キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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キャプテンブライト8

1 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/07/13(水) 00:12:37 ID:sxUWOaXA
ry

522 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/24(水) 03:50:09 ID:lTND5Xm2
桜子「ふーん。U-帰宅部員はお風呂に入らない、みたいなこと言ってたわよ。だから女湯に来ないって」
 桜子がそう言った瞬間だった。

奈々「ぇぁ」

 奈々が、言葉にならない声を出した。

桜子「…どしたの?」
奈々「い、いえ。なんでも…」

桜子「やけに狼狽してるけど…」
奈々「そ、そうですか? それより灯里さんは、他に何か言ってました?」

桜子「どうだったっけかなぁ。プールには普通に来るはずとか、どうとか」
奈々「……」
桜子「でも考えてみれば、私たち同じシフトなのに、女湯で奈々ちゃんのこと見かけたことないのよね」
奈々「いえ、その。銭湯とか私、苦手で…。ほら、他人に裸見られるのって、恥ずかしいじゃないですか」

桜子「でも女同士だよ? まあ個人の好き嫌いだけど。
 …あれ? でも灯里ちゃんは、『U-帰宅部員だから』って言ってたわ?」

奈々「…あの、桜子さん。…その話、広めないでいただけませんか?」
桜子「え? そりゃいいけど」

523 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/24(水) 03:51:44 ID:lTND5Xm2
奈々「その。体質もありますし。U-帰宅部員の全員が全員というわけではないですけど。
 でも私の場合、その。ちょっとした事情が」
桜子「?」

奈々「私が、普通の女子高生になりたい理由の一つなんですけど…」
桜子「???」

奈々「私、いつまで経っても子供っぽいし」
桜子「(そうかなぁ…?)」

奈々「将来は素敵なレディになりたい、っていう願望だって、ちょっとくらいあります。女の子だもんッ!」
桜子「そりゃ、わかるわ」

奈々「あの…。桜子さん。誰にも言わないって約束してくれます?」
桜子「え? うん…」
奈々「笑わないでくれます?」
桜子「まあ…」

524 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/24(水) 03:52:57 ID:lTND5Xm2
奈々「あと。音声さん。ちょっとお願いできます?」

 ……。

奈々「…実は私。『ピー』ないんです…」


桜子「 え 」


奈々「あ! 桜子さん今、きっと心の中で嘲笑ったぁ!!」
桜子「笑ってない笑ってない!! ちょっと驚いたというか、なんというか」

奈々「どうせ私は、普通の女子高生じゃないですよッ…!」


 …奈々、マ ジ 泣 き 。



525 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/24(水) 03:54:25 ID:lTND5Xm2
桜子「違うってば、落ち着いて」
奈々「うー…」

 必死でなだめる桜子と。本気で泣いてる奈々と。 
 ぼんやりと、桜子は頭の中で整理する。

桜子「…でも、それってさ。体質とかじゃないの? 帰宅部員と、何か関係あるの?」
奈々「(グスッ)…帰宅部員は、障害物に対する回避能力が高いんです」
桜子「うん」
奈々「エクストリーム帰宅部員なら、さらに回避能力は高いし。
 アルティメット帰宅部員なら、もっともっと回避能力は高いです。かつ、死んでも生き返ります」

桜子「そんな感じよね。でもそれが、『ピー』ないのと、どういう関係が?」

奈々「優秀なU-帰宅部員であればあるほど、怪我をしません。例えばスルーの名手、シャクティさんとかも」
桜子「うん」
奈々「優秀なアルティメット帰宅部員は、怪我をしないんです」
桜子「うん」
奈々「優秀なアルティメット帰宅部員は、怪我をしないんです」
桜子「うん」
奈々「優秀なアルティメット帰宅部員は、怪我をしないんです」
桜子「うん。…だから?」

奈々「…怪我をしないんです」

 一瞬の静寂の後。

 …桜子、大   爆   笑 。

526 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/24(水) 03:56:08 ID:lTND5Xm2
奈々「笑ったぁ! 桜子さんに笑われたッ! うわーん!!」

桜子「ごめん、ごめん! 違うの! ごめん!」
奈々「笑われたーッ! やっぱり笑われた! ひどいよー! わーん! 死んでやるぅ!」←生き返るけど
桜子「ごめん、違うって! ホントごめん!」
奈々「うぅぅぅぅ…!」

桜子「ごめん! だって、理由が理由だもん。それ体質じゃなくて、そ ん な 理 由 なわけ!?」

奈々「切実なんですよー! あーん、ひどいよー」
桜子「ごめんってば! でも違うの! そ ん な 理 由 だったから、つい笑っちゃって…」
奈々「ぅわーん! やっぱり私、おかしいんだー! あーん!」
桜子「笑ったわけじゃないのよ? 絶対誰にも言わないわ! 約束するから! だからごめん!」

527 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/24(水) 03:57:57 ID:lTND5Xm2
-----
桜子と奈々。彼女らの会話で、何があったのか。
…中の人は読者サービスなどするつもりはありません。
桜子と、何よりも奈々の意思を尊重したい。
今のところ。これ以上、何も説明するつもりはありません。
わかった人だけ、わかればいいんです。

#能力値ほか、特に変化はありません。ハズレ選択肢とも言えるでしょう(桜子と奈々の距離は近づきましたが)。
でも一部の人にとっては、数字とか勝敗だとか、そんなことよりも大事なものを手にしたかもしれません。
それでいいじゃないですか。世の中、勝ち負けだとか数字や成績だけが重視されますが。世知辛い。

#どうしても知りたい人は、誰かに更なる調査の依頼の選択肢を選んでください。
でも桜子と灯里は、口を割らないでしょう。

528 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/24(水) 04:01:33 ID:lTND5Xm2
<日常フェイズ…まだ続くのか>
 話が進まないけど、結構どうでもいいことに気がついてしまった。
 困るのは進行さんだけだ。


【選択肢】→次のお題!
先に2票入った選択肢で続行。age進行推奨ですが、別になんでも構いません。

A:ゲリラ側に行った元祖WB隊たちの風景。
B:え!? 灯里とハマーが楽しそうに会話をしているぞ!?
C:原さんとワールドの刺殺コンビが、メカ沢の報告書を提出。
D:以前、話題に上がった桜子らの『三匹が斬る』作戦の進捗状況。
E:桜子と奈々の会話が気になるよ! 誰か、詳しく調べて!(桜子:奈々の能力値その他は変化しませんが)
-----
今日はここまでー(酒飲んでウトウトしてたら、こんな時間に…。睡眠時間、ナポレオン並みだよ!)。

529 :森崎名無しさん:2011/08/24(水) 07:30:26 ID:3IahsPIU
B

530 :森崎名無しさん:2011/08/24(水) 08:21:39 ID:Af1N1F5k


531 :森崎名無しさん:2011/08/24(水) 13:21:32 ID:???
私は……これまでの倍、奈々を愛すだろう……!

532 :森崎名無しさん:2011/08/24(水) 14:51:37 ID:???
奈々ちゃん…男のGHとは違うんだから気にしなくていいのに
むしろ「ない」方が好きな男だって(女も)いるそうだぜ?

533 :森崎名無しさん:2011/08/24(水) 15:52:48 ID:???
心の準備なしでいきなりドーン、だと一瞬引くかもしれないけどねw

534 :森崎名無しさん:2011/08/24(水) 18:46:48 ID:???
ハズレ選択肢じゃなく、大当たりだー!
そう、俺は数字なんかよりよほど大切なものを手にいれた!
色々スペック高いぜ奈々!

535 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/25(木) 04:15:40 ID:???
あぁ、良かった。「まるで意味がわからない」とか「幻滅したッ!」とかが多くなくて。
(そういう場合はそもそも書き込まないか…)
本音を言うとなんか色々と書きたいんですが、『あぼーん』怖いし…。


>>531 『怪我なくとも夢がある!』…ちょっと名言っぽく言ってみました。

>>532 …上位互換? 普通の女性はカミソリ一つで奈々の状態になれますが。奈々は努力の余地がない、というか。

>>533 もし、なのは(19歳)がそうだったら。「こういうの嫌い?」とか平然としてそうです。
 いえ、撤回します。これ以上、なのはファンを敵に回したくないので(手遅れ)。

>>534 ある意味、超ハイスペック。奈々本人は嫌がるでしょうが…。
 キャスバル兄さん的にはどうなんでしょう。守備範囲に入るのかな。

536 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/25(木) 04:18:17 ID:7QvQslwE
B:え!? 灯里とハマーが楽しそうに会話をしているぞ!?
-----
<WB:食堂>
 基本、フィールダーはシフトが自由である。
 そんな彼らが、自然と一番多く集まる場所…それは食堂だった。

 ただそんな「自然」の中で、今朝はかなり「不自然」な状況が起きていた。

 常に集団から孤立する存在、ハマーと。
 常に集団に溶け込んでしまう存在、灯里と。
 正反対の二人が、向かい合った席に座ってお喋りをしながら食事をしていたのだ。
 業務内容の確認、というわけでもなく。普通の雑談を、しかも楽しそうに。

灯里「24時間護衛なんて、普通の人にはできません。ハマーさんは凄いです」
ハマー「まあ拙者ほどの忍者になると、そのくらいの任務は朝飯前でござる」
灯里「直接戦闘じゃなく、情報収集。忍者さんにしかできません。
 どんな戦術も、どんな戦力も、情報次第では有効に活用できません。だから忍者さんはとっても凄いんですー」
ハマー「え、そうなの? …いや、そんなの当然でござるからな。
 拙者を不当に低く見る輩が多い中、灯里殿は見る目があるでござるなぁ」


ブライト「(なあアムロ。灯里とハマー、どうなってるんだ?)」
アムロ「(知りませんよ。そもそも僕は人間関係より、パンツとかのほうが重要なんで)」

537 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/25(木) 04:20:09 ID:7QvQslwE
桜子「(急にどうしたのかしら、灯里ちゃん。ハマーなんかとつるんでも、メリット何もないのに)」
奈々「(でも灯里さんのことだから、何か考えがあるのかも。灯里さんは恐ろしい人ですから…)」

アリーナ「(…恐ろしい? 奈々ちゃんがそう思うの?」
奈々「(そりゃ、思いますよ…)」

アリーナ「(私らの中で奈々ちゃんが一番、毛 が 生 え て る のに)」

奈々「」
桜子「」

アリーナ「(…あれ? 私、何かヘンなこと言った?)」
桜子「(な、なんで急に、毛 って…)」
アリーナ「(ほら。大気圏を突破した時とか。あんなこと、心 臓 に 毛が生えてなきゃできないわよ?)」

桜子「(あ、ああ。そういう意味…)」

 つーっと。ひとしずくの涙が、奈々の瞳からこぼれた。

アリーナ「(え!? 奈々ちゃん、なんで泣くわけ!?)」
奈々「(い、いえ。別に…)」
桜子「(アレよ、ほら。目がゴミに入ったとか、そういう!)」
アリーナ「(目がゴミに…? 器用ねぇ…)」

538 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/25(木) 04:21:53 ID:7QvQslwE
 ハマーと灯里、二人は食事が終わったらしい。それでも親しげに会話を続けている。

灯里「あ、でもでもハマーさん。私と話してて、忍者さんとしてのお仕事は大丈夫ですかー?」
ハマー「そうでござるな…。名残惜しいが、次のミッションに向けて準備もせねば。
 それでは灯里殿。アディオスでござるYO!」
灯里「ばいばーい☆」

 ハマーが、やけに浮かれた軽い足取りで食堂から出て行くと。途端に食堂がザワつき始めた。

絶望先生「なんだか、いつものハマーさんらしくないですね」
ヤムチャ「事情は知らないが、やけにムカつくことだけは確かだな」
叶親「俺なんか、殺意すら覚えるほどにムカつく」
ヤムチャ「もしかして盗撮した時、実は灯里さんの弱味でも握れる映像を撮ってたとか」
ブライト「いっぺんシメとくか?」
ハイネ「まあまあ。全力で見逃してやってもいいだろう」

 すると。食後のお茶を飲んでた謙信ちゃんさん閣下が、ポツッと呟いた。
謙信「しかし、ここ数日。艦内の邪気が少ない」

桜子「あ、そうそう! なんだか最近、私、調子良くってさぁ」
奈々「言われてみれば、私もですね」
アリーナ「うんうん。身体が軽い感じがするのよ。なんでだろ」
あおい「士気が高い、ってわけでもないのにね」

539 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/25(木) 04:23:08 ID:7QvQslwE
 だが、そう思ってない人もいるようで。

メカ沢「そうかぁ? 確かにここ数日、大きな騒ぎもないが。そんなに変わったかな」
伊藤誠「僕は大差ないと思いますけどね。アリア社長なんか、逆に寂しそうだし」
アリア社長「ぷいにゅ…」

原素子「うーん。ストレスを感じないってのはあるけど。おかげでここ数日、人を刺してないわね」
桜子「(ここ数日って…そんな頻度で刺してたの!?)」

なのは「私は、いまいち夜に燃えないです。普段はイライラを、フェイトちゃんにぶつけてるんですが。
 どうもここ数日は、激しいプレイをしてなくて。それで逆にフェイトちゃんが泣いちゃって。
 『なのは様、私に飽きてしまったんですか!?』って、思いつめちゃってたくらい」
桜子「(なにやってんのよ、9歳児!)」

灯里「…はひっ、タカトシさんからの電報です! 『ってかフェイトちゃんって誰!?』だそうです」
あおい「(確かに知らない人だけど。でもなのはちゃんの関係者ってだけで、なんとなく想像つく)」

540 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/25(木) 04:25:01 ID:7QvQslwE
桜子「っつーか灯里ちゃん。最近、ハマーと仲いいよね? 何かあったの?」
灯里「別に、仲良くはないですよー?」
あおい「親しげに話してたけど」
灯里「それは、私から親しげに話してましたから。ちょっと色々と考えてることがあるんですよー」
桜子「考えてること?」
灯里「『邪気』についてです」
メカ沢「…男塾の三号生のか!?」

絶望先生「それは『邪鬼』」

灯里「うまくいけば、皆さんにとってプラスになるかも…と思ったんですが。色々難しいですねぇ」
桜子「なんだかよくわからないけど、灯里ちゃんは調子悪いんじゃない? 疲れてるっぽいけど」
灯里「はひ。疲れてます。でも今は(メインPCが復旧してないから)ヒマですし。試しておくのもいいかな、って」
桜子「ふーん。…ま、無理しないでね」
灯里「ありがとうございますー」


---どうやらここ最近、艦内の空気が『おかしい』ようです---
 #灯里が何か、試行錯誤しているようですが…。

541 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/25(木) 04:26:32 ID:7QvQslwE
<相変わらず日常フェイズ…>

お酒飲んで軽く寝てると、時間がなくなって自転車操業になる事実。

【選択肢】→色々な風景
先に2票入った選択肢で続行。age進行推奨ですが、別になんでも構いません。

A:ゲリラ側の訓練風景。タカトシ、茫然自失。
B:トンカツ弁当争奪戦が、今、始まる…。誠の部屋で。
C:中原 岬、裏社会の異常に気がつく。流通がおかしい?
D:清楚な一人の女の子を。武器を持って取り囲む多数の男性…。その真意と結末は!?
E:ハマー。ミッション、再び(女性名を併記すれば、ハマーはそちらの情報収集に向かいます)。
 #女性の情報収集に関してはハマーは通常以上の能力を発揮しますが…もとがもとなんで、過剰な期待は禁物。

-----
今日はここまでー。

542 :森崎名無しさん:2011/08/25(木) 10:18:07 ID:Z4iHdL66


543 :森崎名無しさん:2011/08/25(木) 10:20:31 ID:t3BGHgIY
C

本日のツッコミ
1.しれっといるんじゃねぇハイネ、全力でスルーする所だったぞ
2.何故アリア社長が寂しがるんだ一体、灯里さんをハマーに盗られているからか?
3.ブライトさん、「天然」と「養殖」では全然違うそうですよ、そこは怒っておきます!
  (胸が硬くてひんやりしてたサービス業の方に当たった経験者は熱く語る)

544 :森崎名無しさん:2011/08/25(木) 11:15:25 ID:???
邪気(カオス度?)をエネルギーに変換する人たちもいるからね、この艦w

545 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/26(金) 03:27:53 ID:???
>>543 
1.あの人って結構マジメで。「(派遣元の)就業時間内」なら、ちゃんとしてるみたいです。
 エースだし経験も軍事知識も豊富なので活用できるはず。…瀬戸口のトコに行ったほうが確実なんですけどね。

2.そんな感じです。灯里が「抱っこ」してくれてないし、普段は一緒の食事も、今は別々なので。
 今現在WB内では何故か「調子良い人」「ムカついてる人」「普通の人」がいますけど。アリア社長は別枠です。

3.まあ、モノのたとえですよ。不特定多数の人や『あぼーん』に配慮した書き回しの結果です。
 「天然」と「養殖」が違うのは当然ですよカテジナさん!
 パッと見で萌えても、養殖モノで剃った跡とかあったら、 萎 え る じゃないですか!!
 いえ、自分、至ってノーマルなんで。書いてて意味がわからないんですけど。ゴーストがそう囁くんで…。

 (ところで。そんなサービス業の方と巡り合うのって…かなりレアな気が)


>>544 そこらへん、都合よくコントロールできないかと灯里が試してる最中ですね。…考えると凄いなぁ、灯里。

---
 ところで読み直して気づいたんですが。ハイネって、なのはを「捜してた」ような…。
 なのは39歳モード(だっけ?)の状態しか知らなかったんでしょうか。
 それでオレンジ仲間のアリスと話が噛み合ったんでしょうか。
 …その場の勢いだけで色々書いたり設定すると、辻褄が合わなくなる典型です。
 こういう時。後で強引に紐付けることも多いんですが。ハイネのことなんて、また忘れそうだったし。
 今回は、全力で見逃してくれただけかもしれない、という曖昧な状態にしておきましょう…。

 あ。さらに気づいちゃった。原さんって、ハイネを刺したがってたような…。

546 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/26(金) 03:29:30 ID:zGpCeIGI
C:中原 岬、裏社会の異常に気がつく。流通がおかしい?
-----
 中原岬。すっかり郵便配達員の役割になっているが。
 一応、今現在。彼女が『裏社会への受付窓口』である。
 (コードネーム『ホワイトデビル』は、滅多に姿を現さないため)

 いや。よく考えたら彼女はWB隊とほとんど接点ないな。
 …だからか! こいつが郵便配達しかしてないのは!

 ともあれ中原岬。彼女は最近の配達事情の異常さに、気がついていた。
中原 岬「(妙な依頼が多いわね…。MS<ルナのザク>とか、別世界から運ぶよう言われるし)」

 これじゃ身も心も、もうすっかり郵便の人じゃないか…。

547 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/26(金) 03:31:26 ID:zGpCeIGI
中原 岬「(あ、違った。ちょっとヘンなことがあったんだよね)」

 彼女は『師匠』に教わっていた。需要と供給のバランスが崩れると、相場が影響を受けると。
 例えば『白い粉』だ。今は、顕著な値段の変動もなく、まあまあ普通に流通している。
 ただ昔や他の地方に比べて若干、相場が高いそうだ。供給が絞られているかもしれない、とのことだった。


 そう言えば最近、ティアナとかいう女が大量の『白い粉』を持っていて、警察にパクられた事件があった。
 聞いた話で裏を取ってないが、あれだけの量を個人で集めたのだからティアナは有能なのだろう。
 しかし。それにしては簡単に捕まりすぎている。…無能なのだろうか?

 『ティアナ』。そんなコードネームや異名、本名、あるいはスラングは裏社会では聞いたことがなかった。
 『師匠』はそのことに対し「本当の姿が見えないから、少しピリピリする」という表現を使っていた。
 中原岬には、まだその真意がわからない。

 そんな『師匠』だが。以前、コードネーム『ホワイトデビル』という存在のもとで。
 近隣の『白い粉』をほぼ一手に掌握し、莫大な利益を得たことがある。それは伝説になっているほどだ。

548 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/26(金) 03:33:13 ID:zGpCeIGI
 そして最近。
 ほんの一時期だったが、一部の『魔弾丸』が、やけに値上がりしていた時期があったのだ。
 魔弾丸自体は、別に違法なものではない。だから普通では考えられないことだった。
 そしてその値上がりも、もうほとんど元に戻っている。

中原 岬「(何かの前兆だったのかしら。…まさかね)」

 疑問に思って師匠に相談してみると。彼はその事実を知っていて。中原岬に言葉をくれた。

 「『気づいた』事実は評価できる。次は『切り分け』をするようにね。
 値上がりしたのは『全ての魔弾丸』ではなく『一部の魔弾丸』だっただろう?
 君はそこで、『どんな魔弾丸』だったかを調べておくべきだった。それと、値上がりした時期と元に戻った時期。
 それがわかれば、そこから何か推測ができるかもしれない。それは後々、何かの役に立つかもしれない」

 「でも、魔弾丸自体は違法なものじゃないですよね。そういうのにも気を配るんですか?」

 「極力、ね。例えば包丁は違法じゃないし、料理にも使えるが。人を刺すこともできる。
 鋭利なナイフやメスは人を殺すこともできるけど、外科手術での治療には必須だ。
 誰が何の目的で使うかは知らないし、推測が外れるかもしれないけど、できるだけ情報は持っておくべきだ」

549 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/26(金) 03:35:08 ID:zGpCeIGI
中原 岬「(ティアナの逮捕。そして一部の魔弾丸の高騰。どっちも、このスレになってからの出来事だ。
 何か関連があるかもしれないわ。何かのついでで、調べておいたほうがいいかも)」


 実際、ティアナの逮捕によってナンカツシティ最大の『白い粉:供給源』は潰れ。
 警察の動きや捜査はかなり甘く、鈍くなっているのだ。おかげで中原岬も、裏社会では動きやすくなっている。
 …そのわりに『白い粉』の値段が、あまり変動していないのは不思議だったが。


中原 岬「(本人に聞けばわかるわよね。ティアナを見つけたら、気絶させて監禁して拷問、自白剤も使おうかな。
 原理だけ教わって、まだマスターしてない『シャリバンクラッシュ』の実験台にもなるし)」


 …ティアナ、 大  迷  惑  。



550 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/26(金) 03:37:22 ID:zGpCeIGI
中原 岬「(ティアナから押収された『白い粉』って、混ぜ物が多くて品質が悪いものだったらしいし。
 そんな粗悪なモノを高い値段で売ってたなんて、酷いヤツみたいだし。
 ちょっとくらい痛い目にあったって、自業自得よね!
 それに今、出回っている『白い粉』は品質が良いモノみたいだから…。
 …うん。むしろ、ティアナをぶっ転がしちゃったほうが、喜ぶ人が多いかもしれないわ!)」

 何故なのだろう。ボタンの掛け違えというのだろうか。
 あるいは、これが人間…オールドタイプの限界なのだろうか。
 最初の些細な出来事が、一人の魔法少女の人生を大きく狂わせてしまうことになろうとは。


 …一番大きな原因は、 な の は と関わってしまったことだろうけども。


 (中の人も普段は忘れているが。WBは、ガンダムやデータをジャブローに送り届けることが目的ではない。
 なのはを男塾に送り届けることを目的として、わざわざ地球に降下してきているのである)


 さて。ティアナのことはともかく。
 まず中原岬がしたことは…ホームページ(通販)の更新であった。
 この人、本当に裏社会の人なのか、少し不安になってくる。

 #通販が復旧、かつ新商品が入荷されました!
 ・また、ある種の魔弾丸の相場が、一時期大きく変動していたことがわかりました。

551 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/26(金) 03:40:28 ID:zGpCeIGI
<特殊:日常フェイズ>

 さて。WB隊の日常(?)風景が続いてきましたが。
 ここらでジオン側も見てみたい欲求に駆られました。
 ジオン側はもともとキャラ数少ない上に、キャラ立ってない(使い捨て同然)の人も多いので。
 誰を選んでも、だいたい、他の人も出てくるでしょうけど…


【選択肢】→ジオン側(ガウ内部)の風景
先に2票入った選択肢で続行。age進行推奨ですが、別になんでも構いません。

A:ルナマリア・ホーク(…全裸!?)
B:ハイネ・ヴェステンフルス(…指導!?)
C:シャア・アズナブル(…性癖!?)

 #ハイネって、所属はジオン側じゃないんですけどね…。勝手に入り浸ってるだけで。
 ・どれを選んでも、能力その他は(多分)変化ないです。
-----
今日はここまでー。

552 :森崎名無しさん:2011/08/26(金) 08:01:42 ID:t+JtDQlU
B

553 :森崎名無しさん:2011/08/26(金) 09:45:24 ID:7vKcyTSw
aaa

554 :森崎名無しさん:2011/08/26(金) 10:03:19 ID:uJEVXCiM


555 :森崎名無しさん:2011/08/26(金) 11:32:53 ID:eeP7xtBU
A

556 :森崎名無しさん:2011/08/26(金) 12:04:23 ID:???
ポップの詰めた魔弾丸…地形と合わせると効果的となると…ラナリオンかベタン?

557 :森崎名無しさん:2011/08/26(金) 18:48:31 ID:???
みんな、なにかティアナに恨みでもあるのかとw

558 :森崎名無しさん:2011/08/26(金) 20:32:06 ID:???
あ、ブライトさん、私男ですけど
昨日何故か公衆トイレで音姫(実物)に出会いました!
・・・男子トイレで、ですからね!男子トイレでです!大事な事なので二(ry

当然押してみたのですが・・・何というか・・・
自然の清流音+カッコウの鳴き声が出てきてびっくり!
てか都会の公衆トイレであれが流れたら、
不自然過ぎて却ってイヤじゃないかと思わずにいられませんでした
女の人ってデリケートなんだか無神経なんだか・・・あ、今フィアンセの念波がt

559 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/27(土) 03:38:02 ID:???
>>556 企業秘密です。でもむしろ、ポップ本人を拉致ってきて詰めさせたほうがいい気もしますが。
>>557 (なのは以外)誰とも面識ないんですけどねぇ…。

>>558 きっと「男女平等」を理解し、ついに田嶋陽子が動いたんですな!

 ってか、もしウォシュレット内蔵タイプなら、わざわざオミットする意味がわからんのですよ。
 今の時代、メモリ容量とかの製造コスト面では大差ないだろうし(別ラインにしたほうがカネかかりそう)。
 電気もメモリもプログラムも「ある」んだし(ノズルの初期位置設定とかは違うかも、だけど)。
 ここ数日は、スイッチ殺してるだけ(スピーカーや機能は生きてるんじゃ)、と思うようになりました。

 ところで、ひょっとして。女性トイレって、かなり「うるさい」んじゃ…。
 多分、カモフラージュのために「大小」関わらず音姫使う人も多いだろうし。
 リンクさせて、二人以上が音姫使ったらハーモニーになる、というアイデアでTOTOに入社できないだろうか…。



 …一方ロシアは、ラジオを流した。

560 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/27(土) 03:39:55 ID:dI3NuAjA
A:ルナマリア・ホーク(…全裸!?)
-----
ルナ「シャア少佐。買ってきましたよ、ドクターペッパー。また都市の中央部まで行きました…」
 よろよろと、疲れた様子でルナマリアが部屋に入ってくる。まあいつものことである。

シャア「ん? ああ、もういいや」
ルナ「え」
シャア「通販で頼んだら、3秒で届いた」
ルナ「(買い溜めしときなさいよーっ!!)」

 以前、痛い目にあっているのに怪しい通販を使うあたりは、キャスバル兄さんらしくて好きだ。

シャア「ところでルナ」
ルナ「なんですか?」
シャア「脱いでくれ」
ルナ「な、なんですか急に! さすがにセクハラで訴えますよ!?」

561 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/27(土) 03:41:56 ID:dI3NuAjA
リカルド「シャア少佐…。私はてっきり、少佐は幼女にしか興味がないのかと思っていましたが」
シャア「基本は、そうだ。実は、俺もルナの裸なんてたいして見たくもないし」
ルナ「(あ。なんか侮辱された気がする…)」

シャア「しかしルナ。今現在、非常にマズいんだ」
ルナ「…少佐の立場が、ですか?」
シャア「いや。選択肢的に。『全裸』って書いてあるんだから、全裸の人間が出なきゃダメだろ!?」
ルナ「そんなことだったら、シャア少佐が全裸になればいいじゃないですか!」

シャア「それで誰がトクするんだよ!!!」

 シャア、ブチ切れる。

シャア「どうせ裸の描写が出るなら、中 の 人 が 書いてて楽しいほうがいいだろ!?」
リカルド「今、ジオン側にいる女って、他にはニナとイセリナだけですし!」
シャア「モチベーションを考えろっての!!」
ルナ「あ…明らかに消去法で私じゃないですか!」

562 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/27(土) 03:43:34 ID:dI3NuAjA
シャア「だいたい女って優遇されてんだよ! 音姫ついてるらしいし」
ルナ「音姫…? 男子トイレのことは知りませんけど。そっちのほうが高性能なんじゃないんですか?
 だって女子トイレのはそんなに音質良くないですよ。スピーカーはせいぜいBOSEだし」

シャア「……」
リカルド「……」
ルナ「…?」

シャア&リカルド「「ふざけんなぁぁああああ!!」」

ルナ「ひゃぁあああ!!」

 ジオン側の最大の弱点。
 それは突っ込み役が存在しないことである。


ルナ「と、ともかく! 私は脱ぎませんからねっ!」
シャア「選択肢はどうすんだよ!!」
ルナ「だから、シャア少佐が脱げばいいでしょ!」
シャア「選択肢はお前を指名してんだって!」
ルナ「イヤなものはイヤです!!」

563 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/27(土) 03:45:16 ID:dI3NuAjA
 その部屋から立ち去ろうとするルナと、彼女の肩に手をかけるシャアと。

 だが。
 次の瞬間だった。
 ルナが部屋のドアを開けると。

 眼前に、一人の日系ブラジル人がいた。

 当然の如く、全裸で。

 完全な無表情。
 濃い胸毛。
 そして、彼が発する圧倒的な威圧感。
 身動き一つせず、腰に手をやり仁王立ちしている。
 前を隠そうともせず、むしろ、どことなく誇らしげに。それでいて無表情。


 …ルナは、部屋のドアを閉めた。


564 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/27(土) 03:46:50 ID:dI3NuAjA
ルナ「……」
シャア「……」

ルナ「…少佐。今、外に…」
シャア「ああ、見た。あれはまさか、神なのか…?」
ルナ「夢、ですよね。きっと…。そう、これ、夢オチよ!」
シャア「じゃあルナ、もう一回ドア開けてみてくれ。俺は離れてるから」
ルナ「イヤですよ!!」

リカルド「少佐ー、ルナマリアさん、どうしたんです? 何かあったんですか?」

シャア「あ。…なあリカルド。ちょっとこのドア、開けてみてくれないか?」
リカルド「はぁ。構いませんが」
ルナ「(酷っ…)」

 シャアとルナは(無言で)壁際へと退避する。

 リカルドがドアを開けて…。…閉めた。

シャア「リカルド…。その…どうだった?」

リカルド「いえ…自分、何も見てません…」
 顔面蒼白になっている。

565 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/27(土) 03:48:59 ID:dI3NuAjA
シャア「幻じゃ、ないんだよな…」
ルナ「ひょっとして私たち、一生、この部屋から出れないんじゃ…」

シャア「そ、そうだ。ブリッジから誰かに助けにきてもらえばいいんだ!」
ルナ「そうですね! ブリッジ! 敵(?)の侵入があります! 索敵班は何をしているの!?」

 スピーカーからは、冷静な声が返ってくる。

ハイネ『安心しろ。正体不明で全裸の男を発見したが、全力で見逃した』

シャア「ふざけんな!! ハイネ、助けろ!! 緊急事態だ!!」
ハイネ『いや、でも、選択肢で 全 裸 って出てたし』
シャア「妙なトコで空気読むなよ!!」
ルナ「ホント、誰がトクするのよ!! 何も脈絡ないし!! どうやって収拾つけんのよ!!」

ハイネ『それは任せる。…そちらからのSOSサインは、俺が全力で見逃しておくし』

 スピーカーが、プツッと切れた。

シャア「ああああああ!!!」
ルナ「いやぁぁああああ!!」
リカルド「助けてぇえええ!!」

 阿鼻叫喚である。

566 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/27(土) 03:51:07 ID:dI3NuAjA
シャア「る、ルナ、お前がなんとかしろ!」
ルナ「いやですよ!! なんで私が!!」
シャア「選択肢でお前が選ばれただろうが!!」
ルナ「絶対、政府の陰謀とかよ!! 不意打ちすぎるでしょ!」

シャア「お前が脱がないから、話も進まないし、こんな事態になってるんだろうが!」
ルナ「私の責任じゃないわ!!」

リカルド「でも。もしかして。『ルナマリア』『全裸』ってキーワードをなんとかすれば…」
シャア「そう、そうだよな!! そうすれば!」
ルナ「確かに、あの 胸 毛 の 全 裸 がいる 必 然 性 がなくなりますね!!」

シャア「そういうわけだ。頼むルナ、全裸に、全裸になってくれ!」
リカルド「お願いします、ルナマリアさん!! 全裸に!」

 大の男、二人に。泣きながら『全裸になってくれ』と土下座されるシチュエーションは、あまりないだろう。

ルナ「わ、わかりましたよ!! 脱ぎます、脱ぎますから!! でも、場所はココじゃなくていいでしょ!?」
シャア「多分。…まあ俺は幼女にしか興味がないから、別に気にしないけど」
ルナ「私が気にするんですっ!!」
リカルド「でも…部屋の外には、あの、全裸の胸毛男がいるんじゃ…」
ルナ「けど、ここで脱いだら『あぼーん』でしょ!?」

567 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/27(土) 03:52:37 ID:dI3NuAjA
 一向に話が進まないかに思えたが。助けは、突然やってきた。
 例のドアが開いて、ごく自然に、ガルマが部屋に入ってきたのだ。
ガルマ「……。どうしたんだ?」

シャア「が、ガルマ!? ガルマぁぁあああ!!」
ルナ「た、助かったんですね、私たち!!」
リカルド「良かった…。あ、ところでガルマ様。部屋の外に、その、変なヤツはいませんでした?」

ガルマ「いや? 別に。ん…毛? 胸毛っぽいのが落ちてるが…」
ルナ「(やっぱり、夢じゃなかったんだ…)」

シャア「ところでガルマ。君はどうしてここに?」
ガルマ「いや…ちょっと電報が届いてな。タカトシって人間、知り合いか?」
シャア「どこかで聞いたような…」
ガルマ「『色々と困るんで、この部屋に行ってあげて』っていう電報。意味がよくわからないんだが…」

ルナ「ツッコミがこんなに大切なんて、知らなかったわ…」
ガルマ「事情は知らないが、確かに伝えたぞ?」

 ガルマは首を傾げて、戻っていった。

568 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/27(土) 03:54:27 ID:dI3NuAjA
ルナ「ふぅ…」
シャア「……」
リカルド「……」
ルナ「…なんですか?」

シャア「急いでくれないか?」
ルナ「え?」
シャア「まだ『ルナマリア』も『全裸』も、どっちも解決してないだろうが!!」
リカルド「このままじゃ、またこの部屋に閉じ込められますよ!!」

ルナ「え? えぇえ!? わ、わかりました。わかりましたよ! 部屋でシャワー浴びてきますから!」
シャア「頼むぞ」
ルナ「覗かないでくださいね」
シャア「ああ。興味ないし」
ルナ「(……)」

 釈然としないまま。ルナマリアは逃げるように自分の部屋へと走る。
 自分の部屋のドアを開けるのが、こんなに怖かったことはなかったが。
 ドアを開けても、もちろん誰もいなかった。

569 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/27(土) 03:56:39 ID:dI3NuAjA
 急いで鍵を閉めて。
 バスルームに入って。
 無造作にニーソックスを脱いで。
 ピンク色のミニスカ改造軍服を脱いで。

ルナ「あ、れ…?」

 そこで始めて気がついた。
 自分が泣いていることに。

 無性に哀しくなってくる。
 それでも、胸毛の全裸の日系ブラジル人が怖いから、服を全部脱いで。
 無意識にカーテンを閉めて、シャワーを出して。

 やっぱり、涙が出てきた。とまらない。
 なんでだろう。
 最初は、スカウトされたはずだったんだ。
 今のジオンはGK不在だし、紅一点だし。
 大人気、とまではいかなくても、多少は人気が出ると思っていた。待遇だって良くなると思っていた。
 なのに、いつも。
 いつもいつも。
 いつもいつも、いつも。
 貧乏クジばかり。

ルナ「ひどいよ…」

570 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/27(土) 03:57:52 ID:dI3NuAjA
 シャワーは、身体を洗うためではなく、涙を洗い流すために使った。
 ぼんやりと、カミソリを手にする。

ルナ「(死んじゃおっかな…)」

 誰か悲しんでくれるだろうか。
 そんなことを考えて、カミソリの刃を手首に当てる。
 ダメだ。ちょっと切った程度じゃ死ねない。動脈までいかないと。…自分にそんな、ある種の勇気はない。

ルナ「私。死ぬことも…できないんだ…」

 ぼんやり呟いた時。ルナの頭の中で『繋がった』。

 死ぬこと。そして死なないこと。
 キャラが立つこと。人気が出ること。待遇が良くなること。

 二番煎じなことは、わかってる。そもそも『本家』に勝てないことも、わかってる。
 それでも。
 そこに少しでも可能性があるのなら、賭けてみる!

 そう。カミソリは、手首を切るものじゃないんだ…!!

571 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/27(土) 03:58:52 ID:dI3NuAjA
-----
 先ほどの部屋で。
 ドクターペッパーを飲みながらシャアはノートPCで遊んでいた。
 もうすっかり、くつろいでいる

 何故かと言うと、大丈夫判定委員会から、Dサインが出たのだ。
 『ルナマリア』と『全裸』のキーワードを、クリアしたらしい。
 だから胸毛の全裸男は、もう来ないはず。
 …中の人だって書きたくないくらい怖いんだから。

シャア「今日は、幼女のパンツ売ってるかなー」

 ドアが開く音に続いて、リカルドが軽く敬礼した。
リカルド「お疲れ様です、ルナマリアさん。ありがとうございます!」
ルナ「いえ…」
リカルド「ん? ルナマリアさん、大丈夫ですか?」

572 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/27(土) 04:00:34 ID:dI3NuAjA
 その言葉でシャアは振り返る。
 そこには、いつもの格好のルナマリアがいたが。
 歩き方が、少し不自然だった。何か痛みを我慢しているような。

シャア「ルナ、どうかしたか?」
ルナ「いえ、別に…」

シャア「いつもと歩き方がおかしいぞ? どこか、怪我でもしたか?」


ルナ「怪我ないんですが…」


シャア「…?」



ルナ「ひ、ヒリヒリして…」



   ルナマリア・ホーク…がんばるっ!!


573 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/27(土) 04:02:35 ID:dI3NuAjA
<ブライト:プライベートフェイズ>

奈々「……」
桜子「ぅわっ、突然どうしたの奈々ちゃん? 不機嫌そうだけど…」
奈々「ネタにされた気がして」
桜子「?」
奈々「(私だって、修学旅行に行けなかったり、色々ツラいことがあったのにッ!)」


【選択肢】→久々にブライトさんフェイズ。(勝手に)ウロウロします。
先に2票入った選択肢で続行。age進行推奨ですが、別になんでも構いません。

A:疑問に思うんだ。「なんでニュースで、バール『のようなもの』とか、歯切れが悪いの?」
B:野球でさ。明らかな内野ゴロなのに、ファーストコーチがヤル気なく「セーフ」の仕草するのは、なんで?
C:シャアのとこに遊びに行く。胸毛は怖いが…怪我ない女性に会えるかもしれないし。
-----
今日はここまでー(なんかジオン側も楽しそうだったなぁ)。

574 :森崎名無しさん:2011/08/27(土) 04:18:28 ID:P8Ou4yNE
C
推しまくるぜルナマリア。中の人も人妻になったぜ。
ところで胸毛っぽい毛ってどうやって見分けてるんですかガルマ様…。

そしてロベルトは既にラスボスの風格を漂わせている。

575 :森崎名無しさん:2011/08/27(土) 06:23:29 ID:W92CF+AY
A

576 :森崎名無しさん:2011/08/27(土) 09:11:55 ID:dYgos3m6
B
そりゃあ体毛ってのは身体へのダメージを軽減するために自己防御で生やしているんだからな
アリア社長だって全身を剃られたら灯里ちゃんやマー社長の愛撫に耐えられなくなること必至だぜ?

それだけの覚悟があるんだろうなルナマリア!

577 :森崎名無しさん:2011/08/27(土) 12:10:12 ID:E8SFyYDQ
C

578 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/29(月) 03:06:25 ID:9p0n4miU
>>574 ルナはWBにいないタイプの女性なんで、書いてて楽しいですな。
>>576 一瞬「自殺」すら頭をかすめたくらいなので、かなりの決意でやってます。


C:シャアのとこに遊びに行く。胸毛は怖いが…怪我ない女性に会えるかもしれないし。
-----

ガルマ「(あれ? なんで連邦軍の制服が…)」

 ガウの中。ふらふら歩いている連邦軍の制服は、ブライトさんだった。
 そんな、敵勢力の母艦に行く時ぐらい、少しは変装しようよブライトさん…。

 ただあまりにも堂々としているので、みんなが不審がっても「誰かが通報済みだよね」と思ってしまう心理。

 ドアのチャイムを鳴らすと、そーっと、ドアが開いた。
 やたら警戒しているが、シャア・アズナブルである。

ブライト「やあキャスバル兄さん…何か怯えてる?」
シャア「あ、ああ。ちょっとな。最近、ドアを開けるのが怖くてしょうがないんだ…」

 その多目的ホールには、リカルドとルナマリアの姿もあった。
 せめて自室に呼ぼうよ、キャスバル兄さん…。

579 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/29(月) 03:08:07 ID:9p0n4miU
ブライト「なんか、あったの?」
シャア「聞いても信じてもらえるかどうか、わからんが…。
 この前。胸毛で全裸の日系ブラジル人と遭遇してしまって」

ブライト「普通の日系ブラジル人が風呂に入ったら、そうなるだろ」

シャア「違う! そんなレベルの胸毛でも、全裸でもないんだ!
 あの圧倒的な威圧感。存在感。仁王立ちして『当然』のごとく全裸…」

ブライト「そんな存在、俺は一人くらいしか知らないぞ?」

シャア「むしろ、知ってることに驚きを隠せない。どうやって逃げたんだ?」

ブライト「どうしたっけかなぁ。誰かを 生 贄 にしたことは覚えてるんだけど」
シャア「誰か、って…」

ブライト「あと、アジアン訛りで叫びながら尚敬高校にも出没したらしい。
 原さんの包丁をかわし、撤退していったそうだが」

シャア「原さんの包丁をかわしてる時点で、もう人間レベルじゃないだろ…」

ブライト「ああ。そこで 刺 殺 しといてほしかったんだがな」

580 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/29(月) 03:09:57 ID:9p0n4miU
シャア「ともあれブライトさん、座ってくれ。あと…リカルド、お茶をお出しして」
ルナ「あれ? お茶とかそういうのは、私の役目かと…」
シャア「お客様がいるわけで。女っけがなくなっちゃうのも寂しいでしょ」

ルナ「確かに 毛 がないのは寂しかったですね…。ヒリヒリするし」

シャア「え。…女っ気、って言ったんだけど」

ルナ「あ、ああ! そっちの! あははは…」

 ルナマリア、やたらに挙動不審。


581 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/29(月) 03:12:07 ID:9p0n4miU
ブライト「じゃあ兄さん。まずつまらない報告からだ」
シャア「おう」
ブライト「原作と違って。次の戦闘、WBはドーム球場に隠れないっぽい」
シャア「旧 広島市民球場に隠れるんだと予測していたんだがな…」
ブライト「狭かった のかもしれないな」
シャア「どう戦ってくるんだろう? この地方じゃ、いくらなんでも戦力差があるだろうに」
ブライト「それがさぁ。最近、芝村舞とかミライさんとか、教えてくれないんだよ。
 それどころか、詳しく聞こうとすると『何かあったの?』って不審がられるし」

ルナ「(普段、よっぽど仕事しない艦長なんだろうなぁ)」

 リカルドが運んできたコーヒーを、口にする。

シャア「じゃあ、こっちも報告。ジオン側から見てWBは俺が追っかけてるくらい『すっごい重要』っていう認識だ。
 あと秘密ロボとかいるかも、と上には報告してあるし。
 まあ…現時点での な の は が、既にガンダム以上の描写をされているんだが」
ブライト「それは、そっちのザクとかが弱すぎるんだと思う…」

シャア「一般兵は、必殺技やスキルはMS依存、ってしてたのに。生身で意外と強かったからなぁ」(チラッ)
ルナ「(え!? 私のせい!? 私のせいってことになってるの!?)」

ブライト「兵士の小銃とかが、意外と強かったし」
シャア「『ジオンはMSという秘密兵器のおかげで、連邦に喧嘩を売れた』という常識から、外れてきちゃうんだよね」

ブライト「ま、俺にとっては、試合とかどうでもいいんだけどね」
シャア「まったくだ。幼女の裸とかを想像してたほうが、よっぽどいい」
ルナ「(互いの軍は、こんな上官たちが率いているんだ…)」

582 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/29(月) 03:14:16 ID:9p0n4miU
シャア「ところでブライト。俺は最近、どうにかしてしまったのかもしれん」
ブライト「何かあったのか?」
シャア「男なら。誰しもが『性的レーダー』を持っていると思うんだが…」

 #性的レーダー…AVパッケージを見て、何故か借りたり回避したりする、経験が詰まった本能のこと。

シャア「それが狂ってしまったのか。ここ最近。WB隊のキャラが、何故か魅力的に思えて…!」
ブライト「なのはと、金髪ツインテール幼女以外に?」
シャア「奈々ちゃんだ。なんとなく、幼女っぽい気がして…」
ブライト「そう?」

 シャアの「感覚」を感じ取り、遠くの奈々がイラッとしたのは言うまでもない。

シャア「それどころか…このルナマリアでさえ幼女じゃないかと思えてくるほどなんだ…」

 大丈夫、キャスバル兄さんのレーダーは狂っていない。むしろ精密だ。

ルナ「(まさか『生えてるかどうか』だけが判断基準じゃないわよね…)」
 一概に否定できないけれど。

583 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/29(月) 03:15:31 ID:9p0n4miU
ブライト「ところでさー。ジオン側に『ティアナ』ってヤツ、いない? 無性に頭にきてんだけど」
シャア「いないよ。こっちも探してるんだ。大量の麻薬持ってて逮捕されてるらしいが。
 服役後、絶対に俺たちがぶっ転がす」

リカルド「(『俺・たち』!?)」
ルナ「(え!? 私たちも一緒になって、ティアナをぶっ転がさなきゃいけないの!?)」
リカルド「(それにアレ、本名じゃないでしょ…)」

ルナ「(…それに。私がティアナさんと会話するシーン、もう撮り始めてるわよ?)」
リカルド「(え。内容がコロコロ変わる、台本ではなく?)」
ルナ「(うん。もう実際に。別撮りで)」

 ある意味、衝撃的事実。

 ルナマリアは、自分の出番のほうにしか気が行ってなかったが。
 ティアナが実際にこのスレに来たら、どんな目にあうんだろう…。

584 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/29(月) 03:16:44 ID:9p0n4miU
ブライト「……。…じゃ、ま、そーゆーことで」
シャア「おっけー。また今度ねー」

 ブライトとシャアの密談(?)は、終わったらしい。
 ブライトが帰っていく。
 ルナは、笑顔を顔の表面に張り付かせながら手を振って。
 何か、ティアナのためにできないかと考え…何も思いつかず。

ルナ「(これが世界の選択なのよ…)」
 そう思うことにしたという。

585 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/29(月) 03:18:17 ID:9p0n4miU
 さて。普段ならルナが入れるコーヒーだが、今日はリカルドが入れた。
 それは普段のルナのより、濃いものだった。
 そのコーヒーが、ルナの神経の一部を刺激する。

ルナ「あぅ」
シャア「ん?」

 …尿意である。

ルナ「いえ、別に。あははは」
 ゆっくりと立って、部屋を出る。
 足早に。目的は女子トイレ。

 その、女子トイレ前まで辿り着いたが。そこは、やけに女性が並んでいた。
ルナ「な、なんでこんなに並んでるんですか?」
女性士官「ちょっと故障が多いみたいで。…でもいいわよね、パイロットは!」
ルナ「え?」
女性士官「ノーマルスーツの中に、できるんだから…」

 ちょっと待ってほしい。ノーマルスーツはそんなに万能じゃないんだ。
 この時代。アレは、ただのオムツなのだ。
 でも! このままここに並んでいたら。

 間違いなく、間に合わない。悲 劇 が起こる!

586 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/29(月) 03:19:50 ID:9p0n4miU
 そして。さすがに、そんな属性がついたら…皆に 引 か れ る !
 
 しかたない、ノーマルスーツを取りに、MSデッキへ…。
 そこでルナは気がついた。
ルナ「(そうだ! 男子用トイレを、ちょっと借りちゃえばいいんだ!)」

 そりゃ、流石に気が引けるし、恥ずかしい。でもノーマルスーツの中でやるより、マシだろう。
 ルナは隣の男子トイレの入り口を窺って。
 『個室』が空いていることを確認し、ダッシュ!

 無事に『個室』へと入り、鍵をかけて。
ルナ「ふぅ…」
 少し、落ち着いた。
 あとは、慌てず、急がず、かつ迅速に。いつもの通りにすればいいだけ。
 …まるで訓練を積んだ爆弾処理班の心境である。

 ピンク色に改造したミニスカの軍服と、下着をおろし。
 便座に座って。タイミングを狙って、いつものように音姫を起動…

ルナ「(ああぁあッ! 音姫が、ないッ!?)」


587 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/29(月) 03:21:18 ID:9p0n4miU
 同じ型のウォシュレットのはずなのに、明らかにボタンが少ない。
 壁にセンサは!? ない!?
 完全な想定外。
 パニクッた。

 落ち着け、落ち着くんだルナマリア。自分はザフトのエリートじゃないか!

ルナ「(そうか…。男の場合、音姫使う必要がないから?)」

 いや、違う。そんなことに気がついてどうする。
 今はこの尿意を処理することが先決なのだ。

 …TOTOが政治的な意味や差別で、男用ウォシュレットに機能をつけていないのか?
 考えろ、観察するんだ。
 同じ型のウォシュレットだ。
 音姫をつけないタイプと、つけるタイプにわけて「売る」のはともかく。
 「製造ライン」は、できるだけ統一したい、というのがメーカーではないか?

 同じ型のウォシュレットなら、プログラムをいじりたくはないはず。
 もっとも簡単な形で「音姫」だけ外すなら…スイッチだけ殺している可能性も!

588 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/29(月) 03:23:49 ID:9p0n4miU
ルナ「(叩けば…音姫、動くかも…!)」 

 …なんかザフトのエリートって、誰でもなれる気がしてきた。

 ガンガンとウォシュレットの一部を殴るが、音姫は起動しない。
ルナ「(じゃあ通電させてみるかッ!)」

 ルナは二本の銅線をコンセントに突っ込み、ウォシュレットのどこに電気を流せば効果的か考え…
ルナ「(う!)」
 尿意が強くなり。その途端に銅線を取り落とす。
 空中で慌てて掴んだ。…片方の手で、二本とも。

ルナ「ぎゃあぁぁあああああ!!」

 その電流は、ルナの全身の筋肉を硬直させ。
 なんとか銅線を手放した時に、彼女の筋肉は一気に弛緩し。
 それと同時に、彼女は漏らしていた。

 いや、漏らしていたという表現がおかしいかもしれない。
 別にどこも汚してないし、被害もない。
 音姫さえ鳴れば、通常の、完璧な作法を守っていたのだから。

589 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/29(月) 03:25:33 ID:9p0n4miU
ルナ「(あぁ、私は音姫を使わず、用を足してしまった。レディ失格だ…)」
 そこで、ふと気づく。

ルナ「(あれ? でもそれ、別にたいしたことじゃないわよね…)」
 さらに、気がついてしまう。

ルナ「(なんで私、男子トイレ借りたんだろう…。自分の 部 屋 にトイレあるのに)」

 気が動転していると、色々と間違えてしまう典型である。
 ともかく。今は撤収だ。ルナはペーパーで拭こうとして…

ルナ「え!? なんで私、パ『灯里:はわ』ン なのッ!?」

 一瞬、怖くなったが。すぐに思い出した。

ルナ「あ。そう言えば自分で剃ったんだった…」

 ふぅっ。汗を拭い。身支度をして。ドアを開けると。

 外にはブライトさんと、ハイネがいた。

590 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/29(月) 03:26:58 ID:9p0n4miU
ブライト「……」
ハイネ「……」
ルナ「……」

 …ぱたん。

ブライト「おい、閉じるなよ!」
ルナ「な、なんで貴方たちが!!」
ハイネ「いや、ここ男子トイレだし」
ルナ「タイミングが悪すぎでしょーっ!!」

ブライト「っていうか、今まで待ってたんだけど」

ルナ「え?」
ブライト「だって、なんだかガンガン殴る音がするし、その後に(電気ショックの)動物的な悲鳴があがるし」
ハイネ「通報したほうがいいかなーって、言い合ってたとこだ」
ブライト「ひゃくパー、善意だぞ?」

591 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/29(月) 03:28:46 ID:9p0n4miU
ハイネ「携帯で録音を始めたら、パ『灯里:はわ』ンがどうとか、自分で剃ったとか…」
ルナ「消して! それ、消してよ! 普段なら全力で見逃してるくせに!」
ハイネ「…すまん。もうネットに上げてしまった…」
ルナ「いやぁぁああああぁあ!!」

ハイネ「それとルナ、早く出てきたほうがいい」
ルナ「え?」
ハイネ「シフトとか食事とかの関係で。ここ、これから混むから」
ルナ「え? え?」

ハイネ「あ」
ブライト「遅かったかも、な…」
ハイネ「ルナ。もう声、出さないほうがいいかも」

 ざわざわ…。ざわざわ…。多くの、人の気配。

ブライト「じゃ、俺はあっち(連邦)に戻るから」
ハイネ「俺もこれからは、人材派遣のシフトだ」
ルナ「(ま、待ってよー!)」

592 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/29(月) 03:30:33 ID:9p0n4miU
 #ルナマリア・ホーク。周囲からの評価。

 ピンク色のミニスカ改造軍服に、ニーソックス。
 レズでロリでフェチ(このへんは誤解)。
 養殖モノのパ『灯里:はわ』ン。←NEW!


  ルナマリア・ホーク…それでもがんばりますっ!!


  でも、とりあえず私、いつになればこの個室から出られるんだろう…。


593 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/29(月) 03:32:26 ID:9p0n4miU
<NPCフェイズ→フィールダー以外>

奈々「……」
アムロ「あれ? 奈々さん。何か不機嫌そうですね…」
奈々「なんですか『養殖モノ』って…」
アムロ「?」
奈々「どうせ私は『天然』ですよぉおぉッ!!」
アムロ「???」


【選択肢】→
先に2票入った選択肢で続行。age進行推奨ですが、別になんでも構いません。

A:徘徊するユリア人形 → 彼女(?)は、どこに向かうのか。
B:津田タカトシ → ゲリラ側の練習風景を見て愕然とする。
C:原 素子 → 殺ってきて、書類を書いて、にっこりと(5、7、5のリズムで)。
D:ハイネ・ヴェステンフルス → この人、普段は何してるんだろ…。
E:ルナマリア・ホーク → 医者のカウンセリングを受けているようですが…。

-----
今日はここまでー。

594 :森崎名無しさん:2011/08/29(月) 09:06:41 ID:OwjV+CEo
B

595 :森崎名無しさん:2011/08/29(月) 12:37:12 ID:q8JE6x7s
B
ここで早速の音姫ネタw
っていうかどこから銅線引っ張り出したのルナ!

596 :森崎名無しさん:2011/08/29(月) 14:34:54 ID:???
ルナ萌えですよw

597 :森崎名無しさん:2011/08/29(月) 17:15:17 ID:???
女子トイレの故障………


ハマー「…んっ?」

598 :森崎名無しさん:2011/08/29(月) 18:52:00 ID:???
ハイネ、録音してすぐネットに流すなんて、、、鬼畜を通り越して男らしい!

599 :森崎名無しさん:2011/08/31(水) 00:06:51 ID:???
>ザフトのエリートって誰でもなれる気が

いや、ザフトの主力であるコーディネーター自体が特定の能力のために人としてのナニかを犠牲にしているから
そのエリートとなるためには、犠牲にした人としてのナニかがより大きくなければいけない
昔からよく言われるだろう、「天才とナントカは紙一重」と
逆にその域に達しなければザフトのエリートにはなれない、そういうことだ


種も種死も全然視てないからよくわからんが

600 :森崎名無しさん:2011/08/31(水) 00:33:41 ID:???
別に犠牲にはしてないでしょ。遺伝子操作された人間ってなだけだから

601 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/01(木) 01:47:49 ID:???
>>595 う。大きな勘違いを…。ザフトの「赤服」って「特殊部隊」なイメージがあって。
 そういう道具は常に持ち歩いてると思ってしまいましたが。「普通のエリート」なだけでしたね…。
>>596 報われなかったり、打つ手が裏目に出たりと可愛いキャラです。
>>597 ハマーが「清掃中」の看板を落とす初期案(灯里にやった手)があったんですが。
 こいつは敵艦に入れないだろうし、そこまでの能力もないだろう…と廃案に。
>>598 なんか「女性の可哀想なことも全力で見逃す」とか言ってた記憶があったんですがw
>>599 種死は良いですよ。お勧めはハイネが死ぬシーン。「無茶しやがって…」と、つい口にしちゃいます。
 初見では何とも思わなかったんですが、何かで改めてチェックした時、大笑いでした(酷)。
>>600 SEED作品において。コーディネイターは「色んな病気とかになりにくい」程度に思えちゃいます。
 ザフトとか「訓練してあの程度かよ」って人がほとんどだし…。っつーか動けよMS! 戦場で止まるなよ!


<昨夜までのあらすじ>
時代はそんなにもS-ATAだったのか…!

…相変わらず、メインマシン復旧ならず。

602 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/01(木) 01:49:42 ID:EDIkJRCc
B:津田タカトシ → ゲリラ側の練習風景を見て愕然とする。
-----
 朝。タカトシが野戦用のテントから出ると、蘭が無反動砲「チューリップ」を片手に、佇んでいた。
タカトシ「どうしました?」
蘭「…先を越された」
タカトシ「はい?」

蘭「私に必要だったもの…いえ、必要なかったものは、『毛』だったのよ!」
タカトシ「言わんとすることはわかりますが、あまり、おおっぴらに…」

 しかし、今日はやけに騒がしい。
 ああ、そうか。ゲリラたちが、外野を排除した6対6のミニゲームをやっているからか。
 …外野?

タカトシ「…なんで彼ら、野球してるんです?」
蘭「さあ…。しかもリュウは嬉しそうに主審やってるし」

リュウ「へいピッチャー、ビビッてる!!」
 野次飛ばす審判なんてイヤだ。

603 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/01(木) 01:51:55 ID:EDIkJRCc
タカトシ「(そう言えばここの人たち、TOPが誰かでモメてたよな…)あのー。リーダーの人ー?」

オイゲン(セカンド)「なんでございましょう!?」
イーディ(バッター)「用件ならわたくしがっ!!」
キキ(ショート)「リーダーは私だってば!!」

タカトシ「誰でもいいですけど。サッカーの練習、しないんですか?」
蘭「(彼ら。ブライトさんと同じ匂いがするわ…)」

オイゲン「サッカー? 試合はてっきり、野球でやるものだと…!」
キキ「だーかーらー、サッカーだって言ったじゃんかー!」
イーディ「そ、そうですわよね。野球じゃないですわよね」
キキ「イーディは柔道の団体戦だって言い張ってたし!」

タカトシ「そもそもあなたたち、GKいないとか言ってたじゃないですか…」
蘭「そうそう。合計12人いるから、一人欠けても大丈夫って」

イーディ「でもファーストコーチとサードコーチを入れれば、野球も11人必要じゃありません?」
タカトシ「そんなの(失礼)攻撃側の誰かがやればいいでしょ」

キキ「そう言えば。明らかな内野ゴロなのにファーストコーチがダルそうにセーフ判定するのは…」
タカトシ「その話は、また今度!」

イーディ「そこで、わたくしは聞いてみたんですの。『どうして貴方は、頭の上に赤い洗面器を』…」
タカトシ「興味ないです!」
蘭「(やばっ。少し知りたかったなんて、言えない雰囲気)」

604 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/01(木) 01:55:23 ID:EDIkJRCc
オイゲン「しかし、今さら困りましたな。私どもは必死に野球の練習をして、
 今ではもう、リトルリーグの二軍のヤツらにはコールド負けしないレベルだと自負していたところなのですが」
タカトシ「必死に練習して、そんなレベルなの!?」

蘭「サッカーのほうは、どうなんですか?」
キキ「驚かせちゃうかもしれないけど…私でも8割がた、ドリブルで無双できちゃうレベルだった」
タカトシ「キキさんって、ドリブル巧いんですか?」
蘭「ルナツーで敵の時は、あまり記憶にないけど」
キキ「下手じゃないけど、そっちのアリーナとかのほうが上。私はブライトさんより少し高いくらい」

リュウ「両軍、(野球を)ハリーアップ!」
蘭「シャラップ!」
タカトシ「皆の実力は…」

キキ「『アーキス』はタックル能力『6』だったっけ…」
オイゲン「私の 3 倍 もありましたな!」

イーディ「ふふん。わたくしは能力値、全て 二 桁 に届いてますわ!」
オイゲン「私など、(無駄に)ガッツが1024もありますぞ!」

605 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/01(木) 01:57:17 ID:EDIkJRCc
タカトシ「そんなんで、『弱点はGK』って言ってたんですか…」
蘭「待って。超攻撃型かもしれないわ! 例えばシュート力は?」

キキ「『アーキス』はシュート値『9』」
オイゲン「私の 9 倍 もあります!」

蘭「単純にアーキスだけが弱い、とかじゃないの?」
キキ「んー。このチーム。能力値が二桁にいけば尊敬されるくらいだし」
蘭「スキルは? スキルが良いとか、必殺技とかは!?」
キキ「皆、武装してるんで一応あるけど。せいぜい+1とか+2とか。
 魔法は少し強いけど(伝統なのか)すぐ息切れするし。あ、でも『狙撃兵』の援護は使えるね」

タカトシ「なんというか…ヘタれてないのって、いないんですか?」
キキ「能力値がALL二桁は、私以外はイーディだけだね。イーディにしたって10とか11だし」

タカトシ「聞くのも怖くなってきたんですけど。平均してどれくらいなんです?」
キキ「5とか6とか…。そのへんじゃないかなー」
蘭「…常に足元ヤムチャ状態!?」

 捨て駒。ガッカリさん。でも世界レベルのガッカリさんじゃない…。
 そんな芝村舞の言葉が、ようやく理解できたタカトシだった。

606 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/01(木) 01:59:08 ID:EDIkJRCc
オイゲン「サッカーだから無理なのであって。じゃんけん とかなら、勝てるかもしれませぬ!」
キキ「だからさー。こんなんじゃサッカー無理だって…」
イーディ「で、タカトシさん。WBからの援軍の『本隊』は、いつ来るんですの?」

タカトシ「え」

 多分、もう来ないと思うんだけど…。

オイゲン「それと試合の日程は? WBが、このドーム球場に隠れるのはいつ頃に?」

蘭「……」

 自分たちが聞いてきた話と違う。そもそもWBは、彼らを陽動とさせて逃げると言っていた。
 しかし、これらを告げては…
タカトシ「……。オレも詳しく知らされていないんですよー」
蘭「(うまく逃げたわね…)」

オイゲン「確かに。作戦とは、そういうものでしょうな」

キキ「まーいいけどさ。時間的に間に合わない、とかなら。『あの二人』を試してみたいね」
タカトシ「『あの二人』?」

キキ「前、チラッと話したと思うけど。『最強の偵察兵にして最強のパン屋』ことアリシアと、
 村一番の弓の名手、ラケル。百発も撃って百発も外すのは、逆に凄い。『逆・新田くん』」

607 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/01(木) 02:01:16 ID:EDIkJRCc
オイゲン「しかし自称『大陸一の弓使い』なんてのもおりますし」
イーディ「自称『軍師』なんてのもおりますわ」
オイゲン「すぐにパニクる、自称『女優』なんてツンデレもおりますな!」

タカトシ「まあまあ、喧嘩せず。とりあえず命令系統を一本にしてみては?」

オイゲン「私は『軍師』、言わばここの筆頭です」
イーディ「キーッ!! リーダーは私ですのッ!」
キキ「頭目は私だってば!」

 蘭が、そっと無反動砲『チューリップ』を、タカトシに見せた。
 暴力的なツッコミをしない、彼のための配慮だった。
 だがタカトシは、ゆっくり首を振る。
 大丈夫、話せば理解しあえるよ。そうとでも言わんばかりに。

タカトシ「えー、皆さん」

オイゲン&イーディ&キキ「「「はい?」」」

タカトシ「…オレはWB隊の、芝村舞の命令でココに来ました。オレの命令に従わない人間は、
 つまりは芝村舞に従わないということで、深夜になると原さんがそこらをウロウロするかもしれませんよ?」

 それは、ただの脅迫な気もするが。


608 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/01(木) 02:03:01 ID:EDIkJRCc
タカトシ「これより、リーダーはこちらで決めます。何か異論は?」

オイゲン&イーディ&キキ「「「No, sir!!」」」

タカトシ「では。リーダーはあそこで野球の審判やってる人。蘭さんがその次で、オレはオブサーバーです」

オイゲン「……」
イーディ「……」
キキ「……」

タカトシ「何か問題でも?」

オイゲン「…タカトシ殿が」
イーディ「リーダーのほうが…」
キキ「いいんじゃないかなーって…」

 犬の嗅覚と同じで、瞬時に誰が発言力を持っているか見極めることができたヤツらだと言えよう。


 #ゲリラ側のおおまかな能力がわかりました。
 ・平均で5とか6、適材適所考えても、せいぜい10程度のようです。

609 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/01(木) 02:04:51 ID:EDIkJRCc
蘭「(本当は、話を進めたいのだけれど。メインPCが復旧してないし…)」
タカトシ「何はともあれ、このメンバーで(ある程度は)戦うわけで。何か考えないといけませんね」


【選択肢】(ゲリラ側、もう少しだけ続きます)→
先に2票入った選択肢で続行。age進行推奨ですが、別になんでも構いません。

A:策略を練る(オイゲンが)
B:アリシアとラケルに協力を要請(オイゲンが)
C:塹壕&土嚢で守備力を補強(オイゲンの指揮)
D:「イーディは黙ってろ!」(とオイゲンが言う)

#D案は、二人の仲が険悪になります。でも、もともと険悪だったのでその意味ではたいして変わりません。
-----
今日はここまでー。

610 :森崎名無しさん:2011/09/01(木) 02:48:14 ID:IX8fpJwk
B
タモさんは私の心に大変な傷を残していきました…赤い洗面器の謎です。

611 :森崎名無しさん:2011/09/01(木) 08:11:41 ID:gI4vUwk+
C

612 :森崎名無しさん:2011/09/01(木) 10:11:16 ID:sAhZpW16
B

613 :森崎名無しさん:2011/09/01(木) 16:57:55 ID:???
タモリだっけ?田村正和だったような気が>赤い洗面器

614 :森崎名無しさん:2011/09/01(木) 18:47:37 ID:???
選択肢にオイゲンが混ざってなかったら色々希望が持てたんだが、、、

615 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/03(土) 01:28:31 ID:A0JiVyfU
>>610 この話題に興味を示さない人物って、相当珍しいのかも。
>>613 中の人は「古畑」でしか知りませんな。あまりTV見ないからか。
>>614 選択肢にオイゲンがいなかったら、ま と も な話になっちゃう気がして。


B:アリシアとラケルに協力を要請(オイゲンが)
-----
オイゲン「では、まずは弓使いのほうを誘ってみましょう」
キキ「頑張れ、オイゲン!」

 オイゲンはラケルのほうへと歩いていき…30秒後、戻ってきた。

蘭「ど、どうだったんです!?」
オイゲン「『私には人を吹っ飛ばせません。そんな選手が、サッカーの役に立ちますか?』と聞かれて。
 咄嗟に『キャプツバ的には不要かも』と答えてきました」

タカトシ「いえ、あの。今は『数値』で上回る人を探してるんで…。ワリと本気で」
蘭「(オイゲンさんって、能力1とか2みたいだし)」

616 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/03(土) 01:30:45 ID:A0JiVyfU
オイゲン「しからば。次はあのパン屋見習いに頼んでみましょうぞ」

イーディ「い、いけません! もしTV版準拠のアリシアさんだったら、どうするんですの!?」
蘭「TV版って…そんなに酷いんですか?」

イーディ「森の中の基地を叩く時。戦力が薄いからと戦車エーデルワイスを囮に、半分の歩兵を裏手に回したのに。
 少し経ったら囮のエーデルワイスが何故か単独無双してて、裏手のアリシアさんが困るくらいですわ!」

タカトシ「それはアリシアさん関係ないんじゃ」
キキ「むしろゲーム版アリシアって…無個性で埋没しそう」

 オイゲンはアリシアのほうへと歩いていき…40秒後、戻ってきた。

蘭「ど、どうだったんです!?」
オイゲン「本人は快諾されたのですが。兵站の業務も気になるようで『パンがなくなっちゃう』と困ってました。
 そこで『パンがなければクッキーを食べればいいだけのこと』と口にしたら、彼女の表情がひきつったので…」

キキ「お前、もう行くな!」
津田タカトシ「それじゃオイゲンさん以外、誰が行っても良かったっぽいじゃないですか!」

---津田コトミ「(毛がどうとか書いてると、『パン』って単語が卑猥に思える不思議!)」---

蘭「え? 何? 今の声」
タカトシ「そんな声は聞こえない!!」


617 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/03(土) 01:33:10 ID:A0JiVyfU
キキ「あー。ウチのツートップ、攻守の要が、なんで兵站業務に就いているんだろうね」
イーディ「はい? あんな地味なパン屋が、そんなに頼れるわけありませんわ!」
オイゲン「村の猟師も同じ。…そもそも弓兵はゲーム的に地味ポジション、地味武装と決まってます」

 リーダー格三人の中で、評価もバラバラだ。蘭は、ため息と一緒に、呟いた。

蘭「能力値の平均が5とか6とかの人で、MSを相手に勝てるのかしら…」

 その言葉に。オイゲンとイーディの動きがピタッと止まる。

オイゲン「MSって…あのロボ?」
タカトシ「ロボですね」
イーディ「…対戦車兵が集まっても、勝てなさそうな気がしますわ」

 それが『普通』の感覚ではあるのだが。

オイゲン「わ、私が聞いてる話と違うんですが…」
イーディ「わたくしもです…」
キキ「だから、最初から言ってるじゃんかー」

 むしろ、どういう話だと思って集まっていたのだろうと、そちらを心配してしまうタカトシであった。


 #一応、アリシア&ラケルに話をつけました。
 ・以前に選択肢で選ばれていたラケルは、こちらのやり取りを聞いて僅かに心が動いたようです(ある意味)。

618 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/03(土) 01:35:20 ID:A0JiVyfU
<ジオン軍:ガウの一室>

 赤い彗星、シャア・アズナブル。
 書いておかないと、こちらも忘れてしまうので書いておくが。
 一応、優秀な人である。
 …一応。

 色々とダメなトコもあるけど(主に 性 癖 とか)、それは勘弁してあげてほしい。

 さて。昨日は(いつものように)よく眠り、朝起きると。部屋のポストに郵便が届いていた。
 差出人だが…?

【選択肢】→荷物の差出人。
先に2票入った選択肢で続行。age進行推奨ですが、別になんでも構いません。

A:ルナマリア・ホーク
B:アイナブリッジ少佐(当時)
C:高町 なのは
D:ロベルト・本郷

-----
今日はここまでー。

619 :森崎名無しさん:2011/09/03(土) 01:56:42 ID:esRQmhUw
B
ちょw変態が向こうから隊列組んでやってくるw

620 :森崎名無しさん:2011/09/03(土) 09:28:54 ID:O7NOd+Gs
D
敢えてアタック

621 :森崎名無しさん:2011/09/03(土) 11:14:25 ID:TnQMMpmE
B

622 :森崎名無しさん:2011/09/04(日) 00:14:28 ID:???
ハマーvsオイゲン…
見ておくべきだったかも…!

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