キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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レス数が1000を超えています。残念ながら全部は表示しません。
【カジキを】キャプテンアモロ17【釣るモノたち】

1 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2009/10/12(月) 22:03:57 ID:VeDeFHFA
キャプテン森崎のスピンアウト作品で、「遊★戯★王」の世界
(やジャンプ作品)を背景にアモロがドタバタサッカーやら決闘やらを繰り広げるスレです。
基本は本編と同様に、選択肢の中から第三者(ロムしている人)がどれかひとつを選ぶ事によって進んでいきます。
また必要に応じてトランプを引いてもらったり、ダイスを転がしてもらったりします。
その結果によってアモロの能力が上がったり下がったり、決闘に勝ったり負けたりします。

17スレ目に入り、ついに最終決戦となりました。完結までもう少し、よろしくお願いいたします。


★過去スレ
 【奴隷が】キャプテンアモロ16【王を討つ】
 http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1249714667/
 【中西】キャプテンアモロ15【ああそんなのいたね】
 http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1244888751/
 【シャチョサン】キャプテンアモロ14【キモーイ】
 http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1240921199/
 【アモロ8強】キャプテンアモロ13【クィーン発狂】
 http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1237898941/ 
 【モクバを】キャプテンアモロ12【狩るモノたち】
 http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1235049979/
 【超時空シンデレラ】キャプテンアモロ11【娘々】
 http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1233369680/l50
 【観客は】キャプテンアモロ10【魔族とモヒカン】
 http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1230547076/
 【七転】キャプテンアモロ9【八倒】
 http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1228830963/
 【失敗は】キャプテンアモロ8【成功の母】
 http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1227609096/
 【削れゆく】キャプテンアモロ7【胃粘液】
 http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1226660599/
 【この世はでっかい】キャプテンアモロ6【迷宮】
 http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1225801522/

818 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2009/11/21(土) 18:47:18 ID:XD+lJApo
ワー ワー ワー

実況「二日間にわたって行なわれてきました親善野球大会もいよいよ決勝戦を残すのみとなりました。
    参加16チームの中から勝ち上がり決勝戦に駒を進めたのは、狛駒中学校野球部と童実野町アモロスターズ!
    今、ダッグアウトから両チームの選手たちが飛び出してきました!」

審判「礼!」

選手たち「しゃーす!」

ある日ある時、ここではないどこかの野球場。
そこでは狛江市と童実野町の親善を目的とした野球大会が開催されていた。
目玉は優勝賞品のバッティングマシーンであり、中古ながらも整備の行き届いた器具に興味を引かれて
それぞれの市町から腕に憶えのある野球部(*中学生以下)や草野球チームが参加していた。
そして2日連続のダブルヘッダーという強行軍の中、狛駒中学とアモロスターズが
名誉とバッティングマシーンをかけて激突することとなったのだ。

一塁側・アモロスターズ応援団
 「フレー フレー アーモーロ! フレフレ アモロ! フレフレ アモロ!」

三塁側・狛駒中学応援団
 「がんばれがんばれこーまーごーまー! がんばれがんばれこーまーごーまー!」

実況「さァ 後攻のアモロスターズが守りにつきました。
    投球練習も終わり、エース兼主将のアモロくんが元気に声を出しています」

アモロ「しまっていこー!」

アモロスターズナイン「おう!」

819 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2009/11/21(土) 18:48:20 ID:XD+lJApo
アナ「1回の表、狛駒中の攻撃は…… 1番ファースト本町くん」

本町「よろしくお願いします!」

ウグイス嬢のコールの後、左打席に狛駒中スタメン唯一の1年生である本町が入る。
その本町に狛駒中主将の霧隠主将(カズマサ)が檄を飛ばした。

カズマサ「わかってんな本町!」

本町「はい!」

審判「プレイボール!」

アモロ「よっしゃ、いくぜいがぐり坊主! 俺の球を見やがれぇ!」

本町「(ファーストストライクを狙え、か。思い切り振ってやるぞ!)」



先着で
 狛駒中の攻撃→ ! card
 アモロスターズの守備→ ! card
と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。数値差で分岐します。

狛駒中−アモロスターズが
 6≧→ 狛駒中の猛打炸裂! いきなり4点先制!
 5〜3→ 狛駒中、1点先制。なおもチャンス。
 2・1→ 狛駒中、1点先制で攻撃を終える
 ≦0→ 狛駒中、無得点

*外伝なのでテンポ重視で細かい判定はあまり行なわない予定です

820 :森崎名無しさん:2009/11/21(土) 18:49:21 ID:???
狛駒中の攻撃→  クラブ10

821 :森崎名無しさん:2009/11/21(土) 19:02:57 ID:???
アモロスターズの守備→  ダイヤ9

822 :森崎名無しさん:2009/11/21(土) 19:19:37 ID:???
観客席のデレックに期待w

823 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2009/11/21(土) 20:00:06 ID:XD+lJApo
>>822
観客席「には」いません
では外伝を再開します

> 狛駒中の攻撃→  クラブ10
> アモロスターズの守備→  ダイヤ9
> 2・1→ 狛駒中、1点先制で攻撃を終える

カズマサ「これまでの試合を見る限り、あの投手はコントロールだけで球威はない。
      どの打者も早めに追い込んでボール球を振らせてる。
      よってやることは唯一つ! 追い込まれる前に打て、だ!」

本町「(……ってキャプテンは言ってたけど…… 確かに球自体は大したことなさそーだ!)」

カキィン!

アモロ「ぬっ!?」

カキィ!!

アモロ「ぐえっ!?」

カキィ!!!

アモロ「ひぃ!」

カキィン!!!!

アモロ「ぬわーっ!」

実況「三塁ランナー本町くんホームイン! 狛駒中学、霧隠くんのタイムリーでまず1点を先制しました!
    なおも無死満塁のチャンスが続きます!」

824 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2009/11/21(土) 20:01:06 ID:XD+lJApo
アモロ「お、お、おのれえ!」

ビシュッ! グワキィン!

実況「打ったァ! これも痛烈! 三塁戦を襲う〜〜〜〜〜〜!」

娘々「っと!」

バシィ!

実況「あっと、娘々くんよく捕った! ベースを踏んでワンナウト、二塁転送でツーアウト!
    そして一塁転送! ……アウトぉ! 三重殺完成だァ!」

三塁側・狛駒中学応援団
 「あー…… ついてねー……」
 「あと50センチどっちかにずれてりゃ抜けてたのになあ」」

二瓶「ったく、うちのチームは小技を絡めなさすぎなんだよ……」

本町「(これも打ちまくるチームの宿命なんだよねえ)」

狛駒中はバントやエンドランなどはほとんど使わない。
カズマサの方針により、各打者は好きなように打たせてもらっているのだ。
そのために嵌った時には打者一巡の猛攻も珍しくない強打線であったが、同時に併殺打も大変多いチームであった。

カズマサ「いい、いい! これならいつでも引き摺り下ろせる!
      横須賀、きっちりしめてけよ!」

横須賀「ああ」

実況「さあ、マウンドには横須賀くんが上がりました。
    これまでの3試合15イニングを投げ、自責点はわずかに2と安定した投球を見せています」

825 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2009/11/21(土) 20:02:08 ID:XD+lJApo
アモロ「フ、フン…… このチームが打撃は100点、守備は0点ってことはわかってるんだ。
     いけい娘々! どこに打っても穴だらけからな、前に転がせばなんとかなるぞ!」

娘々「はーい!」

実況「打席には先ほどファインプレイの雷電娘々くんが入りました。
    この娘々くんは3試合で7安打3盗塁と好調をキープしております。
    狛駒中としては娘々くんを抑えられるかどうかがこの試合のキーポイントとなってくるでしょう」

審判「プレイボ……」

カズマサ「おっと、タイム!」

審判「む?」

プレイボールの直前、カズマサはタイムをかけて小走りにベンチに向かう。
そしてベンチでカズマサはノートパソコンを起動させると、アモロスターズ打線のデータに目を通しはじめた。

ユッキー(マネージャー)」
「ちょっとカズマサ、何やってんのー!? 審判が睨んでるよ!」

カズマサ「復習復習。ほい、おしまいっと」

起動からデータチェックまでたっぷり2分はかけただろうか、
カズマサは審判が明らかに苛立っていることも気にせずに戻ってマスクを被り直す。
そして今度こそプレイがかけられた。

826 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2009/11/21(土) 20:03:11 ID:XD+lJApo
カズマサ「(はい、ここよ)」

横須賀「(真ん中高め、ボール1個外す?
      おいおい、1番打者に初球から釣り球なんて意味あるのか?)」

カズマサ「(いいからいいから)」

横須賀「(ったく…… しかたねーなあ)」

内心不満ながらも、横須賀は要求どおりにボール球のまっすぐを放る。
初球、それも一番打者ならそんな球に手を出すはずがないことは常識である。
しかしその一番打者・娘々は野球の常識を持ち合わせていなかった。

娘々「いい球ぁ! きええええ!」

横須賀「(え、振ってきた!?)」

カズマサ「(はい、一丁あがりっと)」



先着で
 アモロスターズの攻撃→ ! card
 狛駒中の守備→ ! card
と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。数値差で分岐します。

アモロスターズ−狛駒中が
 6≧→ 娘々の先頭打者ホームラン! 勢い付いて一気に逆転!
 5〜3→ 娘々クリーンヒット! チャンスを作ってクリーンナップに。
 2・1→ 娘々出塁も送りバント失敗で微妙なふいんきに……
 ≦0→ 娘々凡退。後続も凡退し、無得点。

827 :森崎名無しさん:2009/11/21(土) 20:06:29 ID:???
アモロスターズの攻撃→  クラブQ

828 :森崎名無しさん:2009/11/21(土) 20:07:24 ID:???
狛駒中の守備→  スペード9

829 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2009/11/21(土) 20:24:51 ID:XD+lJApo
> アモロスターズの攻撃→  クラブQ
> 狛駒中の守備→  スペード9
> 5〜3→ 娘々クリーンヒット! チャンスを作ってクリーンナップに。

グワキィ! シュンッ!

横須賀「え」

ボール球を叩いてポップフライ。
そんな予想を裏切り、鋭い打球が横須賀の頬をかすめてセンター前へ抜けていった。

カズマサ「(あれ? たまたま芯に当たっちゃったか?)」

アモロ「続け続け! 反撃開始だぁ!」

ルスト「おう!(とか言ってバントのサインかよ……)」

コンッ

実況「アモロスターズ、ここは手堅く送ってきた! 送りバント成功で一死二塁です!」

アモロ「よーしよしよし! 炎の剣士、一発頼むぞ!」

炎の剣士「はい!」

カズマサ「(こいつは穴がないんだよなあ。横須賀のストレートじゃストライクゾーンにゃ投げれねー。
       四番の方がやりやすいからいっそ歩かすか?)」

830 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2009/11/21(土) 20:25:51 ID:XD+lJApo
先着で
 さあチャンスだアモロスターズ→ ! card
 さあピンチだ狛駒中→ ! card
と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。数値差で分岐します。

アモロスターズ−狛駒中が
 4≧→ 炎の剣士、同点タイムリー!さらにチャンスは続く!
 3〜1→ 炎の剣士、同点タイムリー! しかし後続は続かずチェンジ。
 ≦0→ 炎の剣士は歩かされる。後続も倒れてチェンジ。

831 :森崎名無しさん:2009/11/21(土) 20:26:45 ID:???
さあチャンスだアモロスターズ→  ハート7

832 :森崎名無しさん:2009/11/21(土) 20:27:00 ID:???
さあピンチだ狛駒中→  ダイヤ9

833 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2009/11/21(土) 21:10:14 ID:XD+lJApo
> さあチャンスだアモロスターズ→  ハート7
> ≦0→ 炎の剣士は歩かされる。後続も倒れてチェンジ。

カズマサ「(そうだな、どうせ歩かすならムカつく形でやってやるか)」

ザッ

炎の剣士「なにィ!」

実況「あっと、霧隠くん立ちました! 初回から炎の剣士くんを敬遠です!」

カズマサ「悪いねえ。全試合で打点上げてるおたくよりもまだノーヒットのボッシくんと勝負させてもらうよ」

アモロ「うむ、妥当な判断だな」

ホーリーエルフ「妥当ですね」

双六「妥当じゃワイ」

ルスト「妥当だなあ」

ボッシ「く、くく…… 舐めやがって!」

実況「さァ 炎の剣士くん敬遠で一死一・二塁!
    右打席に絶不調の4番・ボッシくんが肩を震わせて入りました!」

ボッシ「さあ来い! ムッシュ吉田から伝授された一本足打法で目にモノ見せてやるぜ!」

834 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2009/11/21(土) 21:11:14 ID:XD+lJApo
カズマサ「おー怖い。横須賀、クサいとこついてくぞー。コントロール間違うなよ!」

横須賀「おう(真ん中低めにハーフスピードね)」

スッ…… ビシュッ!

ボッシ「うおりゃああああ!」

ゴキィ!

実況「ショート正面、ゲッツーコース! 6−4−3! ダブルプレーだ〜〜〜〜〜!
    絶好球に力んだかボッシくん、ミスショットでした!」

ボッシ「ぬぎぎぎぎ…… くそお!」

カズマサ「いやー、カモがネギしょってくるってこういう事を言うんだろうなあ」

アモロ「……ったく、簡単にあしらわれやがって。やっぱ下位にしとけばよかったぜ」

ホーリーエルフ「今はまずいかにあの打線を抑えるかを考えましょう。
          どの打者も初球から積極的に振ってきています。
          的を絞らせないように変化球をコーナーに散らしていきましょう」

アモロ「ああ。もう初回のようにはいかせねーぞ!」

実況「さァ 2回の表は6番横須賀くんからの攻撃です。
    アモロくん、第1球を…… 投げたぁ!」

ビシュッ!

835 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2009/11/21(土) 21:12:15 ID:XD+lJApo
先着で
 狛駒中の攻撃→ ! card
 アモロスターズの守備→ ! card
と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。数値差で分岐します。

狛駒中−アモロスターズが
 5≧→ 狛駒打線が火を吹き追加点。3回表を終わって4−0に。
 4〜3→ 狛駒中、1点追加。3回表を終わって2−0に。
 2・1→ アモロ、立ち直る。3回を終わって1−0。
 ≦0→ アモロ好投。3回表を終わって1−0。

*狛駒中がダイヤを出した場合、カズマサが秘策を出してきます


*今日はここまで。また明日お会いしましょう。

836 :森崎名無しさん:2009/11/21(土) 21:13:00 ID:???
狛駒中の攻撃→  ダイヤA

837 :森崎名無しさん:2009/11/21(土) 21:19:24 ID:???
アモロスターズの守備→  クラブQ

838 :森崎名無しさん:2009/11/21(土) 21:44:32 ID:???
ガンガン振っても、中々稚攻にならないのがカズマサの凄い所だと思います!
それに比べて横浜は…横浜は……!

839 :森崎名無しさん:2009/11/21(土) 22:04:49 ID:???
乙ですー

840 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2009/11/22(日) 19:29:34 ID:qrLAN2SE
>>838
来年の横浜は一味違うはず!
……といい続けてもう何年になりますかねえ……

>>839
どうもどうも

では本編を再開します


> 狛駒中の攻撃→  ダイヤA
> アモロスターズの守備→  クラブQ
> ≦0→ アモロ好投。3回表を終わって1−0。
> *狛駒中がダイヤを出した場合、カズマサが秘策を出してきます

アモロ「ふん!」

ビシュッ! カキーン!

実況「打ったぁ! レフト後方、大きな当たり! シルバーフォングくん追う、追う、追う〜〜〜!」

シルフォ「ワフッ!」

タタタタタ バシィ!

実況「捕った! シルバーフォングくん、背走しながらナイスキャッチ!
    スリーアウトチェンジ、狛駒中二者残塁です」

カズマサ「くそ、しぶといチームだぜ」

2回の一死満塁、3回の二死二・三塁のチャンスをいずれもモノにできず、カズマサは感心まじりの愚痴をもらす。
だが、次の回は8番山路から始まる。それを確認すると、カズマサは不敵な笑みをもらした。

841 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2009/11/22(日) 19:30:37 ID:qrLAN2SE
カズマサ「うし、勝負は4回だ!」

元気よく守備位置に散るカズマサと狛駒中ナイン。
一方アモロスターズベンチでは、先頭打者のアモロがナインを怒鳴り散らしていた。

アモロ「ったく、どいつもこいつもへっぴり腰で打ちやがって……
     アンダースローがそんなに怖いか!」

ルスト「いや、すげえ角度でくるもんだからつい……」

ガイア「まるで背中からボールが入ってくる感じです」

アモロ「いいか、俺がお手本を見せてやる。しっかり見とけよ!」

誰も打たないなら俺が打つと、アモロは気合を入れる。
そして軽く2回素振りすると、右足からバッターボックスに入った。

アナ「3回の裏、アモロスターズの攻撃は、9番ピッチャー・アモロくん」

アモロ「しゃーす!」

カズマサ「おーおー、気合入ってるねえ。何かいい手でも思いついたのかな?」

アモロ「クククク、見ていればわかるさ」

カズマサ「あっそ」 パパパ

意味深に笑うアモロだが、カズマサは大して気にする風でもなく横須賀にサインを出す。
横須賀はそのサインに頷くと、大きく振りかぶった。

アモロ「(ちっ、まるで動揺した様子がねえ…… 実際無策だが、なんかムカつくぞ!
     見てな、その人を見下したような顔を泣き顔にしてやるぜ!)」

842 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2009/11/22(日) 19:31:40 ID:qrLAN2SE
先着で
 アモロスターズの攻撃→ ! card
 狛駒中の守備→ ! card
と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。数値差で分岐します。

アモロスターズ−狛駒中が
 6≧→ アモロ、左中間を割るツーベース! 打線に火がつき一気に逆転!
 5〜3→ アモロ出塁。守備はボロボロの狛駒中が慌てだし……
 2・1→ アモロ出塁も、娘々がサイン見逃しのボーンヘッド!
 ≦0→ アモロ三振。この回も反撃ならず。

*クラブのAさんが出た場合、そのチームに退場者が出ます

843 :森崎名無しさん:2009/11/22(日) 19:32:53 ID:???
アモロスターズの攻撃→  JOKER
大 切 断

844 :森崎名無しさん:2009/11/22(日) 19:33:35 ID:???
狛駒中の守備→  スペード2

845 :森崎名無しさん:2009/11/22(日) 19:34:02 ID:???
アマゾンアモロここにあり。
という事だな

846 :森崎名無しさん:2009/11/22(日) 19:40:49 ID:???
野球のためなら鬼となるんだな

847 :森崎名無しさん:2009/11/22(日) 19:46:05 ID:I02W6moc
なぜ本業でこの引きを出さないい

848 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2009/11/22(日) 20:35:24 ID:qrLAN2SE
>>845-847
実はアモロは野球の天才だったんだよ!!!1

では本編を再開します


> アモロスターズの攻撃→  JOKER(ダイヤ15)
> 狛駒中の守備→  スペード2
> 6≧→ アモロ、左中間を割るツーベース! 打線に火がつき一気に逆転!

アモロ「(右打者だと球筋が見難くてどうしても早く体を開いてしまう。
      それを我慢して我慢して我慢して…… 今だ!)」

カッキィィイン!

実況「打った〜〜〜〜〜!! 打球は左中間を真っ二つに割ったぁ!
    アモロくん一塁を回って二塁へ! ようやくボールが帰ってきたが間に合わない!
    スタンディングダブル! アモロくん、反撃ののろしを上げるツーベースヒットです」

アモロ「どうだ! こうやって打つんだぞ、お前ら!」

ルスト「おおお…… 今日のアモロは口だけじゃないな……」

*JOKERなのでアモロが覚醒! 
 次の打席を書く機会があったら何かスキルをつけておきます。

849 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2009/11/22(日) 20:36:26 ID:qrLAN2SE
カズマサ「横須賀いいよ。今のは打者が1枚上手だっただけだ」

横須賀「あ、ああ……」

すかさずフォローを入れるカズマサであったが、
きっちりコースをついた球を弾き返された横須賀はショックを受けていた。
そしてその精神状態がナインにも影響を及ぼす。

娘々「にゃん!」

ガキッ!

実況「サードゴロ! サード曽根くん、二塁ランナーを牽制して一塁へ…… 
    あーっと高い! 一塁セーフ! 曽根くんの悪送球でランナー一・二塁!」

曽根「す、すまん横須賀……」

横須賀「ドンマイ曽根、次は頼むぞ」

アモロ「(クク、そろそろ不安要素が噴出してきたようだな…… 
      ルスト、三塁に捕らせるようにバントしろ)」

ルスト「(あいよ)」

コンッ

曽根「くそ、今度こそ!」

力なく転がった打球を曽根はがっちり掴み、すぐさま1塁に投げる。
今回はしっかりとストライク送球がいったのだが、今度は本町がボーンヘッドを犯してしまう。

850 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2009/11/22(日) 20:37:27 ID:qrLAN2SE
ヒュンッ!

本町「げえっ!」

実況「あーっと、本町くん捕れない! ボールはファールグラウンドに転々と転がる!」

横須賀「(あ〜、本町の奴背が低いのにむりして体を伸ばすから……
      慌てるようなタイミングじゃねーだろ!)」

アモロ「ハハハハ、ありがとよ!」

実況「二塁からアモロくんが一気にホームイン! なおもランナー二・三塁となり、
    主砲・炎の剣士くんが登場です!」
    
苅田(*狛駒中監督です)
 「ああ…… 相変わらずウチは守備がダメダメですねえ……」

カズマサ「OKOK! 多少のエラーは織り込み済みだ!
      慌てずひとつひとつ捕っていこう!」

策士カズマサといえども守備難については特にできることはない。
そもそも守備を無視して打撃最優先のチームを作り上げたのはカズマサなのである。
……が、それにしても狛駒中の守備は酷すぎた。

ガキィ! ……ポロッ

江田「あ」

カキィン! ベシッ

山路「うえ!」

851 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2009/11/22(日) 20:38:28 ID:qrLAN2SE
横須賀「(があああああ! 頼むからちゃんと守ってくれえ!)」

……結局この回、狛駒中は被安打2、失策5で一挙4点を失う。
横須賀はこの回だけで34球を投げさせられたが、肉体的によりも精神面での著しく疲労したのであった。

カズマサ「横須賀ご苦労。あとはゆっくりベンチで休め。
      那巳川、次の回からいくぞ!」

那巳川「お、おう!」

二番手に指名された那巳川がブルペンに向かう。
さらにカズマサは、あるベンチ要員に代打に出るように告げた。

カズマサ「おい、代打だ!」

???「え、俺出ていいの?」

カズマサ「ユニフォームは揃えてるんだ、バレやしねーよ。一発放り込んでこい」

???「へへ、それじゃ遠慮なく」

男はベンチを出ると審判に代打を継げ、そのまま右打席に入る。
そしてウグイス嬢がその選手の名前をコールした。

アナ「4回の表、狛駒中の攻撃は…… 
    8番山路くんに代わりまして、代打井慈田くん。背番号16」

アモロ「ん…… なんだあの黒人? あんな奴いたのか?」

明らかに人種の違う選手の登場に、アモロは眉を寄せる。
しかしスコアボードの名前は日本人で間違いなさそうである。
となるとハーフだろうか。そんなことを考えつつ、アモロは井慈田に相対した。

852 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2009/11/22(日) 20:39:31 ID:qrLAN2SE
カズマサ「頼むぞデレック井慈田! こんな時のためにお前をベンチに入れといたんだからな!」

井慈田「あいよ」

ホーリーエルフ「(データはゼロ。とりあえず外角低めのまっすぐで様子を見ましょう)」

アモロ「(おう)」

井慈田「へへ、座ってばっかで退屈してたんだ…… いっちょド派手に打ったるか!」

苅田「(いいのかな、他校の生徒を勝手に試合に出しちゃって……)」



先着で
 代打・デレック井慈田→ ! card
 アモロのピッチング→ ! card
と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。数値差で分岐します。

デレック−アモロが
 5≧→ デレック改心の一撃! 「目にゴミが……」 ゴシュ!
 4〜3→ デレックのヒットをきっかけにアモロが崩れる
 2・1→ デレック出塁。さらに満塁でカズマサに。
 ≦0→ デレック三振。後続も倒れてチェンジ。


*補足・現在のスコア
 狛駒中学     1 0 0
 アモロスターズ  0 0 4

853 :森崎名無しさん:2009/11/22(日) 20:39:59 ID:???
代打・デレック井慈田→  ダイヤ10

854 :森崎名無しさん:2009/11/22(日) 20:40:04 ID:???
代打・デレック井慈田→  クラブA

855 :森崎名無しさん:2009/11/22(日) 20:47:03 ID:???
 アモロのピッチング→  ハートA

856 :森崎名無しさん:2009/11/22(日) 20:47:22 ID:???
アモロのピッチング→  ハートK

857 :森崎名無しさん:2009/11/22(日) 20:51:18 ID:???
えびちゃんはいないの?

858 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2009/11/22(日) 21:01:20 ID:qrLAN2SE
>>857
います。しかし出るかどうかは謎です。

で、アモロに打球直撃が決定したところで今日はここまで。
現実逃避編でもゲームオーバーになったらどうしようと心配しつつ、
判定だけ置いていきます。

先着で
 アモロの容態→ ! card
と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。マークで分岐します。

ダイヤ→ アモロの石頭は軟式のボールなどものともしなかった
ハート→ 軽い脳震盪を起こした。ただでさえ悪い頭がもっと悪くなる。
スペード→ 盛大に鼻血を噴出した。しばらく投手交代。
クラブ→ 気絶した。起きるまでライトに寝かせておくことに。
クラブのA→ 医者よりも坊主を呼べ
JOKER→ 打ち所が悪かった。アモロがきれいなアモロに。 

859 :森崎名無しさん:2009/11/22(日) 21:03:13 ID:???
アモロの容態→  クラブ2

860 :森崎名無しさん:2009/11/22(日) 22:14:02 ID:???
あぶなっあぶなっ!

861 :森崎名無しさん:2009/11/23(月) 01:42:26 ID:???
MAJORかwww

862 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2009/11/23(月) 18:53:08 ID:ReRKL9KA
>>860
危うく本当にゲームオーバーになるところでした……

>>861
ゴシュはゴゴゴゴ以来のスマッシュヒットでした
これがあるからMAJORは読み飛ばせません


で、すみません。仕事で疲れたので今日はお休みさせてください。
現実逃避編は水曜日くらいに完結する予定ですが、
何かご要望がありましたらお気軽にどうぞ。

863 :森崎名無しさん:2009/11/23(月) 19:34:17 ID:???
試合に勝つと、現実の帰還選択肢のペナルティの軽減とかいかがでしょう

864 :森崎名無しさん:2009/11/23(月) 20:06:46 ID:???
中の人の疲れが取れますように 娼婦風スパゲティー

865 :森崎名無しさん:2009/11/23(月) 20:08:05 ID:???
娼婦風スパゲティー (゚Д゚;)

866 :森崎名無しさん:2009/11/23(月) 20:15:01 ID:???
虫歯が治るよ
やったねアモちゃん

867 :森崎名無しさん:2009/11/23(月) 20:33:28 ID:???
>>865
絶対元ネタわかってないwww

868 :森崎名無しさん:2009/11/23(月) 20:41:00 ID:???
トニオさんだね

869 :森崎名無しさん:2009/11/24(火) 00:41:01 ID:ZA0s5/ro
明訓あたりはチートな強さだったのかな

870 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2009/11/24(火) 19:16:51 ID:qWi/FZSE
>>863
そうですね、ゼロにはなりませんが軽減くらいはあってもいいかもしれません

>>864
トニオさんの料理とは大当たりじゃないですか! ありがたくいただきます

>>865
いい響きですよねえ

>>866
虫歯はないのです
腸の動きを改善する子羊背肉のリンゴソースかけの方が健康面ではありがたいかもです

>>866-867
知らないほうがよいことだってあるんだ……

>>869
高校チームの中ではトップです
ただし岩鬼・殿馬・山岡・山田・三太郎までは超強力ですが
その後がへっぽこすぎるのでチートというほどでは……
イガラシ・井口・久保らが加入した谷口三年次の墨高の方が選手層は厚いですね

では現実逃避を再開します


> アモロの容態→  クラブ2
> クラブ→ 気絶した。起きるまでライトに寝かせておくことに。

871 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2009/11/24(火) 19:17:51 ID:qWi/FZSE
ビシュッ!

ホーリーエルフ「(! 高い!)」

井慈田「(もらった! 振り……切る!)」

キィン!

アモロの失投を見逃さず、井慈田は真芯でボールを捉える。
そして痛烈なライナーがアモロを襲ったのだが、この時アモロに奇跡的な不運が訪れた。

アモロ「う、目にゴミが! ……へ?」

ゴ シ ュ

ルスト「あ」

ボッシ「ア」

ホーリーエルフ「アモロ様!」

アモロ「……かはッ」

……そこでアモロの意識は途切れた。


* * *

ワー ワー ワー
 カキーン スタッ

アモロ「う、ううう…… ハッ!?」

872 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2009/11/24(火) 19:18:53 ID:qWi/FZSE
遠くから響く打球音と歓声。
それらの音によって覚醒させられたアモロは、ぼんやりとした顔であたりを見回す。
アモロがいたのはライトのポジションだった。
先ほどまでアモロがいたマウンドの上には炎の剣士が立っており、
内野からの返球を受けているところだった。

アモロ「俺は一体…… ええと、確か試合中に打球を受けて……」

ボッシ「お、アモロ! 気がついたのか!」

アモロ「おおボッシ。俺はどれくらい寝ていたんだ? まだ4回か?」

ボッシ「だーっ、やめろ! スコアボード見るな! 見ちゃダメだーっ!」

ボッシの制止も構わず、アモロはスコアボードを振り向く。
そこに記されていたのは、厳しい現実であった。

狛駒中学     1 0 0  4   6  
アモロスターズ  0 0 4 0 

873 :森崎名無しさん:2009/11/24(火) 19:19:34 ID:???
一気に10点ww

874 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2009/11/24(火) 19:20:52 ID:qWi/FZSE
>>873
厳しい現実とか書いてミニマムの1・1とかが出たらどうしようと心配しておりましたが
全くの杞憂で終わったのでほっとしております

続きはもう少々お待ち下さい

875 :森崎名無しさん:2009/11/24(火) 19:41:14 ID:???
1、1ならそれはそれで「アモロなんていらなかったんや!」
的な意味で厳しい現実だったのではw

876 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2009/11/24(火) 20:00:59 ID:qWi/FZSE
>>875
「炎の剣士最高や!アモロなんて最初からいらんかったんや!」
……確かにこちらの方がより厳しいかもしれませんw
では現実逃避を再開します

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

アモロ「…………じゅ…… 11対4だと!?」

ボッシ「……だから見るなっていったのに……」

あんぐりと口を開けるアモロに、ボッシは気まずそうに呟く。
――一方マウンド上では、炎の剣士が四苦八苦しながら奮投を続けていた。
そしてこの回11人目の打者・三条をなんとかショートライナーに討ち取ると、
大粒の汗を流しながらマウンドを降りるのであった。

実況「長い長い狛駒中の5回の表の攻撃が終わりました!
    二人目・炎の剣士くんを攻め立て、一挙6点!
    前の回に続いて大量得点を挙げ、リードを7点に広げました!」

ルスト「(ああ…… 終わった……)」

ガイア「(強打のチームとは聞いていたが、まさかここまでとは……)」

ホーリーエルフ「(甘かった。私達は決勝に出れたというだけでどこか満足していた。
          全体的に試合に対する取り組み方が甘かった……!)」

残り3イニングで7点差という絶望的なビハインドを負い、ナインは俯き加減にベンチに戻る。
しかしアモロだけはまだ諦めていなかった。
滅多打ちに合っている最中に寝ていたということもあり、
まだ心を折られるほどのダメージは負わずにすんでいたのだ。

877 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2009/11/24(火) 20:02:00 ID:qWi/FZSE
アモロ「諦めるな皆! まだ3イニングある! えーと、先頭打者はルストか。
     いいか、アンダースローに対してはどれだけ体を開かずに我慢できるかが鍵だ。
     さっき俺が打ったみたいに……」

炎の剣士「あの、先程の回から2番手の那巳川に投手が代わっておりまして……」

アモロ「なにィ! 那巳川……ってどんな投手だっけ?」

ホーリーエルフ「テークバックの小さいフォームから外角低めの1点だけを狙って投げてくる投手です。
          球自体はそれほどでもないのですが、コントロールが抜群によいので手を焼いております」

アモロ「ああ、そういやそんな投手だったな……
     だがどんな投手だって百発百中狙ったところに投げられるわけじゃないんだ。
     ルスト、月並みな言葉だが好球必打でいけ。難しい球はカットしていくんだ」

ルスト「あいよ」

幾分気を持ち直したのか、ルストが背筋を伸ばして打席に向かう。
それを祈るような顔で見送ったアモロであったが、ふと疑問が頭に沸いてきた。

アモロ「そういや打順からして4回に俺の打席があったはずなんだが…… どうなったんだ?」

双六「スライムに変態させてなんとか誤魔化したワイ。動くとバレそうじゃから見逃し三振じゃったが」

アモロ「あ、そうですか。お手数おかけしました」

なんとなく納得するアモロ。
そして審判がプレイをコールし、マウンド上の那巳川がセットポジションから左足を上げた。

那巳川「(外角外角、外角だけを狙って……)」

ルスト「(好球必打! 甘いところにくるまではカットだ!)」

878 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2009/11/24(火) 20:03:01 ID:qWi/FZSE
先着で
 アモロスターズ、光はあるか→ ! card
 狛駒中のダメ守備→ ! card
と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。数値差で分岐します。

アモロスターズ−狛駒中が
 6≧→ ルスト改心の一撃! つるべ打ちで3点返す!
 5〜3→ ルスト出塁。反撃開始だ!
 2・1→ ルスト2ベース、炎の剣士敬遠。ボッシがおきまりのゲッツー……
 ≦0→ ルスト、初球を打ってセカンドゴロ。この回無得点。

879 :森崎名無しさん:2009/11/24(火) 20:03:26 ID:???
アモロスターズ、光はあるか→  クラブ4

880 :森崎名無しさん:2009/11/24(火) 20:03:38 ID:???
アモロスターズ、光はあるか→  ダイヤ5

881 :森崎名無しさん:2009/11/24(火) 20:15:39 ID:???
狛駒中のダメ守備→  ハート7

882 :森崎名無しさん:2009/11/24(火) 20:32:37 ID:???
諦めるな!
最後のさいごまで、諦めるな!


昔の人は良いことを言った…

「あきらめたら、そこで試合終了ですよ」

と…


だから、あきらめちゃらめー

883 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2009/11/24(火) 21:18:28 ID:qWi/FZSE
>>882
人間諦めなければ結構なんとかなるもんです
諦めないばかりに被害が拡大することもありますが…

では再開します

> アモロスターズ、光はあるか→  クラブ4
> 狛駒中のダメ守備→  ハート7
> ≦0→ ルスト、初球を打ってセカンドゴロ。この回無得点。

ピシュッ!

ルスト「(おお、いきなり甘いコース! もらったァ!)」

好球必打を旨に、ルストは思い切りバットを振る。
しかしその甘いコースからボールはスライドし、ストライクゾーンいっぱいをかすめる難しい球となる。

ククク ガキッ

実況「あーっと、外のスライダーをひっかけた! セカンドゴロ! 江田くん軽く捌いて一塁へ!」

カズマサ「(歯ごたえねーなあ。アモロが降りた時点で勝負は決まっちまってたか)」

井慈田「オラオラどうした! 決勝まで残ったにしちゃあレベルの低いチームだなァ!」


アモロ「むぎぎぎぎ…… お前ら、あんなこと言われてくやしくないのか!
     あのショート目掛けてバット振ってやれ!」

必死にナインを鼓舞しようとするアモロだが、気力だけではやはり続かない。
続く炎の剣士もセカンドゴロ、そしてボッシもショートゴロに倒れ、
好打順で始まった5回裏も三者凡退に終わるのであった。

884 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2009/11/24(火) 21:19:34 ID:qWi/FZSE
アモロ「く…… かくなる上は俺が援護を呼ぶ好リリーフを見せてやるぜ!
     審判殿、守備位置の交代を申し入れる! 投手とライトが入れ替わります!」

ホーリーエルフ「大丈夫ですかアモロ様?」

アモロ「心配するな、俺は不死身だ。それよりもこの回はビシッと3人で終わらせるぞ。
     なんとしても反撃ムードを高めるんだ!」

ホーリーエルフ「はい」

アモロ「よし、しまっていくぞォ!」

マウンドに立ち、アモロは大声で激を飛ばす。
そして始まった6回の表、先頭打者は因縁のデレック井慈田であった。

井慈田「ヘヘ、もう勝負は決まってるが…… 1発放り込んでユッキーにアピールするか」

アモロ「ほざけガングロが! 俺はまだ諦めてねえってことを見せてやるぜ!」

ガバア! 

双六「(がんばれアモロくん! 陳腐な言い回しじゃが、一球入魂の球はそう簡単に打てるもんではない!)」

実況「さあアモロくん大きく振りかぶって第1球……」

アモロ「打てるもんなら打ってみやがれぇ!」

ビシィ!

885 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2009/11/24(火) 21:20:44 ID:qWi/FZSE
先着で
 敵にすると糞ムカつくデレック→ ! card
 燃えよ闘志、アモロ→ ! card
と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。数値で分岐します。

デレック−アモロが
 5≧→ デレックまたまた改心の一撃! この回 3 得点!
 4〜1→ デレッククリーンヒット。さらにピンチが拡大し、クリーンナップに回る。
 ≦0→ アモロ、三者三振の好リリーフ。流れを呼び寄せる!



*今日はここまで。マンガなら前の回に反撃の兆しが見えて「光は……ある!」と
  アモロが好投するところですがはたしてどうなることやら。また明日お会いしましょう。

886 :森崎名無しさん:2009/11/24(火) 21:23:09 ID:???
敵にすると糞ムカつくデレック→  スペード3

887 :森崎名無しさん:2009/11/24(火) 21:23:35 ID:???
燃えよ闘志、アモロ→  ハート7

888 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2009/11/25(水) 19:26:48 ID:ekj+wh72
> 敵にすると糞ムカつくデレック→  スペード3
> 燃えよ闘志、アモロ→  ハート7
> ≦0→ アモロ、三者三振の好リリーフ。流れを呼び寄せる!

パーン!

審判「ットライーク!」

実況「内角ストレートが決まってツーエンドワン!
    アモロスターズバッテリー、この場面は果敢に内角をついてきます」

井慈田「(内・内・内と来てそろそろ外か)」

アモロ「ふん!」

ビシュッ!

井慈田「!」

ピクッ…… バシーン!

審判「ットライーク、バッターアウッ!」

実況「三振! 決め球はまさかの内角ストレート!
    虚を突かれたか井慈田くん、手が出ませんでした!」

井慈田「ちっ、死にぞこないが……」

アモロ「ワハハハハ! さあ次だ次! とっととこの回を終わらせるぞ!」

井慈田を切ってとったアモロは波に乗り、後続からも三振を奪ってこの回を0に抑えた。
そして迎えた6回裏、なんとか望みをつなげたいアモロスターズはホーリーエルフがバッターボックスに入った。

889 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2009/11/25(水) 19:27:55 ID:ekj+wh72
アモロ「犬、なんとか出てくれよ!」

ホーリーエルフ「……」

アモロの声が響くが、集中しているホーリーエルフはマウンド上の那巳川を見据えたまま動かない。
その視線にややたじろぎながらも、那巳川は負けじと睨み返した。

那巳川「(負けるか! こっちには7点のリードがあるんだ、怖がることはない!)」
     
ホーリーエルフ「邪、悪、乱、殺、怨、破……」ブツブツ

カズマサ「(念仏? 精神集中のつもりか?)」



先着で
 狂犬発動→ ! card
 逃げる狛駒中→ ! card
と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。数値差で分岐します。

犬−狛駒中が
 6≧→ 犬、場外弾! 動揺した那巳川から 6 点返す!
 5〜3→ 犬、ピッチャー強襲の内野安打。後続も続いて 5 点返し、なおもチャンス。
 2・1→ 犬は出塁するも那巳川に同様なし。二死二塁となってミミズ。
 ≦0→ 犬、ピッチャーゴロ。この回も無得点……

890 :森崎名無しさん:2009/11/25(水) 19:32:13 ID:BB8PL9uM
狂犬発動→ ハートQ

891 :森崎名無しさん:2009/11/25(水) 19:33:16 ID:BB8PL9uM
俺はやったぞおおお!

892 :森崎名無しさん:2009/11/25(水) 19:35:40 ID:???
逃げる狛駒中→  スペード4

893 :森崎名無しさん:2009/11/25(水) 19:37:03 ID:???
これ5〜3のほうがひょっとしたら点取れたんじゃw

894 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2009/11/25(水) 20:28:50 ID:pi632ZfQ
>>893
≧6のときが「1点返した!」で
5〜3のときが「6点返した!」にならなくて本当によかったです

では本編を再開します

> 狂犬発動→ ハートQ
> 逃げる狛駒中→  スペード4
> 6≧→ 犬、場外弾! 動揺した那巳川から 6 点返す!   
カズマサ「(那巳川、外角一杯にスライダーだ。ここに投げておけば大怪我はしない)」

那巳川「(ああ、わかってる)」

那巳川はカズマサのサインに頷き、独特のフォームから一球目を投じる。
そのボールはホーリーエルフはギリギリまで引きつけ、バットを振り出しを遅くし……
そして一気に振りぬいた。

スパッ!

カズマサ「ラ、ライト!」

普通の打者なら振り遅れのファールフライが関の山。
それがライトのフェアゾーンに飛び、カズマサは驚きながらボールの行方を見上げる。
しかもその打球は、なかなか落ちてこなかった。

蛭間「ウソだろ? あんな振り遅れがどうしてこんなに伸びるんだ?」

信じられないという顔でライトの蛭間は後退する。
しかしフェンスいっぱいのもう後退できないところまで後退しても、ボールは全く落ちてくる気配をみせない。
そして―― ボールはスタンドの最上段のさらに向こう側に吸い込まれていった。

ホーリーエルフ「ふう……」

895 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2009/11/25(水) 20:29:56 ID:pi632ZfQ
実況「なんと場外に消えたァ! アモロスターズ、ホーリーエルフくんの
    超特大場外ホームランで1点を返しました〜〜〜〜〜〜〜!!」

アモロ「うおおおおおおお! よくやったぞ犬ぅ!」

娘々「すごいすごーい! あんな大きなホームラン、初めて見ました!

ガイア「御見それしました、ホーリーエルフ殿!」

推定160mはあろうかという特大の一発に、沈滞ムードが漂っていたアモロスターズベンチは一気に盛り上がる。
逆にマウンド上の那巳川は、顔面蒼白で片膝をついていた。

カズマサ「(やべ、那巳川の悪い癖が!)
      そんな顔するな、那巳川! まだ6点リードしてるんだぞ!」

那巳川「あ、ああ……」

作り笑いを浮かべる那巳川だが、顔色は悪いままであった。
外角いっぱいをかすめるスライダーをああまで完璧に弾き返されたのは初めての経験であり、
その球が唯一の武器である那巳川にとっては全ての自信を打ち砕かれたも同然であった。

ホーリーエルフ「フフ、心が折れたみたいですね」

ルスト「(なんでこうも楽しそうにいえるんだろ、この人は……)
     よ、よーし! ホーリーエルフさんに続くぞ!」

アモロスターズナイン「おう!」


* * *

896 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2009/11/25(水) 20:30:52 ID:pi632ZfQ
カキィ!

那巳川「ぐ…… くそ……」

カズマサ「(だめだ…… もうパニックに陥ってる……)」

6回裏の攻撃が始まって15分。アモロスターズは未だに那巳川を攻め立てていた。
投手経験の浅い那巳川は、スライダー以外の持ち球はない。
そのスライダーも一発を喰らってからはキレを欠き、バッティングマシーン状態と化していた。

カキィン!

実況「ガイアくんセンター返し! これも痛烈な当たりだァ!」

井慈田「バ〜〜〜〜カ! 抜かすかよ!」

ザザ、バシッ!

実況「あっと、井慈田くんとった! 素早く起き上がって一塁に送球! 間一髪アウトだ!
    華麗というにはあまりに優美、デレック井慈田くんのフェインプレーが飛び出しました!」

那巳川「や…… やっと終わった……」

ガックリと肩を落としながらマウンドを降りる那巳川。
それも当然。6回裏のスコアボードには6という数字が記されていた。
すなわち、最大7点あった貯金をほぼ吐き出してしまったのである。


狛駒中学     1 0 0 4 6 0 
アモロスターズ  0 0 4 0 0 6

897 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2009/11/25(水) 20:32:01 ID:pi632ZfQ
アモロ「よーし! 流れは完全に俺達だ! 最終回もしまっていくぞォ!」

アモロスターズナイン「おおう!」

井慈田「あーあ、勢い付けちまったなァ。どーすんだカズマサ?」

カズマサ「決まってんだろ。突き放す! 二瓶、ちょっと来い!」

ゴニョゴニョゴニョ

カズマサは何某かの策を二瓶に授け、バッターボックスへと送り出す。
その策が何であったのかはアモロには判らない。
だが二瓶は深く頷くと、ベースに被さるようにして構えた。

実況「さァ いよいよ最終回の攻防が始まります!
    得点は11対10と狛駒中が1点リード!
    なんとしても突き放したい狛駒中、先頭打者は今日二安打の二瓶くんです!」

カズマサ「いけ二瓶! "好球必打"だ!」

アモロ「ケッ、意気込みだけで打てるほど野球は甘かねーぞ!」

二瓶「(んなことわかってるよ。だから色々考えるんだろーが)」

898 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2009/11/25(水) 20:33:16 ID:pi632ZfQ
先着で
 追われる狛駒中→ ! card
 追うアモロスターズ→ ! card
と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。数値で分岐します。

狛駒中−アモロが
 5≧→ 狛駒中、2点追加!
 4〜1→ 二瓶・蛭間が出塁。好機でカズマサがバッターボックスに!
 ≦0→ アモロがきっちり抑え、最後の攻撃に!

899 :森崎名無しさん:2009/11/25(水) 20:36:46 ID:???
追われる狛駒中→  ダイヤ3

900 :森崎名無しさん:2009/11/25(水) 20:39:31 ID:???
追うアモロスターズ→  クラブ5

901 :森崎名無しさん:2009/11/25(水) 20:39:31 ID:???
追うアモロスターズ→  ハート6

902 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2009/11/25(水) 21:28:14 ID:Zxl2biAQ
> 追われる狛駒中→  ダイヤ3
> 追うアモロスターズ→  クラブ5
> ≦0→ アモロがきっちり抑え、最後の攻撃に!

審判「ットライクツー!」

二瓶「(あー、わざとぶつかれなんてのが土台無理な注文なんだよ!
     そんな器用な中学生がどこの世界にいるってんだ!)」

できないものはできないと、二瓶は通常の立ち位置に戻る。
しかし時既に遅し。小細工を弄した時点で二瓶は精神的に負けていた。

ズドォ!

審判「トライックバッターアウッ!」

二瓶「ちきしょう!」

カズマサ「ちッ、早々上手くはいかねーか」

元々あまり期待していなかったのか、毒づきこそすれカズマサは二瓶を責める様子はなかった。
そしてこの回、狛駒中はランナーを出すものの無得点に押さえ込まれ、
1点差のまま7回裏へ試合は突入するのであった。

アモロ「この回はシルバーフォングからか。よし、代打攻勢をかけるぞ!」

903 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2009/11/25(水) 21:29:31 ID:Zxl2biAQ
先着で
 代打は誰?→ ! card
と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。マークで分岐します。

ダイヤ→ デーモン
ハート→ BM
スペード→ ゴキボール
クラブ→ 牛
JOKER→ バトルマン

904 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2009/11/25(水) 21:33:22 ID:Zxl2biAQ
で、今日はここまで。
水曜日くらいに完結と言っていましたが一日伸びそうです。ごめんなさい。
ではまた明日お会いしましょう。

905 :森崎名無しさん:2009/11/25(水) 21:33:24 ID:???
 代打は誰?→  クラブ4


906 :森崎名無しさん:2009/11/25(水) 23:41:14 ID:???
乙ですー

907 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2009/11/26(木) 19:38:35 ID:54TMmu2M
> 代打は誰?→  クラブ4
> クラブ→ 牛

アモロ「デーモン出番だ! 準備はできているな!」

デーモン「いやそれが、腰痛でのう」

アモロ「ならばBMだ! 準備はできてますよね?」

デーモン「すみません、内転筋を痛めておりまして」

アモロ「ぬぬ…… よし、ゴキボール! 準備は」

娘々「さっきお腹が痛いってトイレに行きましたよー」

アモロ「…………」

BMG「はい! 準備万端です!」

アモロ「別に呼んでないぞ」

BMG「じゃあ審判さんに交代告げて、そのまま打って来ますねー」

アモロ「こら、人の話を聞け!」

声を荒げるアモロを無視し、BMGは勝手に審判に代打を告げる。
そして右打席に入ったBMGは、バットの先でレフトスタンドを指し示した。

BMG「さあ来なさい! あなたの投げたボールが行き着く先はあそこです!」

実況「な、なんとこれはホームラン予告だァ!
    大胆なパフォーマンスに観客席は大いに盛り上がっています!」

908 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2009/11/26(木) 19:40:03 ID:54TMmu2M
カズマサ「(……これはまた酷いバカが出てきたな。
      でも滅多打ち喰らったあとの那巳川だと…… あ、やっぱり)」

普通ならば失笑を買いそうなパフォーマンスであったが、
前の回に場外ホームランを皮切りに6失点を喫した那巳川に笑う余裕などあるはずもなかった。

カズマサ「那巳川、そんな顔すんなって言ってるだろ!」

那巳川「あ、ああ…… わかってはいるんだが……」

カズマサ「大丈夫、前の回のようなことはもうないはずだ。実力が拮抗した相手なら、
      大量得点した次の回には得てしてあっさりと攻撃が終わるもんなんだ。
      不思議だがそれが野球ってもんなんだ」

那巳川「んなこと言われてもなあ」

カズマサ「いいか、この回も外角スライダーだけを投げ続けるんだ。
      確率的に言ってあの球が最も打たれにくいのは間違いないんだ。
      それともう一つ。俺が指を1本立てたら1秒、3本立てたら3秒というように、
      1球ごとに間を変えて投げてくれ」

那巳川「ああ、千船中戦でやったアレか」

以前、やはり同じように滅多打ちにあった試合で、
那巳川とカズマサは1球ごとに投球感覚を変えるというかわし手を使ったことがあった。
その時はそれが上手く行き、その後を見事に無失点で切り抜けたのだ。

カズマサ「そういうこと。5本指を立てた後に一旦握りなおして、
      そんで2本指を立てたら7秒にするってのも同じだ。ちゃんと憶えてるよな?」

那巳川「ああ。2回握りなおしたら10秒、3回握りなおしたら15秒だろ?」

909 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2009/11/26(木) 19:41:28 ID:54TMmu2M
カズマサ「よしよし。そんじゃ頼むぜ」

那巳川の胸をトンと叩くと、カズマサは戻っていく。
その背中を見ていた那巳川は、不思議と気持ちが落ち着いていくのを感じていた。

那巳川「(なんでだろうな。カズマサの言葉を聞いていると
      あの打線もなんとか抑えられる気がしてくる)」

これがカリスマというものだろうか。
そう考えながら、那巳川はサインを覗き込んだ。

カズマサ「(はい、これよ)」

那巳川「(11秒? いきなり長いな)」

那巳川はセットポジションに入ると、秒数を数え始める。
そしてじらされたBMGがイライラし始めた瞬間…… 
数え終えた那巳川は、小さなモーションから素早くボールを投じた。

BMG「あっ!」

スパン

審判「ットライーク!」

実況「外角スライダーが決まってワンストライク!
    読みが外れたかBMGくん、呆然とした表情で見送りました」

BMG「うう、ずるいです…… ちょっと気を抜いたときに投げるなんて……」

910 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2009/11/26(木) 19:42:04 ID:54TMmu2M
カズマサ「(よし、次はこう)」

那巳川「(0秒? へいへい、従いますよ)」

ザッ ビシュッ!

BMG「え、もう投げた? わわッ!」

ガキィ!

審判「打球は一塁側のアルプススタンドへ! 
    BMGくん、あっという間に追い込まれました!」

カズマサ「(なんとかタイミングを外せてるみたいだな。最後は……)」

那巳川「(じゅ、19秒? ランナーいないからってやりたい放題だな)」

再び長い間を要求され、那巳川はセットポジションのまま動かない。
息がつまりそうな緊張感がバッターボックスとマウンドの間で発生する中、
アモロもまたピリピリとした様子で戦局を見つめていた。

アモロ「出ろよ牛…… 出たら俺が返してやる! 出なかったら生き埋めだ!」

911 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2009/11/26(木) 19:43:04 ID:54TMmu2M
先着で
 牛の集中力→ ! card
 那巳川のコントロール→ ! card
と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。数値差で分岐します。

牛−那巳川が
 6≧→ 奇蹟の予告ホームラン達成! 那巳川をノックアウト!
 5〜1→ 牛が出塁。ミミズが送ってアモロが打席に。
 ≦0→ 牛、ファーストフライ、ミミズも倒れ、アモロが打席に……

*牛の出目が4・9・Qの場合、「集中力の欠如(-3)」が発動します

912 :森崎名無しさん:2009/11/26(木) 19:45:44 ID:???
牛の集中力→  ハート9

913 :森崎名無しさん:2009/11/26(木) 19:46:09 ID:???
 牛の集中力→  ハート9

914 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/11/26(木) 19:47:57 ID:???
那巳川のコントロール→  クラブ3

元キャッチャーだったんだよね

915 :森崎名無しさん:2009/11/26(木) 19:48:04 ID:???
 那巳川のコントロール→  スペード10
これはもう搾乳ですね

916 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2009/11/26(木) 21:03:48 ID:54TMmu2M
>>914
はい。キャッチャー上がりの強肩を買われて投手に転向しました。

>>915
だが残念、現実はクラブの3である

では再開します


> 牛の集中力→  ハート9+(集中力の欠如-3) = 6
> 那巳川のコントロール→  クラブ3
> 5〜1→ 牛が出塁。ミミズが送ってアモロが打席に。

那巳川「(11、12、13、14)」

BMG「ま……だ……ですか!」 イライラ

集中力に大変難のあるBMGは、那巳川の長い投球間隔に耐え切れずにソワソワし始める。
そしてタイムを取ろうと審判の方に手を上げかけた瞬間、
なんともタイミングの悪いことに那巳川が足を上げた。

BMG「あ、ちょ、ちょっと待ってください!」

那巳川「知るか!」

ビシュッ!

BMG「こ……の……!」

ボコッ!

917 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2009/11/26(木) 21:04:45 ID:54TMmu2M
実況「あーっと、予告とは正反対の方向に打球はとんだ! ファースト正面、どん詰まり〜〜!」

BMG「あくくく…… 裏をかいて上手く流し打ちしたのに正面ですか!」

アモロ「ふざけたこと言ってないでさっさと走れ、ダメ牛が!」

本町「(なんかあっちは荒れてるなあ)」

変なチームもあるものだと内心で思いつつ、本町はボールを捕りに行く。
しかしイージーすぎて気を抜いたのか、単に下手だったのか…… 本町はこの打球をファンブルしてしまう。

本町「あ!」

実況「おっと、本町くんファンブル! 
    ボールがファールグラウンドに転がったのを見てBMGくんは一塁を蹴ったァ!」

BMG「えへへ、カット打法だったから不規則回転してたんです!」

破顔一笑、BMGは二塁ベースに滑り込んでガッツポーズを決める。
それを生暖かい目で見つつ、アモロはダンジョン・ワームに送りバントのサインを出す。

アモロ「(バチッと決めろよ、ダンジョンワーム)」

ミミズ「ゴミョ」

俄かに盛り上がるアモロスターズベンチ。
一方の狛駒中守備陣は、当然ながら浮き足立っていた。

本町「(ひーん、やっちゃったあ……)」

那巳川「(本町…… 今のは正直しっかりアウトにしてほしかったぞ……)」

918 :キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2009/11/26(木) 21:12:04 ID:54TMmu2M
カズマサ「本町気にすんな! 那巳川も引きずるんじゃねーぞ!」

あからさまに気落ちする二人に、カズマサがすかさずフォローを入れる。
しかしすぐに立ち直るというわけにはいかず、続くダンジョンワームにあっさりと送りバントを決められる。
そして同点のランナーが三塁に進み、打席にはアモロが入った。

アモロ「さあまずは同点だ! 俺のバットが火を吹くぜ!」


先着で
 主人公っぽいアモロ→ ! card
 カズマサの悪知恵→ ! card
と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。数値差で分岐します。

アモロ−カズマサが
 5≧→ アモロ、逆転サヨナラホームラン! アモロスターズ優勝!
 4〜1→ アモロ同点タイムリー! さらにチャンスで打席に炎の剣士だ!
 ≦0→ まさかの隠し球。牛が憤死、アモロも倒れて……

*アモロの出目が1・4・9の場合、「wait wait wait, quick quick quick(+3)」が発動します
*カズマサの出目が1・4・9の場合、「謀略小僧(+3)」が発動します

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