キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【ロリっこ】幻想のポイズン52【ぱらだいす】
1 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/05/25(水) 01:39:37 ID:???
全幻想郷JrユースのFW、反町一樹が幻想郷・外の世界のサッカー界に旋風を巻き起こすというスレです。
この話はキャプテン森崎のパラレル作品で、
東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。
もしかしたら他のアニメや漫画、小説などからもキャラが出たりするかもしれませんがご了承下さい。
本編のように、選択肢を選んだりカードを引いたりして物語が進んでいきます。
【前スレ】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1303823589/l50
[前スレのわかりやすいあらすじ。]
博麗霊夢・霧雨魔理沙・東風谷早苗・十六夜咲夜・魂魄妖夢という主力選手たちが離脱し戦力に不安の残っていた幻想郷Jrユース。
初戦の相手は驚異的な身体能力を持つ鬼――勇儀と萃香に、幻想郷俊足ウイング射命丸文。
そして、ブラックファルコン(暗黒爆笑)ことラモン=ビクトリーノ。
パチュリーの不振や主力欠如の理由からいまひとつ波に乗れない幻想郷ではあったものの。
リグルの大活躍にチルノのファインセーブ、反町の一発により辛うじて勝利!まずは1勝をもぎ取る事に成功するのだった!
反町「よろしくな、ブラックファルコン!」
ビクトリーノ「どういう事なの……」
パチュリー「満を持して前半から出場したらノーゴールノーアシストの上イエローカード貰った」
輝夜「どういう事なの……」
リグル「ハッハァー! 私はエースだから自分でボールを奪ってゴールを決めるぞー!!」
幻想郷メンバー「「「「どういう事なの……」」」」
妖精1「マンマーカーなのに鬼にいいようにやられちゃった件について」
チルノ「あたいってばブロック2回で両方Kでさいきょーよね!」
レティ「レティですが試合での活躍が殆ど土台でした」
ビクトリーノ「お前らちょっとは真面目にサッカーやれよ!!」
文「でもそういうあなたが名有りで一番活躍してませんよね?」
初戦からガメオベラにならなくて本当に良かったが次の対戦相手はロリっこパラダイスことイタリアだ!
割とロリっこが多い幻想郷Jrユースは、果たしてナンデスの魔の手……もとい、黄金の右手から逃げられるのか!?
そんな幻想のポイズン52スレ目、これからもよろしくお願いします。
736 :
森崎名無しさん
:2011/06/27(月) 00:52:06 ID:???
★パルスィ→
ダイヤ7
ドリブル 58 +(カードの数値)+(橋姫Lv1+1)=★
737 :
森崎名無しさん
:2011/06/27(月) 00:52:35 ID:???
★映姫→
ハート7
タックル 55 +(カードの数値)+(人数差補正+2)=★
738 :
森崎名無しさん
:2011/06/27(月) 00:53:09 ID:???
★バサレロ→
スペードA
タックル 54 +(カードの数値)+(人数差補正+2)=★
739 :
森崎名無しさん
:2011/06/27(月) 00:53:36 ID:???
★ゴルバテ→
クラブA
タックル 54 +(カードの数値)+(人数差補正+2)=★
740 :
森崎名無しさん
:2011/06/27(月) 00:53:49 ID:???
★トリノ→
ハートK
タックル 54 +(カードの数値)+(人数差補正+2)=★
741 :
森崎名無しさん
:2011/06/27(月) 00:54:50 ID:???
なにィ!?
742 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/06/27(月) 00:56:13 ID:???
これがイタリアの恐ろしい所なんですよ……。
という所で本日はひとまずここまでです。
明日はリグルのねじ込みが決まるかどうか!?って所から再開ですね。
これで決まったらリグルにはスキル・おいしいところをもっていくが必要かもしれません。
それでは、お疲れ様でしたー。
743 :
森崎名無しさん
:2011/06/27(月) 00:57:05 ID:???
DFゼロでライトニングなら逆においしいかもw
乙でぃしたー
744 :
森崎名無しさん
:2011/06/27(月) 14:14:38 ID:???
閻魔様のタックルもそこまで強くはないな
これならパルパルにドリブルゴール狙わせ続けた方がローリスクハイリターンじゃね?
745 :
森崎名無しさん
:2011/06/27(月) 18:40:15 ID:???
以前の大会に比べると敵GKの一対一はかなり強くなってるしローリスクだけどハイリターンではないね
かなりの確立で読み当たりされるのも辛いよ
746 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/06/27(月) 23:29:20 ID:???
>★パルスィ→ ダイヤ7 ドリブル 58 +(カードの数値)+(橋姫Lv1+1)+(グリーンアイドモンスター+4)=70★
>★映姫→ ハート7 タックル 55 +(カードの数値)+(人数差補正+2)+(レペンタンスタックル+3)=67★
>★バサレロ→ スペードA タックル 54 +(カードの数値)+(人数差補正+2)=57★
>★ゴルバテ→ クラブA タックル 54 +(カードの数値)+(人数差補正+2)=57★
>★トリノ→ ハートK タックル 54 +(カードの数値)+(人数差補正+2)=69★
>=1→ボールはこぼれ球に。リグルがねじ込み
>※トリノがKを出してこぼれ球にした為、覚醒フラグ取得! 更にタックルフラグ取得!
=========================================================================================
映姫「あなたは少々独善的過ぎる……! 過去の実力を考えれば、過度な力を得た事を誇示したくなる思いもわかりますが……。
しかし、貴方の行いは黒そのものですッ!! こうして無謀な突撃をするのも……」
パルスィ「妬ましい……! 独善的って言ったらオータムスカイズのも大概じゃないの……! 妬ましい……ハァッ!!」
映姫「むっ……し、しまった!?」
ヘルナンデス「ちょっ……しっかりしてくれよエイキ!?」
四季映姫は説教が趣味である。趣味というより、それはもはやライフワークと言っても差し支えないレベルのものであった。
試合中であるにも関わらず、いろいろと突っ込みどころが多すぎる幻想郷メンバーを前にしては説教をしたいという欲求を抑える事は出来ず。
結果、パルスィを説教するのに夢中になってしまい肝心のプレイが疎かになってしまう。
そんな状況では当然ながらドリブルに長けたパルスィを止められる筈が無く、パルスィはそのまま一気にゴール目指して邁進するのだが……。
ズザァァアッ!! バチィッ!!
パルスィ「パ、パル!?」
トリノ「そう簡単に抜かれてたまるかよーっ!!」
しかし、このパルスィのドリブルは意外な伏兵――左サイドバックのトリノのタックルによって阻まれた。
一番の危険人物である映姫を抜いた事で、僅かながらに油断をしていたのかもしれない。
とにもかくにも、こうしてパルスィの元から離れたボールは高く跳ね上がってこぼれ球となるのだが……。
747 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/06/27(月) 23:30:32 ID:???
トリノ「あっ……ま、まずいっ!?」
ヘルナンデス「くっ……!?」
リグル「わははははは! 後はエースに任せろ〜っ!!」
ジョン「あっ……ああああああああああああああああああああああっ!?
こっ、これはパルスィ選手、惜しくも突破失敗……ですが! まだ、まだ幻想郷Jrユースの攻撃は終わっていないィィッ!?
零れたボールには、フォワードのリグル選手が飛び上がり、ねじ込みに行く構えを見せているゥッ!!
映姫選手はまだ立ち上がれていないッ!? これはイタリア、ピンチだぁっ!!」
ディアス「ぶふっ……き、昨日みたいに空振りとかしねぇかな……?」
永琳「流石にそれは無いでしょう……多分……恐らく……きっと……」
パスカル「(永琳さんも自信は無いんだな……)」
さとり「ウルグアイで見せたのも、この試合最初に撃ったのもミドルシュートでしたが……今度はダイレクトシュートですね」
ピエール「確か彼女はダイレクトシュートの方が得意なんだったな……。
ミドルシュートだけでも十分ストライカーを名乗れるレベルだったのだが……」
こいし「命蓮寺ってトコと戦った時は大暴れだったもんねぇ、あいつ。 ……でも、お姉ちゃんには敵わないよ。 絶対!」
ダダダダダッ! バッ!! グワァォオッ!!
マルコ「と、とほほ……あたしゃフリー補正打消し要因だよ!」
ヘルナンデス「(もう残り時間も少ない……こんな時間帯に決められてたまるか! 必ず……止める!!)」
リグル「これで勝ち越しだ! いくぞおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!」
748 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/06/27(月) 23:31:50 ID:???
先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、
★リグル→ ! cardライトニングリグルキック 65 +(カードの数値)+(エースの自覚+1)=★
★マルコ→ ! card高いクリアー 53 +(カードの数値)=★
★ヘルナンデス→ ! card黄金の右腕 65 +(カードの数値)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
【シューター】−MAX【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から(反町がねじ込み、静葉がフォロー、左コーナーキック)
≦−2→イタリアボールに。
【シューター】−【キーパー】
≧2→リグルのシュートがゴールに突き刺さる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から(反町がねじ込み、うどんげがねじ込み、ディモスがフォロー)
≦−2→イタリアボールに。
749 :
森崎名無しさん
:2011/06/27(月) 23:32:45 ID:???
★リグル→
クラブ7
ライトニングリグルキック 65 +(カードの数値)+(エースの自覚+1)=★
750 :
森崎名無しさん
:2011/06/27(月) 23:33:25 ID:???
★マルコ→
ハートA
高いクリアー 53 +(カードの数値)=★
751 :
森崎名無しさん
:2011/06/27(月) 23:33:28 ID:???
★ヘルナンデス→
スペードQ
黄金の右腕 65 +(カードの数値)=★
だいすー
752 :
森崎名無しさん
:2011/06/27(月) 23:33:38 ID:???
★マルコ→
ハート4
高いクリアー 53 +(カードの数値)=★
753 :
森崎名無しさん
:2011/06/27(月) 23:33:50 ID:???
★マルコ→
スペードJ
高いクリアー 53 +(カードの数値)=★
754 :
森崎名無しさん
:2011/06/27(月) 23:34:53 ID:???
Qさんがまた裏切ったーwウゾダドンドコドーン!
755 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/06/27(月) 23:35:25 ID:???
今更ですが
>>746
の映姫にはBorWの効果で+1の補正がついていました。
ギリギリ結果に影響はありませんので、このまま進ませてもらいます。
また、リグルのライトニングリグルキックには吹っ飛び係数3がついていました。
ミスが多くて申し訳ありません。
756 :
森崎名無しさん
:2011/06/27(月) 23:37:17 ID:???
やはりロリ娘のシュートはヘルナンデス的にご褒美だったということか
757 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/06/28(火) 00:08:18 ID:???
>★リグル→ クラブ7 ライトニングリグルキック 65 +(カードの数値)+(エースの自覚+1)=73★
>★マルコ→ ハートA 高いクリアー 53 +(カードの数値)=54★
>★ヘルナンデス→ スペードQ 黄金の右腕 65 +(カードの数値)=77★
>≦−2→イタリアボールに。
==========================================================================================
リグル「ライトニングリグルキックだあぁああああああああああああああああああッッ!!!」
ブゴッ……バッギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンッ!!
マルコ「おじいちゃーんっ!」
高い位置で前転を決め、そのままの勢いで両足をボールに叩きつける事で従来のリグルキック以上の威力を出すライトニングリグルキック。
その破壊力を前にして、マルコは当然のように吹き飛ばされてしまう。
そして、いったん地上でバウンドをしたリグルのシュートは、
強烈な縦回転の影響を受けて稲妻が如き軌道を描いてゴールへと突き進むのだが……。
ヘルナンデス「(確かに強烈なスピンの影響で傍目から見れば取りにくいようにしか見えない……!
が、いったん地上でバウンドをしている以上、速度は落ちている! そして、このボールを取るには……!!)」
グワァァァァッ!! ギュンッ!
ヘルナンデス「上昇をするよりも早くに抑えるんだ! 届けェェェエエエエエエエエッ!!」
一度上昇をし、ゴールの上方を狙われては――ボールの下部を触るだけでは止める事は至難の業である。
だからこそ、ヘルナンデスは思い切って前へと飛び出し、上昇しきるよりも早くボールを抑え込む事を狙った。
そして……。
バシィィイイイイイイイイイイイイイイイイイインッ!!
ヘルナンデス「……ふぅ。 可愛い顔をしてとんでもない威力だ……」
リグル「なっ……なにィ!?」
758 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/06/28(火) 00:09:31 ID:???
ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!
ジョン「あっ……ああああああああっ!? こ、これは……ヘルナンデス選手! リグル選手の超威力シュート!!
ライトニングリグルキックを……なんと……なんと、ワンハンドキャッチィ!?
やはり! やはり堅いッ、イタリアJrユースッ!! そうです、映姫選手がいなくともヘルナンデス選手がいる!
ヨーロッパNo.1キーパーである彼という堅固な錠前を解かなければ、ゴールは奪えませんッ!!」
観客「おいおいおい……ミドルシュートを撃てばDFに跳ね返されて、それをかわしても強力なキーパーがいるってどういう事なの……」
「これがイタリアのチートの所以なんですよ」「信じられるか……? リーグ2戦目なんだぜ……これ……」
誰が見ても、間違いなく今大会トップクラスの威力を持つリグルのライトニングリグルキックが……。
しかし、ヘルナンデスの黄金の右腕により阻まれたとあり、一気に湧き上がる観客席。
その歓声を聞いて、ヘルナンデスは少しだけ笑みを浮かべ……ようやく起き上がった映姫へと視線を向ける。
映姫「……ナイスセーブです、ヘルナンデス君!」
ヘルナンデス「エイキ一人に頼りっきりな印象を周囲に与えたくないからね(惚れ直してくれたかな、エイキ?)」
素直にヘルナンデスのファインセーブを称賛する映姫に、何かいろいろと勘違いをしながら微笑みを浮かべるヘルナンデス。
一方で幻想郷Jrユースはといえば、早々に先取点を奪ったのはいいものの、
その後まるで得点が取れる気配すら浮かばない事に焦りを抱き始める。
反町「(……流石にヨーロッパNo.1キーパーの異名は伊達じゃないな。 なんて堅さだ……)」
うどんげ「(私のシュートじゃただのパスになるなぁ……これ……)」
静葉「(……折角覚えたミドルシュートも、この試合じゃ使う機会がなさそうね)」
そして、この試合、相棒である反町に得点で先を越され。
二度放ったシュートは映姫に跳ね返されるか、キーパーに完全にキャッチされてしまうという屈辱に見舞われたリグルはといえば……。
759 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/06/28(火) 00:10:34 ID:???
先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、
★リグルにとっては想定外→! card★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
JOKER→リグル「ハッハァー! 今ので見切ったッ!! 次は確実に決まるぞ!!」 スキル・何があっても落ち込まないを取得していた。
ダイヤ・ハート9以下→リグル「ちぇっ……まあいいや、後半に決めればチャラさ!」 前向きリグル。
ハート10以上→リグル「えへへ、可愛い顔だって!」 ヘルナンデスの発言に照れてた。仕方ないね。
スペード・クラブ→リグル「おかしいよ! なんでだよ! エースのシュートだぞ!?」 怒った。
760 :
森崎名無しさん
:2011/06/28(火) 00:10:46 ID:???
★リグルにとっては想定外→
クラブ8
★
761 :
森崎名無しさん
:2011/06/28(火) 00:10:53 ID:???
★リグルにとっては想定外→
ダイヤA
★
762 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/06/28(火) 00:42:07 ID:???
>★リグルにとっては想定外→ クラブ8 =リグル「おかしいよ! なんでだよ! エースのシュートだぞ!?」 怒った。★
==================================================================================================================
ヘルナンデス「ん?」
映姫「む……」
反町「リ、リグル……?」
リグルは激怒した。必ず、かの邪知暴虐のロリコンを取り除かなければならぬと決意した。
リグルは自身をエースだと確信しているし、そのことを寸分も疑っていない。
それだけの実力はあると周囲からも認知されはじめ……そして、ウルグアイでも確かな結果を残したのだ。
だからこそ、リグルにとってはエースの自分がゴールを決めるのは当然であり。
逆に、何度も何度もゴールを阻まれるという事象自体が、まるで理解が出来ない。
エースである自分のシュートを阻まれる筈が無いと、本気でそう信じていたのだ。
故に、リグルは考えた。イタリアは何かしらのインチキをしている筈なのだと。
リグル「反町、アレだよ! 昨日のフランスみたいにズルしてるんだよこいつら!!」
反町「ちょっ……!?」
先日のイタリアvsフランス戦を見た時に、外の世界のサッカーにはズルやインチキがあると知ったリグル。
そんな彼女が、この結論に至ったのも無理はない。
彼女の中ではまず「自分のシュートが何度も止められる筈が無い」という結果だけがあり。
ならばどうして止まったのかと言われれば、それはもう、何かしら正攻法でない方法を相手が使っているとしか思えなかったからである。
その表情に猛烈な嫌悪と恨みがましいものを浮かべながら、映姫とヘルナンデスを睨み付けるリグルだが……。
反町は慌ててこれをなだめつつ、早く自陣に戻ろうとリグルを促す。
反町「不用意に変な事を言うなリグル! 審判にカードを貰っても仕方ないぞ!?」
リグル「だってズルしたんだもん! くそっ……! いくら私がエースだからってインチキまでするなんて信じられないよ!!」
反町「だから言うなって……!」
幸いにも審判の目はほかに逸れているようであり、リグルを注意するそぶりは見られないが……。
それでもはらはらしながら、反町は自陣へと戻り始める。
763 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/06/28(火) 00:43:31 ID:???
一方でイタリア守備陣はといえば、不当に自分たちが不正を働いていると言われて当然ながら怒りを感じていた。
正々堂々と決められたルールの中で戦い、その中での活躍を不正によるものだと言われれば、誰でも怒るだろう。
それは本来は温厚であるヘルナンデスとて例外ではないらしく、彼はその表情を険しいものにしていた。
ヘルナンデス「……(流石の僕も少しイラッときちゃったな。
しかし、インチキって……今のセーブのどこにそんな要素があったのか……)」
映姫「(矮小な筈の妖怪が身に余る力を手にするからこうなる……橋姫と同様、やはり彼女も黒ですね……)
それよりヘルナンデス君、反撃を!」
ヘルナンデス「おっとと、時間は……攻めきるには少し足りないか。 なら……」
先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、
★ヘルナンデスの判断→! card★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
JOKER→ヘルナンデス「当然オーバーラップだ!」 GKはオーバーラップをするもの
ダイヤ・ハート→ヘルナンデス「フラン! 遠目でもいいから打つんだ!!」 フランに撃たせようと、まずは中盤にボールを預ける!
スペード・クラブ→ヘルナンデス「エーキ、頼むよ!」 距離減衰無しシュートとか反則でしょう?
764 :
森崎名無しさん
:2011/06/28(火) 00:45:24 ID:???
★ヘルナンデスの判断→
スペードQ
★
765 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/06/28(火) 00:47:43 ID:???
東方サッカーのとんでもサッカーの中でも一際とんでもなシュートが飛んでくるぞー!!
といった所で本日はひとまずここまで。続きは明日以降書かせていただきます。
それでは、お疲れ様でしたー。
766 :
森崎名無しさん
:2011/06/28(火) 00:49:06 ID:???
うーん、まあ逆に言えばこれは好機だわな。
大ちゃんはシュートには強いし、これでエーキのガッツが削れれば楽になる
767 :
森崎名無しさん
:2011/06/28(火) 00:49:50 ID:???
でもこれで一発ゴールされたら正に地獄だけどね……勘弁してクレー
768 :
森崎名無しさん
:2011/06/28(火) 00:49:51 ID:???
乙
リグルは頭おかしいなw
769 :
森崎名無しさん
:2011/06/28(火) 00:55:25 ID:???
翼「くそっ……! いくら相手がリグルだからってインチキまでするなんて!」もっとおかしい人がいますw
770 :
森崎名無しさん
:2011/06/28(火) 01:53:29 ID:???
翼「こうまで妬まれ、マークされているなんて…! やはり世界はリグルを注視している!」
771 :
森崎名無しさん
:2011/06/28(火) 03:30:50 ID:???
すぐハーフタイムいってガッツ回復だからなー
ここでえーき様がガッツ減らしても後半まだカウンターシュートされそう
あとリグルは反省しろww
772 :
森崎名無しさん
:2011/06/28(火) 09:42:10 ID:???
エースなることは難しく、エースであり続けることはさらに難しいのだよリグル
773 :
森崎名無しさん
:2011/06/28(火) 23:40:09 ID:???
>>769-770
三杉「君は何を言っているんだ」
774 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/06/29(水) 00:02:06 ID:???
>★ヘルナンデスの判断→ スペードQ =ヘルナンデス「エーキ、頼むよ!」 距離減衰無しシュートとか反則でしょう?★
================================================================================================================
ヘルナンデス「(一番最良なのは、フランちゃんに遠目でも撃ってもらう事だ。
フランちゃんのミドルシュートも、決して低い威力じゃない。 距離が遠くても決まる可能性がある。
何より、フランちゃんのスタミナを余らせたまま後半に持ち越すのは勿体ない! が……)」
フランに通すには、やや上がり目の位置につけているパスカットに長けた穣子。
そして、ボランチの位置につくタックルの名手ヒューイをどうにかしていなさなければならない。
せめてヒューイだけならば、まだパスで繋いで渡すという事も出来たかもしれないのだが……。
穣子がいる以上、確実につなげるとは言い難い。
それならば、確実にシュートを撃てる選手に撃ってもらう――ヘルナンデスはそう決断をし――。
ペナルティエリアのやや外という位置につけていた映姫へと、ボールを転がした。
ヘルナンデス「よし……エーキ、頼むよ!」
映姫「……いいでしょう。 私もこの同点という有耶無耶であやふやな状態のまま後半にいきたくはありません!」
反町「!? し、しまった……!?」
このヘルナンデスの行動を見て、反町は慌てて戻りかけていた体を反転させて映姫へと駆け寄る。
あまりの守備の卓抜ぶりを見て、反町は忘れてしまっていたのだ。
四季映姫の真価は、カウンターシュートと優れたボールカット能力だけではない。
MFとしても十二分に出来るオフェンス能力と、下手なFW顔負けの決定力も持ち合わせているのだという事を。
ジョン「あっ……あっとぉ!? これはヘルナンデス選手、ボールを大きく出しません!
まずは一旦映姫選手へと預け……あ、ち、違うッ!? こ、これは……!?」
グワァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!
775 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/06/29(水) 00:03:07 ID:???
ボールを持つと同時、その小さな体を一杯に伸ばしながら、右足を振り上げてシュートの構えを取る映姫。
自陣ゴール前からという、あまりにも距離のありすぎる位置からの、無謀にも思えるシュート。
しかし、そのシュートが無謀なものではないという事は、このフィールドに立つ全員が知っていた。
彼女のシュートは、十六夜咲夜の霧の湖シュートや八坂神奈子のエクスパンデット・オンバシラ同様。
距離の影響をまるで受けない、無敵のロングシュートなのだから。
反町「み、みんな! 中央に寄れ! シュートブロックだ!!」
うどんげ「ひゃ、ひゃああああ〜っ!? (た、助けて師匠〜っ!!)」
静葉「(……これが決まってしまうと、拙い! せめて人数の足しになれば……!)」
美鈴「だ、大丈夫ですか穣子さん? そんな体じゃ吹き飛ばされたら……!」
穣子「はぁ……はぁ……だ、大丈夫よ。 (どうせ後半になれば交代されるんだもの……ここで全部出し切ってやる……!)」
レティ「ヒューイ、あなたはフォローに備えて!! チルノ、飛ぶわよ!!」
ヒューイ「はーい」
チルノ「おーっ!」
大妖精「あわわわわわ……まままま、まわまわ、回って……!!」
映姫「無罪か有罪か、白黒今こそつけてみせましょう! ハァァァァァァアアアアアアアアアアアッ……!!」
776 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/06/29(水) 00:04:34 ID:???
先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、
★映姫→ ! cardラストジャッジメント 62 +(カードの数値)+(BorW+1)=★
★反町→ ! cardブロック 53 +(カードの数値)+(人数差補正+2)=★
★静葉→ ! cardブロック 49 +(カードの数値)+(人数差補正+2)=★
★うどんげ→ ! cardブロック 49 +(カードの数値)+(人数差補正+2)+(不屈の女神Lv2+2)=★
★穣子→ ! cardブロック 48 +(カードの数値)+(人数差補正+2)=★
★美鈴→ ! cardブロック 52 +(カードの数値)+(人数差補正+2)=★
★チルノ→ ! card顔面ダイビングアイシクル-Lunatic- 64 +(カードの数値)+(人数差補正+2)=★
★大妖精→ ! cardローリングパンチング 63 +(カードの数値)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
【シューター】−MAX【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から(フランがフォロー、諏訪子がフォロー、ヒューイがフォロー)
≦−2→幻想郷ボールに。
【シューター】−【キーパー】
≧2→映姫のシュートがゴールに突き刺さる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から(フランがフォロー、右コーナーキック、ヒューイがフォロー)
≦−2→幻想郷ボールに。
【補正・備考】
映姫:ラストジャッジメントには吹っ飛び係数5がついています。
穣子:ダイヤで「麦のカーテン(+4&100消費)」
チルノ:スキル「最強」によりカードが9かQの場合15になる。
777 :
森崎名無しさん
:2011/06/29(水) 00:04:49 ID:???
★映姫→
JOKER
ラストジャッジメント 62 +(カードの数値)+(BorW+1)=★
778 :
森崎名無しさん
:2011/06/29(水) 00:05:26 ID:???
★反町→
ハート5
ブロック 53 +(カードの数値)+(人数差補正+2)=★
もうだめだ…おしまいだぁ…!
779 :
森崎名無しさん
:2011/06/29(水) 00:05:39 ID:???
★反町→
スペード8
ブロック 53 +(カードの数値)+(人数差補正+2)=★
780 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/06/29(水) 00:05:48 ID:???
申し訳ないです、うどんげと穣子は間に合えばこちらで引いてください。
★うどんげ→ ! cardブロック 49 +(カードの数値)+(人数差補正+2)=★
★穣子→ ! cardブロック 48 +(カードの数値)+(人数差補正+2)+(不屈の女神Lv2+2)=★
781 :
森崎名無しさん
:2011/06/29(水) 00:06:05 ID:???
★静葉→
ハート3
ブロック 49 +(カードの数値)+(人数差補正+2)=★
782 :
森崎名無しさん
:2011/06/29(水) 00:07:24 ID:???
★うどんげ→
ダイヤA
ブロック 49 +(カードの数値)+(人数差補正+2)=★
783 :
森崎名無しさん
:2011/06/29(水) 00:08:35 ID:???
★穣子→
ダイヤ5
ブロック 48 +(カードの数値)+(人数差補正+2)+(不屈の女神Lv2+2)=★
784 :
森崎名無しさん
:2011/06/29(水) 00:09:00 ID:???
★美鈴→
クラブ8
ブロック 52 +(カードの数値)+(人数差補正+2)=★
785 :
森崎名無しさん
:2011/06/29(水) 00:09:03 ID:???
★チルノ→
ハート3
顔面ダイビングアイシクル-Lunatic- 64 +(カードの数値)+(人数差補正+2)=★
786 :
森崎名無しさん
:2011/06/29(水) 00:09:06 ID:???
★美鈴→
クラブ2
ブロック 52 +(カードの数値)+(人数差補正+2)=★
787 :
森崎名無しさん
:2011/06/29(水) 00:09:38 ID:???
★大妖精→
スペードK
ローリングパンチング 63 +(カードの数値)=★
奇跡は起こらないか!
788 :
森崎名無しさん
:2011/06/29(水) 00:11:21 ID:???
リードされたことより守備陣壊滅したのが頭痛い……普通にやったらもう2点はくらうで…
789 :
森崎名無しさん
:2011/06/29(水) 00:12:24 ID:???
チルノが1だけでも減衰させられてれば……
790 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/06/29(水) 00:20:42 ID:???
':, ', i , '"´:::::::::::| l / ヽ〉〉`'' 、. / /
\ ':, ,.-‐ー-‐ 、 |\ヘ:::::::::::::::::::| l> rァ//::::::::::::::::>ァ /
\ i´、/ ./ /i `r、,.へr‐'、__,.へ_r‐、r'"`7ー-ァ--ァ'、_:::::_,.-''" /-‐ァ _
、 _,,.. -| 〈 ハ ! !_ノ |__く_`7-'"´`"'ー'⌒/i´⌒ヽ_/-、__7⌒ヽ. / /-ァ - ''"´
「 ', ハ.ノ i | |.>/i::::::::::i:::::::/、::/ i:::;ハ:::::i::::::::::::::`ヽ.,__7ー-'、/
. | `/ `´ .お |く.__|::;'::::;ハ:::/_」_ヽ.|/ !::/i::::::/,!ィ'|:::::::Y::::`ヽ/ ─- ---
! __,,../--─. ま ト.、 ノへ:/:::!7´ ,.、ヽ! レ' l>'‐-'、ハ:::::i::::::::;ヘ
|. /_,,..-┐ え | ヽ.り::ハi'! !,.リ i"`i Yi::::!:::::// ',ヽ、.,_
.! /i__,,..-‐| ら ! Y::::::! ` `´ . !_,リ ノレi:::〈〈___」 `ヽ.!
.| |__,,..-‐| み | ! ̄`"''.、 ,. -,─- 、 ⊂⊃ハi::::::i::::|ヽ. //
!. ! ヽ! ん. ! |ヽ、 ヽ|/´ ', ,.イ::;':::::;i::::!ヽ、!//
| r‐r ''"「`i な ! |i ト、_ ,! ,.ィ'::::!::/:::::;'|::::! /`´
.!. └'"i"´i二 | .リ i`7ァ-=ニi´:::::ハ:/)'ヽ;:::| レ' /l /i
! 二| |二 | / /-'ヽ、:;_l」_>、!、.,_ )' ( レ' ./'/i i
| -‐ノ | !_,.'" /::::::::::::::::::Y::::::::ヽヲ!`ヽ. /ヽ. // i7 /
| __」─-‐、''"::::::::::::::::::::::::::O:::::::::::Y Y-‐く // 大/
という事で本日は短いですがここまで。
この後は時間もないので、ハーフタイムに突入。名将ぐーや様の作戦会議からとなります。
それでは、お疲れ様でした。
791 :
森崎名無しさん
:2011/06/29(水) 00:23:36 ID:???
知らないのか?ケツからひっくり返すのが最高にかっこいい勝ち方なんだぜ乙でしたー
792 :
森崎名無しさん
:2011/06/29(水) 00:26:52 ID:???
乙でしたー
793 :
森崎名無しさん
:2011/06/29(水) 00:31:42 ID:???
結果だけ見れば今のところ確かに名将乙でした〜
794 :
森崎名無しさん
:2011/06/29(水) 01:24:15 ID:???
リグルの言っていたズルとはこれのことだったのかー?
こんなの反則だぜw
795 :
森崎名無しさん
:2011/06/29(水) 01:31:23 ID:???
しかしどうしようかね本当
反町のシュートが跳ね返されないまでもこぼれだまくらいにはされそうだし
向こうは芋様いなくなったからぽんぽんハイボールだしてくるだろうし
攻めかたも守りかたも思い付かない
796 :
森崎名無しさん
:2011/06/29(水) 01:33:21 ID:???
俺はまあ、リセット前の奇跡期待タイムのつもりでいるよ。
某霧雨スレの気分で。
797 :
森崎名無しさん
:2011/06/29(水) 01:33:36 ID:???
詰みって事だよ
いわはず
しっかしどうするかね
早苗さんだけでもいて欲しかった
798 :
森崎名無しさん
:2011/06/29(水) 01:35:16 ID:???
とりあえず味方の状態チェックしてからじゃないと作戦立てづらいね
799 :
森崎名無しさん
:2011/06/29(水) 01:48:14 ID:???
静葉さんをDFにして飛ばすのはどうかな?
800 :
森崎名無しさん
:2011/06/29(水) 07:51:16 ID:???
静葉はレティとじゃ飛べない…発想は悪くないんだけどね…
801 :
森崎名無しさん
:2011/06/29(水) 07:58:54 ID:???
ここで芋さんのスタミナが0になってなかったら続投でいいんじゃないですか?
不屈の女神ならガッツ低いとパワーアップしますから問題なし
パチュリーと組んで中盤でパス止めさせまくればOK
802 :
森崎名無しさん
:2011/06/29(水) 21:13:11 ID:???
勝てぬなら勝たせて見せようホトトギス
803 :
森崎名無しさん
:2011/06/29(水) 21:56:49 ID:???
勝てぬなら勝つまでやろうホトトギス
804 :
森崎名無しさん
:2011/06/29(水) 22:28:02 ID:???
勝てぬなら買ってしまえホトトギス(審判買収w)
805 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/06/30(木) 01:06:39 ID:???
>★映姫→ JOKER ラストジャッジメント 62 +(カードの数値)+(BorW+1)=78★
>★反町→ ハート5 ブロック 53 +(カードの数値)+(人数差補正+2)=60★
>★静葉→ ハート3 ブロック 49 +(カードの数値)+(人数差補正+2)=54★
>★うどんげ→ ダイヤA ブロック 49 +(カードの数値)+(人数差補正+2)=52★
>★穣子→ ダイヤ5 ブロック 48 +(カードの数値)+(人数差補正+2)+(不屈の女神Lv2+2)=57★
>★美鈴→ クラブ8 ブロック 52 +(カードの数値)+(人数差補正+2)=62★
>★チルノ→ ハート3 顔面ダイビングアイシクル-Lunatic- 64 +(カードの数値)+(人数差補正+2)=69★
>★大妖精→ スペードK ローリングパンチング 63 +(カードの数値)=76★
>≧2→映姫のシュートがゴールに突き刺さる!
>※映姫がJOKERを出して勝利したので全能力+1、映姫のシュートはこれ以上上がりません。
>※穣子のガッツが0になりました!
=================================================================================================
そのシュートが放たれた瞬間、誰もがその眼を疑った。
頭では映姫のシュートが、本職ストライカー顔負けのシュートだという事を理解していたのだが……。
しかし、映姫のシュートはブロッカーたちがそう認識をしていても、尚、驚異を覚えるだけの威力を持っていたのである。
映姫「独善!」
反町「うわぁっ!?」
映姫「偏見!」
静葉「きゃあっ……!?」
映姫「保身!」
うどんげ「うぎゃーっ!?」
映姫「憤怒!!」
穣子「ぐぁっ……!?」
806 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/06/30(木) 01:07:39 ID:???
映姫「怠惰!!」
美鈴「ぬわーっ!?」
映姫「無知!!」
チルノ「あ、あたいがとめっ……ぷぎゃらああっ!?」
映姫「……盲信!!」
大妖精「ま、回ってなんでも……あ、ああっ……」
フィールダー達が吹き飛ばされるたびに、一つ一つ罪を数え叫ぶ映姫。
その間にもボールはぐんぐんと、反町の放つオータムドライブをも超える速度で突き進み。
ブロックは不得手な反町や静葉といった者たちはおろか、ウルグアイ戦で活躍をしたチルノ。
世界でも有数のセービング技術を持つといえる大妖精の差し出した右腕をも素通りし……。
パシュッ……ピピィーッ!!
ゴールネットへと収まってから数秒……唖然としていた審判の笛が、フィールドに鳴り響く。
自陣ゴール前、ありえない程の遠距離からの、超ロングシュート。
四季映姫の放ったラスト・ジャッジメントは、文字通りこの試合をひっくり返し……。
ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!
それからしばらくして、観客席は熱狂したかのように一斉に湧き上がる。
そして、イタリアフィールダー陣もこの逆転に大きく跳ねて喜びながら……。
しかし、四季映姫だけは堅い表情のまま、その手に持つ悔悟の棒を前へ差出し、呟いた。
映姫「貴方がたが七つの罪、確かにお伝えしました。
その痛みと屈辱を胸に、自責し反省し改める……それが貴方達に出来る善行よ」
幻想郷Jrユース 1−2 イタリアJrユース
807 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/06/30(木) 01:08:48 ID:???
ジョン「なっ……なんっ……という事でしょうかァァァアアアアアアアアアッ!?
し、四季映姫選手ッ! 自陣ゴール前からの超ロングシュートが、決まってしまったァァアアアアアアアアア〜ッ!?
凄いッ! 凄まじすぎる、四季映姫選手ッ!! 流石は幻想郷最強と謳われるDFッ!!
彼女に死角はないのかっ!? この試合、守備に攻撃に獅子奮迅の活躍ですッ!!
これで2−1ッ!! イタリア、幻想郷を突き放してしまったァァァアア〜ッ!?」
反町「い、いたた……く、くそっ……! (決められたか……! これで1点ビハインド……こんな時間帯で……!!)」
静葉「(お地蔵様にやられるなんて……皮肉なものね……)」
この土壇場でゴールが決まったとあり、実況席も興奮した様子でこの惨状を伝え……。
一方で当事者である反町らといえば、ブロックで吹き飛ばされ痛む体を起こしながら、苦々しい顔でスコアボードを見る。
2−1……最悪でも同点で終われる筈だった所を、たった1本のロングシュートで劣勢に追い込まれてしまった。
その事実は点差以上に反町たちにとって重いものとなり……。
そして、この映姫のシュートはただの得点以上に幻想郷にとって重要なものを喪失させた。
うどんげ「む、むちゃくちゃだよぉ……って……あ、み、穣子ッ!!」
反町「!? ま、まさか……!?」
その事に一番最初に気付いたのは、腐っても医者の卵であるうどんげであった。
痛みに耐えながら立ち上がった彼女が見たものは……物言わぬまま倒れ伏す、DF――秋穣子の姿。
これを見て瞬時にうどんげは声を上げながら駆け寄り、状態を見始め……。
幻想郷メンバー、それにイタリアメンバーも事態に気付いたのかざわめきながら駆け寄ったり、遠巻きに見たりし始める。
808 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/06/30(木) 01:09:55 ID:???
美鈴「や、やっぱり無茶だったんですよ! あんな体でブロックに入るなんて……!」
静葉「今更言っても仕方ない事よ……それで……穣子は無事なの、うどんげ?」
うどんげ「詳しく見ないと断言できないけど……多分、疲労の蓄積で気絶をしてるだけ……だと思う。
"だけ"とはいっても、かなり危険な状態ではあるんだけど……しっかり休ませれば、大丈夫だわ」
ヒューイ「それじゃあ、後半は……?」
うどんげ「そ、そんなの無理に決まってるでしょ! しっかり休ませるっていうのは、今日一日安静って事よ!
後半なんか出れる筈無いじゃない!」
輝夜「……にとり、穣子の代わりに入って。 残り時間は、無難にパスを回させるようにね。 無駄に体力を使わせないで……頼んだわよ!」
にとり「わ、わかったよ!」
ジョン「あぁぁ〜っとぉ……これは……幻想郷!
この試合、何度も空を飛んでいたパスカットの名手――秋穣子選手が……どうやらプレイ続行不能のようです!
今、チームメイトに支えられてベンチへと戻っていきます! これは……気絶しているのでしょうか!?
そして、穣子選手に代わり幻想郷はここで河城にとり選手を投入します!」
ピエール「あれだけ動き回っていた上に、吹き飛ばされたのだからな……無理もない」
さとり「なんにせよ、これで幻想郷はパスカットに長けた彼女を続投させる事は出来なくなった……。
それに……あの氷精も、既に歩くのが覚束ない程に疲弊をしてしまっている」
こいし「イタリアのFWは体力満タンなのに、幻想郷は殆ど壊滅状態なんだね……」
ピエール「その上に1点ビハインドだ。 ここから試合をひっくり返すのは……相当難しいぞ」
809 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/06/30(木) 01:11:12 ID:???
にとり「……お姫様曰く、残り時間は時間を稼いで終わらせろって。 まあ、残り時間も5分も無さそうだし。
無駄に攻めて体力を使うのも馬鹿らしいから……妥当な案だろうね」
反町「……そうだな(リグルの体力も気がかりだし……ハーフタイムをはさまないと攻めきれそうにないか)」
大妖精「チ、チルノちゃん……大丈夫?」
チルノ「へーっ、へーっ……だ、だいじょーぶよ大ちゃん! あたいってば……さいきょーだからね!!」
レティ「(まさか……チルノが二度も続けて抜かれるなんてね……)」
険しい顔つきをしながら、穣子の代わりに入ったにとりは輝夜の伝言を一同に伝え……。
未だ熱狂冷めやらぬ観客たちの声を聴きながら、早々に試合を再開。
その後は、無闇に攻め込まず輝夜の指示通りにパスを回して時間を稼ぎ。
一方でイタリアもこの1点差のままで前半を終えたいのか深追いはせず、双方の思惑通りに時間はただ過ぎてゆき……。
ピッピッピィーッ!!
前半戦は2−1――イタリアJrユースが1点のリードを守ったまま終わり。
双方の選手達は、控室へと引き上げ始めるのだった。
−J−H− Jリグル 300/750 H反町 690/880
−−−−−
−−I−− I静葉 425/660
G−−−F Gパルスィ 645/700 Fうどんげ 665/750
−−E−− Eヒューイ 735/760
−−D−− D美鈴 725/800
C−A−B Cにとり 660/660 Aレティ 530/760 Bチルノ 125/840
−−@−− @大妖精 465/620
※ハーフタイム突入前の出場メンバーのガッツです。ここからハーフタイムを経て200回復します。
810 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/06/30(木) 01:13:14 ID:???
【幻想郷Jrユース 控室】
ガチャッ!
静葉「! 穣子の様子はどうなの……!?」
うどんげ「う、うん……とりあえずは大丈夫。 さっき言ったように、やっぱり疲労が溜まってるだけみたいで、外傷は殆ど無いから。
ただ……やっぱり、この試合は……」
反町「無理か……」
輝夜「まあ……既に交代はしてるんだから、どちらにしろこの試合は仕方ないわ……後半は穣子の代わりに……にとり、頼んだわよ」
にとり「(とはいっても、私に求められてるのはブロックだよね、やっぱ……)あいよ!」
輝夜「よし、それじゃあ注目! 後半に向けての戦い方について話していくわよ!」
ハーフタイムに入ってから数分後。
意識を失った穣子の様子を見ていたうどんげが戻ってくるまで、輝夜は一同に体を休める事に集中しろと指示を出し……。
うどんげが帰ってくると同時、注意を集めて後半からの試合の持っていき方について説明を始めようとした。
これを見て、まだロクに休ませてもらっていないうどんげは大きくため息を吐くのだが……。
当然ながらそんな些細な事には誰も気づいてくれない。
せめてもの救いは、てゐが気を利かせてドリンクをうどんげに手渡してくれた事であろう。
輝夜「前半戦戦った通り、やはりイタリアは強いわ。 昨日戦ったウルグアイも強かったけれど、あれはあれで穴があった。
決定的なストライカーにマンマークをつけて封じ込めれば失点も抑えられたし、守備も伊吹萃香に気を付ければいいだけだったからね。
でも、今日の試合は違う。 両FWはハイボールに強い為にロングボールを入れられればそれだけでピンチに切り替わるし。
守備の面では四季映姫とヘルナンデス君が立ちふさがる。 その脅威は、前半戦だけでみんなわかったと思うわ」
この輝夜の言葉に一同は頷く。
昨日のイタリアとフランスの試合を見て、十分イタリアの強さはわかっていた筈なのだが……。
しかし、その見たもの以上に、イタリアは強かった――強すぎたのだ。
霊夢や魔理沙、早苗や咲夜、妖夢(?)がいたとしても勝てたかどうかわからない程に。
811 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/06/30(木) 01:14:18 ID:???
輝夜「でも、私たちは勝たなきゃいけないわ。 その為の闘志をどうか捨てないように、後半に臨んで頂戴。
……それじゃあまず、チルノ。 交代するわよ」
チルノ「うー……あたいはまだやれる……!」
レティ「無茶言っちゃいけないわよチルノ……後は私たちに任せて、しっかり休みなさい」
一同を鼓舞しつつ、まずは体力が枯渇寸前のチルノの交代を宣言する輝夜。
これを受けて、当然ながら根っからの負けず嫌いであるチルノは反発をするのだが……。
その口調もどこか力がなく、レティの説得もあってか渋々折れる。
ただ、やはりチルノは自分が出れなくてにとりが出れるという事に怒りを覚えるのかにとりを睨み付け……。
一方でにとりは苦笑いを浮かべながら、どうして嫌われてるんだろうかと頬をかいて考えるのだった。
お空「うにゅ。 それで、チルノの代わりには誰を入れるの?」
輝夜「パチュリーよ。 パチュリーを入れなければ……この点差は跳ね返せないわ」
リグル「昨日カード貰ったのに大丈夫なの? また失敗するんじゃない?」
パチュリー「……そうはならないよう、努めてプレイに集中するわよ」
そして、チルノの代わりに投入をするのは――霊夢らがいなくなった今、間違いなくこのチーム1の実力者であるパチュリー=ノーレッジ。
ウルグアイ戦での不調やカードの累積がやや気がかりではあるものの……。
しかし、今はそのパチュリーに頼らなければならないのが幻想郷Jrユースの台所事情である。
反町「(パチュリーさんが本領を発揮してくれれば、一気に形勢がこっちに傾く筈だからな……。
……あれ? ところで輝夜さんはパチュリーさんをどこで出すつもりなんだろう? えっと……)」
812 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/06/30(木) 01:15:29 ID:???
A.「パチュリーさんはFWですか? 得点を取り返すのが何より先決ですし……」
B.「パチュリーさんはオフェンシブハーフですか? 攻撃の駒を増やさないとイタリアの守備を突き崩せそうにないですし……」
C.「パチュリーさんはディフェンシブハーフですか? ヒューイのパスカットをカバーする形で……」
D.「パチュリーさんはDFですか? これ以上点を入れられるのはまずいですし……」
E.「(いや、間違った答えを言ったら赤っ恥をかきそうだ。 黙っておこう)」
F.その他 自由投票枠
先に2票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
813 :
森崎名無しさん
:2011/06/30(木) 01:15:54 ID:743xdoVU
C
814 :
森崎名無しさん
:2011/06/30(木) 01:16:12 ID:???
C
815 :
森崎名無しさん
:2011/06/30(木) 01:17:00 ID:ltQzFtyo
C
816 :
森崎名無しさん
:2011/06/30(木) 01:17:17 ID:e8tpM/6U
C
817 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/06/30(木) 01:18:26 ID:???
パチェさん今度こそオナシャス!という所で本日はひとまずここまでです。
長文を書いてたら長くなってしまいました。申し訳ないです。
それでは、お疲れ様でしたー。
818 :
森崎名無しさん
:2011/06/30(木) 01:19:17 ID:???
穣子…無茶しやがって…乙でしたー
819 :
森崎名無しさん
:2011/06/30(木) 05:25:02 ID:???
相手がロングパスしてくるならオフサイドトラップが出来るのか
820 :
森崎名無しさん
:2011/06/30(木) 08:08:25 ID:???
引き以上に戦術面で遅れをとった印象がある前半だったかな
守備にしろ攻撃にしろ
821 :
森崎名無しさん
:2011/06/30(木) 18:21:06 ID:???
穣子と美鈴が役割的に被っていた、実質美鈴である必要なし
1DMF、SBなし穣子の負担が大きくなって当然だった
閻魔が鬼だった、それでもブロッカー仕事してくれ
パルスィの指示がドリブル突破のみ、パスを出さない出せない出させない状態
センタリングさせるなら静葉が適当だったような
パルスィはもう開き直ってトップ下配置中央突破のみが楽なんでは
MF反町ならパルスィはサイドの意味がある
前半感じたことをぼやいてみる
822 :
森崎名無しさん
:2011/06/30(木) 18:28:46 ID:???
OF戦術的にはリグルを孤立させすぎパル一点突破すぎうどんげ置物すぎ、かな
もっと反町が前で積極的にボール受けないと全然機能しないね
823 :
森崎名無しさん
:2011/06/30(木) 18:31:14 ID:???
うーん、現状だと実はパルスィFWのほうがいい気さえしてきた。
反町がトップ下に座って試合をコントロールするべきなんじゃないか?
824 :
森崎名無しさん
:2011/06/30(木) 18:38:24 ID:???
えーき以外のDFはパスカット54だから、反町ならそれなりに分のいい勝負なんだけど…
リグルに直接低い球を出せないのが痛いね。
せめてもう一枚駒がいればポストに使えるのになあ…。
825 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/07/01(金) 23:27:21 ID:???
>C.「パチュリーさんはディフェンシブハーフですか? ヒューイのパスカットをカバーする形で……」
=============================================================================================
輝夜「ええ、そうよ。 パチュリーはディフェンシブハーフに……ヒューイと一緒にダブルボランチとして出す」
うどんげ「OMFじゃないんですか? 1点負けてるんですよ?」
輝夜「確かに1点を取り返す事も重要だけど……これ以上点を失う方が、ダメージがでかい。
パチュリーをOMFやFWにして攻めの手数を増やすというのも悪くは無いけれど、とりあえずはボランチで出すわ」
反町の読み通り、輝夜はパチュリーをディフェンシブハーフとして出すと宣言。
穣子がいない現状、ヒューイ1人ではイタリアのパスをカットするのは難しく。
その為にも、ここは本来は攻撃的な選手であるパチュリーをボランチとして起用せざるを得ない。
1点差を跳ね返すのを目指すのならば攻撃的なポジションとして出したい所であるが。
それ以上に、イタリアのツートップへの不用意なパスを遮断しなければ到底勝ち目はないのだ。
輝夜「それに伴って、DFは全員CBとしての3バックにするわ。 イタリアにはサイドアタックは無い。
中央だけを固めてさえいれば問題は無い」
にとり「(確かに……今出てるDFは全員が全員CBタイプだもんね……そうせざるを得ないか)」
輝夜「そして……イナバとパルスィをポジションチェンジするわ」
うどんげ「へっ!? わ、私が左サイドになるんですか?」
パルスィ「……あの前半でそこの妬ましくないウイングのドリブルを止めてたサイドハーフ対策かしら?」
DFのフォーメーションチェンジは、その妥当性から全員に受け止められたものの……。
しかし、パルスィとうどんげのポジションチェンジについては、一部の者から不満の声が漏れる。
確かに前半、いい動きを見せていたイタリアのサイドハーフ――ディモスを抜くのは、うどんげでは難しい。
だが、それでもパルスィを左に配置したままならばそのサイドから突破出来る可能性は高かったのだ。
ポジションチェンジをし、ディモスにパルスィをあてるというのは、勝てる勝負を放棄しているにも近いと言えるのだが……。
輝夜はあくまでもポジションチェンジはすると言い、譲らない。
826 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/07/01(金) 23:28:43 ID:???
輝夜「みんなの言いたい事もわかるけれど、片方だけのサイドしか突破出来ないとなればどうしてもその攻撃パターンを読まれてしまうわ。
それはあまりにも拙い。 だから、両サイドから攻撃出来るという可能性を相手に示しておきたいのよ。
その為にも、イナバとパルスィはポジションを変える。 いいわね、2人とも」
うどんげ「は、はいっ!」
パルスィ「どいつが相手だろうと突破してやるわよ……妬ましい……!」
輝夜「守備ではパチュリーとヒューイが連携をして、とにかくボールカットに集中する事。
仮にボールを通された時は……美鈴、あなたの動きが重要になってくるわよ。
集中して、ボールを跳ね返しまくりなさい」
パチュリー「(攻撃参加は……あまり積極的には出来ないわね。 今いる攻撃陣に期待をするしかないか……)」
ヒューイ「はーい」
美鈴「は、はいっ!」
輝夜「にとりとレティは当然、シュートブロックを常に意識しておいて。 四季映姫のロングシュートも、まだ撃ってくる可能性もある。
いざとなれば、フランドールが遠目からミドルを撃ってくる可能性だってある。
後半戦、1点もやれないんだから……45分、隙を見せないように気を付けて!」
にとり「あいさ(まあ私のブロックが悪魔の妹君や諏訪子様に通用するかって話だけどね……ま、やってみますか)」
レティ「ええ(……フランドールのヘディングは、減衰すらまともに出来そうにないのよね……)」
827 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/07/01(金) 23:29:43 ID:???
輝夜「攻撃は……前半、まるで駄目だったわ」
リグル「なにィ!?」
反町「……………………」
輝夜「真正面から撃ちに行くなんて馬鹿のすることよ。 頭でしっかり考えて、どうするのが最善かその時その時判断をする事」
リグル「エラそうに何様のつもりだー!」
輝夜「お姫様よ。 ……反町君、あなたがスルーを狙ったのはわかったけれど……その考え方で間違っていない筈よ。
後半も相手のゴール前でかき回していって、なんとか隙を見つけて頂戴」
反町「はい!」
輝夜「イナバ、あなたも機を見てゴール前に行きなさい」
うどんげ「へっ!? わ、私がですか!?」
静葉「……うどんげのシュート力ではとてもじゃないけれどあのキーパーは抜けないと思うけれど」
輝夜「それは百も承知よ。 うどんげをゴール前に出すのはシュートを撃たせる為じゃない。 ポストプレイの為よ。
相手もイナバにシュート力が無いのは知っている筈だけれど……ゴール前で人数が増えれば、その分注意を割かざるを得ないわ。
とにかく、ゴール前で相手をかく乱し、揺さぶり、四季映姫をかわす。 こうでもしないと、勝てるものも勝てないわ。
リグル、反町君。 貴方達もよくチームメイトと連携をして、どうにか四季映姫をかわす手段を考えなさい」
リグル「(ちぇっ……私のライトニングリグルキックなら今度こそゴール奪えるのにな。
まあいいや。 相手はインチキしてるんだし……それに、いろんな事やるのがエースだもんね)」
反町「はい!(やっぱりポストプレイやスルーを活用していった方がよさそうだな……。
最悪こぼれ球になったとしても、映姫さんをかわせるだけで意味がある)」
輝夜「残りの交代枠は1つだけ。 みんな、よく体力配分にも注意して後半に臨みなさい! それじゃ、いってらっしゃい!!」
反町「よし……いこう! いこうぜ、みんな!!」
828 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/07/01(金) 23:31:13 ID:???
こうして幻想郷Jrユースが作戦会議を終え、後半こそは逆転をしてやると息巻いていた頃。
イタリアJrユースの者たちもまた、後半に向けての戦い方について話し合っていた。
1点リードをしているとはいえ、それでもまだ試合時間は45分残っている。
この状況で楽観をする程、イタリアの選手達は馬鹿ではなかった。
ヘルナンデス「それにしてもエーキ、最後のロングシュートは見事だったね。 でも、やらせておいてなんだけど体力は大丈夫かい?」
映姫「あのシュートは私の力によるものではありません。
すべてはブロックに来た、セーブに来た者たちが犯していた罪が彼ら彼女らに返ったのみです。
私を褒めるというのはお門違いですよ、ヘルナンデス君」
諏訪子「あーうー……(相変わらずむちゃくちゃな理論だよこの閻魔……)」
映姫「それで体力についてですが……そうですね……まだ十分、後半を戦うだけの余力はありますよ。
あと2回……程度は浄玻璃の鏡も用いる事が出来るでしょうね」
自らの功績を誇る事無く、全ては彼らの罪が故であると言う映姫。
その態度に周囲の者たちは呆れの表情を浮かべつつ……しかし、映姫はそれには気づいていないのか。
淡々と、現在の自身の体力を一同に説明し始める。
829 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/07/01(金) 23:32:26 ID:???
諏訪子「カウンターシュートは2回分か……そんだけありゃ、十分にも思えるね」
ヘルナンデス「だけど映姫には出来る限りフィールドには立っておいて欲しいからね。
その2回を後半早々に使われる事態になっちゃ困るよ」
映姫「……では、後半は私も積極的にボールカットに回るとします。 これならばカウンターシュート程に体力は浪費しません」
ヘルナンデス「(失敗したらあのソリマチっていう奴の問答無用シュートを食らいそうだけど……今日のエーキは絶好調らしい。
そうそうボールカットにも失敗しない……か)よし、それじゃあ攻撃だけど……」
映姫「恐らく相手はパチュリー=ノーレッジを中盤に入れてくるでしょう。 ですから、パス攻勢は逆に不利となる可能性が高い。
洩矢諏訪子、貴方が下がってドリブルで突破する……それが今、貴方に出来る善行ですよ」
諏訪子「ゲロ……神様相手に説法垂れるかね普通。 まあいいよ、どうせ前半動けなかったから体力は有り余ってるんだ。
後半はもうちょっと中盤の争いに参加するさ」
ヘルナンデス「(言いたい事が全部言われちゃったな……)
ああ、それとフランちゃん。 フランちゃんはあまり中盤で争わなくていいからね」
フラン「うー……前半全然ボール飛んでこなかったから後半は暴れようと思ってたのにー……」
ヘルナンデス「(フランちゃんの守備力も大したもんなんだけど、反則だけが怖いんだよねー……本当)
まあまあ、フランちゃんにはシュートに専念してほしいんだよ。 頼んだよ」
フラン「……わかったよー。 でも、あんまりボール飛んでこないとドッカーンしちゃうんだからね!」
体力の減少した四季映姫、前半まるでボールに触らせてもらえなかったツートップの運用法などを検討し。
イタリアJrユースたちもまた、後半に臨む為に控え室を後にする。
残り時間は45分――最後に笑っているのは、果たしてどちらなのか。
830 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/07/01(金) 23:33:30 ID:???
−J−H− Jリグル 500/750 H反町 880/880
−−−−−
−−I−− I静葉 625/660
G−−−F Gうどんげ 750/750 Fパルスィ 700/700
−E−D− Eヒューイ 760/760 Dパチュリー 700/700
−−−−−
−CAB− Cにとり 660/660 Aレティ 730/760 B美鈴 800/800
−−@−− @大妖精 620/620
※ハーフタイムを経た事で全員のガッツが200回復しました。また、ポジションチェンジ・フォーメーションチェンジを行いました。
831 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/07/01(金) 23:35:49 ID:???
ジョン「さぁぁぁ〜っ、ハーフタイムも終了し、両チームの選手達が入場してきましたァッ!!
幻想郷Jrユースはここで、体力が限界に達していたと思われるチルノ選手に代え!
もやしのエース、パチュリー選手を投入!
これは幻想郷Jrユース、勝負をかけてきましたッ!
果たしてこの起用が吉と出るか凶と出るか!? 幻想郷、1点差を跳ね返し見事に勝利をもぎ取れるか!?
泣いても笑っても残り時間は45分! 後半もまた、楽しみな試合ですッ!!」
ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!
観客「それでもパチュリーなら……パチュリーならなんとかしてくれる……!」「フランちゃんかわいいようふふ」
「1点差は厳しいぜ……引き分けならできなくもないかもしれないけれど、勝つのは無理だろJK」
「諦めんなよ! 諦めんなよそこで!!」「駄目駄目駄目諦めたら! 積極的にポジティブに頑張れッ!!」
ディアス「? ……あのパチュリーっての、今度はボランチか?」
永琳「本来は攻撃的な選手だけれど……彼女はパスカットが得意だからね。 イタリアのパスワークを止める為の起用でしょう。
(姫様も采配だけは本当にまともなのよね……采配だけは……)」
パスカル「でも、あの攻撃力を素直に攻撃に使えないってのは痛いな……1点ビハインドなだけに」
ディアス「下手に上がったら隙を突かれてパスを通されそうだからな。 残ったオフェンスだけでイタリアの守備を突き崩すのは骨だぜ」
永琳「それでもパチュリーをボランチに置かなければ、失点の危険が高くなりすぎるわ。 故に彼女はボランチとして出すしかない。
後は……残ったオフェンス陣を信じるしかないという所ね……」
試合再開を控え、それぞれのポジションにつき始める選手達。
それらを見ながら観客たちは思い思いに後半の展望について話し始めるのだが……。
やはりともいうべきか、観客たちの意見の大半はイタリアが優勢というものであった。
守備を何よりも得意とし、カウンター戦術を得意とするイタリアが1点リードをしているという事実。
これは観客たちの目から見ても、大きなアドバンテージであった。
832 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/07/01(金) 23:37:09 ID:???
反町「(でも、この劣勢を跳ね返さなければ勝利は無いんだ……なんとかして……まずは1点返して、同点に追いつかないと!!)」
映姫「……ヘルナンデス君、試合前に言った私の言葉、覚えてますか?」
ヘルナンデス「エーキ達が来た本当の理由……だっけ?」
映姫「ええ、そうです。 ……どうです? わかりましたか?」
ヘルナンデス「……エーキ達が来た事の大まかな理由、というのはなんとなくわかったよ。
ただ、漠然としすぎている。 ……具体的にどうしてきたのか、というのはわからないな」
映姫「そうですか。 ……では、もっとよく考えてください。 そして、己が何をすべきか理解をする。
それが今の貴方に出来る善行ですよ、ヘルナンデス君」
ヘルナンデス「………………」
追う者と追われる者、諭す者と諭される者。
この試合にかける思いはそれぞれ違えど、目指すものは同じ。
幻想郷Jrユースがこの劣勢をはねのけるのか、それともイタリアがこの点差を守り――或いは突き離し勝利を収めるのか。
誰もが視線をフィールドに向ける中……後半開始を示す、審判の笛が鳴り響いた。
ピィィィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!
833 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2011/07/01(金) 23:38:10 ID:???
諏訪子「よっし……それじゃ、頼むよマルコ君!」
マルコ「あいよォッ!」
審判の笛が鳴ると同時、一旦ボールを後ろへと下げて前へと急ぐイタリアツートップ。
一方でボールを持ったマルコはといえば、中盤である程度回しながら溜めを作る。
マルコ「(相手のFWは両方タックルが上手い筈だからねぇ……スワコさんでも流石に突破は出来ないと踏んだかね。
とはいえ、パスでかわすにも相手のボランチがパスカットが得意ならロングパスも出来ない。
短くもう一度スワコさんに通すしかないねぇ……よし!)それっ、いくよッ!!」
バッ!!
反町「(俺のパスカットなら止められる筈だ……!)届けッ!!」
パルスィ「妬ましい……! パスでなら簡単に抜けると思っている貴方が妬ましい! あとキャラ付が妬ましい!!
名前でキャラ付したはいいけれど、ぶっちゃけどうしゃべらせていいのか迷いがありありな感じが妬ましい!!」
先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、
★マルコ→ ! cardパス 54 +(カードの数値)=★
★反町→ ! cardパスカット 52 +(カードの数値)+(人数差補正+1)=★
★パルスィ→ ! cardパスカット 52 +(カードの数値)+(人数差補正+1)+(橋姫Lv1+1)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ボールは綺麗に諏訪子へと通った! 諏訪子、そのまま中央突破!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に(フランがフォロー)(フランと静葉で競り合い)(静葉がフォロー)
≦−2→イタリアボールに。
【補正・備考】
反町:ダイヤで「スベスベマンジュウガニカット(+2)」
834 :
森崎名無しさん
:2011/07/01(金) 23:40:06 ID:???
★マルコ→
クラブ4
パス 54 +(カードの数値)=★
835 :
森崎名無しさん
:2011/07/01(金) 23:41:45 ID:???
★反町→
クラブJ
パスカット 52 +(カードの数値)+(人数差補正+1)=★
836 :
森崎名無しさん
:2011/07/01(金) 23:42:04 ID:???
★反町→
スペードA
パスカット 52 +(カードの数値)+(人数差補正+1)=★
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