キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【ストライカーの】幻想のポイズン45【条件】
1 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/11/30(火) 00:16:53 ID:???
全幻想郷JrユースのFW、反町一樹が幻想郷・外の世界のサッカー界に旋風を巻き起こすというスレです。
この話はキャプテン森崎のパラレル作品で、
東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。
もしかしたら他のアニメや漫画、小説などからもキャラが出たりするかもしれませんがご了承下さい。
本編のように、選択肢を選んだりカードを引いたりして物語が進んでいきます。
【前スレ】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1289915424/l50
[前スレのわかりやすいあらすじ。]
合宿が開始してから2週間。
選手達はそれぞれが特訓に励むのだが、その成果は一応出ているもののいまいち大きなものではなく。
そんなこんなで2度目の紅白戦が開始してしまう。
早苗さんと一緒になった反町は勝利を掴む事が出来るのか、そして、パチュリーから課せられたミッションを達成できるのか!?
リグル「エースやってない自分? っていうのはちょっ…と想像できないかなぁ…?」
反町「かんべんかんべーん! 魔王って言うのマジ勘弁してよもー。 マジ魔王はかんべーん」
パチュリー「どう思います監督〜、みんなコーチに頼りすぎだと思うんですけどどう思います監督〜?」
穣子「皆に鍛えてもらって変身する感じ。私はそんな感じ」
妖精1「ヒューイに激似なんだけどレギュラーは確定じゃないの?」
松岡「ドリブル技覚えたい? でもな〜! 覚えたい? ねえ覚えたい? でぇもなぁ〜!」
反町「金色の光が秋と地と神を包む中、模造られた紅蓮の太陽を司る宿命を与えられた騎士達を従えた。
(紅チームでオータムスカイズの皆とキスメ、早苗さんと一緒になりました)」
既に2発もシュートを撃ってるが決まってないぞ、大丈夫かシュート魔王!?
果たしてパチュリーの言っていた条件を満たす事が出来るのか!?どうなんだ!?
そして、代表落ちするのとキャプテンになるのは一体誰なんだ!?
そんな幻想のポイズン45スレ目、このスレでもよろしくお願いします。
600 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/12/14(火) 18:30:19 ID:???
輝夜「はいはい、お疲れちゃ〜ん。
それじゃあ紅チーム1点。 白チーム0点で紅チームの勝ちね。
試合展開はちょっと中盤での小競り合いが多かったから。
両陣営の選手達はもっと最後まで攻めきれるように意識をしておく事。
特に白チームはシュートをろくすっぽ撃ててないんだから……。
いくら30分ハーフの試合とはいえ、もっとシュートチャンスを作れるようにしなさい」
霊夢「(こっちに反町がいりゃシュートチャンス増やして何とかなるでしょうけど……。
魔理沙くらいしか使えるのがいないんだから、どうやったって点取れる訳無いじゃん)」
魔理沙「(霊夢の奴がもうちょっと働きゃシュートチャンスも増えるんだよ……)」
輝夜「逆に紅チームはシュートチャンスが多かったのに、1点しか取れなかったわね。
これを多いか少ないか判断するのは個々人に任せるけど……決定機は完全にモノに出来るようにしておかないと駄目よ」
反町「(……4本撃って、1本しか入らなかったもんな。
確かに、ストライカーを名乗るならあまり褒められるような成績でも無いか……)」
早苗「(結局全然活躍出来ませんでした……。 その分、霊夢さんや魔理沙さんのように失態はしませんでしたが……)」
試合が終わると同時、手を叩きながらフィールドから戻ってきた選手達を集め。
軽く労いの言葉をかけてから、今日の紅白戦の総括をする輝夜。
それらの言葉を受け、ある者は反発し、ある者は反省し、ある者は落ち込みつつ……。
それでも、何とか実りのあった試合だったと思うようにしながら疲れを取るように思い思いに休息を取り始める。
反町「(とにかく、これでパチュリーさんが言っていた条件は満たしたからな……。
しかし、なんでキーパーに3度届かせるのが重要だったんだろう……)」
※反町が新スキルの開発を進めました。次のステップへ移行できます。
601 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/12/14(火) 18:31:34 ID:???
輝夜「さて、それじゃあ紅白戦も終わった所で……皆、ひとまず施設の中に引き上げるわよ。
そこでこの幻想郷代表の最終メンバーの発表と、キャプテン選挙をするわ」
お燐「(う、うにゃああ……!)」
反町「(キャプテン選挙……いよいよ、か)」
ある程度一同の体力も回復し、息が整った頃を見計らいそう声を発する輝夜。
その瞬間、代表メンバーの間には一種の緊張した空気が蔓延し……。
輝夜の先導に従いながら、施設の中に用意されたミーティングルームへと移動をする。
ミーティングルームに入ると同時、前に置かれたホワイトボードには既に代表メンバーの名が書き綴られており。
一同はざわざわとどよめきながら、自分の名前が残っているかと確認をするのだった。
FW
霧雨魔理沙 反町一樹
鈴仙=優曇華院=イナバ 魂魄妖夢
リグル=ナイトバグ 紅美鈴
霊烏路空
MF
博麗霊夢 水橋パルスィ
因幡てゐ 秋静葉
十六夜咲夜 ヒューイ
メディスン=メランコリー
DF
藤原妹紅 河城にとり
レティ=ホワイトロック 秋穣子
チルノ キスメ
妖精1
GK
東風谷早苗 大妖精
ヤマメ
602 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/12/14(火) 18:32:34 ID:???
代表発表したところで一旦ここまで。
603 :
森崎名無しさん
:2010/12/14(火) 18:34:22 ID:???
FW多いなあ本当にw
604 :
森崎名無しさん
:2010/12/14(火) 18:35:39 ID:???
プリバこあお燐が落ちたか
605 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/12/14(火) 18:52:55 ID:???
輝夜「この2週間、練習に励んだ上での成果と試合での結果などを見て判断させてもらったわ。
この24名に、選手兼コーチであるパチュリーを加えた25名で大会を戦っていく事になるからそのつもりで。
そして、選ばれなかった5人はこの悔しい思いをバネにして幻想郷で引き続きサッカーを頑張って貰いたいわ。
サッカーはどこでも出来るんだから、めげず、腐らず、頑張ってね」
ルナサ「やはり……私達の技術では、まだまだという事か……」
メルラン「あはははは〜! でも、皆とサッカーできて楽しかったわよね〜」
リリカ「(メルラン姉さんのトルネードも、ヘタすりゃ早苗のシュート以下だもんなぁ……。
根本的に実力が足りなさ過ぎだよ……。 やっぱ私達は小さい大会とかで細々やってるのが一番性に合うんだ)」
小悪魔「(そ、そんなぁ……これじゃあパチュリー様のお世話が出来ない……)」
代表から漏れたのは、当初から周囲との力量差が圧倒的であると見られていた騒霊三姉妹。
パス一芸だがそのパスも他の選手に比べれば圧倒的に劣る小悪魔。
ここまでは殆どの者達が想定していた通りの選考なのだが、一同が意外に思ったのはもう1人の落選選手――火焔猫燐だった。
お燐「や……やっぱり落ちた……。
(なんでにゃあ……どうしてこうなった……!? あたい原作5ボスなのに!
格で言えばメイド長とか緑巫女と同じくらいなのに!)」
お空「うにゅ……!? ど、どうしてお燐の名前が無いの!?」
輝夜「(快速ドリブラーはパルスィが殆ど完全復活しちゃったからこれ以上いらないのよねぇ……。
守備力も……メディスンに劣る程度だし……)」
お空「ちょっと、お姫様! お燐がどうしていなくならなきゃいけないの!? お燐強いんだよ!?」
輝夜「んー……そういわれても、誰かを落とさなきゃいけない訳だしね……」
お空「う、うにゅうう……!!」
お燐「……もういいよ、お空。 うん……」
606 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/12/14(火) 18:53:55 ID:???
当然ながらこれにはお燐の友人であるお空が納得しきれず、猛反発をするのだが……。
お燐は少しだけ自嘲気味な笑みを浮かべ、お空を宥め、慰めながらもういいと止めに入る。
お燐自身、代表に残れるという自信はあったのだが……。
しかし、自分の役割がパルスィとだだかぶりであり。
そして、現時点ではパルスィの方がお燐に比べ圧倒的に上であるというのは理解出来ていたのである。
お燐「……お空はあたいの分まで頑張ってきておくれよ」
お空「う、うにゅにゅ……お、お燐……」
お燐「そんな顔しないでよ。 別にこれが今生の別れって訳でも無いんだし。
私は私で幻想郷でアーマータイガーやデビルねこらと元気にやっとくさ。
地霊殿ねこ科の会的に考えて」
お空「う、うにゅう……わ、わかったよ……」
ルナサ「……秋の姉妹、私達の分まで頑張ってくれると助かる……」
穣子「……任せときなさいって。 あんたらが戦えない分、外の世界で空中サッカーの凄さってもんを見せ付けてきてやるわ」
小悪魔「パ、パチュリーさま、申し訳ありません……」
パチュリー「……まぁ、身の回りのことは咲夜にやってもらう事にするわ。
あなたは紅魔館の書庫を守っていて頂戴……」
小悪魔「か、かしこまりました!」
空元気なのは誰の目から見ても丸わかりだが、それでも笑みを浮かべながらお空を励まし。
一同に一度礼をしてから、ミーティングルームから立ち去ってゆくお燐。
その他の落選をした者達も、それぞれ2週間を共に過ごした一同に別れを告げながら退室し……。
反町達はその光景を見送った後、しばし沈黙をしていたのだが……。
しかし、その沈黙も輝夜によって破られる。
607 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/12/14(火) 18:54:56 ID:???
輝夜「さて、それじゃあ正式なメンバーが決定した所で……。
早速、キャプテン選挙にいくわよ」
魔理沙「(もうかよ!? 少しはお空あたりの気持ち考えてやった方がいいんじゃねぇのか?)」
まだショックから立ち直りきれていないお空の様子を伺い、内心悪態を吐く魔理沙。
しかし、輝夜はそんな魔理沙の思いには応えず……一度コホンと咳払いをした後、更に口を開く。
輝夜「まずは立候補者を募るわよ。 この中にキャプテンになる意思のある者は挙手をしなさい」
反町「…………」
A.「はい!」 挙手をする
B.「(まあ、キャプテンにならなくてもいいかな……)」 挙手をしない
C.「(ここだ、ここでリグルを挙手させよう!)」 ハッハァ!! リグルをキャプテンに擁立するぜ!
先に「4」票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
608 :
森崎名無しさん
:2010/12/14(火) 18:55:25 ID:5AkXn6DA
A Cはいらねえだろwww
609 :
森崎名無しさん
:2010/12/14(火) 18:58:27 ID:eH4KPrOM
A
610 :
森崎名無しさん
:2010/12/14(火) 18:58:43 ID:kcBKMAhU
A
611 :
森崎名無しさん
:2010/12/14(火) 19:00:12 ID:7biK2MK6
A
612 :
森崎名無しさん
:2010/12/14(火) 19:03:26 ID:U17H7XeE
A
613 :
森崎名無しさん
:2010/12/14(火) 19:07:01 ID:cyzH2wcA
A
614 :
森崎名無しさん
:2010/12/14(火) 20:21:29 ID:???
魔理沙は立候補するだろうけど、霊夢はなんかやらなさそうな気がする
615 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/12/14(火) 20:58:00 ID:???
>A.「はい!」 挙手をする
===================================================================
反町「(今日の試合を見る限り……俺は、霊夢さんや魔理沙さんに従うのは嫌だ。
……俺に出来るかは不安だけど。 でも、俺はこのチームを率いたい。
無謀かもしれないけど……キャプテンになる!)」
今日の試合を通し、霊夢と魔理沙の言い争いなどを聞いて。
やはりあの2人にキャプテンを任せるのは嫌だ、と考える反町。
霊夢にも魔理沙にも……そして、早苗にも任せるのは躊躇われ。
ならばここは、自分がキャプテンになるのが一番だと判断し、その右手を挙げキャプテンに立候補する反町。
そこに反町の……人間特有の野心というものが無かったと言えば、嘘になるだろう。
だが、それでも反町は……このチームを纏める為にと、ほぼ、真っ当な気持ちでキャプテンに立候補をした。
ビッ! ビッ! ビッ!
魔理沙「(……選挙なんてまどろっこしい真似はやなんだがなぁ)」
霊夢「(早苗に魔理沙に反町……駄目ね、どいつもこいつも頼りない。 私がなるしかないか)」
早苗「(信仰を集める為にも、キャプテンの座は絶対に渡早苗)」
そして、反町と同時に挙手をする反町以外のキャプテン候補者達。
魔理沙は半ば諦めながら、それでも渋々と手を挙げ。
霊夢は周囲を見回し、眠たそうな表情をしながら挙手。
早苗は至極真剣な表情で、ピシリと真っ直ぐに手を上げる。
輝夜「……立候補者は4人ね。
よし、それじゃあ今から立候補者以外の20人に今、手を上げた4人の誰にキャプテンを任せたいか投票してもらうわ。
この4つの目安箱に、それぞれ候補者の名前を書いておくから……。
20人は今から渡す札を、その箱の中に入れて投票をして頂戴」
616 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/12/14(火) 20:59:01 ID:???
立候補者達を見回しながら、松岡が用意をした箱を指差し、そう告げる輝夜。
そうこうしている間にも、パチュリーと松岡が手分けをして20人に札を手渡し。
輝夜は全員が札を手にした事を確認すると、一度全員をミーティングルームの外へと移動させる。
輝夜「今から呼ぶ人間は室内に入って投票をするように」
反町「(なるほど……誰が誰に投票したのか、わからなくする為か)」
輝夜「それじゃあ、まずは……五十音順だと、上からの"秋 静葉"から。
室内に入って投票して頂戴」
静葉「はい」
………
……
…
静葉「(さて……どうしたものかしら。
オータムスカイズ同様、一樹君に任せるのも悪くは無いでしょうけど……。
……安定を考えれば、博麗の巫女が一番。 早苗のやる気も捨てがたい……)」
先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、
★静葉の投票→! card★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
JOKER→反町に投票し、更に反町への評価UP!?
ダイヤ・ハート→静葉「(……穣子を見てくれたのだし、一樹君に)」 反町に投票!
スペード→静葉「(やはり博麗の巫女に任せるべきね)」 霊夢に投票!
クラブ→静葉「(同室のよしみ……早苗に投票しましょう)」 早苗に投票!
617 :
森崎名無しさん
:2010/12/14(火) 20:59:36 ID:???
★静葉の投票→
ハートQ
★
618 :
森崎名無しさん
:2010/12/14(火) 21:00:47 ID:???
とりあえずはQさんありがとー
619 :
森崎名無しさん
:2010/12/14(火) 21:01:14 ID:???
好感度1差でも判定はあるのか
何はともあれナイス引きだ
620 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/12/14(火) 21:07:16 ID:???
>★静葉の投票→ ハートQ =静葉「(……穣子を見てくれたのだし、一樹君に)」 反町に投票!★
=======================================================================================
静葉「(私達をよく考えてくれているのは、一樹君。 一樹君に投票しましょう)」
こうして静葉は感謝と信頼を寄せつつ反町に投票した。
反町:1票
霊夢:0票
魔理沙:0票
早苗:0票
輝夜「次、秋穣子」
穣子「あいあい(ま、考えるまでも無いわよね)」
穣子は即断で反町に投票した。
反町:2票
霊夢:0票
魔理沙:0票
早苗:0票
輝夜「んじゃ、次は……十六夜咲夜」
咲夜「はい(さて、と……霊夢と魔理沙。 どちらに投票したらいいかしらね……)」
621 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/12/14(火) 21:08:16 ID:???
先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、
★咲夜の投票→! card★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
JOKER→咲夜「(いっそ反町にしてみましょうか。 今後への期待を込めて)」 なんと反町に投票!?
ダイヤ・ハート→咲夜「(まあ、幻想郷の代表は博麗の巫女よね)」 霊夢に投票!
スペード・クラブ→咲夜「(なんだかんだで友達なんだし、そのよしみで)」 魔理沙に投票!
622 :
森崎名無しさん
:2010/12/14(火) 21:09:10 ID:???
★咲夜の投票→
ハートK
★
623 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/12/14(火) 21:28:15 ID:???
>★咲夜の投票→ ハートK =咲夜「(まあ、幻想郷の代表は博麗の巫女よね)」 霊夢に投票!★
========================================================================================
咲夜「(霊夢にしておけば間違いは無い。霊夢に投票しましょう)」
割とドライにものを考える咲夜は、霊夢に投票した。
反町:2票
霊夢:1票
魔理沙:0票
早苗:0票
輝夜「次、イナバ……えっと、因幡てゐ」
てゐ「ほいよ(霊夢にしとった方が楽そうだしな〜)」
てゐは己の利を考えつつ、霊夢に投票した。
反町:2票
霊夢:2票
魔理沙:0票
早苗:0票
輝夜「それじゃ、次は……河城にとりね」
にとり「ひゅ……じゃなくて、はい!
(う、うーん……反町もいいんだけど……やっぱ魔理沙かな。盟友は裏切れない)」
義理堅いにとりは、友人である魔理沙に投票した。
反町:2票
霊夢:2票
魔理沙:1票
早苗:0票
624 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/12/14(火) 21:29:15 ID:???
輝夜「次、キスメ」
キスメ「…………」←にこにこしてる
素直なキスメは、かねてからの約束通り早苗に投票した。
反町:2票
霊夢:2票
魔理沙:1票
早苗:1票
輝夜「次、黒谷ヤマメ」
ヤマメ「はいさ(うーん……特に誰ってのが無いんだが……。 ……ま、ライバルは強くなきゃやだしね。 反町でいいか)」
あまり支持する者がいないヤマメは、特に深く考えず反町に投票した。
反町:3票
霊夢:2票
魔理沙:1票
早苗:1票
輝夜「それじゃあ次、魂魄妖夢」
妖夢「はいっ!(……さて、どうしましょうか。 誠実な反町に投票するべきか……それとも、霊夢や魔理沙に?)」
625 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/12/14(火) 21:30:26 ID:???
先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、
★妖夢の投票→! card★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
JOKER→妖夢「(逆にここは早苗に投票しましょう!)」 むしろ早苗に投票だ!
ダイヤ・ハート→妖夢「(キャプテンに一番必要なのは誠実さ……反町に投票しましょう)」 反町に投票!
スペード→妖夢「(幻想郷の代表は、霊夢以外には考えられませんね……)」 霊夢に投票!
クラブ→妖夢「(あの押しの強さはパルスィに通じるものがあります。魔理沙にしましょう)」 魔理沙に投票!
626 :
森崎名無しさん
:2010/12/14(火) 21:30:41 ID:???
★妖夢の投票→
クラブQ
★
627 :
森崎名無しさん
:2010/12/14(火) 21:30:57 ID:???
★妖夢の投票→
ダイヤJ
★
628 :
森崎名無しさん
:2010/12/14(火) 21:32:47 ID:???
ありがとうと言った矢先に裏切られた……orz
629 :
森崎名無しさん
:2010/12/14(火) 21:33:33 ID:???
オウフ・・すまぬ
630 :
森崎名無しさん
:2010/12/14(火) 21:34:49 ID:???
まあまあ、最大勢力のスペードじゃなかったからOKと思っときましょうぜ
631 :
森崎名無しさん
:2010/12/14(火) 21:35:35 ID:???
判定は仕方がない。恨むなら妖夢さ
632 :
森崎名無しさん
:2010/12/14(火) 21:35:39 ID:???
リグル・もこたん・妖精1・ヒューイの票を考えればまだ余裕がある
633 :
森崎名無しさん
:2010/12/14(火) 21:37:35 ID:???
ヒューイさんの腹黒スキル発動の可能性について
634 :
森崎名無しさん
:2010/12/14(火) 21:39:16 ID:???
さすがに支持者がいないクモがあれだったんだし
ヒューイは一応世話してるから大丈夫さ
635 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/12/14(火) 21:51:02 ID:???
>★妖夢の投票→ クラブQ =妖夢「(あの押しの強さはパルスィに通じるものがあります。魔理沙にしましょう)」 魔理沙に投票!★
===============================================================================================
妖夢「(本当ならパルスィがキャプテンになるのが一番なのですけどね……)」
本格的に色々おかしくなってきている妖夢は、魔理沙に投票した。
反町:3票
霊夢:2票
魔理沙:2票
早苗:1票
輝夜「次、大妖精」
大妖精「は、はいっ!
(ど、どうしようかな……今日の試合で反町さんは怖くなくなったけど、でも恩はあるし……。
優しそうな早苗さんに投票したいけど……)」
先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、
★大妖精の投票→! card★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
JOKER→大妖精「むしろチルノちゃんがキャプテンになるべきだよ!」 勝手にチルノの目安箱を作ってそこに入れた!
ダイヤ・ハート→大妖精「(……オータムスカイズでも反町さんがキャプテンでしたし)」 反町に投票!
スペード・クラブ→大妖精「(早苗さんなら私より上手くチルノちゃんとゴールを守ってくれる!)」 早苗に投票!
636 :
森崎名無しさん
:2010/12/14(火) 21:51:47 ID:???
★大妖精の投票→
ハート6
★
637 :
森崎名無しさん
:2010/12/14(火) 21:52:11 ID:???
よーしよし
638 :
森崎名無しさん
:2010/12/14(火) 21:54:13 ID:???
ナイス!!
639 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/12/14(火) 21:56:14 ID:???
>★大妖精の投票→ ハート6 =大妖精「(……オータムスカイズでも反町さんがキャプテンでしたし)」 反町に投票!★
===================================================================================================
大妖精「(ここは反町さんに投票するのが正解……ですよね?)」
大妖精はちょっとキョドりながら、反町に投票した。
反町:4票
霊夢:2票
魔理沙:2票
早苗:1票
輝夜「次、チルノ!」
チルノ「あたい!(白黒とパッとしない人間は嫌いだ! 腋巫女のどっちかしかいないけど……んー)」
先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、
★チルノの投票→! card★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
JOKER→チルノ「あたいがキャプテンになるしかないわね!」 勝手に自分の目安箱を作ってそこに入れた!
ダイヤ・ハート→チルノ「(赤っぽい巫女ね!)」 霊夢に投票!
スペード・クラブ→チルノ「(緑っぽい巫女ね!)」 早苗に投票!
640 :
森崎名無しさん
:2010/12/14(火) 21:56:52 ID:U17H7XeE
★チルノの投票→
ダイヤQ
★
641 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/12/14(火) 22:06:33 ID:???
>★チルノの投票→ ダイヤQ =チルノ「(赤っぽい巫女ね!)」 霊夢に投票!★
==================================================================================
チルノ「(なんだか色がめでたいし赤巫女だ!)」
チルノは直感で霊夢に投票した。
反町:4票
霊夢:3票
魔理沙:2票
早苗:1票
輝夜「次、ヒューイ」
ヒューイ「はーい(練習見てもらったし、人間かな。 ……って、全員人間か)」
恩義に報いる為、ヒューイは反町に投票した。
反町:5票
霊夢:3票
魔理沙:2票
早苗:1票
輝夜「次、藤原妹紅」
妹紅「(みんないい奴だけど、やっぱり反町かな。 うん、反町だね!)」
反町を高く評価し、友情を感じている妹紅は反町に投票した。
反町:6票
霊夢:3票
魔理沙:2票
早苗:1票
642 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/12/14(火) 22:07:35 ID:???
輝夜「次は……べn」
美鈴「ホン! ホン メイリンです!!」
輝夜「わ、わかってるわよ。 紅美鈴、投票しなさい」
美鈴「(やっぱり霊夢さんに投票すべきでしょうね……反町さんには練習を見ていただきましたけど……。
あんまりドロドロとしたの、好きじゃありませんし)」
少しだけ負い目を感じながらも、美鈴は霊夢に投票した。
反町:6票
霊夢:4票
魔理沙:2票
早苗:1票
輝夜「次……水橋パルスィ」
パルスィ「……………………」
輝夜「投票しなさいよ? わかってるわね?」
パルスィ「(妬ましい……どいつもこいつも妬ましすぎる! どいつにも投票したくない……!
パルパルパルパルパルパル……!)」
先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、
★パルスィの投票→! card★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
JOKER→パルスィ「誰が投票するかこんなもん!」 札を叩き割った!無効票です。
ダイヤ→パルスィ「(オータムスカイズ……妬ましい!)」 反町に投票した!
ハート→パルスィ「(博麗の巫女……妬ましい!)」 霊夢に投票した!
スペード→パルスィ「(今日の試合結局無得点……妬ましい!)」 魔理沙に投票した!
クラブ→パルスィ「(私達以外でオータムスカイズを撃破とか妬ましすぎる!)」 早苗に投票した!
643 :
森崎名無しさん
:2010/12/14(火) 22:08:22 ID:???
★パルスィの投票→
ダイヤ5
★
644 :
森崎名無しさん
:2010/12/14(火) 22:08:32 ID:???
妬ましい!
645 :
森崎名無しさん
:2010/12/14(火) 22:10:04 ID:???
今ので勝ったなパルパルパル!
646 :
森崎名無しさん
:2010/12/14(火) 22:10:12 ID:???
運がいいなw
647 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/12/14(火) 22:13:18 ID:???
>★パルスィの投票→ ダイヤ5 =パルスィ「(オータムスカイズ……妬ましい!)」 反町に投票した!★
=========================================================================================
パルスィ「パ、パルゥゥゥ……!!」
輝夜「……なんか部屋の中から凄い嫌そうな声が聞こえてくるんだけど」
ヤマメ「大丈夫、いつものことだから気にしない」
思い悩んだ挙句、苦渋の決断を迫られたパルスィはライバルである反町に投票した。
反町:7票
霊夢:4票
魔理沙:2票
早苗:1票
輝夜「次、メディスン=メランコリー」
メディスン「……(正直、私も橋姫と同じように人間なんかに投票はしたくないんだけど……)」
先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、
★メディスンの投票→! card★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
JOKER→反町に投票! 更に反町への評価がUP!
ダイヤ・ハート→メディスン「(……なんだかあいつはよくわからないのよね)」 反町に投票した!
スペード・クラブ→メディスン「(他のよりはマシか)」 早苗に投票した!
648 :
森崎名無しさん
:2010/12/14(火) 22:14:08 ID:???
★メディスンの投票→
ダイヤ5
★
649 :
森崎名無しさん
:2010/12/14(火) 22:14:48 ID:???
もう勝ちは確定じゃあ!
650 :
森崎名無しさん
:2010/12/14(火) 22:15:07 ID:???
勝ったな
651 :
森崎名無しさん
:2010/12/14(火) 22:16:14 ID:???
反町に入ってよかったと思うと同時に
早苗さんの縁のなさに泣くw
652 :
森崎名無しさん
:2010/12/14(火) 22:16:26 ID:???
誰かでJOKER見たかったなw
653 :
森崎名無しさん
:2010/12/14(火) 22:16:57 ID:???
個人的にはこのメディでJOKER見たかったな
654 :
森崎名無しさん
:2010/12/14(火) 22:19:23 ID:???
ツンデレかよ
655 :
森崎名無しさん
:2010/12/14(火) 22:25:33 ID:???
ウチのパルパルがこんなに可愛いはずがないw
656 :
森崎名無しさん
:2010/12/14(火) 22:27:39 ID:???
パルパルはやはり強敵と書いて友だな
657 :
森崎名無しさん
:2010/12/14(火) 22:27:59 ID:???
そーなのかー
658 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/12/14(火) 22:42:28 ID:???
>★メディスンの投票→ ダイヤ5 =メディスン「(……なんだかあいつはよくわからないのよね)」 反町に投票した!★
==========================================================================================
メディスン「(ま、今日のとこはあいつに投票でもしとくか)」
もやもやした思いを抱きつつ、メディスンは反町に投票した。
反町:8票
霊夢:4票
魔理沙:2票
早苗:1票
輝夜「次、妖精1」
妖精1「はい。
(……他の奴らの事はよく知らないのよね。 白黒も悪い奴じゃないんだけど……人間でいいか)」
妖精1はごく自然に、反町に投票した。
反町:9票
霊夢:4票
魔理沙:2票
早苗:1票
輝夜「リグル=ナイトバグ」
リグル「はーい!(まあ、反町以外いないよね)」
リグルはさも当然のように反町に投票した。
反町:10票
霊夢:4票
魔理沙:2票
早苗:1票
659 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/12/14(火) 22:43:53 ID:???
輝夜「次、霊烏路空」
お空「うにゅ! (うーんと、核パワーくれた神様のペットの人間さんでいいや)」
色々と勘違いしつつ、お空は早苗に投票した。
反町:10票
霊夢:4票
魔理沙:2票
早苗:2票
輝夜「次はイナバ! あ、えっと、鈴仙=優曇華院=イナバ!」
うどんげ「はーい(私の特訓を見てくれた霊夢しかないよ。 紅の巫女さんありがとう!)」
うどんげは感謝をしつつ、霊夢に投票した。
反町:10票
霊夢:5票
魔理沙:2票
早苗:2票
輝夜「最後、レティ=ホワイトロック!」
レティ「はい(……博麗の巫女以外にキャプテンを任せられる人間はいないでしょう)」
レティは冷静沈着に判断しつつ、霊夢に投票した。
反町:10票
霊夢:6票
魔理沙:2票
早苗:2票
660 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/12/14(火) 22:45:01 ID:???
輝夜「よし、みんな投票は終わったようね。 それじゃあ、結果を発表するわよ」
全員の投票が終了した後、再びミーティングルームへと戻った一同の注目を集めつつ。
輝夜は目安箱の中を開け、開票をしてゆく。
魔理沙と早苗の箱に入っていた札の数が少ない事に、当人達は顔を顰める中。
一同は霊夢と反町の箱に視線を集めるのだが……。
輝夜「……ふむ。 反町10、霊夢6。 うん、それじゃあ反町をキャプテンとするわよ。
全員による平等な選挙の結果なのだから、自身の意とは違った結果になったとしても納得をするように」
反町「(10票……! そんなに俺を支持してくれる人がいたのか……。
……この期待に応える為にも、下手なプレイも、統率も出来ない!)」
霊夢「(ちぇっ……ま、魔理沙よりはマシかな)」
魔理沙「(いい子ちゃんぶりっこは味方が多くていいなぁ。 まあいい、いずれ引き摺り下ろしてやる)」
早苗「(キ、キスメさんとお空さんしか投票してくれなかったんですかね……。
うう……私はまず、味方を作るところから始めないと……)」
パルスィ「ね……妬ましいいいいいいっ!!」
ヤマメ「パルスィ……お前、それ誰が当選してても言ってただろ……」
穣子「(ま、妥当過ぎて面白みも糞も無いけど……キャプテンはあんたしかいないわよね)」
多数の票を集め、反町が霊夢に差をつけてキャプテンに当選。
この事実を受け、反町はそれだけ責任があるのだと改めて自覚し……。
一方で周囲の者達は思い思いにこの選挙に対して感想を抱く。
そんな中、輝夜は小さく微笑むと懐からキャプテンマークを取り出し、反町を手招きし。
前に来るように呼び出しながら、キャプテンマークを手渡す。
輝夜「幻想郷を代表する者達のキャプテンとして、恥ずかしくない振る舞いをする事。
それじゃ、これをつけてキャプテンとしての挨拶をして頂戴。
それがあなたの、キャプテンとしての初めての仕事よ」
反町「! は、はい!」
661 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/12/14(火) 22:46:17 ID:???
手渡されたキャプテンマークを腕につけ、一同を見渡す反町。
ある者は反町の事を頼もしげに見やり、またある者は不満そうに見やる。
それらの視線を一身に受け、少しだけ緊張し、強張った表情を何とかほぐそうと小さく深呼吸をした後。
反町はその口を開き、挨拶の言葉を口にしようとするのだが……。
反町「(キャプテンとしての初めての仕事……キャプテン就任後、初めての挨拶。
どうする……ここは、なんと言うべきだ?)」
A.「皆で力を合わせて世界一になろう!」 一致団結しようと激を飛ばす
B.「外の世界の連中に、俺達の力を見せ付けてやろう!」 強気に俺達の実力を見せてやろうと叫ぶ
C.「よーし、外の世界の連中を陵辱しようぜ!」 陵辱する
D.「練習試合、大会、どっちも全勝するぞ!」 全勝宣言をする
E.「皆、黙って俺についてこいっ!」 頼もしさをアピールする
F.「一番反町、歌います!」 歌う!
G.その他 自由投票枠
先に3票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
662 :
森崎名無しさん
:2010/12/14(火) 22:47:43 ID:5AkXn6DA
B しかし10票ももらえるとは思わなかったな
663 :
森崎名無しさん
:2010/12/14(火) 22:48:10 ID:VEjdgh8c
A.「皆で力を合わせて世界一になろう!」 一致団結しようと激を飛ばす
664 :
森崎名無しさん
:2010/12/14(火) 22:48:42 ID:DdQw7vZs
A
魔理沙さん超怖い
665 :
森崎名無しさん
:2010/12/14(火) 22:48:48 ID:D4B/1b6+
B
666 :
森崎名無しさん
:2010/12/14(火) 22:49:57 ID:BCbXu9G+
B
667 :
森崎名無しさん
:2010/12/14(火) 22:50:04 ID:cyzH2wcA
B
668 :
森崎名無しさん
:2010/12/14(火) 22:50:37 ID:???
魔理沙はどうしようもないなw
霊夢はなんだかんだで合理的に判断してくれるからいいんだが…
669 :
森崎名無しさん
:2010/12/14(火) 22:54:28 ID:???
>この期待に応える為にも、下手なプレイも、統率も出来ない!
統率もできない?
670 :
森崎名無しさん
:2010/12/14(火) 22:55:33 ID:???
下手な統率も出来ないってことでしょう
671 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/12/14(火) 22:57:16 ID:???
>>669-670
下手な統率も出来ないって事ですね。
なんかちょっとよくわからない変な日本語になって申し訳なかったです。
反町「下手なプレイも出来ないし、陵辱するなんて言葉も迂闊に使っちゃいけない!」
とかにすればよかったですかね…。
672 :
森崎名無しさん
:2010/12/14(火) 23:01:08 ID:???
>>670-671
解説ありがとうございます
俺の読解力が足りなかっただけなのでお気になさらず
673 :
森崎名無しさん
:2010/12/14(火) 23:13:32 ID:???
強気だ、反町のくせにw
674 :
森崎名無しさん
:2010/12/14(火) 23:16:17 ID:???
>>673
G「あうう・・・」←言いたいことも言えない
こんなんがお好みか?
675 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/12/15(水) 00:37:55 ID:???
>B.「外の世界の連中に、俺達の力を見せ付けてやろう!」 強気に俺達の実力を見せてやろうと叫ぶ
===========================================================================================
穣子「(ありゃ? 意外ね、もうちょっと優等生っぽい事言うかと思ったけど……。
でも、こっちのが好みだわ)おっしゃ! やってやりましょ、反町!」
リグル「ハッハァー! エースの真の実力を世に知らしめる時が来た!!」
魔理沙「ふん、当然だろうが。 外の世界にレミリア達が行こうが何しようが、全部吹っ飛ばして勝つ!」
反町がそう叫ぶと同時、チームの一同の中からはそれに呼応するかのような雄叫びが漏れ……。
基本的に勝気で強気な性格をした者達は、反町に賛同。
そうではない者達も、反町の言葉を否定する事は当然なく静かに拍手を送るのだった。
輝夜「反町は以後、キャプテンとして相応しい行動を取るよう、ゆめゆめ忘れないようにね。
もしも問題行動を起こしたりしたら、キャプテンの再選挙になる可能性もあるからね!」
反町「は、はい!」
輝夜「よし、それじゃあこれで代表メンバーの発表とキャプテン選挙は終わり。
みんなは荷物を纏めてから、昼食をとってロビーに集合。
午後はいよいよ外の世界に出て、二次合宿に移るからね!」
反町の挨拶を笑みを浮かべて見守っていた輝夜は、ある程度落ち着いたころあいを見計らってそう一同に言い含め。
メンバー全員はそれに対して頷きながら、自室へと戻り荷物を纏めた後、昼食を取りロビーに集まる。
リグル「でも、外の世界で合宿なんかして大丈夫なのかな? 外の世界って妖怪とかあんまりいないんでしょ?
私達の姿見て、全日本ってトコの人たち驚いてたし」
反町「うーん……まあ、多分、大丈夫なんだろ……スキマ的に考えて」
魔理沙「ところで外の世界って、どこに行くんだ? 現地のフランスとやらか?」
輝夜「ええ、そうよ。 このままフランスでもう2週間合宿をする予定。
人数が減って部屋割りもまた新しく作る事になるから、今の内に同室にするメンバーを考えておきなさいね」
にとり「(ドイツに行ってみたいんだけどなぁ……)」
美鈴「(ちょっとの間だけでいいですから母国に里帰りしたいです……)」
676 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/12/15(水) 00:39:12 ID:???
こうして雑談を交わしながら、全員が集まるのを待つ反町達。
その後、選手、コーチ、監督と全員が集まったのを確認すると輝夜は指を一つ鳴らし……。
にゅにゅにゅっ!
ジャーンジャーンジャーン!
紫「こんにちわ〜」
リグル「ゲェッ、スキマ!?」
反町「(……やっぱ外の世界に行くのは紫さんの力を借りるのか)」
それと同時に現れたのは、ご存知スキマ妖怪八雲紫である。
外の世界に行くのならば、彼女のスキマ能力を使うのが何よりも快適で安全で楽。
集まったメンバーを見ながら紫はにこりと微笑むと、その口を開く。
紫「なんだか凄く久しぶりな気がするわねぇ……。
さて、それじゃあ早速だけど外の世界に送り届けるけど……準備はいい? 忘れ物は無い?」
早苗「大丈夫です! ハンカチもティッシュもちゃんと持ってます!」
霊夢「どうでもいいけど、なんであんたがこのチームの監督じゃないの?」
反町「(うわぁ!? 誰もが言いたかったことをぶっちゃけちゃった!)」
紫「んー、私が監督やっても良かったんだけど……色々と忙しくてねぇ。
永遠亭のお姫様がやる気満々だったし、それなら任せてもいいかな、って」
輝夜「ふふふ、選手としては三流でも監督としては超一流よ!」
メディスン「(あ……二流から三流を自称するようになってる)」
何をやっているかよくわからないが、色々と忙しいから監督はやらなかったと語る紫。
それに納得をしたのかしていないのか、未だに霊夢は胡散臭い眼差しで紫を見つめ……。
その後、二言三言会話を交わした後、幻想郷代表メンバーはスキマを通って外の世界へと向かう。
反町と早苗にとっては元いた世界――そして、それ以外の者達にとっては未知の世界。
期待と不安を入り混じらせながら、スキマを通る最中反町は瞳を閉じ、考え事をするのだった。
反町「(そういえば……外の世界……全日本の連中や、他の国の奴らはどうしているんだろうなぁ)」
677 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/12/15(水) 00:40:26 ID:???
ゆかりん「はーい、みんなお久しぶり! ゆかりん☆17歳よ〜。
今日はいよいよ反町君がキャプテンに就任した!
という事で、ここで一旦、幻想郷キャプテン候補の皆の支持率を計算します。
反町君、霊夢、魔理沙、早苗の支持率は……以下の通りよ!」
反町一樹チーム内支持率初期値:
(不夜城カップ得点王&ベストイレブン(+8)+不夜城カップ3回戦敗退(−5)+キャプテン就任(+10))×2=26
博麗霊夢チーム内支持率初期値:
(不夜城カップ準決勝敗退(−2)+不夜城カップベストイレブン(+3)+博麗の巫女(+10)+幻想郷古参(+3))×2=28
霧雨魔理沙チーム内支持率初期値:
(不夜城カップ準決勝敗退(−2)+不夜城カップ得点王(+5)+幻想郷古参(+3))×2=12
東風谷早苗チーム内支持率初期値:
(不夜城カップ優勝&チームキャプテン(+8)+不夜城カップベストイレブン(+3))×2=22
霊夢支持率:28
反町支持率:26
早苗支持率:22
魔理沙支持率:12
ゆかりん「はい、という事で上記が初期の支持率になります。
試合や日常での行動などでこの数値が上がったり下がったりするのは、本編通り。
あまりに支持率が低すぎると、誰も言う事を聞かなくなったり。
はたまた差をつけられすぎるとキャプテンの進退などを問われるようになるから注意をしてね♪
それじゃあ、最後に現在の評価値をおさらいしてから次の場面に転換しま〜す♪」
678 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/12/15(水) 00:41:44 ID:???
名前 || 反町 || 霊夢 || 魔理沙|| 早苗
−−−−− ++ − − ++ − − ++ − − ++ − −
美鈴 || + 1 || + 3 || − 1 || ± 0
妖夢 || + 2 || + 1 || + 1 || ± 0
リグル || + 5 || − 1 || − 3 || − 1
うどんげ || − 2 || + 2 || − 2 || + 1
お空 || − 4 || ± 0 || + 1 || + 3
パチュリー || + 1 || + 1 || + 4 || ± 0
てゐ || − 1 || + 3 || − 1 || − 2
メディスン || ± 0 || − 1 || − 1 || ± 0
静葉 || + 4 || + 3 || − 2 || + 3
パルスィ || − 2 || − 2 || − 2 || − 2
チルノ || − 2 || ± 0 || − 3 || ± 0
咲夜 || + 1 || + 2 || + 2 || − 4
レティ || + 1 || + 3 || ± 0 || ± 0
妹紅 || + 5 || + 2 || + 2 || + 2
穣子 || + 5 || − 3 || + 2 || + 3
にとり || + 3 || ± 0 || + 5 || + 1
ヒューイ || + 2 || − 1 || − 1 || ± 0
妖精1 || + 2 || ± 0 || ± 0 || ± 0
キスメ || + 1 || ± 0 || ± 0 || + 3
大妖精 || + 3 || + 1 || − 2 || + 3
ヤマメ || + 1 || ± 0 || ± 0 || ± 0
−−−−− ++ − − ++ − − ++ − − ++ − −
総合 || 2 6 || 1 3 || − 1 || 1 0
679 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/12/15(水) 00:42:55 ID:???
〜全日本Jrユース 合宿所〜
反町率いる幻想郷Jrユースが外の世界――大会開催国、フランスへと向かおうとしていた頃。
一方でそのフランスで合宿を続ける全日本Jrユースは、この日も練習に励んでいた。
更なる追加合宿が開始されてから2週間が経過した現在。
全日本メンバーの実力は徐々にではあるが着実に伸び始めており。
あともう2週間あれば、十分幻想郷の者達と肩を並べる事も可能となる段階まで高められていた。
日向「うおおおおおおおっ! ネオタイガーショットォオオオオオオオオオッ!!!」
若島津「ギエエエエエエエエエエッ!!」
森崎「(ふん、ま、あれくらいはやってもらわなきゃ困るわな)」
特に反町と風見幽香、リグル=ナイトバグにストライカーとしての格の違いを見せ付けられていた日向小次郎は。
タイガーショットの更なる強化版――ネオタイガーショットの習得に成功。
今日も元気に練習に付き合う若島津を吹き飛ばし、猛虎としての実力を取り戻し始めるのだが……。
日向「(足りねぇ……! この程度のシュートじゃまだまだ足りねぇ!!
もっとだ! もっと力が……圧倒的な! 反町を屈服させるような! あいつの顔を涙でぐしゃぐしゃに出来るような!!
強大な……力がこもったシュートが必要だ!!)」
若島津「(ひ、日向さん……後で部品交換してください……今のでまた回路が……)」
橙「(にゃにゃ……虎さん頑張ってるにゃあ……)」
そして、そんな日向を見てにこにこしていたのは、オータムスカイズ出身。
その右サイドの突破"だけ"は一級品と呼ばれている、サイドドリブラー・橙であった。
藍や天子、衣玖と共にこの全日本にコーチとして呼び出された橙。
この日も藍達と共に全日本メンバーを鍛えに鍛え抜いていたのだが……。
橙「(もうちょっと本腰を入れてコーチした方がいいのかにゃあ?
うん、そうしよう! 藍様に、橙は教えるのも得意なんだよって所見せないと!)」
少しだけ打算を働かせつつ、そう判断をした橙。そんな橙がコーチをする対象に選んだのは……。
680 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/12/15(水) 00:44:35 ID:???
先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、
★コーチしたいというか食べたい→! card★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
JOKER→橙「気合は十分だ! 全員コーチするぞ!」
ダイヤ→橙「(あれは……げっ歯類?)」 新田「え?」 橙、それ出っ歯ちゃう! 八重歯や!
ハート→橙「(あ、あれも出っ歯だ)」 和夫・政夫「「うきゃ!?」」 それはネズミじゃなくて猿だ!
スペード・クラブ→橙「サイドドリブルの極意を教えて食べる!」 滝「なにィ!?」 こっちも人生ライン際!
クラブA→橙「よし、あなただけでいいや」 和夫「に、兄ちゃんは!?」 よりによって立花の片割れだけコーチだと!?
681 :
森崎名無しさん
:2010/12/15(水) 00:47:00 ID:???
にとりよ…おまえは医療技術まで手に入れるつもりかww
682 :
森崎名無しさん
:2010/12/15(水) 00:48:23 ID:???
★コーチしたいというか食べたい→
ハート4
★
683 :
森崎名無しさん
:2010/12/15(水) 00:48:29 ID:???
微妙な人物しかいねえなw
684 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/12/15(水) 01:15:20 ID:???
>★コーチしたいというか食べたい→ ハート4 =
橙「(あ、あれも出っ歯だ)」 和夫・政夫「「うきゃ!?」」 それはネズミじゃなくて猿だ!★
==============================================================================================
橙の目に留まったのは、2人でドリブルの練習やパスワークの練習を繰り返す双子の選手――立花政夫と和夫だった。
双子特有の連携プレイは橙から見ても鮮やかなものであり、思わず唸るのだが……。
橙「でも……2人いなきゃ駄目なのかにゃ?」
政夫「なにィ!?」
和夫「ウキャア! 今何つったぁ!?」
橙「うにゃ!? あ、怒った!?」
素直に出てきた疑問を口にした瞬間、顔を真っ赤にして怒る立花兄弟。
そう、橙の指摘通り、彼らは2人そろっていなければその技の殆ど――というか全てが使えず。
連携プレイのエキスパートというよりは、連携プレイしか出来ない選手であった。
それは立花兄弟たちも重々承知し、気にしていた事であり。
それを指摘された事に対して、興奮し猿語を話しながら怒り始める。
だが、所詮は怒っても人間――小さいが立派な妖獣である橙はその程度では怯む事はなく。
むしろ、おずおずとではあるが2人を宥めようとしながら更に口を開く。
橙「にゃにゃ……えっと、政夫さんも和夫さんもそんなに怒らないで下さいにゃ。
確かにちょっと言い方は悪かったと思いますけど……でも、間違ったことは言ってないと思いますにゃ」
和夫「うぐっ……」
橙「2人いないと出来ない技しか持ってないなら、もし片方が怪我したらどうするんですかにゃ?
試合とかで今までそういう事なかったんですかにゃ?」
政夫「……無かったとは、言い切れねぇな」
淡々と、意外にも理論的に説き伏せてくる橙を前に。
同じ猿ではあるが石崎よりは理性的な立花兄弟はぐうの音も出ず。
今度は怒るどころか、落ち込んだ様子で橙の話に耳を傾ける。
685 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/12/15(水) 01:16:53 ID:???
橙「にゃら、1人で出来る技を開発しましょうよ。
私達と戦った時、オータムスカイハリケーンを使った穣子さんと静葉さんは覚えてますよね?」
政夫「俺達のスカイラブを完全にパクってたあの姉妹かー」
和夫「そういえば、あの2人って1人1人でもめちゃめちゃ存在感だしてたな」
橙「他にも幻想郷には騒霊三姉妹っていう立花さん達と同じ空中サッカー使いがいますけど……。
こっちもそれぞれFW、MF、DFとして得意な技を持ってますにゃ。
つまり、幻想郷ではあの空中サッカーだけじゃ大きな武器にはなりえないんですにゃ」
政夫「世界レベルじゃ、空中サッカー一芸。連携一芸じゃ駄目って話か……」
橙「でも、立花さん達だって1人で出来る技を開発出来ない筈がにゃいですよ。
ドリブルもパスも上手いんです! 練習すればきっと技も覚えられますにゃ!」
政夫「……そうだな! ただでさえ人数が増えてレギュラー取りが厳しいんだ!
ここは1人でも出場できるような技を開発しないと! やろうぜ、和夫!」
和夫「うん、兄ちゃん!」
橙「私も手伝いますにゃ! 頑張りましょう!」
こうして猿2人と猫1匹は練習に取り掛かった。
686 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/12/15(水) 01:17:58 ID:???
先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、
★橙ちゃんの教育っぷり→! card★
★お猿さん達の学びっぷり→! card★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
二人の特訓カードのマーク・数字が一致した場合、数値の合計に+5されます。
JOKERの場合は、自動的に相手のマークと一致になります。
二つのカードの合計値が、
35→立花兄弟、神になる。全能力+4・必殺ドリブル・必殺パス・必殺ポストプレイ・必殺シュート×3取得!
31〜33→立花兄弟、超化。全能力+3・必殺ドリブル・必殺パス・必殺ポストプレイ・必殺シュート×2取得!
26〜30→立花兄弟、進化。全能力+2・必殺ドリブル・必殺パス・必殺ポストプレイ・必殺シュート取得!
22〜25→立花兄弟、変身。全能力+1・必殺ドリブル・必殺パス・必殺ポストプレイ取得!
18〜21→立花兄弟、覚醒。必殺ドリブル・必殺パス取得!
11〜17→立花兄弟、パワーアップ。必殺ドリブル取得!
2〜10→まるで効果無し。 何故か立花兄弟、股間を強打してしまう!
687 :
森崎名無しさん
:2010/12/15(水) 01:18:36 ID:???
★橙ちゃんの教育っぷり→
クラブ3
★
688 :
森崎名無しさん
:2010/12/15(水) 01:20:58 ID:???
★お猿さん達の学びっぷり→
スペード10
★
689 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/12/15(水) 01:22:45 ID:???
よかった、股間を強打しなかった……というところで本日はひとまずここまで。
続きは明日以降書かせていただきます。
それでは、お疲れ様でしたー。
690 :
森崎名無しさん
:2010/12/15(水) 01:23:17 ID:???
なんで股間を強打する可能性があるねん乙でしたw
691 :
森崎名無しさん
:2010/12/15(水) 01:25:05 ID:???
乙。やっちまった……股間強打させたかったぜ
692 :
森崎名無しさん
:2010/12/15(水) 01:25:49 ID:???
流石はコーチに定評のない橙乙でしたー
693 :
森崎名無しさん
:2010/12/15(水) 12:53:53 ID:???
全体的に特訓運悪いな…
694 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/12/16(木) 00:48:49 ID:???
>★橙ちゃんの教育っぷり→ クラブ3 ★
>★お猿さん達の学びっぷり→ スペード10 ★
>立花兄弟、パワーアップ。必殺ドリブル取得!
=========================================================================
ズダダダダッ!
橙「にゃにゃ! にゃにゃん! にゃーん!
(もっと速くもっと速く! ドリブルはスピードが命だよっ!)」
和夫「うきゃっ! うきゃきゃーっ!!(無茶言うなよ! これで精一杯だって!)」
政夫「ウキーッ! キーッ!!(いくらスピードがあってもキープできなきゃ意味ないしな!)」
橙「にゃー! にゃにゃんにゃ! にゃんにゃー!
(それでももっと速く! 四足歩行なんだから二本足で立つよりずっと早く走れるでしょ!? ほら、ついてきてっ!)」
政夫「ウッキッキーッ!(くそっ、やっぱ子供とは言え猫だな……俺達よりずっと足が速い)」
和夫「ウキャーッ!! キャッキャッ!(置いてかれてたまるか! 俺達もスピードアップしようぜ、兄ちゃん!)」
政夫「ウッキーッ!(わかってる! あいつにやれて出来ない訳があるか! 行くぞ、和夫!!)」
ドリブル技術は高いが、しかし、コーチングが苦手である橙。
そんな橙の取った立花兄弟への対応は、あえて勝負を挑む形で立花兄弟を発奮させ。
目の前で自身の高速ドリブルを見せつつ、スパルタ的に練習を強いるというものであった。
橙の下手な挑発は、それでも立花兄弟には通用し、立花兄弟は顔を真っ赤にし文句を言いながらも橙に負けじとドリブルをする。
前傾姿勢となりつつ、ボールを手放さないように抱えながらキープし、橙を追う姿は、さながら山猿そのもの。
反則スレスレのキープ術は、橙を追い掛け回す内に立花兄弟の体にしっくりと刻まれ。
こうして立花兄弟は見事に個人個人で出来る新たな技を会得する事に成功をする。
橙「にゃにゃ! にゃんにゃんにゃ!!(やりましたね! これできっと出番もアップですよ!)」
政夫「うきゃきゃ……キッキー!(へへへ、練習に付き合ってくれてありがとうな)」
和夫「ウッキャー!!(やっぱ小さくてもコーチなんだな……)」
橙「にゃ〜ん(えへへ、私もこう見えて立派な妖獣ですよ!)」
695 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/12/16(木) 00:49:50 ID:???
見事に成果を出せたとあって、練習を終えた3者は笑みを見せながらお互いにハイタッチをする。
立花兄弟としても、橙が自分達を発奮させる為に勝負を挑むような事をしてきたのだとは十二分にわかっていたし。
そして、それが故にこうして必死になれて成果が出せたという事も理解していた。
練習が終われば、いがみ合う事などある筈も無く。
立花兄弟は小柄な自分達よりも更に小さなコーチの頭を撫でつつ、引き上げるのだが……。
三杉「(……彼らが何を言っていたのか、まるでわからない)」
見上「(キープ力が上がったのはいいが、それだけではまるで使えんな。
やはり2トップのFWは、日向と派遣選手の比那名居天子が有力か……)」
興奮をしていた為に橙と立花兄弟が叫んでいた猫語と猿語は周囲の者達にはまるで意味不明な言語であり。
三杉をはじめとした全日本メンバーは、引きつった笑みを浮かべつつ引き上げてゆく3人を見やる。
そして、監督である見上は成果を出した立花兄弟に……それでも現段階ではまるで使えないとため息を吐き。
藍「コーン……(成果を出せたのは良かったが……うぅむ……やはりまだ橙にコーチ業は難しいか?)」
狐の妖怪である藍さんは、狐語を用いて小さく小言を呟くのだった。
政夫「あー、練習はりきったら腹減った! バナナ食おうぜバナナ!!」
和夫「夕食前だけど、小腹を満たすくらいならいいよな。 よし、ちょっと食堂のおばちゃんに頼んでくるぜ。
橙、お前は何かいるか?」
橙「鰹節食べたいですにゃー。 あと、ちょっとぬるめのミルクがあれば最高ですにゃ!」
和夫「オッケー! それじゃ、取ってきてやるよ」
橙「ありがとうございますにゃ!」
和夫「へへへ、練習に付き合ってくれた礼だよ」
そして、この練習を契機に立花兄弟と橙との距離は少しだけ近づいたようである。
……どうやら、野性生物的な意味で相性がいいらしい。
※橙と立花兄弟の感情が 橙→(友情?)←立花兄弟 になりました。
※立花兄弟が「山猿キープ」を取得しました。
696 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/12/16(木) 00:50:53 ID:???
こうして全日本Jrユースの選手達が地味ではあるが着々と実力をつけていた頃。
他の国の者達も、当然ながら大会に向け懸命に練習に励んでいた。
レミリア「ふっ……血のように紅に染まれ! H A ! !」
ミューラー「ぐっ……! ぐ……あああおおおおおっ!!」
バッ! バシィッ!!
レミリア「ほう……加減をしているとはいえ、私のレッドサンを止めるか。
くくくく、少なくともそこで伸びているくだらんキーパーよりは役に立つようだな」
西ドイツでは、正ゴールキーパーであるシュタインでは流石に力不足であるという事になり。
緊急に山奥に隠れ住むという伝説のキーパー……デューター=ミューラーを召集し合流。
レミリアを中心とした派遣選手で1週間分の遅れを取り戻す為に集中的に練習を課し。
ほぼ完全に、周囲のレベルと同程度まで引き上げる事には成功していた。
そして、この国際Jrユース大会に唯一南米から出場をするアルゼンチンJrユース。
華麗で美麗な個人技を主体とするこの国もまた、大会に向けて練習に励んでいた。
しかし、この国に派遣をされていた選手は、他の国とは違いたった1人であった。
派遣選手がたった1人では選手達全員を見て練習をつける事は不可能なのではないか……。
もしかしたらフランス同様、八雲紫に見捨てられたのではないか……。
……その2つの疑問に対する答えは、どちらともノーであった。
なぜなら、アルゼンチンに送られたたった1人の派遣選手は――。
ただ1人でチーム全体を見渡せるだけの視野と指導力を持ち。
そして、たった1人だけで戦局を変える事の出来る、"天才"だったからである。
697 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/12/16(木) 00:51:58 ID:???
ダダダッ! ヒュンッ ヒュンッ!
パスカル「く、くそぉっ!!(ディ、ディアスを超える奴が本当にいるなんて……!)」
ガルバン「(ディアス以上のスピード、テクニック、パワー……!? う、嘘だろ……!?)」
アルゼンチンJrユースの絶対的なエース――ファン・ディアス。
彼と共に練習し、試合をし、共に戦ってきたアルゼンチンJrユースの目は、端的に言えば肥えている。
他国のエース級の選手を見ても、それでもディアスには劣ると評する事も多々ある。
それは身内であることでの贔屓を抜きにしても、ファン・ディアスの実力があまりにも圧倒的過ぎるからであった。
だが、そんな彼らでさえ――派遣された選手のドリブル、パス、シュート。
否――オフェンスだけではなく、ディフェンスも含め……。
サッカーをする上で必要とされる、全ての能力を見て、愕然とし……絶望をした。
世界は広いという事……世界には、自分達の絶対的なエースを超えるような存在がいるという事を。
永琳「ふふ……そう簡単にボールはやれないわね!」
ポンッ! ギュルルルッ パンッ! ダダダダダダッ!!
永遠亭の至宝――月の天才、八意永琳。
彼女が派遣されたその日から――彼らは生まれて初めて実感し……体感したのである。
ガレヤ「ふぎゃっ!」
センベロ「ど、どうやって……」
バサロ「止めろって言うんだよォ!?」
698 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/12/16(木) 00:52:59 ID:???
緩急を自在に操り、ボールを巧みにコントロールし、鮮やかなフェイントを決め、華麗に切り返す。
全ての行動が後の行動の為の布石であり、突破をする為の最善なルートと。
見る者を魅了する為のドリブル、全てが詰められた月の頭脳的なドリブルを披露しつつ。
ディフェンスに来る選手達を次々とごぼう抜きしてしまう永琳。
彼女の選手達に課す練習はスパルタで……選手達はともすればその自信を粉砕されかねない状況にあった。
それ程までに、八意永琳の実力は圧倒的であったのだが……。
ディアス「よっ、と」
永琳「あらら」
パルカル「! ディ、ディアス!!」
ポンッ コロロ……
そんな状況の中でも、ただ1人この八意永琳に挑み、一矢報いたのもやはり絶対的なエース。
アルゼンチンの至宝、ファン・ディアスだった。
全てを感知し、全てを予測した上での永琳のドリブルを、辛うじてではあるが足先で触りこぼれ球にし。
その瞬間、永琳は驚きの中にかすかな嬉しさが混じった声を出し。
共に練習をしていたチームメイトたちは、あのドリブルを止められるのかと目を丸くして驚く。
だが、それらの視線を受けながらもディアスはあくまで平然とした様子でこの状況を楽しむかのような笑みを浮かべ。
こぼれたボールを足先で拾うと、軽々とリフティングしながら声を張る。
ディアス「おいおい皆、何やってんだよ。 落ち着けば今のドリブルは止められた筈だぜ?」
ブラウン「そんな無茶な……あのドリブルはプロでもそう見ないレベルだぞ?
止められる訳が無いじゃないか!」
ディアス「そうか? ……少なくとも、俺が止められたのならパスカル」
パスカル「!!」
ディアス「お前なら止められた筈だぜ?」
699 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/12/16(木) 00:54:04 ID:???
アルゼンチンJrユースのFW――アラン・パスカル。
ファン・ディアスの相棒である彼は、タックルという1点においては……。
得意技とするクリップタックルが発動さえすれば、ディアスと同等の守備力を見せることが出来る。
ディアスの言うように、ディアスが止められたのならば、パスカルに止められないという道理は無い。
その言葉を聞いた瞬間、パスカルは目を見開きながらディアスに視線をやり。
それを受けてディアスはにやりと笑みながら、ダイレクトにボールをパスカルへと渡す。
ディアス「しっかりしてくれよ、相棒」
パスカル「ディ、ディアス……でも、俺は……俺なんかより……」
ディアス「何言ってんだよ、俺の相棒はお前しかいないってーの。
俺とお前でアルゼンチンのゴールデンコンビなんだ。 なんだ、俺の勝手な片思いか?」
パスカル「ち、違う! でも……(俺は最高速のお前にはついていけない……!)」
ディアス「ほら、練習再開しようぜ! まだまだ休憩には時間があるぞ!」
ガルバン「(ディアス……これだけの実力差を見せ付けられて……)」
ルジェリ「(それでもまだ、自信を失っていない……。 いや、それどころか……いつもよりテンションが高い!?)」
自信なさげに自嘲するパスカルを見てやれやれと肩を竦めた後。
顔を俯かせる周囲に練習を再開しようと明るく言いながら、1人、ボールを蹴り始めるディアス。
その姿は一同から見てみれば考えられない光景であり……しかし、納得の出来る光景であった。
そう……アルゼンチンのエース……ファン・ディアスの心は決して折れない。
ファン・ディアスは誰にも負けない。ファン・ディアスは諦めない。
それはこの場にいる全員が知る事であり、そして、信じていた事だった。
ガルバン「……行こう、ディアスの言う通りだ。 まだまだおねんねには早すぎる」
ルジェリ「ああ……!」
ディアス「永琳さん、さっさと指導してくれよ。 コーチなんだろ?」
永琳「ふふ、勿論。 私はその為にここにいるのだからね」
700 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/12/16(木) 00:55:21 ID:???
ファン・ディアスは八意永琳の出現に危機感を抱いてはいなかった。
八意永琳の実力に対して、嫉妬のような感情は微塵にも感じていなかった。
ただそこにあるのは、純粋なライバル心と――自分よりも強い選手が出てきた事に対する、喜びの感情。
八意永琳がいれば、彼女の的確な指導を受ければ自分達はより一層強くなれるという期待と。
そうなった上で、彼女を倒せるだけの実力が備わるという自信があるだけ。
ディアス「大会に出場する中じゃ、西ドイツのシュナイダーやフランスのピエールくらいしか俺と張り合える選手いなかったからな。
そいつらとも組み合わせ次第じゃ当たれるかどうかもわからないんだし。
こうやって大会までの間、俺と張り合える奴と毎日ボールを蹴れるなんて面白すぎるぜ」
永琳「あらあら……私と張り合うつもり? 言っておくけれど、さっきのタックルはマグレよ?」
ディアス「どうかな? 2週間みっちり鍛えて、俺達とあんたとの力量もそろそろ差が縮まってきた頃だ」
永琳「10年早いわね……私は天才、八意永琳。 そう簡単に凡人に負ける筈が無いわ」
ディアス「なら問題ないな。 俺は天才、ファン・ディアスだ。 それもあんた以上の、超がつく程の」
バルバス「(一時はどうなることかと思ったが、派遣選手の件はうちのチームにとっていい方向に動いたようだな。
八意永琳のお陰でディアスは奮起し……そのディアスの姿に他の者達も一層ディアスへの信頼を厚くした。
そして、そのディアスが認める八意永琳の事も徐々に認め始めている。 何より……)」
パスカル「(ディアス……あんな選手がチームに入っても、お前はまだ俺を相棒と呼んでくれるのか……。
そこまで……俺を、信頼してくれているのか……)」
実力的にはディアスには及ばない、中堅からやや上という程度の選手であるパスカル。
彼はディアスに対して劣等感に近いものを感じ、引け目を感じていたのだが……。
永琳が現れた上でも、自分を相棒とまだ呼んでくれるディアスに感動も覚えていた。
そして、その感動は彼の中で更に膨れ上がり……名実共にディアスの相棒になってみせるという感情に変化をする。
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