キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【月は】キャプテン松山12【出てゐるか】

1 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/06/22(月) 20:39:52 ID:???

キャプテン森崎のスピンアウト作品。東方サッカーネタのキャプテン森崎番外編作品です。
ただし主人公は松山光。何かと不遇な彼の発言や行動を第三者(ロムしている人)が
カードを引いたり、選択の中からひとつを選ぶ事によって進んでいきます。
筆者がわかってないなと思われたところの批判、意見は大歓迎です。雑談もOKです。

永遠亭との試合開始! (間が長かったですが) キャプテン松山も12スレ目。またよろしくお願いします。


前スレ

【天才と】キャプテン松山11【凡才と】
http://capmori.net/test/read.cgi?bbs=morosaki&key=1243324231



登場人物、あらすじ、練習の説明などテンプレは>>2からになります。


641 :森崎名無しさん:2009/07/08(水) 23:27:48 ID:???
雛→  ハート2  【ブロック】 48 - (! num) +(カードの数値)=

642 :森崎名無しさん:2009/07/08(水) 23:27:49 ID:???
雛→  スペード10  【ブロック】 48 - ( 2 ) +(カードの数値)=

643 :森崎名無しさん:2009/07/08(水) 23:29:33 ID:???
にとりの判断 →  7

644 :森崎名無しさん:2009/07/08(水) 23:39:07 ID:???
にとりの判断 →  3
にとり→  ハートK  【キャッチ/パンチング/のびーるアーム】 50/54/57 - ( 8 ) +(カードの数値)=

645 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/09(木) 16:26:47 ID:???

美鈴→  スペード4  【ダイビングヘッド】 55 +(カードの数値)= 59
静葉→  ダイヤA  【ブロック】 50 - ( 1 ) + (+4) +(カードの数値)= 54
雛→  スペード10  【ブロック】 48 - ( 2 ) +(カードの数値)= 56
にとりの判断 →  3
にとり→  ハートK  【パンチング】 54 - ( 8 ) + (光学迷彩+2) +(カードの数値)= 61
≦−2→ 守矢イーグルスが守りきって今度こそ試合終了!!


美鈴は最後の好機に、必死にボールに喰らいついた。
ボレーにいく時間も惜しいと、真っ向額からぶつかる。肘や膝がブロックにきた静葉達を掠める。
最後の一瞬、自分の名前を呼んだにとりの姿を撃つコースにないことだけ、はっきり確認した。

美鈴「決ま……れーーーー!!!」

首を痛めるほどボールに勢いを与えて、ゴールに向かっていくボールを縋るように見る。
しかし……そのボールは、見えない何かに阻まれて空中でピタッと止まった。
一瞬送れて、大きく空中に舞い上がる。姿を消していたにとりのパンチングだ。

にとり「なんだか悪いけど……GKとして点はやれない」

誰に言うでもなく、きっと自分に再確認したにとりの言葉に、美鈴はただ黙って視線を逸らした。
そして長いホイッスルが。永遠亭には残酷に鳴り響いた。


*守矢イーグルス 4−0 永遠亭ルナティックス


646 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/09(木) 16:27:24 ID:???

松山「終わった……俺達が勝った。勝ったんだ!」

充足感を抱いて、松山が心を素直に言葉にする。
天才を封じ切って、相手の攻撃力を半減させる役割を見事に果たした。
不出来なキャプテンだったみたいだが、イーグルスのために胸を張れる仕事ができたといえる。

そのまま、風に吹かれて佇んでると、永遠亭メンバーが引き上げていく姿が見えた。
観客席からは……永遠亭応援団からも沈黙だけが彼女達に向けられている。拍手の音はほんの僅かだ。
美鈴や妖夢も、足早にメンバー達の中に加わり……挨拶もろくにせずコートを後にする。

精鋭兎「……ひぐっ、ぐす……」
鈴仙「……いつまでも、泣いてないでよ。ほら……」

もはや人目をはばかることもできず泣きじゃくる精鋭兎に、鈴仙が紺色のブレザーをかけてあげた。
グイッとそれで耳ごと顔全体を覆い隠すようにして、小走りに控え室へ駆け戻っていった。

松山「……」


647 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/09(木) 16:27:43 ID:???

次に視線を移すと、魔理沙がてゐに詰め寄っていた。
その隣で霊夢がやれやれ面倒って顔で宥めている。

魔理沙「私はな……ああいうセクハラ働く奴には試合中だろうとマスパって決めてるんだ!!」
霊夢「(もう……疲れること増やさないでよ)」

試合中にてゐが何かをしたらしく、その鬱憤を晴らす機会もなかった魔理沙はかなりキテいた。
一方で、てゐ。そんな魔理沙を前にいかにも無害ですって可愛らしい小動物っぽく瞳を潤ませてたりする。

てゐ「ひどいウサ……私はあれで魔理沙にささやかな幸運をプレゼントしてあげたのよ」
魔理沙「あんな真似しといて幸運もあるかよ! 言い訳ならもっとマシな……!」
てゐ「存外あれで幸運になったかもしれないよ? 例えば誰か達の溜飲が下がったりとか〜」

あんまりのすっとぼけた発言に、魔理沙も段々付き合ってる自分が馬鹿らしくなったのか。
「次やったら覚悟しとけよ?」と言い残して不機嫌そうに立ち去っていく。てゐはにこやかに手を振る。

てゐ「全くこれだけ叩き潰してくれやがったってのに……人間は了見狭くて根に持つ。いやだわ〜」

人間に幸運を与える素兎と思えない発言を堂々と、それも霊夢の目の前で言ってのける。
半眼になった霊夢だが、試合後で疲れてるからと魔理沙と同じように場を後にしようとするが……


648 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/09(木) 16:28:05 ID:???

てゐ「それにしても、あんたは相変わらず幸運の塊だね」

その呼び止め文句に、少々引っかかるものを感じて霊夢は足を止める。
両頬に手を添えて自分を見つめている兎のてゐに、「唐突に何言ってるのこいつ?」と視線を向ける。
構わず、見た目だけは愛くるしい笑顔で、てゐはぺらぺら喋りだす。

てゐ「だらけ巫女。サッカーにだって何にだって努力もしてないし執着もないのにさ。
   不思議と何故かこういう大舞台ではきっちり顔を出してんだよね。不思議だね〜」

霊夢「人徳かしらね私は面倒なだけだけど。そういえば兎の足ってさ……」

ぼそっと呟いた途端、脱兎の勢いでてゐも下がっていく。
もう一度、やれやれと吐息を吐き捨ててから、霊夢も、イーグルス控え室に向かって歩き出した。
誰もいなくなったそこからまた視線を別方向へ向ける。フライハイトと永琳、輝夜が話をしている。

松山「(引き抜きの件だな。フライハイトに任せたけど……誰を引き抜くことにしたのかな?)」


649 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/09(木) 16:28:32 ID:???

先着で


アポロ計画第一号 → ! card


と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。マークで分岐します。


ダイヤ・ハート→ 鈴仙・優曇華院・イナバ
スペード・クラブ→ 因幡てゐ
JOKER→ 明鏡止水に目覚めたGうどんげ


出かけてきます。続きは後ほど。


650 :森崎名無しさん:2009/07/09(木) 16:42:19 ID:???
アポロ計画第一号 →  ハートJ

651 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/09(木) 23:23:09 ID:???

アポロ計画第一号 →  ハートJ
ダイヤ・ハート→ 鈴仙・優曇華院・イナバ


永琳「うどんげ?」
フライハイト「うどんげ」
輝夜「わぁい!!」

じゃないでしょ、とノリノリで喜んで見せた輝夜は、すぐ自分で落ち着きを取り戻してから、言った。

輝夜「鈴仙でいいの? せっかく私や永琳、月人を引き抜けるチャンスなのよ?」
フライハイト「(月人?)いえ。僕たちが考えて出した結論ですから」

その返事に、ふーん、そう、と素っ気無く返して
輝夜はあとは永琳に任せるわねと残して、ひらりと反転してピッチを後にする。
残された永琳とフライハイトは、鈴仙の出向までかかる準備や問題など細かく打ち合わせ開始した。

永琳「ただ……注意しておいてね。私や姫様、てゐと違ってあの娘は繊細だから……」

そこまで言って、永琳は、別に私達が繊細じゃないわけではないと何故か言い訳をし、続けざまに言う。

永琳「今回の試合で、あの娘に頑張らせる気力を損なわせてるかもしれない。覚えておいてね」
フライハイト「予想はしてました。大丈夫です。あの、ところで……」

そこでフライハイトは、それまでより一層、丁寧な口調で……
今後も服用を重ねるだろう、永琳お手製の胡蝶夢丸を鈴仙に持たせてくれるよう頼み込んだ。


*鈴仙・優曇華院・イナバが守矢イーグルスに加わりました。
*いろんなキャプ森東方スレでお馴染み。狂気と波長を操る瞳を持つ、元はある月人のペット件軍人です。
*ポジションはどこでもこなせるFWで、現在のところは、短所もなく際立った長所もないタイプです。


652 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/09(木) 23:24:19 ID:???

引き抜きの交渉を終わらせたフライハイトと一緒に、松山は控え室へ戻ってきた。
程無くチームメンバーはそれぞれの行動を取り、夕食はちょっと豪勢にするよと諏訪子が盛り上がってる。
そして、永遠亭からは鈴仙を引き抜く旨を伝えると……

諏訪子「ええ? 天才じゃなくて弟子のほうなの?」

諏訪子にガッカリした顔をされる。
慌てて、鈴仙を選んだ意図を伝えたが、納得しきれない様子で諏訪子が暫く首を捻ってると……
神奈子が気が付いてやってきて、ちょっとの間話して、すぐにごめんねと謝ってきた。

神奈子「しょげることないでしょ諏訪子。あの因幡も選手、薬師として優秀だって言うじゃないさ」
諏訪子「……そうだね。それに他ならぬ松山君とフライハイト君の決定だもんね」

神奈子と諏訪子が受け入れて、周りのメンバーも納得の姿勢を見せる。
そして解散の時間となって、着替えを終えた松山は、これからの時間どうするか考え始めた。
シャンハイがひゅーんと飛んで肩に止まって……主人の行動選択をじっと待ってくれている。

松山「そうだな。やらなくちゃいけないこと……(そういえば射命丸さんから情報なかったか?)」


653 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/09(木) 23:24:32 ID:???

どうしますか?


A チームメイトに話しかける(*誰と話すか後で選択できます)
B 永遠亭の控え室へ訪ねてみる
C 知り合いがいるかもしれない観客席へ
D とくにすることないのでスタジアムを出る
E その他 発言や行動を併記してください


*『23:35』までの間、自由選択肢の案のみを受けつける時間を取ります。
*それ以前の投票は無効となります。

*先に3票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。


654 :森崎名無しさん:2009/07/09(木) 23:34:56 ID:/A4DM4+6


655 :654:2009/07/09(木) 23:35:41 ID:/A4DM4+6

すいません、時計がずれてました

656 :キャプテンレミリア ◆t2UAZ3G5UI :2009/07/09(木) 23:38:59 ID:GMUOT34k


657 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/09(木) 23:45:32 ID:???
今日はここまで。

とりあえず。直前の発言は大抵ヒントです。お疲れ様でした。

658 :森崎名無しさん:2009/07/09(木) 23:51:42 ID:TjGCCPA2


659 :森崎名無しさん:2009/07/09(木) 23:54:24 ID:mJlaR+w6


660 :森崎名無しさん:2009/07/09(木) 23:56:00 ID:SLsKhjao
C

661 :森崎名無しさん:2009/07/09(木) 23:58:31 ID:???
乙でした

662 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/10(金) 19:36:19 ID:???

C 知り合いがいるかもしれない観客席へ


松山「そういえば射命丸さんの話じゃ、萃香さんが観戦してるとか……」

自己確認だった為、誰にも聞かれない程度の小さな囁き声だったが
風を操る鴉天狗の耳には、そんなか細いものでもしっかりと声が届いていた。

射命丸「(おや、ふふふ。ちゃんと情報を役立ててもらえたようね)」

それならこの先も、有益な情報を用意してあげようかしら? と射命丸はちょっぴり喜んだ。

*射命丸の評価値と好感度が上がりました

それから松山はシャンハイに、観客席を回ってみようと言ってから賛同を得て、控え室を後にする。
残るイーグルスのメンバー達も、それぞれが神社の仮宿に、実家にと帰ったりしていく。
通路を歩きながら。左の肩の上でちょっとそわそわしてるシャンハイに話しかける。

松山「シャンハイがいれば、守矢神社まで運んでってもらえるんだよな」
シャンハイ「私に任せてくださいっ。(でもお連れするときどうしようかな快適にできる方法は……)」

腕組みをして、何か考え出したシャンハイが気にかかった(目を細めた)が
邪魔をするのもよくないと思って、そのままにさせて……試合も終わって閑散としつつある観客席に出る。
客達も帰路についてるので、それなりに移動もスムーズに歩いていると……まだ騒いでる集団が見えた。

松山「ん、あそこ騒がしいな。行ってみよう!」
シャンハイ「はいっ」


663 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/10(金) 19:36:35 ID:???

先着で


シャンハイとぶらり観客席巡り → ! card


と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。マークで分岐します。


ダイヤ・ハート→ 妖怪達と騒いでる萃香を発見!
スペード・クラブ→ 紅魔館のメンバー達だ
クラブA→ 殺気立ってる永遠亭応援団……
JOKER→「どうやら別のスタジアムへ迷い込んじまったらしい……」


664 :森崎名無しさん:2009/07/10(金) 19:39:19 ID:???
シャンハイとぶらり観客席巡り →  クラブ10

665 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/10(金) 20:59:45 ID:???

シャンハイとぶらり観客席巡り →  クラブ10
スペード・クラブ→ 紅魔館のメンバー達だ



向かった先で騒がしくしてるのは、スラリと背筋を伸ばしてメイド服の装いも似合う十六夜咲夜と……
その主人であるレミリア・スカーレット。さらにその友人のパチュリー・ノーレッジの三名だった。
つい彼女達の話に耳を傾けると、さっきまで松山達と試合をしてた紅美鈴について話し合っているようだ。

松山「内輪の話か? 邪魔するかもしれないし……)」
咲夜「お気遣い無用です。ごきげんようイーグルスのキャプテン」

気が付くと、12mは離れた先で、主人の後ろに控えるみたいにしてた咲夜の姿消えており……
松山とシャンハイの背後から、麗人然とした声がかけられる。反射的に硬直する。

咲夜「……あら(この人形は)」

背を向けたまま、動けてない松山と肩の上の人形とを見比べる。奇妙な違和感が生じた。
上海人形の目から、意志らしきものを感じ取り……咲夜がブルーの瞳をすっと細める。

咲夜「(妖怪人形の類か……この場で解体するべきね……)」

決断を下した次の瞬間には、体に染み付いた動き、銀のナイフを横薙ぎに振るう直前で
紫紺の髪のパチュリー・ノーレッジが、浮遊しながら静かに近寄ってきた。
興味が芽生えたか、咲夜のようにシャンハイ排除にはかからないが、以前より視線が厳しく隙がない。


666 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/10(金) 21:00:29 ID:???

パチュリー「可愛いお人形ね。……今日の貴方は人形遣いからの使者かしら?」

その問いでやっと松山も自分を取り戻して、色々と話すことを余儀なくされる。
特にシャンハイについて、まるで尋問のように厳しく追及され……彼女らが納得するまで続けられた。
やっと開放された時には、何時間も取り調べを受けたように指の先まで疲れで引き攣ってる有様だ。

松山「(無理に自白させられたみたいで疲れた……)」

試合を終えた直後に精神的に疲弊させられ、それを見た咲夜の計らいで、空いた椅子に座らせてもらう。
その間でも、主人の身の安全を何よりも優先する咲夜は、松山達の一挙手一投足まで余さず監視する。
同時にこっそりと、心の中では安堵してたりした。

咲夜「(あのガキンチョが不在でよかった……間の良さには感謝するべきかしらね)」

安堵の理由は、生粋の悪童・ポブルセンが不在だったこと。
これ以上、外来人関係でトラブル発生は願い下げと、咲夜は松山にも早々の退去を望んでいる。
でもそんな従者の懊悩なんて知らないよとばかりにレミリアが、松山にフレンドリーに話しかける。

レミリア「窮屈な思いをさせたかしらね」
松山「いや、まぁ、その……(否定はできないよな……)」
レミリア「私達に何か用? それとも通りすがっただけ?」


667 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/10(金) 21:00:45 ID:???

どうしますか?


A 決勝戦について話す
B 紅美鈴について話す
C パテギアについて話す
D ポブルセンについて話す
E 通りすがっただけなので挨拶して別れる
F その他 レミリア達に対しての発言や行動を併記してください


*『21:10』までの間、自由選択肢の案のみを受けつける時間を取ります。
*それ以前の投票は無効となります。

*先に3票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。


668 :森崎名無しさん:2009/07/10(金) 21:13:07 ID:C5uM/JJg


669 :森崎名無しさん:2009/07/10(金) 21:16:03 ID:o26xExwk
C

670 :森崎名無しさん:2009/07/10(金) 21:30:22 ID:zoSu8HPc
E

671 :森崎名無しさん:2009/07/10(金) 21:35:43 ID:83LvcM76


672 :森崎名無しさん:2009/07/10(金) 21:38:44 ID:qMhCTze2


673 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/10(金) 22:36:49 ID:???

E 通りすがっただけなので挨拶して別れる


松山「(え〜と……話すことは色々あった気するけど……でも)」
咲夜「……(ゴゴゴ)」

メイド長の目がこわい。幼子が見たら齢100になっても根付くトラウマになりそうなレベル。
とてもレミリアのようにフレンドリーに話ができる心境になれず、松山は挨拶だけするに留めた。

松山「いやっ俺、探してる人?いますから!」
レミリア「あら、そう? 残念だわ」
咲夜「……(パァァ)」

冬から春へ。雪解けしたみたいに劇的にメイド長のお顔が変化。
それを見て和むよりも、只管やるせなさを感じて、松山は挨拶をしてその場を離れる。その後ろで……
レミリアが、松山と会った際に口上を考えてたらしく、それをお披露目できないのにぶすっとしていた。


*レミリアの評価値と好感度が下がりました
*咲夜の評価値と好感度が上がりました


674 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/10(金) 22:37:21 ID:???

松山があたふたと、咲夜の視線に追われるみたいに紅魔メンバーから離れた後。
彼女達は、一旦中断していた門番の紅美鈴についての話を再開した。

咲夜「お嬢様。中断していた美鈴についてのお話ですが……」
レミリア「なんだか喜色浮かべて楽しそうね咲夜……」
咲夜「そんなことは(あります)……お嬢様。美鈴をそろそろ呼び戻すことは……」

従者の態度がどこか鼻持ちならず感じて、口をとんがらせてたレミリアだが、ひとつ真面目に考慮する。
そもそも、客として招いた恩義のある人物を追い払ったり忘れたりしたのが、リストラの原因だが……
正規の門番を欠いてる現状。それをいつまでも続けるのも、レミリアの本位ではなかった。

レミリア「分かったわよ。それなら咲夜の好きにしたらいい」
咲夜「私に一任させてもらえるのですか」
レミリア「そういうことよ。なんなら今すぐでも呼び戻せばいい。あ〜、色々言いたいことあったのに」


675 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/10(金) 22:37:40 ID:???

すでに松山の後姿は、彼女の視力をもってしても小さくしか見えない。
ふん、と鼻を鳴らして、レミリアは咲夜に日傘の用意をさせて、立ち上がった。
他の妖精メイドが設置型のパラソルを撤去して……紅魔館メンバーも帰路につく。

パチュリー「レミィの許しがもらえてよかったわね」
咲夜「はい。(さっそく迎えに行こうかしら。ついでに胡蝶夢丸の買い置きも……)」

しかし自分がストレスを溜めて、永遠亭の、永琳の薬に助けられてるなどとは誰にも知られたくなかった。
とりあえずその原因たる殺し屋さんを想像上で一発殴って、口の堅い妖精メイドを選別する。
帰れば、また顔を合わせる。そろそろどこかの雨の使者のように胃がしくしくと痛みを訴えだしてた。

咲夜「(はぁ。このストレス、決勝で早いところ発散させたいわね……)」


676 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/10(金) 22:38:26 ID:???

一方、その頃。
永遠亭の控え室では、渦中の元・紅魔館の門番である紅美鈴が大仰に驚きと喜びを見せていた。

美鈴「そ、それじゃこの薬を持っていけば……!」
永琳「えぇ。きっとメイド長も許してくれるわ。副作用もなく効果を増強した特別製だからね」

試合には負けたが、永遠亭のために最後まで頑張ってくれた紅美鈴に、永琳は気を利かせ贈り物をした。
それは紅魔館のメイド・十六夜咲夜が服用してると聞き及んだ胡蝶夢丸。それもグレードアップ品。
永琳が、ひた隠しにされた真実を知ったのは、トラブルを好む天狗の記者の情報リークからである。

美鈴「あ、ありがとう……ございますぅ……拾ってもらえただけじゃなくこんなご恩まで……!」

もうその恩義と感謝と感激をどう表せばいいか。幻想郷の少女の中でも豊満な胸を一杯に満たして……
涙で顔をくしゃくしゃにした紅美鈴。永琳は苦笑して、彼女をよしよしと赤子をあやすみたいにしながら
内心でひっそりこう思った。

永琳「(それにしても。あの鉄のようなメイド長にも、意外と弱い可愛いところあるのねぇ……)」

そんな風に思う薬師に精一杯のお礼をして、美鈴は迷わず、懐かしき紅い館を目指して控え室を飛び出す。

美鈴「帰れる……! 紅魔館に帰れる……きっとみんな待っててくれてる!!」

思いを馳せて間もなくして。
通路で鉢合わせて、迎えにきたわと伝えた咲夜に、喜びいっぱいになり……
その場で美鈴は、永遠亭の、八意永琳の咲夜用に作られた特別製の胡蝶夢丸を手渡した。


677 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/10(金) 22:38:49 ID:???

ゴ、オォオォォォ……!

松山「ん……シャンハイ、今スタジアム揺れなかった?」
シャンハイ「揺れた? ごめんなさい。私にはわかりませんでした」

そっか、ととくに気にせず頭の中から払って、松山は萃香を探して観客席を歩いた。

松山「射命丸さんの情報通りだと、この辺りのはずなんだけどな」



先着で


シャンハイとぶらり観客席巡り魁!!ろくでなし爆走族疾風怒涛編 → ! card


と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。マークで分岐します。


ダイヤ・ハート・スペード→ 妖怪達と騒いでる萃香を発見!
クラブ→ べろべろに酔っ払ってる萃香を発見!
クラブA→ 殺気立ってる永遠亭応援団……
JOKER→ 金髪の少年「前半で1−2…本当にこれがイタリアの実力……ってここどこ?」


678 :森崎名無しさん:2009/07/10(金) 22:42:00 ID:???
シャンハイとぶらり観客席巡り魁!!ろくでなし爆走族疾風怒涛編 →  スペード6

679 :森崎名無しさん:2009/07/10(金) 23:00:13 ID:???
>永琳「今は語る口をもたないわ。後半が終わってからもう一度話しましょう」

結局この話はどうなったのかな

680 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/10(金) 23:05:26 ID:???
>>679
精鋭兎がショック受けたり、引き抜きをフライハイトに任せたり、永琳を引き抜かったりで
ぶっちゃけフラグ折れました。修復は可能ですが……結構厳しいかも。

681 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/10(金) 23:51:15 ID:???

シャンハイとぶらり観客席巡り魁!!ろくでなし爆走族疾風怒涛編 →  スペード6
ダイヤ・ハート・スペード→ 妖怪達と騒いでる萃香を発見!


情報通りに歩いていくと、騒がしく盛り上がってる一団の陽気な声が耳に届いた。
その中に、聞き慣れた少女の明るい声も混じっていたので、少し足を急がせる。
一升瓶を片手に飲み干してた鬼娘、伊吹萃香が松山に気が付いて、ぷはぁと酒瓶から口を離した。

萃香「お〜い光。こっちおいで席空いてるよ〜」

手招きをされて近付くと、周辺一帯を支配する濃密な酒気に閉口する。
むせたりはしなかったが、立ってるだけでも酔いが回ってしまいそうで……。
そこで萃香の周囲の妖怪達が、松山が永琳と渡り合ったのを見ており、流儀として手荒く歓迎してくれる。

松山「痛て!(それに吐息が! ……に、匂いがきついっ……)」

霊夢というストッパーないからか、神社での宴会より羽目を外してると萃香がのたまう。
それでも段々と慣れてきたところで、シャンハイを見る。……酒気に影響を受けているようには見えない。
萃香が肩の上のシャンハイに気が付く。説明自体は紅魔館メンバーにした時よりもすんなりとできた。

萃香「そいつが例の……霊夢が蹴っ飛ばさないか心配してた人形ちゃんか。……お酒呑める?」
松山「いや。食事は必要ないらしくて……(エネルギー回復には俺の気力で賄うんだっけ)」

そういったことも含めて、神社の部屋に帰ったらシャンハイと腰を据えて話したいと松山は考える。
が、その前に……まずは目の前の萃香に戦勝報告を始めた。
天才に引けを取らないどころか封じきったことに、萃香が大盛り上がりとなって、松山を褒め称えてくれる。


*萃香の評価値と好感度が大きく上がりました


682 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/10(金) 23:51:49 ID:???

萃香「今日の試合は全く驚かされたよ。光にも得る物多かったんじゃないか?」

大会後にどう動くにしても、大舞台で結果を残したことは、評価を上向きにさせて助けになるよと発言。
酒を呑んでる割には理性的な萃香と話しながら、松山はそろそろあちこち飛ぶ話題を絞ることにした。
姿は様々な妖怪達は、松山と萃香の話を肴にしてるように興味津々に耳を傾けている。

松山「(何について話すべきかな)」



どうしますか?


A 決勝戦について話す
B 紅魔スカーレットムーンズについて話す
C 萃香に呑み勝負をもちかける
D 妖怪達に呑み勝負をもちかける
E 休日の予定について聞いてみる
F この中にサッカーの得意な妖怪はいないか訊ねる
G その他 萃香達に対しての発言や行動を併記してください


*『00:00』までの間、自由選択肢の案のみを受けつける時間を取ります。
*それ以前の投票は無効となります。

*後3回まで選択できます。(CとDで負けたら強制終了です)
*先に3票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。


今日はここまで。


683 :森崎名無しさん:2009/07/11(土) 00:04:02 ID:???
乙でした

684 :森崎名無しさん:2009/07/11(土) 00:23:12 ID:6rTiVi0w
G ハーフタイム前の永琳の発言について意見を聞いてみる

685 :森崎名無しさん:2009/07/11(土) 00:25:57 ID:93B3HBmg


686 :森崎名無しさん:2009/07/11(土) 08:28:08 ID:3apE99jo


687 :森崎名無しさん:2009/07/11(土) 09:28:16 ID:7dPv0IIk
B

688 :森崎名無しさん:2009/07/11(土) 11:51:56 ID:ptY0h9Gw
A

689 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/07/11(土) 11:57:26 ID:mxwGukfI
A

690 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/11(土) 13:10:21 ID:???

A 決勝戦について話す


萃香と、終わった準決勝について話してると、勝利の余韻が蘇る。
それと同時に……28日に行われる紅魔スカーレットムーンズとの決勝戦について嫌でも思いが及んだ。

萃香「急に神妙な顔してどうしたんだい?」

松山の表情の微細な変化を、萃香は見逃さなかった。
その眼力に舌を巻く。赤ら顔だが、本当に酔ってるのか疑いたくなる。

松山「残り……あと一試合だけだって思ってさ」

スタジアムの、まだイーグルスとルナティックスの試合結果が残されている表示板を見る。
紅魔カップもいよいよ大詰め。大会中にも色んなことはあったが、一区切りが近付いてる。

萃香「ふーん……まだ感傷に浸るにゃ早いと思うがね」

そうは言っても、松山の雰囲気に合わせて萃香の声も微妙にトーンが変化している。
誤魔化すみたいに、萃香が何かを服の内から取り出した。

松山「それ……決勝のチケット?」
萃香「そうそう。ここと同じところを取っといたのさ」

チケットをひらひらと顔の近くで振りながら、にんまり破顔する萃香。
その後ろでは、妖怪達が一斉に、同じ決勝のチケットを見せ付けるようにばばっと取り出した。
鳩が豆鉄砲食らったみたいな顔する松山を、してやったりって顔で見つめてるが……
雰囲気から察しがつく。ここに集まってる妖怪達からの、松山とイーグルスを応援する意志表示だ。


691 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/11(土) 13:10:34 ID:???

松山「はは……(こりゃ負けられないな)」

言葉の代わりに拳を突き出して、改めて必勝を誓う。
そんな松山を見て、頼もしいねと笑顔を見せて萃香は厳しく言った。

萃香「威勢がいいねぇ! でもね、もし永遠亭に大差で勝って楽勝気分でいるなら……忘れたほうがいい」

松山は一瞬、萃香の言い様に、紫と同じものを感じた。
全てを高みから等しく見つめてる。萃香の発言からも、大妖怪としてのスケールの違いが窺い知れた。
松山は慌てず静かに、萃香の真意を問うてみた。

松山「今のイーグルスでも厳しい?」
萃香「さ〜ね〜。勝負は時の運。結局はそいつがどちらに振り向くかでどうとでも転ぶレベルさね」

それはつまり。
イーグルスとスカーレットムーンズの総力は、運次第でどう転ぶか見えない程、拮抗してるということだ。

萃香「まぁ。強引にでもその運、引っ張ることもできるけど……」
松山「え!? それって」
萃香「焦んない焦んない。訊く気があるなら、改めてその話題を提供してもらわにゃ話す気起きないし〜」

そんな風に煙に巻いて、萃香はにこにこと楽しそうに、一升瓶の底の酒雫を飲み干した。


*萃香の評価値と好感度が上がりました


692 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/11(土) 13:10:58 ID:???

松山「(なんだ? 萃香さんは何が言いたいんだ? 続きを聞きたいなら、俺の口からその話題を……?)」



どうしますか?


A 決勝戦について話す
B 紅魔スカーレットムーンズについて話す
C 萃香に呑み勝負をもちかける
D 妖怪達に呑み勝負をもちかける
E 休日の予定について聞いてみる
F この中にサッカーの得意な妖怪はいないか訊ねる
G その他 萃香達に対しての発言や行動を併記してください


*『13:20』までの間、自由選択肢の案のみを受けつける時間を取ります。
*それ以前の投票は無効となります。

*後2回まで選択できます。(CとDで負けたら強制終了です)
*先に3票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。


693 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/11(土) 13:22:57 ID:???
出かけてきます。続きは後ほど。

694 :森崎名無しさん:2009/07/11(土) 16:23:54 ID:ECaXeK/Q


695 :森崎名無しさん:2009/07/11(土) 16:25:57 ID:SzH6UnnM


696 :森崎名無しさん:2009/07/11(土) 16:28:56 ID:5HYBi3MQ


697 :森崎名無しさん:2009/07/11(土) 17:17:51 ID:vNjdBj+c


698 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/11(土) 19:42:19 ID:???

A 決勝戦について話す



松山はやむをえず、先程と同じ話をすることにした。
どうして萃香がこんな回りくどいことをしたのか?めないままだが、このまま無視もしきれなかった。
萃香は空になった酒瓶をコト、と膝下に置いて、それを別の妖怪が片付けた。

萃香「どうやら、勝つ気はあるみたいだね?」

確認をとってきた。それこそが萃香の真意、迂遠な真似をした理由だった。
大会後に離脱する松山が、守矢イーグルスの優勝と栄冠を本気で望んでるか、確かめたかったと話す。

松山「そんなの……!」

当たり前じゃないか、と断言はできなかった。
それを口にできるなら、そもそも離脱などしない。どう取り繕っても松山は別の道を選んだのだ。
ジレンマを見抜いた萃香は、しばらくの間、葛藤が治まるのを待ってから……訥々と話す。

萃香「運を引っ張るなんて話したけどね。実は単純な話さ。博麗神社でやってた勝負を覚えてる?」

松山は頷いた。
忘れるわけがない。松山の仕事に興味を抱いてやってきたレミリアと、連れられてきたポブルセン。
彼女らと(霊夢の発言から大きく形は変わったが)勝負して、結果は松山達の勝利となった。


699 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/11(土) 19:43:02 ID:???

松山「(いや、あれは勝ったというより、数の暴力に訴えたというか……)」

勝負自体を面倒くさがった霊夢の発案から、レミリアがあっさりポブルセンと袂を分かち……
それについては彼の日頃の行いのせいだろうからあまり同情できないが、結果3対1の勝負になった。
松山がちゃんと覚えてると話すと、萃香はレミリアの最後のシュートについて言及した。

萃香「あの西洋の鬼のシュート。あれは大したものだったねえ」
松山「うん。確かに……(あれは凄かった。前に見た時よりも威力がずっとずっと増してた……)」

レミリア・スカーレットの必殺シュート、【マスターオブレッドサン】。
あのシュートを防ぐことは、頼もしいDFレティやGKのにとりでも至難といえるだろう。
萃香自身もそれは認めてたが……次の一言で松山を混乱させた。

萃香「――あのシュートは確かに決まった。でも防がれた。それはつまり……後は自分で考えて」

結局、萃香はまたしても、松山を煙に巻くみたいなことを言うだけだった。
しかもそれで完結したと、それきり口を閉ざす。わけがわからない。憮然となって問い詰める。

萃香「え〜? この先は光が自分で考えないと駄目。私から教えちゃったら贔屓だもん」

理屈が通らない、もう少し判りやすくと言ってみても、もはや萃香はその事に関して一切口を開かない。
ただ、贔屓というのは何故かについては、渋い顔しつつだけど教えてくれた。
山を牛耳ってた頃の元・家来に決勝戦も出場させてあげたい気持ちがあるからだとか。

松山「(あの勝負の決着に、何か大きな意味と隠された秘密があるってこと?)」

断片的な情報を頼りにしてでは、頭脳をフル稼働させても、さっぱりわからないので……
ここで悩むより、社務所の自室へ戻った時でも考えることにして、次の話題振りをすることにした。


700 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/11(土) 19:43:22 ID:???

どうしますか?


A シャンハイに話をさせてみる
B 紅魔スカーレットムーンズについて話す
C 萃香に呑み勝負をもちかける
D 妖怪達に呑み勝負をもちかける
E 休日の予定について聞いてみる
F この中にサッカーの得意な妖怪はいないか訊ねる
G その他 萃香達に対しての発言や行動を併記してください


*『19:55』までの間、自由選択肢の案のみを受けつける時間を取ります。
*それ以前の投票は無効となります。

*後1回まで選択できます。(CとDで負けたら強制終了です)
*先に3票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。



続きはまた後ほど。


701 :森崎名無しさん:2009/07/11(土) 21:29:23 ID:v1uzUpRY
A

702 :キャプテンレミリア ◆t2UAZ3G5UI :2009/07/11(土) 21:35:36 ID:P7RPtOl6


703 :森崎名無しさん:2009/07/11(土) 21:41:47 ID:5HYBi3MQ
A

704 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/11(土) 23:17:05 ID:???

A シャンハイに話をさせてみる


萃香の謎かけが思考を占領して、次の話題にはすぐには移れなかった。
松山は、そこで、自分のすぐ近くにいるのに一度も声音を発してない存在がいることを今更思い出す。

松山「シャンハイ」
シャンハイ「シャンはーい?」
松山「すまないんだけどさ。俺の代わりに萃香さん達と話してくれない?」

そう言ったら、シャンハイは、主人の代役ということで責任重大と悩みはじめた。
苦笑して、気になってることを適当に聞くだけでいいと諭すと、シャンハイはおずおずと話を切り出した。


705 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/11(土) 23:17:26 ID:???

先着で


シャンハイと話そう!(萃香編) → ! card


と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。数字で分岐します。


K→ この中にサッカーの得意な妖怪はいないですか?
Q→ さっき会った紅魔スカーレットムーンズについて
J→ 休日の予定について
10→ 萃香のサッカーの実力について
9→ 光様は呑まないんですか?(*萃香と呑み勝負に)
8→ 光様は呑まないんですか?(*妖怪と呑み勝負に)
7→ 片付けお手伝いします
6→ まずは自己紹介からです
5→ お酒飲んでみたいです
4→ 光様とのご関係は?
3→ 角が生えてるのは何故ですか?
2→ 顔が赤いのは何故ですか?
A→ 背が低いのは何故ですか?
クラブA→ いろいろちっちゃいのは何故ですか?
JOKER→ なんと萃香からシャンハイに技伝授!?


*5以下でクラブの場合は……???


706 :森崎名無しさん:2009/07/11(土) 23:19:29 ID:???
シャンハイと話そう!(萃香編) →  ハートK

707 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/12(日) 00:00:31 ID:???

シャンハイと話そう!(萃香編) →  ハートK
K→ この中にサッカーの得意な妖怪はいないですか?


シャンハイが切り出した会話の内容は、ここに集まってる妖怪達にサッカー巧者がいないかについて。
その問いかけは控え目だが、主人を想う真摯な響きに溢れてで、妖怪達全員に聴こえた。

萃香「なかなかの主人思いだね。光もいい家来もったじゃないか!」

最初にそれに応じた萃香から、自分のサッカーの得意なポジションや能力の説明がされる。
ポジションは主にGKだが、ディフェンス全般に優れており、フィールダーとして出場も可能と教わる。

松山「萃香さんはGKだったのか。(そういえばこれまで教わる機会なかったんだっけ)」
萃香「まぁね。幻想郷で私の右に出るキーパーは……いるにしてもアイツとかアイツぐらいかな」

さりげない発言の裡に、幻想郷でもトップクラスの選手だという自負を感じさせる。
気負いもせず、余裕の態度を崩さない事から、その評価は自他共に認めるものだと松山に受け止めさせた。

萃香「そうそう。その人形……シャンハイちゃんの主人思いに免じて、あ、ちょっと紙とペン貸して!」

困り笑顔の妖怪から筆記用具をひったくって、萃香はさらさらと用紙に何か書き添えてから松山に渡した。

松山「これは……萃香さんの」


708 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/12(日) 00:01:08 ID:???

     ド  パ シ  タ カ  ブ せ  総  高/低 才
萃香  48 50 47 50 47 58 58 358  3/4  1   ガッツ 900/900 セーブ値56


709 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/12(日) 00:01:41 ID:???

そこには萃香の基礎能力が明記されていた。
キーパーとしてのセービングや競り合い能力は確かに……あの八雲紫にもひけをとらないレベルだ。
確かな賛辞としてそう述べると、萃香は喜ぶというよりは、もて余すように頬を掻いた。

萃香「その評価も聞き飽きたね。私もそろそろサッカーに本腰入れるとするかぁ」

発言の意味するところは、友人・紫への対抗心か、純粋に頂点を目指す気持ちからなのか……
また酒を呷りつつ、判然とさせない萃香は、真後ろの妖怪達にサッカーの得意な者がいないか訊ねた。

妖怪達『……』


710 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/12(日) 00:02:41 ID:???

先着で


妖怪軍団、玉石混淆 → ! card


と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。マークと数字で分岐します。


ダイヤ→ 得意な妖怪が3名いた!
ハート→ 得意な妖怪が1名いた
スペード・クラブ→ 「すまんが応援専門でね。すまんね……」
JOKER→「とうとうこの時が来たか!」「フッ任せておけ!」「みんないくぞラ・オルケスタだ!!」


*ダイヤ・ハートの場合
*A〜4で+1修正、5〜8で+2修正、9〜Qで+3修正と必殺技フラグ、Kで+3修正に必殺技持ちになります。


今日はここまで。


711 :森崎名無しさん:2009/07/12(日) 00:03:17 ID:???
妖怪軍団、玉石混淆 →  クラブ10

712 :森崎名無しさん:2009/07/12(日) 00:10:11 ID:???
セーブ松山のシュートと同じだな。
必殺技が凄いのだろうか・・・

713 :森崎名無しさん:2009/07/12(日) 01:05:14 ID:???
元ネタ的には萃香は基礎値だけで技をもたぬキャラだけどどうなるのやら

714 :森崎名無しさん:2009/07/12(日) 08:18:34 ID:???
ミューラー互換だからな



…4の

715 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/12(日) 16:06:07 ID:???

>>712-714
萃香のより詳しい能力は大会後にわかると思います。
ひとつ言えるのは、どてッ腹をぶち抜かれてこのステータスになったわけじゃありません。



妖怪軍団、玉石混淆 →  クラブ10



萃香が訊ねたところ、答えたのは細身、蓬髪、前髪で表情がわからないそんな妖怪だった。
何の妖怪かも性別すらよくわからず、切れ長の瞳を向けて、きっぱり告げた。

妖怪「すまんが応援専門でね。すまんね……」
松山「そ、そうな……のかぁ」

どことなく声帯の振動が幽鬼チックなので、ほんの少し声を上擦らせて松山はそう返した。
それじゃしょうがないと萃香が拍手してまとめると、そろそろ解散ムードに移行する。
くるんっと回転した萃香が松山の方に向いた。

萃香「たいしたもてなしもできなかったけどさ。わざわざ訪ねてくれてありがとうね」

手を伸ばし、ちょっと体を強張らせたシャンハイの頭を撫でながら、そう言う。
萃香の身長的に、松山の肩の上のシャンハイの頭を撫でるのには、つま先立ちになる必要があって……
そのアンバランスな光景に、松山は忍び笑いを浮かべかけ、慌て押さえ込んだ。

萃香「それじゃ、私らも帰るよ。……首ひねってどしたの?」

まさか笑いを堪えてたとも言えず、代わりにこう答える。


716 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/12(日) 16:06:58 ID:???

松山「ああ、その。さ。……萃香さんや、紫さんもか、半歩先で俺の答えを待ってるスタンスだなあって」

直感的にそう思っただけで、深い意味は込めなかったが、萃香は至極真面目に答えた。

萃香「そりゃそうさ。どんな人妖だって長く生きればそんな側面を持つよ」

1000年単位で生きてる妖怪などは特に、誰かに気持ちを動かされることも少なくなり
問題にぶつかっても、自分で答えを出すよりも、若輩者がどんな答えを出すかを見る側に回ると述べた。
例えば異変でも起きれば、当代の者に任せきりになるもんさと言って、そこで話に区切りをつけた。

萃香「光だって、もっと歳経たら、そうなるんじゃないかな?」

ふと、脳裏に、若い連中の答えに、ニヤついて採点をつける監督の姿がイメージとして浮かんだ。
それでもピンとこない様子の松山に、それが判る時がきたら、また同じ話をしようねと言って……
萃香は松山とシャンハイを両手を振って送り出した。


*萃香が帰っていきました


717 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/12(日) 16:07:17 ID:???

萃香達のいるところから離れて、松山達はスタジアムの入り口に到着した。
外へ出て、空気を吸ってから……現在の時刻はそろそろ5時を回るところだった。

松山「もう日も落ちる。帰ったほうがいいか」
シャンハイ「シャ……はーい。夜は妖怪の時間です。賛成ですっ」

そこで、はたと、松山はどうやってシャンハイに運んでもらうかで悩むこととなる。
杜矢ならば背に乗るで済むのだが、何せ人形サイズのシャンハイだ。方法は熟考しないといけない。

松山「(う〜〜ん。……そういえば捕縛用のワイヤーがあるんだよ?)」


718 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/12(日) 16:08:37 ID:???

どうしますか?


A 普通に襟掴んで運んでもらおう
B 普通に腕掴んで運んでもらおう
C 抱っこで運んでもらおう
D 「俺を縛れ!!!」
E タケコプターに憧れてたんだよね!
F その他 希望の運ばれ方を併記してください


*先に3票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。



出かけてきます。続きは後ほど。
約束の木公山の出現に備えて着々黙々とトレーニング中です。


719 :森崎名無しさん:2009/07/12(日) 16:41:18 ID:YLyVvkMY
B

720 :森崎名無しさん:2009/07/12(日) 18:00:27 ID:KBNaZBIw


721 :森崎名無しさん:2009/07/12(日) 18:36:02 ID:ByoquGJs
F 頭に籠を乗せて運ぶ要領で運んでもらう

722 :森崎名無しさん:2009/07/12(日) 18:38:58 ID:J22xiFuo
B

723 :森崎名無しさん:2009/07/12(日) 18:39:01 ID:0HksgyC+

ワイヤーと板か何かで即席のブランコを作って運んでもらう
きたろうみたいな感じ?

板かなんか見つかればいいんだが

724 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/12(日) 20:22:40 ID:???

B 普通に腕掴んで運んでもらおう


松山「(このワイヤーを使って何か作るのもいいけど)」

ひとまず今日は試し。普通に腕を掴んでもらって神社まで運ぶようお願いした。
松山のお願い(シャンハイには命令)を受けて、肩から離れたシャンハイが両手で、松山の左手首を掴む。
そしてそのまま音もなく宙に浮いた。松山の足も地面から離れる。

松山「……!(やっぱり見た目とパワーが全然違う……)」

不思議と痛みはない。
よく目を凝らすと、シャンハイが提げてる首飾りの淡い青い光が松山の体にも浸透していた。
安心して、なるべく下を見ないようにしてると、シャンハイから話しかけられた。

シャンハイ「山の頂上から煙が立ち昇っていますね。光様のお家はあそこですか?」
松山「頂上じゃないんだ。もうちょっとしたら湖と神社が見えるから、そこで降ろしてくれ」

妖怪の山の頂上から吐き出される不尽の煙(松山は知らない)を見つめながら、荒鷲主従は飛行を続ける。
やがて守矢神社の社殿が見えて、シャンハイにゆっくりと下降してもらい、こうして松山は無事に帰ってきた。


*シャンハイのガッツが減りました。(890/900)→(790/900)
*松山のガッツ残量 (450/900)


725 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/12(日) 20:24:32 ID:???

松山「ありがとうシャンハイ」
シャンハイ「シャンハーイ!」

上海人形特有の掛け声で返事をされる。
そこでついつい、頭を撫でてあげると、猫のように目を細めて気持ちよさそうにしている。
その愛くるしさに、松山は式を溺愛する狐みたいに眩暈を起こしそうになった。

松山「(可愛いっ……アリスさんありがとう……この恩は忘れない!)」

遠い空の果てにアリスの顔を思い浮かべながら、お礼を言って、松山は階段を登りはじめた。
境内に入り、社務所の自室前まで戻ると、にとりが松山達の帰還を察知して向かいの部屋から出てきた。

にとり「おかえりー。早速だけど、前頼まれた件で話にきたよ」
松山「……?」
にとり「やっぱり忘れてたね。シャンハイ人形の武装についてだよ」

松山が忘れてしまってることなど予想済みだとばかりに、にとりが先手を打って種明かしをした。
思い出した松山に、にとりから改めて、希望の武装は何かと訊ねられた。

松山「(シャンハイの迷宮用武器と防具か……)」


726 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/12(日) 20:25:04 ID:???

どうしますか?


A 剣と盾だよね
B 槍と盾だよね
C 斧と盾だよね
D ドリルだよね
E 突撃槍だよね
F 斬艦刀だよね
G 薙刀と弓だよね
H 大きな鎌だよね
I.近代兵器だよね
J.その他 希望の武装を併記してください


*希望の武器技も併記してもらえると助かったりします。希望の武器技によっては瀕死になったりします。
*先に「4」票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。


727 :森崎名無しさん:2009/07/12(日) 20:29:48 ID:RDsJCwAU


728 :森崎名無しさん:2009/07/12(日) 20:35:27 ID:???
J サッカーボール

729 :キャプテンレミリア ◆t2UAZ3G5UI :2009/07/12(日) 20:38:44 ID:80GstnTo


730 :森崎名無しさん:2009/07/12(日) 20:39:41 ID:nmYe8c5I


731 :森崎名無しさん:2009/07/12(日) 20:43:06 ID:qwO8tM0s
F

732 :森崎名無しさん:2009/07/12(日) 20:51:22 ID:YLUtTj+w
B

733 :森崎名無しさん:2009/07/12(日) 20:53:29 ID:YPSiCepg
B

734 :森崎名無しさん:2009/07/12(日) 20:54:35 ID:VkCA01qo
F

735 :森崎名無しさん:2009/07/12(日) 20:59:50 ID:s7VnfYkE
J ナックル
攻撃が見えにくくなるだけだ、盾は要らん

736 :森崎名無しさん:2009/07/12(日) 21:07:10 ID:+CRwRFxY


737 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/12(日) 21:56:29 ID:???

>>735
鈴木智恵子「……」



B 槍と盾だよね



松山「(う〜ん……武器防具……)」
シャンハイ「……」

にとりに質問されてから、松山は、メイド服に似た装いしたシャンハイに目を向けながら考え込む。
主人の視線が気になり、シャンハイがそわそわしだしたのを見て、にとりが咳払いをした。

松山「っと……」
にとり「決まった?」

再度問われて……出した答えは。
シャンハイが自分の身を守れる盾と、片手で扱える槍。それらを作ってくれと頼んだ。

にとり「機動性と小回りを活かすんだね。槍ならリーチもあるし」
松山「う、うん(あんまり物騒な武器にしたくなかっただけなんだよな……)」
にとり「わかったよ。じゃ、一旦シャンハイを借りていくね」

そこでにとりの部屋の、開いてたドアの隙間から何かが飛び出てきた。
見た目は鈍い銀色の……未確認飛行物体みたいなフォルムのそれが、シャンハイの目の前で停止する。


738 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/12(日) 21:57:58 ID:???

シャンハイ「わあ……!……?」

松山と二人の時以外は、あまり積極的に喋ろうとしないシャンハイも、驚きに声を上げてしまった。
しかし円盤形物体は、リアクションも見せずに、一部ランプを点滅させてるだけだった。
そこでにとりが、いつの間にか持ってたリモコンを操作すると、シャンハイの周りで旋回を始める。

松山「にとり……それは?」
にとり「へっへ。ちょっとした発明品。シャンハイを見てると色々刺激されちゃってさ」

動力とかは企業秘密と言ってから、この円盤(名前はまだない)についてきてとシャンハイに伝える。
松山も首肯したのを見て、シャンハイは空飛ぶ円盤を追いかけてにとりの部屋に入っていった。

にとり「完成は決勝戦の翌日かな。……いよいよあと一試合なんだね」
松山「そうだな。優勝が目の前なんだ。気を抜かず頑張ろうな!」
にとり「あ〜、うん。……そだね」

熱血口調で応じた松山。
にとりからすれば、微妙にずれた受け取り方と言えたが、それ以上は控えてお互い部屋に戻る。
それから夕食間近になって、シャンハイが戻ってきた。肩に乗ってもらい、一緒に夕食を摂りに行く。

松山「今日の夕食は何かな。ちょっと豪勢にするって話だったけど……」

いつもの広いテーブルの周りには、イーグルスメンバーほぼ全員が集まっていた。
欠員はなし。今日は決勝進出のお祝いなので幽々子もちゃんと参加していた。
そして台所から、早苗とメイド2人が料理皿を運んでくる。その料理とは……


739 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/12(日) 21:58:13 ID:???

先着で


守矢神社の食卓→ ! food ! food ! food


*ステーキorうな重出現の場合、ささやかなボーナスがあります。


740 :森崎名無しさん:2009/07/12(日) 22:01:10 ID:???
守矢神社の食卓→  ハンバーガー   メガ牛丼   オムライス

741 :森崎名無しさん:2009/07/12(日) 22:01:31 ID:???
守矢神社の食卓→  キャビア   カツ丼   カップぬるぽ

4のキーパーが弱いのはGKのレベル設定がザコキャラと同じ(平均レベル)だから

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0ch BBS 2007-01-24