キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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レス数が1000を超えています。残念ながら全部は表示しません。
銀河シュナイダー伝説2 〜青雲篇〜

1 :銀シュナ ◆DWysPbgK.. :2011/01/07(金) 18:35:24 ID:BPiFqxVw
 人類が地球という名の辺境の惑星より銀河系という開拓の道を歩み始めて800年余。
世界は『銀河帝国』と『自由惑星同盟』という2つの勢力によりいつとも終わりのない争いを続けていた。

そこに現れし1人の人物。彼の名はカールハインツ・フォン・シュナイダー。

今はまだ有象無象の士官学生の1人でしかない彼が、後の世にいかなる影響を与えるのか…

それを知る者は未だいない。

                  銀河の歴史がまた1ページ…

前スレ
銀河シュナイダー伝説1 〜黎明篇〜
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1291283308/

982 :外伝〜銀河森崎伝説〜:2011/01/29(土) 18:45:21 ID:jUeIzgiA
もう1人はワカバヤシ・ゲンゾウ。彼は名家の3男。共和制において何をもって名家とするのかという
明確なものはなかったが、政治家と医者と大企業の社長、兄や父や祖父がそれらいずれかのポストに
ついているという事実は間違いなく、将来ワカバヤシ・ゲンゾウもそのいずれかの枠に収まると
思われていた。それならばモリサキ・ユーゾーと道が重なることなどあるはずもなく、名も知らぬ
1人として一生を過ごすはずであったのだが、どういう理屈か彼はフライング・サッカーを、
そして軍人を目指していた。

彼らには彼らの思考や思想があるのだろうが、持たざるものであるモリサキは、自分の腕一本で
立身出世する必要のある世界の住人の代表としてワカバヤシを、そして無駄に才能をひけらかしている
オオゾラを嫌っており、それゆえにワカバヤシ・ゲンゾーを、そしてオオゾラ・ツバサを追いかける。
追いかけていくうちにようやく追いついたと思ったら、彼らは揃って軍人の道へ進んでしまい、
彼もまた、まるで見えざる蜘蛛の糸に手繰り寄せられるように軍人への道を選んでしまったのだった。

モリサキ(本当はアッテンボローなんかと戦っている暇なんてないんだ。ツバサをそしてワカバヤシを
ギャフンと言わせる!そのためにはあのアッテンボローとだって本当は共同戦線を張らなくては
いけないというのに…)

983 :銀河シュナイダー伝説:2011/01/29(土) 18:46:55 ID:jUeIzgiA
そんな事を思うモリサキ。様々な運命のイタズラで、現在はあまり仲の良くない2人であったが
反骨心という意味で共通するものを持っているモリサキとアッテンボローは決してソリが合わないという
訳でなく、単に歯車が狂ってしまっているだけのようにも思えるのだが…

モリサキ(そろそろ。俺達とアッテンボロー達との関係もきっちり決めないとな…)

どうしますか?
A.一度争った仲だ。潰すまで敵対する。
B.そろそろ和解の時期だろう。同盟を結ぶ。
C.こうなったら無視だ。消極的冷戦状態へもつれ込む。
D.その他

先にID表示で2票入ったものを選択します。

984 :森崎名無しさん:2011/01/29(土) 18:53:30 ID:+M3lN1Bk

ダスティは友達、こわくないよ!

985 :森崎名無しさん:2011/01/29(土) 19:25:57 ID:rQ2HPBqg
B
こうしてモリサキ派閥がデカくなっていくと…将来的には怖いんだけどなw

986 :森崎名無しさん:2011/01/29(土) 20:02:09 ID:???
マコっちゃんは漫才するときしか関西弁は使わないんじゃなかったっけ?
違ったらスマソ

987 :森崎名無しさん:2011/01/29(土) 20:10:02 ID:???
ここのマコっちゃんは早田誠じゃなくて、超未来のマコっちゃんだからw

988 :銀河シュナイダー伝説:2011/01/29(土) 20:41:43 ID:jUeIzgiA
う〜。やっぱり残り30レスぐらいからじゃ短いな…
次回から残り50レスぐらいからはじめます。

っと、すっかり忘れてましたが次スレのスレタイを募集します。

銀河シュナイダー伝説3 〜○○篇〜

の○○を2文字の単語でお願いします。

>>984
伊達と酔狂の人ですからねぇ。まともに戦ってろくなことはないでしょうw

>985
ああそういう意味では大丈夫ですよ。モリサキの能力及び派閥員は半分固定です。
アッテンボローは(ほぼ)必ずヤン・ファミリーの一員となります。

>>986
わかりやすくいうと、キャラ付けですw
何だかんだで言葉だけで誰かわかる方がキャラ立ちしやすいので。

>>987
はい。フォローありがとうございますです。他にも(特に発生年…というより月)がチョコチョコ
と異なっていますがあまり気にしないでくださいませ。

989 :銀河シュナイダー伝説:2011/01/29(土) 20:43:35 ID:jUeIzgiA
B.そろそろ和解の時期だろう。同盟を結ぶ。

モリサキ「…ふう」

一息つく。その深呼吸は過去のわだかまりを吐き出すように深く重く…そして沈んだものであったが
同時に過去への決別であり、未来への約束だった。

〜〜〜

数万…いや、数十万はあろうかという蔵書数を誇る国防軍士官学校ライブラリルーム。
その中でアッテンボローは誰かと話していた。

アッテンボロー「聞いてくださいよ、ヤン先輩。またあのモリサキの奴が…」

???「またかいアッテンボロー。最近口を開くと毎回その言葉が出るね」

アッテンボローの話を右から左へ聞き流しているのか、ヤンと呼ばれた青年は蔵書に囲まれて
満足そうに本をあさっていた。

アッテンボロー「俺がですか?トンでもない。なんで俺があんな奴に固執しなきゃ…」

がちゃん。

モリサキ「あんな奴で悪かったな。アッテンボロー」

990 :銀河シュナイダー伝説:2011/01/29(土) 20:44:35 ID:jUeIzgiA
その会話を盗み聞きしていたわけではないのだが、ほぼベストなタイミングで乱入するモリサキ。
しかし、その表情はいつもの侮蔑の意味も込められた嘲笑にちかい表情ではなく、どちらかというと
幼い子供が親に対してどう弁解しようか?っといった、彼らしくない表情だった。

アッテンボロー「あ、てめぇ。どうしてここに!?」

モリサキ「うっさい。俺はお前がここにいるからと聞いて……勘違いするなよ。別に仲良くしようと…
あ、いや。……ああもう!!」

突然1人百面相をはじめるモリサキ。彼は一度敵対した人物に友好を取り戻すための言葉を知らず、
1人でああでもないこうでもないともだえ始める。

アッテンボロー「ね。いったでしょ、先輩。コイツは変な奴なんですよ」

???「ん〜。これは…きっとアッテンボローと仲良くしたがっているんだと思うよ」

思わず助け舟を出す人物。中肉中背、黒い瞳に黒い髪。温和そうというより頼りなさそうな青年で、
ややくせっ毛のある特徴がないのが特徴ともいうべき青年だった。

991 :外伝〜銀河森崎伝説〜:2011/01/29(土) 20:45:44 ID:jUeIzgiA
モリサキ「だ、誰が仲良く……あ〜〜、そうだよ。負けたよ。今日は和睦に来たんだ。最低でも
俺の敵はお前じゃねぇ。俺は今、余計な敵は作りたくないんだよ」

その青年の助け舟によってようやく(他のものにはとてもそうとは感じないものの)仲直りの言葉
を口にする。

アッテンボロー「なんだ、今更かよ。そんな風にいわれてはいそうですかといえるほど…」

???「アッテンボロー」

アッテンボロー「なんですかヤン先輩?突然声を出して」

???「前に言ったことを覚えているかい?戦争において最も効率的な勝利法は敵を殲滅することでも
講和することでもない。敵を味方につけてしまうことだ。」

アッテンボロー「つまり、過去の事は水に流せというのですか?」

???「そこまではいわないさ。だけど、相手が歩み寄ってきているのにこちらから突き放すのは
愚策だと思わないか?せめて話だけでも聞くべきさ」

992 :外伝〜銀河森崎伝説〜:2011/01/29(土) 20:46:44 ID:jUeIzgiA
モリサキ「…ありがてえ。誰だか知らないが…ん?いや、どこかで……あ、そういえば去年、
戦史研究科の廃止反対運動をして懲罰を受けた…ということはこの蔵書は戦史科のものか。
確か名前は…ええと。」

???「あ、そうか。横から口出しすまなかったね。私の名前はヤン・ウェンリー。君たちから見て
2歳年上の4年生ということになるかな」

そういいながら握手を求めるヤン。どこか頼りなさそうだったはずの彼が、あっさりと大岡裁きをみせ
腐るアッテンボローを承服させた。その力は、ただそれだけで彼の実力を思い知るモリサキだった。

〜〜〜

アッテンボロー「なるほど。ということはモリサキの相手はオオゾラとワカバヤシなんだな。」

モリサキ「ああ。正直そこの先輩の言葉、俺にも当てはまる。敵は少ない方がいい、そして
味方は多い方がいい。だったら今回の事、こうして頭も下げる。だからこれ以上こじれるのは
お互いにやめないか?」

ヤン・ウェンリーの仲介もあり、トップ会談はうまくいっていた。

993 :銀河シュナイダー伝説:2011/01/29(土) 20:47:49 ID:jUeIzgiA
アッテンボロー「そうか。降りかかる火の粉を3倍返しで大火事にして返すのが俺の主義だがヤン先輩の
言葉もあるし、今回はそれでいいさ。積極的に手助けするほどお人よしじゃないが、まあがんばれよ」

アッテンボローはそう締め括ると、それじゃ用があるからと、巨大な蔵書室から立ち去っていく。

モリサキ(よし!これで後顧の憂いはなくなった!これでツバサもワカバヤシも…)

またもやよこしまな笑みを浮かべるモリサキに…

ヤン「全く、君は。その2人をどうしても倒したいのかい?」

そう投げかけるのは先ほど仲を取り持ってくれた2年先輩の男。

モリサキ「あたりまえ…です。俺はあの2人を倒すためにこの士官学校に入ったんですから」

使い慣れない敬語で話すモリサキ。

ヤン「まあ、タダで勉強が出来るっという理由だけで入った私のいえる立場ではないが、
どうしても倒したいなら、その2人を合流させないことだよ。戦術の基本は各個撃破。
君があまりに強くなりすぎてその2人が共闘せざるを得ないほど追い詰めてしまえば…
窮鼠が猫を噛んだという歴史上の事例に暇(いとま)はないことをよく覚えておくといい。」

994 :外伝〜銀河森崎伝説〜:2011/01/29(土) 20:49:22 ID:jUeIzgiA
モリサキ(俺は今まで力を望み続けてきた。それが、軋轢を生み、軋轢が誤解を生み、誤解が誤解を生み…
そして今の状況になったと、そういいたいのだろうか?だが、だとしたら今までの俺の生き方の全否定
になる。それはいくらこの先輩の言葉とはいえ認めるわけにはいかん!)

モリサキはヤンほど人生を俯瞰で見ているわけでなく、世界の歴史に自分を照らし合わせるという
性はなかった。故に、口はヤンの言葉に同意の言葉を示す言葉で飾るが、実際は、更なる力の渇望を
止めることはなかった。

ヤン(やれやれ。どうしてこうも困った後輩ばかり集まるのかねぇ。ラップだったらどうしただろう?
キャゼルヌ先輩なら、『これで俺の苦労の1/10でもわかっただろう』と笑うだろうな)

そんな事を思ってはいたが、次の瞬間には本の中にある世界の歴史の渦に飲み込まれるのだった。

〜〜〜

995 :銀河シュナイダー伝説:2011/01/29(土) 20:50:37 ID:jUeIzgiA
こうして、モリサキ・ユーゾーは近い将来様々な形で関係するであろう男、ヤン・ウェンリーと
初の対面を果たす。

それが、自由惑星同盟にとって、そして銀河帝国にとって、
……更にその先、カールハインツ・フォン・シュナイダーにとって、どのような影響を与えるのか…

それを知るものはまだ誰もいない。

帝国暦476年度、そして宇宙暦875年度はこうして幕を閉じようとしていた。




              銀河の歴史がまた1ページ…

996 :銀シュナ:2011/01/29(土) 20:58:59 ID:jUeIzgiA
ということで、先ほど書いたとおり残りは次スレタイ案を募集します。

銀河シュナイダー伝説3 〜○○篇〜

の○○を2文字の単語でお願いします。


又、テンプレに追加して欲しいもの、質問なども受け付けます。
(テンプレに関しては非公開なものは要望にこたえられない可能性もありますご容赦くださいませ)

997 :森崎名無しさん:2011/01/29(土) 21:10:33 ID:???
銀河シュナイダー伝説3 〜疾風篇〜

998 :森崎名無しさん:2011/01/29(土) 21:18:40 ID:???
銀河シュナイダー伝説3 〜立志篇〜
銀河シュナイダー伝説3 〜研鑽篇〜
質問ですが、値段が上がるタイプの消耗品はどのタイミングで値上がりしますか?

999 :森崎名無しさん:2011/01/29(土) 21:33:36 ID:???
銀河シュナイダー伝説3 〜遠望篇〜
銀河シュナイダー伝説3 〜.愛別篇〜

1000 :森崎名無しさん:2011/01/29(土) 21:37:48 ID:???
銀河シュナイダー伝説3 〜小星篇〜
いつか将星になるという決意で

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