから! どうか変身を解いて、踏んでください! お願いでござる!」
なのは(49歳)「……(終始無言)」

桜子「な、なんで。こんな地獄絵図のような…」
ブライト「め、メカ沢! どういうことだ!?」

 手合わせしていたメカ沢とアリーナが、一時中断してこちらを向く。

メカ沢「おー、ブライトさんか。やっぱり、なかなか間合いが難しいな」
ブライト「いや、そっちじゃなく。ハマーの土下座のほう」

アリーナ「あぁ、最初はハマーがお手本を見せてたのよ。で、高度な技『相手に踏まれたくなるような土下座』の時に」
メカ沢「『なのは殿、さあ、実際に踏んでください』と、ハマーが言ったあたりから、だよなぁ」
アリーナ「そうそう。あそこから、収拾つかなくなった」

桜子「…で、なんで。なのはちゃんは49歳になってるわけ?」

メカ沢「ハマーが『もっと力強く踏むでござるYO』って、言って。最初は、なのは19歳に変身したんだよな」
アリーナ「そしたら、ハマーが滅茶苦茶興奮して。叶親が脱ぎだして」
メカ沢「本能的なものなのかな。なのははそれから、ずっと49歳に変身して、黙ってる」

816 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/03/10(火) 02:11:17 ID:3w/zrkhE
アリーナ「なのはちゃんも。最初は『黙れ』とか『クズ』とか言ってたんだけどねぇ」
メカ沢「むしろその言葉自体が『ハマーを喜ばせる』と理解してから、ずっと無言」

 そのくせ、足をどけないのは。なのは本人が『踏みつけたい』衝動を持っているため。

ブライト「ちょっとメシに行ってきた間に、色々、深いことがあったんだな…。で、叶親が脱いだってのは…?」
メカ沢「文字通り…。…興奮したんだろ? よくわからん」
ブライト「その、叶親本人は?」

メカ沢「警察」

桜子「アイツまた警察沙汰にしてやがるし…あ! 奈々ちゃんは!? いないけど!?」
アリーナ「あー。奈々ちゃんは、部屋に帰っただけ」
桜子「ああ、そう…。で、あっちでお茶を立ててる二人は?」

メカ沢「あっちは完全に別。すげーぜ? もう、完全に集中してる」
アリーナ「警察が大勢で踏み込んできた時も平然としてたしね」

ブライト「ともかく。なのは…さん? えーと、訓練は…いかがだったでしょう?」←敬語

 ブライトが声をかけると、なのはは、ポンッと変身を解いて。いつもの、9歳少女形態(?)に戻った。

817 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/03/10(火) 02:12:28 ID:3w/zrkhE
なのは9歳「ブライトさーん。忍者さんに、色々と教えてもらて。必殺技を開発しました!」
ブライト「(誰がそんなこと頼んだ!?)」
なのは「まず土下座の姿勢をして。相手が油断したところ、タックルに行くの! フェイントタックルと命名!」

アリーナ「なのはちゃん、空飛べるから。土下座しても機動性はそのままだし」

#なのはが、スキル『フェイントタックル』を習得しました。ただ魔法を使った場合は発動しません。
#ハマーは。スキル『土下座』は発動すると、実はガッツが回復しますが。その回復量が増えました。


ブライト「…それより。塾長へ土下座するんだろ。そっちは大丈夫なのか?」

 すると、なのははフルフルと首を振った。

なのは「私、塾長に謝りに行くけど。…土下座なんてしませんよ?」
ブライト「なんでだよ!?」

818 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/03/10(火) 02:16:05 ID:3w/zrkhE

なのは「それは 逆に『失礼』です」


 ペタンと、桜子が尻餅をついた。頷きながら、空気が足りないかのように、パクパク口を開けている…
 アリーナは、そっと桜子の肩に手をかけている。

ブライト「え? なに? どういうこと?」
なのは「ブライトさん!」

ブライト「はいっ!」
 なのはの尋常じゃない威圧感に飲まれ、声が上ずる。

なのは「もしブライトさんだったら。突然、宇宙からスターライトブレイカーをくらって。ごめんなさいで、許しますか?」
ブライト「いや、そりゃ…」

なのは「私だったら、許せません。突然、向こうがこっちを吹っ飛ばしたのなら。
  こっちも向こうを吹っ飛ばしてこそ、公平だし。筋が通ります」

819 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/03/10(火) 02:19:19 ID:3w/zrkhE
ブライト「えっと。つまり…」
なのは「私は塾長に会って、謝りますが。許しを得ようとは思っていません。…吹っ飛ばされるのは覚悟してます」

ブライト「吹っ飛ばされるって…」


    なのは「塾 長 の、 拳 に よって」


ブライト「え。それ、死ぬんじゃ…」
なのは「19歳か29歳に変身すれば、ともかく。生身の私(9歳)が直撃されたら…おそらく『砕け散る』でしょう。即死です」

ブライト「しゃ、洒落にならないレベルだろ…」
なのは「はい。バリアジャケットがあっても、即死は免れても、もがき苦しんで死ぬレベル」

ブライト「待て待て! それでも、それでもお前は…殴られに行くと!?」
なのは「はい。それが 『けじめ』 であり、 『礼儀』 なので」


820 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/03/10(火) 02:20:54 ID:3w/zrkhE
メカ沢「(漢だ…まさに、漢! あぁ、なのはが、男だったなら!)」

桜子「うぅっ。そんな、その齢で…」
 なのはに駆け寄り、泣きながら抱き締める桜子。

なのは「桜子おねーちゃん…。大丈夫。塾長の一撃に耐え切れるように、その時までに、私の魔力を鍛えてみせます!」
桜子「頑張れっ…! 最悪の場合、奈々ちゃんもいるんだ。死んでも生き返ってこい!」

 9歳児の悲壮な決意に。ブライトは己の認識の甘さを恥じ入り。

ブライト「すんませんしたぁっ!」

 つい、土下座していた。

#ブライトさんが、スキル『土下座』を習得。数値勝負で、ほぼ負けが決定している時に発動。回避行動を取ります。


821 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/03/10(火) 02:22:30 ID:3w/zrkhE
-----
  『NPCフェイズ:奈々』ガッツ:500/580、190P。

 奈々は自分の部屋へ帰った瞬間に、自然とテレマークの姿勢を取っていた。
奈々「あっ…」
 長年の、習慣だ。いくら(アルティメット)帰宅部を辞めたからと言って、そう簡単に一般人になれるわけではない。

奈々「これは。身体が…帰りたがっているというの…?」
 ↑良い子の皆。おもむろに職場や学校で言ってみよう!↑

奈々「(帰宅部って言っても。アルティメット帰宅だからマズイのであって。エクストリーム帰宅くらいなら…ううん、ダメッ)」

 襲ってくる邪念を振り払い。『普通の人』になるよう、意識する奈々。

奈々「(あ。普通の女子高生って、何してるんだろ。それ以前に、私は中学も小学校も…家に帰ることだけしか…)」

822 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/03/10(火) 02:24:54 ID:3w/zrkhE
 ぼんやりと、同じ年頃の女性仲間たちを思ってみる。

 桜子先輩…柔道。
 あおいさん…野球。
 アリーナ…おてんば? パーティとか出るのかな?
 灯里…あ、もうOLだ!(でも社長でフリーキックの練習)
 謙信ちゃん…領主。
 蘭…補佐とか、封印とか。

 801の人…不潔ですっ!
 (=ω=.)…ネット?
 芝村さん…いろいろ政治介入してそう。
 原 素子さん→刺殺。
 ワールド→刺殺と振り込め詐欺。


奈々「……。これは、勝ちにいけるラインナップね!」
 一芸入試のみの高校や大学があったら、こんな感じになるのだろうか…

奈々「普通の人…尚敬高校に行ってみようかな。いや、あそこ戦車学校だから、戦車隊員か整備員だらけか。
  桜子さんたちに相談してもいいな。
  あ、スポーツ用品店の人も、数年前は女子高生だと思うし参考になるかも」

 アルティメット帰宅部で、知り合いが多い奈々。でも、当時の人脈は使いたくない。

奈々「いっそ『帰宅筋』断裂って嘘ついて、バスケって手もアリかな…」

823 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/03/10(火) 02:28:31 ID:3w/zrkhE
奈々「普通の女子高生…ううっ。なんて物凄く高いハードルなんだろう…」

 奈々の行動→
A:ショッピング!→女子高生と言えば、ショッピング(って、どこかで聞いた)。
B:やっぱり、まずは仲良しの女性仲間に相談を…→桜子:あおい:親友なのは(19歳になってもらう)に相談。
C:『二ヶ(ふたつけ)』のおねーさんへ会いに行こう。→なんとしても「普通の女子高生」を目指す! 
D:いや。『7』を極めよう!→コンプレックスだった『7』を、克服:長所へ帰る努力をします。
E:バスケに転向…と思った矢先に。→「あ、安西先生…。帰宅が、したいです…」


先に2票入った選択肢で続行。age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
---
今日はここまでー。そろそろようやく、ルナツーに到着です。

824 :森崎名無しさん:2009/03/10(火) 02:29:22 ID:2E+/9Wrk
B

825 :森崎名無しさん:2009/03/10(火) 04:47:42 ID:zo3lGcr2
B

826 :森崎名無しさん:2009/03/10(火) 08:41:31 ID:???
奈々ちゃん、まだ大丈夫だ
女友達に相談する時点で十分「普通の女子高生」やってるから

むしろそいつらに相談するほうが「普通の女子高生」から踏み外しそうな件について

827 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/03/11(水) 01:02:02 ID:???
時間取れませんでした…本日お休みで。逆に明日は大丈夫そうな。

>>826 なのはは論外として。桜子も結構テキトーな部分があるし…
---
前の時点で、505164バイトになってました。苦しいか。

関係ないですが。桜子やメカ沢や叶親。彼ら、実は凄く扱いにくいです。
だって放っておくと「止まらない」んだもん(一度書いても全部消すことも)。だから出番がない時はチョイ役でしか出ない。

828 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/03/12(木) 00:50:11 ID:FWZLYgII
B:やっぱり、まずは仲良しの女性仲間に相談を…→桜子:あおい:親友なのは(19歳になってもらう)に相談。
---
奈々「いかがでしょう…」

 桜子の部屋。桜子、あおい、19歳モードに変身したなのは。彼女ら3人の前で、奈々は悩み事を打ち明けた。
 しかし…

桜子「普通のって言われても…」
あおい「うーん。普通の女子高生は、夜な夜な、タオルの端っこ握り締めて投球練習しないだろうし…」
なのは19歳「(私、そもそも中学生にもなってないし)」

 普通の答えは、返ってこなかった。


829 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/03/12(木) 00:52:10 ID:FWZLYgII
桜子「んー。ゲームとか…するんじゃない? テトリスとかソリティアとか」
あおい「ゲームなら。パワプロでサクセス(育成モード)でしょ」
なのは19歳「最近のトレンドとして、据え置きではなく携帯機なら…」

奈々「ゲーム…。私は、MSXとカセットビジョンくらいしか…」
なのは19歳「大丈夫! 私はセガマーク3とアタリだったよ」

桜子「それはマニアックすぎ」
あおい「…古すぎると思う。ボクでさえ、初代ファミコンのスーパーマリオから入ったのに」

なのは19歳「小学生の頃。『当社比』ってのを『アタリ社』と比較して、だと思って過ごした、あの一日は面白かった…!」
桜子「(…何か乗り移ってる? なのはちゃんって、まだ小学生じゃん…)」

830 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/03/12(木) 00:53:39 ID:FWZLYgII
あおい「…奈々ちゃんって。ビデオ、VHSだった?」
奈々「いえ、ベータです。今なお現役」

あおい「なんだかズレてるね。今、持ってるゲーム機は?」
奈々「バーチャルボーイ」

あおい「IMEと言えば?」
奈々「『ことえり』」

あおい「…OSいくつ?」
奈々「漢字トーク7.1ですが?」


あおい「……。奈々ちゃん。キミは、アムロあたりと相性がいいはず。それか絶望先生あたり」
奈々「なっ、なんでですかー!?」

831 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/03/12(木) 00:55:51 ID:FWZLYgII
あおい「それはともかく。なんかこう、普通じゃない感じなんだよねー。
  そうだ、みんな。DVDの次の規格、どうなると思った?」

奈々「HD-DVD」
桜子「ブルーレイ。響きがいいわ」
なのは19歳「フラッシュメモリ系に移行」


あおい「好きな野球チームは?」

奈々「ドミニカのカープ・アカデミー」
桜子「湘南シーレックス(横浜の二軍)か、欽ちゃんの」
なのは19歳「NOMOベースボールクラブ」


あおい「好きな投手は?」

奈々「陽気なナックルボーラー、フェルナンデス」
桜子「山本昌。ラジコン的に」
なのは19歳「TDN」


あおい「オススメの漫画は?」

奈々「砂漠の野球部」
桜子「寄生獣」
なのは19歳「くそみそテクニッry」


832 :森崎名無しさん:2009/03/12(木) 00:57:05 ID:???
寄生獣はまあ普通かどうかはわからんがえ!?ってレベルではあるか

833 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/03/12(木) 00:58:20 ID:FWZLYgII
あおい「…ボクが言うのもなんだけど。みんなおかしい! 普通じゃない!」
桜子「そーかな? 他の二人はともかく…」

あおい「女子高生は寄生獣なんてススメてこないよ!」
桜子「なにぉう? 名作だぞ!」

あおい「奈々ちゃんはマイナー過ぎ! なのはちゃんは、知りすぎ? …9歳の答えでも女子高生の答えでもないでしょ!」
なのは19歳「私は最近の子供なので。ネットで知識だけは、ありまして」

桜子「ちなみに。模範解答は何さ」
あおい「え。……。それぞれ『よくわかんない』『特になし』『松坂かダルビッシュ』『DBかスラダン』、じゃない?」
桜子「そーかなぁ…」


834 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/03/12(木) 01:00:34 ID:FWZLYgII
あおい「ほら、話題を戻す! 女子高生と言えば…ダイエットとかじゃない?」
桜子「そういう身体の管理は…私はもともと、52kg以上に、なっちゃダメだしなぁ」

奈々「私は少し痩せ過ぎなので。65kg以上は欲しいのですが…」
桜子「その身長で、65kg欲しいと!?」

奈々「はい。もっと太って、脂肪として蓄えておかないと。紛争地域からの帰宅とかの時に困りますからね。
  水だけで3日も凌いで、なお、音速を越える動きができるのがBESTです」

桜子「さ、流石は帰宅部だね…」
奈々「(…ッ! わ、私はもう、帰宅から足を洗ったというのに…!)」
  #家出少女→ホームレスが、当面の目標らしい。


835 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/03/12(木) 01:03:57 ID:FWZLYgII
あおい「じゃー、次。恋愛とか」

奈々「異性と一緒に帰るなんて…そんなの帰宅じゃありません!」

あおい「ええっと、別に帰らなくても」

奈々「(うっ…! やっぱり私は…!)」
桜子「恋愛って言っても。相手がいないでしょ。それなりの男がさ」

なのは19歳「…愛さえあれば。女同士でも、別にいいと思うの」

あおい&奈々&桜子「「「……。」」」


 色々な意味で。普通の女子高生には、なれない。そう痛感した奈々であった。


#奈々のスキル『7は特殊な数字』がパワーアップ。
 奈々に対する相手が、7を引いた場合。マークによってその数字は0として計算します。その際は、ななカウンター+1(重複します)


836 :森崎名無しさん:2009/03/12(木) 01:08:49 ID:???
砂漠の野球部なつかしいw
地味に名作だと思うんですがブライトさんの評価は?
あと、さすがに少女マンガは守備範囲外でしたか。

837 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/03/12(木) 01:11:09 ID:FWZLYgII
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 『ルナツー空域』(TV版…第4話あたり)

ミライ「広さ的に。WBの中>>ルナツーな気がするのは、何故かしら…」
ブライト「ようやく到着。これでお役御免だな」

芝村 舞「しかしV作戦。ガンダムを失った(アムロが捨てた)とは言え。キャノンとタンクは残ってるのだろう?
  機体とデータと、ジャブローまで持っていかなくていいのか? MSを搭載できて大気圏突入できる艦など、限られている」
ブライト「そんなの。誰か他の人がやってくれるだろ」

芝村 舞「大気圏。『降下』技能は、私の『天才』技能でも代用できる。安心するがいい」
瀬戸口「(意味が違うと思うけど、黙っておこう…)」

原 素子「まともにこの艦を運用できる、人材の補給は欲しいわね…(特に艦長クラス)」
 原さんは、色々と書類を見てはサインをしたり数字を書き込んでいる。

ミライ「(整備主任に雑用ばかりやらせて…本当にごめんなさい!)」

838 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/03/12(木) 01:12:19 ID:FWZLYgII
原 素子「WBを誰か別の人に任せるか。そうでじゃなければ補給を受けて…その際に、正式な階級がなくちゃね」
芝村 舞「もっともだ。が…ところで少尉? ガンダムを失ったことに対しては、どう報告するつもりだ?」


 ブライト:ガンダムを失った理由→
A:正直に言う。「アムロが捨てました」
B:ちょっと庇った言い方をする。「回収に失敗しました」
C:少し誇張する。「戦闘により大破しました」
D:うまく話を繋ぐ。「民間人が回収を試みて失敗。後の処置は任せます」
E:うまいこと言う。「坊やだからさ…」
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今日はこれだけでー

839 :森崎名無しさん:2009/03/12(木) 01:17:07 ID:lAflkYLk
D
どれもダメそうだw

840 :キャプテン山森 ◆uVDQCOTELs :2009/03/12(木) 01:24:49 ID:jxVLB7vY

コージィの野球漫画はどれもヒネってあって大好きです。

841 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/03/12(木) 12:19:05 ID:???
絶望した!
(=ω=.)が目立たなくなる程濃い女子高生達に絶望したァ!

842 :キャプ森ロワ:2009/03/12(木) 22:54:02 ID:???
寄生獣は自分の中で10本の指に入る名作です。
しかし確かに女子高生は読まんでしょうねww
砂漠の野球部はジャンボーグネタが好きだったなぁ…

843 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/03/13(金) 01:18:33 ID:???
>>832 女子高生なら、絵柄が可愛らしいものを勧めてきそうな感じです(イメージ)。
  高校時代。「JOJO、絵が怖いから見てない」って女の子がわりと多くいたので。
  実際、どうなんでしょ。大学(バイト時代)には、GBA-SP(ファミコンカラー)でマリオやってる子がいましたが。

>>836 パワプロでオリジナル変化球「サイレントカーブ」を再現させたくらい好きです。ゲームじゃ滅多打ちにされますが…
  後半のアンダースローがお気に入り。「2失点理論」とか。単行本の最終話も意外すぎて笑えます。
  少女漫画:小説は守備範囲外。親戚や友人のを見たことありますが、チープなのが多かったかな。今はどうなんでしょ。
  姉が借りてきた?「赤ちゃんと僕」は面白かったですが、途中で供給がストップ。

>>839 僕も「なんかダメそう」と思いつつ…

>>840 コージィ、大好きです。「俺キャプ」は掲載誌移動に伴い、今は読んでませんが。いい感じだったし。
  アニメ化やゲーム化、されないでしょうなぁ…。良作になると思うんですが。
---
 あだち充は絵だけで、原作をコージィにすれば新天地だと思います。「天才の速球派」は、もう…食傷気味。
 今、贔屓してるのは「あおい坂(左のアンダー)」と「ダイヤのA(左のムービング)」でしょうか。…変則が好きなのでw

 …まあ全国の野球少年がサイレントカーブ目指しちゃったらイヤですが(類:制球力重視、クレバー)。
 個人的には。20歳前後まではストレートでインハイを突いていって欲しい…ど真ん中に入っても、打たれてもいいから。
 死球当てて、相手が襲い掛かってきた時に逃げずにカウンターパンチ入れるような(酷
 投手なんて、少々身勝手で勝気なほうがいいでしょう。賢さつけるのは、25歳あたりで。
---
>>841 全く同感、遺憾の意。むしろ(=ω=.)のほうが健全な女子高生な気がしてきました。
  まともな女性がいないです。…まともな男性も少ないですが。

>>842 砂漠の野球部も、知ってる人が多いのか…もっとマイナーを探さないと(何故だ)。
  寄生獣、表紙の時点で女子高生は敬遠するかと。
  …最初はキモかったミギーが、なんだか可愛く見えてくる不思議。

844 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/03/13(金) 01:20:21 ID:eFRKn9xE
D:うまく話を繋ぐ。「民間人が回収を試みて失敗。後の処置は任せます」
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芝村 舞「まあ嘘は言ってないな。最悪、アムロが切られるだけになる」
ブライト「それだけなら問題ないっしょ」(失言)

原 素子「後は、なぜ民間人に回収を任せたか。あるいは…回収が民間人より遅くなったか、が問題になるんじゃない?」
ブライト「んー。パオロ艦長が対空機銃撃ってるような状況だったからなぁ…」

芝村 舞「いや、問題は。『ガルベス』と『花の慶次』が、候補に入っていなかったことだろう」
フェイト「『渡辺俊』と『妹は思春期』…」

ブライト「よくわからんが、どっちも、普通の女子高生はそんな答えをしないだろ…。ってか、君、いつから?」

 そこには金髪をツインテールにした少女がいた。なのはと同じ、白い制服を着ている。

フェイト「先ほど、伺いました…。なのは様 を捜しているんですが」

ブライト「なのはなら…桜子の部屋に行くって言ってたぞ?」
フェイト「ありがとうございます。それでは」

 とてとてとてっ。軽く頭を下げると、少女は足早にブリッジから姿を消した。

ブライト「なのは…」
原 素子「『様』…!?」

ミライ「(あの子が絡むと、何故かイヤな予感ばかりする…)」


845 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/03/13(金) 01:23:04 ID:eFRKn9xE
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 ホワイトベースは無事にルナツーまで辿り着けた。
 しかし困ったのは連邦軍基地であるルナツー側にいた現場の人間である。

 もとが最高機密であった「V作戦」である。情報が回ってきていない。
 味方艦であるWBを収容するだけなら、まだしも。
 その補給はどうすればいいか。

 通常の補給ならともかく。補給の要望として、食料:トンカツを大量に、と注意書きされているのだ。
 これが「ブライト少尉」の名前だけで出ていたら、現場の人間は「見なかった」ことにしただろう。
 しかし「芝村百翼長」のサインも入っている。

 誰が言い出したか知らないが「芝村には逆らうな」というのが、軍では常識になっていた。
 ここは宇宙だ。大量のトンカツなど、どうやって集めればいいのか。

 彼らはトンカツを集めるために奔走することになる…。


846 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/03/13(金) 01:25:53 ID:eFRKn9xE
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  『ルナツー内部:一室』

 数人の将校、そしてルナツー基地司令、ワッケインに囲まれる形で、ブライトさんは座っていた。
 事情聴取も含めると、もう1時間近く、不毛な議論をしている。

ワッケイン「ブライト少尉。状況は理解した。君の任務も、わかっている」
ブライト「でしたら、この措置は極めて不当であります! これは連邦軍にとっても極めて重要で…」

ワッケイン「わかっている。だが少尉は、最高機密のV作戦に、多数の民間人を使った」
ブライト「それは全部、天パのアムロの責任です。ヤツを銃殺にして一件落着ということで」

ワッケイン「天パを射殺しても一件落着しないから、少尉に頼んでいるんだろう!?」
ブライト「しかし、私の任務は、もともとただの連絡係です! 艦長なんて望んでません!」

ワッケイン「あの化け物(アリーナとかなのはとか)がいるWBの艦長を希望している人間なんて誰もいない!」
ブライト「ですから、私だって希望してないんですって! 任務を外してくださいって! 後は誰かが何とかしてって!」

ワッケイン「民間人だけならまだしも、ロボや猫やマウントフジや領主やお姫様まで動員して…収拾がつかん!」
ブライト「だから、収拾つけられる人間を用意すればいいでしょう? 私はもう、一切、WBと関わりたくないんです!」

ワッケイン「ハッキリ言えば、我々の中で君らの部隊に関わりたい人がいないんだ!
  優秀な人間を回したら、きっとヘタれるし。真面目なのを回したら、胃をやられる…。『適当にバカ』なのが好ましい…」

ブライト「私が『適当にバカ』と? そんなそんな! 突きぬけたバカです。だから、誰かと交代させて!」
ワッケイン「無理! ごめん! お願い! 頼むから、そのまま艦長として指揮続けて!」

847 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/03/13(金) 01:27:50 ID:eFRKn9xE
ブライト「こっちも無理! 体力の限界! ピッチャー、マウンドでヘバッてますって。もう交代!」
ワッケイン「今まで何とかしてきたじゃん! だから今後も、君たちだけで、なんとかしてよ!」

ブライト「そっちこそなんとかして下さい! 連邦軍でしょ、基地でしょ!? 後はジャブローまで運ぶだけでしょ!」
ワッケイン「所属も目的も違うし…。それに、シャアが大気圏突入時に、攻撃してきたら…」
ブライト「それはないッスよ。だって大気圏ですよ? 摩擦熱で焼け死にますって! 古今、例がありません!」

ワッケイン「でも、何か危ないっていうか。今も、シャアが来たら怖いから、厳重な警備をしているくらいだし」
ブライト「基地の中に、赤いまま入ってくる兄さんなんていませんって! 絶対安心ですって!」
ワッケイン「いやいや、わかんないから。そもそも『後の処置は任せる』って、君が言ってるじゃない!」

ブライト「アムロは射殺していいので…。今後、何 も 危 険 は な い から、あなたがたでWBを処理してください!」
ワッケイン「…危険がないなら、ブライト少尉がそのままやればよくね?」

ブライト「いえ、軍には階級とか序列ってもんがあるでしょ。自分は艦長の立場ではないと思います」
ワッケイン「…少尉。なんで、そこまで嫌がるの?」

ブライト「いえ、別に嫌がってるわけじゃ…」
ワッケイン「ぶっちゃけて、いいから」


ブライト「……。女性陣が、怖くて…」



848 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/03/13(金) 01:31:00 ID:eFRKn9xE
ワッケイン「(ちょっと不憫だ…)」
クワトロ「わかるよ、ブライト君…」
ブライト「でしょ? でしょ?」

ワッケイン「だからなおさら、誰もWBの艦長なんてやりたくないんだって。なあ? えーと、君は…」
クワトロ「クワトロ大尉であります。私もやりたくありませんし」
ワッケイン「だよねー」

クワトロ「あ、ちょっと自分はトイレへ」
ブライト「あ、逃げるなって! えーと、クワトロ大尉でいいので、あなたがWBの艦長をやってください!」
ワッケイン「ブライト少尉、頼むよ。地球に降りたら昇進させるよう、進言しておくから…」

ブライト「イヤですって!」
ワッケイン「芝村だけならまだしも。原 素子まで連れて来て…。誰も 刺 さ れ た く な い んだよ!」
ブライト「好きで連れてきたわけじゃないですよ!」

ワッケイン「断れよ! 原さんだぞ!? 偉大な歩兵、来須(くるす)が『お前の背中を守る』宣言してるのに、
  その来須を抜けて(同じ画面にいるのに)、背中を刺してくる女だぞ!?」
ブライト「だから配置換えで、原さんを歩兵にして前面に出せばいいでしょ!」

ワッケイン「そんな陰謀人事、陳情した瞬間に刺されるだろ!」


849 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/03/13(金) 01:32:57 ID:eFRKn9xE
---
 議論?が行われている部屋を出て。クワトロは周囲を見回した。
 連邦軍の制服を着たアポリーが、近寄ってくる。

アポリー「大尉。どうでした?」
クワトロ「予想以上にモメてた…。アポリーのほうはどうだ?」

アポリー「ジーンやデニム、超重要キャラ(Nがつく人)たちは、ナンカツシティの病院に入院させました」
クワトロ「トンカツのほうはどうだ? …古来より、補給線を断つのが戦術の基本だ」
アポリー「ルナツー内、食料庫の一つは抑えましたが、それで限界です」

クワトロ「地球に降りねば大量にトンカツの補給ができないとは言え(食料の補給なら可能)、気に食わんな」
アポリー「では、やはり…」
クワトロ「うむ。『秘密! 秘密マンションの秘密』作戦、開始だ!」

 #作戦名から作戦内容が推測されるとマズイので、作戦名と内容は関係ありません。…高度に軍事的なことです!


850 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/03/13(金) 01:34:42 ID:eFRKn9xE
---
 ここで。視点は女性陣へと切り替わる。
 今現在、WBは男性:女性と別れていた。
 理由は単純で、男性用:女性用の宿舎に来ていたからである。

 当初ルナツーの人間は、WB隊全員を艦の中に閉じ込めておく予定だった。
 補給だけして、あとはさっさと出発して欲しかったのだ。
 だが、芝村舞と原素子の姿を見た瞬間に、全員逃げた。

 女性用宿舎…と言っても普通の部屋、寮のようなもので、珍しくもない。

 理由はわからないが、アリーナが、部屋を回って箪笥や引き出しを勝手に開けている。
 何か色々とパクッているようだが、普通に犯罪だと思われる。

桜子「(お姫様のくせに…手慣れてるわね)」
あおい「(アレ、初めてじゃないね)」
灯里「(きっと風習の違いですよー)」

なのは「(うん。まあまあの腕なの…。ちゃんと引き出しは下から開けてるし)」
 #引き出しは下から開ける→そうすると、次々と上の引き出しが開けられる。時間短縮の基本技。
  逆に上の引き出しから開けてしまうと、その下の引き出しを見るために、一々開けた引き出しを戻さないとならないため。

 …ブライトさんたちが嫌がるのも、わかる女性陣だ。


851 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/03/13(金) 01:39:11 ID:eFRKn9xE
芝村 舞「さて。どうする? 原 素子、副委員長?」

原 素子「え? 決めるの、私なの?」
芝村 舞「戦闘の判断ではないからな。そなたが先任だ」


 原 素子の判断(女性陣のみ)→

A:とりあえず、好きにしていーわよ→休みます。アリーナは宿舎を漁ります。
B:サッカー練習、得意分野を伸ばして→軽いトレーニングです。ガッツが多少減ります。
C:サッカー練習、苦手分野を克服して→同じく軽いトレーニングです。
D:男の子を刺したいわよね→表に出て徘徊します。既に殺人鬼レベル。
E:芝村さんに任せるわよ→面倒なことは舞ちゃん任せ。

先に2票入った選択肢で続行。age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
---
今日はここまでー

852 :森崎名無しさん:2009/03/13(金) 01:39:33 ID:pkS/Ors6
D

853 :森崎名無しさん:2009/03/13(金) 01:54:18 ID:G7u4Ba/E
D

854 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/03/13(金) 22:17:23 ID:eFRKn9xE
D:男の子を刺したいわよね→表に出て徘徊します。既に殺人鬼レベル。
---
原 素子「じゃ。皆はテキトーに。刺したい人、一緒に来る?」

桜子「(そんなの、誰もいないって)」
ワールド「あ、私も行きます」
桜子「(こいつがいたか…)」

原 素子「今日の得物は、どうしましょー」
 ナイフ、包丁、鉈、ノコギリ、カトラス。多種多様だ。彼女は拳銃も持っているが、これは苦手である。
原 素子「今日は、鉈とノコギリにしようかなー。あら? ワールドさん?」

ワールド「いえ、あの…。私、ノコギリは苦手なので…」
原 素子「あら。どうして?」

ワールド「その…。ノコギリで某女子高生を殺害後、現行犯逮捕。でも心神喪失状態のために仮釈放されて、
  辺りをうろつく殺人鬼がいるとか、どうとか…。私はその人が苦手で…」

原 素子「物騒な世の中ねぇ」
桜子「(お前↑が言うな、と。芝村さん、とめてくれよ…)」

855 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/03/13(金) 22:19:25 ID:eFRKn9xE
ワールド「日本の『陪審員(裁判員)制度』で…皆が、彼女の 巨 乳 に見惚れて贔屓し。被告の『死んじゃえ』発言は、
  『来んじゃねえ』(正当防衛)『(胸を)見んじゃねえ』(セクハラに対抗しただけ)『忍者!? え?』(操られていただけ)、
  等と、 解  釈  されまして。発言自体は問題視されなかったのです」

原 素子「裁判に関わるから、危険ワードは言わないほうがいいのにね」

 #原さんは、刺した後『おかえりなさい』と言ったので。陪審員は彼女の主張、
 「新婚夫婦気分で、料理中、つい包丁を置き忘れて後ろから抱きついただけ」を支持。
 結果的に彼女は『過失致死』以上になったことはない。

 …もっとも。これは彼女にとって珍しい、最悪の事態である。通常は裁判に行く前に書類で処理してしまうからだ。
 大抵は、先生とかが「本日は皆さんに哀しいお知らせがあります。○○さんが事故死しました。以上」だけで終わる。

あおい「陪審員、甘すぎだよ…」
桜子「あの人たち(芝村&原)。命すら、書類の1枚でどーにでもできるからなぁ」


856 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/03/13(金) 22:22:11 ID:eFRKn9xE
ワールド「陪審員以外にも。 朝  日  新  聞  がその殺人鬼を擁護しましたから。もう、ほぼ無罪という形です」

あおい「朝日新聞? 死刑反対ーって?」
ワールド「いえ、このよう↓に」

『言葉は、感情的で、残酷で、時に無力だ。
 それでも、私たちは信じている。言葉のチカラを。
   ジャーナリスト宣言。朝日新聞。(…珊瑚にK・Yの文字を彫った上で)』

灯里「KYって珊瑚の名前のことだったんですねー」
あおい「いや、全然違うから」

原 素子「世論を味方につける、か。一度きりなら、有効な手だけど」
ワールド「あんな殺人鬼…死刑か、せめて更生施設『人間学園』に入れないとっ!」

奈々「人間学園から帰宅すると、初期ポイントに+0.3点が加算されるくらい、一般人には脱出が難しいですからね」

なのは「(懲役、しかも無期なんて。刑務所の費用…税金を考えたら、カネがかかりすぎる。獄中で『病死』が一番…)」

原 素子「ともかく、準備万端! 行って来まーす」
 意気揚々と、女性宿舎を出ようとする、原 素子。

857 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/03/13(金) 22:25:20 ID:eFRKn9xE
芝村 舞「…待て、原!」

原 素子「はい?」
桜子「(おおっ!? 芝村さん、とめてくれるのか!)」

芝村 舞「せめてもの情けだ。やるなら、苦しまずに、一思いにな」
桜子「(とめるポイント違うよー)」

原 素子「一撃ね、了解」←刺せればどうでもいいらしい。
ワールド「はーい…」←物凄く不服。滅多刺し希望なので。

桜子「(無辜の民よ、すまない。とめられなかった…。でも私だって、刺されたくないんだ…)」

 結局、二人は刃物を持ったまま外へ出て行った。


謙信「…大丈夫だろうか」
蘭「どうでしょう?」
謙信「刃は横に寝かせないと、骨で弾かれて、一撃で仕留められぬ」

桜子「(そっちの心配か! この人たちも、帯刀してるんだった…私って、おっかない連中と一緒にいるわね。我ながら)」


858 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/03/13(金) 22:27:36 ID:eFRKn9xE
 そこに。女性宿舎の中を漁っていたアリーナが、スキップしながら戻ってきた。
アリーナ「収穫、収穫ー!」
なのは「(へー。新平おにーちゃんや岬くんより、手際がいいの…!)」

 アリーナが、ぐるっと宿舎内を回って、色々と(勝手に)持って来ました。
 しかし一人で短時間だったので、見落としがあるかもしれません。

【先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で】
アリーナの戦利品その1→! card
アリーナの戦利品その2→! card
【と(!とcardの間の)スペースを削除して書き込んで下さい。カード結果により分岐します】

スペード→1〜3:包丁(原さんが喜びます)、4〜8:こんぼう、9〜12:せいなるナイフ、K:カシナートのツメ
ハート→1〜3:かわのぼうし、4〜8:ヘアバンド、9〜12:きぬのローブ、K:エッチな下着
ダイヤ→1〜3:金のブレスレット、4〜8:力の指輪、9〜12:守りのルビー、K:黄金のティアラ
クラブ→1〜3:やくそう、4〜8:焼きそばパン、9〜12:命の木の実、K:賢者の石
JOKER→キラーピアス

同じものも二つ持ってきます。

859 :森崎名無しさん:2009/03/13(金) 22:35:16 ID:YBbsIJV+
アリーナの戦利品その1→ ハート9


860 :森崎名無しさん:2009/03/13(金) 22:36:09 ID:???
アリーナの戦利品その2→ ダイヤ5

861 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/03/14(土) 00:12:32 ID:gvJ3cP06
アリーナの戦利品その1→ ハート9 :きぬのローブ
アリーナの戦利品その2→ ダイヤ5 :力の指輪
---
アリーナ「るんたったー♪」

桜子「(うぅ。こっちも明らかに犯罪だ…。何気に高価なモノを盗ってきてるし。でもドラクエ的には問題ないし…)」

『アリーナ→そうび』
ぶき
ニア なにももたない

からだ
   Eぬののふく
ニア  きぬのローブ
   なにももたない

そうしょくひん
ニア ちからのゆびわ
   なにももたない
--
 アリーナのブロックとせりあいが1上がりました。パワー系のスキル補正が1上がりました。
 (装備を外すと、戻ります。基本はアリーナ専用。彼女が使えない物や不要になったものは、誰かが使うかもしれません)

862 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/03/14(土) 00:14:34 ID:gvJ3cP06
あおい「(ボクは無関係、ボクは無関係…)」
桜子「ぅおっ、あおいちゃんだけ、ズルいぞ? 窃盗の共犯者だって、ロッテのスカウトにリークしてやる!」
あおい「それだけはやめてー! でも、ボクらだけじゃ抑えきれないし…」

桜子「じゃあ。えーと、芝村さん?」
芝村 舞「ん?」
桜子「さすがに。刺したり、窃盗はマズイんじゃないかと」

芝村 舞「うむ。…しかし、疑わしきは罰せず、と言うからな。捕まらねば問題ない」
桜子「捕まっちゃうって!」
芝村 舞「その時は手を回す。…だが確かに、面倒ごとが増えても厄介だ。よし全員、はしゃぎすぎるな」

奈々「はしゃぐ、っていうレベルじゃないですけどね」
桜子「呼吸をするように犯罪してるからね」
 当人たちに罪の意識がないのが、恐ろしい。

あおい「それで、ボクたちはどうなるの?」
芝村 舞「さあな…。だが軍組織に組み込まれれば、階級も与えられよう」

863 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/03/14(土) 00:17:49 ID:gvJ3cP06
あおい「階級なんて、別にいらないんだけどなぁ…ボクは野球がしたいだけで」
桜子「私、とりあえず柔道で」
奈々「私は…家出少女です!」

芝村 舞「機密(WBを含むV作戦)に関わったからな。すぐ軍を抜けることは認められないだろう。下手すると射殺される」
桜子「なんでこんなことに…」
芝村 舞「過ぎたことは忘れろ。軍の内部で影響力を持ったほうがいいだろう。どうせ日本に戻っても、戦争中だ」

あおい「えー? 日本って、戦争やってるの?」
謙信「JAPANに行ってしまったら、戦乱の中だが」
芝村 舞「九州地方が、押し込まれている。そして九州地方がどうなろうと、次は北海道と分断…私なら青森を狙うところだ」

桜子「(それ、絶対ガンダム成分じゃないっぽい)」

なのは「…芝村さん!」
芝村 舞「どうした、なのは」
なのは「青森戦線なんて…オーケストラなんて、存在しなかったんです! ううぅッ…!」

桜子「(え? 今度は泣くところなのか?)」

芝村 舞「くっ…。そうだ、そうだな。オーケストラなんて…。せめて青森で、ペンギンが喋ってくれれば…」
 泣きながら、抱き合う舞となのは。…理由はわからないが。


864 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/03/14(土) 00:20:22 ID:gvJ3cP06
奈々「青森ですか? 108警護師団の…石田咲良 中隊長となら面識がありますが」

芝村 舞「そなた、本当に顔が広いな…。いや、ともかく、そんな人は知らぬ。そもそも存在しなかったのだ!」
なのは「GPMもガンダムも『斬新さ』がウリだったわけで。1stは越えられないのかも…。違ったアプローチでないと」
芝村 舞「その結果が、歩兵も人型も『立ち止まらないと射撃できない』『仕様』か…納得できるかッ!」

あおい「あのー。多分そろそろ限界(8割方の人がついてこれないポイント)かと」

なのは「(何十人もキャラ描いて。被らなかった点だけは凄いと思うの…!)」

 桜子&あおいだけでは、とても抑え切れない。
 そこにようやく、ミライさんが合流した…別に忘れていたわけではない。
 彼女は彼女で、一時的に指揮を取ったこともあるため、別個に事情聴取を受けていたのだ。

ミライ「はい、皆さん。特に変わったことはありませんでしたか?」
桜子「えーと、アリーナがなんか盗んでたのと、原さんとワールドが誰かを刺しに行ったくらいです」

ミライ「どうして、アナタがたは…」

 と、そこに。宿舎の外から悲鳴が聞こえた。男の声のようだが、断定できない。
 よっぽど、切羽つまった悲鳴だったからだ。


865 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/03/14(土) 00:22:34 ID:gvJ3cP06
 どうやら。誰かが 襲 わ れ た らしい。

【先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で】
原さんの突撃→! card
原さんの死の抱擁→! card
ワールドの狙い→! card
【と(!とcardの間の)スペースを削除して書き込んで下さい。カード結果により分岐します】

スペード→1〜3:キラ・ヤマト、4〜8:アリア社長、9〜12:シャア、K:シャア重体(サッカー筋がヤバイ程)
ハート→1〜3:ハヤト・コバヤシ、4〜8:伊藤 誠、9〜12:ドレンさん、K:ドレンさん重体
ダイヤ→1〜3:カイ・シデン、4〜8:シロー・アマダ、9〜12:アンディ、K:アンディ重体
クラブ→1〜3:サンダース、4〜8:ミケル・ニノリッチ、9〜12:リカルド、K:リカルド重体

JOKER→シャア、アンディ、リカルド、ドレンさん。全員。瀕死。

 原さんが二回、続いてワールドが誰かを狙います。同じ人が出たら、ヤバいです(続けて刺されます)。
-----
今日はここまでー

866 :森崎名無しさん:2009/03/14(土) 00:22:56 ID:???
原さんの突撃→ ダイヤ8

867 :森崎名無しさん:2009/03/14(土) 00:23:08 ID:???
原さんの突撃→ ハート6

868 :森崎名無しさん:2009/03/14(土) 00:23:17 ID:???
原さんの死の抱擁→ ハート2

869 :森崎名無しさん:2009/03/14(土) 00:23:19 ID:???
原さんの死の抱擁→ スペード4

870 :森崎名無しさん:2009/03/14(土) 00:23:29 ID:???
ワールドの狙い→ ダイヤK

871 :森崎名無しさん:2009/03/14(土) 00:23:37 ID:???
ワールドの狙い→ クラブ3

872 :森崎名無しさん:2009/03/14(土) 00:25:54 ID:???
どうしてこう微妙な面子になるんだ被害者はw

873 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/03/14(土) 01:03:26 ID:???
もうここまで来たらロベルトに挑戦しましょうよ刺殺コンビ…(笑)

874 :森崎名無しさん:2009/03/14(土) 01:44:06 ID:???
俺の鼻デカアンディがああああああああ!!

875 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/03/14(土) 23:59:55 ID:???
>>872 いえ、アポリーがKでやられてるので…正直、中盤かフォワードを任せようと思ってたのに…

>>873 彼女らなら、一撃で仕留められそうですね!

>>874 「サッカー筋がヤバイ程」なんて書かなければ良かった…

876 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/03/15(日) 00:01:05 ID:u4j1Vkoc
原さんの突撃→ ダイヤ8 :シロー・アマダ
原さんの死の抱擁→ ハート2 :ハヤト・コバヤシ
ワールドの狙い→ ダイヤK :アンディ重体!
---
 芝村 舞たちが外に出ると。ワールドが(血まみれの)包丁を片手に、携帯電話を操作していた。

桜子「な、何があったの? それに悲鳴は…」
ワールド「逃げられました…。刺してから、気づいたんですけど。あの人、前に見たことがあって」

芝村 舞「前?」
ワールド「ジオン軍の人だと思います。この前、補給艦へ奇襲した時にいましたから。鼻がデカい人」
桜子「(『気づいて、刺した』なら、凄い優秀なのになぁ…)」

ワールド「携帯電話を落っことしていったんですよ…。おかげで仕留めそこねましたけど。
  あ、ほらほら。履歴があります。メールも。登録されている人…あ、シャア、リカルド、ドレンさん…」

芝村 舞「ジオンの侵入を許したのか? ミライ殿、本部へ連絡を!」
ミライ「は、はいっ!」

 ##原さん&ワールドの気まぐれな通り魔行為により。ジオン側の奇襲効果が格段に落ちました##


877 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/03/15(日) 00:03:43 ID:u4j1Vkoc
芝村 舞「ところで、原はどうした?」
ワールド「一緒にいたサングラスの人を狙ったんですが、軽い怪我だけで逃げられまして。『ムカついた』と言って…」

 その後のことは、彼女の言葉ではなく、別方向からの再びの悲鳴が教えてくれた。

芝村 舞「原のやつ…何をやってる!」
桜子「(ああ! ようやく通り魔をとめるよう、言ってくれるんだ…)」
芝村 舞「一撃で仕留めてないではないか! 処理が面倒になると言うのに!」

桜子「(いやだ、いやだぁああ! この人たち怖いって!)」

あおい「ねぇ。悲鳴って、出すと生きてるの?」
謙信「……。確実ではないが。心臓、ないしショック死なら、悲鳴は出にくい。肺に入れば悲鳴ではなく血を吐く」

なのは「あれだけの刃渡りの刃物が刺されば。内臓やられてれば1日か2日で死ぬかな。外れてれば、わかんない」
謙信「うむ。体力と気力、生命力との勝負になる。逆に、魔法を含めて手当てが早ければ、命も助かろう」

桜子「(戦国武将のほうはともかく。なんで9歳児が話を合わせられるんだ…)」

謙信「太刀や脇差ならともかく、包丁や短刀なら…胃が狙いやすいが。いや、背後からは背骨が邪魔になるな。
  …すまない。その、私は。あまり背後から人を斬った経験がない…(もじもじ)」
奈々「そこで照れなくても」

878 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/03/15(日) 00:05:23 ID:u4j1Vkoc
 ルナツー内、緊急警報が鳴っていた。
 女性陣は、先程悲鳴がした辺りへと急ぐ。

 少し離れたところで、一人の男がうずくまっていた。
 ジワジワと、制服に血の染みが広がっている。
 連邦軍の制服に、階級章を見ると「少尉」のようだ。

 しかし、芝村 舞は拳銃を取り出し、警戒しながら近づく。

芝村 舞「誰か、バックアップを」

謙信「心得た」
なのは「まかせてっ」

 それぞれ、脇差と杖(レイジングハート)で牽制し。謙信ちゃんが完全に背後に回る。
 うずくまっている男に、芝村 舞が接近。謙信ちゃんが、男の両腕を制圧。なのはは逆方向の警戒。

蘭「(ああ、謙信様。凄くなめらかな動き…!)」
桜子「(小学校3年生の連携のほうを驚くべきでしょ)」

879 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/03/15(日) 00:07:59 ID:u4j1Vkoc
芝村 舞「少尉、名前は? 何があった?」
連邦少尉「うぅ…し、シロー・アマダであります、百翼長。突然、教われて…」

芝村 舞「今、この基地はジオンの奇襲を受けている。おそらく、それだろう」
シロー(C.V.檜山修之)「はい…。あと。制服が。学生兵だったような…それと、女かも:しれません…」

 その言葉を聞いた瞬間。舞は、シローの顔面を地面に叩きつけていた。
シロー「べばっ!?」
 髪の毛を引っ張り、顔を上げさせ。シローの口の中に銃口を突っ込む舞。

芝村 舞「私は舞。芝村をやっている」
シロー「ひっ! ひばむは!?」

芝村 舞「貴様が刺された件。誤射、ならぬ誤刺の可能性もある。忠告しよう。事情を聞かれたら…そうだな。
  『鼻がデカいヤツにやられた』とだけ、答えろ。そうすれば貴様の命と、勲章を保証しよう。
  だが。学兵がどうのと言うようなら…」

 銃の引き金に。舞の指がかかる。

芝村 舞「どうする? 悪い話ではないだろう? この場を逃れても、最近は交通事故も多いようだが…どちらがいい?」
シロー「ハナガ、デカイヤツニ、ヤラレタっ!」

芝村 舞「よし。ミライ殿、救護班に連絡!」

 ミライさんの連絡が終わらないうちに、またも悲鳴。


880 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/03/15(日) 00:09:37 ID:u4j1Vkoc
芝村 舞「チッ。原のやつ…はしゃぎすぎだ!」
あおい「(はしゃぐ、って…)」

 叫び声のほうへと、走る女性陣。ふと思い、桜子は舞に声をかけた。
桜子「あのー、芝村さん?」
芝村 舞「どうした」

桜子「もし、ジオンが奇襲してきてなかったら、今の場面、どうするつもりだったの?」
芝村 舞「トリガーを引くだけだが?」

桜子「あの、それで、何か問題になったりは…」
芝村 舞「慣れてるからな。素人が先程のフォーメーションをやると、高揚して手元がブレ、弾丸が貫通して、
  後ろの謙信ちゃんまで撃ってしまうことがあるのでそこは注意だ」

桜子「いえ、そうではなく。連邦士官を撃っちゃうと」
芝村 舞「ああ、やつに『スパイ』なり『共生派』の疑惑あり、という書類を書けば問題ない。少し面倒だが」
桜子「(やっぱ怖いって…)」

 #ちなみに。形の上では、舞ちゃんとシロー・アマダは同格(少尉扱い)です。


881 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/03/15(日) 00:12:41 ID:u4j1Vkoc
 再びの悲鳴の場所に行くと、小柄な少年が、刺されてもがいていた。軍服は着ていない。
少年(C.V.檜山修之)「た、助けて…」

灯里「さっきの人と、声が似てますねー」
あおい「(うーん。TV版の時代だと思ったんだけど…)」

 舞、なのは、謙信ちゃんで、例のフォーメーションを取って。警戒して近づき。

芝村 舞「どうした? 名前は?」
少年「ハヤト・コバヤシ…避難民です。突然刺されて…」

芝村 舞「どういう人物だった?」
ハヤト(C.V.檜山修之)「いえ、何もわからず。突然…」
芝村 舞「うむ。救護班を呼ぶ。待っていろ」

桜子「(世の中って…『知らないほうがいい』ってこと、やっぱりあるんだね…)」


 緊急警報が、鳴り続けている。
芝村 舞「WBが狙われている可能性が高いな…。原がどこ行ったかもわからぬし。一旦WBまで戻るぞ」

 救護班の手配のため、ミライさんをその場に残し。女性陣は係留されているWBまで行くことにした。
 彼女らと直接対決して勝てるパーティは少ないだろう。
 歩兵だけで勝つなら、一個師団級が必要になるかもしれない…

芝村 舞「もしWBを攻めるなら。私なら左舷から行くが…ここからでは遠いな」

882 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/03/15(日) 00:14:25 ID:u4j1Vkoc
 『ルナツー内:係留ドック。WB、右舷』

桜子「良かった、まだ無事だった」
灯里「あそこ、誰かいますねー? 何人いるんでしょ?」

【先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で】
右舷で待ってた女性→! card
原さんの死の接吻(デス・キス)→! card
【と(!とcardの間の)スペースを削除して書き込んで下さい。カード結果により分岐します】

 女性は、次の試合にスポット参戦します。男性のほうは、刺されて倒れてます…

女性→A〜2:フラウ、3〜5:月星美津乃、6〜7:セイラさん、8〜10:原 素子、J〜Q:(=ω=.)、K:弓の女神。
 ・スペード>ハート>ダイヤ>クラブ の順番にヤル気があります。
 ・Kの場合。スペードかハートで「ブリギット」、ダイヤかクラブで「ラケル」。JOKERで「山本五十六」になります。

男性→A:アリア社長、2〜3:カミソリ中に後ろから攻撃された白人男性、:4〜5サンダース、6〜7:カイ・シデン、
    8〜9:ジオン軍工作員、10〜11:リカルド、Q:ドレンさん、K:シャア
 特殊(最優先)→クラブのA:大空 翼(バスケ部)、クラブの4〜7:新田 瞬、JOKER→ロベルト本郷(全裸で)…
-----
す、進まない…今日はここまででー

883 :森崎名無しさん:2009/03/15(日) 00:16:09 ID:???
右舷で待ってた女性→ ダイヤ3
やっほー!

884 :森崎名無しさん:2009/03/15(日) 00:16:16 ID:???
右舷で待ってた女性→ ダイヤ3

885 :森崎名無しさん:2009/03/15(日) 00:16:45 ID:???
原さんの死の接吻(デス・キス)→ ハートQ

886 :森崎名無しさん:2009/03/15(日) 00:36:04 ID:???
うわ、アンディさん重体に続いてドレンさんまで刺されたのか…
こりゃシャアさん本気で涙目だな

887 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/03/15(日) 23:34:26 ID:u4j1Vkoc
>>886 中の人も涙目です。シャア小隊が予定より弱まりすぎた…
--

右舷で待ってた女性→ ダイヤ3 :月星美津乃(あまり乗り気じゃない)
原さんの死の接吻(デス・キス)→ ハートQ :ドレンさん
-----
芝村 舞「…コイツは、ジオンのドレン!?」
ドレン「うぅ…、刺されたっ…後ろから、突然…」

芝村 舞「貴様。仕事は。仕事、しないのか!?」
ドレン「仕事…しないんじゃなく、できない…ぐはっ」

月星 美津乃「(こ、怖かった…例の刺殺魔に、危うく私も刺されるところだった…)」

芝村 舞「ドレンさんを背後から刺すとは…この悪徳業者が! そこになおれ、成敗してくれる!」
月星 美津乃「いえいえいえ! やったの、私じゃないですってば!」

桜子「(さっきと対応が全然違うのは何故だろう…)」


888 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/03/15(日) 23:36:49 ID:u4j1Vkoc
芝村 舞「そうか。……。おい、業者(注:美津乃ちゃんのこと)。こいつを刺した人間を、見たか?」
美津乃「(ううぅ、どう答えれば…)あの、あまりよくわからなくて」

芝村 舞「…貴様は何も見ていない。そうだな!?」
美津乃「はい! 仰る通りです!」

ドレン(よろよろと立ちあがりながら)「あ。じ、自分、仕事…。いえ、今日は塾があるので、失礼します」
芝村 舞「む? 塾!? …そうか、塾があるなら、見逃すしかあるまい」
ドレン「ども」(よろよろ…)

あおい「(小:中学生の、遊びの誘いの断り方じゃん!)」
奈々「(帰宅部員が、遊びの誘いを断る時にも使いますよー)」


 色々と騒がしい中。ひっそりとワールドは『自分の仕事』をしていた。
 携帯電話を使っての特殊工作はお手の物である。
 自分の携帯と。刺したアポリーが落とした携帯。

 アポリーの携帯を見ると、色々な情報がある。
 #軍事情報や作戦は、携帯にはないが。私用のメール(シャアからの返信)等で、普通に作戦内容が書いてあった。


889 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/03/15(日) 23:38:49 ID:u4j1Vkoc
ワールド「(まあ、まずは私のお仕事といきますか)」
 携帯電話を使っての特殊工作…の前に。振 り 込 め 詐 欺 と、マネーロンダリングも、彼女の十八番だ。

【先着で】
ワールドの世界→! power
ワールドの言葉→! power
【と(間の)スペースを削除して書き込んで下さい。結果により分岐します。】

 #それぞれ「1の位」は、切り捨てられます。
 #出た数字が二桁の場合、その10倍の数値になります。
 それぞれ二つの数字を足したぶんが、ワールドの隠し口座に入ります。


890 :森崎名無しさん:2009/03/15(日) 23:41:03 ID:???
ワールドの世界→ 180

891 :森崎名無しさん:2009/03/15(日) 23:41:18 ID:???
ワールドの言葉→ 841

892 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/03/16(月) 00:51:07 ID:VsW7x6/U
ワールドの世界→ 180
ワールドの言葉→ 841
 1の位は切り捨て、合計1020
---
 そしてシャア。彼は今、一人だった。
 『秘密! 秘密マンションの秘密!』作戦の開始直前、背後から突然襲われたのだ。
 アポリーの悲鳴のおかげで、突撃してくる原さんの姿が視界に入り…シャアはなんとか逃げることができたが。

 ヤツは…原 素子。幾多のヒーロー、撃墜数300越えのパイロットすら余裕で刺殺する人物。
 生身でまともに戦っては勝ち目がない。

 防御体勢を取れたおかげで、原 素子の包丁は、なんとか防ぐことができた。少し怪我をしたが、たいした怪我ではない。

 #シャアの状態が「軽症治療済み」になりました#

893 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/03/16(月) 00:52:16 ID:VsW7x6/U
 と、携帯の着信音(『シャアが来る』のBGM)が鳴った。
シャア「ん? アポリーから? 作戦中の私用電話とは関心せんな」←自分も。持ってこないか、電源切っておくべき。

 ピッ。

シャア「どうした?」
ワールド「シャアさんですか? 私、ふたつけ総合病院の月星と申します。急患の患者さんの携帯からお電話してます」
シャア「なっ! やはり、アポリーは怪我を…」

ワールド「はい。大怪我で入院です。ただ彼は保険証がなく。担保というか保証金として、至急、振り込んで欲しいのですが」
シャア「わかった! 部下のためだからな! いくらだ?」
ワールド「大至急、180Pほど」


 シャアは疑いもせず、指定された口座に振り込んだ。


894 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/03/16(月) 00:53:30 ID:VsW7x6/U
 一息つく。よかった、アポリーは生きていたんだ…
 そこに再び。『シャアが来る』のBGMで、携帯の着信音が鳴る。
シャア「今度はなんだ…? 非通知?」

 ピッ。

ワールド「あ。お兄ちゃん? わたし、わたし!」
シャア「ま…まさかアルテイシアか!」
ワールド「はい、アルテシアです! 自動車事故を起こしてしまって、すぐに示談金が必要になったの…!」

シャア「待ってろ! 今すぐ振り込んでやるからな。安心しろ! いくらだ?」
ワールド「840P」

 同じく疑いもせず、指定された口座に振り込んだ。


895 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/03/16(月) 00:57:16 ID:VsW7x6/U
---
 シャアがようやく疑い始めたのは。血まみれで、よろよろと現れたアポリーを見てからだった。
アポリー「しょ、少佐…。いえ、クワトロ大尉…」
シャア「あ、アポリー! お前、入院したんじゃ!?」

アポリー「え? こんな短時間で入院できるはずないでしょう…うっ」
シャア「無事か!?」
アポリー「携帯を落としましたが、なんとか。…しかし『サッカー筋』をやられているかもしれません」

シャア「(え!? じゃああの電話は。…騙されたーっ!!)」
アポリー「クワトロ大尉…いえ、シャア少佐。私は戦闘参加できそうにありませんが。作戦を…」
シャア「そうだな。作戦は継続だ。ドレンやリカルドたちと合流して…我らはWBの左舷から攻め込む!」


896 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/03/16(月) 00:58:32 ID:VsW7x6/U
 少々、待つ。
 だがしかし。リカルド&工作員は合流したものの。ドレンさんだけはなかなか姿を見せない。
シャア「あいつ…また仕事しない気か?」

 そして遅れて姿を見せたドレンさんは…血まみれだった。アポリーよりは、怪我は軽いが。

シャア「ど、ドレン!?」
ドレン「さ、刺されました…突然」

アポリー「相手はアホ毛の女子高生でしたか?」
ドレン「いや。一見すると常識人の、おねーさんだ…」
シャア「(原だ。原 素子がやったんだ…!)」

#アポリーはサッカー筋を痛め、しばらく戦線離脱します…。さらに、能力値が低下します。
#ドレンさんも重傷です。一時的に能力値&ガッツが低下します。

#再びマネーロンダリングが行われ。ワールドの隠し口座に1020P振り込まれました。
---

897 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/03/16(月) 01:10:00 ID:VsW7x6/U
 シャアたちが潜伏して狙っている左側とは反対に。
 WBの右舷では、月星 美津乃の生命が狙われていた(舞ちゃんに)。

芝村 舞「(じろじろ)」
美津乃「(うううぅ…)」

芝村 舞「だいたい、なんでタイミングよく、お前がそこにいる」
美津乃「カード運、としか…」

芝村 舞「貴様は信用できんからな…。サッカーボールの納品の時も、怪しかった」
美津乃「(アレは、シロが勝手に…!)」

芝村 舞「まあいい。民間人ゆえ、勲章も与えられないが。…いや『手作り勲章』(軍非公認)なら、誰かに作らせよう」
美津乃「は?」

芝村 舞「ルナツー基地に敵が侵入してきてるのだ。迎撃せねばならないだろう」
美津乃「え? 私も!?」
芝村 舞「あおいと桜子、なのは、灯里。アリーナ、奈々。謙信ちゃんに蘭で、合計8人。私とそなたとワールドで、11人だ」

アリーナ「人様のスタンドを勝手に使っていいのかって気はするけどね」
桜子「アリーナだって。さっき、指輪とか勝手にパクッてたじゃんか」
アリーナ「アレは私たちの間じゃ、常識なんだってば」

898 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/03/16(月) 01:11:56 ID:VsW7x6/U
芝村 舞「この業者(美津乃)も、いないよりはマシだろ。突っ込ませれば相手のガッツ40減らしてくれる優れものだ」
美津乃「(私、まだオーケー出してないのにー! しかもこの人とサッカー? ミスったら斬られそう…!?)」

芝村 舞「後の問題は、私の能力だな…」
桜子「強いんスか?」

芝村 舞「ドライブシュートを試したら、シュートが100をオーバーしてしまってな。バランスブレイカーのようだ」
あおい「もうバランス以前の問題かと…」
芝村 舞「ウォードレス(戦闘服)次第では、150や200も行きそうだ。どうするべきか…」

灯里「鉛でもくくりつけて、重くしてはどうでしょう?」
奈々「悟空さんに、重い服、借りて来ましょうか?」

 議論?していると、WB右舷デッキに一人の少女が現れた。一見、全身を騎士の鎧で包んでいるように見える。
 少女だとわかったのは、兜にあたるものがなく、素顔だったからだ。

芝村 舞「むぅっ、あのウォードレス(戦闘服)は!」
桜子「知っているのか、舞ちゃん!?」
芝村 舞「全国でも珍しい、女性専用ウォードレス、『久遠』。基本は戦車兵用…というか、私も使うぞ」


899 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/03/16(月) 01:14:18 ID:VsW7x6/U
 その女性は、ぶんぶんと手を振ってから、駆け寄ってきた。尚敬高校との練習試合で、見た顔だ」
悠木 映「間に合ったー! みんな、私のこと覚えててくれた?」

なのは「ジャッキーさん、だっけ?」

悠木 映「その答え、全然YESじゃないっ! 私、悠木映(ゆうき あきら)。戦車兵志望の!」

あおい「で、戦車の免許は取れたの?」
悠木 映「まだ。でも、料理なら自信あるよ。あ、今度、調理実習でクッキー焼くから持ってこようか?」

桜子「脈絡ない上に、死亡フラグっぽいから、クッキー焼かないほうがいい」
芝村 舞「同感だ。…あの時のキャプテンだな? ウォードレスつけても、たいして強くはないだろう…。
  よし、私の代わりに入れ。それでバランスが取れる」

月星 美津乃「あの。私が抜けるというのは…」
芝村 舞「認めん。敵前逃亡は銃殺刑、もしくはシュラク隊行きだ」
月星 美津乃「(えぐえぐっ…。私、軍人じゃないのに…ッ)」

謙信「芝村殿…私たち、右舷で良いのか?」
芝村 舞「ほう?」
謙信「私がWBを攻めるなら、左舷にする。右舷は陽動、主力は当てない」

芝村 舞「やむをえまい。向こうに回るまでに時間がかかる。男子宿舎からなら、左舷は近い。左舷は男性陣に任せる」

桜子「主力を男どもに? 物凄く不安なんだけど…」
ワールド「私が刺した人の携帯のメールには、WBを左右から挟み撃ちにする、って書いてありましたよ」


900 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/03/16(月) 01:16:46 ID:VsW7x6/U
芝村 舞「向こうに原が、合流するかもしれぬし。何より、ジオンの主力の中心選手を二人も刺している。
  イザとなれば瀬戸口も真面目にやるし、向こうにはメカ沢も叶親もいる。大丈夫だろう」

蘭(おそるおそる)「あのー。メカ沢さんは、 W B の 中 で 充電してましたけど」
あおい「え」
灯里「社長が、メカ沢さんの頭に乗って寝てましたよー」

芝村 舞「うむ…一気に不安になったな」

 #計算できる男性陣。ブライト、アムロ、リュウ。叶親、ハマー、ヤムチャ。糸色、誠、城山。


芝村 舞「ともあれ、ここで迎撃体勢を取っておく。下手に左舷に回って、挟撃されたら最悪だ」


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0ch BBS 2007-01-24