キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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レス数が900を超えています。1000を超えると表示できなくなるよ。
【いざ】ファイアーモリブレム31【新天地!】

1 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/05/26(木) 00:32:08 ID:???
キャプテン森崎のスピンアウト作品です。『ファイアーエムブレム紋章の謎』の世界に
送り込まれた森崎が、マルスたちと共にアカネイア大陸を冒険する物語となっています。
基本は本編と同様に、選択肢の中から第三者(ロムしている人)がどれかひとつを選ぶ事によって進んでいきます。
また必要に応じてトランプを引いてもらったりしてランダムに進行していくこともあります。

【注意】
このスレの物語やキャラの性格は、中の人の都合で原作並びにキャプテン森崎本編とは異なる場合があります。
設定などもストーリーの都合上若干オリジナル要素が含まれていますので、苦手な方はご注意ください。

〜これまでのお話〜

世界一のGKになるというマルスとの誓いを果たすため、森崎はワールドユース大会に臨む。
強敵ひしめく予選リーグを突破し、イングランド、アルゼンチン、ドイツとの連戦も乗り越え、
ついに大会開催国であり優勝筆頭候補のブラジルとの決勝戦を迎えた。
ブラジルは正GKのゲルティス欠場という大きなハンデを抱えるものの、
後半から出場してきた謎の男コインブラの持つ超人的な力で一挙に反撃に躍り出る。
だが、幾多の戦いの中でこれまでバラバラだった全日本ユースがついに一つのチームへと昇華した。
それぞれの役目を果たす堅実ながらも強固な守りでブラジルの追撃を振り切り、ついに優勝の栄冠を掴みとる。
試合が終わった瞬間、突如力尽きたかのようにフィールドに倒れる中山を介抱する森崎。
しかしそこで森崎を待っていたのはガトーの協力のもと自らの身体から追い出した『超モリサキ』ことラムカーネ。
そしてリンダのスターライトで倒したはずの暗黒司祭ガーネフによる襲撃だった。
二人は才能を失い苦悩に陥った中山をそそのかし、闇の力に飲み込ませ森崎を襲わせる。
だが、森崎は中山の内に秘めた厚き友情の心を感じ取り、過去の罪の精算を甘んじて受け入れた。
そのまま全てを失い暗き闇に堕ちていくはずの森崎の精神だったが、一筋の暖かな光が新たな道を作り出した。


何度でもやり直せる。立ち上がれる。森崎は強き決意のもと、星の光に導かれながら新たなる未来へと歩き出そうとしていた。


☆前スレ
【暗黒から】ファイアーモリブレム30【英雄へ】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1303911310/l50

75 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/05/31(火) 18:18:51 ID:???
〜第8位〜【40票】

・ジューコフ

ミディア「グルニアの知将ジューコフ。過去に部下を人質に取られたことで
     敗北を喫したことに深く傷つき、卑怯な手段と理解しつつも
     戦いに勝利するためにその戦術に身を費やした重将軍……」

リンダ「あのオグマさんとの戦いに勝利し、さらには森崎くんを2度も打ち負かした実力の持ち主ね。
    その後神剣『エタルド』を引っさげてグルニア軍として再登場も果たしたわ」

シーマ「最期まで武人として生き、武人として倒れた彼は今はエタルドと共にグルニアの大地で眠っているみたいね」

ミディア「それではそんな強敵に送られたコメントの数々を紹介しましょう」

★まさに強敵だった
シーマ「戦闘中の数々の覚醒。これが彼を語る上での全てね」
★もう一度森崎と戦って欲しかった
ミディア「もしも再戦していたら……どうなっていたのかしらね」
★個人的に1部最強の敵
リンダ「カードの引きによってはシーダも危なかったみたいだから…本当に手強かったのね」


リンダ「それでは次の…おっと、ここで一気に3人が並びましたァ!」

ミディア「同率5位に選ばれたのはこの3人ね。マケドニアに咲く一輪の花こと聖女レナ。
     戦場でもサッカーでも活躍し続けた正義の盗賊ジュリアン。
     サンパウロユースの守護神、そしてワールドユース大会でブラジルのGKも務めたレナートくんね」

76 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/05/31(火) 18:20:17 ID:???
〜第5位〜【41票】

レナ「投票してくれた皆さん、感謝いたします。とてもうれしい気持ちで一杯だわ」

ジュリアン「……それはいいんだけどさー。なーんでお前がここにいるわけ?」

レナート「フッ、それはこの誰よりも気高い誇りを持つレナート様だからだろうに」

ジュリアン「空気を読め馬鹿者が!ここは俺とレナさんが同票同コメント数でラブラブっぷりをアピールするはずだったのに!
      だいたいお前のその名前が気に食わねぇ!紛らわしいんじゃボケがァ〜〜!!」

レナート「なにを身勝手なことを!俺のあまりの人気っぷりに嫉妬心丸出しとは見苦しいぜ!」

レナ「ジュ、ジュリアン落ち着いて!レナートくんもどうか許してあげて……」

シーマ「…というわけで偶然にも票数もコメント数も被ってしまった3人に来てもらいました。
    まずはそれぞれの近況などをお聞かせ願いたいのですが」

レナ「はい。私はかねてより積み立てていた資金で個人経営の孤児院を設立しました。
   戦火で家を焼かれた子供たちへ少しでも暖かな寝床と美味しい食事を用意してあげたくて…」

ジュリアン「マケドニアはドルーアと同盟を組んでいたっていう負い目もあるからな。
      ミネルバ王女がなんとか傾きかけた国を建て直そうとしているが、現状厳しいところだぜ」

ミディア「そのあたりの詳しい話は後々ミネルバ王女本人に尋ねるとして…
     孤児院での活動以外にも、ジュリアンはサッカー選手としても人気を博しているとか」

レナ「はい。ミネルバ様のご意向で、マケドニア諸国によるサッカーリーグが発足したのです」

77 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/05/31(火) 18:21:29 ID:???
ジュリアン「カタギの仕事で孤児院のチビたちに服や飯を充実させるには
      俺にできることといったらやっぱりサッカーしか無いと思ってさ。
      まだまだ小規模な草サッカー並みのリーグ戦だけど、いずれは
      アリティアやアカネイアのみんなとも試合ができるようにしたいところだぜ」

シーマ「レナート殿の方はどんな状況になっているのですか?」

レナート「……ワールドユース大会でブラジルは日本に敗れた俺達は、
     優勝を当然だと思っていた国民からはひどいバッシングを受けたよ。
     特に…ゲルティスの代わりを務めきれなかった俺にその矛先は向けられたさ」

リンダ「そんな……で、でもレナートくんだって一生懸命戦ったんでしょう?」

レナート「頑張るだけで満足させられるのはせいぜい自分自身だけだ。
     俺達の国はいかに結果を残せるかどうかで選手の価値が決まってくる。
     決勝戦まで無失点ゲームを続けていたあげくの2失点での敗戦だ。納得もいくぜ」

ジュリアン「そんで、お前はその非難とやらに負けてサッカーを投げ出したのか?」

レナート「……そんなわけないだろう。大好きなサッカーで飯を食うことが俺の小さい頃からの夢だったんだ。
     サンパウロのトップチームにあがり、ようやくその夢が叶おうとしてるんだ。
     いい気分はしないのは確かだけどよ、俺の精神はその程度で崩れるほどヤワじゃないんでな。
     それに……俺のこと『ポストのほうがマシ』とか抜かしやがったあのイタリアンに借りを返さなくちゃいけねぇんだ」

ジュリアン「そうか。お前ももうただ楽しむだけのサッカーをしているわけじゃないんだな。
      生きるための……自分の価値を見出すためのサッカー。
      決して楽しいことだけじゃない。チームの内情とか、フロントの意向とか
      一選手の立場では納得できないこととか色々出てくると思うが……ま、お互い頑張ろうぜ」

レナート「ふん、分かったようなことを言いやがって」

78 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/05/31(火) 18:22:58 ID:???
ミディア「えーと、とりあえずは意気投合で纏まったって形でいいのかしら?
     それでは次はそれぞれに送られたコメントに返答していただきましょう」

レナ「では、まずは私からいきますね」

★死んだ時は本当にびびった
レナ「……ご心配をおかけしました。私も新たに授かったこの命を大切にしていきたいと思います」
★おおレナさんあなたは天使だ
レナ「面と向かって言われると少し照れくさいですね…」
★007は二度死ぬ……そして彼女の名前はレ(0)ナ(7)。つまり彼女は最初から二度の死亡判定がある運命だったんだよ!!
レナ「それはつまりもう私に死亡判定が起こらないと……そう信じてもいいのでしょうか?」
★ここだ!ここでお揃いだ!
★今回も狙いましょうよ・・・お揃い
レナ「わ、私はその…無理に揃えてもらわなくとも………でも、ありがとうございます」


ジュリアン「じゃあ続いて俺が返していくぜ」

★赤毛夫婦の安定感は異常
ジュリアン「(夫婦かぁ。ふうふ……これだけいい響きな言葉もそうそう無いだろうなぁ…)」
★赤毛の盗賊、かっこいいと思います。今は義賊?
ジュリアン「今はレナさんの孤児院の事務員が本職かな?(でも、いざという時のために盗賊のテクは錆びつかせてないぜ)」
★戦場でもサッカーでもいざというとき(だけ)は信じられない勝負強さを持つ男
ジュリアン「始めの頃は『モリブレムの石崎』とか言われてやっかみがられたのが懐かしいぜ」
★ダークサイドに行かなくてよかった・・・
★闇に落ちなくてよかった
ジュリアン「守るべき者を失った…生きる意味を失った人間にはなりたくないよな。やっぱりさ」

79 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/05/31(火) 18:23:58 ID:???
レナート「最後は俺か。二枚目は辛いぜ」

★名前のおかげで上位になった気がするw
レナート「君も俺のファンかい?覚えやすくてチャーミングな名前に生まれてよかったぜ」
★レナストーカー
レナート「俺は女性には別け隔てなく紳士的に接するよう心がけている。あらぬ疑いはやめたまえ!」
★傭兵→司祭→キーパーにクラスチェンジ
レナート「その司祭さんも俺のように強いんだろ?同じ名前としてうれしいぜ」
★レナと紛らわしいんだよ!ww
★票数も同じくらいだしな
レナート「ああ…俺の名前はなんて罪深いんだ。神よ、この愛されすぎる俺の体質を許し給え…!」


リンダ「以上、同率第5位の3人でした〜!」

ミディア「名前が紛らわしいといえば、この世界にも似たような名前が結構多いわね」

シーマ「私とシーダ姫、そしてワーレンの傭兵のシーザなどがそれに当たるのかしら」

リンダ「それでは続いて第4位の発表です。森崎くんを覗いたキャプ森キャラの中で
    見事に最も多くの票数を得たのはこの人です!」

80 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/05/31(火) 18:25:32 ID:???
〜第4位〜【48票】

・新田瞬

新田「へへっ、ようやく俺も皆さんに真の実力を認められたってことでいいんですかね?」

ミディア「アリティアカップでは強力なライバルとして、代表選考特別試合では頼れる味方として、
     森崎くんと一緒に戦ってくれた全日本の隼ファイターこと新田くんの登場よ」

シーマ「未完の大器と呼ばれていた彼が、次々と才能を開いていくさまは確かに爽快だったわね」

リンダ「あの試合は君の活躍で一気に流れを持って行かれてしまったわね。悔しいけれど感心するわ」

新田「俺もまさか森崎さんと同じチームに選んでもらえるとは思っていませんでしたよ。
   ただでさえjrユース時代は冷遇というか嫌がらせというか…少なくとも好意は向けられていませんでしたからね」

ミディア「キッカケは何かは分からないけれど、森崎くんと和解できたみたいでなによりね」

リンダ「それで、ワールドユース大会で優勝したあとはその後どうしたのかしら?
    石崎くんの話では『フースバル』というプロチームに所属しているみたいだけれど」

新田「そのままサンパウロに残ることも考えていたんですけどね。サッカー協会の指示には逆らえませんから。
   いずれは実費研修してでももう一度ブラジルへ殴りこみに行きたいですね。
   でも、日本のサッカーレベルも海外リーグと遜色ないほど高まってきているのも事実ですし。
   まずはこの日本で一番のストライカーとなってみせますよ。今の俺になら不可能なことじゃありませんから」

シーマ「その自信を裏付けるために、沢山の鍛錬を積んできたのね。
    そんな貴方を応援するコメントもたくさん届いているわ」

新田「投票してくれた皆さん、ありがとうございます!
   しばらくは出番が少なくなるかもしれないけれど、要所要所で俺たち日本のメンバーが
   出てくることもあるかもしれないって予定だから、そのときはまた応援宜しくお願いします!」

81 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/05/31(火) 18:26:50 ID:???
★キャーニッタクーン
新田「いつも応援ありがとう!よーし、いつもよりやる気が出てきたぞー!」
★君が全日本のエースストライカーだ!
新田「(それでも絶対的なシュート力では翼さんや日向さんには届かない…何かいい方法な無いのかな?)」
★まさかのヒロイン候補
新田「ちなみに森崎さんが国内リーグに挑戦していれば俺や早田さんとチームメイトになっていたんだってさ!」
★必殺の隼
新田「たとえ素の能力で劣っていても、タイミングさえ掴めれば相手を出し抜くことも可能なのさ!」
★芸術的なドリブルにしびれた!
新田「今頃アルシオンはどうしてるのかな?まぁあいつの実力だったらすぐにプロになれると思うけど」


リンダ「というわけで第4位の新田くんへのコメントでした〜」

ミディア「投票時期のおかげか、代表選考特別試合で活躍した選手に票が集まる傾向があるわね」

シーマ「残すところはあと3人。彼も先の試合で大活躍をした一人だったわね」

リンダ「それでは登場してもらいましょう!原作主人公の補正は相変わらず!
    少しでいいからその覚醒チャンスを他の人に分けてあげて!マルス様〜!」

82 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/05/31(火) 18:28:50 ID:???
〜第3位〜【53票】

・マルス

マルス「これまでの多くの戦い、みんなの引きに大いに助けられたよ。
    まずはそのことにお礼を言いたい。僕達を勝利に導いてくれて本当にありがとう」

ミディア「お久しぶりですマルス王子。アリティアの復興は順調でしょうか?」

マルス「うん。もうすぐ森崎が久しぶりに来てくれるからね。
    彼を快く歓迎するためにもできるだけ早く城を修復しておかないと」

リンダ「マルス様はスレ初期の頃から森崎くんと一緒に戦ってきたんですよね?
    今やまさしく相棒といったポジションですけれど、最初の頃はそうでなかったらしいですが…」

マルス「ははは、そうかもしれないね。僕が彼のことを見直し始めたのは
    僕のあまりの不甲斐なさに彼が本気で怒ってくれたことからかな?
    あのとき森崎が怒ってくれたから、僕は軍の総大将としての覚悟を持てたと思っているよ」

シーマ「その後も数々のトラブルを重ねてきたようですが、やはり大きな要因になったのは…」

マルス「ディール要塞での戦いの後だね。森崎はオグマを失ったことにひどく落ち込み、一人で悲しみを背負い込もうとしていた。
    そこで確信したんだ。これまで僕達を引っ張って支え続けた彼にも助けの手が必要なんだ。
    そしてその助けとなれるのは旗揚げ時から一緒にいた僕にしかできないことなんだと思ったんだ」

ミディア「イベント時のカードの引きもそうですが、森崎くんが自分の利益を捨ててまでも
     味方の支えとなるような行動を取るようになったのも要因の一つでしょうか?」

マルス「そうだね。上に立つものとして、指揮官として。
    彼は本当に部隊のことを思いやれる良いキャプテンだと思うよ。
    アカネイアカップでの前夜でそれは確信に変わった。
    戦場では森崎が僕を、サッカーでは僕が森崎を支えていくと誓えるようになったんだ」

83 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/05/31(火) 18:30:12 ID:???
リンダ「互いが互いを支え、互いが互いを変える要因となった、まさに半身と呼べる素敵な親友同士なんですね。
    そんなマルス様にも多数のコメントが寄せられていますよ」

マルス「ありがとう。早速コメントを返させてもらうよ」

★戦場以外でなぜかぶっ倒れることが多い大将……チート引きの反動?
マルス「食事関係のイベントには色々苦労させられたね。湯あたりしたのも今となってはいい思い出だけどね」
★覚醒王子
★森崎に覚醒を分けてあげてw
マルス「覚醒するチャンスは森崎が一番多いはずなんだけどね…何が原因なんだろうか?」
★主人公だね
マルス「立場的にはやや傾いたダブル主人公の片割れらしいよ?」
★森崎板オールスターに入れたい
マルス「サッカーは僕達の知らない様々な世界や大陸でも流行中らしいね。
    そんな中で僕を推薦してくれる君の気持ち、ほんとうに嬉しいよ!」
★最初の一票は決まってるお前だマルス!
マルス「第2部でも君たちの期待に応えられればいいな。いや、応えてみせるよ。必ず」
★目指せアリティア産ファンベルグ!
マルス「森崎の世界での現在ナンバーワンプレイヤーなんだってね。
    今は比べることさえ恐れ多いと思うけど…でも、森崎との誓いのためにいつかは挑戦してみたいね」

リンダ「以上、第3位のマルス様のコメント返しでした〜」

マルス「第2部の始めは『前日編』として新ルール紹介などチュートリアル的なイベントが続くと思う。
    少し退屈かもしれないけれど、付き合ってくれると嬉しいな」

ミディア「新キャラクターも続々と登場するようだし、中の人も続きを書くのを楽しみにしているみたいよ」

シーマ「(……私もそろそろ帰らねばならぬ時が近づいてきたのか……)」

リンダ「次はいよいよ最後の発表となります。第2回ファイアーモリブレム人気投票。
    栄えある第1位に輝いたのは同率でこのお二人です!どうぞ〜〜!!」

84 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/05/31(火) 18:31:48 ID:???
〜第1位〜【55票】

・森崎有三
・ミネルバ


森崎「まず初めにお前たちに言っておくことがある!このスレの主人公はこの俺だからな!
   次回からキャプテンマルスだとかファイアージトブレムだとか戯言は許さねぇぞ!」

ミネルバ「森崎。まずは自分を1位に押し上げてくれた皆の者への礼が先ではないか?」

森崎「うっ……ま、まぁそうだな。俺が悪い引きの度に代理のスレタイ案が上げられていたからつい気が立って…」

ミネルバ「全ての意見を鵜呑みにしろとは言わぬが…上に立つものとして、
     これらの意見を無下にすることなど出来ないとは思うが?」

森崎「……ちっ。俺もこのスレの主人公にふさわしい実力を出せるよう努力は惜しまない。
   だからってわけじゃあないが、これからも応援してくれよな」

ミネルバ「私からも心からの礼を申し上げたい。幾度の厳しい戦いを共に乗り越えてきた森崎殿と
     同率で首位に並ぶことができて嬉しく思う。感謝の極みだ」

森崎「(そ…それってつまり…俺と隣同士になれて嬉しいってことだよ…な?そう思ってもいいんだよな?でへへへ…)」

リンダ「(うー……なんだか森崎くんのミネルバ様に向けられている視線が気になるわね……)」

ミディア「リンダ?どうしたのさっきから怖い顔で森崎くんたちを睨みつけたりなんかして」

シーマ「彼らの顔に何かがついているの?」

85 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/05/31(火) 18:33:13 ID:???
リンダ「な、なんでもありません!それじゃあ時間も少なくなってきたことだしお二人にはさくさくコメントを返してもらいましょう!
    (…今までのことは私の勝手な思い込みだったのよね。そう、きっとそう――
    トーマスくんを殴り倒してまで守ろうとしてくれたのも、魔導書を何冊も買ってくれたのも…
    あくまでも指揮官として接しただけであって……そうでなくちゃ、あまりにも……………だわ)」

森崎「さーて、それじゃあコメントを返していこうか。
   …それにしても相変わらずビラクへのコメントには届かないのな。いったいどうなってやがるんだ?」

★滑り込み投票!
森崎「その勢いに感心するぜ。人間飛び込んでなんぼだからな」
★1位の座をがんばりセービング!
森崎「ここは主役の(そしてヒロインの)特等席だからな。他の誰にも譲らんぜ?」
★1000票目!!
森崎「記念票てのはいつの時代もありがたいものだよな」
★これで並ぶ…!
★ミネルバ様に並ぶぞ!
森崎「最初の頃は他の連中に遅れをとってたんだよなぁ…お前たちのおかげでなんとか追いつけたんだな。感謝しとくぜ」
★話の主役
森崎「戦いでもサッカーでも主役にならなくちゃ俺は満足できそうにないな」
★友情・努力・勝利!
森崎「この三原則によって大成した多くの英雄たちのように、俺も成長し続けるぜ!」
★がんばれ主人公(?)
森崎「だからハテナをつけるなってーの!自信なさ気に言わなくても俺が間違いなく主役だから!」
★スライダーキャノンを尻でセービングw
森崎「フランスも4年前はもっと手強かったように思ったんだがなぁ。まぁ俺が強くなりすぎたのが原因かもな」
★フラグブレイカー
森崎「これまで多くの敗北フラグを破壊してきた俺に相応しい二つ名ってところだな」
★お前の竜に期待だ!
森崎「お陰さまでマッハシュートを二本とも止められたぜ。(だが、体へのダメージも相当だったんだよな…)」
★女難の相消えてる感じがしない。
森崎「はは…あの頃は本当に苦労したもんだぜ。女の子と出会っては驚かれ嫌な顔をされ…
   だが、だが第2部ではそんなヘマはしねぇぜ!男森崎20歳!今度こそ幸せを手にいれてやるんだーっ!」

86 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/05/31(火) 18:35:34 ID:???
ミネルバ「私にも同数のコメントが届いているのか。これが俗にいう【お揃い】というものか」

★おぱーい
★おぱーい
★Nice Oppai
★キョヌーは正義
ミネルバ「……アリティアでのあれが原因か。忘れてくれれば何かと助かるのだがな……?」
★戦闘とヒロイン候補、どっちも頑張ってくれた!
ミネルバ「この物語を盛り上げられる要因となれたのならば実に喜ばしいことだな」
★999
ミネルバ「333のダメージを相手に与えた上で必殺の一撃か。いつか繰り出してみたいものだ」
★追いつくかな?
★コメント数も一致させたいねェ
ミネルバ「作為的なことはあまり好まぬが…その心遣いには感謝しておこうか」
★この人が森崎と結ばれることを祈って・・・
ミネルバ「今はマケドニア復興のことしか頭に無いな。もしも全てが片付く時が来たならばそのときは……」
★ハーゲンダッツはむはむ
ミネルバ「甘いモノは実にいいな。公務で疲れた脳を癒す私の至福の時間だ」
★二部に期待
ミネルバ「…原作通りならばやや登場が遅いのが気がかりだな。
     指揮レベルやスキルでどれだけ生え抜き組と対抗出来るかが鍵か…」
★カワイイ人だと思う。
ミネルバ「カワイイ……か。悪い気分はしないが、もっと私の他にその言葉に相応しき者がいると思うぞ」

87 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/05/31(火) 18:37:06 ID:???
ミディア「ところでミネルバ王女。現在マケドニアでは反乱分子の鎮圧に手を焼いているとか」

ミネルバ「…ああ。特に前大戦時に兄上…ミシェイル王に味方をしていた
     元ドルーア同盟推進派の者たちが気がかりになっている。
     ルーメル将軍やリュッケ将軍等はその代表格と言えるだろう。
     この大変な時期に再び国が二つに割れてしまうことだけはなんとしてでも避けたいところなのだがな」

リンダ「もしアカネイアにお手伝いできることがあるのなら遠慮無く言ってくださいね。
    きっとニーナ様も快く承諾してくれるでしょうから」

ミネルバ「…かつてアカネイアに攻撃を仕掛けたマケドニアがこれ以上あの国に無理強いをさせるわけにはいかぬ。
     なに、白騎士団のパオラやカチュアもいる。兄上から託されたこの盾に賭けてもマケドニアは必ず守ってみせるさ」

シーマ「(タリスの部族争い、マケドニアでの反乱、そしてカダインでのドルーア残党の活動……
    これら全てが同時期に起こったのことが偶然だとは思えない。
    やはり何かが…何かがまた起ころうとしているのだろうか)」

森崎「と、いうわけで第2回ファイアーモリブレム人気投票の結果発表もおしまいだ。
   次回の更新から第2部のプロローグでもある『前日編』へと突入していくぜ。
   平和になったはずのアカネイア大陸のあちこちに立ち込める黒い影。
   そしてサッカー界を揺るがすほどに多発する謎の選手失踪事件。
   二つの世界の異変が一つに重なるとき、新たな戦いが始まるんだ。
   俺達の勝利はアンタ達の選択とカードの引きにかかっている。
   手強いサッカーシミュレーション『ファイアーモリブレム』をこれからも応援よろしく頼んだぜ!」

88 :森崎名無しさん:2011/05/31(火) 21:51:44 ID:???
wktkしながら待ってますですよ乙でした〜!

89 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/06/01(水) 00:07:28 ID:???
>>88
乙感謝です!
============
???「ええ、そうなのよ。たったいま外に出たばかりで…」

??「……そうですか。わかりました。これ、お見舞いの品です。政男くんにお大事にとお伝え下さい」

???「本当に…ごめんなさいね森崎くん」

森崎「いえ、気にしないでください。それでは失礼しました」

ガチャ…バタン。

部屋の扉越しから聞こえる二人の会話が途切れ、玄関の扉が閉められる乾いた音が聞こえた。
どうやら母親は自分の言うとおりに居留守に協力してくれたらしい。

中山母「……本当にこれでいいのね?」

中山「うん。ありがとう母さん」

本当にその言葉通りの感情が込められたか疑問に思うお礼を言い、中山は居間のソファーに腰を掛ける。

中山「ははっ……何をやってるんだよ俺は……」

これで森崎の見舞いをやり過ごしたのは何度目になるだろうか。
あの日。ワールドユース大会決勝戦のあと。力を使い果たしてフィールド上に倒れ、
医務室に運び込まれた後のことを中山は思い返していた。

中山「(俺は…取り返しの付かないことをしてしまった。よりにもよって…一番大事だったはずの親友に――)」

90 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/06/01(水) 00:08:38 ID:???
破滅のツボ。それは自分が南葛SC時代に森崎に突かれ、全身の運動能力を破滅に導いた原因である。
そのツボを押されたことで、中山の運命は大きく狂わされることになる。
リハビリに継ぐリハビリの末、ようやく人並みの運動能力を取り戻せたのも束の間、
破滅のツボによる体へのダメージはついに限界を迎え、ついには表向きは死亡したものだと周囲を誤魔化さなければならなくなった。

中山「(……どうしてあんなことをしてしまったんだ。俺は……俺は森崎と一緒に試合に出たかっただけなのに)」

初めはささやかな願いでしかなかった自分の夢は、新たな力を手に入れた途端に風船のようにみるみる膨らんでいく。
試合に出たい、試合に勝ちたい、試合で活躍したい、とその夢は不相応な野望へと姿を変えていく。

中山「(俺は……自分が受けた苦しみを森崎にも与えてしまったんだ……会わせる顔なんて…あるわけがない)」

あの時。どす黒い感情に全てを飲み込まれ、森崎の破滅のツボを突こうとする瞬間がフラッシュバックする。
必死に腕を振り払おうとするが、ゆっくりと着実にその腕は森崎の首筋へと伸びていく。
一番怖かったのは、自分の意識の何処かに間違いなくあの時の恨みを晴らそうとする悪しき心があったことだった。

中山「(それでも森崎は俺の全てを受け入れてくれた。自分も俺のように夢を諦めなくてはいけなくなったのかもしれないのに……)」

思い返すたびに後悔と自分に対する嫌悪だけが湧き上がる。
怖いのだ。自分の悪意のせいで力を失った森崎の姿を見てしまうのが怖いのだ。
自分が憧れ、一緒に試合に出たいというそれだけのために
どんなに苦しいリハビリにも耐えられた『夢の象徴』である彼が壊れていくのを見たくない。

91 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/06/01(水) 00:09:41 ID:???
中山はこの数日間、森崎を避けるように過ごし続けていた。
片桐の話では、森崎はワールドユース大会での活躍を認められ、
ドイツブンデスリーガのブレーメンとプロ契約を交わす話が出来上がっているらしい。
そして自分にも同じくブンデスリーガの契約の話が持ち上がっているのだが、中山は迷い続けていた。
最大の親友かつ最大のライバルでもある森崎と同じリーグで戦える。きっとこれ以上の夢はない。
だが、その夢は同時に絶対に見たくない光景をむざむざと見せつけられる可能性があるのだ。
自分の、いや、森崎と一緒に押した『破滅のツボ』により中学時代の自分と同じように
試合中に倒れ全てを失う森崎を目の当たりにしなくてはいけなくなるかもしれないのだ。

中山「(全てを捨てて逃げ出せるものなら逃げ出したい……でも、俺は……)」

逃げるわけにはいかなかった。黙っていても心の底から溢れてくる夢、欲望の塊が中山を黙らせはしなかった。
森崎に対する謝罪と後悔の念よりも、その夢は中山の体ひとつで抱えきれないほどに膨れ上がっていた。

そして数日後。中山は片桐の案内によりケルンの入団テストが行われるというグラウンドへと憂鬱な気分で向かっていったはず…だった。

92 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/06/01(水) 00:11:09 ID:???
その日、一人の男が涙を流した。多くの大切なものを失った悲しみで。
それと同時に一人の男は多くの大切なものを手に入れた。
その二人はまったく似ていなかった。違う容姿、違う体格、違う才能。違う運命を抱えていた。
その二人は互いの全てを掛けて戦った。己の夢と野望を成就せんがために。

その日、一人の男が光を失い、一人の男が影を手に入れた。
男は誓う。光あるところに影が生まれる。光を取り戻すには影が必要なのだと。
男は動く。多くの影を集めるため、己の全てを掛けて。夢と野望を成就せんがために。
その男は二人の仲間を手に入れた。永遠に近い時を共に歩む同士だった。

その日、一人の男が多くの大切なものを手に入れ、その代償で力を失った。
それと同時に一人の男に新たな力が授けられた。その代償で多くの大切なものを失った。
その二人はよく似ていた。同じ容姿、同じ体格、同じ才能、同じ運命を抱えていた。
その二人は表と裏、太陽と月、陰と陽、常に互いを干渉しあう光と影のようだった。

後にアカネイア大陸の吟遊詩人に歌い継がれる3つの連なる歌から紡がれるサ・ガ。
今こそ語ろう。大いなる運命に翻弄された英雄たちの物語を。
今こそ作ろう。もう二度とあのような悲劇を繰り返さないためにも。
そう。全てはこの日のために。トモダチとの誓いを果たすために――。





        ファイアーモリブレム 第二部 英雄戦争編


            〜森崎の謎 光と影のGK〜


                プロローグ

93 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/06/01(水) 00:12:34 ID:???
中山「さすがは名門ケルンの入団テストといったところか」

中山が見たのは自分と同じようにテストを受けるであろう選手たちが溢れかえる広場だった。
自分より一回りもふた回りも体格に優れた屈強な男達がこれでもかというほど並んで立っている。
よく見れば、ワールドユース大会で戦ったことのある選手もチラホラと目に入ってきた。

中山「(あれは確かオランダユースのイスラス…?あっちにいるのはアルゼンチンユースのバビントンだったか…?
   他にもエース級の選手があちこちにいる。こんなメンバーの中、俺が合格できるのか…?)」

これまで森崎に対する後悔の念による後ろ向きな考えでこのドイツまで乗り込んできた中山。
だが、やはり自分は心の根っこからサッカー人なのだろう。
こうして周囲を一流のユースクラスの選手に囲まれれば、否応無く対抗心に火がつきはじめる。

????「お待たせしました。私がこのチームの監督を務めるエレミヤと言うものです」

中山「(女の人が監督…?珍しいチームもあったものだ。でも…きれいな人だなぁ)」

中山たちの目の前に現れたのはとてもサッカーのフィールドとは不釣合いの
司教服に身を包み、ウェーブがかった紫色の髪と柔和な表情が妙な色気を醸しだす美女だった。

エレミヤ「貴方達の力を試させてもらいます。まず手始めに……
     サムスーフ山に巣食う盗賊たち、『サムシアン』を殲滅してもらいましょう」

中山「な、なんだ?サムスーフ山?盗賊?」

まったく聞き覚えのない単語が突然耳の中に飛び込んできた中山は訳がわからず狼狽える。
それを待ってましたと言わんばかりに、チームスタッフと思わしき一人の少女が前へと歩み出てきた。
エレミヤと同じ髪色のその少女は、どこか儚げな表情を浮かべながら中山たちの方を見やる。
ややおどおどとした、挙動不審な仕草が妙に愛らしく思えてしまうのは彼女が俗にいう美少女と呼ばれる存在だからだろう。

94 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/06/01(水) 00:13:48 ID:???
???「えーと…それでは説明いたしますね。今回の標的であるサムシアンとは…
    元々はサムスーフ山の悪魔と恐れられた凶悪な賊集団です。
    以前の暗黒戦争でその多くはマルス王子によって討伐されたようですが、
    逃げのびた者たちはこの森をアジトに再び勢力を広げつつあります。
    以前のように村を襲い、女子供をさらい、悪行の限りを行っているとか…」

????「ふーん…まあ、どうでもいいけど。で? エレミヤ様のご命令は、そいつら一人残らず殺せってことね?」

エレミヤの隣に立っていたチームマネージャーと思わしき金髪の少女が
髪をふわりとかきあげながらめんどくさそうに口を尖らせて呟く。
つり目の一見きついイメージを思わせるが、整った顔の各パーツから相当の美人であることが伺える。

???「はい。一人残らず、です。サムシアンの犠牲になった人々は大勢います。
    彼らを倒せば、もうこれ以上、犠牲にあう人々が出ることも…」

????「どうでもいいのよ、そんなこと。弱い奴が奪われるのは当然でしょ」

おどおどした少女は相変わらず物騒な単語を自信なさ気な口調で、しかしはっきりと自分たちに聞き取れるように語っている。
つり目の少女は興味なさ気に髪をいじりながら聞き流すように話を聞いている。

???「それではこれが貴方達の装備になります。
    この斧で相手を攻撃すれば体力を回復できますので怪我も怖くありません。安心して戦ってくださいね」

中山「え…?えええぇぇぇ!?」

突然手渡された鈍く光る刃物に中山は仰天の声を上げて辺りを見回す。
だが、他の選手達はさも当然のごとく斧を受け取って軽い素振りをして手に馴染ませていく。

???「もしどうしても怖くなったのでしたら…どうぞこれを」

95 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/06/01(水) 00:15:03 ID:???
自分を取り巻く現状を認識できず、口をパクパクさせることしかできない中山に、
おどおどした少女は微笑みながらゆっくりと顔を近づけながら何かを被せてきた。
少女の放つ甘い香りと同時に、無機物独特の冷たい感触が顔全体を覆い、視界が僅かに狭くなる。

中山「(……仮面?でも、いったいどうしてこんなことを…?)」

何がどうしてこうなったか分からないが、今現在中山がいる場所はケルンの入団テストの会場などではなかった。
この集団の監督と思わしき美女の話ではサムスーフ山の盗賊たちを成敗しに向かうらしいが…?

???「皆さん、準備は出来ましたか?それでは始めましょう」

????「ちょっと。あんたが仕切んないでよね。アイネ、ローロー、行くわよ。エレミヤ様の命を果たすの!」

中山「(アイネ…?ローロー…?いったいこの娘たちは何を言っているんだ…?)」

突然斧を手渡され、仮面を被せられた中山はとりあえず自分と同じような格好をした集団の後をついていくことにした。
一応面識はあるはずのイスラスやバビントンとなんとかコンタクトを取ろうと彼らの姿を捜し回る。



謎の仮面集団→ ! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→「…よう、久しぶりだな」この異様な状況でも冷静なイスラスを見つけることができた。
ハート→「あの…ここは一体どこなんでしょうか?」不安な表情(仮面なので分かりにくいが)のバビントンを見つけることができた。
スペード→「おい貴様。さっきからなにをうろちょろしてるんだ」金髪を後ろに束ねたイタリアンが話しかけてきた。
クラブ→「ウキキ…お前、はやく前に進め後ろがつかえてる」不気味な喋り方の大柄な男に話しかけられた。
JOKER→クライネ「ちょっとアンタ。あたしの護衛を任せるわ。ありがたく思いなさい」強引に腕を引っ張られた!

96 :森崎名無しさん:2011/06/01(水) 00:15:26 ID:???
謎の仮面集団→ スペードA

97 :森崎名無しさん:2011/06/01(水) 00:38:47 ID:???
まさかの101匹中山さんか…?

98 :森崎名無しさん:2011/06/01(水) 00:49:14 ID:???
>リンダ「それでは続いて第4位の発表です。森崎くんを覗いたキャプ森キャラの中で
>    見事に最も多くの票数を得たのはこの人です!」

なにィ!?覗きでござるか!?

99 :森崎名無しさん:2011/06/01(水) 00:50:48 ID:???
忍者自重。

100 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/06/01(水) 01:50:39 ID:???
>>97
中山には主にDS版で新登場したキャラクターとのリンクを担わせていますね。
>>98-99
どうしてこんな変換をしてしまったんでしょうか…『覗いた』ではなく『除いた』が正解ですね。
ちなみに森崎を覗いた新田が発見した森崎の持ち物のサイズは大体→ ハート9 くらいです。
============
謎の仮面集団→ スペードA
>スペード→「おい貴様。さっきからなにをうろちょろしてるんだ」金髪を後ろに束ねたイタリアンが話しかけてきた。


?????「おい貴様。さっきからなにをうろちょろしてるんだ」

突然後ろから聞こえてきた自分を非難する声に驚いた中山は振り返る。
目の前に立っていたのは自分と同じような無骨な仮面をつけた男だった。
特徴的なのは長めの金髪を後ろで一本結にしたところだろうか。

中山「何って…こんないきなり斧を手渡されて盗賊退治だと言われても訳がわからないって」

?????「そんなことは誰だって同じだ。俺が文句を言いたいのはそこじゃねぇ。
      お前の付けているその仮面は俺が受け取るはずだったリーダーの証でもある
      『10番』の番号が付いてるんだよ!お前に10番は渡さねぇ!」

中山「(駄目だこの男…まるで話が通用する相手じゃない…)」

中山は気づかなかったが、実はこの男こそイタリアが誇る新世代のエースストライカー
昨シーズンにミランからサンパウロへと移籍したストラットという選手である。
彼も中山と同様、いつものようにサンパウロの練習場へ向かっていたはずだったのだが
気がつけばこの謎の仮面の集団の一員にされてしまったのである。
そしてそれ以来、今中山の被っている仮面は彼の専用のモノらしく、こうして因縁をつけられているのだ。

中山「ええい、そんなにこの仮面が欲しいのなら持って行け!」

101 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/06/01(水) 01:52:19 ID:???
ストラット「お?なんだ、最初から素直にそう渡してくれればいいんだよ」

お互いの仮面を交換し合う最中、中山はこの因縁男の顔を垣間見る。
自分の記憶違いでなければ、その姿は間違い無くイタリアの絶対的エースと絶賛され、
多くの国民の期待を背にワールドユース大会へ挑むものの
まさかの予選落ちという結果に終わったイタリアユースのストラットであった。

中山「(そういえば…色々とニュースになっていたな。
   将来有望なサッカー選手が次々と失踪、行方不明になる事件が多発しているって)」

その行方不明者のリストの中にストラットの名前があったことに驚いたことは記憶に新しい。
中山はその記憶を思い出すと、だんだんと自分の置かれている状況が分かってくる。
どうやら行方不明と思われていた彼は、この謎の仮面集団の仲間として
エレミヤと名乗る女性の任務をこなしているらしい。そしておそらくはイスラスやバビントン、
そして自分も今頃ニュースで『行方不明』扱いされているだろう。

中山「(確かに全てを捨てて逃げ出したいと思ったけどさ…さすがにこんな状況望んじゃいねぇよ……
   森崎……俺、これからいったいどうなってしまうんだよ〜〜〜〜〜っ!!)」

両手に握られた斧の重さがどっしりと両肩に伸し掛る。
中山はすっかり機嫌を良くしたストラットととりあえず行動を共にすることを決め込んだのだった。

時にアカネイア歴606年春。後に英雄戦争と呼ばれる戦乱よりおよそ1年前の出来事だった――。

102 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/06/01(水) 01:53:35 ID:???
それは復興中の不安定な環境ながらも、暖かな誠意を感じる祝福だった。

ドーン!ドーンドーン!ポーン!パフパフパフ〜

心が踊る楽しい音を鳴り響かせながら、垂れ幕を持った一団が自分たちを囲んでくる。
誰もが自分に対し羨望の眼差しを向け、頬を上気させては歓迎の言葉を投げかけてくる。

森崎「(いや〜、ワールドユース大会を優勝したときは寝込んでいて
   祝勝会なんて出れなかったからなぁ。こんなに愉快な気分は本当に久しぶりだぜ)」

思わずにやけそうになる顔をキリッっと引き締め、黄色い歓声を背に受けながら
森崎はモロドフに引き連れられアリティア王宮の奥へと進んでいく。
たどり着いた玉座の間には懐かしい顔ぶれが集まっていた。

マルス「ようこそアリティア王宮へ。わが友、森崎有三」

森崎「来てやったぜ。わが友、マルス王子」

とても短いが精一杯心の篭った歓迎と再会の喜びが混じる会話を交わし、
森崎はここ最近の鬱憤をはらすかのような晴れ晴れとした顔で旧友たちと語り合った。

マルス「優勝おめでとう!僕は信じてたよ。必ず君が世界一の栄冠を掴み取れるって!」

シーダ「森崎くんほど頼りになるキーパーはいないもの。優勝するのは当然よね」

森崎「ふっふっふ。もっと褒めてくれ。讃えてくれ!」

まずはワールドユース大会優勝という最高の手土産をマルスとシーダに届ける。

103 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/06/01(水) 01:54:59 ID:???
森崎「へぇ〜!それじゃあ今はエストと同棲しつつお店を切り盛りしてると!?」

アベル「ああ。今じゃこの大陸のサッカー用具はほぼ俺の店の道具が使われてるんだぜ」

エスト「森崎くんの世界の道具にも負けない自信があるのよ。よかったらお一つ購入していかない?」

騎士団を退役し、恋人のエストとスポーツ店を経営しているアベルと近況を報告しあう。

カイン「というわけで、俺は新兵の教育係として毎日厳しい指導をしているのだ!」

森崎「カインが指導役ぅ?ちょっと心配だなぁ。訓練が厳しすぎるとか文句つけられてそうだなぁ」

カイン「な、なぜ分かった!昔から思っていたがお前は人の心の中が読めるのか!?」

森崎「さーて、どうだかね〜?というかお前の行動があからさますぎるだけだっての」

ジェイガンの跡を継ぎ、持病により無理ができないアランの代わりに騎士団長を務めるカインの苦労話に耳を傾ける。

ドーガ「戦いが終わってから体重が増える一方でな。なぁ、サッカーで痩せるにはどこのポジションがいいかな?」

森崎「いっぱい走ることになる中盤がいいんじゃないか?というかドーガはもっと食事制限しろよ」

1年前と比べて10キロも増加してさらに巨大化したドーガとのサッカー談義に花を咲かせ、

ジェイガン「よく来てくれた森崎殿。出来ればゆっくりと観光でもしてもらいたかったのだが…
      正式な騎士の叙勲を授かるために訓練を受けている従騎士たちを是非とも一度指導してもらいたいのだ」

そして今回の招待の目的の一つであろう『新兵の訓練』の手伝いの詳細をジェイガンから説明される。

森崎「さて、それじゃあ早速だがその期待の新人君たちの様子を見に行くとしますか」

104 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/06/01(水) 01:56:30 ID:???
ジェイガンに訓練場を案内されながら、森崎はまるで昨日のような懐かしい体験に浸っていた。
と、その時。

???「うわ〜!急げ急げ急げ!はやく行かないとまたジェイガンさんに怒られる!」

????「ちょっとクリス待ってください!ちゃんと前を向いて走って…きゃっ!?」

ドガァッ!!

森崎「ぐえぇっ!」

???「うわぁ!?」

????「ひゃあ!?」

曲がり角でいきなり森崎と衝突してきた訓練兵らしき二人組が派手に目の前で倒れている。
片方は丈の短いスカートと、マントを羽織った魔道士風の少女だった。
鼻を強くぶつけてしまったのか目の端に涙を浮かべて赤く腫れた患部をさすっている。
そしてぶつけた頭を抱えつつ起き上がろうとするもう一人の訓練兵にジェイガンは大声で怒鳴りつけた。

ジェイガン「クリス!カタリナ!またお前たちは遅刻寸前か!
      罰として訓練の開始前に私との手合わせを命ずる!」

クリス「ええ〜!?勘弁して下さいよジェイガンさん…」

カタリナ「私は軍師希望なので戦うことは苦手なんですけど…」

ジェイガン「文句を垂れる暇があるならすぐに中庭へ向かえ!
      問題児集団第七小隊のお前たちを今日こそ心身共々徹底的に鍛えなおしてくれるわ!カーツ!」

森崎「ん?第七小隊?それって確かマルスからの手紙に書かれていた…」

105 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/06/01(水) 01:58:10 ID:???
ワールドユース大会中にマルスから送られてきた手紙では、
いかにも期待の新人のように書かれていた第7小隊のクリスという兵士。
だが、実際にこうして対面してみると鬼教官に成り切っているジェイガンに
こっぴどく叱られてへこむ、所謂『劣等生』と思われても仕方のない若者だった。

森崎「(おいおい…こんなのが本当に期待の新人だってのか〜?)」

ガミガミとジェイガンからお叱りを受けるその訓練兵を見て森崎は少しがっかりしながらため息を吐いた。



☆☆☆クリス登場(クリスの性別を決定してください)

A男
B女

※男女の違いでステータスや選べる職業等の差はありません。
※装備品やイベントに若干の差が現れますが、基本的にはお好みでどうぞ。

『4』票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。
============
第2部の重要キャラの一人である『クリス』が登場したところで一旦ここまで。
次回からはクリスのより詳しい設定を決めていきたいと思います。それではまた。

106 :森崎名無しさん:2011/06/01(水) 02:00:38 ID:Em+Fb5cc

リンダの受け皿になってほしいところ

107 :森崎名無しさん:2011/06/01(水) 02:00:49 ID:fdvk8X7k


お疲れ様でしたー

108 :森崎名無しさん:2011/06/01(水) 02:02:02 ID:eH0/sGZA
B
ミネルバ様のライバルキャラになってくれ

109 :森崎名無しさん:2011/06/01(水) 02:03:30 ID:afffNCfo
b

110 :森崎名無しさん:2011/06/01(水) 02:04:01 ID:4IuaKJiA


111 :森崎名無しさん:2011/06/01(水) 02:06:20 ID:???
6分で決定乙でしたー

112 :森崎名無しさん:2011/06/01(水) 02:24:37 ID:???
ぬぅ…目をはなしていた間に決まるとは
クリスとカタリナのにゃんにゃんは好きだったので無念じゃ

113 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/06/02(木) 20:40:58 ID:???
>>111
おつどもですー。私もこんなに早く決まるとは思ってませんでしたねw
>>112
惜しくも選ばれなかった男クリスについてですが、実は密かに出番を用意していたりします。お楽しみに!
============
>B女

アンナ「は〜い!ここで一旦ストップ!今回新登場したこの『クリス』という女の子は
    絶賛発売中のニンテンドーDSソフト『ファイアーエムブレム新・紋章の謎〜光と影の英雄〜』の
    マイユニットと呼ばれるプレイヤーの分身みたいな存在のキャラクターよ。
    新人騎士である彼女はメキメキと頭角を現して近衛騎士となり、
    後にマルスを影から支えた歴史書に残らない英雄として密かに語り継がれる…というのが原作のお話ね。
    このスレには森崎くんという存在がいるから、少し立場が変わってくるけれど
    才能溢れる新人アリティア兵の一人というところは原作と同じなの。
    そこで今からこのクリスちゃんの職業を決めていきたいと思うわ」

114 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/06/02(木) 20:42:47 ID:???
☆☆☆新人兵士クリスの職業
【ステータス(成長率)】

Aソシアルナイト→パラディン
【H20(70)力7(40)技6(60)速7(40)運3(60)武6(50)守7(30)魔(3)】
装備 剣・槍→剣・槍 得意項目 タックル
・騎兵。バランスに優れ、高い機動力から先制補助や救出など幅広い活躍が可能。

Bペガサスナイト→ドラゴンナイト(ファルコンナイト)
【H18(60)力6(30)技8(50)速8(60)運3(70)武6(50)守7(30)魔6(3)】
装備 槍→槍・斧or(槍・剣) 得意項目 パスカット
・飛兵。速さに優れ、ソシアルナイト以上の援護能力があるが弓に弱い。

Cアーマーナイト→ジェネラル
【H20(80)力8(50)技5(30)速2(30)運3(50)武6(50)守11(60)魔0(3)】
装備 槍→槍・弓 得意項目 ブロック
・重装兵。守備に優れ屋内戦に強い。しかし速さに劣り弱点も多い。

D剣士→ソードマスター
【H18(70)力5(30)技12(50)速12(60)運3(60)武6(60)守6(20)魔0(3)】
装備 剣→剣 得意項目 ドリブル
・身軽な歩兵。技と速さに優れ、必殺の一撃を得意とするがやや打たれ弱い。

E傭兵→勇者
【H20(80)力6(40)技11(50)速10(40)運3(50)武6(50)守6(20)魔0(3)】
装備 剣→剣・斧 得意項目 ドリブル
・戦闘のプロ。技と速さに優れ、耐久力もある。

115 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/06/02(木) 20:44:11 ID:???
Fアーチャー→スナイパー
【H18(70)力7(40)技6(50)速5(60)運3(60)武6(60)守7(30)魔1(3)】
装備 弓→弓 得意項目 パス
・装備を固めた弓兵。初期能力は低いが将来性は高い。

Gハンター→ホースメン
【H18(80)力8(50)技5(40)速6(50)運3(50)武6(50)守6(20)魔0(3)】
装備 弓→弓・剣 得意項目 競り合い
・身軽な弓兵。クラスチェンジすると騎兵として援護能力が飛躍的に上がる。

H魔道士→司祭
【H18(70)力1(20)技4(50)速5(50)運3(70)武6(60)守4(20)魔4(3)】
装備 魔道書→魔道書・杖 得意項目 スルー
・魔術使い。両用攻撃、ブーストなど便利な能力を持つが体力や守備に劣り打たれ弱い。

I戦士→ウォーリアor(バーサーカー)
【H24(90)力9(70)技6(40)速7(40)運3(40)武6(50)守4(20)魔0(3)】
装備 斧→斧・弓or(斧) 得意項目 シュート
・斧戦士。力に優れた攻撃のスペシャリスト。その分守備に乏しい。


※上記の中からクリスの職業を選択してください。

『4』票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

116 :森崎名無しさん:2011/06/02(木) 20:45:49 ID:???
第二部冒頭、足りないのは…弓?
ゴードンいないし。でもカシムが早いか?

117 :森崎名無しさん:2011/06/02(木) 20:47:37 ID:???
ゴードンの弟がいるんじゃないかな?

118 :森崎名無しさん:2011/06/02(木) 20:54:00 ID:???
実プレイで強いのはアーマーか弓だったけどなぁ

119 :森崎名無しさん:2011/06/02(木) 20:54:10 ID:???
うん、ライアンはいるだろう。でも一人じゃなあ、と
あと、傭兵は足りるのかなあ…ナバが結構早いはず、か?

120 :森崎名無しさん:2011/06/02(木) 20:54:40 ID:56REGojM


121 :森崎名無しさん:2011/06/02(木) 20:55:02 ID:bnUyVdN6
A

122 :森崎名無しさん:2011/06/02(木) 20:55:37 ID:mzUp9lcI


123 :森崎名無しさん:2011/06/02(木) 20:56:52 ID:/BKWOAG2
C

ジェネラルって一部じゃほとんど味方じゃなかったしサッカー時のDFが欲しい、森崎の負担軽減的に
死ににくくもなるしね

124 :森崎名無しさん:2011/06/02(木) 20:59:58 ID:WSUjWkHw
C

125 :森崎名無しさん:2011/06/02(木) 21:01:46 ID:pSBKJEUo
C

126 :森崎名無しさん:2011/06/02(木) 21:04:54 ID:nU97uhh+
C

127 :森崎名無しさん:2011/06/02(木) 21:13:24 ID:???
アーマーか…一部のバランスだとダメージの幅が大きかったから活躍しにくかったが、二部は違うのかな

128 :森崎名無しさん:2011/06/02(木) 21:23:02 ID:???
上限が20だとアーマー系の利点が最終的に死ぬからね

129 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/06/02(木) 21:44:30 ID:???
>>127
このスレのアーマーナイトはクラスチェンジすると確実に『大盾』を習得できるのが強みですね。
しかし、第2部の新要素の一つである戦闘中の『三すくみ』があるので
斧系の敵が多い序盤は少し苦戦するかもしれません。
>>128
第2部は上級職になれば上限が一律30まで上がるので、アーマーの活躍頻度も上がると思いますね。
============
ジェイガンに雷を落とされてペコペコ頭を下げ続けるのは
紫色のふんわりとした髪が穏やかな印象を受ける魔道士風の少女と、
青髪を後ろに束ねた活発そうな顔ながら分厚い鎧に身を包む重騎士風の少女。
見たところ訓練の遅刻の常習犯という問題児らしく、
マルスの手紙に書かれていた『期待の新人たち』というイメージからは遠く離れた姿だった。

森崎「(なんだか昔を思い出すなぁ。俺も南葛SC時代はあんな風にヘマをしては怒られてばかりだったっけ)」

もっとも今の森崎はそんな不遇な時代など無かったかのような立派な立場にあるのだが。

ジェイガン「今日は何の日か忘れたわけではあるまいな。
      1年前、暗黒戦争においてマルス様の最も頼れる片腕として活躍を収めた
      異国の英雄、森崎殿が指導に来てくれる日なのだぞ!」

クリス「は、はい…」

カタリナ「すみません…」

130 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/06/02(木) 21:46:00 ID:???
一瞬チラリと森崎の方へ視線を移すクリスとカタリナ。どうやら森崎の存在に気づいたらしい。
しかしすかさずジェイガンの追撃のサンダーが二人の頭上に炸裂する。

ジェイガン「もうすぐ従騎士から王宮騎士への昇級試験があるというのにあまりにもたるんどる!」

森崎「(そういやアリティアカップでアベルに説教していた時も長々と怒鳴っていたっけなぁ)」

当分終わりそうにないジェイガンの小言に辟易する哀れな二人の少女を見て森崎は…


☆どうしますか?

Aジェイガンの説教を止める
B自分も説教に参加する
C当分終わりそうにないので先に訓練場へ向かう
D一旦王宮の方に戻ってみる

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

131 :森崎名無しさん:2011/06/02(木) 21:47:34 ID:WSUjWkHw
A
恩を売るか

132 :森崎名無しさん:2011/06/02(木) 21:49:42 ID:axf2heJc
A

133 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/06/02(木) 23:04:54 ID:???
>Aジェイガンの説教を止める


森崎「(よし、ここは後々のためにも優しさをアピールしておくか)」

森崎はジェイガンとクリス、カタリナの間に立ち入るとやんわりとした口調で語り出す。

森崎「まあまあ。ジェイガンさんもそのくらいにしてくださいよ。
   彼女たちも怒鳴られつ付けてたらいつまでも訓練場に行きたくても行けないじゃないですか」

ジェイガン「むっ…そうだな。反省の態度はこの後の訓練で見させてもらうからな。
      よし、二人とも行って良し!模擬戦の用意をして待っているのだぞ」

クリス「はっ!失礼します!」

カタリナ「わ、わかりました!(うう…結局戦わなくちゃいけないのかなぁ)」

ドスドスドス…タタタタタ…

地ならしの大型車のように走っていくクリスの後を、カタリナが慌てて追いかけていくのだった。

ジェイガン「ふぅ…見苦しいところを見せてしまったな」

森崎「…あれが噂の第七小隊ですか。色々と苦労してそうですね」

ジェイガン「本来ならば士官学校に数年通わせ、騎士としての心得を徹底的に叩き込むのだがな。
      前の大戦にて多くの兵を失った我が騎士団を早急に立て直すために
      腕自慢の若者を数百名ほど一般公募したのだよ」

森崎「それが彼女たちなんですか?」

134 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/06/02(木) 23:06:08 ID:???
ジェイガン「確かに武術やサッカーのセンスは眼を見張るものはあるのだが、
      いかんせん騎士としての心構えに欠けているところがある。
      …まぁ、詳しい話は実際に訓練をはじめてからでも遅くはないか。
      森崎殿には私と共に新兵たちと手合わせをしてもらうことになっている」

森崎「え?手合わせ…って、実際に戦うんですか?」

ジェイガン「もちろん訓練だからある程度手を抜いてはもらうがな。
      物覚えの悪いあいつらに武器の特徴をしっかり覚えてもらうためにも
      森崎殿の協力が不可欠。頼みましたぞ」

森崎「はぁ…」

思った以上に大変なことになりそうだなと不安を感じながら、森崎はジェイガンの後に続き訓練場へと入っていく。


〜アリティア城中庭 第一訓練場〜

がやがや… ざわざわ…

「おい、知ってるか?今日はあの森崎さんが俺たちを指導しに来るらしいぜ」
「森崎ってあの森崎様か?確かサッカーの伝道師と言われている伝説の…!」
「それだけじゃないぞ。戦場においてもグルニアやマケドニアの騎士にも劣らぬ力を持っていたらしい」
「私、ヒールリフトって技を教えてもらうんだ!」「はぁ?教わるならがんばりセービングだろ〜!」

森崎「すごいな…まるで気分はスター選手だぜ」

勝手口から覗く先にいるのは森崎の登場を今か今かと待ち望む数十名の従騎士たち。
耳に入ってくる若者たちの期待と賞賛の声が実に心地良い。

135 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/06/02(木) 23:07:12 ID:???
ジェイガン「皆の者聞け!今日は予定通り特別講師をお招きした。
      一度は耳にしたことがあるだろう。先の暗黒戦争において
      大きな働きを残しただけでなく、アカネイア大陸にサッカーという
      素晴らしき新たな文化を持ち込んだ森崎有三殿だ」

森崎「お、どうやらお呼びのようだな。よーし!」

ワーワー!パチパチパチ!ワーワー!

拍手と歓声に包まれながら、森崎は堂々とした立ち振る舞いで訓練場へと降りていく。
辺りを見回すと先ほどジェイガンに叱られた女子二人組の姿も見える。

ジェイガン「さて、まずは軽く挨拶をしてもらおうか」

森崎「(うーむ、特に何を喋ればいいのか考えてこなかったからなぁ…)」

無数の羨望の眼差しが実に眩しい。いったいどんな素晴らしいことを言うのかという期待が肌にまで感じる。

森崎「コホン。俺が森崎有三だ。立派な騎士になれるよう、みっちりと鍛えてやるからな。
   さて、それじゃあ早速だがみんなの実力を俺に見せてもらいたい。その方が訓練もはかどるだろうからな」

簡単な自己紹介で短く占める。長話をするよりも実際に実力を目で見たいという意思をはっきりと提示させた。

ジェイガン「うむ。それではまずは…クリス、カタリナの両名は前に出ろ!」

クリス「はい!」

カタリナ「はい…」

ジェイガン「声が小さい!」

カタリナ「は、はいぃぃっ!!」

136 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/06/02(木) 23:08:17 ID:???
顔を紅潮させて裏返った声を発するカタリナ。どうやらこういった状況が苦手なようだ。

ジェイガン「集合時間内に訓練場に入っていなかったお前たちには約束通り罰として
      訓練前に私と手合わせをしてもらうぞ」

クリス「わかりました。それじゃあカタリナ、手はず通りにお願いね」

カタリナ「はい。立ち会いは強めで、いつものようにいきましょう。
     ……ごめんなさいクリス。私もあなたのように戦う力があれば……」

クリス「カタリナの指示があれば大丈夫。今までだってうまくやってこれたじゃない」

カタリナ「…クリス、気をつけてくださいね。ジェイガン様は騎士団を退いたとはいえ
     正騎士の称号を得ている誉れ高い力を持っています」

ザッ…

ジェイガン「(これまでの武術試験ではかなりの好成績を獲得しているこのクリスという少女。
      セラ村の出身と聞いているが……確かにどこか似ている。
      かつて私と称号を二分するほどのアリティア伝説の騎士マクリル殿の槍捌きと…)」

森崎「(さて、まずはお手並み拝見といきますか。期待のルーキーさん)」

森崎の立ち会いのもと、ジェイガンとクリス、カタリナペアの模擬戦が始まる。

ジェイガン「先手は譲ろう。さぁ、来るがいい」

クリス「はい。全力でいきます!」

カタリナ「頑張ってクリス!」

森崎「(ところであのカタリナって娘は後ろで何をしてるんだ?まさか応援しているだけってわけじゃないだろうな…?)」

137 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/06/02(木) 23:10:10 ID:???
先着『2名』様で

クリス 20/20 鉄の槍(攻速…0 係数…ダイヤK〜10)
命中判定→! card+11+指揮(2)+支援(1)=
攻撃判定→! card+15指揮(2)+支援(1)=
回避判定→! card+2+指揮(2)+支援(1)=
守備判定→! card+11+指揮(2)+支援(1)=

ジェイガン 20/20 鉄の槍(攻速…1 係数…ダイヤK)
命中判定→! card+12+指揮(1)=
攻撃判定→! card+13+指揮(1)=
回避判定→! card+5+指揮(1)=
守備判定→! card+4+指揮(1)=

と!とcardの間のスペースを埋めて上から順番に【キャラ別に名前もまとめて】書き込んで下さい。

【補足・補正】
クリスの攻撃判定がダイヤで『剛力』で+3
クリスの守備判定がダイヤ・ハートで『鉄壁』で+5
ジェイガンは『意地』でカードの最低値が3になる

☆【戦闘の計算式】
命中合計≧回避合計で攻撃が当たります。攻撃合計-守備合計の分だけHPが削られます。JOKERはダイヤの15扱いです。
攻速が相手より4以上で2回攻撃が発動します。攻速はマイナスにはなりません。
命中判定が必殺の係数と一致したら【必殺の一撃】が発動し、ダメージが3倍になります。
なおJOKERの場合問答無用で発動します。その他マーク一致などでスキル等が発動したりします。
スキルによる特殊攻撃、複数攻撃等は追撃時には発生しません。
============
今夜はここまで。ゆっくりペースで申し訳ありません。週末にはじっくり更新していきたいですね。
久しぶりの戦闘判定ですが、基本的には第1部と同じように行ってください。それではまた〜

138 :森崎名無しさん:2011/06/02(木) 23:10:39 ID:???
クリス 20/20 鉄の槍(攻速…0 係数…ダイヤK〜10)
命中判定→ ダイヤQ +11+指揮(2)+支援(1)=
攻撃判定→ ハート4 +15指揮(2)+支援(1)=
回避判定→ ダイヤ5 +2+指揮(2)+支援(1)=
守備判定→ クラブA +11+指揮(2)+支援(1)=

139 :森崎名無しさん:2011/06/02(木) 23:12:51 ID:???
ジェイガン 20/20 鉄の槍(攻速…1 係数…ダイヤK)
命中判定→ スペード3 +12+指揮(1)=
攻撃判定→ ハートK +13+指揮(1)=
回避判定→ ダイヤ10 +5+指揮(1)=
守備判定→ スペードQ +4+指揮(1)=

140 :森崎名無しさん:2011/06/02(木) 23:14:54 ID:???
いきなり必殺か

141 :森崎名無しさん:2011/06/03(金) 01:36:37 ID:???
乙でしたー

142 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/06/03(金) 22:37:56 ID:???
>>140 幸先がいいですね。同時にマモノさんを引いているのも気になりますが…w
>>141 おつどもですー
============
クリス 20/20 鉄の槍(攻速…0 係数…ダイヤK〜10)
命中判定→ ダイヤQ +11+指揮(2)+支援(1)=26【必殺】
攻撃判定→ ハート4 +15指揮(2)+支援(1)=23
回避判定→ ダイヤ5 +2+指揮(2)+支援(1)=10
守備判定→ クラブA +11+指揮(2)+支援(1)=15

ジェイガン 20/20 鉄の槍(攻速…1 係数…ダイヤK)
命中判定→ スペード3 +12+指揮(1)=16
攻撃判定→ ハートK +13+指揮(1)=27
回避判定→ ダイヤ10 +5+指揮(1)=16
守備判定→ スペードQ +4+指揮(1)=17

クリスの必殺の一撃!ジェイガンに18のダメージ!
ジェイガンの反撃!クリスに12のダメージ!
クリスは10の経験値を得た
============
重騎士という職業上、その鎧の重量のせいで身軽な動きは難しい。
速さを活かして一気に接近するのではなく、
槍で牽制しながら少しずつ間合いを詰めていくのが重騎士の基本的な戦法である。
だが、このクリスという少女はまったく予想のつかない攻撃を仕掛けてきた。

カタリナ「(クリス、右に3歩、その後方向転換して真っ直ぐ進んでください)」

クリス「(分かったわ。一撃で決めてみせる!せーの…)」

ダッ…ガチョンッ!ギュオォッ!!

ジェイガン「ぬ!?」

143 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/06/03(金) 22:39:47 ID:???
森崎「こ、これは…!?」

クリス「はああああぁぁぁっ!!」

ドガバギャアアッ!!

クリスはジェイガンの横へ回るといきなりトップスピードで突っ込んだ。
相手へ方向転換の隙を与えないほどの速度、しかも重量級の鎧の重さが加わった威力でだ。

ジェイガン「ぐ……はぁ…!」

クリス「(お願い決まって!)」

ジェイガン「なるほど…守備を完全に捨てて一撃で相手を打ち倒す…か。
      確かに思い切りの良い奇襲だ。だが……」

森崎「(いくらなんでも攻め焦りすぎだ。鉄製の武器なんかじゃ一撃で相手を倒せるわけ無いだろうに)」

ブン!バギィッ!!

クリス「ああっ!」

老いによる能力の衰えが際立ってきているとはいえ、
全盛期の頃は大陸最強の聖騎士と称されたジェイガンを一撃で仕留めるのは難解だった。
反撃の槍を無防備な胴体に受け、激しい衝撃が鎧越しにクリスを襲う。

ジェイガン「『重騎士』としてその戦い方は少し問題がある。
      部隊の盾として敵の攻撃を受け止め、なによりも防御と生存を
      重視してこその重騎士。斬り込んでいく歩兵や騎兵、
      遊撃の飛兵ならともかくこのような無謀な突撃は控えるべきだぞ」

144 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/06/03(金) 22:41:36 ID:???
クリス「あはは…防御はこの『鎧』だけでなんとかなると思ったんですけどね……。
    (どうしよう。ちょっとまずいかも…あともう少し踏み込みを強くしていれば…!)」

カタリナ「(そんな…ジェイガン様の防御術の巧みさを読み違えた…?ク、クリス…!)」

ジェイガン「(まったく…常識の斜め上を突き抜ける技も祖父譲りときたか。面白い…)」

クリスが体制を立て直そうとする前にジェイガンの槍が迫る。
もう一度まともに直撃すれば、たとえ訓練用の武器といえどもただではすまないだろう。

ジェイガン「次は私からの攻撃だ。今度は重騎士らしく防御の後の攻撃の流れを見せてみよ!」

クリス「くっ…!」

森崎「やっぱりマルスの過大評価だったのか…?いや、まだ結論をだすのははやいかな」

145 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/06/03(金) 22:43:09 ID:???
先着『2名』様で

ジェイガン 2/20 鉄の槍(攻速…1 係数…ダイヤK)
命中判定→! card+12+指揮(1)=
攻撃判定→! card+13+指揮(1)=
回避判定→! card+5+指揮(1)=
守備判定→! card+4+指揮(1)=

クリス 8/20 鉄の槍(攻速…0 係数…ダイヤK〜10)
命中判定→! card+11+指揮(2)+支援(1)=
攻撃判定→! card+15指揮(2)+支援(1)=
回避判定→! card+2+指揮(2)+支援(1)=
守備判定→! card+11+指揮(2)+支援(1)=

と!とcardの間のスペースを埋めて上から順番に【キャラ別に名前もまとめて】書き込んで下さい。

【補足・補正】
ジェイガンは『意地』でカードの最低値が3になる
クリスの攻撃判定がダイヤで『剛力』で+3
クリスの守備判定がダイヤ・ハートで『鉄壁』で+5
戦闘計算式は>>137を参照してください

146 :森崎名無しさん:2011/06/03(金) 22:43:51 ID:???
ジェイガン 2/20 鉄の槍(攻速…1 係数…ダイヤK)
命中判定→ ハート5 +12+指揮(1)=
攻撃判定→ クラブK +13+指揮(1)=
回避判定→ スペード5 +5+指揮(1)=
守備判定→ クラブJ +4+指揮(1)=


147 :森崎名無しさん:2011/06/03(金) 22:43:55 ID:???
クリス 8/20 鉄の槍(攻速…0 係数…ダイヤK〜10)
命中判定→ スペードK +11+指揮(2)+支援(1)=
攻撃判定→ ハート4 +15指揮(2)+支援(1)=
回避判定→ クラブK +2+指揮(2)+支援(1)=
守備判定→ スペード3 +11+指揮(2)+支援(1)=

148 :森崎名無しさん:2011/06/03(金) 22:46:27 ID:???
命中と回避を重視するアーマーナイトとは斬新だな

149 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/06/03(金) 23:04:41 ID:???
ジェイガン 2/20 鉄の槍(攻速…1 係数…ダイヤK)
命中判定→ ハート5 +12+指揮(1)=18
攻撃判定→ クラブK +13+指揮(1)=27
回避判定→ スペード5 +5+指揮(1)=11
守備判定→ クラブJ +4+指揮(1)=16

クリス 8/20 鉄の槍(攻速…0 係数…ダイヤK〜10)
命中判定→ スペードK +11+指揮(2)+支援(1)=27
攻撃判定→ ハート4 +15指揮(2)+支援(1)=22
回避判定→ クラブK +2+指揮(2)+支援(1)=18
守備判定→ スペード3 +11+指揮(2)+支援(1)=17

ジェイガンの攻撃!クリスに10のダメージ!
クリスは倒れた
※模擬戦なので対戦記録はつきません
============
クリス「えーとえーと盾を構えるには…」

ジェイガン「遅い!」

クリス「(このままじゃ間に合わない!一か八か避けるっ!)」

ジェイガン「む…?」

グッ…ガクッ!

クリス「(え…?ば、バランスが…!?)」

ジェイガンの攻撃に対し鋭い反応を見せたクリスだったが肝心の体がついてこない。

ジェイガン「先程の無理な突撃で重心が崩れたままなのだろう。
      …これが本当の戦場ならばお主はこれで討ち取られたということだ」

150 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/06/03(金) 23:06:26 ID:???
クリス「や、あの、だめ、ちょ、待って、む、むてきー!」

バコォッ!!

クリス「…きゅう」

ドスン…

カタリナ「ク、クリス〜〜!!」

森崎「(うわ〜やられちゃったよ。さっきの攻撃といい今の回避といい
   どう見ても性格がアーマーナイトに向いていないんじゃないのか?)」

半ば期待が大きかっただけに森崎はがっかりした表情を倒れて目を回すクリスに向けた。
するとジェイガンが今度はカタリナに槍先を向けて喋った。

ジェイガン「さて、軍師見習いカタリナ。これでお前の手駒は無くなったことになる。
      この追い込まれた状況において冷静に策を出すことが出来るかな?」

森崎「あ、そうか。あっちはペアだからまだ負けたわけじゃないんだな。
   見たところ魔道士みたいだし、ジェイガンさんもへばっているからなんとかなるかな?
   ファイアー一発でも当てられたら多分あの娘の勝ちだろう」

伊達に3年も戦場を駆けまわっていない森崎は冷静に今後の展開を分析する。
クリスはやられてしまったが、後方に待機している彼女の攻撃でこの模擬戦も無事終了だ。
だが、カタリナは一向に胸に抱えた魔導書を開こうとせずに一歩も動けずにいる。

森崎「(お、おいおい…まさかビビって動けなくなったとかいうんじゃないだろうな…)」

ジェイガン「どうしたカタリナ。本来の戦場では敵兵は待ってはくれぬぞ」

カタリナ「…………」

151 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/06/03(金) 23:08:22 ID:???
うごかないカタリナ→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→「ほ、ほほ、ほ、炎よ!」随分と腰が引いているがカタリナが攻撃を仕掛ける!
ハート・スペード・クラブ→「こ、降参します…」げーっ!?どんだけ弱気なんだこいつはー!?
JOKER→「ま、まだよ…」なんと気絶していたクリスが立ち上がり槍を構える!

152 :森崎名無しさん:2011/06/03(金) 23:08:50 ID:???
うごかないカタリナ→ クラブ3

153 :森崎名無しさん:2011/06/03(金) 23:08:59 ID:???
うごかないカタリナ→ スペードK

154 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/06/03(金) 23:34:21 ID:???
うごかないカタリナ→ クラブ3
>ハート・スペード・クラブ→「こ、降参します…」げーっ!?どんだけ弱気なんだこいつはー!?

カタリナ「はうはうはう……」

ジェイガンに向けられた槍先に目線を縛られるカタリナ。
それはまるでトンボが子供の指先で目を回してしまったかのようだった。
顔色はどんどん青くなり、歯をガチガチ鳴らして恐怖の感情をこれでもかと溢れさせる。

森崎「(…こ、これはひどい…とても戦える状況じゃないぞ)」

そして森崎の予想する最悪の結果でこの模擬戦は幕を閉じる事になった。

カタリナ「こ、降参します…」

ジェイガン「……分かった。もう下がれ。クリスを治療してやらねばな。
      今度からは早めに訓練所へ赴きしっかりとウォーミングアップしておくように」

カタリナ「はい……すみません……」

森崎「(う〜ん。いくらなんでも期待はずれにも程があるなこれは…)」

155 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/06/03(金) 23:35:33 ID:???
その後。クリスはカタリナの付き添いのもと、救護兵数人係で担ぎ上げられ医務室へと運ばれた。
森崎はジェイガンに引き連れられて次の訓練場の場所へと移動する。

森崎「今度は野外か。ここなら騎兵もおもいっきり戦えそうだな」

だだっ広い草原を眺めて森崎はひとつ伸びをして息を吸い込む。草の匂いが心地良い。

ジェイガン「普段はもう少し骨のある者たちなのだが、今日に限ってこのようなことに……
      わざわざ日本から来てもらったというのに、森崎殿には苦労をかけますな」

本来の予定では期待性の高い彼女たちを森崎と訓練させることで飛躍的な成長を目論見ていたのだろう。
だが、まさか森崎と一度も手合わせすること無く途中でリタイアさせてしまったことにジェイガンは残念そうにため息をついていた。


☆どう返しますか?

A「あの二人には残念だけど落としたほうがいいかもしれませんね」
B「ジェイガンさんがハッスルしすぎたからですよ。まだまだ現役でいけますって」
C「今回はちょっと運が無かっただけで二人ともキラリと光るセンスはありましたよ」
D「それより他の第七小隊のメンバーを教えてくださいよ。こうなったら他の連中に期待します」
E「メンバーが揃わないならこれ以上は無駄でしょう。訓練は明日以降にして王宮の方に戻っても構わないですよね?」
F無言でジェイガンの話を聞く

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

156 :森崎名無しさん:2011/06/03(金) 23:36:08 ID:nUOdItjE
C

157 :森崎名無しさん:2011/06/03(金) 23:36:46 ID:zJeXcVXk


158 :森崎名無しさん:2011/06/03(金) 23:37:51 ID:RvxjlC4+


159 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/06/04(土) 00:48:43 ID:???
>C「今回はちょっと運が無かっただけで二人ともキラリと光るセンスはありましたよ」

森崎「確かに少し、いや…だいぶ期待はずれなところもありましたけど」

ジェイガンの愚痴に近い小言を遮るように森崎は口を開いた。

ジェイガン「けど…なにか気づいたのですかな?」

森崎「今回はちょっと運が無かっただけで二人ともキラリと光るセンスはありましたよ。
   あのクリスという重騎士の攻撃は言わずもがな、そしてあのカタリナという軍師見習いの
   後方からの指示によって、クリスの力が引き出されていたように思えました」

ジェイガン「ふむ……確かにあの二人の戦闘中の呼吸の合わせ方は他の追従を許さない。
      あの無謀な突撃もクリスの性格を理解した上でカタリナが用意したものなのでしょうな」

森崎「最初から何もかも完璧よりああいった少し抜けてるほうが教えがいがあるってものですよ」

知らず知らず森崎は南葛SC時代の翼や若林などの才能溢れる者の立場と
自分や中山などの平凡な者の立場を対比させていた。

森崎「そうさ。俺だって始めのうちは本当にひどいものだったんだ。
   それが今ではユース大会で世界一を制した代表の正GKだ。
   安心してくださいジェイガンさん。俺がきっと彼女たちを立派な王宮騎士にしてみせますよ」

ジェイガン「それを聞いて安心した。戦争が終わり、今は平和な時代が訪れている。
      だが、この平和はただ安穏と生きていて得られ続けられはせぬ。
      平和とはこの国を治める者たちが命を賭けて守らねばならないものだということを
      次代の若き騎士たちに伝えることこそ…このジェイガンの最後の務めだと思っているのです」

160 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/06/04(土) 00:50:06 ID:???
かつて、暗黒戦争と呼ばれた戦いがあった。
恐るべき暗黒竜メディウスが、突如として侵略を開始。
人々を守る大陸の盟主アカネイア王国はメディウスの軍勢と戦ったが、
圧倒的な力の前になすすべもなく…アカネイア王国は滅亡。
アカネイア王女ニーナは、隣国へ逃げ延びる他なかった。

アカネイア王国を助けようと、同盟国のアリティア王国が立ち上がったが、
やはりメディウスの前に敗北。国王は戦死、アリティア王国も滅亡した…
だが、幼いアリティア王子マルスは祖国復興を誓い、辺境へと亡命、
マルス王子は誓いを忘れず、数年の後、タリス島から暗黒竜妥当の兵を挙げた。

タリス王女シーダをはじめとし、マルスのもとには多くの仲間が集まった。
異国から訪れたサッカーの伝道師こと森崎有三もこの地にて運命的な出会いを果たす。
ニーナ姫を守るハーディン公とも共に戦う同士となり、
ニーナ姫から、アカネイアの秘法「ファイアーエムブレム」を託され、
マルスは同盟軍を率いる指揮官となった。

そしてニーナの祖国アカネイア、マルスの祖国アリティアを奪還し、
暗黒竜メディウスの軍勢との長く激しい戦いの末…
マルスは暗黒竜を滅ぼし世界には再び平和が戻った。

それが、一年前の出来事である。




『前日編・森崎有三の7日間で分かる王宮騎士講座』

161 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/06/04(土) 00:52:01 ID:???
しばらくして、野外訓練場の砦付近に二人の騎士と一人の弓兵が現れる。

ルーク「おお、きたきたきたァ!チイーッス!ご指導よろしくおなしゃーす!」

ロディ「お待ちしておりました、ジェイガン様、森崎教官殿」

ライアン「…よ、よろしくおねがいします」

真っ先に挨拶をしてきた緑髪のリーゼントの騎士はルークと名乗った。
丁寧な挨拶を交わしてきた丁寧に整えられた茶髪の騎士はロディ。
そしてどこか見覚えのある顔の緑髪のおかっぱ頭の小さな弓兵はライアンといった。

ジェイガン「さて、森崎殿。今回はこの者たちに武器の扱いを指導してもらいたい」

森崎「(武器か。そういえば俺が初めてこの大陸に来たときは…
   今までまったく扱ったことのないような武器も自然に振るうことができたよな。
   俺に元から戦いの才能みたいなものが備わっていたのだろうか?それとも…)」

今になってみればこのアカネイア大陸に来ることになったのは
全て日本サッカー協会の思惑通りと言うことになっている。
加えて『リセット』や『進化の力』など得体の知れない不思議な力を与えられているのだ。
おそらく自分の中にあるこの『星』の力が森崎に武器に対する知識を授けていたのかも知れない。

ジェイガン「それでは森崎殿にはこの武器を渡しておきましょう。
      これからこの従騎士たちに攻撃を命じますので、
      まぁ適度に手を抜きつつ相手をしてやってください」

森崎「(あくまで訓練だから手を抜けるところがあるなら抜けってことか。
   よっぽどさっきの模擬戦での自分の失敗が堪えているんだろうか?)」

ジェイガンの心配そうな言葉に相槌をうちながら、森崎は鉄の斧を受け取った。

162 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/06/04(土) 00:53:17 ID:???
※森崎が『鉄の斧』(威力8 命中4 重さ7 武器1)を入手しました。


ルーク「へっ、この『暁の聖騎士』ことルーク相手に遠慮は要らないですよ森崎さん!」

ロディ「…また無茶なことを言い出す」

森崎「お?たしかお前はルークといったか。よっぽど腕に自信があるようだな」

ルーク「当たり前っすよ。俺は絶対に王宮騎士になるっていう夢があるんですから」

森崎「へぇ。夢、か」

世界一のGKになるという確固たる夢を持つ森崎は同じく自分の夢を熱く語るルークに少し親近感を湧く。

ルーク「王宮騎士になったら女の子からモテまくりになるだろうからね。
    く〜っ、はやく叙勲を受けて宮仕えの美人のお姉さま方に囲まれたいぜ〜!」

森崎「……まぁ、己の欲望に忠実になることで得られる力は大きいからな」

自分の昔の体験をありありと思い出しつつ、森崎は斧を構える。

ジェイガン「それではこれより3対1の演習を行う。各自武器を構え!演習始め!」

ジェイガンの号令のもと、ルークを先頭に3人が接近してくる。

森崎「(ジェイガンさんの忠告通り全力で相手をしていたら訓練にならないかもしれない。
   …いくらか手を抜いて攻撃を貰って少しでも経験を積んでもらうというのがベストだろうか?)」

163 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/06/04(土) 00:55:52 ID:???
☆どうしますか?

A少しだけ手加減する(HP以外の全能力-1)
B適度に手加減する(HP以外の全能力-2『星撃』封印)
Cかなり手加減する(HP以外の全能力-3『星撃』封印)
D思い切り手加減する(HP以外の全能力-4『星撃』『小盾』封印)
Eと、油断させといて全力で迎え撃つ!(ステータス変化なし)

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164 :森崎名無しさん:2011/06/04(土) 00:56:44 ID:FaqUmyOs
B

165 :森崎名無しさん:2011/06/04(土) 00:58:26 ID:y9BLhpEg


166 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/06/04(土) 01:17:11 ID:???
>B適度に手加減する(HP以外の全能力-2『星撃』封印)

森崎「(…ま、こんな歩合で様子をみることにしますかね)」

森崎は少しだけ戦闘に対する闘気を抑え、気持ちリラックスをして斧を握り直す。

※森崎のHP以外のステータスを2下げ、『星撃』を封印します。
※なお、訓練が終わるとステータスやスキルはもとに戻ります。

ルーク「おっしゃあ先制取ったり!いきますよ森崎さん!」

森崎「おう!全力でぶつかってきなさーい!」

気合一番、ルークは槍を振り上げると森崎に向かって馬を走らせた。

ジェイガン「(む……ルークめ、またもや武器の『3すくみ』を忘れておるな…)」

167 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/06/04(土) 01:18:43 ID:???
先着『2名』様で

ルーク 20/20 鉄の槍(攻速…1 係数…)
命中判定→! card+11+支援(1)=
攻撃判定→! card+14+支援(1)=
回避判定→! card+5+支援(1)=
守備判定→! card+7+支援(1)=

森崎 19/19 鉄の斧(攻速…3 係数…ダイヤK〜5)
命中判定→! card+14+指揮(2)+有利(3)=
攻撃判定→! card+15+指揮(2)+有利(3)=
回避判定→! card+9+指揮(2)+有利(3)=
守備判定→! card+9+指揮(2)+有利(3)=

と!とcardの間のスペースを埋めて上から順番に【キャラ別に名前もまとめて】書き込んで下さい。

【補足・補正】
ルークの攻撃判定がダイヤで『怪力』で+5
ルークの攻撃判定がクラブかつHPが半分以上で『突撃』で戦闘続行
森崎の守備判定がダイヤで『小盾』で受けるダメージを半分(切り捨て)にする
☆3すくみ(剣>斧>槍>剣により、有利な方に+3の補正が発生します)
戦闘計算式は>>137を参照してください

168 :森崎名無しさん:2011/06/04(土) 01:19:52 ID:???
ルーク 20/20 鉄の槍(攻速…1 係数…)
命中判定→ クラブ5 +11+支援(1)=
攻撃判定→ クラブ6 +14+支援(1)=
回避判定→ スペード6 +5+支援(1)=
守備判定→ スペード7 +7+支援(1)=

169 :森崎名無しさん:2011/06/04(土) 01:21:40 ID:???
森崎 19/19 鉄の斧(攻速…3 係数…ダイヤK〜5)
命中判定→ JOKER +14+指揮(2)+有利(3)=
攻撃判定→ スペード9 +15+指揮(2)+有利(3)=
回避判定→ ダイヤQ +9+指揮(2)+有利(3)=
守備判定→ ハート2 +9+指揮(2)+有利(3)=

170 :169:2011/06/04(土) 01:22:43 ID:???
これは喜んでいいのかやっちまったと言うべきなのかどっちなんだろう……

171 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/06/04(土) 01:29:27 ID:???
>>170
あくまでチュートリアル戦闘なのでそれほど問題はありません。
第2部初の戦闘覚醒を素直にお祝いしましょう!
============
ルーク 20/20 鉄の槍(攻速…1 係数…)
命中判定→ クラブ5 +11+支援(1)=17
攻撃判定→ クラブ6 +14+支援(1)=21
回避判定→ スペード6 +5+支援(1)=12
守備判定→ スペード7 +7+支援(1)=15

森崎 19/19 鉄の斧(攻速…3 係数…ダイヤK〜5)
命中判定→ JOKER +14+指揮(2)+有利(3)=34【必殺】
攻撃判定→ スペード9 +15+指揮(2)+有利(3)=29
回避判定→ ダイヤQ +9+指揮(2)+有利(3)=26
守備判定→ ハート2 +9+指揮(2)+有利(3)=16

ルークの攻撃!森崎は素早く身をかわした!
森崎の反撃!必殺の一撃!ルークに42のダメージ!
ルークは倒れた。森崎は40の経験値を得た。
※訓練ですので戦闘記録はとりません
※森崎がJOKERを出したので覚醒します。
============
森崎命中覚醒→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→技+1
ハート→技成長率+5
スペード→スキル『必中』攻撃判定がダイヤで必ず命中
クラブ→スキル『逆襲』反撃時に限り必殺係数+10
JOKER→全部!

172 :森崎名無しさん:2011/06/04(土) 01:32:05 ID:???
森崎命中覚醒→ ハート8


173 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/06/04(土) 02:04:17 ID:???
森崎命中覚醒→ ハート8
>ハート→技成長率+5
※森崎の技成長率が20→25に上がりました。
============
ルーク「おおおおおりゃあああああああっ!!」

豪快なモーションによる強烈な一撃が森崎に迫る。
だが、かの暗黒戦争において多数のドルーア兵に囲まれても
まったく怯むこと無く戦い抜いてきた森崎には少々正直すぎる攻撃だった。

森崎「おそいおそい」

ひょい。

ルーク「ゲッ!は、はずしたっ!」

あっさりと攻撃をかわされたルークを後ろから見ていたロディは非難混じりに叫ぶ。

ロディ「ルーク!なぜ、剣で攻撃しないんだ!」

ルーク「槍のほうが豪快でカッコよく見えるだろ?」

ロディ「…あきれた奴だな。戦場で緊張感を保てなくばいつか命取りになるぞ!」

ルーク「いや、実は修練場に剣を置いてきちまったのが本当の理由なんだけどな」

ロディ「…武器は騎士にとって手足同然のものだ。それを『忘れ物』のように置いてきただと…?」

眉間にシワを寄せて眉毛を引く付かせ、怒りを顕にするロディに対しルークはおちゃらけた笑いを返す。

ルーク「怒るなよ〜。俺の腕なら槍だけでもなんとかなるって」

174 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/06/04(土) 02:05:47 ID:???
ロディ「そんな言い草信用できるか!」

森崎「……こ、こいつら、敵を目の前にしてよりにもよって喧嘩かよ。戦いを――」

ブオン――

ルーク「へ?」

ロディ「なっ…!」

森崎「舐めてんじゃねえぞおぉぉいっ!!」

ズギャギャギャガギャアッ!!

ルーク「ぎええぇ〜〜っ!?」

森崎の怒気の篭った一撃を背中に受けたルークは一撃で馬から振り落とされてノックアウトしてしまう。

森崎「(実力は足りてるが騎士としての心構えがなってない…
   なるほど、ジェイガンさんの言いたいことがよーく分かったぜ…)」

目測ではあるが、この第七小隊の面子は3年前のタリス島での旗揚げ当時のカインやアベル並みの能力を持っている。
だが、いくら訓練とは言っても敵を目の前にして戦闘を放棄したり喧嘩に没頭したりとまるで緊張感の欠片がないのだ。

175 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/06/04(土) 02:07:05 ID:???
ジェイガン「……森崎殿。あまり実感が沸かなかったとは思うが、今さっき『槍』で攻撃したルークに対してどう思われましたかな?」

森崎「えーと、槍に対して斧で攻撃すれば有利な立ち位置で戦えるから補正がかかる。…で、いいんだよな?」

ジェイガン「そんな説明書を読むような説明では…まぁ、今のはルークの態度も悪いのでしょう。
      とにかく、今度からは『武器の種類によって有利な方に大きな補正がつく』ということを教えてやってください。
      敵軍の編成によっては、あまり実力を発揮できなかったり、逆に部隊の組み合わせによっては
      たとえ能力が劣っていても対等以上に渡り合えるといったケースが今後出てくると思われますので」

森崎「ああ。と言っても平和になったこの大陸で戦う相手なんて国をあらす荒くれども位だろうけどな」

ロディ「…ルークが大変失礼いたしました。それでは次は私の相手をしていただきたい」

森崎「たしかお前はロディだったか。堅苦しい挨拶はなしだ。さっさとかかってきな」

ロディ「では、遠慮無く。私は確実に有利な『剣』で戦わせてもらいますよ」

森崎「おう、きやがれってんだ」

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