キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【反撃の】ファイアーモリブレム40【狼煙】

1 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/08/30(木) 03:41:42 ID:???
キャプテン森崎のスピンアウト作品です。『ファイアーエムブレム紋章の謎』の世界に
送り込まれた森崎が、マルスたちと共にアカネイア大陸を冒険する物語となっています。
基本は本編と同様に、選択肢の中から第三者(ロムしている人)がどれかひとつを選ぶ事によって進んでいきます。
また必要に応じてトランプを引いてもらったりしてランダムに進行していくこともあります。

【注意】
このスレの物語やキャラの性格は、中の人の都合で原作並びにキャプテン森崎本編とは異なる場合があります。
設定などもストーリーの都合上若干オリジナル要素が含まれていますので、苦手な方はご注意ください。

〜これまでのお話〜

ブンデスリーガを3位の好成績で終えた森崎たちブレーメンはチームの強化のために世界各国へと遠征することに。
はじめに訪れたオランダにて、再びアカネイア大陸に聞きが迫っていることを知らされる。
中山に押された『破滅のツボ』の解決策の鍵もアカネイアにあると分かり、森崎は再び異世界へと旅立つ。

森崎が不在の間に、アカネイア大陸の情勢は大きく変化していた。
森崎が生み出した影であり、ガーネフを味方につけて暗躍する『ラムカーネ』が
アカネイアワールドカップにて優勝することでニーナ姫を娶り、神聖帝国の皇帝となっていたのである。
間接的ではあるが『森崎有三』という存在を完全に乗っ取られたことで森崎は狼狽えるが、
ガトー司祭の助言に従い、星のかけらを集めることでラムカーネへの対抗策を築きあげることを決意する。

グルニアでのロレンス将軍の悲しき反乱に心を痛めながらも、マケドニアにて捕らえられたミネルバの救出に向かう森崎たち。
果たして反乱軍の首謀者であるリュッケ将軍、ルーメル将軍を倒しミネルバを救い出すことは出来るのだろうか…?

☆前スレ
【運命が】ファイアーモリブレム39【迫る】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1342200894/l50
☆過去スレ
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/44.html

254 :森崎名無しさん:2012/09/10(月) 10:40:12 ID:???
>>249
247への返信ミスかしら?

255 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/11(火) 18:09:39 ID:???
>>253
カード次第では本当に一時離脱しかねない展開でしたからねw
その分メリットもあるにはあるのですが、
現状一人でも戦力がほしい状況なので立ち直って頑張って欲しいです。
>>254
ネタバレ的なものを書きそうになってしまい慌てて消した痕跡と思ってくだされば。
===========
>A クリスは最期まで勇敢に戦ってくれた…(クリスの最期の勇姿を伝える)


前大戦においてあのオレルアンの草原の狼ことハーディン率いる狼騎士団を壊滅させた一人の竜騎士。
騎馬殺しの異名を授かった彼は、反乱軍の副将に相応しい強さを振るい、森崎たちを苦しめた。

森崎「手ごわかったのはルーメルだけじゃない。奴の部下も一筋縄じゃいかなかった。
   ……あいつは最後まで仲間を庇う盾となって……勇敢に戦ってくれたよ」

しぃんと静まり返る砦の一室。外から聞こえる制圧作業を進める声と音だけがルークたちを包んでいた。
しばらくして、ようやくルークが震える手を上げつつ、無理やりな笑顔を作って返事をする。

ルーク「や、やだなぁ森崎さん。いくらなんでも悪い冗談ッスよ。
    クリスが……あいつが、やられちまうだなんて……そんな、こ、と……」

悲しみを帯びたままの、一切表情を変えない森崎と目が合う。
徐々にルークの砕けた口調は鳴りを潜め、息が詰まる様な弱々しい声へと変貌する。

セシル「嘘よ。嘘だといってよ森崎さん!ねぇ、嘘なんでしょ?クリスが死んだなんて……!」

森崎「俺だって嘘だと思いたい!だが、これが何よりの証拠だ!」

256 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/11(火) 18:11:08 ID:???
森崎はクリスの命の灯火が消える瞬間を間近で見ていたのだ。
ルーメルの槍を受けて砕けた肩や胸の鎧の装甲。
そして常に鮮やかな蒼の髪を纏めていた髪留めをそっと取り出す。

ライアン「うっ……うぁ……うああ〜〜〜〜〜〜ん!!!」

ロディ「…………なんてことだ。クリス。誰よりも先に君が命を落としてしまうだなんて……」

第七小隊の事を思えば、森崎も心が張り裂けそうだった。
カタリナの裏切り。そのショックを立ち直らせたのはやはり隊長であるクリスの存在が大きかったのだ。
そして今度はそのクリスまでもが、自分たちの側からいなくなってしまった。
今まで自分たちを纏め、力を合わせられる象徴が消えてしまった苦しみは計り知れない。

セシル「……森崎さん。クリスは、クリスは最後に何を言ってましたか?」

長い沈黙を挟み、ようやく言葉を紡げるだけの落ち着きを取り戻したセシルは親友の最後を森崎に尋ねる。

森崎「セシルの名前をつぶやいていた。カタリナのことを助けてやってくれ…と」

セシル「(やっぱり。あの時レディーソードから聞こえた声は空耳なんかじゃなかったんだ。
    クリス。あなたがこの世で最後に遺した私への言葉だったのね……)」

カタリナを必ずこの手に取り戻す。自分たちは6人揃って初めて第七小隊なのだから。
そう自分の夢をいつも熱く語っていたクリスの姿が瞼の裏に焼き付いている。

セシル「森崎さん。クリスの遺したその『かけら』。私達に預けてくれませんか」

ルーク「……俺も。俺にもくれよ。アイツの形見」

涙で頬がただれ、目も真っ赤に染まったルークは声こそ小さいもののはっきりと言葉にする。
自分はこの小隊の『エース』なのだから。『隊長』の志を引き継ぐのは自分しかいないと自負しているのだろう。

257 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/11(火) 18:13:11 ID:???
ルーク「俺、アイツの分まで強くなるから。絶対にカタリナを取り戻して目を覚まさせてやるから!
    だから天国で…俺達の事見守っていてくれよって…………うっ……ぐっ……」

ロディ「セシル……」

ライアン「ルークさん……」

以前に兄を失った経験のあるライアンや、こうなる覚悟を常に持てていたロディは比較的落ち着き払っていた。
だが、彼らも抱える気持ちは同じだった。クリスは確かに命を失った。
しかし魂までは消えてはいない。彼女の遺品を通して、第七小隊の絆は失われていないことを確認したいのだろう。


☆どうしますか?

A 分かった。アイツの分まで頼んだぞみんな…!(クリスの遺品を第七小隊に渡す)
B 駄目だ。そんなものを持っていると死に急ぐぞ!(クリスの遺品を渡さない)
C いや、これは俺が預かっておく。アイツは俺にとって特別な存在だったから(自分が保管する)

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

258 :森崎名無しさん:2012/09/11(火) 18:27:05 ID:1uyJWQV+
A

259 :森崎名無しさん:2012/09/11(火) 18:28:15 ID:xHak9Lhw
A

260 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/11(火) 19:28:41 ID:???
>A 分かった。アイツの分まで頼んだぞみんな…!(クリスの遺品を第七小隊に渡す)


森崎「分かった。アイツの分まで頼んだぞみんな。
   必ずマケドニアの反乱をおさめてアリティアに帰るぞ」

セシルは髪留めを、ルークは砕けた装甲をそれぞれ受け取り、力強く頷いた。
クリスはここにいる。自分たちと一緒に戦ってくれている。
だから決して心を折らずに自分たちは前へと走りださなきゃ行けない。
若き騎士たちは、この日大事なものを失った。
が、同時にまたひとつ人生において大きな成長をしたのかもしれない。


※ルークとセシルの評価が上がりました。


一方その頃。クリスの戦死の悲しみを振り払うように黙々と制圧作業をすすめる
マルスとジェイガンの前に、懐かしい顔が現れる。

ジェイガン「マルス王子。砦の一室に珍しい方が捕らわれておりましたぞ」

マルス「あれ?…リンダじゃないか!どうして君がこんなところに?」

アカネイアの宮廷魔道士リンダ。光の賢者ミロアの娘であり、光魔法オーラの継承者でもある優秀な魔導使いである。

リンダ「マルス様!よかった。やっとめぐり会えた……。
    マルス様にどうしてもお会いしたくて大陸中をあっちこっち探していたの。
    でもマケドニアの兵士に怪しまれてこの砦につれて来られて…」

マルス「そうだったのか、無事でよかった。だけど、どうして僕を探していたの?
    リンダは、ニーナ様の傍にいると思っていたのに」

261 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/11(火) 19:30:06 ID:???
リンダはニーナの側近でもある。同じく騎士団の長であるミディアと共に
細腕を献身的に振るう王女の補佐として力になっていたはずである。
リンダは大事そうに抱えていた鞄から黄金色に輝く台座を模したような形の盾を取り出した。
それはマルスにとっては懐かしくもあり、自分が率いてきた同盟軍の盟主の象徴と呼べるものでもあった。

リンダ「ニーナ様から、これをマルス様に、お渡しするようにと言われて」

マルス「これはファイアーエムブレム!アカネイア王家の家宝。紋章の盾じゃないか!」
    でも何故今、アカネイア王家の象徴でもある『覇者の証』を僕に?」

リンダ「わたしにも、わからないの。ニーナ様は訳をおっしゃらずに、ただマルス様に、とだけ…。
    でも、何故かとても悲しそうな目をされて…たぶん、泣いておられたのだと思います…」

マルス「ニーナ様が!?一体、どうして…?」

前大戦において、マルスがニーナからこの炎の紋章を託された理由は、
戦う力を持たない自分の代理として、ドルーアと戦う同盟軍を率いる旗印の象徴としてである。
もし今回も同じ意図だとするならば。自分の代わりに何かを成し遂げて欲しいという救援のサインなのだろうか。

マルス「(森崎の偽物……ラムカーネは形式上は救国の英雄に恥じないようにアカネイア皇帝として振舞っていた。
    この大陸での自由な権力を手に入れるためだけにニーナ様との婚姻を計画していたのだとしたら…!)」

リンダ「ニーナ様は……少なくとも私達の知っている『森崎くん』のことは気に入っていたと思うの。
    前大戦でのグルニアとの決戦のとき、自分の迷いを振り払ってくれた
    彼には感謝してもし足りないとよくおっしゃっていたわ……」

262 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/11(火) 19:31:24 ID:???
確実に成功するかわからないカミュの説得のために大事な仲間を犠牲には出来ない。
森崎はそう言ってニーナを説得し、正面からカミュと戦うことを納得させたことがあった。
そういうこともあり、森崎との婚姻はまんざらではなかったのではないかと、
リンダは複雑な乙女心を無理やり納得させていた。

マルス「リンダ。森崎のことについては後で詳しく説明するとして……
    この戦いが終わったら僕もニーナ様のもとへ行く。
    それまでは、リンダも僕たちと一緒にいてほしい」

森崎の肉体を支配しようと企む存在がいる。
そして彼は今アカネイア皇帝としてこの大陸で暗躍していることを説明しなくてはと考えつつ、
アリティア軍で保護する形で、リンダを仲間へと引き入れる。

リンダ「はい!マルス様!!」


※アカネイアの光の魔道士リンダが仲間になりました!

263 :森崎名無しさん:2012/09/11(火) 19:31:27 ID:???
森崎とニーナってどんな感じかちと想像できんなw

264 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/11(火) 19:33:37 ID:???
リンダ   魔道士  レベル7 EXP0 0戦0勝0敗
        成長率
HP21/21     40
力  3       20
技  8      70
速 10       60
運 11      80
武 12      70
守  3      10
魔  4       3

スキル『怒り』HP半分時に1/4で必殺
   『エリート』経験値2倍

持ち物 オーラ リザイア サンダー

支援  森崎1 トーマス1

アカネイアの宮廷魔道士。光の賢者ミロアの娘のポニーテールとスリットがよく似合う女魔道士。
専用魔法オーラの破壊力は言うまでもなく、相手のHPを吸収するリザイアは
本来打たれ弱い彼女を強力な地雷へと変貌させる。
サッカーでは魔道士として強力なブースト役を任せられるが、やや体力が頼りない。
その分速さや技が高いので、ボール運び要員と兼任できるのが強みと言えるだろう。

265 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/11(火) 19:35:47 ID:???
〜???〜

ここはいったいどこだろう。足元がフワフワとしていておぼつかない。
子供の頃に雲の上を歩く夢を見たことがあったが、もしも実現できればこんな感触なのだろうか。

クリス「(ああ、そうか。私、ルーメル将軍の槍を受けきれなくて……貫かれて……死んじゃったんだ)」

だったらこの雲のような階段は天国へと続く道だとでもいうのだろうか?
幼い頃から訓練訓練。たまに料理をしたかと思えば鋼の味の塊を生成したことはあったが
どうやら自分は善行を認められたらしい。そんなことを考えつつ、クリスは道のない道を歩く。
暫く歩いた先に見えたのは、黒いローブに身を包む顔の見えない老人の姿だった。

????「クリス……クリスよ……」

クリス「え?その声は…まさか!お祖父ちゃん?マクリルおじいちゃん?」

アリティア騎士を志すキッカケを与え、自分にとっての武術の師でもある
自分がはっきりと記憶している唯一の肉親。元アリティア騎士団所属のマクリル。

クリス「おじいちゃんがいるってことは、やっぱりここは天国なんだ。
    ……死んじゃったことはすごく悔しいし悲しいけれど……
    おじいちゃんがいるのなら、私……怖くないよ」

物心付く前に両親と離別した彼女にとって、マクリルはただの祖父以上の存在だった。
だからこそ女の身でありながら彼のような騎士になりたいと憧れ、王宮の門を叩いたのである。
だが、騎士クリスという存在を縛り付ける肉体は既に無くなった。
歳相応の、何処にでもいる村娘のクリスは、大好きだった祖父の下へと駆け寄っていく。

266 :森崎名無しさん:2012/09/11(火) 19:35:55 ID:???
焼けぼっくいに火がつくかしらん

267 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/11(火) 19:37:37 ID:???
????「もう痛むことも苦しむこともあるまい。さァ、これを身に着けなさい」

クリス「これは……仮面?なんだか何処かで見たことあるようなデザインだけど……」

????「心豊かに成仏するために必要なものだ。仮面で顔を覆っておかないと、
     悪魔に顔を覚えられて地獄の世界に連れて行かれてしまうらしい。
     なぁに、天国へついたら外してしまえばいいさ」

クリス「それもそうね。それじゃあ今だけは……」カポッ

鬼のような不気味なデザインの仮面だったが、大好きな祖父の言葉を
一切の疑う余地も見せずに受けいれ、クリスは仮面を身につける。
そしてその瞬間、彼女の意識はぷつりと途切れた。
いや、既に死んでいるのだからこの表現は少しおかしい。言うなれば……

????「ふぇふぇふぇ……わしが新たな道を与えてやろうではないか。
     そう、このガーネフ様の忠実なる下僕としての新しい人生をな……」

クリス「…………わ、たし、は………ガーネフ…様、の……しも、べ…………」

仮面を身につけた瞬間、彼女の意識ははっきりと形作られる。
そして次の瞬間再び槍で貫かれた時と同じようなまどろむような感覚に包まれる。
第七小隊の隊長。仲間を庇う盾となって命を落とした悲劇の少女という意識ではなく、
暗黒皇帝ラムカーネに忠実に従う、最強の近衛兵としての新たな意識の種を埋め込まれて……


FEシナリオ第2章『マケドニアの反乱』おわり

※出撃メンバーに経験値40が入ります

268 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/11(火) 19:39:52 ID:???
ジェイガン「レベルアップしたものを伝える」


トーマス アラン ドーガ ルーク


ジェイガン「以上だ。ほかの者も頑張るように」
===========
先着『4名』様で判定をお願いします。

★トーマス アーチャー レベル13
     成長率
H 26 60+! numnum=
力 13 60+! numnum=
技 9 30+! numnum=
速 10 50+! numnum=
運 6 20+! numnum=
武 13 70+! numnum=
守 8 20+! numnum=
魔 1 3+! numnum=★

★アラン パラディン レベル6
     成長率
H 26 40+! numnum=
力 10 10+! numnum=
技 12 25+! numnum=
速 11 10+! numnum=
運 4 10+! numnum=
武 10 10+! numnum=
守 10 15+! numnum=
魔 6 3+! numnum=★

269 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/11(火) 19:42:31 ID:???
★ドーガ アーマーナイト レベル8
     成長率
H 26 65+! numnum=
力  9 30+! numnum=
技  7 40+! numnum=
速  7 50+! numnum=
運  3 20+! numnum=
武  6 40+! numnum=
守 13 40+! numnum=
魔  0 3+! numnum=★

★ルーク ソシアルナイト レベル15
     成長率
H 30 90+! numnum=
力 15 60+! numnum=
技  8 35+! numnum=
速 10 40+! numnum=
運  7 20+! numnum=
武 13 40+! numnum=
守 13 40+! numnum=
魔  0 3+! numnum=★

270 :森崎名無しさん:2012/09/11(火) 19:43:30 ID:???
★トーマス アーチャー レベル13
     成長率
H 26 60+ 56 =
力 13 60+ 08 =
技 9 30+ 55 =
速 10 50+ 71 =
運 6 20+ 95 =
武 13 70+ 69 =
守 8 20+ 36 =
魔 1 3+ 32 =★

271 :森崎名無しさん:2012/09/11(火) 19:44:39 ID:???
★アラン パラディン レベル6
     成長率
H 26 40+ 38 =
力 10 10+ 62 =
技 12 25+ 53 =
速 11 10+ 23 =
運 4 10+ 43 =
武 10 10+ 20 =
守 10 15+ 86 =
魔 6 3+ 83 =★

272 :森崎名無しさん:2012/09/11(火) 19:45:43 ID:???
★ドーガ アーマーナイト レベル8
     成長率
H 26 65+ 33 =
力  9 30+ 06 =
技  7 40+ 19 =
速  7 50+ 18 =
運  3 20+ 14 =
武  6 40+ 07 =
守 13 40+ 64 =
魔  0 3+ 28 =★

273 :森崎名無しさん:2012/09/11(火) 19:46:45 ID:???
★ルーク ソシアルナイト レベル15
     成長率
H 30 90+ 44 =
力 15 60+ 88 =
技  8 35+ 12 =
速 10 40+ 57 =
運  7 20+ 78 =
武 13 40+ 42 =
守 13 40+ 68 =
魔  0 3+ 85 =★

274 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/11(火) 19:50:59 ID:???
★トーマス アーチャー レベル13
     成長率
H 26 60+ 56 =116→+1
力 13 60+ 08 =68
技 9 30+ 55 =85
速 10 50+ 71 =121→+1
運 6 20+ 95 =115→+1
武 13 70+ 69 =139→+1
守 8 20+ 36 =56
魔 1 3+ 32 =35★

トーマス  アーチャー  レベル13 EXP0 5戦2勝0敗
        成長率
HP27/27     60
力 13       60
技  9      30
速 11       50
運  7      20
武 14      70
守  8      20
魔  1       3

以上のようになりました

275 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/11(火) 19:52:06 ID:???
★アラン パラディン レベル6
     成長率
H 26 40+ 38 =78
力 10 10+ 62 =72
技 12 25+ 53 =78
速 11 10+ 23 =33
運 4 10+ 43 =53
武 10 10+ 20 =30
守 10 15+ 86 =101→+1
魔 6 3+ 83 =86★

アラン   パラディン  レベル6 EXP30 5戦4勝0敗
        成長率
HP26/26     40
力 10       10
技 12      25
速 11       10
運  4      10
武 10      10
守 11      15
魔  6      3

以上のようになりました

276 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/11(火) 19:53:31 ID:???
★ドーガ アーマーナイト レベル8
     成長率
H 26 65+ 33 =98
力  9 30+ 06 =36
技  7 40+ 19 =59
速  7 50+ 18 =68
運  3 20+ 14 =34
武  6 40+ 07 =47
守 13 40+ 64 =104→+1
魔  0 3+ 28 =31★

ドーガ   アーマーナイト  レベル8 EXP30 4戦1勝0敗
        成長率
HP26/26     65
力  9       30
技  7      40
速  7       50
運  3      20
武  6      40
守 14      40
魔  0       3

以上のようになりました

277 :森崎名無しさん:2012/09/11(火) 19:54:45 ID:???
ドーガ軒並み低数値っ

278 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/11(火) 19:56:13 ID:???
★ルーク ソシアルナイト レベル15
     成長率
H 30 90+ 44 =134→+1
力 15 60+ 88 =148→+1
技  8 35+ 12 =47
速 10 40+ 57 =97
運  7 20+ 78 =98
武 13 40+ 42 =82
守 13 40+ 68 =108→+1
魔  0 3+ 85 =88★

ルーク   ソシアルナイト レベル15 EXP20 4戦4勝0敗
        成長率
HP31/31     90
力 16       60
技  8      35
速 10       40
運  7      20
武 13      40
守 14      40
魔  0       3

以上のようになりました

279 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/11(火) 19:57:32 ID:???
☆指揮官上昇判定


★森崎(2)→! card
アラン(2)→! card★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

クラブ以外のK・JOKER→指揮レベルが2→3に
クラブK・Q〜A→変化なし

280 :森崎名無しさん:2012/09/11(火) 19:57:47 ID:???
★森崎(2)→ スペードA
アラン(2)→ スペード3

281 :森崎名無しさん:2012/09/11(火) 19:57:50 ID:???
★森崎(2)→ クラブ2
アラン(2)→ ダイヤ10

282 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/11(火) 19:59:54 ID:???
★森崎(2)→ スペードA
アラン(2)→ スペード3 ★

※今回は指揮レベルは上昇しませんでした。




☆次のシナリオを選択してください

A FEシナリオ 第3章『連れ去られた王女』
B オランダシナリオT『ブレーキ』

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

283 :森崎名無しさん:2012/09/11(火) 20:01:54 ID:xHak9Lhw
B

284 :森崎名無しさん:2012/09/11(火) 20:03:50 ID:3vxJU4Os
B

285 :森崎名無しさん:2012/09/11(火) 20:05:02 ID:???
死者が出てしまったのでちょっと空気を変えたかった

286 :森崎名無しさん:2012/09/11(火) 20:33:47 ID:???
本スレの方で散々な結果になってるオランダか・・・

287 :森崎名無しさん:2012/09/12(水) 00:39:25 ID:???
星のかけらはキャプつばキャラがもってるみたいだから
成長と対ラムカーネの助っ人集めを考えると今くらいのペースでシナリオ進めるのがいいのかね

288 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/12(水) 09:11:06 ID:???
>>285
あまり暗くなり過ぎないように気分転換も大事ですよね!
>>286
せめてこのスレの彼らにはもう少し頑張って欲しいですね…
>>287
試合がある章の前にこちらでアナウンスはかけますので、星のかけらの使用回数が全然残ってない!やべぇ!
といったことにはならないと思うのでその辺はご心配なく。
ただ、やはりキャプ翼シナリオをなるべくこなしたほうがラムカーネ戦を楽に進められますね。
============
>B オランダシナリオT『ブレーキ』


アカネイア大陸での戦いから一時帰還することにした森崎は時空の扉を使い三杉の部屋へと戻ってくる。
淡い光の幕とともにいきなり現れた森崎の姿に驚く三杉たち。
対して忍びの世界ではよくあることなのか中里は平然としているようだ。

森崎「……久しぶり、と言ったほうがいいのかな?こういうときは」

三杉「まだ君が消えてから5分も経っていないよ。…随分ひどい顔をしているな。何かあったのかい?」

森崎「いや……まぁ、色々とな。なぁに、向こうの世界では日常茶飯事のことだったから大丈夫」

こちらの世界に戻ってきたからには、アカネイアでのことを下手に持ち込めない。
この世界での森崎の役職は部隊長でも指揮官でもなく、ウェルダー・ブレーメンの正GKなのだから。
メンタルを保てず落ち込んだ姿を見せてチームに迷惑をかける訳にはいかないのである。

ビクトリーノ「お前の用事はひとまず片付いたようだな。それじゃあそろそろ出かけようか」

森崎「へ?出かけるって何処に?」

289 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/12(水) 09:12:44 ID:???
中里「忘れたで御座るか森崎殿。拙者たちがここに来ているのはアヤックスメンバーとの親善試合のため。
   明後日の試合に備えて練習したり、リーグ戦で溜まった疲れを癒すことが目的だったでござろう」

森崎「あ、ああ。そういえばそうだったな。なんだか随分昔の事のようで少し頭が回らなかったよ」

イスラス「調子が悪いのなら無理はしない方がいい。部屋でおとなしくしてるか?」

森崎「いや、せっかくの貴重な時間を無駄にはしたくないからな。
   こうして生きてることに感謝しつつさっそく出かけるとしようか」

何度か掌を握ったり首を回してみたりして気を紛らわしながら、森崎は三杉たちと一緒に寮を後にする。


☆どうしますか?

A みんなと親睦を深めるために街へ繰り出そう!
B 貴重な機会だ。合同練習して共に技を磨こう!

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

290 :森崎名無しさん:2012/09/12(水) 10:19:22 ID:/Yqj5bxA
B

291 :森崎名無しさん:2012/09/12(水) 10:20:55 ID:lRonlkAc
A

292 :森崎名無しさん:2012/09/12(水) 10:37:23 ID:arC2OOlU
A

293 :森崎名無しさん:2012/09/12(水) 10:51:18 ID:???
ガッツ等のパラメータは往復の時に回復したりするんでしょうか

294 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/13(木) 13:29:45 ID:???
>>293
章を跨いでいますので、森崎のHPなどは全快していますよ〜。
気分転換のつもりで、三杉たちとエンジョイしちゃってくださいね!
===========
>A みんなと親睦を深めるために街へ繰り出そう!


ここ数日で溜まりに溜まった鬱屈とした気分を晴らすために、森崎は街に繰り出すことにした。


☆どうしますか?

A おしゃれなカフェ
B 素敵なビーチ
C 広いショッピングモール
D 綺麗な美術館
E のどかな公園
F その他(場所だけでなく、やってみたいことなども書いていただければ助かります)

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

295 :森崎名無しさん:2012/09/13(木) 13:30:52 ID:AjkgeyQU
A

296 :森崎名無しさん:2012/09/13(木) 13:34:22 ID:BMfImjwk
A

297 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/13(木) 13:55:55 ID:???
>A おしゃれなカフェ

まずは三杉の案内で行きつけのカフェへと向かう森崎一行。
近くにあるビーチの景色もよく見える、おしゃれなテラスへと案内される。

三杉「まだお昼には少し早いが、ここで腹ごなしをしていこうか。
   アムステルダムの街は思った以上に歩きがいのあるところだとボクは思っているからね」

ビクトリーノ「ヒャッホー!目指せ、オランダ美女のアドレス〜!」

中里「(ふむふむ。やはりというべきか色々とサイズが日本人と比べて規格外でござるなァ)」

ビクトリーノはかねてよりの目的だったナンパを成功させてみせると張り切り、
中里はただただいやらしい目突きで貴婦人たちを舐め回すように見渡している。

イスラス「ここの飯は値段の割にはなかなかでな。
     オーナーがアヤックスの熱烈なサポーターってのもあって
     気前のいいサービスを包んでくれたりもするんだ」

森崎「へぇ。ドイツの飯も悪くはないが、オランダの料理はどんなものなのかね」

森崎たちが案内された席は2人と3人に分かれている。
誰と一緒に優雅なひとときを過ごすか、森崎は持ち前の行動力で判断する。

298 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/13(木) 13:56:56 ID:???
☆誰を誘いますか?

A 三杉
B イスラス
C ビクトリーノ
D 中里

『1人』もしくは『2人』を選択し、投票してください。

『同じ組み合わせ2票』集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

299 :森崎名無しさん:2012/09/13(木) 14:00:21 ID:AjkgeyQU
C
ビクトリーノとじっくり話しておきたいかな

300 :森崎名無しさん:2012/09/13(木) 14:06:07 ID:sze5WOMw


301 :森崎名無しさん:2012/09/13(木) 14:34:37 ID:rrAbYnoI


302 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/16(日) 09:45:04 ID:???
>B イスラス


森崎はイスラスを誘い、一番窓際の席へと移動する。

イスラス「……何を頼む?」

森崎「お、おう。それじゃあまずは適当に…」

頼んだメニューが届く間、イスラスとの間に静かな空気が流れる。
対して色とりどりの花が生けられた花瓶を経た隣の席では、
三杉が優雅にコーヒーをあおりつつ、中里とビクトリーノはオランダの女性談義に花を咲かせている。

森崎「(うーん。別に悪いこともしてないのになんだか気まずい……)」

だが、意外なことにこの冷たい雰囲気を崩したのはイスラスからだった。
三杉が口にするコーヒーを指しつつ、オランダの『コーヒー』事情を語りだす。

イスラス「オランダ……特にこのアムステルダムの街で言う『コーヒー』は『麻薬』を意味することが多い。
     裏街道なんかじゃ、政府で容認しているドラッグ販売なんかが行われていたりする」

森崎「ドラッグだと?」

自分たちのようなスポーツ選手とはあらゆる意味で関係のある単語。ドラッグ。
常に最高のパフォーマンスを発揮するための健康管理を支える大切なパートナーであり、
己の才能に見合わぬ力を得るための禁断の成長法、いわゆるドーピングにも用いられることもある。

イスラス「もしも街を歩いている最中に怪しい連中に声をかけられたら一目散に逃げな。
     奴らに下手に関わるとろくな事にならない。最悪プロ生命を簡単に絶たれることに繋がる」

303 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/16(日) 09:46:38 ID:???
薬という悪魔の力に溺れ、その才能を無残に枯らした選手は過去にもたくさん存在する。
それはスポーツの世界だけではなく、医療、芸能、政治。様々な世界でその悪魔は蔓延している。
挫折。欲望。嫉妬。そんな負の感情に包まれて健全な精神でいられなくなり、弱り切った心は何かに救いを求めてしまう。
このアムステルダムの街にはそんな逃避の道が間近に、闇の中から手招きしているというのだ。

森崎「(うう、こんなダークな話題、気まずい空気がさらに気まずくなったような。
   だがイスラスなりに俺のことを気遣ってくれているんだろうか?)」

この街を歩くにあたっての大事な忠告を受けた森崎は、
一度途切れた会話を続けるために、今度はこちらから話題を出すことにする。


☆どうしますか?

A アヤックスのチーム事情について聞いてみる
B イスラス個人のプライベートについて聞いてみる
C イスラスが闇の軍団にいた頃のことを聞いてみる
D アヤックスでプロ契約した三杉の評判を聞いてみる
E ドラッグの話題をもう少し引っ張ってみる

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

304 :森崎名無しさん:2012/09/16(日) 09:49:08 ID:EEo2QfQs
E
すごく…気になります…

305 :森崎名無しさん:2012/09/16(日) 09:54:27 ID:2RnCEWPw
E

306 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/16(日) 10:18:42 ID:???
>E ドラッグの話題をもう少し引っ張ってみる


森崎「なぁなぁ。さっきのドラッグの話なんだが……」

イスラス「ん?」

ぼんやりとビーチの景色を見つめていたイスラスは森崎の声に反応し振り向く。

森崎「もっと具体的な話を聞かせてくれよ。どんなドラッグに注意しておけばいいんだ?」

イスラス「……まさか薬に興味が有るのか?いや、知識として持っておかないとその驚異を知れないからな」

あまり冗談には聞こえない真面目な口調で、イスラスはドラッグの話の続きする。

イスラス「さっきも言ったようにごく少量の類の売買ならば、限定的な条件だが政府も容認している。
     だから奴らはより多くの欲求に答えるためにあらゆる手段で『ドラッグ』を売りつけようとする」

その欲求というのはより儲けたい、稼ぎたいという自分自身の欲のことでもあるとイスラスは補足する。

イスラス「最近多いケースは『お菓子』や『香水』などに偽装して、女子供に売りつけるって奴だ。
    『悪いこと』をすることに興味を持ち始める年頃の顧客に狙いを絞っていやがる」

森崎「ああ、日本でもコーラだとかチョコだとかでそういう類のモノを表現していたりするなぁ」

イスラス「とにかく、少しでも怪しいものを売りつけてくるような奴が現れたら逃げることだ。
     何かおみやげでも考えているのなら服や置物にでもしておくんだな」

森崎「おう、覚えておくぜ。せっかくプロ選手になったってのにスポーツ紙じゃなくゴシップ紙で一面を飾りたくはないからな。
   ……だけど、どうしてこんな話題を?アムステルダムの危険を俺に教えるためだけじゃないんだろ?」

307 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/16(日) 10:20:42 ID:???
いくらこの土地に不慣れな人間相手だろうとも、こうも暗い話題を積極的に出してくるものだろうか。
何か意図があってこのドラッグの話題を持ちかけてきたのではないかと森崎は推測していた。

イスラス「……森崎。お前に聞いておきたいことがある」

森崎「なんだ?改まって」

イスラス「薬に限ったことじゃないが……お前はドーピングについてどう考えている?」

森崎「どうって……俺達スポーツ選手にとっちゃご法度もいいとこだろうが。そんなこと」

イスラス「例えば……例えばもし。もしも薬の力に頼らなければサッカーを続けられなくなってしまった時。
     お前ならばどうする?悪いことだと理解しておきながら……薬を使うか?」

森崎「(それは……例えば俺の体が『破滅のツボ』に負けてスポーツ選手として使い物にならなくなった時……
   もしも薬の力でどうにかなるのだとしたら、その力に頼ってまで夢を諦めないってこと……か?)」

イスラスの、一見素っ頓狂な質問を自分の心情に照らしあわせて、森崎は返答する。


☆どうしますか?

A いくらなんでも倫理的に間違ってる。ドラッグなんてダメ、ゼッタイ。
B もしもそれしか手段が無いというのなら悪魔だろうが薬だろうが魂を売るかもしれない。
C そんな状況に陥らないためにも、健康維持することがスポーツマンの定めじゃないのか?
D なぜいきなりそんなことを俺に聞く。まさかお前、薬を…?
E 潔く夢を諦め、次代の存在へ自分の夢を託すことに務める。

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

308 :森崎名無しさん:2012/09/16(日) 10:23:59 ID:TwgQmHQ6
A

309 :森崎名無しさん:2012/09/16(日) 10:26:37 ID:goFkP9Wo
E

310 :森崎名無しさん:2012/09/16(日) 10:28:18 ID:G576nKkA
E

311 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/16(日) 10:51:55 ID:???
>E 潔く夢を諦め、次代の存在へ自分の夢を託すことに務める。

絶対に諦めない。諦めないと言ったら諦めない。そんな信条を抱えてこれまで生きてきた森崎有三という男。
だが、イスラスの言うように犯罪に手を染めてまでその夢を見続けようとする気持ちは彼の中には無かった。

森崎「もし……もしも俺ならそんなことになったらスッパリとサッカー選手という夢は諦める」

イスラス「理由を聞いてもいいか」

森崎「それで手に入れる夢の代わりに、失うものの多さを比べれば……な」

自分の夢をこれまで支えてきてくれた多くの人のことを思えば、
悪魔に魂を売ってまで自分の夢を見続けることは出来ないと森崎は言う。
両親、監督、コーチ、協会、チームメイト、そして数多くのライバルたちとの鎬の削り合い。
その果てにようやく掴みとった夢は、それこそ尊く、清いものでなければならない。

森崎「だから俺は夢を諦める。悔しいけれど……諦めが肝心って言葉もあるくらいだし」

イスラス「……そう、か。そうだな。きっとそのほうがいいのかもしれん」

森崎「それにさ。俺が叶えられなかった夢は次の世代の連中に託すことも出来るんだぜ」

イスラス「次の世代……」

第七小隊の教官として過ごした僅かな、しかし充実した日常は、森崎に指導者としての楽しさと厳しさを学ばせてくれた。
誰かに何かを教え、そして成長させてゆく。夢を叶えるための道標として、憧れの存在になれる。
その夢を自分の手でつかむことはできなくとも、誰かが代わりに掴んでくれることを期待することができるのだ。

312 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/16(日) 10:53:23 ID:???
森崎「世界一のGKになるのが俺の夢だ。たとえその夢を叶えることができなくなったとしたら……
   俺は世界一のGKを育てるという夢を叶える。そしてそいつに言わせるんだ。
   『俺が世界一のGKになれたのは森崎有三コーチがいたからです!』……なーんてな。
   まだプロ一年目のヒヨッコルーキー選手が語る話しじゃないかなぁ、さすがに」

イスラス「誰かに夢を託し、託される、か。……俺もそうありたいものだ」

伝統あるオランダサッカー。強豪の名を欲しいままにしている自分たちでさえ、
未だに偉大な先人たちのワールドカップ優勝という夢を継ぐことはできていない。
無冠の帝王。この不名誉な王冠を取り除くためにも、もっと高みを目指していかなければならない。

イスラス「森崎。お前の言葉……覚えておく」

森崎「え!?俺何か癇に障ること言ったか?」

イスラス「いや、そういう意味じゃなくて。いい話を聞けた。ありがとう」

そうお礼を言うと、イスラスは穏やかな笑顔を浮かべる。
普段が無表情に近いため、彼の笑顔は顔のパーツが豹変したかのようだった。

森崎「(なんだかわからんが感謝されて悪い気はしないな)」

そうこうしている間に、注文したメニューが不思議な模様が縁取りされた皿に運ばれてやってくる。

森崎「お、待ってました待ってましたー」

イスラス「ちなみにお前は何を頼んだんだ?」

313 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/16(日) 10:54:53 ID:???
先着『2名』様で判定をお願いします。


★森崎のメニュー→! food+! drink
イスラスのメニュー→! food+! drink★

★三杉のメニュー→! food+! drink
ビクトリーノのメニュー→! food+! drink
中里のメニュー→! food+! drink★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

314 :森崎名無しさん:2012/09/16(日) 10:55:45 ID:???
★森崎のメニュー→ マーボー豆腐 + ポカリスエット
イスラスのメニュー→ レバニラ炒め + ガムシロップ入り麦茶

315 :森崎名無しさん:2012/09/16(日) 10:56:52 ID:???
★三杉のメニュー→ アーモンドもなか +
ビクトリーノのメニュー→ 芋の煮っ転がし + トマトジュース
中里のメニュー→ メンチカツ + 牛乳

316 :森崎名無しさん:2012/09/16(日) 11:06:27 ID:???
>ガムシロップ入り麦茶
欧米人か!

317 :森崎名無しさん:2012/09/16(日) 11:45:55 ID:???
foodはどっかの土がゆのせいでいまだにトラウマです

318 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/16(日) 11:50:45 ID:???
>>316
意外にもイスラスは甘いモノが好物らしいですね。
>>317
土がゆに罪はない!このスレでは地竜の鱗なるもので高級料理に生まれ変わる可能性も残っています。
===========
★森崎のメニュー→ マーボー豆腐 + ポカリスエット
イスラスのメニュー→ レバニラ炒め + ガムシロップ入り麦茶 ★
★三杉のメニュー→ アーモンドもなか + 水
ビクトリーノのメニュー→ 芋の煮っ転がし + トマトジュース
中里のメニュー→ メンチカツ + 牛乳 ★
===========
森崎「俺が頼んだのはマーボー豆腐とポカリスエットさ。
   まさか中華も取り揃えてるなんて驚きだよ」

イスラス「それがこのカフェのオススメの理由さ。
     三杉もよく故郷の味を懐かしむためにと通い詰めていたし」

隣の席を覗いてみると、ナイフとフォークで器用にアーモンドもなかを切り、口に運ぶ三杉の姿が見える。

森崎「まぁ、和菓子ってのはたまに無性に食いたくなるものだからな。気持ちは分かるぜ」

森崎も食欲を刺激する辛味を帯びた香りを放つ料理にスプーンを伸ばそうとする。
だがその時、森崎の足元においてある鞄の中から鋭い眼光を飛ばす存在がいた。

319 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/16(日) 11:52:30 ID:???
★フェザーの横取り40萬→! card★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ・ハート→近くを飛んでいた羽虫をダイビングキャッチし平らげてしまう
スペード・クラブ→勢い良く鞄から飛び出し森崎の料理を平らげてしまう
JOKER→なんと森崎たち全員の料理を平らげてしまう。おや?フェザーの様子が…

320 :森崎名無しさん:2012/09/16(日) 11:53:25 ID:???
★フェザーの横取り40萬→ スペード10

321 :森崎名無しさん:2012/09/16(日) 11:54:51 ID:???
大きくなれよ……

322 :森崎名無しさん:2012/09/16(日) 11:57:35 ID:???
香辛料大丈夫なのか

323 :森崎名無しさん:2012/09/16(日) 12:14:49 ID:???
みりおーん、すろっと!

324 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/16(日) 18:33:56 ID:???
>>321
たまごクラブひよこクラブこっこクラブ♪
>>322
アリティア産のヒヨコは雑食に近いそうですよ?
>>323
クイズ世界はショーバイショーバイー!
===========
★フェザーの横取り40萬→ スペード10 ★

>スペード・クラブ→勢い良く鞄から飛び出し森崎の料理を平らげてしまう

バッ!バサバサバッ!!

森崎「うわっ、なな、なんだぁ!?」

森崎の鞄から勢い良く飛び出したフェザーは、その勢いのままテーブルの上を徘徊する。
そして小さなくちばしを広げたとおもいきや、勢い良く皿の中身を飲み込んでいくではないか。

イスラス「!?……!?」

森崎「あああ――っ!!お、俺のマーボー豆腐とポカリスエットが――っ!!」

声にならない驚きで目を丸くするイスラスと、自分の料理を根こそぎ奪われ絶叫する森崎。
隣の席にいた三杉たちもこの騒ぎは何事かと駆け寄ってくる。

ビクトリーノ「へぇ〜。お前のペット、なかなか見事な食いっぷりじゃねぇか。気に入ったぜ」

中里「食欲が豊かなのは健康の証拠なり。よかったでござるな森崎殿」

三杉「フフ、飼い犬に手を噛まれるならぬ、飼い雛に飯を食われる、か。いい笑い話じゃないか」

325 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/16(日) 18:35:11 ID:???
森崎「ひ、人事だと思って呑気なことを言いやがって……うう……俺の昼ごはんがー……」

こうして森崎だけ腹ごなしをしそこねつつ、午前の自由時間は楽しく(?)過ぎていった。

※森崎以外のHPが+1されました。
※フェザーが少し成長しました。ニワトリまであと少し?
※イスラスの評価が上がりました。
※『イスラスのかけら』が回復しました。


カフェで腹ごなしを終えた森崎たちは午後の自由時間で何処を回るか改めて相談する。

☆どうしますか?

A おしゃれなカフェ
B 素敵なビーチ
C 広いショッピングモール
D 綺麗な美術館
E のどかな公園
F その他(場所だけでなく、やってみたいことなども書いていただければ助かります)

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

326 :森崎名無しさん:2012/09/16(日) 18:36:17 ID:Wa8fCSQs


327 :森崎名無しさん:2012/09/16(日) 18:38:15 ID:XdtLE2N+
E

328 :森崎名無しさん:2012/09/16(日) 18:55:37 ID:TwgQmHQ6
B

329 :森崎名無しさん:2012/09/16(日) 18:55:41 ID:3RClAvx2
D

330 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/16(日) 19:12:36 ID:???
>D 綺麗な美術館


森崎たち一行は美術館へと向かうことにする。

三杉「ふむ。今週は『花』をテーマにした展示が行われているらしいね」

中里「しかし森崎殿に芸術を嗜む気質があったとは驚きでござる」

ビクトリーノ「見るからに『花より団子』って感じだからなぁお前は」

森崎「うるせいやい!俺だって花を愛でたり芸術に心打たれたりすることくらいあるさ!」

確かにこれまでの二十年、ほとんどサッカー漬けの人生ではあったが、
折角の休日なのだ。たまには普段触れていない世界を体験してみたい気分になったのである。

イスラス「ここからなら歩いて20分ってところだな。結構入り組んだ場所にあるんだが
     派手な壁画が目立つところだからすぐに分かるぜ」

そんな美術館までの道のりの道中、森崎はとある場面に遭遇する。


★道中イベント→! card★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→クリスマンたちオランダトリオに出くわす。何やら探し物をしているらしいが…?
ハート→リブタとシャルに出くわす。これから買い物に行くらしい。
スペード→シェスター、マーガス、ドールマンに出くわす。これからビーチにナンパに行くらしいが…?
クラブ→ブローリンとディックに出くわす。その時交差点で耳をつんざく衝突音が!
JOKER→謎の仮面の男を雑踏の中に発見。どうする…?

331 :森崎名無しさん:2012/09/16(日) 19:13:27 ID:???
★道中イベント→ クラブ5

332 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/16(日) 19:44:56 ID:???
★道中イベント→ クラブ5 ★
>クラブ→ブローリンとディックに出くわす。その時交差点で耳をつんざく衝突音が!


ヌッ…

ディック「お、イスラスと三杉じゃねーか」

ブローリン「奇遇だな森崎。こんなところで会うとはな」

共に身長190を超える巨漢DFとして、チームの守備の要として活躍するディックとブローリン。
こうして揃っているところを見ると、それこそ巨大な壁画に囲まれているようでもある。

三杉「僕たちは美術館で芸術鑑賞にでも。君たちは何処へ行くんだい?
   まさかそんなナリでデートってわけじゃなさそうだし……」

ディック「うげぇ、冗談でもそんな事言うんじゃねーよ。俺様はノーマルだッ!」

ブローリン「はっはっは。残念ながらデートじゃなくてデパートだな。
      オランダでも特に効果の高いプロティンの売り場を案内してくれるらしくてな」

ディック「俺たちみたいなDFは何より体の頑丈さが売りだからな。
     どんな競り合いにも勝てるような体づくりのために、プロティン一つにもこだわりがあるのさ」

森崎「(ブローリンが腹筋マニアならディックはプロティンマニアってところか。良いコンビだな)」

これ以上筋肉をつけてしまって逆に動きが鈍くなってしまうのではないかと心配しつつその場を離れようとしたその時である。

キキィ〜〜〜ッ!! ゴ ボ ッ ! !

333 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/16(日) 19:46:50 ID:???
鼓膜が破裂するような耳をつんざく衝突音があたりに響き渡る。
道行く人達の悲鳴とざわめき、そして遠くから近づいてくる救急車のサイレンの音。
どうやら交通事故が発生したらしい。幸い玉突きなどの大惨事には至らなかったみたいだが、
車に跳ね飛ばされた人の様子は、遠目で見ても悲惨な状況であるということは分かってしまった。

三杉「またか。最近多いんだよね。交通事故」

ディック「それにしても多すぎねぇか?今月だけで3回は出くわしたぜ」

ブローリン「…………」

イスラス「…………」

どうやらここアムステルダムの街はドラッグ問題だけでなく交通問題も抱えているらしい。
先ほどまでの楽しいムードが一気に鎮静してしまったのに感づいた森崎は場の空気をどうにか変えようとする。


☆どうしますか?

A 俺達も気をつけないとな。注意一秒怪我一生って言うし。
B 運転手がスピードを出し過ぎなんだよ。公共の道路をなんだと思ってるんだ。
C 歩行者が急に飛び出したのが悪いな。車は急には止まれないんだぜ。
D 交通事故といえば、俺の知り合いに奇跡的にサッカーボールに助けられた奴がいるんだが…
E ディックのプロティンの話が気になる。三杉たちと別れてブローリンたちと行動する。
F 口は災いの元。特に何を言うでもなく、それぞれの目的地へと移動するよう促そう。

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

334 :森崎名無しさん:2012/09/16(日) 19:48:12 ID:goFkP9Wo
D

335 :森崎名無しさん:2012/09/16(日) 19:50:54 ID:XdtLE2N+
A

336 :森崎名無しさん:2012/09/16(日) 19:51:17 ID:oGkN7kfU
D
うそみたいな話なんでブローリンは激昂しそうだけど

337 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/16(日) 20:11:36 ID:???
>D 交通事故といえば、俺の知り合いに奇跡的にサッカーボールに助けられた奴がいるんだが…


赤の他人とはいえ、車で跳ね飛ばされる光景というものは見たくはないものだろう。
明らかに気落ちしている彼らを元気づけるために、森崎は交通事故に纏わる話題を出すことにした。

森崎「そうそう、交通事故といえば、俺の知り合いにも子供の頃に車に跳ねられた奴がいたんだよ」

イスラス「……なに?」

ブローリン「そ、そうなのか?」

三杉「……森崎。ひょっとするとそれって」

森崎「三杉も人づてでも一度は聞いたことあるだろ?
   翼がサッカーボールを追いかけて道路に出た所に車が飛び出してきて……」

まだ幼児と呼んでもいい年齢の子供である。哀れ短い生涯を終えてしまうと、側にいた母親や車の運転手が思ったその時。
その子供が追いかけ、拾い上げたボールがクッションになることで衝突の衝撃を和らげ、奇跡的に無傷で助かったというのだ。
大空翼という男が『サッカーの申し子』と呼ばれる理由は、彼がただ単純に素晴らしいプレイヤーというだけではなく、
このような生命に関わることにまでサッカーボールが関係していることも、起因になっているのだろう。

イスラス「……ボールがクッションに、だと。そんな馬鹿な……」

ブローリン「まるでマンガの世界だな。サッカーの神様が奴の命を守ったとでも言うのか?」

交通事故を目撃し、特に落ち込みが激しかった二人は森崎の話を聞き……

338 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/16(日) 20:13:40 ID:???
★イスラスの反応→! card
ブローリンの反応→! card★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→事故にあった人物が無事だったことに本気で胸を撫で下ろしている
ハート→よく出来たつくり話だなと鼻で笑う
スペード→なんだかさらに落ち込んでいる…
クラブ→明らかに気分を害している…
JOKER→そのときトラックのクラクションが鳴り響く。なんと目の前に轢かれそうになっているご老人が!

339 :森崎名無しさん:2012/09/16(日) 20:14:03 ID:???
★イスラスの反応→ ダイヤ2
ブローリンの反応→ ダイヤJ

340 :森崎名無しさん:2012/09/16(日) 20:16:07 ID:???
悪い結果にならなくて良かった

341 :森崎名無しさん:2012/09/16(日) 20:20:39 ID:???
たしか本スレの翼はこの話を両親の創作だと思ってるって早苗に言ってたよな(ジャパンカップ終了後あたりで)

342 :森崎名無しさん:2012/09/16(日) 20:34:58 ID:???
選択しとしては地雷だった臭いけど、そこでダブルダイヤを出せたのはデカいな。

343 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/17(月) 06:37:38 ID:???
>>340
せっかくの楽しい休日がブルーになるところでしたからね。
>>341
お前は橋の下から拾ってきた子なのよ!とか、子供の頃の親の冗談話はよくありますよねw
>>342
森崎の印象が大きく左右されるだけでなく、
イスラスとブローリンの関係にも影響するところでした。グッジョブですよ!
===========
★イスラスの反応→ ダイヤ2→事故にあった人物が無事だったことに本気で胸を撫で下ろしている
ブローリンの反応→ ダイヤJ→事故にあった人物が無事だったことに本気で胸を撫で下ろしている ★
===========
イスラスとブローリンは食い入るようにして森崎の話に耳を傾けていた。
それはこの二人が共に『交通事故』によって大事なものを失った故のことだった。
片や自身の右足を。片や誇りに出来る親友の人間としての心を。

森崎「そんなわけでその子供は今トモダチのボールとイタリアで元気にサッカーしてるってわけさ」

そしてこの少年の無事を聞き届けた時、二人はまるで自分のことのように胸をなでおろした。

イスラス「なるほどな。あの日本の10番にそんな過去があったとは……」

ブローリン「……交通事故というものは本当に恐ろしく、残酷なものだ。
      事故にあった者も、そして残された者にとっても……
      一生拭い去れない傷跡が残ってしまうんだ」

イスラス「ああ、その通りだ。その少年が無事で……本当に良かった」

森崎「(あれ?なんだか本気で翼の話に同情してやがる。なんだかおもしろくないなぁ)」

精々馬鹿げた創作話として笑い飛ばしてくれるものかと思っていた森崎は拍子抜けしてしまう。

344 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/17(月) 06:44:45 ID:???
ブローリン「イスラスといったか。もしかしてお前のその右足は……」

ブローリンはイスラスの日に焼けた肌とは違う、
白人独特の赤みがかった白い右足を見て顔をしかめる。

イスラス「……昔、ちょっとな。だが、今こうして好き勝手走り回れるのはこの右足のおかげなんだ」

この足のお陰で、自分は夢を叶えられた。足が早くなりたいという幼い頃に願った夢を。
だが、その夢は他の夢を壊し、砕いたかけらによって作られたようなものでもある。
あまり思い出したくない過去の事故の情景が、イスラスの瞼の裏にじわりと蘇ってくる。

ブローリン「(事故で命を失うもの。夢を失うもの。その両方を守りきり幸運を掴んだもの。
      ……同じ事故でもこうも違うものなのか。なぁレヴィンよ、お前の……
      そして俺達の失ったものの大きさを改めて思い知ることになろうとはな……)」

※イスラスとブローリンの評価が上がりました。
※イスラスとブローリンの互いの評価が上がりました


ディック「それじゃあまた夜にでも寮で会おうぜ。安く仕入れられたらお前らにも分けてやるからよ」

ブローリン「家に帰るまでが自由時間だからな。道中気をつけるんだぞ」

森崎「心配性だなぁ。そっちこそ変な商人に引っかかったりするなよー」

デパートの前で巨漢コンビと別れた森崎たちは街の中心部と郊外を繋ぐ道へと入り、目的の美術館へとたどり着く。
『花』をテーマとした展示物の数々は、まるで自分たちが虫にでもなってしまったかのように引き込まれるようだった。

イスラス「生花だけじゃなく、造花、絵、彫像……色んなカタチでの『花』が飾られているようだな」

345 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/17(月) 06:47:29 ID:???
三杉「それじゃあ2時間後にこのロビーに集合ってことで。
   地下のホールではオークションもやっているみたいだから興味があれば寄ってみるのもいいんじゃないかな」

ビクトリーノ「グフフッ、花の似合う知的かつ素敵な美女とお知り合いになれるチャンスだぜ。
       行くぜ中里!俺達の楽園への入り口はきっとここにあーるっ!!」

中里「デュフフ…御意でござる!」

森崎「(折角だから誰かと一緒に回ろうかな?)」


☆誰を誘いますか?

A 三杉
B イスラス
C ビクトリーノ
D 中里
E やっぱり一人で回る

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

346 :森崎名無しさん:2012/09/17(月) 07:20:58 ID:SgVGVtGs
A

347 :森崎名無しさん:2012/09/17(月) 08:25:38 ID:Pnwl5YmY
A

348 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/18(火) 16:07:19 ID:???
>A 三杉


森崎「よし、ここは三杉と一緒に回るとするか」

お互いにプロのトップチームの選手という立場での久々の再会である。
国は違うとはいえ、共に激動のリーグ戦を1年間戦い抜いてきたのだ。
色々と積もる話しもあるかも知れないと、森崎は三杉の後をついていく。

森崎「ん?あいつ、何かの作品の前で止まったぞ。何を見てるんだ?」


★三杉の瞳に映るもの→! card★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ・ハート→『月の揺り籠』という題名の鮮やかな絵画だ。
スペード・クラブ→『雑草魂』という題名の地味な生花だ。
JOKER→『虹』という題名の色のない彫像だ。

349 :森崎名無しさん:2012/09/18(火) 16:09:35 ID:???
★三杉の瞳に映るもの→ ダイヤ7

350 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/18(火) 17:06:37 ID:???
★三杉の瞳に映るもの→ ダイヤ7 ★
>ダイヤ・ハート→『月の揺り籠』という題名の鮮やかな絵画だ。


森崎「おーい三杉。熱心に眺めてるようだけどそんなにスゴイのか?それ」

三杉「ああ、森崎か。…見てくれよ。実に見事だとは思わないか」

夜空に凛と煌く月を称えるように、すすきの穂が揺れる広い草原。
その中に小さく芽吹く名前の無い花を優しく照らす光のカーテン。
神々しい生への賛美と、和やかなお月見のような和の雰囲気が感じられる作品のようだ。
二人で並んで暫く絵を見ていたが、三杉がポツリとつぶやき出す。

三杉「……正直今回の親善試合は不安でたまらなかった。
   君たちと対戦するに値しないほどに、チームはバラバラになってしまっていた」

森崎「へぇ、そうなのか。まぁ今回の遠征の趣旨を考えれば
   なるべく手強い相手として立ちふさがってもらわなきゃ困るからな」

三杉「悪いけれど、君たちを満足させるどころか
   ドイツに帰りたいと思わせるくらいの脅威になったよ。ボクたちアヤックスは」

三杉の顔は強く自身に満ち溢れていた。
この『月の揺り籠』という絵画に負けないほどの輝きを放って。

三杉「君は相変わらず『スタミナ不足』に苦しんでいるのかい?」

森崎「むっ…。以前よりは大分改善したさ。フルタイム戦える配分をこの1年学んできたんだからな」

三杉「うちのチームにはミドルシュートを狙える選手は山ほどいるよ?   
   そしてもちろん、このボクも例外ではない」

351 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/18(火) 17:07:56 ID:???
森崎「ぐっ…だ、だがアップキックボレー程度の単純なシュートじゃ俺には通用しないぜ」

三杉「フフッ、君が1年で学んだ分だけ、ボクも学ぶべきものがあったということさ。
   ……あのよみうりランド以来の勝負。今度はプロという世界での対戦だ。
   お互いに万全の体制で、良い試合にできればいいと思っている」

三杉の瞳がギラリと鈍い光を湛える。
限られた時間を精一杯サッカーに打ち込んできた当時の自分にとって、
謎の腹痛というアクシデントは全力の真剣勝負を望む自分だけでなく、
対戦相手の挑戦を裏切ってしまった、三杉が最も後悔している試合なのである。
そしてこの三杉の真剣な眼差しは、今の森崎の心にガラスの破片のように突き刺さるようだった。

森崎「(うっ……そうか。三杉はあの試合の続きができる事を本気で楽しみにしているんだ。
   あの頃俺が嬉々として使った下剤作戦は、今度はアカネイアワールドカップでマルス達を苦しめた。
   ……駄目だ。いくら過去を否定したくても否定しきれない自分がいる。
   俺は……俺はやはり『森崎雄三』の偽物なのか?
   ラムカーネこそが本物の『キャプテン森崎』のあり方だったというのか……?)」

自分は確かにあの頃から大分変わった。己の力の過信を止め、人との和を大切にし、
チーム一丸となって闘いぬく精神をアカネイア大陸での3年で学びものにしてきたのだ。
そうだ。やり直すと決めたのだ。心を入れ替え、今度こそ三杉の望む真剣勝負が出来るようにと森崎は決意したのだ。



?????「やり直す?テメェのしてることはただの『リセット』だろ。
      都合の良い展開が来るまで何度も何度も何度も何度も時を遡ってよぉ。
      テメェも『森崎』を名乗るなら腹を決めやがれよ。うけけっ。
      どうあがいたってテメェはテメェ以上のモノになんかなれねぇんだよぉ!!」

352 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/18(火) 17:09:54 ID:???
森崎「……!?……うっ……」

三杉「どうしたんだ森崎。顔色が優れないようだが…」

森崎「い、いや。大丈夫だ。油絵の臭いがちょっときつくてなぁ。ハッハッハ」

適当にごまかして気遣いさせまいと振る舞う森崎だったが、先ほどの声が耳からなかなか離れてくれない。
ラムカーネが近くにいるとでも言うのだろうか。
それともあれこそが『キャプテン森崎』であろうとする自分の本心の叫びなのだろうか。

森崎「と、とりあえず場所を移そうぜ。歩いているうちに気分は良くなるだろうから」

三杉「そうかい?君が言うのならボクは止めないけれど……。
   だけど、具合が悪くなったらすぐに言うんだよ。こう見えても『医者志望』なのだからね」

森崎「はは、頼りにしてるぜ」

森崎と三杉は穏やかなクラシックが流れるホールをゆったりと回っていく。
リーグ戦での思い出や、自慢話や記録などを存分に語り合いながら歩く二人の行き着く次の場所は……


★ミューズィアム探検→! card★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→オークション会場だ。超有名な絵画の贋作がおろされているようだが…?
ハート→ビクトリーノと合流する。早速ナンパに挑戦している。
スペード→数字が高いほど美人だぞ。イスラスと合流する。何故かクライフォートも一緒だ。
クラブ→中里と合流する。が、なんだか慌てた様子だぞ?
JOKER→桜の花を見上げつつテンション高く騒ぐ黒人に話しかけられる。

353 :森崎名無しさん:2012/09/18(火) 17:11:26 ID:???
★ミューズィアム探検→ ダイヤ8

354 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/19(水) 07:39:47 ID:???
★ミューズィアム探検→ ダイヤ8 ★



森崎と三杉は地下の特設ホールへと向かった。
今回の美術展で気に入った作品を購入できる場所であり、
どれだけ自己の財産を誇示することに生きがいを感じている
富豪のコレクターたちの集会場でもあった。

森崎「なんというか場違い感が半端無いんですが」

三杉「見学するだけならタダさ。それになにも高い作品だけを取引しているわけじゃない」

確かにホールの中央の綺羅びやかなステージでは
テレビ番組でよく見受けられる巨大な電光掲示板に
目玉が飛び出すくらいの金額が何度も何度も表示されてはいるが、
端の方ではプロ選手としてはヒヨッコルーキーの森崎の給料でも十分買えそうなものが取引されている。

三杉「記念に何か買っていくかい?実家の両親にでも送るのもいいんじゃないかな」

そういうと三杉はある彫像のオークションの場へと向かっていく。
それは男の森崎でも思わず赤面しそうなくらいの、
男性の肉体美を惜しげもなく晒した裸の青年の像だった。
その姿はどことなく三杉に似ているような気がしなくもない。

三杉「(まったく弥生にも困ったものだ。ボクを感じられるような小物を送って欲しいだなんて。
   まぁ、確かにあまりにも寂しく待たせてしまうのも考えものだからね。
   ボクの代わりになるかどうかはわからないけれど、弥生の寂しさを少しでも紛らわせておくれよ)」

三杉は順当に裸の彫像を競り落とし、交換券を手に入れて森崎の方へと戻ってくる。

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