キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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キャプテンブライト8

1 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/07/13(水) 00:12:37 ID:sxUWOaXA
ry

343 :森崎名無しさん:2011/08/08(月) 01:59:03 ID:frHZaweM
ではその意気に応えよう…Aに変更でお願いしますッッ
さあ、何が出てくるか…!

344 :森崎名無しさん:2011/08/08(月) 08:15:52 ID:???
最悪のシナリオ:

アリーナ「女らしくない!?どこが!ほら、こんなに」
 脱 ぎ はry


→アリーナが戦略兵器化
 …の前に森崎板が炎上するなw

345 :森崎名無しさん:2011/08/08(月) 18:51:31 ID:???
女の証明として脱いでみせろ!

346 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/09(火) 00:47:56 ID:QvXXZmRM
A:女らしさ
-----
ブライト「これほどまでに『脱げ』『脱げ』と言われてるんだぞ!? アリーナ、どうする!?」
アリーナ「なんだかわかんないけど、脱げばいいのね? …はい」

 アリーナは簡単に脱いだ。

 …帽子を。

ブライト「……」
アリーナ「?」

ブライト「この海軍野郎がぁあぁああああああ!!!!」
アリーナ「ひゃぁぁあああ!!!」

ブライト「空気読めよ! みんな、お前の裸が見たくてウズウズしてんだろうがぁああああ!!!」
アリーナ「ごめん、ごめんなさぁあい!」

ブライト「早く脱げってんだよ、ぶっ転がすぞ!!」
原素子「(どう聞いても、婦女暴行の現行犯なんだけど)」

アリーナ「…でもさあ」
ブライト「ん?」
アリーナ「女の人の裸見て、楽しいの?」
ブライト「まあ、男の人の裸を見るよりは数億倍な」

347 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/09(火) 00:51:10 ID:QvXXZmRM
アリーナ「男も女も、そんなに変わらないと思うけどなぁ」
ブライト「なに、見て来たふうな口調だよ!」

アリーナ「だってサントハイムって訓練場が男用しかないし。私はその中で育ったから。見慣れてるというか」
ブライト「そそり立った状態を見たことはあるまい」
アリーナ「まあ知識としては持ってるんだけど、叶親で慣れちゃったから。…男の人の膨張率って、みんなアレくらい?」
ブライト「いや、アレは異常。っつーかアレを標準に考えるなよ? お前の将来の夫が可哀想だわ!!」

 …叶親浩司。罪深き男よ。
 サントハイムの次期国王は、精神的にもタフでなければ、やっていけないことだろう。

ブライト「だいたいなぁ。『やーん、恥ずかしい…』という成分が、アリーナには足りないんだよ!!」
原素子「(今までになく熱いわね、ブライトさん…)」

アリーナ「でも裸ぐらい、どうってことなくない? 別に、見られて減るもんじゃないし」
ブライト「だからそれは男のセリフなの! もっと心に羞恥心を持てってば!
 …ジェンダーフリー=フリーセックス、と教える 日 教 組 かよお前は!!」

 ブライトさん、久々にブチ切れる。


348 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/09(火) 00:53:50 ID:QvXXZmRM
アリーナ「だってお城の男の人はみんな、私の前で普通に汗だくで脱いでるもん!」
ブライト「お前が訓練場なんかに通ってるからだろ! もっと、お淑やかになりなさい!」

アリーナ「う。ぱ、パーティの時とかはお淑やかよ!」
ブライト「普段から心がけなさい!!」

アリーナ「うー。お父様のようなこと言って。…お淑やかにするには、お風呂に入りなおさなきゃダメなのに」
ブライト「……。…なんで?」


アリーナ「髪、髪。ほら私。寝癖、酷いじゃん?」


原素子「え」
ブライト「それ髪型じゃなくて、  寝   癖  だったのっ!?」


アリーナ「そうよぉ。私としては髪を短くしたいんだけど、お父様が泣きながら『切るな』って言ってくるから」

 #アリーナの髪型は 寝 癖 だったことが発覚。
 ・パーティ等の公的行事の際は、スラッとした直毛らしい。

349 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/09(火) 00:56:30 ID:QvXXZmRM
ブライト「なんだか衝撃的なことを聞いてしまった気がするが。ともかくアリーナは、もっと女らしくしなさい!」
アリーナ「難しいなー」

ブライト「いかに良い年収の男を捕まえるか…。そのために、一般の女は血の滲むような努力をするのです。
 いいですか、王族にはわからないかもしれないけど、それが世間一般の、25歳くらいの成熟した考えですっ!」
原素子「35歳とかじゃダメなの?」
ブライト「それぐらいになってくると 妥 協 が始まって。『誰でもいいから結婚して!』という考えになる」
アリーナ「売れ残り、ってわけね!!」

 だからキルゾーンに踏み込むなと。

ブライト「ともかく! アリーナはもっと『女らしく』しなさい!」
アリーナ「脱げばいいの? 裸見せるぐらい、別にどうってことないけどなー。…ハマーは別として」
ブライト「だからそういう考え方が、いけないんです! もっと『恥じらい』の心を持つの!!」

アリーナ「やっぱり難しいよぅ」
ブライト「まずは形からだ。設定、俺は野球部のキャプテン。目指す甲子園も予選で落ちて、悔し涙を流してる。
 設定、アリーナは幼馴染でちょっと内気なマネージャー。なんとか俺を励ましたいと願っている。オーケー?」
アリーナ「お、オーケー」

ブライト「俺はそこの空き教室(空き部屋)にいるから、心が固まったら来なさい!」

 そう言い残し、空き部屋に入っていくブライトさん。
 …これだけ堂々と言える人生って、悪くないと思ってしまう今日この頃。

350 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/09(火) 00:58:49 ID:QvXXZmRM
 ギュィイイン。

アリーナ「……。私、教育は家庭教師だったから学校って知らないのよぉ」
原素子「ウチらも戦争しながらの教育だったからねぇ…」

 ギュィイイン。

アリーナ「男の人を喜ばす…」

 アリーナの身体。
 胸は、ない。サイズはあるが、カップがない。脂肪より大胸筋が目立つからである。
 太ももが、固い。桜子と同じレベル。お付きの従者のような、柔らかい感じがほとんどない。
 腹筋も固い。…むしろ特訓して 6 つ に 分かれさせておけば良かっただろうか。一部にウケたかもしれない。

 ギュィイイン。

アリーナ「難しいけど。これをクリアしないと、将来、サントハイムにいいお婿さんが来てくれないかも!」
 なんだかんだで、将来を見据えるおてんば姫。その脳裏に浮かんだ一つの言葉。

 『男の人は浮気もするけど。しょうがないことでもあるわ。ある程度は容認してやらないと、こっちがもたない』

 ギュィイイン。

アリーナ「別の人!? そう。男の人は、別の人でもいいんだ!」

 ギュィイイン。

アリーナ「設定! ちょっと勝ち気で高飛車なお嬢様系! 密かに野球部の主将を狙ってた!!」

 ギュィイイン。

351 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/09(火) 01:00:49 ID:QvXXZmRM
 空き部屋で。ブライトさんは役作りに入っていた。

 ああ、最初のフォアボールがマズかったんだ。
 スライダーが定まらないと看破されるや、ストレートを狙われた。カーブは抜ける。
 そしてフォアボールを恐れ、カウントを悪くするのを恐れるあまり、初球は必ずストレート。
 そこを狙い打たれた。悪循環。

ブライト「俺の三年間は、何だったんだぁあ!」

 ギュィイイン。…ガラッ。

ブライト「なんだよ、一人にしてくれって言っ…」

 ギュィイイン。

 そこには。徘徊するユリア人形が、いた。

ブライト「ちょっ…!! よ、寄るなぁああ!!!」

 ギュィイイン。

ブライト「ッ!? く、臭っ! (シンの)使用済ってのはわかるが、これ、 洗 っ て な い んじゃ…!」

352 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/09(火) 01:03:11 ID:QvXXZmRM
 ギュィイイン。ユリア人形が、異音を発しながら近づいてくる。

ブライト「誰だ!? ユリア人形をリモートしてるヤツは、誰だッ!?」

 徘徊するユリア人形は、そっと、メモ帳を見せてきた。
 『ティアナ・ランスター』

ブライト「ぶっ、ぶっ転がす!! ティアナ絶対にぶっ転がす!!」

 ギュィイイン。

ブライト「いやぁぁああああぁああ!!」

---
 こうでもしないと話が進まないし、ストレス溜まるし。
 ブリッジにいたミライ・ヤシマは喉の奥で笑った。
ミライ「WB、微速前進!」

 今日もWBは平和だ。


<感情度>
ブライト→(絶対ぶっ転がす!!)→ティアナ
ティアナ→(だから、人生で全く接点ないんだってば)→ブライト

353 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/09(火) 01:06:51 ID:QvXXZmRM
-----
アリーナ「いいことしたあとは気持ちいいなー」
原素子「(彼女的には、アレはいいことなのね…)ところでドコに向かってるの?」

アリーナ「謙信ちゃんのとこ! 謙信ちゃんって、少ないチャンスをモノにしてるから」
原素子「ヤムチャは? 単独得点王よ? ハマーも『引き』は良かったし」
アリーナ「ヤムチャはすぐ挙動不審になるんだもん。ハマーとは会いたくないし」
原素子「まあ納得できるけど」

 二人は、謙信ちゃんさん総書記の部屋の前に来た。
 ピンポーン。中から返事が聞こえる。

謙信「開いている」

アリーナ「おはよー。朝早くからごめんなさーい」
原素子「お邪魔するわ」

謙信「…構わぬ。何か用事か?」

アリーナ「決定力、っていうの? カードの『引き』が良くならないかと」
原素子「(考えてみれば無茶苦茶な欲求ね)」
謙信「カード運ばかりは、天に祈るしかあるまい」

354 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/09(火) 01:09:19 ID:QvXXZmRM
アリーナ「でも。カードでヘタレちゃうと悔しいじゃん。ルナツーの時の『孤高の11人』のFWなんて、
 必殺技が『3回判定して好きな数を使える』なんて無茶苦茶だったし。
 ほら、飛天御剣流っていうの? アレは二段構えの技が多いから、何か工夫できないかなーって」

 だが謙信ちゃんは、ふるふると首を振った。

謙信「奈々殿も悩んでいた。彼女はルーレットから反転する『ウィッチィターン』を扱えるが、
 しかしそれは、そもそも初手のルーレットについてこられたことを意味する。彼女のルーレットが、まだ未熟なのだ」

原素子「確かに。殺るなら一撃よね…」

アリーナ「じゃあ飛天御剣流は?」
謙信「未熟な流派だ。そもそもが全て避けられたことを想定している。
 もし実戦で一撃目が避けられれば、他に狙撃手がいるかもしれぬ。太刀筋も読まれる。初太刀は、最も重要なのに」

原素子「OH! そっちのファンまで敵に回したくはないわ!」

355 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/09(火) 01:11:47 ID:QvXXZmRM
謙信「然れども。飛天御剣流にある二つの奥義。あれはタイプこそ違えど『一撃必殺』の技。
 あの二つを隠すためだけに、他の全ての技が生まれた…そう考えてもいいほどだ」

原素子「ナイスフォロー!」

謙信「……。…槍があれば、あんな奥義は役に立たないが」
原素子「What?」

謙信「剣道も含めた、全ての流派に言える。一対一で、床の上で、相手の武器が剣だという前提での技術だ。
 そして他流派との差別化のため、役にも立たない『奥義』を乱立させる。
 実際には戦場を駆けた体力と経験のほうが役立つだろう」
原素子「What!? What!?」

謙信「……。…彼の幼名(心太)は、いただけなぬな…」
原素子「OK!」
 そこらへんは、ツッコんでも大丈夫なところらしい(原さん的に)。

アリーナ「結局、運を天に任せるだけかぁー」
謙信「我流は無形。無形ゆえに誰にも読めぬ。アリーナ殿は攻撃力より、ペース配分と回復スキルを考えたほうが良い」
アリーナ「はーい」
 どこまで真剣に考えたのやら。おてんば姫はぶんぶん手を振って、謙信ちゃんさんの部屋から出た。


#アリーナが「帽子ディフェンス」を解禁しました(冒頭で脱いでたため)。
#アリーナが「ペース配分」「回復スキル」の概念を気にし始めました。

356 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/09(火) 01:15:43 ID:QvXXZmRM
「NPCフェイズ」リュウ。ガッツ600/600、0P。

 ブライトさんが地獄を見ていた頃。リュウは、マー社長と遊んでいた。
リュウ「まー、まー」
マー社長「マァァアァアアアアアア!!!」
リュウ「おわっ!」
マー社長「マー☆」
 しかし(当然)意思疎通ができるわけもなく。
 マー社長はうずくまって、眠り始めた。…どうやら寝るのが大好きらしい。

リュウ「ふぅ、やれやれ。しかし、どうしようかなぁ」

【選択肢】→リュウの行動
先に2票入った選択肢で続行。age進行推奨ですが、別になんでも構いません。

A:必殺技の開発を!
B:おカネがないな、バイトに行くか。
C:SPring-8に「マー社長の描いた落書き(メモ用紙)」を分析してもらう。
D:とりあえず蘭と合流。

A案はマー社長相手に『普通の左ジャブ』を試します。
B案はバイトです。バイト先で新たな出会いとか、何かあるかも。
C案は研究施設に、落書きを持ち込みます。…門前払いされなきゃいいけど。
D案は蘭と合流し、今後の方針:誰かの勧誘などを行います。

C案は200Pかかりますが、蘭から借ります(彼女の全財産)。
-----
今日はここまでー。

357 :森崎名無しさん:2011/08/09(火) 01:34:47 ID:lPyI7FG+
B
飛天御剣流について真剣に考えるなら、あれは平地の乱戦じゃなくて山野の遊撃戦用じゃないの、ってところかな。
さらにいえば、【槍衾や矢の雨の前には達人も無力だよね】という常識をぶっ飛ばせる世界だからこその話で、
現実的・常識的な考え方で見るのはそもそもズレてる、という弁護もできる。弁護したいわけではないがw

358 :森崎名無しさん:2011/08/09(火) 02:00:05 ID:pKFAHewc
B
まあ天翔龍閃は「速いぜ速すぎて避けられないから絶対死ぬぜ」だけど自分もLP減らすから乱発できない技だけど、
基本的には「抜刀と運足が超速くなるように鍛える流派」なんじゃないかなあ
師匠は「龍槌閃とかいい的だからやめろっつってんだろ死にたがりの馬鹿弟子」とか思ってたり

359 :森崎名無しさん:2011/08/09(火) 07:39:09 ID:???
とりあえず現時点で気になること

・ユリア人形のお代は誰が?
・そしてユリア人形はこのあとどんな運命を!?
・(まさかとは思うが)ブライトさんが左舷癖、靴下フェチに加えて
 中古人形に目覚めたりしたら………がくがくぶるぶる
・てか浮気云々を思い付く時点でアリーナの「女らしさ」に疑問が…世のお姫様ってみんなこうなの?

360 :森崎名無しさん:2011/08/09(火) 16:13:26 ID:???
裸くらいどうでもいい
髪型は寝癖
アリーナらしいが女の子らしくはないなw

361 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/11(木) 00:05:43 ID:???
最近、仕事が再び忙しくなりそうです。
自分的に、文章に納得がいかない(手を抜いてる)その他が増えてきてます。
ミスッたり内部処理が追いついてなかったりも多少あります。なので。

今後、カードなしの日が増えるかもしれません。要するにペースが半分に。進行さーん!?
試合の時は逆に、ガンガン進めたい時もあるんですけどね。
-----

 謙信ちゃん総書記のほうは「魔法」も飛んでくる乱戦を想定してるので、そういう評価なのでしょう。
 柔道の「髪を掴んではいけない」とか総合格闘技「目を狙ってはいけない」も、ヌルく感じるでしょうな。

 「剣心」自体が相当にうろ覚え(連載時一回読んだきり)ですが。
>>357 山野の遊撃戦用だったら、抜刀:小太刀が適してると思うんですよね。
>>358 剣心って基本、足を止めて戦ってたような気がして。
---
 なので「槍や弓」の心配が無い、市街地での暗殺や不意打ち、対不意打ちに適しているのでは…と思いましたな。
 しかしリアリティを追求すると、男の浪漫が激減する罠。
---
>>359 ユリア人形は…借りただけっぽい。アリーナの浮気云々は、伝聞でしょうけど。
 一人娘の彼女には「将来、由緒正しい子孫を残す」という任務があり、多少の教育も受けていたであろう…はず。
 だから簡単に身体を開くことは…。…なのに簡単に「裸くらいどうでもよくない?」発言。教育が巧くいかなかった…。

>>360 テキトーかつ大雑把という点では、性格的にブライトさんに近いと思ってますw
 明記されてないけど、結構仲良しだし。

362 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/11(木) 00:07:42 ID:TO+z+nwI
B:おカネがないな、バイトに行くか。
---
リュウ「簡単なバイトのほうがいいなー」

 求人誌をペラペラめくる。目に付いたのは…

 『刺身の上に延々とタンポポを乗っける仕事』

 電話すると、履歴書を持ってこいとのこと。しかしそれは形だけで、すぐに働いてほしいとのことだった。
リュウ「コレならラクそうだ。よしマー社長、待ってろ。いつか勉強道具を買ってやるからな」
マー社長「ZZZ...」


 指定された場所へ行くと、手狭な一室に、大勢のバイト人員たちが集められていた。
 そこでリュウは履歴書と交換する形で、ナンバープレートを受け取り、胸に着用する。
 これから先は名前ではなく番号で呼ばれるのだ。
 そして、これからやる仕事の説明を簡単に受ける。
 ラインの上をパックに入ったお刺身が流れてくるので、そこに二人一組でタンポポを乗っけていくというものだった。
 作業用の帽子と番号が入った制服を借りて。手を洗い、消毒をして。
 いざアルバイトである。

363 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/11(木) 00:09:02 ID:TO+z+nwI
『午前の部』

リュウ「はじめまして、リュウです。今日は一緒に頑張りましょう」
アリス「アリス・キャロルです。デッカく頑張ります!」

 アリスと名乗ったのは、女の子だった。15歳程度だろうか。
 上にバイト用の制服を羽織っているのでよくわからないが、どうも灯里がいつも着ている服装に似ている。

 だがそんな彼女との共同作業は、最悪だった。

リュウ「アリスさん、早くタンポポを乗っけて!」
アリス「いえ、全力で見逃します!」

 意味がわからない。全力で見逃し続けるアリスを、リュウは必死でフォローした。

 ピー。音が鳴って、ようやくお昼休憩の時間になった。

リュウ「(最悪だよ、俺一人が働いたようなものじゃないか)」

364 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/11(木) 00:10:58 ID:TO+z+nwI
『午後の部』

 お弁当を食べて、気を取り直し。次は午後の部だ。パートナーが代わる。
リュウ「えーと。51番さーん、どこですかー?」
ハイネ「あ、俺が51番だ。君は21番?」
リュウ「はい、そうです…って、あんたハイネじゃないか!? なんでココに!?」
ハイネ「今は芝村人材派遣の時間外だからな」
 実は働き者なのか…?

 ともあれ。ハイネとの共同作業も、最悪だった。

リュウ「ハイネさん、早くタンポポを乗っけて!」
ハイネ「いや、全力で見逃そうじゃないか!」

 バイトでも、面接くらいやるべきだとリュウは思った。
 そこで落とすべきだろう、こんな連中。

 全力で見逃し続けるハイネを、リュウは必死でフォローした。
 またも二人分の働きである。
 しかも、タンポポを乗っけてないものがいくつかあり、上司に怒られた。

365 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/11(木) 00:12:46 ID:TO+z+nwI
 バイトが終わって。
ハイネ「いやぁ労働のあとは気持ちがいいな!」
リュウ「あなた働いてないでしょ」
ハイネ「我ら『オレンジ』にとっては、全力で見逃すことこそが仕事だからな」
リュウ「はぁ」

ハイネ「仕事仲間に良いスキルでもあげたいんだが…しかしリュウくん、君はGK志望だったね?」
リュウ「一応」
ハイネ「残念ながら、俺はGK向きじゃないんだよな」
リュウ「そりゃそうでしょうよ」

ハイネ「アリス・キャロルもGK向きじゃないしな」
リュウ「アリスって…さっきの!? 知り合いなんですか?」
ハイネ「ああ。『オレンジ同盟』の一員だ」

『オレンジ同盟』→ な の は に人生を狂わされた者たちの集まり、らしい。
 しかしオレンジゆえ、基本理念は「全力で見逃すこと」である。一応、なのはを探してる。

ハイネ「俺はドリブルを得意とする。不要かもしれないが、覚えておいてくれ」

 #リュウがドリブルスキル「やや強引なドリブル」を習得しました。…リュウはドリブル苦手ですが。

366 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/11(木) 00:14:21 ID:TO+z+nwI
リュウ「(スキル、もらっちゃった。ハイネって普通の時は普通なんだな…)」

アリス「そして…今日一日、全 力 で 働いたのがデッカく良い結果になったようですね」
リュウ「あ、あんたは午前の…」
ハイネ「リュウくんの必殺技『普通の右腕』が、刺身にタンポポを置くことで洗練された」
アリス「気合も充実したことでしょう!」

 #リュウの必殺技「普通の右腕」が「完成直前」まで昇格しました。
 ・また「気合セーブ」+1が「完成」しました。

ハイネ「ガッカリさんな技ばかりだが、何もないよりはマシだろう」
リュウ「そう…。出番がないよりはマシ。俺は自分にそう言い聞かせている」

ハイネ「君は『本家WB隊』を率いているようだな。何かあったら『オレンジ同盟』のことも思い出してくれ」
アリス「私たちも、 な の は を探すのにデッカく必死なんです。色々な情報は共有しましょう」

リュウ「(なのはちゃんって…ブリッジで呼び出せばすぐに来ると思うけど…)」
 でも彼らと会わせると 惨 劇 になりそうな気がして、リュウは言うのをやめたという。

 #リュウがバイト代→ 1  *10Pを入手しました。また、ガッツ-50。
 #『オレンジ同盟』と、弱いパイプができました。

367 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/11(木) 00:16:48 ID:TO+z+nwI
<NPCフェイズ:蘭>ガッツ500/500、200P。

蘭「『オレンジ同盟』…完全に半端者の集まりな気がするけど」
 むしろ本家WB隊も似たようなものなので、なんとも言えない。

蘭「(私の濡れ場、じゃなかった見せ場…。ここで目立って、なんとかするわ!)」
 なんとかしないと。リストラの噂がチラつく。

 (ところで。これでNPCフェイズも一巡である)

【選択肢】
先に2票入った選択肢で続行。age進行推奨ですが、別になんでも構いません。

A:ブライトさんや、外の人(見てる人)に、自分の能力の高さをアピール。
B:『オレンジ同盟』と接触をしてみる。
C:『本家WB隊』に、誰かを勧誘する。
D:ジョージ・ジョースター卿に相談してみる。100Pかかります。
E:リュウと特訓をする。ガッツを消費します。
F:無反動砲『チューリップ1号』を買って正式装備に(前からデータはあったけど…)。200Pかかります
-----
今日はここまでー。

368 :森崎名無しさん:2011/08/11(木) 00:17:39 ID:YZIXBNRU
F

369 :森崎名無しさん:2011/08/11(木) 00:27:21 ID:pyn/G8TI
C
ちょっと期待
寝技を使えば濡れ場も出せそうだし

370 :森崎名無しさん:2011/08/11(木) 00:50:25 ID:zMkaVOBQ
F
ついにアリスまで…どんどん火星が近づいてくる予感!
でも選択肢はランス。

371 :森崎名無しさん:2011/08/11(木) 18:40:05 ID:???
ハイネが普通の人におもえるのがおそろしい

372 :森崎名無しさん:2011/08/11(木) 23:13:56 ID:???
しかしこんだけ頑張ったのに10Pって・・・
運もないんだなリュウさん

373 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/12(金) 00:24:59 ID:J6vb9tLo
>>369 彼女はまともな部類だから…大半の男性陣はフラフラついていきそうw
>>370 昔のモテモテ戦でアリスいたなぁ、と。但しARIA注意報発令です(同じ作品から出すぎてる)。
>>371 あの人普段はまともですよ…多分。
>>372 不運ですね…最初はアムロも同じようなキャラだったのに、いつのまに…

F:無反動砲『チューリップ1号』を買って正式装備に。
-----
蘭「ふふふ、コレで私も『ウリ』ができたわ!」

 無反動砲『チューリップ』による迎撃。
 それは遠距離タックル:遠距離パスカットという今までに(あまり)ない概念だった。
 本人はその場所から動かず、遠くにタックルやパスカットへ行ける技である。
 自軍ゴール前から、センターラインの敵にタックルにいけたりする。
 絶望先生の「投擲」は遠距離タックルなので、そう違和感はないだろう。
 但し、あまりにも遠い場合は迎撃成功しても蘭が追いつけず、こぼれだまその他になる。

蘭「でも一つ、問題がある」
 無反動砲『チューリップ1号』のスコープを覗いて、蘭。
蘭「私。銃器を扱ったことないのよね…」
 彼女は基本は式神…和風魔法なのだ。接近戦用の匕首とて、たいした修行をしていない。
蘭「でもまあ。戦いは数だし。JOKERとか引けるかもしれないし…」

 #蘭の一部のスキルが組み変えられました。
 ・蘭自身が銃器を苦手としているので、『チューリップ』の精度は良くありません。
  これは武器そのものではなく、彼女の技量に起因するものです。

 #無反動砲『チューリップ』は、遠距離のタックル:パスカット等ができる必殺技です。
 ・遠距離は成功すると、自分に近ければ自分が。そうでないと周囲の誰かがボールをキープします。

374 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/12(金) 00:28:48 ID:J6vb9tLo
蘭「(よし、灯里ちゃんが来ない!)JOKERと言えば。改定される模様です」

<JOKER>
(改定)JOKERは今後「スペードの15扱い」に固定します。但し別枠で特記されていればそちらが優先です。
大体は、さらにプラスアルファされます。

蘭「その他の、廃止や変更はこんな感じで」

<廃止、その他>
・クラブ一致で一律、防御側の反則。→今後は多少変えます。
・パンチング後に多く枝分かれさせたのを廃止→DFの処理がおかしいので元に戻します。
・前半、後半など「ずっとベンチにいた人」の処理→一律+100の回復を廃止。
(それとは別の、ハーフタイムで100回復は、今まで通り)
・ベンチ入りしていない人間は、基本的に試合途中で回復もせず、回復スキルの発動もありません。
・試合後の回復は基本的に全員が恩恵を受けられますが、同時作戦の場合など例外もあります。

<成長>
今後は試合での頑張り(勝敗でなく、カードの引き)や、活躍、勲章などにより最大ガッツや能力値上昇。

蘭「で、反則がこう」

<反則>
接触プレイでクラブ一致の場合、基本は「防御側が反則」。但しPA内部の場合は「攻撃側の反則」になる。
接触プレイとはドリブル対タックル、せりあい、空シュートVSクリアである。パスやパスカット、地上ブロックは非接触。
但しクラブ一致の反則で、クラブのAを出した場合。無条件でそちら側の反則。

375 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/12(金) 00:30:39 ID:J6vb9tLo
蘭「本来はもっと色々なことを考えたらしいんだけど。中の人が間違える可能性が高く、簡略化しました」

<おおまかな点>
・JOKERは特に指定がない限りスペードの15扱い。大抵はプラスアルファされる。
・PA内部での反則は、(逆に)攻撃側が反則。
・最優先で、クラブのAを引いた側が反則。
・ベンチ入りでのガッツ回復廃止。

蘭「でもPA内で、防御側が攻撃側の服を引っ張ったり、そういうあからさまなのは防御側の反則(PK)になります、と。
 PKとか色々考えはありますが、ま、その時でいいかな、と。
 時間を稼ぐ『マークとキープ』なんかも、ブライトさんが憶えたころでの説明で問題ないでしょう。
 あとは『吹っ飛び』が、少し変更。…ふぅ」


<吹っ飛びの処理と怪我>
技とスキル等で、二つ以上の「吹っ飛び係数」がある場合は、より小さい(自分に都合の良い)ほうを使用する。
吹っ飛び係数以上の差をつけて勝利すると、相手は「吹っ飛び」状態になり、ガッツ-50。
その係数を、10以上越えての大きな勝利だった場合は「大吹っ飛び」となり、ガッツさらに-50の上、怪我ペナ1を負う。
怪我ペナは累積、かつ重複するが。試合終了で「1」回復する。
尚、スキル「受け身」のLVに応じて、ガッツ消費の軽減。怪我もしにくくなる。

・一部の技:スキルの「回避属性」は。吹っ飛びや怪我は完全に回避可能。反則は回避できない。


蘭「(あ、輝いてる! 私、今、輝いてるわ!!)」
 出番があって嬉しかった様子。

376 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/12(金) 00:33:55 ID:J6vb9tLo
「軍隊運用フェイズ」
<WB:ブリッジ>

 グッタリとしたブライトさんを背負って、アリーナがブリッジに上がってきた。
桜子「ブライトさん、どしたの? また靴下の匂いでも嗅いだの?」
ブライト「ゆ…ユリアが来る…」
桜子「?」

 ブリッジでは、いつものメンバー。今日は芝村舞が来ていた。
 舞がいるため、というわけではないが。今日は真面目な雰囲気が漂っている。

芝村 舞「さて少尉。少し決めてもらうことができた」
ブライト「え?」
アリーナ「なんだか大事な話っぽいね」

芝村 舞「よく聞いてくれ少尉。現在、WBは北米のこの地点にいる。進路はこうだ。
 だが西海岸に出るにはどうしてもジオンの防衛ラインを突破せねばならない。
 そこで私は陽動作戦を仕掛けようと思う。…ここだ。この地点で、現地のゲリラ部隊に決起してもらう。
 向こうはもう既に手筈が整っている。いつでも決起できる状態だ」

377 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/12(金) 00:35:20 ID:J6vb9tLo
ブライト「現地のゲリラ部隊って…強いんスか?」
芝村 舞「いや。NHG的にもWHG的にも、がっかりさんだ」

アリーナ「弱いの?」
芝村 舞「弱いな。ただこの艦ほどの大きな機体が西海岸まで出るには、どこかで必ず交戦せねばならないだろう。
 そのための陽動だ。敵の主力を、そのゲリラ部隊に引き付けたいのだ。悪いが捨て駒になってもらう」
瀬戸口「気は乗らんがね」

芝村 舞「そこで、だ。このWB隊から現地のゲリラ部隊に、増援を出してはどうかという話になった。
 私は気乗りしないのだが…確かにメリットもある。
 増援を出すメリットは、おそらく向こうの戦力が上がり、結果、WB隊の試合がラクになる。
 デメリットは、こちらの選手層は薄くなり、また、離脱中は一緒に訓練などができなくなる。
 …もっとも。増援に出した人間は、ある意味で修行になるかもしれないな」

あおい「でも。現地の敵の戦力って…相当なものでしょ?」
キバヤシ「後のジャブロー戦では、キャリフォルニア基地の戦力が出てきたほどだ。北米はどこもかなりのものだろう」
灯里「はーい。もし増援に出たら。WBに合流はできるんですかー?」

芝村 舞「それは問題ない。陽動作戦地点とWBは距離が離れてるが、戦闘終了後すぐに合流できる。手筈は整っている」

378 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/12(金) 00:37:48 ID:J6vb9tLo
あおい「うーん。この前の試合は、相手のリモートが巧くなくて『大軍』があまり機能しなかったけど。今度は?」
瀬戸口「北米にいる限り、相手は『大軍』だろう。リモートじゃなくても、必殺技を連発して、選手交代とかな」
芝村舞「それも、ここ一度きりだ。あるいは…うまく『大軍』と戦わないこともできるかもしれん」
アリーナ「なになに!?」
芝村舞「秘密だ。それよりブライト少尉。ゲリラへの増援はどうする? そう長い間の別行動ではない予定だが」


【選択肢】→ゲリラの陽動作戦に増援を出す?
先に2票入った選択肢で続行。age進行推奨ですが、別になんでも構いません。

A:増援は出さない。 → 戦力を分散させたくない。
B:奈々。 → 合流は問題ないと言われても不安。奈々ならすぐ帰ってこれる。
C:叶親。 → ポロッとやってもらえば…(但し上層部評価値は落ちます)。
D:リュウと蘭。 → 本家WB隊のヤツらなら、出番に飢えてるし。
E:絶望先生と伊藤誠。 → こいつらも最近出番ないし。多少、層は薄くなるけど…。
F:ハマーとハイネ。 → むしろ向こうが迷惑だろうけど、まあいいか。

#その他。ご自由に表記ください。このキャラ追加とか、このキャラ外すとか(舞たちがどうするかは、ともかく)。
-----
今日はここまでー。

379 :森崎名無しさん:2011/08/12(金) 00:52:47 ID:kPkj8qus
D
ここだ! ここで出番の重ね打ちだ!

380 :森崎名無しさん:2011/08/12(金) 06:21:43 ID:v/Vr94Uk
F

381 :森崎名無しさん:2011/08/12(金) 07:18:52 ID:A3xfBY0I


382 :森崎名無しさん:2011/08/12(金) 22:32:05 ID:???
もしハマーとハイネを送り込んでたら、、、それはそれで見たかったなw

383 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/13(土) 01:41:43 ID:CbFVJKh6
>>379 図らずも、彼らの出番が増えました。キャラ立つかなぁ…
>>382 明らかな嫌がらせですなw

D:リュウと蘭。 → 本家WB隊のヤツらなら、出番に飢えてるし。
-----
ブライト「(戦力的にプラスになり、かつ、万が一死んでもいい人間…)よし、リュウと蘭を出すか」
桜子「(やっばーッ。ブライトさんの考えてること、完全に把握できちゃったよ…)」

 数分後。ブリッジにリュウと蘭が呼ばれていた。ついでにタカトシもいる。

ブライト「…そういうわけで。諸君らにはゲリラ部隊の援護をお願いしたい!」
リュウ「ちょ、ちょっと待ってくれよ、それって危険なんじゃ…」
ブライト「ああ。危険だ(…多分。詳しく知らないけど)。だがお前たちにしかできない任務だ」

 それを聞いた蘭は、一歩前に足を踏み出した。
蘭「その任務、見事、遂行してみせます!」
リュウ「蘭さん、危ないかもしれないんだぞ!?」
蘭「いえ、ここがチャンスです。私が目立つには、この死線をくぐらなければならないんです!」
リュウ「でも…」
タカトシ「凄い熱意ですね。オレも応援しますよ」
蘭「…コンビは除いて『各作品から1キャラ』が原則の中。私と謙信様で『戦国ランス』2キャラが登録選手。
 これはマズいです。早くキャラを立てないと、このままでは座して死(リストラ)あるのみ!」

384 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/13(土) 01:43:11 ID:CbFVJKh6
ブライト「安心しろ。もし死んだら 恩 給 の手続きだけは頑張ってみる!」
桜子「(何故に、ここで士気を下げるような発言を…)」
あおい「(しかも『頑張る』ってだけで、約束してないし)」

リュウ「わかった…。俺も男だ! 覚悟を決めた!」
蘭「あ。リュウさんには期待してないです」
リュウ「」
蘭「それよりタカトシさん、頑張りましょう!」

タカトシ「え。オレもなんですか!?」
蘭「タカトシさんはオブサーバーじゃないですか(にっこり)」

 この一連の流れで。一番冷や汗をかいたのは当然の如く瀬戸口である。

瀬戸口「待て待て待て待て! タカトシだってやらせれば防御巧いし、貴重な戦力なんだぞ!?」
蘭「つまり。イザって時にこっちに役立つってことでしょう?」
瀬戸口「戦力だけじゃない! そもそもツッコミ役はWBにとって貴重なんだよ!」
蘭「もしタカトシさんがいなくて、こっち側がグダグダになったら、収拾つかないじゃないですか!」

タカトシ「あのー。オレも派遣されるの確定なんですか?」

385 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/13(土) 01:45:38 ID:CbFVJKh6
蘭「この難局は『本家WB隊』でしりぞけます! そのためにはタカトシさんが必要なんです!」
瀬戸口「リュウがいるだろーが!」
蘭「リュウなんて飾りです! 偉い人にはそれがわからんのです!」
瀬戸口「くっ…(桜子さんやアリア社長の『ブロック』を見ると、確かにリュウの防御は飾りっぽいし…)」

リュウ「あー、せっかく覚悟を決めた俺の立場は?」
タカトシ「全く関係のないオレの立場も考えてほしいんですが…」

 瀬戸口と蘭は、しばし睨み合って。そして瀬戸口が折れた。

瀬戸口「しかたない…。確かに、こっちの進行が巧くても、そっちがグダグダになっちゃたまらない」
蘭「ご英断です」
瀬戸口「伊藤誠へ捧げる一句。『良かったな お前の部屋が 多少すく』」

キバヤシ「季語は『部屋』か…」
芝村 舞「『暑い』から夏の季語だな」

リュウ「風流なところ申し訳ないが、灯里さん、しばらくマー社長のことを頼まれてくれないか?」
灯里「構いませんけど、連れていかなくていいんですかー?」
リュウ「ゲリラ部隊に猫はまずいだろう」

瀬戸口&タカトシ「「(ここで常識的発言ッ!?)」」

灯里「はひっ。マー社長は私の蹴りやパンチングに耐えられないでしょうから、普通に可愛がりますー」

 #マー社長が一時的に、リュウから離れました。灯里かアリア社長がその恩恵を受けます。

386 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/13(土) 01:47:08 ID:CbFVJKh6
---
 さて。そして時間も場所も一気に飛んで。
 リュウ&蘭&タカトシの三人は、その『現地のゲリラ部隊』に合流した。

蘭「暑ーい!」
タカトシ「暑すぎます…」
リュウ「こんな乱暴な方法で送り込まれると知ってたなら、辞退してたのに…」
タカトシ「『帰り』の時は、ちょっと頼んでみましょう」

 彼らがどうやってここまで来たかは、とりあえず秘密である。

 三人が到着した場所は、半壊した雨天野球場…多目的ドーム球場の前だった。
タカトシ「大きいですね…」
リュウ「これくらい大きければ、WBの船体そのものがスッポリ入るんじゃないか?」
蘭「暗闇の中なら、上空からの偵察では見つけられないかも」

 そのドームのグラウンドで、十数人の人間がたむろっていた。

 わいわい。がやがや。そこはとても戦場とは思えない雰囲気…
 …まあWB隊もそうなのだが、しかしWB隊には『殺気』がある。
 だがゲリラの面々はまるで、ちょっとしたピクニック気分のような面持ちなのだ。
 しかも今はお昼前でいい天気。ピクニック日和ではあるが。

387 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/13(土) 01:49:34 ID:CbFVJKh6
 リュウ&蘭&タカトシの前に、剣を腰に下げた、初老の男が近づいてきた。
オイゲン「WB隊の方々ですな。ようこそおいでくださいました。私はここの筆頭、オイゲンと申します」

 メリハリのある表情で、小銃を肩に少女が近づいてくる。
キキ「あたいはキキ・ロジータ。この前は仕事の都合で『個別の11人』に駆り出されたけど、このゲリラの頭目だ」

 さらに。ツインテールの、ちょっとキンキン声で、どこかの軍服姿の少女も近づいてくる。
イーディ「お二人は黙ってらっしゃい! このゲリラのリーダーは、わたくし。イーディ・ネルソンですわ!」

 初っ端から、指揮系統が統一されてない…。

 周囲に集まるメンバーもどことなく覇気がないというか、「戦士」の目をしていない。
 芝村舞が「弱い」「NHG的にもダメだ」と言った意味がわかった。

蘭「えっと…彼らが戦うんですか?」
オイゲン「左様。WBが暗闇に紛れて隠れる場所を死守するために、我らは決起します」

蘭「(なんか聞いてたのと話が違う…)」
タカトシ「(そもそも決起したら、隠れる場所が見つかっちゃうんじゃ…)」

388 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/13(土) 01:51:06 ID:CbFVJKh6
オイゲン「心配めされるな。このオイゲンの『知力と策略』があれば、どんな困難も乗り越えられましょう」
イーディ「わたくしは突撃兵。リーダーですけど、とりあえず後先考えずに突撃しますわ!」
キキ「アタシだって、湖で水浴びしてて裸を覗かれたら、後先考えずにぶっ放すよ!」

オイゲン「詳しくはあとにして。こちらの戦力を簡単に紹介しましょう。
 アーキス、槍の達人です。マルジュ、強い魔法使い。ジュリア、剣豪。ルカ、弓の名手」

イーディ「キャスリンさん39歳は、ベテランの狙撃兵ですの」

キキ「デリックは重装歩兵の斧使い、あとディスティニー組(ハイネ、ルナ、メイリン)ばかり出てきたので。
 SEEDからはサイ、トール、カズイ。とりあえず拳銃を持たせてみた」

リュウ「(彼らが活躍してる姿って…想像できない)」
蘭「(ごめん。私、存在自体知らない)」

オイゲン「彼ら9人に、我ら3人。合わせて12人。一人欠けても大丈夫、選手層も万全です!」
イーディ「でもわたくしたちには、ちょっとした弱点があって…」
タカトシ「(ちょっとした…?)」

キキ「肝心の G K がいないんだよね…」

タカトシ「また、そこなの!?」
 …密かにリュウはガッツポーズ。

389 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/13(土) 01:53:01 ID:CbFVJKh6
蘭「あら? 他の方々…9人以上いますけど」
イーディ「ええ。補給部隊等の兵站をニナってますのよ」
タカトシ「(器用に噛んだ?)」
オイゲン「実際には戦いに加わらない…不戦、という条件での参加もおりまする」

タカトシ「…あの人も?」
オイゲン「そうですな」


【選択肢】→タカトシが見た風景
先に2票入った選択肢で続行。age進行推奨ですが、別になんでも構いません。

A:弓を背中に、オムレツを作っている女性。
B:小銃の紐を肩に、パンを焼いている女性。
C:そんな二人に対し、究極の料理がどうのこうの言っているサラリーマン男性。

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今日はここまでー。

390 :森崎名無しさん:2011/08/13(土) 05:50:03 ID:1RekVCLM
B

391 :森崎名無しさん:2011/08/13(土) 08:20:51 ID:btyPvzKs
C

392 :森崎名無しさん:2011/08/13(土) 09:07:29 ID:tXFDWSOg
a
ラケル?

393 :森崎名無しさん:2011/08/13(土) 10:56:30 ID:Kk6h3MTM
A

394 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/14(日) 00:18:02 ID:b1YRMCmM
A:弓を背中に、オムレツを作っている女性。
-----
タカトシ「弓を持ってますけど…」
キキ「ラケルさんだね。彼女のオムレツは絶品だよ」
オイゲン「なんでも、戦争は嫌だそうです。人を傷つける事はどうしてもできないとか申しておるそうです」
イーディ「きっと憲法九条の信者に違いありませんわ!」

蘭「(キナ臭いとこに踏み込んじゃダメだってば!)…あっちのパン焼いてる人は? 赤いスカーフの」
イーディ「あちらはガリア義勇軍のアリシア・メルキオットさんですわね」
タカトシ「アリシア…? 前にメカ沢が陳情した時、確かあの人のオールが届いたような」

イーディ「最強の偵察兵にして最強のパン屋(予定)ですわ」
キキ「ジャムおじさんは『メンテ技術』が最高なだけで、直接戦闘は得意じゃないからね」
オイゲン「確かに。彼女の敵陣制圧力は最高峰でしょう」

タカトシ「そんな人が、なんで前線に出ないんです?」
イーディ「それは、わたくしより上官になってしまうからですの」
タカトシ「(そんな理由で…)
リュウ「じゃあ、あっちのサラリーマンの男は?」

オイゲン「知りませぬ」
イーディ「存じ上げませんわ」
キキ「知らないねぇ」

 こいつら軍隊として、というか、集団としてダメだろう。

395 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/14(日) 00:20:27 ID:b1YRMCmM
 色々と話をしていたら。オムレツを作っていたラケルが近づいてきた。

ラケル「WB隊の皆さんですね? はじめまして、私はラケル。森で猟師をしています。
 弓の腕は村で一番だと言う人もいるけど、自分ではそんなに巧いとは思わないわ。
 弟がゲリラに賛同して弓兵として参加してるので、どうぞよろしくお願いします。
 …私? 私はダメです。戦争は無理。でもお料理なら自信があるわ。よかったら食べて行ってください」

 軽くお辞儀をすると、彼女は戻って行った。

蘭「ふーん。弓の腕は村で一番って、けっこう凄いんじゃないかしら?」

オイゲン「しかし所詮は小さな村ですし、弓使いが一人しかいないとか、そういう理由でしょう。
 私どももゲリラとして戦うにあたり、戦闘員の能力査定をしております。試しにラケルにも弓を引かせましたが。
 楯と鎧で完全武装している私に、彼女の弓は、一度も当たりませんでした。命中率0%です。役には立ちますまい」

キキ「でもさ。オイゲンの足元に毒蛇が出てきた時、あの距離なのに一撃で撃ち抜いたよ?」
オイゲン「百発も撃ってれば、マグレで一発程度はどこかに当たりましょう」
イーディ「命中精度なんて、テキトーに近づいてマシンガンぶっ放すだけなら全く問題ないですのに」

 ゲリラ側も色々と個性的なメンバーだということがわかったが。
 ちょっとやそっとの個性じゃ驚かなくなってる本家WB隊の三人も、もう個性的な部類であろう。

396 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/14(日) 00:23:22 ID:b1YRMCmM
タカトシ「それにしてもラケルさんですけど。戦争が嫌いって、なんだか普通の女性っぽいですよね」

蘭「(『普通の女性っぽい』?)」
 #普通の女性→WB隊女性陣とキャラが被らない→女らしくて魅力的→キャラが立つ→レギュラー定着!?

蘭「(お、落ち着け。落ち着くのよ私。『女らしさ』。アリーナでも失敗した程の難易度だけど。
 それだけに、ここで『普通に』『女らしさ』を見せれば、一気に株が上がるわ!
 中学生女子くらいの初恋的な感じを出すには…。…よし!)」

 設定。席が隣ということで一人の男子と親しくなり、次第に恋へと変わるも言い出すキッカケがない女子中学生。

 …いける!
 これなら誰ともキャラ被ってない!
 あとは、行動あるのみ!

蘭「津田くん。ううん、タカトシくん…!」
タカトシ「…なんです突然?」

蘭「私、最近タカトシくんのことが気になってきて。でもなかなか言い出せなくて。
 だからほら、今日ってバレンタインデーでしょ? ちょっと勇気を出してみたの。
 チョコレート、作ってみたんだ。もらってくれる…?」

タカトシ「はぁ…(バレンタインデー?)」

 唐突に蘭が差し出したバレンタインチョコを、タカトシが受け取ろうとした瞬間。

 横から現れたサラリーマン男性が、蘭のチョコを手で叩き落とした。

397 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/14(日) 00:26:37 ID:b1YRMCmM
サラリーマン男性「…このチョコレートはできそこないだ、とてもじゃないが食えないよ。
 それっぽい台詞を言ってるだけで満足して基本がなっちゃいない。
 これで萌えさせたなんて思ってるようじゃ、あんたなんてタカが知れてるね。
 タカトシさん、明日また同じ時間にここに来てください。本物のチョコレートをご用意しますよ」

 一瞬の静寂。

 その直後に、蘭は無反動砲『チューリップ』の安全装置を外し。
 何のためらいもなく、無言でサラリーマン男性に向けて引き金を引いた。

 爆音。

蘭「……。…何か問題でも?」
 蘭が身に纏う殺気。そのオーラは、レベルこそ低いもののミライさんと似ている感じがした。

リュウ「い、いえ。別に…」
キキ「そうだねー。無反動砲は、自分の後ろにも気を使わないといけないから注意することくらいかな」

 素性の知れない男のことなんてどうでもいい…全員がそう思っていたが。
 タカトシだけ、ちょっと違った見方をしていた。

タカトシ「(蘭さん…。確かにツッコミ役は不足してるけど、それじゃミライさんとキャラ被っちゃうよ!)」

 そんな心配をしつつも、地面に落ちたチョコレートの包みをさりげなく回収しているところに配慮を感じる。
 どんな聖人君子だ。良い人すぎるだろうタカトシ。それでも童貞か! むしろ性欲はあるのか!?
 但し妹のコトミいわく「問題ないし今なお回数は減ってない」だそうである。
 …どんな妹だ。

398 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/14(日) 00:30:14 ID:b1YRMCmM
-----
<日常フェイズ>

 時間は、やや戻って。
 陽動作戦をしかけるために『本家WB隊』の三人を、現地のゲリラ部隊へと向かわせた後。

 ブリッジは…いつものようにヒマになった。
ブライト「ジオンの勢力圏内だっていうのに、あまり敵と会わないよなぁ」
芝村舞「メカ沢が陳情(?)した地図が役立った。地形を利用して低く飛べば、レーダーにも引っ掛からない」
ブライト「でもさぁ。もともとレーダーに引っ掛からない装置って、何かついてなかったっけ?」

ミライ「…ミノフスキー粒子」
ブライト「それそれ。低く飛ばなくても、それ使えばいいじゃん」

瀬戸口「下手に撒布すると、そこから逆探されるでしょ」
ブライト「…?」←ピンと来ない

瀬戸口「今は目視と…ジオンが法律を守ってくれれば、キバヤシの耳が早いだろうがね」
ブライト「それじゃあ…。なのはが、探索の魔法を使えたんじゃないか?」
灯里「はひっ。ある程度の範囲ならサーチできるみたいですよー?」
ブライト「それでジオンを探してさ。パッとできないかな?」

あおい「…ねえブライトさん。多分忘れてると思うから言うけどさ。ボクたち今、 逃 げ てる立場なんだよ?」
ブライト「そうだったっけ?」
瀬戸口「(タカトシ…。ツッコミが一枚減るのは、やっぱり痛いぜ…)」

399 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/14(日) 00:33:01 ID:b1YRMCmM
ブライト「待てよ。そもそもガンダムってどんな話だったっけ?」
アリーナ「私、見たことないけど。なんかアメリカ人が適当なロボに乗ってる話だよね!」

キバヤシ「(Gセイバーのことだろうか)」
芝村舞「(実写版シャアのことかもしれん)」
あおい「(コードギアスと間違えてる可能性も…)」

桜子「股間にキャノン砲が搭載してあるロボだ、って、なのはちゃんは言ってたけど」
瀬戸口「それはどう考えても先行者」

 ツッコミが減ったせいで、なかなか収拾もつかない。
 いつものことと言えば、そうなのだが。


【選択肢】→ブリッジで起きた日常風景
先に2票入った選択肢で続行。age進行推奨ですが、別になんでも構いません。

A:灯里がぴょんぴょん飛び跳ねた。→ 関連、絶望先生
B:ワールドがおカネを持ってきた。→ 関連、伊藤誠
C:芝村舞が声を上げた。→ 関連、謙信
D:原素子が書類を持ってきた。→ 関連、メカ沢

-----
今日はここまでー。

400 :森崎名無しさん:2011/08/14(日) 00:44:45 ID:9zJFL25o
D

401 :森崎名無しさん:2011/08/14(日) 01:02:37 ID:jwbSrYEY
A
実写版シャア…何故ガルマ様の方を挙げぬ!?

402 :森崎名無しさん:2011/08/14(日) 01:23:26 ID:???
キバヤシへ

タカトシの妹をMMRに連れ込め
ついでにタカトシも

以上

403 :森崎名無しさん:2011/08/14(日) 07:04:51 ID:VfB5zgIY
aかな
絶望先生も最近出番ないし


404 :森崎名無しさん:2011/08/14(日) 11:27:26 ID:???
戦ヴァルにティアサガか…バラエティ豊かになってきたなあ
シローさん(仮名)は文化部で怒鳴られててくださいw

405 :森崎名無しさん:2011/08/14(日) 12:11:18 ID:???
山岡がウザすぎるだろW

406 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/15(月) 01:29:03 ID:???
最近は疎くて忘れてたんですが。ランス続編がもう出るんですな!
おお、謙信ちゃん続投!? 一ヶ月くらい仕事休もうかな…


>>401 だってインパクトあったし…
>>402 相性良さそう。アニメ版だと、進路希望調査に「進学」「就職」「MMR」とかってチラっと出てたり。
>>403 あまり派手じゃないですからねー。
>>404 ティアサガってどんだけメジャーなのかマイナーなのか、わからんですな。
>>405 空気読め、と。

407 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/15(月) 01:31:19 ID:crdVM40U
A:灯里がぴょんぴょん飛び跳ねた。→ 関連、絶望先生
-----
灯里「ふうっ、お仕事終わりです。瀬戸口さーん、交代してください?」
瀬戸口「ん? ああ、もうそんな時間か」
灯里「じゃ、私は練習に行きますねー」

 アリア社長と、(眠っている)マー社長を腕に抱えて。かつ舟を漕ぐ時の愛用のオールまで握っている。

アリーナ「何の練習するの?」
灯里「サッカーです」

 ざわついていたブリッジ内が、一瞬にして静寂に包まれた。
 普段から適当なことばかりやっていると、たまにまともになった時に対処に困る。

アリーナ「な、なんか凄いね」
桜子「何をやるの?」
灯里「必殺シュートの練習を」
桜子「攻撃陣はしっかりしてるから、灯里ちゃんはシュートを目指さなくてもいいと思うけど」
灯里「シュートだけってわけでもないんです。色々、応用が効きますから。今日は糸色望先生を誘ってるんですよ」

桜子「へー。なんで絶望先生?」
灯里「この前、メカ沢さんに『気合』を教えてもらって。サイクロンっぽいのを試したじゃないですかー」
アリーナ「あー、話では聞いたけど。私見てないのよね」
桜子「面白そうだから、ついてっていい?」
灯里「いいですよー」
アリーナ「私も私もー!」

 何か自作のメロディを口ずさみながら、のんびりとブリッジを出ていく灯里。
 普段の口調や物腰と、時折見せる超人的な行動のギャップは物凄いものがある。

408 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/15(月) 01:33:52 ID:crdVM40U
---
<サッカーグラウンド>

 そこには糸色望先生が、ボーッと待っていた。
 表向きは前向きにしているが、本質的には後ろ向きな人である。

 灯里と、アリア社長&(寝てる)マー社長。そして桜子とアリーナが、今回集まったメンバーだ。

糸色望「あのー、灯里さん。本当に私でいいんですか? あおいさんのパスのほうが回転はかかってるかと…」
灯里「あおいさんのマリンパスは、シュート回転して落ちるので合わせにくいんです。先生が適任なんですよ」
アリア社長「ぷいにゅ」

桜子「あれ? サイクロン(っぽいの)をやるんじゃないの?」
灯里「私はスタミナ不足なんで、本来アレは向いてないんです。だから半分くらいお手伝いしてもらうんです」
マー社長「ZZZ...」
桜子「お手伝いって?」

灯里「ブーストサイクロン って、知ってます?」
桜子「知らない」
アリーナ「同じく」

409 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/15(月) 01:38:23 ID:crdVM40U
灯里「元祖のサイクロンは、自分でドライブパス(回転)→ドライブシュート(回転)とやります。
 私のダブルドライブは、ドライブパス(回転)→ドライブシュート(気合)でやるんですが。
 その最初の回転系のパスを、誰か他の人にやってもらうんです。それなら私も、あまり疲れないし。
 何より、自分で空中にボールを上げると隙ができちゃいますけど、コレならノートラップで行けますよー」

桜子「巧くできるの?」
灯里「むー。かなり難しいです。最初のパスの回転がかかってないと、威力も落ちると思いますし」
糸色望「数値的にはともかく、私のパスの回転じゃ…」
灯里「でもこの『ブースト』、きっと役に立ちます」
糸色望「そうなんですか?」
灯里「はい。例えばボールの代わりに自軍ゴール前にいるアリア社長を蹴れば、一瞬で最前線に運ぶこともできます!」
アリア社長「ぷにゅッ!?」

アリーナ「(アリア社長を蹴る気、満々じゃん)」

桜子「でも回転系のパスなんて使える人は…」
灯里「筆頭はあおいさんですが、桜子さんだって少し回転かけてるじゃないですか」
桜子「いや、私は…。あ、それより叶親と伊藤誠だ。あいつらもドライブパス使えるんだよね?」
灯里「確かにドライブパスなんですが…お二人が使うのは『気合』のドライブパスなんで…」

410 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/15(月) 01:41:25 ID:crdVM40U
 それを聞いて。アリーナが呟くように言った。
アリーナ「私はそのサイクロンとか見たことなくて、聞いただけだからよくわかんないけど。
 回転パス→回転シュートがサイクロンで、回転パス→気合シュートがダブルドライブなんだよね?
 だったらさ。そもそも最初に『気合』パスを出してもいいんじゃない?」

 つまりサイクロンっぽいもの、そしてブーストサイクロンっぽいものは四通り存在することになる。

 ・回転パス→回転シュート(サイクロン)
 ・回転パス→気合シュート(ダブルドライブ)
 ・気合パス→回転シュート
 ・気合パス→気合シュート

糸色望「いよいよ、わけがわからなくなってきましたね」
桜子「でも気合パスったって、叶親や誠がやってるヤツはあまり変化してないよ?」
灯里「多分、気合が足りないんだと思いますけど…」

 アリーナが、人差し指でやたら自分の顔を指差している。

桜子「なに?」
アリーナ「気合パスなら、私、できるよ」
桜子「またまたぁ。そもそもアリーナだってパスが苦手じゃん」

灯里「…あ」
糸色望「あ」
桜子「……。雷獣パスかッ!?」
アリーナ「(こくこく)」

411 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/15(月) 01:44:06 ID:crdVM40U
灯里「ぅわぁ☆ 凄い 奇 跡 ですねー♪ やっぱり色々応用するのは楽しいです」

アリーナ「まあ気合パスはともかく、そのブーストなんちゃらを実用段階まで持って行きたいわね」
桜子「でもそれ必要かなぁ…」
アリーナ「必要よ。私の雷獣シュートって、流れから撃つのは難しいからさぁ。敵にマークされるとやりにくい」
桜子「それがブーストサイクロンと何か関係あるの?」

アリーナ「自軍ゴール付近で、絶望先生がアリア社長を蹴って灯里ちゃんにパスして、灯里ちゃんがブースト使う。
 アリア社長が一瞬で最前線まで上がってくるから、私はアリア社長のお腹を使ってジャンピング雷獣シュート」

アリア社長「ぷいにゅ!? ぷにゅ、ぷにゅにゅ!」

糸色望「でもそれって…なんだか物凄く効率が悪い気が」
桜子「(そもそもアリーナは空中で雷獣撃てるじゃん…)」

 ・アリーナは蹴り足が音速を越える時の空気抵抗と衝撃波を利用して、普通に空中で雷獣が撃てます。

412 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/15(月) 01:46:10 ID:crdVM40U
灯里「よーし、それじゃ練習を頑張りますよー。糸色望先生は遠くから、私に回転パスをください。
 私があのあたりでブーストさせるんで、アリア社長はブロック要員に」
糸色望「わかりました(うまくいけば、あるいは応用させれば。私の出番も増えるかもしれません!)」
アリア社長「ぷにゅ」
灯里「あとはGKですけど…桜子さんかアリーナさん、やってもらえます?」

桜子「じゃあ私がやるわ。アリーナは初見だから、見てたほうがいい。…アレはマジでおかしい」
アリーナ「ちょっと楽しみー」

 それぞれ、配置につく。

桜子「(わ。言ってはみたものの、GKなんて初めてだよ)」

413 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/15(月) 01:48:16 ID:crdVM40U
糸色望「それじゃ、行きますよ」

 絶望先生は、シュートパスを灯里にめがけて放った。

灯里「むー。ちぇすとー」
 これで気合が入ってるんだから、恐ろしい。

 【先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で】
灯里 →ブーストドライブ22+! card=
アリア社長 →ブロック15+! card=
桜子 →パンチング19+! card=
 【と(!とcardの間の)スペースを削除して書き込んで下さい。カード結果により分岐します】

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧1→ ゴール! 灯里の『ブースト』が完成! さらに「ダブルドライブ」が一段階昇格!
=0→紙一重! 灯里の『ブースト』が「完成直前」にまで昇格!
≦-1→灯里、失敗。しかし『ブースト』が「未完成」に昇格!

・ゴールが決まらなかった場合、絶望先生が「私がボールにもっと回転をかけられれば…!」と、少し気合を入れます。

↓【補足・補正など】↓は続きます。

414 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/15(月) 01:49:43 ID:crdVM40U
【補足・補正、カードマークによる発動スキル】

<灯里>
#『ブーストドライブ』は『構想段階』です。ダイヤかクラブの場合、無条件失敗します(難しい技なので)。

#灯里と相手が一人でもマークが一致すると「接客魂」が発動。補正+2。
#灯里の数値が「4」の場合「オールが光り輝く」が発動。「最悪の結果」を回避することが可能になります。
・スペードで「後ろ回し蹴り」+5、ハートで「気合」+4、ダイヤで「ミラクルドライブ」+3。

<アリア社長>
・ハートで「ねこだいすき」+3、ダイヤで「ムー・フェンス」が発動。補正+3、味方補正+2

<桜子>
#桜子のマークが相手と一致すると「左ジャブ」が発動。一致した相手は補正-2(重複)。
・スペードで「変な掛け声」補正+5、ハートで「超反応」+3&回避属性、ダイヤで「気合」+2&消費ガッツ半減

 シューターとキーパーの数字が一致した場合ゴールポストになり、同時にマークも一致した場合は枠外になります。
 GKが数字の7を引いて負けた場合。奈々が反射で突っ込んできてクリアしちゃいます(ななカウンター+1)。
-----
今日はここまでー。

415 :森崎名無しさん:2011/08/15(月) 01:50:40 ID:???
灯里 →ブーストドライブ22+ スペード9 =
ボケ倒さない面子だと進行はこうもスムーズなのか…

416 :森崎名無しさん:2011/08/15(月) 01:52:09 ID:???
アリア社長 →ブロック15+ ダイヤ3 =

417 :森崎名無しさん:2011/08/15(月) 04:27:06 ID:???
桜子 →パンチング19+ ダイヤ5 =


418 :森崎名無しさん:2011/08/15(月) 07:49:24 ID:???
乙でしたー

419 :森崎名無しさん:2011/08/15(月) 21:58:19 ID:???
糸色望「(私は判定の機会すら与えられないのですか…絶望しましたッ!)」

420 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/16(火) 02:01:23 ID:oZHsciIs
>>415 キッカケがあると、ボケ側にも回っちゃう連中ですけどね。まあ普段なら。
>>418 どもー。
>>419 色々考えたんですけど、複雑になるかなーって…


灯里 →ブーストドライブ22(後ろ回し蹴り+5)+ スペード9 =36
アリア社長 →ブロック15+ ダイヤ3+(ムー・フェンス+3)+ =21
桜子 →パンチング19+ ダイヤ5+(気合+2ムー・フェンス+2)+ =28
≧1→ ゴール! 灯里の『ブースト』が完成! さらに「ダブルドライブ」が『完成直前』に昇格しました。
-----
 絶望先生のパスを、空中で灯里は合わせに行って。
 右足で蹴りに行って、空振りした…かのように見えたのだが。
 灯里はそのまま半回転し、逆の左足のカカトでボールを蹴っていた。

アリーナ「(え!? なんで灯里ちゃんが、あんなに後ろ回し蹴りが巧いの!?)」
 後ろ向き系の技は問答無用で強い人である。
 …絶望先生もそこらへんを見習えばいいのに。

 ともあれ灯里から放たれたドライブシュートは、やはり以前のように初速は速くなかった。
 むしろ普通の人が走れば追い抜けそうなくらいの、不自然な「遅さ」で。
 そして螺旋状に空中を漂い…鈍く明滅しながらブルブルと揺れている。

アリーナ「…なにあのシュート?」
絶望先生「いえ、あそこからです!」
桜子「そう。この前はワンバウンドした途端、物凄い速さで上空へ飛んでった」
絶望先生「確か宇宙まで到達してたはずです!」

アリア社長「ぷいにゅ…」
マー社長「ZZZ...」

421 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/16(火) 02:03:19 ID:oZHsciIs
 しかし今回はバウンドすることなく、代わりにボールは空中で一瞬静止し。
 そこから一転、急加速!
 左右ジクザグに、そして上下に鋭角に何度も方向を変えながら、ゴールへ向かう。

絶望先生「う、今回はまともにいってますよ!」
桜子「(でも大丈夫、目で追える速さだ!)」
アリア社長「ぷいにゅー!!」

桜子「(お、アリア社長がいい位置でシュートコースを制限してくれてる!)」
 体が極端に小さいので、壁としては役に立たないと思っていたのだが。

 ギュバーン!!

桜子「とめるっ!!」
 見よう見まね。だが明らかに本職(?)のGKリュウとかよりも素早く桜子は反応し。ボールに飛びついた。
 キャッチしなくていい、拳に当てて弾き出せばいい。

 だが。

桜子「え」

 拳がボールに触れた瞬間。桜子の身体のほうが、弾き飛ばされていた。
 ボールの勢いは全く衰えず。そしてゴールネットに触れた瞬間…
 ゴールネットを突き破り。今度は仰角80度くらいで、天空へ向かって飛んでいった。

422 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/16(火) 02:06:12 ID:oZHsciIs
桜子「うわぁ」
アリーナ「おぉおぉおおッ! 凄い凄い!」

灯里「ボールは成層圏へと到達…突破! やりました、また宇宙にまで打ち上がりましたー☆」
絶望先生「あぁ、結局は宇宙を目指すんですね…」

アリーナ「凄いねー! 私の雷獣は水平発射だから、宇宙になんていかないもん」
絶望先生「いえ、地球は丸いんで。アリーナさんのボールも重力を振り切って宇宙に行ってる気がします」

桜子「でも凄いわ…。何より驚くことは、あんなボールに触ったのに、私、吹っ飛ばなかったんだよ!?」
灯里「テクニカル要素も強いんで、吹っ飛び係数がついてませんからねー」

桜子「あのボール、極端に『重かった』わ。触った程度じゃコースを逸らすことすらできないと思う」
絶望先生「『速度』は、(雷獣や砲撃に比べて)遅かったみたいですけどね」

灯里「でも巧くいきましたー☆ ふぅ。これで色々と応用できますよー」
絶望先生「(この人の『応用』って凄いですからね…)」

 #灯里が空中で合わせる『ワンタッチパス』も覚えました…と思ったら、もう持ってました…(ワンツー限定で)。
 ・今後は誰かからのパスを受けた直後や、ブロックやパスカット直後に使います。

423 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/16(火) 02:07:36 ID:oZHsciIs
アリア社長「ぷいにゅー♪」
マー社長「ZZZ...」

桜子「今回は実りがあったね」
アリーナ「今度、私の雷獣パスからやってみようよ」
灯里「いいですねー。どうなるか楽しみです」

 和気あいあい。女三人寄ればかしましい。
 そんな風景を見た絶望先生は、心を和ませ…てはいなかった。

絶望先生「絶望したッ!」
桜子「な、何よいきなり」

絶望先生「みんな、それなりに成果があって。アリーナさんはフラグを立てて。
 最初の選択肢で『関連、絶望先生』って書いてあるのに、私の出番も能力UPもないことに絶望したッ!!」

桜子「でもまぁ…ブーストドライブだっけ? あの起点になれるわ」
絶望先生「どう考えても引き立て役です!」

424 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/16(火) 02:09:42 ID:oZHsciIs
灯里「でもでも。私は先生に凄く感謝してますよー? 今度、一緒に何か考えましょう」
桜子「おお。灯里ちゃんと仲良くなってると出番も増えやすいし。良かったじゃん先生」
アリーナ「モミアゲ&左舷 で仲が良い叶親は、微塵も灯里ちゃんから技を吸収してないけどね」
桜子「それは叶親側に問題があるだけのような」

灯里「じゃあ忘れないように、最初にもう技を伝えた前提で、データに書くことにしましょう」

 #灯里が少し絶望先生に恩義を感じ、コンビプレイを考案した模様です。
 ・灯里と絶望先生とのコンビ技各種、必殺技&スキル『ネガポジ』を習得。
 ・また基本は後ろ向きな先生に、灯里は『後ろ回し蹴り』『裏拳』を教えました。ただ、まだ弱いです。

 #灯里が。ネガティブというか、負のオーラに対抗する手段を考えているようです。


絶望先生「それでもやっぱり、絶望したッ!」
アリーナ「まだ何かあるの?」
絶望先生「←ココです。いつもの『糸色望』じゃなく、今日だけ『絶望先生』になってます!」

アリア社長「ぷいにゅ?」
マー社長「ZZZ...」

425 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/16(火) 02:12:16 ID:oZHsciIs
灯里「はわわわ…。それには深い(?)ワケがあって。単語登録してないんですよ。
 こういう業務連絡は、本来、私の役目なんですけど。出番的に、先生、代わりに業務連絡をお願いしますっ!」

絶望先生「え? なんです? 私はコレ読めばいいんですか?」
灯里「はひっ。必要ならカンペ出してリードしますよー」


絶望先生「では。……。中の人がパソコンをつけて色々やってたら、突然、パソコンが落ちた。
 『何もしてないのに壊れた』ってのは初心者っぽいけど、本当に何もしてなかったのに」

アリーナ「叩けば直るんじゃない?」

絶望先生「症状。電源を入れても、そもそも動かない。何の反応もしない。BIOSどころか駆動音すらしない。
 電源ケーブル交換したけど変わらず。っていうか有線がリンクアップしてるランプは光ってたし」

桜子「よくわかんないけど」

絶望先生「接触不良とかだったらいいなぁ、と思いつつPCのフタ開けて。電源ユニットからのコードを確認。
 電源入れようとすると、CPUファンが一瞬ピクッて動いて、止まる。ショートした感じ。
 でも以前、電源の初期不良の時も同じだったので、電源ユニットの交換を思いつく」

灯里「そこで切り分ければ、あとはマザーボードですからねー」
マー社長「ZZZ...」

426 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/16(火) 02:14:44 ID:oZHsciIs
絶望先生「昔の小型WIN98マシンで検証しようと思ったら…CPU近くの正方形4ピンコネクタが、電源ユニットにない。
 そう言えば昔はそんなのなかったっけ、と思い出し。じゃあ新しくて安い電源ユニット買うかと思ったら。
 どうやら今は、規格が変わって正方形4ピンコネクタ自体がなくなってるらしい…」

灯里「時代の流れですかねー。もう自作なんてできないっぽいですね」

絶望先生「今までの電源ユニットは、そもそも メーカー不明 だし、代わりのものが調達できない。
 そういうわけで。ある程度対応してるっぽい電源と、正方形4ピン変換アダプタを通販してみた。
 お急ぎ便で頼んだんで明後日には届くだろうけど、マザーボードがやられてたら効果ないし。復旧は未定とのこと」

桜子「でさ。そもそも私らの能力のデータとか、大丈夫なわけ?」

絶望先生「HDD他、システムは生きてるはずですし。そもそもバックアップしてありますし」
アリーナ「あれ? 昔『バックアップしてない』って言ってたような」

絶望先生「所詮はいくつかのテキストファイルなんで、それだけコピーすればいいのかと気づいたらしいです。
 おかげで、時々、常時繋げてたUSBメモリに日付を変えてコピーしてあるんですが。
 ただバックアップ側の『進行さん.txt』他をいじると、後で後悔するだろうから、やっぱり復旧待ちです。
 今使ってるネットブックじゃキー打ちにくいし。なので数日はグダグダになると思います」

桜子「(それはいつものような気がするけど)」

427 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/16(火) 02:16:22 ID:oZHsciIs
アリーナ「で、今日はどうするの?」
絶望先生「(え!? それ台本に書いてない!)」

灯里「むー。細かい数値とか出てくると間違えるっぽいので。とりあえず…ここ数日はおおまかな感じで決めましょう」


【選択肢】→おおまかな感じ
先に2票入った選択肢で続行。age進行推奨ですが、別になんでも構いません。

A:場面はこのまま。特に絶望先生を訓練させる。
B:場面は変わって。『本家WB隊』の連中のほうにカメラさんを行かせる。
C:場面は変わって。ワールドがブリッジに来た理由(関連:伊藤誠)。
D:場面は変わって。叶親とハマーの密会。

 諸事情で、あまり大幅な動きはないと思いますが…

-----
今日はここまでー。

絶望先生「絶望したッ! コロコロ変わる企画に絶望したッ!!」
(その点、USBは凄いと思う…1→2に、何の抵抗もなく移行できたし)

428 :森崎名無しさん:2011/08/16(火) 05:35:00 ID:20YDKsJg
D

429 :森崎名無しさん:2011/08/16(火) 07:25:22 ID:JQNXIo/2
A
先生…この場合は「臨機応変」と言うべきでは…

ついでに、USBが自然に移行できたのは形状が変わらなかったから、というのもあると思います先生
「USBより速い」と出てきた…えーとなんちゃらとかいうポートもUSBの汎用性に打ちのめされてしまったし

430 :森崎名無しさん:2011/08/16(火) 10:09:53 ID:DgbyRB5I
C

431 :森崎名無しさん:2011/08/16(火) 11:28:47 ID:A+DWmNv6
A

432 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/17(水) 02:13:03 ID:TFMQSzsc
冷静になって考えてみれば、今の電源も昔のATX電源を拡張していってるわけだから。
12Vとかだけに気をつけて変換コネクタかませば問題ないっぽいですな。ただの電気だし。

今の内蔵HDDなんかはマスター・スレイブの概念がないらしいですが(時代遅れ)。
これ以上HDDを速くして、そんなに変わるんでしょうかね。自分は動画とかやってないからわかりませんな。

>>429 いや、むしろ「形状が変わらない」が最大の原因だったでしょう。


A:場面はこのまま。特に絶望先生を訓練させる。
-----
灯里「『横の人』が(ようやく)重要視されてきたので、絶望先生がDFやるならCBですかねー」
絶望先生「ゴールに近いと首も吊れますしね…っていうか単語登録してくれないんですか?」
灯里「今のPCは仕事や連絡用がメインなので。妙な学習させたくないらしいです」
アリーナ「仕事や連絡で『絶望』って打つシチュエーションもヤだけどね」

433 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/17(水) 02:16:45 ID:TFMQSzsc
灯里「とりあえず先生はランダム要素が多いんで、ちょっと安定感ないですけど。
 でも(責任を渡す)パスだけは、凄く巧いです」
絶望先生「でも『パス』って言ったら、あおいさんのほうが…」

 灯里はふにゃふにゃ首を動かしてから、何度か肯いた。
灯里「あおいさんについて。ちょっと衝撃的なこと言っていいですか?」
絶望先生「いいですけど…怒られるようなことは勘弁です」

灯里「あおいさんは、パスとタックルが巧いと思われてるし、実際それで活躍してますけど…。
 実はあおいさんより、例えばヤムチャさんのほうがタックル巧いんですよ?」
アリーナ「え!?」

灯里「ついでに言うと。パスは桜子さんと同じくらいです」
桜子「えぇえええ!?」

灯里「あおいさん、一度も『才能開花』してませんし、そこは不運ですけど」
桜子「でもあおいちゃんって、やたら活躍してるイメージがあるんだけど」

灯里「マリンパス系がとても優秀だったり、スキルも良いから、ってのもありますけど。
 基本、あおいさんは凄くクレバーだからです。『とりあえず突撃』みたいなことを全くしなくて。
 確率的に厳しい時は他の方法を考えて動いたりしてます。
 …まだ一度も発動してませんけど『短気』の設定があるので、一度崩れると脆いかもしれませんけどねー」

434 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/17(水) 02:18:53 ID:TFMQSzsc
アリーナ「なんだか…私と 正 反 対 ね!」
桜子「いや、自慢げに言うことじゃないでしょ」

灯里「効率的に動けることや、戦略を理解できるってことは、それも武器だし実力のうちですよー。
 私もパスコースを消したり、相手がドリブル突破やりにくい位置取りをしたりしますけど。
 絶望先生なら、もっと色々なことができるはずです」

絶望先生「私が? た、例えばどういうふうに?」
灯里「援護です。相手を怯えさせればいいんです。今まで先生は、一対一にならないと使ってませんでしたけど。
 遠くから上院議員を投げたり、死んでやるって叫んだり、首を吊ったりすればいいんです」

桜子「(確かに精神的にキツいものがあるわね…)」
アリア社長「ぷいにゅ…」
マー社長「ZZZ...」

絶望先生「なるほど。遠くからなら動かなくてもいいですし、失敗しても私だけの責任じゃないですしね!」

 #絶望先生に味方の援護の意識が芽生えました。連携も多少巧くなります。
 ・また、絶望先生の側からも灯里に恩義を感じて、少し仲良くなりました。

435 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/17(水) 02:21:39 ID:TFMQSzsc
桜子「(それにしても灯里ちゃん。よく見てるなぁ)」
灯里「あ」
アリーナ「どしたの?」

灯里「はわわわ。私、ルール違反しちゃったかもしれません」
桜子「なんで?」
灯里「はひっ。私、何故か訓練教官資格をもらっちゃったんですけど。それって『女性限定』なんです。
 だから男の人に教える資格は持ってないんですよー」
アリーナ「いいんじゃない? そんなの」

灯里「でも私が男の人に教えると、松岡 修造 先任軍曹の立場がなくなってしまいます…」

桜子「あ、久々に聞いたわ、その名前!」
アリーナ「…誰だっけ?」

灯里「でもまあ…絶望先生は『私のお友達』だから問題ないってことにしましょう☆」
 それでいいらしい。


【選択肢】→おおまかな感じ・再び
先に2票入った選択肢で続行。age進行推奨ですが、別になんでも構いません。

A:今度は桜子とアリーナの女性陣が、灯里にアドバイスをしてもらう。
B:ワールドが原素子に渡した意外なもの(関連:伊藤誠)。
C:ハマーと叶親、そしてヤムチャの集会。
D:原素子とアムロとなのは。濃いなぁこの面子(関連:メカ沢)。
-----
今日はここまでー(選択肢、ちょっと使い回しですが)

436 :森崎名無しさん:2011/08/17(水) 05:23:17 ID:M36zW5cw
C

437 :森崎名無しさん:2011/08/17(水) 11:58:45 ID:826VkIYo
C

438 :森崎名無しさん:2011/08/17(水) 12:07:41 ID:???
なんか増えてるw

439 :森崎名無しさん:2011/08/17(水) 18:37:20 ID:???
あおいちゃんがそんなに強くなかったって意外、、、

440 :森崎名無しさん:2011/08/17(水) 23:16:58 ID:???
ふと思った

ヤムチャの上半身に叶親の下半身が合体し


…あ、警報が鳴り出した

441 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/18(木) 02:40:01 ID:???
>>438 そりゃ増えますよ(何故?)。
>>439 データ見て。中の人も意外でした…。
>>440 あ、なんか考えたくない。色々なものが壊れそう…。
---

だいたいの目安として、身体能力が高い人は基礎値が高く、技術や気合がある人はスキルや必殺技が強いです。
あおいちゃんって、そこまで身体能力は高くないですから(女子のアンダースローで135km/h出る時点で凄いですが)。
マリンシュートなんかが典型で。そもそも相手に判定参加すらさせないという長所があります。
(あおいがカードでヘタれても、ブロック人数が少ないので、相手GKがヘタれてくれればゴール)

正反対が、なのはの砲撃。本人の性格もあり、相手のブロック人数を増やしちゃう欠点があります。
(後ろに補正が付く。でも吹っ飛ばしたりで相手のガッツを削るので、ゴールにならなくても意義がある)

強さは数値だけじゃない「かも」ってことです。

ここらへんは敢えて明記してない場合がほとんどですが、テキトーに描写から想像してくださいな。
愛があればなんとかなる「かも」しれません。

442 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/18(木) 02:46:01 ID:kUh+J3Lo
C:ハマーと叶親、そしてヤムチャの集会。
-----
 意外に思われるかもしれないが。ハマーの部屋には、わりと人が来る。…特定の人たちが。
 別に仲が良いとかそういうわけじゃなく。ハマーは盗撮ブロマイド・ビデオ等を売っているためである。

叶親「しかしハマー。このラインナップはどうにかならんのか?」
ハマー「え?」

叶親「桜子さんの画像・映像は、どれも良く見えないぞ」
ハマー「桜子殿にそれ以上近づくのは危険でござるゆえ」

ヤムチャ「奈々さんに至っては、ほとんど写ってない」
ハマー「彼女は物凄い速さで帰ってしまうんだYO」

叶親「あおいちゃんのはグチャグチャじゃん」
ハマー「あおい殿から、強制的にノイズが流し込まれるようで」

ヤムチャ「アリーナさんのは、何か攻撃のモーションみたいだし」
ハマー「直後に石とか火炎瓶とかが飛んでくるでござる」

叶親「でも。謙信ちゃんさんと、なのはちゃんのはキレイに撮れてるのはなんで?」
ハマー「謙信ちゃん殿は平然としてるし。なのは殿は…」
ヤムチャ「…これ隠し撮りなの? なのはちゃん、やたらカメラ目線で、可愛いポーズを取ってるんだけど…」
ハマー「あきらかに演技でござるな」

443 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/18(木) 02:48:30 ID:kUh+J3Lo
 しばらくの沈黙のあと。
叶親「……。…本当、使えねー忍者だよ」
ヤムチャ「ガッカリだよな、これ。R-15レベルにもなってないし」

ハマー「しかしそれ以上接近したりすると、拙者も危険になるでござる。もう、桜子殿の裸体は諦めるしか…」


叶親「…浜渡浩満 さんは、それで納得できるんですかッ!?」


ヤムチャ「(…なぜ敬語に!?)」

叶親「ワタシ、サクラコのハダカみたいアル! どうにかしてよシャチョさん!?」
ヤムチャ「(今度はカタコトになってる…)」

叶親「忍者なら、気配を消して接近して。ちゃんと裸を撮って来いよッ!! OK!?」
ハマー「…わかったYO! 危険で、かつ高度なミッションでござるが…。やるでござる! 忍者の誇りにかけて!」

叶親「よし。じゃあ選択肢と行くか」
ヤムチャ「あれ? なんかいつもより展開早くない?」
叶親「詳しく知らないが諸事情らしい。ぶっちゃけ、今日はほとんど時間をかけてないし」

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0ch BBS 2007-01-24