キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【貴公子達の】Another-CU_7【憂鬱】

1 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/02/20(水) 20:55:23 ID:/6in+qtw




この物語はフィクションです。
史実や実在の人物を連想する場面があるとしても、この物語とは関係がありません。
風土、名称については文献を参考としていますが、想像のウェイトも大きく、事実と異なります。


そして……この物語は キャプテン森崎のアナザーストーリーであり…
  とある貴公子と仲間達の サッカーに賭けた青春を描くストーリーです。


恋愛は二の次に、サッカーに命を削って頑張る彼等を応援してあげて下さい。





437 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/08/12(月) 16:34:30 ID:???

歩き始めてから先に口を開いたのはモニカの方だった。
彼女にはこの接触について二次目的があったが、うまく計算して道筋を導ける自信などなかった。
それでも何も喋らない気まずさは憚られるし、レッスン中に抱いた軽いシンパシーを無駄にするのも嫌だった。

モニカ「あの… ミハエル選手ですよね? フロレンティア・ヴィオラの…」

ミハエル「おや、そちらのボクを知ってくれているとは光栄です。」

モニカ「子供の頃からカルチョの観戦が趣味ですから。
     最近までミラノに住んでいたので、根っからのミラニスタなんですけどね。」

ミハエル「それなら、これからはヴィオラの事も応援すると良いです。 きっと面白くなりますよ。」

モニカ「…」


先着で
 ★モニカの回答→! card★
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ》 もちろん応援しますよ、逆境に際して諦めない姿を見せられたら当然そうなっちゃいます。
《ハート》 実はヴィオラには顔見知りの人も多いですからね、応援していますよ。
《スペード》 それよりも今日のレッスンですが…
《クラブ》 ヴィオラの事は… ちょっと前から応援しています…
《JOKER》 ダイヤの結果ではあるけれど…?

438 :森崎名無しさん:2013/08/12(月) 16:35:30 ID:???
 ★モニカの回答→ ハート9

439 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/08/12(月) 19:01:17 ID:???

> 《ハート》 実はヴィオラには顔見知りの人も多いですからね、応援していますよ。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

この時、モニカの頭には珍しく計算高い返答が浮かび上がった。

モニカ「実はヴィオラには顔見知りの人も多いですからね、応援していますよ。」

ミハエル「おや、そうなんですか?」

意外な回答であったのか、ミハエルは少々面食らったような顔をした。
予想出来た反応であり、繋がる話題も決めている。

モニカ「オジオ選手の恋人、それからバンビーノ選手の妹と親友なんです。
     その繋がりで、C.I.Pの時に少しだけ皆さんと顔を合わせました。
     尤も、選手の皆さんが私を覚えているかは怪しいものですが。」

ミハエル「なるほど、世間はボクが思っているより余程狭いようだ。」

モニカ「そうですね。」

同意しながらモニカは微笑んだ。
対するミハエルは優しい苦笑いだった。

440 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/08/12(月) 19:02:50 ID:???

全てを話している訳ではないが、嘘は一つも言っていない。
それでいて、自分が既にヴィオラへ関心を抱いている事がミハエルへ伝えられた。
『上手いこと言えた』と内心ガッツポーズのモニカ…
しかし他方で彼女の心情にはか細い棘が確かに刺さっていた。


その後はヴィオラの近況を聞いたり、カルチョやバレエの談義で、二人の会話は自然に盛り上がった。
会話の中でモニカは『何故ジョカトーレのミハエルがバレエのレッスンを受けているのか?』という、
当然の疑問を口にしたが、ミハエルは笑ってフィジカルトレーニングの一環と答えるだけだった。

別れる間際、ミハエルは『今度練習風景を見に来ると良い』と勧めてきた。
これについてはモニカの方に葛藤があったが、ミハエルが事情をメンバーに話しておくと言って
くれた事で了承することに決めたのだった。


こうしてミハエルとモニカは互いにとって良い一日を過ごしたと言える。
ただ… 帰り路にすれ違った二人組が、
自分たちを見て不穏な会話を交わしている事には当然気が付く事はなかった。

441 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/08/12(月) 19:04:07 ID:???

???「ヒュウ、面白いものを見ちまったなあ、ええ?」

???「…………」

???「いやぁ、しかもなっかなかイイ女じゃねえの。 ありゃ3年もすりゃスゲー美人になるぜぇ」ペロリ

???「不要に話しかけるな。 お前と違ってオレは顔を覚えられているのだからな。」

???「チッ、つまんねー野郎だな。
     オレぁテメーんとこの親玉がどうしてもっつーから動いてやってんだぜ?
     それともテメーが愚直なだけの使えねー筋肉バカだからって言った方がいいかぁ?」

???「………」

???「ケッ、胸糞悪ぃ…。 まぁだがサンパウロより前にこっち来て正解だったなぁ?
     あの女はあんなオカマ臭ぇ兄ちゃんには勿体無ぇって…… グフッ!?」

???「いい加減にしておけ。 スポンサーの依頼が最優先だという事を忘れるな。
     オレは別に構わないんだ。 全て力づくてやってもな。」

???「グゥッ…離しやがれ…」

???「ふん」 ドサリ

442 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/08/12(月) 19:06:44 ID:???

???「ゲホッゲホッ! 糞が! それこそテメーの親玉の依頼と違ぇんじゃねえのか!」

???「別にオレ自身は表舞台に顔を出したいと思っていない。
     ナムリス様の方で事情が変わったとは言え、それは変わらん。」

???「(ケッ、アルシオンってのが使いものならなくなったってヤツか?
      知った事かよって話だが… こいつのバカさにゃ期待できるからな)
      へいへい、私は悪うございました。
      そんじゃあ真面目だけが取り柄のしがない雇われもんは粉骨砕身働くと致しましょうか。」



幕間劇 [Ogni fine di ottobre(それぞれの10月末日)] 終了

443 :森崎名無しさん:2013/08/12(月) 19:45:15 ID:???
ラ・オツデシタ

444 :森崎名無しさん:2013/08/12(月) 21:20:32 ID:???
不審な影や陰謀やら幻想的な何かがチラチラ見えるが
それは読者視点だから見えるのであって三杉達には見えていない
つまり普通にサッカーするだけである、流石ミハ者だなんともないぜ乙

445 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/08/13(火) 09:25:49 ID:???

☆“ヒロイン”青葉弥生のインフォメーション☆


弥生「みんな、レベルアップよ。」


・レントゥルス(LV38→LV39)
・オワイラン(LV37→LV38)


弥生「…以上のお二方がレベルアップしました、以降の活躍に期待して下さい。
    それからここでは淳のパワーアップも施すことが出来ます。
    テンプレから引用した以下をご覧になって実施して下さい。」



<三杉の成長(覚醒P)>

 TSUBASA DUNKさんのシステムをお借りした覚醒ポイント制を採っています。
 JOKER、6ゾロ、K、或いは貴公子ポイントによって覚醒ポイントが貯まり、そのポイントを使用する
 事で任意の能力を上げる事が可能。 JOKERが+5、6ゾロが+3、K(≧2勝利)で+3、K(≦1)で+1。
 試合後の任意選択で実際に使用する事ができる。

 必要ポイント数は前項の6段階の上昇率によって変わる。
 易:1P、やや易:2P、普通:3P、やや難:6P、難:8P、無:12P

446 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/08/13(火) 09:27:28 ID:???

弥生「ちなみに淳の現在能力と上昇率は以下のようになっています。
    どうぞ判断基準となさって下さい。」

 ド  パ  シ   タ  カ   ブ   ト   ク  競  合計 高/低 
70  70  68  69  71  65  67  67  67  614 3/2

覚醒P:25  貴公子P:115  最大ガッツ:890

《上昇率:三杉テーブル》
普通(P消費3) : ブロック
やや上がり難い(P消費6) : クリア、トラップ
上がり難い(P消費8) : ドリブル、パス、シュート、タックル、パスカット、競合


☆覚醒Pをどう使うか選んで下さい。

例:ドリブル+1、クリア+1(P消費8+6)

5人の方の投票を受け付けます。その中で票が重なって最多となった物を採用します。
もしも同票の物が複数となった場合は決選投票を行います。投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。

447 :森崎名無しさん:2013/08/13(火) 10:31:19 ID:xul11f6c
パス+1、クリア+1

448 :森崎名無しさん:2013/08/13(火) 10:56:14 ID:qC6QUkPE
シュート+1、タックル+1

449 :森崎名無しさん:2013/08/13(火) 11:03:15 ID:bGGQhbLo
ドリブル+1 トラップ+1

450 :森崎名無しさん:2013/08/13(火) 11:22:46 ID:8sfVUDko
パス+1 パスカット+1

>>416でこの2つが重要になるっぽいことが書いてあるので

451 :森崎名無しさん:2013/08/13(火) 12:57:47 ID:MrivhFK2
パス+1 パスカット+1

452 :森崎名無しさん:2013/08/14(水) 11:15:06 ID:???
方向性間違ってないのはわかるけど、かなり徹底した能力にしてきたなあ

453 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/08/14(水) 17:07:38 ID:???

> パス+1、パスカット+1(P消費16)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

※ 三杉の成長状態が以下のようになりました。

《能力値》
 ド  パ  シ   タ  カ  ブ   ト  ク  競  合計 高/低 
70  71  68  69  72  65  67  67  67  616 3/2

覚醒P:9  貴公子P:115  最大ガッツ:890

《上昇率》
ふつう : ブロック
やや上がり難い : クリア、トラップ
上がり難い : ドリブル、シュート、タックル、競り合い
上がらない : パス、パスカット


三杉「いい調子だ。 思い描いたパスを出せるぞ。」

これまでになかった体軸と垂軸の概念を意識するようになってから、三杉のスランプは解消されたと言える。
ただ反復の成果として、筋肉の記憶で動作を再現しようとするのでなく、身体に軸という絶対の基準を置き、
大地を踏むベクトルや体重を感じるという、全身の感覚による記憶でプレイの再現性を得る訓練の効果だ。
それはサンパウロ戦で大空翼と互角に戦い、またドトール・アマラウといった強力な守備陣を手玉に取ってみ
せた様子からも明らかであろう。

その後の練習でも彼は順調に成果を感じることができた。
パス出しの際に視線を下げる必要がなくなり、フォームも安定に近づいた。
また視野の拡がりも著しく、相手側のパスへの反応も以前より一回り増した。
それはパスサッカーを武器とするバルサBに対して、相手の得意とするスタイルを真っ向から受けて立つ
三杉の意気込みが映し出されているようであった。

454 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/08/14(水) 17:09:38 ID:???

<バルセロナ バルサB・ミーティングルーム>

フェルディナンド「さて諸君、決定がギリギリまで遅れたが遠征先がようやく決まったぞ。
          我々バルセロナBの向かう先は北イタリアだ。」

グランディオス「ほう、イタリア・プリマヴェーラが相手ですか。」

監督にして『博士』『ドクター』などと異名を持つバルサB監督、フェルディナンド。
彼の言葉を待っていましたとばかり、グランディオスをはじめとした選手たちはそれぞれ反応を示した。

ラーソン「えっ、マジっすか? イタリアとかガチお洒落タウンじゃないっすか。
      ベルルスコーニさんとかマジリスペクトっす。」
アルゴス「なるほど、かつての支配国を再び攻め落としに往くってぇわけか。」
アウミージャ「ちょw おまいの言う事はイチイチ古臭いナリww バロッシュww」

至極真っ当なキャプテン、色めき立つチャラ夫、皮肉屋の歴夫、皮肉屋のやる夫など…
反応は各人によって様々であるが、そこに臆する様子は欠片もなかった。
常勝バルセロナのBチーム… 19歳以下のユースクラスではあっても、トップチームの
2軍としての立場と自信を備えた彼等らしいものと言えよう。

だがこの中でただ一人、寡黙な雰囲気で黙って次の言葉を待つ男がいた。
ディエゴ・ブランドー、通称ディオである。

ディエゴ「………」

彼は然程関心のない素振りを見せているが、彼の目が獲物を狙う肉食獣のように
なっている事に気が付くことが出来れば、その真意を推し量れることも可能だろう。

455 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/08/14(水) 17:11:08 ID:???

グランディオス「カティナチオ… オレ達がクライフ師のサッカーを体現出来ているかを量る
         相手としては、申し分ないと言えるでしょうか監督?」

フェルディナンド「そうとも言えんな。 カティナチオなど既にカビの生えたサッカー、見る価値もない。
         唯一注目すべきはACミランのトップチーム。 サッキによるプレッシングサッカーのみだ。
         残念ながらミランのトップチームとやれる機会はないがな。」

キャプテンことグランディオスの質問に対しフェルディナンドは詰まらなそうな顔で答えた。
イタリアの伝統スタイルを一刀両断に切り捨て、そして昨今サッカー界で最も革命と謳われている
アリーゴ・サッキのACミランのことを口にした。

グランディオス「なるほど。 …で、あってもオレ達は師から賜ったプラクティスを実行するのみです。」

ライカール「結果として相手を蹂躙する事になる世界だな。」

フェルディナンド「そうでなくては困る。 今回の遠征はWトーナメントをバルセロナが優勝するための試金石だ。
         各チームの総合力は我がバルサBよりも劣るが、それでも世代を代表するエースは各チーム
         多数有している。 そいつらの実力やプレイの癖などを収集するために往くのだ。
         テストマッチにおいては全勝する事が最低限のノルマと思っておけ。」

良く言えば歯切れの良い、悪く言えばオブラートに包むことを知らない彼の物言いは、ドクターという
異名が抱かせる彼の自尊心を感じられる。 選手たちにとってそれは慣れた物だった

456 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/08/14(水) 17:12:50 ID:???

ディエゴ「……で。 テストマッチの相手は?」

ここでようやくディエゴが口を開いた。
フェルディナンドの演説になど興味なく、自分の聞きたい事以外は用がないと言わん空気を隠さない。

フェルディナンド「ディエゴ・ブランドー…」ギリッ

気持ち良く演説をしていたのを遮られ、フェルディナンドは忌々しそうにディエゴを睨んだ。
フェルディナンドはディエゴのプレイが嫌いであり、また日常の言動も可愛げないと思っていた。

リネカー「監督サン、それはオレもぜひ聞いておきたいね。」

フェルディナンド「リネカー… いいか、セリエAは歴史を敬うことを忘れて金儲けに走った軽薄な輩だ。
         サッカーへ『尊敬』することを理解しないアホ頭どもが相手だという事だ。
         どいつが相手でも大差で叩き潰さねばならない事に変わりないんだぞ。」

リネカー「いやいや、そうじゃなくてですよ。」

グランディオス「まあまあ。 監督、試合のスケジュールを元にコンディションを調整する事はプロとして必要です。
         そのために対戦相手のことを予め聞いておくことも当然必要と思われますよ。」

フェルディナンド「(チッ、グランディオスまでか。 だがヤツの言葉は筋道に則った正論だ、止むを得ん。)
 
要求を無視して更に演説を続けようとしたフェルディナンドだったが、
キャプテンのグランディオスが正論をもってディエゴらの後押しをした事で風向きが変わった。
筋の通った正論で物を言われると、フェルディナンドも無碍に押し退けることはできない。
ディエゴらの質問に(不愉快ながら)回答することになった。

457 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/08/14(水) 17:14:27 ID:???

フェルディナンド「テストマッチの相手はユヴェントス、ローマ、サンプドリアだ。 詳細は追って配布する。
         またユヴェントス戦の前に調整としてプロ4部のチームと合同練習がある。」

リネカー「プロ4部のチーム…?」

ディエゴ(やはりな。)

フェルディナンド「たかだか4部の弱小だが相手の居る練習は有意義だ。
          試合に向けた実戦感覚の調整のためにせいぜい利用しろ。」

ディエゴ「では最初の訪問地はフィレンツェ… という理解で宜しいですか、博士?」

フェルディナンド「ディエゴ・ブランドー… 詳細なスケジュールは追って配布する≠ニ言った。」

ディオ「そうでしたね。」 チラッ

ラーソン「」コクコク

デルディナンド「では各自準備をしておくように、遠征まであと2週間だ。」

「ハィッ!」という選手たちの応答を確認するとフェルディナンドはミーティング室を後にした。
扉が閉じると一部の選手から「プハー」と緊張を解いた大きな吐息が聞こえた。

458 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/08/14(水) 17:15:35 ID:???

ラーソン「いやいやディオマジで勘弁して欲しいっすよ、常に監督と一触即発なんスから。
      オレのノミの心臓からいつか毛が生えちゃうっすよガチで。」

ライカール「いやその文法はおかしい世界だ。」

ディエゴ「別にオレの方は一触即発なんてつもりは毛頭ないぜ。
     ドクターに無駄な語りが多いせいだ… 無駄は嫌いなんだ。 無駄無駄、、、」

ラーソン「いやぁー確かにそーかも知れないっすけど、オレなんかはなかなか表に出せないッスね。
      正直言ってリスペクトっすね、言ってみればそこに痺れる憧れるみたいなとこありますよガチで。」

リネカー「お前もムダ口はかなり多い方なんだがな。 何故誰にも疎まれないかが不思議だぜ。」

グランディオス「それはラーソンの人柄もあるだろうが、何よりそのカバーリングが非常に献身的だと
         オレ達全員が知っているからだろう。」

グランディオスの言葉に全員が同意を示すよう頷く。
ラーソンは本来ヴァンガード(先鋒)役ではあるが、周囲を見てリヤガード(後衛)にも回る。
自らの俊足を活かす術を彼は知っており、仲間たちもその点には重宝していた。

ディエゴ「…で、ラーソン。 名誉会長は何か言っていたのか?」

ラーソン「ああその話っすか? 確かにお爺ちゃん(欧州サッカー連盟名誉会長)はフィレンツェに視察を
      派遣するって言ってたっすねガチで。 なんかやけに遠征頑張れって応援されましたし。」

ディエゴ「そうか。 まあどうやら予想した通りのシナリオだ。」

FIFA会長にも就いたことのあるラーソンの祖父による言葉でディエゴは確信を得た。
ラーソン feauturing お爺ちゃんからの情報に間違いがないゆえの確信である。
そして彼自身、伝えるべき話も定まったようである。

459 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/08/14(水) 17:16:38 ID:???

ディエゴ「お前ら、今度の遠征で一番の強敵は合同練習をするっていう4部のチームだぜ。
     フロレンティア・ヴィオラと名乗ってるが、いわゆるフィオレンティーナのことだ。」

アウミージャ「ハイワロww フィオとか破産したしwww 情弱乙wwww」

アルゴス「フィオレンティーナ… 聞いたことがある。」

フォンセカ「知っているのかアルゴス?」

アウミージャ「むしろ知らない奴がいるのかよって話wwww」

ディエゴ「フィオレンティーナは今年のプリマヴェーラでNo.1になったチームだ。
     しかも先日ブラジルのサンパウロ・ユースを4-2で破ったって話も聞いてる。
     そして何より…」

グランディオス「オレ達と同様、クラブチームとしてWトーナメント優勝を目指しているチーム。
         この機会に叩いておかなければならない… そういう事だな、ディオ?}

ディエゴ「フッ」

リネカー(いつもの事ながら恐れ入るほどの情報収集力だな… いや、諜報力と言うべきか?)
アルゴス(戦争をやらせれば間違いなく一大英雄にでもなるだろう。)
ライカール(こういう所が氏に気に入られる世界なのかもな。)

グランディオスの言葉に微笑を浮かべ、ディエゴはそれ以上口を開くのをやめた。
また他の誰も質問や疑問を飛ばすことはなかった。

460 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/08/14(水) 17:21:20 ID:???

でも例外というのは大抵どこでもあるものである。

クァール「おい、もう行っていいか? そろそろオレは我慢の限界だ。」
ゴンザレス「おう、クァール。 メシなら付き合うぜ。」
クァール「ああ、牛だ…… 早く牛を切り裂いてやりたい……」

アウミージャ「ふつうにステーキ食べたいって言えしwwww」

「…………」
「…………」
「…………」
「…………」


バルサBとのテストマッチはCOMING SOONな感じで迫っていた。


☆次のシーンどうしよっか?

A いきなり試合開始
B みーてぃんぐ風景
C バルサB到着でヴィオラとちょっと絡み
D バルサB到着と色々たくさん絡み

3票決でどぞー

461 :森崎名無しさん:2013/08/14(水) 17:23:08 ID:XveW7Ho6
D

早く試合したいけれど、色々絡みがあれば対決も盛り上がる。

462 :森崎名無しさん:2013/08/14(水) 17:26:30 ID:J/nXbj6s
D

同意

463 :森崎名無しさん:2013/08/14(水) 17:31:40 ID:???
理論派監督と実戦派選手ってとこか
ノリが軽いというか変なのが多いチームだw

464 :森崎名無しさん:2013/08/14(水) 17:56:42 ID:HcCKYP8w
D

465 :森崎名無しさん:2013/08/14(水) 18:07:04 ID:???
実に個性的な集団やなw

466 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/08/14(水) 18:21:53 ID:???
ちなみに14〜18日の更新はほぼ不可能な世界さ。
我がお盆はリグルの育成と岡山姉へのサービスの世界を兼ねた。

467 :森崎名無しさん:2013/08/14(水) 20:12:19 ID:???
ラーソンのキャラ、どこかで見たようなw

468 :森崎名無しさん:2013/08/14(水) 20:27:33 ID:???
「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」の戸部っぽいかな
やたらリスペクトする辺り。

469 :森崎名無しさん:2013/08/14(水) 21:20:06 ID:???
DAIGOじゃないの?

470 :森崎名無しさん:2013/08/14(水) 21:49:17 ID:???
ヴァンガードとリアガード……そしてリスペクトウィッシュ
カードファイトですね分かりました

471 :森崎名無しさん:2013/08/14(水) 21:54:35 ID:???
ああ思い出した。ラーソンって、レヴィン含めて色物集団だったスウェーデンのスティーブン・ラーソンか
キャラがそのままって事は高速ドリブルとブロックのセンスがあるのかな

472 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/08/14(水) 22:41:40 ID:???
ラーソンはスウェーデンのラーソンです(>Д<)ゝ”
ちなみにモチーフは幻想のポイズンのDAIGOラーソン♪

473 :森崎名無しさん:2013/08/14(水) 23:10:28 ID:???
活躍したらウィッシュ!って言い出すんですねわかります

474 :森崎名無しさん:2013/08/15(木) 11:11:58 ID:???
ラーソンがこのキャラってことは、やはりブローリンは伝説の超DFですかw
対戦が楽しみになってきたってばよ!

475 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/08/19(月) 15:28:03 ID:???

<フィレンツェ/ヴィオラのクラブハウス>

いよいよバルサBとの合同練習が明日に迫った。
合同練習とは表向きの話であり、実際はテストマッチであるのは選手たちには周知の内容である。
試合に向けてのミーティングは既に行なわれ、敵の選手概要やフォーメーション、
それから対抗する自分たちのフォーメーションについて全員に周知され、準備は終わっていた。

三杉(何か他に準備することは残っていたかな…。 いや、大丈夫だと思う。)

夕刻、既に陽は深いところまで落ち、西には真っ赤な色が広がった頃、
三杉はやるべき事を確認まで含めて全て終えていた。
もはや後は試合の時を待つばかりである。

三杉「う、うーん。」

大きく両の腕を伸ばして、欠伸を小さく吐き出した。
夕食も早めに済ませ、明日に向けて夜更け前に休んでしまおうと考えた。
クローゼットから薄手のコートを取り出し、ドアへと向かっていく。


先着で
 ★来訪者はおりますか→! card★
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ、ハート》 ダラピッコラ
《スペード、クラブ》 ミハエル
《JOKER》 来訪者なし

476 :森崎名無しさん:2013/08/19(月) 15:47:11 ID:???
★来訪者はおりますか→ スペードK

477 :森崎名無しさん:2013/08/19(月) 19:01:12 ID:???
ミハエルだとモニカのことが話題に登るのかな

478 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/08/19(月) 19:16:19 ID:???

> 《スペード》 ミハエル
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉(………)

−−−@−−− @ルベン・ゴンザレス
−−D−C−− Dマルコス・アウミージャ Cクァール
−A−−−B− Aペドロ・フォンセカ Bフェレール
−−−−−−−
−−E−G−− Eグランディオス Gライカール
−−−−−−−  
−−−I−−− Iディエゴ
−F−−−J− Fリネカー Jラーソン
−−−H−−− Hアルゴス
−−−−−−−
−−−◎−−−
−−−−−−−
−−−−−−−
−−Q−J−− Q新田 Jブンナーク
−−−−−−−
−−I−F−− I三杉 Fミハエル
G−−−−−L Gオジオ Lレントゥルス
−−−B−−− Bダラピッコラ
−E−−−N− Eスペルマン Nオワイラン
−−−C−−− Cミュラー
−−−@−−− @ラムカーネ

479 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/08/19(月) 19:18:36 ID:???

三杉(ディエゴ・ブランドーにはダラピッコラを当てる… ダラピッコラがディエゴの個人技を潰す
    事が出来れば、ボランチの2人はリネカーかラーソンへ通そうとする筈だ。 そこを狙う。)

準備を終えたと言っても、頭の中では戦術的シミュレーションが繰り返されてしまう。
部屋のドアを開けてそのまま玄関へ向かう三杉だが、その動きはほぼオートマチックである。
視界は映し出されているが脳にはほとんど入っていない。
障害物が前を遮ったり赤信号などがなければ、歩く風景の様子に気付く事もそれを覚えている事もない。
聴覚についてもそれに倣い、ほとんど何も聞こえていない状態だ。
考える事が癖になっている人間の集中力というものである。
他者が見れば危なっかしい悪癖と思う所だろうが、これが原因で彼が事故を起こした事は今までない。

ミハエル「ミスギ。 ヘイ、ミスギ!」 ポン

三杉「うひゃえぃ!」

物理的には無防備とまで言うほどではないが、精神的には非常に無防備な状態である。
急に肩を叩かれ、なお耳元で大きな声で呼ばれれば、変な声をあげてしまうは当然だろう。
肩をびくりと震わせ、奇声を上げてしまった事に赤面しつつ、三杉は振り向いた。

三杉「あぁ、ミハエルじゃないか。」

ミハエル「なーにが『あぁ、ミハエルか』ですか。
      さっきから声をかけていたのに、無視し続けるとはふてぇ輩(やから)でーす。」

三杉「あっ、そうだった? 済まない、つい考え事をしていたみたいだ。」

ミハエル「危なっかしいキャプテンですね、世話が焼けます。」

三杉「ハハ、面目ない。」

返す言葉もなく赤面しながら三杉は笑った。

480 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/08/19(月) 19:20:43 ID:???

三杉「それで何か用かい?」

ミハエル「いえ、特になにか用事があると言う訳ではありませんがね。
      目的が同じような気がしたので同伴を誘おうと思ったんですよ。」

三杉「目的…は夕食だが、ミハエルもかい?」

ミハエル「この時間にこんな場所に来て、他に何があるわけでもないでしょう。」

三杉「あぁ… そっか、もうこんなとこまで来ていたんだ。」

周囲を見回すと、その風景が共和国広場の中でも飲食店が並ぶ通りである事に気がついた。
目的地であった馴染みのトラットリアまであと20mというところである。

ミハエル「(本当に大丈夫なんでしょうか?)…で、どうなんですか?」

三杉「えっ… ああ、夕食を共にする話だっけ? それは…」


☆ミハエルとディナーしますか?

A する。
B しない、一人でもっとシミュレーションとかしたいから。
C しない、モニカの話が出ると何となく後ろめたいから。

[2]票選ばれた選択肢で続行、投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。

481 :森崎名無しさん:2013/08/19(月) 19:25:39 ID:tOu0qgxY
A

482 :森崎名無しさん:2013/08/19(月) 19:27:11 ID:iqegou1c
A

483 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/08/19(月) 20:10:44 ID:???

> A する。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉「もちろん構わないよ。」

ミハエル「それは良かった。」 ホッ

三杉(?)

ミハエルが胸を撫で下ろしたように見え、三杉は一瞬『おや』と思った。
…が、それより先に確認すべきことが頭に浮かび、それを受け流す。

三杉「あっ、ところで店は僕の行きつけで良いのかな?」

ミハエル「イル・ダヴィデの支店でしったけ? 十分ですよ。」

三杉「それは良かった。」

シニョーリア広場にある本店よりも大衆的で敷居の低いイル・ダヴィデの支店。
この店を三杉が愛用していることはヴィオラ生え抜きの人間なら大抵知っている話だが、
ミハエルもどうやら既にそれを知っていた。
そうと決まると2人は20m先の店へ歩き始める。

意識が現実に戻って来たことで、今度は三杉は2種類のことを考え始めた。
一つはダヴィデにて何を注文するかということ。
もう一つはモニカ・センペルテ・ディマーレのことである。

484 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/08/19(月) 20:16:41 ID:???

ガラン

店に入ると、奥の2人席へと案内された。
平日の夕刻、割と早い時間であるが、席はかなり埋まっていた。
流石はフィレンツェへの観光客もよく訪れる有名なトラットリアの支店と言えた。

メニューの確認もそこそこに、三杉は子牛のビステッカとカクテルサラダを注文した。
ミハエルは銘柄付の豚肉のソテーと三杉と同じサラダを注文した。
ドリンクはガス抜きのミネラルウォーターを2人で分ける事とした。

三杉(さてと… 何を話すべきかな。)

必要な作業を終え、これから当然ミハエルとの会話をする事になる。
一息つきながら話題について頭を巡らせる三杉であったが… 先に口を開いたのはミハエルだった。

ミハエル「ミスギ、ちょっとユーに聞かせて貰いたいのですが。」

三杉「うん?」

ミハエル「先日話したMis.モニカの事ですが、ちょっと気になっています。」

三杉「気になっている… とは?」

ミハエル「練習を見に来るよう言っておいたと話したじゃないですか。
      なのに彼女はあれから一度として姿を現しません。」

三杉「うん… そうだねえ。」

485 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/08/19(月) 20:17:46 ID:???

ミハエル「ボクは何か失礼な事を彼女に言ってしまったのでしょうかねえ?
      直接聞ければ良いのですが、生憎先週のバレエレッスンも彼女は休んでます。
      確認も取れないまま時間だけ過ぎているので、段々と心配になってきました。」

三杉「なるほどね。」


☆なんと回答しますか?

A 「そんなの僕に聞かれても分かる筈がない。」
B 「彼女は彼女でプライベートがあるから、顔を見せなくてもおかしくない。」
C 「元々根っからのミラニスタなので、ヴィオラの練習風景に興味なくても仕方ない。」
D 「彼女にとって気まずいと思うところがあるのかも知れない。」
E 「…」自分との事をちょっとだけ話す。
F 「…」自分と彼女にあった経緯を話す。
G 「ええいまどろっこしい。」自分との事を全て話す。弥生のことまで全部な。
H 「そんな事を考えても仕方ない、他の話をしないか?」
I  「君はモニカの事が気になるのかい?」質問に質問で返すぜ。
J その他(記述お願いします)

[3]票選ばれた選択肢で続行、投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。



本日ここまでです。
皆さん今週もがんばって生きましょう

486 :森崎名無しさん:2013/08/19(月) 20:19:12 ID:LCS2xfIo


487 :森崎名無しさん:2013/08/19(月) 20:21:26 ID:tOu0qgxY
F

488 :森崎名無しさん:2013/08/19(月) 20:31:25 ID:eGU9Nw3U
G

489 :森崎名無しさん:2013/08/19(月) 20:40:35 ID:Z4R2baSw
F

490 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/08/20(火) 19:35:51 ID:???

> F 「…」自分と彼女にあった経緯を話す。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉「……」

なかなか本心を見せないストイックなミハエルが珍しく女性について口にしたあの日。
それだけでなく、その女性を(表面的な事ではなく)褒めそやしたあの日。
『もしかすると…』という気持ちはほんの少しだけあった。
今この瞬間までは、確かに『もしかすると』という実現性の低い仮定でしかなかった。
だがそれは今、『きっと』という予感へと姿を変え、密やかに三杉を面食らわせたのである。

三杉(ミハエルは近々モニカの事を好きになる… と思う。)

確信ではないが、三杉には予感として信じられた。

今はそこまで… と言うよりも全く、ミハエルはモニカを意識していないかも知れない。
けれども今の(好意的な)心配の念を皮切りとして、彼が彼女の事を頭に思い浮かべる頻度が上がるはず。
そうなれば、その解消されぬ心配はやがて解消を求めて『彼女に会いたい、話したい』となる。
叶った時の喜びはミハエルの心を躍動させ、多幸感すら与えるだろう。

三杉(人は気が付かぬうちにそれを恋心と融和させてしまう。  僕もそうだった。
     モニカの事を何となしに考えているうち、いつの間にか惹かれていた。)

491 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/08/20(火) 19:38:45 ID:???

もちろん外見が整っているかどうかを抜きにして、モニカと言う女性には人を惹きつける何かを持っていると思う。
不器用ながらも目の前の事へひたむきに取り組む彼女は、三杉をして支援したいと思わされた。
だがそれが恋心へと化学変化するには、活性化エネルギーとも言うべき障壁を越えねばならないのも事実。
三杉にとってのそれはデートでの軽い失態と、何よりも青葉弥生の存在がそれであり、
ミハエルにとっては、話で聞いただけだがパ・ド・ドゥにおけるシンクロと、今における形無き申し訳なさであろう。

三杉(話しておくべきなんだろうな。)

スッとそういう気持ちになった。
だが自らの感情はまだ面食らったままであり、混乱は否めない。
起こった事実は話すとしても、自分がどうしたいのか、またミハエルとモニカにどうなって貰いたいのかにより、
細やかなニュアンスなどが変わってくるのは間違いない。
そこで三杉は改めて自らに問い質す必要があった。


☆自分はどういうつもりでミハエルに告白するのか。

A ミハエルとモニカは合うと思う。 二人にはぜひ恋人同士になってほしい。
B モニカのことは実はまだ未練がある。 だからミハエルとはくっついてほしくない。
C モニカのことは実はまだ未練がある。 でもしっかり諦めるために二人にくっついて欲しい。
D というかミハエルとモニカは相性が良くないと思う。 あまり近づけたくはない。
E その他(心の機微を書いてくだされば出来うる限り対応します。個人的に推奨ワラ)
F むしろ僕はミハエルのことが好きだ。(※要10票)

[3]票選ばれた選択肢で続行、投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。

492 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/08/20(火) 19:52:11 ID:???
投票に時間がかかりそうですし、今日はこれだけに致します。
恋ばな関係はなんとなく書いてて楽しいです。

493 :森崎名無しさん:2013/08/20(火) 20:49:24 ID:PI6SDcKM
A
恋の伝道師?三杉

494 :森崎名無しさん:2013/08/20(火) 20:50:54 ID:???
E 僕は猫派(モニカ)より犬派(弥生)だったけど、ミハエルなら良い飼い主になれそうだ

495 :森崎名無しさん:2013/08/20(火) 21:14:51 ID:/IzTsg7A
E
自然と惹かれ合うであろう二人に余計な「気の回し」は不要。
ただ「過去の出来事」として語っておく。

496 :森崎名無しさん:2013/08/20(火) 21:27:16 ID:KeET8e5Q
E >>495

497 :森崎名無しさん:2013/08/20(火) 22:11:28 ID:TuIZWEWE
B

498 :森崎名無しさん:2013/08/20(火) 22:15:31 ID:???
G むしろ僕はブンナークのことが好きだ。(※要100票)

499 :森崎名無しさん:2013/08/20(火) 22:20:37 ID:???
F

500 :森崎名無しさん:2013/08/21(水) 06:07:13 ID:hCPM6IEI
E >>495

どうするかを決めるのはあくまで本人達だしね。こういうので誘導はなるべくしたくない

501 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/08/21(水) 15:36:48 ID:???

> E >>495
> 自然と惹かれ合うであろう二人に余計な「気の回し」は不要。
> ただ「過去の出来事」として語っておく。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉(もしも2人が自然と惹かれ合うとしたら、僕は余計な気を回すべきではないか。
    過去の事実を淡々と語り、ミハエルに心配の理由を伝えればそれで良いか・・・)

三杉は努めて頭を冷やすべく自分に言い聞かせ、そしてこのように自問自答への答えを出した。
しかし断片的な正論通りに自らを制御することは決して簡単ではなかった。
何故ならば三杉はモニカに対して罪悪感を抱いているからである。

モニカが自分に近づいてきたのは、異性として興味を持ってくれたからだと知っていた。
そして弥生の存在がありながらも、一時の愉悦に流されて、モニカに気を持たせる事をした。
結果、彼女をいたずらに傷つける形で振り、なおも弥生という真実の理由は隠したまま。
この罪悪感は簡単に消えるような物ではない。

そしてもう一つ、三杉には薄々気がついている事があった。
モニカが自分の影をいまだ振り払えていないだろうという事である。
もしも彼女に他の恋人が出来るなどで、自分の事を消化できていたら、
ミハエルの勧めに従って、ヴィオラの練習見学へとっくに顔を出している筈である。
彼女が本当に多忙な生活で姿を見せないというならば、それはそれで良かったが、
頭を冷やした三杉にとって、それは希望的観測のような仮定にしか思えなかった。

502 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/08/21(水) 15:38:31 ID:???

自分は弥生と一層関係を深め、充分な幸せが約束されている。
一方モニカはまだ次の幸せを探すに至っていない。
この線が濃厚であると知った上で過去は過去と第三者を演ずる・・・
本当の意味での第三者が聞けば随分と都合の良い話だと一刀両断するに違いない。

こういった深層的な本心に目をつむり、三杉は目前のミハエルが抱いた不安を解消すること
だけに注視しようとしていた。 それはそれで至極正しかった。
ただしそれをそのまま実行出来ればという仮定は引き離せない。


先着で
 ★Poker Face→! card★
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ〜スペード》 平静に淡々と伝える事が出来た
《クラブ》 平静を装いきる事が出来なかった
《クラブA》 声がうわずり、かすれ、目線は泳ぐ始末だった
《JOKER》 非常に上手く伝えることが出来た

503 :森崎名無しさん:2013/08/21(水) 15:39:52 ID:???
 ★Poker Face→ スペードQ

504 :森崎名無しさん:2013/08/21(水) 16:07:18 ID:???
貴公子マインド!

505 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/08/21(水) 19:58:38 ID:???
人の心情を描写するのは良いものですね。
恋バナであることを含めて楽しく頭使ってます。

クラブが出なかったので、すんなり話をまとめます。
余裕があれば夜中に更新したいけどムリカナー

次の更新もヨロシクお願い致します⊂(゚ー゚*⊂⌒`つ≡≡≡

506 :森崎名無しさん:2013/08/21(水) 20:06:48 ID:???
暑中見舞い乙

507 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/08/22(木) 15:50:22 ID:???

>>506 暑中見舞いあざぁーーーす!


> 《スペードQ》 平静に淡々と伝える事が出来た
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

情のところで揺れる三杉の心は『ガラス』であったかも知れない。
しかしそれを押し殺し、在るべき事として平静に実行した三杉のそれは間違いなく『キャプテン』であった。
心臓病の恐怖と激痛、自分の未来を決定づけるガラスの綱を渡る日々…
そんな圧力に耐えてきた三杉にとって、本来の感情を抑えてポーカーフェイスを保つ事は難しくなかったのだ。

三杉「そうだなぁ、彼女が練習の見学に来ない理由は二つほど思い当たるよ。」

ミハエル「ほう、それは?」

三杉「一つはプライベートがまさしく多忙で、文字通り見学に来る時間が取れないというもの。
    そしてもう一つは『僕と顔を合わせづらいのかも知れない』というものだ。」

ミハエル「む…… ええと、それはどういった意味でしょう。」

当然分かっていた事だが『自分が失礼を働いたわけではない、安心した』とはならなかった。
ゴシップを特別好むことのないミハエルが後者の理由に食いついてきたこと…
それは自分一人の解決ではなく、モニカへの心配へと変わりかけている証明でもあった。

508 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/08/22(木) 15:51:33 ID:???

三杉「彼女は僕のファンだったんだ、現在進行形かは分からないけどね。
    C.I.Pでの僕のプレーを見て、いたく気に入って貰えたようだった。」

ミハエル「……」

三杉「あの通り人当たりも良いからね。 僕もすぐに彼女へ好感を抱いて食事へ誘ったんだ。
    それで彼女もそれを受けてくれた。」

ミハエル「なるほど、男女のすれ違いがあったんですね。 もういいです、分かりました。」

この時点でミハエルはやや不快そうに話を終わらせようとしてきた。
本能的に聞きたくない話をシャットダウンさせたいと思っているのだろう。
それが『嫉妬』から来る行動と自答出来た時に、フォーリンラブは完了する筈だ。
…が、そんな事は今は重要な事ではない。

ミハエルがモヤモヤを残すことのないよう、あった事実を伝えきらなければならない。
それこそが優先すべき唯一の目的である。

三杉「まあ最後まで聞いてくれ。 僕のプライベートを聞いて良い気分はしないかもしれないけれど、
    中途半端な情報から都合の良い補完で結論付けるのはナンセンスだ。」

ミハエル「ノン、ボクもそこまで野暮でないですよ。」

509 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/08/22(木) 15:53:57 ID:???

三杉「僕と彼女の間には何もないよ、その時も今も。 一度食事をした・・・ それだけで手も握っていない。」

ミハエル「では何故彼女はユーと顔を合わせづらい事などあるのです? 言っている事がおかしいですよ。」

三杉「その時僕は、彼女がいつか僕と恋人になる事を望んでいると察した、傲慢ではなくね。
    だけど僕は彼女に良き友人や妹のような存在であって欲しかった。
    彼女と食事をした後、彼女の友人…オジオの恋人にそういう意味の事を話した。
    そしてオジオの恋人は、その旨をモニカへやんわりと告げてくれた… と、思う。」

ミハエル「…と、思う?」

三杉「オジオの恋人はナディアという名前なんだけど、僕とモニカとの事を応援してる節があって、
    そのせいかナディアは僕の言葉に怒って怒ってどうしようもなかった…」

ミハエル「プッ… そうですか。」

三杉「ハハ… ま、そういう事だから、どういう伝わり方をしたかは正確には分からない。
    でも以来モニカとは、すれ違いというかギクシャクした感覚があるよ。」

ミハエル「ふむ」

三杉(・・・・・・)

ひとまず三杉はここまで平静に言葉を紡ぎきる事に成功した。
それは事の真相を語っていないが、起きた事実としてはそのままである。
ゆえに矛盾も不自然さもない。

510 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/08/22(木) 15:55:49 ID:???

ミハエル「・・・と、すると彼女はまだユーを諦めきれていないのでしょうね。」

三杉「そうかも知れない。」

ミハエル「まったく、罪作りな。 …心変わりをするつもりは?」

三杉「ないよ。」

よほど枕詞を色々付け加えようかと思ったが、どのようなニュアンスでも必ず嘘が混じってしまう。
その嘘は今度こそ弥生に対する裏切りとなるため、三杉はそれをやめた。
ただ無感情に3文字だけを発するよう心掛けたのだ。

ミハエル「そうですか。 …分かりましたよ、今度こそね。」

その結果、ミハエルから肩の力が目に見えて抜けるのが判った。
いま彼がどのような感情に身を置いているのか、今後どうしたいのかは知れない。
しかし少なくとも今夜心配を残してメモリーを無為に消費する事は避けられた。

三杉(これで良かったんだ。 罪悪感や未練からミハエルをあてがう様な真似をするよりも。
    ミハエルはきっとモニカに魅かれるだろうが、逆が成り立つかはまだ分からない。
    いずれ成り立つとしても、モニカの気持ちが育つ前にミハエルの気持ちが育ち過ぎ
    てしまうのは男女の関係として歪になってしまうから。)

511 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/08/22(木) 15:57:09 ID:???

言葉で両想いと書くのは簡単だ。
しかし一方の想いがもう一方よりも過剰に重くなると恋愛は上手くいかない。
大抵は女性の方が最初に演技して、男性の想いに合わせる事で恋愛関係は正しくスタートする。
時間が経つにつれ、段々と想いの重さは入れ替わり、男性が演技しつつもイコールに近い所へ落ち着く。
これが長続きする恋愛の自然な姿である。

ゆえに2人にはなるべく自然に距離を縮め、そしてモニカには緩やかに自分の影を忘れて欲しかった。
もっとも、心を急速に近づけるドラマティックな出来事があれば話は別だが。

三杉「(って・・・ なんだ、結局僕は2人のことを応援したいんじゃないか。)
   まあ忙しさにせよ、僕へのわだかまりにせよ、モニカはいずれ顔を出すさ。
    いずれにせよ君に落ち度があったわけではない筈だよ、心配ない。」

ミハエル「おや、断言しますね。」

三杉「君が人に対して配慮なく失礼を言うとは思えないからね。」

ミハエル「そうですか? 自分では結構ボロクソに言っているつもりですよ。
      主にあの類人猿にね。」

三杉「ブンナークはいいんだ。 それが結構なガソリンになっているし、フフ。」

ミハエル「違いありませんね、ハハ。」

こうして三杉はミハエルに言い難い話を伝え終えた。
この先どうなるかは文字通りGod knowsであろう。

512 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/08/22(木) 15:58:23 ID:???

☆その他の話題(選択は一回こっきり)

A バルサBに対しての議論
B カンピオーネについての話題
C 特定の人物(要記述)についての話題
D ミハエルのプレイについての議論
E その他(自由に)
F 特に無し、翌日の描写へ

[3]票選ばれた選択肢で続行、投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。

513 :森崎名無しさん:2013/08/22(木) 16:07:55 ID:TRvGXIp2
D

514 :森崎名無しさん:2013/08/22(木) 16:15:02 ID:TzqmfAPs
D

サンパウロ戦で表面化したトラウマはどうなったのかな

515 :森崎名無しさん:2013/08/22(木) 16:32:01 ID:z3zgzXUc


516 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/08/22(木) 19:30:30 ID:???

> D ミハエルのプレイについての議論
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉(そうだ、折角だからあの事を聞いておこう。)

三杉の立場で確認しておきたい話としては、ミハエルのプレイについてが挙げられた。
サンパウロ戦の後半から突然としてパフォーマンスが落ちた件である。
練習においてもミハエルの様子を窺ったものだが、体力の消耗した練習終盤であっても、
あの日のように著しく動きが悪くなる様子が見られることはなかった。

サンパウロ戦時にたまたま不調だったのかと思い、今日まで特にミハエルに確認する事は
しなかったのだが、これも折角の機会である。

三杉「そう言えば最近の調子はどうだい?」

ミハエル「コンディションですか? 悪くありませんよ。」

三杉「そうか、どこか痛めている… という事は?」

ミハエル「…なんです? 意味深に聞こえますが。」

三杉「サンパウロ戦の後半から、君の足が急に止まったのを思い出してね。」

ミハエル「あっ……。 気付いていましたか…いや、気付かない筈がない。」

517 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/08/22(木) 19:31:35 ID:???

三杉「うん。 どうやら体力が尽きたわけでもないよね。
    ここ最近のハードな練習でも、君があの時ほどパフォーマンスを落とす事はない。
    何か原因があるなら聞いておきたいし、出来るのであればフォローもしたいと思っている。」

ミハエル「なるほど。 まあ結論から言えば、ユーがボクに出来ることはありません。
      これはボク自身が乗り越えなければならない、そうするしかない問題ですからね。」

三杉「ミハエル…」

相変わらずストイックに整然とミハエルは言い放つ。
この反応が拒絶の感情からくるものでないと理解しているのが救いに思えた。
しかし続いてミハエルは辛そうな微笑を浮かべ、こう続けた。

ミハエル「…しかし、キャプテンが懸念に思っているとあらば、理由だけは伝えておくべきなのでしょう。」

三杉「ミハエル… うん、助かる。」

キザという意味でなく、本質的な体面として恰好つけるのは変わらない。
しかし以前に比べて柔軟に接してくれているようであり、それが三杉には有り難かった。

ミハエル「サンパウロ戦で動きが鈍ったのは、怪我をするのが怖いと感じたからです。
      接触プレイの時に身体が強張(こわば)り、足も止まりがちになりました。」

三杉「怪我への恐怖…。 あの日前触れもなくそれに襲われたと?」

518 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/08/22(木) 19:34:24 ID:???

ミハエル「発露したのはサンパウロの5番(ドトール)とのマッチアップが原因ですかね。
      彼は相手に怪我をさせてでも止める意志がありましたから。
      …少なくともボクはそう感じました。」

三杉「なるほど。」

確かにサンパウロのドトールは危険を厭わない領域でタックルを繰り出していた気がする。
そしてミハエルがC.I.Pにおいて選手生命も絶望的と言える負傷退場を経験したのも知っている。
状況だけ言ってしまえば、ミハエルはビビッて動けなかったとなるが、
事情を知る三杉はそう冷たく断ずることなど出来やしない。

三杉「それで…。 その後はどうなんだい? 当然怪我は恐ろしい物だと思うけれど…」

ミハエル「そうですね…」


先着で
 ★その後のトラウマ→! card★
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ、ハート》 ミハ「相手のプレイに、いわゆる反則の危険さえなければ…。」
《スペード》 ミハ「相手のプレイが野蛮でなければ大丈夫だと思うのですけどね。」 
《クラブ》 ミハ「実戦レベルになれば、サンパウロ戦と同じ状態に陥るかも知れません。」
《JOKER》 ミハ「なんとなく次の試合は大丈夫だと思います。」 三杉「わけがわからないよ」

519 :森崎名無しさん:2013/08/22(木) 19:36:33 ID:???
★その後のトラウマ→ クラブJ

520 :森崎名無しさん:2013/08/22(木) 19:42:53 ID:???
ヤバス

521 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/08/23(金) 14:11:21 ID:???

> 《クラブ》 ミハ「実戦レベルになれば、サンパウロ戦と同じ状態に陥るかも知れません。」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ミハエル「正直に言って実戦だとどうなるか分かりません。
      大丈夫かも知れないけれど、サンパウロ戦と同じような状態に陥るかも知れない…」

三杉「そうか。」

この答えで三杉はミハエルのそれが相当根に深い案件となっていると理解した。

三杉(恐れがないのは単なる愚者に過ぎず、恐れを知り、尚も立ち向かう者こそが高い峰を登る事が出来る。
    そして不安や恐れを克服するためには、それを具体的に形としてイメージ掴む必要がある。
    だが今のミハエルはまだ不安を感じる要因を分解・分析していない。
    それすらも本能が避けてしまっているとしたら、解消させるのは非常に難しいぞ。)

ラフプレイに怖気づいてしまうのか、ファウル気味のプレイに対して硬直してしまうのか…
その棲み分けが出来ているか否かは非常に重要であった。
今のままではミハエルは恐怖の正体を知ることなく、負傷の可能性のある接触プレイ全てに難を抱えてしまう。
これは明日の試合はもう仕方ないとしても、これは早急に解決へ進めなければならない問題だった。

三杉「(まあしかし…)あれ程の負傷から立ち直り、たった3ヶ月で皆をプレイで引っ張れるようになった。
    普通じゃ考えられない事だし、そこに無理がなかったなんて筈がないんだ。
    時間が経てば何か歪みが生まれてくるのは当然と思うべきかも知れないが…」

522 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/08/23(金) 14:13:52 ID:???

ミハエル「ええ、チームが置かれている現状として、ヴィオラは勝ち続けなければなりません。
      ボクの中の歪みが解消されるのは誰も待ってはくれない。」

三杉「ああそうだ。 時間が解決してくれるとは、キャプテンとしても言ってやれない。」

ミハエル「当然ですね。」

やり取りの中からミハエル自身がどうすべきと思っているかは判った。
少なくとも顔を上げようとしてくれてはいる。
その為にもう一歩の切っ掛けが欲しかったが、残念ながらそれはこの日見つからなかった。

明日の試合でミハエルがサンパウロ戦のように、どこかでパフォーマンスを落とすのは避けられないだろう。
いつどのタイミングでそうなるか。 三杉にとっては大きな悩みの種が残ってしまった事になる。

テーブルのメインディッシュは既に2人の胃の中へ消えていた。
フィレンツェの時間は既に夕刻を過ぎ、夜へと移っていた。

523 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/08/23(金) 14:14:58 ID:???

<フィレンツェ中心部/ホテルアルバ>

フィレンツェの中心部であるサンタマリア・ノヴェッラ駅から僅か200mの好立地。
最高級にまでは遠く及ばないが、それでも一般の観光客が愛用するミドルクラスホテル。
それがバルサBのフィレンツェでの宿泊地であった。

ディエゴ・ブランドーはホテルアルバ敷地内の、よく整備された中庭でエスプレッソを飲んでいた。

ディエゴ「………」

グランディオス「ここに居たのかディオ。」

ディエゴ「む… ペップか。」

グランディオス「どうやらイタリアはスペインよりも昼夜の寒暖差が大きい。
         こんな所で長居をしていたら、試合を前に体調を崩すぞ。」

ディエゴ「分かっている。」

そう応えはしたが、ディエゴはその場から動く素振りは見せない。
ベンチに座ったまま、まだ熱々に湯気を放つカップを口に注いでいる。
どうやらカップの中のエスプレッソはたっぷりとダブルで淹れたらしい。
グランディオスは小さく溜め息をつくと、ディエゴの隣に腰をかけた。

524 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/08/23(金) 14:16:09 ID:???

グランディオス「ユースとはいえ、頂点に立っておきながらチームの破産で4部落ちか。」

ディエゴ「フロレンティア・ヴィオラのことか。」

グランディオス「うむ。 そんな状況でチームに残り、あまつさえWトーナメント出場を狙っているらしいじゃないか。
         尊敬すべきハングリー精神だ。 中央政府から弾圧を受けつつ、それを跳ね返してきたカタルー
         ニャ民族の反骨精神に通ずるものがあると思うぞ。」

ディエゴ「そうか、それは気の毒なことだ。」

グランディオス「相変わらずドライな奴だな。 …ともかく明日はきっとタフな試合になるだろう。
         だがオレ達にはクライフ師から受け継いだサッカー・プラックティスがある。
         それはオレ達の自負でもあり、心強い武器でもある。 必ず勝たねばならない。」

ディエゴ「そうだな、相手が何者であろうと勝たなければ意味がない。 明日は頼むぜ。」

グランディオス「おう! ではオレは部屋へ戻る、ディオも風邪をひかぬうちに戻って来いよ。」

そう言うとグランディオスはディエゴの返事を待たずに立ち上がり、中庭から去って行った。
ディオは残りのエスプレッソを全て口に含み、苦みを噛み締めた表情をした。
…が、それを飲み込むと、それを待っていたかのように笑い出した。

525 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/08/23(金) 14:17:13 ID:???

ディエゴ(相変わらず滑稽な奴だ。 サッカー選手なんかよりコメディアンの方が余程向いてるぜ。)

笑いを噛み殺し、ディエゴは少しだけ瞼を閉じた。
血液が沸騰するかのような彼自身の熱量の中に黒い液体による熱が注ぎ込まれた。
10月後半における夜風は既に肌寒いが、ディエゴには丁度良いくらいに心地良かった。

ディエゴ(グランディオス… お前はクライフという男をまるで分かってない。 ま、神格化するのは勝手だがな。
     それと…何を口にしたか? ハングリー? 反骨精神? 嘲笑を堪えるのに必死だったぞ。)

そんな思考とは裏腹に、ディエゴの表情からはいつの間にか笑みが消失していた
替わって映し出されているのは憎悪のような感情。
冷たく焼き付いたような悲哀と憎しみの顔だった。。

ディエゴ(まあいい、お前のことはいつまでも指先のように扱ってやるよ、グランディオス。
       しょせん人間はハトの群れと同じ。 一羽が右へ飛べば全部が右へ行く。
       どいつもこいつも自分の利益とうぬぼれしか見ようとしない気取り屋どもの集まりだ。
       悪いがオレはもっと気取らせて貰って、そういう『ハトの群れ』をとことん上から『支配』してやるぜ。)

ディエゴはスックと立ち上がり、ようやく中庭を後にした。
フィレンツェの夜闇と静けさだけが残った。

526 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/08/26(月) 15:44:26 ID:???

 〜 翌朝 AM10:00 〜  <フィレンツェ/フィレンツェ・ペレトラ空港>

一夜が明け、日も大分のぼった午前10時の頃。
ある人物がフィレンツェの玄関口であるペレトラ空港に降り立った。
             ,   ,
            、 !  /
         l  ! .l
          ,ゝ-!‐'‐- 、._
        /         ヽ、
.      /  ,r          ヽヽ
     ,!  / !. !       l /r.i
      l.    ヽY ヽ    /Y´ ,!
.     !     .!,-、.i   l.、 ! /
      ヽ    Vヽ!l   l'i !!/
       ヽ、  ゝi.!l   l-' l、
          l    rく三ヲ  .ノ  <はじめまちて♪
         `ー 、....__   r '´
                 ,r`‐ ヽ、._
          _ /_,..r   ヽ_ ヽ
             ヽ`ヽ,ヽ/    //
            `‐!-'    /ー"
             ト__....._!
            / ,! .「l
.   ,r‐'''" ` ー-- ' ! ! L ---‐ ''""" ヽ
   l ,r'´       / ヽ、       `ヽノ
    ヽ .___,.. -‐'´       ` ー- ........ -'´

彼の名はトゥイティー、見ての通りのヒヨコの姿。
しかし只のヒヨコと侮るなかれ、彼はFIFAユース大会委員会の末席…
現FIFA副会長にしてユース大会委員長でもあるシャック・ワーナー氏の遣いの者なのだ。

527 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/08/26(月) 15:45:35 ID:???

トゥイティー「今日はいいんちょのお願いで視察にきまちた。
       出来るだけ秘密裏にって聞いてまつけどよくわかんないでち。
       だってボクまだひよっこなんでち、ヒヨコだけに。」

トゥイティーの言う視察とは無論ヴィオラとバルサBのテストマッチの観戦である。
『試合の結果および経過詳細を報告せよ』という氏の命により、彼は遠路はるばるやって来たのだが…
このトゥイティー、可愛い外見と裏腹にかなり腹黒い性質だった。

トゥイティー「ここだけの話… 更に秘密裏に、FIFA名誉会長ポール・ノ・ラーソン氏からもお願い受けてまちゅ。
       今回の視察にとある人達を同行させて欲ちいって内容でち。 ホントはいけないんだけど、ボクちゃん
       名誉会長とのパイプは喉から手が出るほど欲しいでち。 それに同行させる人達もかなりの大物、
       ここで知遇を持っておけば絶対に損しないと思ってるでち。」

勝手に独白を終えると、トゥイティーはキョロキョロと周囲に目を配った。
同行者の一人はこの空港で合流する手筈になっていた。
世界的に高名な人物であり、どうな服装であっても一目見れば判る自信があった。

トゥイティー「えっとぉー…… うんとぉー…… 居たでち居たでち! 性悪大監督見つけたでち!」

彼は予定通りにその人物を目に留め、よちよちと走り寄った。

528 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/08/26(月) 15:46:39 ID:???

トゥイティー「大監督! お初にお目にかかりまちゅ、FIFAのトゥイティーでち!」

クライフ「おや、キミがそうか。」

トゥイティー「はいでち!」

ヘンドリック・ヨハネス・クライフ… つまりはヨハン・クライフその人である。
機械仕掛のオレンジを率い、机上の論理であったトータルフットボールを現実の物とした史上最高峰の選手。
それだけでなく現在はFCバルセロナのトップチーム… いわゆるエル・ドリーム・チームをて率い、前年度は見事
リーグ優勝を成し、今年度は更にリーグ優勝とチャンピオンズカップの2冠をほぼ手中に収めている大監督だ。

クライフ「ヒヨコが来るとは思いもしなかったが… まあこういう事もあるだろう。」

トゥイティー「柔軟なお言葉ありがたいでち。 ところでもうひとかたは何処に居るでちか?
       大監督の希望で視察に同行してもらうって聞いてまちゅが…」

クライフ「ああ、あヤツは列車だ。 サンタマリア・ノヴェッラ駅で拾って行けば良い。
     今からタクシーで向かえば丁度良い頃合だろう。」

トゥイティー「ラジャーでち! タクシーならあっちでち」

529 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/08/26(月) 15:47:45 ID:???

保護意欲を掻き立てそうな満面の笑顔で了解の意を示し、トゥイティーはタクシー乗り場へ誘導を始めた。
そして彼は歩きながらもクライフという大人物を持ち上げるべく口を動かし続けた。

トゥイティー「しかし流石は大監督でち。」

クライフ「何がだね?」

トゥイティー「あの人を遠路はるばる呼びつけるなんて、大監督以外の人には出来ない相談でち。」

クライフ「そんな事か。 過去の私との因縁と、現在のヤツ自身の状態。
     この2項目で挟んでしまえばなんて事もない。 どジャアァァァンという感じでな。」

トゥイティー「なるほど、わからんでち。」

そうこう話しながら、2人はタクシーへと乗り込んだ。
行く先はフロレンティア・ヴィオラのクラブハウス、その前にサンタマリア・ノヴェッラであった。

530 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/08/26(月) 15:48:50 ID:???

〜 翌朝 同AM10:00 〜 <フィレンツェ/フロレンティア・ヴィオラ練習グラウンド前>

同時刻、テストマッチが行われる予定の練習用グラウンド。

モニカ「今日は非公開だったのね・・・ 全然知らなかった・・・」

モニカ・センペルテ・ディマーレは自身の間の悪さに落胆していた。
いや、落胆というよりもはや絶望と言ってしまって構わない。
色々と顔を出し辛い気持ちのなか、それでも声をかけて貰った義理を無視するのは忍びないと、
何とか気持ちの折り合いをつけて今日ようやくここまで足を運んで来たのだ。

・・・にもかかわらず、今日は非公開ということで今ほど警備員に入場を拒否されてしまった。
この間の悪さは天運ではないか、自分の人生は一生こうなのではないかと思ってしまうほど、
彼女はネガティブに覆われてしまっていた。
しかしネガティブも極まればポジティブに転ずるものである。

モニカ(もうこのままじゃ帰れない。 誰でもいいから、今日来たことだけ伝えて行こう。)

531 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/08/26(月) 15:49:52 ID:???

入場拒否を受けながらもウロツキ廻ってれば、不審の目を浴びたり注意されたりするかも知れない。
しかし今の彼女の精神は捨て身というかヤケクソである。
せめて顔を出した事を選手に伝え、見学に誘ってくれたミハエルの面目が保たれるようにしたかった。
あれからもう随分時間が経ってしまった手前、手遅れかも知れなかったが。

そうこうするうち、彼女は裏口駐車場の前にやって来た。
当然のごとく見知った選手の姿はなく、代わりに警備員が3人立っているのが確認された。

モニカ(そう甘くはないわよね・・・・・・。
    それにしても裏口には随分と大人数が駐在しているのね。)

表口の警備員は詰め所にたった1人座っていただけだったのに、裏口には3人も立っている。
失礼ながら、破産によってプロ4部まで落ちた再建チームのする事ではないと彼女は思った。

その時、モニカの真後ろでバスが停車した。

ブロロロロロロ・・・ プー!

モニカ「わわっ・・・」

定員10数人程度の小さなレンタバスであったが、クラクションを鳴らされ、モニカは慌てて飛び退いた。

532 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/08/26(月) 15:52:31 ID:???

プシュー ザッ

バスの扉が開き、人が順次降りてきた。
モニカに視線を向ける者は少なかったが、中には『ヒュー♪』と愛想を示す者も居た。
モニカは三杉のチーム(プリマヴェーラ)以外は知らないが、それにしても初めて見る顔ばかりだった。

モニカ(・・・・・・!)

その中でモニカの目は一人の青年の姿に釘付けられた。
外見的な魅力によってそうなったのではなく、目が合った瞬間、言葉に出来ない圧力に怯んだのである。

ディエゴ「フン・・・」

その青年は興味なさそうにモニカへの一瞥を外した。
心臓を鷲掴みされたような感覚が緩まり、モニカは深く息を吐いた。

フェルディナンド「む・・・ なんだ小娘、今日の練習は非公開の筈だぞ。」

その内の一人・・・ おそらく監督役と思われる人物がモニカを見て口を開いた。
こちらは普通の人の感覚であり、口調がキツイものの、モニカは慌てる事はなかった。

モニカ「あっ、ごめんなさい。 すぐ立ち去りますので・・・・・・」

チッという擬音が飛び出す前に、モニカは身を翻(ひるがえ)そうとして・・・ 思いとどまった。

533 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/08/26(月) 15:54:04 ID:???

フェルディナンド「チッ、なんだ? さっさと行け。 でないと警備員に摘み出させるぞ。」

苛立ちの一切を隠す事無く、相手は高圧的な物言いをしてきた。
しかしそれは言葉だけの圧力であり、モニカが怖さを感じる程ではなかった。

モニカ「あの・・・。 ヴィオラの選手に伝言をお願い出来ませんでしょうか? 誰でも構いません。
    モニカという人間が見学に来たけれど、非公開と聞いて帰ったって・・・ それだけお願いします。」

自分ながら図々しいと思いつつ、モニカは自分の求めるところを相手に伝えてみた。


先着で
 ★モニカのお願い→! card★
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ》 フェルディナンド「そんな事は知るものか図々しい!」
《ハート》 ラーソン「まあまあ待って下さいよ監督、それくらいセーフっしょぉ?」
《スペード、クラブ、Joker》 ミハエル「おや、あれは・・・」 三杉「モニカじゃないか」

534 :森崎名無しさん:2013/08/26(月) 15:54:40 ID:???
 ★モニカのお願い→ クラブA

535 :森崎名無しさん:2013/08/26(月) 16:53:04 ID:???
ヒヨコw

536 :森崎名無しさん:2013/08/26(月) 17:20:54 ID:???
ヒヨコと同行する大物
シャック・ワーナーも創設者が元ネタになってんのね

537 :森崎名無しさん:2013/08/26(月) 18:11:49 ID:???
クラブでこの展開ということは……

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