キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【敵味方問わず】幻想のポイズン53【白黒判定】

1 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/07/05(火) 22:26:26 ID:???
全幻想郷JrユースのFW、反町一樹が幻想郷・外の世界のサッカー界に旋風を巻き起こすというスレです。
この話はキャプテン森崎のパラレル作品で、
東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。
もしかしたら他のアニメや漫画、小説などからもキャラが出たりするかもしれませんがご了承下さい。

本編のように、選択肢を選んだりカードを引いたりして物語が進んでいきます。

【前スレ】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1306255177/l50

[前スレのわかりやすいあらすじ。]
博麗霊夢・霧雨魔理沙・東風谷早苗・十六夜咲夜・魂魄妖夢という主力選手たちが離脱し戦力に不安の残っていた幻想郷Jrユース。
初戦のウルグアイを2−1で下し、次なる相手は堅固な守備と爆発的な得点力を売りにしたイタリアJrユース。
てゐとの契約によりうどんげを強化したり、試合を観戦してYFD(やっぱり・フランスは・駄目だな)と思ったりしつつ。
試合を始めてみれば、やはり強力な守備陣にてこずってしまう幻想郷。
果たして幻想郷はNo.1キーパー&DFが守るゴールを破り、勝利する事が出来るのか!?

さとり「私はいつでも体育座り」
てゐ「後悔させないよ(キリッ」
ヘルナンデス「幻想郷って見た目小さな女の子がたくさんいるんだね! ヒャッホウ!!」
リグル「おかしい……どうして……何故エースのシュートが決まらない。 さてはインチキ……!!」
穣子「なんでこんなにパスが飛んでくるのよ馬鹿ーッ!?」
諏訪子&フラン「なんだかものすごく空気な件について……」
映姫「お前ら全員有罪だからJOKER出しとく」
うどんげ「アシストつくと思ったら反則で潰された」
反町「……これが2戦目の相手とか絶対ゲームバランスおかしいだろ」

2戦目から早くもとんでもないチームと当たってしまった幻想郷!
カウンターシュートの使い手四季映姫とヨーロッパNo.1キーパージノ=ヘルナンデス。
そして高い球に強い強力なツートップを相手に勝利をもぎ取る事が出来るのか!?
そんな幻想のポイズン53スレ目、これからもよろしくお願いします。

753 :森崎名無しさん:2011/10/13(木) 16:09:51 ID:???
いやぁ、イタリアは強敵でしたね

754 :森崎名無しさん:2011/10/13(木) 18:15:44 ID:???
次はアルゼンチンかぁ
反町をMFにしたいけどFWがリグルだけだと不安だな……
誰か一人強化したい

755 :森崎名無しさん:2011/10/13(木) 18:36:11 ID:???
守備の弱いアルゼンチンならリグル一人でも十分いけるっしょ

756 :森崎名無しさん:2011/10/13(木) 21:12:47 ID:???
お空:反町、リグルを除けば唯一のストライカータイプだがアンチ反町
モンゴル:FW登録のクリアー要員
うどん:ライン際

リグルのワントップしかないんじゃないかな
ガルバンがどの程度かわからないのが怖いが

757 :森崎名無しさん:2011/10/13(木) 21:46:43 ID:???
翼「リグルならワントップでも10ゴール以上はかたいよ!」

758 :森崎名無しさん:2011/10/13(木) 21:47:33 ID:???
三杉「君は何を言っているんだ」

759 :森崎名無しさん:2011/10/13(木) 21:48:10 ID:???
相変わらずツッコミがはやいよwww

760 :森崎名無しさん:2011/10/13(木) 23:10:14 ID:???
うどんげは後二回練習に付き合うけど静葉以下のシュートで
美鈴のシュートは上の下だが経験値が9だから一回付き合えば必殺技確定で
お空は評価がかなり低いけどシュートは強い

今夜のうどんげの練習がどうなるかで色々変わりそう


761 :森崎名無しさん:2011/10/13(木) 23:13:24 ID:???
お空のシュートっていくつくらいだっけ?オータムが68で、
ライトニングが65+エースの自覚(+1)だけど、お空は余り覚えてない……。

762 :森崎名無しさん:2011/10/13(木) 23:14:09 ID:???
多分62

763 :森崎名無しさん:2011/10/13(木) 23:41:54 ID:???
モブFWの中ではぶっちぎりの火力のお空でもこの威力だし
今更他のFWの決定力鍛えても物凄く微妙だと思う…

764 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/14(金) 00:11:18 ID:???
>★映姫→  ダイヤ9 ラストジャッジメント 63 +(カードの数値)+(フリー補正+2)=74★
>★反町→  クラブ5 ブロック 52 +(カードの数値)+(人数差補正+4)=61★
>★リグル→  クラブA ブロック 51 +(カードの数値)+(人数差補正+4)=56★
>★パチュリー→  ハートA ブロック 52 +(カードの数値)+(人数差補正+4)=57★
>★ヒューイ→  ハート3 ブロック 51 +(カードの数値)+(人数差補正+4)=58★
>★キスメ→  ハートK ブロック 52 +(カードの数値)+(人数差補正+4)+(飛んで井の中+8)=77★
>★美鈴→  ハートQ ブロック 52 +(カードの数値)+(人数差補正+4)=68★
>★にとり→  スペード7 ブロック 52 +(カードの数値)+(人数差補正+4)+(ポロロッカ+4)=67★
>★レティ→  クラブA ブロック 51 +(カードの数値)+(人数差補正+4)=56★
>★大妖精→  スペード9 ローリングパンチング 63 +(カードの数値)=72★
>≦−2→幻想郷ボールに。 試合終了
>※キスメがKを出して勝利したので覚醒フラグを回収し全能力+1、更にブロックフラグを回収しスキル・ブロック+1を取得!
====================================================================================================================
ドギャッ……バゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!!

バキャンッ!!

反町「ぐぇぇーっ!!」
リグル「ひえぇっ!?」
パチュリー「むきゅーっ!!」
ヒューイ「うぎゃーっ!」

この時、四季映姫が放ったロングシュート――ラストジャッジメントの威力は、前半終了間際の時に比較をすれば若干落ちるものの。
それでも十二分なまでに幻想郷を脅かす代物であった。
小さい体で放ったとは思えない凶暴的な破壊力を持つシュートはブロックにとんだ者たちを次々と跳ね飛ばし。
そのまま地面を這うかのようにして、幻想郷ゴールへと突き進み……。

765 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/14(金) 00:12:25 ID:???
グワァァォオッ! パコォォオンッ!!

キスメ「!!」←歯を食い縛って衝撃に耐えてる
映姫「…………駄目ですか」
にとり「! で、でかしたァ、キスメ! よし、後は時間一杯ボールを回して勝ちだー!!」

しかし、そのシュートコースに丁度よく飛び込んでいたキスメが、快音を鳴らしながらシュートをブロック。
この大会に備えて新調をしていた桶の強度のお陰か、はたまた出番に飢えていたキスメの気合が映姫に勝っていたのか。
いずれにせよ、キスメの桶に当たったボールは小さくバウンドをしてキスメの足元に力なく転がり。
ここにこの試合の勝敗は決定したのだった。

※早苗派閥のキスメがここ一番で活躍をした為、早苗の支持率が上昇します。 早苗支持率:34→35

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

ジョン「あっ、ああああああ〜っ!! こ、これは……キスメ選手、値千金のブロックゥゥゥゥ!!
    流石はオータムスカイズ同様、弱小から強豪へと這い上がってきていたチームの生え抜き選手!
    そのブロックの堅さだけならば、やはり幻想郷でもトップクラス!!
    幻想郷、大事な大事な1点を守り切ったァァ!!」
南沢「後は時間中、ボールを回して終了でしょうね。
   キックオフと同時にシュートをした為、イタリアの選手達も前線でプレスがかけにくい。
   吹き飛ばされた幻想郷選手達が体勢を整えるまでにプレスをかけるのは、不可能ですね。
   そして、そうなってしまえば……フィールダーが1人減ってしまったイタリアが、
   如何に守備が上手いといえどボール回しを防ぐのは難しい」

766 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/14(金) 00:13:45 ID:???
観客「なんなんだあのバケツ少女は……」「ご存じ、無いのですか!?」「彼女こそ初期の頃から割と参加をし! 着々と出番を得!」
  「幻想郷No.1ブロッカーへの道を歩んでいる!」「超時空桶娘☆キスメちゃんです!」「……なんか元ネタと外見的にも似てる件」

永琳「(姫の采配が当たったわね……ここでキスメを入れたのはやはり間違いではなかった。
    彼女がいなければ、映姫のシュートが決まっていた可能性は高い事を考えれば……)」
ディアス「これで幻想郷が2勝か〜。 俺たちが戦う時も、こっちが2勝した状態で迎えたい所だな」
パスカル「その為にも、今日のウルグアイ戦にまずは勝たないとな……」

シュナイダー「確かに、優れたDFだ。 が……」
カルツ「ブロック以外の能力はお世辞にも高いとは言えん……というか、正直な話、フランスの連中にも負ける程度じゃ。
    完全にブロック一芸じゃの、あのキスメちゃんは」
レミリア「そのブロックだってあの閻魔に及ばない程度よ」
シュナイダー「(マーガスがいれば釣り出せる可能性は高いし、こちらはシューターが俺とレミリアの2枚だ。
        如何にブロックが得意な選手だろうと、それをさせなければ問題は無いか……)」

ビクトリーノ「幻想郷の2勝目か……どうせなら、このまま全勝して他の連中を負かしてくれりゃ。
       こっちも2位通過が狙いやすくなるんだがな」
萃香「2位通過を目指すなんてチンケな事言うなよ〜。 男ならドカッと1位通過。 そして優勝だろうに」
ビクトリーノ「そう簡単に考えられりゃいいんだけどな。 ま、まずは今日のアルゼンチン戦に勝ってからだ。
       予選通過を目指す上でも……同じ南米国としての意地としても、負ける訳にはいかねぇぞ!」
文「(南米とかそういうの、私たちには関係ないんですけどねぇ……)」

767 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/14(金) 00:15:14 ID:???
キスメのいろんな意味で凄いブロックを見て観客席は沸き、
その声援を受けながら幻想郷Jrユースメンバーは悠々とパスを回し時間を稼ぎ始める。
一方、イタリアのメンバーもまた懸命にそれに追いすがろうとするのだが……。
ただでさえフィールダーが1人減っている状況では、ボールに触れさせてもらう事すら出来ず。
逃げ切りに徹している幻想郷のパスワークを断つ事は難しく。
そのまま時間は少しずつではあるが着実に潰され……。

ピッピッピィィィィィィィイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!

ジョン「あっ……あああああああああああああああっ!!
    ここでっ……ここで審判の長い長い笛が、鳴り響いたァァァァァアアアッ!!
    試合終了〜ッ!! 3−2ッ!! 一時は逆転までされてしまった幻想郷Jrユース!
    しかし、PKを含めたキャプテン――反町選手の活躍で辛うじて逆転に成功し、その1点を守り切ったァァ!!
    幻想郷Jrユース、2戦目も勝利で飾り、これで勝ち点は6!
    このままの勢いでアルゼンチン、そしてフランスを撃破し1位でグループリーグを通過してほしい所!!
    一方、敗北をしたイタリアもその守備力と攻撃力、中盤のパスワークは正に見事!
    一時は勝ってしまうかという所まで幻想郷を追いつめましたが……後一歩及ばず!
    幻想郷対イタリア、幻想郷が辛くも勝利ですッ!!」

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

幻想郷Jrユース 3−2 イタリアJrユース

試合終了!

768 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/14(金) 00:17:06 ID:???
観客「おいおいおい、イタリアにまで勝っちゃったぞ……」「なんなんだよ幻想郷って……」
  「ご存知、無いのですか!?」「お前それ言いたいだけだろ」「つーかイタリアはストライカーが次戦もいないんだよな……積んでね?」
  「それでもケロちゃんなら……ケロちゃんならワントップでも何とかしてくれる」

反町「はぁ……か……勝った……(なんて疲れた試合だったんだ……体力自体はそこまで大きく消耗してないけど……精神的に疲れた……)」

90分の長い死闘に区切りをつける審判の笛が鳴り響き、観客席からは幻想郷に向ける賛辞の声援。
そして、イタリアへと向ける励ましの声援が降りかかる。
しかし、そのような声を受け入れられる状態にいなかったのは……幻想郷Jrユースキャプテンである、反町一樹。
他のメンバーがそれぞれ安堵の息をついていたり、或いは今日の試合の成果に納得がいかなかったのか表情をゆがめている最中。
彼は大きく息を吐いて自らの双肩にかかるプレッシャーを下ろしていた。

今日の試合――このイタリアJrユースとの試合は、反町一樹が今まで戦ってきた中で一番やりにくい相手であったと言っても過言ではない。
何せ、相手はヨーロッパNo.1と謳われる名ゴールキーパー。
そして、幻想郷でトップの実力を持つ……しかも、カウンターシュートまで持つDFだったのだ。
萃香や早苗といった強いGK、DFとは幻想郷時代に今までいくつも戦ってきたし。
外の世界にいた頃も、全国中学生サッカー大会では世代最強と呼ばれる森崎雄三と戦った事もあったが……。
前者はあくまでも強いというレベル――或いは、例え強くても相手をするのは1人だけで良かった。
しかし、今日の試合ではトップのGKとDF、両方を注意しておかなければならなかったのだ。
そして、後者に至ってはそもそもあの頃の反町は一選手、一枠役程度の自己認識しかなかった。
日向小次郎という自分よりも圧倒的格上がいた状況でプレッシャーを感じるとしてもそれは今のものから比較をすれば微々たるもの。
キャプテンとしての役割もあった反町としては、今日の試合で些か気疲れをしても仕方がないというものだろう。

769 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/14(金) 00:18:22 ID:???
そうして、反町はしばらく呆然とその場に立ち尽くしてたのだが……。

ヘルナンデス「やぁ、ソリマチ」
反町「あ……ヘルナンデス」

そんな反町に話しかけてきたのは、イタリアJrユースキャプテン――ジノ=ヘルナンデス。
反町が慌ててそちらへと顔を向けると、彼は悔しさを交えながらも精一杯爽やかな笑みを浮かべながら。
腕を組みつつ、反町に対して口を開く。

ヘルナンデス「まさか僕が3点も取られるなんてね……確かに君の実力は前回のウルグアイ戦。
       それに、その前の練習試合などで把握してたつもりだったけど……。
       エイキもいる以上、失点は抑えられると踏んでいたんだが」
反町「まあ……その1点も、PKで貰ったものだからな。 誇れるものじゃないよ」
ヘルナンデス「……方向が一致していても止められなかったんだ、アレは間違いなく君の実力だ。
       それに、君のその"力"は十二分に誇っていいものだ」

紳士の国イタリアで育ったが為なのか、それとも彼自身がもともとそういう性格なのか。
敗北をしたばかりという事で幾らか悔しさは残っている様子ではあるものの……。
それでもヘルナンデスはあくまで友好的に、スポーツマンらしく反町を称賛してくる。
これを受けて、反町は照れ臭そうに頬をかくも……ヨーロッパNo.1キーパーから褒められたという事実は嬉しくもあり。
また、必要以上に自身を卑下するのは逆に失礼にあたると考えてかありがとうと返答をするのだが……。

反町「(俺からも何か言っておこうかな……? うーん……)」

770 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/14(金) 00:19:42 ID:???
A.「決勝でもう一度戦おうぜ。 今度こそ正面からハットトリックしてやる!」 強気に決勝で会おうと宣言する
B.「ところで、お前から見てほかの国のキーパーってどんな感じだ?」 ヘルナンデスの他国のGKの批評を聞いてみる
C.「派遣選手以外の生え抜きでお前以外のいい人材っていないのか?」 イタリアのタレント不足を指摘する
D.「まあお前もがんばった方だよ。 その鉄くずの右腕で」 よく頑張ったと褒めてやりたい
E.「フランドールのケアはちゃんとしておいた方がいいぞ。 かなり気難しいらしいから」 フランのフォローをするよう言ってみる
F.「ユニフォームを交換してくれないか?」 ユニフォーム交換を申し出る
G.「なぁ、イタリアのサッカークラブってどんな感じなんだ?」 イタリアのサッカーリーグについて興味を示してみる
H.その他 自由投票枠

先に2票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。

771 :森崎名無しさん:2011/10/14(金) 00:20:14 ID:gUrlNdOo


772 :森崎名無しさん:2011/10/14(金) 00:20:17 ID:xSNcux9k


773 :森崎名無しさん:2011/10/14(金) 00:20:50 ID:bTwtL2K2
E

774 :森崎名無しさん:2011/10/14(金) 00:23:38 ID:aA0UUp5c


775 :森崎名無しさん:2011/10/14(金) 00:27:02 ID:Cde/xcY6


776 :森崎名無しさん:2011/10/14(金) 00:28:50 ID:???
ブラックファルコンとの扱いの差がw

777 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/14(金) 00:29:05 ID:???
Dが選ばれず少し残念な気もしますが短いですが本日はここまで。
次回はこの続きからとなります。
ブランクのせいか筆の速度が遅い……どげんかせんといかんね。
それでは、お疲れ様でしたー。

778 :森崎名無しさん:2011/10/14(金) 00:30:31 ID:???
ポイゾナス乙なのじゃ

779 :森崎名無しさん:2011/10/14(金) 00:32:24 ID:jGDAvC7Y
G

780 :森崎名無しさん:2011/10/14(金) 00:45:15 ID:???
ポイズンから有吉になろうとしている乙でしたー
言いたいことも言えない→言いたいことが言えて毒→有吉 とは気付かなかったぜ。

781 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/14(金) 22:05:53 ID:???
>A.「決勝でもう一度戦おうぜ。 今度こそ正面からハットトリックしてやる!」 強気に決勝で会おうと宣言する
=========================================================================================================
ヘルナンデス「そうだね……ただ、ハットトリックをもう一度決められるというのは御免こうむる。
       今度こそは、必ず無失点に抑えたいかな」
反町「お互い、再び決勝で会う為にも頑張ろうな」
ヘルナンデス「ああ」

反町の発言に対して、ヘルナンデスは柔和な笑みを浮かべながら受け答え……。
両者はがっちりと握手を交わしながら、再戦の時を誓う。
この両キャプテンのスポーツマンらしい試合後の対応は、当然観客席からも見えており。
中学生らしい何とも爽やかな後味に、両チームへ向けて拍手が送られる。

ビクトリーノ「うぎぎぎぎ……なんだあの和やかなムードは……。
       ソリマチの野郎、俺には変なあだ名つけた癖にヘルナンデスには何もしなかったってのか!?」
勇儀「もしかせんでも、お前さんアイツに舐められてるんじゃないかい?」
ビクトリーノ「マジで!?」
文「(え? っていうか今まで、舐められてないと思ってたんですか? 逆にビックリですよ)」

ただ、一部の観客はこの光景を見て静かに怒りを感じていたのだが……。

782 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/14(金) 22:06:57 ID:???
?????「(結局、負けてしまった……。 俺たちがいれば……俺たちがいれば、こんな事には……)」
???????「不幸中の幸いは……無様な醜態を見せなかった所だな。
        もっとも、派遣選手が一発で退場というのは紳士的サッカーを心がけるイタリアとして恥ずべき事ではあったが」
?????「派遣選手のお陰で、俺たちがいなくてもフィールダーは充実しているんだ……。
      この1戦を落としたのは痛かったけど……ヘルナンデスなら、きっとリーグを突破してくれる」
???????「見守る事しかできないというのは、辛いな……」
?????「うぅ……」
?????「泣くな、ストラット。 泣いたところで時間は巻き戻らない」
ストラット「すまない……すまない、ランピオン、ジェンティーレ……俺は……」
ジェンティーレ「本当に謝罪をする気があるのなら、それはヘルナンデスにしておけ。
        あいつは俺たちがいなくなったイタリアを、たった1人で纏め上げているんだ」
ランピオン「派遣選手がいなけりゃ、どうなってたんだろうな……考えるだけで恐ろしいぜ」
ジェンティーレ「(しかし、幻想郷の9番……カズキ=ソリマチ、だったか。
         サッカーの下手なジャポネーゼが、まさかヘルナンデスからハットトリックを遂げるとはな……。
         ふん、やはり気に入らん……)」

一方でこのイタリアの敗北にショックを受けながらも……それでもフィールドを神妙な面持ちで見つめていた者たちもいた。
チェザーレ=ストラット、ダヴィデ=ランピオン、そして……サルバトーレ=ジェンティーレ。
彼らはイタリアJrユース世代の代表的な選手であり……。
しかし、とある事件を切欠としストラットは責任を問われて代表から追放され。
ジェンティーレとランピオンはその体に怪我を負い、大会への参加は不可能となってしまっていた。
もしも彼らがいれば、試合の結果は間違いなく変わっていただろうが……。
それは言っても仕方がない事でもあり、3者は3様の思いを抱きながらフィールドを見ていた。

783 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/14(金) 22:08:25 ID:???
彼らにとって幸運だったのは、今日の試合――対戦相手のキャプテンが、温厚で温和な選手だったという点であろう。
逆に対戦相手のキャプテンが常識知らずの礼儀知らずだった場合……。
彼らはこの先、未来永劫日本人というものを嫌悪していたかもしれないのだから。

ストラットら、3人のイタリアJrユース選手。
彼らが歴史の表舞台に出てくるのは、まだ当分先の話となる。

ランピオン「そういや、退場したあの子は大丈夫かな? 見た感じ幼い子だったから荒れてないか心配だが……」
ジェンティーレ「俺たちが心配しても仕方ないだろう。 ヘルナンデスを信じろ」
ストラット「(そういえばあの子のシュートも凄かったな……俺ももっと力をつけて……つけて……。
       力をつけて……今更、イタリア代表に戻れるんだろうか?)」

〜 イタリアJrユース代表 ロッカールーム 〜

諏訪子「あ〜う〜! あ〜ぁ〜、疲れたねぇ」

ストラットらが試合途中で退場処分を受けたフランドールへと思いを馳せていた頃。
イタリアJrユース代表メンバーは、重苦しい足取りで丁度ロッカールームへと帰ってきていた。
この重苦しい雰囲気を振り払うかのように、諏訪子はあえて明るい口調で扉を開き中へと侵入。
すると中で待っていたフランドールは一瞬びくりと体を震わせ……それからゆっくりと入ってきたチームメイトたちへと視線を向ける。

フラン「あぅ……」
諏訪子「鬱憤晴らしにパイプ椅子でも破壊してるかと思えば暴れないでいたんだね。 関心関心」
フラン「えっと、その……ごめんなさい」
諏訪子「ん?」
映姫「………………」

784 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/14(金) 22:09:26 ID:???
そして、ぞろぞろと部屋の中に入ってきたメンバーを見ると……。
フランはどことなく居心地悪そうに居住まいを正してから、小さく頭を下げ謝罪をした。
このフランの行為に、諏訪子と映姫は意外そうに目を見開く。
それも当然と言えば当然――悪魔の妹、フランドール=スカーレット。
彼女の噂や性格などを、この場にいる他のイタリアメンバーに比べれば理解をしていた諏訪子達としては。
まさかここでフランドールが素直に謝罪をするとは思っていなかったのである。
予想外の事態に狼狽をする諏訪子達であったが……とはいえ、これは彼女たちにとって嬉しい誤算と言えるものだった。
何せここでフランが暴れたり、或いは自身が悪かったと認めず他者を責める事があれば、
当然ながら他のイタリアメンバーから反感を抱かれる。
それはフランと同じく派遣選手である諏訪子達にも飛び火する可能性があったのだが……。
フランドールが自ずと非を認めてくれた事で、イタリアメンバーのやるせない感情は意気を殺がれたらしく。
その心配は不要に終わりそうである。

諏訪子「(しっかし、結果オーライとはいえ本当に予測しにくい性格してるねぇ。
     まぁ暴れられてもこの地蔵がいりゃ一緒に止められただろうけど……暴れてくれないならそれに越した事はないねえ)」
映姫「(あの暴走行為は黒、反則行為も間違いなく黒ですが、事後の対処に関しては白……しかし。
    ……このまま士気と彼女本来の気質が削られるのはいただけませんね。
    吸血鬼とは人々に怖れを抱かせる存在。 それが塩らしくなっては、彼女の吸血鬼としての本質が失われる。
    それだけは避けなければならないのですが……)」

785 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/14(金) 22:10:26 ID:???
完全にしょげ返っているフランを見て、諏訪子はホッと安堵をするのだが……。
一方で四季映姫はといえば、難しい顔をしたままああでもないこうでもないと考え始める。
幻想郷全土を統括する閻魔である映姫としては、幻想郷のパワーバランスの崩壊だけは何としてでも阻止しなければならない。
自身の行為に責任を持ち、反省をするのは良い事であるが、反省し過ぎ、自責の念に駆られすぎるのは頂けない。
なまじ、今まで周囲と関わり合いを持ってこなかったフランドールなだけに。
誰かに迷惑をかけるという行為に慣れていなかったのか、その反省の度合いは彼女が背負うには重すぎるものであり。
映姫はどうにかしようと方策を考え始めるのだが……。

ヘルナンデス「気にしないでいい……とは言わないけど、この敗戦はフランドールだけの責任じゃないよ。
       次からは気を付けてくれればいいさ」
フラン「え…………」
映姫「(む……)」

その時、不意にフランドールに声をかけたのはヘルナンデスであった。
まだ自省をし、落ち込むフランドールに対して……ヘルナンデスはあくまでも優しく声をかけ。
軽くフランドールの肩を慰めるように叩いてから、更に続ける。

786 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/14(金) 22:11:33 ID:???
ヘルナンデス「フランドールのプレイスタイルを考えれば、無理やり接触プレイをさせ続けた周囲にも責任はある。
       それに、サッカーでは考えられないような強引なラフプレイをフランドールがするのは合宿当初からわかっていたんだからね。
       それを改善させなかったのも悪かった。
       もちろん、ルールに抵触するようなプレイをしたフランドールは悪いし、
       何よりその前の無謀なロングシュートも叱責ものだけどね」
フラン「うぅ、ご、ごめんなさい……」
ヘルナンデス「うん、だから……次からは気を付けてくれればいい。
       フランドールの得点力は間違いなくこのチームに必要なんだ。
       当たりの強さを生かしたラフプレイは大きな武器だけど、それで反則を取られないギリギリのラインを見極め……。
       今後もチームの為に頑張ってくれれば、僕としてはもう何も言う事はないさ」
マルコ「とほほ……ヘルナンデスに言いたい事全部言われちゃったよ……」
ゴルバテ「(マルコ、お前絶対何も考えてなかっただろ……)まぁ、ヘルナンデスの意見に俺も賛成だ。
     次の試合……は無理だが、その次のウルグアイ戦、期待してるぜ」

あくまでもフランドールの非は認めつつ、しかし、建設的な意見を述べるヘルナンデス。
彼の言うようにここでフランドールが落ち込み、今後の試合でその実力を発揮出来なければイタリアの攻撃力は大きく落ち込み。
それが今日の試合でのフランドールの失態以上にイタリアを窮地に追いやる。
反省をするのはいいが、だからといって全ての責任を負う事は無いとヘルナンデスは言い、これにイタリアメンバーも同調を始める。
これを見てフランは当初、目を丸くしながら驚くのだが……。

787 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/14(金) 22:12:43 ID:???
先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、

★ヘルナンデス「来い、ハート10以上!」→! card★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

JOKER→ハート10以上+映姫「見直しましたよヘルナンデス君」 諏訪子「恰好いいねぇ……よし、ご褒美だ」 ハーレムである
ハート10以上→フラン「ありがとう……えへへ、だーいすき」 そう言うとフランはパタパタ羽ばたいて飛び、ヘルナンデスの頬に……
クラブA→レミリア「ぎゃおー!!」 シュナイダー「マリーだけだなくこのような少女まで……許せん!」 シスコンコンビ襲来
それ以外→フラン「うん……私、頑張るね!」 フランちゃんがふつうに立ち直ったよ

788 :森崎名無しさん:2011/10/14(金) 22:13:18 ID:???
★ヘルナンデス「来い、ハート10以上!」→ ダイヤJ

789 :森崎名無しさん:2011/10/14(金) 22:17:05 ID:???
若林とさとりに引き続きまたしてもマーク違いでござる

790 :森崎名無しさん:2011/10/14(金) 22:18:49 ID:???
このスレってこういうフラグは折れるイメージ

791 :森崎名無しさん:2011/10/14(金) 22:36:11 ID:???
フラグくん ふっとばされた!

792 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/14(金) 22:53:35 ID:???
>>789-791 諏訪子「神は言っている、ここでフラグが立つさだめではないと」

>★ヘルナンデス「来い、ハート10以上!」→ ダイヤJ =フラン「うん……私、頑張るね!」 フランちゃんがふつうに立ち直ったよ★
============================================================================================================================
修羅場になる事もなければハーレムになる事もなく。
フランドールはヘルナンデスの言葉を受けて、素直に立ち直った。
吸血鬼とはとても思えないような無邪気な笑みを浮かべつつ、ヘルナンデスに……。
そして、周囲のイタリアメンバーに次の出番では頑張ると宣言し。
こうしてイタリアのロッカールームには、ようやく和やかな空気が戻ってくる。

諏訪子「よォし、それじゃあフランドールの出番の前に、まずは明日のアルゼンチン戦だね」
映姫「まずは午後からあるアルゼンチンとウルグアイの試合をじっくり見て、研究をしましょう。
   どちらともこれから戦う事になるのですから、対策を練らなければ」

その後、フランドールら派遣選手らはそれぞれ別の控え室へと移動をし。
男女に分かれた後に着替えたイタリアメンバーは、観客席へと移動をする。
雨降って地固まる。
フランドールの退場は痛かったが、しかし、その事が原因となりより一層チームの絆は深まった。
結果的に、よい方向へムードは流れた……ように見えたのだが。

コンティ「どうした、ヘルナンデス?」
ヘルナンデス「わからない……ただ……ただ、凄く残念感で胸がいっぱいなんだ。
       もう少しで低い浮き球が上がったのに的に考えて……」
ディモス「すまん、お前が何を言っているのかわからない」

ヘルナンデスだけは何故か沈痛な面持ちで観客席へと向かっていた。
でも、正直、ハート10以上は出なくてよかったような気がしないでもない(シスコン的に考えて)。

793 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/14(金) 22:54:35 ID:???
〜 幻想郷Jrユース ロッカールーム 〜

輝夜「みんな、お疲れ様! 今日もウルグアイ戦同様、最後の最後まで気が抜けない試合だったけど……。
   例え辛勝でも、勝利は勝利よ! これでグループリーグ2勝目!
   勝ち点も6! リーグ突破もいよいよ見えてきたけど……本番はこれからよ!
   さぁ、早く着替えて午後からの試合を見に行きましょう!」
パチュリー「次の試合は三日後のアルゼンチン戦……これから見る試合で、対策を練るわよ」

一方で幻想郷Jrユースロッカールームでは、監督である輝夜が選手達を労いつつも兜の緒を締めさせ。
今日の勝利の余韻に浸る隙も与えないまま、次の試合の話を始める。
ここ2試合は2日続けての試合だったものの、次のアルゼンチン戦は練習日を2日挟んでの3日後。
その戦術と対策法を練り明日からの練習で改善点を直していく為にも、午後からのアルゼンチン戦の観戦は不可欠である。
これは選手一同も大半が理解をしており、輝夜の言葉に同意を示すのだが……。

静葉「ごめんなさい、私は穣子の様子を見に行きたいのだけど……」

その時、静葉がおずおずと手を上げながらこの試合途中で力尽きた穣子の所に行きたいと発言。
うどんげからただの過労と聞いてはいるものの、それでも傍についていてあげたいというのが人情だろう。

輝夜「そうね……起きた時に誰もいないってのも寂しいものだし、許可するわ。
   試合はビデオ回しておくから……他にも誰か行きたい人がいれば、静葉についていっていいわよ?」
反町「(……確かにアルゼンチン戦を見るのも大切だけど、穣子の様子も気になるな。
    俺はどうしよう?)」

A.アルゼンチン戦を観戦する
B.静葉と共に穣子の様子を見に行く
C.逆に考えるんだ。気絶している穣子を観客席に運んでそこで試合を見ればいいんだと考えるんだ
D.その他 自由投票枠

先に2票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。

794 :森崎名無しさん:2011/10/14(金) 22:54:52 ID:gUrlNdOo


795 :森崎名無しさん:2011/10/14(金) 22:55:30 ID:xSNcux9k


796 :森崎名無しさん:2011/10/14(金) 22:55:48 ID:XUBaFgMo
A

797 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/14(金) 23:11:33 ID:???
>A.アルゼンチン戦を観戦する
=======================================================================
反町「(いや……静葉さんが行ってくれるなら、心配はいらないな。 キャプテンとして、アルゼンチン戦を見る事の方が重要だろうし)」
妹紅「私も行くよ、静葉。 ただの過労って言っても心配だもん」
にとり「私も行こうかな。 なんだかんだで付き合いも長いしね……」
うどんげ「あ、それじゃあ私も一応……経過も見ておきたいし……」
てゐ「うどんちゃん、お師匠様の試合見たいでしょ? いいよ、私が行っとくよ」
うどんげ「う……えっと、それじゃあお願いね、てゐ」
てゐ「あいさ」

反町はキャプテンとして、穣子の様子を見に行く事よりも試合を見る事の方が大事だと判断。
一方で妹紅、にとりは感情的な面で……うどんげは医師としての責任から様子を見に行こうとするのだが……。
そのうどんげはてゐに本心を見抜かれ、情けない顔をしながらも感謝の意を示す。
こうして反町たちは一旦静葉らと別れ、観客席へと足を向ける。
幸いとも言うべきか、試合を観戦出来る人数分の椅子を即座に確保できた一同は。
ひとまず着席をすると、試合開始までその場で待機しようとするのだが……。

チルノ「うー……つまんなーい」
輝夜「試合開始までまだ時間があるものね……あまり遠くまで行かないなら、観客席を自由に回ってきてもいいわよ?」

チルノやヒューイ、それにお空といった面々はそもそも静かに待つという行為が得意ではない。
輝夜は癇癪を起されても困ると、ある程度制限をつけながらも観客席を見回る許可を出し。
他にも自由に歩き回りたい者がいれば、自由に行ってきて構わないと言うのだが……。

反町「(俺はどうしよう? 確か前は観客席を歩いている時、ばったりシュナイダーとレミリアさんに会ったんだっけ? 今日は……)」

A.じっとしているのは性に合わん! 観客席を回ってみるか
B.じっとしているのは得意だぜ! ここで待機して試合開始を待とう
C.その他 自由投票枠

先に2票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。

798 :森崎名無しさん:2011/10/14(金) 23:12:15 ID:rfHCe5t+


799 :森崎名無しさん:2011/10/14(金) 23:13:30 ID:xSNcux9k


800 :森崎名無しさん:2011/10/14(金) 23:14:39 ID:gUrlNdOo


801 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/14(金) 23:30:05 ID:???
>B.じっとしているのは得意だぜ! ここで待機して試合開始を待とう
=============================================================================
反町「(そうだな……うろちょろしてもほかの人の迷惑になるだろうし……。
    ここはじっと待機して、試合開始の時間を待とう)」

じっと待機する事には定評のある反町。
ここは観客席を動き回るよりも、席で落ち着いて試合開始を待っていようと判断した。
しかし、ただ黙って試合開始時間を待つというのも寂しい話。
せめて誰かと会話でもして試合開始までの時間を過ごそうと思うのだが……。

反町「(さて、誰と話そうかな……? リグルとチルノは大妖精とレティさんにくっついてどこか行ったし……。
    ヒューイとお空も、ヤマメにつれられてどっか行っちゃったから、ここにいるのはかなり限られてるけど……)」

A.パチュリー
B.パルスィ
C.キスメ
D.美鈴
E.メディスン
F.うどんげ
G.妖精1
H.輝夜
I.ここだ、ここで無言を貫き通しクールで渋いキャラをアピールだ

先に2票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。

802 :森崎名無しさん:2011/10/14(金) 23:30:58 ID:XUBaFgMo
H

803 :森崎名無しさん:2011/10/14(金) 23:31:07 ID:Cde/xcY6


804 :森崎名無しさん:2011/10/14(金) 23:31:07 ID:gUrlNdOo


805 :森崎名無しさん:2011/10/14(金) 23:31:15 ID:xSNcux9k


806 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/14(金) 23:41:49 ID:???
>H.輝夜
==============================================================
反町「輝夜さん、ちょっといいですか?」
輝夜「あら、何かしら?」

チームメイトとの交流もいいが、監督と意思の摺合せをしておくこともキャプテンとしては重要である。
反町はここは輝夜と話をしようと考え、輝夜に声をかけると……。
輝夜は微笑を携えながら、髪を小さくかきあげ振り向く。
その一挙手一投足が正に優雅で気品が漂っており……反町は少しだけ見惚れるのだった。

反町「(竹取物語のかぐや姫だもんなぁ……貴族たちがこぞって求婚したっていうのもわかる話だ。
    普段、試合中や作戦を考えてる時はそこまで気が回らないから平気だけど、面と向かうと少し照れるな……。
    と、それより……輝夜さんと何を話そう?)」

A.この試合の見所について話し合う
B.今日の自分たちの試合について輝夜の評価を聞いてみる
C.アルゼンチンとウルグアイの勝敗について予想をし合う
D.てゐとの取引について報告をしておく
E.次回のアルゼンチン戦の先発メンバーなどについて現段階での展望を聞いてみる
F.チーム内の情勢について話し合う
G.プロポーズする
H.その他 自由投票枠

先に2票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。

807 :森崎名無しさん:2011/10/14(金) 23:43:37 ID:gUrlNdOo


808 :森崎名無しさん:2011/10/14(金) 23:49:49 ID:aA0UUp5c
E

809 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/15(土) 00:32:11 ID:???
>E.次回のアルゼンチン戦の先発メンバーなどについて現段階での展望を聞いてみる
=============================================================================
反町が気になったのは、やはり次戦のスターティングメンバーである。
ここまで輝夜の采配に基本的に外れは無く、当初感じていた不安もある程度は解消されてきていたが……。
しかし、やはり自身の考えと輝夜の考えにズレが無いか否かは気になる所。
反町がそれについて輝夜に問い詰めると、輝夜は少しだけ苦笑いを浮かべながら返答をする。

輝夜「ある程度、固定のメンバーはそりゃ決まってるけれど……まだ確定は出来ないわよ。
   今日の試合で見なきゃわからない事もあるし、明日からの練習で伸びてくるメンバーもいるかもしれないしね」
反町「それでも、今の段階で決まってる所はあるんですよね? それを聞かせてくださいよ」

まだアルゼンチンの実際の力を見ておらず、また、明日からの練習で伸びてくるメンバーがいる可能性を考えれば。
アルゼンチン戦のスタメンを今の時点で決定するというのは不可能。
それでも、ある程度の構想は出来ている輝夜は反町に促されるまま、現時点で考えている布陣について話し始める。

輝夜「まず、アルゼンチンは事前情報によると攻撃に偏重をした超攻撃型のチーム。
   万能性を持つ永琳と、その永琳を超える攻撃力を持ったディアス君の攻撃力は……大会屈指と噂されてるわ。
   だから、これを踏まえた上でこちらが取れる手段は2つなの。
   つまり、その2人を何とかして止めて失点をとにかく抑える守備重視の布陣で行くか。
   点をどれだけ取られても、それ以上こっちが点を取って勝つノーガードの殴り合いで行くか」
反町「守備重視にしても、こっちだって点は楽に取れるんじゃないですか?
   相手の守備は脆いんでしょう?」
輝夜「今まで戦ってきた相手と比較をすれば、ね。 GKは正直言って世界レベルじゃない……ぶっちゃけ私の方が強いくらいだし。
   ただ、ガルバン君という強力なスイーパーがいるわ。 四季映姫や伊吹萃香には当然劣るけど、注意が必要な相手。
   だから、決して楽に得点出来るという訳じゃないのよ」
反町「なるほど……それで、監督は攻撃重視と守備重視、どちらで行くつもりなんですか?」

810 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/15(土) 00:33:30 ID:???
輝夜「守備重視……かしらね。 ノーガードの殴り合いだと体力勝負。
   一見すれば主要メンバーが少ないあちらが不利に思えるけど……永琳の体力は妹紅に比肩する程よ。
   逆にこっちで点が取れる選手でスタミナが不安でないのなんて、貴方とお空くらい。
   リグルもパチュリーも、スタミナは無いからね……」

それに個人的に、GKとしては守備を重視していきたいしと呟きつつ、輝夜は更に続ける。

輝夜「まずキーパーはヤマメ。 これはディアス君と永琳の一対一を警戒しての事よ。
   多分早苗がいたとしても、この試合に限ってはヤマメを先発させたわね」
反町「(ヤマメは一対一特化だもんなぁ……噂によるとディアスって奴はドリブラーらしいし……この判断は妥当かな)」
輝夜「DFは4枚。 中央、CBにはレティとにとり。 左SBは妹紅、右SBにはチルノよ」
反町「チルノ……ですか? あいつのタックルじゃ永琳さんたちは止められないんじゃ……」
輝夜「アルゼンチンにサイドアタックはあまりないらしいからね……それに、永琳達もシュートを撃ってくる。
   それを考えれば、チルノは入れておきたいわ。
   そして、MFは……ダブルボランチにヒューイとメディスンを置く」
反町「メディスンですか?」
輝夜「エースキラーの力で……あまり褒められた手段ではないけれど、最悪反則をしてでも永琳たちを止めてもらう為よ」

チルノの起用、メディスンの起用――それは少々意外ではあったが……。
輝夜の言い分も理解できる反町は納得したように頷き。
しかし、次の輝夜の発言で目を丸くして驚く。

輝夜「そして前のセントラルMF2枚だけど……ここは、静葉と反町君でいくわ」
反町「!? お……俺がMFですか!?」

811 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/15(土) 00:34:38 ID:???
輝夜「相手の中盤は、今まで戦ってきた中で間違いなくトップクラスなのよ。
   だからこそ、中盤を支配できるかどうかがアルゼンチン戦の鍵。
   けど……正直、他のMFでは永琳とディアス君を相手にするのは荷が重すぎる。 唯一対抗できるパチュリーはハーフだけ。
   なら、反町君を下げるしかない。 ……以前もMFとしての出場を自分から志願してきたのだから、問題は無いでしょう?」
反町「う……そ、それはそうですけど……でも、それじゃあ残りのFWは……」
輝夜「リグルとお空よ。 リグルは言うまでもないけど、お空の決定力はアルゼンチンに十二分に通用をするわ。
   だから、この2人。 ……まぁ、今の所はこういう考えかしらね、私は……」
反町「(お空か……確かに決定力はある、けど……。 メディスンの起用といい、今まで出してなかった選手が結構出てるなぁ。
    それに、パルスィがスタメン落ち……突破力が低下しないか、これ?)」

−J−H− Jお空 Hリグル
−−−−−
−G−I− G静葉 I反町
−−−−−
−E−F− Eヒューイ Fメディスン
C−−−D C妹紅 Dチルノ
−A−B− Aにとり Bレティ
−−@−− @ヤマメ

※現段階での輝夜のアルゼンチン戦のスタメン構想です。今後、変化をする可能性があります。

輝夜「で、どうかしら? 私の構想は? 何か意見、ある?」

言いたい事は全て言ったと言わんばかりに、輝夜は笑みを浮かべながら試すように反町を見やる。
反町はといえば、脳内で今言われた輝夜のスタメンをフォーメーション図に直しながらしばし考えていたのだが……。

812 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/15(土) 00:35:39 ID:???
A.「いいと思いますよ。 何も文句ないです」 輝夜の構想を肯定する
B.「サッカーは点の取り合いですよ、守備重視より攻撃重視でいきましょう」 守備重視より点の取り合いでゲームを制そうと提案する
C.「パルスィがいないのは突破力的に拙いですよ、どこかにパルスィをねじ込みましょう」 パルスィの出番を確保する
D.「リグル1人でも点は取れると思いますけど? お空を外してワントップにしましょうよ」 ワントップにするよう提案する
E.「俺がMFなど認めん! 俺はストライカーなのだ!」 自身のMF出場を認めない!
F.「もう前半からパチュリーさん使いましょうよ、パチュリーさん」 パチュリー使おうぜ!
G.「監督が出てくださいよ。 見せてくださいよ、カリスマセービング」 輝夜の出場を促す
H.その他 自由投票枠

先に2票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。

813 :森崎名無しさん:2011/10/15(土) 00:38:02 ID:RkoJ6GPg


814 :森崎名無しさん:2011/10/15(土) 00:41:59 ID:j6oXEf/E


815 :森崎名無しさん:2011/10/15(土) 00:43:14 ID:8MdqVYNA
A

816 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/15(土) 00:44:48 ID:???
Aで決定した所で、本日はひとまずここまで。
次回はいよいよアルゼンチンの天才とブラックファルコンさんが対決……かな?
それでは、お疲れ様でしたー。

817 :森崎名無しさん:2011/10/15(土) 00:48:46 ID:???
乙でしたー

818 :森崎名無しさん:2011/10/15(土) 00:50:07 ID:???
乙でした〜

819 :森崎名無しさん:2011/10/15(土) 00:51:59 ID:???
ポイゾナス乙じゃあ

820 :森崎名無しさん:2011/10/15(土) 01:03:33 ID:???
乙でした

さーて練習期間どうすっかなー

821 :森崎名無しさん:2011/10/15(土) 16:32:39 ID:???
ディアスは何点くらい取るかなー

822 :森崎名無しさん:2011/10/15(土) 23:25:51 ID:???
ブラックファルコンは何やらかしぐらいするかなー

823 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/15(土) 23:35:31 ID:???
>A.「いいと思いますよ。 何も文句ないです」 輝夜の構想を肯定する
=====================================================================
今まで出していないメンバーをスタメンに抜擢するというのには若干の不安を抱くものの……。
しかし、輝夜の狙いや意図は的外れなものではなく。
また、今まで出番を得られなかったお空やメディスンが予想以上に発奮し活躍をしてくれる可能性もある。
反町が輝夜の構想を肯定すると、輝夜は何とも嬉しそうに笑みを浮かべ、うんうんと頷く。

輝夜「ま……この試合を見て、細かい所は変えていくかもしれないけれどね。
   ただ、作戦の根本はきっと変わらないわ」
反町「(なんだかんだで、ちゃんと監督業してるなぁ……輝夜さん。 最初は不安しかなかったのに)」

当初代表の監督に輝夜が就任すると決まった時こそ驚いたものの。
合宿が始まり、大会が始まってみれば――意外にとも言うべきか、輝夜はちゃんと試合の組み立て方などを考え采配を行ってきていた。
選手としては二流でも監督としては一流だ、と彼女は自ら言っていたが……。
もしかしたら、その発言も決して嘘ではないのかもしれない。

反町「(……まぁ、実際選手としてはお世辞にもいい選手とは言えないしなぁ)」

こうして反町と輝夜が次戦のスタメンについて話し合っていた間にも時間は流れ。
やがて観客席を回っていたヒューイ達が戻ってくるとほぼ同時に、試合開始時間となり。
両チームの選手達がフィールドへと現れると同時、観客席からは一斉に歓声が漏れ始める。

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

リグル「うー……やっぱりうるさいなぁ〜。 耳が痛くなるよ」
メディスン「だけど、昨日のフランス戦よりはだいぶマシじゃない?」
輝夜「この試合戦う両チームは、どちらも南米の国だからね。 ここヨーロッパまで応援に来ている人は少ないからじゃないかしらね?」
反町「(そういや南米国同士の争いなんだなぁ……ここにブラジルがいれば、正に南米の三強揃い踏みって感じか)」

824 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/15(土) 23:36:56 ID:???
輝夜の言うように、本日第二試合――アルゼンチン対ウルグアイというこの試合は、南米の強国同士の試合。
ここヨーロッパでは応援をする者も少ない為か、昨日のフランス戦のそれに比較をすれば騒音は抑えめであるものの。
逆にJrユースレベルとはいえ、南米のサッカーを見れるという事で純粋なサッカーファンは期待をしているのか。
歓声が少ないという事はまるで無かった。

そして、フィールドに現れた両チームの選手達はといえば……お互いがお互いを睨み合いながら行進をし。
静かに闘志を燃やし、火花を散らせていた。
同じ南米のサッカー強豪国として、この1戦を落とすのは両チームとも避けたい。
そういう意味では、この試合は両チームにとって決勝トーナメントに進む為のいち試合という話ではないのだった。

ビクトリーノ「(いつまでもブラジルやアルゼンチンだけにデカい顔はさせられねぇ……!
        この試合で勝って……ウルグアイのサッカーがアルゼンチンに負けてねぇ事を証明してやる!!)」

特にウルグアイキャプテン、ラモン=ビクトリーノの意気込み――この試合にかける執念は凄まじかった。
ウルグアイも南米の強国と言われるだけの実力、実績を積んできた国ではあるものの……。
しかし、ブラジルやアルゼンチンよりはどちらかといえば格下と見られがちな国である。
その事実は、Jrユース世代でとはいえウルグアイを代表する選手となったビクトリーノも十二分に理解していたのだが……。
だからといって、それをそのまま受け入れられる程、彼は物分りもよくなければ諦められる性分でもなかった。
故に、彼は今日この試合でアルゼンチンに勝ち、ウルグアイが決してアルゼンチンの格下ではないという事を証明しようとしていたのである。

ディアス「〜♪ 〜♪」

一方、アルゼンチンキャプテンのファン=ディアスはといえば……そんなビクトリーノの思惑を知ってか知らずか。
アップテンポな鼻歌を歌いながら行進をしていた。
その姿は後ろに続くアルゼンチンメンバーの危機迫る表情とはまるで違い、そんなディアスの態度が一層ビクトリーノの神経を逆なでする。

パスカル「おいおいディアス、真面目にやれよ」
ディアス「試合が始まればな〜♪」
ビクトリーノ「(ふざけやがって……! 見てやがれ! すぐにその恍けた顔を泣きっ面に変えてやる!)」

825 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/15(土) 23:37:56 ID:???
萃香「おっ、敵さんのキャプテンはいい性格してるね〜。 試合を心から楽しむって事をわかってそうだ〜」
勇儀「いいねぇ、気に入った! 薬師ぃ、お前いいトコに派遣されたねぇ!!」
永琳「……貴方達も、相変わらずいい性格してるわね……」

そんな両チームの対立に関係なく、至って普通に会話をしていたのはそれぞれのチームに派遣をされた選手達。
ウルグアイに派遣をされた伊吹萃香、星熊勇儀、射命丸文。そして、アルゼンチンに派遣された八意永琳であった。
彼女たちには両国の諍いなどは殆ど関係ないのだから、これも当然の事と言えるだろう。

萃香「つっても、私たちだって今日の試合がこいつらの大切な誇りがかかった試合だってのはわかってるんだ。
   お前さんたちにゃ悪いが、今日は白星を貰うよ!」
文「(決勝トーナメントに上がりませんと、記事も思うように書けそうにないですし……。
   勝ち点は稼ぎませんとね)」
永琳「あらあら……こちらには私しか派遣選手がいないのだから、少しくらいは手加減してほしいのだけど……」
勇儀「無論最初から杯は捨てないさ! それは私の意地だしね!」
萃香「私も〜。 後半にならんと酔い回んないしね〜。 でも、前半だってそこそこ本気でやっちゃうさ〜」

しかし、それでも両者ともに負けるつもりは毛頭ない。
幻想郷戦においてビクトリーノの事を多少なりと認めた鬼の2人は、彼の誇りを守る為に自らに出来る範疇で力になろうと考えていたし。
文は文でここで負けては記事もまともに書けやしないと、いつになく真剣である。
それに対して永琳は微笑を携えたままやんわりといなし……そうこうしている間に両チームキャプテン立会のもとコイントスが行われ。
結果、アルゼンチンがボールを――ウルグアイが陣地を取る事となる。

826 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/15(土) 23:38:58 ID:???
ビクトリーノ「いくぞ、みんな! ここで勝って、俺たちの力を見せつけてやろうぜ!!」
ウルグアイメンバー「「「「おう!!」」」」
ディアス「おーおー、力んじゃってまぁ……」

ポジションにつくなり、チームメイトたちを鼓舞するビクトリーノを見ながらにやにやと笑み、センターサークルに立つディアス。
その横に立つ永琳は……やはり微笑を浮かべ、ディアスの肩に手を置き呟く。

永琳「ウルグアイの弱点は以前も言ったように前半に弱い点。 ……最初からフルスロットルで行って頂戴」
ディアス「とーぜん。 んじゃ、第1試合の幻想郷とイタリアの試合じゃ、ソリマチってのがハットトリックしてたし……」

永琳の言葉に返答をするディアスは、そこでふと言葉を止め……ニィ、と口を吊り上げ嫌らしい笑みを浮かべてから続きを吐いた。

ディアス「俺はダブルハットトリックでも目指すとしますか」

===========================================================================================
ひとまずここまで。
ここからしばらくNPCシーンが続きます。ご了承ください。

827 :森崎名無しさん:2011/10/16(日) 00:06:30 ID:???
乙でしたー

さて、見せてもらおうか
アルゼンチンの天才の実力とやらを

828 :森崎名無しさん:2011/10/16(日) 00:50:38 ID:???

ウルグアイ完敗だな

829 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/16(日) 01:20:01 ID:???
ジョン「さぁ〜! 本日第一試合、幻想郷対イタリアが終了し!
    いよいよ第二試合、アルゼンチン対ウルグアイの一戦が始まろうとしています!
    この両チームはどちらも南米からの招待国!
    かたや幻想郷に惜しくも敗北をしたものの、その驚異的な攻撃力の強さと鉄壁の守備は並大抵のものではないウルグアイ!
    一方、未だ試合は無く天才と称されるファン=ディアス選手の実力も未知数であるアルゼンチン!
    南米の強国同士の対決は、果たしてどちらに軍配が上がるのか!?
    両チーム、コイントスを終えそれぞれのポジションへと散らばり、今か今かと試合開始を待ち構えています!
    さて、それではここで両チームのフォーメーションを紹介しましょう。

    ウルグアイJrユースは、前回幻想郷戦と同様、4−4−2の形!
    本来はGKである伊吹萃香選手は、やはり前半はDFとしての出場となっています!
    GKとしても凄腕である萃香選手は、DFとしても正に鉄壁!
    アルゼンチンがこの強固な壁を一体どのようにして突破するのか、注目をしたい所です!

    一方アルゼンチンは、同じく4−4−2のフォーメーションとなっております!
    ただし、中盤にボランチはおらずやや中央のスペースが空いているのが気がかりといえば気がかりですが……。
    その前の位置には幻想郷が誇る天才プレイヤー、八意永琳選手がいます!
    オフェンス、ディフェンス、両面で圧倒的な技術力を持つ永琳選手がセンターに立つアルゼンチン!
    全ての統率は彼女が行うと考えれば、この布陣での守備力の低下は心配いらないでしょう!
    そして、トップ下に立つファン=ディアス選手! マラドーナ二世とまで噂される彼の実力はいかなるものなのか!?
    実に楽しみな試合であります!」

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

830 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/16(日) 01:21:02 ID:???
観客「んー、順当に考えればアルゼンチンの方が強そうだけど……」「ウルグアイにも強い選手がいっぱいいるからなぁ……」
  「魔王様が1点しか取らせてもらえなかったもんな、昨日の試合」「パチェさんだって全然活躍させてもらえなかったもんな……」
  「パチュリーは関係ないだろ! 訴訟も辞さない!!」「なんにせよ、こりゃ見ものだぜ。 どっちが勝つのかわかんねぇもん」

反町「……両チーム共、4−4−2か。 まぁ、スタンダードな形だな……」
うどんげ「お師匠様……大丈夫かなぁ。 鬼に吹き飛ばされたりとか……」
輝夜「吹っ飛ばされようが何しようが死にゃしないし大丈夫よ。 さぁて……それじゃあ皆、よく見ておきなさい。
   私も噂では永琳以上の強者だって聞いてるけど……ディアス君がどれ程の実力者なのか、開示されてる情報は少ないんだから」
ヤマメ「パルスィ以上のドリブラーなんて……信じられないんだけどね……」
パルスィ「妬ましい……! 私以上のドリブラーなんて存在する訳ないでしょう……!!」
ヒューイ「(それを止められれば、もっとレギュラーに定着出来るよね〜)」
反町「(天才、ファン=ディアスか……どれ程の実力者なんだろう……)」

アルゼンチンJrユース 4−4−2
−−−−−
−J−H− Jブラウン Hパスカル
−−I−− Iディアス
E−G−F Eパルス G永琳 Fジェイテス
−−−−−
D−−−C Dガレヤ Cセンベロ
−B−A− Bバサロ Aガルバン
−−@−− @ガルトーニ

ウルグアイJrユース 4−4−2
−J−H− Jビクトリーノ H勇儀
−−−−−
I−−−F Iキオソーネ  F文
−G−E− Gミャウザー Eビルト
−−−−−
A−C−B Aリラダン Cチュレビー Bバージェス
−−D−− D萃香
−−@−− @カノーバ

831 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/16(日) 01:22:06 ID:???
ピピィーッ! バッ!!

ジョン「さぁ〜っ! 審判の笛が鳴りました、いよいよ試合開始……っと……あ、あぁぁぁ!?
    こっ、これは……いったいどうした事かぁ!?」

反町「えぇっ!?」
パルスィ「パ、パル……!?」

ヘルナンデス「んな無茶な……あっという間に囲まれるぞ!?」
映姫「(それがわからぬ程の愚者……という訳ではないのでしょうが……ふむ……)」

こいし「意表を突くのが狙い……とか?」
ピエール「どれだけ意表を突かれても、四方を囲まれてしまえばどうしようもない……」

ダダダダダダダダダダダッ!!

ビクトリーノ「つ、突っ込んで……馬鹿かコイツ!?」
勇儀「面白い! やっぱり勝負は正面からの方が楽しいからね! さぁ、おいで! 駄目になるまで遊んでやるよ!」
ディアス「(遊ばられるのはお前らさ……!)」

審判の笛が鳴り、試合が始まると同時……永琳から渡されたボールを持ったディアスは。
なんとそのまま一旦サイドにボールを預けるでもなく、後ろに渡して溜めを作るでもなく。
自身がボールを持ったまま、ビクトリーノらが待ち構える正面を直進してきたのである。
その無謀さに実況席も、そして観客席の者たちも一同声を揃えて驚きの声を上げ。
対応するビクトリーノも目を丸くするも……しかし、即座に対処しようとサイドから駆けてきた文、キオソーネ。
そして自身と勇儀、4人揃ってディアスを囲み一気にボールを奪おうと挑みかかる。

832 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/16(日) 01:23:06 ID:???
ビクトリーノ「ボール……貰ったぜ!!」
ディアス「(スピードばっかで狙いがバレバレなんだ……よっと!)」

バシッ! ポーンッ!!

ビクトリーノ「!? ヒールリフト!?(いや、まだ3人いる! ボールが落ち始めた所を狙えば……!)」

真っ先にディアスの足元からボールを奪い取ろうとしたビクトリーノのスライディングタックルは……。
しかしあっさりとディアスに見抜かれており、ディアスは軽くヒールリフトをしていなす事に成功。
だが、それでもビクトリーノはボールを奪い取れるとほぼ確信に近い自信を持っていた。
ヒールリフトは一旦ボールを自身から離す以上、もう一度足元に置くのに隙が出来る。
もしも後に控えるのが1人や2人だけならば、それでも辛うじて突破する事は出来るかもしれない。
しかし、ビクトリーノの他にディアスのボールを狙っているのは3人。
この包囲網を抜ける事は、ドリブルに自身を持つビクトリーノですら容易ではない――というより、不可能に近い。

だが、ビクトリーノは知らなかった。

ダダッ!

勇儀「貰ったアァ!」
文「いただきです!」
キオソーネ「浅はかなんだよ!!」
ディアス「貰った? いただき? 浅はか? ……寝言は寝ていいな!」

キュバッ! ポーンッ!!

勇儀「……は?」

ファン=ディアスは、彼の持つ常識では計り知れない程の天才だという事実を。

833 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/16(日) 01:24:08 ID:???
ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!?

ジョン「あっ……な……なっ、なんだこれはぁぁぁぁぁぁ!?
    ディ、ディ、ディアス選手……ボ、ボールを奪われたかと! 誰もが思った、誰もが思ったその瞬間!!
    勇儀選手らがプレスをかけた瞬間!! 空中で浮くボールを、もう一度ヒールで持ち上げたァァァアア!?
    ボールはそのまま勇儀選手らの頭上を越し、高く高く……高く、そして前に伸びて……ディアス選手、その元へ走る!!
    こっ、こんな技があるのかァァァァァアアア!?」

観客「す、すげぇ……!」「え? なになに? 何が起こったんだ?」「速すぎて何も見えなかった……」
  「あいつが2回ヒールリフトをしたんだよ!!」「……またまたご冗談を」「どういう事なの……」

反町「ヒ、ヒールリフトを……2、2回連続で……」
リグル「え? あれってそんなに凄いの?」
パルスィ「………………」

ディアスの二度目のヒールリフトは、実況席や観客席の者たちの度胆を抜くには十分なものであり。
相対していた勇儀たち……そして、倒れこむビクトリーノは唖然とした表情でディアスの背中を見やる。
ヒールリフトを二度連続でやる――それは、言葉にしてみれば実に簡単なもの。
だが、実際にやるとなれば話は違う。
そもそもヒールリフトという行為自体が、隙が多く下手なプレイヤーならばそのまま敵に取られてしまう事もある技なのだ。
それを実戦で使えるようになるまで高度を調節し、精度を磨き、タイミングを計るだけでも才覚は必要となる。
そして、それを2度続けてやるとなれば――そこには圧倒的な天才的センスが必要となる。
練習でならばいざ知らず、実戦では敵は常に動くのだ。
ヒールリフトで逃れた先でもう一度完璧にヒールリフトを決める――動くボールを正確に踵で浮かし。
相手の頭上を越す高さを維持し、そしてただ浮かせるだけでなく自身も突破をするだけの体勢を保つというのは……。
並大抵の実力者では出来ない。

このワンプレイは、ファン=ディアスが並大抵の選手ではないという事の証明となり……。
そして、次のプレイで観客たちはその認識の過ちを知る。

834 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/16(日) 01:25:08 ID:???
パスカル「(おいおい、この程度で驚いてもらっちゃ困るぜ。 なぁ、ディアス……)」
永琳「(さて、大暴れしちゃって頂戴、ディアス君)」

ダダダダダダダダダダダダッ!!

萃香「こんのっ……! いいようにやってくれるじゃないか!! でもねぇ、そんなに遠くに蹴りだして拾えるとでも思ってんのかい!!」
ディアス「(上手い具合に釣り出されてくれたな〜。 ここまで計算通りに行くのは逆に怖いかも〜なんつって)」

ディアスの2度目のヒールリフトで浮かび上がったボールは、1度目のそれよりもかなり飛距離があった。
つまり、飛距離があるという事はそれだけディアスからボールが離れていた事となり……。
それだけの時間があれば、DF達がボールの着地点に移動をする事も決して難しいものではない。
実際、ディアスの蹴ったボールの着地点にはスイーパーである萃香、チュレビーが待機し。
ディアスと競り勝ちここでボールを奪おうとする。
その考え自体は、決して間違ったものではない。
ディアスの体格は大柄とは言えないものであり、フィジカルに自信を持つ萃香ならば簡単に競り勝つ事が出来ただろう。
だが、それはあくまで――これが競り合いの勝負になっていたら、の話である。

ヘルナンデス「……そうだ、こうなるのが目に見えている! ダブルヒールなどという無茶な技……。
       僕らJrユースの世代で物に出来る筈が無いんだ! ボールをコントロールできる筈が……!」

ディアス「……よっと」
萃香「はァ!?」

誰もがディアスの無謀な挑戦はここで終わりかと思ったその瞬間――。
ボールが最高度まで到達しようかというその瞬間、ディアスは不意に着地点と思しき場所から一歩、二歩と下がった。
これを見て、萃香とチュレビーの両者は――そして、この試合を見守っていた観客たちは何をしているのだろうと首を傾げ……。

835 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/16(日) 01:26:14 ID:???
ギュルルルルルルルルルルルルルルルゥゥゥゥゥッ!!

萃香「はァァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!?」
ディアス「あーらよっ、出前3丁〜!!」

バシィッ! ポーンッ!!!

最高度まで到達した瞬間、急降下してきたボールは丁度ディアスの背後へと正確に落ち。
これをディアスはノールックで今一度踵で蹴り上げ、唖然とする萃香たちの横をすり抜けた。
もはや観客も……そして対戦相手であるウルグアイの面々までも、何が起こっているのかわからない。
何故ボールが、このような不可思議な落ち方をしたのか……そして、ディアスは何故それがわかっていたのか。
いや、理解していた者たちもいたのかもしれない。
だが、彼らはそれを理解したくてもしたくなかった――納得をするのが、怖かった。

反町「嘘、だろ……? まさか……ヒールリフトで……2度目のヒールリフトの段階で……ドライブ回転をかけてたのか!?」

ピエール「馬鹿な……! そんな事……プロでも出来る奴なんていない……!!」

ヘルナンデス「まさか……そんな……! み、認めない……僕は認めないぞ……!!」

リラダン「うっ……うわあああああああああああああ!!」
バージェス「止まれェェェェェェェエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!」
ディアス「お前たちじゃ……ちょっと役不足だ」

バシィッ! ポーンッ!!!!

もはや破れかぶれとなるしかない最終ラインのDFは、再び空中で繰り広げられたヒールリフトであっさりと抜き去られる。
しかし、こんなに簡単に抜かれる彼らを非難するのは、筋違いである。
今の彼を止める事は……例えプロの選手であろうとも、出来るかどうかわからないのだから。

836 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/16(日) 01:27:14 ID:???
カノーバ「くそっ! くそっ! くそおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!」

バッ!!

ディアス「とどめに……ちぇいりゃっ!」

パンッ! ポーンッ!!

GKのカノーバが決死の覚悟で飛び出し、ボールの落ちてくる瞬間を見極めボールを確保しようとする。
だが、それもまた――ウルグアイにとっては残念な事に、徒労へと終わる。
カノーバがボールに触れるより前、ディアスはなんと自身が飛び跳ねて自ずから空中のボールへと接近。
そのまま5度目の――最後のヒールリフトを決め、浮いたボールはループシュートに近い軌跡を描き。
カノーバが地に倒れる最中、あまりにも綺麗にゴールネットへと吸い込まれた。

パシュッ…… スタッ

ディアス「ハッハァー!! 見たかァ!! 俺が天才、ファン=ディアスだァァァ!!」

ウワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!

アルゼンチンJrユース 1−0 ウルグアイJrユース

837 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/16(日) 01:28:35 ID:???
ジョン「あっ……なっ……こっ……こっ……こっ、これは……これは……なんといったらいいのか!?
    申し訳ありません!! 今、言葉が……言葉が出てきませんッ!!!!
    とにかくっ! とにかく、ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオルッ!!!
    試合開始……僅か、1分! たった1分で、あまりにもあっさりと点が入ってしまったぁぁ!?
    アルゼンチンッ!! ファン=ディアス君が……あまりにも! あまりにも圧倒的過ぎる個人技で、
    一気にゴールまで駆け抜けたァァァア!?
    私は夢を見ているのでしょうか!? こんなプレー、こんな技……こんな選手!! 見た事がありませんっ!!
    これが、これが……!? これが、天才! 天才、ファン=ディアスなのかあああああああああっ!?」

ウワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!

観客「あ、ありのまま今起こった事を話すぜ……!? 俺は試合が始まったと思ったら、いつの間にかアルゼンチンがゴールしていた!
   な、何を言っているのかわからないと思うが、俺も何をされたのかわからなかった……。
   魔王だとか橋姫だとかそんなチャチなもんじゃ断じてねぇ……もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ……」
  「いや、魔王はいい勝負してると思う。ふつうに」「いやでも……いやでも、こっちの方が凄いと思うぞ!? 多分!!」
  「ウルグアイェ……」「あれが本当にJrユースのプレイかよ……!?」

838 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/16(日) 01:30:17 ID:???
反町「な、なんなんだ……! なんなんだあいつは!?」
ヒューイ「……ねぇ、あの10番(ディアス)。 最初にヒールリフトをしてから……一度もボールを地面に落としてないよね?」
美鈴「そ、そういえば……! 確かに、そうですよ!!」
レティ「4人に囲まれた状況からダブルヒールで突破し……ドライブ回転をかけた2度目のヒールリフトで萃香達をけむに巻き……。
    後は有象無象を、好き勝手料理した……って感じだったわね……」
輝夜「(永琳……あなた……とんでもないのを見つけた上、よくもまあこんな化け物に仕立て上げたわね……)」
うどんげ「こ、これに師匠まで加わるとか……う……嘘でしょ……!?」
メディスン「そっか……アルゼンチンはあの10番だけじゃない。 ……永遠亭の薬師もいるんだ」

このディアスの一連のプレイを見た観客たちは、即座に気づいた――気づかされた。
彼は並大抵の選手ではない――というレベルなのではない。
何十年……いや、何百年に一度と言えるレベルの選手なのだと。
彼は間違いなく天才だった――誰がどう見ても、天才と言うしかない選手だった。

しばし誰もが騒然としながらディアスについて口々に話していた折、不意にパチュリーが冷静に……。
しかし、どこか熱意の籠った声色で呟く。

パチュリー「……以前、書物で見た事がある。 ……外の世界には、ほんの一握……サッカーの神に祝福されたプレイヤーがいると。
      ありとあらゆるサッカーの戦術……ありとあらゆるサッカーの常識を。
      その類まれなるセンスと、持って合わせた独創性――そして、確かな技術で無に返し。
      全ての試合で主役となる為に生まれてきた存在があると……」
妖精1「は……博麗の巫女みたいなもん!?」
パチュリー「霊夢とは意味合いが違う。 霊夢はあくまでも相手の能力を打ち消すだけ。
      だけど、彼らは相手を打消し、自らの力で状況を作り出す――人は、彼らをこう呼ぶわ……」

ヘルナンデス「ファンタジスタ……!!」

839 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/16(日) 01:31:31 ID:???
諏訪子「(あ、あんなもん見ちまったら……早苗また常識無くしちまうんじゃないかな……!?)」
映姫「なんという……あんな選手が……存在するのですか……」

ナポレオン「ざけんな! 何がファンタジスタだ……!! あんな奴……!」
ピエール「落ち着け、ナポレオン! ……なんという事だ。 アルゼンチンのファン=ディアス……確かに噂には聞いていたが……」
こいし「お……お姉ちゃん……! 勝てるよね……!!」
さとり「………………」

誰もが口々に叫び、或いは嘆き――そして、怒りを露にしていた。
それだけのものが、彼の……ファン=ディアスのプレイにはあった。
人々をいい意味でも悪い意味でも騒然とさせる事の出来る、一握の人間――ファンタジスタ、ファン=ディアス。
彼の伝説は、この時から始まる。

パスカル「ナイスゴール、ディアス! まず1点だな」
ディアス「ああ、うーん……ダブルハットトリックまであと5点か〜。 さーてと、次はどうやって点を取ろうかな〜」
永琳「(………………)」

ビクトリーノ「く……う……ま、まだまだ! まだまだ試合は始まったばかりだ!!
        出会いがしらの失点くらい、すぐ取り返すぞ! みんな!!」
ウルグアイメンバー「「「お、おう!!」」」

永琳「(牙を殺ぐにはまだ足りない……より一層、攻撃が必要ね……)」
===================================================================================
>>827-828 どうも乙ありがとうございますです。
そして、ディアっさんがスカイダイブ的な何かをした所で本日はひとまずここまで。
続きは明日以降書かせていただきます。それでは〜。

840 :森崎名無しさん:2011/10/16(日) 02:46:34 ID:???

ウルグアイは何点取られることになるのやら

841 :森崎名無しさん:2011/10/16(日) 22:32:42 ID:???
33-4

842 :森崎名無しさん:2011/10/16(日) 22:39:33 ID:???
>>841
翼「リグルが全力を出せばその倍は点を取れるな」

843 :森崎名無しさん:2011/10/16(日) 23:04:36 ID:???
三杉「君は何を言っているんだ」

844 :森崎名無しさん:2011/10/16(日) 23:11:11 ID:???
33-4で検索してみよう(提案)

845 :森崎名無しさん:2011/10/16(日) 23:12:47 ID:???
なんでや!阪神関係ないやろ!

846 :森崎名無しさん:2011/10/16(日) 23:19:52 ID:???
おいおい、ポイズンさんはタイガースファンなんだぞ

847 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/17(月) 00:24:09 ID:???
>>840
どうも乙感謝ですー。それでもブラックファルコンなら……ブラファルさんならなんとかしてくれる!

>>341-343
リグル「ディアスがダブルハットトリックなら私はイレブンハットトリックだ(キリッ」

>>844-846
ピエール「負ける気せぇへん、地元やし」

さて、本来ならば続きを書きたかった所なのですが……。
本日はちょいと地元であった東方のイベントに初参加をしてきていたので慌ただしく。
ちょっと疲れちゃったのでお休みとさせていただきます。
イベント参加で気力だけは補充出来たから明日からはまたバリバリ頑張るよ!
ついでに戦利品うp。

ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org2148903.jpg.html
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org2148944.jpg.html
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org2148975.jpg.html
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org2149013.jpg.html

それでは〜。

848 :森崎名無しさん:2011/10/17(月) 00:29:11 ID:???
乙なのかー
明日にはブラックファルコンの新技ブラックファルコンダイブ(笑)が見れるかなー?

849 :森崎名無しさん:2011/10/17(月) 00:38:22 ID:???
>>847
2枚目と3枚目同じ画像じゃないですか?

850 :森崎名無しさん:2011/10/17(月) 00:55:27 ID:???
乙でした
ポイズンさんの趣向がなんとなくわかったw

851 :森崎名無しさん:2011/10/17(月) 10:48:59 ID:???
ディアススゲーな
ドリブル値反町のシュート値くらいあるんじゃね?

全盛期の

852 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/18(火) 01:07:53 ID:???
>>848
スキル・ブラックファルコンダイブ(接触プレイ時、クラブで敗北した場合相手の反則に出来る。
                     ただし相手との差が2以上の場合自身の反則)
>>849
うっかりしてますた。3枚目はこっちになります。
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org2149003.jpg
>>850
美鈴と咲夜さんのものはとりあえず買い。無条件で買いです。
>>851
全盛期の反町伝説
・1試合5得点は当たり前、3試合8得点も
・反町にとってのパスはシュートの打ちそこない
・後半45分100点差、チームメイト全員負傷の状況から1人で逆転
・一回のシュートでボールが3個に見える
・フィールドに立つだけで相手GKが泣いて謝った、心臓発作を起こすGKも
・GKを一睨みしただけでシュートがゴールに飛んでいく
・試合の無い休日でも2得点
・足使わずに手で打ってたことも
・自陣ゴール前からシュートなんてザラ、(蹴ったボールが地球を)2周することも
・シュートブロックしようとしたDFと、それを受け止めようとしたGKの選手ともどもゴールさせた
・グッとガッツポーズしただけで5点くらい入った
・シュートでハリケーンが起きたことは有名
・湾岸戦争が始まったきっかけは反町のオータムドライブ
・ボーリングの球を楽々シュートしてた
・自分のシュートに飛び乗ってスタンドまで行くというファンサービス
・反町のスイングによる衝撃波で体が真っ二つになったGKがいた
・反町と目が合った投手は失点100000と同等のショックを受けた。廃人になった者も
・反町がゴールと言えばゴールに
・反町の試合のときだけ犯罪率が下がる
・流れ星の正体は反町のシュート

それでは遅い時間ですが更新していきます。

853 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/18(火) 01:09:15 ID:???
ジョン「さぁ〜、ディアス選手の超絶的な個人技が炸裂し……前半僅か1分、アルゼンチンが既に1点リードという展開となりました!
    しかし、ウルグアイも当然まだ負けた訳ではありません!
    前半僅か1分で1失点をしたという事は、残り時間にまだまだ余裕があるという事!
    攻撃力にも自身を持つウルグアイならば、当然ここから同点、逆転に持っていく事も可能であります!
    まだまだ試合の結果はわかりません!」

ピィーッ!!

ビクトリーノ「(ったり前だ! こっちもさっさと1点返して流れを取り返してやる!
        その為にも、ここは……)アヤ、行け!!」
文「あややや、お任せ下さい! きっちりかっちり運んでみせますので!」

会場のムードも、フィールド上の雰囲気も、完全にディアスに飲まれかけているこの状況。
しかし、それでもビクトリーノは諦めず……まずはこの1点を速攻で取り返す事に集中していた。
悔しい事に認めるしかないが、ビクトリーノ個人の実力はファン=ディアスには及ばない。
だが、それでもこの試合にまだ負けた訳ではない。
アルゼンチンがディアスのワンマンチームだとするならば、幾らでも付け入る隙があると――。
ビクトリーノは懸命に自身を鼓舞しつつ、右サイドの文へとパスを送る。

文「さぁ〜、まずは楽々と1点を取り返させていただきますよ〜!」

シャシャシャシャッ! ダダダダダダダーッ!!

ブラウン「うっ……!」
パルス「どこへ行こうと言うのかね!?」

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

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