キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【暗黒竜と】ファイアーモリブレム27【光の剣】
1 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/08(火) 21:50:44 ID:???
キャプテン森崎のスピンアウト作品です。『ファイアーエムブレム紋章の謎』の世界に
迷い込んだ森崎が、マルスたちと共にアカネイア大陸を冒険する物語となっています。
基本は本編と同様に、選択肢の中から第三者(ロムしている人)がどれかひとつを選ぶ事によって進んでいきます。
また必要に応じてトランプを引いてもらったりしてランダムに進行していくこともあります。
【注意】
このスレの物語やキャラの性格は、中の人の都合で原作とは少し違うところがございます。
設定なども若干オリジナル要素が含まれていますので、苦手な方はご注意を。
〜これまでのお話〜
アリティアの王女エリスの持つ『オームの杖』の力により、オグマとレナ、そしてウェンデルが蘇った!
勢いに乗るアカネイア同盟軍はそのままドルーア城の門を制圧。いよいよ最終決戦の準備は整った。
万全を期して森崎をはじめとする選ばれし精鋭15人がこぞって城の中へと突入するも、
なんとメディウスの用意した罠により、戦力を4分割されてしまった!
数々の精神攻撃や卑劣な攻撃を切り抜け、それぞれの部隊は中央の玉座へと向かう。
長きに渡るマルスたちの戦いが、暗黒戦争に終止符を打つときがついに訪れようとしているのだった…!
そして、森崎の長い戦いも――。
☆前スレ
【甦れ】ファイアーモリブレム26【勇士たち】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1295795820/l50
564 :
森崎名無しさん
:2011/03/22(火) 00:48:18 ID:???
誰か一人ガッツ回復しちゃうけどいいのかな
565 :
森崎名無しさん
:2011/03/22(火) 00:55:49 ID:1VrkW6Xo
バーツ
566 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/22(火) 04:25:29 ID:???
☆現在決定している選手
・マルス
・ミディア
・アベル
・ミネルバ
・マリア
・リンダ
・パオラ
・シーダ
・マリク
・カシム
・ジュリアン
・レナ
・リフ
・チキ
・カチュア
以上の15人を日本へ引き連れます。
567 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/22(火) 04:26:41 ID:???
森崎「まずは俺こと森崎有三!そして――」
森崎は票に書かれている名前を次々と読み上げていく。
彼らは暗黒戦争で共に戦った頼れる仲間であり、3日間の遠征のために
わざわざ日を割いてアリティアへと集まってくれた有志であった。
モロドフ「うむ。いずれも全日本の選手たちに引けを取らぬ能力の持ち主ばかりじゃな」
森崎の選んだメンバーに満足そうに頷くモロドフを見て、森崎は頭をかきながらつぶやいた。
森崎「しっかし片桐さんたち日本サッカー協会のお偉方と
モロドフさんがいつの間に話がつながっていたとはな。気づかなかったぜ」
以前モロドフは異界の知識に詳しいとジェイガンから教えられていたこともあったが
こうしてアカネイア軍が全日本の代表選出のための手伝いを任せられるとは夢にも思わなかったのである。
モロドフ「彼らからはアカネイア大陸にサッカーリーグを建設する際に
色々と為になる情報を教えてもらっていたのですよ。
今回我々がお手伝いをさせていただくのも、その御礼も予てのことですな」
森崎「ふーん。まぁ確かにこいつらなら丁度いい練習相手や対戦相手にはなりそうだしなぁ」
特にアベルやパオラなどは森崎の目から見ても明らかに自分より巧くなっている。
サッカー歴は多く見積もっても2年と少しくらいしか無いのに大したものである。
ジェイガン「マルス王子、そろそろお時間になります」
マルス「うん。それじゃあ僕たちは宮殿の外にいるシーダたちを出迎えてくるから」
そう言うとジェイガンとマルスは部屋を出て行く。応接間には森崎とモロドフだけが残された。
568 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/22(火) 04:30:00 ID:???
モロドフ「森崎殿」
森崎「ん?どうしたんだモロドフさん」
モロドフ「……以前お主に渡した薬瓶があったじゃろう。あれはまだ持っているのか?」
森崎「え?これのことか?」
そう言うと森崎は道具袋の奥底へとしまいこんだ小さなビンを取り出す。
確かアカネイアカップの時にどうしても力を取り戻したい場合に使えと言われ、
結局使わずじまいでそのままにしてしまった代物である。
モロドフ「そうか。結局使うことはなかったか。……そうじゃ、そのほうが良い。老い先短いわしとは違い
お前さんにはまだ無限の未来が広がっている。使わんほうがいいじゃろう」
森崎「あの時は成長が止まっちまって周りの連中に追いつかれて追い越されて……
色々精神的に参っていた時期だったからな。でも、ガトー司祭のおかげで
こうして俺の体はまた成長することを思い出すことが出来た。
どうやらこの薬を使うことはなさそうだぜ。…で、これはそれほど危険なブツなのか?」
少しだけ間を開けてから、モロドフは声をひそめて森崎に薬の正体を告げた。
モロドフ「……その薬はな、簡単にいえば『合体薬』じゃ」
森崎「が……がったい?」
モロドフ「その名のとおり、違う誰かと合体をして2人の力を合成させる禁断の薬なのじゃよ。
能力だけではない。記憶や寿命も競合することになるのじゃから
単純に考えれば簡単に2人分の力を発揮できるようになるということじゃよ」
森崎「へ……へ〜〜。そいつはまたエラいものを持たせてくれたな……」
569 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/22(火) 04:31:13 ID:???
モロドフ「まぁその名のとおりその薬は一瓶を2人で飲み分けなければ効果は出ん。
お主には薬の詳しい説明はしておらんかったから、大丈夫じゃろうとは思っていたが」
森崎「(おいおい…いくらなんでも楽観しすぎだろ。下手したらリフとかと合体していたかもしれないんだぞ…?)」
たらりと冷や汗を流した森崎は、その薬瓶を静かに机の上においた。
森崎「でもどうして今さら俺にそんな説明を?」
モロドフ「さっきお主には言わなかったかの?こんなこともあろうかと予備の心臓を用意していたと」
森崎「……………………は?」
モロドフの言っている意味が分からず、森崎は気の抜けた返事を返してしまう。
モロドフ「良いか森崎殿。その薬はお主に託す。いずれその薬を使うときがやってくるじゃろう。
その時まで、大切に持っておくのじゃよ…………よいな?」
この時森崎の方を見るモロドフの顔を、森崎は一生忘れることができなかった。
モロドフの今まで見せたことのない威圧感に押され、森崎は静かに道具袋に薬を戻す。
その顔は確かにモロドフ本人そのものだった。しかし、何処か今までの陽気なものとは違うように思えた。
何か深い悲しみを背負った……辛い記憶をひた隠ししているような寂しさを感じた。それは単なる気のせいなのかもしれないが。
570 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/22(火) 04:32:54 ID:???
その後、2ヶ月ぶりに集まったアカネイア同盟軍の精鋭たちと再会の言葉を交わし、
いよいよ森崎たちは片桐の使いである陽子の案内で日本へと向かう時がやってきた。
陽子「久しぶりね森崎君。この城の地下でガトー司祭様が待っているわ。
エリス王女たちの魔力を使って一気にあなたたち16人を日本へとご招待するわよ」
〜アリティア城地下〜
ガトー「待っていたぞ森崎」
森崎「ガトー司祭!お久しぶりです」
ガトー「あれから2ヶ月か。お主のお陰でアカネイア王国の復興も実に捗っておる。感謝するぞ」
森崎「いやいや、俺なんかこのアリティアで子供とかと一緒にサッカーしていただけですし」
エリス「それが子供たちの心の支えとなっていたのですよ、森崎」
森崎「エリス王女……」
ガトーの横に立つエリスが優雅な微笑を浮かべる。
メディウス討伐後、森崎はマルスと共にアリティアに帰還しアベルたちと共に復興に勤しんだ。
森崎の武勇伝はアリティアの国民たちにも広く浸透しており、
凱旋時には一大パレードのような盛大な出迎えを受けたものである。
その後2ヶ月間、モロドフのアカネイアリーグ開催の手伝いや
マケドニアやアカネイアとの情報の伝達なども任され、今やこの国に森崎の名を知らぬものなどいないほどまでになっていた。
森崎「俺は大したことなんてしてません。周りの皆がよく働いてくれただけで……」
571 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/22(火) 04:33:56 ID:???
エリス「それでもそれを指揮していたのはあなたでありませんでしたか?
ふふっ…どうやら貴方には無自覚にも誰かを導いていく素質があるようですね。
あなた方の世界の言葉で言うのならば……『キャプテン』と言ったほうがいいみたいね」
森崎「そりゃあそうですよ。なんてったって俺は将来の全日本を担うスーパースター
『キャプテン森崎』なんですからね!」
得意げに鼻の下をこすりながら返す森崎。やはり美人に煽てられるのは悪い気分はしないものだ。
エリス「うふふ、頼もしいわね。森崎、マルスのことをどうか頼みましたよ」
エリス達アリティア王宮の司祭たち、そしてガトーの力により城の地下室に大きな魔方陣が発生する。
この魔方陣がアカネイアと地球…日本を結ぶアクセスラインとなっているらしい。
陽子「私も初めてこれを使ったときはおったまげたわ。まるで小さい頃に憧れた魔法少女のきぶんだったわ」
森崎「(…陽子さんって歳いくつだったっけ……?たしか俺より2つほど上だったから………いや、やめておこう)」
キラキラ瞳を輝かせる乙女の夢には特に触れず、森崎たち16人はモロドフ、そして陽子と共に揃って魔方陣へと足を踏み入れた。
ぶううううううぅぅぅぅん………シュパアッ!!
森崎有三18歳。実に約3年ぶりの故郷の土を踏む瞬間であった。
代表選抜特別試合で良い結果を残し、悲願のキャプテン就任の夢を叶えることが出来るのか?
異国を渡り歩き、多くの戦いを乗り越えてきた一人の若者を待ち受ける試練が待っている。
仲間たちと巡ってきた森崎の長い長い冒険の旅も、いよいよ終わりの時を迎えようとしていた……!
20章外伝 頑張竜と光の拳
572 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/22(火) 04:35:13 ID:???
〜静岡県掛川市、ヤマハリゾートつま恋〜
マリア・チキ「うわぁ……!!」
マリア「ひっろ〜〜〜い!」
チキ「おっき〜〜〜〜い!」
誰よりもはやく同時に歓声を上げたのは集団の先頭を走るマリアとチキであった。
彼女の目に映る日本の風景は全てが初めてのものであり、立ち並ぶ建物や
木々の一本にさえ目を輝かせてキャッキャッと楽しそうにはしゃぎ回る。
パオラ「マリア様、チキちゃん、あまり先に走って行っちゃ迷子になっちゃうわよ?」
カチュア「ふふ、まるでエストみたいなはしゃぎようね、姉さん」
パオラ「あら、小さいころのあなただって似たようなものだったわよ。せっかちですぐ迷子になったりで…」
カチュア「うぐぐ……そ、その話はもう終わり!」
白騎士団で自分だけ留守番でいることに最後まで猛抗議をしたエストを振りきって
今回の選抜メンバーに選ばれたパオラとカチュアはマリアとチキの姿を見て会話を弾ませる。
リンダ「ねぇマリク。あそこに並んでおいてある大きな箱はいったいなにかしら…?」
マリク「う〜〜ん……車輪が四つ付いてるね。馬車のようにも思えるけど、近くに馬は見当たらないし……」
アカネイアでは優れた魔道使いであり、博識のマリクとリンダも日本の車には思わず首をかしげて考えにふけってしまう。
573 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/22(火) 04:37:12 ID:???
ミディア「ミネルバ王女」
ミネルバ「ミディア、忘れたのか?ここは我々のいる世界とは大きく支配体制の違う国。
王政国家ではないこの国で、気軽に王女などと言っては混乱を招く。
出発前の注意事項でモロドフ殿から言われたばかりであろう」
ミディア「……そうだったわね。どうにも騎士としてのくせはなかなか抜けるものじゃないわ」
ミネルバ「だから、気軽にミネルバと呼び捨てても構わぬ」
ミディア「それはいいのだけれど…せっかくだし、その堅苦しい言葉遣いも禁止したほうがいいんじゃないかしら?」
ミネルバ「……ど、努力はしてみよう」
ミディア「してみよう、じゃなくて、してみるわ、じゃないかしら?」
ミネルバ「し、してみる……わ」
普段は厳格なイメージのあるミネルバとミディアだが、この開放的な空間に
復興作業で溜まったストレスを大いに発散しているようである。
574 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/22(火) 04:38:21 ID:???
リフ「カシム殿……なんだかこの国はあまり空気がよろしくありませんのう……」
カシム「うん……タリスがどれだけ自然に恵まれていたのか改めて思ったよ。
でも、ここが森崎君の生まれた国かぁ……なんだか何もかもおっきくてびっくりだ」
リフ「我々は選ばれし選抜メンバーなのですじゃ。森崎殿の顔に泥を塗らぬよう、下手なことはせぬようにな」
カシム「わ、分かってるって。今回は日本サッカー協会ってところから
報奨金が出ることが決まっているんだ。精一杯働かせてもらうよ。
ところでリフさん。……おみやげは何を買うか決めました?」
リフ「ううむ、そうじゃなぁ…あの『うなぎパイ』とかいうのがここの銘菓らしいが…」
日本代表選考の手伝いと言いつつも、すっかり観光気分であるタリス出身の二人組であった。
ジュリアン「レナさん!荷物持つよ!」
レナ「ありがとうジュリアン」
ジュリアン「しっかしすごい数だね。これ全部レナさんの手料理なの?
く〜〜っ!これだけ贅沢な差し入れ、この世の何処を探してもここだけにしか無い宝物だぜ!」
レナ「つい張り切っちゃって作りすぎちゃったの。……日本の皆さんの口に合えばいいのだけれど」
ジュリアン「そんなの合うに決まってるさ!森崎だって『お袋の味みたいだ』って泣いて喜んでたじゃないか」
レナ「そ、そうよね。私はサッカーはあまり得意じゃないからこう言うことでしかみんなの役に立てないけれど…
それでも選ばれたメンバーの一人だもの。この3日間、チームスタッフとして頑張らせていただきますね」
ジュリアン「レナさん……(くっあー!幸せってのはこういうことを言うんだろうなぁ…)」
575 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/22(火) 04:41:04 ID:???
アカネイアから支払われた報奨金を全額叩いて孤児院を設立してからはや1ヶ月。
ジュリアンはレナの支えとして、充実した生活を送っているようだ。
だが公共の場では己の立場を弁え、一定の距離は保つことを心がけているらしい。
シーダ「マルス様、あれあれ!空を見てください!」
轟音をあげながら空高く飛ぶ鉄の塊を指さして、シーダが驚愕の声を上げる。
マルス「あれは…ええと……『飛行機』だね。
グルニアの戦車みたいに燃料を使って大勢の人々を乗せて運ぶ乗り物みたいだよ」
マルスは予めモロドフに渡されたガイドブックのページをめくりながら必死に答える。
シーダ「あんなに高く飛ぶだなんてエルカイトでも無理よ。
シズオカかぁ……タリスなんかとは比べものにならないほどの都会ね……」
マルス「…大丈夫だよシーダ。アリティアの家臣もみんな祝福してくれている」
シーダ「は、はい……」
メディウスを討伐後、マルスはシーダに正式に婚約者としての交際を申し込んだ。
戦闘やサッカーでは指揮を遺憾なく発揮する彼も、なかなか決心に踏み込めなかったのは
様々な理由が伺えるが、その背中を押してくれたのはあのアカネイア王女ニーナらしい。
彼女は復興のために全力を尽くし、毎日のように各国を訪れては励ましの言葉をかけて回っていた。
マルス「この任務を終えて、アリティアとタリスの復興が終わったら、その時には……」
シーダ「そ、その時には……」
ずいっ!!
576 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/22(火) 04:42:24 ID:???
森崎「おーおーどこもかしこももりあがっちゃってまー
季節は真冬だってのに暑苦しいったらありませんことねアベルさん」
アベル「ですよねぇ森崎さん。この世界の問題の一つである『温暖化』の原因にならなければいいんですがねぇ」
いきなり二人の間に割って入ってきたのはエストと離れ離れになり不機嫌極まりないアベルと
あまりにも周りのはしゃぎようにげんなりしてしまった森崎だった。
マルス「うわぁ!び、びっくりしたぁ!」
シーダ「ちょ……森崎くん!アベル!」
森崎「いつまで辺りをうろちょろしてるんだっての!いい加減合宿所に入らないと皆に迷惑がかかるだろ?」
アベル「マルス様、あくまで今回我々は日本サッカー協会へのご助力という立場です。
今後アカネイアサッカーリーグ創立の協力者になって頂くかもしれない大事な交渉相手。
あまり待たせていては信用問題にも関わります」
マルス「ご、ごめんアベル。あまりにも見たことのないものばかりですっかり舞い上がっちゃっていたよ」
シーダ「反省してます……」
恥ずかしそうに頭をかくマルスとしょんぼりと項垂れるシーダ。
戦場で多くの兵士たちを鼓舞してきた王族とはいえ、彼らもまだ歳相応の少年少女なのだろう。
モロドフ「まぁまぁ。どうやらまだ全日本のスタッフは到着していないみたいですし」
陽子「ゆっくりいきましょうよ。大丈夫、時間はまだまだたっぷりあるわ!」
森崎「…ま、たまにはこういうのもいいかもしれないかな」
577 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/22(火) 04:44:07 ID:???
彼らは5年という長い間ドルーア帝国の驚異にさらされていたのだ。
森崎たちの住む日本にあるごくありふれた平和というものに飢えているに違いなかった。
ふと見渡せば、戦時中には診ることの出来なかった無邪気な笑顔があちこちに溢れている。
これを見ることが出来ただけでも、森崎は彼らと共に戦い、そして勝利することができて良かったと思えた。
〜合宿所宿舎内〜
荷物を置き、あとは全日本ユースのスタッフたちが到着するのを待つだけとなった森崎達。
しばらくすると大型のバスが駐車場内へと入ってくる。
リンダ「うわあ!さっきの箱より2倍以上の大きさよ!」
マリク「あれほどの巨大なものをあんなにスムーズに動かせるなんて…
いったいあの中にはどれだけの手練の魔導師たちが乗っているんだ…!!」
森崎「(ここまで来るといちいち突っ込んでいられん…)」
まずバスの中から現れたのは、全日本ユースの監督である見上辰夫。
そして日本サッカー協会の重役であり、今回の企画の責任者でもある片桐宗正である。
片桐「本日はわざわざ遠いところからご苦労さまでした」
モロドフ「いえいえ、こちらこそお招きいただき感謝いたしますぞ」
互いに頭を下げて腰を低くしてあいさつをする。その背後から現れ、
まっすぐに森崎の方へ向かってくる姿があった。それは……
578 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/22(火) 04:46:27 ID:???
再会、そして…→! card
!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します
ダイヤ→翼「やぁ森崎。久しぶりだね」相変わらず生意気な笑顔で翼が挨拶に来た!
ハート→日向「よぉ。すっかり仲良しごっこが板についてきたみてぇじゃねぇか」不敵な笑みで日向が挑発してきた!
スペード→若林「…………」若林がただひたすら無言でこちらを睨みつけてくる……
クラブ→中山「森崎じゃないか!久しぶりだな!」中山が笑顔で再会を喜びに来た!
JOKER→サイドブレーキを忘れた大型バスだ!
579 :
森崎名無しさん
:2011/03/22(火) 04:47:55 ID:???
再会、そして…→
ダイヤQ
580 :
森崎名無しさん
:2011/03/22(火) 07:31:49 ID:???
おみやげに武器屋で拳銃買っていこうぜ
581 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/22(火) 14:12:38 ID:???
>>580 もしも使うとしたら誰が似合いそうですかね?
============
再会、そして…→ ダイヤQ
>ダイヤ→翼「やぁ森崎。久しぶりだね」相変わらず生意気な笑顔で翼が挨拶に来た!
見上と片桐に次いで、バスから降りてきたのは全日本ユース代表候補の選手たちだった。
その先頭を歩き、森崎たちの方に真っ直ぐ向かってきたのは…
翼「やぁ森崎。久しぶりだね。2…いや、3年ぶりかな」
森崎「翼か……」
傍から見ればこれだけ人を引きつけるような朗らかな笑顔はないだろう。
天真爛漫、純情無垢。そんな言葉がふさわしいほどの爽やかなスポーツマンらしい笑顔。
だが、森崎は知っている。あの顔の底下に隠された傲慢で自分勝手な腹黒い本性を。
森崎「(また始まるんだな。この下衆とのキャプテン争いの戦いが……)」
☆どうしますか?
A「こっちこそ久しぶりだな」無難に挨拶を返す
B「まさかセリエAでプロになっているとは驚きだぜ」プロ契約の話題で返す
C「そういえばマネージャーには会ってきたのか?」早苗の話題で返す
D「悪いがキャプテンの座はお前には渡さないぜ」キャプテンは自分のものだと話す
E「またお前と一緒のチームを組めて嬉しいぜ!親友!」昔の自分では在り得ないことを言ってみる
F「(ここだ!ここで未来予測だ!)」握手をして未来予測
Gその他(好きな台詞、行動をお書きください)
2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。
582 :
森崎名無しさん
:2011/03/22(火) 14:28:03 ID:zRqbyg3Q
B
ダークスーツの懐にオートマチックを忍ばせるオグマ…どう見てもマフィアです。本当に(ry
583 :
森崎名無しさん
:2011/03/22(火) 14:33:58 ID:AwVRACng
F
強化されちゃったら自軍にひきこむ方向で
584 :
森崎名無しさん
:2011/03/22(火) 14:38:47 ID:4+gfsYCI
E
585 :
森崎名無しさん
:2011/03/22(火) 14:40:08 ID:id0a8r0+
E
586 :
森崎名無しさん
:2011/03/22(火) 14:41:30 ID:???
マジかwww
587 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/22(火) 15:18:55 ID:???
>E「またお前と一緒のチームを組めて嬉しいぜ!親友!」昔の自分では在り得ないことを言ってみる
森崎「(待てよ……いちいち挨拶するたびに悪意をぶつけるのもあれだよな。
マルス達も目の前にいることだし……よーし、ここは……)」
森崎はにこりと口の端をあげると、朗らかな声で詠うように翼に言った。
森崎「またお前と一緒のチームを組めて嬉しいぜ!親友!」
3年前の自分では到底出てくることなど無い爽やかな友情の台詞である。
だが森崎はそこまで気恥ずかしさがこみ上げてきたり、
裏でほくそ笑んだりするといったことをすることはなかった。
周囲の目を気にして言ったこの台詞は、もしかすればずっと翼に伝えたかった
自分の本当の気持ちだったのでは?そんなことまで考えるようになってしまう。
森崎「(俺はもう3年前の子供じゃないんだ。きっと他の奴らだって何時までも押し付けるような
支配体制に嫌気を感じているかもしれない。近所のガキ大将じゃないんだからさ。
それこそ俺の嫌いな若林がするような支配体制じゃないか。俺はあいつとは違う。
あいつらが絶対に持てないものでキャプテンをアピールするんだ。
俺がアカネイア大陸での戦いの中で学んだ……信頼の絆ってやつでな!)」
意外にも周囲の人間の中で森崎のその反応に不気味さを感じたのは半分もいなかった。
まずアカネイア同盟軍のメンバーは、森崎は指揮官として誠実なイメージが焼き付いており
3年ぶりに合う旧友に対していささかオーバーではあるが好意的なあいさつをするのは何ら問題はないと思っている。
そしてアカネイアカップやアリティアカップにて森崎の変わり様を何度も目の当たりにしてきた
松山や早田、新田に石崎は特にこの挨拶には興味を示してはいなかった。
日向と若島津、そして三杉に関してはまさか翼にまで、と少しは唖然とはしていたが
そこまで驚愕はしてはいない。3年も別の土地で暮らしていれば人の性格など
あっさりと変わってしまうことを承知しているのだろう。
そして、当の翼本人はというと…
588 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/22(火) 15:20:22 ID:???
どうする翼→! card
!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します
ダイヤ→「うん!森崎と一緒に代表入りするのは俺の夢だからね!」なんと翼もノリ気で返してきた!?
ハート→「俺も嬉しいよ。……でも驚いたね。昔の君では考えられない台詞だね」好意的に返してきたが少し怪しんでいる
スペード→「まだ二人とも代表に選ばれると決まったわけじゃない」ドライに返された…
クラブ→「……何を企んでいるんだい?」おもいっきり怪しまれている!
JOKER→「……熱でもあるのかい?」怪訝な顔で心配されてしまう。そして…
589 :
森崎名無しさん
:2011/03/22(火) 15:23:05 ID:???
どうする翼→
ハート4
590 :
森崎名無しさん
:2011/03/22(火) 15:23:10 ID:???
どうする翼→
クラブ2
591 :
森崎名無しさん
:2011/03/22(火) 16:23:57 ID:???
ある意味一番まともそうな反応が返ってきたな。
592 :
森崎名無しさん
:2011/03/22(火) 16:29:35 ID:???
森崎「(また始まるんだな。この下衆とのキャプテン争いの戦いが……)」
森崎「またお前と一緒のチームを組めて嬉しいぜ!親友!」
すごい芸術的なダブルスピンを見た森崎板の歴史に残そう!
593 :
森崎名無しさん
:2011/03/22(火) 20:19:56 ID:???
>>578
クラブが中山さんなのが恐ろしいな
もう昔みたいにはなれないのか…
594 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/22(火) 20:50:56 ID:???
>>591
翼もプロのサッカーに揉まれて色々と成長していますからね。
>>592
これぞ森崎といったところでしょうか?でも本音と建前があるのは当然かも知れません。
>>593
中山に関しては第2部の展開上そうならざるを得なくなった。といった感じですね。
もちろん以前のクラブ判定などの影響もあるのですが…
けれど、救いは用意しています。この物語の基本のコンセプトは『リセットによる救済』ですからね!
===========
どうする翼→ ハート4
>ハート→「俺も嬉しいよ。……でも驚いたね。昔の君では考えられない台詞だね」好意的に返してきたが少し怪しんでいる
翼「俺も嬉しいよ。……でも驚いたね。昔の君では考えられない台詞だね」
森崎「3年経って俺も成長したってことさ。セーブ力も性格もな」
翼「確かに以前とは何かが違うね。背も少し伸びたよね。もしかして実は別人だったりして?」
森崎「ははっ、お互いにな」
翼の返答に全日本の一部の人間はあ然とする。翼と森崎の不仲は南葛内でもjrユース内でも有名であり
この2人がここまで友好的に冗談交じりで会話を弾ませていることなど在り得ないことだったのだ。
日向「(なんだ…?森崎が不抜けたのならまだしも、まさか翼までもが…?)」
若林「(……これも例の『リセット』の力の影響だというのか、見上さん…)」
595 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/22(火) 20:52:24 ID:???
そしてなによりこの会話を嬉しく思ったのは石崎であった。
南葛SC時代からこの二人の衝突を目の当たりにしてきた石崎の心象からしてみれば
長年にわたり冷え切った関係のこの二人がこうしてまともな会話をしているだけで嬉しかった。
無二の親友である翼はもとより、石崎は森崎のことも密かに気にかけていた。
共に南葛SCの落ちこぼれの代名詞であったはずなのに、気がつけば森崎は自分よりも
何歩も先に進んでしまっていた。明らかに何か悪いことをしているのではと
薄々感じてはいたが、彼の猛練習する努力の姿勢には共感をいだいていたのである。
アリティアカップで自信を喪失し、落ち込んだ森崎を見て思わず心の中で応援したくなってしまったほどだ。
石崎「(翼……森崎……よかった、これでもう俺の数少ない悩みの種も無くなったぜ)」
少なくとも、今のところはこの二人に以前ほどの険悪さは感じられなかった。今のところは。
その後、全日本ユース代表候補の選手たちとアカネイア一行は宿舎のフロントへと案内される。
移動の最中、片桐と見上はモロドフと今回の企画について情報交換をしていた。
片桐「それではそちらからは貴方を含めて17名でよろしいんですね?」
モロドフ「いえ、19名で。後に合流予定です……ほら、例の」
見上「おお、あのお嬢さん方か。彼女の道具にはいつも助けられておりますよ」
モロドフ「万が一の場合のメディカルスタッフとして、あと、試合の実況解説をやりたいと躍起になっておりますよ。
ところでそちら方……全日本ユース代表候補は現段階でどれほど絞られておるのです?」
片桐「はい。こちらのリストを御覧ください」
そう言うと片桐はモロドフに今回の特別試合に招集した日本代表候補のメンバーのリストを差し出した。
596 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/22(火) 20:54:02 ID:???
☆全日本ユース代表候補選抜特別試合招集メンバー
○海外組14名
・森崎有三(アカネイア)
・大空翼(レッチェ)
・若林源三(ハンブルガーSV)
・日向小次郎(メキシコシティ)※来季はユベントスに打診中
・若島津健(メキシコシティ)※来季はユベントスに打診中
・岬太郎(シャンゼリゼ)※来季はパリSGに打診中
・三杉淳(アヤックス)
・松山光(マンチェスター)
・早田誠(マンチェスター)※来季は南武大フースバルへ
・次藤洋(ロサンゼルス)
・立花政夫(ロサンゼルス)
・立花和夫(ロサンゼルス)
・石崎了(サンパウロ)※来季は南武大フースバルへ
・新田瞬(サンパウロ)※来季は南武大フースバルへ
============
○国内組10名
・中山政男(南葛高校)
・井沢守(南葛高校)
・来生哲平(南葛高校)
・滝一(南葛高校)
・高杉真悟(南葛高校)
・中里正人(南葛高校)
・山森正吾(南葛高校)
・反町一樹(東邦学園)
・沢田タケシ(東邦学園)
・佐野満(国見学院)
合計24名
597 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/22(火) 20:55:37 ID:???
モロドフ「なるほど。お二人を合わせれば合計26名ですか」
片桐「はい。もう少し絞れたとは思うのですが、国内組の成長も思った以上に大きくて」
見上「我々にとっては嬉しい誤算ですね。この3日間で海外組の肝を冷やして欲しいと考えておりますよ」
モロドフ「選手は総勢40名ですか……部屋割りは4名ずつでよろしいので?」
片桐「そうなりますね。…あ、でもそちら様は」
モロドフ「ふむ…分かりました。女子部屋を3つほど割いてもらってよろしいでしょうか」
片桐「それはもちろん。うちの陽子を合わせればちょうど12人となりますからね」
見上「しかしおどろきました。本当にアカネイアでは性別による能力の差が無いのですね。
いや、今回のメンバーを見ればむしろ女性のほうが多い……」
モロドフ「ふふ、華やかな方がよろしいでしょう。何事も芸術ですよ」
598 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/22(火) 20:56:46 ID:???
陽子「はい、それじゃあ部屋割りをするから男子は男子で4人ずつグループを組んで!」
森崎「お、合宿恒例の部屋割りか。今回は4人ずつなんだな」
陽子「特に制限はないけれど、同じ部屋になった人とこの後の合同練習でチームを組んでもらうから。
森崎君の場合だと3日目の試合で同じチームに入れたい人を選んだほうがよさげかしら?」
森崎「なるほど。確かにわざわざ敵を鍛える必要性も無いってわけか」
陽子「けれど、全日本の選手たちから貴重な技を教えてもらえたりもするから
そういった場合に限り誰かをいれたりするのも面白そうね」
森崎「ふーん。それじゃあ誰に声をかけようかな?」
・マルス・アベル・マリク・カシム・ジュリアン・リフ
・大空翼・若林源三・日向小次郎・若島津健・岬太郎・三杉淳
・松山光・早田誠・次藤洋・立花政夫・立花和夫・石崎了
・新田瞬・中山政男・井沢守・来生哲平・滝一・高杉真悟
・中里正人・山森正吾・反町一樹・沢田タケシ・佐野満
※上記の中から『最大4名』選択して相部屋メンバーを投票してください
1キャラに『2票』入った段階で同じ部屋のメンバーに決定されます
メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。
599 :
森崎名無しさん
:2011/03/22(火) 20:59:25 ID:???
いまさらだがアカネイア勢男子すくねえw
600 :
森崎名無しさん
:2011/03/22(火) 21:01:57 ID:???
アカネイア組が誰かに組する可能性は無い・・・よね?
ということは全日本勢で他の奴のシンパじゃない奴を誘った方がいいのかな
601 :
森崎名無しさん
:2011/03/22(火) 21:04:28 ID:6dHcIyWw
中里正人、中山政男、山森正吾
若林イベント的に
あとFE勢とキャプ翼勢のクロスオーバー見たさに
602 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/22(火) 21:04:54 ID:???
あ、すみません。『最大4名』だと5人制になってしまいますね。
『最大3名』までで投票をお願いいたします。
>>599
女子キャラが育つのはFEの宿命ですからねぇ…
>>600
少なくとも一人は全日本勢と同じ部屋となりますからね。
一度だけ練習判定があるだけなのでそこまで深く考えなくてもいいです。
単純にお気に入りのキャラを3名選んでくれればいいと思います。
603 :
森崎名無しさん
:2011/03/22(火) 21:05:03 ID:QN+R1FUg
中里正人、中山政男、山森正吾
この3人は決定でいいよね後は悩むな
604 :
森崎名無しさん
:2011/03/22(火) 21:06:17 ID:QN+R1FUg
あ、三人までか
特別に五人部屋・・・すみませんこのままで
605 :
森崎名無しさん
:2011/03/22(火) 21:08:55 ID:???
女子と相部屋になる方法を必死で考えてたら
決まってたが、異議なしw
606 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/22(火) 21:32:47 ID:???
>>604
一人あぶれる計算なので、その時にまた改めて判定をしますね〜
>>605
夜などに潜入することも可能ですが、前科がありますからねぇ…
============
>中里正人、中山政男、山森正吾
森崎「よし、久々にあいつらと寝床を共にするとするか!」
森崎が向かったのは今は懐かしき南葛中で親しくなった中里と山森。
そして南葛SC時代から頼れる親友である中山の下であった。
山森「森崎先輩!お久しぶりです!」
中里「なにやら戦う男の目となったな。今までとは比べものにならないほどの力を感じるでござるよ」
森崎「へへっ、今ならお前の家でトレーニングに勤しむのもいいかもしれないな」
久しぶりの再会に和気藹々と会話を弾ませる森崎達の輪に、中山が入り込んでくる。
中山「森崎、元気そうだな」
森崎「お前もな。……その、体の調子とかは大丈夫なのか?」
中山「? なんのことだ?」
森崎「だからその……去年の春先の若林との練習の後から調子が悪いって陽子さんから聞いてたから…」
中山「ああ……確かに一度はスランプに見舞われたけど、少しずつだが力を取り戻しつつあるよ。
さすがに海外遠征組に比べるとまだまだ力不足は否めないがな」
607 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/22(火) 21:34:04 ID:???
少し照れくさそうに、けれど確固たる自信を見失わない意思のある声。
あの頃と何ら変りない好漢が、森崎の目の前にいてくれた。
森崎「そ、そうか。お前が無事だったんならそれでいいんだ。
(なんだ。てっきりもう選手としては役に立たないほど能力を下げられているのかと思っていたよ)」
中山「高校選手権も三連覇できたし、心配要らないさ。この3日間でアピールして
俺は絶対に代表入りして見せるぞ。お前の助けになりたいんだよ」
森崎「ああ!期待しているぜ!」
がっしりと腕を組み、改めて真の友情を感じあう森崎と中山だったが
彼らを取り巻く中里と山森の視線が妙に泳いでいることに森崎は気がつく。
森崎「なんだお前たち。もしかして俺と同じ部屋でなにか問題があるって言うのかよ」
中里「ぬぅ、そのようなことはござらんよ…ただ……」
山森「…………」
中山「…………」
森崎「(ん?この二人……まさか……)」
人の心情に過敏な反応を示す森崎は、一瞬でこの二人の間に悪意が渦巻いているのを感じ取る。
片や熱血で誠実な優等生的キャプテン。片や素直で真面目な後輩の鏡の山森。
この二人がここまで険悪なムードを作り出す理由が、森崎には到底考えつくことが出来なかった。
608 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/22(火) 21:35:50 ID:???
☆どうしますか?
A「何があったか知らないがその年になってケンカかよ。二人とも子供だなぁ」大人の余裕を見せつける
B「じゃあはやく荷物を部屋に置きにいくぞ」気づかないフリをしてやり過ごす
C「中山、山森と何かあったのか?」中山に事情を尋ねる
D「山森、中山と何かあったのか?」山森に事情を尋ねる
E「中里、二人の間に何があったんだ?」中里に事情を尋ねる
F「こんな険悪ムード耐えられない!やっぱり別の人と組む!」わがままを言ってみる
Gその他(好きな台詞、行動をお書きください)
2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。
609 :
森崎名無しさん
:2011/03/22(火) 21:39:32 ID:FbzCLj8s
G
アカネイア女性陣のおっぱい談義で場を和ませる
610 :
森崎名無しさん
:2011/03/22(火) 21:40:02 ID:YMhW3cdM
E
611 :
森崎名無しさん
:2011/03/22(火) 21:48:32 ID:zRqbyg3Q
E
612 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/22(火) 22:06:15 ID:???
>E「中里、二人の間に何があったんだ?」中里に事情を尋ねる
森崎「(喧騒とは無縁に思えるあの二人に一体何が?)」
森崎はこっそりと中里に二人の間に何があったのか尋ねた。
中里「…理由は単純でござるよ。練習中に中山殿が山森殿に心無い一言を言っただけでござる。
あの時期は大会前だったし、中山殿もキャプテンとして気が立っていたではござろうが……」
森崎「そ、それだけ?本当にそれだけなのか?」
中里「人間の信頼関係というものは得てしてもろく崩れやすいもの。
それに比べれば、森崎殿は周囲にも分かりやすく翼殿に悪意を撒いていたから
今回のあの二人の気持ちを分からなくともしょうがないでござる」
森崎「……どういうことだよ、おい」
中里「初めから悪い印象しか抱いていなかった森崎殿と違い、あの二人には強い信頼関係があった。
積み上げられた山が大きければ大きいほど、それを元通りに戻すには労力を擁するものなり……」
森崎「そんなことねぇよ。俺だって……」
中里「笑止。森崎殿に翼殿や若林殿に好感を抱いていた時期があったとでも?」
森崎「そ、それは……」
613 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/22(火) 22:07:46 ID:???
森崎は過去を振り返る。怪我をした若林に変わり島田小戦に出場した頃を。
若林には恐怖と反抗心を。翼には憤りと嫉妬を。中里の言うとおり好感など微塵もなかったはずだ。
でも、それよりもっと過去は?修哲小で若林の小学生とは思えないセービングを初めて目の当たりにしたときは?
南葛SCの選抜試合で人間離れしたドリブルとシュートを次々披露する翼の姿を見て度肝を抜かされたときは?
森崎「……」
☆どうしますか?
A「あったよ。だからあの二人だってすぐに仲直りできるさ!」
B「あったよ。だけどこれ以上はあの二人の問題だな」
C「……無いな。でも俺とあいつらは違う。きっと仲直りできるはず…」
D「……無いな。残念だがこれ以上は俺は介入できない…」
E「分からない……だが、俺はあの二人をこのまま放っておくことは出来ない」
F「分からない……けど、俺はあの二人を信じている…」
2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。
614 :
森崎名無しさん
:2011/03/22(火) 22:13:40 ID:FbzCLj8s
A
きれいなもろさき
615 :
森崎名無しさん
:2011/03/22(火) 22:17:46 ID:dJ9tjqAM
E
616 :
森崎名無しさん
:2011/03/22(火) 22:27:50 ID:OtxTC0mY
A
憧れという感情がな!
617 :
森崎名無しさん
:2011/03/22(火) 22:37:44 ID:???
翼「憧れられて噂とかされると恥ずかしいし」
618 :
森崎名無しさん
:2011/03/22(火) 22:44:32 ID:???
ロベルト「先に勝手にブラジル行ったの誰だったっけ?
ふふふ、あ・た・し」
619 :
森崎名無しさん
:2011/03/22(火) 23:02:37 ID:???
>>618のネタを鮮明に覚えている俺って。。。
620 :
森崎名無しさん
:2011/03/22(火) 23:13:01 ID:???
>>616-619
ネタわからんのでくわしく
621 :
森崎名無しさん
:2011/03/22(火) 23:17:24 ID:???
617はときメモなw
622 :
森崎名無しさん
:2011/03/22(火) 23:23:25 ID:???
618も同じ人物のセリフですw
623 :
森崎名無しさん
:2011/03/22(火) 23:23:37 ID:???
618もそうだな
624 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/25(金) 00:09:13 ID:???
>>617-623
ときメモでしたか!友達のプレイは見たことはあるのですが
私自身はどのシリーズもプレイ経験が無いので斬新ですね〜。
============
>A「あったよ。だからあの二人だってすぐに仲直りできるさ!」
森崎「ああ、あったさ」
中里「……なんと?」
森崎自身も自分のつぶやいた言葉に驚いていた。あの二人にこれほどまでに強い『憧れ』の感情を抱いていた自分がいたことに。
二人に抱く『悪意』の感情に上書きされていたその感情は、ふとしたキッカケでまた白銀のように輝き出す。
翼のことを昔ほど憎みきれなくなった理由。昔のような純真な目で周りを見渡せる余裕が生まれたなのかもしれない。
そう、もとに戻っただけなのだ。小学生時代、まだ森崎が自分に自信を持てずにいたあの頃に。
森崎「あったよ。だからあの二人だってすぐに仲直りできるさ!」
スタスタスタ。ガッ!ガッ!
森崎は山森と中山の間に強引に割り込んでいくと、二人の腕をつかむ。
中山「な、なにをするんだ森崎!」
山森「いたっ…や、やめてくださいよ!」
森崎「うるさいだまれ。いいか、頭がゴールポスト並に硬いお前らに特別に説いてやる。
さっきの俺の姿を思い出せ。俺が翼に対して取った行動を、言葉を、心情を」
中山「なっ……?」
山森「(あれは何かを企んでいるわけじゃなかったのか?まさか……本気で!?)」
625 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/25(金) 00:11:21 ID:???
森崎「見ててイライラするんだよ。翼のことをようやく色眼鏡なしに見られるようになったと思っていたら……
今のお前らを見ているとな、あの頃の俺を思い出すようで気分が悪いんだよ!!」
中山「森崎……」
山森「キ……せ、先輩……」
森崎の叫びにも似た大声に数人が驚くように振り返ったが、気にせず森崎は続ける。
森崎「俺は6年もかかった。小学生が入学して卒業するまでの途方も無い長い時間だ。
お前らにはそんな苦しい思いをさせたくねぇんだ。別に誰かを憎んだり嫌ったりするなと言ってるわけじゃねぇ。
だけどな。そんなことに時間かけたり考え張り巡らせる前に、俺達にはやらなくちゃいけないことがあるのを思い出せよ」
山森「あ……」
中山「……変わったな、森崎。いや……むしろ変わったのは俺の方なのかもな」
森崎の熱弁に中山は目をつむり息を吐く。そして絶句する山森の方に近づくと……
中山「山森。すまなかったな。俺はキャプテンとして……大事なモノを見失っていたらしい。
…………仲直りしよう。あの森崎が翼と仲直りできたんだ。俺達が出来ないわけ無いだろ?」
森崎にようやく解放された右腕を、山森の方に差し出した。山森もおずおずと伸ばされた手に自分の手を繋ぐ。
山森「キャプテン……はい!僕の方こそスランプに苦しんでるキャプテンに気づかず
無神経なことを言ってしまい本当にすみませんでした!!」
中山「いや、いいんだよ。あの山森の言葉がなかったら……俺、きっとまだ迷っていたと思うからさ」
山森「え……?」
626 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/25(金) 00:12:38 ID:???
中山「ははは、こっちの話さ。何にせよ、俺のスランプ脱出のキッカケとなったことを今思い出したのさ。礼を言わせてくれ、山森」
山森「そ、そんな……よしてくださいよ。俺、感謝されるようなことなんてなにも……」
丁寧に頭を下げてくる中山に対して、山森は困ったように手を振って森崎の方を向く。反応に困ってしまい助けを求めているのだろうか。
森崎「一つだけアドバイスをやろう。俺が2年の間向こう側で学んだことだ。
他人の好意は素直に受け取っておけ。変に勘ぐると痛い目に合うぜ?」
山森「は、はぁ……(森崎さん、変わったというか丸くなったなぁ…以前とはまるで別人のようだ……)」
こうして森崎の思い切りの良い行動のお陰で、中山と山森の遺恨はすっかり取り除かれたのであった。
中里「(…森崎殿は驚くほどの好漢となって戻ってきた。だが、天下を取る男というものは常々悪知恵の働く者と相場が決まっている。
アカネイア大陸で手に入れた優しさ、失った狡猾さ……このことが後々命取りにならなければよいが……ニンニン)」
陽子「そうだ森崎くん。ちょっといいかしら?」
森崎「はい、なんですか?…ま、まさか女子部屋であぶれたから俺と同室にして欲しいって……!」
陽子「だれがじゃ。…コホン。男子の部屋割りなんだけど、人数的に二部屋は5人部屋にすることになったの。
若林くんと修哲の4人にも頼んでいるんだけど、あと一人加えても問題ないかしら?」
☆どうしますか?
Aはい、あと一人選びます
Bいいえ、この四人で決定します
2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。
627 :
森崎名無しさん
:2011/03/25(金) 00:15:41 ID:AsTVnE+2
A
628 :
森崎名無しさん
:2011/03/25(金) 00:17:19 ID:/sN3xIdE
A
誰にしよう
629 :
森崎名無しさん
:2011/03/25(金) 00:17:31 ID:9u+F7WhM
A
630 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/25(金) 00:24:01 ID:???
>Aはい、あと一人選びます
森崎「別に問題はないと思いますよ」
陽子「ありがとうね。…それにしても、アカネイアは女子のほうが圧倒的にサッカーが上手いって話は
どうやら本当のようね。なんたって16人中10人も女の子なんですもの」
森崎「(何もサッカーに限った話じゃないんですけどね……)」
主に戦闘でも大活躍だった飛行系の方々を思い浮かべ、森崎は苦い笑いを浮かべた。
陽子「それじゃあ誰を同室に加えるのかしら?さっきも言ったと思うけど、この後の合同練習で
同室の人と一緒に練習することになっているから、そこの所を念頭に置いて選んでね」
森崎「うい。そんじゃまぁ……」
・マルス・アベル・マリク・カシム・ジュリアン・リフ
・大空翼・若林源三・日向小次郎・若島津健・岬太郎・三杉淳
・松山光・早田誠・次藤洋・立花政夫・立花和夫・石崎了
・新田瞬・井沢守・来生哲平・滝一・高杉真悟
・反町一樹・沢田タケシ・佐野満
上記の中から『1名』選択して相部屋メンバーを投票してください
2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。
631 :
森崎名無しさん
:2011/03/25(金) 00:26:15 ID:9u+F7WhM
マルス
632 :
森崎名無しさん
:2011/03/25(金) 00:33:28 ID:AsTVnE+2
松山
633 :
森崎名無しさん
:2011/03/25(金) 00:34:11 ID:/sN3xIdE
松山
634 :
森崎名無しさん
:2011/03/25(金) 00:37:35 ID:???
迷う決められんと思ってたら松山か
のろけくるかショックに備えろ
635 :
森崎名無しさん
:2011/03/25(金) 00:39:55 ID:???
このスレだと強キャラなんだよね松山
というか本スレのが微妙すぎるだけかw
636 :
森崎名無しさん
:2011/03/25(金) 00:42:26 ID:???
そろそろ厄がきてもいいと思うんだ
637 :
森崎名無しさん
:2011/03/25(金) 00:44:22 ID:???
>>645
外伝の松山は大概強キャラだと思う
638 :
森崎名無しさん
:2011/03/25(金) 00:44:42 ID:???
このスレの松山はスランプもダイヤ引いて速攻で直したからなぁw
639 :
森崎名無しさん
:2011/03/25(金) 00:54:12 ID:???
スランプといえば
アベルのシュート苦手なおってないんだよね
640 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/25(金) 01:02:23 ID:???
>>634
男女の友情が成立すると思っている私としては、
森崎はかなり女性陣から好かれている方だと思うんですけどね〜
>>635
素の能力値ではさすがに翼や日向に遅れを取りますが、
数度の覚醒で手に入れた『シュート+3』や強力な技の数々が彼を強キャラに推し進めてますねw
本スレの彼は……やはり藤沢の不在が彼の落ち目だったんでしょうねぇ(涙)
>>636
松山「やめろォ」
>>637
阿鼻叫喚やネオ北国とか強キャラってレベルじゃねーぞ!?
>>638
ほんとシューマッハ先生様様です。ちなみにこの後にも…?
>>639
あれ以来シュート練習も特にしていませんでしたからね…
試合中に点を決めれば判定で消去することも可能なので、試してみてくださいね!
641 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/25(金) 01:04:43 ID:???
>松山
森崎「おーい松山〜余ってるんだったら俺のとこの部屋に来ないか?」
アカネイアカップ、そしてアリティアカップでも対戦をし、
おそらく全日本メンバーの中では森崎の変わりゆく様を
一番目の当たりにしてきたであろう松山を森崎は最後の同室メンバーに選んだ。
松山「ああ、助かったよ。岬はさっさとアカネイアの人たちと同室になっちまったしさ。
ほんと羨ましいよ。俺にもアイツのようにすぐに誰とでも打ち解ける器用さがあったらな……」
今は殆ど交流のない元ふらの中の仲間たちのことに想い馳せ、松山は神妙な顔つきになる。
森崎「アカネイアのメンバー?いったい誰と?」
松山「ええと確か……」
交流王岬→! dice
!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します
1.2→マルス&マリクと互いに自己紹介をしているぞ
3.4→アベル&ジュリアンと早速サッカー談義に花を咲かせているぞ
5.6→カシム&リフと親しげに話をしているぞ
642 :
森崎名無しさん
:2011/03/25(金) 01:05:18 ID:???
交流王岬→
5
643 :
森崎名無しさん
:2011/03/25(金) 01:06:34 ID:???
何故その二人を選んだw
644 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/03/26(土) 00:08:17 ID:???
各作品の震災以降の更新分を一気読みしてますが…
森崎の好漢さに胸が熱くなりますな。
ホロリとしてまうわー。
645 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/26(土) 10:59:40 ID:???
>>643
これはカシムにとってはかなりプラスなイベントに繋がるかもしれませんよw
>>644
アナカンさんにそう言ってもらえるだけで、ここ最近の辛い気持ちが少しだけ和らいでいきます。
既に本スレの森崎とは別人となっている森崎ですが、これからも応援してもらえれば嬉しいです。
三杉達フィオレンティーナのことも応援していますからね〜!
===========
交流王岬→ 5
>5.6→カシム&リフと親しげに話をしているぞ
松山「確か、カシムとリフって人たちと一緒に話をしていたな」
森崎「カシムとリフだって?またえらいコアな人選だなぁ」
そんな森崎の言葉など露知らず、岬は人当たりの良い朗らかな笑顔でカシム達に話しかけている。
岬「今回は僕達のためにわざわざ来てくれて感謝しています。
選抜試合ではどんなチームになれるか分からないけれど、
もし同じチームを組めたらいいプレイが期待できそうですね」
リフ「ほほほ、今時珍しいほどの誠実な若者じゃのう。
タリスの荒くれ共たちにも少しは見習わせたいほどじゃわい」
素朴ながらも相手を安心させるようなごく自然な笑顔に、リフは思わず顔をほころばせる。
そしてカシムはというと…?
646 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/26(土) 11:02:35 ID:???
同族の匂い?→! card
!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します
ダイヤ→「(この顔は……嘘をついている顔だな……)」なんと鋭い洞察力で岬の本心を読み取った!
ハート→「何だか君とは仲良くなれそうだよ」何処か同じ匂いのする岬に好感を持っていた。
スペード→「僕の力でよければ、お役に立てれば幸いだよ」特に何かに気づくことはなく挨拶を返す
クラブ→「(なんだろう…何だか気にくわないなぁ)」岬の不自然さに同族が故の嫌悪感を抱いていた。
JOKER→「(…か、可愛い……)」なんということだ!カシムが禁断の愛に目覚めてしまった!
647 :
TSUBASA DUNK
◆lZDB0C.cMg
:2011/03/26(土) 11:07:05 ID:???
同族の匂い?→! card
648 :
森崎名無しさん
:2011/03/26(土) 11:09:24 ID:???
同族の匂い?→
ハートJ
649 :
森崎名無しさん
:2011/03/26(土) 11:10:32 ID:???
僕はきれいなカシムは連載終了してしまったか
これはこれでよし
650 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/26(土) 16:53:54 ID:???
>>649
実はお金に執着するという点意外にもこの二人には共通点があったりするのです。
============
同族の匂い?→ ハートJ
>ハート→「何だか君とは仲良くなれそうだよ」何処か同じ匂いのする岬に好感を持っていた。
カシム「(感じのいい人だなぁ。きっとこういう人のことを人気者とかって言うんだろうなぁ)」
初対面にも関わらず、以前より友人として付き合ってきたかのような
気楽さを感じたカシムは岬に対して好意的に接していた。
カシム「岬くんは本当に誠実って言葉を形にしたような感じだよね。きっと女の子にもモテモテでしょう?」
岬「そんな……この全日本の中じゃ僕なんて地味な存在だよ。個性的な仲間たちに囲まれるのは悪い気分じゃないけどね」
軽く手を振って謙遜する岬。不思議と嫌味に聞こえないのも、彼の持つ優しい雰囲気の賜物だろう。
リフ「そうじゃ、誠実といえばこのカシムも中々のものでな。
病気の母親と幼い妹たちのために、今回の以来を我先にと引き受けたのじゃよ」
カシム「ちょ、ちょっとリフさん、そんなことを別に彼に言わなくても……
(これじゃあ僕が守銭奴だって言いふらしているようなものじゃないか!)」
数々の戦いの中で、カシムは銭に対する浅ましい執着心を恥じるようになっていた。
特に、今の自分はアカネイアの選ばれたメンバーという誇りある存在なのだ。
わざわざ自分の汚名を晒すような真似はなるべくならしてほしくはなかった。
それに対し一瞬岬は困ったような顔をするが、すぐに笑顔に戻るとカシムに違う話題をふる。
岬「へぇ……君、妹さんがいるんだ。奇遇だね、実は僕にも一人の妹がいるんだ」
カシム「え?あ、ああ、うん。リーンっていうんだけどね。君にも妹が?」
651 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/26(土) 16:55:11 ID:???
岬「うん。(僕のことを実の兄だというのにそれ以上の狂信的な感情を抱いている困った子だけどね)
親にちょっと事情があってね。今は別々に暮らしているんだけれど。美子っていうんだ」
少し憂いを帯びた口調で語る岬に対し、カシムは思わず同情心を感じてしまう。
たとえ貧しい生活を余儀なくされようとも、家族揃って暮らせる環境があるだけ
自分のほうが恵まれているのではと思ってしまったのだった。
カシム「ご、ごめん。きっと言いづらいことなんでしょう?」
岬「別にそんなことはないよ。こっちこそ君に気を使わせちゃったみたいで……ごめんね、カシムくん」
そう言うと、岬は再び天使が舞い降りたような爽やかな笑顔をカシムに向けた。
隠しきれない辛さをなんとか隠しているようないじらしさをほんの少しだけ垣間見せながら。
カシム「岬くん……
(どんな事情があるにしろ、きっとこの人も色々と辛い目に会ってきたに違いない。
できれば彼とは同じチームを組んでみたいな……)」
岬「(ふぅ……どうやら一度フランスに渡ったのはやはり正解だったね。
あづみちゃんが日本に来る予定だったのをなんとか事情を説明して食い止めることができたんだから。
お陰で『山岡美子』という存在は数ある僕の美談の中でも特に綺羅びやかな存在となったよ。
もしもあづみちゃんと美子がどこかで鉢合わせなんかになっていたとしたら……
はは、想像するだけでも身震いするよ。僕の『薄幸な誠実青年』という肩書きが崩れるところだったからね)」
岬は片桐の指示でフランスに渡ったあと、まずは資金集めの同士である早川あづみのもとへ向かった。
自分には生き別れの妹がいて、さらに自分に対して異様な好感を抱いていると。
jrユース時代、あづみとの間柄を仲間たちに色々と勘ぐられたこともあったため、
彼らの中では岬とあづみはそういう仲であると認識されている。
652 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/26(土) 16:56:48 ID:???
岬「(そんな状況で君と美子が会ってしまったら、僕だけじゃなくあづみちゃんの身にまで危害が及ぶ可能性がある。
それほど美子には危機感を感じるんだ……だから、彼女の幼い精神が成長し
僕に対しての好意があくまでも『憧れ』であったと認識出来るようになるまでは――)」
岬本人も、3年ほど仕事のパートナーとして付き合ってきてくれたあづみの事を嫌ってはいない。
むしろどちらかと言えば好きと言ってしまっても問題はないだろう。
だが、今はそんな甘いロマンスにうつつを抜かしている状況ではないのだ。
既に世界トップレベルにまで成長したこの世代の日本サッカーを裏から牛耳るためには
ワールドユース大会で自分の存在をアピールしなければならないからだ。
それもただ目立つだけではなく、あくまで縁の下の力持ち、誰からも信用される裏方という地味なポジションを確立させて。
岬「(しっかりとした資金先と支配体制を敷いてからでも、恋愛するのは遅くないからね。
森崎や小次郎とは違い、僕の野望は表沙汰には公表できない苦しいハンデがあるけれど……
だけど、ボクは必ずやり遂げてみせるよ。だって、ボクは岬太郎だもん!)」
そのためには、発展著しいこのアカネイアの選手たちにもしっかりと目をかけてやらねばなるまい。
特にこのカシムという青年はおそらく自分と同じお金に対して執念を発揮できる貴重な人材だ。
ある程度の実力を確認出来れば、自分の片腕として使ってやるのも悪くはない。
岬は右手をカシムに差し出すと、友情の証としての握手を迫った。
岬「よろしく、カシムくん。お互いに有意義な時間を過ごせるといいね!」
カシム「こちらこそ!何だか君とは仲良くなれそうだよ」
※岬とカシムに(友情:支援2相当)の感情が生まれました。
653 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/26(土) 16:58:13 ID:???
森崎「カシムもちょっとがめついところがあるだけで基本的にはイイヤツだからな。岬ともウマが合うんだろう。
で、陽子さん。これで部屋割りは全部終わったんですか?」
陽子「ええ。おかげで男子部屋は以下のとおりになったわよ」
・201号室
森崎・松山・中山・中里・山森
・202号室
若林・井沢・来生・滝・高杉
・203号室
日向・若島津・反町・沢田
・204号室
次藤・政夫・和夫・佐野
・205号室
カシム・リフ・新田・岬
・206号室
アベル・ジュリアン・三杉・早田
・207号室
マルス・マリク・翼・石崎
・208号室
見上・片桐
654 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/26(土) 16:59:41 ID:???
陽子「ちなみに女子部屋は以下のとおりよ。
森崎君たちは2階、私たちは3階だから、部屋を間違えないようにしなさいね」
森崎「はーい(とは言うものの、出来心というものがあるかもしれないですしねぇ)」
・301号室
シーダ・リンダ・チキ・陽子
・302号室
ミネルバ・マリア・パオラ・カチュア
・303号室
ミディア・レナ・ニーナ・アンナ
部屋割りを決めた森崎たちは、すぐに着替えを済ますと外のグラウンドへと集められる。
まずは部屋割りごとに分かれて全体練習を行うらしい。お互いの力量のお披露目も兼ねたものでもある。
見上「よし、各班自由に練習を始めろ。あくまでこれは2日後の選抜試合前のオリエンテーリングだ。
くれぐれも無理をして怪我などをしないようにな。……まぁ、そんな下手を打つ者など
この代表候補の中にはいるはずはないと私は思っているがね」
見上の釘をさすような言葉を受け、森崎たちはそれぞれの班ごとに分かれて練習を始める。
森崎「(陽子さんの話では、2日後の試合で自分と同じチームを組みたい人と同じ部屋にしろって話だったけど……
果たしてこのメンバーが若林相手にどれだけ通用するかは実際にプレイを見てみないと分からないな)」
それに、まだ確実に自分のチームに組み込むとは森崎自身も決めてはいない。
彼ら4人の力量を見極めることに徹するか、あくまで自分の練習に励むか……
655 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/26(土) 17:02:04 ID:???
☆どうしますか?
A通常練習(ドリブルやタックルなど個別に練習を指示できます)
B能力判別(森崎の練習はキャンセルされますが、同じ部屋のメンバーの能力値を調べられます)
2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。
656 :
森崎名無しさん
:2011/03/26(土) 17:04:13 ID:P6553eJ2
B
Aのほうが無難なんだろうが、やっぱり気になる
657 :
森崎名無しさん
:2011/03/26(土) 17:04:43 ID:6q6ecU26
B
658 :
森崎名無しさん
:2011/03/26(土) 17:15:24 ID:???
ニーナ様にはすごくお帰り頂きたい気がしなくもない・・・
659 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/26(土) 19:19:37 ID:???
能力表示の前に皆様に一つお知らせがあります。
このスレでは実に8ヶ月ぶりのサッカーパートとなるわけなのですが、
現在第2部開始に併せて、消費ガッツや必殺技の補正を見なおしています。
これまでの基本的に消費ガッツ/20=威力と大味となっているものを
バランスを考え、消費ガッツや補正を変更したものを用意しました。
☆サッカーパートのガッツ消費表
ドリブル、パス、タックル、パスカット、ブロック、競り合い、クリアー…20
ワンツー…40
シュート…40
キャッチング…20
パンチング、飛び出し、○○に備える…40
魔法ブースト…威力の×20(例…ブリザー+3の場合60消費)
ブーストしている間は常に魔法ブースト分のガッツを追加で消費します
必殺ドリブル、パス、タックル、パスカット、ブロック、競り合い、クリアー…60
必殺ワンツー…80
各行動の補正に関しては後述します。
久しぶりの試合を前に、私もうまくバランスをとれるか不安なところがあるので
何かおかしいところがあれば遠慮無くおっしゃってくださいね。
660 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/26(土) 19:21:00 ID:???
例えば松山のイーグルショットを例に出すと
【変更前】
イーグルショット 消費240 +10 距離減衰無し 吹っ飛び5
【変更後】
イーグルショット 消費250 +7 距離減衰無し 吹っ飛び5
と、全体的に威力の補正がやや抑えめとなる傾向になる予定です。
詳しい計算式としては下記の通りとなっております。
ノーマルシュートは消費40
ヘディング・ボレーは消費60で+1
ダイビングヘッドは消費80で+2
オーバーヘッドキックは消費100で+3
必殺シュートの消費ガッツ計算
消費ガッツ=(40+威力×20+補正α)
吹っ飛び係数5で+10 4で+20 3で+30 2で+40 1で+50 0で+60
バランス崩し1/2で+40 3/4で+80 距離減衰無視で+60 距離補正強化で+100
ブロック減衰無効で+60
強制浮き球シュートで+80
ポスト無視で+60
ツイン系は消費-40
(例)ドライブシュート 200=基本ガッツ(40)+威力7(140)+吹っ飛び4(20)
661 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/26(土) 19:23:06 ID:???
任意発動の必殺ブロック・クリアーに関しては
消費ガッツ=(40+威力×20+補正α)
吹っ飛び係数5で+10 4で+20 3で+30 2で+40 1で+50 0で+60
減衰補正拡大(-4〜-2の範囲を広げる)-1で+40 +2で+60 +3で+80 +4で+100
減衰補正強化(減衰した場合に威力を下げる)+1で+40 +2で+60 +3d+80 +4で+100
セービングに関しては
ノーマルキャッチは消費20で補正無し
ノーマルパンチは消費40で補正+2
ノーマル飛び出しは消費40で補正+2+浮き球
・キャッチ系(こぼれ球にしてしまった場合バランスを崩す)
消費ガッツ=(20+威力×20+補正α)
・パンチ系(こぼれ球にしてしまった場合転倒するが常に補正+2)
消費ガッツ=(40+威力×20+補正α)
・飛び出し系(こぼれ球にしてしまった場合ゴールが空っぽになるが常に補正+2+浮き球)
消費ガッツ=(40+威力×20+補正α)
・一対一に備える(こぼれ球にしてしまった場合ゴールが空っぽになるが常に補正+2)
消費ガッツは一律40。判断が正解で+3、不正解で-3の補正
662 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/26(土) 19:24:44 ID:???
以上を踏まえ、森崎の必殺技の補正は以下のとおりに変更されます。
スキル慎重 判断ミスによるマイナス補正を打ち消す
がんばりダイビング(パンチ系) 消費150 +7(味方がフォローしやすいで消費+10)
がんばりセービング・改(キャッチ系) 消費200 +9
???????? (キャッチ系)消費300 +14
カウンターパンチ(パンチ・飛び出し系)消費220 +10(勝利時吹っ飛ばしで+20)
するどいパンチング・LV2 ノーマルパンチング時1/4で+3
キープドリブル 1/4 +2 こぼれ球時勝利
やや華麗なドリブル 1/4 +2
ヒールリフト 1/4 +4
マーベラスコンビ 要マルス ワンツー +5
マーベラスツイン 要マルス シュート 消費270 威力12 吹っ飛び3
とびだし+2
一対一+2
『幼き頃のトラウマ』※全判定でクラブのとき補正に-3
試合直前での補正や消費ガッツのデータ変更となってしまいましたが、
カードの数字が意味をなさなくなる大味な試合展開になってしまうのを避けるため
どうかご容赦頂きたく思います。他にもなにか質問があれば随時受け付けております。
663 :
森崎名無しさん
:2011/03/26(土) 19:27:16 ID:???
パンチ系の+2ってのは必殺技にもかかるってことでいいのかな?
664 :
森崎名無しさん
:2011/03/26(土) 19:29:45 ID:???
いやちがうな、既に+2された値が表示されてるのか
がんばりダイビングは技補正5にパンチ+2で計+7か
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