キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【前回休載】幻想のポイズン26【幻想の軽業師】

1 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/02/01(月) 18:23:16 ID:???
全日本ジュニアユースのFW(?)、反町一樹が幻想郷のサッカー界に旋風を巻き起こすというスレです。
この話はキャプテン森崎のパラレル作品で、
東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。
もしかしたら他のアニメや漫画、小説などからもキャラが出たりするかもしれませんがご了承下さい。

本編のように、選択肢を選んだりカードを引いたりして物語が進んでいきます。

【前スレ】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1263805267/l50

[大まかなあらすじ。]
幻想郷の賢者、八雲紫に連れてこられた反町一樹。
秋姉妹らと出会いオータムスカイズを結成、幻想郷に混乱を巻き起こす為に今日も戦いに励むのだった!

[前スレのわかりやすいあらすじ。]
激戦の竹林カップを優勝で飾ったオータムスカイズ。
その後、しばし平穏の中次の大会に向けて準備をするのだが反町はチーム内の不和に気づく。
果たして反町は無事チーム内に平穏を取り戻すことが出来るのか!?

にとり「おのれ幽香……奴がこのチームまでも破壊してしまった」
幽香「早く完成させないとね、ネオフラワースパーク(仮)!」
ヒューイ「オータム5つの誓い! 一つ、腹ペコのまま試合に行かない事ー!」
椛「さらばオータムスカイズ!」
白蓮「ナンミョーホーレンゲキョー! 南無三!」
反町「胃が痛い……でも何とかしないと……」
佐野「あれ!? 俺の出番は!?」

解決するのかしないのか、まだまだ中の人にもわからぬオータム会談。
そんな幻想のポイズン26スレ目、このスレでもよろしくお願いします。

516 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/02/07(日) 17:58:36 ID:???
>>514
次の練習では13〜17がフラグ回収、つまり取得。
18以上でそれ+シュート力+1になります。

517 :森崎名無しさん:2010/02/07(日) 18:03:13 ID:???
反町のシュートだけは全幻想郷中の選手の頂点に立ったらしいし、そろそろコーチもらう?
ドリブルは橙から、タックルは妹紅、せりあいはリグルか幽香さんの3パターンがあるけど

518 :森崎名無しさん:2010/02/07(日) 18:06:07 ID:???
守備力が欲しいからタックルがいいなぁ
パスカットも欲しいけど・・・

519 :森崎名無しさん:2010/02/07(日) 18:23:07 ID:???
>>515
つーか幽香さんに何かついてる
前の大会からずーっと

520 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/02/07(日) 18:41:51 ID:???
>反町のサポート→ クラブA +幽香の特訓→ ダイヤQ =必殺フラグ(シュート)を取得!
==================================================================================
幽香「はァァァァァァァッ!!」

ドガバキガァァァッ!!

体中から妖気を溢れ出させ、一心不乱にボールを蹴り抜く幽香。
反町から誘ってくれた練習で無様な真似を見せる訳にもいかないと熱心に練習に励み。
フラワースパークの時のようなただ考えもなしに適当にシュートを打つのではなく。
一点に力を集中してボールを蹴り抜く。
そのボールは幽香の圧倒的パワーを受けてひしゃげながら轟音をかきたてゴールへ。
ゴールネットを突き破り、その後ろにあった壁に激突すると衝撃に耐えかね破裂をする。

幽香「ふぅ……まぁ、しかし、これで予定の半分ほどって所かしらね。
   スピードは申し分ないけれど、もう少し破壊力が無いと……」

既に十分過ぎる程の威力となったシュートにも、しかし幽香は満足していないらしく。
更なる破壊力――衝撃度の増加を望み、まだ完成ではないと首を振る。
しかし、少なからず今回の練習でようやく完成の目処が立ったのは事実だ。
次の練習では恐らく完成させる事も可能となるだろう。

幽香(ドリブル、パス、シュート、全てが出来てこそ完璧なMFよ……。
   最強であるオータムスカイズには、最強のMFがいなければならない……そして、それに私がならなければ)

皆に頼られるような力強いMFになろうと胸に誓う幽香。
一方、反町は幽香が出していた妖気に物怖じして物陰からそっと練習風景を見守っていたのだった。

反町(……なんか禍々しいオーラみたいなのが見えた。 なんかもう、本当に幽香さんの事がわからない)

※幽香が必殺フラグ(シュート2)を習得しました。

521 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/02/07(日) 18:42:59 ID:???
その後、そろそろ朝食が出来上がる時間だという事で練習を切り上げ。
一路家路へとつく反町と幽香。
帰り着き居間へと入ると既に二人を除く面々も勢ぞろいしており。
反町達は練習の成果を報告しつつ、着席をして食事を開始する。
そして、それも終わって今日は久々に全員揃っての休養だと一同は各々休み始めるのだが……。

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!

リグル「!? な、なんだぁ!?」

不意に遠くから聞こえてきたのは、何か巨大なものが動いているのかと思える程の轟音。
リグルのみならず、お子様組は一体どうしたのかと体を起き上げて音の正体を探ろうとし。
その他の者達も落ち着かない様子で、おろおろとし始める。

反町「ど、どうしたんだ?」
椛「むぅ……これは妖怪の山の方から聞こえてくるッスよ! しかも、ちょっとずつこっちに近づいてくるッス!」
反町「妖怪の山から?」

今日は明日このオータムスカイズを発つ準備の為にと家に残っていた椛が。
その感度のいい耳を使って音の正体を探ろうとする。
しかし、結局わかった事といえば音の正体が妖怪の山方面からこの家に近づいてきているという事。
そして、やはり大方の予想通り何かとてつもなく巨大なものであるという事である。

穣子「どどどど、どうしましょう?」
チルノ「きっと今度こそ本物のだいだらぼっちに決まってるわ!」
椛(もしかしたら、本当に大歳星君が……!?)
反町(うわぁ、皆驚いてる……でも、確かにこのまま何か巨大なものが近づいてきたら困るかも。
   どうしよう!?)

522 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/02/07(日) 18:44:11 ID:???
A.「よし、ひとまず外に出て確認しよう!」 巨大なものの正体を確認するのが一番だ!
B.「まあ放っておいても大丈夫だろう」 さぁ、普通の日常パートに移行だ
C.「幽香さん、お願いします!」 何かわからんが危険っぽい事は幽香さんに任せてみよう
D.「にとり、どうしよう!?」 頼れる河童さんに意見を聞いてみる!
E.「とりあえずテーブルの下に避難しよう!」 おさない、かけない、しゃべらないの精神で避難だ
F.その他 自由投票枠

先に3票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。

523 :森崎名無しさん:2010/02/07(日) 18:44:38 ID:B+GJVq1Q


524 :森崎名無しさん:2010/02/07(日) 18:46:11 ID:LkL0zWY6
C

525 :森崎名無しさん:2010/02/07(日) 18:48:21 ID:pSQbYrJo
D

526 :森崎名無しさん:2010/02/07(日) 18:50:20 ID:NTNh6BS6
A

527 :森崎名無しさん:2010/02/07(日) 18:51:19 ID:w7Ou44ds

椛、窓からそっとお前の千里眼で確認してくれないか
ただし、危険だと感じたら無理しないですぐに戻ってきてくれ

528 :森崎名無しさん:2010/02/07(日) 19:14:21 ID:yAtxZPcg
A

529 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/02/07(日) 19:33:18 ID:???
>A.「よし、ひとまず外に出て確認しよう!」 巨大なものの正体を確認するのが一番だ!
=====================================================================================
反町「このままいても仕方ない、ひとまずこの目で正体を確認しよう!」
静葉「そ、そうね!」

とにかく相手の正体がわからない事には対処法もわからない。
反町の言葉に一同も頷き、揃ってぞろぞろと外に出て音のする方向に視線を向ける。
一体何がいるのかと期待半分、不安半分に見てみるとそこにいたのは……。

メディスン「な……何よ、あれ!?」
反町「きょ、巨大ロボット!?」

妖怪の山方面からこちらに移動をしてきていたのは、全高18メートルはあろうかという巨大な白い姿をしたロボットだった。
和風な幻想郷の景観にはどことなく似合わないその巨大な人形は……。
しかし、しっかりと地に足をつけて何故かオータムスカイズの家屋の方へと歩いてきている。
歩くたびに風や振動が伝わり、反町達は思わず震え上がるのだが……。

幽香「ふんっ、面白いわ……来るなら来なさい」
ヒューイ「かっこいー!!」
サンタナ「乗りたいっ!」

一部、血沸き肉踊っている人や単純にロボットを格好いいとおもっている者もいる。
舌なめずりをしながら手の骨をボキボキ鳴らす幽香に目を輝かせるヒューイやらチルノやらを尻目に。
一応、真っ当な感性をしている者達はどうしたものかと顔をつき合わせて考える。

530 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/02/07(日) 19:34:20 ID:???
リグル「このままじゃあのロボット、家に突っ込んじゃうよ!?」
橙「そ、そうなれば家がボロボロで私達路頭に迷っちゃう事になりますよ!?
  どどどど、どうするんですか!?」
妹紅「まあ家が無くても生活していけない事は無いけど……」
反町「いや、それは妹紅さんだけです。 多分」

ああでもない、こうでもないと話し合いをしている内に。
18メートルの巨大ロボット――背中に黒い翼を持った白い姿のロボットはどんどん近づいてくる。
その手には何やら大きな銃を持っており、何とも強そうな姿である。
このままではオータムスカイズ一同は路頭に迷う事となり……。
流石にそれは勘弁願いたいと考える一同だが、一向にいい考えは浮かび上がらない。

穣子「ど、どうしよう反町?」
反町「そ、そうだな、ここは……」

A.「ここは俺に任せてお前は先にいけ!」 俺が巨大ロボットと戦ってやる!
B.「こうなりゃやっつけるしかないぞ!」 巨大ロボットを倒そう!
C.「にとり、何かいい知恵は無いか?」 ロボといえば河童だろ!
D.「避難しよう! 家より命の方が大事だ!」 おさない、かけない、しゃべらないの精神で(ry
E.その他 自由投票枠

先に3票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。

531 :森崎名無しさん:2010/02/07(日) 19:34:45 ID:B+GJVq1Q


532 :森崎名無しさん:2010/02/07(日) 19:35:11 ID:???
ここまでにとりがしゃべってない件について

533 :森崎名無しさん:2010/02/07(日) 19:36:12 ID:???
Aが明らかに死亡フラグすぎるwww

534 :森崎名無しさん:2010/02/07(日) 19:45:50 ID:utDNyfhU
D

535 :森崎名無しさん:2010/02/07(日) 19:46:51 ID:NTNh6BS6
C

536 :森崎名無しさん:2010/02/07(日) 19:49:49 ID:pSQbYrJo
C

537 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/02/07(日) 20:34:35 ID:???
>C.「にとり、何かいい知恵は無いか?」 ロボといえば河童だろ!
============================================================================
その反町の言葉に、ハッとする一同。
そう、ロボと言えば機械。機械といえば河童。
このオータムスカイズには自称幻想郷一の科学力を有すると豪語する河童――河城にとりがいるのである。
縋るような思いでにとりに目線を一同が向けると、にとりは腕を組んだまま。
目深に被っていた帽子で誰とも目をあわさぬまま……くくく、と笑い始める。

妖精1「……河童?」
にとり「くくく……ふふふ……かーっぱっぱっぱっぱっぱァァァッ!!
    いいよ反町! よくぞこの幻想郷一の科学者、最強のエンジニア河城にとりを思い出してくれた!
    河童のォ! 科学はァ!! 世界一ィィィィィッ!!」
反町「に、にとり?」

何か悪い病気なのではないかと疑ってしまう程の勢いで狂ったように笑い声を上げるにとり。
しかし、にとりはそんな視線などお構いなしとばかりにリュックを地面に下ろすと同時。
封を開き、中から何かのスイッチを取り出して掲げる。

にとり「こんな事もあろうかとォ! このにとり様は巨大ロボを建設していたのさァ!
    ふっふっふ、こんな事もあろうかと! こんな事も! あろうかとォォォッ!!」
反町「な、なんだってー!?」
にとり「さぁ、聞いて驚け! 見てもっと驚け! GO!」

一同が驚く中でポチリ、とスイッチを押すにとり。
すると、不意に遠く――霧の湖の方角から、何か巨大なものが動き出す音が再び聞こえてくる。
一体何事か、すわ新たな敵かと身構える反町達の前に現れたのは……。
音速をも超えているのではないかという勢いで迫ってきた、3つの戦闘機であった。

538 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/02/07(日) 20:35:44 ID:???
穣子「ちょおおおっ!?」

あまりの勢いに吹き飛ばされそうになりつつも、何とか体勢を整え。
着陸をした3つの戦闘機を見やる反町達。
それぞれ赤、白、黄の色をした戦闘機は形状も若干異なっているが……。
そのどれもが立派にあのロボットと戦えそうなパワーを備えているように見える。

反町「こ、これが……」
にとり「そう! こいつが私の開発した緊急用開発汎用人型決戦兵器! その名も、カッパーロボだァァァッ!!」
メディスン(……なんだろう。 何だか凄く不安だわ)

自信満々に話すにとりは、立て板に水といった様子でカッパーロボについて詳しく説明する。
曰く、このカッパーロボとは3機の戦闘機が合体する事によって3種の形態に姿を変え。
空、陸、水とあらゆる場所で戦闘が行える万能兵器らしい。

にとり「かっぱっぱ! このカッパーロボが来たからには、怖いもんなしだ!
    さぁ、あの巨大ロボットをぶっ倒そう!」

確かに、にとりの言葉を信じるならばこのロボがあればあの巨大ロボにも対抗が出来る。
家を破壊されるのを指を銜えて眺めるだけでなく、抗えるのだ。
しかし、問題が一つ……。

リリーW「誰が乗るんですよ〜?」
にとり「…………あ」
反町「……に、にとりィィィッ!?」

539 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/02/07(日) 20:36:46 ID:???
そう、この戦闘機は基本的にマニュアル制御なのである。
スイッチを押すだけで自動操縦でここまで飛んでは来たものの、出来るのはそこまで。
合体も攻撃も、動かそうとおもうのならば誰かが乗り込んで動かさなければならない。
しかし、そこまではにとりも考えが及んでいなかったのか。
ロボットを作るだけで満足していたにとりはパイロットの準備を忘れていたのだ。

にとり「しまったぁぁ!!」
リグル「しまったじゃないよ! ここまで引っ張った癖に、結局使えないの!?」

詰めを誤ったと嘆くにとりに、肩を落とす一同。
結局、事態は好転しないのかと深く溜息を吐くのだが……その瞬間。

ガガガガァァァァッ!!

反町「!?」

突如近づいてきていた巨大ロボットが攻撃を開始。
この戦闘機を見て危険だと判断をしたのだろう、手に持っていた銃からエネルギー波を発射する。
瞬間、反町達がいた場所には強力な衝撃が襲い掛かり爆風と共に反町達は吹き飛ばされるのだが……。
その吹き飛ばされた者達の中から3人が、吸い込まれるように3種の戦闘機のコックピットの中に着地をした。
果たして、その3人とは……。

540 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/02/07(日) 20:37:49 ID:???
先着3名様で、
イーグノレ号→! card=
ヅャガー号→! card=
ベノフー号→! card=

!とcardの間のスペースを消してコピペして下さい。
数字によって下記の表に従い分岐します。

JOKER→どこからか来たゴーグル少年が乗り込んだ!/色黒のジャガーじゃなくてパンサーが乗り込んだ!/
なんか熊っぽい超危険人物が勝手に乗り込んだ!
J〜K→反町/幽香/妹紅
9〜10→リグル/レティ/にとり
7〜8→静葉/橙/穣子
5〜6→チルノ/大妖精/ヒューイ
3〜4→メディスン/椛/サンタナ
A〜2→リリーW/リリーB/妖精1

541 :森崎名無しさん:2010/02/07(日) 20:38:06 ID:???
イーグノレ号→ ハート4 =

542 :森崎名無しさん:2010/02/07(日) 20:38:29 ID:???
ヅャガー号→ ダイヤ2 =

543 :森崎名無しさん:2010/02/07(日) 20:38:49 ID:???
ベノフー号→ ハート3 =

544 :森崎名無しさん:2010/02/07(日) 20:39:27 ID:???
不安すぎる人選だwww

545 :森崎名無しさん:2010/02/07(日) 20:41:31 ID:???
リリーB「目だ 耳だ 鼻!!」

546 :森崎名無しさん:2010/02/07(日) 20:41:54 ID:???
熊っぽい超危険人物だけわからん誰だ?

547 :森崎名無しさん:2010/02/07(日) 20:44:40 ID:???
>>517
え!?魅魔さまも越えたの!?
って思ったけど
よく考えたらあの人って所属が幻想郷じゃないのか

548 :森崎名無しさん:2010/02/07(日) 21:10:30 ID:???
俺が一番好きなブラックカッパーが無いんですけど

549 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/02/07(日) 21:16:31 ID:???
>イーグノレ号→ ハート4 =メディスン
>ヅャガー号→ ダイヤ2 =リリーB
>ベノフー号→ ハート3 =サンタナ
===========================================================================
メディスン「きゃあ!?」
リリーB「!?」
サンタナ「むぎゅう!?」

真っ赤なイーグノレ号に飛び込んだのは、毒を吐くのに定評のある人形妖怪メディスン。
白銀のヅャガー号に飛び込んだのは、春を告げる妖精リリーブラック。
そして、黄色のベノフー号に飛び込んだのは強気な妖精サンタナである。
それぞれ頭などを強かに床に打ちつけてしばらく痛がっていたのだが……。

にとり「みんな、早く起き上がって! 敵はもう目の前だよ!」
メディスン「うわっ!?」

突如、各々の目の前ににとり――否、にとりの姿が映された画面が現れる。
どうやらあの吹き飛ばされた後でもにとりはいち早く体勢を立て直す事に成功したらしい。

リリーB「……何しているのにとり?」
にとり「にとりじゃない! 博士と呼べ、博士と!
    私は今外からこんな事もあろうかと用意しておいた通信機で話をしている。
    いいかい、この危機を脱するには君達の力が必要だ! その戦闘機で目の前の敵と戦うんだよ!」
メディスン(こんな事もあろうかとって……それが出来て、何で正規のパイロットを用意してないのよ)

にとり曰く、既に敵の巨大ロボットは家を破壊する一歩手前まで迫っており。
それを退治するには、幸運にも戦闘機に乗り込んだ3人の力を合わせる必要があるらしい。
当初は困惑をしたメディスン達であったが……しかし、流石に彼女達も家が無くなるのは嫌である。
何となく釈然としないが、ここは力をあわせるしかないと渋々にとりの言葉に頷いた。

550 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/02/07(日) 21:17:31 ID:???
サンタナ「まあいーわ! ロボット操縦、かっこいい!」
にとり「よーし、まずは合体だ! 皆、レバーを引いて戦闘機を発進させて!」
リリーB「わかった……」
にとり「違う! そこはラジャー、もしくは了解だよ!」
メディスン「いいじゃない別に何でも……」
にとり「駄目だよ、巨大ロボットには巨大ロボットの様式美ってもんが……」
メディスン「……発進」

まだ何かを喚くにとりを尻目に、一同はレバーを引き戦闘機を発進させる。
瞬間、戦闘機は一気に加速をして飛び上がり。
白いロボットの鼻先を掠めて宙を舞い始める。

にとり「よし、次に合体だ! 相手は中々火力が高そうなうえに空も飛びそうだからね。
    ここはカッパー1でいくよ! メディスン! チェンジ・カッパー1スイッチオン!と叫びながら前の赤いボタンを押して」
メディスン「……チェンジ・カッパー1、スイッチオン」

音声認識システムの関係上、嫌々台詞を吐くメディスン。
すると今まであべこべに動いていた戦闘機は一瞬にして隊列を取り。
やがてそれぞれが変形をして、連結、合体をする。
イーグノレ号の頭部に、ヅャガー号の胸部と腕部、そしてベノアー号の脚部……。
真っ赤なマントを生やし、トマホークと何故か鉄で出来たキュウリを持ったその姿こそ。

にとり「天下無敵のスーパーロボット! カッパーロボだァ!!」
メディスン(……どうして私がここに落ちたんだろ。 泣きたい)

551 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/02/07(日) 21:18:35 ID:???
私はスーパーじゃなくて、どちらかというとリアルなんだと内心泣きはらすメディスン。
しかし、敵もそんなメディスンの心情がわかる筈も無い。
突如現れたカッパーロボを前にし、敵の白いロボットは銃口をこちらへと向け。
戦闘をする気満々である。
やるしかないかと溜息を吐きながら、メディスンはにとりにカッパーの武装を聞くのだが……。
不意にその瞬間、目の前のその白いロボットから通信が入る。

???「うにゅ……出てきたな、カッパーロボめ!」
メディスン「!? え、ちょ、誰!?」

通信障害か、相手の顔も声も掠れて通信では誰だかわからない。
だが、その舌っ足らずな口調の持ち主はカッパーの名を知っているらしく。
思わずメディスンは動揺をするのだが……。

???「ここで会ったが……うにゅ。 なんだっけ?」
メディスン「……いや、知らないわよ」
???「うにゅう……。 えっと、えっと……。 そうだ、百年目! ここで会ったが百年目!」

通信の向こう側からまるで台本を捲るかのような音がしたと思えば。
あからさまな棒読みで台詞を吐き捨てる通信相手。
何だか間抜けを相手にするようで調子が狂いそうになるが……。
それでもメディスンは自身に何とか気合を入れようと頬を叩いてから、カッパーに構えを取らせる。

メディスン「えっと……あんま気乗りしないけど、やるならやるわよ?」
???「うにゅにゅ。 いいだろう、来るがいいカッパーロボ! ここは……えっと……。
    ……そう、このウニュングガソダムがお相手するにゅう!」
にとり「やれー、メディスン! 幻想郷に平和を取り戻すんだ!」
メディスン「………………誰か代わって」

552 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/02/07(日) 21:19:51 ID:???
先着2名様で、
リーダー風吹き荒れる・カッパー1 150+! card+! card+! card=
火力が高いリアル系・Wガソダム 145+! card+! card+! card=

!とcard・diceの間のスペースを消してコピペして下さい。数値で勝負します。
チルノと大妖精とリリーB、妖精トリオ、だいだらぼっち?は別々に引いてください。

※カッパー1のマークがダイヤ・ハートで「カッパービーム」が発動し+30の補正、重複無し。
 数字がJ〜Kの場合「オープンカッパー」が発動し相手の一番高い数字のカードを無効化。重複なし。
※Wカソダムのマークがダイヤ・ハートで「バスターライフル」が発動し+15の補正、重複あり。

>>546
キャプ森で熊っぽいというと思いつかなかったので、適当にRJ7とか作ったあの人のことです。
>>548
ピンチになったら出てくるかも…?

553 :森崎名無しさん:2010/02/07(日) 21:20:18 ID:???
リーダー風吹き荒れる・カッパー1 150+ スペード2 + クラブK + スペード5 =

554 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/02/07(日) 21:20:51 ID:???
すみません、コピペミス…

>チルノと大妖精とリリーB、妖精トリオ、だいだらぼっち?は別々に引いてください。

この部分は無視して下さい。

555 :森崎名無しさん:2010/02/07(日) 21:21:32 ID:???
火力が高いリアル系・Wガソダム 145+ ダイヤA + ハート6 + スペード9 =

556 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/02/07(日) 21:38:04 ID:???
>リーダー風吹き荒れる・カッパー1 150+ スペード2 + クラブK + スペード5 =170
>火力が高いリアル系・Wガソダム 145+ ダイヤA + ハート6 + スペード9(無効化)+(バスターライフル+30) =181
=======================================================================================================
???「食らえぇ! これが私のバスターライフルにゅ!」
メディスン「!?」

しゃべり口こそあまり威圧感やらカリスマやらを感じなかったものの……。
しかし、実際戦ってみると相手の力は絶大であった。
戦闘慣れをしているのか、大経口のライフルを振り回してビームを乱射。
それらを回避するだけでメディスンは必死で、反撃などまるで出来ない。
そうこうしている内にあっという間に追い詰められたメディスン、そしてカッパー1だったが……。

にとり「こうなりゃ一旦分離して逃げるんだ! オープンカッパーと叫んで!」
メディスン「りょ、了解! オープンカッパー!」

にとりの助言を受け、再び戦闘機の状態に戻り一旦散開するメディスン達。
今一歩の所で逃げられたとあってウニュングガソダムは地団太をしばらく踏んでいたのだが……。
やがてある程度の場所までメディスン達が離れ、もう大丈夫だろうと再び合体をした瞬間。

???「そこにゅうっ!」
メディスン「な、なにィ!?」

その合体した瞬間の一瞬の隙を突き、バスターライフルを発射。
精密な射撃の前にはメディスン達もどうする事も出来ず、そのままカッパーロボは大きな衝撃音を立てて倒れこんでしまう。

メディスン「くっ……」
サンタナ「こらーっ! 私まだあんまり触ってないのよー!? ちゃんとやってよ!!」
リリーB(能力UPのボーナス……貰いたい……。 恵まれない選手に愛の手を……)
???「うにゅにゅ……さぁ、とどめにゅ!」

もはやこれまでかとメディスン、そしてカッパー1が地面に手をついた……その時。

557 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/02/07(日) 21:39:06 ID:???
先着1名様で、
来るか救世主!?→! card=

!とcardの間のスペースを消してコピペして下さい。
数字によって下記の表に従い分岐します。

JOKER→???「ミーに任せなサーイ!」 薔薇が似合いそうなアメリカ人、変なロボットで推参!
ダイヤ・ハート→リリーW「任せるですよ〜!」 リリーホワイトがブラックカッパーに乗って推参だ!
スペード→幽香「おらあああ!」 なんと幽香さんが生身でカッパー1を庇った!東方不敗フラワーマスター!
クラブ→現実は無常だった。カッパーロボは破壊されてしまう

558 :森崎名無しさん:2010/02/07(日) 21:39:25 ID:???
来るか救世主!?→ ダイヤ9

559 :森崎名無しさん:2010/02/07(日) 21:39:31 ID:???
来るか救世主!?→ スペード5 =


560 :森崎名無しさん:2010/02/07(日) 21:39:53 ID:???
東方不敗フラワーマスターwww

561 :558:2010/02/07(日) 21:40:28 ID:???
>>559
ダイヤ・ハートとスペードの結果交換しない?だめ?

562 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/02/07(日) 21:41:56 ID:???
ええと、すみません。
>>558さんのものは=までコピペできていませんので、>>559さんの方を使わせてもらいます。

563 :559=548:2010/02/07(日) 21:47:33 ID:???
>>561
むしろ俺は貴方の結果と交換したいっつーの!
チクショォォォォ!
……でもまぁ楽しいからイイ!

564 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/02/07(日) 21:56:14 ID:???
>来るか救世主!?→ スペード5 =幽香「おらあああ!」 なんと幽香さんが生身でカッパー1を庇った!東方不敗フラワーマスター!
======================================================================================================
銃口をカッパー1に向け、引き金を引こうとするウニュングガソダム。
目を瞑り、もはやこれまでと覚悟を決めたメディスンであったが……。
銃口からエネルギー弾が発射され、カッパー1に当たろうとした瞬間。

ゴガアアアアアアアアアアッ!! パァンッ!!

突如、その間に人影が飛び込みエネルギー弾を片手で弾く。
弾かれたエネルギー弾は遠く遠くかなたへと飛んでゆき、どこかで爆音が鳴り響き……。
思わず一体何が起こったのかと、ウニュングガソダムのパイロット。
そして、メディスン達も目を丸くして驚きながら弾いた人物へと目を向ける。
しかし、生身で、片手で、超高威力のエネルギー弾をはじけるような人物など――この場には一人しかいない。

幽香「……温いわ」
メディスン「ゆ、幽香ッ!!」

弾いた手をひらひらと振りながらにたりと笑みを浮かべる幽香に、思わず歓声を上げるメディスン。
全高18メートルはあろうかというガソダム、そしてそれ以上の高さを誇るカッパーの間にぽつんと一人だけいる幽香は。
何ともシュールな光景であるが、あえてメディスンはそれを言わず。
その調子でガソダムを倒せと幽香に向けて発破をかける。

メディスン「やっちゃえ、幽香!」
にとり「ちょ、ちょ、ちょ、ま、待てぇぇぇ!! こ、これは巨大ロボットの夢の競演だよ!?
    駄目駄目駄目、駄目だよ生身で戦っちゃ! 巨大ロボット同士で戦わなきゃ……」
幽香「ハァァァ……相手が機械なら、手加減はいらないわね」
にとり「やめてええええええええええええええ! やだやだやだ、これはロボット大戦なんだぁー!」
???「う、うにゅう! 踏み潰すよ!!」
幽香「そう。 なら、私は握りつぶしてあげる」

565 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/02/07(日) 21:57:24 ID:???
先着2名様で、
最強妖怪・風見幽香 200+! card+! card+! card+! card+(手加減-50)=
火力が高いリアル系・Wガソダム 145+! card+! card+! card=

!とcard・diceの間のスペースを消してコピペして下さい。数値で勝負します。

※幽香のカードがダイヤで「握力」が発動し+10の補正。
 ハートで「体重」が発動し+10の補正。
 スペードで「スピード」が発動し+10の補正。何れも重複なし。
 全ての技が発動した場合「破壊力」が生まれ+50の補正。
※Wカソダムのマークがダイヤ・ハートで「バスターライフル」が発動し+15の補正、重複あり。


※本日はここまで。続きは明日以降書かせていただきます。それでは、お疲れ様でした。

566 :森崎名無しさん:2010/02/07(日) 21:57:58 ID:???
最強妖怪・風見幽香 200+ ハート3 + スペード6 + スペードK + スペード6 +(手加減-50)=


567 :森崎名無しさん:2010/02/07(日) 21:59:41 ID:???
東方不敗乙でしたww

568 :森崎名無しさん:2010/02/07(日) 22:01:05 ID:???
リアル系ならあれですよね

メディスン「"One" "Two" "Three"…クロックアップ!
       メディースティング!」

569 :森崎名無しさん:2010/02/07(日) 22:01:27 ID:???
火力が高いリアル系・Wガソダム 145+ ハートK + ダイヤJ + ダイヤQ =
幽香「流派、東邦不敗は!」
メディスン「花畑之風よ!」

570 :森崎名無しさん:2010/02/07(日) 22:01:35 ID:???
火力が高いリアル系・Wガソダム 145+ クラブ2 + ダイヤ4 + ダイヤQ =

571 :森崎名無しさん:2010/02/07(日) 22:01:38 ID:???
火力が高いリアル系・Wガソダム 145+ ダイヤ2 + JOKER + スペード6 =
花山さん・・・・

572 :森崎名無しさん:2010/02/07(日) 22:02:27 ID:???
あれ・・・これひょっとして・・・

573 :森崎名無しさん:2010/02/07(日) 22:06:56 ID:???
この手のイベントで勝てたことって一度も無いよな

574 :森崎名無しさん:2010/02/07(日) 23:00:48 ID:???
幽香さんが下手にウニュングガソダム壊して
ロボ対決から生身勝負になったら大惨事だったとプラス思考

575 :森崎名無しさん:2010/02/07(日) 23:02:45 ID:???
まぁ原動力は核だろうしな

576 :森崎名無しさん:2010/02/07(日) 23:19:07 ID:???
白黒なんてフリーザ戦のオーバーで
すでに文から「これはひょっとして本当に魔理沙さん以上かもしれませんよ」
って言われてたんだぞ
今じゃもうどんだけ差がついてんだよ、と

577 :森崎名無しさん:2010/02/08(月) 02:58:50 ID:???
ただ、これで幽香に対する警戒感は薄れるんじゃないか?
あんな訳のわからないロボットに勝てなかった事だし。

578 :森崎名無しさん:2010/02/08(月) 03:07:01 ID:???
>>573
結局勝てなきゃボーナスないもんなぁ。
これ位なら自主練習に励んでくれた方がまだましだ。
特に妖精1とリリー's、お前達はこのまま手をこまねいていていいのか。
と、誰かから発破かけられないと動かないのだろうか。

579 :森崎名無しさん:2010/02/08(月) 05:20:57 ID:???
能力とか関係なく素直にイベント楽しんだ方が良いと思うよ
サッカーマシン目指してるわけじゃないんだし

580 :森崎名無しさん:2010/02/08(月) 06:32:02 ID:???
>>578
妖精1が
大会終わったら、またあのスパルタ朝練が始まるわね
って言ってたのににとりさんが教えにきてくれません

581 :森崎名無しさん:2010/02/08(月) 07:36:31 ID:???
でも言われてみたら、確かに腐ってる暇があるなら1人でも特訓しろよ、と思い始めてきた
おめぇヒマな時間とかいつもどっかに遊びに出てたじゃねぇかよ、と
反町のシュートだって1人での特訓でここまで伸ばしたんだし
薬の存在だけ教えて「やるかやらないか、後は自分で決めろ」って言った方がいいのかなぁ

582 :森崎名無しさん:2010/02/08(月) 07:38:05 ID:???
中の人にとってもいいガス抜きなんだろうし、素直に楽しもうぜ
話し合いのテンションをどこかで意図的に切らないと疲れちゃうよ

583 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/02/08(月) 10:23:05 ID:???
>>568
毒的に考えるとどちらかというとメディースラッシュの方がいいかも。
性格はまるで似ても似つきませんがw
>>571
幽香さんはステゴロなら多分No.1です。多分。
>>578>>580-581
ぶっちゃけますと、なんで妖精1とかが自主練習とかしないのかというとシステム的な理由など色々あったりします。
ここまでオータムスカイズの選手達の間で格差が開いたのは。
今まで反町がコーチしたりだとか、各々のカード引きが優秀な者とそうでないのとに差が出た結果でして。
それを考えると安易にこちらで基礎値を上げるイベントを組んだりとかはし難かったりするのです。
それじゃあ今までカード運が良かった奴らはどうなるの?って事になりますしね。
なので、基本的に早朝に秘密特訓をする場合は。
秋姉妹のオータムスカイハリケーン開発やリリーコンビのフュージョン開発など、そういう特定のイベントが無い限りは無いですね。

584 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/02/08(月) 11:35:07 ID:???
>最強妖怪・風見幽香 200+ ハート3 + スペード6 + スペードK + スペード6 +(手加減-50)+(体重・スピード+20)=198
>火力が高いリアル系・Wガソダム 145+ ハートK + ダイヤJ + ダイヤQ +(バスターライフル+45)=226
=======================================================================================================
ゴギャアッ!という炸裂音と同時に、火を噴きながら片腕を斬りおとされるウニュングガソダム。
生身対巨大ロボットという構図ながら、幽香は圧倒的な力でガソダムを虐殺していた。
軽やかに飛び上がったかと思えば、足の裏を見せての蹴り――所謂ヤクザキックでメインカメラを破壊し。
息つく暇もなく素手で鉄の体をタコ殴りにしてみせる。
そして、バランスを崩して倒れたところに、間髪入れずどてっ腹にエルボードロップ。
これがもし格闘技などというスポーツならばいい加減にレフェリーストップが入っているだろうが……。
しかし、幸か不幸かこれはただの戦闘である。
止める、というよりも止められる者などこの場にいる筈も無く幽香は満面の笑みでガソダムを嬲ってゆく。

にとり「あわわわ……科学が……科学が負けるなんて……」
反町(……素手で機械の腕を引きちぎってる。なんてパワーだ……)
幽香(まあちょっとしたお遊びだし、適当に手を抜いておけばいいわよね)

ある者は幽香のパワーに見惚れて歓声をあげ、またある者は科学の敗北にがっくりと肩を落とし。
そして、大半の者は幽香の力をまざまざと見せ付けられ戦慄をする。
幽香本人としてはあくまでただの戯れでありこれでも全力で無いのだが……。
それをにとりが知る事がなかったのは、幸いというしかないだろう。

リグル「頑張れ幽香ー!」
妹紅「おー、いいぞやれやれー!!」
幽香「……任せなさい!」

リグル達の声援を受け、振り返りながら笑顔で手を振る幽香。
巨大ロボの腕を引き裂く程の腕力を持っているとは到底思えないその笑みだったが……。
そんな幽香の背後で、もはや半壊状態となっていたウニュングガソダムは不意に動き出した。

585 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/02/08(月) 11:36:12 ID:???
???「まだにゅ……たかがメインカメラがやられただけにゅっ!」
幽香「なにィ!?」
にとり「お、おおおおお!?」

もう動くことは無いだろうとおもっていたものが突如動き出した事により、表情を驚きの色に染める幽香。
その一瞬の隙を突き、ウニュングガソダムは立ち上がったかとおもうと。
おもむろにバスターライフルを取り出して銃口を幽香へと向け引き金を引いた。
避ける暇すら無く、一気に発射されたエネルギーの光弾は幽香に襲い掛かり。
幽香は光に包まれ、周囲は白く染まってゆく。

ドゴォォォォンッ!!

リグル「ゆ、幽香ー!?」
妹紅「ちっ、幽香のウスノロめ! どうせなら奴を完全に倒してからやられりゃよかったんだ!」
にとり(よかった、科学の勝利だ……!)

轟音が鳴り響き、しばらく経つと舞い上がっていた土煙が次第に晴れてゆく。
バスターライフルが着弾した地点は大きなクレーターが出来上がっており、幽香の姿は影も形も見当たらない。
ある者は幽香の壮絶にして呆気ない最期に涙し、またある者は科学の勝利にガッツポーズを取り。
またある者はカナダ出身の超人まがいの言葉を吐いていた。

メディスン「そんな……幽香がやられちゃうなんて……」
???「うーにゅにゅにゅ! このウニュングガソダムの底力を見たかァ!
    大妖怪・風見幽香といえど、所詮はこの程度にゅう!」

がっくりと膝をつき項垂れるカッパー1にメディスン。
もはやこれまでかと誰もが絶望の淵に立たされた、その瞬間……。

幽香「さぁて、それはどうかしらね?」
???「な、なにィ!?」

586 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/02/08(月) 11:37:30 ID:???
メディスン「あっ、ゆ、幽香! 幽香!!」
幽香「この私があの程度の攻撃で死ぬ訳ないでしょう。 蚊が刺したようなもんよ」
にとり「あああ……科学がぁ……科学がぁ……」

そう、幽香は生きていた。
バスターライフルの直撃を受けても、ピンピンとしていた。
むしろ刺激を受けてようやく本調子が出てきたところだというくらいに元気だった。
まるでダメージは無かった。科学の敗北が決定した瞬間だった。

メディスン「大丈夫だったのね、幽香!?」
幽香「ええ、勿論よ。 土煙が晴れた場所にいなくて驚いた? ごめんなさいね、メディスン。
   でも、これは必要なことだったのよ……」
メディスン「どうして?」
幽香「ふふふ……決まってるじゃない」

腕を組み、カッパーロボの肩に乗りながら不適な笑みを浮かべてウニュングガソダムを見つめる幽香。
犬歯を見せながら、獲物を狙うかのような目を光らせつつ次の言葉を吐いた。

幽香「"勝った"と一度思わせておいて、実はまるで効いてませんでした。
   ダメージなんて皆無です、あなたの苦労は全て徒労ですって言うの……最高に気持ちいいでしょう?」
リグル「さ、流石幽香だ! 私達に出来ない事を平然とやってのける!」
メディスン「そこに痺れる! 憧れるぅっ!」

もっと褒めなさいと言いたげな表情をしながら、うんうんと頷く幽香。
そんな中、生きていた幽香をぽかんと見つめていたお子様以外組の中で唯一幽香に最も理解のあるレティは。
幽香の姿を見ながら、ただ一言……ただ一言だけ、大声で叫んだ。

レティ「なんで全裸なのよっ!?」

587 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/02/08(月) 11:38:31 ID:???
そう、幽香は全裸だった。マッパだった。スッパだった。
肉体強度こそ破格の性能を持つ幽香も、その服までは大した強度を持っていた訳ではないらしく。
バスターライフルを受けた途端に一気に服が焼けたり溶けたりで無くなったらしい。

幽香「ヤワな服だわ……」
レティ「そういう問題じゃない! 馬鹿! 嫁入り前の女の子がそんな格好でうろうろしないの!」

しかし、何より問題なのは服が無くなった事ではなくそれを一向に気にしていない幽香である。
恥じらいなど微塵も見せないまま今度こそガソダムにとどめを刺そうと腕を振り回しつつ歩き始める幽香に……。
レティは慌てて歩み寄り、ドロップキックをかました後倒れこんだ幽香の頭をハリセンで叩く。

幽香「ちょっ!? えっ、何すんの!?」
レティ「何すんのじゃない! 着なさい! 服!」
幽香「え……いや、だってまだトドメさしてないし……」
レティ「いいから着なさい! 自分をもっと大事にしなさい! ほら、早く家に入るわよ!」

一体どうして怒られているのかわからないといった風な幽香を、レティは強引に引っ張り。
こうして風見幽香の乱入騒動は幽香の天然ボケとレティの壮絶なツッコミで幕を引くこととなったのだった。

穣子(流石幽香……私でも出来ない事を平然とやってのける……)
静葉(全く痺れないし憧れないわ……)

手を引いて家へと入っていくレティに、全裸でその後ろについていく幽香。
何ともやりきれない気持ちに一同がなっていた頃。
果たしてこの場にいる唯一の男性、反町一樹はどうしていたかというと……。

588 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/02/08(月) 11:39:31 ID:???
先着1名様で、
困ったら裸にしておけ的な→! card=

!とcardの間のスペースを消してコピペして下さい。
数字によって下記の表に従い分岐します。

JOKER→藍「スッパと聞いては黙っておれんな!」 なにィ!?藍さんがやってきただと!?
ダイヤ10以上→バッチリ見ていた! 反町(ありがたやありがたや……)
それ以外→穣子と静葉にしっかり目を隠されていた。 反町(これは酷い……)

589 :森崎名無しさん:2010/02/08(月) 11:40:29 ID:???
困ったら裸にしておけ的な→ ダイヤA =

590 :森崎名無しさん:2010/02/08(月) 12:13:14 ID:???
幽香の件以来、距離を取っていた姉妹の久しぶりの共同作業……

静葉「あの時はごめんなさい。私、どうかしてたわ」

穣子「ううん、もういいの。今はまたこうしてふたりで力を合わせられるんだもの」

反町「イイハナシダナー(だから早くその手をどけるんだ)」

591 :森崎名無しさん:2010/02/08(月) 13:33:04 ID:???
チラ見しただけで鼻血を垂らすという純情な反町も見たかったぜ……。


それより、ガソダムの中の人がすっかり忘れられている件。

592 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/02/08(月) 17:24:42 ID:???
>困ったら裸にしておけ的な→ ダイヤA =穣子と静葉にしっかり目を隠されていた。 反町(これは酷い……)
=============================================================================================
右目は静葉の右手が、左目は穣子の左手が優しく包み込み。
反町は幽香が家の中に入るまで視界を失う事となるのだった。
無論、視界を失っているのだから幽香のあられもない姿など確認出来た筈も無い。

穣子「子供のあんたにゃ刺激が強すぎるわ、色々と」
静葉「真面目な一樹君なら目を塞がなくても見ないとはおもうけれど……一応ね」
反町(くっ……悔しくないぞ!)

自分はいやらしい気持ちなぞ微塵も無いのだと言い聞かせる反町。
やがて幽香が家の中に引っ込み、静葉と穣子が目隠しを取ると。
平静を装いながら目を押さえられていた圧迫感を解き解そうと両目を擦るのだが……。
その折、ふと反町の目に何か光るものがあったという。

反町(これは涙じゃない……心の汗だ……)

反町の甘酸っぱい青春に女体の神秘の1ページが刻まれる事の無いままだったその頃。
一方ですっかり忘れられかけていた白い巨大ロボット――ウニュングガソダムはといえば。
なんと幽香が手を下す事も無いまま、その機能を停止させていた。
元々抱えていたダメージも深刻だったというのに幽香を吹き飛ばそうとバスターライフルを連射した為か。
各部の機関がオーバーヒートしていたのである。
呆気ない最期ではあるが……ともかく、一時の危機は脱したとあって諸手を挙げて喜ぶ一同。
因みににとりは「あくまで科学の勝利だ!」と事実の改竄をしようとしていたが、特に誰も突っ込まなかった。

593 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/02/08(月) 17:25:44 ID:???
???「ぐぅぅ……む、無念うにゅ……」
サンタナ「はんっ! 見たか、これがカッパーの力よ!」
メディスン(あんたは別に何もしてないでしょうが……)

苦しそうに通信機越しに呻き声を漏らすウニュングガソダムのパイロットに。
威勢良く勝利宣言をするサンタナ、そしてそれを黙って見守るリリーBとメディスン。
とにもかくにも、これでプチスーパーロボット大戦ごっこは終了である。
メディスンとリリーBはほっと一息をつき、ようやく解放をされると安堵をしていたのだが……。
しかし、次の瞬間放たれた敵パイロットの言葉を聞き、戦慄をする。

???「くくく……だが、我らヒソーテンソク四天王の中でこの私こそが最弱にゅ。
    私に梃子摺るとは、貴様達もまだまだにゅ……うにゅ……」
メディスン「ヒ……ヒソーテンソク四天王!?」
リリーB「って事は……まだ、あんたと同じようなのが3人もいるの?」

ようやく強力な敵を倒したと思ったら、実はその敵は四天王の内の一人でしかもその中で最弱だった。
な、何を言っているのかわからないと思うがメディスン達も何が起きたのかわからなかった。
インフレバトルだとかジャンプ伝統だとかそういうチャチなものでは断じて無い。
もっと恐ろしいバトル漫画の王道の恐ろしさを味わったような気分である。

???「あの……ところで、ちょっとこのままだと私も動けないから山の方まで運んでくれると嬉しいにゅ」
にとり「全く、しょうがないねぇ……」

とりあえず聞きだせる情報は聞き出せたのでもはやパイロットに用は無い。
にとりはこれ以上この場に置いておくのも色々と面倒だろうしさっさと移動させようと判断すると。
どこからクレーン車を持ってきてウニュングガソダムを引っ掛け、妖怪の山方面へと移送するのだった。

メディスン「……ところで、あんた名前は?」
ウ・ニューホ「えっとね……核のウ・ニューホ! それが私の通り名とかあだ名だってさ」
メディスン(だってさって何よ……)

594 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/02/08(月) 17:26:50 ID:???
こうして、何とか核のウ・ニューホの攻撃を食い止め返り討ちにする事に成功したカッパーロボ(というより幽香)。
だが、安心をするのはやはりまだ早かった。
にとりがウニュングガソダムを移送し終わり、丁度戻ってきた所で。
何とウ・ニューホが言っていた四天王の次の刺客がやってきたのである。

メディスン「ちょっと、展開速すぎない!?」
にとり「これは劇場版ペースだね! 大丈夫、カッパーの力を信じるんだ!」

普通もう少し期間を置いてから次の刺客はやってくるものだろうと頭を悩ませるメディスン。
しかし、そんな事など知ったことかという調子で刺客は来襲。
果たしてその刺客――次なる刺客の姿とは、一体?

先着1名様で、
四天王その2→! card=

!とcardの間のスペースを消してコピペして下さい。
数字によって下記の表に従い分岐します。

JOKER→紫「ネオグラソゾソの力を持ってすれば造作も無い事よ」 ゲェー、ウィンキー版のネオグラ!?
ダイヤ→???「渡し守よりは退屈しそうにないね」 鎌を持った死神、ガソダムデスサイズだ!
ハート→???「ケロケロケロ……」 両肩に砲台をつけた戦車、ケロタンクだ!
スペード→???「ホイチョーッ!」 炎の中華門番、炎のコウマウェーブだ!
クラブ→???「茶番は終わりよ!」 無闇に力だけは大きい天のヒナナイマーだ!

595 :森崎名無しさん:2010/02/08(月) 17:27:28 ID:???
四天王その2→ クラブ2 =

596 :森崎名無しさん:2010/02/08(月) 17:42:45 ID:???
勝てる気しねえwww

597 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/02/08(月) 17:59:30 ID:???
>四天王その2→ クラブ2 =???「茶番は終わりよ!」 無闇に力だけは大きい天のヒナナイマーだ!
==========================================================================================
カッパーロボの前に現れた次なる敵は、先ほどのウニュングガソダムと同じく白を基調とした色をした巨大ロボ。
しかし、その全高はウニュングガソダムよりも高く。
装備もゴテゴテとしており、どこか威圧感を感じさせる作りをしていた。
これはまたもや一筋縄でいかないかと頭を悩ませるメディスン達であったが……。
その新たな敵はそんな事などお構いなしとばかりに、通信をしてくる。

テンシー「ふふふ、ここで会ったが百年目よカッパーロボ!
     ここが年貢の納め時、この天の文字を持つヒナナイマーと天才パイロット、天のテンシーが相手だわ!」
メディスン「テンテンテンテンうるさいなぁ!」

相変わらず、通信相手の顔や姿は通信機の故障の為かクリアーに映し出されず。
一体どのような人物がロボットに乗っているのかわからない。
だが、どうも話を聞いていると相手はかなりの自信家のようである。
やる気満々、といった様子のヒナナイマーは既に臨戦態勢。
こうなればメディスン達も、早く体勢を立て直し戦闘の準備に取り掛からなくてはならない。

メディスン「でも……やっぱりさっきの奴に比べて強そうね」
にとり「よし、ここはカッパー2にチェンジだ! 相手は高火力機のようだからね、スピードで霍乱するんだよ!
    さぁ、リリーブラック。 チェンジ・カッパー2、スイッチオンと叫んで目の前の青いボタンを押すんだ!」
リリーB「わかった……チェンジ・カッパー2! スイッチ・オン!」

意外にもノリノリで叫びながらボタンを押すリリーブラック。
すると、カッパーロボは再びそれぞれ戦闘機の形態へと分離して宙を舞い。
今度はヅャガー号が頭部に、ベノアー号が腹部、イーグノレ号が脚部となって合体。
これぞ高速での地上戦闘と地中への侵入を得意とするスピード重視のカッパーロボ――カッパー2である。

598 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/02/08(月) 18:01:19 ID:???
テンシー「ほほう、面白い。 だが、茶番は終わりだ。 ここで貴様らは息絶えるのだー!」
にとり「そのような事などさせるものか! ほら、メディスン、言い返してやれ!」
メディスン「……そ、そのような事など、させるものかー」
リリーB「フッ……今日はえらくリーダー風を吹かすじゃないメディスンさんよ」
メディスン「いやいやいや、吹かせてない吹かせてない! っていうか何その口調!?」
リリーB「いや……なんか、コクピットにイーグノレ号のパイロットが何か熱い事を言ったらこう言えって書かれた紙があったから……」
メディスン「ええー!?」
にとり「様式美だよ、様式美!」

だからそんなものを用意するくらいなら正規のパイロットくらい用意していろと口答えしそうになるメディスンであったが……。
しかし、ここで言い返しても何にもならないだろうとその言葉を飲み込んだ。
メディスンはその瞬間、大人の階段をちょっと上った気がした。

にとり「さぁ、そんな事より戦闘だよ戦闘だよ! ロボトル、ファイト!」
リリーB「……なんだか、一番楽しんでない?」
にとり「いやぁ、気のせいだよ! ほら、リリーブラック頑張って!」
テンシー「おいィ? 私への応援の声が聞こえないんだが?」

先着2名様で、
ボインちゃんが好き・カッパー2 150+! card+! card+! card+! card+! card+! card=
強いぞかっこいいぞ・ヒナナイマー 170+! card+! card+! card=

!とcard・diceの間のスペースを消してコピペして下さい。数値で勝負します。

※カッパー2のマークがダイヤで「カッパービジョン」が発動し相手の数値の高いカードを1枚無効化。重複あり。
 ハートで「地中潜り」が発動し相手の数値の低いカードを1枚無効化。重複あり。
 数字がJ〜Kの場合「オープンカッパー」が発動し相手の一番高い数字のカードを無効化。重複なし。
※ヒナナイマーのマークがダイヤで「アマンチュ攻撃」が発動し+50の補正、重複なし。

599 :森崎名無しさん:2010/02/08(月) 18:03:39 ID:???
ボインちゃんが好き・カッパー2 
150+ ハート7 + ダイヤ10 + ハート8 + ハート4 + ハート8 + クラブ2 =

改行します

600 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/02/08(月) 18:05:01 ID:???
>>599
どうも、長すぎましたね、申し訳ないです。

601 :森崎名無しさん:2010/02/08(月) 18:08:51 ID:???
強いぞかっこいいぞ・ヒナナイマー 170+ クラブ10 + ダイヤK + ハート8 =

602 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/02/08(月) 18:40:32 ID:???
>ボインちゃんが好き・カッパー2
>150+ ハート7 + ダイヤ10 + ハート8 + ハート4 + ハート8 + クラブ2 =189
>強いぞかっこいいぞ・ヒナナイマー 170+ クラブ10(無効化) + ダイヤK(無効化) + ハート8(無効化) =170
================================================================================================
テンシー「ふははー、強いぞー、かっこいいぞー!」
リリーB「当たらなければどうという事はない!」

巨体を生かしながら、格闘戦を仕掛けてくる天のヒナナイマー。
その豪腕に薙ぎ払われてはひとたまりも無い、とカッパー2は回避行動に専念。
高速戦闘を得意とするカッパー2の動きにヒナナイマーはついてこれず。
どちらも決め手を欠くまま戦闘は長引いていく。
そうして、しばらくどちらも相手の様子見を続けていたのだが……。

テンシー「だああああああああ! 面倒っちい! 一気に潰してやるわァッ!!」

テンシーはあまりにも短気だった。短気過ぎた。
そんなものだから様子見というものをいつまでも続けておられず、一気に決めてやろう……と。
ヒナナイマーの両手を合わせ、エネルギー波を集中させて放とうとする。
その威力はウニュングガソダムのバスターライフルの数倍、数十倍はあろうかというもの。
食らえば一撃で昇天しかねないそれを……しかし、リリーBは不適な笑みを浮かべながら待ち構えていた。

テンシー「くらえぇい! メェェェイオォォォォ……」
リリーB「今だ! カッパービジョン!」
テンシー「な、なにィ!?」

超火力のエネルギー波をカッパーロボに向けて放った瞬間。
なんと、カッパーロボは分身をしてそのエネルギー波を回避する。
そう、これぞカッパー2の真骨頂――高速での移動で分身を見せ相手を霍乱する技、カッパービジョンである。

603 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/02/08(月) 18:41:51 ID:???
最大最強の技が回避されたとあってうろたえるヒナナイマー。
しかし、そんな隙を見逃す程リリーブラックも馬鹿ではない。
最大の技を放った瞬間にこそ隙が生じるというのは、どんな漫画・アニメにも共通する王道なのである。
一気に加速をして右手のドリルを回転させながら、スピードを乗せて一気にヒナナイマーに突き立てる。

リリーB「カッパードリル!」
テンシー「ぐ、ぐえーっ!?」

如何に強固な装甲をしていようと、どこかには穴がある。
そこを的確にドリルで突き刺し、リリーBはヒナナイマーに風穴を開ける。
直後、響き渡るのはヒナナイマーとテンシーの断末魔。
カッパー2の一撃を食らったヒナナイマーは、既に爆発秒読み段階へと入っていたのだ。

テンシー「ぐおおおお、しかし、このテンシーが敗れようともいずれ第三、第四の四天王が現れるだろう。
     我らヒソーテンソク四天王にこれで勝ったと思うなよ小童ぁぁぁぁー」
リリーB「さらばテンシー……安らかに眠れ!」

恨みの呪詛を呟きながら、爆散をするヒナナイマーとテンシー。
第二の刺客、天のヒナナイマーを倒したリリーBは夕日を背にハーモニカを吹き鳴らし。
次なる刺客に対して思いを馳せるのであった。

リリーB「ヒソーテンソク四天王……奴らの狙いは一体……」
メディスン(っていうか、いつの間にハーモニカを……っていうか、リリーBの性格が何か変わってる!?)
サンタナ「次こそ私の出番ね!」
にとり(やっぱり2号機パイロットはクールでニヒルじゃないとね。 リリーBはまだ適正がある方だ、よかったよかった)
反町(……今は昼前なのにどうして夕日が出てるんだろう?)

604 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/02/08(月) 18:43:02 ID:???
先着1名様で、
リリーB勝利ボーナス→! card=

!とcardの間のスペースを消してコピペして下さい。
マークによって下記の表に従い分岐します。

JOKER→全能力+2、必殺技入手、フュージョン完成
ダイヤ→全能力+1、必殺フラグ入手、フュージョン成功率増加
ハート→全能力+1、必殺フラグ入手
スペード→苦手な能力3つが+2
クラブ→苦手な能力3つが+1

605 :森崎名無しさん:2010/02/08(月) 18:47:16 ID:???
リリーB勝利ボーナス→ ハートK =

606 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/02/08(月) 19:24:41 ID:???
>リリーB勝利ボーナス→ ハートK =全能力+1、必殺フラグ入手
>※リリーBが必殺フラグ(ドリブル)を入手しました。
===========================================================================
リリーB(さっきのカッパー2の動き……もしかしたら、サッカーにも使えるかも)

高速移動は橙の十八番であるが、リリーBも決して足は遅くない。
先ほど自身の手足として動かしたカッパー2の動きを脳裏で描きながら。
リリーBはサッカーに転用は出来ないだろうかと考えるのだった。

一方、その他の者達はといえばヒナナイマーを倒したとはいえまだ安堵はし切っていなかった。
それも当然、まだメディスン達が倒した敵は2体のみなのである。
相手がヒソーテンソク四天王と名乗っている以上、まだ見ぬ敵はあと2体残っている筈。
誰しもがそう予想していた中……やはりとも言うべきか、すぐに次の刺客は現れるのだった。

キュラキュラキュラキュラ……

反町「あ、あれは!?」
リグル「鳥だ!」
ヒューイ「飛行機だ!」
にとり「いや、違う! 戦車だァァァァーッ!! かっこいい! 大艦巨砲主義ばんざーい!!」

予想通り間髪入れずに登場した3体目の刺客。
それは脚部はキャタピラになっており、二門の砲台を肩に搭載した戦車タイプのロボット。
頭部には何故かギョロリとした目のある帽子を装着しており。
見るものになんとなく間抜けな印象を与える作りになっている。

607 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/02/08(月) 19:26:07 ID:???
ケロ子「ゲロゲロゲロ! ここで会ったが百年目! この坤のケロ子とケロタンクがきたからには。
    カッパーロボの命運も今日までのものだったと知るがよい!」
サンタナ「出たな、次の刺客め! この私が倒してやる!」

そしてこれまた例の如く、通信してくる敵パイロット。
モニターに不鮮明な形で現れたそのパイロットは、どことなく少女然とした口調をしていた。
それに食って掛かるのは、ここまで出番が無くて鬱憤が溜まっていたサンタナである。

にとり「よし、よくぞ言ったよサンタナ! ここはキャタピラ勝負としゃれ込もうじゃないか!
    チェンジ・カッパー3と叫んでから目の前の黄色いボタンを押すんだよ!」
サンタナ「おっしゃあ! チェンジ・カッパー3! スイッチィィィ、オォォン!!」

にとりの助言を受けながら、スイッチを押し再度分離をするカッパーロボ。
今度はベノアー号が頭部、イーグノレ号が腹部、そしてヅャガー号が脚部になり。
相手のロボット――ケロタンクと同様、キャタピラをつけた重量級ロボ。
純粋なパワーならばカッパーの中でも1番の形態、カッパー3へと変形をした。

にとり「いいかい、サンタナ! 距離を取られたらカッパーは分が悪い!
    とにかく接近して、相手に射撃させないようにするんだ!」
サンタナ「まかせりゃおがあああああああ!!」
ケロ子「ゲロゲロゲロ! さぁ、怯えろ! 竦め! 機体の性能を生かせぬまま死んでゆけい!!」

先着2名様で、
死亡フラグ・カッパー3 150+! card+! card+! card=
燃え上がれ・ケロタンク 140+! card+! card+! card=

!とcard・diceの間のスペースを消してコピペして下さい。数値で勝負します。

※カッパー3のマークがダイヤで「大雪山頭突き」が発動し+30の補正。重複なし。
 数字がJ〜Kの場合「オープンカッパー」が発動し相手の一番高い数字のカードを無効化。重複なし。
※ケロタンクのマークがダイヤで「120mmオンバシラキャノン」が発動し+20の補正、重複あり。

608 :森崎名無しさん:2010/02/08(月) 19:31:20 ID:???
死亡フラグ・カッパー3 150+ ハート9 + ダイヤJ + スペードA =

609 :ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2010/02/08(月) 19:31:44 ID:???
燃え上がれ・ケロタンク 140+ ハートA + ダイヤ8 + ハート10 =
ポセイドソなら地味に最強だったのにな……3だったのが運の尽きよ

610 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/02/08(月) 19:59:40 ID:???
>死亡フラグ・カッパー3 150+ ハート9 + ダイヤJ + スペードA +(大雪山頭突き+30)=201
>燃え上がれ・ケロタンク 140+ ハートA + ダイヤ8 + ハート10 +(オンバシラキャノン+20)=179
========================================================================================
ケロ子「はっはっは! くらえ、これがケロタンクの底力だ!
    正義の〜怒りを〜ぶつけろ〜ケロタンク〜!」

笑い、歌いながら両肩に備えられた120mmオンバシラキャノンをカッパー3に向けるケロタンク。
照準が合うと同時に、躊躇い無く放たれた弾丸は見事にカッパーに着弾。
直撃を受けたカッパー3は思わず体勢を崩すが……。

サンタナ「ええい、根性、根性、ド根性よ!」
ケロ子「あ、ずるい! それは私の専売特許だよ! 蛙だけに!」

気合と根性を併用して耐え切り、一気に加速をしてケロタンクに接近をする。
しかし、ケロタンクとて接近をそう簡単に許す程馬鹿ではない。
両腕のボッブミサイルを連射し牽制しながら後退。
そのまま何とか距離を取って戦おうとする。

ケロ子「ケロケロケロ! これぞ頭脳の勝利! この世にキャタピラのロボットは一つだけでいいんだよ!」
サンタナ「あんだとこのヤロー! なら、これでどうだァァッ!!」
ケロ子「な、なにィ!?」

高笑いをしながら、勝利を確信していたケロ子。
事実、既にカッパー3の装甲は剥がれ始めており倒れるのも時間の問題だったのである。
だが、そんな中でなんとカッパー3は突如バーニアを吹かして飛び上がり。
回転をしながらケロタンクへと頭から突っ込んだのである。

サンタナ「だぁーいせぇーつざぁーん! 頭突きだァァァァーッ!!」
ケロ子「ゲ、ゲロォォォーッ!?」

611 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/02/08(月) 20:00:44 ID:???
いつもの3倍のジャンプに、カッパーに乗る3人の力。
そして、ゲッター3の3の文字に更に3倍の回転をかけた頭突きの威力は3×3×3×3。
つまり、通常の81倍の威力にまで高まっていたのだ。
そんな頭突きを食らって、近接戦闘が不得手な後方支援タイプのケロタンクがただで済む筈が無い。
キャタピラは剥がれ、腕も落とされ見るも無惨な姿へと一瞬にして変貌しスクラップ寸前までになってしまう。

サンタナ「勝った! 第三部完!」

これで勝負は決まりだと、勝利宣言をするサンタナ。
カッパー3の両腕を高々とあげ、勝利の雄叫びを轟かせるが……。

ケロ子「ぐぬぅ……仕方ない! コア・ケロちゃん帽子・システム発動だ!」
サンタナ「な、なにィ!?」

瞬間、無傷だったケロタンクの帽子部分が分離し妖怪の山方面へと飛び去って行った。
そう、この帽子は別にただのお飾りでも何でもない。
これはいざという時にパイロットが脱出出来るようにと開発されたコア・ケロちゃん帽子・システム。
帽子型戦闘機、ケロ・ファイターなのである。

ケロ子「ふふふ、残念だったなカッパーロボよ! 今回は私が油断をしていたようだ。
    しかし、次こそは貴様らの息の根を止めてやる! 覚悟しておれ!」
サンタナ「なんだと!? それはこっちの台詞だこのこんこんちきめ!」

今更追いかける事など出来ず、悔しそうに歯噛みをしながらケロ・ファイターを見送るカッパー3とサンタナ。
しかし、これでとにもかくにも3人目の四天王を倒したのだ。
そろそろ最後の四天王も現れるだろうと、そんな予感をサンタナ達は感じていたのだった。

メディスン(……いい加減早く終わりたい)
リリーB(ハーモニカ……面白い……)
サンタナ(ロボット動かすの楽しすぎて困る)

612 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/02/08(月) 20:01:49 ID:???
先着1名様で、
サンタナ勝利ボーナス→! card=

!とcardの間のスペースを消してコピペして下さい。
マークによって下記の表に従い分岐します。

JOKER→全能力+2、必殺フラグ回収
ダイヤ→全能力+1、必殺フラグ回収
ハート→全能力+1、必殺フラグ入手
スペード→苦手な能力3つが+2
クラブ→苦手な能力3つが+1

613 :森崎名無しさん:2010/02/08(月) 20:02:19 ID:???
サンタナ勝利ボーナス→ スペード6 =

614 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/02/08(月) 20:21:29 ID:???
>サンタナ勝利ボーナス→ スペード6 =苦手な能力3つが+2(タックル・パスカット・競り合い+2)
==========================================================================
ケロ・ファイターが飛び去った方向を見やりながら、サンタナは先の戦闘を振り返っていた。
力を生かした勝負……ボッブミサイルの雨に耐えていた際に行ったディフェンス行為。
それをもしかしたらサッカーにも転用できるのではないかと考えていたのである。

サンタナ(ふふふ……流石私、こういう時でもサッカーの事を考えて実力を高めるのよ。
     これで一層チルノとの差が開いたわね)

一方、そんなサンタナを余所に他の者達は最後の刺客を警戒していた。
漫画やアニメならば、ここで出てくる最後の四天王といえば最強の実力者。
ならばこそここは万全を期して待ち構えるしかない。
そして、それから数分後……やがて最後の刺客、最後の四天王がカッパーロボの前に現れた。

オンバシラー「我こそは最後の四天王にして最強の刺客! その名も乾のオンバシラー!
       我を倒せる者はいないのか!?」
サンタナ「ここにいるぞ!」

いつものように通信機越しに名乗りを上げてくる、敵ロボットのパイロット。
声には特徴的な威圧感、重圧があり。
どことなくひれ伏さなければならないような気分にさせてくる。
そんなオンバシラーの乗っているロボットは、赤いカラーリングをした機体。
先ほどのケロタンクと同じく、両肩にキャノン砲を搭載しており。
片手にはビームライフルを持ってこちらにその銃口を向けている。

オンバシラー「これが我が愛機、その名もガンキャナコだ! 私はケロ子の奴とは違うよ!
       そう簡単にはやられはしない!」
リリーB「〜♪」
メディスン「ハーモニカ吹いてる場合じゃないわよ、ブラック」
リリーB「ふっ、リーダー風を吹かせるなメディスンさんよ」
メディスン「……もう勝手にして」

615 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/02/08(月) 20:23:12 ID:???
最後の最後まで纏まらないカッパーチーム。
しかし、それでも何とかメディスンは強引に纏め上げようとし。
ここはひとまずこちらも最大火力を持つカッパー1に変形しようと全員に通達。
そのままカッパーチェンジし、カッパー1となってガンキャナコと相対する。

オンバシラー「さぁ、これが正真正銘最後の勝負だ! かかっておいで、カッパーロボ!」
メディスン「やってやる……相手がロボットなら人間じゃないんだ」

先着2名様で、
リーダー風吹き荒れる・カッパー1 150+! card+! card+! card=
やっぱり出ました・ガンキャナコ 145+! card+! card+! card=

!とcard・diceの間のスペースを消してコピペして下さい。数値で勝負します。
チルノと大妖精とリリーB、妖精トリオ、だいだらぼっち?は別々に引いてください。

※カッパー1のマークがダイヤ・ハートで「カッパービーム」が発動し+30の補正、重複無し。
 数字がJ〜Kの場合「オープンカッパー」が発動し相手の一番高い数字のカードを無効化。重複なし。
※ガンキャナコのマークがダイヤ・ハートで「240mmオンバシラ砲」が発動し+20の補正、重複あり。

616 :森崎名無しさん:2010/02/08(月) 20:28:49 ID:???
リーダー風吹き荒れる・カッパー1 150+ スペード8 + ハート3 + クラブ10 =

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0ch BBS 2007-01-24