キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【暗黒竜と】ファイアーモリブレム27【光の剣】
1 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/08(火) 21:50:44 ID:???
キャプテン森崎のスピンアウト作品です。『ファイアーエムブレム紋章の謎』の世界に
迷い込んだ森崎が、マルスたちと共にアカネイア大陸を冒険する物語となっています。
基本は本編と同様に、選択肢の中から第三者(ロムしている人)がどれかひとつを選ぶ事によって進んでいきます。
また必要に応じてトランプを引いてもらったりしてランダムに進行していくこともあります。
【注意】
このスレの物語やキャラの性格は、中の人の都合で原作とは少し違うところがございます。
設定なども若干オリジナル要素が含まれていますので、苦手な方はご注意を。
〜これまでのお話〜
アリティアの王女エリスの持つ『オームの杖』の力により、オグマとレナ、そしてウェンデルが蘇った!
勢いに乗るアカネイア同盟軍はそのままドルーア城の門を制圧。いよいよ最終決戦の準備は整った。
万全を期して森崎をはじめとする選ばれし精鋭15人がこぞって城の中へと突入するも、
なんとメディウスの用意した罠により、戦力を4分割されてしまった!
数々の精神攻撃や卑劣な攻撃を切り抜け、それぞれの部隊は中央の玉座へと向かう。
長きに渡るマルスたちの戦いが、暗黒戦争に終止符を打つときがついに訪れようとしているのだった…!
そして、森崎の長い戦いも――。
☆前スレ
【甦れ】ファイアーモリブレム26【勇士たち】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1295795820/l50
645 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/26(土) 10:59:40 ID:???
>>643
これはカシムにとってはかなりプラスなイベントに繋がるかもしれませんよw
>>644
アナカンさんにそう言ってもらえるだけで、ここ最近の辛い気持ちが少しだけ和らいでいきます。
既に本スレの森崎とは別人となっている森崎ですが、これからも応援してもらえれば嬉しいです。
三杉達フィオレンティーナのことも応援していますからね〜!
===========
交流王岬→ 5
>5.6→カシム&リフと親しげに話をしているぞ
松山「確か、カシムとリフって人たちと一緒に話をしていたな」
森崎「カシムとリフだって?またえらいコアな人選だなぁ」
そんな森崎の言葉など露知らず、岬は人当たりの良い朗らかな笑顔でカシム達に話しかけている。
岬「今回は僕達のためにわざわざ来てくれて感謝しています。
選抜試合ではどんなチームになれるか分からないけれど、
もし同じチームを組めたらいいプレイが期待できそうですね」
リフ「ほほほ、今時珍しいほどの誠実な若者じゃのう。
タリスの荒くれ共たちにも少しは見習わせたいほどじゃわい」
素朴ながらも相手を安心させるようなごく自然な笑顔に、リフは思わず顔をほころばせる。
そしてカシムはというと…?
646 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/26(土) 11:02:35 ID:???
同族の匂い?→! card
!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します
ダイヤ→「(この顔は……嘘をついている顔だな……)」なんと鋭い洞察力で岬の本心を読み取った!
ハート→「何だか君とは仲良くなれそうだよ」何処か同じ匂いのする岬に好感を持っていた。
スペード→「僕の力でよければ、お役に立てれば幸いだよ」特に何かに気づくことはなく挨拶を返す
クラブ→「(なんだろう…何だか気にくわないなぁ)」岬の不自然さに同族が故の嫌悪感を抱いていた。
JOKER→「(…か、可愛い……)」なんということだ!カシムが禁断の愛に目覚めてしまった!
647 :
TSUBASA DUNK
◆lZDB0C.cMg
:2011/03/26(土) 11:07:05 ID:???
同族の匂い?→! card
648 :
森崎名無しさん
:2011/03/26(土) 11:09:24 ID:???
同族の匂い?→
ハートJ
649 :
森崎名無しさん
:2011/03/26(土) 11:10:32 ID:???
僕はきれいなカシムは連載終了してしまったか
これはこれでよし
650 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/26(土) 16:53:54 ID:???
>>649
実はお金に執着するという点意外にもこの二人には共通点があったりするのです。
============
同族の匂い?→ ハートJ
>ハート→「何だか君とは仲良くなれそうだよ」何処か同じ匂いのする岬に好感を持っていた。
カシム「(感じのいい人だなぁ。きっとこういう人のことを人気者とかって言うんだろうなぁ)」
初対面にも関わらず、以前より友人として付き合ってきたかのような
気楽さを感じたカシムは岬に対して好意的に接していた。
カシム「岬くんは本当に誠実って言葉を形にしたような感じだよね。きっと女の子にもモテモテでしょう?」
岬「そんな……この全日本の中じゃ僕なんて地味な存在だよ。個性的な仲間たちに囲まれるのは悪い気分じゃないけどね」
軽く手を振って謙遜する岬。不思議と嫌味に聞こえないのも、彼の持つ優しい雰囲気の賜物だろう。
リフ「そうじゃ、誠実といえばこのカシムも中々のものでな。
病気の母親と幼い妹たちのために、今回の以来を我先にと引き受けたのじゃよ」
カシム「ちょ、ちょっとリフさん、そんなことを別に彼に言わなくても……
(これじゃあ僕が守銭奴だって言いふらしているようなものじゃないか!)」
数々の戦いの中で、カシムは銭に対する浅ましい執着心を恥じるようになっていた。
特に、今の自分はアカネイアの選ばれたメンバーという誇りある存在なのだ。
わざわざ自分の汚名を晒すような真似はなるべくならしてほしくはなかった。
それに対し一瞬岬は困ったような顔をするが、すぐに笑顔に戻るとカシムに違う話題をふる。
岬「へぇ……君、妹さんがいるんだ。奇遇だね、実は僕にも一人の妹がいるんだ」
カシム「え?あ、ああ、うん。リーンっていうんだけどね。君にも妹が?」
651 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/26(土) 16:55:11 ID:???
岬「うん。(僕のことを実の兄だというのにそれ以上の狂信的な感情を抱いている困った子だけどね)
親にちょっと事情があってね。今は別々に暮らしているんだけれど。美子っていうんだ」
少し憂いを帯びた口調で語る岬に対し、カシムは思わず同情心を感じてしまう。
たとえ貧しい生活を余儀なくされようとも、家族揃って暮らせる環境があるだけ
自分のほうが恵まれているのではと思ってしまったのだった。
カシム「ご、ごめん。きっと言いづらいことなんでしょう?」
岬「別にそんなことはないよ。こっちこそ君に気を使わせちゃったみたいで……ごめんね、カシムくん」
そう言うと、岬は再び天使が舞い降りたような爽やかな笑顔をカシムに向けた。
隠しきれない辛さをなんとか隠しているようないじらしさをほんの少しだけ垣間見せながら。
カシム「岬くん……
(どんな事情があるにしろ、きっとこの人も色々と辛い目に会ってきたに違いない。
できれば彼とは同じチームを組んでみたいな……)」
岬「(ふぅ……どうやら一度フランスに渡ったのはやはり正解だったね。
あづみちゃんが日本に来る予定だったのをなんとか事情を説明して食い止めることができたんだから。
お陰で『山岡美子』という存在は数ある僕の美談の中でも特に綺羅びやかな存在となったよ。
もしもあづみちゃんと美子がどこかで鉢合わせなんかになっていたとしたら……
はは、想像するだけでも身震いするよ。僕の『薄幸な誠実青年』という肩書きが崩れるところだったからね)」
岬は片桐の指示でフランスに渡ったあと、まずは資金集めの同士である早川あづみのもとへ向かった。
自分には生き別れの妹がいて、さらに自分に対して異様な好感を抱いていると。
jrユース時代、あづみとの間柄を仲間たちに色々と勘ぐられたこともあったため、
彼らの中では岬とあづみはそういう仲であると認識されている。
652 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/26(土) 16:56:48 ID:???
岬「(そんな状況で君と美子が会ってしまったら、僕だけじゃなくあづみちゃんの身にまで危害が及ぶ可能性がある。
それほど美子には危機感を感じるんだ……だから、彼女の幼い精神が成長し
僕に対しての好意があくまでも『憧れ』であったと認識出来るようになるまでは――)」
岬本人も、3年ほど仕事のパートナーとして付き合ってきてくれたあづみの事を嫌ってはいない。
むしろどちらかと言えば好きと言ってしまっても問題はないだろう。
だが、今はそんな甘いロマンスにうつつを抜かしている状況ではないのだ。
既に世界トップレベルにまで成長したこの世代の日本サッカーを裏から牛耳るためには
ワールドユース大会で自分の存在をアピールしなければならないからだ。
それもただ目立つだけではなく、あくまで縁の下の力持ち、誰からも信用される裏方という地味なポジションを確立させて。
岬「(しっかりとした資金先と支配体制を敷いてからでも、恋愛するのは遅くないからね。
森崎や小次郎とは違い、僕の野望は表沙汰には公表できない苦しいハンデがあるけれど……
だけど、ボクは必ずやり遂げてみせるよ。だって、ボクは岬太郎だもん!)」
そのためには、発展著しいこのアカネイアの選手たちにもしっかりと目をかけてやらねばなるまい。
特にこのカシムという青年はおそらく自分と同じお金に対して執念を発揮できる貴重な人材だ。
ある程度の実力を確認出来れば、自分の片腕として使ってやるのも悪くはない。
岬は右手をカシムに差し出すと、友情の証としての握手を迫った。
岬「よろしく、カシムくん。お互いに有意義な時間を過ごせるといいね!」
カシム「こちらこそ!何だか君とは仲良くなれそうだよ」
※岬とカシムに(友情:支援2相当)の感情が生まれました。
653 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/26(土) 16:58:13 ID:???
森崎「カシムもちょっとがめついところがあるだけで基本的にはイイヤツだからな。岬ともウマが合うんだろう。
で、陽子さん。これで部屋割りは全部終わったんですか?」
陽子「ええ。おかげで男子部屋は以下のとおりになったわよ」
・201号室
森崎・松山・中山・中里・山森
・202号室
若林・井沢・来生・滝・高杉
・203号室
日向・若島津・反町・沢田
・204号室
次藤・政夫・和夫・佐野
・205号室
カシム・リフ・新田・岬
・206号室
アベル・ジュリアン・三杉・早田
・207号室
マルス・マリク・翼・石崎
・208号室
見上・片桐
654 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/26(土) 16:59:41 ID:???
陽子「ちなみに女子部屋は以下のとおりよ。
森崎君たちは2階、私たちは3階だから、部屋を間違えないようにしなさいね」
森崎「はーい(とは言うものの、出来心というものがあるかもしれないですしねぇ)」
・301号室
シーダ・リンダ・チキ・陽子
・302号室
ミネルバ・マリア・パオラ・カチュア
・303号室
ミディア・レナ・ニーナ・アンナ
部屋割りを決めた森崎たちは、すぐに着替えを済ますと外のグラウンドへと集められる。
まずは部屋割りごとに分かれて全体練習を行うらしい。お互いの力量のお披露目も兼ねたものでもある。
見上「よし、各班自由に練習を始めろ。あくまでこれは2日後の選抜試合前のオリエンテーリングだ。
くれぐれも無理をして怪我などをしないようにな。……まぁ、そんな下手を打つ者など
この代表候補の中にはいるはずはないと私は思っているがね」
見上の釘をさすような言葉を受け、森崎たちはそれぞれの班ごとに分かれて練習を始める。
森崎「(陽子さんの話では、2日後の試合で自分と同じチームを組みたい人と同じ部屋にしろって話だったけど……
果たしてこのメンバーが若林相手にどれだけ通用するかは実際にプレイを見てみないと分からないな)」
それに、まだ確実に自分のチームに組み込むとは森崎自身も決めてはいない。
彼ら4人の力量を見極めることに徹するか、あくまで自分の練習に励むか……
655 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/26(土) 17:02:04 ID:???
☆どうしますか?
A通常練習(ドリブルやタックルなど個別に練習を指示できます)
B能力判別(森崎の練習はキャンセルされますが、同じ部屋のメンバーの能力値を調べられます)
2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。
656 :
森崎名無しさん
:2011/03/26(土) 17:04:13 ID:P6553eJ2
B
Aのほうが無難なんだろうが、やっぱり気になる
657 :
森崎名無しさん
:2011/03/26(土) 17:04:43 ID:6q6ecU26
B
658 :
森崎名無しさん
:2011/03/26(土) 17:15:24 ID:???
ニーナ様にはすごくお帰り頂きたい気がしなくもない・・・
659 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/26(土) 19:19:37 ID:???
能力表示の前に皆様に一つお知らせがあります。
このスレでは実に8ヶ月ぶりのサッカーパートとなるわけなのですが、
現在第2部開始に併せて、消費ガッツや必殺技の補正を見なおしています。
これまでの基本的に消費ガッツ/20=威力と大味となっているものを
バランスを考え、消費ガッツや補正を変更したものを用意しました。
☆サッカーパートのガッツ消費表
ドリブル、パス、タックル、パスカット、ブロック、競り合い、クリアー…20
ワンツー…40
シュート…40
キャッチング…20
パンチング、飛び出し、○○に備える…40
魔法ブースト…威力の×20(例…ブリザー+3の場合60消費)
ブーストしている間は常に魔法ブースト分のガッツを追加で消費します
必殺ドリブル、パス、タックル、パスカット、ブロック、競り合い、クリアー…60
必殺ワンツー…80
各行動の補正に関しては後述します。
久しぶりの試合を前に、私もうまくバランスをとれるか不安なところがあるので
何かおかしいところがあれば遠慮無くおっしゃってくださいね。
660 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/26(土) 19:21:00 ID:???
例えば松山のイーグルショットを例に出すと
【変更前】
イーグルショット 消費240 +10 距離減衰無し 吹っ飛び5
【変更後】
イーグルショット 消費250 +7 距離減衰無し 吹っ飛び5
と、全体的に威力の補正がやや抑えめとなる傾向になる予定です。
詳しい計算式としては下記の通りとなっております。
ノーマルシュートは消費40
ヘディング・ボレーは消費60で+1
ダイビングヘッドは消費80で+2
オーバーヘッドキックは消費100で+3
必殺シュートの消費ガッツ計算
消費ガッツ=(40+威力×20+補正α)
吹っ飛び係数5で+10 4で+20 3で+30 2で+40 1で+50 0で+60
バランス崩し1/2で+40 3/4で+80 距離減衰無視で+60 距離補正強化で+100
ブロック減衰無効で+60
強制浮き球シュートで+80
ポスト無視で+60
ツイン系は消費-40
(例)ドライブシュート 200=基本ガッツ(40)+威力7(140)+吹っ飛び4(20)
661 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/26(土) 19:23:06 ID:???
任意発動の必殺ブロック・クリアーに関しては
消費ガッツ=(40+威力×20+補正α)
吹っ飛び係数5で+10 4で+20 3で+30 2で+40 1で+50 0で+60
減衰補正拡大(-4〜-2の範囲を広げる)-1で+40 +2で+60 +3で+80 +4で+100
減衰補正強化(減衰した場合に威力を下げる)+1で+40 +2で+60 +3d+80 +4で+100
セービングに関しては
ノーマルキャッチは消費20で補正無し
ノーマルパンチは消費40で補正+2
ノーマル飛び出しは消費40で補正+2+浮き球
・キャッチ系(こぼれ球にしてしまった場合バランスを崩す)
消費ガッツ=(20+威力×20+補正α)
・パンチ系(こぼれ球にしてしまった場合転倒するが常に補正+2)
消費ガッツ=(40+威力×20+補正α)
・飛び出し系(こぼれ球にしてしまった場合ゴールが空っぽになるが常に補正+2+浮き球)
消費ガッツ=(40+威力×20+補正α)
・一対一に備える(こぼれ球にしてしまった場合ゴールが空っぽになるが常に補正+2)
消費ガッツは一律40。判断が正解で+3、不正解で-3の補正
662 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/26(土) 19:24:44 ID:???
以上を踏まえ、森崎の必殺技の補正は以下のとおりに変更されます。
スキル慎重 判断ミスによるマイナス補正を打ち消す
がんばりダイビング(パンチ系) 消費150 +7(味方がフォローしやすいで消費+10)
がんばりセービング・改(キャッチ系) 消費200 +9
???????? (キャッチ系)消費300 +14
カウンターパンチ(パンチ・飛び出し系)消費220 +10(勝利時吹っ飛ばしで+20)
するどいパンチング・LV2 ノーマルパンチング時1/4で+3
キープドリブル 1/4 +2 こぼれ球時勝利
やや華麗なドリブル 1/4 +2
ヒールリフト 1/4 +4
マーベラスコンビ 要マルス ワンツー +5
マーベラスツイン 要マルス シュート 消費270 威力12 吹っ飛び3
とびだし+2
一対一+2
『幼き頃のトラウマ』※全判定でクラブのとき補正に-3
試合直前での補正や消費ガッツのデータ変更となってしまいましたが、
カードの数字が意味をなさなくなる大味な試合展開になってしまうのを避けるため
どうかご容赦頂きたく思います。他にもなにか質問があれば随時受け付けております。
663 :
森崎名無しさん
:2011/03/26(土) 19:27:16 ID:???
パンチ系の+2ってのは必殺技にもかかるってことでいいのかな?
664 :
森崎名無しさん
:2011/03/26(土) 19:29:45 ID:???
いやちがうな、既に+2された値が表示されてるのか
がんばりダイビングは技補正5にパンチ+2で計+7か
665 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/26(土) 19:45:39 ID:???
>>663-664
はい、パンチ系の技には素のパンチの+2が加わっております。
基本的にパンチ系はこの補正+2のおかげでガッツ効率が良い技となっています。
その分こぼれ球にしてしまった場合は大きなピンチを招く可能性は高くなります。
============
>B能力判別(森崎の練習はキャンセルされますが、同じ部屋のメンバーの能力値を調べられます)
森崎「(陽子さんの話だと、2日後の試合の結果で俺たち全日本ユースの正GKを決めてしまうらしい。
その試合に負けているようじゃ、キャプテンになるだなんて夢のまた夢だ。
俺の力量はアカネイアで十分培われたはず。ならば、後はどれだけ周りの人間の能力を把握できるかどうかだ)」
森崎は戦時中、モロドフと共に何度も部隊表とにらめっこをしてきた日々を思い出す。
この戦場では体力のあるものを、この戦場では機動性に優れたものを。
指揮官として、仲間の命を預かる身として、それらの判断ミスはまさに命取りとなりかねなかった。
森崎「(松山とは実際に試合もしたし、ある程度の能力は掴んでいるが問題は南葛の3人組だ。
特に中山……陽子さんの報告だと相当スランプに苦しんでいるって話だったけど……
あの様子じゃそこまで落ち込んではいない。むしろあれは自分の力に自信を持っているのを
必死にひけらかさないように押さえ込んでいるといった感じだった。……よし!)」
森崎は自身の練習は控えめに、同室のメンバーの動きをじっくりと観察し始めた。
松山「森崎。俺の練習に付き合ってくれるのか?」
森崎「ああ、任せておけ。(まずは松山だ。今までの判断だとおそらく……これくらいだろうか?)」
666 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/26(土) 19:46:52 ID:???
松山
HP39
力18
技19
速さ18
幸運16
武器12
守備19
魔防5
指揮3
最大ガッツ 780/780
ドリブル 27
パス 28
シュート 27
タックル 28
ブロック 28
パスカット 28
競り合い 27
スルー 30
浮き球レベル 3
667 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/26(土) 19:55:15 ID:???
【支援】
森崎(2)※森崎の支援はすでに最大値のため、片道支援となります
岬(2)
三杉(2)
早田(2)
翼(1)
日向(1)
藤沢(5)※JOKERなどで出現する可能性はありますw
【必殺技】
ヒールリフト 1/4 +4
粘りのキープ 1/2 +2 こぼれ球時勝利
イーグルパス +3 吹っ飛び5
オーバーヘッドキック 消費100 +3
イーグルショット 消費250 +7 距離衰退なし 吹っ飛び5
ネオイーグルショット 消費350 +12 距離減衰なし 吹っ飛び5
イーグルタイガー 消費340 +12 要日向 減衰補減衰なし 吹っ飛び2
イーグルタックル 1/2 +3 吹っ飛び4
ニールキッククリア 1/2 +3 吹っ飛び3
【スキル】
雪崩攻撃 GK以外消費100、ドリブル&パス+2、こぼれ球をフォロー。奪われてもすぐにチェック
『シュート+3』
『ドリブル+2』
668 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/26(土) 19:56:56 ID:???
松山「それっ!!」
ズザザーッ!!バシィッ!!
中里「ぬふぅ、お見事!」
森崎「(アリティアカップでベストイレブンに入ったことで前よりある程度強化されているな。
何処から撃っても威力が変わらないイーグルショットは敵に回すと恐ろしそうだ)」
森崎は松山から目を離すと、次は中山の方に目を向けた。
中山「はは、あまり期待しないでくれよ。……リハビリのブランクってものは
俺が思っていた以上に厄介なものだったからさ」
森崎「やっぱりまだ完全に力を取り戻せたってわけじゃあ無いんだな?」
中山「大丈夫さ。それより俺の心配ばかりして、自分の足元を見失うなよな、森崎!」
森崎「あ、ああ……
(中山本人が言うとおり、確かに松山と比べれば動きにそれほどキレはない。
だが……なんなんだ、この胸騒ぎみたいな……舌がざらつくような不安は……)」
森崎は中山が時折見せる己の身を顧みないプレイに、不安を感じぜざるを得なかった。
その正体がなんなのかは分からないが、森崎の胸は何か強い力で握られているような不快感を覚える。
森崎「(若林の奴め……今に見ていろよ。中山の成長を無かった事にしたお前の罪は大きいぞ…!)」
669 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/26(土) 19:59:13 ID:???
中山
HP35
力15
技15
速さ16
幸運0
武器8
守備16
魔防5
指揮2
最大ガッツ 700/700
ドリブル 23
パス 23
シュート 22
タックル 23
ブロック 23
パスカット 24
競り合い 24
スルー 13
浮き球レベル 2
670 :
森崎名無しさん
:2011/03/26(土) 20:58:20 ID:???
幸運ゼロ
おいィ
671 :
森崎名無しさん
:2011/03/26(土) 21:04:06 ID:???
このスレは雑魚敵にも幸運設定されているのに・・・
672 :
森崎名無しさん
:2011/03/26(土) 21:31:31 ID:???
闇の中山さんェ……
しかし予想以上に強いな松山w
673 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/26(土) 22:23:39 ID:???
>>670-671
サッカーだとスルーにしか影響しないから心配要らないよ!
あと、キャプ翼キャラの特徴としては全体的に武器レベルが低めだったりします。
16を越えている(浮き球レベル4)キャラはごく僅かです。
>>672
そもそも松山の出番が確定したのはmorosakiでカルツが出てくれたおかげなんですよねw
もしもあそこで他のキャラが出ていたら、今とはかなり違っていたかもしれません。
============
【必殺技】
シャドーフェイント 1/2 +4
シャドータックル 1/2 +4 吹っ飛び4
シャドーパスカット1/2 +4
シャドーブロック 1/2 +4
デスペレイトブロック 1/4 消費200 +8(減衰させた場合さらに威力を-4)
【スキル】
????? 任意発動。全補正+5 5分経過ごとにガッツが50消費
森崎(3)
山森(2)
中里(2)
岬(2)
新田(1)
井沢(1)
滝(1)
来生(1)
高杉(1)
674 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/26(土) 22:27:20 ID:???
森崎「(……アカネイアの連中に比べればやはり一枚も二枚も劣っている。
俺の知っている中山はこんなもんじゃねぇ……こんなもんじゃねぇはずなんだ……)」
続けて森崎は山森の方を見る。彼は1年年下ということもあり、
中山と比べてもあまり期待できるような動きを見せてはくれなかった。
森崎「(……そういえば山森も『超森水』を飲んだんだよな。
もしかしてあいつの成長が止まっている原因って……い、いや、そんなまさか……)」
山森の不調の原因はもしかすれば自分の行動にもあったのではと一瞬考えたが
森崎はすぐにその思考を霧散させると若林への憎しみをより大きなものへと変えていく。
森崎「(そして中里……忍者という正体を隠している以上、本気も隠していると考えるのが普通なんだが……
そうだとしても、やはり松山と比べるとあまりにも不安だ。唯一ドリブルならば使えそうだが…)」
得意の分身ドリブルのキレは相変わらずだったが、やはりサイドバックとしてはあまりにも守備がお粗末である。
それでもウイングとして起用するならば、なんとか活躍させてやることが出来るというレベルであるが。
森崎「(陽子さんの話では、互いに16人ずつになるまでメンバーを取り合って2チームを作ってから勝負をするらしい。
場合によってはこいつらを仲間に加える可能性もあると思うが……)」
675 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/26(土) 22:29:04 ID:???
山森
HP33
力14
技15
速さ16
幸運16
武器12
守備13
魔防5
最大ガッツ 660/660
ドリブル 23
パス 23
シュート 21
タックル 21
ブロック 20
パスカット 22
競り合い 20
スルー 28
浮き球レベル 3
676 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/26(土) 22:30:18 ID:???
ピンポイントパス +3
オーバーヘッドキック 消費100 +3
ローリングオーバー 消費140 +5
アサルトファルコン 消費240 +10 要新田
素早いフェイント 1/4 +2
フェイントタックル 1/4 +3
森崎(2)
翼(2)
中山(2)
岬(2)
新田(2)
井沢(1)
滝(1)
来生(1)
高杉(1)
中里(1)
677 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/26(土) 22:31:42 ID:???
中里
HP34
力14
技16
速さ18
幸運12
武器12
守備14
魔防8
最大ガッツ 680/680
ドリブル 26
パス 25
シュート 22
タックル 22
ブロック 21
パスカット 24
競り合い 21
スルー 28
浮き球レベル 3
678 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/26(土) 22:33:26 ID:???
【必殺技】
分身ドリブル 1/2 +4
疾風迅雷脚 1/2 +2
縮地法 1/2 +2
韋駄天の術 1/4 +3
変わり身の術 1/2 +2
忍法二弾飛び 1/2 +4
森崎(2)
翼(1)
中山(2)
山森(2)
井沢(1)
来生(1)
滝(1)
高杉(1)
679 :
森崎名無しさん
:2011/03/26(土) 22:36:36 ID:???
ううむ、敵にまわすと多少手ごわそうだが
アカネイア勢手放してまで欲しい性能ではないな・・・
680 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/26(土) 22:37:56 ID:???
森崎「(中山もそうだが、山森や中里を有効的に使うには、やはり南葛のメンバーを中心に
チームを組ませるしか無いのだろうか。だが……そうするとこの試合に勝てる確率は……
ん……?試合……?待てよ……もしかしてこれって…………!!)」
ここで森崎は気付かされる。なぜ片桐たちがアカネイアのメンバーをわざわざこの選抜試合に用意したのかを。
この試合は陰謀だ。陽子を介し、若林の暴挙を伝えることで、自分が怒りを抱えるように仕向けられた罠だったのだ。
森崎「(俺を……試しているとでも言うのかよ。くそったれ……!)」
もともとサッカー協会は今回の若林の『リセット』行為に対して罰を与えるどころか黙認している。
むしろ森崎をわざわざリセットの力が及ばないアカネイアに派遣させるなどで対策を打つなど
これまでの彼らの経緯を考えれば見上や片桐が後ろから指示を回し、このような事態を引き起こしたことも考えられる。
中山や山森を代表の中核から除外することで、本来彼らが受けるべきだった能力の成長を、
その分だけ元から才能のある選手……翼や日向、そして若林に注げることが出来るのだから。
首脳陣としてはその判断は間違ってはいないだろう。将来性のある、優れた成長が見込める者だけを
集中して育て上げれば、自ずとチーム力は向上され、無敵の全日本が完成されるのだから。
森崎「(……サッカー協会からしてみれば、中山たちは邪魔な……『いらない』存在なのかもしれない。
だが、元を正せば俺だってそうだったんだ。自分に自信を持てず、シュートを怖がるような気弱だった俺も……
この『リセット』の力をガトー司祭たちに託されなかったら、俺だって中山たちのように……)」
だが森崎は選ばなければならなかった。正GKを決めるためのこの3年間の総決算を勝利で終えるためにも。
勝利を優先し、能力を理解し合っているアカネイアのメンバーで固めて有利に試合を運ぶのか。
温情を優先し、中山や山森、中里を活躍させて若林に己のとった行動を大きく後悔させてやるのか。
森崎が選べる道は二つに一つ。『リセット』の力はサッカー協会から与えられている以上、
彼らの意思に逆らうわけにはいかない。自分は全日本ユースを奮起させるための体の良い着火剤にでもされたのだ。
681 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/26(土) 22:41:44 ID:???
森崎「(はっ……なんだよ、結局俺は自分の立場のために仲間を『駒』でしか見られない勝手な指揮官だったのか……?
いや……思えば俺自身が見上監督や片桐さん達の『駒』だったのかもしれないな……ちくしょう……)」
非情に徹し、弱き者を切り捨てる覚悟を手に入れて、ようやく自分はキャプテン争いの舞台に立つことを許される存在なのだ。
そうでなければわざわざ自分のような成長率が劣っている存在をチームの中心に据える必要など無いという
残酷な現実を付つきつけられたような気がして、悔しくて仕方がなかった。
森崎は見上を、片桐を、そして若林を見渡して拳を握りしめる。
森崎「(……アンタらの思い描いている絵空事じゃ、才能のある若林が勝つことを見込んでいるんだろうな。
俺がアカネイアで槍や斧を振り回している間にも、若林はブンデスリーガで着々と腕を磨いてきたはず……
だけど……だけどな。そう簡単に何でも思い通りになると思っていたら大間違いだぜ!)」
自分の体験が何よりも物語っている。数々の番狂わせを引き起こしたが故の、日本の優勝、引いては大会MVPであったではないか。
本来ならば決して表舞台に立つことなど出来ない自分がここまで大きな存在になれたのは
決して『リセット』の力に頼ってきただけではないはずだ。もっとなにか多くの……
沢山の力に支えられながら、努力と重ねてきた結果の実力で掴みとった物でもあるはずなのだ。
森崎「(俺は……若林に勝つ。ただ勝つだけじゃない。
これまで俺が培ってきた全ての成功を証明するために勝つしか無いんだ!)」
人知れず決意を固める森崎を、松山たちが呼びつける。
どうやら気がつけば全体練習の時間も終わりに近づきつつあったからだ。
682 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/26(土) 22:43:51 ID:???
先着『1名』様で一気に判定をお願いします。
松山のタックル練習→! card
中山のブロック練習→! card
中里のドリブル練習→! card
!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します
K→該当数値+2 スキル習得
Q〜J→該当数値+1 スキル習得
10〜8→スキル習得
7〜5→該当数値+1
4〜2→効果なし
A→該当数値-1
クラブA→該当数値-2 さらに怪我をしてしまい…?
JOKER→キャラによってイベント発生!
683 :
森崎名無しさん
:2011/03/26(土) 22:44:23 ID:???
松山のタックル練習→
クラブA
684 :
森崎名無しさん
:2011/03/26(土) 22:44:50 ID:???
松山のタックル練習→
ハート9
中山のブロック練習→
スペード9
中里のドリブル練習→
クラブ2
685 :
森崎名無しさん
:2011/03/26(土) 22:48:51 ID:???
厄回避さすがです
森崎はアカネイア勢からしか支援うけられないんだよね?
さすがに南葛で固めるのはつらそうだ
686 :
森崎名無しさん
:2011/03/27(日) 00:45:42 ID:???
質問
若林が全日本やアカネイアの選手を指名するときの
人選はある程度ランダム?
それとも本スレの紅白戦みたいなガチ人選でしょうか?
687 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/27(日) 15:10:33 ID:???
>>685
判定によっては出場不能→代表落ちにまで発展していたので危なかったですねw
森崎の支援はアカネイア勢からの(15)が限界です。支援による補正はベンチからでも有効なので
メンバー選択の際にはうまい具合に組み合わせてみてくださいね〜
>>686
ガチです。翼や日向、アベルやパオラなどの強い選手を優先的に選択していきます。
ただ、こちらがアカネイア勢を選ぶと全日本勢からしか取らないので
基本的には試合でスタメンで使う選手から選ぶのがいいでしょう。
============
松山のタックル練習→ ハート9→スキル習得
中山のブロック練習→ スペード9→スキル習得
中里のドリブル練習→ クラブ2→効果なし
先着『1名』様で一気に判定をお願いします。
松山のタックルスキル→! card
中山のブロックスキル→! card
!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します
ダイヤ→『タックル+2』/『ブロック+2』
ハート→『タックル+1』/『ブロック+1』
スペード→『イーグルタックル』が1/2→3/4に『減衰範囲-1』(ブロック・クリアー時の減衰範囲-1)
クラブ→『イーグルタックル』が+3→+4に/『減衰効果+1』(ブロック・クリアー時の減衰値+1)
JOKER→全部!
688 :
森崎名無しさん
:2011/03/27(日) 15:12:13 ID:???
松山のタックルスキル→
クラブJ
中山のブロックスキル→
クラブ10
689 :
森崎名無しさん
:2011/03/27(日) 15:25:02 ID:???
回答ありがとうです
ガチだとすると中山中里山森は選んでこない可能性が高いか?
それなら、アカネイア主力選択したあとで中山中里山森を加える手もありそう
690 :
森崎名無しさん
:2011/03/27(日) 15:37:55 ID:???
まあ、それが個人的な好みを越えて必要かという判断もあるからね。
俺は正直、入れるとしても最後の1,2人に残ってればと思ってるし。
691 :
森崎名無しさん
:2011/03/27(日) 15:45:49 ID:???
そうなんだよねえ
自分も南葛勢よりアカネイア組のほうがはるかに思い入れが強い
森崎にとってはどちらも大切な仲間なんだろうが
一読者的には、報告・回想でしか出てこないキャラと
27スレ連れ添った仲間には大きな差を感じてしまう
692 :
森崎名無しさん
:2011/03/27(日) 15:53:08 ID:???
翼>松山>日向>岬=三杉=早田>次藤=高杉(若林支援用)
ガチだとこんな手順かな
693 :
森崎名無しさん
:2011/03/27(日) 16:10:24 ID:???
↑に石崎・新田・立花兄弟・修哲トリオでちょうど定員か
中山たちはあぶれると考えてよさそうな気がする
若林が選ぶとすると若島津・沢田・反町もあぶれるかな?
日向が支援不足になりそう、仲良いの三杉くらいだし
694 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/27(日) 16:31:22 ID:???
松山のタックルスキル→ クラブJ→『イーグルタックル』が+3→+4に
中山のブロックスキル→ クラブ10→『減衰効果+1』(ブロック・クリアー時の減衰値+1)
============
森崎が自分の練習を控えめにし、特訓のフォローに回ったからなのか
松山と中山はこの短時間でもかなり有意義な効果を得られたらしい。
中山「おかげで実のある練習ができたよ。ありがとうな森崎」
中里「うむ。このまま海外組だけに良い思いはさせないでござるよ」
松山「これは気が抜けないな。森崎もうかうかしてると思わぬところで足元を救われるかもしれないぞ?」
森崎「心配いらねぇよ。俺は勝つさ。どんな奴らが相手だろうとな!」
こうして森崎班の練習は、森崎が終始他の者の練習を補佐するという形で終わったのだった。
一方その頃他の班では、全日本勢の能力の高さとアカネイア勢の適応力の高さに互いに驚きを見せていた。
ズザッ!ババッ!!
カシム「(これが本場のサッカーなのか。一瞬でも気を抜くとボールを奪われかねない…!)」
岬「(基本的な技術に関してはさすがに僕達の方に一日の長がある。
だけど彼らは驚くべき成長スピードを誇っている。これは……興味深いね)」
ズシャシャーッ!ガガッ!!
ジュリアン「おらおらぁ!俺からボールを奪ってみやがれってんだ!
(こいつは前の大会でレナさんに突っ込んできたから気に食わねぇ)」
早田「ちっ…!ちょこまかとうっとおしい奴め!だが俺のマークはそう簡単に振り切れねぇぜ!」
695 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/27(日) 16:32:39 ID:???
バシュウッ!バシィッ!!
アベル「くっ……また止められたか…!(やっぱり俺ってサッカーに向いてないのかなぁ…)」
三杉「(相変わらずシュートの苦手さは克服出来ていないんだね。
だが、それ以外の技術ではやはり水を開けられている気がしてならない。
腹立たしい……これだけ優れた才能を腐らせていることに苛立ちを隠せない!)」
バゴォッ!!
石崎「ぶっへぇ!!」
マリク「なにィ!マルス様のシュートが止められただとぉ!?」
マルス「(またブロックされた…!アリティアカップでも最後の森崎とのシュートを止められたし、
僕は彼に苦手意識でも持っているとでも言うのか…?)」
翼「ナイスガッツだ石崎くん!それにしても……君たちの使う『ブースト』って戦術はすごいね」
風や氷の力でボールの回転を操作して何倍も強いシュートに出来るんだから」
マリク「その分体力の消耗激しくなるけどね。ここぞというときには役に立つ力だよ。
もちろん習得するにはそれなりの年月と本人の才能と努力の積み重ねが必要だけどね」
翼「うーん。さすがに俺も魔法はすぐに真似することは出来ないかなぁ…」
石崎「あてて……ははっ、他の人の技は全部自分のものにしなくちゃ気が済まない翼らしいぜ」
そして、そんな彼らの様子を見上と片桐、そしてモロドフはノートにメモをとりながら厳しくチェックをしていた。
696 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/27(日) 16:34:36 ID:???
片桐「いやぁ、素晴らしいですよモロドフさん。2日後の試合が今から楽しみでありません」
モロドフ「そうですか。よい練習相手になっていただけるようでなによりですよ」
片桐「ただ……やはり気がかりなのはチーム分けについてですね。
やはりこちらで戦力が平等になるようにある程度分けておくべきだったのではないでしょうか?
森崎や若林の選択によっては、一方的なゲームになる可能性も考えられます」
見上「片桐くん。森崎をアカネイアに送りだした理由を思い出したまえ。
何も源三の『リセット』の能力から守るためだけに送ったわけではない」
片桐「……そうでしたね。我々は彼に『優秀な者』だけを選定できる力を身につけさせたかった。
未開の地で、まったく面識のない仲間の中から本当に使える者だけを選び育て上げる力を。
聞けば、森崎が関わってきた選手の多くは新たな才能に目覚め成長を繰り返してきました。
ほぼ無名の存在であった中里や山森、そして中山の躍進には森崎の影響がありましたからね」
見上「そうだ。我々は森崎に宛てがわれた『星』の力による『進化』の力をもっと有効に使いたいのだよ。
そのためにも、森崎には己の感情を捨て去って優れたメンバーを選んでもらわなければ困るのだ。
才能のない者の成長率を高めるよりも、才能のある者の成長率を高めたほうが圧倒的に強く育つものだからな。
そして、今回彼がアカネイアから連れてきたメンバーはそれを象徴するに実にふさわしい。
あとは森崎が自分の感情抜きに優れたメンバーだけを選びチームを結成することを祈るだけだ」
片桐「それは心配要らないでしょう。彼は異様なほどにキャプテンという地位に執着しています。
この試合に勝たなければキャプテン、ましてや正GKになれないと聞けば、意地でも勝利を優先してくるでしょう」
見上「ああ。源三が勝てばそれでよし。もとより将来性に置いては源三のほうが優れているからな。
もし森崎が勝ったとしても優秀な者だけを選べるようになったのならば
安心してチームを指揮させることが出来る。より強い全日本を作ってくれることだろう」
697 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/27(日) 16:36:24 ID:???
片桐「はい。後は……森崎以外の3人の『リセット』の能力についてですね。
森崎が関わった者たちを『進化』させる能力があるのならば、
他の者達にもそれに並ぶ能力が与えられているはずです」
見上「それを知るためにもロベルト氏と吉良氏に何度も連絡をとっているのだが……
やはりそう簡単に己の教え子の秘めたる力はひけらかしてはくれないらしい。
源三の持つ真の能力はここ数日でようやく理解することが出来たのだがね」
片桐「え!?それは本当ですか?」
見上「既にあいつには次の行動を指示している。ふふ……まぁ見ていたまえ片桐くん。
私はこの3日間で全日本を変えるよ。世界一優秀なチームへとね」
自分たちが果たすことの出来なかった夢を彼らに叶えてもらうために。
見上と片桐は暗躍する。より理想する全日本を結成するために。
そしてその二人の様子をモロドフは冷めた目で眺めていた。
モロドフ「(どんな選手も弾き手に恵まれなければその才能を開花させることなど無い。
例え『星』の力により成長率を高めることが出来たとしても――
実際に戦場に立たせ、指揮を任される人物が無能であればその能力も無駄になるのだ。
どうやら彼らはそれを理解していないようだ……嘆かわしいことだ)」
そして小さくため息を吐き、再びノートへとメモを走らせる。
698 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/27(日) 16:38:58 ID:???
森崎「さーて、合同練習も終わったことだし夕食の時間まで部屋の中でくつろぐかなぁ」
練習後、それぞれの部屋に戻ろうとしている最中に、突然森崎に話しかけてくる人物があった。
森崎とは小学生の頃からの付き合いであり、今ではキャプテン、そして正GKを争うライバルである若林である。
若林「森崎、ちょっと時間あるか」
その一言に、森崎は自分の耳を疑うかのような微妙な顔をする。
あの傲慢さが滲み出ていた若林からは考えられない、頼み込んでくるような物言いだったからだ。
若林「安心しろ。『あの時』のように井沢達を使ってお前を締め上げようってわけじゃねぇからさ」
軽く笑い、二人が完全に敵対関係に陥った原因でもある昔の出来事を語る若林は話を続ける。
若林「お前がどれだけ腕を上げたか……そして俺がどれだけ腕を上げたのかを認識させておきたくてな。
お互いに2日後の試合の際のチーム選びの参考にもなるとおもうんだ。
日向と翼にも声をかけてある。まぁ言うなればキャプテン候補たちだけの前哨戦ってやつだ。
……もちろん付き合ってくれるよな?」
親指を立てて、自分の後ろのほうを指し示す。そこにあるのはもちろんサッカーのゴールである。
森崎「(…いったいどういうつもりだ?単に俺の力を確認したいだけってわけじゃ無さそうだな……
あいつは中山たちの成長を『リセット』しやがった最悪な男だ。なにか罠を仕掛けてくるはず。
だが……ここで断って逃げたと思われるのも何だかしゃくにさわるしなぁ……)」
699 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/27(日) 16:40:35 ID:???
☆どうしますか?
A一人で若林についていく
B念の為に誰かを連れて若林についていく
C若林についていかない
2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。
700 :
森崎名無しさん
:2011/03/27(日) 16:43:57 ID:VCl9mgUo
B
変に巻き込みたくはないけど、ここは信頼できる人間を共に連れて行きたいね…
701 :
森崎名無しさん
:2011/03/27(日) 16:45:16 ID:hjVVt5ZQ
B
702 :
森崎名無しさん
:2011/03/27(日) 16:45:53 ID:eqkIHag+
B
しかし誰を連れてくか
マルスか中山か、もしくは影から中里に警護してもらうか
703 :
森崎名無しさん
:2011/03/27(日) 16:45:53 ID:???
こりゃあわざと戦力外だけを集めたいくらいだな
そうした上で勝利するのがベストだろう
問題はそれで敗北するのと、強力なメンバーだけを集めて勝利するのとでどちらがベターなのかだ
704 :
森崎名無しさん
:2011/03/27(日) 16:48:19 ID:???
>>703
どう考えても後者だろう
前者だと大口叩いただけの馬鹿にしかならん
705 :
森崎名無しさん
:2011/03/27(日) 16:49:03 ID:???
負ければキャプテン争いはほぼ絶望、第二部の開始ステに強い不利を及ぼすってのは明言されてるからね。
そもそも選んだのは「強い奴」じゃなくて「強くて信頼のできる戦友たち」なんだぜ。
見上たちはその辺をわかってないのさ。
706 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/27(日) 16:57:10 ID:???
>B念の為に誰かを連れて若林についていく
森崎「(万が一若林が俺の能力をリセットしようとしても
すぐに止めてもらえるように誰か護衛をつけておくべきかな)」
森崎はその考えを評定に出さないように注意しつつ、若林に答えた。
森崎「ああ、いいぜ。でも、せっかくだしギャラリーでも付けたほうが盛り上がるとは思わないか?
まぁ俺にコテンパンにされるのを見られるのが嫌だって言うんなら別にいいんだけどな」
若林「……好きにしろ。どうせすぐに済むことだ」
一瞬眉をぴくりと動かしたが、若林は特に気に止めることはなく森崎の言葉を容認する。
707 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/27(日) 16:59:22 ID:???
☆誰を連れていきますか?
・201号室
松山・中山・中里・山森
・202号室
井沢・来生・滝・高杉
・203号室
若島津・反町・沢田
・204号室
次藤・政夫・和夫・佐野
・205号室
カシム・リフ・新田・岬
・206号室
アベル・ジュリアン・三杉・早田
・207号室
マルス・マリク・石崎
・208号室
見上・片桐
・301号室
シーダ・リンダ・チキ・陽子
・302号室
ミネルバ・マリア・パオラ・カチュア
・303号室
ミディア・レナ
上記の中から連れていきたいメンバーを『1〜3人』選択してください。
『同じ組み合わせ』が2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。
708 :
森崎名無しさん
:2011/03/27(日) 17:02:50 ID:gYEbRrd6
マルス
アベル
カシム
709 :
森崎名無しさん
:2011/03/27(日) 17:11:44 ID:hjVVt5ZQ
ミネルバ
マリア
カチュア
710 :
森崎名無しさん
:2011/03/27(日) 17:12:16 ID:???
おねいさん「や、山森くんの練習判定は!?」
711 :
森崎名無しさん
:2011/03/27(日) 17:13:18 ID:VCl9mgUo
マルス
アベル
カシム
712 :
森崎名無しさん
:2011/03/27(日) 17:13:52 ID:???
山森なんていなかった
713 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/27(日) 17:17:13 ID:???
>>710
.712
うわああああすみません、5人部屋だというのを忘れておりましたああああああ
申し訳ありません。割り込む形となってしまいましたが山森の練習判定を行います。
============
山森のパス練習→! card
!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します
K→該当数値+2 スキル習得
Q〜J→該当数値+1 スキル習得
10〜8→スキル習得
7〜5→該当数値+1
4〜2→効果なし
A→該当数値-1
クラブA→該当数値-2 さらに怪我をしてしまい…?
JOKER→キャラによってイベント発生!
714 :
森崎名無しさん
:2011/03/27(日) 17:18:04 ID:???
山森のパス練習→
JOKER
715 :
森崎名無しさん
:2011/03/27(日) 17:18:21 ID:???
なん……だと……
716 :
森崎名無しさん
:2011/03/27(日) 17:21:08 ID:???
これはまさかの
>>710
がくるー?
717 :
森崎名無しさん
:2011/03/27(日) 17:21:39 ID:???
おねいさんの呪いパネエ
718 :
森崎名無しさん
:2011/03/27(日) 17:22:53 ID:???
重要イベントの途中なのに更にイベント発生だよ、やったねモリブレムさん!
719 :
森崎名無しさん
:2011/03/27(日) 17:25:01 ID:???
これは描写が大変そうだ
見てる方としては楽しいけどw
720 :
森崎名無しさん
:2011/03/27(日) 17:26:47 ID:???
ここはJOKERがいいことばかりじゃないけどな
721 :
森崎名無しさん
:2011/03/27(日) 17:29:26 ID:???
練習だから基本的に当たりでは
722 :
森崎名無しさん
:2011/03/27(日) 17:33:57 ID:???
経験値欲しい時に降伏してきたり傭兵団にかっさらわれたりとか
たしかに多かったなw
723 :
森崎名無しさん
:2011/03/27(日) 17:37:09 ID:???
>>721
今回JOKER→全部!
じゃない
724 :
森崎名無しさん
:2011/03/27(日) 17:43:14 ID:???
全部とかwww
練習で合計したらいくつになると思ってるんだww
725 :
森崎名無しさん
:2011/03/27(日) 17:43:58 ID:???
全部だとスキル三つ習得するけど数値は上昇せず怪我するなw
726 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/27(日) 18:02:42 ID:???
山森のパス練習→ JOKER
>JOKER→キャラによってイベント発生!
============
マルス
アベル
カシム
============
森崎「マルス、アベル、カシム。ちょっといいか?」
森崎はちょうど近くを通りかかっていたマルス達に声をかけると、
これからキャプテン候補たちだけで勝負をするということを伝える。
マルス「分かった。君のこれまでの頑張りの成果を近くで見守らせてもらうよ」
アベル「大丈夫だ。お前の今の力なら問題なく勝てるだろうさ」
カシム「頑張って応援するよ!負けないでね森崎君!」
若林「……随分と心強いギャラリー様だな。大事な親友たちに勇気づけられて、いつも以上の力を発揮できるといいな」
森崎「はん。ドイツに逃げて一人孤独に過ごしてきたお前にとっては実に羨ましい限りだろうさ」
若林「ああ、羨ましいな。俺にはとても手に入れられそうもない眩しすぎる光輝く宝物だ」
若林は森崎の皮肉に対して特に強い反応は返さず、帽子を深くかぶりなおしてゴールの方へと向かっていく。
森崎「(ちっ……何だか気味が悪いぜ。こっちの嫌味や悪意がああも受け流されちゃあよ)」
あまりの反応の薄さに軽く舌打ちした森崎も若林の後を追って、ゴールの方へと向かった。
727 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/27(日) 18:04:06 ID:???
一方その頃、先に部屋に戻っていた森崎班の他のメンバーたち。部屋には山森がひとりだけで残っていた。
中山はまだ部屋に戻ってきてはいない。どこか別の部屋にでも出かけているのだろう。
ちなみに松山は家族に電話をしにいくと言って出ていき、
中里は練習でかいた汗を流しに行くとシャワー室へと向かったらしい。
山森「(……なんてこと言ってたけど、二人とも本性がまるわかりすぎですよ……)」
松山は故郷にいる自慢の彼女へ、そして中里は個人的な『趣味』に勤しんでいるんだろう。
本来は森崎に自分の不調続きな伸び悩みを相談しようと思っていたのだが、その森崎も先ほど外へと出ていってしまった。
山森「(……3年前。俺はキャプテン……森崎さんに力を見出されるまでは控えにも入れないくらいの下手くそだったっけ。
それが森崎さんに目をかけてもらったことで……世界jrユース大会に出場することまで出来るようになった。でも……)」
あれから3年。次々と海外へと力試しに向かっていくかつての戦友たちとは違い、
自分はこの狭い国の中でかつての実力を錆びつかせることしか出来ていないでいる。
これが自分の限界なのか。黄金世代と呼ばれる彼らとは才能が絶対的に違うとでも言うのか。
山森「(……おそらくこのままだと代表落ちするうちの一人は俺だ。
明後日の試合で実力をアピールできなくちゃ……でも……)」
果たして今の自分の実力で森崎、若林にチームメイトとして選んでもらえるかは疑問であった。
同じ南葛の選手でも井沢や滝、来生や高杉の成長は著しく、得意分野で攻めれば海外組にもいい勝負が出来るだろう。
だが自分は所謂『オールラウンダー』型の選手である。苦手な分野が無い代わりに得意な分野も見当たらない。
井沢のように上背があるわけでもないし、かと言って背の低さを有効的に使えるスキルも身につけていない。
山森「(どうして俺なんかがこの場所にいるんだろう。ハハッ……場違い感がハンパないや)」
728 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/27(日) 18:06:38 ID:???
自分は落ちぶれてなんかいない。前向きに考えることはできても、
いざ実際に海外組と同じ練習をしてみるとその実力と才能の差に愕然としてしまった。
もう今の自分では全日本の力にはなれない。足をひっぱることしか出来ない。
ネガティブなことは考えたくない。だが、辛い現実からは目をそむけることなど出来ないのだ。
山森は部屋に取り付けてある小さな鏡を見る。そこには平凡を表したような地味で目立たない顔が写った。
豆粒のような小さな瞳が悔しさでぼんやりと滲む。その哀しみの結晶を腕で拭うと、山森は部屋を飛び出した。
山森「(キャプテン……!俺は……俺はどうしたらいいんですか……!
力がほしいです……あの頃のような、どんなことがあっても乗り越えられるような力が……!)」
その時。思わず宿舎を飛び出し、息を切らしながら外へと出てきてしまった山森に声をかける姿があった。
============
迫り来る影→! card
!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します
ダイヤ→顔にツギハギのある黒いコートの長身の謎の男だ。
ハート→小柄な女の人だ。そういえば南葛高校で見かけたことがあるような…?
スペード→中山だ。一人隠れて練習しているらしいぞ…?
クラブ→森崎だ。近くに黒いローブに身を包んだ小さな老人もいるぞ…?
JOKER→確かアカネイアからやってきたモロドフという老人だ
729 :
森崎名無しさん
:2011/03/27(日) 18:07:01 ID:???
迫り来る影→
ダイヤK
730 :
森崎名無しさん
:2011/03/27(日) 18:08:45 ID:???
ダイヤKのBJとか期待せざるをえない
731 :
森崎名無しさん
:2011/03/27(日) 18:09:26 ID:???
クラブで暗黒面?
732 :
森崎名無しさん
:2011/03/27(日) 18:09:27 ID:???
クラブはガーネフと超森崎による悪堕ちとかかなw
733 :
森崎名無しさん
:2011/03/27(日) 18:11:48 ID:???
このスレのラムカーネが森崎の姿だったはず
734 :
森崎名無しさん
:2011/03/27(日) 18:20:34 ID:???
力が欲しいか・・・
って奴ですか
735 :
森崎名無しさん
:2011/03/27(日) 18:23:46 ID:???
超ラムカーネさんですな。
736 :
森崎名無しさん
:2011/03/27(日) 18:27:00 ID:???
クラブが出てたら山森が第二部で闇のオーブとメリクルソード持ってボスとして出てきたりしたのかな?w
737 :
森崎名無しさん
:2011/03/27(日) 18:48:17 ID:???
さすがにそれはないだろうけどw
敵として登場したのは確かだろうね
738 :
森崎名無しさん
:2011/03/27(日) 19:29:42 ID:???
話題に全く上らないがハートも見たかったなw
739 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/27(日) 20:35:13 ID:???
迫り来る影→ ダイヤK
>ダイヤ→顔にツギハギのある黒いコートの長身の謎の男だ。
BJ「君、待ちたまえ」
山森「…え?」
BJ「君は確か中山くんの後輩の山森くんじゃなかったかな」
山森「あ……貴方は確かキャプテンのかかりつけの医者の……」
山森に突然声をかけてきたのは中山がリハビリ時に通っていた病院の医者であった。
皮膚の色がツギハギを境目に違うその顔はまるで映画に出てくるようなバケモノのようであったが、
その瞳に映る穏やかで暖かな感情を、山森は感じ取ることが出来た。
BJ「BJと呼んでくれ。……随分慌てた様子に見えたが、何かあったのかい?」
山森「いえ……特にそういうわけでは。
あ、そうだ。もしかしてキャプテンになにか御用があったのではないでしょうか?」
BJ「ああ。…そのつもりだったが私は目の前で苦しんでいる患者を見逃せるほど非情な男ではないのでね」
山森「…え?」
BJ「中山くんから君のことは聞いているんだ。自分と同じように伸び悩んでいるとね。
なまじ一度世界の舞台にたったからプライドだって高いだろうから、
今の辛い状況にきっと苦しんでいるだろうと心配していたよ」
山森「キャプテンが……俺のことを……」
740 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/27(日) 20:36:34 ID:???
BJ「私は彼の運動能力がある日を境に極端に落ちてしまった原因をいろいろ調べまわっている。
なんとしてでも中山くんには以前のような伸び伸びとしたプレーをしてもらいたいんだ。
これは彼とだけの約束なんだがね。彼のプロになった際の契約金を治療費として受け取る約束をしているんだよ」
いたずらっぽく含み笑いをするこの男に、山森は何か安心感を抱く。
彼になら今の自分の悩みを打ち明けられる。中山が世話になっているこの人になら。
山森「あの……よければ話を聞いていただけませんか?」
BJ「…その言葉を待っていた。私に今必要なのは多くの情報だ。
以前中山くんと似た症状を患った少年を治療したことがあったのだが……
その時は過去に例のない症状を前に、私は為す術もなかった。
だが……もう彼のような悲しい患者な絶対に生み出させん。
山森くん。君たちが能力を発揮できなくなった状況を出来るだけ詳しく話してくれないか」
山森「は、はい……俺の知っていることでしたら全部……」
BJ「なるほど。それではその若林という少年と一緒に練習をした日を境目に
以前まで出来たことが出来なくなったり、調子が悪くなったりしたんだね?」
山森「はい……逆に他の先輩方は次々とレベルアップしていきました。
まるで僕達の成長を吸い取られでもしたかのように、です」
山森は去年の春先にケガで一時帰国した若林と練習をしたことをBJに話す。
BJは手にした資料と山森の顔を交互に見比べ、真剣にメモを取り話を聞いている。
BJ「(あの少年の場合は時が進むにつれ徐々に衰弱していった……今回のケースとは少し違うのか?)」
741 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/27(日) 20:37:47 ID:???
徐々に能力が落ちるのではなく、重ねてきた強化がパタリと消滅してしまう。
山森の話では、特に仲間との連携ができなくなり、チームメイトに大きな迷惑をかけてしまっていたらしい。
BJ「なるほど。貴重な情報を教えてくれて感謝する。
これはお礼だ。…と言ってもスポーツドリンクぐらいじゃ割にはあわなかったかな」
山森「いえ、そんなことはありませんよ。これだけ貰えればきっと試合のハーフタイムに皆さんに配ることが出来ますから」
BJはクーラーボックスに詰め込まれた山森に渡すと、ノートを鞄にしまい立ち上がる。
BJ「……弱気になるなよ山森くん。人の才能というものはそれぞれのDNA情報で決まってしまうことがあると言うものも多い。
だが優れた才能を持つものだけが常に勝利し続けてきたというわけではない。
知恵を絞り、力を結集し、大きな力を革命でなぎ倒してきた事例はいくらでもあるのだから。
諦めなければ、意外となんとかなるものさ。人はそれほど弱いいきものではない」
山森「……はい!」
BJ「うん、良い返事だ。ところでその例の少年…若林くんが何処にいるかは君は知らないかい?」
山森「えっと……あ、そういえばさっき森崎さんと一緒にグラウンドの方に向かったはずです」
BJ「そうか、ありがとう。彼からも少し話を聞かなければならなそうだからね。案内してくれるかい?」
山森「分かりました。グラウンドはこちらです」
山森に案内され、BJはグラウンドの方へと向かう。丁度森崎たちがグラウンドへ辿りつくのと同時刻であった。
※前向きになったことで、山森の技が+1、速さが+1され、
『ブレイブパス』(1/4 +4 吹っ飛び3)を習得ました!
742 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/27(日) 20:38:52 ID:???
森崎「…まだ翼と日向は来ていないみたいだな」
照明が点き、眩い光が夜のグラウンドに影を落とす。ゴール前に森崎と若林がボールを抱えて立っている。
フィールドの外ではマルス達がこれから訪れる対決を待ち、固唾を飲んで見守っている。
若林「森崎。俺はな」
森崎「ん…?」
突如口を開いた若林の言葉に森崎は耳を傾ける。
若林「この3年…お前にあって俺にないものを必死に探した。
それがお前に追いつき、追い越すための一番の近道だと思った。
己の慢心を捨て、一からやり直すつもりで鍛錬に励んできたつもりだ。
そして見つけたんだよ。お前にあって俺に無い物をな」
森崎「……それはご苦労なこったな。よっぽど力をつけてきたとでも?」
若林「とぼけてるんじゃねぇよ。今は俺も持っている『リセット』の力のことだ。
今のお前の掴んでいる栄光は虚構にまみれたまがい物のはずだ。
お前はこれまで俺や翼、日向が受けて耐え忍んできた敗北や屈辱を……
全て自分の都合のいいように『勝利』に変えてきただけにすぎない。そうじゃないのか?」
いきなり痛いところを突いてくる。森崎自信に自覚はないとはいえ、片桐たちの説明では若林の言うとおり
再起不能の怪我を負ったり、大事な大会の途中で敗北した場合、自分はリセットで時間を巻き戻してきたらしいのだ。
森崎「そんなの……俺が知ったことじゃない。俺達にこの力を与えた大人たちの都合だろ?
俺が必ず勝つようにシナリオを組まれたんじゃ仕方がねぇじゃねぇか。
……まぁ、俺にとっちゃここまで都合のいい展開はまさに願ったり叶ったりだけどな」
若林「それも今日で終わる。……俺が終わらせてやるんだ」
743 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/27(日) 20:41:12 ID:???
若林は帽子のつばに手をかけ、息を吐く。森崎は思わず身構えて構えを取る。
若林「終りにしようぜ。身の丈に合わないことをこれ以上続けるのも正直疲れてきただろう?」
森崎「何を……する気だ!」
若林「昔のように……本来俺たちが取るはずだった関係に戻すだけさ。
この歪んだ、お互いを妨害しあう狂った関係は今日、ここで終わる」
ザッ…
若林が動く。照明の前に立ち、森崎に正面から相対する。
森崎の視線も動く。両目にめいっぱいに飛び込んでくる『光』に思わず目が霞んでいく。
森崎「(うっ……な……んだ……これ……)」
若林「森崎、お前は俺の存在を疎ましく思っていたかもしれんが、俺は別に……最初はそんなことはなかったんだぞ?
ケガで出場できなかった俺の代わりに南葛のゴールを守ってくれるお前に感謝したいくらいだったさ。
まぁその後の度重なる妨害工作にさすがに恨みを抱かずにはいられなかったが」
森崎「なに…!?」
若林「『若林さん』と俺を慕って来てくれたお前に、俺は感謝してもし足りないんだ。
なぁ……あの頃に戻らないか?またあの時のように、俺を慕い教えを受けにこないか?」
森崎「!?」
穏やかな声が森崎の耳に入ってくる。感謝の篭った暖かな感情が森崎の心をかき乱す。
若林の声が脳内に入ってくるたび、森崎は全身の力が抜け落ちていくような感覚を覚える。
744 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/27(日) 20:42:15 ID:???
若林「お前も陽子さんから聞いているんだろう?俺が、俺の力が中山達の能力を貶めていると。
やめて欲しいか?お前がこれまでどんな手段を用いても積み上げてきた能力を奪われるのは辛いか?
でもな。ここを勘違いしないでくれ。俺は別に好きで他人の能力を奪っているわけじゃないぞ。
ただ元に……本来の俺達の姿に戻しているだけに過ぎないんだ。
お前のその無理やり宛てがわれた『主役補正』を消し去る力が今の俺には備わっている!」
ビカビカビカビカァッ!!!
森崎「(やめ……!……マル……アベ……シム……!!)」
若林の体が激しく発光していく。その姿が瞳に焼きつくたびに森崎の力が抜けていく。
フィールドの外にいるマルス達に助けを求めようにも声が出ない。
若林「過去のことは全部水に流してやる。受け入れてやる。
一度だけでいいんだ。もう一度呼んでくれないか?俺のことを『若林さん』と。
今のお前の力は全日本には必要だ。万が一俺がケガで離脱しても安心してゴールを託せる。
さぁ……言えよ。今の力を失いたくないのなら……俺を『若林さん』と言ってくれ!」
照明の光が眩しすぎて、森崎は両手で顔全体を覆い隠す。
だが若林の声まではかき消すことは出来なかった。
若林「森崎、お前には俺の助けとなってほしい。あの頃のように、俺の側で」
森崎「(くっ……だ、駄目だ……力が……抜けていく……も、もう……)」
この苦しみから解き放たれるには『若林さん』と言うしか無いのだろうか?
だがその言葉は自分が若林に屈したという証明になってしまう。
昔のように、彼に畏怖し彼の影に隠れる存在でしかなくなってしまう。
しかしこのままでは若林の言うように本来の、元の自分の力に戻ってしまうかもしれない。
それだけではない。これまで自分が歩んできた全てを忘れてしまうような気がしたのだ。
745 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/03/27(日) 20:46:00 ID:???
森崎「(言うしか……言うしか無いのか…?あの頃のように……俺は……!)」
森崎の口がゆっくりと開く。そしてかすれた声が漏れていく。
森崎「わ……わか…ばやし……」
若林「……何だ?よく聞こえんな。もう一度だ、森崎」
森崎「わか……ばや……し………s」
ド ゴ ン ッ ! !
その瞬間、森崎の世界が激しく揺れた。
『浄化』の光を遮ったのは→! card
!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します
ダイヤ→マルスの蹴った鋭いボールが森崎の顔面を捉えたからだ
ハート→カシムの放った強烈なボールが森崎の頬を叩いたからだ
スペード→どこかから蹴られた鋭いドライブのかかったシュートが森崎の鳩尾に突き刺さったからだ
クラブ→どこかから蹴られた稲妻のような弾丸シュートが森崎の顎にぶち当たったからだ
JOKER→アベルが勇気を振り絞って蹴ったシュートが森崎の股間に直撃したからだ
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