キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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銀河シュナイダー伝説9 〜出帆篇〜

1 :◆DWysPbgK.. :2011/09/30(金) 02:04:26 ID:Ypnuzet6
 人類が地球という名の辺境の惑星より銀河系という開拓の道を歩み始めて800年余。
世界は『銀河帝国』と『自由惑星同盟』という2つの勢力によりいつとも終わりのない争いを続けていた。

そこに現れし1人の人物。彼の名はカールハインツ・フォン・シュナイダー。

金髪碧眼の若者である彼はついに子爵位の内定を手にし、爵位を持つ門閥貴族の道を歩む事になる。

彼の先にあるのは門閥貴族の筆頭として自由惑星同盟の叛徒達を滅する未来か、それとも…

今はまだ若き青年である彼の未来、それを知る者は未だいない。

                              銀河の歴史がまた1ページ…

過去スレ
銀河シュナイダー伝説8 〜集結篇〜
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1315228098/
銀河シュナイダー伝説7 〜琢磨篇〜
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1314288999/
銀河シュナイダー伝説6 〜切磋篇〜
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1312889688/
銀河シュナイダー伝説5 〜求道篇〜
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1300034158/
銀河シュナイダー伝説4 〜岐路篇〜
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1298468514/
銀河シュナイダー伝説3 〜小星篇〜
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1296506795/
銀河シュナイダー伝説2 〜青雲篇〜
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1294392924/
銀河シュナイダー伝説1 〜黎明篇〜
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1291283308/

901 :森崎名無しさん:2011/10/17(月) 23:54:18 ID:???
シャトルの中身はなんじゃろな?→ ハート6

902 :森崎名無しさん:2011/10/17(月) 23:56:23 ID:???
ほら来たw

903 :森崎名無しさん:2011/10/17(月) 23:58:56 ID:???
ある意味期待を裏切っていないがたまには裏切ってくれよww

904 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/18(火) 00:33:27 ID:wZsV1ToE
>>902
直後の二つが両方ともご令嬢だったんですけどねぇ。

>>903
本当に裏切りませんw


シャトルの中身はなんじゃろな?→スペードA

スペード なんだか偉そうな貴族が出てきたA

巡航艦のメイン・モニタは駆逐艦のそれに比べ一回り以上大きい。そこに映し出されたのは…

???「軍人風情が命令をする!?この私にでしゃばってどうなるのかわかっているのか?」

向こうのシャトルの通信手の後方から聞こえる怒号だった。

シュナイダー(…そうか。今頃オーディンでは式典が行われているのだから、こういった輩が
チャンスとばかりに皇帝陛下に謁見しようというわけか)

品の無い声色にうんざりするシュナイダー。

905 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/18(火) 00:34:29 ID:wZsV1ToE
シュナイダー(仕方ない。軍人の相手が嫌だというのならば)

シュナイダー「私はカールハインツ・フォン・シュナイダー子爵だ。貴公の名を聞きたいのだが」

と、自身の素性を明かし相手の出方を見ることにする。

???「…なんと、あの妹のおこぼれで爵位を得た子爵か!」

その声はシュナイダーの言葉を聴いた途端一オクターブ高くなり、メインモニタにその主が映し出される。

???「…ふん。なるほど。一度は会ってみたいと思っていた人物にこうして合えるとは
世の中のめぐり合わせとは不思議なものよ」

そういいながらブラウン色のボブカットの髪をかきあげる主。

???「私はフレーゲル男爵。ブラウンシュヴァイク公の甥にして中佐をしている。なるほど、
傾国の妹を持つだけあって、顔身はいいようだな」

慇懃無礼…というよりも、あからさまに見下した態度でそう接してくる男爵。

906 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/18(火) 00:35:35 ID:wZsV1ToE
シュナイダー(なんだ!?いきなり喧嘩を売ってくるとは……コイツは馬鹿か?)

シュナイダーも天然的に他人を見下す癖を持っているのだが、ここまであからさまにそれを
示す事は無い。せいぜい邪魔をされた時に威圧をする程度である。

だがしかし、彼は爵位にして下であるにも関わらず『ブラウンシュヴァイク公の甥』というだけで
こちらを見下し蔑んでいるのだ。貴族としての誇りを持っているが故に彼の言動には
怒りにも似た感情を覚えてしまう。

フレーゲル「まあいい。私は急いでいるのだ。帝国軍中佐として命じる。
管制局に伝えてオーディンへの降下順を繰り上げるように命令しろ」

しかし、彼は、シュナイダーの心境を知ることなどあるはずも無く自分の要望を強引に押し付けてきた。

どうやら彼は、宇宙港に下りる順番を無視していたため、航路を外れていたようである。

907 :森崎名無しさん:2011/10/18(火) 00:35:41 ID:???
シュナイダーの思想に影響与えそうな輩ですな

908 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/18(火) 00:36:37 ID:wZsV1ToE
シュナイダー(………)

どうしますか?
A.いわれるとおり降下順を繰り上げ、恩を売っておく。
B.そんなことは出来ないと拒否する。
C.大の大人が順番も守れないとは、それでも帝国軍人か!と叱責する。
D.航路を守っていないということは賊だな。威嚇射撃を始める。
E.コイツはムカつく。航路を守っていないことをいいことに撃墜する。
F.その他

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909 :森崎名無しさん:2011/10/18(火) 00:38:19 ID:???
Aを選んでも恩を恩と感じる人間じゃ無いよね
寧ろ当然のことって感じで

910 :865:2011/10/18(火) 00:38:47 ID:???
DとEは(やりたいけど)アレすぎるw
Cもちょっとやりすぎな気がするし、そもそもこいつに軍人のアイデンティティなんかないだろ。
しかしAはダメ貴族化が進行するのが明らかだ。
ってとこで、消去法的にBでいかがだろう。

911 :森崎名無しさん:2011/10/18(火) 00:43:10 ID:???
Aはダメ貴族一直線だろうし。DとEはリスクが高すぎる。
Cは一応階級があちらが上だし、Bが妥当かな?

912 :森崎名無しさん:2011/10/18(火) 00:46:23 ID:MzVQCY0k
B

913 :森崎名無しさん:2011/10/18(火) 00:46:50 ID:WBPGKde2
B

914 :森崎名無しさん:2011/10/18(火) 00:46:59 ID:bidlwpq+
B
まあこれが無難か・・・。

915 :森崎名無しさん:2011/10/18(火) 00:47:36 ID:fPrjgJho
F 階級が上とはいえ、命令系統の違う人間に指図される謂れはない。
  どうしてもというのなら命令書でも見せてもらおう。

お役所的対応で門前払い。

916 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/18(火) 01:10:31 ID:wZsV1ToE
>>907
そうですね。彼を見てわが身を振り返れるか?という事でもあります。

>>909
当然とは思われるでしょうが、彼と余計な摩擦を生まずに済みはしますよ。

>>910
選んだら選んだでかなりとんでもない展開になりましたねぇw

>>911
そうですね。駄目貴族というよりも奴隷根性が生まれるかもしれません。



B.そんなことは出来ないと拒否する。

シュナイダー「秩序を守るべき軍人が、秩序を崩すわけはありませんな。」

短いが、キッパリと拒絶の意を表すシュナイダー。

フレーゲル「な、なんだと!!中佐である私の命令が聞けないというのか!」

シュナイダー「では、その中佐の命令を直接いわれればよろしい。私はほかに任務があるので
これで失礼します。ああ、そうそう。あまり航路を外れますと賊と勘違いされてしまい
軍事衛星に狙撃される可能性があります。お止めはしませんが自己責任でお願いいたします」

いいたい事を言い放つと一方的に通信を切り、再び索敵行動へ向うシュナイダー。

917 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/18(火) 01:11:34 ID:wZsV1ToE
フレーゲル「ギギギ…!!あ、あの成り上がりの青二才め!!いつか見ておれ、俺の前に
ひれ伏させてやるからな!!」

拒否された事に大仰な反応を示す男爵。彼にとって叔父とその一族以外は彼に傅くものであり、
この反応は決して許されるものではなかった。

シュナイダーさんのあら捜し→裏工作能力95+(! numnum+! numnum)/4

(! numnum+! numnum)のスペースを抜きコピペってください。

135以上 …今の通信記録、録画しているな?とモニカに確認する。
134以下 苛立たせる貴族だったな…

となります。

918 :森崎名無しさん:2011/10/18(火) 01:11:51 ID:???
シュナイダーさんのあら捜し→裏工作能力95+( 5855 )/4

919 :森崎名無しさん:2011/10/18(火) 01:11:58 ID:???
シュナイダーさんのあら捜し→裏工作能力95+( 4368 )/4

920 :森崎名無しさん:2011/10/18(火) 01:16:56 ID:???
平均80必要なのはさすがにハードル高いねw

921 :森崎名無しさん:2011/10/18(火) 01:19:17 ID:???
ダメ貴族は裏工作能力が高いって前あったからフレーゲルの裏工作対策はそれなりなんだろう。

922 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/18(火) 01:30:55 ID:wZsV1ToE
>>920
そうですね。難易度自体は能力が110ならば互角という感じですから95では少し足りないですね。

>>921
はい。彼らは迂闊ですが、(特に副官が)それを防ぐ手段に長けています。

シュナイダーさんのあら捜し→裏工作能力95+(58+55)/4=123.25

134以下 苛立たせる貴族だったな…

シュナイダー「苛立たせる貴族だったな。…総員、気を引き締めて引き続き哨戒任務を行え!」

そういうと再び任務に就くのだった。

☆☆☆

●勲功値333 → 355 となりました。

●指揮系経験4 → 6 となりました。

フレーゲル男爵と知り合いました。 関係が『敵意』となりました。

〜〜〜

923 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/18(火) 01:32:08 ID:wZsV1ToE
帝国暦481年4月 休日ターン

シュナイダー「オーディンか…今は『佐官』で『子爵』だからマリーに会いに行くにはコネクションが
600必要になる。何かの武功を上げていればその恩賞としてタダで入れてくれることもあるんだが…」

子爵であるシュナイダーにとってコネクション600はそこまで痛い出費ではない。

年に一度のこのタイミングだから会いに行っても良いかも?とも思うのだが、同時にオーディンだからこそ
出来る事も多岐にわたるような気もする。体が一つしかない事を恨みながら…

どうしますか?
A.艦に戻り、シュミレータ訓練(能力が100(運動、格闘、射撃は120)になるまで
ダイス1個で政治、外交、裏工作以外の能力を訓練できます)
B.デスクワークの残業をする。(必ず成功。後方系経験+2固定、勲功値は運営能力に依存)
C.陳情を行う。(コネクションを使用し、様々な恩恵を受ける事が出来ます)
D.フライング・サッカーの練習を行う。
E.誰かに会いに行く(ゼーバルシュ、ランピオン、モニカ、パティッツ、レーマンの中から選んでください
F.この地に私兵設立を試みる。(最低でも恒久資産2が必要となります)
G.商取引所へ向い、投機や投資を行う。(一時資産、恒久資産を用い資産を増やす事を試みます)
H.この地をぶらぶらする。
I.この地の情報を収集する。
(次回この地に来た時に色々と有利になるかも…※但し次回何時これるかは不明)
J.ノブレス・オブリージュの考えに従いこの星に寄付を行う。
K.マリーに会いにノイエ・サンスーシにアポイントを取る。(必要コネクション600)
L.皇帝陛下に謁見を求める。(必要コネクション900)
M.自分の屋敷に戻ってみる。
N.人事部へ向い、旧友たちがどうしているか調べてみる。
O.その他

先にID表示で2票入ったものを選択します。

924 :森崎名無しさん:2011/10/18(火) 01:33:34 ID:kAsm3U/o
K


925 :森崎名無しさん:2011/10/18(火) 01:33:56 ID:4lBMwND+
K
アンネローゼ関係を聞き出したいね。

926 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/18(火) 02:13:25 ID:wZsV1ToE
K.マリーに会いにノイエ・サンスーシにアポイントを取る。(必要コネクション600)

そこは常春の地、この世の楽園にも思える美しい場所だった。

手入れされた庭園には人に馴れた鹿が飛び交い、敷地内に人工的に作られた泉には
美しい白鳥が優雅に泳いでいる。巨大迷路のようなバラ園のバラは春の日差しが強くなったこの季節に
相応しい花をほころばせ、野うさぎは伸び始めた下草をおいしそうに頬張る。

シュナイダー「平和だな…」

庭園の中央に置かれた真っ白な白樺で作られた椅子に座り、同じ素材で作られた可愛らしい円形机に
ティーカップを置くとそんな事を呟く。

マリー「もう、お兄ちゃんたら。突然何をいいだしてるの?はい、お茶請けのケーキ。
今日来るってわかってたら新しいのを作って待ってたのに。残念」

それでも嬉しそうにシュナイダーの横にある同じような椅子に座る可愛らしい妹。

927 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/18(火) 02:14:35 ID:wZsV1ToE
どういうわけか既に20近くになるはずなのに、その花も恥らう表情はまだ少女の面影を
強く残しおり、幼ささえ感じる。

シュナイダー「新しいのを?…マリーはケーキも作れるのか?」

意外な回答に驚く兄。彼の知る妹はクッキーを焼く程度ならば出来るのだが、基本的には
手作りお菓子は屋敷のメイドさんに作ってもらっていたはずである。

マリー「そうよ、自分の事は自分でしなさいって。面白いでしょ。お父さんと同じ事を
言う人がこの西苑にいるのよ」

シュナイダー「そうか。良かったな」

一日寝かされて生地がしっとりとしてきたケーキも悪くは無い。というよりも甘党というわけではない
シュナイダーにとってケーキを食べる機会というものは非常に少なく、美味しいと感じるのは
手の届く範囲に黄金の光を散りばめられた少女がいるからに他ならない。

928 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/18(火) 02:15:37 ID:wZsV1ToE
シュナイダー(ここに来ると本当に心が洗われるようだ…)

どうしますか?
A.今日も心行くまでマリーと話しをする。
B.最近困った事はないか?と尋ねてみる。
C.このケーキの先生は誰なのか聞いてみる。
D.一緒にノイエ・サンスーシを散歩しないか誘ってみる。
E.この暮らしに慣れたか聞いてみる。
F.マリーに何かお願いをする。(願う内容もお書きください)
G.その他

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929 :森崎名無しさん:2011/10/18(火) 02:19:04 ID:4lBMwND+
C
ケーキといえば。

930 :森崎名無しさん:2011/10/18(火) 02:34:46 ID:fPrjgJho
C
ですなあ。

931 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/18(火) 18:15:22 ID:wZsV1ToE
C.このケーキの先生は誰なのか聞いてみる。

この一年。積もる話もあったはずなのだが、会ってしまうとそれらはどうでもよくなってしまい
結果的に話の話題は日常的で平穏なものになってしまう。

シュナイダー「それにしてもマリーがケーキを作れるようになったとは驚いたな」

それは別に今話さなくても良い『どうでも良い話』。だが、普通の兄と妹の会話としては
ある意味において最も重要なスキンシップの一つであり、シュナイダーはその回答に対し
別段何の返事も期待はしてはいなかった。

しかし。何時どのような時であれシュナイダーに安息という時間は舞い降りないらしい。

マリー「うん、アンネローゼさまに教えてもらったの」

天使のような微笑でシュナイダーの質問に答える皇帝の寵姫。

シュナイダー(アンネローゼ!?……あの、マリーと同時期に輿入れされた少女か)

実際にこの目で見たのは4年ほど前の黒真珠の間。せめて最後にマリーの姿を見ようと新無憂宮殿
に向ったシュナイダーが見た少女。

932 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/18(火) 18:16:27 ID:wZsV1ToE
あの時シュナイダーは誓ったのである。

『マリーを守るために彼女に近づき、危険なことへの矢面に立たせる』と。

マリーに知られたくない自分の一面が首をもたげる。既にこの一年で数百もの命を奪い去った
シュナイダーである。たとえそれが皇帝の寵姫だからといって…いや、そうだからこそ
彼女の命はマリーの代わりになりえるのであって、彼の中にある愛ゆえの狂った算段が
頭の中をフルに回転させる。

シュナイダー(……マリーを守るために同格の少女を生贄に使う。そのためには彼女と接触できるのが
一番良いのだが…)

嬉しそうに綻ぶ妹。その少女の恐らく数少ない友人の命を盾にすることに引け目が無いわけではない。
しかし、身内の死と赤の他人の死、それは天秤にかけるまでも無く一方に偏っていて……

シュナイダー「その、アンネローゼさまと会う方法はないのかい?」

言葉は兄の口から自然に紡がれる。

933 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/18(火) 18:18:02 ID:wZsV1ToE
そして当然のように不思議がる少女。

シュナイダー「ああ。マリーによくしてもらっているなら挨拶もしておきたいし、御礼もしなくては
いけない。わかるだろう?」

まるで、子供を諭すように優しく甘い言葉で返事をするシュナイダー。

マリー「う〜ん…でもねぇ。アンネローゼ様は陛下の寵姫さんの中でも一番のお気に入りだし。
関係のない人が会うには、陛下が行幸あらせられる際にちょっと会釈を出来る程度じゃないかな?」

当たり前だが後宮のしきたりは非常に厳しい。シュナイダーがこうして後宮内に直接出入りできるのも
門閥貴族であり寵姫の兄であり、あとはほんの僅かな効果だけだが佐官であるという事実三つが
組み合わさっているからだ。もしそのいずれかのみであれば、恩賞などではなく私用でこの場に入ること
など絶対に不可能であっただろう。

シュナイダー「そうか…」

シュナイダー(私用ではやはり厳しいか。憲兵隊で昇進し、宮廷警備兵に就ければ話は違うだろうが)

そんな難しい顔をしているシュナイダーを見て流石に何とかしてあげたいと思ったのだろうか、
兄思いの妹は一つだけ可能性を教えてくれる。

934 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/18(火) 18:19:23 ID:wZsV1ToE
マリー「ホントは駄目なんだけど…今から会いに行ってみる?きっと私が同伴していれば
陛下も怒ったりしないとおもうんだけど…」

シュナイダー(………)

どうしますか?
A.ここは無理を通してでも好を結びたい。マリーにお願いする。
B.本末転倒な結果など受け入れられない。
C.他の方法は無いかと聞いてみる。
D.その他

先にID表示で2票入ったものを選択します。

935 :森崎名無しさん:2011/10/18(火) 18:21:48 ID:y+mrQ6aE


936 :銀シュナ:2011/10/18(火) 18:23:48 ID:???
無くとも通じますが、一行だけコピペされていませんでした。

>>932>>933の間に

マリー「ん?お会いしたいの?」

という一行が入ります。スミマセンでした。

937 :森崎名無しさん:2011/10/18(火) 18:24:23 ID:Cu7EXdUc
D B+妹によくしてくれている事に感謝していることを伝えるだけでいい

938 :513:2011/10/18(火) 18:52:29 ID:2+J/hwgY
B

939 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/19(水) 13:28:16 ID:0zeiCRec
B.本末転倒な結果など受け入れられない。

虎穴に入らずんば虎児を得ず。本当に必要であれば多少のリスクは覚悟の上で行動しなければ
ならないという格言であり、同時に真理でもあった。

しかし、それはあくまでリスクを負うのが自分であればという話。シュナイダーにとって
そのリスクを負うのが彼女である事は許されず…

シュナイダー「いや、マリーが困るような事はしたくない」

と、自分の本心とは逆にそこまで重要な出来事ではないとうわべを繕い、再び談笑に花を咲かせる
のだった。

☆☆☆

マリーとの友好値が上がりました。

〜〜〜

940 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/19(水) 13:29:53 ID:0zeiCRec
〜〜〜

という風に、カールハインツが妹と久しぶりの邂逅を果たしていた頃……

グレゴール・フォン・ミュッケンベルガー「アーデルンカッツ提督。貴君にはトラーバッハ星域
でおきた平民どもの鎮圧に望んでもらう」

数年間に元帥号を得、宇宙艦隊指令長官の座に着いた威風堂々たる男が、シュナイダーの上官である
ゲルハルト・アーデルンカッツ中将にそう命令していた。

アーデルンカッツ「鎮圧……?駐留の艦隊はどう成されたのですか?」

新たに閣下と呼ばれるものたちが昇進する際に行われる式典も終わり、アーデルンカッツの元にいる
分艦隊長の入れ替わりによる引継ぎ作業を行っていた期間であるため、寝耳に水の状況に
そう尋ね返す。

ミュッケンベルガー「詳しい情報はわからん。だが、未確認の情報でよければ……どうやら、
大多数がその暴動に加わっている可能性があるらしいのだ。」

実はこの元帥、アーデルンカッツ提督の手腕についてかなり評価している。だからこそ、
作戦の裏に隠されていた情報も開示してみせた。

941 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/19(水) 13:30:54 ID:0zeiCRec
アーデルンカッツ「まさか!?暴動を起こしたところで鎮圧され弾圧される事がわかっていて
手を貸してると?」

ミュッケンベルガー「だからこそ貴君に頼むのだ。ただの民衆の叛乱であればそれでよい。
だが、そこに軍人が関与しているとなると帝国の威信に関わる。そして…」

アーデルンカッツ「帝国軍人が力を貸しているということは…他の地域にも波及する可能性のある
原因が隠されている…と」

つまり、何かしらそうしなければならない理由があるというのならば隠密に握りつぶせというのだな。
と受け取る中将。

ミュッケンベルガー「………。私からはそれ以上は何もいえん。だからこそ、アーデルンカッツ提督。
全力を持って対処せよ!」

アーデルンカッツ「ハ!」

帝国式の敬礼をもって回答とする中将。こうして、シュナイダーの知るところでは無い場所で
次なる作戦は始まるのだった。

〜〜〜

942 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/19(水) 13:31:55 ID:0zeiCRec
帝国暦481年5月 任務ターン

モニカ「今回の目的は叛乱の鎮圧です。」

シュナイダー「叛乱?どうしてだ?」

モニカ「そこまでは…。ですが治世された文明社会で乱を起こすのは許されざるべき事です。
降下作戦後に占領、鎮圧作戦になります」

シュナイダー「これで艦隊戦、討伐戦それに占領作戦と艦隊戦で起こりうる戦闘を全て
こなすというわけだ。たった1年と少しで経験できるのは出来すぎてはいるが…」

モニカ「それと今回は時間が勝負のため以前のように補給基地へは立ち寄りません。
艦内の風紀が乱れやすくなるのでご注意を」

そんな会話は、後ろで勤務していたローロフ航海長のワープ準備が出来たという言葉よって
遮られる。

943 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/19(水) 13:33:18 ID:0zeiCRec
どうしますか?詳しくは>>30-を参照ください。
A.デスクワークを行う(必ず成功。後方系経験+2固定、勲功値は運営能力に依存)
B.艦内風紀更正を行う
(運動値と格闘値もしくは運営能力で判定。運動系もしくは後方系経験+、勲功値の上昇率低)
C.定例索敵を行う。
(空戦能力で判定。指揮系経験+、軍事訓練出現時は勲功値の上昇率1.5倍)
D.駆逐艦補修(運営能力判定。後方系経験+、艦の耐久力を最大500まで上昇出来る。勲功値上昇率低)
E.何もしない(休息(休日)ターンが2回になります。勲功値減少)

先にID表示で2票入ったものを選択します。
●身体能力88(88) ●格闘能力73(73) ●射撃能力94(94) ●空戦能力75(75)
●統率能力93(93) ●機動能力92(92) ●攻撃能力97(97) ●守備能力103(103)
●運営能力91(83) ●外交・情報収集力99(99)         ●政治能力89(89)
●裏工作能力95(95)●人脈4230     ●コネクション4655 
●一時資産16     ●恒久資産6(うち消費2)   ●勲功値355(NEXT800) 
●運動系経験2     ●指揮系経験6     ●後方系経験6

944 :森崎名無しさん:2011/10/19(水) 13:40:46 ID:rcoUH22w
B

945 :森崎名無しさん:2011/10/19(水) 13:53:27 ID:xrrfq6Fs


946 :森崎名無しさん:2011/10/19(水) 14:23:01 ID:???
ふむ、怪物の扇動工作がスタートしたのかな。

947 :森崎名無しさん:2011/10/19(水) 15:02:45 ID:???
わりとそれっぽいね。なんで軍人になんかなったのかと思ってたんだが、
これがしたかったのだと思えば納得もいく。

948 :森崎名無しさん:2011/10/19(水) 15:04:30 ID:???
ああなるほど、軍人を扇動するには軍人になって近づくのが一番手っ取り早いからね

949 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/19(水) 18:48:17 ID:0zeiCRec
>>946
どうでしょうねぇ?

>>947>>948
彼ならば軍人にならなくとも群集心理を利用することで軍隊という生き物自体をコントロールできますよ。
あと彼が、軍人を目指した理由は非常に簡単です。星々をめぐるには都合がよいから、と、一般人では
入り込むことが出来ない場所が多すぎるからですね。

B.艦内風紀更正を行う

シュナイダー「危険域になる前にはやめに対処しておくか」

危険になれば前回のように自身の資産を解放するという策もあるのだが、別に緊急を要する
用件があるわけでもない。ならば、やることは一つだと判断し、早速行動を行うことにする。

どの方法で風紀更生をしますか?
A.運動値及び格闘値を用いる。
(力で正します。回復量は高いですが、反発が強ければ乱闘騒ぎになる事もあります)
B.運営能力を用いる。
(規則で正します。回復前の数値が高いほど回復量は上がります。元の数値が低すぎると効果は薄まります)
C.金で釣る。
(一時資産を2消費する事で確実に最大値へ戻します。但し、以降A.Bでの回復量が減り、
回を増すごとに最大値にするための額が増えていきます。※艦を変えるとリセットされます)
D.その他

先にID表示で2票入ったものを選択します。
(駆逐艦から巡航艦に変わったことでCの必要資産が上昇しています)

950 :森崎名無しさん:2011/10/19(水) 18:51:22 ID:XBmVI80E
B

951 :森崎名無しさん:2011/10/19(水) 18:54:18 ID:VUXKcnI+
B

952 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/19(水) 19:33:19 ID:0zeiCRec
B.運営能力を用いる。

シュナイダー(状況としてはまだイエローゾーンに入ったばかりといったところか…
では、力で押し付けるよりも改めて規則の徹底を図った方が反発も少ないだろう)

そう考えると早速、風紀を正すべく試行錯誤する。

軍規をただす→運営能力91+(! numnum+! numnum)/4

! numnum+! numnumのスペースを抜きコピペってください。
出た数値の???分、艦内治安が回復します。(内部パラメーターの為、現時点では非公開)
また、出た数字の1/8がそのまま勲功値に加算されます。(端数切り上げ)

953 :森崎名無しさん:2011/10/19(水) 19:35:04 ID:???
軍規をただす→運営能力91+( 3715 )/4

954 :森崎名無しさん:2011/10/19(水) 19:35:08 ID:???
軍規をただす→運営能力91+( 7552 )/4

955 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/19(水) 20:15:29 ID:0zeiCRec
軍規をただす→運営能力91+(37+15)/4=104

104/8=13

前々回の風紀更生のときもそうだったが、ある意味において…いやおかなくとも武闘派である
シュナイダーにこういう作業はお世辞にも得手とはいえなかった。

シュナイダー(大体、はした金をちらつかせれば尻尾を振って喜ぶ貧乏人たちのために
何故私が本気にならなくてはいけないのだ)

そんな事を思った彼は昔あまり効果の無かった『張り紙を貼る』という単純で効果の低い作戦を
再び実行するのだった。

☆☆☆

●勲功値355 → 368

●後方系経験6 → 8 となりました。

艦内風紀が回復しました。

〜〜〜

956 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/19(水) 20:17:43 ID:0zeiCRec
帝国暦481年5月 休息ターン

シュナイダー(さて、この半舷休息を終えればトラーバッハ星域にたどり着くな。人心掌握も
ある程度済ませた。残りは…どうしようか?)

気を緩める事に慣れていないシュナイダーは正直言って暇をもてあますのだった。

何をしますか?
A.シミュレーターに篭る。(能力が100(運動、格闘、射撃は120)になるまで
ダイス1個で政治、外交、裏工作以外の能力を訓練できます)
B.デスクワークの残業をする。(必ず成功。後方系経験+2固定、勲功値は運営能力に依存)
C.陳情を行う。(コネクションを使用し、様々な恩恵を受ける事が出来ます)
D.艦内風紀更正を行う(任務の半分の効果で艦内の風紀を正します。勲功値は得られません)
E.誰かに会いに行く(モニカ、ローロフ、ニコライ、アルメング、コッケルの中から選んでください
F.酒保へ向う(艦内の風紀を知ったり、誰かに会ったり、偶にイベントが起きます)
H.その他

先にID表示で2票入ったものを選択します。

957 :森崎名無しさん:2011/10/19(水) 20:24:13 ID:jE17ewBA


958 :森崎名無しさん:2011/10/19(水) 20:25:02 ID:0lKYkOsg
A
モニカ以外のメンツと親しくなってもコネ増加ぐらいしか旨味ないし
陳情でさっさと昇進しまくったほうがいいけどもうすぐ目的地に着くから後回し

959 :森崎名無しさん:2011/10/19(水) 20:26:21 ID:VUXKcnI+
F
もう一回イベント期待してみようか

960 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/19(水) 21:30:45 ID:0zeiCRec
F.酒保へ向う(艦内の風紀を知ったり、誰かに会ったり、偶にイベントが起きます)

シュナイダー(さて、先ほどの張り紙の効果がどの程度上がっているか調べてみるか)

そんな事を考えて巡航艦の後方に位置する酒保へと向うカールハインツ。

〜〜〜

そこはつい最近まで乗っていた駆逐艦のものとは段違いの規模だった。

駆逐艦のものは所謂キオスク形態を取っており、2.3uの狭い中に効率的に品を配置し
品数よりも品種を多くする事を重点においていたが、この巡航艦の中のものは小さいながらも
食堂と併設された商店の形式を取っており、商品棚に乗せられた品々は生活必需品から
様々な嗜好品、それに安物だけではないアルコール類やちょっとした医療品までおかれている。

シュナイダー(流石は駆逐艦よりも25倍の人員を囲んでいるだけはある。こうも立派な施設であれば
品数を増やす陳情をかけてもいいな)

普段はセレクトショップでまとめて買い物をしているシュナイダーにしてもこの品数には
興味を覚えざるを得ず、思わず数種類のアイテムを手にとってしまう。

961 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/19(水) 21:31:45 ID:0zeiCRec
???「ありがとうございました」

男社会の中に女性が入り込める余地など有るはずも無く、残念ながら店員は男であったが
それでも機嫌よく引き返そうとすると…

何かあるかな?→! card

! cardのスペースを抜きコピペってください。

ダイヤ 水雷長のフォン・ニコライ中尉が難しい顔をしていた。
ハート 珍しい…モニカ少尉がこの場に来ていた。
スペード 名のなき兵士が話しかけてきた。
クラブ …特に何も無かった。

となります。

962 :森崎名無しさん:2011/10/19(水) 21:32:30 ID:???
何かあるかな?→ ダイヤQ

963 :森崎名無しさん:2011/10/19(水) 21:33:02 ID:???
何かあるかな?→ クラブ3


964 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/19(水) 22:21:24 ID:0zeiCRec
っと、すみません。追記するの忘れていました。今回は関係ありませんが、カードの種類が
なんだったとしても、カードがKの場合はそちらのイベントが割り込まれます。

何かあるかな?→ダイヤQ

ダイヤ 水雷長のフォン・ニコライ中尉が難しい顔をしていた。

さて帰ろうか。とまだ21歳の若者が酒保から去ろうとすると、そこに意外な人物がいるのを見つける。

シュナイダー(あれは…たしか水雷長のフォン・ニコライ少尉。)

将来に大望のある彼にとって、取るに足らない人物であるニコライ少尉だがその真剣な表情には
気品と知性が見受けられ、初めに配下の把握のために渡された資料に書かれていた
『たいした能力も持たない貧乏貴族』という評が偽りではないのか?と思われてしまうほどだった。

965 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/19(水) 22:22:33 ID:0zeiCRec
シュナイダー「ニコライ少尉か。…どうしたんだ、こんなところで考え事か?」

故にそんな言葉をかけてしまうシュナイダー。もしかしたら彼が『名前ばかりの』とはいえ、
帝国騎士の称号を持っていることが多少は影響したのかもしれない。

ニコライ少尉「え?あ、ああ。艦長でしたか。いや、たいしたことではありませんよ」

話しかけてきた相手が上官である艦長であると気付いた彼は普段の軽薄そうにも見える優しい表情に戻る。

シュナイダー「たいしたことかどうかは私が決める。で、その表情の原因は?」

暗にそう命令を出してしまうシュナイダー。

ニコライ水雷長「…負けました。艦長、今回の叛乱…おかしいとは思いませんか?」

優しい表情の瞳の中に僅かな煌きを灯しながら理由を話す。

シュナイダー「おかしい?…とは、叛乱の中に軍人も含まれているということか?」

966 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/19(水) 22:23:33 ID:0zeiCRec
ニコライ「それもありますが、そもそもが…です。もし、これが僕だったら軍人の手助けもあるのだから
叛乱ではなく亡命を選びます。トラーバッハ星域は確かにフェザーン回廊よりもイゼルローン回廊の
方がかなり近い宙域です。ですから自暴自棄になったとしても不思議ではありません。しかし、
自暴自棄であるのならば、何故軍人までその暴動に参加しているのでしょうか?」

シュナイダー「……続けてくれ」

実は、彼は『軍人としての』能力意外の場所で何かしらの能力を持っているのかもしれないと
自身の中の評価を正しながら言葉を促す。

ニコライ「ここからは仮定と憶測と推論による見解ですが…彼らが叛乱を起こした理由は2つ考えられます。
一つは叛乱軍もしくはフェザーンによる扇動。まあこの場合は叛乱軍によるものではないでしょう。
そもそも起こす為のコストに比べはるかに労力のいる作業ですから。ですので消去法的に
フェザーンによるものになりますが。」

967 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/19(水) 22:24:36 ID:0zeiCRec
シュナイダー「つまり、後ろ盾としてフェザーンがあると?…それでは逆に叛乱兵たちは
フェザーンに………そうか。確かあの場所は非武装地域。軍艦はフェザーン回廊には入れない!」

ニコライ「それもありますが、恐らくその中枢にいる人物がそうならないようにコントロール
しているのでしょう。あくまで目的は騒乱による国の疲弊。だとしたらフェザーンにとって益はあります」

シュナイダー「つまり、この叛乱には首謀者がいる。という事か?」

ニコライ「はい。確証はありませんが、今回の特異性から見てまず間違いなく」

シュナイダー「………」

ニコライ「そしてもう一つの理由…艦長はトラーバッハ星域と聞いて何を思い出しますか?」

シュナイダー「そうだな。士官学校の歴史のページにある『流血帝アウグスト2世』と
『止血帝エーリッヒ2世』の最後の戦いの地…というところだろう。だが、それはもう
200以上の昔の出来事だぞ」

ニコライ「まだ、200年です。人類の有史から考えればごく最近の出来事ですよ。」

968 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/19(水) 22:25:47 ID:0zeiCRec
シュナイダー「では改めて聴こう。そのごく最近の出来事と今回の出来事との関連性は?」

ニコライ「……わかりません。ですが、何故、彼の地で叛乱がおきたのか?それを考えると
それが必然だったからでしょう。どこでも良いのであればトラーバッハ星域である必要などは
全く無いのですから」

それは理詰めを何度も繰り返すことでようやく解法を見ることが出来る連立方程式のようにも思えた。

シュナイダー「………つまり、先の2つの理由。首謀者の存在とこの地の曰くが今回の大元だと?」

ニコライ「単純な叛乱であればそれが一番です。恐らく流れる血の量もそれほど多く必要とは
しないでしょう。しかし、もし…僕の考える事が正解であれば…目的が帝国を疲弊させる事であれば…
今回の戦いは凄惨なものとなるでしょう。」

969 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/19(水) 22:26:47 ID:0zeiCRec
シュナイダー「それを止める方法は?」

ニコライ「少数精鋭で首謀者を秘密裏に捕らえる。頭の無くなった暴徒であれば、そのエネルギーさえ
発散してやれば皆正気に戻るでしょう。それが出来ればこちらも帝国国民も最も少ない被害で
この事態を収める事が出来ます」

シュナイダー「………」

ニコライ「先ほども言いましたがこれは仮定に憶測と推論を混ぜ合わせて作り出された答えです。
何かが一つ違えば全ての条件は崩れ落ちてしまいます。…ですが…」

シュナイダー「わかっている。フェザーンでは無いにしろ、どこからか派遣された首謀者がいて、
その首謀者の神算と鬼謀とをもってして、この土地の曰く…恐らく流血帝に関する情報なりなんなりを
利用した扇動を行っていたとしたら…それはこの反乱鎮圧作戦自体が彼らの罠だということだ」

ニコライ「…はい。」

970 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/19(水) 22:27:47 ID:0zeiCRec
シュナイダー(……ちぃ!何でこんな時私は一介の少佐でしかないのだ!……せめてアーデルンカッツ
提督に報告しておくべきか?)

どうしますか?
A.アーデルンカッツ提督にモニター越しで報告する。
B.アーデルンカッツ提督の艦に直接出向き報告する。(必要コネ100)
C.作戦前の大事な時期にこんな不完全な推論を報告するわけには行かない。
D.その他

先にID表示で2票入ったものを選択します。

971 :森崎名無しさん:2011/10/19(水) 22:28:45 ID:jE17ewBA


972 :森崎名無しさん:2011/10/19(水) 22:30:04 ID:xrrfq6Fs
B聡明な上官らしいので。

973 :森崎名無しさん:2011/10/19(水) 22:31:58 ID:???
海賊退治=国家内の不穏分子(少なくともこの世界観で私掠船はありえない)との戦いで
名を上げた人だし、この辺の機微は誰よりもわかってる…はず。

974 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/19(水) 23:31:38 ID:0zeiCRec
>>972
はい。彼自身はかなり聡明ですよ。

>>973
そうですね、(実はちょっとした穴がありますが)理論としては間違っていない話なので
彼の心境としてはアリでしょう。


B.アーデルンカッツ提督の艦に直接出向き報告する。(必要コネ100)

シュナイダー「ええい。聞いてしまったからには仕方が無い。少尉、お前も来い!」

僅かな逡巡の後、意を決したように発するシュナイダー。

ニコライ「え!?」

当然のように驚くライマル・フォン・ニコライ中尉の声を背中に…

シュナイダー「アーデルンカッツ提督にこのことを進言する。この考えは正直な話、
私では考え付かない理屈だ。だが、それが正しいと判断した。」

そう宣言すると、巡航艦に配置されたワルキューレを一機借り、彼を背中にアーデルンカッツ提督の
旗艦へと移動する。

〜〜〜

975 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/19(水) 23:32:39 ID:0zeiCRec
〜〜〜

シュナイダー「私は、艦隊所属のフォン・ラインハルト少佐だ。至急提督に取り次いで欲しい!」

寵姫の兄という地位が幸いし、アポイントを取っていない状態でも旗艦への入艦を許される
シュナイダーとニコライ少尉。

それから数十分後…

アーデルンカッツ「どうしたのだ?そのように慌てて?」

彼にとってはシュナイダーは貴族の一仕官である。一年前に話したときの言葉はあっさりと覆され
今は少佐になっている彼に対し、別段好意を持つ理由など無く、ごく普通に接してくる。

シュナイダー「ハ!非才の身ではありますが、提督に具申したい旨あり、こうして非礼な
振る舞いとなってしまいました。」

976 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/19(水) 23:33:40 ID:0zeiCRec
アーデルンカッツ「そうか。…念のため聞くが、それは今でなければならないことなだろうな?」

もし、それが貴族特有の駄々であれば、警告ではすまないと暗に示しながら尋ね、

シュナイダー「はい。事はこの艦隊に……いえ、銀河帝国全てに関わる事であります!」

と、やや誇張しているがだからといって嘘でもないと判断した金髪の青年は返事をする。

アーデルンカッツ「では、…そうだな。聴こうか……」

そうして、シュナイダーはニコライ少尉の言葉を借りつつ説明していくのだった。

〜〜〜

そしてその1時間後。緊急の幕僚会議が始まる。

アーデルンカッツ「……というのが、シュナイダー少佐とニコライ少尉の言である。何か質問は?」

特例として席を用意されたシュナイダーとニコライ水雷長の周りには閣下と呼ばれる分艦隊長に
参謀長、副司令官、地上戦用に召集された装甲擲弾兵の少将などまさにこの艦隊の心臓部の
将官が揃っていた。

977 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/19(水) 23:34:41 ID:0zeiCRec
ロペス第ニ分艦隊長「…それってつまり、現状における情報のみで考えられた空論なんでしょう?」

やや軽薄そうに見える青年士官がまずは第一声を上げる。

ロシュフォール副官「だが、言われてみればそのとおりだ。第一、この案自体は確か
以前にも出てきたものだろう?」

アーデルンカッツ提督の副官が毅然と分艦隊長の言葉に意見する。

ロペス「おっと、勘違いしないでくれ。何も反対をしているわけではないんだ。だけど繋っているのは
この艦隊全ての命だ。憶測と推論は出来るだけ排除するというのは基本中の基本だろ?」

アルメイダ参謀長「そうだな。私はロペス少将の言葉も一理あると思う」

ディアス第一分艦隊長「ケッ!!命を賭けるのはいつもの事だろうが。それに観察という意味から
導き出された答えとしては充分合格点を与えられる答えだ。俺は乗ったぜ」

黒髪のやや目つきの鋭い少将が同じく賛成派のロシュフォール側につく。

978 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/19(水) 23:37:13 ID:0zeiCRec
シナート第三分艦隊長「そうですね。人の死を少しでも少なく出来るというのなら乗れない策では
ありません」

と、やや恰幅の良い准将も同じく今回の案に賛同する。

アルメイダ「だが、この作戦を実行するにしろ少数による首謀者の捕縛なんて。
こんなことを出来る人材は……」

やや慎重派の彼の言葉に……

ドゥーコフ装甲擲弾長「私は構わない。元々地上戦では私が陣頭指揮を執るのだから」

とフェザーンの血が混じっている色白な少将から返事が飛ぶ。

アーデルンカッツ「……では、二段構えの作戦だ。まずは、シュナイダー少佐の案を……」

とりあえずの意見が出たところで決定権をもつ提督が両方の折衷案を提案しようとするが、

ディアス第一分艦隊長「ちょっと待った!!シュナイダー少佐とかいったか…この作戦を立案したのは
お前さんとそこの少尉さんだ。つまり、この作戦に対する責任がある。わかるな?」

979 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/19(水) 23:38:42 ID:0zeiCRec
シュナイダー「………」

ディアス第一分艦隊長「故にお前さんはこの作戦を見届ける責任があるわけだ。もちろん
この作戦が実行される事になれば潜入部隊の役割を果たすんだよな?」

つまり、シュナイダーに少数精鋭による部隊に編入するんだろう?という確認を取ってくる。

ディアス第一分艦隊長「でなきゃ俺は降りるぜ。当たり前だろう?自分は安全なところで
ああだこうだと口ばかりのやつに従う気はない。たとえそれが、貴族の坊ちゃんでもだ」

ロシュフォール副官「少将はいつもいいすぎですよ。第一、貴方はどちらの味方なんですか!?」

ディアス第一分艦隊長「どちらの!?そんなの決まっている。俺は俺の味方だ。世界はヤーとナインの
二つしかないというわけじゃないんだぜ?
…で、どうするよ?その自信満々の態度…勝算は当然あるんだろう?」

980 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/19(水) 23:39:42 ID:0zeiCRec
シュナイダー(………)

どうしますか?
A.もちろんそのつもりだ。少数潜入部隊に志願する。
B.…いや。あくまで具申をしにきただけ。と答える。
C.その他

先にID表示で2票入ったものを選択します。

981 :森崎名無しさん:2011/10/19(水) 23:40:01 ID:PfokBnVY


982 :森崎名無しさん:2011/10/19(水) 23:40:07 ID:d2KK5oHI
A

983 :森崎名無しさん:2011/10/19(水) 23:40:14 ID:orRxTM4k
A

984 :森崎名無しさん:2011/10/19(水) 23:40:20 ID:0lKYkOsg
A
リスクは大きいがここはそれに見合うリターンとコネが手に入る

985 :森崎名無しさん:2011/10/19(水) 23:40:50 ID:VUXKcnI+
A
スパイみたいな仕事の部分もあるし、情報収集と裏工作で貢献できればいいんだが・・普通にバトルだけかな。

986 :森崎名無しさん:2011/10/19(水) 23:45:45 ID:???
しかしこれ、予想が正しいとしたら【あいつ】と【彼】がいるんかねえ。
「その首謀者の神算と鬼謀とをもってして」とかいってるし。

987 :森崎名無しさん:2011/10/19(水) 23:49:03 ID:???
鎮圧されることが分かりきってる現場に黒幕がいるわけ無いって

988 :森崎名無しさん:2011/10/19(水) 23:51:37 ID:???
まあねー。でも個人的には「脱出するシャトルからチラっとみえる」展開を希望。

989 :森崎名無しさん:2011/10/19(水) 23:57:01 ID:???
いたとしてもかつての友の方だけだろうねえ。
もしかしたら別口の大きな敵が出てくるのかも知れないけど。

990 :森崎名無しさん:2011/10/20(木) 00:04:47 ID:???
そういえばまだ影も形も出てないけど出世していったら黒狐やらド・ヴィリエにも用心しなきゃね。

991 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/20(木) 00:13:54 ID:sQ71hAds
>>986
どうでしょうねー?正直、このシナリオは表面上ぶったたく事になるだけの
伏線としての戦いにするつもりだったので、誰が出るかは未定…かもしれません。

>>987
いきなりちょっとした穴を見つけましたね。そう、ニコライ少尉は『首謀者は個人ではなく団体である』
と考えています。つまり、黒幕としては『フェザーン』であり、捉えるべきは操り人形である『実行者』
であるという考えです。わかりやすくいえば、ラインハルトの仕掛けた同盟軍内乱におけるリンチを
捉えようという考えです。(当然ですが目的は生き残ることではなく「凄惨な戦いに発展させ疲弊させる事」
にあるので実行犯は必ずそこにいるはずだと考えています。もし、いなければ指揮系統が乱れ、単なる
いつもの内乱で終わると、ニコライ自身が予言しています)

>>988>>989
まあ、どうなることやら…ですよ。

>>990
黒狐の方は既にミュラーとなら接触済みなんですけどねぇ。(>>214-216
まあ、シュナイダーさんとはしばらく会うことはないとおもいます。

992 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/20(木) 00:14:58 ID:sQ71hAds
A.もちろんそのつもりだ。少数潜入部隊に志願する。

シュナイダー「当然そのつもりです。でなければ具申に来ません」

キッパリと答えるシュナイダー。そこには貴族の誇りこそあれ、傲慢さは一欠けらも無かった。

ディアス第一分艦隊長「よく言った!提督、邪魔したな。その二段構えの案乗ったぜ!」

まだ話の全貌も聞いていないうちにそう答えるのは観察力に関してはずば抜けたものを持つ少将。

アーデルンカッツ「では、改めて作戦を伝える。本艦隊は既に敵に知られているだろう。
それを逆手にとってワープ機能のついたステルス高速揚陸艦で一気に惑星内に突入する。
リミットはそこから6時間。艦の行動が遅ければ敵にその意図がばれてしまう可能性が高い。
今回の任務はスピードこそが最大の勝負だ。敵に知られる前に頭を潰す。……そして、
その作戦が失敗した場合は、当初の予定通り、艦隊による鎮圧をはかる。よいな?」

一同「ハッ!!!」

こうして、数奇な運命によってシュナイダーもまた潜入部隊に組み込まれるのだった。


                    こうして銀河の歴史がまた1ページ……

                           銀河シュナイダー伝説9 〜出帆篇〜 了

〜〜〜

993 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/20(木) 00:16:05 ID:sQ71hAds
といったところで一旦ここまで! 次のレスからは新スレのスレタイを募集します。

銀河シュナイダー伝説10 〜○○篇〜

○○のなかに漢字二文字をいれてください。 レスが余ったら、明日、銀河モリサキ外伝を書いて
次スレに移動します。よろしくおねがいします。

994 :森崎名無しさん:2011/10/20(木) 00:19:53 ID:???
銀河シュナイダー伝説10 〜飛躍篇〜

995 :森崎名無しさん:2011/10/20(木) 00:44:18 ID:???
銀河シュナイダー伝説10 〜暗雲篇〜
銀河シュナイダー伝説10 〜霧中篇〜
銀河シュナイダー伝説10 〜跳梁篇〜


996 :森崎名無しさん:2011/10/20(木) 12:35:39 ID:???
銀河シュナイダー伝説10 〜群雄篇〜
銀河シュナイダー伝説10 〜胎動篇〜
銀河シュナイダー伝説10 〜道標篇〜
銀河シュナイダー伝説10 〜星海篇〜

997 :森崎名無しさん:2011/10/20(木) 15:23:44 ID:???
銀河シュナイダー伝説10 〜暗躍篇〜
銀河シュナイダー伝説10 〜寄道篇〜

ディアスか、こいつのコインが面倒だったなあ


998 :外伝〜銀河森崎伝説〜:2011/10/20(木) 21:47:56 ID:sQ71hAds
>>997
中の人は小学校のキャンプの時にこういった類のゲームをアホかというほど教え込まれたので
あっさりでした。確か(1人が取れる最大枚数+1)×N数倍+1になるようにすればよいのですね。

外伝 〜〜銀河モリサキ伝説〜〜

モリサキ「あ〜、ついてねぇ!」
そう叫ぶのは同盟軍士官学校を卒業し、エル・ファシル奪還作戦を終えた男であった。
???「全くじゃ!何で叛徒どもと同じ穴でくらさにゃならんのじゃ!!」
そう答えるのは、銀河帝国の装甲服に身を包んでいる男……ヘルマン・カルツであった。

ここは惑星カプチェランカ。公転周期668日という長い日数を要し、さらにその600日は
極寒の真冬という人が生きるには厳しい環境の惑星であった。

マツヤマ「仕方が無いさ。電磁パルスの影響が強すぎで戦車内の全ての通信機器が通じない今、
生きている人間で助け合わなきゃ共倒れだ。せめてどちらかの救出班が見つけてくれるまでは休戦だろう」
ミレウス「そうそう。このビバークの場所だって、みんなで力をあわせて作ったんだ。食料だって
戦車内のレーションを集めれば1ヶ月位は持つよ。…ま、その前に僕らが凍え死んじゃうかもだけど」

現在彼らのいる場所は帝国の前線基地の一つE4(エーフィア)からおよそ73キロの位置にあり
通常の惑星での距離感で考えれば目と鼻の先であった。しかし、ここは自身の進む道すら自身で
開拓しなくてはいけないカプチェランカ。雪とブリザードから人間のちっぽけさを嫌というほど
知らされており、結果的に僅か4名の生き残りは立ち往生する事になってしまったのだ。

999 :外伝〜銀河森崎伝説〜:2011/10/20(木) 21:48:58 ID:sQ71hAds
カルツ「じゃがな、こやつはついさっきだけじゃのうて、半年前のエル・ファシルで煮え湯を飲まされ
たんじゃぞ?」
そういいながら、同盟のレーションを口にするオヤジ顔の青年士官。
マツヤマ「そうなのか?……それは珍しい運命だな」
モリサキ「何が運命なもんだ。お互いの接触する前線なんてイゼルローンかここだけだろうが。」
帝国の保存食は味気ねえと文句をたらしながらそれでも口を動かすのをやめないモリサキ。
ミレウス「まあまあいいじゃない。今は生き残る事だけ祈ろう。一昨日の情報では一週間もすれば
このブリザードは止むはずなんだ。そうなれば大気の状況もまともになるだろうし、電磁パルスの
罠だって解除できる」
モリサキ「っへ!罠を仕掛けておいて、自分で足元を掬われちゃ世話無いぜ。これだから中世封建時代の
人間はよ!」
こんな時でももちろん挑発する心は忘れず、そんな軽口を叩く。
カルツ「ぐぐぐ!もう許さん!表へ出ろ!決闘じゃ!!」
モリサキ「泣いて許しを請うても後の祭りだからな!」
ミレウス「ちょ、ちょっと!そこの人もそんな暢気な顔で見てないで2人をとめてよ!」
そういいながらマツヤマの姿を見るミレウス。
マツヤマ「大丈夫だ。敵じゃないのならモリサキは無茶はしないよ。あの時もそうだった」
1人心地でそんな事を予見するマツヤマの言葉はそのとおりであり……
モリサキ「さみぃーーー!!」
カルツ「こんなところで決闘なんぞできるか!!」
半分雪だるまのようになったモリサキとカルツがビバーク先のカマクラに戻ってきたのは僅か
数分後だったという。

1000 :外伝〜銀河森崎伝説〜:2011/10/20(木) 21:50:18 ID:sQ71hAds
………一週間後………
モリサキ「……ブリザード……去っていったな」
つい数週間前まで敵同士だった数人には奇妙な連帯感が生まれていた。
カルツ「…ああ。電磁パルス発生器も今ミレウスが解除したっちゅう話じゃ」
はじめに乗ってきた戦車も既に雪の中。今から掘り起こす事などできるはずもなく、ごく僅かな期間しか
ない春に回収するか爆破するしか方法は残っていないだろう。
マツヤマ「……よし、通信機器は生きている。モリサキ、これで生きて帰れるぞ!」
無精ひげもかなり生えてきた男達は、それでも生きている喜びに満ち溢れており、戦車の中から取ってきた
携帯式の電源に接続されている機器が働く事に歓喜の色を見せる。
モリサキ「…カルツ。出来る事ならお前とは戦いたくない。…こう思うのはおれだけか?」
カルツ「まあ、おんしがこっちに亡命してくればええ話じゃがな。見世物覚悟で来るかいな?
昇進は保障済みじゃ」
笑い事の如く誘いをかけるヘルマン・カルツ。
モリサキ「見世物は遠慮しとく。それに帝国のレーションは不味いからな。」
カルツ「そうか。確かに叛乱……いや、同盟の野戦食は美味かった。ワシもこっちに
見守っていたいやつがいなき

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0ch BBS 2007-01-24