キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【暗黒から】ファイアーモリブレム30【英雄へ】
1 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/04/27(水) 22:35:11 ID:???
キャプテン森崎のスピンアウト作品です。『ファイアーエムブレム紋章の謎』の世界に
迷い込んだ森崎が、マルスたちと共にアカネイア大陸を冒険する物語となっています。
基本は本編と同様に、選択肢の中から第三者(ロムしている人)がどれかひとつを選ぶ事によって進んでいきます。
また必要に応じてトランプを引いてもらったりしてランダムに進行していくこともあります。
【注意】
このスレの物語やキャラの性格は、中の人の都合で原作並びにキャプテン森崎本編とは異なる場合があります。
設定などもストーリーの都合上若干オリジナル要素が含まれていますので、苦手な方はご注意ください。
〜これまでのお話〜
全日本ユース代表選抜特別試合は2対2の互角の展開を繰り広げ延長戦へと突入した!
熾烈な戦いの最中、眠れる才能を次々と覚醒させていく森崎率いるAチームの仲間たち。
勝利を狙う翼が放つ『サイクロン』をリンダの魔法ブーストでさらに強化した最強のシュートを、
森崎はポストとの衝突を利用した『頑張竜セービング』で見事防ぐ。
そしてPA外からのシュートは絶対に通さない伝説を持つ鉄壁セービングを、
過去にシュートをことごとく失敗してきたアベルが延長後半終了間際に見事得点し、試合を決めたのだった。
ワールドユースへ出場するため、そして世界最高のGKを目指すために森崎はブラジルへ。
アカネイア大陸を復興するため、そしてサッカーリーグを設立するためにマルスは祖国アリティアへ。
二人の若者は歩き出す。それぞれの夢へと向かって。今は別々の道も再び交わることを夢見て。
いつかまた一緒にサッカーをしようという新たな約束を『炎の紋章』に誓うのだった。
それから時は流れ……日本のサッカーは強大な力を手に入れた協会のもとで大きく変貌していた。
日本がサッカー後進国という話はすでに過去のものとなっていたのである。
アジア予選、そして本戦予選リーグにて圧倒的な実力を示す全日本ユースの姿がそこにあった。
今、新たな物語が動き出す。『進化』の力を授けられ、成長を司る数多の『星』に導かれし英雄の手によって。
☆前スレ
【しばし】ファイアーモリブレム29【別れの時】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1302883824/l50
893 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/05/23(月) 20:10:46 ID:???
☆どうしますか?
A「当たり前だ。俺は将来世界一のGKになる男だからな!
B「いや、この勝利は皆のおかげだ。これは皆の力で勝ち取った優勝なんだ!
C「俺達が強いのもあるが、ブラジルがあまりにも弱すぎたな。拍子抜けだぜ。
D「まったく苦労をかける連中だ。奴のシュートを2本も止めた俺にもっと感謝してほしいぜ。
E「今回は運が良かっただけだ。俺達の本当の戦いはこれからだ!
Fその他(好きな台詞をお書きください)
2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。
894 :
森崎名無しさん
:2011/05/23(月) 20:13:38 ID:02w9Uf3+
B
895 :
森崎名無しさん
:2011/05/23(月) 20:18:51 ID:ydw0c8YE
B
896 :
森崎名無しさん
:2011/05/23(月) 20:41:04 ID:???
祝栄冠を勝ち取ったお次はいよいよ魔王が動くのか胸熱
897 :
森崎名無しさん
:2011/05/23(月) 20:57:29 ID:???
>そのことを言い訳にすると森など無い。
何かと思ったら言い訳にするつもりなど無いか。
898 :
森崎名無しさん
:2011/05/23(月) 21:20:17 ID:???
へんたいの人か
899 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/05/23(月) 22:18:25 ID:???
>>896
ハーディンの代わりに新たな戦乱を巻き起こす者。それは――
>>897-898
これまたとんでもない誤字を!緑は大事にしましょうね〜
============
>B「いや、この勝利は皆のおかげだ。これは皆の力で勝ち取った優勝なんだ!
森崎「いや……」
森崎はゆっくりとした動作で次藤の腕を丁寧に払いのけると、がっちりと握手をする。
森崎「この勝利は皆のおかげだ。これは皆の力で勝ち取った優勝なんだ!」
自分を取り囲む全日本ユースの仲間たちの目を見渡しながら、森崎はそう答えた。
ここまで勝ち上がってこれたのは少なくとも自分一人だけの力ではない。
翼や日向、新田が何本もゴールを決め、岬や三杉が試合をコントロールし、
松山や早田が相手の攻撃の芽を摘み、そして中山、次藤、石崎の奮闘が得点の危機を防いでくれた。
その中で森崎もまた、相手チームのシュートに必死に食らいつき日本ゴールを守り続けた。
それぞれが自分の持てる力を発揮したに過ぎない。だが、その一つ一つの力が組み合わさることで
何倍、何十倍、何百倍もの力を発揮できるということを、森崎はアカネイア大陸で学び、そして培ってきた。
そしてこれまでずっと同じチームに居ながらもいがみ合ってきた森崎のライバルたちも
ブラジルを圧倒し世界一の栄冠を手に入れた感動が後押ししてくれているのか
森崎の皆の力で勝ち取ったという言葉に酔いしれて、心を震わせながら口を開く。
日向「森崎……」
次藤「森崎の言うとおりタイ。ブラジルユースを倒したのは皆の闘志と気迫タイ」
三杉「優勝…長い道のりだった」
900 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/05/23(月) 22:19:27 ID:???
松山「ああ、みんな。ここまでよく頑張ったぜ」
岬「うん」
翼「俺達はこれまで随分長い間遠回りをしてきたと思っている。
互いの主張をぶつけ合う事だけに気を取られ、決して一つになることなど出来ないと思い込んでいた。
だけど……俺達はようやく辿りつけたんだ。全日本ユースという一つのチームに」
森崎「翼…?」
翼「森崎。俺は君のことをずっと認めようとしなかった。
自分が一番チームを引っ張っていくことが出来るんだってずっと思っていた。
だけど……ようやく分かったんだ。どうして君の周りに人が集まっていくのかを。
そしてどうして俺がこれまでキャプテンになれなかったのかを」
森崎「…………」
翼「アカネイアの人たちと戦って理解できたよ。君を変え、そして俺達も変えてくれたこの力……
皆の力を合わせてサッカーをする……俺がずっと忘れていた大事なことを、森崎は思い出させてくれたんだ」
森崎「…俺は何もしちゃいねぇよ。それはお前が勝手に忘れて…そして勝手に思い出しただけのことだ」
よりにもよってあの翼に真正面から感謝の言葉を言われ、森崎は思わず視線をそらして頬を掻く。
翼「うん。そうかもしれない。だけど今日、こんなに澄んだ気持ちでサッカーが出来たのは……
これまでずっと君と衝突してきたおかげなのかもしれないね」
森崎「ふ、ふん。言っておくが俺はまだお前を認めたわけじゃないからな。
ただ今日優勝できたのはたまたま全員の力がひとつの方向に向かっていっただけで…」
翼「ああ。分かってるよ。これからも俺とお前はキャプテンの座を争っていくんだろうね。
でも……今度こそは負けないよ。だって、俺もようやく森崎と同じスタートラインに立てたんだから」
901 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/05/23(月) 22:21:05 ID:???
森崎「望むところだ。いくらお前の実力がすごかろうと、仲間の力を活かし伸ばせるのは俺の方だってのを思い知らせてやるぜ」
翼「その台詞そっくりそのまま返してもいいかな?悪いけど偶然はそう何度も続かないよ?」
森崎「な、なにをー!!」
松山「おいおい。なにも優勝を決めたこんな所でキャプテン争いの話題を出さなくてもいいじゃないか」
三杉「フフッ。こればかりは僕達の手には負えない話題だね。まぁ、彼らのこの闘争心もまた、僕達の力の一つだろうね」
岬「ははは。でも……森崎と翼くんらしくていいんじゃないかな?ほーんとこの二人は見ていて飽きないなぁ」
さっそく次の代表キャプテンを争う誓いを立てる二人に、松山は呆れ顔で溜息をつく。
その隣で三杉もやれやれと首を振りながら、けれども貴公子に相応しい爽やかな笑顔で呟く。
そして岬もようやく心を通わせたものの根本的なものは何も変わっていないことを知り愉快そうに笑った。
中山「(勝ったんだ……俺は、森崎と一緒に世界の舞台で戦う夢を……叶えたんだ)」
非常に無理をしているような引きつった笑顔で握手をする森崎と翼の姿を見て、中山は満足そうに微笑んだ。
そしてゆっくりと森崎の方に近づこうとすると、突然全身が凍えてしまうかのような寒気に襲われる。
中山「(そう……か。これが……夢の代償。俺の……限界……)」
足先から指先にかけて痺れが広がっていく。せめて。せめて最後くらいは森崎の側で祝福をしたい。
頼む。あとほんの数分、いや、数秒でいい。俺にもう少し……夢の続きを見させてくれ……
森崎「中山…!お前の助けがなかったらあの10番のシュートは止められなかったぜ!」
中山が近づいたことに気がついたのか、森崎は今日一番の笑顔をこちらに向けてくる。
ああ。そうだ。この笑顔がずっと見たかったんだ。どれだけ自分に才能がなかろうと、
決して下を向くことも諦めることもせず。ひたむきに前を向き続け、時にはそれが大きな騒動を巻き起こすことになろうとも――
自分の信じた道を歩き続けた彼の背中に憧れ、ずっと、そしてこれからも側で共に戦いたいと願ったんだ。
902 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/05/23(月) 22:23:04 ID:???
中山「森崎……俺…夢がかなって嬉しいんだ。諦めかけていたことだったけど……
こうしてお前と一緒に世界の頂点に立てたこと……本当に嬉しいんだ……」
森崎「中山…?おい、お前…顔色が真っ白だぞ?」
力なく言葉を紡ぐ中山を見て、森崎はこの光景には見覚えがあった。
全国中学選手権静岡代表決勝戦。今の中山はあの試合の後のように弱々しい声を絞り出していた。
中山「俺を……俺たちをここまで導いてくれた……キャプテン。
最高の試合をすることができて……本当によかった……
さ、最後に……握手をしてくれないか?」
スッ……
差し出された右手を見て森崎は驚愕する。
それはまだ10代の若者の腕とはとても思えない、筋張った鳥のような細い腕だった。
ガラス細工のような、触れれば中心からポキリと折れてしまいかねないその腕を伸ばし、
中山は笑った。
スッ…… ドサッ……
森崎「――中山ァ!!」
自分の胸にもたれかかってくる中山を抑え、森崎は叫んだ。
見上「むっ…!何事だ?」
若林「(まさか……!)」
バッ!
903 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/05/23(月) 22:24:32 ID:???
見上「源三!」
血相を変えて飛び出していく若林に驚きつつも、見上はすぐに医療スタッフへと連絡を飛ばした。
森崎「中山!おい!しっかりしろ中山!やめてくれよ…何かの冗談だろ!?おい!中山!!」
三杉「森崎駄目だ!乱暴にしてはいけない!離れろ!」
森崎「うっ……くうっ……!」
突然の中山の異常事態に、森崎たちは優勝の喜びなど忘れ狼狽する。
医療の心得がある三杉が慌てて森崎を引き剥がし、中山の様子を伺う。
そこへ若林が担架を一人で抱えて息を切らして現れた。
若林「すぐに医務室に運べ!森崎、お前も手伝え!」
森崎「! お前に言われなくたって……!」
森崎は中山の肩を支えると慎重に中山の体を担架の上へと下ろし、そして担架をゆっくりと持ち上げる。
翼「森崎!」
森崎「俺は中山に付き添う!もう二度と……失うわけにはいかねぇんだ!
優勝セレモニーだか何だかはお前たちに任せる!」
石崎「だ、だけどよぉ…キャプテンのお前が表彰式を抜けるわけには…」
森崎「これはキャプテン命令だ!……頼む。行かせてくれ……」
石崎「お、おう……」
904 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/05/23(月) 22:25:55 ID:???
今まで見たこともない森崎の悲痛な叫びを聞き、石崎も引っ込まざるを得なかった。
こうして全日本ユースの表書式は異例のキャプテン不在で行われることとなった。
カシム「(森崎くん……なんだか、なんだか嫌な予感がする。…行かなきゃ!)」
そしてその様子を観客席から見守っていたカシムは拭いきれない不安感に煽られ、自然と日本の控え室へと足を向かわせるのだった。
森崎「そ、それじゃあ……命に別状はないんですね!?」
スタッフ「ええ。以前の古傷への衝撃が過去の心臓への負担を呼び起こしたのでしょう。
その痛みのショックにより気を失ってしまっただけです。…大丈夫ですよ」
分厚い眼鏡と大きなマスクで顔を隠した少し怪しい医療スタッフの言葉を聞き、森崎は安堵の溜息をつく。
だが、先ほど間近で見た中山の枯れ木のような細い腕が森崎の脳裏からどうしても離れないでいた。
若林「……それじゃあ俺は見上監督に伝えてくる。お前はもう少しそいつの側についていてやれ」
森崎「余計な気遣いはいらない……が、今回ばかりは素直に受け取っておく」
若林「ふん。人の好意を何時までも穿った目で見ないほうがいいぜ。……じゃあな」
若林はスッと立ち上がると医務室を出て行く。すると森崎は彼のいた場所に残されたものに目をつける。
森崎「(帽子…?ふん、いつも肌身離さず身に付けているようなものを忘れるだなんて、あいつも相当テンパってたみたいだな)」
いつも誰に対しても堂々とした態度の若林だったが、仲間の危機を前にすれば相応の焦りが生まれることに気がつく。
結局はあの男も一人の人間なのだ。天才キーパーともて囃されてはいたものの、歳相応な未熟な青年……
自分とは体格も才能も違うが、こうして改めて振り返ると彼もまた自分と同じように悩みながら生きてきた一人の人間だったのだ。
905 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/05/23(月) 22:27:37 ID:???
森崎「(何だか今まで無駄に豪壮に見ていた節があったからな。
まぁ、これからは胸をはってあいつより上の立場にいられるんだ。
なんといっても大会優勝GKとして俺の名はこれから語り継がれていくんだからな――ん?)」
ぱちり……
森崎「中山!」
中山「……森崎……」
森崎「いや〜よかったよかった。一時はどうなることかと思ったぜ。
なんども無理な体制からブロックに飛んだことで体に負担がかかりすぎたんだと。
でもこうして意識を取り戻してくれてほっとしたぜ。……もうあんな悪夢はゴメンだからな」
中山「ああ……そうだな。悪夢はもう……終わる」
ガタッ。
森崎「お、おいおいいきなり立ち上がって大丈夫なのか?
ちょっとスタッフさーん!中山が目を覚ましたんですけどー!」
隣の部屋にいるスタッフに声をかける森崎だったが、その時突然森崎の体が固まった。
この感覚には覚えがある。確かカダイン砂漠で暗黒魔法マフーに襲われそうになったとき……
森崎「なっ…?なんだ……これは……か、体が……!!」
必死に体を動かそうとするが、強い力で抑えつけられているかのようにびくともしない。
なんとか首を動かし中山の方へ視線を向けるが、そこにいたのは中山一人だけではなかった。
森崎「き……貴様は……!!」
ラムカーネ「よぉ。久しぶりだな。会いたかったぜ」
906 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/05/23(月) 22:28:43 ID:???
中山「…………」
自分と同じ体格、同じ顔。唯一違うところといえば髪の一房が心を奪われるほどの黄金色に輝いているということ。
かつて自分がより大きな力を発揮するために頼っていた未知なる力。
ガトーの館にて抑制された成長の力を解放するために自分の意志で追い出した『超モリサキ』の姿であった。
ラムカーネ「くっくっく……はっはっはっはぁ!まずは優勝おめでとうと言っておこうか。
『森崎有三』の名に恥じない実にご立派な活躍だったぜ。
まぁ、少々味方のDFの助けになりっぱなしだったのはいただけなかったがな」
森崎「ぐっ……どうして貴様がここにいる!あの時俺の体から消し飛ばしたはずなのに!」
ラムカーネ「なぁに。簡単なことさ。お前が『仲間』と協力し大きな力を得たように
俺もちょっとばかし『仲間』と友情を育んで協力してもらっただけさ」
森崎「なんだと…!?」
するとラムカーネの横にゆらりと黒い影が現れる。その影は徐々に人の姿へと変わっていき…
森崎のよく知る人物をはっきりと映し出していた。
森崎「ガーネフ……!馬鹿な!お前はあの時リンダのスターライトで……!」
ガーネフ「ふぇふぇふぇ……あれしきの魔法でこの魔王ガーネフが滅びると思いてか。
まぁ……こうして未だ実体化が出来ない不便な姿にまで追い込まれたことは素直に認めるがのう」
相手の不快感を煽るような相変わらずのしゃがれた声で愉快そうに喉を鳴らすガーネフに、森崎は拳を震わせる。
森崎「いったい何を企んでやがる!中山に何かしたのか!?」
ガーネフ「何かした?いや…これは彼が自分で望んだことなのじゃよ。
自らすすんで闇に堕ち…闇を求め……そして願いを叶えようとしたのじゃよ」
907 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/05/23(月) 22:30:01 ID:???
森崎「願い…?」
ラムカーネ「お前はまだ知らなかったようだから特別に教えてやるよ。
あの憎き若林によって平凡な能力にされた中山は悩み苦しんだ。
森崎と一緒に世界の舞台に立ちたいという儚い夢を叶えられなくなったのだと。
だが……中山は望んだんだ。どんなことをしてでもその夢を叶える力を手に入れたいと」
ガーネフ「平凡な男には平凡な夢がお似合いだとタカをくくっていたが……なかなかどうして素晴らしい欲望の持ち主じゃった。
偶然にも一時的に強大な力を手に入れた反動によるものじゃろうかのう。
おとなしく身の丈に合った生き方を選んでいればこんなことにならずに済んだのに…くちおしやくちおしや」
森崎「黙れ!結局は中山をそそのかしたのは貴様らだろ!許せねぇ……!俺はお前らが許せねぇ!!」
ラムカーネ「だとしてもだ。力を望み手に入れる原因を作ったそもそもの原因は……」
鏡から覗き込まれているかのように、自分と同じ姿をした男がまっすぐに指を付き出してくる。
ラムカーネ「森崎有三。お前だ。お前が……お前があのとき無茶な選択をしなければ……!」
森崎「無茶な……選択……」
ラムカーネ「察しが悪いのか?それとも認めたくないのか?
だったらその身を持って思い出させてやるよ。…中山。今までよく我慢してくれたな」
スッ……スタ、スタ、スタ……
森崎「ぐっ……な、中山……!?」
光を失った、感情の欠片もないどす黒い瞳がこちらを覗き込んでくる。
すると中山は森崎の腕をつかみ、自分の首もとへとゆっくりと持ち上げる。
森崎「! ま、まさか……!!」
908 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/05/23(月) 22:31:30 ID:???
ラムカーネ「さすがに思い出したか。こいつの運命を大きく歪ませた大元の原因。
『破滅のツボ』をついたのはお前だ。もう一度言う。中山を苦しみの道へ誘ったのはお前だ。
森崎有三。お前がやったんだよ。お前がな……!」
森崎「あ……うあ……あああぁぁぁああああ!!」
ガーネフ「おやおや。罪の意識に苛まれ苦しみの悲鳴を上げておるようじゃのう。
中山殿。お主の助けが必要なようじゃ。大事な『親友』を救ってやってはくれんかのう?」
森崎「!」
今度は中山の右手が森崎の頬をなぞり、そなまま首筋へと下がっていく。
日本の指が立てられ、激しく脈を打つ動脈の側へと中山の冷たい指が当てられる。
ラムカーネ「大事な大事な親友の好意を無下にするようなお前じゃないだろう?
どうやら中山はあのときのお礼をしたいんだそうだ。ありがたく受け取っておけよ」
ガーネフ「なぁに、心配はいらん。大事な親友がまさか体に大きな犠牲を植えつける
『破滅のツボ』など押すはずもなかろうて。ふぇっふぇっふぇっふぇ……」
森崎「中山……!バカな真似はよすんだ!中山…!目を……目を覚ましてくれ中山!!」
森崎の必死の叫びが医務室にこだまする。だが、中山はぴくりとも表情を変えずに森崎の方を見つめたままだ。
森崎「(なんとか……なんとかしなくては……このままでは俺は……!!)」
その時自分の腕に少しだけ力が入る。指の先端から青白い光が発されているのが見えた。
ガトーの館で超モリサキを吹き飛ばしたときと同じ力が自分に力を呼び戻してくれたのだろうか。
909 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/05/23(月) 22:33:11 ID:???
☆どうしますか?
A中山の腕を払いのける
B中山のツボ押しを甘んじて受け入れる
2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。
910 :
森崎名無しさん
:2011/05/23(月) 22:38:37 ID:lIhcKi9k
B
破滅のツボはなあ、シリアスに考えたら完璧に森崎が悪いもんなあ。
まあ、ギャグ時代の話をシリアス時代につないでる以上、
こういう矛盾点というか、目をそらしている部分はあるよねー。
911 :
森崎名無しさん
:2011/05/23(月) 22:39:28 ID:VpGexgLs
B
二部のステダウンの原因かな
912 :
森崎名無しさん
:2011/05/23(月) 22:45:17 ID:???
受け入れて罪滅ぼしになるかは分からないが
綺麗な森崎になるなら過去の清算はしていきたいな
913 :
森崎名無しさん
:2011/05/24(火) 00:48:20 ID:???
どうかな、こんな作られた状況で甘んじるなんて罪滅ぼしにならない展開かも
読めん……
914 :
森崎名無しさん
:2011/05/24(火) 01:01:56 ID:???
若林の帽子が気になる
915 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/05/24(火) 22:51:32 ID:???
>B中山のツボ押しを甘んじて受け入れる
指が動く。腕が動く。今ならこの腕を動かし中山の腕を払いのけることが出来る。
破滅のツボを押されずに済む。ようやく取り戻した自分の力を失わずに済むのだ。
これからの輝けるプロサッカー人生のために、はやく行動を起こさなくてはいけない。
頭の中ではそれが分かっているはずなのに、一刻も早く腕を払わなくてはいけないのに。
森崎「できない……できるわけがないよ……」
自分の行為がここまで中山を追い込んでいたことを知り、森崎は涙を流していた。
今まで一番の親友だと笑顔で語りかけていた裏で、ここまで恨まれていたことに嗚咽が止まらない。
森崎「すまない…中山……俺が……俺が悪かったんだ……。
お前が苦しむ原因を作ったのは俺だったのに…俺はそんな大事なことからずっと目を逸らし続けて…
それなのに一番の親友みたいな顔で接して……俺は、俺はお前になんてことを……!」
決して彼を貶めようとして取った行動ではなかった。だが結果を見れば間違いなく自分が中山を闇に堕としてしまったのだ。
恨まれてしまってもおかしくはない。それでも中山は自分に対して健気に接し、守備で貢献してくれた。
その優しさが余計に後悔を際立たせる。やり直せるものならやり直したいと願わずにはいられない。
ラムカーネ「(……おもったよりはやく諦めたな。だが、これで中山は……)」
ガーネフ「(ふふ……光を失いかけた生命が慟哭しておる……
いいぞ。その調子だ。星の加護を受けたその男の力を無に帰すのだ!)」
森崎「(俺は許されないことをした。……中山がそれで満足してくれるのなら……俺は……)」
森崎は一度上げかけた腕を力なく落とし目をつむった。指先から青白い光も掻き消える。
覚悟はできている。たとえこれで自分が中山のように力を失うことになろうとも。
自分のやってきた咎を精算出来るというのならば、甘んじて罰を受け入れてやる。
そう決め込んだものの、やはり震えは止まらない。恐怖で口の中がカラカラに乾く。
916 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/05/24(火) 22:52:43 ID:???
中山「……だい、じょうぶ、だ」
森崎「なか、やま……?」
突如聞こえてきた中山のか細い声。途切れ途切れの呟きに森崎は耳を傾ける。
中山「おれ、が……まも、るから……もり、さきが……よわく、なても……
おれ、が…つよ……くなて……まもる……か、ら……」
ああ。そうか。中山は俺に恨みを晴らしたいわけではなかったのだ。
彼のこれまでの守備を見ていれば自ずと分かることだった。
中山は森崎と一緒に試合に出ることを望んでいた。そしてその願いは
森崎の助けとなりたいという、親友を思う気持ちが産み出したものだった。
そこから現れる感情は怨みや妬みなどではない。ただ深き友情の心。
森崎「(中山……ありがとうな。そして……すまなかった)」
中山の心に触れられたことで、恐怖心が一瞬で立ち消える。
たとえ力を失ったとしても、それは中山の悪意によって起こったことではない。
かつて自分が中山に対して行動を起こしたことが彼を救おうとしたときのように。
彼が自分に対する好意によって起こってしまったことなのであれば――
許せる。耐えられる。立ち上がれる。諦めないことだけは昔から得意だったのだ。なんてことはない。
森崎は再び腕を持ち上げる。だがそれは中山から逃げ出すために上げられたものではない。
大事な親友の願いを助けるため……そっと中山の細い腕へと添えるために上げられたものだった。
森崎「お前ひとりに無理はさせねぇよ。俺が一緒にやってやるから」
中山「……もり、さ、き……すま、ない……」
森崎「謝るのはこっちの方だっての。……これでおあいこだ。もう気にすんな」
917 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/05/24(火) 22:54:24 ID:???
中山「…………」
中山の目からあふれた涙が森崎の手に落ちる。
氷のように冷たい中山の腕とは比べものにならないほど、その涙は暖かかった。
そして、森崎はそのぬくもりを感じながら、自分の首筋に中山の指をゆっくりと押し当てるのだった。
ドスッ!!
ガクッ!ビシシシ……!
僅かな痛みと大きな充実感に包まれ、森崎は意識を失った。
ガーネフ「…浅ましい奴じゃ。一時の感情に流され、折角の大きな力を失いおった…」
ラムカーネ「どんな動機だろうと、そんなの俺の知ったこっちゃ無い。
だがこれで奴から奪った星の力で中山はかつての素質を取り戻せる。
そしてさらなる強力な闇の力を行使できるようになるはずだ。
こいつも嬉しいだろうよ。自分の犠牲によって
大事な『親友』を大きく成長させることができたんだから」
医務室に森崎と体を寄せ合い、倒れたまま動かない中山の体を持ち上げ、ラムカーネは抑揚のない声で呟く。
ラムカーネ「まぁ……もしも俺がこいつの立場だとしても……いや、そんな憶測は無駄なことか」
ガーネフ「ところで……どうもお前さんに来客があるそうじゃ」
ラムカーネ「なに?」
どかどかと複数の人間が駆け込んでくる慌ただしい足音が響いたと思った瞬間、医務室の扉が勢い良く開け放たれた。
918 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/05/24(火) 22:55:39 ID:???
バンッ!!ダダダダッ!!
数人の喧騒が響く。その音を聞き、真っ暗なまどろみの中に漂っていた森崎の意識は少しだけ覚醒する。
何処か懐かしい影が見える。その影は何か白いものを手に取り、弓をつがえると矢を放つ。
光のない真夜中のような視界の中でも、その矢の軌跡は眩い光に包まれていた。
森崎「(光……)」
その光は暖かかった。ラーマン神殿で手に入れた『光のオーブ』に似た穏やかな光。
怒りや恐れ、妬みなどのどす黒い感情が洗われるような暖かな光。
だが、その光はあまりにも眩しすぎて目を開けることは出来なかった。
そして再び森崎の意識は閉じられる。側で共に横たわる中山の感触を感じながら。
ラムカーネ「おい……ガーネフの爺さん……魔力をくれ……
さっきからまた体がボロボロ崩れ落ちてきやがるんだ……」
ブラジル市街を這々の体でかけずり回るガーネフの後を、ラムカーネは足を引きずりながら苦しそうに付いて回る。
ガーネフ「おうおう、随分派手にやられたものじゃのう。
これはお主の実体を作るにはかなり時間が必要じゃわい」
ラムカーネ「ちくしょう……この俺があんなヤツに遅れをとるとは……
せっかく奴から元の体を取り返すチャンスだったのに!
かき集めた『星』の力もこれじゃあ全然足りてねぇ!」
ガーネフ「安心せい。既に種まきは終えておる。後は収穫の時期が来るのを待つだけじゃて」
ラムカーネ「ふん……まぁいいさ。手駒は充分に集まった。
中山を取り戻すことができただけでもよしとするか。
いずれチャンスはやってくる。その時まで……せいぜい首を洗って待っていやがれ」
919 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/05/24(火) 22:57:07 ID:???
ガーネフ「(ふぇっふぇっふぇっ……心地よい風が吹いてきた……
しかし……今この空気さえも全てあやつの思惑通りだとすれば……
ふむ。ワシもそろそろ動くべきか。そのためにもまずは――)」
思案の末に邪悪な笑みを浮かべると、ガーネフはラムカーネと共に闇の中へと消えていった。
一方その頃。激闘を終えたフィールドが表彰式の準備に入る最中、
翼はブラジルのベンチへと向かい、ロベルトと出会っていた。
ロベルト「翼。優勝おめでとう」
翼「ロベルト…俺、どうしてロベルトが俺を置いて出ていってしまったか分からなかった。
俺がどうしても森崎に勝てずキャプテンになれないと言われて、ショックを受けたよ」
ロベルト「…………」
翼「でも、今日の試合で分かったんだ。初めてロベルトと出会った日……
サッカーボールとトモダチになって心から楽しむことを学んだことを思い出したんだ。
あの頃の俺は日が暮れるまで、いや、暮れた後も石崎くんやみんなとボールを一緒に蹴っていた。
勝ち負けやキャプテンなんかまったく関係なく……ただただサッカーが楽しくて、好きでいた。
でも……いつの日からか俺はおかしくなっていたみたいだ。
皆が俺のプレイを褒めてくれる。それに気を良くした俺は自分だけが目立つことが正しいと思い込んでしまっていた。
でもそれは……ロベルトが俺に教えてくれたサッカーを楽しむこととは大きくかけ離れていたことだったよ。
同じチームにいても、少しも心が休まれない。常に周りの評価を気にして、どうすれば自分が活躍できるかだけを考えてしまう。
俺……あのままのサッカーを続けていたらきっとサッカーを嫌いになっていたかもしれない。
俺に大事なトモダチを作ってくれたサッカー。そのトモダチを蔑ろにしてた俺がサッカーに嫌われても文句は言えないよね」
憑き物がとれたようなすっきりとした顔で、翼は鼻の下をこすりながら自分のありったけの気持ちを恩師ロベルトにぶつけていた。
自分がロベルトに失望されてしまった原因を、この大会中に気づき、そしてこれからは改善していこうと心に誓う。
だが、新たな決意を胸に秘めた翼に対してロベルトが返してきた返事は全く予想できぬものであった。
920 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/05/24(火) 22:58:23 ID:???
ロベルト「喜べ翼。今日からお前が主役だ。もう森崎は二度とお前に逆らうことは出来ないだろう」
翼「え…?」
ロベルト「お前はもう何も心配することはない。そう……私の言うとおりにしていればいい」
翼「ロベルト…?」
サングラス越しのその表情は詳しいところまでは分からなかった。
だが、それは翼が彼に望んでいたものとはまったくかけ離れていたことだけは確かだった。
ロベルト「あの男の役目は終わった。これからはお前が……キャプテンになるんだ」
そう言うとロベルトはそっとサングラスを外す。光を失った瞳が、驚きの顔で固まっている翼を飲み込んでくる。
翼「(どうしてだよロベルト……俺は…………ロベル……ト……)」
突然自分を襲う睡魔に抗うように、翼は歯を食いしばりロベルトの方へと走った。そして――
921 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/05/24(火) 22:59:56 ID:???
〜ブラジル・某所〜
片桐「…ロベルトさん、それは本気で言っているんですか?」
見上「これまでの功績を考えれば、もう少し彼に期待をかけてあげても……」
ロベルト「それはできません。あなた方も知っているでしょう。
本来の彼は主役になれる器ではない。他のものに比べてあまりにも素質がなさすぎる」
片桐「で、ですが……既に海外クラブでの契約の話も進んでいることですし……」
見上「なにもこれから先の代表権を剥奪までしなくとも!」
ロベルト「既に良成長を重ねた彼らにとってこれから必要になってくるのは『星』の力ではない。
これからは……そう――」
『プロジェクト・カウンターウイング』に代わる新たなプログラム『プロジェクト・エムブレム』
アカネイア大陸からの使者モロドフより授かりし4色のオーブにより多くの日本選手達の強化に励むこと。
だが、彼らは知らない。このエムブレムを彩るオーブは4色ではなく――
ロベルト「『闇』の力。この力で……日本のサッカーは世界を制覇……いえ、支配することでしょう。
そしてそのとき全日本代表を率いるキャプテンは……彼以外にありえません」
翼「…………ニコッ」
ワールドユース大会を見事優勝した全日本ユース。
この日を境に日本サッカーは急激な発展を遂げ、自国リーグの設立はもちろん、
世界のサッカーにおいても重要なポジションを確約させていくことになる。
922 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/05/24(火) 23:01:25 ID:???
そして再び時は流れ――
〜日本・南葛市・森崎の自宅〜
森崎有三19歳。ご存知ワールドユース大会で優勝した全日本ユースのキャプテンである。
惜しくもベストイレブンには選ばれはしなかったものの、決勝戦でのブラジル相手に見せた
数々のガッツ溢れるセービングは多くの観客を魅了し、
不安定ながらもその爆発力に目をつけた数多のクラブが彼の獲得に名乗りを上げた。
森崎「あの大会からもう2週間か。時間が流れるのは本当にあっという間だな」
あのあと森崎はブラジルの病院にて目を覚ました。
医者から詳しい事情を尋ねられ、森崎は有りの侭のことを話したのだが、
ゴールポストに頭を強打した際の後遺症が見せた夢物語だとカタをつけられた。
森崎「(確かに簡単には信じてもらえるとは思っていなかったけどよ……)」
さらには腰と背中に大きなダメージが蓄積されていると診断を下され、
ここ数日ろくにトレーニングを許されなかったことも最近のストレスの原因となっている。
だが、幸いなことに中山は特に異常が見られなかったらしい。
自分と共に自宅療養を命じられてはいるが、それだけで森崎は掬われるような思いだった。
森崎「……とにかく、今日は見上さんたちに自分のこれからの移籍先の希望を連絡する日だ。
元々の予定だったブラジルリーグ。シュナイダー直々に誘われた若林がいるブンデスリーガ。
翼だけでなく日向や若島津も挑戦することになったセリエA。
岬がいるフランスのリーグアン。松山がいるイングランドのプレミアリーグ。
三杉のいるオランダのエールディヴィジ。今のところこれらのリーグが候補に上がっている。
そして早田や次藤、立花兄弟のように新たに設立される予定の国内リーグに参加するという道もある」
923 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/05/24(火) 23:02:35 ID:???
事前に渡されているクラブチームの資料を片手に、森崎は電話の前に緊張した面持ちで立つ。
森崎「さて。俺がこれから目指すプロサッカーの道は……!」
☆☆☆どうしますか?
A元々の予定だったブラジルリーグに挑戦するぞ!
Bシュナイダーに誘われたブンデスリーガに挑戦するぞ!
C翼や日向のいるセリエAに挑戦するぞ!
D岬がいるフランスのリーグ・アンに挑戦するぞ!
E松山のいるイングランドのプレミアリーグに挑戦するぞ!
F三杉のいるオランダのエールディヴィジに挑戦するぞ!
G俺は国内から頂点を目指す!国内リーグに挑戦するぞ!
『4』票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。
924 :
森崎名無しさん
:2011/05/24(火) 23:03:40 ID:hVy3ppx2
B
助けてくれたのはカシムとバヤシかな?
925 :
森崎名無しさん
:2011/05/24(火) 23:04:52 ID:q8bwt7PQ
B
926 :
森崎名無しさん
:2011/05/24(火) 23:08:35 ID:2uCp4GZ6
C
927 :
森崎名無しさん
:2011/05/24(火) 23:09:22 ID:???
ロベルトはもうすぐ自分が自分でなくなるのを知ってたから森崎に託せるか見極めたかったんだな
しかし黒幕は誰なんだ
928 :
森崎名無しさん
:2011/05/24(火) 23:13:17 ID:???
原作どおりなら【メディウスの怨念】的なサムシングなんだろうが、まあそこからは逸脱してるよな
929 :
森崎名無しさん
:2011/05/24(火) 23:15:24 ID:SsmlQnbU
A
930 :
森崎名無しさん
:2011/05/24(火) 23:16:21 ID:xr3rmdmA
B
931 :
森崎名無しさん
:2011/05/24(火) 23:17:05 ID:Xfq9r52c
B
932 :
森崎名無しさん
:2011/05/24(火) 23:50:52 ID:???
メディウスそのものが輪環構造の一部を自覚してたしな
黒幕…というよりはそういう構造そのものを打破するための物語なのかな
933 :
森崎名無しさん
:2011/05/24(火) 23:54:55 ID:???
輪環構造(あるいは【円環の理】)が問題なのか、問題を打ち破るための輪環構造なのか、が気になるねえ。
原作ネタを利用するならやはり、封印の盾がぶっ壊れて闇のオーブが解き放たれたところから始まってるんだろうけど。
934 :
森崎名無しさん
:2011/05/24(火) 23:59:20 ID:???
あー、そこ確かに重要だなあ。
できるな、お前さん…!
さすがにまだ妄想の域を越えられるほどの情報は読み取れてないけど、
第二部にはそういう要素も散りばめられてくるかと思うとwktkが止まらんぜ。
935 :
森崎名無しさん
:2011/05/25(水) 00:02:03 ID:???
しかし
>>916
の中山さんが素敵すぎて泣ける…。
応えた森崎も男だなあ…戦乱を越えて人間的に大きくなったとしみじみ思ったよ…。
936 :
森崎名無しさん
:2011/05/25(水) 00:08:25 ID:???
破滅を自覚している森崎はプロで通用しないことを知っているよな?どうするんだろ?
937 :
森崎名無しさん
:2011/05/25(水) 21:16:59 ID:???
どうせクラブ入りはさせてもらえないだろうし(
>>921
)
938 :
森崎名無しさん
:2011/05/25(水) 21:22:38 ID:???
クラブ契約の話は「向こうから来ている」から、日本の協会が邪魔できるようなものじゃないでしょ。
>>921
は「日本代表(たぶんトップチーム)には入れないぞ」ってことじゃない?
939 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/05/25(水) 21:25:59 ID:???
>>924
ちなみに腕を払いのけた場合はもう少し今回のイベントに介入できたりしましたね。
>>927-928
色々とぼかしてしまい申し訳ないですw第2部の展開にご期待ください!
>>932-934
このファイアーモリブレムは『リセットによる救済』を物語のテーマとしています。
過去になにか大きな後悔を残しているキャラクターが、これからの物語のキーとなってくるでしょう。
>>935
原作では特に絡みもなく、学校も別々のこの二人の絆は、味方であれ敵であれ
特にサッカーの試合中に積み上げられてきたものだと私は思っています。
>>936
今の森崎はたとえ能力が落ちていたとしてもすぐに立ち上がってやるぞと決意しています。
>>937-938
ロベルトは日本代表のキャプテンを翼にするべく動いています。それ以外のことには特に関心を持っていません。
============
>Bシュナイダーに誘われたブンデスリーガに挑戦するぞ!
森崎「(…やはり出来ることなら強いライバルのいるリーグに挑戦したいよな)」
厳しい環境に身を置くことこそ一番のレベルアップの近道。
互いに最高の好敵手と認め合っているドイツの皇帝カール・ハインツ・シュナイダーから
ブンデスリーガに来い。決着はプロの舞台でつけようと直々に紹介を受けている。
森崎「えーと……候補に上がっているのはこの5チームだな」
940 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/05/25(水) 21:28:06 ID:???
まず1つ目。現在若林が所属しているハンブルガーSV。
昨季でリーグ優勝しているだけあり、現在そのチーム力はリーグ一と言われている。
若林とポジション争いは必須であるものの、カルツやカペロマンなど
ドイツユースの主力メンバーが多く在籍しているチームである。
森崎「チームメイトが優秀なのは助かるが、既に若林が地位を確立している可能性があるんだよなぁ…」
2つ目はシュナイダーが所属しているバイエルンミュンヘン。
シュナイダーの父親であり、名称として名高いルディ監督のもと、
制度の高い空中戦を得意とする攻撃的チームである。
森崎「このチームはシュナイダー以外は特に目立った選手がいないが、
そこを監督の指揮でカバーしているらしいな。
……シュナイダーと同じチームか。まぁ悪くはないかな。
シュナイダー自身は俺との決着を望んでいるだろうが、
あいつの後ろを守ってやるのも面白いかもしれないな」
続いて3つ目。フランツ・シェスターとマンフレート・マーガスが所属しているブレーメン。
ボール支配力に長けており、シェスターのゲームコントロールの高さは勿論、
マーガスのドイツでもトップクラスのヘディングによる攻撃力も魅力的なハイレベルなチームだ。
やや守備に劣った部分が見られるため、森崎のような絶対的なGKがいれば一気に優勝も狙える力を秘めている。
森崎「WYではこいつらにも苦戦させられたけど、もしも仲間になるのなら頼りなりそうだぜ。
きっと俺の契約も喜ばれるだろうし、若林とシュナイダーの両方と戦えるのも悪くない」
941 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2011/05/25(水) 21:29:42 ID:???
4つ目はシュツットガルト。昨季まであのドイツの守護神デューター・ミューラーが正GKとして君臨していた守備重視のチームだ。
来季からミューラーがセリエAのインテルへと移籍するため、もしも森崎が契約する場合
すぐにでもトップでゴールを任せたいと高評価を貰っているチームである。
プロ20年目となるキャプテンのミッターマイヤーも、森崎のような若い戦力に期待を寄せているらしい。
森崎「ミューラーの代理品に見られるのは癪に障るが、すぐにレギュラーを狙えるのは悪くはない。
プロの世界はやはり試合に出られてなんぼだからな。二軍で腐ってしまうよりはだいぶましな待遇だ」
最後の5チーム目はケルン。キャプテンのドイツ一のポストプレイヤーであるエッフェンベルクが率いる
総合力が高い強豪チームであるのだが、現在大きなトラブルを抱えてしまっていた。
守護神であるジノ・ヘルナンデスがWYのイタリアユース予選落ちを受けて心身ともに大きなダメージを抱えスランプに陥ったというのだ。
そこで彼に変わる即戦力のキーパーを強く求めているらしく、森崎に白羽の矢が立てられたというのだ。
森崎「予選落ちしたかと思えば、まさかここまで落ちぶれてしまっていたとはね。
まぁjrユース大会でもイタリアはそれほど強くはなかったし、
ここは俺様の力で一気にチームをもり立ててやるのも悪くはないかな」
5つの資料をしばらく見比べた後、森崎は自分が契約を交わしたいチームを選び、
片桐から渡されていた名刺の番号をゆっくりと押していった。
☆☆☆どうしますか?
A勝負だ若林!ハンブルガーSVと契約するぞ!
Bシュナイダーの後ろは俺が守る!バイエルンと契約するぞ!
C忍者と核弾頭に挟まれて?ブレーメンと契約するぞ!
Dベテランさんこんにちは!シュツットガルトと契約するぞ!
E朽ち果てた黄金の右腕!?ケルンと契約するぞ!
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