キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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銀河シュナイダー伝説9 〜出帆篇〜
1 :
◆DWysPbgK..
:2011/09/30(金) 02:04:26 ID:Ypnuzet6
人類が地球という名の辺境の惑星より銀河系という開拓の道を歩み始めて800年余。
世界は『銀河帝国』と『自由惑星同盟』という2つの勢力によりいつとも終わりのない争いを続けていた。
そこに現れし1人の人物。彼の名はカールハインツ・フォン・シュナイダー。
金髪碧眼の若者である彼はついに子爵位の内定を手にし、爵位を持つ門閥貴族の道を歩む事になる。
彼の先にあるのは門閥貴族の筆頭として自由惑星同盟の叛徒達を滅する未来か、それとも…
今はまだ若き青年である彼の未来、それを知る者は未だいない。
銀河の歴史がまた1ページ…
過去スレ
銀河シュナイダー伝説8 〜集結篇〜
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1315228098/
銀河シュナイダー伝説7 〜琢磨篇〜
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1314288999/
銀河シュナイダー伝説6 〜切磋篇〜
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1312889688/
銀河シュナイダー伝説5 〜求道篇〜
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1300034158/
銀河シュナイダー伝説4 〜岐路篇〜
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1298468514/
銀河シュナイダー伝説3 〜小星篇〜
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1296506795/
銀河シュナイダー伝説2 〜青雲篇〜
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1294392924/
銀河シュナイダー伝説1 〜黎明篇〜
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1291283308/
192 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/10/05(水) 03:06:20 ID:4gvioZwQ
ということで、士官学校篇はここまで。以降、士官篇が始まります。
と、その前に、この物語(卒業直前、直後)のサイドBをいくつかご紹介しようと思います。
基本的にここで知ったことはシュナイダーが知らないことなので物語に関わらせることは上手く話を
展開させないと不可能ですが、この物語のほかの一面や可能性を知る事が出来るかもしれません。
誰の物語が見たいですか?
A.オスヴァルト・メッツァ、故郷へ帰る。
B.マティアス・フォン・アルテミュラー、帰還。
C.フーベルト・フォン・エッフェンベルクの華麗な一日。
D.ルルーシュ・ランペルージの謎。
E.ヨハン・リーベルトの望み。
F.ナイトハルト・デューター・ミュラーとフェザーン。
G.陸戦隊のギュンター・キスリング
H.その他
このうちで3名の物語を書きます。
お一人様最大3つ記号を選択してください。ID表示で2票入った順に書いていきます。
※カルツは前回の外伝でモリサキの敵として登場したので今回は却下です。
また、再開前までに票が集まってない場合は集まったものだけが選択されます。
193 :
森崎名無しさん
:2011/10/05(水) 03:11:09 ID:50eAjAyk
BDH
おー、上官は【海賊殺し】かー。そういえばこいつはあのシリーズじゃ珍しいドイツ人だな。
(ドイツが世界の大きな動きにかかわりようがなかった時代の話だし)
キャラとして好きだし、上手いこと付き合っていきたいところだね
194 :
193
:2011/10/05(水) 03:13:56 ID:50eAjAyk
まちがえました。BDFでお願いします
195 :
森崎名無しさん
:2011/10/05(水) 06:01:09 ID:EGF1Ps/g
BDF
196 :
森崎名無しさん
:2011/10/05(水) 08:02:11 ID:???
>>193
貴族だけに流石にいい所に配属されたな。
提督の指揮だったら相手が余程のチートでもない限り、
艦隊全滅とかの心配はしなくて良さそうだ。
197 :
森崎名無しさん
:2011/10/05(水) 11:03:13 ID:???
裏工作の数値って95じゃないかな?
198 :
森崎名無しさん
:2011/10/05(水) 11:24:12 ID:???
げ、俺Wはスウェーデンだけやってないんだよなw
近いうちにDSでやり直してこよう
199 :
森崎名無しさん
:2011/10/05(水) 16:32:07 ID:???
一区切りということでいくつか質問させてください。答えられないものはすいません、スルー願います。
・【ズボラ】はとりあえず回避できたということでいいですか?
・今後も【ズボラ】発生の可能性は残りますか(他の能力の伸びに対して運営が伸びなかった場合)
・その場合、その時点で運営を伸ばせば【ズボラ】はきえますか?
・最終的な学生時代の人脈は『知己2人』『友人15人』『好意8人』『信頼2人』でしたが、
これはスレ主の見込み的には多いですか、少ないですか。
個人的にはせめてあと一人は信頼が欲しかったところですが。
・ついでにシュナの最終能力についても、高いか低いか当初見込みとの差があったら。
200 :
森崎名無しさん
:2011/10/05(水) 20:45:46 ID:???
ところでアーデルン「カンツ」になってるのはワザとなんだろうか…
201 :
森崎名無しさん
:2011/10/05(水) 20:54:17 ID:???
せっかく黙ってたのに…w
202 :
銀シュナ
:2011/10/05(水) 21:36:18 ID:???
選択肢が無いため投下が遅くなりそうなので、レスだけ。
>>193
はい。元々はシュナイダーがろくに仲間を得ることが出来なかった時のための救済キャラの
予定だった彼を引き出してきました。
本来なら副官に裏切られる→隠居(予備役)→三顧の礼→任官という流れで手に入るキャラなので
かなりの能力を持ってますよ。
>>196
はい。余程な事が無い限り戦線崩壊にはならないと思います。
まあこのゲームは能力もですが補給戦の確保が重要なので、戦略上の欠陥があった場合は
あっさり敗北しますが。
>>197
おっと失礼。覚えてはいたのに反映させていませんでした。
>>198
まあ、あのゲームは1人クリアしちゃうとやる気が減退しますからねぇ。
ホドラムでエンディングまでむかえると彼の意外な一面を見ることが出来ますよ。
203 :
銀シュナ
:2011/10/05(水) 21:37:32 ID:???
>>199
・当面ズボラは回避できました。回避できなかった場合、一時資産は『半減』ではなく『0』に
なります。
・当然他の能力に比べ低い状況になれば再び発生します。几帳面な人間だって不養生をすることも
ありますし。
・あくまで比較なので運営を伸ばせば消えます。
・少ないです。友人15のうちほとんどは名無しのハンブルクのメンバーです。現時点における最大の弱点です
・シュナイダーの最終能力については何度も書いてますが想定を大きく伸ばしています。
ただ、政治能力はこんなに急いで上げる必要は無いんじゃないかな?と思いながらこなしていきましたが。
(裏工作については散々あおりましたが、それ以外については『全てが重要になる』程度に抑えて
書いていましたし)
>>200
>>201
ですよねぇw知ってはいるのですが、どういうわけかカッツをカンツと書いてしまうのは
中の人の悪い癖です。メルカッツは、銀英伝の方を先に知ったので間違える事は無いのですがw
204 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/10/05(水) 23:59:13 ID:4gvioZwQ
B.マティアス・フォン・アルテミュラー、帰還。
D.ルルーシュ・ランペルージの謎。
F.ナイトハルト・デューター・ミュラーとフェザーン。
B.マティアス・フォン・アルテミュラー、帰還。
マティアス・フォン・アルテミュラー…名門アルテミュラー家の嫡男。が、彼の本当の父親は
既に他界しており、現在、アルテミュラー家は彼の叔父であるクライスト・フォン・アルテミュラーが
家督をついでいる。
本来ならば叔父、クライストはあくまで後見人であって本来ならば彼が成人したこの時に爵位と共に
その家督の座を返上すべきなのだが、彼の息子『パウル・フォン・アルテミュラー』の甘言によって
クライストをそそのかし、マティアスが成人する前に、正式な家督をついでしまう。
マティアスにとって、爵位自体はそれほど魅力的なものに映ってはいなかったのだが、それでも実父の
残したものである。いつかは取り返そうとも思うのだが、今まで育ててくれた恩もある。
それ故に当座はその椅子を預け、軍人への道を歩み、義兄であるパウルのよからぬ企みが
露見する前に潰そうという思惑のままに志を同じにする仲間と共にこの惑星『リグリア』に
帰ってきたのだ。
205 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/10/06(木) 00:00:26 ID:cVrr7pfk
アルテミュラー「ただいま戻りました、父上」
エマーリンクやファーナといった腹心を背後に控えさせた彼は片膝をつき、平伏するように頭を垂れる。
クライスト「うむ。良くぞ戻ってきたなマティアス。お前には我が軍3000の兵を纏め上げて貰う」
通称『氷の宮殿』と呼ばれるアルテミュラー家代々の屋敷の主の座に座る義父は、なんとなく気後れする
かのような、しかし、信頼するような言葉でそう返答する。
彼にとって、現在の地位は自身が死ぬまでの安楽椅子であって、いずれは彼に返すものであるという
認識があり、その能力においては実の子であるパウルよりも信頼しているのだ。
アルテミュラー「御意。非才の身ながら一意専心の構えで尽力いたします」
自身の爵位を奪った男とはいえ、基本的にパウルという人格に嫌悪感を持たないアルテミュラーは、
薄紫の髪を悠然とたなびかせながら、そう返事をする。
206 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/10/06(木) 00:01:26 ID:cVrr7pfk
???「父上。まだ若輩のマティアスに全兵権をお与えになるのですか?」
氷の宮殿の謁見の間にそういいながら乱入してくるものがいる。
それはまるで凶報の風。言葉に毒の染み込んだ棘を絡みつかせながらアルテミュラーの頬を薙ぐ。
クライスト「パウルか。ワシの言葉に依存があるというのか?」
自身の子でありながらどこか信用の置けない実子にそんな事を聞く。本来ならば、家長である
自分に意見する事など100年早いのだが、気運に流されやすく、また情を捨て切れない彼は
思わずそんな事を言ってしまう。
パウル「然り。マティアスは5年もの間、一度もこの家に戻ってはきませんでした。
それは何かやましい事があるからではないのでしょうか?」
アルテミュラーと同じ髪の色。そしてどこか似た声色。だが高潔さと気品においては大きく後れを取る
彼の言葉は毒花の花粉を撒き散らす瘴気の森のそれであり、アルテミュラーの背後で控えていた
豪放をもって知られていたボルツは思わず怒号をもって返答をしようとすが。
207 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/10/06(木) 00:02:46 ID:cVrr7pfk
アルテミュラー「控えよボルツ!……では、兄上はわたくしが信用できないと?」
恩もあるクライストであれば冷静沈着である彼も、血を分けた従兄弟にまで同じように接する必要はない。
僅かに口調を硬質なものに変え、まるで追窮するかのように言葉を紡ぐ。
パウル「…っく。この、不肖な弟が!父上、今見たように、彼には反骨の相が見えております。
どうか私にも同じ権限を戴きたく存じ上げます」
隠そうともしない殺気でアルテミュラーを貫くが、そんなことで動じる彼ではない。それを確認した
パウルはそれがさも叛旗の印であるが如くのたまい、実の父に曲解させる。
クライスト「………よかろう。では1500づつ天頂と天下に別れ防衛の任に…」
パウル「それには及びません。既に私の判断で、王宮の回り及び都市部には配下を置いております。
弟殿にはそれ以外の場所を守っていただきましょう」
まるでその言葉を予言していたかのように蛇のような瞳でそういい含める。
208 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/10/06(木) 00:03:55 ID:cVrr7pfk
エマーリンク「なんだと!?では、マティアス様には極点を守れといわれるのか!」
この惑星『リグリア』はテラ・フォーミングをされているとはいえ非常に寒い土地である。
人の住める場所はこの氷の宮殿が建立されている首都と赤道付近に作られた幾つかの町だけであり、
それ以外は極点と呼ばれ、人が住むにはあまりにも厳しい気候となっている。
アルテミュラー「……わかりました。では、私たちは極点の治安維持に努めましょう」
ここではいくら反抗しても無駄であると判断する。なにしろ自分たちは5年ぶりの土地、
それに比べこの義兄はその間にいくらでも武官文官を言い含める時間があったのだ。
ここで大切なのは自身の能力でも口の立つ弁舌でもない。ただ、時間の有無が勝敗を分ける。
無駄な争いは、自身を追い詰めるだけだと知るアルテミュラーは、黙って引く事で傷を最小限度に
押さえることにするのであった。
209 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/10/06(木) 00:04:55 ID:cVrr7pfk
ファーナ(アルテミュラー様…よろしいのですか?首都と町がそのまま何万もの人質になったような
ものですよ)
無言で宮殿の中を去るアルテミュラーの背後に許婚であり、得がたい副官であるファーナがそう
声をかけてくる。
アルテミュラー(わかっている。だが、父上の病状も危うい。私がここで叛乱者として処罰されれば
誰があの兄上から民を救うというのだ。今はまだ我慢の時だ。パウルが暴走しないように
見張るものは必要だろう)
ぎゅうっと握り締められた拳は血の色を失っている。ある程度予想していたとはいえ、
アルテミュラーの将来は幾多もの困難が待ち受けているのだと、改めて思い知らされるのだった。
〜〜〜
210 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/10/06(木) 00:05:55 ID:cVrr7pfk
〜〜〜
D.ルルーシュ・ランペルージの謎。
ルルーシュ・ランペルージ。この名前は偽名である。
彼の本当の名はルルーシュ・フォン・ゴールデンバウム。
現皇帝、フリードリヒ4世の兄である当時の皇太子リヒャルトは帝国暦452年に死を賜った。
罪状は父帝オフリート5世の弑逆(しいぎゃく)未遂。今から30年近く昔の話である。
だがそれは彼の弟、クレメンツ一派が冤罪をきせたのだと証明され、後にその罪は許される。しかし、
死んだ人間とは許されたからといって生き返るわけでもなく、本来、より直系に近いリヒャルトの
家系はそこで費えてしまう。……そのはずだった。
ナナリー「お帰りなさい。お兄様」
優しい声がルルーシュの鼓膜を震わせる。彼にとってそんなことはどうでも良いことで、
今はただこの愛らしい妹と何事も無く平穏に過ごしていく事こそ理想であった。
211 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/10/06(木) 00:07:16 ID:cVrr7pfk
ルルーシュ「ただいまナナリー。いい子にしていたかい?」
盲目の少女。
歩く事も立つ事も出来ず、ただ暗闇の世界で声を聞き、言葉を発する事しか出来ない憐れな少女。
全てはこの忌まわしい家系ゆえの罪で、そういう意味ではどうでも良いことではなく彼は恨んでいた。
ナナリー「はい。お兄様をお待ちしている間に折り鶴を織っていたのです。よく出来ていますか?」
目の見えない彼女は自分の作ったものを見ることが出来ない。それは『義眼』という技術が発達した今でも
変わらない事実であり、それ故にナナリーの言葉は疑問系が多い。
ルルーシュ「ああ、よく出来ている。不思議なものだな。ただの正方形の紙がこんな綺麗なものを作る。」
恨みも辛みも全ては心の奥底。彼女にとってこの世界は優しいものでなければならず、ルルーシュは
彼女の前ではどこまでも優しい仮面を被っていた。
212 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/10/06(木) 00:08:17 ID:cVrr7pfk
ナナリー「よかったあ。ミレイさんにお願いしたんですけど自分ではよくわからなくって…」
そうはにかむ優しい少女。長い亜麻色の髪がその心を表すかのように優しく揺れている。
ルルーシュ「大丈夫だよ、これからはいつでも一緒だ。」
安心させるように…否、自分を安心させるようにそう言葉を紡ぐ。
と、そんな会話に乱入者が。
ミレイ「ルル、お帰り。」
彼女の名前はミレイ・フォン・アシュフォード。アシュフォード家の一人娘で現在は彼らを保護している
立場にある。…つまり彼女はルルーシュの秘密を知る数少ない理解者でもある。
213 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/10/06(木) 00:09:19 ID:cVrr7pfk
ルルーシュ「会長、お久しぶりです!元気にしていましたか?」
理解者であるが故に心からゆとりを持つゴールデンバウム王朝の隠された後継者。
ミレイ「まあね。今は中尉さんよ、ランペルージ少尉。」
ビッと敬礼をして茶化す。
ルルーシュ「ハ!アシュフォード中尉!」
まるで子供の戯事のように同じく敬礼すると、誰とも無く噴出してしまい、三人仲良く笑いあうのだった。
〜〜〜
214 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/10/06(木) 00:10:21 ID:cVrr7pfk
〜〜〜
F.ナイトハルト・デューター・ミュラーとフェザーン。
479年度卒業生代表である、ナイトハルト・デューター・ミュラー。
彼は様々な部署からの引き合いの後、どういうわけかフェザーン駐在弁務官事務所の駐在武官補という
待遇でフェザーン回廊唯一の有人惑星、フェザーンに勤務する事になった。
文官「ここからは基本的に武器の携帯は禁止なのでブラスターはお預かりします」
言動と所作は身分に対して過大に恭しいものであったが、そこには有無を言わせぬ強さがあり、
拒否する事は不可能であった。
〜〜〜
彼にとってはつまらない毎日が過ぎる。もちろん行うべきデスクワークは毎日が膨大であり、それに
集中していれば一瞬にして一日が過ぎてしまうのだが、軍人としてそれは不本意であり、本当に
何で自分がここに招聘されたのだろうかと疑問は尽きない。
215 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/10/06(木) 00:11:22 ID:cVrr7pfk
ミュラー「上の考えは自分には理解しがたい事…ということか」
別段失点を犯した覚えも無い。それにこの部署での扱いは中尉としては格段の待遇であり、
まるで接待を受けている気分になる事も一度や二度ではない。
ミュラー(…つまりはそういうことなのか?)
ようやくそう思い始めたころ、ようやく事態に変更が起きる。
???「君がミュラー中尉だね。話には聞いている」
弁務官事務所にやってきたのは色黒の大男。文官にしてはしまった体付きをしているが、その所作や
言動から、彼は武官ではなく文官である事が見て取れる。
ミュラー「…貴方は?」
スキンヘッドのやや鋭い目つきの男に遠慮なく尋ねる。
216 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/10/06(木) 00:12:22 ID:cVrr7pfk
???「失礼した。私の名はルビンスキー。アドリアン・ルビンスキーというものだ。今はしがない
補佐官をしている。」
力強い声は自身の表れなのだろうか?彼は威風堂々ミュラーを直視する。
ミュラー「補佐官殿でしたか。失礼しました。」
補佐官という名前だけでは箔はないのだが、このフェザーンにおいて補佐官というのは
フェザーン自治領主の補佐官…つまり実質的なナンバー2であることを示していた。
ミュラー「それで、私に何の御用ですか?」
運命が戸を叩く音がする。恐らくこの数ヶ月間はミュラーがどういった人物かを見定める
期間だったのだろう。どうやら知らぬ間にそれに合格した彼は、ようやく自分の運命が
大きく変わる音を聞くのだった。
〜〜〜
217 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/10/06(木) 00:14:07 ID:cVrr7pfk
〜〜〜
〜〜〜
〜〜〜
うとうととしてしまうのはあまりなれない宇宙酔いのせいだろうか?
無重力の世界自体は、フライング・サッカーにも使われているドーム内でいくらでも体験しているため
慣れていないはずはないのだが、真の宇宙とは黒く、静寂で、そして無慈悲であった。
アナウンス「レンテンベルク要塞まで残り3分。乗船の皆様は手荷物を忘れぬようお願いいたします」
恐らく普段は民間にも貸し出しているのだろう。如何にもなテープガイダンスが鳴り響く。
シュナイダー(長かったな。)
首都星オーディンからこのレンテンベルク要塞までは片道で3週間。直進距離を連続ワープで
移動するのであればもっと速くに着くのだろうが、この小さな輸送艦にはそんな機能はついておらず、
時には補給のため、時には乗員の健康管理のため、何度かの寄港を繰り返した後、ようやく
ゲルハルト・アーデルンカッツ提督の率いる艦隊との合流ポイントであるレンテンベルク要塞
にたどり着く。
218 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/10/06(木) 00:15:12 ID:cVrr7pfk
遮光フィールドの張られた窓の外には勾玉のような形状をした要塞からガイドビーコンが
送られてきており、無音の世界で輸送艦とそれを護衛する数隻の巡航艦が引き寄せられる。
周りを見ると自分と同じようにアーデルンカッツ艦隊に配属されることになった幾多もの新米の士官と、
そのついでに移動させられたのであろう幾人かのベテランを思わせる強面に人達。
ベテラン勢は馴れたものなのだろう。手早く準備をすると再び重力の井戸に落ちることを予想し、
自分の座席についているシートベルトを着用する。
…ドスン……
シュナイダー(回りを見ていて助かったな)
突如発生したGに新米の士官たちがしたたかに背中や腰を打ち付ける中、シュナイダーはあっさりと
その中を潜り抜け、ついに士官としての第一歩を踏みしめるのだった。
〜〜〜
219 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/10/06(木) 00:16:13 ID:cVrr7pfk
〜〜〜
???「モニカ・クロイツァー准尉であります!」
背筋の伸びた教本どおりの敬礼で迎え入れるのは、履歴書に載っていた少女であった。
それはホログラフで見るよりも華奢に見え、尚且つ透けていたグラフィックに肉質を与えたものであり、
ありていに言えば美人であった。
シュナイダー(………さて、何事も初めが肝心だ。どう返事しようか?)
どうしますか?
A.カールハインツ・フォン・シュナイダー中尉だ。よろしくな。無難に挨拶をする。
B.すまないが君の命を預からせてもらう。少し気障に構えてみる。
C.なんだ、女か。自分で指定したはずなのに何故か落胆してみせる。
D.成績表は見せてもらった、中々に優秀みたいだな。褒めてみる。
E.男ばかりの職場につかせてしまいすまない。いきなり謝る。
F.チェンジ!冗談をいってみる。
G.背筋を伸ばしても胸は目立たないな。と内心で思ってみる。
H.その他
先にID表示で2票入ったものを選択します。
220 :
森崎名無しさん
:2011/10/06(木) 00:19:11 ID:y3gQhm1g
A
あー、前にも予想はあったけど、リヒャルトの血筋かあ。どう活用してくるかね。
あくまで貴族(皇族)の意識を持っているなら、共闘もできそうなものだが。
ちなみに大航海時代ですが、Wはキャラによって地域を回る順番が違うので、
まだ複数キャラ攻略しやすいと思います。昔のはちょいキツいですねw
221 :
森崎名無しさん
:2011/10/06(木) 00:22:37 ID:Xki1bGD+
A
222 :
森崎名無しさん
:2011/10/06(木) 00:31:09 ID:???
Gなんて選んだらナイフ飛んでくるんじゃないかw
223 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/10/06(木) 01:31:46 ID:cVrr7pfk
>>220
まあ、ルルの立ち位置はここしかありませんからね。
前皇太子の嫡孫。つまり、彼に父親がいても問題ありませんし……いや、多分死んでますがw
大航海時代は2週目以降のマリアを除いてすべてアフリカ→新大陸→インド洋→東南アジア(ここで少し分岐)
→東アジア→地中海→北海の順番でクリアしましたw
というか新大陸内の交易及び、新大陸⇔アフリカ間の交易が便利すぎです。一年ほど頑張ればすぐに
戦列艦が買えちゃうから、悪魔を打つ矢(うろ覚え)と奇跡のペンダント(うろおぼえ)を
とれば基本的に海戦で負けることはありませんし。インド洋で望遠鏡と天球儀を取ればもっと簡単ですね。
>>222
実際に口にするわけではないのである程度は大丈夫です。まあ、上官なのでその気になれば
パワハラ、セクハラし放題ですし。(基本的に完全な男性社会です)
224 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/10/06(木) 01:32:48 ID:cVrr7pfk
A.カールハインツ・フォン・シュナイダー中尉だ。よろしくな。無難に挨拶をする。
こういうとき奇をてらわないのがシュナイダーの長所であった。
簡単に自己紹介をすると、よろしくなと言葉を沿え、早速辞令書に書かれていた自身に用意された
艦へと向う。
〜〜〜
モニカ「これが、この艦『メイアフラウ』のデータです。」
要塞内の移動エレベーターの中、シュナイダーから一歩引いたところでカツカツと小気味の良い
軍靴の音を響かせ着いてくる少女が緊張を隠せないまま資料を渡してくる。
メイア・フラウ(旧式駆逐艦)
耐久力 380 機動力 70 索敵能力40 バリア力40 装甲値 10 消費資材50
最大積載量 400
武装
光子魚雷(弾数4) 最適射程(3)攻撃力190 通常射程(2)攻撃力150
通常ビーム(弾数∞)最適射程(2)攻撃力165 通常射程(1)攻撃力120
対空機銃(弾数20)最適射程(0)攻撃力100(対艦載機戦のみ攻撃力200)
225 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/10/06(木) 01:33:48 ID:cVrr7pfk
シュナイダー(……予想以上のポンコツだな。巡航艦レベルとなら戦いようはあるだろうが、
高速戦艦や通常戦艦が敵に回った場合、逃げの一手しかないか)
いざとなればコネを使ってもっと良い艦を手配する必要性も感じていると、ついに自分の始めての
艦と対面することになる。
全長約200メートル、全幅約40メートル、全高約50メートル。そして乗員はシュナイダーと
副官のモニカを合わせても僅か26名。やや老朽化されたその側部には認識票も兼ねた
帝国紋章の背面に人魚をあしらったペイントが書かれている。それがこの艦の全てであり、
シュナイダーが預かるものの全てであった。
〜〜〜
226 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/10/06(木) 01:34:50 ID:cVrr7pfk
艦橋に上がるシュナイダー。流石にそこは帝国式の装飾が施されており、ブリッジから見る
巨大スクリーンや遮光フィールドによって有害光線を打ち消された艦外確認も十分に出来るものだった。
迷いの海の航海長→! card
ミサイル発射の水雷長→! card
武器管制の砲術長→! card
ボロ船の機関長→! card
お一人様1行ずつ! cardのスペースを抜きコピペってください。
KもしくはJOKERがでた場合は名ありが、Qの場合は名無しですが能力はそこそこ以上なものが
登場します。
227 :
森崎名無しさん
:2011/10/06(木) 01:35:17 ID:???
迷いの海の航海長→
スペードQ
228 :
森崎名無しさん
:2011/10/06(木) 01:35:40 ID:???
ミサイル発射の水雷長→
ダイヤ5
229 :
森崎名無しさん
:2011/10/06(木) 01:36:29 ID:???
武器管制の砲術長→
クラブK
230 :
森崎名無しさん
:2011/10/06(木) 01:37:01 ID:???
ボロ船の機関長→
ハート9
231 :
森崎名無しさん
:2011/10/06(木) 01:41:29 ID:???
お、名有り1+有能名無し1とは幸先いい。
232 :
森崎名無しさん
:2011/10/06(木) 01:47:25 ID:???
上出来、上出来。
233 :
銀シュナ
:2011/10/06(木) 01:53:22 ID:???
なかなかよい結果になったところで今日はここまで。
おやすみなさい。
234 :
森崎名無しさん
:2011/10/06(木) 07:19:36 ID:???
ぐうの音も出ないほど有能な部下
マリーさん、どれだけお兄ちゃんへの心配りを……
235 :
森崎名無しさん
:2011/10/06(木) 12:02:00 ID:???
ルルーシュは現時点で玉座簒奪や打倒を考えているのだろうか?
生徒会ともっと親しくしといたらラインハルトも怖くないくらいの勢力に属せたかな…
236 :
森崎名無しさん
:2011/10/06(木) 12:17:55 ID:???
いや、このスレは負け戦に厳しいから。
もし黒の騎士団ルートがあったとしても、ヨハンルートほどじゃないにせよかなりの高難度、
それもダイス運よりプレイヤーの練度を要求される類の厳しさになったと予想。
237 :
森崎名無しさん
:2011/10/06(木) 19:15:00 ID:???
しかし
>>202
の説明的にやりようによっては、
副官や参謀待遇でゲルハルトを加入させられたとしたら少しもったいな気もするなぁ
それと砲術長の名有りは誰になるんだろうか?
提督の艦隊的にシャルルとかが来るのか、それともオリキャラか別作品からの参入か…
238 :
森崎名無しさん
:2011/10/06(木) 19:18:51 ID:???
ラインハルトが出世後にかつての上司を引き込んでいったように、
【今後部下に出来る可能性のある親しい知り合い枠】としてスレ主が救済措置をくれたってことだと思うよ?
逆に言うと、現在はそのくらい人脈が狭い。優秀な人材と多く知り合いたいものだ。
239 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/10/06(木) 20:42:21 ID:cVrr7pfk
>>234
そんなに有能な人物はJOKERか、せめてダイヤKですw
>>235
え〜と、先の文にかいてますが、今の状況こそルルーシュにとっての理想です。
なので、彼は現時点で簒奪も打倒も考えていません。
その理由は何度か書いたようにシュナイダーがものすごく中途半端な時期に接触したためでもあります。
>>236
なんといってもキーポイントとなる『スザク』が登場していませんからね。
彼にとってはナナリーとロロが平穏無事に過ごしているのであれば誰に噛み付く事もありません。
>>237
いえいえ、あくまで予備役(隠居)だったものが現役になっただけです。彼は今の王朝では
絶対に出世できない特異なキャラ設定なので、後で引き入れる事も出来ますよ。
(三顧の礼がなくなった分簡単になったと思っても大丈夫です)
>>238
はい。金髪さんも外伝(OVA)でいろんな人と出会っていますよね。
シュナイダーさんの出不精も少しは軽減されると良いのですが…
と、本来ならば、先日の再開時に書くはずだったことを。
240 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/10/06(木) 20:43:45 ID:cVrr7pfk
!!CAUTION!!
長いチュートリアルも終わり、今回からが本番になります。
ここからはゲームバランスは絶対値として設定しており、皆さんの判断が不味かったからといって
救済が起きたりゲームバランスが緩和される事はありません。
死ぬ時は死にますし、死んだ人物の復活や、やり直しは(任意リセットを除き)絶対にありません。
(致命的なミスがあった場合は当然やり直しとします)
また人の命は儚く、たとえ主要人物の一人であっても脱出する暇も無く戦艦が破壊されれば
確実に死にますし、そうでなくとも毒を盛られただけでも、ブラスターで胸を貫かれただけでも、
不意な死は常に隣り合わせとなります。
故に、人が死ぬゲームを見たくない場合、そっとこのページを閉じてください。
それが、恐らく皆様の、そして中の人のためにもなると思います。
因みにシュナイダーの取ったルートは総合的に見て中の人設定でいうところの5段階中4番目。
得られる権力の強大さに比例するように『ムズい』です。
目先の栄光は全て『罠』と思う程度には注意して行動しないと、すぐに孤立した存在になるのでご注意を。
241 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/10/06(木) 20:44:46 ID:cVrr7pfk
迷いの海の航海長→スペードQ ここそこ以上な名無し。
ミサイル発射の水雷長→ダイヤ5 普通の名無し
武器管制の砲術長→クラブK 名あり
ボロ船の機関長→ハート9 普通の名無し。
航海長「久しぶりだね、シュナイダー」
そういうのはどこかで見たような気がする航海長。
シュナイダー「…たしか……君は…ゼーバルシュ、だったか?」
そう、あれはもう2年以上も前のこと。シュナイダーが3年の時のフライング・サッカー大会
一次予選に対戦した際のキャプテンであった男である。
ゼーバルシュ「覚えていてくれて光栄だね。まさかこの艦の艦長が君だったとは…運命というものは
わからないものだ」
そういいながらガシっと握手を交わすのだった。
242 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/10/06(木) 20:46:11 ID:cVrr7pfk
水雷長「水雷長を拝命されました、グリシャ・パティッツ少尉であります!」
続いて挨拶を交わすのは水雷長を任された男。シュナイダーに見覚えはないのだがそれもそのはず、
話を聞いてみるとどうやら士官学校を卒業したのではなく戦科学校の卒業生であり、
三年間の水雷手期間を終えて一年間の再研修を経て、今年晴れて士官として再赴任してきた
男であるという事だ。
シュナイダー「僅か3年で下士官から士官入りか。中々の腕前だな」
20歳であるシュナイダーよりも2歳ほど年上の男だが、この世界では所属と階級が全てである。
そういう意味では上官であるシュナイダーは秩序の構築のためにもやや大上段の構えから言葉をかける。
パティッツ「ハッ!中尉殿もそのお噂は聞いております!叛乱軍を一兵でも多く彼の地へ送って
見せましょうぞ!」
どんな噂なんだ?と思わせる口調で堅苦しい挨拶をこなす。
243 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/10/06(木) 20:47:11 ID:cVrr7pfk
そして…
砲術長「………ランピオン少尉です。」
敬礼と口上の形式上は何の問題もないのだが、必要以上に接触をしてこない人物が1人。
珍しい蒼髪にすらりとした長身。筋肉の均整が非常によく取れた美丈夫だが、なんとなく拒絶感に近いもの
を感じるのは気のせいだろうか?
シュナイダー「………」
シュナイダーがそれに何か対応をしようかと口を動かそうとするがそれよりも速く、
機関長「ワシはレーマン。トルベン・レーマン少尉じゃ。多分、この船の事は誰よりも詳しく
知っておるから何でもきいてくりゃれ。よろしくな中尉殿。」
まるで険悪な雰囲気になるのを防ぐかのように60を超えているであろう老人が気さくに声をかける。
244 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/10/06(木) 20:48:11 ID:cVrr7pfk
シュナイダー「…ああ。」
やけに馴れ馴れしい平民にやや面食らいながらも、一応この翁の言葉を尊重し、それ以上の突っ込みは
やめることにする。
レーマン「まあ、ワシは現場主義じゃからな。普段は機関部の主をしておる。用があるときは
呼びつけてくれれば良いが、急を要する時は自分の足で来た方が早いぞい」
カッカッカと笑いながら早速「補修箇所がのこっとるからの」といいながら去っていく。
モニカ「以上がこの艦をそれぞれ部署を監督する総責任者です。もし、私…もしくは中尉が不在名時には
彼らが代わりに艦長代理や副官の業務もこなしますのでよろしくお願いします」
そう締め括るのだった。
245 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/10/06(木) 20:49:16 ID:cVrr7pfk
副官 モニカ・クロイツァー准尉
●身体能力26 ●格闘能力18 ●射撃能力32 ●空戦能力10
●統率能力46 ●機動能力22 ●攻撃能力21 ●守備能力33
●運営能力96 ●外交・情報収集力78 ●政治能力52
航海長 フウェイル・ゼーバルシュ少尉
●身体能力85 ●格闘能力72 ●射撃能力90 ●空戦能力81
●統率能力88 ●機動能力82 ●攻撃能力86 ●守備能力79
●運営能力41
水雷長 グリシャ・パティッツ少尉
●身体能力72 ●格闘能力79 ●射撃能力72 ●空戦能力61
●統率能力43 ●機動能力62 ●攻撃能力72 ●守備能力61
●運営能力30
砲術長ダヴィデ・ランピオン少尉
●身体能力88 ●格闘能力96 ●射撃能力102 ●空戦能力92
●統率能力86 ●機動能力85 ●攻撃能力92 ●守備能力86
●運営能力41
機関長 トルベン・レーマン少尉
●身体能力36 ●格闘能力68 ●射撃能力50 ●空戦能力42
●統率能力81 ●機動能力58 ●攻撃能力41 ●守備能力48
●運営能力92
が、艦橋員として加わりました。
246 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/10/06(木) 20:50:17 ID:cVrr7pfk
また副官補正を得たため、今後シュナイダーの能力は以下のように書かれます。
●身体能力84(84) ●格闘能力73(73) ●射撃能力94(94) ●空戦能力75(75)
●統率能力93(93) ●機動能力85(85) ●攻撃能力95(95) ●守備能力85(85)
●運営能力83(90) ●外交・情報収集力99(99) ●政治能力89(89)
●裏工作能力95(95)●人脈3625 ●一時資産13 ●恒久資産6(うち消費2)
※通常表示されているものが補正値、カッコ内が基本値となります。
現在の補正値は1/2(端数切り上げ)
〜〜〜
247 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/10/06(木) 20:51:23 ID:cVrr7pfk
〜〜〜
シュナイダー(………それにしてもやはり目立つな)
トントントンと隣を歩く少女に気を向けるシュナイダー。
もし彼が地上勤務であれば女性を副官に持つ士官というのも皆無ではない。しかし、
原則的に女性は後方勤務であることを命じられているため、シュナイダーのように『女性』であることを
直接依頼しない限り女性副官が艦に乗ることはありえない。
事実このアーデルンカッツ艦隊において副官に女性を引き連れているのは総数13500艦の中で
僅か12名。パーセンテージにして僅か0.09%に当たるのだ。
そして、シュナイダーの知らないことだがその12名のうちの7名まで…つまり、シュナイダー以外の
過半以上が貴族の副官であり情婦であるという事実が隠されていた。
248 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/10/06(木) 20:52:24 ID:cVrr7pfk
つまり、軍上層部がこのサファイアの瞳を持つ美しい娘をシュナイダー子爵にあてがったのは
シュナイダーへ『空気を読んだ』人事であったのだ。…当然シュナイダーには迷惑以外の
なにものでもないものであったが。
モニカ「中尉、どうされましたか?」
視線がいつの間にか自分に向けられたのを知って不思議そうに尋ねるモニカ・クロイツァー准尉。
彼女もまたそのことは知らされておらず、彼のことをただ寵姫を妹に持ち、伯爵の兄を持つ
門閥貴族の1人であるという事実を知るのみでる。
シュナイダー「いや、なんでもない。」
とりあえず残り僅かしか残っていない3月はこのレンテンベルク要塞で、基礎を把握するための毎日である。
まあいいか。と思いなおし、30名にも満たない搭乗員を把握するために奔走するのだった。
〜〜〜
249 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/10/06(木) 20:53:27 ID:cVrr7pfk
〜〜〜
ようやくゲルハルト・アーデルンカッツ提督と個人面談が出来たのは、4月に入る直前であった。
赤いカーペットの敷き詰められた広い部屋に豪華な調度品がそこかしこに納められている部屋に通される。
シュナイダー(…無駄に豪華だな。やはり中将クラスになるとこれ位は当たり前なのだろうか?)
ほぼ左遷状態であるアーデルンカッツがそんな待遇であるわけが無い。この部屋は門閥貴族である
シュナイダーのために用意された応接室であり、普段のアーデルンカッツは質実剛健、質素倹約を
旨とした良識的な人物である。
アーデルンカッツ「君がシュナイダー少尉か。まずはそこにかけたまえ」
軍人としての階級は月とすっぽんの関係である二人。幹の太いオーク材を使用したワンオフの
執政机椅子に座っているのは当然であろう。
250 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/10/06(木) 20:54:30 ID:cVrr7pfk
シュナイダー「ハッ!」
そういいながら踏ん反りがえる…訳は無く、普通にクッションのよく効いた二人掛けの
ソファーの中心に座る。因みに今回、副官であるモニカ准尉は連れてきていない。
アーデルンカッツ「さて、私の口からいうのもおかしな話だが、卿は本来ならばこの場にいるような
人物ではない。意味はわかるな?」
つまり、貴族である彼の本心を知りたい中将。
幾分年は取っているが、ロマンスグレーという言葉の似合う精悍な顔立ちに大人の余裕がハイブリッド
された独特の表情は、老若男女を問わず、見るものを引きつける魅力というものを醸し出していた。
シュナイダー「…と、いわれると?」
しかし、シュナイダーとしてはあくまで自分の道を自分で選び取っただけであるので質問の意味が
よくわからない。
251 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/10/06(木) 20:55:38 ID:cVrr7pfk
アーデルンカッツ「ふむ…ありていに言えば、卿という存在は異質なのだ。いや、気を悪くしないで
くれたまえ。人というのは立場に縛られるものだ。だが、今の時点で卿がここに来る理由も立場もない」
至極真っ当な話である。門閥貴族である彼にとって宇宙空間はあまりに平等すぎる。
旧式の駆逐艦のどてっ腹にミサイルの暴風を食らえば、逃げる間もなく彼に死の抱擁が待ち受けている。
それがもしどこかの駐留艦隊であるのならば駐留先に逃れるという貴族様ご用達の策も使えるのだが、
遠征先での戦いでは逃げ出す場所も無いのだ。それはつまり、貴族であるはずの彼が貴族であるという
特権を放棄しているということに他ならない。
アーデルンカッツ「聞いた話によると卿は自ら進んで門閥貴族となったという。つまり、この両者は
矛盾するのだよ。解るね」
両手を目の前で組み、机に両肘を落としてまるで彼を値踏みするかのように語り続ける。
シュナイダー「………」
アーデルンカッツ「ずばり聞こう。卿の望みはなんなのだ?」
返事をしないシュナイダーにその矛盾点に違いは無い事を理解した彼は直球で勝負を挑んでくる。
252 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/10/06(木) 20:56:51 ID:cVrr7pfk
シュナイダー(………)
どう答えますか?
A.軍人として当然の選択だと答える。
B.軍人としての栄達を望んでいるからだと答える。
C.能力を鍛えるための一時の仮宿だと答える。
D.貴族世界の力が届かない場所にきたかったと答える。
F.自分の配下になるに相応しい人材を探している途中だと答える。
G.…答える必要はない。と答える。
H.その他
先にID表示で2票入ったものを選択します。
※基本的にこの回答はシュナイダーの本心となります。本心を隠して答えたい場合は、
記号と同時に本心もフリーの回答でお書きください。
253 :
森崎名無しさん
:2011/10/06(木) 21:01:37 ID:???
本音は「いや、貴族になったのも艦長になったのも他の人意見なんで正直困ってます」
なんだが、まあそういう多人数参加ゲームにありがちな悩みはいいとしてw
ゲルハルトはどう考えても【軍人気質】だから、AかB以外は喜ばないと思うのだ。
(自分の職場に物見遊山や【仮宿】前提で人が着たら、俺なら怒る)
それを考えるとAがいいんじゃないかなあ、と思うのだがどうか。
254 :
森崎名無しさん
:2011/10/06(木) 21:03:04 ID:???
門閥貴族を選びはしたけどシュナイダー自身は始めは軍人になるつもりだったよね。
255 :
森崎名無しさん
:2011/10/06(木) 21:04:50 ID:JOUaiXzw
A
256 :
森崎名無しさん
:2011/10/06(木) 21:05:46 ID:???
ラインハルトに準じるならAといって本音はC&F、でもいいと思うけど。
257 :
森崎名無しさん
:2011/10/06(木) 21:08:46 ID:???
AかBを選択して軍人としての道を選んでることを強く上司に知ってもらい
そのうえで軍人としての在り方を上司から学べるようにしたいな。
それでも、軍人として選んだ理由はあくまでもマリーのためである事は
一切悟られないようにして。
258 :
森崎名無しさん
:2011/10/06(木) 21:08:53 ID:???
本音はCDFだと思うんだけど、実際それ言ったらあかんからね。
259 :
森崎名無しさん
:2011/10/06(木) 21:16:48 ID:???
Aと答えるけど、言外に他を匂わせて察してもらう、とか
260 :
森崎名無しさん
:2011/10/06(木) 21:18:37 ID:???
中途半端な選択は良いことがないってのはこのスレの基本の一つだと思う。
261 :
森崎名無しさん
:2011/10/06(木) 21:22:52 ID:???
ただ、今回の場合はスレ主側がわざわざ【本音を隠す】コマンド出してきたからねえ。
ここでAをやると「門閥貴族になったのとどうかみ合わせるんだよ」って話に・・
ああいや、Bならそれはいいんだ。【貴族としての力と軍人としての力、両方欲しかったんでござる】がいえるや。
「門閥貴族ならコネで出世しろよ」に対しては【名前だけの階級じゃ得られないものがあります】と返せる。
そう考えるとBはいいんじゃないかな? 俺は申し訳ないが重要な場での投票はしばらくしたくないので、意見のみだが。
262 :
森崎名無しさん
:2011/10/06(木) 21:28:59 ID:???
原作的に考えて銀髪ぽい回答ができれば提督もデレると思うんだが、その模範解答がわからない件
263 :
森崎名無しさん
:2011/10/06(木) 21:30:46 ID:???
ホドラム? あいつの立場はシュナとはかなり違うから、参考にはならないんじゃないかと・・
264 :
森崎名無しさん
:2011/10/06(木) 21:31:53 ID:???
ファーレンハイト
265 :
森崎名無しさん
:2011/10/06(木) 21:35:12 ID:???
ファーレンハイトは門閥じゃないよ? ラインハルト指揮下に門閥はいない、というのがスレ主の解釈。
266 :
森崎名無しさん
:2011/10/06(木) 21:36:04 ID:???
裏工作技能でモニカの3サイズを調べよう(提案)
267 :
森崎名無しさん
:2011/10/06(木) 21:39:06 ID:???
本音を隠すなら別だが、そのまま答えるのならシュナイダーの目的は
マリーを守るだけの権力が欲しいということだからBがよさげにかんじるが。
268 :
森崎名無しさん
:2011/10/06(木) 21:43:04 ID:???
私が門閥貴族になったのは士官学校在籍中であります。自ら選んだので
閣下が言われるような矛盾もありましょう。ただし、それは「貴族としての力」が
欲しい場合に限ります。私は軍人としての栄達も望んでおり、名ばかりの地位でなく
実績と信頼を得ることができて初めて本物を手に入れることができるからこの道を進んだのです。
旨い言い方ではないけどこんな趣旨のことを言えたらいいんだけどなぁ。
それはそうとアーデルンカッツからの呼びかけが少尉になってますが中尉ですよね。
269 :
森崎名無しさん
:2011/10/06(木) 21:51:21 ID:???
>>268
それはやっぱりBじゃない? 多分、それを自由選択肢として書くと
「長々しくてダメ」という判定にされてしまうと思う。
270 :
森崎名無しさん
:2011/10/06(木) 21:57:28 ID:???
目的はマリーを守ること、そのために必要なのは地位と力と優秀な仲間とかんがえると、
BCFあたりかな、Aは門閥貴族というのがネックになりそうだし、Dはマリーを汚い権力から守ろう言っているのに、
そこから離れるというのは矛盾がありそう、Gはあと伸ばしにきこえるんだよな。
271 :
森崎名無しさん
:2011/10/06(木) 22:00:30 ID:Xki1bGD+
B (マリーを守りためには名実共に必要だ)
272 :
森崎名無しさん
:2011/10/06(木) 22:01:19 ID:???
Gは喧嘩を売ってるから最悪だよ。貴族としては間違ってないけど、
せっかくの【海賊殺し】との縁を悪い方向にもっていってどうする。
CとFは非常に(参加者の)本音に近いけど、それを言われた軍人はどう思うよ?
でも、心の中で本音として思うのはありだと思う。
273 :
森崎名無しさん
:2011/10/06(木) 22:07:10 ID:???
会議は踊る。
正解が見えないねぇ……
274 :
森崎名無しさん
:2011/10/06(木) 22:10:28 ID:???
難易度が高いしそれだけみんな真剣なんだよ。マズイものを見出して
情報共有できるだけでも大きい。ただあんまり完璧な正解は求めすぎないほうが
いいかもしれない。話が遅々として進まなくなりそうだし。
275 :
森崎名無しさん
:2011/10/06(木) 22:13:03 ID:???
完璧な正解は求めなくていいけど、せめて地雷は回避したい。
俺は前世でも今回も何度も地雷踏んでるが、マジでトラウマもんだよ、あれは。
276 :
森崎名無しさん
:2011/10/06(木) 22:14:49 ID:???
今までの意見からBが完璧な正解かはともかく少なくても地雷ではないとはおもうが。
277 :
森崎名無しさん
:2011/10/06(木) 22:16:16 ID:???
確かにBはおかしくは見えない。
278 :
森崎名無しさん
:2011/10/06(木) 22:20:57 ID:???
こういうスレだし、CAUTIONもでたし、テンポが遅くなるのはしょうがないんじゃない?
前世の一時期みたいに発言者数さえ減る事を考えたら、現状は遥かにマシでしょ。
279 :
森崎名無しさん
:2011/10/06(木) 22:23:20 ID:???
ある程度意見も出尽くしたみたいだが、Bがとりあえず確実そうかな。
280 :
森崎名無しさん
:2011/10/06(木) 22:24:50 ID:???
テンポを求めるとしたら選択には時間制限をつけるとかしないと多分で皆熟考して
そうそう結論が出ないかもしれんね。個人的にはこの流れは結構好きだからこのままでいいと思う。
281 :
森崎名無しさん
:2011/10/06(木) 22:27:05 ID:JOUaiXzw
Bに変更します
282 :
森崎名無しさん
:2011/10/06(木) 23:49:17 ID:qQ516bRw
B
本心:軍人としての「地位」ではなく「力」がほしい。
人脈、経験、知見。それを生で得られる場所に来たかった。
キャラクタ的にはこうかな。
283 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/10/07(金) 01:04:13 ID:OFj0jJRQ
>>253
多人数ゲームだとどうしてもそうなりますよね。中の人もそれを理解してはいるのですが、
こればかりは解消法がないのでなんともです。
>>254
はい。はじめはマリーと会える立場になるために軍人を目指し、いつでも会える立場になってからは
彼女を守るための力を得るために軍人を志しています。
そして当然ゲルハルトさんはそれを知りません。
>>256
ゲルハルトさんの質問は自分の利点を捨ててこの地に来たということについてです。
もし、イゼルローン勤務や憲兵になるのであれば、貴族である利点は十分あるので今回の疑問は
沸きません。
>>257
軍人が軍人として生きるのはある意味当たり前ですよね。
それを前提としての質問なので
>>258
いえ、G以外ならそれならそれである程度は納得できる理由を得ることはできます。
基本的に門閥貴族であるシュナイダーに志の高さは求めていないので、納得して終わりますよ。
284 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/10/07(金) 01:05:21 ID:OFj0jJRQ
>>259
上司にそんなことさせるのはあまり感心できませんね。
>>260
そのとおりです。
>>261
はい。今回の選択はシュナイダーの思想自体に影響します。そして、選択によっては
後半確実に詰まるデスデータになる可能性もあるので本音と建前とを使い分ける選択も
ご用意しました。(当然心の機微に聡い人物であればそれを見破ってくるでしょうが)
…そして、実はもう一つ意図がありました。
>>262
何度か書いてますが『言動』によって相手をデレさせるのはかなりの難易度を誇り、
そしてデレさせてしまった場合はその『言動』に責任を取らなければなりません。
つまり、自分で自分の首を絞めることになることもあるので、あまり口だけが達者でも
いい事は無いという事は覚えておいた方が良いでしょう。
>>263
ホドラムさんはものすごく格好いい人物ですよ。もし大航海時代4をお持ちならOPを
眺めるだけでも随分と解ると思います。
ただ仲間になる汎用航海士が曲者ぞろいなので、軍人にしては型に嵌った人材よりも
ユニークな人物を好む傾向があります。
285 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/10/07(金) 01:06:21 ID:OFj0jJRQ
>>264
確かに彼も銀髪ですねw
>>265
ファーレンさんはミューゼル家以上の貧乏貴族ですよ。
軍人になったのも、本来のシュナイダー目的であったはずの『自分の食い扶持を稼ぐため』ですし。
>>266
中の人のイメージはスレンダー美人ですが、どうなんでしょうね。
因みに先ほどサファイアの瞳と書きましたが正確にはエメラルドの瞳(碧色)です。
>>267
はい。シュナイダー側の立場の真意を最も正直に表しているのはBだと思います。
>>268
貴族の力以外のものを欲しいのであればなお更ですね。
折角持っている力を行使せずに1艦長になったのは(艦隊の1艦長のみ平民危険度と貴族危険度が同じ)
それこそ矛盾の塊です。利用できる物を利用せず、純粋に自分の力で地位が欲しいのであれば
そもそも貴族の道を歩む必要は無く、それどころか邪魔なものでしかありません。
286 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/10/07(金) 01:07:29 ID:OFj0jJRQ
>>269
中の人は、言葉尻を捉えて反論するという、人としてはかなりいかがなものだろう?という資質の
持ち主です。正しい文のみで構成された長文であればプラス要素に加点されますが、
間違えたものが含まれているのであればプラス要素がマイナス要素で打ち消されてしまい、結果、
通常の正解選択よりも低い評価になるということは少なくありません。
>>270
中の人的正解にかなり近いですね。大ハズレは当然Gですが、Aも実は正解ではありませんでした。
>>272
アーデルンカッツは軍人ですが、貴族とも長年の付き合いのある人物です。若造とはいえ
同じく門閥貴族であるシュナイダーがそう言ったとしても、心情はともかくとして
普通に納得します。(今彼が聞いているのは自分の感情の可否ではなく、あくまで
シュナイダーをどういう扱いにすべきかという事です。そういう意味では彼は大人なので
慇懃無礼だとしても、普通にスルーします)
…実はヒントとして、質素倹約を旨とする彼が貴族にあわせ無駄に贅沢な調度品の集まる部屋に
シュナイダーを招いた。という事があったり。
287 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/10/07(金) 01:08:29 ID:OFj0jJRQ
>>273
まあ、本当の意味では正解の無い議題ですからねぇ。
一体誰が何をどう受け止めているのか。それをすり合わせるという意味では必要なのでしょう。
>>274
正直中の人も遅筆にならざるを得ないので時間が掛かるのは中の人の負担にはなりませんよ。
(原作つきだからサクサク進むと思ったら、主人公以外の展開も同時に進めなければならなくなって
前回のものよりも内部的な情報量も多かったりしますorz)
>>275
地雷の破壊力はすさまじいですからねぇ。
中の人はGMであるという特権を特権として乱用するのは嫌いなので、中の人が書きたくない文も
書きます。それがGMとしての役目だと思いますので。(当然この意見に反論が多いのも認識しています)
>>276
そうですね。参加者さんが集まれば直感的な選択から、よりベターな回答を得られるという
典型的な例だと思います。(もちろんAで進んだとしてもダウトと言う事ではありません)
>>277
はい。自身の意志を表明するという意味ではベストでしょう。
288 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/10/07(金) 01:09:32 ID:OFj0jJRQ
>>278
そうですね。今回は文章を書いたり、シナリオを先に進めるよりもやることがたくさんあるので
あまりテンポのよさは考えていません。
>>279
ドボンではない、という意味ではほぼ確実でしょう。
>>280
まあ、時間選択でもいいのですけどね。
中の人が「次の選択肢の結果を書いてお風呂に入ろう!」とか考えて結局風呂に入る時間が
ものすごく遅れるとか今までも何度かありましたしw
>>282
それは本音と建前はほぼ同じことですね。軍人としての栄達を望んでいて、そこに力が伴わない
ことの方が問題です。というより、栄達を望むのであれば自然に人脈や経験を望む事になるでしょう。
それは人間として当然の思想であり、なんら恥ずかしい事はありません。
ということで普通のBということで選択確定します。
289 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/10/07(金) 01:10:33 ID:OFj0jJRQ
B.軍人としての栄達を望んでいるからだと答える。
即答できないシュナイダー。それはこの上官がどういう答えを期待しているかを考えるからであり、
彼は自身の処世術でこの場を切り抜けなければならないと判断したからだ。
シュナイダー「……それは、軍人としての栄達を望んでいるからであります」
これが正解なのか?この答えで彼は満足するのか?その答えはシュナイダーの知るものではない。
だからといって、何十秒も沈黙を貫くわけにも行かず、恐らく最も無難であろう答えをする。
そして更に数秒の沈黙…アーデルンカッツ提督も、次の言葉をどうするべきか考え、そして答える。
アーデルンカッツ「つまり、軍人としての栄達を望むことと自身が貴族であるという事実は
別だと考えて良いのだな?」
シュナイダー「はい。」
実のところアーデルンカッツの質問の意図はそこには無い。彼が知りたいのは彼の思想などではなく、
彼へのこれからの対応だったのだ。
290 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/10/07(金) 01:11:36 ID:OFj0jJRQ
つまり彼を門閥貴族の一員として扱い、彼に特例を与える事が最善なのか。それともあくまで1軍人として
扱い、その他の艦と同様、に扱う事を望んでいるのか。という事である。
そしてシュナイダーの出した答えは後者。自分は軍人として生き、貴族としての得られるはずの
様々な特権を得ない権利を行使するというものであった。
人はそれを愚かだと笑うだろう。人の命は平民であれ貴族であれ1つきり。故に生き残るために最も
有効な権力は誰しもが望み、誰しもが行使したがるのだ。しかし、彼はそれを望まない。
ともすれば自殺願望者なのではないかとかんぐられても仕方の無い選択だ。
だが。だからこそそこには否定しようも無い輝きがある。最低でもアーデルンカッツは
そう信じることにする。
アーデルンカッツ「…何故、自分で貴族の道を選んだのかという疑問の答えは今回の回答では
得られない。それは理解できるであろう?」
291 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/10/07(金) 01:12:36 ID:OFj0jJRQ
シュナイダー「………」
アーデルンカッツ「いや。私がそれを知る権利が無い事はわかっている。卿がそのことを述べないので
あればあえて聞く権利も義務も無い。失礼したな」
どうやら彼のためにこのレンテンベルク要塞の最上級の応接室はムダだったらしい。だが、
それが人として嬉しい中将だった。
☆☆☆
ゲルハルト・アーデルンカッツと『知己』となりました。
以降、シュナイダーは自身が軍人である限り、率先して貴族としての恩恵を得ようとはしません。
(その他選択肢を使用する場合、緊急の場合は使用できます。
また、他の兵士が空気を読んで勝手に助ける事も可能性は低いながら存在します)
〜〜〜
292 :
銀河シュナイダー伝説
:2011/10/07(金) 01:13:36 ID:OFj0jJRQ
帝国暦480年4月 任務ターン
この日、要塞で補給を終えたアーデルンカッツ提督の艦隊はレンテンベルク要塞を出港する。
その数約13500。その中には駆逐艦『メイアフラウ』も当然加わっており、殿近い場所に
配置されていた。
シュナイダー「状況知らせ!」
ゼーバルシュ「我が艦の次なる目的地は惑星『シャルムントボーゲン』。人口400万弱の
比較的小規模な星です」
基本的に左遷されたも同然であるアーデルンカンツ艦隊に休息というものは無い。戦争突入時は
もちろん、平常時であっても宇宙海賊の討伐や不法密売組織の摘発などを兼ねた哨戒任務が
任じられており、かなり広い範囲に散開しつつ、宇宙を旅するのである。
シュナイダー(つまりは、普段であればここは哨戒任務なのだな)
とはいえ今月は軍事訓練を開催する月であるので哨戒任務以外にも軍事訓練に参加する事も可能であった。
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