キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
キャプテン森崎まとめ掲示板TOP

■掲示板に戻る■ 全部 1- 101- 201- 301- 401- 501- 601- 701- 801- 901- 最新50


レス数が1000を超えています。残念ながら全部は表示しません。
【ボクは】キャプテン平凡【翼太郎】

1 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/08(火) 18:52:23 ID:JMp9Gkd+
このスレはキャプテン森崎スレのスピンアウト作品です。
試合の基本的なルール及び進行はキャプ森本スレと同じですが、多少特殊なシステムを導入している
部分もあります。

〜あらすじ〜
突如謎の世界に現れた謎の少年凡太。全ての記憶を失っていた凡太だったが、この世界でサッカー少
年「翼太郎」、サル顔のDF「石崎了」と出会うことによって自らの使命がサッカーにあるというこ
とを思い出す。そして凡太に語りかける謎の声……凡太は謎の声から渡された「スート・スロット・
ボール」と「ブラックカード」により自我の一部「闘争心」を取り戻し、自我の薄い己の存在自体に
疑問を持つ。謎の声は言う「そのボールが、お前の心を探す助けになるだろう。お前はボールと共に
中道を行け!」言いたいことだけ言って消える謎の声。但しホテルは取っておいてくれた。
そして始まる「SGGK・若林源三」率いる修哲と翼太郎率いる南葛の戦い。ヘタレる翼、振られる
若林、降り出す雨、膠着する試合、そして現れる謎の天パ男「キスーギ」……。
一進一退の攻防の中、キスーギのドリブルが南葛ゴールに迫るが、最後の最後でキスーギは決定的な
ミスをしてしまう。
その時、再び凡太に語りかける謎の声。新たな力を得た凡太が遂に若林に迫り、渾身の「タイガーシ
ョット」が試合を決めたかと思ったが、若林は鬼神のセービングで凡太のタイガーショットをはじき
返す……。

501 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/26(土) 19:10:01 ID:srT1T0CI
先着3名で(順番通りじゃない書き込みは無効)結果が出ても一応最後まで引いて下さい。
★アイオリア ライトニングボルト (! card) 58+(! dice + ! dice)=
★モーゼス ブロック (! card) 43+(! dice + ! dice)+(ガッツ減少-2)=
★アルゴル パンチング (! card) 50+(! dice + ! dice)+(距離補正+1)=

!後のスペースを消して書き込んで下さい。

【シューター】−MAX【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(アイオリアチーム、コーナーキック)(アイオリアチーム、スローイン)(ミスティがフォロー)
≦−2→白銀チームボールに。

【シューター】−【キーパー】
≧2→アイオリアのライトニングボルトが白銀チームゴールに突き刺さる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(アイオリアチーム、コーナーキック)(アイオリアチーム、スローイン)(ミスティがフォロー)
≦−2→ミスティがフォロー。

【備考】
アイオリア:ライトニングボルト・吹っ飛び2
      「セブンセンシズ:ダイスで6か1が出た時、もう一方のサイコロの目×2」
モーゼス:「小宇宙・ダイスで6が出た時もう一方のサイコロの目×2」
アルゴル:ダイヤかハートで「ゴルゴンの楯(+3)セーブ成功時相手ガッツ-100」が発動。
      「小宇宙・ダイスで6が出た時もう一方のサイコロの目×2」

502 :森崎名無しさん:2011/03/26(土) 19:11:04 ID:???
★アイオリア ライトニングボルト ( スペードA ) 58+( 3 + 6 )=

503 :森崎名無しさん:2011/03/26(土) 19:12:26 ID:???
★モーゼス ブロック ( スペード5 ) 43+( 2 + 3 )+(ガッツ減少-2)=

504 :森崎名無しさん:2011/03/26(土) 19:13:56 ID:???
★モーゼス ブロック ( クラブQ ) 43+( 3 + 3 )+(ガッツ減少-2)=

殺る気マンマンですなアイオリアさん

505 :森崎名無しさん:2011/03/26(土) 19:14:24 ID:???
★アルゴル パンチング ( ダイヤ10 ) 50+( 4 + 1 )+(距離補正+1)=

506 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/26(土) 19:41:48 ID:???
> ★アイオリア ライトニングボルト ( スペードA ) 58+( 3(セブンセンシズ×2)+ 6 )= 70
> ★モーゼス ブロック ( スペード5 ) 43+( 2 + 3 )+(ガッツ減少-2)= 46

【シューター】−MAX【ブロッカー】 ≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。

> ★アイオリア ライトニングボルト ( スペードA ) 58+( 3(セブンセンシズ×2)+ 6 )= 70
> ★アルゴル パンチング ( ダイヤ10 ) 50+( 4 + 1 )+(距離補正+1)+(ゴルゴンの楯(+3))= 59

【シューター】−【キーパー】 ≧2→アイオリアのライトニングボルトが白銀チームゴールに突き刺さる!

アイオリア「ライトニングボルト!」

     ピカァ!

モーゼス「うわっ……うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

     ドゴォォォォォォン!!

アイオリアのライトニングボルトの前に、為す術もなく吹き飛ばされるモーゼス。
アルゴル「くっ!ゴルゴンの楯よ……!」
アルゴルも自慢の楯を構えてライトニングボルトを迎え撃つが……。

     バギィィィィィィィィィ!!

アルゴル「ぐはぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
楯はあっさりと砕かれ、モーゼスと同じように宙を舞った。

     ドゴォォォォン!

そして突き破られるネットと、砕け散る岩。
アイオリア「馬鹿共が、黄金の獅子を怒らせれば、こうなるのは分かっていただろう……」

507 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/26(土) 19:42:53 ID:???

     ピーーーーーーーッ!

アイオリアチーム 3−0 白銀チーム

地面に倒れた二人の白銀。
アイオリア「さて……まだやる気か?」
アイオリアはまだ立っているミスティを睨み付ける。
ミスティ「ひっ……」
その視線で今にも震え出しそうなミスティ。
ミスティ「し、仕方ありませんね!今日はこの辺で勘弁してあげます!」
言うが早いか、ミスティは地面に倒れる仲間二人を担ぎ上げる。
ミスティ「しかし、聖域の刺客はまだまだ現れますよ!あなた達が倒れるまで!」
アイオリア「ふっ……その前に教皇をぶっ飛ばしてやるよ」
ミスティ「おぼえていなさい!」
言うことを言ってから、ミスティは転移でその場から消える。

ウイングマン「ちょ、待って下さいよミスティさん!」
置いて行かれた格好のウイングマンも慌てて羽を広げ、大空に逃げ去ってゆく。
若林「あっ、てめえ逃げんな!」
ウイングマン「戦略的撤退〜!」
アイオリア「放っておけ若林。所詮雑魚だ」
若林「むぅ……なんか気になる奴だったが、まあいいか……ってそんなことより凡太は!?」
ヒカル「ああ、気を失ってるけど大丈夫。怪我は軽いし、一日か二日で治るだろう」
若林「そうか……そりゃよかった」
アイオリア「……しかし、やはり聖衣も無しに聖闘士と戦うのはきついな」

508 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/26(土) 19:48:39 ID:???
ウイングマンの実力を知らしめようと思ったのに、若林の実力を知らしめることに。
負けるような能力値じゃないんだけどなぁ。

ともあれ白銀の敗走で試合終了です。
少し長くなるかもなのでいったん休憩。
今日はもう少し進められるかな?

509 :森崎名無しさん:2011/03/26(土) 20:08:35 ID:???
いや、ある意味ではウイングマンの実力はスレ住人によ〜く認知されたと思いますw

510 :森崎名無しさん:2011/03/26(土) 20:17:52 ID:???
ウイングマンの謎はいよいよ深まるばかり…!

511 :森崎名無しさん:2011/03/26(土) 20:40:48 ID:???
ウイングマン、いったい誰なんだー(棒)

512 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/26(土) 20:57:31 ID:???
まったく、謎の戦士ウイングマンの実力には驚かされますねw
その謎の正体は一体誰なのでしょうか?

513 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/26(土) 20:58:53 ID:srT1T0CI
そう言って考え込むアイオリア。
アイオリア(凡太も教皇に狙われているとなれば、この先も戦いは避けられまい……一体どうすれば)
と、気を失ったままの凡太の胸の上に光が現れる。

ヒカル「な、なんだい?」
アイオリア「むぅ……奇怪な」
若林「この光は……あの時の!?」
驚く三人の前で、爆発したように光が光度を増す。
若林「あっ……これは」
そして、その後には一枚のカードが置かれていた。

先着1名で(順番通りじゃない書き込みは無効)結果が出ても一応最後まで引いて下さい。
★現れたカードは…… ! card

!後のスペースを消して書き込んで下さい。

ジョーカー:アイオリアのカード!
ダイヤ:ヒカルのカード
ハート:ミスティのカード
スペード:モーゼスのカード
クラブ:アルゴルのカード

514 :森崎名無しさん:2011/03/26(土) 21:00:32 ID:???
★現れたカードは……  スペードJ


515 :森崎名無しさん:2011/03/26(土) 21:00:40 ID:???
★現れたカードは……  ダイヤ4

516 :森崎名無しさん:2011/03/26(土) 21:00:56 ID:???
★現れたカードは……  ハート3
アイオリア来たらバランスがw

517 :森崎名無しさん:2011/03/26(土) 21:06:40 ID:???
これはまた必殺シュートか
すでにタイガーあるんだけどw

518 :森崎名無しさん:2011/03/26(土) 21:09:32 ID:???
聖衣が無いと怪我をするって奴の回避用だからどれでもいいんじゃね

519 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/26(土) 21:40:42 ID:???
> ★現れたカードは……  スペードJ →モーゼスのカード

●モーゼスのカード(経験値0) シュート+1 パスカット-1
習得:カイトススパウティングボンバー(シュート力+6、吹っ飛び係数2)200消費

アイオリア「これは……例のカードか」
ヒカル「突然現れたね」
アイオリア「しかし……幾らカードがあっても、今日のような事態は避けられないしな……」

凡太「うーん……」
しばらくして、凡太はヒカルの家で目を覚ました。
ヒカル「あっ、目が覚めたよ」
若林「おっ、大丈夫か、凡太」
凡太「若林君……はっ!試合は!?」
アイオリア「心配するな、勝った」
ヒカル「あんたがモーゼスに吹っ飛ばされた後、あたしの源三がウイングマンのシュートをはじき返
して、最後はアイオリアがまとめてぶっ飛ばしたのさ」
若林「こ、こら、誰がお前のだ!」
いちゃつく若林達をよそに、凡太は取りあえずほっと息を吐く。
凡太「そうですか……よかった」
と、言ってから、凡太は急にしょんぼりと落ち込んでしまった。
凡太「済みません……僕、気絶して足手まといになっちゃって……」
ヒカル「あー……それは仕方ないよ。聖衣も無しに聖闘士の技を喰らったんだから」
若林「まあ、俺は平気だったけどな」
ヒカル「調子に乗らないの、上手く返せたから良かったけど、当たり所が悪ければ同じ事になってたのよ」
アイオリア「うむ……そのことだが」
凡太「はい?」
真剣な表情のアイオリア。凡太は少し緊張した面持ちでその言葉を聞く。

520 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/26(土) 21:41:51 ID:???
アイオリア「凡太、お前この先も聖闘士と戦い続ける気か?」
凡太「それは……出来れば避けたいですけど、向こうが襲ってくるなら……」
アイオリア「だが、聖闘士と戦えば、聖衣のないお前は必ず今日のような目に遭う」
凡太「確かにそうですが……」
アイオリア「これは若林も同様だ」
若林「俺も?」
アイオリア「そうだ。聖闘士の神髄はカイトス程度のものではない。より強力な聖闘士と戦った時、
 聖衣の有無は文字通り命の境目になるだろう」
若林「うーん……」
ヒカル「私もそう思うね。源三が負けるとは言わないけど、聖衣があると無いでは大違いだ」
凡太「しかし……僕たちは聖闘士ではないので、聖衣なんか持っていませんよ?」
アイオリア「うむ、そこで少し考えてみたのだが……三つばかりあてが無くもない」
凡太「あて?」

521 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/26(土) 21:42:54 ID:???
アイオリア「そうだ……一つは日本のグラード財団に頼る」
ヒカル「アテナ、沙織お嬢様に、だね」
凡太「グラード財団、そこに行けばなにが……?」
アイオリア「グラード財団になら聖衣はなくとも、それに近い身を守るものはあるかもしれん」
ヒカル「星矢達もいるから、多少の敵襲なら大丈夫だしね」

アイオリア「そうだ、次に五老峰の老師」
凡太「五老峰?」
アイオリア「中国だな。老師なら何か身を守る手段を考えてくれるかも知れない」
ヒカル「そう言えば、紫龍は今五老峰に帰ってるそうだね」

アイオリア「そして最後はジャミールだ」
凡太「ジャミールって……どこですかそれ?」
アイオリア「ヒマラヤだな。標高六千m近い山奥だ」
凡太「六千m!?そんな所に何が……」
アイオリア「ここには俺の知り合いで、同じ黄金聖闘士のムウという男が居る。ムウは聖衣の修復を
行える唯一の男だ。何かの力になってくれるかも知れない」

522 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/26(土) 21:44:19 ID:srT1T0CI
アイオリア「今俺が思いつくのはこの三つぐらいだ……教皇なら聖衣を持っているかも知れないが、論外だしな」
凡太「うーん……」
アイオリア「何にせよ、戦い続ける気なら絶対身を守るものは必要になる。凡太、どうする?」
凡太「そうですね、今日のようなのはもうごめんですし……」

★聖衣を求めて……
A:日本、グラード財団へ行く。
B:五老峰へ行く。
C:ジャミールへ行く。

先に2票入った選択肢に決定します。

523 :森崎名無しさん:2011/03/26(土) 21:47:39 ID:YCxVajzs
A 鋼鉄聖闘士フラグKtkr

524 :森崎名無しさん:2011/03/26(土) 21:48:42 ID:1T/TlJJo

中国だな。自分の星座的に

525 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/26(土) 21:51:50 ID:???
>>516
アイオリアきたらすごい楽でしたね。出なくて有る意味ほっとしました。
>>517
ほぼ丸かぶりですね。まあ補正があるので全く無駄というわけではないですが……。
>>518
残念ながらカードでは防御力は上がらないので、これは少し損というか、引きが悪かったですね。

では、行き先を決めつつ……今日はこの辺で。

526 :森崎名無しさん:2011/03/26(土) 21:54:03 ID:???
乙でしたー

527 :森崎名無しさん:2011/03/26(土) 21:57:43 ID:P6553eJ2


528 :森崎名無しさん:2011/03/27(日) 09:57:47 ID:6RpqxA0c


529 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/27(日) 13:30:56 ID:???
> A:日本、グラード財団へ行く。

凡太「グラード財団へ行きます。日本なら僕たちの母国ですし、何かとやりやすいと思うので」
アイオリア「そうか、ではグラード財団の方にはこちらから話を通しておこう」
凡太「お願いします」
アイオリア「俺はここで聖域の監視をしなければならないから付いて行けないが……」
凡太「あっ、アイオリアさんは一緒じゃないんですね……」
アイオリア「教皇から完全に目を離すわけにも行かないのでな」
ヒカル「あっ、それなら私がついて行くよ」
凡太「ヒカルさんが?よかった、それなら安心だ」
アイオリア「えっ……ヒカル、お前付いてくの?」
ヒカル「ああ、凡太達だけで放り出すのも薄情だろう?」
若林「うっ……俺達二人でも大丈夫だぜ?」
ヒカル「また聖域の聖闘士に襲われたら大変じゃないか」
若林「し、しかしな……」
アイオリア「や、やっぱり俺も行こうかな……」
ヒカル「何言ってんだい。アイオリアは聖域の監視だろ?」
アイオリア「いやでも、しばらく動きはないような気もするしな……」
ヒカル「何の根拠があって……アイオリアがここを離れたら、誰も聖域を監視する人間が居なくなる
 じゃないか」
アイオリア「うむ……」
ヒカル「分かった?だからアイオリアは残りな」
アイオリア「むぅ……仕方ない」
アイオリアはがっくり肩を落とし、渋々承諾する。

530 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/27(日) 13:31:56 ID:???
そんなこんなで……。

若林「はるばる戻ってきたぜ!我が祖国日本!」
飛行機を降りた途端はしゃぎ出す若林。
凡太「若林君、そんなにはしゃがなくても……恥ずかしいよ」
若林「いやぁ、悪い悪い、そんなに長いこと離れてた訳じゃないのに、ずいぶんと懐かしくてさ」
凡太「いろいろあったからねぇ、実際には国境所か「世界」まで超えてるわけだし……」
若林「ああ……修哲のみんな、どうしてるかなぁ」
凡太「南葛のみんなも……」
若林「グラード財団とやらを通じて確認したら、やっぱりこの世界には南葛も修哲もなかったしな……」
凡太「ほんとに別の世界なんだねぇ……」
思えば遠くに来たものだと、凡太と若林は一抹の寂しさと不安を覚える。
ヒカル「ほらあんた達、暗くなってないで、城戸邸に行くよ。ぐずぐずしてると日が暮れちまう」
そこへヒカルが例の仮面を付けたまま現れる、気のせいか(気のせいではないが)周りの人はヒカル
に目を向けないようにして足早に歩き去っているようだ。
凡太「ヒカルさん……その仮面のまま飛行機乗ったんですか?」
若林「よく係員に止められなかったな……」
飛行機に乗ってる間姿の見えなかったヒカルに、凡太達は疑問をぶつける。
ヒカル「ふっ……聖闘士は最低でも音速の動きが出来るんだよ。係員の目を盗んで機内に潜入するな
 んて朝飯前さ」
凡太「それって密航……」
ヒカル「いいんだよ。男聖闘士と違って女聖闘士はこうでもしなきゃ飛行機乗れないんだから!」
若林「無茶苦茶不便だな」
ヒカル「聖域には専用ジェットがあるから、いつもならこんな事しなくて済むんだけどね……今は使えないから」
凡太「まあ、とにかく無事で良かった」
ヒカル「ああ。さ、事情が分かったら、さっさと城戸邸に行くよ」
若林「おう」凡太「はい」

531 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/27(日) 13:33:22 ID:???
     〜城戸邸〜

そんなこんなで、連れだって城戸邸を訪れた一行。
凡太「うわぁ……でっかい家だなぁ……」
目の前に広がる城戸邸の巨大さに驚く凡太。
若林「そうか?俺んちもこれぐらいだぞ」
凡太「えっ……若林君の家ってもしかして大金持ち?」
若林「さあ、まあ親父もアニキ達もなんか会社とか経営してるな。俺はサッカーしかやらんからよく
 は知らないが、普通ぐらいじゃねーの?」
凡太「この規模の家に住んでて普通とかないでしょ……これだからブルジョワは……」
ヒカル「あんたら、ごちゃごちゃうるさいよ」
豪邸を前にわあわあと騒ぐ二人を軽くたしなめるヒカル。

     ぎぃっ……

532 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/27(日) 13:35:09 ID:Ew8uZzG6
若林「おっ……開いた」
と、騒ぎを不審に思ったのか、城戸邸の門が中から開いた。
???「あの……城戸邸に何か御用でしょうか?」
若林「おおっ……これは」
中から、思わず若林も声を上げる程可憐な少女が顔を出す。
ヒカル「あっ、瞬、久しぶりだね」
瞬「ヒカルさん?わぁ!久しぶりですねぇ!」
瞬と呼ばれたその少女は、ヒカルの顔(仮面)を見ると緊張を解き笑みを受かべる。
ヒカル「久しぶり……って程でもないと思うけど」
瞬「そうですか……あっ、そちらの方達は?」
ヒカル「ああ、こいつらは……」
凡太(可愛い人だなぁ……おっと、挨拶しないと)

★門から出てきた少女に……
A:初めまして、平山凡太です。無難に挨拶。
B:やあ僕凡太!聖域は狙われている!
C:初めまして。あなたのラバー平山凡太です。口説く。

先に2票入った選択肢に決定します。

533 :森崎名無しさん:2011/03/27(日) 13:37:42 ID:RNlKzYzw
A
落ち着け! そいつは男だぞ

534 :森崎名無しさん:2011/03/27(日) 13:39:23 ID:gYEbRrd6

ランナウェイー

535 :森崎名無しさん:2011/03/27(日) 13:42:03 ID:A7RKPm+k
A

536 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/27(日) 13:55:20 ID:???
レイズナーネタが一瞬で見破られるとはw

537 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/27(日) 13:56:35 ID:Ew8uZzG6
> A:初めまして、平山凡太です。無難に挨拶。

凡太「初めまして、平山凡太です」
瞬「あっ、初めまして僕は瞬。アンドロメダ座の聖闘士なので、アンドロメダ瞬と呼ばれています。
 名字は不明です」
若林「俺は……」

先着1名で(順番通りじゃない書き込みは無効)結果が出ても一応最後まで引いて下さい。
★若林の挨拶 ! card

!後のスペースを消して書き込んで下さい。

ジョーカー:君に一目惚れしてしまった!付き合ってくれ! いきなり口説いた!
ダイヤorハート:若林源三だ。無難に挨拶。
スペード:SGGK若林源三。無敵のGKだ。 ちょっと痛い挨拶。
クラブ:若林源三って言うんだ。かわいらしいお嬢ちゃん。 少し色気を見せてしまった。

538 :森崎名無しさん:2011/03/27(日) 14:01:20 ID:???
★若林の挨拶  クラブ9

539 :森崎名無しさん:2011/03/27(日) 14:39:13 ID:???
オオウ……バァヤシ………

540 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/27(日) 14:42:45 ID:???
> ★若林の挨拶  クラブ9 →若林源三って言うんだ。かわいらしいお嬢ちゃん。 少し色気を見せてしまった。

若林「俺は若林源三って言うんだ。かわいらしいお嬢ちゃん」
瞬の可愛らしさに若干浮かれ気味の若林が軽口を叩く。
瞬「(むっ)……お嬢ちゃんじゃありません。僕は男です」
若林「えっ!?」
凡太「う、嘘!?僕もてっきり……」
てっきり瞬は女の子だと思っていた凡太も思わず言わなくても良いことを口にする。
瞬「はぁ……まあたまに間違える人がいるんでなれてますけど……」
若林「わ、悪ぃ……あんまり可愛かったもんでつい……」
慌てて瞬に頭を下げる若林。
ヒカル「へぇ……瞬が可愛かったから、つい何しようとしたんだい?」
若林「ヒ、ヒカル?」
背後から響いた低い声に、若林はぎょっとして振り向く。
ヒカル「どうせ私は可愛くないしねぇ……」
若林「いや、そう言うんじゃないんだ……ほんと間違っただけで……いや、だって可愛いジャン?だから……」
しどろもどろに言い訳ともつかぬ事を口走る若林。
ヒカル「ちょっと……こっちで話をしようか。瞬、凡太のこと頼むよ」
瞬「あっ、はい。アイオリアさんから連絡は受けていますので、大体のことは分かりますから」
若林「お、おいヒカル……」
ヒカル「じゃ、よろしくね」

     ズルズルズル……

若林「あっー!?ぼ、凡太、助けてくれ!」
ヒカルに引きずられて行く
凡太「なんだあれ……?」
その様子をあきれたようにも見送る凡太。
瞬「さあ……? まあとにかく入って下さい。今お嬢様は居ないけど、星矢君に会ってもらいたいし」
凡太「あ……うん、よろしく」

541 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/27(日) 14:43:48 ID:???
ちょっとご飯タイムを。続きは後で。

542 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/27(日) 16:17:03 ID:???
凡太は瞬に案内されて城戸邸の中を歩く。
瞬「すると君は、僕たちの住む世界とは別の世界から来た……と?」
凡太「そうなんだ……まあ俄には信じられないと思うけど……」
瞬「アイオリアさんが紹介してきたんだから、嘘を吐いてるとは思わないけど……」
凡太「まあ僕自身何がなんだか分からない状態なんだから、他の人はもっと分からないだろうなぁ……」
瞬「うん……おっと、着いたよ。ここが星矢君が療養してる部屋だ」
そんなことを話している内に、瞬と凡太は目的に部屋に着く。
凡太「療養……その星矢君って人はどこか悪いのかい?」
瞬「この間白銀聖闘士に襲われた時少し怪我をしてね」
凡太「白銀……僕もそいつらに襲われた」
瞬「そうなのか……まあ一番大きな怪我はアイオリアさんにやられたんだけど」
凡太「アイオリアさんに!?アイオリアさんは君たちの味方なんじゃ……」
瞬「その時は、まだアイオリアさんは教皇のことを信じてたから。
 沙織さん……アテナの説得で漸く真実に気付いたんだ」
凡太「真実?」
瞬「うん、まあそのことは後で、今は星矢君と話そう」

     ガチャッ

瞬「星矢君、アイオリアさんが言ってた人たちが来たよ」
そう言いながら、瞬は部屋のドアを開けた。

543 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/27(日) 16:18:28 ID:???
???「星矢、その手じゃ食べにくいだろう、あたしが食べさせてやるから口を開けなよ」
星矢「は、恥ずかしいからいいよシャイナさん。自分で食べるから」
シャイナ「か、勘違いしないでよね!あたしのせいで怪我しちゃったから、責任を感じて看病してる
 だけなんだからね!」
星矢「だからそんな事しなくて良いって!医者や看護師さんもいるし、美穂ちゃんも来てくれるしさ」
美穂「そうですよ。星矢君のお世話は私がしますから、シャイナさんはギリシャにお帰り下さい」
シャイナ「こんな小娘じゃ敵が来た時星矢を守れないじゃない!」
星矢「それは瞬もいるし、俺だってもう戦えるから」
美穂「そうですよ。シャイナさんも怪我をしてるんでしょう?ゆっくりお国に帰って療養した方が良いですよ」
シャイナ「む〜……。星矢は、私が居なくなった方がいいの?」
星矢「そ、そんな事言ってないだろ?」
美穂「イナクナッテホシイデース…(ボソッ)」

部屋の中ではベッドの上で包帯を巻かれた少年と、ヒカルと同じような仮面を付けた女性。それから
可愛いエプロンを着けた少女がなにやらわあわあと騒いでいた。
凡太「なんだか……病人の部屋にしては騒がしいですね」
瞬「はぁ……星矢の周りはいつもこの調子なんだ」
瞬はやれやれという調子でそう言う。

544 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/27(日) 16:19:32 ID:???
星矢「あっ、瞬。良く来たな、入れよ!」
二人の女性の間でおろおろしていた少年。星矢はドアを開けた瞬を見つけると助けを求めるように声を掛けた。
瞬「言われなくても入るけどね。今日はもう一人お客さんが居るんだ」
星矢「客?」
凡太「あっ、凡太です。平山凡太。日本人ですけどギリシャから来ました」
星矢「ああ……アイオリアが言ってた男か。俺は星矢。天馬座の星矢だ。名字は不明」
凡太「あ、はい。よろしくお願いします」
シャイナ「星矢、誰だい?」
星矢「ほら、アイオリアが言ってきた……」
シャイナ「ああ、あの……えーっと、凡太だっけ?あたしはシャイナ。白銀聖闘士、蛇遣い座のシャイナだよ」
凡太「あっ、これまたどうも……」
美穂「星矢ちゃん、私はその話聞いてないけど……」
星矢「えっ?あ、ああ、美穂ちゃんは聖闘士じゃないし、巻き込んでも悪いからいってないけど……」
美穂「ずるい、シャイナさんが知ってて、幼なじみの私が知らないなんて!」
星矢「ず、ずるい?いや、言う必要がなかっただけで……」
突然怒り出した美穂を、訳かが分からないながら慌ててなだめる星矢。
美穂「凡太さん!」
突然向き直り、扉の側にいる凡太に詰め寄る美穂。
凡太「な、何?」
美穂の勢いに、やや引き気味に受ける凡太。
美穂「私は美穂、星の子学園の美穂です」
凡太「は、はぁ?」
美穂「名字はありませんが、星矢ちゃんの恋び……」

     ドカッ!

と、突然美穂の姿が凡太の視界から消える。

545 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/27(日) 16:20:39 ID:???
凡太「あ、あれ?」
見ると、美穂の身体は何者かの足で床に押し付けられていた。
美穂「きゅう……」
凡太「だ、誰だ!?」
凡太は驚いてその足の主を見る。足の主は、純白のドレスに長い髪。女神のように整った顔立ちの美
しい女性だ。ついでに言うと胸が大きい。
瞬「あ、沙織さん、早かったですね」
なれているのか、瞬はこの事態にも全く動揺していない。
沙織「あら、ゴメンなさい。こんな所に人がいるなんて思わなかったから、敷物と間違えてしまったわ」

     グリグリ

546 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/27(日) 16:21:41 ID:Ew8uZzG6
言いながらも女性は足をどかそうとせず、美穂の背中をグリグリと践んだ。
凡太「な、何ですかあなた!?」
思わず声を上げる凡太。
沙織「……人に名前を尋ねる時は、自分から名乗るものじゃない?」
凡太の言葉に漸くその女性は美穂から足を離す。
凡太「ぼ、僕は平山凡太。アイオリアさんの紹介でここに……」
沙織「ああ……アイオリアの言っていた」
アイオリアの名を聞くと、沙織は鷹揚に頷く。
凡太「あの……あなたは?」
沙織「私は城戸沙織。グラード財団の総帥であり、そしてアテナ化身よ」
凡太「ア……テナ?」
沙織「アイオリアから聞いていないの?」
当惑した表情の凡太に首をかしげる沙織。
凡太「えーっと……一応沙織さんのことは聞いてますけど……」

★アテナ沙織に会って……
A:こんな凶暴な人だとは思わなかったので……。
B:いえ……何でもないです。平山凡太です、よろしくお願いします。
C:いやぁ、こんな美しい人だとは思わなかったので。

先に2票入った選択肢に決定します。

547 :森崎名無しさん:2011/03/27(日) 16:22:15 ID:5oCKx6WY


548 :森崎名無しさん:2011/03/27(日) 16:27:29 ID:hjVVt5ZQ


549 :森崎名無しさん:2011/03/27(日) 16:28:23 ID:gYEbRrd6


550 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/27(日) 16:57:38 ID:???
> C:いやぁ、こんな美しい人だとは思わなかったので。

凡太「いやぁ、こんな美しい人だとは思わなかったので」
凡太は取りあえずおべんちゃらを言ってみた。もっとも、実際美しいということなら、沙織は十分す
ぎる程美しい。
沙織「私が美しいのは当たり前でしょう」
だから褒められなれているのかだろう、凡太のおべんちゃらはあまり効果を発揮しなかった。

     すっ

凡太「あっ……」
沙織は凡太の横をすり抜け、星矢のベッドに近づく。

551 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/27(日) 17:00:08 ID:???
沙織「具合はどう、星矢?」
星矢「えっ、あ、ああ、いいよ。もうほとんど治ってるから、いつでも戦えるぜ」
シャイナ「……星矢の看病はあたしがしてますから、アテナはそうちょくちょく見に来なくていいですよ」
沙織「あら、誰かと思えば聖域の犬だったシャイナさんじゃない。まだ日本にいたの?」
シャイナ「ぐっ……居ますよ。それに、聖域にはもう戻る気はありません」
沙織「そう……それは良い心がけね。でも、星矢の看病はグラード財団の医師と看護士がしますから、
 シャイナさんこそここにいる必要はないのよ?」
美穂「そうそう!そうなんですよ沙織お嬢様!私もさっきそう言ったんですけど、この仮面のおばさ
 んは帰ってくれなくてぇ……」
シャイナ「おばっ……!?あたしはまだ16だよ!」
沙織「美穂さん、あなたまだ居たの?あなたももう帰っていいのよ。ちなみに、私は13歳だけれども……」
美穂「帰りません!私も13歳です!」
シャイナ「ぐぬぬ……たった三つの違いじゃない……」
美穂「この年齢の三歳差って大きいですよね……星矢ちゃんも13歳だから、幼なじみの私とはピッタリ」
沙織「あら、私もある意味幼なじみよ」
美穂「沙織さんは星矢ちゃん虐めてたじゃないですか!」
シャイナ「3歳位なんて事ない差よ!」
星矢「ちょっ……なんか知らないけど喧嘩なら余所でやれよ!」

凡太「えーっと……僕はどうしたら……」
言い争う三人の女性を眺めつつ、凡太は困ったように呟く。
瞬「まあ、もうしばらく落ち着くのを待つしかないね……」

552 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/27(日) 17:01:31 ID:???
いったんここまでで。
次は20時位に出来ればと。

553 :森崎名無しさん:2011/03/27(日) 17:06:12 ID:???
聖闘士星矢の年齢設定は何度見ても笑うしかないw

554 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/27(日) 20:37:30 ID:???
ひとしきり騒いで気が済んだのか、沙織を初めとした女性三人も落ち着く。
そこで、これから話をするのに星矢の部屋ではなんだということになり、一同は城戸邸の会議室に移動した。
沙織「さて……落ち着いた所で本題に移りましょうか」
星矢「騒いでたのはお嬢さん達だろ……」
瞬「まあまあ、改めてこちら、平山凡太君です」
凡太「あっ、凡太です」
改めて瞬から紹介され、もう一度ぺこりと挨拶をする凡太。
沙織「アイオリアから話は聞いているわ……別の世界から来たとか?」
凡太「はい、信じられないでしょうが……」
シャイナ「まあ、ねぇ……いきなりそんな事言われても」
美穂「別の世界って具体的にはどういう所なんですか?」
沙織「……美穂さん、まだ居たんですか?これから先は聖域と聖闘士に関わる話。もうお帰りなさい」
シャイナ「そうだ。とっとと帰れ」
美穂「嫌です!妻として夫の心配をするのは当然でしょう!」
沙織「……夫って言うのは誰の事かしら?」
美穂「それは当然星矢ちゃんです!」
星矢「な!?なんでだよ!そんな事実はない!」
美穂「ひ、酷い!子供の頃、お嫁さんにしてくれるって言ったじゃない!」
星矢「七つの時の話だろ!?」
シャイナ「みっともないねぇ、大昔の約束ぐらいしか縋るものがないんだね」
美穂「年増は黙っててください!」
瞬「……いい加減にして下さい!全然話が進まないでしょう!」
ちっとも進まない話に、流石に温厚な瞬がキレた。
シャイナ「わ、分かったわよ、そう怒らないでよ……」
美穂「瞬さんこわーい……」
沙織「全く仕方ない人たちね。瞬が怒るのも無理ないわ」
瞬「……沙織さんもですよ」

555 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/27(日) 20:38:44 ID:???
沙織「さ、話を戻しましょう」
凡太「漸くですね……」
話が始まる前にすっかり疲れてしまったが、凡太はそれでもほっとして話し出す。

凡太「まあ、そう言うわけで、何故か僕も聖域……教皇に狙われてるみたいなんですよ」
星矢「なるほど……それで自分の身を守る為に聖衣が欲しいと」
シャイナ「聖衣無しで聖闘士と戦うのは自殺行為だものね」
瞬「でも……例え聖衣があっても意味がないと思うけど……」
凡太「えっ、それはどういう……?」
瞬「そうだね……百聞は一見に如かず……ちょっと待っててね」
凡太「はい?」
瞬はそう言い残して足早に部屋を出た。

瞬「お待たせ」

     ごとっ

そして戻ってくると、大きな箱のを机の上に置き、その箱を開けて中から鎖に絡まれた女の人の形を
した奇妙なオブジェを出した。
凡太「これは……?」
瞬「これが聖衣だよ。身につける時は分解するけど、普段はこんな形でしまってある」
凡太「へぇ、あの鎧がこんな形に……すごいなぁ」
その造形美に凡太は素直に感心する。
瞬「さて、ちょっと持ってみて」
凡太「いいんですか?」
瞬「うん、そうだね腕のパーツが良いかな。はい」
凡太「では……」
凡太は手を伸ばし、瞬の手からパーツを受け取る。

     ズシッ

556 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/27(日) 20:39:46 ID:???
凡太「な、何ですかこれ?無茶苦茶重い!皆さんこんなもの着けてあんな軽々と動いてるんですか!?」
鉛のような聖衣の重さに凡太は驚愕する。
瞬「いや、確かに一般人が持てば聖衣はただの重い塊に過ぎない。だけど、聖闘士は小宇宙を燃やす
 ことによって自分の身体の一部のように聖衣を扱うことが出来るんだ」
凡太「小宇宙?」
シャイナ「口で言うのは難しいが……誰の中にも存在する小さな宇宙だ。聖闘士の闘法は、全て小宇宙
を燃やすことを基本としている」
凡太「誰の中にも……僕の中にも?」
星矢「もちろんだ……だが、一朝一夕に身に付くものじゃないぜ。俺も7年掛かった」
凡太「七年!?それはちょっと……」
がっくりと肩を落とす凡太。
凡太「でも、じゃあどうすれば……」
沙織「方法がない訳じゃないわ」
と、そこで沙織が口を開く。
凡太「沙織さん、その方法って?」
沙織「グラード財団で開発していた鋼鉄聖衣というものがあるの。それなら小宇宙が無いものでも軽
々と身に纏うことが出来るわ」
瞬「そんなものが?」
驚く瞬。
星矢「そんなものがあるの、何で今まで黙ってたんだ?」
星矢も驚き、沙織にそう疑問をぶつける。

557 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/27(日) 20:41:57 ID:???
沙織「まず第一に、聖衣としての性能は青銅聖衣ほどもないのよ。小宇宙を使わない分、出力の限界
も一定以上ではないし、防御力に関しても青銅聖衣以上ではないわ」
星矢「つまり、聖闘士相手には役に立たないのか?」
沙織「役に立たないことはないでしょうけど……」
瞬「では……?」
沙織「第二の問題点ね。装備者が居ないのよ。防御力が上がった所で、所詮一般人では小宇宙を燃や
す聖闘士の様な戦闘力は期待出来ない。反対に聖闘士なら聖衣が有るわ」
シャイナ「帯に短し襷に長しって事か……」
凡太「その鋼鉄聖衣。貸していただけませんでしょうか?」
沙織「……そうねぇ」
ちょっと考え込む沙織。
凡太「お願いします沙織さん」
星矢「いいんじゃねぇの?貸しても。どうせ使い道ねぇんだし」
沙織「んー……いいわ」
凡太「あ、ありがとうございます!」
勢いよく頭を下げる凡太。
沙織「但し、条件が」
凡太「条件……?」
シャイナ「……やっぱりね、あのお嬢さんがタダでやるはずないと思ったよ」
瞬「聞こえますよ、シャイナさん……」
沙織「難しい事じゃないわ、あなたの実力を見せて欲しいだけ」
凡太「実力を……」
沙織「ええ、グラウンドへ行きましょう……」
そう言うと沙織は立ち上がった。

558 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/27(日) 20:43:13 ID:???
凡太「えーっと、僕は何をすれば……?」
何を言いつけられるのかとビクビクする凡太。
沙織「簡単な事よ、私の配下の聖闘士からゴールを決めて見せて」
凡太「あっ、またサッカーですか」
ほっと息を吐く凡太。
沙織「そうね……あなたは前線のプレイヤーらしいし、フリーキックで良いかしら」
凡太「それなら得意です」
瞬「でも沙織さん、今紫龍が五老峰に帰っちゃってますから、キーパーが居ませんよ」
沙織「……そうだったわね。紫龍の奴。私がアテナなんてこの世は闇だ何て言って中国に帰るなんて……
 何考えてるのかしら」
シャイナ「私も星矢が居なきゃこんな所いないよ……」
沙織「何か言った!」
シャイナ「いいえ何にも〜」
星矢「それよりどうするんだよ。他にキーパーなんて……」

???「私がやります!沙織お嬢様!」

凡太「えっ、なに?」
不意に遠くから響く大きな声。見るとそこには聖衣を纏った5人の男が立っていた。
檄「大熊星座の檄!その胡散臭い男の化けの皮をはがして見せます!」
蛮「我等お嬢様の忠実な戦士!」
市「そんな男に頼るより私たちに頼って欲しいザンス!」
那智「一般人が聖闘士のまねごとなんてするもんじゃないぜ!」
邪武「沙織お嬢様!檄に任せてやって下さい!我々も銀河戦争の頃とは違います!」
凡太「あの人達は?」
凡太は隣にいる瞬にこっそり聞く。
瞬「うーん……僕たちと同じ境遇の、何と言ったらいいのかなぁ……聖闘士なんだけど……」
些か歯切れの悪い瞬。
凡太「?」

559 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/27(日) 20:44:55 ID:4QedhlP6
沙織「……ちっ、紫龍が居ないんじゃ仕方ないわね、でも檄を抜いたぐらいでは実力は……」
瞬「あ、それじゃあ僕がブロックに入りましょうか?少しはマシでしょう」
沙織の呟きに、瞬が助け船を出す。
沙織「それなら少しは目があるかしらね……檄!」
檄「はい!お嬢様!」
沙織「任せてやるわ。死ぬ気でやりなさいよ」
檄「!?は、はい!お任せ下さい!」
那智「良かったなぁ!これで俺達また日の目を見るぞ!」
市「勝敗は顔で決まるザンス!もう勝ったも同然ザンス!」
蛮「頼んだぜ大熊!」
邪武「これからは俺達の時代だ!」

凡太「なんだか大騒ぎだな……」
瞬「ま、彼らも必死だからね」
凡太「瞬さん……いいんですか、僕の為に?」
瞬「いいよ、遠慮無くやってくれ」
凡太「はい、全力でやります」

凡太(さて、フリーキックか。シュート関係のカードを使おうかな?)

★アテナ沙織に会って……
A:日向とモーゼスのカードをぶち込む。
B:やめとくか。

先に2票入った選択肢に決定します。

560 :森崎名無しさん:2011/03/27(日) 20:46:51 ID:RNlKzYzw


561 :森崎名無しさん:2011/03/27(日) 20:47:33 ID:Wc66KhSw
A

562 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/27(日) 20:57:22 ID:4QedhlP6
> A:日向とモーゼスのカードをぶち込む。

凡太「使わないと必殺シュート無いしな……」
凡太はカードを日向とモーゼスのカードをスロットに入れた。

     ぺかーん(シュート+2)

カイトススパウティングボンバー(シュート力+6、吹っ飛び係数2)200消費
タイガーショット(シュート力+6、吹っ飛び係数2)200消費
を習得しました。

*試合ではないので簡略化します。

凡太「……じゃあ、いきますよー!」
瞬「OK!」
檄「いつでも来い!」

凡太「よし……行くぞ!」

凡太シュート力:49

★シュート!
A:カイトススパウティングボンバー(シュート力+6、吹っ飛び係数2)200消費
B:タイガーショット(シュート力+6、吹っ飛び係数2)200消費
C:あえて素シュート。

先に2票入った選択肢に決定します。

563 :森崎名無しさん:2011/03/27(日) 20:57:48 ID:qF8WdAB+


564 :森崎名無しさん:2011/03/27(日) 20:58:19 ID:gYEbRrd6


565 :森崎名無しさん:2011/03/27(日) 21:01:22 ID:RNlKzYzw


566 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/27(日) 21:07:23 ID:4QedhlP6
> B:タイガーショット(シュート力+6、吹っ飛び係数2)200消費

凡太「タイガーショットだ!」

     ドゴォォォォォォン!

瞬「これは……!?」
檄「俺は、これで出番を取り戻す……!」

先着3名で(順番通りじゃない書き込みは無効)結果が出ても一応最後まで引いて下さい。
★凡太 タイガーショット (! card) 55+(! dice + ! dice)+(完全フリー+2)=
★瞬 ブロック (! card) 44+(! dice + ! dice)=
★檄 ハンギングベアー (! card) 42+(! dice + ! dice)=

!後のスペースを消して書き込んで下さい。

【シューター】−MAX【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
≦1→クリア。

【シューター】−【キーパー】
≧2→凡太のタイガーショットがゴールに突き刺さる!
≦1→クリア。

【備考】
檄:「小宇宙・ダイスで6が出た時もう一方のサイコロの目×2」
瞬:ダイヤかハートで「ローリングディフェンス(+4)」
「小宇宙・ダイスで6が出た時もう一方のサイコロの目×2」

567 :森崎名無しさん:2011/03/27(日) 21:09:21 ID:???
★凡太 タイガーショット ( スペード8 ) 55+( 6 + 5 )+(完全フリー+2)=

568 :森崎名無しさん:2011/03/27(日) 21:10:31 ID:???
そういや小宇宙で6ゾロがでたら12ゾロになるんだろうか

569 :森崎名無しさん:2011/03/27(日) 21:10:53 ID:???
★瞬 ブロック ( スペードJ ) 44+( 6 + 1 )=
やっぱブロンズだな

570 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/27(日) 21:12:01 ID:???
小宇宙(セブンセンシズも)で6ゾロは24ですね。
つまり実質12ゾロです。

571 :森崎名無しさん:2011/03/27(日) 21:17:39 ID:???
★檄 ハンギングベアー ( クラブ6 ) 42+( 4 + 6 )=

572 :森崎名無しさん:2011/03/27(日) 21:19:56 ID:???
ポスト?
旧ルールなら問題ないけど

573 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/27(日) 21:23:32 ID:???
ポストですねぇ……うーん、実力を判断し辛い微妙な結果に。

574 :森崎名無しさん:2011/03/27(日) 21:35:06 ID:???
アテナ的に考えてキツイ評価が下されそうだw

575 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/27(日) 22:19:11 ID:???
> ★凡太 タイガーショット ( スペード8 ) 55+( 6 + 5 )+(完全フリー+2)= 68
> ★瞬 ブロック ( スペードJ ) 44+( 6 + 1 (小宇宙×2))= 52

【シューター】−MAX【ブロッカー】 ≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。

> ★凡太 タイガーショット ( スペード8 ) 55+( 6 + 5 )+(完全フリー+2)= 68
> ★檄 ハンギングベアー ( クラブ6 ) 42+( 4 (小宇宙×2)+ 6 )= 56

【シューター】−【キーパー】 ≧2→凡太のタイガーショットがゴールに突き刺さる!

*シューターとキーパーのカードの数字の和が14なのでゴールポストに当たります。

     ドガァ!

瞬「うわぁぁぁぁぁ!?」
タイガーショットのスピードに、瞬はチェーンを展開するまもなく吹き飛ばされる!

星矢「あ、あの瞬が為す術もなく!?」

檄「ひょろい瞬を吹き飛ばしただけでいい気に……!」

     ドガァァァァァァァァ!

檄「ぐはぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
そしてセーブに行った檄も軽々と吹き飛ばす。

576 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/27(日) 22:20:11 ID:???
凡太「よし!きまっ……!」
勝利を確信する凡太。しかし……。

     バァァァァァァァァァァァン!

凡太「な、なにぃ!?」
凡太のタイガーショットはゴールポストに当たり大きく跳ね返る。

     ポーン……ポンポンポン……

シャイナ「……」
沙織「……」
美穂「……」
星矢「……えーっと」
微妙な空気がその場に流れる。
凡太(や、やっぱり外したら駄目……だよね?)

577 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/27(日) 22:21:19 ID:???
しかしその時、重い空気を払う救世主が現れる。
若林「ま、待たせたな凡太」
凡太「わ、若林君!」
凡太は救われたようにその声がした方を見る。そこにはさっき別れた若林とヒカルの姿が。
ヒカル「遅くなったね」
若林「おう凡太、今どんな感じだ?何とかなったか?
凡太「ど、どうしたのその格好」
凡太の前に現れた若林、何故かその全身にはうっすらと焦げ目が付いていた。
若林「いやなに……大したことじゃない。それよりどうだ。聖衣手に入ったか?」
凡太「それが……」

凡太は若林に今までの経緯と鋼鉄聖衣のことを話した。
若林「ふーん、そんなもんがあるのか」
凡太「でも、僕ポストに当てちゃって……」
ヒカル「それはまた微妙な結果になったねぇ……」
沙織「……ほんとに微妙で、私も困ってしまってるのよ、ヒカルさん」
ヒカル「これは沙織お嬢様。ごきげんよう」
沙織「ごきげんよう。ヒカルさん」
シャイナ「生きてたのかいヒカル、しぶとい女だね」
ヒカル「あんた程じゃないよ」
星矢「げっ、ヒカルさんも来てたのか……」
ヒカル「なんだい、来ちゃいけなかったかい?」
星矢「そうじゃないけど、ヒカルさん怖いからなぁ……」
ヒカル「こいつ……またしごかれたいみたいだね」
星矢「冗談じゃない。もうごめんさ」
しばし旧交を温めるヒカルと一同。そこへゴールの方から瞬が歩み寄る。
瞬「お久しぶりですヒカルさん」
ヒカル「瞬、あんたがブロックしたんだって。どうだい凡太は?」
瞬「ええ、すごいシュートでした。早すぎてローリングディフェンスは間に合わなかったし、間に合
 ったとしても防げていたかどうか……」
ヒカル「そうか、なら……」
沙織「でも、枠に行かなかったのよねぇ……」

578 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/27(日) 22:22:27 ID:???
凡太(……)
一同の思考が堂々巡りしそうになった頃、会話を黙って聞いていた若林が不意に口を開く。
若林「なあ、凡太の事は取りあえず置くとして、俺もその鋼鉄聖衣ってのはもらえんのか?」
沙織「……彼は?」
ヒカル「ああ、凡太と一緒にこの世界に来たGK若林源三。私のハズさ」
シャイナ「えっ、ほんとに?お前、アイオリア振ったの?」
沙織「まあ……ヒカルさんデブ専でしたのね」
美穂「いえいえ、なかなか良さそうな人ですよ!(これでこの女は星矢ちゃんに手を出さないわね)」
若林「なんだこいつら……なあ凡太、ハズって何だ?」
凡太「ハズは、ハズバンドの略だね」
若林「ハズバンド……ロックグループかなんかか?」
凡太「若林君……君15だよね?」
若林「そうだよ。中三だし」
凡太「そうか……(ややこしくなりそうだから意味は教えないでおこう)」

若林「ロックの話はいいからさ、聖衣の件はどうなんだ?」
沙織「ロック……? そうねぇ……凡太さんは外したし……」
若林「じゃあさ、俺も試験受けさせてくれよ、それなら良いだろ?」
沙織「あなたも? でもあなたGKでしょう。生身で聖闘士のシュートを受けたら……」
若林「平気だよ。もう何度も受けてるし」
シャイナ「まさか、生身の人間が生きているはずがない」
ヒカル「本当だよ。源三は私のシュートもはじき返してる」
星矢「ヒカルさんのシュートを……!?」
シャイナ「信じられん……まさか」
瞬「いや……凡太君のシュートの威力から見て、彼も同等の実力を持っているならあり得ない話じゃ
ない……どうでしょう沙織さん。彼もテストしてみては?」
沙織「そうねぇ……」
考え込む沙織。
星矢「俺がシュート撃とうか?」
沙織「いえ、流石に星矢のシュートは……」

邪武「私にお任せ下さい沙織お嬢様!」

579 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/27(日) 22:24:13 ID:???
と、沙織がどうしようかと悩んでいる所に声を上げたのは、先程から完全に存在を無視されていた青
銅二軍の邪武。
邪武「私がそのデブの化けの皮をはがしてご覧に入れます!」
市「そうザンス!勝敗は常に(以下4人、前と変わらないコメントなので略)

沙織「……まあいいわ、やりたきゃやんなさい」
青銅二軍達の無駄なはしゃぎっぷりに、沙織は疲れたように息を吐き、ぞんざいにその主張を認めた。
若林「よしよし、何にしても勝負出来りゃあいい」
凡太「済まない若林君、また君に負担を」
若林「いいってことよ。こうなりゃ一蓮托生だ」

邪武「俺の技は浮き球からなんだが……それでもいいか?」
若林「あっ?凡太はフリーキックだったんだろう?」
邪武「そうなんだが……頼む、お嬢様に良いとこみせたいのだ」
若林「それ俺に頼むの?うーん……まあいいや、でも手は抜けねぇぞ?」
邪武「すまん、恩にきる!」

瞬「じゃあ、邪武の懇願で浮き球勝負って事になったから、僕がボールを上げるよ」
若林「ああ、良いぜ」
邪武「いい球よこせよ!」
瞬「まかせといてよ……それ!」

     ばしっ!

580 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/27(日) 22:25:31 ID:4QedhlP6
邪武「よし!絶好球!」
若林「来い!」

先着2名で(順番通りじゃない書き込みは無効)結果が出ても一応最後まで引いて下さい。
★邪武 ユニコーンギャロップ (! card) 44+(! dice + ! dice)=
★若林 パンチング (! card) 52+(! dice + ! dice)=

!後のスペースを消して書き込んで下さい。

【シューター】−【キーパー】
≧2→邪武のユニコーンギャロッがゴールに突き刺さる!
≦1→シュートを弾いた

【備考】
邪武:ユニコーンギャロップ・吹っ飛び5
   「小宇宙・ダイスで6が出た時もう一方のサイコロの目×2」
若林:ダイヤかハートで「とめる!(+3)」が発動。

581 :森崎名無しさん:2011/03/27(日) 22:26:03 ID:???
★邪武 ユニコーンギャロップ ( ダイヤ8 ) 44+( 6 + 6 )=

582 :森崎名無しさん:2011/03/27(日) 22:26:03 ID:???
★邪武 ユニコーンギャロップ ( クラブ10 ) 44+( 4 + 6 )=

583 :森崎名無しさん:2011/03/27(日) 22:26:54 ID:???
★若林 パンチング ( ダイヤ10 ) 52+( 4 + 5 )=
げぇぇ!?

584 :森崎名無しさん:2011/03/27(日) 22:27:15 ID:???
★若林 パンチング ( クラブJ ) 52+( 4 + 4 )=
おわた

585 :森崎名無しさん:2011/03/27(日) 22:27:33 ID:???
お嬢様の前だからって張り切りすぎだろw

586 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/27(日) 22:27:44 ID:???
こ、これは……!

587 :森崎名無しさん:2011/03/27(日) 22:28:42 ID:???
セブンセンシズに目覚めてもいいんじゃね、これ

588 :森崎名無しさん:2011/03/27(日) 22:32:38 ID:???
バヤシさんハズ押しも知らないのだろうか・・・
だから酷い目に(ry

589 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/27(日) 22:33:03 ID:???
若林まさかの初失点で後の展開が読めなくなった所で、今日はこの辺で……。
ていうか、ほんとどーしよう。このイベントはほとんど自動勝利のようなものだったのに……。

590 :森崎名無しさん:2011/03/27(日) 22:36:35 ID:???
アイオリアのライトニングボルトの一発目を上回った件について

591 :森崎名無しさん:2011/03/27(日) 22:37:30 ID:???
青銅の小宇宙は片方だけ作用するってのはどうですか?
白銀なら両方で、黄金ならセブンセンシズありますし

592 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/27(日) 22:39:33 ID:???
これが小宇宙の恐ろしい所ですね。
格下でも奇跡を起こせる。しかし、ポストの後6ゾロかぁ……。

593 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/27(日) 22:41:27 ID:???
>>591
それだと後出しになっちゃいますし。
小宇宙は奇跡を演出する為に取り入れたものなので、有る意味本来の作用とも言えますし。
ま、何とかなるでしょう。たぶん……。

594 :森崎名無しさん:2011/03/27(日) 22:44:39 ID:???
実は若林を怪我させる為に教皇にひっそり操られてパワーアップしてたんだよ、きっと

595 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/28(月) 17:33:11 ID:???
> ★邪武 ユニコーンギャロップ ( ダイヤ8 ) 44+( 6 + 6 )(小宇宙×2)= 68
> ★若林 パンチング ( ダイヤ10 ) 52+( 4 + 5 )+(とめる!(+3))= 64

【シューター】−【キーパー】 ≧2→邪武のユニコーンギャロッがゴールに突き刺さる!

邪武「見ていて下さいお嬢さん!ユニコーン邪武の生まれ変わった姿を!」
瞬のセンタリングに、邪武は正面から突っ込むような形で低くジャンプする。
若林「ジャンピングボレーか!ジャンプの位置で軌道は予想が付くぜ!」

星矢「ユニコーンギャロップか……」
シャイナ「あんなショボ技じゃあ、ヒカルのシュートを止めた奴には通用しないだろうね」
沙織「まあ、期待はしてなかったけど……」

ユニコーンギャロップ。青銅二軍リーダー邪武の最強技だが、ギャラリーの評価は一様に低い。
そんな低いテンションの中、それでも邪武は死力を尽くしてユニコーンギャロップを放つ。
邪武「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!お嬢さん好きじゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
そして邪武の全身全霊を掛けたユニコーンギャロップがボールを捕らえたその瞬間……

     ゴッ……!

星矢「なっ!?あ、あれは!!」
ヒカル「まさか……!?」

     ピカァッ!

596 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/28(月) 17:34:20 ID:???
邪武の身体から黄金の光が放たれる!
若林「なっ……!? や、奴の身体が光を……!?」
瞬「ビッグバン……!?」
シャイナ「光速拳……!?」

     バァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!

邪武「喰らえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
若林「くっ……見えていたはずの軌道が見えない!?」
邪武の身体を包む光に目を眩まされたのかボールの行方を完全に見失う。
若林「くそっ……!」
それでも必死に、ボールがあると思われる方向へジャンプする若林。だが……。

     ズバッ……ドゴォォォォォォォォォォォォォン!!!!

沙織「ま、まさかあの邪武が……」
ネットは一瞬で突き破られ、後ろにあった巨岩さえも、跡形もなく吹き飛んだ。
若林「ま、まさか……この俺が……」
ボールを見ることも出来ず、易々とゴールを許したことに茫然自失の若林。
邪武「…………」
そして、呆然と敗れたゴールネットを見つめたまま、自分の起こした奇跡を信じられないでいる邪武。
那智「……や、やったな邪武!」
その邪武より先に、青銅二軍の残りの面子が我に返った。
檄「そ、そうだ、やった!流石我等のリーダーだ!」
蛮「流石邪武だ!俺を倒した男だけのことはある!」
市「当たり前ザンス!勝敗は常に(ry」
大騒ぎする青銅二軍の面々に、漸く邪武の自分の勝利を自覚した。
邪武「やっ……!」
そして、片手を高く天に突き上げる。
邪武「やったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

*邪武の全能力値が+1されました。

597 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/28(月) 17:35:21 ID:???
若林「ば、馬鹿な……!」
膝から崩れ落ちる若林。
邪武「ありがとう!ありがとうみんな!俺やった!俺やったよ!」
邪武の元には、青銅二軍の四人が駆け寄り、胴上げを始める。

     わー!わー!

美穂「お祭り騒ぎですね」
シャイナ「仕方ない。まさかあの邪武が決めるなんて、あいつらだって信じてなかったろう」
星矢「あいつがまさか、あんな威力のシュートを放つとはな」
瞬「邪武も聖闘士ということですね……」
ヒカル「源三……」
この意外な結末に、見物していた者達はそれぞれの感想を呟く。
凡太「若林君が……抜かれた……」
あれだけ鉄壁を誇っていた若林がいともあっさり失点を許したことに、凡太も驚きを隠せず、若林と同様、
或いはそれ以上に茫然として自らを失う。
沙織「……何にしろ、ゴールはゴール」
凡太「あっ……」
しかし状況はいつまでも凡太を呆然としたままで過ごさせてはくれない。
凡太「沙織さん……」
沙織「あなた達は試験に合格出来なかった。残念ながら、鋼鉄聖衣は渡せません」
凡太「……」
返す言葉もない凡太。
沙織「今日はもう遅いから屋敷に泊まって行きなさい……今後のことは明日話しましょう」
そう言うと沙織はドレスを翻し、凡太に背を向け屋敷の方へ去る。
凡太(なんてこった……もうあてなんか無いぞ)
あまりの状況の悪さに、流石の凡太も希望を見いだせない。
凡太「若林君……」
呟き、若林の方を見る凡太。若林は膝と両手を大地に付け、下を向いたまま微動だにしない。
凡太(ここまでなのか……僕も、若林君も)

598 :キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/28(月) 17:36:56 ID:Wl9gjA/M
そして、凡太達は失意のまま夜を迎える。
凡太「これから先どうすれば……聖衣無しで聖闘士と戦えば、モーゼスにやられたような戦術を取ら
れることは目に見えている。それでは役立たずだ……」
悩む凡太。
凡太「アイオリアさんが言っていた残り二ヶ所、五老峰かジャミールへ行ってみるか……。
 だが僕に聖衣が使えるかどうか……」

★この先どうすれば……
A:わからん!もう寝よう!
B:こうなれば頼れるのは男の武器!沙織にY・O・B・A・I・!
C:ん、何か物音がするな……?

先に2票入った選択肢に決定します。

599 :森崎名無しさん:2011/03/28(月) 17:37:38 ID:XDzgMgvU


600 :森崎名無しさん:2011/03/28(月) 17:38:14 ID:vyAP3eB6


410KB
掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50

0ch BBS 2007-01-24