キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【竹林カップ】幻想のポイズン23【天才の壁】

1 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/12/30(水) 02:18:03 ID:???
全日本ジュニアユースのFW(?)、反町一樹が幻想郷のサッカー界に旋風を巻き起こすというスレです。
この話はキャプテン森崎のパラレル作品で、
東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。
もしかしたら他のアニメや漫画、小説などからもキャラが出たりするかもしれませんがご了承下さい。

本編のように、選択肢を選んだりカードを引いたりして物語が進んでいきます。

【前スレ】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1260173436/l50

[大まかなあらすじ。]
幻想郷の賢者、八雲紫に連れてこられた反町一樹。
秋姉妹らと出会いオータムスカイズを結成、幻想郷に混乱を巻き起こす為に今日も戦いに励むのだった!

[前スレのわかりやすいあらすじ。]
幽香や妹紅といった新規加入者と結束をしつつ、竹林カップに臨むオータムスカイズ。
強敵揃いの予選リーグを1勝1敗、得失点差を使い苦戦しながらも突破。
準決勝の守矢フルーツズも、3−0で快勝し決勝まで駒を進める。
果たして反町率いるオータムスカイズは永遠亭ルナティックスに勝ち優勝する事が出来るのか!?

超サナエ「\(^o^)/」
反町「とうとう無一文になりました」
穣子・リグル・レティ「「「オータムスカイズの破滅は私達が止める!」」」
チルノ「ゴリアテ人形強すぎる;;」
佐野「鬼さん強すぎだろ……常識的に考えて……」
???「あたしゃここにいるよ〜!」

オータムスカイズは果たして永遠亭に勝てるのか、ついでに佐野の運命は?
幻想のポイズン23スレ目、このスレでもよろしくお願いします。

101 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/12/30(水) 22:56:09 ID:???
反町がしかし何か忘れているような……と考え込む一方。
永遠亭ルナティックスの面々もまた、オータムスカイズと同様作戦会議を開いていた。
ホワイトボードの前に立ち説明をするは、実質的な永遠亭ルナティックスのキャプテン――八意永琳。
ホワイトボードにはオータムスカイズ主力選手の写真……。
反町、リグル、幽香、妹紅、にとり、レティの写真が貼り付けられている。

永琳「もう一度確認するわ。 まずはあちらのオフェンス陣について。
   これはもう、正直な話……あちらの2トップはこっちの数段上を行くほどの能力を持ってるわ。
   私の目算では今大会で屈指のFW二人ね。 まあ、まずベジータとうどんげでは話にならないでしょう」
ベジータ「くっ……くそったれぇぇぇ!!」
うどんげ(師匠……はっきり言いすぎです……)

得点王ランキング2位に位置する反町に、反町の影に隠れて目立たないが強力なシュートを持つリグル。
前者は絶対的なシュート力を持ち、後者はポストプレイもこなせる意外に器用なプレイヤーである。
あまりFW陣が優秀とはいえない永遠亭ルナティックスよりも格段に上と言えるだろう。

永琳「次に風見幽香と藤原妹紅。 後者に関してはどこで来るかわからないけど……ボランチかDFが妥当でしょうね」
悟空「へへへ、妹紅と戦えんのか! オラ、ワクワクしてきたぞ!」
永琳「ワクワクするのは自由だけど、正面からぶつかろうとは思わないことね。
   彼女のタックルは私でも5割強か6割の確率でしか抜けない程よ。
   パスカットも上手いし、ディフェンスでは要注意。
   また、風見幽香は全てをこなすオールラウンダーな選手。 キーマンは彼女よ、よく注意しておいて」
うどんげ「師匠、例の両サイドのMFはいいんですか?」

102 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/12/30(水) 22:57:30 ID:???
永琳「彼女達はそもそもワンパターンの選手だから説明は不要でしょう。
   出てくれば必ずサイドアタックからのセンタリングよ。 まあ、橙に関してはまず止められないと思った方がいいから……。
   ボールが渡ったら奪いにいかず、ゴール前を固めなさい。 行くだけ時間と人手の無駄よ」
うどんげ(私もそんな事言われてみたい……)
永琳(まあ、問題は彼女達が出てくるかどうかね……ここまで全試合に出てきているけど……。
   ドリブル攻勢しか出来ない彼女達が、この試合で2人も出てくるとは考えにくい……)

冷静に自分の能力と相手チームの選手の能力を比べた場合、永琳はまず自分にマークがつくだろうと予想をしていた。
そして、マークがつけば当然それだけ他のディフェンスが疎かになる。
その穴を埋める意味でも、ディフェンスを不得手とする静葉達は出場を見合わせ。
他にディフェンスが得意な選手を出してくるのではないだろうかと分析していた。

永琳(まあ、誰が出てくるか私に何人マークがつくかが問題ね……さて、それはともかく……と)
永琳「最後にこのディフェンスライン、河童のにとりと雪女のレティが要注意人物。
   これはもう、慧音が2人いると思った方が早いわね」
慧音「うむ……にとりは私よりブロックに秀でる分タックルで劣り、レティは私と同等と思った方がいいだろうな」
永琳「それに、ここには貼っていない今大会で活躍を続けるチルノも要注意。
   体力を多大に消費する代わりに完璧にブロックをする技を持っているわ。
   下手なシュートは相手にボールを与えるだけね」
ベジータ「……まるでスター選手のバーゲンセールだな」
永琳「当たらずとも遠からず。 ここにいる選手以外もかなりの実力者達ばかりよ。
   ある意味紅魔スカーレットムーンズや八雲一家よりもタチが悪いわ」

永琳の放った言葉に、思わず一同は息を飲む。
永遠亭ルナティックスと同じく、幻想郷に名を知らしめているチーム……紅魔スカーレットムーンズに八雲一家。
それらよりも更にタチが悪いと聞けば、恐怖心に苛まれても仕方が無い。

103 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/12/30(水) 22:58:42 ID:???
永琳「紅魔なら中盤からロングシュートを撃てば入る。点取り合戦に持ち込んで手数を撃った方が勝ち。
   八雲一家ならとにかく相手の貧弱な攻撃を防いでPKでも何でも八雲紫から1点を奪えば勝利。
   でも、今回戦うオータムスカイズ相手に必勝の戦略は無い。 ワンマンチームでない強みね」
輝夜「どどどど、どーすんのよえーりん!?」
永琳「ご心配なく、ちゃんと策は考えてるわ。 必勝ではないにしろ、ね」

言いながら、ホワイトボードを裏返し綿密にマジックで戦術を書いてゆく永琳。
輝夜らはその文字を目で追いつつ何とか理解をしようと努め……。
慧音は少し目を細めて何やら考え込むような様子で、永琳を見つめる。

永琳「勝利の為には戦略が勝利の鍵。 駒の数はこちらも決して負けてないわ。
   相手にサッカーに必要なのは高いシュート力でもドリブル力でもなく、チームワークだと教えて上げましょう」
うどんげ「は、はい!」
ラディッツ(勝てるかな〜……不安だなー……)

永琳の言葉に一同は賛同、今日の試合で勝って優勝だと盛り上がりつつ……。
そんな中、永琳は控え室のドア付近に立ち尽くしている人影に視線を向ける。
その人影こそが、今回永琳が呼び寄せた紅魔ルナダイヤルズからの助っ人。
今日の試合の勝利の鍵を握る、重要な選手。

永琳(さて、彼女の使うポイントは……)

104 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/12/30(水) 22:59:47 ID:???
先着1様で、
永遠亭の切り札→! card

!とcardの間のスペースを消してコピペして下さい。
マークによって下記の表に従い分岐します。

JOKER→シェスター「輝夜姫と聞いてー!!」 日本大好きなシェスター、控え室に乱入!
ダイヤ・ハート・スペード→永琳(切り札は隠すからこそ意味がある。まだ様子見ね……)
クラブ→永琳(獅子白兎……いきなり投入しましょう)

105 :森崎名無しさん:2009/12/30(水) 23:00:08 ID:???
永遠亭の切り札→ ダイヤQ

106 :森崎名無しさん:2009/12/30(水) 23:17:46 ID:???
おいシェスターwww

107 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/12/30(水) 23:39:33 ID:???
>永遠亭の切り札→ ダイヤQ =永琳(切り札は隠すからこそ意味がある。まだ様子見ね……)
====================================================================================
永琳(手の内は出来るだけ隠せるなら隠せた方が有利……。
   逆転の切り札を最初から見せる訳にはいかないわね)

そう判断した永琳は、その助っ人の肩に手を置きつつ……。
こちらに目を向けていた慧音に視線を送る。

永琳(今日の試合……あなた達がどれだけ引っ掻き回せるかが勝負よ)
慧音(わかっている。 ……勝利の為ならば、反則以外でなら如何なる事もしよう。
   今は私も、このチームの一員だからな)

永琳ら永遠亭ルナティックスが作戦会議を終えていた頃。
一方で観客席では今大会に出場をしたほぼ全てのチームの者達が観戦に集まっていた。
妬ましパルパルズ、地霊アンダーグラウンド、守矢フルーツズ、紅魔ルナダイヤルズ。
オータムスカイズ、そして永遠亭ルナティックスに惜しくも敗れた諸チーム。
彼女達がそれぞれ試合開始を待つ中で……この観客席の更に上部。
実況席の隣に配置され、選ばれた者しか入れない個室――。
VIP席にもまたこの試合の開始を待っている者達がいた。
幻想郷トップの実力を持つ者しか入れないそのVIP席にいた人物とは……。

魔理沙「くぁ……眠い。 ったく、何で自分が参加してない大会の決勝を見なきゃいけないんだ」
レミリア「…………」

108 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/12/30(水) 23:40:52 ID:???
昨日まで完徹で研究をしてたから、と大欠伸をするのは幻想郷自称最速のCF――霧雨魔理沙。
そして、優雅に紅茶を飲みながらも静かに待つのは爆発的キック力を持つFW――レミリア=スカーレット。
そう、VIP席でこの試合を観戦しているのは、この二人。
しかし、このVIP席に彼女達を誘ったのは別にまたもう一人いた。

紫「楽しんでらっしゃるかしら〜、お二人さん」
魔理沙「楽しむも何も……まだ試合は始まってないぜ」

事件の陰にやっぱり八雲……でお馴染みの八雲紫。
彼女こそが魔理沙、レミリアを呼び出した首謀者である。
扉を開けて、魔理沙らの様子を見に来た紫に対し悪態をつくのは魔理沙。
彼女としては久しぶりに眠ろうとしていたところに紫に強引にこんな所に連れてこられたのだから当然といえば当然である。
一方、レミリアといえばちらりと紫に目線を向けただけで……特にこれといって激昂する訳でもなく。
ただ、小さくもはっきりとよく通る声で呟く。

レミリア「それで、八雲の。 一体これはどういうつもりだ?」
紫「どういうつもりとは?」
レミリア「決まってる、この状況だ。 私はつまらん試合を見ていられる程、暇じゃない」
紫「あらあら、お友達や従者は観戦に来てますのに……」
レミリア「パチュリー、それに咲夜はあの八意永琳とはライバルに近い関係だ。 あいつが出ている試合が気になるんだろう。
     それに、三杉とかいう奴に幻想郷でのサッカーを見せてやる意味もある。
     だが、私がこの試合を見る意味は無い。 八意永琳も私の敵ではない、観戦するだけ無駄だ」
魔理沙「っていうか、永琳が強いのは当然つーか今更だしな。 今まで散々見たんだから今更見ても意味無いぜ」
紫「あら……これはとんだ勘違いをされてるみたいね、お二人とも」
レミリア「なんだと?」

109 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/12/30(水) 23:41:55 ID:???
紫の言葉に初めてレミリアは驚いた様子で……しかし、狼狽する事は無く。
今度は視線だけでなく顔を紫に向けてその表情を読み取ろうとする。
だが、やはり紫はいつものような胡散臭い笑みを浮かべるだけ。
レミリアは小さく舌打ちをしつつ、やや荒々しくカップをソーサーへと置く。
しかし、その次の言葉を受けてレミリア……そして魔理沙は更に驚きに目を丸くするのだった。

紫「これからあなた達が見るのは……あなた達に匹敵する、トップクラスの天才シューター」
レミリア「!?」
魔理沙「はァ!?」
紫(反町君……お膳立ては整ったわ。 果たしてあなたは、幻想郷を引っ張る二人のFWを……。
  唸らせるだけの実力を、見せる事が出来るかしら?)

驚く魔理沙らを尻目に、窓からフィールドを見やる紫。
フィールドにはようやく選手が入場をしてきたところだったらしく、魔理沙とレミリアも紫に続き窓の外へと視線を向ける。
紫の言葉は未だに半信半疑ながらも……もしも本当ならばこの目で確かめたい。

魔理沙(私に匹敵する天才シューターだって?)
レミリア(私としてはこの黒白と同列扱いされるのも嫌なんだがな……しかし……私に匹敵するほどの実力者だと?)

先着2名様で、
魔理沙の眼力→! card
レミリアの眼力→! card

!とcardの間のスペースを消してコピペして下さい。
マークによって下記の表に従い分岐します。

JOKER→魔理沙(なるほど、うどんげの奴か……)/レミリア(兎、お前がNo.1だ……)
ダイヤ・ハート・スペード→魔理沙(あいつ……そういや前に助っ人頼みに来た……)/レミリア(ただの人間にしか見えんが……)
クラブ→魔理沙(リグル?なんだってこんなでかい大会に……)/レミリア(いつぞやの虫か……もしや、奴が……?)

110 :森崎名無しさん:2009/12/30(水) 23:43:33 ID:???
魔理沙の眼力→ スペード6

111 :森崎名無しさん:2009/12/30(水) 23:46:07 ID:???
レミリアの眼力→ ハート5

112 :森崎名無しさん:2009/12/30(水) 23:48:51 ID:???
レミリアの方も一方的にだけど反町に面識あったような

113 :森崎名無しさん:2009/12/30(水) 23:49:44 ID:???
ところでなんでここのレミィは男言葉なの?

114 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/12/30(水) 23:51:25 ID:???
>>112
パチュリーの所に行った時ですね。
確かに面識はありましたが、サッカーの実力については知らないのでこんな判定です。

115 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/12/30(水) 23:53:06 ID:???
>>113
レミリア「かっこいいから」

カリスマモードだからです。JOKERを引けばうー☆うー☆言い始めるかも…。

116 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/12/31(木) 00:01:02 ID:???
>魔理沙の眼力→ スペード6 =魔理沙(あいつ……そういや前に助っ人頼みに来た……)
>レミリアの眼力→ ハート5 =レミリア(ただの人間にしか見えんが……)
====================================================================================
魔理沙もレミリアも、まず永遠亭の2トップは除外。
うどんげはシューターというよりはウイング寄りの能力を持つ者であり……。
ベジータに至っては、そもそも眼中にない。
永琳はそもそも天才シューターというよりは天才プレイヤーなのでこれも除外である。
となれば当然向けられる先はオータムスカイズのメンバーとなる。
幽香や妹紅に関しては、確かに強いシューターといえるがそれならばわざわざ紫が知らせるとも思えない。
ならばリグルかと思うが……流石にそれは無いだろうと、二人はすぐさま除外する。そして、残った一人というと……。

レミリア「あの人間か……」
魔理沙「……冗談だろ? あいつ、前に私に助っ人に来てくれって泣きついてきた奴だぜ?」

フィールドに入場してくる反町を見て、小さく唸りながら呟くレミリアにやはり疑いの眼差しを向ける魔理沙。
二人とも、一応ではあるが反町に対して面識はある。
しかし、その時の反町の第一印象といえばまず真っ先に「頼りない」というのが出てくるような人物だ。
とてもではないが、レミリアや魔理沙に匹敵するFWとは思えない。

レミリア「老いて目がかすんだか、八雲紫……あんな人間が私に匹敵するFWだと?」
紫「幼すぎて耳が聞こえないかしら、レミリアちゃん。 私は彼があなた達に匹敵するFWとは一言も言ってないわよ?」
魔理沙「はぁ? おい、そりゃどういう……」
紫「天才シューター」

思わず紫に掴みかかろうとするレミリアと混乱したような魔理沙に対し、手で制しつつ紫はもう一度言う。

紫「彼は、天才シューター。 シュート"だけ"なら、あなた達にも負けない選手よ」

117 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/12/31(木) 00:02:32 ID:???
本日、そして今年はここまでとさせていただきます。
明日から田舎に帰りますので、再開するのは年が明けてからの3日、4日になると思います。
今年一年、ありがとうございました。年が明けてからも、どうぞよろしくお願いします。
それでは皆さん、よいお年を。お疲れ様でした。

118 :森崎名無しさん:2009/12/31(木) 00:03:23 ID:???
お気をつけていってらっしゃいませーポイズン様ー、乙でした

119 :森崎名無しさん:2009/12/31(木) 00:06:41 ID:???
白黒はある意味試合なんて観てる場合じゃないんだがなw
(いつのまに弟弟子が出来てるという意味で)

120 :森崎名無しさん:2009/12/31(木) 00:48:10 ID:???
しかしおぜうと白黒がでてきたとなると本当に終わりは近いんだな

121 :森崎名無しさん:2009/12/31(木) 19:59:52 ID:???
けーねがブロックに入るときはちゃんと文章で出るのかなぁ
サッカー詳しくないから今誰がどこにいてどんな動きするとか全然わからねーのよ

122 :キャプテンレミリア ◆t2UAZ3G5UI :2009/12/31(木) 20:39:12 ID:???
遅れましたが、新スレ乙です。
次から次へと幻想郷の大物が出てきますね。
何とか今のチーム内の不和の問題を解決して、
一枚岩となって彼女達に挑みたいものですね。
これからも、反町達オータムスカイズを応援しています。

123 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/01/03(日) 20:51:20 ID:???
遅くなりましたがどうも皆さん、あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いします。
>>119
いえいえ、だからこそ見なきゃいけないのです。
(外来人の実力を知る的な意味で)
>>121
ブロックに入るか否か絶対にわかるという描写はしません。
>>122
どうもレミリアさん、乙ありがとうございます。
幻想郷の大物の登場ラッシュは、それだけ反町達が高みに近づいたからですね。
彼女達に勝つにはやはりチーム一丸となる必要がありますので、反町が不和を取り除けるか否かが問題ですね。

124 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/01/03(日) 21:21:41 ID:???
反町「新年、明けましておめでとうございます!」
オータムスカイズ一同『おめでとうございまーす!!』

今日は年が明けて最初の新年の日……元旦。
いつの間にか用意されていた羽織を着込みつつ、反町、それに振袖を着た秋姉妹や。
いつもの服装のオータムスカイズ一同が居間に並び、それぞれが新年の挨拶を交わす。
何だか試合をやりはじめようとしていたような気はするがそんな事は無かったのである。

お屠蘇を飲んで上機嫌な河童さんやにこにこと笑みを浮かべている大妖精。
栗きんとんだけで一段あるお重をここぞとばかりに食べるチルノやヒューイ、レティを見やりつつ。
今年一年も仲良くやっていけたらなぁと思う反町。
そんな反町に近づくは、こちらも酒を飲んでいつもよりも更にテンションを上げている穣子である。

穣子「反町ぃ〜! 飲んでるか〜!?」
反町「ああもう、飲んでる飲んでる……。 大丈夫かよ」
穣子「芋〜! 芋焼酎〜!!」

片手に持った瓶をそのまま煽り、ラッパ飲みをしながら反町の肩を抱く穣子。
酒臭さと生焼き芋臭が同時に押し寄せ、反町は思わず眉を顰める。

穣子「反町〜、お年玉やるわお年玉〜!」
反町「え、マジで!?」

125 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/01/03(日) 21:22:42 ID:???
いい加減酔っ払いの世話は勘弁と思い、何とか穣子の事を引き剥がそうとしていた反町。
しかし、そんな穣子の言葉に思わず喜色ばんだ声を出してしまう。
なんとも現金な事だが、反町とてまだ中学生の子供。
お年玉が貰えると聞けば当然嬉しいし、喜んでも致し方ないところである。

穣子「この穣子ちゃんは〜、神様なのよ〜。 これくらいのご利益、人間に与えるくらいへのへのかっぱ〜!」
にとり「キューカンバー!」
穣子「というわけで〜! 毎度恒例、この中から好きな箱を一つだけ選びなさい!」

へのへのかっぱの部分で突然叫んだにとりを見やりつつ。
穣子は気を取り直すように大声を張り上げ、背後から4つの箱を取り出す。
恐らくは以前にクリスマスのプレゼントを貰った時と同じく、どれか1つしか選べないのだろう。
Aの箱にはそれぞれオータムスカイズの者達の反町に対する感情が書かれた紙が。
Bの箱にはサッカー・日常で役に立つであろうアイテムが。
Cの箱には幻想郷トップクラスの人物達の能力が書かれた紙が入っている筈である。

反町「ん? でも、このDの箱は?」
穣子「それは勿論、現金よ〜、お年玉だし。 まぁ、金額自体は開けてからのお楽しみねー。
   牛丼も食べられない程の金の場合もあれば、しばらく遊ぶのに不自由しない分の金が入ってる場合もあるわ〜。
   ま、なんにしても反町自身の普段の行い次第よ。 どれだけ私を信仰してるかってね〜」
反町(穣子に感謝はしてるけど信仰に関しては……うーん、わからん。 ともかく、どうしようかな?)

A.Aの箱(オータムスカイズメンバーの評価値確認)
B.Bの箱(サッカー・日常で役立つかもしれないアイテム)
C.Cの箱(幻想郷トップクラスの選手の能力値確認)
D.Dの箱(現金。お年玉)
E.大人だからお年玉などいらぬ!
F.ギャルのパンティーおーくれ!!
G.その他 自由投票枠

先に3票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。

126 :森崎名無しさん:2010/01/03(日) 21:24:45 ID:9NTKvUyY
あけましておめでとうございます!!

よっしゃF

127 :森崎名無しさん:2010/01/03(日) 21:24:47 ID:zpUEZJB+
F

128 :森崎名無しさん:2010/01/03(日) 21:25:43 ID:DavJm/iM
A

129 :森崎名無しさん:2010/01/03(日) 21:26:24 ID:/sKsUXII


130 :キャプテンレミリア ◆t2UAZ3G5UI :2010/01/03(日) 21:27:09 ID:jSLtwUBI
A


131 :森崎名無しさん:2010/01/03(日) 21:27:38 ID:???
まあそうなるよな・・・うん

132 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/01/03(日) 21:36:27 ID:???
>A.Aの箱(オータムスカイズメンバーの評価値確認)
====================================================================
反町「折角だから、俺はこのAの箱を選ぶぜ!」

言いながら、Aの箱を穣子から受け取り箱の包装を剥がし始める反町。
それを見つつ、照れた様子で穣子はチームメイト一同の輪に戻っていく。
やはり自分の反町に対する思いが露見するのを見ているのは恥ずかしいらしい。

反町(みんなとは結構仲良くやれてると思うんだけどな……さて、どうなってるかな?)

133 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/01/03(日) 21:37:56 ID:???
先着4名様で、
静葉の評価→! card
穣子の評価→! card
橙の評価→! card
メディスンの評価→! card

にとりの評価→! card
椛の評価→! card
リグルの評価→! card
妹紅の評価→! card

妖精1の評価→! card
サンタナの評価→! card
ヒューイの評価→! card
大妖精の評価→! card

幽香の評価→! card
レティの評価→! card
チルノの評価→! card
リリーWの評価→! card
リリーBの評価→! card

!とcardの間のスペースを消してコピペして下さい。
マークによって下記の表に従い分岐します。

JOKER→具体的な評価値がわかる。更に評価UPボーナス。
ダイヤ→具体的な数値判明。
ハート・スペード→大まかな評価判明。
クラブ→評価値わかりません。

134 :森崎名無しさん:2010/01/03(日) 21:38:25 ID:???
静葉の評価→ クラブQ
穣子の評価→ クラブK
橙の評価→ クラブJ
メディスンの評価→ ダイヤ6

135 :森崎名無しさん:2010/01/03(日) 21:41:09 ID:???
にとりの評価→ クラブJ
椛の評価→ ハート6
リグルの評価→ スペード5
妹紅の評価→ クラブ3

136 :森崎名無しさん:2010/01/03(日) 21:43:14 ID:???
妖精1の評価→ ダイヤ7
サンタナの評価→ クラブA
ヒューイの評価→ ダイヤJ
大妖精の評価→ ダイヤA

137 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/01/03(日) 21:44:49 ID:???
幽香の評価→ クラブ8
レティの評価→ ハート5
チルノの評価→ スペードQ
リリーWの評価→ クラブA
リリーBの評価→ スペード4

138 :森崎名無しさん:2010/01/03(日) 21:45:11 ID:???
幽香の評価→ ハート3
レティの評価→ スペード10
チルノの評価→ ダイヤ3
リリーWの評価→ クラブ10
リリーBの評価→ ダイヤJ
まるでクラブのバーゲンセ(ry

139 :森崎名無しさん:2010/01/03(日) 22:03:27 ID:???
肝心なのがみんなクラブ…

140 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/01/03(日) 22:16:54 ID:???
>静葉の評価→ クラブQ =評価値わかりません。
>穣子の評価→ クラブK =評価値わかりません。
>橙の評価→ クラブJ =評価値わかりません。
>メディスンの評価→ ダイヤ6 =具体的な数値判明。
>にとりの評価→ クラブJ =評価値わかりません。
>椛の評価→ ハート6 =大まかな評価判明。
>リグルの評価→ スペード5 =大まかな評価判明。
>妹紅の評価→ クラブ3 =評価値わかりません。
>妖精1の評価→ ダイヤ7 =具体的な数値判明。
>サンタナの評価→ クラブA =評価値わかりません。
>ヒューイの評価→ ダイヤJ =具体的な数値判明。
>大妖精の評価→ ダイヤA =具体的な数値判明。
>幽香の評価→ クラブ8 =評価値わかりません。
>レティの評価→ ハート5 =大まかな評価判明。
>チルノの評価→ スペードQ =大まかな評価判明。
>リリーWの評価→ クラブA =評価値わかりません。
>リリーBの評価→ スペード4 =大まかな評価判明。
====================================================================================
箱を開けた反町は、中に入っていた一枚の紙を取り出し目を通して行く。
そこに書かれているのは、反町を除くオータムスカイズ一同の名前。
果たして自分の事がどのように書かれているのかと期待半分、怖さ半分で見て行く反町だったが……。

反町(か、書かれてない人がちょっと多いな……)

秋姉妹に橙、にとりに妹紅にサンタナ、幽香とリリーWの総勢8名の名前の横は空欄。
つまり、彼女達が反町に対して持っている感情などは書かれていない。
なんとなく不安になりつつも、他の者達の評価に反町は目を通す。

141 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/01/03(日) 22:18:58 ID:???
メモ『椛→反町 好きでもなく嫌いでもなく。キャプテンとして一応信頼はしているが、人間性は疑っている。
   リグル→反町 かなりの好印象。チルノ・メディスンに対する友情並に反町に好意を持っている。
   レティ→反町 それなりに好印象。ただしあくまでもそれなり。キャプテンを任せるには妥当だと判断している。
   チルノ→反町 やや悪印象。そこまで嫌われていないが、当然好かれてもいない。
   リリーB→反町 好きでもなく嫌いでもなく。そもそもあまり会話もした事が無いので……』
反町(……椛、俺の人間性疑ってるのかよ。 なんかショックだなぁ……)

確かに椛とそこまで会話をしたり、或いはコーチなどをした事など皆無に等しいが……。
それでもこうして好きでも嫌いでもないといわれると、ショックは大きい。
オータムスカイズ発足当初からの付き合いなだけに、当然といえば当然である。
気を取り直して次のメンバーを見てみようと紙を捲る反町だったが……。

142 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/01/03(日) 22:19:58 ID:???
メモ『メディスン→反町 やや悪印象。当初に比べて緩和されているが、まだ嫌われている。それでも丸くなった。評価−3。
   妖精1→反町 それなりに好印象。やや馬鹿にしているが、人はいいと判断されている。評価5。
   ヒューイ→反町 かなりの好印象。ただし絶対的な信頼ではない。優しい人だと思われている。評価9。
   大妖精→反町 かなりの好印象。ただしあくまでいい人止まり。絶対的な信頼ではない。評価8。

   因みに評価の目安は+5でいい人・好意。+10で信頼・友情。+15で深い情・かなりの信頼。
   そして、+20で全幅の信頼。
   −5でいやな奴・嫌悪。−10で悪意・拒絶。−15で強い悪意・敵意。−20で絶対的な反発』
反町(ヒューイ……完全に信頼してくれた訳じゃないのか)

思い返してみれば、そもそもヒューイに対してそれなりに物事を教えているとはいえ。
プライベートというか、話などをじっくりした記憶は少ない。
むしろサンタナなどと付き合う事が多かった為、もしかしたら思っていた以上にヒューイの反町に対する感情は薄いのかもしれない。

反町(とにかく、一部見れなかったけど皆の本心が知れてよかった……かな。
   チルノとメディスンも昔ほどは俺を嫌ってくれてないみたいだし……)

これを知った上で、また頑張っていこうと反町は胸に堅く誓うのであった。

143 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/01/03(日) 22:20:59 ID:???
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

反町「……はっ、ドリームか!」
穣子「あんたも凄い神経してるわね……こんな時に眠っちゃうとか」

白昼夢を見ていた反町は、観客達の地鳴りのような歓声を受けて目を覚ました。
竹林カップ、決勝戦。
反町らオータムスカイズと主催者である永遠亭ルナティックスとの試合を一目見ようと。
観客席は大いに賑わっており、それぞれが入場をしたチームに向けて声援を送っている。
どことなく呆然としながらそれを見る反町に……今日も点を取るぞと手を上げて声援に答えているリグル。
メディスンはやや苛立っている様子で観客席を睨み、穣子はいつもの外行きモードですまし顔である。

反町(決勝戦……気合入れないと!)

眠ってる場合じゃないぞ、と両手で頬を叩き気合を入れなおす反町。
そして、そのまま周囲に目を向けると……フィールドの中央部で何やら言い争いをしているような妹紅と輝夜を見つける。
言い争いというよりは、突っかかる妹紅を輝夜が体よく捌いているといった感じだ。

反町(さてと、俺はどうしようかな……)

A.妹紅と輝夜の喧嘩を止める
B.その他のオータムスカイズメンバーの様子を見る
C.その他の永遠亭ルナティックスメンバーの様子を見る
D.観客席に挨拶に行く
E.その他 自由投票枠

先に3票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。

144 :森崎名無しさん:2010/01/03(日) 22:27:13 ID:g2eGnqog


145 :森崎名無しさん:2010/01/03(日) 22:36:58 ID:zpUEZJB+
B

146 :森崎名無しさん:2010/01/03(日) 22:48:53 ID:9EJnk5c2
B

147 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/01/03(日) 23:08:22 ID:???
>B.その他のオータムスカイズメンバーの様子を見る
================================================================
反町(妹紅さんの方は……もう、放っておくしかないかなぁ)

下手に間に入るとこちらに問題が降りかかるかもしれないと判断した反町。
ここは妹紅と輝夜のいざこざを止めるではなく、他の者達の様子を見てみようと考える。
現在フィールドに立っているのは、スターティングメンバーのみ。
DF陣、それにGKの大妖精は揃って固まり相手陣の攻撃勢を見て改めて作戦会議をしている様子。
中盤を取り仕切る幽香、そしてメディスンもまたやはりどうやって動いたものかと話を進めているようである。

反町(静葉さんと橙がいないからやっぱり中盤も組み立てにくいんだろうな……)

今までならばボール運びを橙か静葉に任せていればなんとかなったオータムスカイズ。
しかし、今日の試合では中盤に選手が5人もいるとはいえその内3人は永琳のマークにつき。
実質ゲームを作り中盤を纏める選手は幽香とメディスン2人だけなのである。
それでも幽香とメディスンには頑張ってもらわないといけないと思う反町であったが……。

幽香「キャプテン、いいかしら?」
反町「え、あ、なんです?」

不意にその幽香に声をかけられ、思わずどもりながらも返答する反町。
メディスンと話し合っている間にそれなりに作戦や動き方などを考えられたらしく。
幽香はそれらをメディスンと共に反町に報告してくる。

幽香「今日の試合、やはり私とメディスンがディフェンスに積極的に顔を出すわ。
   ただ、そうするとやはり進行スピードが遅くなる。 メディスンも橙程の速度を出してドリブルが出来ない。
   だから、私の作戦としてはキャプテンにも中盤くらいからボールを持ってもらおうと思っているのだけど……どうかしら?」

あまり足が速いとはいえない幽香に、メディスン。
ボールを奪った後に橙の速攻が出来る訳でもない為。
今日の試合ではゴール前に移動する前に反町にボールを回すのはどうだろうかと提案してくる。

148 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/01/03(日) 23:10:04 ID:???
ポジション的に前寄りの反町に対し、幽香のパスならばほぼ通る筈。
ドリブルで速攻を仕掛けるよりは、パスで一気に前に出した方がいいのではないかという話だ。

メディスン「勿論……あんたばっかりに渡す訳じゃないけど。 私達もちゃんと攻めるしね……」
幽香「ただ、キャプテンのドリブルなら十分永遠亭に通用する。 中盤からならあのポイゾナスドライブでも十分ゴールは狙えるし……。
   攻撃のカードは多い方がいいわ。 どうかしら、キャプテン?」
反町「そうですね……」

A.「その作戦でいきましょう」 俺のやや華麗なドリブルを見せてやる。幽香の作戦を認めよう
B.「リグルも併用していくのは?」 リグルも一緒に使うのはどうだろうと提案する
C.「いや……シュートに集中したいんで」 ゴール前までは幽香達で運んでくれと頼む
D.「こっちが攻めている時はボランチの3人を少し動かしましょう」 攻撃の時はボランチも攻撃に回らせようと提案
E.その他 自由投票枠

先に3票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。

149 :森崎名無しさん:2010/01/03(日) 23:10:53 ID:g2eGnqog


150 :森崎名無しさん:2010/01/03(日) 23:36:54 ID:L41iJo+A
A

151 :森崎名無しさん:2010/01/03(日) 23:40:45 ID:???


152 :森崎名無しさん:2010/01/03(日) 23:41:50 ID:pVzUSfIo

↑間違ってsageてたので訂正

153 :森崎名無しさん:2010/01/03(日) 23:49:25 ID:zpUEZJB+
A

154 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/01/04(月) 00:45:35 ID:???
>A.「その作戦でいきましょう」 俺のやや華麗なドリブルを見せてやる。幽香の作戦を認めよう
===========================================================================================
確かに幽香の言う通り、攻撃の手数は多い方がいい。
反町の了承が得られると、作戦を考えた幽香、メディスンの顔に笑みが浮かぶ。
しかし、一方でリグルはといえばどことなくしょぼんと項垂れていた。
ボール運びという事ならばリグルもまた必殺のドリブル、リグルーレットを持っているのだ。
反町は幽香に名指しで指名され、リグルはまるで眼中に無いという態度にやはり落ち込む。
だが、幽香があえてリグルに中盤でボールを渡さないと言ったのにはまた理由がある。

幽香「リグル、あなたはあなたの役目があるわ。
   ダイレクトシュートとポストプレイが得意なあなたは、ゴール前でボールを待つ役目がある。
   キャプテンの場合だとシュートしか撃てず選択の余地が無いけれど、あなたなら落とす事も出来るわ。
   これはあなただから出来る事。 ゴール前で待機して、得点に絡めるようにしなさい」
リグル「そ……そっか! うん、そうだね!」

ボールを上げてもらってシュートをそのまま打つのもよし。
あえて裏をかき、反町や幽香に対して落とすのもまたよし。
ゴール前での混戦に強いリグルだからこそ取れる作戦であり、競り合いに弱い反町には出来ない芸当である。
計算かそれとも天然か幽香がそれを指摘しながら言うと、リグルも自信を取り戻したかすぐに笑顔になり任せておけとばかりに胸を張る。
実際、今日の試合では反町がボールを運ぶ事も兼任する為、リグルの動きが重要となってくるだろう。

リグル「よし、私にバンバンボールを回してね! 絶対決めてやるんだから!」
幽香「キャプテンもチャンスだと思ったら打っていった方がいいわ。
   相手のキーパーはそう大した実力は持ってない。セービングの技術なら大妖精にも劣る。
   キャプテンなら割りと余裕を持ってゴールできるはずよ」
反町「はい、わかりました」

※幽香、メディスンの評価が上がりました。

155 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/01/04(月) 00:47:00 ID:???
反町達が攻撃法を模索していた頃、フィールド中央部のセンターサークル付近ではやはり妹紅と輝夜が言い争いをしていた。
普段は割と気さくで温和な妹紅ではあるが、それもあくまで普段の話。
この蓬莱山輝夜を前にした時は、怒髪天を突く程に怒り狂い顔を真っ赤にして喧嘩腰になるのである。
一方で輝夜はといえば、そんな妹紅を嘲笑しながら怒りを煽るような態度を取る。
余裕があるのかそれとも単にそういう性格なのか。
憤慨する妹紅とは対極のように、挑発して妹紅の怒りを更に増そうとするのだ。

顔を真っ赤にしてヒートアップする妹紅を慧音は羽交い絞めにし……。
逆に挑発する輝夜を、永琳は横から困ったような顔をしつつ窘める。
どちらも視線を向けるのは、今も尚幽香達と話し合っている反町である。

慧音(妹紅の事を抑えられる奴かと思っていたのだが……むぅ……)
永琳(自分のチームの者が暴れるかもしれない時には、せめて傍に来て欲しいものね……キャプテンなら)

※慧音、永琳の評価値が下がりました。

ヒューイ「あ、あれ〜!?」
穣子「な、なによあいつは……!?」
反町「ん?」

永琳たちが溜息を吐きながら自分を見つめているとはいざ知らず、幽香らとの作戦を終わらせた反町。
後は試合開始を待つのみ……と思った瞬間聞こえたのは、ヒューイと穣子の驚きの声である。
見てみれば、何やらヒューイ達は永遠亭ルナティックスのベンチの方向を見て目を丸くしている。
一体どうしたのかと反町がそれに習い目を向けてみると……。

反町「あ……あれは……!?」

素顔を隠す為のマスクに、『龍』の文字が記された人民帽、そして流れるような美しく長い紅の髪。
更には大陸系の民族衣装を纏ったその人物は、まさか自分が注目をされているとは思っていないのか暢気にベンチに座ってぽけっとしている。
そう、その得体の知れない人物こそが――八意永琳が用意をした、この試合の為の秘密兵器である。

156 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/01/04(月) 00:48:15 ID:???
観客「だ、誰なんだあれは!?」「永遠亭ルナティックスにあんな奴いたか!?」

観客席も一部はその人物に気づいたのか、ざわざわとどよめき始める。
オータムスカイズの者達も、得たいの知れない人物の登場にどこか焦っている様子だ。
永遠亭ルナティックスのメンバーといえば、永琳を中心とした永遠亭の住民に人里の者達を加えた者のみの筈。
そう思っていたところに、突然の助っ人が現れたのだ。驚かない方が難しい。

穣子「一体何者なのかしら……!」
にとり「ベンチにいるからスタメンじゃないみたいだけど……要注意だね!」
反町(……なんだろう、凄く突っ込みたい気がするけど。 でも、突っ込んだら負けなような気もする!)

帽子や髪や服や体型を見れば、なんとなく誰なのかわかりそうな気がする謎の選手。
しかし、どうやら反町以外の者達は観客らも含めて一体誰なのか予想もついていないらしく。
反町はなんとなくここで正体と思しき人を言うのは空気が読めてないんだろうなと思いやめておく。
そうこうしている内に試合開始時間は近づき、反町らはそれぞれ整列を始めた。

ジョン「さぁ〜、やってきました竹林カップ! いよいよ残すは1試合、決勝戦のみとなりました!
    全12チーム、この長いようで短かった竹林カップ。決勝まで上がってきたのはオータムスカイズ、永遠亭ルナティックス!
    はたしてこの大会を制するのは脅威のチーム力を持つオータムスカイズか!?
    はたまた天才・八意永琳を有する永遠亭ルナティックスか!?
    実況は私、ジョン・カタビラ。解説はお馴染み南沢豪さんでお送りします」
南沢「よろしくお願いします」
ジョン「さぁ、それではまずは両チームスターティングメンバーの紹介から参りましょう。
    まずはオータムスカイズ、GKの大妖精選手!」

観客「うおおおお、大ちゃーん俺だー! 回ってくれー!!」
大妖精「あわわわわわ……あ、あまり期待しないで下さい……す、すみません」

157 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/01/04(月) 00:49:50 ID:???
ジョン「DFはご存知オータムスカイズの壁、河城にとり選手。
    更に今大会でも要所で活躍するいぶし銀のレティ選手、そしてガッツ溢れるブロックが得意なチルノ選手の3名!」

観客「かっぱっぱー!」「キューカンバァァァァァ!!」「レティさーん、俺だー、ちょっとぽっちゃりの方が可愛いー!!」
「チルノー、根性見せろー!」

にとり「ひゅ、ひゅいい……」
レティ「ぽっちゃり? 誰がぽっちゃりなのかしら……ねぇ? ふふふ……」
チルノ「あたいってばきょーもさいきょーだからすためん! あたいのかつやくを見てなさいっ!」

ジョン「MFは今日は3ボランチ! 左からディフェンスに定評のある秋穣子選手。
    今大会カードを貰いましたが、コンスタントに活躍を続ける藤原妹紅選手。
    そして、強烈なタックルが得意である妖精選手……でしょうか?」
南沢「ちょっと見分けがつきませんからね……恐らくあの位置ですからタックルが得意な妖精選手だと思いますが」

観客「穣子さまー!俺だー!お米くれー!!芋でもいい!」「あ、もこたんインしたお!」「妖精ー、意地を見せろー!」

穣子(ディフェンスに定評つっても、今大会はあんまいいトコ見せてないのよね……。
   決勝くらいは活躍しないと、スタメン争いは無理ね)
妹紅(輝夜の野郎……この試合が終わって吠え面かくのはお前だ! 反町、頼むよ!)
ヒューイ「私だよ〜、ヒューイだよ〜。 今日は顔だけでも覚えて帰って下さい〜」

若手芸人のような挨拶をするヒューイだが、やはり妖精の顔を見分けるのは難しい。
少し困ったような顔を浮かべるヒューイを余所に、続いて紹介はOMFへと移動するのだが……。
観客達も気づいたのか、そこにいるべき人物がいない事について次第にざわめき始める。

158 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/01/04(月) 00:51:28 ID:???
ジョン「今日は2枚の攻撃的ミッドフィールダー。左側は正にフィールドの破壊魔!
    選手を吹き飛ばす事を身上とする幻想郷トッププレイヤー、風見幽香選手!
    そして、右側はメディスン=メランコリー選手です。
    南沢さん、今日は静葉選手と橙選手が出ていませんが……」
南沢「怪我をしたとも思えないのですがね……ベンチにはいますし、さてどういう事でしょうか?」

観客「し、静葉さんがベンチだと!?」「橙の速攻も無しにどうやって攻めるんだ!?」
「今まで試合に出てなかった奴を出してどうして静葉さん達を出さないんだよ!?」「勝つ気あんのか!?」

メディスン「…………!!」
幽香「落ち着きなさい、メディスン」

オータムスカイズの看板とも言える、静葉と橙。
その二人がフィールドに出ていないとあって、やはり観客達は混乱をする。
静葉の丁寧なドリブルに橙の速攻はオータムスカイズの貴重な攻撃方法。
その二つが無いというのに、どうやって攻めるのか……果たしてメディスンで代役が務まるのかと不安の声が上がるのだ。

自身が嫌う人間達に自分を卑下されるような事を言われて、当然メディスンとしても心中穏やかではない。
目をギラギラと鈍く輝かせながら、唇を噛み締めつつ観客席に今にも弾幕を放とうとするメディスン。
それを見た幽香は慌てる事なく腕をつかんでメディスンを止め、落ち着くようにと諭す。
メディスンの性格を知っている為に、すぐに動けたのだろうか。

反町(確かに、観客からしたらここでメディスンが出てくる意味はわからないんだろうな……。
   さて、それはともかく俺はどうしよう? 何かメディスンに言っておこうか?)

159 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/01/04(月) 00:52:55 ID:???
A.「試合で見返してやれ!」 メディスンに発破をかける
B.「お前の今の評価はそれくらいなんだよ」 現実を見据えるようにと言い聞かせる
C.「落ち着いてプレイをしてくれ」 冷静になるようにと言い聞かせる
D.俺が何か言ってもこじれるかも……幽香さんに任せよう
E.その他 自由投票枠

先に3票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。



本日はここまで。それでは、お疲れ様でした〜。

160 :森崎名無しさん:2010/01/04(月) 00:54:09 ID:gqdHM48k


161 :森崎名無しさん:2010/01/04(月) 00:59:16 ID:59WZ9GTs
A

着実に キャプテン幽香 になって行ってる気がw

162 :森崎名無しさん:2010/01/04(月) 01:12:23 ID:IRhvp+pY
A
幽香りんの乗っ取り計画〜♪

163 :森崎名無しさん:2010/01/04(月) 01:14:07 ID:3Q/9wuJE

メディスンと橙の持ち味は違うんだ。
お前は自分自身のプレイを
観客や相手チームに見せつけてやれ。

164 :森崎名無しさん:2010/01/04(月) 01:51:51 ID:???
静葉、橙、にとりの好感度わからなかったのは痛いな
3つともクラブとかありえん

165 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/01/04(月) 19:14:38 ID:???
>A.「試合で見返してやれ!」 メディスンに発破をかける
=========================================================================
ここはやはりキャプテンとして、メディスンを鼓舞するのが重要だと判断した反町。
確かに嫌われているかもしれないが、それでも無視して幽香任せというのもよくないだろう。
反町が声をかけると、やはりメディスンは未だに観客達を睨み返していたが……。
すぐにその視線を反町へと向け、反町をも睨みつける。

反町(うっ……やっぱり下手に声をかけたのはマズかったか?)
メディスン(…………)

先着1名様で、
メディスンの反応→! card

!とcardの間のスペースを消してコピペして下さい。
マークによって下記の表に従い分岐します。

JOKER→メディスン「べっ、別にあんたに言われて試合を頑張る訳じゃないんだからねっ!」
ダイヤ・ハート→メディスン「うん、わかってる……」 意外に素直な反応だ!
スペード・クラブ→メディスン「あんたに言われなくてもわかってる!」 案の定反発された!

166 :キャプテン岩見:2010/01/04(月) 19:18:54 ID:???
メディスンの反応→ スペードA

167 :森崎名無しさん:2010/01/04(月) 19:40:15 ID:???
広島カープの前田をなぜか思い出したw

168 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/01/04(月) 20:24:17 ID:???
>メディスンの反応→ スペードA =メディスン「あんたに言われなくてもわかってる!」 案の定反発された!
===============================================================================================
昔に比べれば幾らか口を利いてくれるようになったとはいえ、まだまだ反町を嫌っているメディスン。
その反町から鼓舞を受けても素直に受け取る事などなく、反発をしてしまう。
腕を組んで肩を怒らせるメディスンに、反町は困惑したように頬をかきつつ……。
リグルと幽香は小さく溜息を吐いて、メディスンの様子を見守っている。
そうこうしている間にも選手の紹介はされており、実況席はオータムスカイズの残った選手――2トップのFWの紹介に移る。

ジョン「そして、オータムスカイズのここまでの得点全てをたたき出している強力な2トップ!
    今日の試合では左側の強烈なキック力を持つシューター、反町選手!
    右側には浮き球シュートを得意としポストプレイもこなすリグル選手です!」

観客「おおおおお!いけーっ、反町ー!今日はハットトリック狙ってけー!」「リグルー!エースらしく活躍してみせろー!」

リグル「ふっふっふ……得点王の座は私のものだよ!」
反町(リグル……お前が得点王になるには、最低でも4点を取って永琳さんに得点させない必要があるんだぞ?)

どこにそんな自信があるのか、胸を張って観客達に答えるリグルを見つつ。
反町もまた、観客達に向けて小さくお辞儀をする。
そんな光景を見守るのは、この決勝戦を見る為にと集まった今大会出場したチームの一同である。

三杉「やっぱり性格自体は変わってないようだな……反町は」
パチュリー「あれだけの実力があれば多少天狗になってもおかしくは無いのだけどね……。
      そういう部分を見せないのは、生来の気性のせいかしら」
三杉(日向の元で暮らす内に卑屈になったと見るのが正しいのかもしれないが……ふむ)

169 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/01/04(月) 20:25:42 ID:???
そして、その他の観客達と一線を画すようにVIP席で反町の挙動を見ていたのは……。
幻想郷トップを走るFW二人、霧雨魔理沙とレミリア=スカーレットである。

魔理沙「……なぁ、本当にあんなヘタレっぽい奴が私らと匹敵する程のシュートを撃てるのか?」
レミリア(どう見てもただの人間だ……まだ咲夜の霧の湖シュートの方がマシなようだが……)
紫「試合が始まって、彼がシュートを打てばわかりますわ」

思い切り懐疑的な視線を向ける魔理沙達をあっさりと流しつつ、笑みを浮かべる紫。
確かにそれもそうだと魔理沙はどこか憮然とした様子でフィールドへと目を向け……。
オータムスカイズに対抗する、永遠亭ルナティックスの面々を見つめる。

ジョン「さぁ、続きまして永遠亭ルナティックスの紹介に移ります!
    FWはセンターにベジータ選手、そして右サイドのウイングに伏兵うどんげ選手!」

ベジータ「ハーハッハッハ! このベジータ様が今日も試合を決めてくれる!」
うどんげ(伏兵って……伏兵って、思いっきり期待されてないじゃない!)

ジョン「そして、MF! ここにいますはご存知、永遠亭ルナティックスのエース! 天才・八意永琳!
    サイドハーフには兄弟MF、ラディッツ選手にカカロット選手!
    更に今日の試合、ボランチは2人体制! 因幡てゐ選手に、ナッパ選手です!」

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

永琳の名が呼ばれると同時に、観客席は一気にヒートアップ。
その怒号に永琳は何を考えているのか他者に感じさせない薄い笑みを浮かべつつ静かに手を振り答え。
それを受けて更に観客達は声を張り上げる。

観客「えーりんが俺に手を振った!」「馬鹿、俺に決まってんだろ!」「えーりーん、踏んでくれー!!」

170 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/01/04(月) 20:26:44 ID:???
ジョン「そして、DFは今日は3人! 中央に堅実なプレイに定評のある慧音選手を置き。
    両サイドにはうさぎ選手を揃えております!」

慧音(正直言って、今の反町君のシュートは私としても如何ともし難いな……。
   ともかく、私は私に与えられた役割をこなさなければ……)

ジョン「最後に、GKは永遠亭ルナティックスのキャプテン! 今大会、未だ無失点の蓬莱山輝夜選手です!!」

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

観客「姫様ー!俺だー!蔑んでくれー!!」「ぐーや!ぐーや!ぐーや!ぐーや!!」

輝夜「ふふふ……もっと崇めていいのよ?」

手を挙げ、永琳とは違い優雅で男性を魅了するような笑みを浮かべながら観客席に手を振る輝夜。
その反応を受けて観客席の男性達は一瞬にして更に声を出し始め。
フィールドには輝夜コールが巻き起こる。
やはりとも言うべきか、今日の試合の観客達はどちらかというと永遠亭寄りの者達が多いようだ。

反町(そもそものネームバリューが違うしな……)

なるべくこれから戦う相手なのだからと輝夜の顔を見ないようにしながら考える反町。
永遠亭ルナティックスといえば、幻想郷で知らぬ人はいない程の名門チームなのだ。
それでもオータムスカイズのファンが少なからずいるというこの状況は……。
むしろ、反町達にとってはありがたいと感謝すべきなのだろう。

171 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/01/04(月) 20:27:54 ID:???
ジョン「さぁ〜、果たして竹林カップの頂点に立つのはどちらのチームなのか!?
    どのようなサッカーを見せてくれるのか!?
    両チームキャプテン、今、コイントスを行います」

それぞれのチームの選手紹介が終わり、センターサークルに入り審判の立会いの下。
コイントスでどちらがボールを取るか判定する反町と輝夜。
近くでよくよく見てみれば、輝夜はやはり絶世の美女。
この容姿を見ていれば、確かに妹紅の言っていたように色々な男を魅了したかぐや姫であるという話が信じられるような気がする。

輝夜「反町君、今日はどうぞよろしくね」
反町「う……」

静々と蚊の鳴くかのような声で……しかし、しっかりとよく通る声を出し手を差し出す輝夜。
浮かべた微笑に反町を見上げるような上目遣いは、何とも言えぬ殺傷力を持つ。
反町は知る由も無いが、これが全て輝夜の計算なのだから女というものはとても怖い。

輝夜(あらあら、純な男の子ね……これが本当にあんなシュートを打つ選手なのかしら?)
反町(駄目だ、意識が飛びそうになった……さて、どうしよう?)

A.「こちらこそよろしくお願いします」 これはただの挨拶、緊張する事は無い。ちゃんと返礼するぞ。
B.「これから試合をする相手です、握手は出来ない」 握手は試合が終わってからと言ってみる
C.「ふふふ……(サッカー的な意味で)陵辱してみせます!」 大声で宣言してみる
D.「審判、コイントスを……」 無視だ!早くコイントスをしてしまおう!
E.その他 自由投票枠

先に3票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。

172 :森崎名無しさん:2010/01/04(月) 20:36:06 ID:WFHm4mxg
C

173 :森崎名無しさん:2010/01/04(月) 20:42:50 ID:gqdHM48k
E ベンチの美鈴について聞いてみる

174 :森崎名無しさん:2010/01/04(月) 20:48:04 ID:bTlchVEo
A

175 :森崎名無しさん:2010/01/04(月) 20:48:19 ID:Yqic9drA
A

176 :森崎名無しさん:2010/01/04(月) 20:50:14 ID:IRhvp+pY
E ベンチの美鈴について聞いてみる

177 :森崎名無しさん:2010/01/04(月) 20:52:32 ID:???
Aだと妹紅の評価落ちそう

178 :森崎名無しさん:2010/01/04(月) 21:07:28 ID:GOu3PA56
B

179 :森崎名無しさん:2010/01/04(月) 21:17:33 ID:6H4CKNeM
E ベンチの美鈴?について聞いてみる

180 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/01/04(月) 21:42:35 ID:???
>E.ベンチの美鈴?について聞いてみる
==========================================================================
反町「あの……ところで輝夜さん、ベンチにいる選手の事ですけど……」
輝夜「ギクッ!」
反町(うわっ、口でギクッとか言う人はじめて見た!)

ここは話を逸らすのがいいだろうと思い、ルナティックスベンチを指差しながら輝夜に問いかける反町。
問いかけられた輝夜は思い切り動揺したようにうろたえつつ……。
目を泳がせながらも、何とか答えようとする。

輝夜「あ、あれはあれよ……えーっと……そう、急遽私達が用意をした謎の助っ人!
   その名も、モンゴルウーマン! 超人強度97万パワーよ!」
反町「モ、モンゴルウーマン!?」
輝夜「2000の技を持つ超人よ! ふふふ……まあ、秘密兵器ってトコね」

口に出したらそれは秘密兵器でも何でもないんじゃないかとか。
あれはただマスクを被っただけの紅魔館の門番さんなのではないかとか。
そもそも超人強度って一体何なのかと思う反町だったが……。
輝夜は何やら上手い事言ったとばかりに満面の笑みを浮かべている。

反町(と、とにかく……やっぱり助っ人だったんだな……気は抜けないぞ!)

いざとなれば永遠亭はモンゴルウーマンを出してくるのだろうし、そうなればオータムスカイズはやはり不利。
気を引き締めつつ、反町と輝夜は握手をする事もなくそのままコイントスをする。

181 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/01/04(月) 21:43:36 ID:???
先着1名様で、
コイントス→! card

!とcardの間のスペースを消してコピペして下さい。
マークによって下記の表に従い分岐します。

JOKER→米国人「俺達もいるぜ!」 ゲェー、モンゴルウーマンの元に半裸の男達が集結している!?
ダイヤ・ハート→オータムスカイズボール
スペード・クラブ→永遠亭ルナティックスボール

182 :森崎名無しさん:2010/01/04(月) 21:47:56 ID:???
コイントス→ スペード8

183 :森崎名無しさん:2010/01/04(月) 21:51:38 ID:???
一人2000万パワーズかwwwwwwwwwwww

184 :森崎名無しさん:2010/01/04(月) 22:00:00 ID:???
モンゴルマンは一応100万パワーです。
一説によればマスクに3万パワー増える力があるとかなんとか

185 :森崎名無しさん:2010/01/04(月) 22:07:06 ID:???
ということはマスクを軽量化してラーメンマンとして出てきた
王位争奪戦ではパワーダウンしてたのかww

186 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/01/04(月) 22:10:10 ID:???
>>183-185 Nikupediaでは一応97万パワーと書かれていたのですが…グムー

>コイントス→ スペード8 =永遠亭ルナティックスボール
======================================================================
コイントスの結果、ボールは永遠亭ルナティックスが得る事となる。
自分が予想した方の出目となった事で輝夜は小さくガッツポーズを取りながら永琳とハイタッチをして自陣へと戻り。
永琳はボールを持って、ベジータと共にセンターサークルへと進入。
その様子を見ながら反町は下がり、リグルと肩を並べて試合開始の合図を待つ。

反町「恐らく……初っ端から来るぞ」
リグル「うん、わかってる! 私のリグルタックルの出番だね!」
反町(相手も3−5−2の布陣……だけど、やっぱり両サイドは開いているな)

−−@−− @輝夜
−−−−− 
A−C−B Aうさぎ C慧音 Bうさぎ
−D−E− Dてゐ Eナッパ
F−−−G F悟空 Gラディッツ
J−I−− Jうどんげ I永琳
−−H−− Hベジータ

※敵チームのフォーメーションです。

187 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/01/04(月) 22:11:13 ID:???
パチュリー「先攻は永遠亭か……さて、どうやって攻めてくるかしらね……」
三杉「十中八九、永琳の中央突破と読むが?」
パチュリー「オータムスカイズがそれを警戒しているのを永琳もまた重々承知の筈よ。
      ……三杉、覚えておきなさい。 あの永琳の本当に恐ろしい所は、実力と同じくらいに戦術にもまた長けているという事よ」

試合開始時間が近づくにつれ、静まっていく観客席。
竹林カップの決勝戦、この試合に勝ったものが頂点に立つという試合。
誰しもが固唾を飲んで見守る中、審判はやがてその笛を口に咥え……。

ピィーッ!!

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

ジョン「審判の笛が、今、鳴らされました! 竹林カップ決勝、試合開始ですっ!!」

188 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/01/04(月) 22:12:42 ID:???
ベジータ「永琳!」
永琳「…………」

審判の笛が鳴ると同時に、今大会一番の怒号が観客席から巻き起こり。
ビリビリとその振動を肌で感じながら、反町は相手の出方をまずは伺う。
大方の予想通り、キックオフ直後にボールはベジータから永琳へと渡りベジータはそのままオータムスカイズゴール前へ向かい。
逆に永琳はややゆったりとした調子でフィールド全体を見渡すようにしつつ中央を突破してくる。
決して速度は無いが、それでも着実にオータムスカイズ陣へと進入してきている。

リグル「よーし、勝負だー! このリグルのリグルタックルを受けてみろー!!」
反町(俺のタックルでも通用する筈だ……まずは止めて出鼻を挫く!)

それを見て黙っているようなリグルでもなく、猛然と突進をして永琳へと踊りかかった。
反町もまた、まずは相手の実力を計り見る為にもとリグルに続きボールを奪いに向かう。
それらを薄い笑みを浮かべながら永琳は見つつ……両サイド際へと視線を小さく送る。

永琳(さて……まずは小手調べ)

先着3名様で、
永琳→ ! cardドリブル 58 +(カードの数値)=
リグル→ ! cardリグルタックル 47 +(カードの数値)+(人数差補正+1)=
反町→ ! cardタックル 49 +(カードの数値)+(人数差補正+1)=

!とcardの間のスペースを消してコピペして下さい。数値で勝負します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ドリブル成功! 永琳、そのまま中央突破を仕掛けるかと思いきや……?
=1〜−1→ボールはこぼれ球に。左から(悟空がフォロー、ベジータとメディスンで競り合い、メディスンがフォロー)
≦−2→オータムスカイズ、ドリブルを阻止。

※永琳の数字がAで「月の頭脳」が発動し15扱い。

189 :森崎名無しさん:2010/01/04(月) 22:15:45 ID:???
永琳→  クラブ3 ドリブル 58 +(カードの数値)=
原作で自分で100万パワーって言ってる。ミッショネルズ戦の序盤

190 :森崎名無しさん:2010/01/04(月) 22:16:47 ID:???
反町が絵札出せば止まるぞ!

191 :森崎名無しさん:2010/01/04(月) 22:19:24 ID:???
リグル→  ハート9 リグルタックル 47 +(カードの数値)+(人数差補正+1)=

192 :森崎名無しさん:2010/01/04(月) 22:23:35 ID:ohB2wbc6
反町→  ハート9 タックル 49 +(カードの数値)+(人数差補正+1)=

193 :森崎名無しさん:2010/01/04(月) 22:30:50 ID:???
グムー、届かんか……

194 :森崎名無しさん:2010/01/04(月) 22:31:27 ID:???
惜しかったな

195 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/01/04(月) 22:41:30 ID:???
>永琳→  クラブ3 ドリブル 58 +(カードの数値)=61
>リグル→  ハート9 リグルタックル 47 +(カードの数値)+(人数差補正+1)=57
>反町→  ハート9 タックル 49 +(カードの数値)+(人数差補正+1)=59
>≧2→ドリブル成功! 永琳、そのまま中央突破を仕掛けるかと思いきや……?
===================================================================================
穣子らのものに比べれば幾分か精度が落ちるものの、それでもFWとしては十分な切れ味を持つリグルのタックル。
真っ向勝負は永琳にとっても分が悪いものかと思われたが……。
永琳は何と避けようという動作も見せず、そのまま真正面からリグルに向かっていく。

リグル「な、何考えて……!?」
永琳「あなたには理解出来ないような事よ。 はっ!」
リグル「え、ええええええええっ!?」

今にもぶつかると思わずリグルが足を止めた所で、不意に永琳は声を上げながらリグルの足の下にボールを通しリグルを抜き去る。
しかし、そこに待ってましたと追撃にやってきたのは反町。
ボールが永琳から離れた瞬間を狙って奪い取ろうとしたのだが……。

ギュルルッ! ボムッ!

反町「なっ!?」

突如ボールは反町に渡る寸前にバックスピン。
予め永琳がかけておいた逆方向への回転が地面に落ちた瞬間に機能したらしく反町の足元から離れ。
綺麗に永琳の元へと戻り、そのまま永琳はボールを右サイドへと叩く。

永琳「いきなさい、うどんげっ!」
うどんげ「はい、師匠!」
反町「な……なにィ!?」
パチュリー(……あれでまだ永琳は本気を出していないのよね。 本当に、恐ろしい選手だわ)

196 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/01/04(月) 22:42:32 ID:???
ジョン「あ、ああああっとォ! こ、これは凄い! 永琳選手、圧倒的なドリブル技術で反町選手らのタックルをかわしたァァッ!
    そして、ボールは一気に右サイドのウイング、うどんげ選手へと渡りました!」

幽香(!? 永琳自身が攻め込んでこない……? まあいいわ……まずはあのウサギを料理してやりましょう!)

誰しもが永琳の中央突破を予想していたところを、まさかのうどんげへのパスで動揺してしまうオータムスカイズ一同。
うどんげの走るサイド寄りの幽香は永琳のパスを見た後。
すぐさま気を取り直してサイドを走るうどんげへと向かおうとする。
足が遅く、永琳を警戒していて中央寄りに位置していた幽香であるがうどんげも俊足と言われる選手ではない。
徐々に距離は詰める事が出来、オータムスカイズ陣地半ばまで来たところで幽香はようやくうどんげへと追いつく。

幽香「大人しくボールを置いて吹き飛ぶか、抵抗して吹き飛ぶか自由に選びなさい」
うどんげ「ど、どっちもやだああああああああああ!!」

先着2名様で、
うどんげ→ ! cardマインドシェイカー 48 +(カードの数値)=
幽香→ ! cardタックル 51 +(カードの数値)=

!とcardの間のスペースを消してコピペして下さい。数値で勝負します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ドリブル成功! うどんげ、そのままサイドを更に走ってゆく。
=1〜−1→ボールはこぼれ球に。左から(悟空がフォロー、ルナティックススローイン、メディスンがフォロー)
≦−2→オータムスカイズ、ドリブルを阻止。

※「マインドシェイカー」の効果により。
 タックルにいった者のマークがダイヤで−1。ハートで−2。スペードで−4。クラブで−6の補正がつきます。
※スキル「喧嘩サッカー」の影響により、幽香のカードがスペードでも反則の対象となります。
 また、幽香の接触行動には全て吹っ飛び係数3がついています。

197 :森崎名無しさん:2010/01/04(月) 22:47:35 ID:???
うどんげ→  スペード5 マインドシェイカー 48 +(カードの数値)=

198 :森崎名無しさん:2010/01/04(月) 22:47:44 ID:???
幽香→  ハートA タックル 51 +(カードの数値)=

199 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/01/04(月) 23:09:53 ID:???
>うどんげ→  スペード5 マインドシェイカー 48 +(カードの数値)=53
>幽香→  ハートA タックル 51 +(カードの数値)+(幻覚-2)=50
>≧2→ドリブル成功! うどんげ、そのままサイドを更に走ってゆく。
===========================================================================
うどんげ「う、うわあああああああっ!」
幽香「!?」

どことなく臆病そうな風貌をしており、実際にその通りな性格をしているうどんげ。
しかし、こう見えて彼女も一応は常勝軍団・永遠亭ルナティックスに所属をする選手なのである。
当然ながら相応のプライドは持っており、目の前からやってきた幽香に対しても真っ向から勝負。
叫び声を上げながら突進してくるうどんげに思わず意表をつかれたか……。
幽香はうどんげが見せる幻覚も相まってまともなディフェンスが出来ず、うどんげはその隙を突いて見事に突破をする。

ジョン「お、おおおっとォ!? これは、うどんげ選手見事にサイドを突破ァァァ!
    幽香選手、うどんげ選手のドリブルに反応すら出来ずに通してしまった!」

幽香「ッ!」
橙(ディフェンスを買われてスタメンなのなら、ちゃんと止めてよ!)

うどんげに抜かれたとあって幽香は恥辱に満ちたように顔を真っ赤にしながら後を追い。
橙や静葉は何も言わないものの、ベンチから非難の目を幽香へと浴びせる。
一方で幽香を抜かしたとあってうどんげは気をよくしたのか、ほっと安堵の溜息をつきつつ。
笑みを浮かべながら、そのままサイドを突破にかかる。
そして、永琳もまたそのうどんげの後を追いゴール前まで走っているものかと思われたが……。

反町「え……?」
永琳「…………」

ジョン「あ、ああああああっとォ!? こ、これは……永琳選手! 反町選手にピッタリついているぅぅっ!
    永琳選手、反町選手のマンマークだァァッ!!」

200 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/01/04(月) 23:10:59 ID:???
観客「お、おい、えーりんが攻めてねぇぞ!?」「うどんげたちだけで点が取れるのかよ!?」
「いいなぁ、俺もえーりんに密着されてぇ!」

そう、永遠亭ルナティックスのエース……八意永琳は、うどんげにパスを出した直後。
攻めあがるという事を一切せず、ただ反町の傍らにぴったりと張り付き彼をマークしていたのだ。
当然ながらうろたえる反町だったが、永琳はその様子を見てもピクリとも笑わず。
ただただ反町に張り付くのみである。

魔理沙「ハァ!? 永琳がマンマークだァ!?」

この事態は当然ながら観客達の間にも混乱を広げていく。
特に魔理沙とレミリアからしてみれば、反町はただの矮小な人間。
天才と揶揄される永琳自らがマークをされるような人物には、到底見えないのである。
そして、それは観客達だけではなく……フィールドに立つ選手にも少なからず影響を与えていた。

ヒューイ「に、人間〜……」
反町(! そ、そうか……ヒューイ達もこんな状況じゃ永琳さんにつく事は難しい……。
   ど、どうしよう?)

困惑した様子で反町達と距離を取りつつ、サイドを駆け上がっていくうどんげを見つめるヒューイ、妹紅、穣子の3人。
彼女達は永琳のマークにつく為にとこの試合で指示を出されていたのだ。
そのマークにつく筈だった永琳自身が守りに入っている状況で、どうしていいかわからないのだろう。

反町(どう指示を出そう? どう指示を出せば……)

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0ch BBS 2007-01-24