キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【変化する戦術】Another-CU_6【ロベルトの章】
1 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/11/16(金) 12:26:00 ID:gSfB7XkE
この物語はフィクションです。
史実や実在の人物を連想する場面があるとしても、この物語とは関係がありません。
風土、名称については文献を参考としていますが、想像のウェイトも大きく、事実と異なります。
そして……この物語は キャプテン森崎のアナザーストーリーであり…
とある貴公子と仲間達の サッカーに賭けた青春を描くストーリーです。
恋愛は二の次に、サッカーに命を削って頑張る彼等を応援してあげて下さい。
601 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2013/01/15(火) 17:53:17 ID:???
ダラピッコラ「くっそ! このパスが通るって誰が決めた!」
ミハエル「甘く見たツケを返さずんば虎子を得ず!」
先着2名様(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★バビントン パス(! card)69 +(! dice + ! dice)+(ベスト体勢+1)=★
★ミハエル パスカット(! card)70 +(! dice + ! dice)+(人数補正、怪我への恐怖±0)=
ダラピッコラ パスカット(! card)68 +(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
と(!とcardの間のスペースを抜いて)書き込んで下さい。
【攻撃Max】−【守備Max】
≧2 → パス成功、ボールはストラットに。
=1〜-1 → 左から順に(マウリシオがフォロー、ペペがフォロー、レントゥルスがフォロー)
≦-2 → ヴィオラボールに。
【基本ルール以外の補正・補足・備考】
バビントンのマークがダイヤ、ハートで[鋭いパス(+3)]が発動。
ダラピッコラのマークがダイヤで[パープルヘイズ(+2)]が発動。
602 :
森崎名無しさん
:2013/01/15(火) 17:54:08 ID:???
★バビントン パス(
スペードA
)69 +(
3
+
6
)+(ベスト体勢+1)=★
603 :
森崎名無しさん
:2013/01/15(火) 17:54:54 ID:???
★ミハエル パスカット(
ハートA
)70 +(
5
+
2
)+(人数補正、怪我への恐怖±0)=
ダラピッコラ パスカット(
スペード3
)68 +(
6
+
4
)+(人数補正+1)=★
604 :
森崎名無しさん
:2013/01/15(火) 17:58:28 ID:???
ダラピが孤軍奮闘してるなあ
605 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2013/01/15(火) 19:07:37 ID:???
三杉が中央を外れてリスクとなった筈の部分(奪った後のキープ力、パスへの対処力)で
奮闘しているダラピの存在は、まさにロベルトの計算を狂わす伏兵ですね。
ロベルト「奴はフロレンティア・ヴィオラの不安要素だったはずだ…!!
サンパウロの不安要素でもあるのか…!? あの男が…」
それではまた次回。
606 :
森崎名無しさん
:2013/01/15(火) 20:38:52 ID:???
乙でしたー
607 :
森崎名無しさん
:2013/01/15(火) 21:01:26 ID:???
試合から消えたと言ったが嘘だったわけですねw
608 :
森崎名無しさん
:2013/01/15(火) 21:59:12 ID:???
ダラピ伝説はここから始まる!
乙でした。
609 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2013/01/16(水) 11:45:12 ID:???
>>606
乙感謝にょろ
>>607
消えたと思った時が一番危険なとき
伏兵って怖いですよね
>>608
ダラピッコラ「来た来た黄金の風! 風向きがオレに向いてる!」
610 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2013/01/16(水) 11:46:31 ID:???
バビントン パス( スペードA )69 +( 3 + 6 )+(ベスト体勢+1)=79
ミハエル パスカット( ハートA )70 +( 5 + 2 )+(人数補正、怪我への恐怖±0)=77
ダラピッコラ パスカット( スペード3 )68 +( 6 + 4 )+(人数補正+1)=79
【攻撃Max】−【守備Max】=0 → ペペがフォロー
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ダラピッコラ「ダッ……ラアッ!!!」 ザシュッ
ペチィッ!!
バビントン「なっ…!!」
翼「クッ!!」
ロベルト(…………) ギリ
ダラピッコラの執念の喰らい付きは、紛れも無い高品質だったバビントンのパスへ届く。
バビントンは愕然とし、翼らも痛恨の表情を隠せない。
しかしサンパウロの速攻が完全に終わったわけではなかった。
ペペ「まっだっまっだっー!!」
ストラット「よし、ぺぺか!」
三杉「(先に拾われた…! けど、僅かでも時間を稼げた事が大きい!)プレスをかけるぞ、オワイラン!」
オワイラン「了解、いけます!!」
ペペ「そりゃあ…そうくるよな。」 ドースル?ドースル?
611 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2013/01/16(水) 11:47:50 ID:???
先程低い位置まで下がっていたぺぺが都合よくボールを拾い、速攻を継続してくる。
とは言え、パスによる一撃を妨げた事で三杉もオワイランもプレスに行くのは容易い。
このまま動きなく距離を詰められれば、もはや奪ったも同然だが…
翼「来い、ペペ!!」
ペペ「い、良いのか!?」
翼「ここで1点詰めなければ、もう間に合わない! 来い!」
三杉「(翼くんにパスか!) すぐ当たれオワイラン! 出させるな!」
オワイラン「やってみます!」
先着2名様(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★ペペ ドリブル(! card)71+(! dice + ! dice)=★
★オワイラン タックル(! card)68+(! dice + ! dice)★
と(!とcardの間のスペースを抜いて)書き込んで下さい。
【攻撃Max】−【守備Max】
≧2 → 振り切ってパス。
=1〜-1 → 左から順に(ストラットがフォロー、競り合い、スペルマンがフォロー)
≦-2 → ヴィオラボールに。
【基本ルール以外の補正・補足・備考】
ペペのカードがダイヤ、ハートで[南米式ドリブル(+4)]が発動。
オワイランのカードがダイヤで[クロスクラシャー(+4)]、ハート・スペードで[ショーテルタックル(+2)]が発動。
612 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2013/01/16(水) 11:48:57 ID:???
すみません、数値ミス。
間に合えばこちらで
先着2名様(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★ペペ ドリブル(! card)69+(! dice + ! dice)=★
★オワイラン タックル(! card)68+(! dice + ! dice)=★
と(!とcardの間のスペースを抜いて)書き込んで下さい。
613 :
森崎名無しさん
:2013/01/16(水) 12:09:05 ID:???
★ペペ ドリブル(
スペード3
)69+(
3
+
6
)=★
614 :
森崎名無しさん
:2013/01/16(水) 12:12:29 ID:???
★オワイラン タックル(
スペード3
)68+(
6
+
4
)=★
615 :
森崎名無しさん
:2013/01/16(水) 12:31:56 ID:???
オワイラン「言ったよ僕は。投降しろって」
616 :
森崎名無しさん
:2013/01/16(水) 13:14:19 ID:???
カトルをゼロに乗せてはいけない
617 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2013/01/16(水) 13:42:15 ID:???
ペペ ドリブル( スペード3 )69+( 3 + 6 )=78
オワイラン タックル( スペード3 )68+( 6 + 4 )+(ショーテルタックル+2)=80
【攻撃Max】−【守備Max】≦-2 → ヴィオラボールに。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ペペはオワイランを完全に抜く必要はないと考えた。
今必要なのは最低限のスペース、それ以上に迅速さ。
その為にはアウトサイドを使った柔らかいボールタッチなどしていられない。
ペペ(切り返しと瞬発力で距離を空け、とにもかくにも翼へ送る!)
その判断自体は至極真っ当と言える。
しかしあまりにも明け透け過ぎた。
また、彼の武器はどうしたってスピードではなく技術でしかなかった。
オワイラン(強引にでも距離を空けようというのが見え透いている…
ならばこれを見抜く心の余裕もない筈です!)
ザザザアァァァァ!! クッ!
真っ正直な直線のタックルを繰り出したと見せ、途中で体勢を入れ替える。
これがまるで曲刀のような不可思議な軌道を生む、オワイランのショーテルタックル。
目の前にしたペペだが、彼の頭には目の前のタックルから距離を取る事しかなかった。
ガシィッ!!
ペペ「なっ!? 何処から……!」
オワイラン「見失っちゃいけないんだ、自分のプレイだけは…!」
618 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2013/01/16(水) 13:43:57 ID:???
――
―――――
――――――――
――――――――――
ミュラー「天王山を守りきった攻守と言うべきかな。」
レントゥルス「うんうん、すごかったよー。」
ダラピッコラ「オレとしてはイマイチ締まらない感じだけどな。」
三杉「謙遜するな、ダラピッコラ。 敵の速攻を妨げた意味は計り知れないほど大きい。
その前のキープと言い、馴れない位置であれだけのプレイをしたんだ。
もう武器はタックルだけだなんて誰も言えないさ。」
ダラピッコラ「うーん、そこはプライドを持ってタックルが武器と言いたいんだがなあ。
そんな事よりオワイランだろ。 気合だけでギリギリ何とかなってる
オレと違って、ちゃんと要所で勝ち切ってるのは凄え事だ。」
オワイラン「えっ、ボクですか?」
オジオ「他に誰が居るのさ。 言っては何だけど、いきなりの2列目で
まさかあれほど上手くこなせるとは思ってなかったよ。」
三杉「あれ、間接的に僕の戦術変更に針を突き立ててる?」
オジオ「フフ、ちょびっとね。 だって全然相談してくれないし。」
三杉「ハハ…面目ない。 まあそう言う意味でもオワイランには助けられた。」
619 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2013/01/16(水) 13:45:13 ID:???
オワイラン「いやあ…とにかく必死で。
ボールを奪った直後も、流石に次のプレイの判断がつきませんでしたし。」
三杉「うん、そうだと思ったから。 急いで指示だしたんだよ。」
☆なんて?
A オジオへサイドチェンジ
B 三杉に小さく戻す
C スペルマンまで大きく戻す
D ミュラーまで大きく戻す
E 前方の新田に出す
F もう一度ブンナークへ
G その他
3票選ばれた戦国史で続行します。(メル欄空白にしないと巫女世界)
620 :
森崎名無しさん
:2013/01/16(水) 13:50:49 ID:SzfkJi96
D
621 :
森崎名無しさん
:2013/01/16(水) 13:55:24 ID:???
メル欄空白で3票で戦国史
メル欄空白にしないと巫女世界
ってなんじゃこりゃw
622 :
森崎名無しさん
:2013/01/16(水) 14:18:56 ID:KqLVuA0U
D
623 :
森崎名無しさん
:2013/01/16(水) 14:55:05 ID:RGSs6Quo
D
624 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2013/01/16(水) 16:19:22 ID:???
> D ミュラーまで大きく戻す
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
三杉「そう…一旦仕切り直そうと思って、大きく戻すようね。」
ミュラー「あれは迂闊だったと言わざるを得ないか。」
オワイラン「…すみません、指示を最後まで聞かずに蹴り出してました。
ツバサ・オオゾラが近かったので、早まったとしか…」
三杉「うん…。 まあミュラーだったら大きなフィードもあるからね。
そこからの攻撃に回る足も早いという物だ。
だから咄嗟に選びたくなるのも無理はないよ。」
ミュラー「ポジション的にストラットがすぐ傍だったのが厳しかった。」
スペルマン「安全を突き詰めるならボクの方に戻すのが良かったって事だね?」
オジオ「あんな状況でもなければ、パスコースに割り込んでくる事もなかっただろうけどね。」
三杉「彼等をそこまで追い詰めていた証拠でもある。」
625 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2013/01/16(水) 16:20:37 ID:???
――――――――――
――――――――
―――――
――
バシュウゥゥゥゥゥン!!
三杉「!!」
翼「(中央を切る!?)ストラット、取れるぞ!!」
オワイラン「えっ!?」
ストラット「おうっ!!」 ダッ
先着2名様(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★オワイラン パス(! card)67+(! dice + ! dice)=★
★ストラット パスカット(! card)68+(! dice + ! dice)★
と(!とcardの間のスペースを抜いて)書き込んで下さい。
【攻撃Max】−【守備Max】
≧2 → ストラットがバイタルエリアでカット。
=1〜-1 → 左から順に(スペルマンがフォロー、ラインを割りCK、マウリシオがフォロー)
≦-2 → サンパウロボールに。
【基本ルール以外の補正・補足・備考】
626 :
森崎名無しさん
:2013/01/16(水) 16:22:54 ID:???
★オワイラン パス(
クラブ6
)67+(
2
+
5
)=★
627 :
森崎名無しさん
:2013/01/16(水) 16:33:02 ID:???
★ストラット パスカット(
クラブK
)68+(
5
+
2
)★
628 :
森崎名無しさん
:2013/01/16(水) 16:34:48 ID:???
じわりじわりと押し込まれていくな
629 :
森崎名無しさん
:2013/01/16(水) 16:55:59 ID:???
まあ、サンパウロは時間というリソースをゆっくりと失っているとも言える
630 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2013/01/16(水) 17:09:51 ID:???
※ストの補足にスキル[気合]を書き忘れましたが、結果に影響ないのでそのまま進みます。
オワイラン パス( クラブ6 )67+( 2 + 5 )=74
ストラット パスカット( クラブK )68+( 5 + 2 )=75
【攻撃Max】−【守備Max】=-1 → マウリシオがフォロー
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ミュラー「……!」
猛然と走り込み、パスコースへ身を投げ出したストラット。
その気迫に気圧され、ミュラーは一瞬金縛りのようになった。
ダダダッ バァッ!
ザシュッ!
ストラット「くっ…そ!」
だが寸での所でストラットは間に合わない。
トラップに及ばず、ボールをあらぬ方向へ跳ねさせるのが精々となった。
トンッ トン…
マウリシオ「諦めないっす!」 ヤットデバンキタッス!
転がるボールに最初に届いたのはお久し振りのマウリシオ・ペレイラ。
未完の大器を思わせながら、しかしパンチの足りない年少組が奮起する。
拾った位置からして、そのまま攻め込ませたらヴィオラにとっては壮絶なピンチ。
ストラットには遥か及ばないにしても、マウリシオにも一発がある。
その危険性は彼のアンテナにもビンビンときていた。
631 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2013/01/16(水) 17:11:41 ID:???
レントゥルス「と、ま、れ!」
マウリシオ「止まって堪るかーい!」
先着2名様(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★マウリシオ ドリブル(! card)68 +(! dice + ! dice)=★
★レントゥルス ちゃおべら(! card)71+(! dice + ! dice)=★
と(!とcardの間のスペースを抜いて)書き込んで下さい。
【攻撃Max】−【マーカーMax】
≧1 → レントゥルスが時間も稼げないーっ!
≦0 → レントゥルスが見事に足止め! 中央も戻ってガチガチ!
【基本ルール以外の補正・補足・備考】
マウリシオのマークがダイヤ〜スペードで[スキルステップ(+3)]が発動。
632 :
森崎名無しさん
:2013/01/16(水) 17:17:29 ID:???
★マウリシオ ドリブル(
スペード2
)68 +(
5
+
6
)=★
633 :
森崎名無しさん
:2013/01/16(水) 17:18:02 ID:???
★レントゥルス ちゃおべら(
ハート4
)71+(
2
+
2
)=★
634 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2013/01/16(水) 18:08:34 ID:???
マウリシオ ドリブル( スペード2 )68 +( 5 + 6 )+(スキルステップ+3)=82
レントゥルス ちゃおべら( ハート4 )71+( 2 + 2 )=75
【攻撃Max】−【マーカーMax】≧1 → レントゥルスが時間も稼げないーっ!
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ユラ…
レントゥルス「ななな、なにこれ!?」
クネクネユラユラと、マウリシオは不規則に身体を揺らす。
ボールは足元。
しかし一時として落ち着いておらず、目まぐるしく位置を変えている。
マウリシオ「目で見てくっついて来ようとしてもダメ!
このジンガステップは考えるんじゃない、感じるんだ!」
レントゥルス「あーれー」 ゴロゴロ
身体の向きや視線、ちょっとした仕草から相手の狙いを感じ、先んじるチャオ・ベッラ。
しかしマウリシオのスキルステップは仕草を読み取るどころの話ではなかった。
纏わり付く事も敵わず、レントゥルスは足をもつれさせて転倒してしまう。
これでマウリシオはバイタルエリアへ悠々と侵入した。
対するミュラー、スペルマンはストラットも居るが故に下手に飛び込めず、
ストラットへのパスを警戒しつつ、シュートコースを切るのが関の山である。
635 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2013/01/16(水) 18:09:40 ID:???
マウリシオ(来た! ヒーローになれるチャンスキターーーー!)
ブワッ!
ミュラー「撃って来るか!」
スペルマン「なるべく撃たせたくなかったけど、ここは他にどうしようもない。」
先着3名様(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★マウリシオ ジョルトシュート(! card)73+(! dice + ! dice)=★
★ミュラー ブロック(! card)69+(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
スペルマン ブロック(! card)69+(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
★ラムカーネ セービング(! card)70+(! dice + ! dice)+(ゼロシステム-10)=★
と書き込んで下さい。マークと数値で分岐します。
【シュート】−【クリアorブロックMax】
≧6 → シュートは邪魔される事なく放たれた。
=5〜1 → シュートは放たれた。だが有効ブロック分だけ威力減少。(1の場合-2、他は-1)
=0〜-1 → 左から順に(ストラットがフォロー、ランダム)
≦-2 → ヴィオラボールに。
【シュート】−【セービング】
≧2 → ゴールに突き刺さった!
=1〜-1 → 左から順に(ストラットがねじ込み、ランダム、三杉がフォロー)
≦-2 → ラムカーネがセービング成功。 ボールをがっちり掴んだ。
【基本ルール以外の補正・補足・備考】
ミュラーのマークがダイヤで[ラインズスピリッツ(+4)]が発動。
ラムカーネのマークがダイヤ・ハートで「シャドーシールド(+12)」300消費、
スペード・クラブで「パンチング(+4)」80消費が発動。
ラムカーネは前半2回行動により後半0〜5分で-! dice/2、6〜20分で-! dice、21〜30分で-6、31分以降-10のペナ。
636 :
森崎名無しさん
:2013/01/16(水) 18:11:15 ID:???
★マウリシオ ジョルトシュート(
ハートJ
)73+(
4
+
4
)=★
637 :
森崎名無しさん
:2013/01/16(水) 18:13:01 ID:???
★ミュラー ブロック(
スペード3
)69+(
2
+
4
)+(人数補正+1)=
スペルマン ブロック(
スペード6
)69+(
4
+
3
)+(人数補正+1)=★
638 :
森崎名無しさん
:2013/01/16(水) 18:15:03 ID:???
★ラムカーネ セービング(
ハート4
)70+(
2
+
6
)+(ゼロシステム-10)=★
639 :
森崎名無しさん
:2013/01/16(水) 18:31:33 ID:???
よっしゃあ!ラムカーネかっけえ!
640 :
森崎名無しさん
:2013/01/16(水) 18:48:31 ID:???
うおブロックの減衰見逃してた
1ずつ減衰して79
ラムカーネのシャドーシールド12-10で80か
これは見事だ
641 :
森崎名無しさん
:2013/01/16(水) 19:41:56 ID:???
みんなかっこいい
プレーヤーはヴィオラの気合に助けられてるな
642 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2013/01/16(水) 20:10:59 ID:???
マウリシオ ジョルトシュート( ハートJ )73+( 4 + 4 )=81
ミュラー ブロック( スペード3 )69+( 2 + 4 )+(人数補正+1)=76
スペルマン ブロック( スペード6 )69+( 4 + 3 )+(人数補正+1)=77
マウリシオ ジョルトシュート( ハートJ )81+(ブロック減衰-2)=79
ラムカーネ シャドーシールド( ハート4 )82+( 2 + 6 )+(ゼロシステム-10)=80
【シュート】−【セービング】=-1 → 三杉がフォロー
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ラムカーネは七割がたまともな意識を保っていなかった。
前半から何度となく全力を繰り出し、失った体力がシステムの精神圧迫を助長した。
翼のフライングドライブシュートを止めた時は、今と比べれば遥かに真っ当な状態と言って良かった。
今ここでラムカーネがセービングを成功させる確率は千に一つ程度の物だったろう。
それでも結果がこうなったのは、間違いなく必然だった。
マウリシオ「ジョルトシュートだあぁぁぁぁっ!!!!」
ッダーーーーーーーン!!!
ミュラーの眼には、一見何の事もないシュートが放たれたように見えた。
有り触れたミドル…… だが瞬時にその認識は改めさせられた。
643 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2013/01/16(水) 20:12:15 ID:???
クッ… クッ!
ミュラー「ぼ、ボールが揺れた!」
スペルマン「なんだい、この変化はっ!?」
バビントン(無回転シュートさ。)
マウリシオのジョルトシュートは今で言う『無回転』であった。
ボールに回転をかけずに真芯を押し出す事で、ボールが飛ぶ後方には空気の乱れ(乱流)が起こる。
その渦がボールを押す事で、予想不可能な変化を生み出すという原理の代物だ。
カルロス(尤もインパクトは大分物足りないがな。
インパクトの一瞬でどれだけ振り足のスピードが出せるか、
尚且つ遠心力を伝えられるかが無回転シュートの変化を決める。)
バビントン(そうは言っても、プレースキックでなくて撃てるのは驚異的センスだけどね。
マウリシオもまたもってる%zなんだ。 ボクと違ってね。)
カルロス(あのGKが限界に近いならば、2点目だな。)
スタンドでこれを観ていたサッカーサイボーグは瞬時にシュートの正体を見切り、
なおも何が不足しているかも把握してみせる。
その上でサンパウロのゴールになるだろうと確信した。
644 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2013/01/16(水) 20:13:52 ID:???
ミュラー「な…にもせずに抜かせるかあぁぁぁ!!」
スペルマン「諦めない!」
ほんの僅かにだったが、ディフェンスはこのシュートに触れた。
そのお陰で無回転だったボールには指向性が生じた。
ラムカーネ「あ…………」
ラムカーネもまた別のベクトルからこのシュートを止めようとしていた。
…と言っても、今のラムカーネはほとんど無意識。
それでも何かに動く事が出来たのは、彼が以前この種のシュートを経験した、その残影を追ったのだ。
ラムカーネ(プリマヴェーラ杯… 決勝……… マルコ・クオーレの枯れ葉(フォーリャ・セッカ)……
身体が覚えている………… ゼロ、力を貸せ…………)
指向性が与えられ、変化が僅かに乏しくなった。
ラムカーネの身体が無回転への反応を覚えていた。
これが重なった事で、奇跡は必然となった。
パ シ ィ ッ !
マウリシオ「えっ!? えええええええええ!?」
ミュラー「意地だ! そうだろう!?」
ラムカーネ「任務……完了…。 継続は……不能か…………」
倒れたままラムカーネは立ち上がれなかった。
追撃を受ければ…いや、もう試合終了の笛が鳴るまで、一本のシュートも止める事は出来ないだろう。
645 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2013/01/16(水) 20:15:07 ID:???
だが勝利の女神は最後まで三杉に微笑んだ。
三杉(ミュラー、スペルマン、ラムカーネ… ありがとう。)
トッ!
最速でフォローしたのは三杉だったのである。
これを見て、ロベルトは遂に深々と溜息を吐く。
チラリと時計を見ると、後半32分を越えていた。
ロベルト(ロスタイムを入れても残り15分… ここで点差を詰められなかったのは致命的だな。
相手のGKがもう使い物にならない事を勘案しても、勝利の可能性はこれで潰えた。)
このままの展開が続けられれば、それでもサンパウロの勝機は残っているだろう。
しかし次の修正でも三杉が誤る事は、ロベルトの想定では考えられなかった。
攻撃は更に苦しくなり、追加点を許さないとしても、あと10分で攻撃を1回成功させ…
そしてストラットか翼がロングシュートでもう1点。
延長に持ち込めば、勝ち切る確率も格段に上がっただろう。
ロベルト(しかし今をもって3点差。 口惜しいがこちらの勝ちは、まずもって不可能となった。
三杉以外の選手にあれほどの底力があるとは… どうやら俺の目が節穴だったな。)
内心そう思ってはいるが、ロベルトはそれをおくびに出す事もなかった。
646 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2013/01/16(水) 20:16:40 ID:???
中途半端ですが、本日はここまでです。
最終ラインが頑張るもんで久々に全力描写してしまいました。
ではまた。 サンパウロ編はこのままクライマックスへ。
647 :
森崎名無しさん
:2013/01/16(水) 20:24:07 ID:???
乙でした。
ミュラー、ズペルマン、ラムカーネの全員が死力を振り絞って防いだのが凄かったですね。
648 :
森崎名無しさん
:2013/01/16(水) 20:26:16 ID:???
乙でした!
オワイランもタラピも頑張ったし、正直熱かったぜ!!
…スペルマンの主役回はまだですかね?
649 :
森崎名無しさん
:2013/01/16(水) 20:37:12 ID:???
このロベルト、デル・ボスケとか憑依してるんじゃないか
650 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2013/01/17(木) 13:53:39 ID:???
>>647
乙感謝です。
ラムカーネが後半にここまでやったのも初めてじゃないでしょうか。
ぶっちゃけ残りガッツ50切りました、再起不能じゃね?
>>648
乙感謝です。
ダラピはタックル以外パッとしない印象、王子は未完成なのですが、
それでも負けたら試合の敗勢に直結しそうな勝負では意地を見せるのは凄かったです。
戦術的に厳しく突いたつもりが、スレ主の方が唸らされてしまいました。
>>649
そんな大層ではないですよ、単に原作WY編のロベルトと融合した程度です。
WY編ロベルトは画竜点睛は欠きましたがほぼ最高クラスの指揮官だと思います。
651 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2013/01/17(木) 13:55:11 ID:???
/ ̄ ̄\
/ ∪ \ ____
|:::::: | / \
. |::::::::::: ∪ | / ⌒ ⌒ \
|:::::::::::::: |/ (●) (●) \ ところで……
. |:::::::::::::: } | (__人__) | デル・ボスケテって
. ヽ:::::::::::::: } \ ` ⌒´ _/ 何だお?
ヽ:::::::::: ノ | \ ルイボス茶の親戚かお?
/:::::::::::: く | | | |
-―――――|:::::::::::::::: \-―┴┴―――――┴┴――
|:::::::::::::::|ヽ、二⌒)
__
.-´ ``ヽ 「殺すぞ!!! 」
/ 三ヽー `ヽ
/ ノ (O )ノ ̄ ̄`ヽ、―ニ
/ (●) __))⌒/ ´`ヽ _ 三,:三ー三,:
|::⌒(((__ノ/ ノヽ--/ ̄ , ` ` ̄ ̄ 「FIFA世界最優秀監督を!」
。ヽ 。 )( }. ...| /! ノ└
ヽo (__ン }、ー‐し'ゝL _ ⌒
げはあっ!? / 人 ー jr--‐‐'´;ーー--- 「恐れ多い!!」
/ ヾ---‐'ーr‐'"==
652 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2013/01/17(木) 13:58:03 ID:???
/ ̄ ̄\
/ \ WCとCLの両方を制した監督だぞ!
| ノ( | アッツ!
. | ⌒ | 、 ____ ,
| | `/、,:/,';;}: ;\ /
. | } \ /、,:',. -‐‐-、 ; ,\ ,. /┃・・
. ヽ } /` ;ヽ|:::: :: |ノ ,'\ ┣━ ━━┓・・
ヽニニニニノ 、_ ‐ ― | ',`冫|::::: :: : |イ'; 、| --┃ ┃
/::::::::::::::::::::: ̄`ーニニ==i=┬r===| ,. -―- 、|`;、'(⌒). ━━┛ ┃┃┃
ヽ:::::::::::::::::::::::ーt-.._:::::::::_,. -┴一″ ( ) /i ヽ ━┛
ヽ::::::::::::::::::::::::i  ̄ l___ノ // `ー,,-一' ノノ ヽ___i
____
/ \_ ボコボコだお
/ / \( ;:;:;)
/( ;:;:;:;:;ノ (=) \
(;:;:;:;;;:; (__人__) .:::::) 監督なんてトルシエくらいしか知らんお
/ || ` ⌒||| ,/
/ / |\/ / /l |  ̄
/ /__| \/ / | | スレ主のにわか度を舐めんなお
ヽ、//////) / | |
/  ̄ ̄ / | |
____,/ )--- ヽ ヽ つ
⊂---― 'ー----'
653 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2013/01/17(木) 13:59:46 ID:???
――――――――――
――――――――
―――――
――
三杉「後半15分からは本当に厳しい時間だったよ。
試合のペースは結局最後まで鷲掴みにされていたしね。」
新田「俺の足が大部分止まってましたから… すみません。」
ブンナーク「何言ってんだ、勝負の大勢を決めたのだってテメェじゃねえか。」
オジオ「そうだよ。 サンパウロが反撃しようと構えた所でダメ押したじゃない。
あれが無ければ相手はもっと大波に乗ってた筈だよ。」
新田「それだったら良いんですけど… それでも今日はスタミナ不足を思い知らされました。
何とかしないとなぁー。 せめてあと10分、15分くらいは…」
三杉「まあ… 課題についてはみんな諸々あるだろうけれどね。
それでもあのピンチに踏み留まれた底力についてまず自信を持つべきだ。」
レントゥルス「そうそう、結果良ければ全て良しだよー。」
ダラピッコラ「やれやれ、お前は能天気すぎるぜ。」
654 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2013/01/17(木) 14:02:07 ID:???
試合を振り返りながら口々に論評を重ねていたヴィオラの選手達。
後半の怒涛の追い込みで心胆を寒くされた名残を残していた彼らだが、
こうして吟味を重ねる内、徐々に勝利の実感へ変わっていった。
ただ口では皆の気分を盛り上げるように言いながら、三杉自身は憂いを否めなかった。
サンパウロに作戦負けした事がどうしても尾を引いて止まないのだ。
三杉(結局あれから1点を返された…。 あそこを守りきった後は、時間を考慮して
ユックリとした攻撃を心掛けたが、ギリギリの所で冷静に捌かれてしまった。
そしてその直後の相手の攻めが、これまた考えの外だった。)
――
―――――
――――――――
――――――――――
トッ!
ストラット(よしっ!)
三杉「あんな位置まで戻って…?(焦ったかストラット?)」
実況「おーーっと! この位置でストラットくんがパスを受けた!?
これは余りにも位置が浅すぎます! 当然すぐに囲まれるーーー!!」
ミハエル「へい、寄越しなさイ!」
ダラピッコラ「それは舐めすぎだぜっ!」
655 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2013/01/17(木) 14:03:13 ID:???
ストラット「お前らの思い通りにさせるものかよ!!」 キュピーン(←精神コマンド加速)
ダダダダダッ!
ダダダダダダッ!!
三杉(うっ! あのダッシュ力はイスラスに劣らない…!?)
ストラット「喰らえ! どんだけ距離があろうがオレは決める!!!
メガロゾーーーン シューーート だあぁぁぁぁぁっ!!!!」
バシュゥゥゥゥン!!
実況「こ、これは驚きました!! 35m級のロングシュート!!!
ストラットくん面目躍如、ビッグシューターとして実力を見せ付けました!」
――――――――――
――――――――
―――――
――
三杉(皆が底力を発揮していたと言っても、後半の作戦負けはやはり否定出来ない。
ストラットに2点差へ詰め寄られた時点で後半40分を過ぎていたけれど、
だからこそあそこで僕は皆に最後の修正を提示しようとしたんだ。)
656 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2013/01/17(木) 14:05:06 ID:???
☆最後の修正? どんな?
A[2−6−2 旧オジオ案改]
−−−−−−−
−−Q−J−−
−−−−−−− 2−6−1でも非なる形。
−−−F−−− 翼はダラピッコラのマークとオワイランに賭ける。
−−−−−−− ミハエルのフォローは暗にレントゥルスへ任せ、
N−L−I−G 三杉は中央で攻守のバランス取り。
B−−−−−− 攻撃の主軸はやはり右サイド。
−−E−C−−
−−−@−−−
B[3−6−1 変形]
−−−−−−−
−−−F−−−
−−−−−−−
−−−Q−−− 思い切ってミハエルはピルエット狙いオンリー。
N−−−−−G 更に思い切ってブンナークを守備の最後の柱に。
−−I−L−− 新田が牽制のためにトップ下に置く。
B−−−−−− 三杉は翼寄りの位置へ置き、守備と共に攻撃の底。
−−EJC−− それでも攻撃の主軸はオジオ。
−−−@−−−
→次レスに続く
657 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2013/01/17(木) 14:06:24 ID:???
続き→
C[5−3−2 カウンター]
−−−−−−−
−−−−−−−
−−Q−H−− 2トップと見せてるが新田はクロス上げメイン、ミハエルはピルな。
−−−−−−− 考えてみりゃ中盤飽和策は既に崩壊してる!
−−−−−−− これまでとは一転、ラインは下げ方向のカウンタ狙いに転換。
−L−I−G− 頼りになるブンナークさんはスト潰しに専心。
−−−J−−− 翼? Fドラでも何でもガンガン撃ってゼーハーすりゃいいお!
B−E−C−N
−−−@−−−
D 上記以外(若しくは上記の配置変更 ※具体的に)
E やっぱやめるお! 最後まで動かざる事マッターホルンの如し!(要5票)
3票選ばれた選択肢で続行します。
658 :
森崎名無しさん
:2013/01/17(木) 14:13:31 ID:6B2p3QRo
B
ブンブンを守備にってのはもっと早くにやっとくべきだったか。
もう1点は取りたいだろうと甘やかしたのが全ての過ちだっ!
659 :
森崎名無しさん
:2013/01/17(木) 14:25:10 ID:VN8J2vm2
B
660 :
森崎名無しさん
:2013/01/17(木) 14:53:04 ID:inwPyeMY
B
661 :
森崎名無しさん
:2013/01/17(木) 17:07:23 ID:???
ダイジェストの戦術は反省ものですな
662 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2013/01/17(木) 19:43:47 ID:???
>>661
そこまで言うほどではないですよ。
確かに対策としては緩い部分はありましたが、理のある部分もありました。
今回はロベルトが強すぎたと言うのもありますし、もう一手が足りなかったのです。
ただロベルトに負けない指揮官が今後無いわけではありませんし、感想戦する事は間違いなく有意義です。
663 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2013/01/17(木) 19:44:49 ID:???
> B[3−6−1 変形]
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
三杉(そう、やはり2−6−2にこだわり続けたのが失策だった。
なまじ上手く回りすぎた事で、対サンパウロの特効薬のように思ってしまったんだろう。)
サンパウロはヴィオラの中盤飽和策への対抗策として、翼をウインガーの位置に置いた。
その時点で同形の中盤6枚は、サンパウロへの守備として戦術的効果を失ったのである。
新田一人のミラクルとも言うべきプレイが敵の対策を一時潰したが、それはあくまでミラクル。
運の天秤が僅かでもサンパウロに傾いていれば、新田の4点目はなく、サンパウロの1点が先。
その後は2−6−2を続けた事でサンパウロがやがて2点目を決め、3−2で残り15分を迎える
事になったであろう。
三杉(…そしてストラットのロングシュートがもし決まっていたとすると…… 同点か。
この時点でブンナークを守備に回す案は採れなくなり、勝敗はもう判らない。)
あくまで最悪の仮定でしかないが、それでも三杉の背筋はゾッとなった。
同じ状況をもう一度繰り返した場合、そうならない事の方が稀に思えたのだ。
そして、そうならなかった故に採る事の出来た修正案を思い浮かべる。
−−−−−−−
−−−F−−−
−−−−−−−
−−−Q−−− 思い切ってミハエルはピルエット狙いオンリー。
N−−−−−G 更に思い切ってブンナークを守備の最後の柱に。
−−I−L−− 新田が牽制のためにトップ下に置く。
B−−−−−− 三杉は翼寄りの位置へ置き、守備と共に攻撃の底。
−−EJC−− それでも攻撃の主軸はオジオ。
−−−@−−−
664 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2013/01/17(木) 19:45:55 ID:???
三杉(2−6−2にした時とはまた違う形で、思い切りが必要だった。)
つまりは追加点を狙う事を半ば放棄した形である。
その時点での有利を出来る限り磐石とする、徹底した守備策。
それがこの3−6−1変形であった。
翼のサイドアタックにはオワイラン、ダラピッコラというスペシャリストが
雀刺しに守り、尚三杉も容易に連携を組める。
バビントンの縦パスには三杉が頑と睨み、またレントゥルスも居る。
そして極め付けはブンナークのスイーパー。
ストラットのロングシュートをまとも止められるとしたらブンナークだけだろう。
また強引に突破を狙って来たところで簡単に抜かせる事もない。
三杉(後半のサンパウロの変化を正面から守りきれるとしたら、この形しか有り得なかった。
反面、攻撃は脆弱になるが、成り立たせる事だけを考えれば十分に可能だ。)
位置的な所で三杉、レントゥルスのいずれかへ低リスクで渡せる形だ。
ボール奪取後の自軍キープが難しくなくなる事は非常に大きい。
また新田がトップ下にいる事で、ドトールはあたら中央から離れられなくない筈だ。
オジオがサイドを攻めるに当たって、これも有利な要素である。
ボールを受けてから、多少なり前に運べばアーリークロスでもスルーパスでも可能性は十分。
またミハエルの求める高さは低クロスであり、アマラウの絶対的脅威には曝されない。
シュートを撃つ所まで持っていければカウンターのリスクも少なく、リードしている側の
攻撃としては理があると言えるだろう。
三杉(ゴールを奪う気がほとんどない… という点で非積極策と言われるかも知れない。
しかし試合の目的は南米の強豪、サンパウロ相手に互角以上の実力を示す事だった。
決してゴールを狙い続ける事が目的だったわけじゃなかったんだ。)
665 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2013/01/17(木) 19:48:04 ID:???
ヴィオラは前半なかばの修正で流れを掴み、爆発力を見せつけた。
ここまでは一片の文句無く大成功だった。
だが後半に入ってサンパウロは対応し返してきた為、流れは奪われてしまった。
最初から最後まで全力疾走を続けるのは、このレベルの敵を前にしては相当難しいという話だが…
ならば、そこからの再対応力を示す事が試合の終盤力を示す事に繋がる筈である。
前半の有利を覆させずに勝ち切れるのが、強く、長く戦えるチームである。
攻め続けて美しく敗北する…というのは今のヴィオラには許されていないのだ。
/:::::::::::::::::::::::::::::::\
/:::. :::::::::::::::::::::::::::::: ..::i
j::::::::::::::::::::: : ::i....:::::::::::| かつて日本代表が
}::::::/以/|;i:/Yゞト::::::j ドーハで勝たなければならなかったように
fヾ',,, __'iir'___ ,,レ〈
\i`{:!;:゙-丐{ヾ::'j/レ' 繋げない攻めやカウンターこそを忌むべし
_,/::;ミ///7,.、 ̄'fミj::::\ 形振り構わずリードを保ちに行くべきなのだ。
-::''´:::::::::|/ / / /-/j/ミ/::::::::::::`:-.、_
::::::::::::::::::::/ ' / ///;:'゙/:::::::::::::::::::::::::::`
:::::::::::::::::::fi i ´ /''" ヽ:::::::::::::::::::::::::::
666 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2013/01/17(木) 19:49:18 ID:???
――
―――――
――――――――
――――――――――
ピッピッピイィィィィィィィィィィ!!
実況「試合終ーーー了!! 勝ったのはフロレンティア・ヴィオラ!
ブラジルの雄、サンパウロ相手にリードを守りきりました!!」
森崎「結局サンパウロは追い着く事も出来ず…か。 ったく、だらしねえな。」
アレクセイ「後半になって際どい流れの所もあったがな。」
森崎「前半と後半の頭までであれだけ差をつけられりゃ下手な足掻きだぜ。
(…と言うより、前半全く対応しようとしなかった風にしか思えねえが… ま、知らん)」
カルロス「結果を見れば大敗だが… 後半を見る限り、両者にそこまで差はない。
強いて言うならフロレンティア・ヴィオラの方が勝利の女神愛されていた。
…ならば、オレこそ神の子だ。 オレが奴らに負ける道理はない。
そうだろう? ナットー」
隣の人(あ、お久し振りです。)
667 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2013/01/17(木) 19:51:24 ID:???
賀茂「キャプテン勝負は三杉の圧勝か。
選手としても良い意味で意地を見せやがったなぁ。」
陽子「しかし翼くんもウイングに移ってから、新境地が見えた気がします。」
賀茂「その点も面白かったな。 ま、協会の連中はいい顔しないだろうぜ。」
陽子「そうですね、大空翼と言えばCMF(セントラルミッドフィールダー)ですから。」
マチルダ「どうじゃ、リョーマ?」
ヒノ「アイツが勝ったのは事実だからな… 話だけでも聞いてみるさ。
それで気に入らなきゃ話をご破算にするってだけだろ?」
マチルダ「ふむ。 お前がその気になるなら儂は構わん。
迷ったままで成行きに任せるような真似だけは許さんからな。」
ヒノ「わぁーってるよ。」
アヤ「いやはやー、最後までフォトジェニックな試合でしたねー
特に試合終了間近のあのシーンは必見でしたねえ?
…って、あれ? 居ない。 おーい、ジョーカーさーん?」
668 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2013/01/17(木) 19:52:34 ID:???
先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★あのシーン?→! card★
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《ダイヤ》 ミハエルが怪我を負わされて…
《ハート〜クラブ》 体力を使い果たしたと思った翼がまさかの…
《JOKER》 ダイヤ+α
669 :
森崎名無しさん
:2013/01/17(木) 19:55:55 ID:???
★あのシーン?→
ハート5
★
670 :
森崎名無しさん
:2013/01/17(木) 19:56:18 ID:???
★あのシーン?→
ダイヤ10
★
671 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2013/01/17(木) 20:01:00 ID:???
翼が最後にもう一度見せ場つくります
でも点差は縮まりませーん
ちょっと色々変形ではありましたがサンパウロ戦の引きはこれで全て終了であります
あとは後日談や横道を色々と
…という引きでまた次回よろしくお願い致します
672 :
森崎名無しさん
:2013/01/17(木) 22:39:49 ID:???
乙でした。
さて火野にどう対応するか……
673 :
森崎名無しさん
:2013/01/18(金) 12:16:30 ID:???
おつでした。
サンパウロを発つ前に森崎と三杉、新田の交流はあるかな
674 :
森崎名無しさん
:2013/01/18(金) 13:06:37 ID:???
賀茂の話がこの後あるからね、そこで一同ご対面かな
中山さんの待遇についても切り出したいし
サンパウロではまだやらないといけない事は色々ありそうだ
675 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2013/01/18(金) 20:12:29 ID:???
> あのシーン?→ ハート5
> 《ハート〜クラブ》 体力を使い果たしたと思った翼がまさかの…
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
アヤ「んもう、何処行っちゃったんです? 終了間際にツバサ・オオゾラが放った、
あのスンゴイ軌道のシュートについて語りたいと言うのに…」
実物のシャッターを連続で切るだけでは足りず、記憶のシャッターでもパシャパシャしまくった。
脳内でパラパラ漫画のように再生しながら、アヤソフィアは何度でも興奮を覚えていた。
――
―――――
――――――――
――――――――――
ズサアァァァァァ!!
三杉「(厳しいが…)獲らせない!!」 ササッ
翼「クッ…!」
シュパアァァァァン!!
三杉(起点のパスを出せたは好いが、相手はこの間にガッチリ戻って守備を固めか…
これじゃ、ブンナークが最前に居てもゴールするのは至難だな。)
676 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2013/01/18(金) 20:14:02 ID:???
サンパウロは翼が前線で積極的にボールホルダーにプレッシャーをかけていた。
単独での動きであり、またヴィオラの起点が三杉のため、当然それは中々成功しない。
しかし三杉にとっても容易く振り回せるような守備ではなく、
また万が一にも奪われれば即失点というプレッシャーがある為、スムーズな繋ぎを抑えられる。
結果、翼の動きはディレイとなり、サンパウロの他の選手が連携して守備陣形を組む余地となる。
ロベルト(この手法なら翼は攻守に渡りチームにフィット出来る。 …が、まだまだ未完成。
これでは翼の消耗が激し過ぎる。 改善する方法を考えねばならない。)
中盤からゴール前にかけての堅さが一段増し、サンパウロの守備はなかなかに崩せなくなっていた。
ただしガンガン圧力をかけて来る訳でもないため、ヴィオラも簡単に奪われない。
この結果、ヴィオラは最終ラインかその手前までは攻撃を成り立たせる事が出来ていた。
残り時間と点差を考えれば、もはや勝敗は動かない構えである。
バビントン「それっ!」 シュパンッ
新田「クッ、届かない…」
残り1分を切り、ヴィオラの攻撃を防いだサンパウロはここで翼サイドに振った。
高い位置のゲームメイクや激しいプレスにより、翼にも疲労の色が濃い。
それでもヴィオラの守備も同様に隙がないため、強力なカードを切るしか有効手がないのだろう。
翼「………」 ゼェゼェ…
ダラピッコラ「そらぁっ! もうバテバテなんだろうが!?」
オワイラン「これ以上はさせない!」
677 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2013/01/18(金) 20:16:06 ID:???
翼「こんな程度じゃ疲れているとは言わない! 俺は負けないぞっ!」
ササッ トーン!
オワイラン「………!」
ダラピッコラ「な、なんて奴だ!」
三杉(明らかに息が切れている。 …なのに何故、プレイの質が落ちない?
この常識を超えた集中力は僕に無いものだ…!)
翼の体力の消耗については、後半の半ばほどで自分と同程度と思っていた。
しかしその時点から自分よりも翼は遥かに動き回っている。(ワンタッチパス↔サイド突破、プレス↔翼マーク)
だが三杉自身いい加減プレイの質が落ちかけてきているのに、翼にそれが見られない。
翼「反応が遅い!」
三杉「しまった!」
それどころか動きが更に鋭くなっているようにすら感じさせられる。
これには三杉も脅威を覚え、敢え無く抜かれてしまった。
実況「さあ翼くん、張り付いていた三杉くんをここで振りきった!
これがサンパウロ最後のチャンスかーーー!」
グワッ!
翼「これが最後のシュートだぁああああああっ!!!」
678 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2013/01/18(金) 20:17:14 ID:???
ビュゴォオオオオッ!!
実況「翼くん、渾身の力を込めてシュートを放ったあぁ! ゴール左隅を狙う弾道!
GKラムカーネくんは反応できなあぁぁぁぁぁぁい!!」
グゥン!
実況「ま、曲がった!? ボールが突然斜めに曲がった!
ドライブシュートの撃ち損ないなのか!? 曲がりすぎてゴールの枠を捉えていない!」
石崎(いや違う! 撃ち損ないなんかじゃねえって!)
森崎「こいつは……」
三杉「もしやっ…!」
バウンッ!
三杉(クッ、やはりそうか!)
ブンナーク「させるかよぉっ!」
ドドオォォォォッ!!!
679 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2013/01/18(金) 20:20:45 ID:???
オオオオーーーーーーーーーーーーーー
実況「と…止めた! ブンナークくんがブロックで何とか弾き返しました!!
翼くんの枠を外したと思われたシュート! 突然に斜めに曲がり、バウンドした瞬間に逆方向へと
跳ね上がり、ゴール枠を捉えてました!! 鋭いスピンがかかっていたのでしょうか!
ハッキリと凄いシュートでした! だがそれを弾いたブンナークくんも天晴れです!!」
最後の最後でまたも翼のビッグプレイだった。
フラフラになりながらもサイドを見事突破し、内に切り込んでのランニングシュート。
そのシュートの軌道がまた、常識離れしたミラクルドライブであった。
このシュートは紙一重でブンナークが弾いたが、凄みが解らぬ観客でもない。
試合の結果を忘れるほどスタジアムは湧き上がった。
アヤ「いやはや、決まらなかったのは正直残念ですが、なんともミラクル!
フォトジェニックという言葉じゃ収まりませんね!」 パシャパシャ
――――――――――
――――――――
―――――
――
三杉「結局最終スコアは4−2……だったね?」
レントゥルス「うん、点差詰められちゃったよー。」
ダラピッコラ「いやいや、上等だっつーの。 終わってみて、あの破壊力はヤバイって思うわ。」
三杉「ああ、正直運に依るところも少なくない。 それでも追い付かせなかったのは事実だ。
それ以前に流れのある時にゴールを重ねられたという勝因も確かだし、自信にして構わない。」
680 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2013/01/18(金) 20:23:11 ID:???
オワイラン「そうですね。 まあ、それでも個人の反省は色々あります。」
ブンナーク「一点しか取れなかったってのは、まあ仕方ねえとして…
あのデカブツ(アマラウ)を頭で叩き潰せなかったのはモヤモヤするぜ。」
新田「俺はやっぱりスタミナ不足を痛感したなあ…」
オジオ「その辺りはフィレンツェに戻って鍛えなおそうよ。
ボク達はその資格を得たんだからさ。」
ミュラー「そう、これでヴィオラはまた前に進める。
(ハンブルガーと戦うチャンスも得られた。)」
三杉(皆の言う通り… 今回のは勝利以上の意味を持っている。
この勝利で僕達は間違いなく袋小路を抜け出せるだろう。)
三杉は今ようやく勝利の味を噛み締めた。
思い返せば試合終了直後は苦い味の割合が大きかったのだ。
681 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2013/01/18(金) 20:24:12 ID:???
一度戦術で相手の個人技を覆い潰した所まで、非の打ち所のない立ち回りが出来た自負がある。
しかし今回は相手が戦術でやり返して来た。
それに対する再対応はハッキリと悔いが残ると言わざるを得ない。
三杉(このレベルになると、相手が戦術でやり返してくる事は珍しくないのだろう…
僕はそれをもう一度切り返すだけの引き出しを持たなければならない。
結局、あれ以降こちらは向こうの守備を破れずに終わったのも事実だからね。)
三杉をはじめ、選手達にはそれぞれにサンパウロ戦での思う所があった。
しかしそれでも『勝利した』という事実が彼等に鍵を与えたのは紛れも無い。
それは前に立ちはだかっていた門を開く鍵である。
自分達がWトーナメント出場へ向け、大きく一歩踏み出せた…
そういう希望の中へ今だけは身を委ねていた。
事実として……
この日の試合結果を各国クラブチームのスカウティング要員は当然無視しなかった。
チーム監督や育成責任者、オーナーへその口で伝え、要請に応じて映像を送っていた。
三杉達がひと時の休息に身を置いている間、彼らを取り巻く情勢は、
大きく呻りを上げながら変化を始めていたのであった。
682 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2013/01/18(金) 20:25:38 ID:???
三杉「おや、そう言えばコーチはどうしたんだい? 今更ながら姿が見えないようだが…」
オジオ「えっ… 本当に今更だね。」
ダラピッコラ「どんだけ疲れたんだよ、お前…」
三杉「いやあ、すまないね。 自分でもここまで不覚になるのは初めてかも知れないよ。」
メリー「一応お伝えしますが、コーチなら別行動ですよ。
どうしても外せない用事が出来たからと、試合後に周知しました。」
三杉「用事…? えっ、ここブラジルで?」
メリー「ええ、詳細は誰も聞いていないと思います。」
そう言われ、三杉は選手達の顔を見回す。
しかし誰もが一様に首を振るだけだった。
三杉(ふむ… なんだろう、息抜きに春でも買っていたりするのだろうか?)
☆何だろう? アテは何もないよ。
A 気にしても仕方がない、忘れて今夜は勝利の余韻を長く楽しもう。
B 後で周囲のバールを探して回ってみようか? コーヒーも飲みたいし。
C 後でサンパウロのクラブハウスに寄ってみようか? 勿論アポを取れたらだが。
D 後で怪しい店がありそうな所をうろついてみようか。 (要5票)
E 既にホテルに戻っているか、一応連絡を取っておこうか。
F それはともかく、早めにホテルへ戻って電話をしよう。(更に分岐)
G その他(行動や話題を記述)
3票選ばれた選択肢で続行します。
683 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2013/01/18(金) 20:27:24 ID:???
すみますん、本日これだけです。
忙しかったものでー。
684 :
森崎名無しさん
:2013/01/18(金) 20:59:14 ID:lghEhDBY
E
685 :
森崎名無しさん
:2013/01/18(金) 21:11:59 ID:wJo5ItF2
E
686 :
森崎名無しさん
:2013/01/18(金) 22:20:54 ID:???
お忙しい中乙でしたー
687 :
森崎名無しさん
:2013/01/18(金) 22:34:23 ID:EHFniGlM
B
688 :
森崎名無しさん
:2013/01/18(金) 22:36:05 ID:O6CrvzeA
E
689 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2013/01/21(月) 11:08:54 ID:???
> E 既にホテルに戻っているか、一応連絡を取っておこうか。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ガタッ
三杉「ちょっとホテルに電話して来るよ。 ブラジルの治安に詳しくはないが、
知らぬ土地の夜だからね。 事故や事件に巻き込まれていたら宜しくない。」
ブンナーク「そうそう心配はねーと思うけどな。」
三杉「どうしてだい?」
ブンナーク「あのオッサン相当慣れてるぜ。 腕っ節だって下手すりゃオレより強えし。」
ダラピッコラ「はっ?」
三杉「お前より腕っ節が強いって? コーチが?」
新田「いやいや、冗談きついって。」
ブンナーク「冗談じゃねーよ。 ムエタイでJrチャンピオン戦を争った奴より隙ねーっつの。
普通に生きててあんな海千山千な佇まいは作れないと思うわ。」
三杉「ふむ。 そこまで断言するからには、僕の計り知れない領域なのかも知れないな。
まあとにかく電話だけでもしてくるよ。 悪い事が起きていたら教えてくれるだろうし。」
690 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2013/01/21(月) 11:09:56 ID:???
つい数ヶ月前に自分が被害を受けた事もあり、心配がどうにも顔を出したのだが…
シーザーコーチは、どうやら自分の常識を遥かに越えた修羅場をくぐってきていそうな話である。
この心配も差し出がましい物なのかも知れないと、三杉は微妙な気持ちとなった。
prrrrrr…
ホテルマン『はいこちらホテルエスコーラ』
三杉「そちらに団体で宿泊しているフロレンティア・ヴィオラですが、
312号室のシーザーはもう戻っておりますでしょうか?」
ホテルマン『少々お待ちをー 312…312と……』
先着で
★キーはありますか?→! card★
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《ダイヤ》 『キーがあるので、まだ戻っていませんね。』
《ハート〜クラブ》 『キーがないので、既に戻ってますね。』
《JOKER》 ???
691 :
森崎名無しさん
:2013/01/21(月) 11:18:21 ID:???
★キーはありますか?→
クラブA
★
692 :
森崎名無しさん
:2013/01/21(月) 11:18:54 ID:???
マモーノ
693 :
森崎名無しさん
:2013/01/21(月) 11:19:24 ID:???
ホテルマモノ『キーがないので、既に戻ってますね。』
694 :
森崎名無しさん
:2013/01/21(月) 17:25:25 ID:???
従業員がマモノか
ならば食事は!food判定するしかあるまいw
695 :
森崎名無しさん
:2013/01/21(月) 20:10:24 ID:???
そういや、ハーフタイム中のメリーの様子もおかしかったよね?
訊ねるのは帰国後でもよいんだろうか?
696 :
森崎名無しさん
:2013/01/21(月) 22:23:35 ID:???
このスレのドトールがジョジョっぽいキャラになってたのは
吉良吉影と本来のドトールを一緒に土に埋めたせいなのかー?
697 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2013/01/22(火) 16:11:21 ID:???
>>692-694
こうなるならマモノ分岐を書いておけば良かったなと思う今日この頃。
ホテルマン ブルノ『キーがないので、既に戻ってますね。』
>>696
うちのスレには一緒に埋めたようなキャラで溢れております。
みかんとレモンが融合して種有りみモンが出来たとすると、
種無しレかんも居なくてはいけないかな?(ラスボ感)
698 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2013/01/22(火) 16:15:33 ID:???
> キーはありますか?→ クラブA ★
>《クラブ》 『キーがないので、既に戻ってますね。』
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ホテルマン『キーがありませんね。 どうやら既にお戻りのようです。
312号室へ電話をお繋ぎ致しますか?』
三杉「…そうですか。 いや、それなら良いです、どうもありがとう。」
ホテルマン『恐れ入ります。』
シーザーが既にホテルへ戻っていると判り、三杉は一先ず安堵した。
メリーから伝え聞いた外せない用事とやらが何かは判らないが、必要があれば言う筈である。
三杉(本当に只の野暮用なら、それはそれでいい。)
安否確認が出来た事に満足し、三杉は席に戻った。
この事を皆に伝えると、彼らも安心したようで、それ以上を話題にする者は居なかった。
その後は食事を終えると速やかにホテルへ戻り、皆力尽きて休んだのだった。
699 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2013/01/22(火) 16:18:06 ID:???
<サンパウロ・クラブハウス寮 ミーティング室>
コンコン…
翼「監督、俺です。」
ロベルト「翼か…入れ。」
翼「失礼します。」
夕食後、大空翼は寮内のミーティング室に呼ばれてやってきた。
先程ロベルトがやって来て、寝耳に水の事である。
試合後のミーティングで総括を終えているため、呼ばれた理由が全く知れないが…
しかしロベルトに呼ばれたとあれば行かない訳にいかない。
立場的な物もあるが、当然信頼ゆえにという所でである。
ロベルト「ああ、こんな遅く…しかも試合の後にすまんな。
敬語はいいぞ、今は二人だ。」
翼「うん。 それよりどうしたんだい? こんな時間に寮へ来るなんて。
もう家に戻って寝る仕度をしてる頃と思っていたよ。」
ロベルト「ああ、すまん。 どうしても今夜話しておきたくてな。」
翼「……なんだい? 今日の事で何か言い忘れた事でも…?」
700 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2013/01/22(火) 16:19:08 ID:???
この問いにロベルトは首を振った。
翼はますます首を傾げるしかなくなるが…
ロベルトが何か重要な事を言わんとがしているのだけは理解出来た。
翼は唾を飲み、ロベルトが次に発する言葉を待った。
ロベルト「翼…… 伝説のストライカー、ジャイロの名を知っているか?」
翼「ジャイロ…? 誰だい?」
ロベルト「そうか、知らないか… ジャイロはペレが活躍するより遥か前の世代のストライカーだ。」
翼「ペレよりも前…。 ごめん、サッカーの歴史について勉強してなくて…」
ロベルト「いや構わん。 ジャイロとはブラジルサッカー、伝説の男。
ヘディングの苦手なプロ選手だったが、未公認も含めば1000ゴール以上の得点を上げた
記録を持つエースストライカーなんだ。」
翼「1000ゴール…。 とんでもない記録だね。
年間30試合、毎回ハットトリックを上げたとして、それでも10年以上かかるよ。
しかもヘディングが苦手でそれなんて、もはや想像もつかないや。」
ロベルト「そうだな。 その大記録はジャイロ自ら編み出したシュート…
サイクロン≠ノよって築かれた物とされている。」
翼「サイクロン…?」
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