キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【新隊長】異邦人モリサキ3【始動】

1 :異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/10/28(日) 15:26:09 ID:???

本作は恋愛SLG『みつめてナイト』を基にした二次創作です。

騎士の時代が終わりつつある南欧は架空の小国、ドルファン王国。
戦火の迫るこの国に傭兵として降り立った東洋人、森崎有三の体験する
波乱万丈の三年間を描きます。


201 :◆W1prVEUMOs :2012/12/08(土) 16:02:56 ID:???
トニーニョの出目次第で通常攻撃にかける場面も出てくるので
勝利確定するまでシールドワークを単独で選びたいと思います

202 :さら ◆KYCgbi9lqI :2012/12/08(土) 16:27:09 ID:???
勝利が怪しくなるまでシールドワークでお願いします。

203 :さら ◆KYCgbi9lqI :2012/12/08(土) 16:28:56 ID:???
すいません。シールドワーク単独でお願いします。

204 :異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/12/08(土) 19:34:21 ID:???
皆様、ご回答ありがとうございます。
それでは早速、>>195-196の選択については……

>>197 傍観者  ◆YtAW.M29KM様、>>201 ◆W1prVEUMOs様、>>203 さら ◆KYCgbi9lqI様、
お三方のご回答を採用させていただきます!
皆様、慎重ですね…敗北の確率は計算する気も起きないくらいですがw
それぞれCP3を進呈いたします。

205 :異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/12/08(土) 19:36:17 ID:8d1tYT6E
***

・ダイスロール

森崎 
スキル使用『シールドワーク』
必中、ダメージ5

★マークごとに一人づつ、! と dice、numnum の間のスペースを消して
森崎の行動ダイスを引いてください。


森崎
[イニシアチブロール ! dice]


トニーニョ
[イニシアチブロール  3 ]
[命中ロール  45 ]
[ダメージロール  1 + 3 ]


***

206 :傍観者  ◆YtAW.M29KM :2012/12/08(土) 19:45:52 ID:???

森崎
[イニシアチブロール  3 ]


外道殺法が採用されてしまった…。悪く思うな、トニーニョ。

207 :異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/12/08(土) 22:27:24 ID:???
***

・イニシアチブ処理
森崎 30+3 先攻!
トニーニョ 29+3 

森崎
・命中処理
スキル必中
・ダメージ処理
スキル固定 5

トニーニョ
・命中処理
-5+45=40 命中!
・ダメージ処理
0+4 /2


森崎の攻撃は命中、ダメージ5
トニーニョの攻撃は命中、ダメージ2

***

208 :異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/12/08(土) 22:28:55 ID:???
森崎有三
消費ガッツ:2
ATK:108 DEF:218 SPD:152 Ini:30

発動中パッシブスキル:
受身/個人戦闘時、DEF値を+10する。

アクティブスキル:
(名称/消費ガッツ/効果)
牽制打/10/そのターンの攻撃ダメージを70%とし、命中値を+30する。
スマッシュ/10/攻撃の最終ダメージを150%として計算する。
シールドワーク/ 0/攻撃ダメージを必中で5、防御ダメージを50%にする。

VS

トニーニョ
消費ガッツ:5
ATK:112 DEF:236 SPD:147 Ini:29

発動中パッシブスキル:
威圧 Lv2(個人戦闘)/個人戦闘時、相手のATK値を-10、自身のATK値を+10する。

アクティブスキル:なし


******

…えー、ターン1での被ダメージが2。
残り4ターンでの最大値が24、つまり5ターンでの最大値で26。
森崎が5ターンで与えるのは25点ということで、次ターンのトニーニョが
ダメージロールで9以下を出した時点で勝利が確定します。


209 :異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/12/08(土) 22:35:56 ID:8d1tYT6E
【ターン2】
・行動選択
攻撃、スキルの内から『12/8 23:30』までに、どれか一つを選択して下さい。
その際【選択理由】を必ず付記していただくようお願い致します。

また今回の選択については特別措置として、ターン1からシールドワークを選択していた方は
自動的にこのターンも同様の選択をされたものとして扱わせていただきます。

210 :◆9OlIjdgJmY :2012/12/08(土) 23:29:23 ID:???
じゃあ攻撃で。
訓練でずっと盾かざしてるのも消極的かなと

211 :異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/12/09(日) 13:55:27 ID:???
皆様、ご回答ありがとうございます。
それでは早速、>>208の選択については……

『ターン1より継続でシールドワークを選択』された皆様の案を採用させていただきます!
堅実に、ということですね。
それぞれCP3を進呈いたします。


>>210
実戦想定の訓練ですから、淡々と最善手で勝利しても評価が下がったりはしませんのでご安心下さい。
シールドワークも盾を翳すというか、盾で打撃しにいくといった方向性の技ですので見た目も…たぶん大丈夫ですw


またこのターン、トニーニョが命中できないかダメージロールで9以下を出した時点で勝利が確定します。
その場合は残りの3ターンをスキップし、残りターン数*1のCP/EP補填を行います。
対象となるのはターン1からこのターンまでにエントリーしていただいた全プレイヤー様となります。

212 :異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/12/09(日) 13:56:52 ID:O6wYuSsg
・ダイスロール

森崎 
スキル使用『シールドワーク』
必中、ダメージ5

★マークごとに一人づつ、! と dice、numnum の間のスペースを消して
森崎の行動ダイスを引いてください。


森崎
[イニシアチブロール ! dice]


[イニシアチブロール  1 ]
[命中ロール  81 ]
[ダメージロール  1 + 1 ]


213 :異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/12/09(日) 13:57:56 ID:???
******

終戦ですが、一応イニシアチブロールをどうぞ、といったところで一旦ここまでとさせていただきます。

214 :森崎名無しさん:2012/12/09(日) 14:02:16 ID:???
森崎
[イニシアチブロール  1 ]

215 :◆W1prVEUMOs :2012/12/09(日) 14:03:20 ID:???
おっと失敗
森崎
[イニシアチブロール  3 ]

216 :さら ◆KYCgbi9lqI :2012/12/09(日) 21:35:33 ID:???
模擬戦だとシールドワークが有るか無いかで難易度全然違うね。

217 :異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/12/19(水) 20:27:30 ID:???
私事多忙にてまとまった時間が取れず、プレイヤーの皆様にはご迷惑をお掛けしております。
申し訳ありません。
この状態が続くようであれば、各種処理を少し簡略化するようなルール改変も考慮いたします。

>>216
そうですね、この形式ですとシールドワーク不所持・ポイント不使用の場合は運試しに近いものがあります。
武器あり・敵スキルありの状態ならまた違うんですけどね。

218 :異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/12/19(水) 20:30:08 ID:???
***

・イニシアチブ処理
森崎 30+3 先攻
トニーニョ 29+1


森崎
・命中処理
必中
・ダメージ処理
5

トニーニョ
・命中処理
-5+81 =76 命中!
・ダメージ処理
0+2 /2


森崎の攻撃は命中、ダメージ5
トニーニョの攻撃は命中、ダメージ2


森崎
消費ガッツ:4

トニーニョ
消費ガッツ:10


***

219 :異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/12/19(水) 20:32:47 ID:???


勝利確定のため、3,4,5ターンの処理をスキップします。


******


リーチとウエイトの不利は、こと乱戦中の刺突や斬撃において然程の問題とはならない。
しかし一対一の無手ともなれば、それは勝負の趨勢を担う重要な鍵である。
実戦を想定した演習で互いに革の胸甲や脛当てに身を固めてはいるものの、掴まれれば力負けは否めない。
まして引き倒されて馬乗りになられようものなら、それでほぼ終わりである。
故に、森崎が最大の警戒を払うのは腕や足を取られてのタックルであった。

(さて……よーく見とけよ)

厚い装甲や体格の差を、どうやって埋めるか。
その道筋を、遠巻きに観戦する新兵たちにも見せてやらねばならなかった。
森崎の選んだ手段は、正々堂々と正面からぶつかり合うことでは、無論ない。

「くっ……迂遠な手を!」
「騎士でも相手にしてるつもりかよ、トニーニョ!」

重く、しかし膝をつくには至らぬ打撃を腹に受けてよろめきながら、トニーニョが拳を振るう。
ぶうん、と唸りを上げるその軌道に、既に森崎はいない。
バックステップから右へと回り込んだ森崎が飛び込もうとする、そのタイミングに合わせるように
トニーニョの膝が突き出される。
低い姿勢をとった森崎の顔面に突き刺さると見えた、その膝を受け止めたのは硬い音。
森崎の翳した円盾である。

「おら……よっと!」
「ちぃ……ッ!」

220 :異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/12/19(水) 20:33:48 ID:???
受けた盾が、その打撃にかち上げられるように真上に向いた。
膝で動きを止めた森崎の頭を両側から抱えようと目論んでいたトニーニョの腕が、戸惑ったように止まる。
そこには掴みやすい頭ではなく、半径が大きく力の込め難い盾がある。
加えて、

「ぐ……!」

迫る盾に塞がれた視界の向こう、下腹部に奔る激痛があった。
肋の下から垂直に臓腑を抉るような打撃は、森崎の肘である。

「―――おおォッ!」

咄嗟に両手を握り固め、振り下ろす。
拳の腹は当然の如くに森崎の盾を打ち、しかしトニーニョはそれで構わぬとばかりに、
むしろ自ら前方へと倒れ込むようにしながら己が拳を振り抜いた。
セオリーであれば足を取りに来る、それを真上から叩き潰すことで寝技の攻防に持ち込もうという打撃。
だが、

「前から言おうと思ってたんだけどよ……」
「……ッ!」

その意図を読んでいたように、森崎がするりと脇へ体を逸らし、そのまま飛び退くと距離を取る。
構えはやはり、高く盾を翳しての防御主体。
相手の得意な戦術には決して付き合わぬという意思表示のようでもあった。
その構えを見たトニーニョが、顔をしかめる。

「……お前の悪い癖だぜ、それ」
「……」

221 :異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/12/19(水) 20:34:48 ID:???
森崎の選択は即ち徹底した一撃離脱と、左腕に据え付けた円盾を最大限に活用した戦術である。
そも盾とは敵の刃を受け、流すためだけのものではない。
先手を打って盾を置くならば、それは敵の視界を塞ぎ動線を遮断し、また剣筋を制限する牽制、ひいては
相手の体勢そのものを誘導する遮蔽物であり、そしてまた有効に振るえば一撃よく敵の骨を砕く
鈍器ともなる代物である。
無手の訓練とはいえ、森崎に拳で決着をつけねばならぬという発想はなかった。
与えられた条件の中で最適の筋を選択することは理の当然、既に骨の髄まで染み渡っているといっても過言ではない。

「それ、とは」

渋面に刻んだ皺を更に深くしながら尋ねるトニーニョに、森崎が答える。

「坊ちゃん剣術」
「……」

トニーニョが、口を引き結んで黙り込んだ。
眼前、まるで石造りの達磨像のような仏頂面を見やりながら森崎は思う。
トニーニョの剣術、そして体捌きは洗練された、無駄のない型だ。
独学ではあり得ない、いずれ名のある流派の門下でしっかりと教え込まれ、弛みない反復練習で身に刻んだ
正統のそれは、おそらくこの隊全体を見渡しても一、二を争う腕前だろう。
しかし、と。
森崎は己が思考に反駁を挟む。

「真っ直ぐ過ぎんだよ」
「……」
「姑息さがねえ、小狡さがねえ、小賢しさがねえ、小手先の誤魔化しがねえ。
 どうしたって綺麗で素直で、そんで人はみんなそういうもんだと、どっかで思ってる。……なあ、トニーニョ」

仏頂面は、動かない。

「だってのにお前、そんなに真っ直ぐなお前の底には、何がある。何がお前を曲げようとする」

222 :異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/12/19(水) 20:36:08 ID:WCf7mlug
森崎の声は、ほとんど囁くように漏れ出して、トニーニョを取り囲む。
正面から見据えられ、声に縛られ、しかしそれでもトニーニョは、口を開かない。
歩を詰めたのは、森崎だった。


*選択

A「ヤング隊長が死んだのは、お前のせいか」

B「お前たち三人、西洋圏で何があった」

C「悪夢なんざ……忘れちまっちゃ、いけねえのかよ」


森崎の行動としてどれか一つを選択して下さい。
その際【選択理由】を必ず付記していただくようお願いいたします。
期限は『12/20 1:00』です。


******

よもや10日も空いてしまうとは、何たる体たらく…といったところで
本日の更新はこれまでとさせていただきます。
遅くまでのお付き合い、ありがとうございました。
それではまた、次回更新にて。

223 :◆W1prVEUMOs :2012/12/19(水) 22:27:27 ID:???

ヤングの死を引きずらないようにトニーニョのせいではないとはっきりさせておく
脛の傷は詮索しないのでBは選ばない
Cは忘れようとしても忘れられないほど深ければお前に何が分かるんだ状態だから

224 :さら ◆KYCgbi9lqI :2012/12/20(木) 00:12:57 ID:???
Aヤングが死んでから様子が明らかにおかしいですから。

225 :さら ◆KYCgbi9lqI :2013/01/18(金) 18:34:08 ID:???
年末年始は忙しいから仕方ないかな。

226 :異邦人 ◆ALIENo70zA :2013/01/18(金) 20:39:54 ID:???
申し訳ありません。
現在、転職に伴う生活環境の変動で色々とてんてこ舞い中です…。
そろそろ時間の使い方なども安定してくるとは思いますので、プレイヤーの皆様におかれましては
どうか今しばらくお待ちいただければ幸いです。

一応、生存報告まで。

227 :異邦人 ◆ALIENo70zA :2013/02/07(木) 14:07:19 ID:???
皆様、ご無沙汰しております。
大変長らくお待たせいたしました。
『異邦人モリサキ』、ようやくながら再開させていただきます。

ただその前に、ご報告をひとつ。
率直な話、現状では以前の更新頻度を取り戻すことは極めて困難な見通しであるため、
完結を目指す上でシステム面におけるいくつかの対処を考えております。
その先駆けとしまして、ルール改訂をさせていただきます。

228 :異邦人 ◆ALIENo70zA :2013/02/07(木) 14:09:14 ID:???
※※※


『ルール改訂 (13.2/7 ver1.10)について』


・隊員イベントの分離

現状の訓練選択と、所属隊員のイベントを分離します。
具体的には一連の訓練判定が完了した後、イベント発生させる隊員を選択する形式とさせていただきます。
フローとしては

『訓練内容選択』→『訓練判定』→『訓練結果』→『隊員選択』→『隊員イベント』

となります。
また訓練結果の詳細な描写については当面、原則として割愛させていだきます。
これは更新頻度の向上を目指すため、また隊員イベントと一部内容が重複する事象が予想されるためです。
悪しからずご理解いただきますよう、お願い申し上げます。


・選択できる訓練内容の一部変更

『休養』を選択した場合、訓練期間の前後半が一度に消費されるようにします。
回復量は現状の二倍(ガッツ200回復)となりますが、同時に他の訓練を行うことはできません。
またこの月は隊員イベントが発生しなくなります。

また訓練内容から『墓守』『礼法』を削除します。
現状のゲーム内容、選択傾向から当該項目が選択される可能性が極めて低く、また効果面でも期待値が低いためです。

その他の訓練(剣術・馬術・体術・魅力・部隊訓練・陳情)についてはこれまでと変動はありません。


229 :異邦人 ◆ALIENo70zA :2013/02/07(木) 14:11:12 ID:???

・時節イベントをメインイベントに統合

時節イベントは基本的に各ヒロインとのメインイベントに統合します。
ただし戦争イベントと時期が重なった場合はメインイベントが進行しないため、個別のイベントとして発生させることもあり得ます。
これは現状でも五月祭・夏至祭などがメインイベント上で発生しており、線引きが事実上曖昧になっていることに加えて
今後のシナリオ進行でこれらのイベントと物語全体のトーンが大きく乖離する可能性が懸念されるための調整です。


※※※


ルール改訂はひとまず、以上となります。
ひとえにGMの力不足によるものではございますが、
皆様何卒ご理解の程、宜しくお願い申し上げます。


それでは早速、>>222の選択については……

>>223 ◆W1prVEUMOs様、>>224 さら ◆KYCgbi9lqI様、お二方の案を採用させていただきます!
トニーニョの問題はわりと根が深く、一朝一夕には解決することができないので厄介ですね。
真面目なタイプだけに思い詰めると非常に面倒なことになるという典型です。
それぞれCP3を進呈いたします。

230 :異邦人 ◆ALIENo70zA :2013/02/07(木) 14:12:47 ID:???
***

A「ヤング隊長が死んだのは、お前のせいか」


「そうだ」

沈黙が、あるいは否定が返ってくるものだと思っていた。
そう返してほしいと、願っていた。
しかしトニーニョの即答は明快にして一徹。
眉間に皺を刻み、渋面に灰色の眼差しは険しく、しかし声音には迷いなく言い切られたそれを、
森崎は僅かな憤りと共に受け止める。

「まだ、そんなことを……!」
「時が経とうと、事実は変わらん。ヤング・マジョラムは死んだ。隊の多くも。
 そうして副長を拝命していた俺がこうして生き延びている」

それはつまり、眼前の坊主頭が実のところ、あの夏の日の鞍上から何一つとして変われていないという証左だった。
同じ場所をぐるぐると巡るばかりで一歩も進んでいない。
何をしている、という歯がゆさと、何をさせている、という自己嫌悪。
綯い交ぜになった熱を抱えて、森崎は間合いを詰める。
目には見えぬ、しかし触れれば肌を焦がす熱に気圧されたか、対するトニーニョが、じり、と退いた。

「あのとき、あのいくさ場で、お前に……いや、俺たちに何ができた!」
「……何かだ。悲劇へと至らぬ何かだ」
「答えになってねえよ、馬鹿野郎!」

絞り出すように告げたトニーニョに怒鳴り返して、更に一歩。

「お前が、俺が、今こうしてここにいる! それがお前の後悔か!? 俺も生きてちゃいけなかったか!」
「それは……」
「そんな答えも出せねえくせに……っ!」

231 :異邦人 ◆ALIENo70zA :2013/02/07(木) 14:13:59 ID:???
踏み込んだのは既に上背に勝るトニーニョの間合いの内である。
しかし長身の体勢は半端に体を引いたのけぞるような後傾、腰の入らぬ拳を無造作に外側に捌いて、森崎が懐に入る。
迎撃のつもりだろうか、かち上げられようとした膝はしかし明らかに遅い。
その拙い対応が、森崎の内に燃える火に油を注いだ。
森崎は今、何をしたわけでもない。心の底に憤りを覚えただけである。
それを隠さずに迫ったという、ただそれだけのことに平静を乱されるトニーニョを、森崎は許容できない。
鍛錬に引き締まった長身が、瞬間、紙人形が如く頼りなく見えた。
振り払うように、森崎が動く。
左の腕に据え付けた円盾をトニーニョの胸に押し付けるようにしながら、空いた手で不用意に浮いた腿を掴んだ。

「……!」

重心を制した森崎に、トニーニョの長身が為す術もなく回転する。
まるで宙返りでもするようにぐるりと綺麗な弧を描き、そのまま仰向けに地面へと叩きつけられた。
同時、盾越しに乗せられた森崎の全体重が、トニーニョの胸郭を圧迫する。

「が……ッ!」

鍛え抜かれた筋肉の鎧が、踏み固められた地面と木製の盾とに挟まれて軋む。
肋骨がその剛性の限界を超える寸前、森崎が盾を引いた。

「……」

勝負がついたのは、明らかだった。
痙攣するように身を丸めて咳き込むトニーニョを見下ろして、森崎が告げる。

232 :異邦人 ◆ALIENo70zA :2013/02/07(木) 14:19:00 ID:nri0YbEU

*選択


A「あれは、誰のせいでもねえ。周りに迷惑、かけんじゃねえよ」 矛を収める。

B「罰が欲しくて迷子の真似か!」 迷いを責める。

C「……お前、何を怖がってんだ」 掘り下げる。


森崎の行動としてどれか一つを選択して下さい。
その際【選択理由】を必ず付記していただくようお願いいたします。
期限は『2/9 9:00』です。


******

といったところで、短いですが本日の更新はこれまでとさせていただきます。
私事にてプレイヤーの皆様にご迷惑をお掛けしておりますこと、
改めて深くお詫び申し上げます。

久々のお付き合い、ありがとうございました。
それではまた、次回更新にて。

233 :さら ◆KYCgbi9lqI :2013/02/08(金) 22:04:19 ID:???
【ピココール】
今掘り下げた方が良いのか、後で掘り下げる方が良いのか、どう思う?
久々なんで、ここは慎重に。

234 :ピコ ◆ALIENo70zA :2013/02/08(金) 23:52:56 ID:uLee/Ydg
>>233
そうだねえ…前に話をしたときも結局全然、何にも、伝わってなかったわけで…。
また問題を先送りにしても何も解決しない、っていうのは確かかもね。
どうも昔のことも絡んでるみたいだし、この場で全部解決するわけじゃないにしても
手がかりくらいは掴んでおきたい、かも?

235 :傍観者  ◆YtAW.M29KM :2013/02/08(金) 23:56:59 ID:???
C

Aは論外として、Bは…個人的心情でもあるんだけど「迷うことは悪くない」と思うんだよね。
迷って迷って悩んで悩んで答えが出ることってあると思うから。大事なのは「正しく迷う」ことでしょ。
というわけで、その迷いを掘り下げるのが良いと思うのですわ。

236 :さら ◆KYCgbi9lqI :2013/02/09(土) 00:01:45 ID:???
C【ピココール】を踏まえトニーニョの過去に少しでも踏み込んだ方が良いと思いました。

237 :異邦人 ◆ALIENo70zA :2013/03/16(土) 11:00:51 ID:???

皆様、ご回答ありがとうございます。
どうにか月一更新から脱却したい今日このごろです!
それでは早速、>>232の選択については……

>>235 傍観者  ◆YtAW.M29KM様、>>236 さら ◆KYCgbi9lqI様、お二方の案を採用させていただきます!
それぞれCP3を進呈いたします。

>>235
はい、「迷う」ことと「真剣に問題と向き合う」ことは決して遠い位置にあるわけではありませんからね。
その二つが交差できるような道筋を見つけてあげられればと思います。
独りで間違えた迷い方をしてしまうと出口が見えませんし、挙句に「迷わない」と「考えない」が
どこかでイコールになってしまったりすることも、ままありますからね。

>>236
良いタイミングでのピココール、ありがとうございました。
もしAが選択されていたら、もう少し面倒な道筋になっていたかもしれません。

238 :異邦人 ◆ALIENo70zA :2013/03/16(土) 11:01:53 ID:???

C「……お前、何を怖がってんだ」

***


「……ッ!!」

その一言がトニーニョに齎した効果は激甚というに相応しいものであった。
地に伏したまま森崎を見上げようとする、険しい顔は変わらぬ。
しかしその表情の意味は、常の懊悩に満ちてみえる渋面では、既にない。
もとより白く、日に焼けて僅かに赤い肌は今や蒼白を通り越し、濁った血の皮の下に澱み溜まるが如く黝い。
見開かれた瞳はふるふると焦点の定まらぬまま眼前の森崎を、あるいはその存在する空間を写そうと彷徨っている。
怒りではない。煩悶ではない。真実を射貫かれた痛みでも、恥辱でも苦衷でもない。
小さく、小さく首を振りながら微かに後ずさりを試みる男の、その顔に浮かんでいたのは、
森崎が言ってのけた通りの、恐怖である。

「……、」

薄い唇が、荒い呼吸の中で何事かを紡ごうと開かれる。
しかしトニーニョの言葉は、声にならぬ。
欠けた歯車を、あるいは磨り減った石臼を無理矢理に回すような、手応えのない掠れた音だけが、森崎に届く。
森崎が、手を伸ばす。
触れれば砂となって消えてしまいそうな音の塊を拾い上げるように。
手を伸ばして、問いかける。

「何だ。何が言いたい。聞くぞ、俺は聞くぞ、トニーニョ」
「……、……、」

しかしトニーニョは森崎の、その立ち姿の影の中でただ首を振り、その影だけを見上げ慄き、
やはり声にならぬ何事かをほとんど悲鳴のように呟きながら、伸ばされた手を、払いのけた。

239 :異邦人 ◆ALIENo70zA :2013/03/16(土) 11:02:53 ID:???
「おい、トニ―――」

やがてゆらりと立ち上がり、己に背を向けたトニーニョに駆け寄ろうとした森崎が、足を止める。
その耳に、音が聞こえていた。
火にくべられた詩篇の、灰となって崩れるような音は無論、トニーニョの唇の間から漏れる音だった。
声ならぬ声の中、ただ一言だけ形をなして森崎が聞いたそれは、

「……オル、ヘス。……もう、ゆるして、くれ……」

それきり、言葉は震える音になり、音は遠ざかっていく。
ふらりふらりとよろめきながら、勝負がついたと近づいてこようとする荒くれどもを、
ほとんど身を預けるようにしながらかき分けて、トニーニョは鍛錬場を出ていこうとする。
決然たる意思もなく、確固たる意志もなく、幽鬼の如き形相でただその場から離れようとする背は、
逃亡者の、それだった。



※ガッツが20減少。
体術が26上がりました。


******


トニーニョがスキル『オルヘスの亡霊』を獲得しました。

種別:パッシブ
消費ガッツ:-
効果:このスキルが効果を発揮する限り、トニーニョを訓練時に誘うことができない。


******

240 :異邦人 ◆ALIENo70zA :2013/03/16(土) 11:03:58 ID:???
******


※称号が『親切な拳士』になりました。

スキル『体捌き』を獲得しました。
種別:パッシブ
消費ガッツ:-
効果:SPD値を常時+10する。


******


現在のガッツ:125
剣術:146 馬術:90 体術:88 魅力:78 評価:84
ATK:236 DEF:244 SPD:188 ini:37


******

241 :異邦人 ◆ALIENo70zA :2013/03/16(土) 11:04:59 ID:???

*D26.11月 「親切な拳士」森崎有三
メインイベント


『Get Ready』

.

242 :異邦人 ◆ALIENo70zA :2013/03/16(土) 11:05:59 ID:???

十一月十日、快晴。
突き抜けるような青空と身の引き締まるような肌寒さの同居する、晩秋の一日であった。

「うー……こう冷えてくると、ホットワインが恋しくなるな。温いやつを、きゅーっと……」
『ほらほら、出店を覗くのは後にしてよね! いい席、取られちゃうでしょ』
「ちぇ」

舌打ちした森崎が立つのは、フェンネル運動競技公園の一角である。
遮蔽物なく開けた平地を吹き抜ける風は、爽やかに冷えている。
かじかむ指先を擦り合わせながら周りを見渡した森崎が、しみじみと呟いた。

「しっかし、まだ昼前だってのに大した人出だな」
『なんたって、お祭りだからね』
「祭り、ねえ……まあ、祭典と名がついちゃあいるがよ」

ひとりごちた森崎を、何人もの人間が追い抜いていく。
中心街の大通りとも見紛うような人のうねりは、急くように一点へと吸い込まれていく。

『ほら、早く!』
「へいへい」

促された森崎の足もまた、人波と同じ場所を目指している。
行く先、聳え立つ石白色の威容は、古式ゆかしいオリンピア様式を模したものである。
南トルキアの誇る貿易都市ドルファンがその財と文化を結集したそれこそは、ドルファン王立運動競技場。
スタジアムと呼び習わされるその堂々たる建築がこの連日、首都城塞の紛れも無い主役であった。

スポーツの祭典、四日目。
マラソンと並ぶ競技の華、六アルパン短距離走の王者を決める一日が、始まる。


***

243 :異邦人 ◆ALIENo70zA :2013/03/16(土) 11:07:00 ID:???

「おいおいおい、何つー広さだよ! てか俺ら、今どこにいるんだ!?」
『うわー……話には聞いてたけど、実際に入ってみるとスゴイねえ……』

スタジアムに入るやいなや思わず声を上げた森崎を、しかし殊更に咎める者はいない。
周囲の半分は森崎と同じように目を丸くしていたし、残りの半分はそんな彼らをにやにやと見守っている。
この反応そのものが、つまりは一つの名物なのだろう。
無理もない、と言えた。
巨大な楕円を描くフィールドとトラックを取り囲み、半ばまでが観客で埋まっているすり鉢状の客席は
文字通りの見渡す限り、どこまでもどこまでも続いているようにすら思える。
果てしなく広い石造りの白は晩秋の陽光を照り返して目を晦ませ、しかし見下ろせば遥か眼下にあるはずの
フィールドの赤土色は圧倒的な存在感をもって迫ってくるように感じられるのだった。
行き交う人、席を埋める人、そしてフィールドで汗を流し戦う者たち。
それらの声と喧騒、思い思いの歌や歓声や、人の生きる音と熱とがその空間に籠り、反響していた。
空を切り取る無数の飾り柱はまるで檻のようにその音を閉じ込め、森崎の耳朶に終わりなく捻り入れようとする。

「すげえ! うるせえ! でけえ! くそ……すげえな!」

音に負けじと叫び返すような森崎の口元は、知らず笑んでいる。

『収容人数、一万二千人だってさ』
「いちまんにせん!? 軍が丸ごと入るじゃねえか! 何考えてこんなモン作ったんだ!?」
『決まってるじゃない』
「あ?」

ふわりと舞ったピコが、はぐれることのないように森崎の耳元に降り立つと言う。

『今日、この日のためだよ!』
「……だな!」

244 :異邦人 ◆ALIENo70zA :2013/03/16(土) 11:08:10 ID:???
素直に頷くよりなかった。
それほどに、この場の熱気は凄まじい。
欧州に流れ着いて早幾年、スポーツという概念に対する熱狂をこうも直截に感じたのは、森崎にとって初の経験であった。

「こんなとこで、あいつらは勝負するのか……」

ことによれば、それは戦場の耳目を一身に集めたイリハ会戦の一騎討ちにも匹敵するものかもしれない。
少女たちの顔を思い浮かべながらしみじみと呟いた森崎の肩を、ぽんと叩く小さな手があった。

「ん? どうした」
『ねえ、あれって……』

叩くだけでは足りぬとばかりに耳たぶを引っ張ってそちらを向かせようとする相方を煩わしげに払いながら
振り向いた森崎の目に写ったのは、人波をかき分ける褐色の優男である。

「ネイ? あいつも来てたのか」

賑やかなところの好きな男だ。
顔を出していても不思議はない、と考えた森崎が声をかけようとする。

「おーい、ネイ!」

と、こちらに気づいたネイが―――

245 :異邦人 ◆ALIENo70zA :2013/03/16(土) 11:09:11 ID:???

*ドロー

お祭り男 → ! card


※ ! と card の間のスペースを消してカードを引いて下さい。
結果によって展開が分岐します。

スペード→ 「森崎! ……一人か?」 ネイはしきりに後ろを振り返りながら近づいてくる。
ハート→ 「おんや、隊長さんかい」 珍しい。カルツと一緒のようだ。
ダイヤ・クラブ→ 「だーれ? ネイの知り合い?」 いつも通り女の子たちを引き連れている。
JOKER→ 「……ッ!」 驚いたように踵を返そうとする……!


246 :異邦人 ◆ALIENo70zA :2013/03/16(土) 11:10:16 ID:JwemOyYA
******

といったところで、一旦ここまでとさせていただきます。

247 :森崎名無しさん:2013/03/16(土) 11:13:36 ID:???
お祭り男 →! card


248 :森崎名無しさん:2013/03/16(土) 11:14:47 ID:???
お祭り男 → ハート2


249 :さら ◆KYCgbi9lqI :2013/03/16(土) 11:19:46 ID:???
お祭り男 →  ダイヤ5

250 :さら ◆KYCgbi9lqI :2013/03/16(土) 11:21:17 ID:???
【リドロー】
お祭り男 →  ダイヤ3

251 :さら ◆KYCgbi9lqI :2013/03/16(土) 11:35:54 ID:???
誰かもう一回引いて貰えないかな?

252 :◆W1prVEUMOs :2013/03/16(土) 11:48:22 ID:???
【リドロー】
お祭り男 →  クラブK

253 :さら ◆KYCgbi9lqI :2013/03/16(土) 12:00:27 ID:???
【リドロー】
お祭り男 →  ハート5 もう一回。

254 :傍観者=出先でパスワード忘れた:2013/03/16(土) 13:23:29 ID:???
ハートでたし、スペードは無理に狙わなくていいかな?

255 :さら ◆KYCgbi9lqI :2013/03/16(土) 13:51:35 ID:???
スペードは出したいけど、ハートが出たし良いかなとは僕は思います。

256 :異邦人 ◆ALIENo70zA :2013/04/27(土) 10:10:20 ID:???
***

ハート→ 「おんや、隊長さんかい」 珍しい。カルツと一緒のようだ。


「……カルツ?」
「なんじゃい、その顔は」

ネイの横にどっしりと存在感を示しているのは、果たしてオースティニア出身の傭兵、ヘルマン・カルツである。
色味の薄い麻の上下はいかにも質実剛健を旨とするこの男らしいが、洒脱に決めた褐色の優男の傍に立つ姿には
どうにも違和感が拭えない。
思わず怪訝そうな表情を浮かべた森崎に、カルツが軽く眉を寄せた。
言い訳をするほどのことでもない、と森崎が素直な言葉を口にする。

「いや、休みの日のネイの横に、ジェトーリオ以外の野郎がいるなんて珍しくてよ」
「おい、ヘンな名前出すなよモリサキ! そこら辺から涌いて出るかもしれないだろ!」
「成る程のう」

ほとんど反射的に抗議したネイを無視して、カルツが得心したように頷く。

「ま、ワシもたまたま、そこで会ってのう。独りやいう話やき、どうせなら一緒に観んかと誘ったんじゃ」
「独り? ……そりゃまた」

驚いたようにネイを見やると、優男はバツが悪そうに目を逸らして足元の小石を蹴る真似をしてみせる。

「うるさいなあ。俺だって百発百中ってわけにはいかない日もあるんだよ」
『要はフラレたんだね』
「へえ。約束がなけりゃナンパでもしてるのかと思ったぜ」
「お前は俺をなんだと思ってるんだよ! ……ま、しようと思ってたけど」

ぼそりと付け加えたネイが横目でカルツを見やる。

257 :異邦人 ◆ALIENo70zA :2013/04/27(土) 10:12:02 ID:tXNS8Ias
「良さげな女のコ探してる内に、おっさんに捕まったってわけさ」
「やちもないのう」

カルツの殆ど首の見えぬまでに筋肉の盛り上がった肩をすくめる様は、積まれた岩塊がごろりと転がるようである。

「で? お前もナンパか?」
「ほう。隊長さんも若いのう」
「一緒にすんな! 俺は―――」


*選択

A 「知り合いが大会に出るんだ」 無難に答える。
B 「教え子が大会に出るんだ」 少しだけハンナに肩入れしてみる。
C 「気になるお嬢様がいてな」 まさかのリンダ推しである。
D 「頼まれたから顔を出しただけさ」 クールに答える。


森崎の行動としてどれか一つを選択して下さい。
その際【選択理由】を必ず付記していただくようお願いいたします。
期限は『4/27 17:00』です。



******

一旦ここまで。
大変お待たせいたしました。
月一更新にすらなっていない体たらくでお詫びのしようもありませんが、
再開させていただきます。

258 :◆W1prVEUMOs :2013/04/27(土) 10:19:50 ID:???

天才に勝ちたいと願うハンナの手助けをしたい

259 :さら ◆KYCgbi9lqI :2013/04/27(土) 12:09:45 ID:???
B素人とはいえコーチをした以上、ささやかながらでも応援してやらないとね。

260 :異邦人 ◆ALIENo70zA :2013/04/29(月) 11:50:07 ID:???
皆様、久々の選択にご回答ありがとうございます。
それでは早速、>>257の選択については……

>>258 ◆W1prVEUMOs様、>>259 さら ◆KYCgbi9lqI様、お二方の案を採用させていただきます!
それぞれCP3を進呈いたします。


>>258
はい、現状での実力差はかなり開いていますが、それでも願わなければ差を詰めることはできません。
その支えになってあげて下さいませ。

>>259
森崎の応援する側には、決勝前に何らかのイベントが発生するかも……?
まずは予選に勝ってもらわないといけませんが。

261 :異邦人 ◆ALIENo70zA :2013/04/29(月) 11:51:08 ID:???
***

B 「教え子が大会に出るんだ」 少しだけハンナに肩入れしてみる。


「ま、お前のこった、知り合いが出てるとかそんなとこ……って、教え子ォ!?」
「はっはっは! 流石は隊長さんちや」

目を丸くしたネイと裏腹に呵々大笑したのはカルツであった。

「隊をまとめるゆう者ン、そんくらいの甲斐性がなくてはのう」
「そういう問題か? ……ま、いいけどよ。休みにヨロシクやってんのはお互い様だしな」

一瞬天を仰いだネイが、気を取り直したように森崎へと向き直る。

「で、可愛いのか?」
「ぐっ!? ……何で女だって決め付けるんだよ」

事も無げに言い放つネイに、顔色を変えたのは森崎だった。

『……そのロコツなリアクション、もう答えてるようなものだと思うよ』

呆れたようなピコの声にも反応する余裕がない。
そんな森崎に大きな黒い目をぱちぱちと瞬かせたネイが、カルツと目を見交わして言う。

「何でって、そりゃあお前。今日は短距離走が目玉の日だけどよ」
「おう。男性の部はもう、予選始まっちょるからのう。教え子が出るゆうなら、こがいなところで
 油売っとる暇なんぞありゃせんじゃろ」
「なにィ!?」

言われてみれば、遥か眼下のトラックでは幾人もの選手が定位置については駆け出し、
その度に周囲からは怒号のような歓声が響いている。

262 :異邦人 ◆ALIENo70zA :2013/04/29(月) 11:52:08 ID:???

「女性の部の予選はもう少し後だからな。関係あるとすりゃそっちだろ」
「ぐぬぬ……」
『……キミ、全然時間とか気にしてなかったよね。遅刻してたら大変だったよ』

小さな相方の呆れたような声が耳の後ろから伝わってくる。

「ま、間に合ったからいいんだよ!」
「……?」

思わず言い返した森崎に向けられたのは、ネイの怪訝そうな顔である。

「くぁ……」
『久々にやったねえ、こういうの』
「変なヤツだな。……ま、いいか。とりあえず前の方で席、探そうぜ。ついでにモリサキのお目当ても」
「ほうじゃのう。こがい遠くては隊長さんの子飼いもよう見えんきに」
「そういうんじゃねえよ! って、おい、聞いてるのかお前ら! 待てってば!」

にやにやと薄笑いを浮かべながら階段を下り始める二人の背を、森崎は慌てて追いかけるのだった。


******

263 :異邦人 ◆ALIENo70zA :2013/04/29(月) 11:53:09 ID:???

「さあて、そろそろ女性の部だな」
「まずは予選じゃのう」
「結局お前らと並んで観る羽目になるんだな……」

森崎たちが陣取ったのはすり鉢状に設置された観客席でも前列の、トラックにも程近い一席である。
この辺り既に大混雑で、さすがに席など取れなかろうと諦めていた森崎に救いの手を差し伸べたのは
見も知らぬ一般客であった。

「いやー、しかしお前って知らん内に結構有名人だったのな、モリサキ」
「イリハや剣術大会で活躍した傭兵隊長やち言われたと思うたら、すんぐに席が空いたきにねえ」
「……まあ、ありがてえ話だけどよ」

当の森崎はといえば、照れくさいやら実感が湧かぬやらで複雑な顔である。
周囲の視線はいまだにちくちくと森崎の横顔を刺激している。

『ほらほら、そんな顔してたらせっかく譲ってくれた人に申し訳ないでしょ! 笑って応える!』
「……」

肩に乗ったピコの言葉に、森崎はふうと溜息ひとつ。
呼気とともに感情を押し流して、気分を切り替える。
トラックに目をやれば、いよいよ最初の出場選手たちが控え室から出てくる頃合いだった。
思い思いに体を伸ばし、心身ともに最後の調整を始める彼女たちを見やりながら、ネイが言う。

「まあ、知り合いが出てるってんなら今更言うまでもないかも知れないけどよ、今日の競技についちゃ
 このネイ様が一応ひと通り解説させてもらうぜ」
「へえ……お前、スポーツ詳しいのか」
「意外やねあ」
「この日のためにちょっと勉強してきたんだよ! ……まさかモリサキとおっさん相手に披露することになるとは
 思わなかったけどな……とほほ」

264 :異邦人 ◆ALIENo70zA :2013/04/29(月) 11:54:09 ID:???
そういうことか、と肩をすくめて目を見交わす森崎とカルツ。
気のない様子にネイが食って掛かる。

「馬鹿野郎、陰での地道な努力とマメなフットワークがここぞってときに実を結ぶんだよ!」
「……そういうとこ、尊敬するぜ。実際」
「ワシにはわからん世界じゃのう」
「くっそォ……」

力説にも薄い反応に、ぐったりと肩を落とすネイ。

「もう解説してやんないぞ……」
『あ〜あ、拗ねちゃった』
「おい、悪かったって。機嫌直して、いっちょご披露願うぜネイさんよ」
「ほうじゃ、隊長さんと違うてワシは素人やき。詳しいもんがおると助かるぜよ」
「……そうか?」

口々にフォローする二人に、ネイが疑いの目を向けながらも口を開こうとする。

「まあ、そこまで言うなら……せっかく勉強してきたんだしな」
「おう、頼まあ」
「……んじゃ、簡単に行くぜ」

言ったネイが、トラックを見下ろして身振りを交えながら話し出す。

「まず、この競技は予選と決勝の二回に分けて行われて、優勝者を決めるんだ。
 決勝も今日やるけど、今から始まるのは予選だな」
「ふんふん」

頷く森崎。
実際のところ、ハンナにコーチをしたとはいえ競技や大会については素人同然である。

265 :異邦人 ◆ALIENo70zA :2013/04/29(月) 11:56:05 ID:???
「予選は全八組に分かれて行われる。それぞれの組で一等になった選手だけが決勝に進めるんだ」
「ほいたら、強いもん同士が予選で当たったら運が悪いゆうことになるがか」
「そこんとこは、過去の実績なんかに応じて組み分けされてるみたいだぜ。
 ま、去年の一位と二位が予選で潰し合ったりしちゃ盛り上がらねえしな」

なるほど、と頷いた森崎が内心で胸を撫で下ろす。
リンダもハンナも、子供の部では実績を残していると言っていた。
ならばいきなり予選から当たる心配はないだろう。
そんな思考がそもそも勝利を信じきっている者のそれであるかどうか、森崎は深く考えることをやめて
ネイの解説に耳を戻す。

「決勝は八人で、もちろん一発勝負だ。泣いても笑ってもここで決まり。
 勝てば英雄扱いだが、負ければ来年までリベンジの機会はないぜ」
「スポーツの世界ゆうがも、えっころ厳しいのう」
「で、肝心の競技だけどな」

と、ネイが再び身振りを交えて語り始める。


******

266 :異邦人 ◆ALIENo70zA :2013/04/29(月) 11:57:07 ID:???
******

※システムメッセージ※

競技はミニゲーム形式で行われます。
6つのセクションで判定を行いながらスコアを稼いでいくシステムで、ゴール時点で最もスコアが高い
(=タイムがいい)選手が優勝となります。

それぞれのセクションは

1.スタート
2.コーナー1
3.バックストレート1
4.バックストレート2
5.コーナー2
6.ホームストレート

という名称となっており、セクションごとの基本スコア判定式は

セクションスコア=基礎値*{1+(! numnum/100)}

※端数切り捨て。またダイスの00は100として扱う。

となっています。
またここに各種スキルの補正が加わります。
スキルによるダイス値の補正には上下限を定めません。
補正値は0以下、もしくは100以上となる場合があります。
つまりダイスの目によって基礎値の1.01〜2.00倍、スキルによって
それ以上もしくは以下のスコアが出ることになります。
それぞれのセクションスコアがすべて加算されることで、最終的なスコアとなります。

******

267 :異邦人 ◆ALIENo70zA :2013/04/29(月) 11:58:08 ID:???

「……てなわけだ」
「ふうむ、聞いておいてえかったちや。分かると分からんとでは身の入り方が違うきにねえ」
「ま、そう言ってもらえると解説した甲斐があるってもんだぜ」

得意げに胸を張る褐色の優男に、森崎も内心で感謝を贈る。

(おさらいしてくれて助かったぜ)
『……キミ、すっかり忘れてたね?』
「おっ、始まるぜ」

相方の小さな手が耳たぶを引っ張る感触を指先で払う森崎の眼前、選手たちがトラックの端に集合していく。

「予選一組か。さて、どんなもんかな」
『まあ、ハンナの話からするとお互い以外は目に入ってないみたいだったけどね』

スタートラインに立ち並んだ選手が見据えるのは楕円を描くトラックの対岸、六アルパン先のゴールライン。
その瞬間の栄光を目指して、自らの脚にすべてを賭けた女たちの戦いが始まる。
係員の持つ白旗が、雲ひとつない青空に向けて高々と掲げられ―――振り下ろされた。


******

268 :異邦人 ◆ALIENo70zA :2013/04/29(月) 11:59:15 ID:???

ここまでの予選結果


予選一組
一位:ピエラ・ディリービオ(スコア699 基礎値85)

予選ニ組
一位:スザンナ・ラバネッリ(スコア772 基礎値87)

予選三組
一位:シルヴィ・プティ(スコア771 基礎値82)

予選四組
一位:テレーザ・タッキナルディ(スコア694 基礎値81)

予選五組
一位:デボラ・タルデッリ(スコア885 基礎値83)

予選六組
一位:ナタリー・リザラズ(スコア796 基礎値84)


※事前にGM側で各6回のダイスを振った結果です。
 ここまでの予選一位であるタルデッリ選手にはスキル『ディフェンディングチャンピオン』が付与されます。
 レース後半(バックストレート2・コーナー2・ホームストレート)でダイスにプラス15の補正が加わります。

******

269 :異邦人 ◆ALIENo70zA :2013/04/29(月) 12:00:15 ID:???

「やっぱ去年の優勝者は違うな……別格の走りってやつだ」
「ほうじゃのう、ワシら傭兵隊の男どもの中に入ってもええ勝負になるゆうがは大したもんぜよ」
「……」

ネイとカルツが褒めるのは予選五組に出場したタルデッリという名の選手である。
事前の予習を欠かさなかったネイによれば、彼女は昨年度大会の優勝者であるという。
その実績に違わぬ見事なレース運びで、ここまでの予選を通じて圧倒的なタイムを残している。

「ん? どうしたモリサキ、微妙な顔して」
「いや……なんでもねえ」

言った森崎の脳裏を過ぎるのは、疾走する二つの影である。
ひとつは、ハンナ。
彼女の走りは、練習を見た限りでは今のトップ選手にも殆ど遜色ない。
森崎のアドバイスによって改善された部分も含めれば、八割方の勝利は望めるだろう。
しかし、と。
森崎は思う。
もう一つの影は、次元が違う。
そのことを、改めて思い知らされていたのである。
リンダ・ザクロイドの速さは、昨年度の優勝者ですら一蹴する。
それほどの差が、あった。

『何考えてるかはわかるけどさ……勝負は時の運っていうじゃない。キミにできるのは精一杯応援するくらいだよ』
「……かもな」

小さく頷いた森崎の声は、周囲の歓声にかき消されてネイやカルツには届かなかったようだった。

270 :異邦人 ◆ALIENo70zA :2013/04/29(月) 12:01:24 ID:???
「しかしモリサキ、お前の教え子とやらはいつ出てくるんだ? もう二組しか残って……おっ」
「次が出てきたのう。……と」
「……? どうした、おっさん」
「ネイちゃんよ、どうやらお目当てが来たらしいねや」
「なにィ? どうしておっさんにそんなことが分かるんだよ」
「見てみい。これまでと目ぇが違うきに」
「……なるほどな」

一見して納得するネイの様子も、それ以前の会話も、森崎に通じているかどうかは怪しい。
彼の耳目が誰に集中しているのか、誰の目にも明らかだった。
予選第七組。
エントリーの中に、その名があった。

「ハンナ……頑張れよ」

見つめる先に、少女は立っている。


******

271 :異邦人 ◆ALIENo70zA :2013/04/29(月) 12:02:25 ID:???
******


エントリーNo.1
ハンナ・ショースキー
基礎値:98
スキル:
『スタート得意』:スタートでのダイスを10プラス。
『逆境でのド根性』:ダイスが30以下だった場合、次のセクションでのダイスに30プラス。
『カーブが苦手』:コーナー1でのダイスが10ダウン。
『持久力に不安』:バックストレート2のダイスが10ダウン。


エントリーNo.2
ヨセン・モブコ
基礎値:71
スキル:なし

エントリーNo.3
ヨセン・モブーナ
基礎値:65
スキル:なし

エントリーNo.4
ヨセン・モブエル
基礎値:80
スキル:なし

272 :異邦人 ◆ALIENo70zA :2013/04/29(月) 12:03:32 ID:???
エントリーNo.5
ヨセン・モブリウス
基礎値:77
スキル:なし

エントリーNo.6
ヨセン・モブクレーブ
基礎値:68
スキル:なし

エントリーNo.7
ヨセン・モブレフスカヤ
基礎値:74
スキル:なし

エントリーNo.8
ヨセン・モブディナン
基礎値:70
スキル:なし


******

273 :異邦人 ◆ALIENo70zA :2013/04/29(月) 12:05:15 ID:???
******

※予選は判定をゴールまで一気に行います。
 決勝ではセクションごとに判定を行います。
 ★ごとにそれぞれ、 ! と numnum の間のスペースを消して数値を出して下さい。

 なお、ハンナのスキル『逆境でのド根性』の効果はEP/CPによる補正後、
 および他スキルによる補正前のダイス値に対して判定が行われます。


*スタート
ハンナ セクションスコア1= 98*{1+(! numnum【+10】/100)}

モブコ  セクションスコア1= 71*{1+(! numnum/100)}
モブーナ  セクションスコア1= 65*{1+(! numnum/100)}
モブエル  セクションスコア1= 80*{1+(! numnum/100)}
モブリウス  セクションスコア1= 77*{1+(! numnum/100)}
モブクレーブ  セクションスコア1= 68*{1+(! numnum/100)}
モブレフスカヤ  セクションスコア1= 74*{1+(! numnum/100)}
モブディナン  セクションスコア1= 70*{1+(! numnum/100)}

*コーナー1
ハンナ セクションスコア2= 98*{1+(! numnum【−10】/100)}

モブコ  セクションスコア2= 71*{1+(! numnum/100)}
モブーナ  セクションスコ2= 65*{1+(! numnum/100)}
モブエル  セクションスコア2= 80*{1+(! numnum/100)}
モブリウス  セクションスコア2= 77*{1+(! numnum/100)}
モブクレーブ  セクションスコア2= 68*{1+(! numnum/100)}
モブレフスカヤ  セクションスコア2= 74*{1+(! numnum/100)}
モブディナン  セクションスコア2= 70*{1+(! numnum/100)}


274 :異邦人 ◆ALIENo70zA :2013/04/29(月) 12:06:16 ID:???

*バックストレート1
ハンナ セクションスコア3= 98*{1+(! numnum/100)}

モブコ  セクションスコア3= 71*{1+(! numnum/100)}
モブーナ  セクションスコア3= 65*{1+(! numnum/100)}
モブエル  セクションスコア3= 80*{1+(! numnum/100)}
モブリウス  セクションスコア3= 77*{1+(! numnum/100)}
モブクレーブ  セクションスコア3= 68*{1+(! numnum/100)}
モブレフスカヤ  セクションスコア3= 74*{1+(! numnum/100)}
モブディナン  セクションスコア3= 70*{1+(! numnum/100)}

*バックストレート2
ハンナ セクションスコア4= 98*{1+(! numnum【-10】/100)}

モブコ  セクションスコア4= 71*{1+(! numnum/100)}
モブーナ  セクションスコア4= 65*{1+(! numnum/100)}
モブエル  セクションスコア4= 80*{1+(! numnum/100)}
モブリウス  セクションスコア4= 77*{1+(! numnum/100)}
モブクレーブ  セクションスコア4= 68*{1+(! numnum/100)}
モブレフスカヤ  セクションスコア4= 74*{1+(! numnum/100)}
モブディナン  セクションスコア4= 70*{1+(! numnum/100)}



275 :異邦人 ◆ALIENo70zA :2013/04/29(月) 12:07:55 ID:KB8+eeos

*コーナー2
ハンナ セクションスコア5= 98*{1+(! numnum/100)}

モブコ  セクションスコア5= 71*{1+(! numnum/100)}
モブーナ  セクションスコア5= 65*{1+(! numnum/100)}
モブエル  セクションスコア5= 80*{1+(! numnum/100)}
モブリウス  セクションスコア5= 77*{1+(! numnum/100)}
モブクレーブ  セクションスコア5= 68*{1+(! numnum/100)}
モブレフスカヤ  セクションスコア5= 74*{1+(! numnum/100)}
モブディナン  セクションスコア5= 70*{1+(! numnum/100)}

*ホームストレート
ハンナ セクションスコア6= 98*{1+(! numnum/100)}

モブコ  セクションスコア6= 71*{1+(! numnum/100)}
モブーナ  セクションスコア6= 65*{1+(! numnum/100)}
モブエル  セクションスコア6= 80*{1+(! numnum/100)}
モブリウス  セクションスコア6= 77*{1+(! numnum/100)}
モブクレーブ  セクションスコア6= 68*{1+(! numnum/100)}
モブレフスカヤ  セクションスコア6= 74*{1+(! numnum/100)}
モブディナン  セクションスコア6= 70*{1+(! numnum/100)}


******

一旦ここまでとさせていただきます。
予選で負けるとわりと展開に困るので、確率的には稀ですが皆様よろしくお願いいたしますw


276 :さら ◆KYCgbi9lqI :2013/04/29(月) 12:27:41 ID:???

*スタート
ハンナ セクションスコア1= 98*{1+( 76 【+10】/100)}


277 :◆W1prVEUMOs :2013/04/29(月) 12:29:44 ID:kgsaB6Oc

モブコ  セクションスコア1= 71*{1+( 76 /100)}
モブーナ  セクションスコア1= 65*{1+( 10 /100)}
モブエル  セクションスコア1= 80*{1+( 59 /100)}
モブリウス  セクションスコア1= 77*{1+( 49 /100)}
モブクレーブ  セクションスコア1= 68*{1+( 22 /100)}
モブレフスカヤ  セクションスコア1= 74*{1+( 68 /100)}
モブディナン  セクションスコア1= 70*{1+( 15 /100)}


278 :さら ◆KYCgbi9lqI :2013/04/29(月) 13:26:14 ID:???

*バックストレート1
ハンナ セクションスコア3= 98*{1+( 74 /100)}


279 :さら ◆KYCgbi9lqI :2013/04/29(月) 16:39:29 ID:???

モブコ  セクションスコア3= 71*{1+( 17 /100)}
モブーナ  セクションスコア3= 65*{1+( 94 /100)}
モブエル  セクションスコア3= 80*{1+( 79 /100)}
モブリウス  セクションスコア3= 77*{1+( 82 /100)}
モブクレーブ  セクションスコア3= 68*{1+( 35 /100)}
モブレフスカヤ  セクションスコア3= 74*{1+( 91 /100)}
モブディナン  セクションスコア3= 70*{1+( 70 /100)}


280 :さら ◆KYCgbi9lqI :2013/04/29(月) 22:33:02 ID:???

*バックストレート2
ハンナ セクションスコア4= 98*{1+( 44 【-10】/100)}


281 :さら ◆KYCgbi9lqI :2013/04/30(火) 08:44:20 ID:???

モブコ  セクションスコア4= 71*{1+( 66 /100)}
モブーナ  セクションスコア4= 65*{1+( 99 /100)}
モブエル  セクションスコア4= 80*{1+( 70 /100)}
モブリウス  セクションスコア4= 77*{1+( 87 /100)}
モブクレーブ  セクションスコア4= 68*{1+( 40 /100)}
モブレフスカヤ  セクションスコア4= 74*{1+( 37 /100)}
モブディナン  セクションスコア4= 70*{1+( 62 /100)}


282 :さら ◆KYCgbi9lqI :2013/04/30(火) 15:36:43 ID:???

*コーナー2
ハンナ セクションスコア5= 98*{1+( 25 /100)}


283 :さら ◆KYCgbi9lqI :2013/04/30(火) 22:35:31 ID:???

モブコ  セクションスコア5= 71*{1+( 80 /100)}
モブーナ  セクションスコア5= 65*{1+( 51 /100)}
モブエル  セクションスコア5= 80*{1+( 03 /100)}
モブリウス  セクションスコア5= 77*{1+( 99 /100)}
モブクレーブ  セクションスコア5= 68*{1+( 70 /100)}
モブレフスカヤ  セクションスコア5= 74*{1+( 80 /100)}
モブディナン  セクションスコア5= 70*{1+( 25 /100)}


284 :◆W1prVEUMOs :2013/04/30(火) 22:43:52 ID:???

*ホームストレート
ハンナ セクションスコア6= 98*{1+( 99 /100)}


285 :◆W1prVEUMOs :2013/04/30(火) 23:01:30 ID:???

モブコ  セクションスコア6= 71*{1+( 30 /100)}
モブーナ  セクションスコア6= 65*{1+( 36 /100)}
モブエル  セクションスコア6= 80*{1+( 93 /100)}
モブリウス  セクションスコア6= 77*{1+( 10 /100)}
モブクレーブ  セクションスコア6= 68*{1+( 68 /100)}
モブレフスカヤ  セクションスコア6= 74*{1+( 97 /100)}
モブディナン  セクションスコア6= 70*{1+( 08 /100)}


286 :異邦人 ◆ALIENo70zA :2013/04/30(火) 23:36:36 ID:???
皆様、ありがとうございました!
やはり現状で長々とした連続判定はなかなか厳しいですね。
見通しの甘さを反省しつつ、次回以降の参考とさせていただきます。

さて、コーナー1がスキップされていますが(見辛くて申し訳ありません…)、
該当部分はGM側でさくっと振ってしまいますね。


*コーナー1
ハンナ セクションスコア2= 98*{1+( 93 【−10】/100)}

モブコ  セクションスコア2= 71*{1+( 80 /100)}
モブーナ  セクションスコ2= 65*{1+( 12 /100)}
モブエル  セクションスコア2= 80*{1+( 23 /100)}
モブリウス  セクションスコア2= 77*{1+( 06 /100)}
モブクレーブ  セクションスコア2= 68*{1+( 45 /100)}
モブレフスカヤ  セクションスコア2= 74*{1+( 86 /100)}
モブディナン  セクションスコア2= 70*{1+( 91 /100)}


287 :異邦人 ◆ALIENo70zA :2013/04/30(火) 23:37:36 ID:???
******

といったところで、本日の更新はこれまでとさせていただきます。
夜遅くまでのお付き合い、ありがとうございました。
それではまた、次回更新にて。

288 :森崎名無しさん:2015/07/05(日) 11:26:43 ID:???
思うところあって読み返したのですが
無茶苦茶楽しかった連載時を思い出しました。
連載再開というのは現実的でないのかもと思いますが
とにかく楽しませてもらったことに感謝。ありがとうございます。

289 :#ab:2015/07/07(火) 23:03:46 ID:???
再開して欲しいね。

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