キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【反撃の】ファイアーモリブレム40【狼煙】

1 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/08/30(木) 03:41:42 ID:???
キャプテン森崎のスピンアウト作品です。『ファイアーエムブレム紋章の謎』の世界に
送り込まれた森崎が、マルスたちと共にアカネイア大陸を冒険する物語となっています。
基本は本編と同様に、選択肢の中から第三者(ロムしている人)がどれかひとつを選ぶ事によって進んでいきます。
また必要に応じてトランプを引いてもらったりしてランダムに進行していくこともあります。

【注意】
このスレの物語やキャラの性格は、中の人の都合で原作並びにキャプテン森崎本編とは異なる場合があります。
設定などもストーリーの都合上若干オリジナル要素が含まれていますので、苦手な方はご注意ください。

〜これまでのお話〜

ブンデスリーガを3位の好成績で終えた森崎たちブレーメンはチームの強化のために世界各国へと遠征することに。
はじめに訪れたオランダにて、再びアカネイア大陸に聞きが迫っていることを知らされる。
中山に押された『破滅のツボ』の解決策の鍵もアカネイアにあると分かり、森崎は再び異世界へと旅立つ。

森崎が不在の間に、アカネイア大陸の情勢は大きく変化していた。
森崎が生み出した影であり、ガーネフを味方につけて暗躍する『ラムカーネ』が
アカネイアワールドカップにて優勝することでニーナ姫を娶り、神聖帝国の皇帝となっていたのである。
間接的ではあるが『森崎有三』という存在を完全に乗っ取られたことで森崎は狼狽えるが、
ガトー司祭の助言に従い、星のかけらを集めることでラムカーネへの対抗策を築きあげることを決意する。

グルニアでのロレンス将軍の悲しき反乱に心を痛めながらも、マケドニアにて捕らえられたミネルバの救出に向かう森崎たち。
果たして反乱軍の首謀者であるリュッケ将軍、ルーメル将軍を倒しミネルバを救い出すことは出来るのだろうか…?

☆前スレ
【運命が】ファイアーモリブレム39【迫る】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1342200894/l50
☆過去スレ
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/44.html

713 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/13(土) 15:01:26 ID:???
☆どうしますか?

A 午後も練習しよう
B 街に繰り出そう
C ビクトリーノに付き合って警察に行こう
D 何だか疲れたしこのまま夕方まで眠っちゃえ

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

714 :森崎名無しさん:2012/10/13(土) 15:31:31 ID:rw3y6/d+
C
こういうのって一人で行かせると死亡フラグですからw

715 :森崎名無しさん:2012/10/13(土) 15:51:13 ID:OkNdQ0U2
C

716 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/13(土) 17:52:34 ID:???
>>714
案内人がランダムで選ばれたので、少なくともビクトリーノ単騎ということにはなりません。
今回の一連のイベントを追うか追わないか、といった選択でしたね。
===========
>C ビクトリーノに付き合って警察に行こう


森崎は練習着からラフな外出着へと着替えるとビクトリーの部屋へと向かう。

森崎「へーい。俺も暇だからついていってもいいか?」

ビクトリーノ「おう、全然構わねぇぜ。ついでに観光もしてくるつもりだったし」

森崎「昨日は昼食は食べ損なうわ泥棒騒ぎに巻き込まれるわで散々だったからなぁ。
   今度こそアムステルダムの街を堪能したいところだぜ」

ビクトリーノ「そうだなぁ。んで、今回俺たちを案内してくれる奴なんだが…」

先にビクトリーノの部屋を訪れていた先客が姿を現す。

717 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/13(土) 17:54:19 ID:???
★誰やねーん→! num★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

0→三杉
1→クライフォート
2→イスラス
3→リブタ
4→クリスマン
5→カイザー
6→レンセンブリンク
7→ディック
8→ドールマン
9→シャル

718 :森崎名無しさん:2012/10/13(土) 17:56:06 ID:???
★誰やねーん→ 8

719 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/13(土) 18:38:41 ID:???
★誰やねーん→ 8 ★
>8→ドールマン

ぬっ…

重々しい擬音を伴いながら現れたのは、まさに巨人と呼ぶに相応しい巨体を持つアヤックスの正GKのドールマンだった。

ドールマン「へへ…同じキーパー同士だし、せいぜい仲良くしようぜぇ。小人ちゃん」

馴れ馴れしくもありふてぶてしい態度で手を差し出してくるドールマン。
森崎は不快を覚えて睨み返すが、大きく首を擡げて見上げる格好となり少し情けなく思えてしまう。

森崎「(改めて見ても随分でかい。若林や若島津以上の迫力だ。
   体格だけならあのミューラーにも匹敵する。だが……)」

森崎がこれまで退治してきた一流のGKは、何かしらの威圧感が感じられた。
だが、このうねった髪と膨らんだ頬が特徴の男からは危機感のようなものは感じられない。

森崎「(それほど実力が高くないのか?それともそれを隠し通せるほどに精神が熟練してるとでも?)」

いずれにせよ、この男に対する印象は少なくとも好意的なものではなかった。
それでもこうして一緒に行動することになったのも何かの縁。
旅は道連れ世は情け。きっと何かの役に立つに違いない。

森崎「(だが、試合では俺のほうが格上のGKだということをこれでもかと思うくらい味あわせてやるぞ!)」

※ビクトリーノとドールマンが森崎と同行します。

720 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/13(土) 18:40:09 ID:???
麻薬の疑いがかかったお菓子を警察に届けに、アムステルダムの街を闊歩する森崎たち3人。
しばらくして、どよどよと淀んだ雲が暖かな午後の日差しを照らしていた太陽を隠し、頭上を覆い始める。

ビクトリーノ「うーん。予報通り天気は下り坂か。天気が悪いと何だか気分まで滅入ってくるぜ」

ドールマン「あんまり暑いのも簡便だけどなぁ。キーパーにとっちゃ眩しい日差しは死活問題だぜ。なぁ森崎ィ」

森崎「お、おう…そうだな。
   (なんだよこいつ、馴れ馴れしいにも程が有る。
   シェスターと仲良くなったみたいだが、あまりいい気分がしないなァ)」

それとも彼なりにコミュニケーションを取ろうと苦心しているのだろうか。
そうだとすれば、この馴れ馴れしい話し方も仲良くなろうとしているサインなのかもしれない。

森崎「(そういえば、今まで自分からGKの選手と仲良くなろうとしたことなんてなかったな)」

自分の居場所が無くなってしまう危険はなるべく排除しなければという危機感があったのだろう。
相手が同じGKという立場上、どうしても自分との比較対象にしてしまいがちだ。
自分より上か下かでしか見ようとしないから、こうしてギクシャクとした気持ちになってしまうのかもしれない。
それはドールマンにかぎらず、遡れば若林や若島津にも似たような態度を取っていた記憶がある。

森崎「(このブレーメンでもそうだった。今までは正GKを争うライバルという目線でしか見てこれなかったけど。
   カタネッチさんやアルバートさんは、日本から来たばかりの右も左も分からない俺を色々世話してくれたっけ)」

我ながら随分甘くなったものだ。ラムカーネからしてみれば、
キャプテン森崎の偽物だと罵られても文句は言えないほどに騎馬が抜けてしまったかもしれない。
それでも今の状況はなんとも言えない心地よさが確かにあった。

気の良い仲間たちと気を良くしながらボールを追いかけるサッカー。
プロという立場上、腑抜けになってしまう訳にはいかないが、
森崎は少しだけ自分と同じGKであるドールマンと歩み寄る気分になった。

721 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/13(土) 18:42:00 ID:???
森崎「(でも試合ではボッコボコのズッタズタにしてやるからな。覚悟しとけよ)」

ドールマン「? なんだぁ、変な笑い方して。可愛い女の子でも見つけたか?」

ビクトリーノ「え!?なになに、ドコドコ!?ビューティギャルはいずこにおわす!」

森崎「おいこら、ナンパするなら用事を済ませてからにしとけ」

大通りを抜け、交差点を渡った先にあるのがアムステルダムの警察署らしい。

ドールマン「後少しでつくぜ。用事がすんだら俺のとっておきの飯屋に連れてってやんよ」

ドールマンのエスコートを楽しみにしつつ、入口に向かう森崎とビクトリーノ。その時……


★はぐれ森崎頑張派→! card★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→何やら騒がしい。なんと昨日捕まった泥棒が逃げ出しただって!?
ハート→女性警官に呼び止められる。容姿は数字に比例します。
スペード→男性警官に呼び止められる。容姿は数字に比例します。
クラブ→チンピラ風な男たちに呼び止められる。ビクトリーノの鞄を狙っているようだ。
JOKER→昨日逃した例の仮面男が再び登場!

722 :森崎名無しさん:2012/10/13(土) 18:44:39 ID:???
★はぐれ森崎頑張派→ ダイヤ10

723 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/13(土) 19:04:45 ID:???
★はぐれ森崎頑張派→ ダイヤ10 ★
>ダイヤ→何やら騒がしい。なんと昨日捕まった泥棒が逃げ出しただって!?


ズドドドドドッ!!

ドールマン「うおっ、危ねぇ!」

ビクトリーノ「なんだなんだァ?」

入り口に入ろうとした森崎たちを突き飛ばす勢いで、刑事らしき数名の青年が飛び出してくる。

刑事「すぐに包囲網を敷け!絶対に逃すんじゃないぞぉ!」

森崎「あの、何かあったんですか?」

刑事「ああ。昨日アヤックススタジアムに忍び込んだ泥棒が、輸送車から逃げ出してね。
   おそらく組織の一員が脱出の手引きをしたんだろうね。……って、君たちはいったい!?」

警察官からしてみれば一般の市民である森崎たちにべらべらと情報を漏らしてしまったことに勝手に驚いて飛び退る。

ビクトリーノ「クセェな。事件の匂いがプンプンしやがる。
       なぁなぁ、ちょっと刑事たちの後を追いかけてみねぇか。
       奴らの足取りを一気に掴めるチャンスかもしれねぇぜ」

鼻をひくひくさせ、興味津々な態度でビクトリーノが呟く。

ドールマン「ちょっとちょっと、泥棒の件も気になるが麻薬のことも忘れないでくれよ」

森崎「元はといえばそのためにここまで来たんだしな。用事をほっぽり出す訳にもいかないし…」

相談の結果、麻薬の提供はドールマンに任せ、ビクトリーノは刑事たちの後を追いかけるという。

724 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/13(土) 19:06:07 ID:???
森崎「(俺はどうしようかな?)」


☆どうしますか?

A ビクトリーノと一緒に逃げた泥棒を追う
B ドールマンと一緒に麻薬お菓子を調べてもらう
C 一人で街に遊びに行っちゃう

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

725 :森崎名無しさん:2012/10/13(土) 19:46:57 ID:MpsoLJXI


726 :森崎名無しさん:2012/10/13(土) 20:05:04 ID:BjFOjQXw
A

727 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/14(日) 08:08:46 ID:???
>A ビクトリーノと一緒に逃げた泥棒を追う


森崎とビクトリーノは麻薬お菓子をドールマンに預けると
逃げた泥棒の行方を探るため、刑事たちを追い路地裏へと向かう。
先程よりさらに雲行きが怪しくなってきたオランダ空の下、
ビクトリーノは自慢の俊足を活かし、泥棒の足取りを探る。

ビクトリーノ「街中と違ってこの辺りはなんつーか……暗いよな」

森崎「天気だけの所為じゃ……ないよな」

見るからに怪しいものを売りさばく派手な服を来た男を始め、
あまりお近づきになりたくない強面の男、ニヤニヤと下品な笑みを浮かべる貧相な男。
顔という顔にじゃらじゃらと貴金属を取り付け、蛇のように舌をちらつかせる男。
自分と同じ人間だとは思えない。それこそ自分たちの常識には無い、
それこそアカネイアのような異世界に迷い込んでしまったような違和感を覚えていた。

森崎「ははは……世界は広いな。俺が知らない常識がまぁ、こんなにも存在するなんて」

ビクトリーノ「……ああ。ホント世界ってやつは広いぜ」

世界は広い。少なくともこの世代の中ではナンバーワンだと自負していた自分の足の速さに対する誇り。
それがほんの昨日のこと、無残にも破られてしまったことをビクトリーノは思い出す。
全力で走り続けることを躊躇わなければ、必ず追いつけたかもしれない相手だった。
だが、あの時ビクトリーノは自分から足を止めてしまった。衝突と怪我を恐れブレーキを踏んでしまった。

ビクトリーノ「〜〜〜〜ッくしょう!!天気が悪いと気分も滅入るってんだよ〜!」

森崎「おわっ!?いきなり叫ぶなよ、ビビるじゃねえか」

ビクトリーノ「悪い悪い。大声で叫べばあの雲も吹き飛ぶかな〜…なんてな」

728 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/14(日) 08:10:27 ID:???
森崎「(……やっぱり何か様子が変だな。昨日の泥棒騒ぎの時に何かあったのか?)」

少しビクトリーノのことが気がかりだったが、とにかく今はこの辺りに逃げ込んだ泥棒の情報を集めなければならない。

ビクトリーノ「片っ端から探すのは手間だよな。…ちょっと気が引けるが、
       アブナイお兄様がたに聞き込みでもしてみるのも一つの手段かもな」


☆どうしますか?

A 地道に手近な建物の中を探してみる
B 危険な雰囲気の男たちから情報を聞き出す
C ビクトリーノに昨日の事を訪ねてみる
D ドールマンに預けたお菓子『イリュージョンストライク』のことを改めて聞いてみる
E 三杉たちと話していた『ジョアンコーチ』の事を聞いてみる

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

729 :森崎名無しさん:2012/10/14(日) 08:27:43 ID:GjOHywNQ
C

730 :森崎名無しさん:2012/10/14(日) 09:09:09 ID:u1gyiGh2
C

731 :森崎名無しさん:2012/10/14(日) 09:35:10 ID:???
人気投票開催予定メンバーを見るとモリブレムさんもどうでしょう?と言いたいけど
今やるのはちょっと中途半端なんだよねェ

732 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/14(日) 10:42:08 ID:???
>>731
去年の4月に行われた春の人気投票祭りのスレ主たちが再集結!ということですね。
更新ペースが下降気味ではありますが、お二人がよろしければぜひ私のスレも参加させていただきたいです!
FEシナリオもオランダシナリオも半端なところではありますが、
投票開始までに山場を超えればいいだけの話ですしね!(と、自分にプレッシャーをかけてみる)
===========
>C ビクトリーノに昨日の事を訪ねてみる


森崎「(ブローリンからの伝言じゃ、荷物は取り返したが仮面の男に逃げられたことくらいしか聞けなかったからな)」

森崎は、昨日の出来事をビクトリーノに訪ねてみた。
一瞬躊躇うような仕草を見せたが、気まずそうに頬をかきながらビクトリーノは答える。

ビクトリーノ「……まぁ、お前にも一応聞いてもらおうかね」

イスラスと協力し、仮面の男をあと一歩というところまで追い詰めることに成功する。
だが、ビクトリーノはそのあと一歩を踏み出せずにむざむざ男を逃してしまった。

ビクトリーノ「思い出しちまうんだよ。ケルン戦でやっちまった足のことを。
       あの怪我のせいで、優勝がかかった大一番のハンブルグ戦を俺は病室で眺めることしか出来なかった。
       もうあんな悔しい思いはまっぴらだ。戦うこと無く負けるなんて絶対イヤだ!
       ……けどよ。俺はあの瞬間自分から戦いを降りちまった。
       ハハッ、矛盾してやがるよな。逃げたくないのと思ってんのに逃げちまうなんてよ」

弱音を吐いてしまったことが気恥ずかしいのかビクトリーノはそっぽを向く。
背中を丸めた姿がやけに弱々しく思えてしまった。

森崎「ビクトリーノ……」

733 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/14(日) 10:43:32 ID:???
☆どうしますか?

A「プロは体が資本なんだ。怪我をしてからじゃ全てが遅い。お前の選択は間違っちゃいない!
B「ああそうだな。今のお前は俺からしてみれば折角の才能を燻らせてる臆病者だな。
C「だったらリベンジすればいい。その仮面の男を見つけて今度こそぶち抜いてやれよ!
D「足が速いことだけがサッカーじゃないだろ?お前の良い所は他にもあるじゃないか。
E 何も言わずに探索を続ける。

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

734 :森崎名無しさん:2012/10/14(日) 11:09:31 ID:GjOHywNQ
C

735 :森崎名無しさん:2012/10/14(日) 11:12:25 ID:Qi3SQgkY
C

736 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/14(日) 11:42:07 ID:???
>C「だったらリベンジすればいい。その仮面の男を見つけて今度こそぶち抜いてやれよ!


森崎という選手は時代によって大きく異る評価を受けている。
南葛SCに所属する前は、誰一人として知らない無名の存在だった。
それが、優勝チームのGKとして活躍したことを皮切りに、中学サッカーのトップを牽引していく。
世界jrユース大会では世界一と同時にMVPも獲得し、このまま世界のトップへと羽ばたくだろうと期待されていた。

森崎「(そうだ。『リセット』で『勝たせてもらっていた』俺の歴史は華々しいものだった。けれど…)」

アカネイア大陸でのサッカー。負けてもやり直せない苦しみを直に味わい、挫折と絶望に涙を流す。
再び全日本ユースというチームとして再結集した際の森崎の評価は、
あくまでも優勝チームの一人のキーパーという評価に留まっていた。
絶望的な試合の流れを変える力も、チームを引っ張る栄光も既に過去のものとなっていた。

森崎「(俺がユースの正GKになれたのだって、あの特別試合でマルスやアベルの助けがあったからこそなんだ)」

海外クラブで活躍する日本人選手も増えている今、森崎はあの頃のような特別な存在ではない。
それでも自分には絶対に譲れないものがある。他人と比べられても誇れるものが確かにある。

森崎「俺がお前だったら、そんな弱音を吐く前にやることがある」

ビクトリーノ「なにィ?」

森崎「リベンジするんだよ。その仮面の男を見つけて今度こそぶちぬいてやるんだ。
   それで負けて惨めな思いをしても、俺はあきらめない。
   自分が納得するまで、いや、勝つまで絶対に諦めることなく何度でも『やり直す』だけだ」

ビクトリーノ「自分が納得するまで何度でも……ね」

737 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/14(日) 11:44:18 ID:???
森崎「お前がもうあの仮面の男には叶わないって結論付けちまってんのならこれ以上俺は口出ししねぇよ。
   でも、もしほんの少しでも納得がいかないのなら、俺は絶対に諦めん!」

リセットすることとやり直すこと。似ているようだけど少し違う。要は心意気の問題なのだ。
無かった事にするのではなく、惨めな敗北すらも次の勝利へとつなげる糧にする。
決して輝かしい道だけを歩いてこれなかった森崎がたどり着いた答えに、ビクトリーノは顔を上げる。

ビクトリーノ「……そうだな。たった一回負けたくらいでしょげてちゃプロ失格だよな。
       分かった。お前の言うとおり次こそは奴を捕まえてやる。
       何度でも挑戦してやるぜ。俺が世界一のスピードスターと証明するその時までな!」

森崎「おう、その意気だぜ。南米の黒豹さんよ」

ビクトリーノ「じゃあ、さっさと捜索の続きといこうぜ。肝心の競争相手を見つけねェと
       リベンジのリの字も果たせないまま日が暮れちまうからな」

森崎「そうだな。泥棒の仲間が脱走の手引きをしたっていうのなら、例の仮面の男も必ず現れるはず。
   俺に見せてくれよ。お前の自慢の俊足で派手にぶち抜くところをな」

ビクトリーノ「ああ。瞬きする暇すら与えねぇよ」

森崎の言葉に勇気づけられ、仮面の男との再戦に熱い気持ちを燃やすビクトリーノだった。

※ビクトリーノの『星のかけら』が回復しました。

738 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/14(日) 11:47:18 ID:???
ポタッ…ポタタッ…

頭上に冷たいものを感じ、ふと空を見上げると小雨がぱらつき始める。

ビクトリーノ「……ちょっと話をしている間に大分時間が過ぎちまったな。
       予報だとこれから夜にかけてどんどん雨が強くなるらしいぞ」

森崎「はやいところ見つけないと面倒だな。
   それとも、もう警察の人たちが泥棒を捕まえちゃったかもなぁ」


★泥棒包囲網の行方→! card★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ・ハート→泥棒らしき人物が廃ビルに入っていくところを目撃!
スペード→ドールマンが合流してくる。麻薬お菓子の正体が分かったらしい。
クラブ→どうやら泥棒はあっけなく御用されたそうだ。折角だしどこかに寄ってく?
JOKER→例の仮面男が再び登場!ビクトリーノのリベンジ到来!

739 :森崎名無しさん:2012/10/14(日) 11:49:04 ID:???
★泥棒包囲網の行方→ ダイヤ2

740 :森崎名無しさん:2012/10/14(日) 12:08:30 ID:???
戦場パートでWiki更新が続いていたせいか
Wikiのページ更新最新10ページにモリブレムスレが消えると不思議な感じがする

741 :森崎名無しさん:2012/10/14(日) 12:53:29 ID:???
リベンジ機会か…JOKERはそう出るもんじゃないし、
アカネイアシナリオで出てきたら星のかけらでビクトリーノ召喚、かな?

742 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/14(日) 17:05:06 ID:???
>>740
いつも多くの情報を更新していただき感謝の気持ちで一杯です。
>>741
イベント次第ではオランダシナリオ中に決着がつくかもしれません。
===========
★泥棒包囲網の行方→ ダイヤ2 ★
>ダイヤ・ハート→泥棒らしき人物が廃ビルに入っていくところを目撃!


昨日の泥棒、引いては彼の仲間であろう仮面の男の足取りを追うべく、森崎とビクトリーノは捜索を再開する。
勇気を出して強面の男たちから情報を集めてみると、
以外なことに、森崎たちがプロのサッカー選手だと分かると有力な情報を教えてくれた。

ビクトリーノ「いや〜サッカーてホントいいものですねぇ。万国共通の合言葉だな」

森崎「明日の試合も応援に来てくれるみたいだし、
   アウェイでサポーターの少ない俺たちブレーメンからしてみれば大きな味方だぜ」

思わぬ応援団も獲得しつつ、情報通りに廃ビルが立てられている地帯へと進んでいく。

ビクトリーノ「おい、森崎。ちょっとこっち来てみろよ」

森崎「! 今のはまさか…」

周囲の状況を確認する怪しい男が、息を切らしつつビルの中へとすり抜けるように入っていく。
遠目ではっきりとは分からないが、おそらく昨日の泥棒に違いない。

ビクトリーノ「よし、突入するぞ」

森崎「オーケー」

ビクトリーノ「なんだかスパイ映画のワンシーンみたいだな。ワクワクしてくるぜ」

743 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/14(日) 17:06:16 ID:???
廃ビルといってもまだ電気が通っているのか、非常灯の薄暗い明かりが灯っている。
明かりを頼りに細い通路を抜けていくと、やけに清潔に保たれた開けた部屋に出る。

森崎「外から見た限りじゃ廃墟にしか見えなかったが、何だか頻繁に人通りがあるっぽいぞ」

ビクトリーノ「さっきスパイ映画って言ってみたけど、このビルって撮影にでも使われてるんじゃないのか?」

森崎「あーなるほど。それだったら納得だ。映画といえばこの間の……ん?」

カツーンカツーン……

ビクトリーノ「誰かが入ってきたようだぜ。一旦隠れよう」

遠くから数名の足音が聞こえてくる。二人は一旦物陰に身を潜め、事の成り行きを静かに見守る。



??「――それで例の研究は進んでいるのかね?」

??「ええ。サンプルも抽出し、あとは適応者の傾向を見守るだけです」

??「ふふふ……この研究の完成の暁には莫大な報酬が待っているからね」

??「ええ。それもこれもあのお方のおかげですよ。うえっへっへ」

二人はひょっこりと首だけを出し、喧騒する男たちの会話を聞き取る。

ビクトリーノ「…なんだか難しそうな話をしてるな。研究とか何とか」

森崎「うーん、よく聞き取れないな。もうちょっと近づいてみようぜ」

744 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/14(日) 17:08:19 ID:???
★スパイ大作戦→! card★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→重要な計画とやらを盗み聞く。さらに…?
ハート・スペード→重要な計画とやらを盗み聞く
クラブ→前に乗り出し過ぎて転んでしまう!見つかってしまった!
JOKER→例の仮面男が再び登場!

745 :森崎名無しさん:2012/10/14(日) 17:08:53 ID:???
★スパイ大作戦→ スペード4

746 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/14(日) 17:40:40 ID:???
★スパイ大作戦→ スペード4 ★
>ハート・スペード→重要な計画とやらを盗み聞く


ビクトリーノ「森崎、もうちょっと体勢低くできねぇか?」

森崎「これ以上無理だって。ていうかあんまりくっつくなよ、暑苦しい」

ビクトリーノ「俺だってカワイコちゃんならともかくお前と密着なんてゴメンだよ。
       って、今は文句を言ってるわけにもいかねぇか」

森崎「しっ!…話の続きを聞けそうだ。静かにしろ」



??「この研究は今のサッカー界のバランスを大きく揺るがすことにも繋がるだろう」

??「名付けて『人類倍速計画』ってところっすかね。けど、そんなにスゴイ価値が生まれるんスかねぇ」

??「考えても見ろ。常人の『倍速』の速さで走れるというだけで様々な状況で有利になるだろう。
   もしもチーム全員が常に『倍速』で動ける状態を想像してみろ。恐ろしい事この上ないぞ」

??「はぁ。そりゃあ確かに恐ろしいっすね。一人いるだけでも大分違うのにチーム全員って…」

??「問題は『倍速』に動き続けることでのリスクだ。このサンプルでは多くの者が
   体のバランスを保てずに身体機能の消耗を激しくすり減らしているではないか」

??「それを緩和する薬品も同時に研究してはいるんですけどね。
   今のところはドーピング検査でごまかすのは難しいところっすけど。
   被験体が不足してるんスよねぇ。『倍速』で走れる才能を持つ人なんてそれこそ一握りみたいですし」

747 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/14(日) 17:42:13 ID:???
??「ただ脚が速い選手だけならそれこそゴマンといる。問題はボールをドリブルするとき、
   もしくは守備に走るときなどで瞬時に身体のリミッターを外せることができるかどうかなのだ。
   君は一度例の彼に連絡したまえ。あと数名ほど被験体を用意させよとな」

??「へいへーい。しっかし、難儀なものですね。こうして色々と小細工をしていても
   世の中には埋められない才能ってのがいくらでも溢れているってのは」

??「だから人は研究するんだよ。どれだけ犠牲を出そうともどれだけ金をかけようとも。
   才能無きものが有るものを打ち倒すときは、そういう覚悟を押し通せた者たちだけなのだから」」

??「相変わらず熱いなぁ。まぁ俺は金さえ貰えればどうでもいいんすけどねぇ」

??「その君の強欲さも一種の才能だよ。無駄にはしないことだね」

二人の男が去ったのを確認すると、森崎とビクトリーノはゆっくりと物陰から出てくる。

ビクトリーノ「……なんだか聞いちゃいけないことを色々と聞いちまったような気がする」

森崎「サッカー界を揺るがす研究……人類倍速計画だと?」

特に、倍速ドリブルを武器にしているビクトリーノは動揺を隠せないでいた。
彼らの話では、人為的に自分のような才能を多くの者に与えようとしているらしいのだから。

ビクトリーノ「チーム全員が倍速移動するようになる研究か。末恐ろしいな…」

748 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/14(日) 17:45:42 ID:???
森崎「確かにサッカー選手からしてみれば、喉から手が出るほど欲しい才能かもしれないな。
   俺だってドリブルは得意な方だけど、相手のマークを物ともしない
  『倍速ドリブル』が使えるようになるのなら、使ってみたいと思うし」

ビクトリーノ「なんだか嫌な予感がするな。奴らは『倍速』で走れる被験体を探してるって言ってやがった。
       俺やイスラスのような人間を捕らえて実験をするつもりでいるに違いない。
       どうする森崎。危険な匂いがプンプンしやがるが、もう少し奴らの懐に踏み込んでみるか?」


☆どうしますか?

A 危険も承知の上。さっきの研究員を追うぞ!
B 嫌な予感がする。ドールマンのことも気になるし、ここは一旦戻ろう。

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

749 :森崎名無しさん:2012/10/14(日) 17:46:10 ID:ypr66AG+
B

750 :森崎名無しさん:2012/10/14(日) 17:50:50 ID:Qi3SQgkY
A
斧がほしいのう

751 :森崎名無しさん:2012/10/14(日) 18:38:08 ID:GjOHywNQ
B

752 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/14(日) 20:12:04 ID:???
>B 嫌な予感がする。ドールマンのことも気になるし、ここは一旦戻ろう。


森崎「……ここは一旦戻ろう。これから先は俺達がどうこうできる問題じゃなさそうだし」

ビクトリーノ「ドールマンのことも気になるしな。泥棒のことは仕方ないが警察に任せちまうか…」

君子危うきに近寄らず。二人はこれ以上の捜索は危険と判断して廃ビルを後にした。



警察署に戻ってきた二人を待っていたのはドールマンと白衣を来た男だった。
お菓子の成分を調べ終わったらしく、何枚かの資料を手渡してくる。

ドールマン「よう、そっちの成果はどうだった?泥棒は捕まえたのか?」

森崎「いや、残念ながら。だが、何だかきな臭い別の情報を手に入れてきた」

ビクトリーノ「ソッチの方はどうだったんだ?お菓子の正体は分かったんだろ?」

ドールマン「ああ。この紙を見てくれれば分かると思うんだが…」


★お菓子の正体→! card★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→何かしらの栄養剤のようなのだが、もっと詳しい調査が必要なようだ。
ハート・スペード→やはり麻薬だった!警察の人に褒められ、ドールマンは喜んでいる!
クラブ→ただのお菓子でしたとさ。警察の人に怒られたらしく、ドールマンはしょんぼりしている…
JOKER→調査を任された科学者が突然暴れだしたという。いったい何故?

753 :森崎名無しさん:2012/10/14(日) 20:14:09 ID:???
★お菓子の正体→ ダイヤ10

754 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/14(日) 22:53:57 ID:???
★お菓子の正体→ ダイヤ10 ★
>ダイヤ→何かしらの栄養剤のようなのだが、もっと詳しい調査が必要なようだ。


ドールマン「成分は強力な栄養剤らしい。俗にいう『ドーピング剤』って奴だな」

筋力を増強したり、呼吸器官を活発させたりして一時的に運動能力を高めたりする成分が
グミ状に固めたこのお菓子に多量に含まれていたという。

ビクトリーノ「ウヒョー。うかつに口にしてたらとんでもないことになってたなこりゃ」

森崎「(親善試合だし別に検査もないから少しだけ有利になれたかも……なーんてな)」

アヤックスに対してチーム力で劣る現状を省みて、少しだけ邪な期待を抱いてしまう。
もちろんただの冗談だと心のなかで笑い飛ばしその思考を頭の中から消し飛ばす。

ドールマン「でも、問題はそれだけじゃないらしいんだよ。
      この薬物はなんでも『併用剤』らしくて、一緒に服用する別のものがあるらしいんだ」

森崎「別のものだって?じゃあこれ単体だと効果は無いってのか?」

ドールマン「ああ。これだけだったらただのグミキャンディーとそんなに変わりないだとさ。
      もっと大きな施設で詳しい調査をしなくちゃ分からないって言ってたぜ。
      ……ところで、さっき言ってたきな臭い情報ってのはなんなんだ?」

ビクトリーノ「ああ、実はな……」

近場の喫茶店に場所を移した森崎たちは、ドールマンに廃ビルで聞いた情報を話す。

ドールマン「『人類倍速計画』ねぇ。そんなマンガみたいなことできるものなのかね」

ビクトリーノ「人為的に能力や才能を植え付けるってことだもんな」

755 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/14(日) 22:55:17 ID:???
確かに一見おとぎ話のような話にも聞こえる。だが、森崎は知っている。
身近な人物の一人に、人為的な力を与えられた科学の結晶の塊でできた男がいることを。

森崎「(若島津。アイツは俺に自分がサイボーグ技術で改造されていることを告白してくれた。
   もしもああいった技術を奴らも持っているのだとすれば……不可能なことじゃない)」

そしてもうひとつ。森崎の持つ『星のかけら』もそうだ。
アカネイア大陸で若林の力を借り、ラムカーネに一矢報いたことは記憶に新しい。
あれも言ってしまえば他人の能力や才能を一時的に借りることのできる手段の一つだろう。

森崎「(ラムカーネとガーネフはWYの決勝後、中山を利用して俺の『破滅のツボ』を押させた。
   奴らがアカネイア大陸だけじゃなく、俺たちの世界でも何かを企んでいる可能性は十分にありえる)」

痛々しい痣が未だに残っている首筋を抑えながら森崎は手に入れた情報を纏め考える。
背後でうごめく影の正体がはっきりと見えないこの状況が、まるで今の外の景色の曇天の空のようだった。



オランダシナリオU『曇天の空』 おわり



☆次のシナリオを選択してください

A FEシナリオ 第3章『連れ去られた王女』
B オランダシナリオV『雨のち晴れ』(章のラストに対アヤックス戦のサッカーパートがあります)

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

756 :森崎名無しさん:2012/10/14(日) 22:57:17 ID:NB/i1iQo
B

757 :森崎名無しさん:2012/10/14(日) 22:58:45 ID:zA8pKcc2
A

758 :森崎名無しさん:2012/10/14(日) 22:59:53 ID:Qi3SQgkY
A
サッカーの前にもう1段階パワーアップしておきたい

759 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/14(日) 23:35:27 ID:???
>A FEシナリオ 第3章『連れ去られた王女』


かつて、マケドニア地方はドルーア帝国の領地であった。
100年前、大陸全土を支配した竜人族は
この未開の密林に多数の奴隷を送り込み、
遺跡の発掘と国家の建設を推し進めた。
多くの者が、食べ物も与えられず無理やり働かされ、そして殺された。

そんな悲惨な状況の中で、一人の若者が立ち上がった。名をアイオテと言う。

彼は仲間と共に密林に逃れ、飛竜にうちまたがって奴隷解放の戦いを続けた。
ドルーア滅亡後、奴隷たちは自らが切り開いたこの豊かな土地に国を作った。
そして、勇者アイオテを初代国王として迎えたのである。

後に竜騎士の国として恐れられたマケドニアは、このようにして生まれた。

だが、その強国マケドニアもアイオテの再来とまで言われたミシェイル王子はすでになく、
そして今また『赤い竜騎士』と呼ばれたミネルバ王女までも失おうとしていた。


カチュア「……ルーメル将軍はアイオテの英雄譚を誤解しているわ。
     確かに彼は奴隷という卑しい身分から力によって立場を得た。
     けれどもそれは虐げられてきた仲間たちを救うため。
     決して私欲や諍いのために彼は戦ってきたのではないのよ」

オレルアン王弟ハーディン。そしてアリティア王宮近衛騎士クリス。
二人の英雄を討ち取り、そして自らもアイオテと同じ空で果て、
下克上という坂道を登り続けた一人のマケドニアの竜騎士をカチュアは偲ぶ。

カチュア「同国の人間が血を流し合う。一刻も早くこんな愚かな戦いは終わらせなくては。
     ミネルバ様、パオラ姉さん。どうか、どうか無事でいて…!」

760 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/14(日) 23:36:59 ID:???
国境の森を突破したアリティア軍は、いよいよミネルバが幽閉されているというマケドニア城の攻略にとりかかる。

マルス「森崎、今度の戦場は市街戦もある。民たちが略奪に合わないように注意して……」

作戦会議の内容を伝えるべく、森崎の天幕に入ったマルスはびしょ濡れの森崎を見て言葉を失う。

マルス「どうしたんだい。まるでまるで雨にでもふられような姿になっちゃって」

森崎「はは、気にすんな。俺の世界じゃ水も滴るいい男って言葉があるんだよ。
   (あの後濡れながら急いで寮に戻ってそのままこっちに来たからなぁ)」

意地を張らずにビクトリーノの傘に入れてもらえばよかっただろうか。
だが、女好きのアイツが男との相合傘を受け入れるとは考えられない。

マルス「あとでタオルと着替えを用意させるようにするよ。
    それで、今回の作戦なんだけどどうしても君の意見を聞いておきたいんだ」

森崎「なんだなんだ?そんなに難しい戦場なのか?」

マルス「敵の配置や数事態は国境戦の時とあまり変わらない。
    それに、偵察隊の情報では落ち延びた白騎士団の残党が
    パオラ将軍に率いられて援護してくれるから幾分楽になるかもしれない」

森崎「なんだ。それじゃあ別に悩む必要なんてないじゃないか。
   パオラさんの強さは全大戦でもお墨付きだっただろう?」

マルス「問題は僕達の王城までの進軍ルートのことなんだ。
    ウォレンの話では、城の南部にある『跳ね橋』を下ろすことで
    一気に城の正門の前に進軍できるらしいんだ。
    ミネルバ王女を一刻も早く救出するなら、このルートで攻めたい」

森崎「だが、正門に出るってことは敵部隊の正面からぶつかり合うって事にもなるよな」

761 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/14(日) 23:40:57 ID:???
マルス「うん、その通りだ。そこで別働隊を組み、西の村を経由して白騎士団と合流しつつ
    北上の砦から攻撃するルートも用意した。だが、距離がある分、王城までの時間はかかってしまう」

森崎「救出を優先するか、部隊の安全を優先するかってやつか」

ミネルバのことを思えば、跳ね橋を下ろして正面突破するのが適作だ。
だが、先の戦いでクリスという強力な壁役を失い、
戦力が落ちていることを考えると、迂回して安全策を取るのが正しいとも思える。

森崎「(ミネルバを早く助けたい気持ち。仲間を傷つけたくない気持ち。
   どっちも俺の正直な気持ちだ。だが、どちらかを選ぶとするならば…)」


☆どちらの作戦で攻略しますか?

A
@市街戦部隊(槍使いが多い。拠点パートあり)
A本城突撃部隊(剣、槍使いが多い。敵の数が多め。拠点パートあり。ボス戦あり)

B
@市街戦部隊(槍使いが多い。拠点パートあり)
A迂回部隊(剣、槍使いが多い。ボス戦あり)
B白騎士合流部隊(剣使いが多い。パオラ隊と合流。拠点パートあり)

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

762 :森崎名無しさん:2012/10/14(日) 23:42:54 ID:w8GBTpyA
B

763 :森崎名無しさん:2012/10/15(月) 01:58:41 ID:2MSOvnSs
A

764 :森崎名無しさん:2012/10/15(月) 06:28:42 ID:qWDtaFY2
B

765 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/15(月) 08:59:41 ID:???
>B
@市街戦部隊(槍使いが多い。拠点パートあり)
A迂回部隊(剣、槍使いが多い。ボス戦あり)
B白騎士合流部隊(剣使いが多い。パオラ隊と合流。拠点パートあり)
===========
森崎「ここはBのプランで行こう。無理に進軍を強行して俺たちの戦力を危険に晒す訳にはいかない」

一刻も早くミネルバのことを助けたい。前大戦で絆を深め合った赤い竜騎士の危機を前にしての苦渋の選択だった。
だが、心を取り乱してはならない。指揮官として、キャプテンとして常に冷静に努め部隊を回して行かなければならないのだ。

マルス「うん、そうだね。誰一人として死なせはしない。この誓いを掲げ続ける決意は変わらない。
    パオラ将軍の部隊と協力しつつ、必ずこのマケドニアの反乱を収めるんだ。
    大丈夫。きっとミネルバ王女は無事なはずだ。だから森崎……がんばろう」

森崎「……ああ!
   (ったく、余計な気を回しやがって。安心しろマルス。
   ミネルバ王女も大事だが、このアリティア軍の仲間たちだって大事な存在なんだから)」



〜マケドニア本城〜

雄大な山と広大河に囲まれた天然の要塞。自然豊かな絶景とは裏腹に、
多くの戦死の血を染み込ませた赤い土の上に立てられた砦に
マケドニア反乱軍大将であるリュッケ将軍は静かに佇んでいた。

竜騎士A「報告いたします。正規軍と合流したアリティア軍が国境の森を突破!
    現在南方にて待機。北方の白騎士団と協力して攻撃の準備をしている模様!」

リュッケ「……そうか。ルーメルがやられたか」

竜騎士A「…はっ。しかし敵将の一人を道連れにした見事な最期を遂げたそうです」

766 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/15(月) 09:01:17 ID:???
リュッケ「うむ。分かった。……手はずは整っておるな?」

竜騎士A「はい。街の武器屋にいる密偵とはいつでも連絡ができる状態を整えました」

リュッケ「分かった。下がって良いぞ」

部下からの戦友の最期の報告を聞き、リュッケは空を仰ぐ。

リュッケ「おのれアリティア騎士団。ミネルバ王女を捕らえ、
     あとは残党刈りを済ませるだけだったというのに……余計な真似を!」

ピキキッ…!

怒りと憎しみ、そして恐れと焦りからか右手に力がこもる。
リュッケが握りしめていた青く輝く小さなかけらが透き通るような輝きを発する。

リュッケ「だ、大丈夫だ……。私にはこの星の導きがある。負けることなどありえない」

宝石から手のひらへと伝わる暖かな力を受け、リュッケは落ち着きを取り戻す。

リュッケ「ルーメルよ。お主の仇は必ずこの私が取ってみせる…!」

リュッケ将軍。前大戦ではミシェイル派の一派として部隊の後方指揮を任されていた男である。
細かい所に気が付き、気配りができる男ではあるものの、武勇に関してはあまり良い話を聞かない。
典型的な文官タイプであり、反乱軍の大将を務めるにはいささか力不足を感じ得ない人物である。
だが、この反乱を総動させたのはほかならぬ彼である。何故小心者の彼がこんなだいそれたことをしたのか。
それは、今彼が握り締めている『星のかけら』の力にほかならない。

リュッケ「(私にはこの『タウルス』の加護がついている。負けるはずなど無い!)」

767 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/15(月) 09:02:46 ID:???
前大戦にて、スターライトの生成の衝撃で砕け散った『星のオーブ』は大陸中に散らばっていた。
このマケドニアに降り注いだ『星のタウルス』のかけらを偶然手にしたリュッケは
決して表に出すことはなかった内に秘めていた野心を開放する力を手にしたのである。

持たざるものである彼は、星の輝を得て持つものへと覚醒した。
決して揺るがぬ自信と力を手にし、猛る牡牛となった彼は部下たちに出撃命令を下す。

リュッケ「全軍出撃!正規軍の残党とアリティア軍を壊滅せよ!!」





森崎「ふい〜。しっかしスゴイ振り方の雨だったな。明日の試合は大丈夫なのか?
   いや、その前にまずはこのマケドニアの戦いだ。こんなところで負けたらサッカーどころじゃないからな」

タオルで濡れた体を拭き、服を着替え終わった森崎は、国境周辺の街で出撃までの時間を潰すことにする。


☆誰と行動するかを選択してください

【マルス・ルーク・ロディ・ライアン・セシル
 アラン・ドーガ・トーマス・マリーシア
 カチュア・マジ・ウォレン・リンダ】

『最大3名』選択できます。人数が少ないほど好感度の上昇率が高くなります。

『同じ組み合わせ2票』集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

768 :森崎名無しさん:2012/10/15(月) 13:28:31 ID:TsQNskeA
セシル・トーマス・マリーシア

769 :森崎名無しさん:2012/10/15(月) 14:34:40 ID:nN1gFbXE
セシル ロディ マリーシア

770 :森崎名無しさん:2012/10/15(月) 14:59:00 ID:249xHaIc
セシル・トーマス・マリーシア

771 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/16(火) 15:52:50 ID:???
>セシル・トーマス・マリーシア


森崎はセシル、トーマス、マリーシアを誘い国境の集落へと向かう。

☆どうしますか?(残り1回)

A 武器屋に行く(武器のカスタマイズもここ)
B 道具屋に行く(占いもここ)
C 戦闘訓練をする
D サッカーの練習をする
E 町の人々から情報を聞き出す
F 会話をして親交を深める
G 道具を使用、交換をする

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

772 :森崎名無しさん:2012/10/16(火) 15:56:24 ID:5qdHwu7c
F

773 :森崎名無しさん:2012/10/16(火) 16:21:43 ID:0amfNrTk


774 :森崎名無しさん:2012/10/16(火) 17:11:32 ID:Hi7fDgCk
C

775 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/16(火) 17:20:44 ID:???
>C 戦闘訓練をする


森崎たちはマケドニア正規兵の天幕にて、訓練が行われていると聞く。

セシル「アタシはもっと強くならなくちゃいけない。クリスの分まで…!」

トーマス「新入りのウォレンに負けねぇように鍛えておかねェとな」

マリーシア「それで一体何を鍛えるんですかぁ?わたしあんまり厳しいのはやだなー」

☆どの訓練を行いますか?

A 基礎訓練(経験値アップ)
B 成長率訓練・易(次回のレベルアップ限定で成長率アップ)
C 成長率訓練・難(成長率アップ)
D ステータスアップ訓練(ステータスアップ)
E スキル開発訓練(スキルを開発)

森崎→
セシル→
トーマス→
マリーシア

練習させたい項目を矢印の横に記入してください。

(例)
森崎→A
セシル→B

『同じ組み合わせ2票』集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

776 :森崎名無しさん:2012/10/16(火) 17:42:29 ID:Hi7fDgCk
森崎→B
セシル→A
トーマス→B
マリーシア→A

777 :森崎名無しさん:2012/10/16(火) 18:29:20 ID:DZWjhxJQ
森崎→B
セシル→B
トーマス→B
マリーシア→A


778 :森崎名無しさん:2012/10/16(火) 18:51:20 ID:Hi7fDgCk
森崎→B
セシル→B
トーマス→B
マリーシア→A

に変更します

779 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/16(火) 19:12:44 ID:???
森崎→B
セシル→B
トーマス→B
マリーシア→A

森崎「それじゃあ俺とセシル、トーマスは成長訓練、マリーシアは基礎訓練だな。
   だが、シスターの基礎訓練って具体的にどうするんだ?杖の素振りでもするのか?」

マリーシア「そんなわけないでしょ!神様へのお祈りとか、奉仕活動とかするのよ。
      というわけでマリーシア、天幕のお掃除に行ってまいりまーす」

軍の一員になった自覚があるのか無いのか微妙なところだが、しっかりと敬礼をし駆けていく。

セシル「それじゃあアタシたちはアタシたちで訓練をしますか」

トーマス「んで、何を鍛えるんだ?一応確認しておくが、
     同じ項目の練習をしたり、ランダムで選ばせてもらえれば若干だが成功率が高まるぜ」

780 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/16(火) 19:15:07 ID:???
☆どの項目を鍛えますか?

A HP
B 力
C 技
D 速さ
E 幸運
F 武器レベル
G 守備
H 魔防
I ランダム

森崎→
セシル→
トーマス→

練習させたい項目を矢印の横に記入してください。

(例)
森崎→A
セシル→B

『同じ組み合わせ2票』集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

781 :森崎名無しさん:2012/10/16(火) 19:16:32 ID:8VPfkwDE
森崎→A
セシル→A
トーマス→E


782 :森崎名無しさん:2012/10/16(火) 19:43:11 ID:Hi7fDgCk
森崎→A
セシル→A
トーマス→E


783 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/16(火) 19:57:52 ID:???
森崎→A
セシル→A
トーマス→E


森崎「戦いの基本はなんといっても体力だ。
   ロディのような無尽蔵のスタミナ目指してレッツランニング!」

セシル「ファイオー!」



★森崎のHP成長率訓練→! card+1
セシルのHP成長率訓練→! card+1★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

※数字の×10だけ次回のレベルアップ時に補正がかかります。JOKERは+150扱いです。

784 :森崎名無しさん:2012/10/16(火) 20:00:22 ID:???
★森崎のHP成長率訓練→ ハート6 +1
セシルのHP成長率訓練→ スペード7 +1★

785 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/16(火) 20:05:30 ID:???
★森崎のHP成長率訓練→ ハート6 +1
セシルのHP成長率訓練→ スペード7 +1★

※森崎の次回のレベルアップでHP成長率が+70されます。
※セシルの次回のレベルアップでHP成長率が+80されます。


セシル「ハッ、ハッ、ハッ」

森崎「お互いスタミナ不足が懸念材料だからな。しっかり走りこんでおくぞ」

セシル「はいっ!」

森崎とセシルが効果的なランニングをしている間、
トーマスは幸運の成長率を鍛えるために、カード引きに挑戦していた。

トーマス「いい数字を引き当てることが出来れば、俺の運も向上するはず。…せーのっ!」


★トーマスの幸運成長率訓練→! card★


!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

※数字の×10だけ次回のレベルアップ時に補正がかかります。JOKERは+150扱いです。

786 :森崎名無しさん:2012/10/16(火) 20:08:13 ID:???
★トーマスの幸運成長率訓練→ スペードJ


787 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/16(火) 20:18:46 ID:???
★トーマスの幸運成長率訓練→ スペードJ ★

※トーマスの次回のレベルアップで幸運成長率が+110されます。


トーマス「俺のターン、ドロー!」

シュピッ!

トーマス「ふっ、デスティニードローと呼べるナイス引きだぜ、俺!」

トーマスの引いたカードはスペードのJ。なかなかの高数値である。
黒服の男爵が描かれたカードを眺め、悦に浸るトーマスだった。



マリーシア「さて、それじゃあちゃっちゃとやっちゃいますか!」

所変わり、天幕の掃除のため腕をまくりつつ張り切るマリーシアの成果はというと…?



★マリーシアの経験値訓練→! card★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

※数字の×10だけ経験値を取得。JOKERは+150扱いです。

788 :森崎名無しさん:2012/10/16(火) 20:19:28 ID:???
★マリーシアの経験値訓練→ ダイヤQ

789 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/16(火) 20:24:27 ID:???
★マリーシアの経験値訓練→ ダイヤQ ★

※マリーシアは120の経験値を手に入れました。
※マリーシアのレベルが6から8に上がりました!


先着『2名様』で判定をお願いします。

★マリーシア シスター レベル7
     成長率
H 18 40+! numnum=
力 4 30+! numnum=
技 3 20+! numnum=
速 6 50+! numnum=
運 14 30+! numnum=
武 8 70+! numnum=
守 3 10+! numnum=
魔 6 3+! numnum=★

★マリーシア シスター レベル8
     成長率
H 18 40+! numnum=
力 4 30+! numnum=
技 3 20+! numnum=
速 6 50+! numnum=
運 14 30+! numnum=
武 8 70+! numnum=
守 3 10+! numnum=
魔 6 3+! numnum=★

790 :森崎名無しさん:2012/10/16(火) 20:25:47 ID:???
★マリーシア シスター レベル7
     成長率
H 18 40+ 68 =
力 4 30+ 36 =
技 3 20+ 67 =
速 6 50+ 30 =
運 14 30+ 62 =
武 8 70+ 11 =
守 3 10+ 86 =
魔 6 3+! numnum=★

791 :森崎名無しさん:2012/10/16(火) 20:26:50 ID:???
★マリーシア シスター レベル7
     成長率
H 18 40+ 97 =
力 4 30+ 23 =
技 3 20+ 09 =
速 6 50+ 56 =
運 14 30+ 62 =
武 8 70+ 11 =
守 3 10+ 67 =
魔 6 3+ 63 =★

792 :森崎名無しさん:2012/10/16(火) 20:27:28 ID:???
★マリーシア シスター レベル8
     成長率
H 18 40+ 53 =
力 4 30+ 17 =
技 3 20+ 93 =
速 6 50+ 59 =
運 14 30+ 98 =
武 8 70+ 42 =
守 3 10+ 88 =
魔 6 3+ 71 =★

793 :森崎名無しさん:2012/10/16(火) 20:27:47 ID:???
★マリーシア シスター レベル8
     成長率
H 18 40+ 93 =
力 4 30+ 20 =
技 3 20+ 49 =
速 6 50+ 23 =
運 14 30+ 04 =
武 8 70+ 04 =
守 3 10+ 67 =
魔 6 3+ 37 =★


794 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/17(水) 01:12:22 ID:???
★マリーシア シスター レベル7
     成長率
H 18 40+ 97 =137→+1
力 4 30+ 23 =53
技 3 20+ 09 =29
速 6 50+ 56 =106→+1
運 14 30+ 62 =92
武 8 70+ 11 =81
守 3 10+ 67 =77
魔 6 3+ 63 =69★

★マリーシア シスター レベル8
     成長率
H 18 40+ 53 =93
力 4 30+ 17 =47
技 3 20+ 93 =113→+1
速 6 50+ 59 =109→+1
運 14 30+ 98 =128→+1
武 8 70+ 42 =112→+1
守 3 10+ 88 =98
魔 6 3+ 71 =74★

マリーシア   シスター  レベル8 EXP10 1戦0勝0敗
        成長率
HP19/19     40
力  4       30
技  4      20
速  8       50
運 15      30
武  9      70
守  3      10
魔  6       3

795 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/17(水) 01:13:54 ID:???
パタパタパタ…サッサッ、フキフキフキ……

マリーシア「清き心は清き環境から!掃除は聖女の基礎ですよね師匠!」

レナ司祭の教えを忠実に守り、マリーシアは天幕内の掃除をてきぱきとこなす。

マリーシア「そういえばこの辺りだったっけ、師匠の孤児院がある場所って。
      あのジュリアンっていう元盗賊の事務員とはうまくやってるのかな〜?」

無事に戦いが終わった後、久々に顔を出してみよう。
軍の衛生兵として立派に成長した自分の姿を見てもらうべく、
マリーシアは鼻歌混じりに仕上げの道具整理を行うのだった。



マケドニア城北部の砦。先の戦いで辛うじて落ち延びたパオラは、
白騎士団の残党部隊を率い、ミネルバの救出の機会を伺っていた。

パオラ「カチュアの連絡ではアリティア軍は西の山脈地帯を迂回してこちらへと合流してくるようね。
    これでようやく戦況を覆せる。ミネルバ様、後少しの辛抱です…!」

ミネルバの腹心にして、直属軍白騎士団の長を任せられているパオラは銀の槍の柄を握りしめる。
彼女こそ前大戦において、飛行部隊の隊長格として多くの戦果を上げたペガサス三姉妹の長女である。

パオラ「(反乱軍の奇襲を察知できず、ミネルバ様を捕らえられてしまうとは一生の不覚だった。
    リュッケ将軍。お世辞にもあのような大それたことができるような人物ではなかったはずなのに)」

彼が率いる反乱軍の底知れぬ力に、一時は撤退を余儀なくされてしまったが、
アリティア軍と合流し戦力が充実しつつある今ならばきっと戦局を変えることができるはず。
だが、パオラの胸中には多くの不安という名のしこりが残っていた。

796 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/17(水) 01:15:44 ID:???
★悩みの多いパオラ姉さん→! card★


!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→カダインに留学中のマリア王女と連絡が途絶えてしまったことだ
ハート→タリスから救援に来ると行っていたバーツが未だに到着しないことだ。
スペード→ここ数日傷ついた兵士たちの治療をしてくれたレナ司祭の行方が分からないことだ
クラブ→反乱軍が他国から傭兵を雇っているという話を聞いたからだ
JOKER→アリティアにいるエストからの密書の内容だ

797 :森崎名無しさん:2012/10/17(水) 01:18:00 ID:???
★悩みの多いパオラ姉さん→ ハートK


798 :森崎名無しさん:2012/10/17(水) 01:25:58 ID:???
バーツの事を心の底から求めてるな姉さんwww
まあ、早い段階でこの二人揃うのは支援的な意味で心強い

799 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/17(水) 01:54:50 ID:???
>>798
サッカーパートのことも考えれば、バーツ早期加入のフラグはかなり良い展開ですね。
===========
★悩みの多いパオラ姉さん→ ハートK ★
>ハート→タリスから救援に来ると行っていたバーツが未だに到着しないことだ。

まだパオラたちがアカネイア同盟軍の仲間に加わる前の話である。
レフカンディの砦の戦いで、パオラは運命的な出会いを果たす。
タリスの斧戦士バーツ。彼の攻撃を受け身動きが取れなくなったパオラは
己の未熟さに後悔しつつ、死を覚悟した。

だが、大柄な体格とは裏腹に繊細な心の持ち主であるバーツは
いくら敵軍とはいえ女性を傷つけることはできないとパオラを解放する。
この縁がキッカケとなり、次第に二人は心を通わせついには結ばれることとなる。
ドルーア軍に勝利し、二人はそれぞれの故郷へと帰ることになったのだが、
国の復興が終わり、世界が平和を取り戻したときは一緒になろうと約束した仲なのだ。

パオラ「マケドニアの内乱の事を知り、すぐに救援に駆けつけると言ってくれたときは本当に嬉しかった。
    でも、タリスからマケドニアまでとなればかなりの距離なのよね。
    予定だともうそろそろ到着してもいい頃合いなのだろうけれど…」

なかなか会えずにいた恋人との再会というだけでなく、単純な戦力と計算しても彼の存在は必要なのだ。

パオラ「あの人、確か昔から方向音痴だって言ってたことがあったような。
    ちゃんとマケドニアにたどり着いていてくれればいいのだけれど……」

800 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/17(水) 01:57:37 ID:???
出撃予定時刻を控えた森崎たちアリティア軍は、作戦本部の天幕に集合する。

ジェイガン「よし、みんなきけ。改めて今回の作戦を確認する。
      まず部隊を3つに分ける。飛来する竜騎士たちを迎え撃つ市街戦部隊、
      山岳地帯を越え、大きく迂回し多くの騎士が待ち受ける本城に攻撃を仕掛ける本隊、
      そしてパオラ殿率いる白騎士団と合流し、彼女たちを救援する部隊だ」

マルス「ミネルバ王女の救出のためにも進軍はできるだけ持続し、足を止めずに戦うことを心がけてくれ。
    だが、決して無理だけはしないように。体力が厳しくなったら回復を怠らないことだ。
    それで、今回の部隊編成だけれど…」

マルスが森崎に目配せしてくる。ここで手を上げれば、今回も編成を一任してくれるつもりなのだろう。


☆どうしますか?

A 森崎がメンバーを振り分ける(3つの部隊を自由に振り分けることができます)
B 誰かに任せる(部隊分けはカード判定になりますが任命したキャラが指揮レベルを持たない場合+1されます)

※Bの場合は誰に任せるかを下記の中から一人選択してください。
【マルス・アラン・ドーガ・トーマス・ルーク・ロディ・ライアン・セシル
 マリーシア・カチュア・マジ・ウォレン・リンダ】

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

801 :森崎名無しさん:2012/10/17(水) 06:16:54 ID:KvyyG5as
B ルーク

802 :森崎名無しさん:2012/10/17(水) 08:48:04 ID:avDi+ceQ
A

803 :森崎名無しさん:2012/10/17(水) 10:32:53 ID:kwHWtfZs
A

804 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/17(水) 12:09:33 ID:???
>A 森崎がメンバーを振り分ける(3つの部隊を自由に振り分けることができます)


森崎「今回の部隊編成も俺に任せて欲しい」

マルス「分かった。リュッケ将軍は守備に優れるジェネラルだ。
    本城に攻撃する部隊は彼の守りを突破できる人を選択したほうがいいかもね」

リンダ「マルス様の持つアーマーに効果的なレイピアや、私の魔法とかね」

ウォレン「市街地戦の主な相手は竜騎士だ。弓が必要ならば力を貸そう」

編成のアドバイスを受けつつ、森崎は部隊表を片手に3つのチームへと振り分ける。

森崎「ああ、参考にさせてもらうぜ。それじゃあまずは…」


☆部隊編成を行います。

@市街戦部隊(槍使いが多い。拠点パートあり)
A迂回部隊(剣、槍使いが多い。ボス戦あり)
B白騎士合流部隊(剣使いが多い。パオラ隊と合流。拠点パートあり)

※@:A:B の順に部隊に割く人数を合計『14以内』になるようにお書きください。

(例)
5:5:4
(@の部隊は5人、Aの部隊は5人、Bの部隊は4人)

『同じ組み合わせ2票』集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

805 :森崎名無しさん:2012/10/17(水) 13:49:40 ID:avDi+ceQ
5:5:4

806 :森崎名無しさん:2012/10/17(水) 14:06:17 ID:4o2e5VP2
5:5:4

807 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/17(水) 14:48:09 ID:???
>5:5:4


森崎「人数配分はバランス重視で。パオラさんと合流する部隊は4人で大丈夫だろう」

次に、飛来する竜騎士の進行を食い止める市街地での戦闘部隊を選択する。


@市街戦部隊(槍使いが多い。拠点パートあり)

【指揮2】
森崎・マルス・アラン
【指揮1】
ロディ・ライアン・セシル・ドーガ・トーマス・カチュア
【その他】
マリーシア・マジ・ウォレン・リンダ








※☆は指揮官枠です。部隊人数に合わせてキャラクターを選択してください。

『同じ組み合わせ2票』集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

808 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/17(水) 14:51:30 ID:???
※訂正
【その他】の項目に『ルーク』が抜けておりました。正しい部隊表は下記のとおりになります。

【指揮2】
森崎・マルス・アラン
【指揮1】
ロディ・ライアン・セシル・ドーガ・トーマス・カチュア
【その他】
ルーク・マリーシア・マジ・ウォレン・リンダ


809 :森崎名無しさん:2012/10/17(水) 17:06:50 ID:urSbalTk
☆森崎
・マジ
・ドーガ
・トーマス
・ルーク

810 :森崎名無しさん:2012/10/17(水) 17:28:19 ID:H9NG/jaU
☆森崎
・マジ
・ドーガ
・トーマス
・ルーク

811 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/17(水) 17:38:56 ID:???
☆森崎
・マジ
・ドーガ
・トーマス
・ルーク


森崎「槍対策にマジ、守備の堅いドーガとルーク。
   そして竜騎士キラーとしてトーマスを配置しよう」

マジ「お前と一緒の部隊で戦うのはかなり久しぶりだな。よろしく頼んだぜ」

ドーガ「アーマーナイトとしての責務を必ず果たそう。もう誰も死なせやしない!」

トーマス「ヒャッハー!トンボ取りだァ〜!」

ルーク「(クリス、お前の分まで俺は戦う!だから天国で見守っていてくれよ)」

森崎「みんなやる気十分って感じだな。それじゃあ次は本城の攻撃部隊だな」

812 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/17(水) 17:40:21 ID:???
A迂回部隊(剣、槍使いが多い。ボス戦あり)

【指揮2】
マルス・アラン
【指揮1】
ロディ・ライアン・セシル・カチュア
【その他】
マリーシア・ウォレン・リンダ








※☆は指揮官枠です。部隊人数に合わせてキャラクターを選択してください。

『同じ組み合わせ2票』集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

813 :森崎名無しさん:2012/10/17(水) 18:19:04 ID:urSbalTk
☆マルス
・アラン
・ライアン
・マリーシア
・リンダ

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