キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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レス数が1000を超えています。残念ながら全部は表示しません。
【貴公子達の】Another-CU_7【憂鬱】

1 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/02/20(水) 20:55:23 ID:/6in+qtw




この物語はフィクションです。
史実や実在の人物を連想する場面があるとしても、この物語とは関係がありません。
風土、名称については文献を参考としていますが、想像のウェイトも大きく、事実と異なります。


そして……この物語は キャプテン森崎のアナザーストーリーであり…
  とある貴公子と仲間達の サッカーに賭けた青春を描くストーリーです。


恋愛は二の次に、サッカーに命を削って頑張る彼等を応援してあげて下さい。





601 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/08/30(金) 20:19:58 ID:???

> C 積極的な賛成の意を示す
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉はこの騒動を他の選手たちに伝える事のデメリットは小さいと踏んでいた。
人によって多少熱くなる者も居るかもしれないが、少なくとも我を忘れたりはしないだろう、と。
それでも彼が一瞬でも迷ったのは、全く異なる次元の話による物だった。

三杉(モニカのさっきの表情…)

部屋に入った三杉の顔を見るなり、その表情を曇らせたモニカ。
三杉にだけはあんな所を見られたくなかったという感情が、ありありと浮かんでいた。

これにより三杉は予想していた事の確証を得てしまっていた。
モニカは三杉の事を未だ引き摺っていて、それどころか諦め切れてもいないという事を。
だからこそ迷った。

三杉(もしここで僕がチームの損得に迷う男を演じたら、モニカは僕に少なからず失望するだろう。
    それはモニカを縛っている物をほどく事になるんじゃないか。 …そう思うけれど。)

しかし三杉はそれを実行する事は出来なかった。
何故ならば、三杉は冷静に見えているようで、その実は大きな怒りを溜めていたからである。

602 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/08/30(金) 20:21:52 ID:???

結ばれる事もなく、ただ傷つけるだけに終わってしまった… けれども一度は確かに好きになった。
今でも貴いと思えるこの娘に、あのディエゴ・ブランドーは辱しめの手を向けたのだ。

許し難い暴挙だった。
ミハエルの言う通り、彼等が頭を垂れる姿をぜひモニカに見せつけたかった。
それが彼女の溜飲を少しでも下げる事になるならば尚更である。

三杉「よし、ではそうするとしよう。 でもここに居る者以外には、彼女が何をされたか
    具体的な事は言わない。 『乱暴を働かれた』と内容は濁すから、それを徹底しよう。」

ミハエル「モチロンです。」
ミュラー「私も異存はありませんよ。」

モニカ(な、なんだか大変な事になっちゃった…)

三杉の鶴の一声が決定した。
モニカはこの試合に限りヴィオラのマネージャーを務める事が許されたのである。

ミハエル「モニカ嬢はそれで構いませんか?」

モニカ「えっ!? あ、は、はい!」

アタフタとしつつも、モニカはしっかりと頷いた。

603 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/08/30(金) 20:23:56 ID:???

ミュラー「決まりですね。」

珍しくミュラーがニヤリとした笑みを見せた。
彼も同じような心持ちの男。
ディエゴの暴挙を男として、人として許し難いと思っているのだろう。

モニカ「あ、それとミハエルさん…」

ミハエル「?」

モニカ「モニカ嬢なんて勿体ないので… モニカ、で良いです。」

ミハエル「OK、モニカ。」

三杉(フフ)

三杉はちょっとだけ目を細めると、自らの両頬をピシャリとはたいた。
自分でもメラメラと燃えて来ているのが自覚出来ていた。

604 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/08/30(金) 20:26:52 ID:???
ここで切ります。
次回更新は未定で、週明けになるやもです。

>>599 そんなの自動アウトに決まってるじゃないですか♪
>>600 そんなの任務了解に決まってるじゃないですか♪

>>598ほか皆さん 大喜利的なコメントありがとうございます、いつもニヨニヨしています。


605 :森崎名無しさん:2013/08/30(金) 20:31:04 ID:???
ディオォォオオーッ!君がッ!泣くまで!点差をつけるのをやめないッ!
みたいな展開に持ち込めるようにがんばって攻略法探してみるかー

606 :森崎名無しさん:2013/08/30(金) 21:59:19 ID:???
WGとSBでサイドに展開するのはまあまあ分かるけど、守備はいまいち不明
どうにか高めでのパスカットを狙いたいというのはある

607 :森崎名無しさん:2013/08/31(土) 08:30:47 ID:???
今更気づいたけど作戦会議はオワイランとやった方がよかったかも
蟻地獄の罠を仕掛けるのも面白かったかも

608 :森崎名無しさん:2013/08/31(土) 08:32:24 ID:zCWNFn1k
オワイランはどうにも頼りない印象が強くてなー
出迎えの同行メンバーにも同じ貴公子という点でミュラーに一歩劣って選ばなかったし

609 :森崎名無しさん:2013/08/31(土) 08:38:06 ID:???
頼りない、と言われてるけど加入した時期を考えると善戦してる方だと思うけどな

610 :森崎名無しさん:2013/08/31(土) 08:42:27 ID:zCWNFn1k
あくまで印象ね。
実際は違うとしても、シナリオを大きく左右する選択肢で賭けに出ることは出来ないから安牌を選ぶしかない。

611 :森崎名無しさん:2013/08/31(土) 08:43:32 ID:???
すみません、昨日からageっぱなしでした。

612 :森崎名無しさん:2013/08/31(土) 08:45:05 ID:???
タックルとブロック技はなかなかのものだしLvも上がってきてる
オーバーラップでも目立つ場面もくるかもしれない
そろそろ頼りにしてもいい時期が近づいてきてはいるはず
要は今後の活躍にきたいー

613 :森崎名無しさん:2013/08/31(土) 09:07:33 ID:???
ブンナーク()と相談したら、どんなひどい相談になるかはちょっと見たかったなw

614 :森崎名無しさん:2013/08/31(土) 09:12:36 ID:???
隣の人「いった! いった! ブンナークがいったーっ!」

615 :森崎名無しさん:2013/08/31(土) 18:17:44 ID:???
非公開だから隣の人の出番はないですw

−−−−−−−
−−J−Q−− Jブンナーク Q新田
F−−−−−G Fミハエル Gオジオ
−−−I−−− I三杉
−N−−−B− Nオワイラン Bダラピッコラ
−−−−−−−
−E−C−L− Eスペルマン Cミュラー Lレントゥルス
−−−−−ー−
−−−@−−− @ラムカーネ

敵SBにミハエルとオジオ、WGにオワイランとダラピで向かう
基本オワイランとダラピは中央によりディエゴ対策、サイドに開くのが間に合わない場合はDFがカバー
ミュラーはパスカットかクリアーかの判断はおまかせ
三杉はタックルからパスカット、守備のカバーまでガッツの限り絞りつくしてもらう。まあいつもどおりですw

システムは事前にストックすれば有利になるはず

616 :森崎名無しさん:2013/08/31(土) 18:26:23 ID:???
ハイカット狙いたいのはわかったけど前がかりすぎるw

617 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/09/02(月) 13:54:25 ID:???

モニカを連れて戻ると、やはり選手達には何事かと驚かれた。
中には単純に『モニカちゃん久し振りー』とか言うレの付く人もいたが、それは少数派である。
大抵は聞かされていた今日の試合の趣旨・決めごとに矛盾する外部の人間(モニカ)が居る事に質疑を寄せた。

だが理由を話すと誰もが納得し、相手の暴挙に向けて憤慨する者も多かった。
モニカを臨時マネージャーとする事は抜け道であり、違反スレスレではあるが、
相手の脛に傷のある事であり、下手に抗議をして来れないだろうとの見方が強かったのだ。
また三杉より上の責任と裁量をシーザーが存外にノリノリであった事も大きな後押しとなった。

モニカ「…という経緯で…… 臨時マネージャーとしての私が誕生してしまいました。」

メリー「今日は私の代わりを頼むわね。」

モニカ「は、はい! 迷惑かけないよう気を付けます!」

メリー「それじゃあ差し当たって試合前のワンポイントアドバイスをして貰おうかしら。
     心配しなくてもこの台本の通りに話してくれれば良いから」

モニカ「はい、分かりました。(台本?資料とかじゃなくて?)」


<日本>

弥生「ックシュン!(あれ? なんだか出番が無くなった気が… 気のせいかな?)」


618 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/09/02(月) 13:55:30 ID:???

三杉「よしみんなきけ。 今日の相手はバルセロナB、かつてヨハン・クライフが選手として所属、現在は
    監督として指揮を執っているチームのユースだ。 言うまでもなくスペインで最高峰の強敵だぞ。」

今回もいつもの通り試合前の最終確認が始まった。
主要選手の情報から基本的戦術と序盤の対策までを、この場で一通り再告知する。

三杉「相手のフォーメーションは4−3−3、ショートパスの多用で攻撃をビルドアップするポゼッション重視の戦術だ。
    これはバルサのトップチームが採っているシステム・戦術と共通… と言うよりバルサはプリメーラからトップに
    至るまで、全年齢のチームが全く同じタクティクスを採っているようだ。」

一呼吸を置いて、次に話す内容に力を込める。

三杉「ポゼッションと言えば、皆はレッチェを思い出すと思う。 …けれど、これは似て非なる物と考えて貰いたい。
    何故ならば、レッチェのそれはディッテンベルガがチームの弱点を隠し、解消する為に生み出した『対策』だ。
    だがバルサのポゼッションは、クライフがトータルフットボールの要素を抽出し、攻撃の『思想』を突き詰めた物。
    これは決定的な差異と考える必要がある。」

『ポゼッションはポゼッションではないのか?』と一部の選手達から怪訝そうな顔が浮かぶ。
事前に相談を受けていたオジオも例外ではなかった。

619 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/09/02(月) 13:56:33 ID:???

三杉「レッチェは『対策』であるがゆえ、守備対策を成してしまえば完成だ。 ミスを無くすための精度向上はあっても、
     それ以上の進化にはなかなか進まない。 だがバルサは攻撃の『思想』によって生まれた物だ。 思想には
     限界がない、終わりがない。 それは常に人々の予想を超えてくるという恐ろしさがある。
     ディッテンベルガは敬意を払うべき優れた戦術家だが、ヨハン・クライフは常識で量り知れない天才という事だ。」

オジオ「つまり… レッチェで通用したポゼッション対策で対抗できない可能性があるという事なのかな。」

三杉「そう考えて臨むべきだと僕は考えている。 皆にもそのつもりでいて欲しい。」

『ゴクリ…』と誰かが唾を飲み込んだ音が、やけに響いて聞こえた。


三杉「敵の配置や選手の詳細については予め配布しておいた資料(>>363-365)の通りだ。
     その上でこちらの狙いや選手の役割について再確認しておく。 まずは2トップのブンナークと新田。
     新田は僕とオジオ、ブンナークはミハエル・レントゥルスと連携して前線からプレス→ボールカットを狙う。
     ボールを奪ったら囲まれる前にサイドへ振るか、僕らにバックパスをするように。
     新田の切り込みは大きな武器だが、体力と相談し、あくまで選択肢の一つとしてくれ。」

新田(後半のスタミナ切れはオレも避けたいし、状況を見ないとな… って、俺も色々考えるようになったなあ。)

三杉「相手の最終ラインはどうやら空中戦より地上戦に強そうだ。
     チャンスがあればグラウンダーも良いが、得点源の中心はダイレクトシュートになる可能性が高い。
     ブンナークはそのつもりでポジションを取って欲しい。」

ブンナーク「よーし、任せな。 お嬢ちゃんの仇はオレが力比べで返してやるからよ。」

620 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/09/02(月) 13:59:03 ID:???

三杉「そういう事だからオジオとレントゥルスは積極的にサイドを上下して貰う事になる。
     相手の空中戦がどれほどのレベルかという事もあるが、サイドを抉って確率を上げるか、
     それともアーリークロスで数を取るかは適切に判断して欲しい。」

オジオ「うん、得意分野だよ。」
レントゥルス「お、オレはあんまし得意じゃないかもー…」

三杉「ミハエルは僕と共に前線でのカットを狙う主役になって貰わなくちゃいけない。
    攻撃は基本的にサイドへの配給かスルーパス狙い。 カットインは相手が警戒していない時のみだね。」

ミハエル「そのつもりです。」

三杉「ダラピッコラはディエゴ・ブランドーとのマッチアップが主な仕事だ。
     ショートパス中心のチームの中で、カットインを強行してくるとしたら彼だろう。
     ボールを奪えたら無理にパスを通そうとする必要はない、セーフティーな選択を心掛けてくれ。」

ダラピッコラ(ディエゴ・ブランドー…噂には聞いた事があるぜ。 いわゆる『好くない噂』だけどな。)

三杉「最終ラインの3人はミュラーを中心にラストパスのカットを狙って欲しい。
    ただ仕掛けが早い時はゴール前を固めなくてはならないから、敵の攻撃リズムをよく読んでくれ。
    僕とミハエルも今日は守備のために下がるつもりだが、どちらか一辺倒になると狙われるからね。」

ミュラー「相手を好く見ていく必要があるか・・・」
スペルマン(どちらかと言えば体を張る方が得意だけど、その機会はあるのかな。)
オワイラン(ショートパスで支配率を上げるポゼッション・・・か。)

621 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/09/02(月) 14:00:09 ID:???

三杉「ラムカーネについてはアレコレ言うことはない。
    相手は連携の練度が高いだろうから、あまり飛び出さずにシュートを確実に止めてくれ。」

ラムカーネ「了解した。」

一気にまくしたてた事で呼吸が荒ぶった三杉はひとまず息を整える。
これで選手に対して一通り指示確認は出来たつもりではあった。
しかし最後に何か特筆すべき事があったかどうか、三杉はもうひとたび反芻する。


☆なにか?

A 特に無し
B 指定の選手に特命(選手指定・内容記述)
C ルベン・ゴンザレスがパワーシュートに強い件
D リネカーへのマークについて
E ライカールとフォンセカのマークについて
F クァールの得点力について
G ラーソンのフィールドカバーリングについて
H その他(自由記述)

[3]票選ばれた選択肢で続行、投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。


>>615 ストックしますた

622 :森崎名無しさん:2013/09/02(月) 14:20:16 ID:JF6VCYIg
C

ただ強いのではなく「異常に」強いというのがな

623 :森崎名無しさん:2013/09/02(月) 14:38:38 ID:klbWFNFI


624 :森崎名無しさん:2013/09/02(月) 14:41:12 ID:+wWhvOfE


625 :森崎名無しさん:2013/09/02(月) 14:57:28 ID:6OYXZK82
G

626 :森崎名無しさん:2013/09/02(月) 15:55:59 ID:fAH+bhHA


627 :森崎名無しさん:2013/09/02(月) 16:30:08 ID:???
前回はアマラウとの相性のせいでポストプレイかましていい
タイミングが見えなかったけど今回は決まるか?

628 :森崎名無しさん:2013/09/02(月) 18:00:49 ID:???
オワイランの反応を見ると、やはりアリジゴクに近い戦術が正解だった?
バルサはとにかく繋ぎやすいところにショートパスするみたいだから相性も良好だし

629 :森崎名無しさん:2013/09/02(月) 18:14:52 ID:???
>ダラピッコラ(ディエゴ・ブランドー…噂には聞いた事があるぜ。 いわゆる『好くない噂』だけどな。)

この噂が下剤となって襲い掛かってきたりするのかー?w

630 :森崎名無しさん:2013/09/02(月) 18:29:45 ID:???
ハーフタイムは要注意だな

631 :森崎名無しさん:2013/09/02(月) 18:34:05 ID:???
ブンナークの下剤に苦しむ姿…あれ?似合ってね?w

632 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/09/03(火) 12:39:37 ID:???

> C ルベン・ゴンザレスがパワーシュートに強い件
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉「最後にひとつ懸念があるとすれば…」

振り返る思考の中で、引っかかるのはやはりあの件だった。
それはGKルベン・ゴンザレスのデータの中にあった記述…

◎ゴンザレス
シュート処理B 1対1処理A 浮き球処理A
高いレベルでまとまっている巨漢GK。映画から出演
反射神経はまあまあというレベルだが、厄介なのはパワーシュートに対して異常に強い点。

三杉「敵のGKがパワーシュートに対して異常に強いらしいという点についてだ。」

ブンナーク「うぬ…?」

三杉「スペインのサッカーは、クライフがバルサに技術と戦術を持ち込んだ事で変曲点の渦中に在る。
    それまではおよそ高いレベルのサッカーをしていた訳でなく、力のぶつかり合いが主体となった、
    ゴツゴツしたスタイルのサッカーが主流だったと言われている。 つまり守備… 特にGKについては
    その名残を色濃く残し、力に押し勝てるキーパーでなければいけない筈なんだ。」

オワイラン「……あっ、なるほど。 変わりゆくさなかである故に、バルサが戦うリーグでは、
       まだパワーで押すタイプのチームが主流という事ですね?」

633 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/09/03(火) 12:40:48 ID:???

オジオ「ああ……そういう事か」

三杉「うん。」

何人かは三杉の説明でおおよその理解を示したが、首を傾げたままの者もいた。
三杉が更に追い打ちをかけようと口を開きかけると、意外なところから声があがった。

モニカ「あの… つまりこういう事ですよね? フィールダーはクライフのサッカー理論のために技術寄りの選手
     に変わった。 でもGKだけは、リーグ戦で戦い易いようパワーシュートの専門家を残したって事ですよね?」

三杉「……その通り」

『おお…』という感嘆と注目が臨時マネージャーに注がれた。
かしこまるように一歩二歩と下がるモニカだが、流石は長年のミラニスタである。
好くサッカーを理解しており、しかも頭の回転も早い。

三杉「モニカの言う通り。 スペインのサッカートレンドが今後技術寄りに変わっていく事で、GKも変わって
    いく事と思うが… ひとまず今日の相手はブンナークのようなパワーストライカーには滅法強い筈。
    イメージとしてはいわゆる特化型の職人タイプと言えるだろう。 それがどの程度かは、やってみなければ
    分からない所だが… ブンナークには撃って貰うよりもポストプレーを頼む場面が増えるかも知れない。」

634 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/09/03(火) 12:41:48 ID:???

ブンナーク「ふぅん… そうかよ。」

これを聞かされたブンナークは、怒りはしないが憮然とした体(てい)となっている。
名実ともにファーストストライカー、ゴールゲッターである彼としては当然だろう。
だが三杉は言う必要があると判断した。

三杉「…頼めるか?」

ブンナーク「構わねーぜ。」

三杉「済まないな。」

ブンナーク(勝つ為に、ソレが必要ってーなら仕方がねえ。 オレだって文句を言うつもりはない。
       …だが、最初からそのつもりで居られるってのは良い気がしねえもんだな…)

三杉(恐らくブンナークのプライドを傷つけてしまったな… だが確実に勝利を目指すためには仕方ない。)

※ 三杉とブンナークの相互感情が2下降しました。

635 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/09/03(火) 12:42:54 ID:???

確認は十分に尽くされ、これからはプレイで人事を尽くす番となった。
もう間もなくグラウンドへと向かう時間である。
それに伴い、選手達の熱気も溢れ出るところとなっていた。

そしていつもの掛け声が響き渡る。

三杉「よし、みんな行こう! Forza Fiorentina!」

選手達「「「 Forza Fiorentina!! 」」」

636 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/09/03(火) 12:44:06 ID:???

☆臨時ジャーマネのワンポイントアドバイス☆

モニカ「ど…どうも皆さん。 思いも寄らぬとはこの事で、何故か臨時マネージャーとなったモニカです。
     私なんかで務まるかどうか分かりませんが、必死にやらせて頂きます(滝汗)

     えぇ…今回の試合は本来シナリオとしてオミットされる予定だったそうです。
     しかし前回の試合以降、スレ主様に暫く休憩期間があり、そのリハビリとして急遽組み込まれました。
     取り敢えず試合描写の勘が取り戻せればOK、サッサと始めてサッサと終わらせる予定思いだったそうですが…
     まあ書き始めてしまえばこうなりますよね。」


モニカ「バルサBはとにかくパスで繋ぐ事が非常に得意なチームで、その為のチームスキルがあります。
     そうでなくとも全員のパス値が高めとあり、ボールカットには苦戦を強いられそうです。
     カットが出来なければ相手の攻めが続く悪循環…いわゆる支配率の差がありますからね。
     前半はラムカーネさんの無双パワーがありますが、後半もその状況だと非常にまずくなるでしょう。
     ミスギさんの類い稀なるインターセプト能力が活きることに期待ですね。

     それからディエゴ・ブランドー選手は勝つ事に頑ななまでのこだわりを見せる選手です。
     あくまで『ディエゴ』であって、快楽的・暴力的である前にリアリストである人物像だそうです。
     おそらく私にキスをしたのも、ミスギさんの姿を認め、その動揺を誘うためだったのでしょう。
     そんな彼が追い詰められた時のプレイは予め警戒をしておく必要があると思います。」

637 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/09/03(火) 12:45:06 ID:???

モニカ「それと… 言いにくいのですが仕様変更があるそうです。」

スレ主「言いにくい事を言わせて済みません。」

モニカ「いえ…こういうの慣れてますから。」


<キープについて>
 前線でボールをキープして味方のマークを減らしたり、味方の上がりを窺ったり時間稼ぎを行うコマンド。
 ドリブルor競り合いでいずれか高い方の能力値に+1補正した数値が基本値となる。(確率技は発動しない)
 『攻撃側』が0差以上で成功し、-1差以下ではボールを奪われて敗北となる。 成功した場合、攻撃側は
 チャンス率の高い味方へパスを出すか、更に時間を稼ぐための行動を自動で行う事になる。

<マーク(守備コマンド)について>
 ディレイを目的とした行動で、対象を取り囲んだり、敵のカウンターアタックに対して布陣を整えるコマンドです。
 タックルor競り合いでいずれか高い方の能力値に+1補正した数値が基本値となる。(確率技は発動しない)
 『攻撃側』が1差以上だと振り切られて敗北、0差以下なら成功となる。 成功した場合、攻撃側は
 囲まれる危険を避ける為に安全なパス(主にバックパス)で逃げる事になる。また時間を稼げた事で
 守備側は上がった味方が戻る事ができ、相手のカウンターチャンスを潰す結果となる。

<信頼(相互)補正について>
 各選手毎の連携熟練度による補正の総称。
 LV1でワンツーに1/2で+1、LV2でワンツーに3/4で+1、
 LV3になるとワンツー4/4で+1に加え、守備の人数補正に+1の補正。
 日々の交流によって上下する可能性がある。

638 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/09/03(火) 12:46:10 ID:???

モニカ「以上になります。 あとは選手たちのガッツやフォーメーション情報でおしまいです。
     そうそう、この試合はなんとなくローマ戦やレッチェ戦のような感覚で臨むべきかも知れないそうです。
     それほどにポゼッションを奪われるというのはストレスがかかるという事ですね。」


【チームガッツ】
 残り/最大 
 810/810 Q新田
 900/900 Hブンナーク
 800/800 Fミハエル
 890/890 I三杉
 790/790 Gオジオ
 770/770 Lレントゥルス
 720/720 Bダラピッコラ
 720/720 Eスペルマン
 850/850 Nオワイラン
 790/790 Cミュラー
 880/880 @ラムカーネ

639 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/09/03(火) 12:47:11 ID:???

【バルセロナB(4−3−3)】
−−−@−−− @ルベン・ゴンザレス
−−D−C−− Dマルコス・アウミージャ Cクァール
−A−−−B− Aペドロ・フォンセカ Bフェレール
−−−−−−−
−−E−G−− Eグランディオス Gライカール
−−−−−−−  
−−−I−−− Iディエゴ
−F−−−J− Fリネカー Jラーソン
−−−H−−− Hアルゴス
−−−−−−−
−−−◎−−−
−−−−−−−
−−−−−−−
−−Q−J−− Q新田 Jブンナーク
−−−−−−−
−−I−F−− I三杉 Fミハエル
G−−−−−L Gオジオ Lレントゥルス
−−−B−−− Bダラピッコラ
−E−−−N− Eスペルマン Nオワイラン
−−−C−−− Cミュラー
−−−@−−− @ラムカーネ
【フロレンティア・ヴィオラ(3−5−2)】


[チームBGM]
・ヴィオラ:キャプテン翼5 味方チーム イタリア・カルチョフェスタ
  http://www.nicovideo.jp/watch/sm7713628 (4:01〜5:24)
・バルサB:キャプテン翼5 敵チーム イタリア・カルチョフェスタ
  http://www.nicovideo.jp/watch/sm7713628 (5:56〜7:17)

640 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/09/03(火) 12:48:12 ID:???
一旦区切りまー

641 :森崎名無しさん:2013/09/03(火) 13:07:04 ID:???
どうでもいいことかもしれないですけど
動画指定間違ってると思います飛んだ先が1〜4のBGM集でした

642 :森崎名無しさん:2013/09/03(火) 17:21:07 ID:???
ルール変更でブンナークが強化されたと見ていいんですねチラッ

643 :森崎名無しさん:2013/09/03(火) 17:24:20 ID:???
ブンナーク以外のゴールでリードして、後半ブンナークを守備に回したりしたら泣いちゃうかな……

644 :森崎名無しさん:2013/09/03(火) 17:39:16 ID:???
泣かすつもりだw

645 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/09/03(火) 19:42:12 ID:???

<グラウンド>

三杉達が控室を発った頃…
バルサBの選手たちはウォームアップがほぼほぼ済んでおり、臨戦態勢は既に整いつつあった。
選手達からは徐々に軽口が減り、踏み足の調子や芝の状態を確認する姿が多く見られる。
その中でただ一人、呆けるように何もない宙空へ視線を向ける選手がいた。

ディエゴ(クン…… クン………)

ディエゴ・ブランドーだった。
奇行と思われてもおかしくない様子であるが、そんな彼を気にする者はなく、話しかける者もいなかった。
だがチーム随一の技術を持つ彼に対して、誰も無視の扱いを決め込んでいるという訳ではない。
ディエゴのこの行為が何を意味する物か誰も理解出来ていないが、こんな様子の彼に話しかけると激しく
邪険にされるのは知っていたし、その後の彼が試合で普段以上のパフォーマンスを出す事も常識だった。
今ではまるで触れてはいけない、タブーのような空気がチーム内に染み付いている。

ディエゴ(居るぞ…あいつが。 近くにいる、確かに。)

ディエゴはひとり何かを察知したようだった。
チームの誰一人として気が付かない事を、ディエゴだけは察知する事が出来たのだ。


――――――――――
――――――――
―――――
――



646 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/09/03(火) 19:43:42 ID:???

〜1983年/英国〜

ディエゴ・ブランドー、当時10歳。
4年前に母を破傷風で失い、彼は本当の故郷も父も知らず、天涯孤独の身であった。
かつて母と共に身を寄せていた農場を飛び出し、貧民街にてその日の稼ぎ、
あるいは騙し取る事で食を繋ぐような日々を過ごしてきた。

そんな彼の心を支えていたのは遺言のような母の言葉…

『悲しまないで…全ては私の罪、あなたが悪いんじゃあない。
 でもディエゴ… ただの一つも遊び道具を 買い与えてやれなかったけれど… 
 私の作った藁を丸めた小さなボール、芯もない軽い小さなボール。
 それをおまえは手でやるように足で扱ってみせる。
 もう少し大きくなったらフットボールを蹴ってみるといい…… それがお前の才能だよ………』

そして母親と彼自身を見捨て、黙殺した社会への厭悪・憎恨…

「いつか必ず復讐する」
「父親のわからない子供を生んだからといってただ傍観していただけの無関心な農場のヤツら!
 お前らはただ母親を見捨てた」
「母と自分を捨て去ったどこかにいる父親も! 農場の領主も! 決して許さないッ」
「どいつもこいつも!有罪だ!」
「くそ田舎者どもッ!オレは必ず社会の頂点に立ってみせる!」
「そしてオレを邪魔するヤツらは靴の中にシチューをもらうことより
 もっと屈辱的に『誇り』を切り裂いて地面の上をはいつくばらしてやるぜッ!」


647 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/09/03(火) 19:44:59 ID:???

ディエゴはその日を生きる銭を稼ぐと、あとはひたすらボールを蹴っていた。
同じような境遇の子供を何人か集めて試合のような事もした。
時には大人を挑発して挑むような真似もしていた。
舗装もまともにされていない石畳の上でのフットボール…
傷だらけにされる事も多々あったが、最終的にディエゴは相手を完膚なきまでに叩き潰すほどにまでなった。

そんな荒れ果てた暮らしの中、彼の人生に転機が訪れる日がやって来た。
何の前触れもなく、迎えるよう『悲惨の線』の向こう側はやって来たのだ。

その向こう側の名は英国貧民街に生きるディエゴですら知っていた。
ヨハン・クライフ… 『空飛ぶオランダ人』『クライフターン』『トータルフットボール』と、
代名詞を幾らでも挙げる事の出来る外国人であった。

クライフ「探したぞ… 一体………………………………探した事か……」

ディエゴ(なんだこいつ………? ヨハン・クライフというのは狂人か…?)

クライフ「やっと会えたな、…………お前に。」

ディエゴ(何を言っているのか分からない。 だがどうやらこいつはオレに興味を持っている。
      なら決まりだ。 取り入り… そして奪ってやる! こいつはオレが這い上がるための踏み台だ!)

648 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/09/03(火) 19:47:50 ID:???

2人の立場には雲上と泥底ほどの差が存在していた。
しかし立場の差に関係なく、2人は互いにこの出会いを希求し、歓迎した。

当時アヤックスからフェイエノールトへ、現役最後の移籍をしたクライフ。
彼がどのような意図を持ち、わざわざ遠く英国貧民街のディエゴと接触をしたのか。
それは今を以て謎であった。

事実として残っている記録は、この後ディエゴがクライフの強い推薦で
スペイン・バルセロナFCのラ・マシア寮に入り、カンテラの一員になったという事である。

「フットボールでの栄光ッ! それはイギリス王室さえも動かす権力ッ!」
「それを掴むためにはいかなる手段も厭わないッ!」
「舞台が反逆の代名詞であるバルセロナというのも悪くないッ!」


――
―――――
――――――――
――――――――――

ディエゴ(ヤツが見ている。 この試合に一体『何が』ある?)

勝利さえしておけばどうでも良い試合… 今日の試合をディエゴはそう見ていた。
しかし今、その認識では『何か』まずいと考え直す必要に迫られた。


649 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/09/03(火) 19:48:51 ID:???

ヤツが自分に何を求めているのか… ディエゴにはそれが分かりかけて来た時期にあった。
それはディエゴの野心と一致する事だと半ば確信を抱くに至っていた。

ディエゴ(くれるという物は全て貰ってやる… だがオレはそれ以上に絞り尽くさせる予定だ。
      その為にはヤツの全容を掴まなければならない。 その前に躓いてたまるものかよ。)

ディエゴは不敵に笑み、何もない宙空から現実へと視線を戻した。
その視線の先には彼の敵が居た。


ザッ…

ラーソン「ようやくお出ましっすね、ウィッシュ!」
ライカール「物騒な目をした世界だな。」

ミュラー「非道を見過ごす輩にかける情けは無い。」
ミハエル「悪いけど… 今日は存分に恥をかいて貰います。」

ブンナーク「オレが吹っ飛ばしっこで何倍にもして返してやるぜ。」

クァール「はぁ? なんだよ…ひきにく≠ノしてやるか?」  !?

グランディオス「プロ4部か… とんでもない、良い眼光をしているじゃないか。」

オワイラン(これがバルサBか… 流石に貫禄あるな。)

ダラピッコラ(オレもギャングに育てられた人間だ。
        自分が上等じゃないってこたぁ知っている… だがな…)

650 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/09/03(火) 19:49:58 ID:???

先に相手が乗り込んでいるフィールドに、三杉も遅れて降り立った。
既に両チームの選手間で眼光が衝撃をほとばしっている。
因縁という物があった訳でなく、目的のための過程で越えなければならない相手…
それが三杉にとっての… フロレンティア・ヴィオラにとってのバルセロナであった。
だが因縁は生み出されたのだ。


☆何かアクションしますか?

A 敵選手に話しかける(選手名記述)
B 味方選手に話しかける(選手名記述)
C モニカに話しかける
D ただポジションに着くよう味方選手に呼び掛ける。
E 敵全体に向けて何か言う(内要記述)
F その他(自由)

[3]票選ばれた選択肢で続行、投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。


※本日の更新は以上です。いつもコメントありがとうございます。

651 :森崎名無しさん:2013/09/03(火) 19:54:26 ID:UeoNB6x+
A グランディオス

敵選手>>363-364

652 :森崎名無しさん:2013/09/03(火) 19:55:36 ID:tO8ZP7sA
Bダラピッコラ

653 :森崎名無しさん:2013/09/03(火) 19:57:25 ID:Uqho1bnY
B オワイラン

654 :森崎名無しさん:2013/09/03(火) 19:57:36 ID:???
ラ・オツデシター

655 :森崎名無しさん:2013/09/03(火) 19:59:31 ID:0Dol+oFE
Bミハエル

656 :森崎名無しさん:2013/09/03(火) 20:04:18 ID:???
クライフ…フライング・ダッチマンか。この世界だとなんか見てはいけないものを見てるのか?

657 :森崎名無しさん:2013/09/03(火) 20:06:52 ID:D8rBzzgA
Bブンナーク

658 :森崎名無しさん:2013/09/03(火) 20:14:30 ID:???
皆バラバラじゃないですかー
今日中に3票貯まらないんじゃ

659 :森崎名無しさん:2013/09/03(火) 20:17:47 ID:GDJWvo8g
Bブンナーク

660 :森崎名無しさん:2013/09/03(火) 20:24:46 ID:KzXfqFkA
E 「今日は良い試合をしよう」
激昂してはいけない…だが、行儀よく握手する…仲でもない…昂るのは試合の中だけ
今は静かに、静かに宣言するだけでいい…

661 :森崎名無しさん:2013/09/03(火) 20:51:33 ID:appzj65Q
Bダラピッコラ

662 :森崎名無しさん:2013/09/03(火) 21:22:33 ID:???
クァールさんだけ、所十三の絵で再生されたんだが

663 :森崎名無しさん:2013/09/03(火) 21:32:41 ID:veFeEfI+
E 「ディエゴ・ブランドー…モニカの名誉・心の安らぎの為に、
  フロレンティアの光り輝く道の為に、君には絶望の淵に落ちてもらう」
思いっきり啖呵切ってみるのもどうだろう、気が早いブンブンや新田の代弁にもなると思うし

664 :森崎名無しさん:2013/09/03(火) 21:40:11 ID:QhMtIvcg
A グランディオス

こういう時は敵も味方につけないと
讃えつつ、あのときの事を引き出し、そして実力を見せつければいい

665 :森崎名無しさん:2013/09/03(火) 21:47:05 ID:U44eodGc
A グランディオス

666 :森崎名無しさん:2013/09/03(火) 22:06:13 ID:???
ブンナークとの信頼補正は直ぐに上がるしねw

667 :森崎名無しさん:2013/09/04(水) 05:54:26 ID:???
A ラーソン 「ウィッシュ!」と返してあげるw

668 :森崎名無しさん:2013/09/04(水) 07:54:18 ID:???
過去スレ読み直す中インテル戦から熱い、ヘルナンデスは固いし
ブンナークはツンツン、ミハエルはバラを咥えて初登場w

669 :森崎名無しさん:2013/09/04(水) 12:41:25 ID:???
F ニャンコ先生に話しかける

670 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/09/04(水) 18:24:48 ID:???

>>641
およ、失礼致しました。正しいURLは以下のものと思います。
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm8678859

>>642
はて、なんのことだか
ちなみに対キープにも有効な確率技は今後実装予定です。

>>643-644
おっす、オラブンナーク。CFWだけどCB適正もチーム1だ。

>>656
フライングダッチマンをググってみると存外に面白いですよね。

>>658
バラバラということは色々な方がそれぞれの視点・好みで見て下さってる証と受け取りました。
光栄の極み。

>>662
不運ハードラック≠ニ舞踏ダンス≠チちまったぜ。     !?

>>666
そう思っている事でしょうが、きっと意外に高くないのがブンナークとの信頼補正です。
チーム全体ので見ると比較的高くはありますが。

>>668
過去スレとかとてもお恥ずかしいですが、そう思って頂けると胸熱です。
ヘタレナンデスと呼ばれながらすっごい堅かった黄金の右腕には私もwktkでした。
大会を通してフィオレンティーナからの被失点が最少だったのも実はインテルでしたし。

671 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/09/04(水) 18:27:58 ID:???

> A グランディオス
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

試合前にどうしても知っておきたい事があった。
それはバルサBの隙に成り得るか否かという点で、三杉が重要視していた事だった。
その為に三杉は感情を今一度散滅し、一人の男との接触を図った。

三杉「キャプテンのグランディオスだね? あんな事があったせいで申し遅れてしまったが、
    僕がこのチームのキャプテン、ジュン・ミスギだ。 今日はお手柔らかに頼むよ。」

グランディオス「グランディオスだ。 ご存知の通りキャプテンはオレがやらせて貰っている。」

挨拶には丁寧にまとめたテンプレにディエゴへの皮肉を込め、握手を求めた。
グランディオスはそれに応えて手を握るも、皮肉に対しては無反応。
流しているのか、触れたくないのか… その真意は量りかねるところである。

三杉「(それならば強引にでも引き出してやるさ。 まあ、刃先は隠すけれどね。)
    クライフがもたらしたカンテラ、ラ・マシア寮などの育成システム、それから技術と戦術の革新は
    ここイタリアでも名高く伝わっているよ。 その思想を受け継ぐのがキミだと言われてる事も含めてね。」

グランディオス「それは光栄な話だ。 こちらも…と言いたいところだが、恥ずかしながらオレはバルセロナ
         以外のチーム事情…はおろか、戦術についても疎くてな。 遠征がイタリアに決まってから
         急きょ勉強をしてきた『にわか』に過ぎなくてね、申し訳ない。」

672 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/09/04(水) 18:29:12 ID:???

三杉(……なんとも)

恥ずかしそうに笑ったグランディオスの様子に三杉は少しだけ意表を突かれた。

三杉「(飾りがないな。 いや、受け取り方によってはこちらのチーム事情へ配慮した言葉とも取れる。
    少なくともこのグランディオスはディエゴ・ブランドーとは人種が違うと思って良さそうだ。 ならば)
    謙虚に聞こえるけれど、、それはバルセロナというチームのサッカーのスタイルに対する
    強い信頼と自信からくる言葉とも受け取れる気がするが、間違っているかい?」

グランディオス「いや…その通りかも知れない。 オレはクライフの指導と思想を信じてここまで来たからな。
         確かに自信はあるし、バルサのスタイルを誇りに思っているさ。 」

三杉「…けれどこのチームには公私に渡る問題児が居るようだ。」

ここで刃先をチラリと見せた。
三杉としてはこの後の反応を詳しく観察したいところだった。
このグランディオスとディエゴの間に確執が存在しているのか?
そしてディエゴの個人技がバルサのスタイルに対する不協和音となる可能性の有無は?

三杉は期待した。
バルサの弱点が露見される事を。

673 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/09/04(水) 18:30:23 ID:???

…だがグランディオスの反応は三杉の期待とは外れた物だった。

グランディオス「それはディオのことか? 彼は特別だからな、問題と思っている事はないさ。
         オレはクライフのエスプリを受け継ぐ者の代表を自負するが、ディオはモノが違う。
         彼は『クライフそのもの』だからな。」

三杉「……!」

しかも肩透かしという外れ具合ではない、それは三杉を絶句させる衝撃だった。
グランディオスはディエゴがモニカの唇を奪ったことを『特別だから仕方ない』と切って捨てたのだ。
それだけでなく、あのような蛮行を行なったディエゴをクライフそのものとまで言っている。

それは三杉の思考を一瞬停止させるほど、あまりに理解不能な言葉だった。
モニカに対する軽視に怒りでざわついたのも大きい。
しかし尊敬するプレイヤーの一人であるクライフの名を貶めるような発言にも仰天した。


☆グランディオスに何を言いますか?

A モニカの貞操軽視に対する怒り
B ディエゴへの扱いへの疑問
C クライフを貶める発言へのたしなめ
D 何も言わない。試合開始を促す。
E その他

[3]票選ばれた選択肢で続行、投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。

674 :森崎名無しさん:2013/09/04(水) 18:32:20 ID:B5NaXbc2


675 :森崎名無しさん:2013/09/04(水) 18:36:16 ID:9dADKDBE
B

676 :森崎名無しさん:2013/09/04(水) 18:36:57 ID:SnxbQXSk
B

677 :夕凪:2013/09/04(水) 19:01:52 ID:???
ちょっと興味を持って調べてみたんだけど、フライング・ダッチマン氏は結構イイ性格の持ち主だったみたいね。
まあその意味で三杉もそうそう人のことはいえんと思うし、あと偉人の多くはそんなもん、という気もするw

678 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/09/04(水) 20:08:30 ID:???

> B ディエゴへの扱いへの疑問
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

計算も何もなく、本当の意味で『思わず』三杉は口に出してしまった。
迂闊と言うべきかも知れない、生の疑問と驚きをグランディオスにぶつけたのだ。

三杉「何故ディエゴのような輩をそんなに特別視するんだ?
    あんな紳士としてあるまじき行為をする… そして戦術を乱すようなヤツを。
    クライフの思想を最も継承していると言われた君のような人間が何故…」

グランディオス「は…?」

今度はグランディオスが呆ける番だったようだ。
だがそれも僅か、グランディオスは『ハハッ』と苦笑した。
半ば鼻で息を抜くような笑いだったのが気のせいか、三杉はよく判らなかった。

グランディオス「うん、失礼。 悪いけれどオレはキミの疑問に答える事は出来ないと思う。
         正確にはオレが何を言ってもキミが納得しないという意味だけれどね。」

三杉「ちょっと待っ…」

グランディオス「『キミ達にとって良い試合になる事を祈るよ』
         オレが言えるのはあとはこれくらいさ、それじゃあお互いに頑張ろう。」

身を翻(ひるがえ)したグランディオスはチームメイトにポジションへ付くよう指示を出した。
そしてキビキビとしたコーチングで配置の確認を促していく。
その意識には三杉の事は欠片も存在していないようだった。

679 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/09/04(水) 20:09:53 ID:???

三杉(なんなんだ… 一体)

グランディオスの言動の中に失礼なところは一切見当たらなかった。
しかし何か決定的にすれ違っている事があり、その事で嘗(な)められた気がした。
だがその理由が三杉には分からず、それ故に確信も持てず、憤慨するべきかどうかも迷う始末。
モヤモヤした物だけが三杉の中に積もるだけで終わってしまった。



審判「さてと…。」

三杉(あっ、いつもの審判か?)

審判「なにをボサっとしてる? 間もなく試合開始だぞ、シャンとすべきだ。」

三杉「どうも…」

審判「フン…… では時間だ、コインの表裏を選べ。」

時計の針が定時を指した瞬間、審判は言葉を発しながらコインを取り出した。
そして公平にコインの表と裏を見せ、イカサマやペテンのない事を示す。

三杉「表で」 グランディオス「裏です」  審判「ハッ!」

チーーーン・・・!

680 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/09/04(水) 20:11:20 ID:???

先着で
 ★コイントス結果→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ、ハート》 裏…先手後手、好きな方を選べるど
《スペード、クラブ》 表…選択権は相手に
《JOKER》 そのコインは誰かの魂だった。



※本日の更新終わりです。

>>677
色々とまさにその通りだと思います。

681 :森崎名無しさん:2013/09/04(水) 20:13:28 ID:???
 ★コイントス結果→ ダイヤQ

682 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/09/04(水) 20:24:46 ID:???
あ、すみません。
3票決で、ボールか陣地か選んでおいて下さると助かります_(._.)_

683 :森崎名無しさん:2013/09/04(水) 20:25:00 ID:B5NaXbc2
乙ウィッシュ!

684 :森崎名無しさん:2013/09/04(水) 20:27:34 ID:wOHsbm3s
陣地

685 :森崎名無しさん:2013/09/04(水) 20:28:56 ID:B5NaXbc2
陣地

686 :森崎名無しさん:2013/09/04(水) 20:51:11 ID:hhyGcesQ
陣地


687 :森崎名無しさん:2013/09/04(水) 21:15:02 ID:???
モヤモヤ三杉、でも試合始まる前は大抵モヤモヤしてる気がするw

688 :森崎名無しさん:2013/09/05(木) 00:03:40 ID:???
クライフとディエゴの共通点は…カリスマ性か

689 :森崎名無しさん:2013/09/05(木) 00:05:12 ID:???
心臓が悪いのも共通点かな。

690 :森崎名無しさん:2013/09/05(木) 00:08:16 ID:???
ディエゴ・マラドーナの事ではないと思う。

691 :森崎名無しさん:2013/09/05(木) 00:09:59 ID:???
ディエゴのプレイスタイルと戦術が合ってないとは言うけど
戦術の穴を高い個人技で補ってるとしたら矛盾はしなくなる

692 :森崎名無しさん:2013/09/05(木) 07:14:40 ID:???
三杉の持つクライフ像と実際のクライフは大分違うのはわかったけど
どうして三杉(一般人)にはこういう風に伝わったんでしょうね?

693 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/09/05(木) 09:12:53 ID:???
>>692
・偉業とその他のエピソードでは伝わる速度も範囲も残りかたも異なる。
・一般人は知らない部分については自分に都合の良いイメージをして…
 長期に渡ればそれが真実のように思い込んでしまう。
・インターネットの普及等により、近年そういった情報のギャップは減少している。

そんな風に勝手に思い込んでます。(まるで真実であるかのようにイメージしてます)

694 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/09/05(木) 18:56:22 ID:???

> コイントス結果→ ダイヤQ
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

パシッ!

三杉(おっ)
グランディオス(残念…)

審判「フフ、運に恵まれているようだな。」

審判の手に収まったコインは表、三杉が賭けた方だった。
先手を握るための選択権を得たわけである。
ポゼッションを身上としたバルサBを相手する大抵のチームは前半のボールを欲しがる。
試合開始からずっとボールを支配され続ければ心が折れてしまう。
そうなる前に奇襲でも何でも先手を打ちたいという事なのだ。

グランディオス(立ち上がりの不備に加え、相手のラッキーが続けば失点の可能性もゼロじゃあない。
          苦戦をするとしたらそのパターンだが… この程度のメンタルしかない相手でも油断出来ないか)

三杉「(…とでも相手が考えていてくれれば都合が良い。) では陣地を貰います。」

グランディオス「ほう?」

三杉「風上が好きでね。 たとえそれがそよ風であっても。」

薄っすらと口角を上げ、三杉はグランディオスにそう呟いた。

695 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/09/05(木) 18:58:09 ID:???

三杉(下らない事にこだわり、戦術的を何も考えていない… そんな風に嘗(な)めてくれるならそれも良い。
    先ほどの態度がそういう事なら、とことん嘗め切ってくれた方が相応しい。)

審判(何やら心理戦が飛び交っているようだな。 今日も面白くなりそうだ。)


三杉は自陣に戻って目配せで仲間たちに手筈を伝えると、相手側の布陣を確認する。
センターサークルにはバルサのFW、アルゴスとラーソン。
それ以外はデータ通りの定位置に収まっていた。

ラーソン「今日もヴァンガードファイト行くしかないっしょお」
アルゴス「クックック… この小柄な坊やどもがどれほど楽しませてくれるか?」

観客の居ない試合が間もなくキックオフである。

モニカ(ドキドキ… これって非公開試合よね? 今日は幸運なのか不幸なのか判らなくなっちゃった)


ピイイイィィィッ!!

審判の笛が無機質に響いて試合開始を伝えた。
徐々に高まってきた緊張が、ここから跳ね上がる。

696 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/09/05(木) 18:59:24 ID:???

ラーソン「へい、いっちょう宜しくウィッシュ!」 ポーン

いきなり攻め上がる事無く、まずはバックパスで後方に。
ボールを受けたグランディオスがゆったりと攻撃ラインを上げていく。

グランディオス(さて…)トッ

三杉(ではこちらも)

ヴィオラは低めに守備を布いているが、相手が攻め込んで来る以上は対峙が避けられない。
距離が詰まるタイミングを見て、三杉はプレスからのワンサイドカット狙いを始める事とした。

ザッ ダダッ

三杉・グランディオス(ここからだ)

ポン ポン
  ポン ポンポン

そこからバルサBのショートパスの演奏が幕を上げた。
判断の早さとトラップでの硬直の少なさは、始まってすぐに理解出来るほどだった。

697 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/09/05(木) 19:00:24 ID:???

先着3名様(順番通りじゃない書き込みは無効)で
 ★グランディオス  パス(! card)70+(! dice + ! dice)+(ラ・マシア+2)=
 ★新田 パスカット(! card)67+(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
   ブンナーク パスカット(! card)67+(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
   ミハエル パスカット(! card)70+(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
と(!とcardの間のスペースを抜いて)書き込んで下さい。

【攻撃Max】−【守備Max】
 ≧2 → パス成功、バルサは順調に攻撃を組み立てる。
 =1〜-1 → 左から順に(三杉がフォロー、ライカールがフォロー、ディエゴがフォロー)
 ≦-2 → ヴィオラボールに。

【基本ルール以外の補正・補足・備考】
 グランディオスのカードがダイヤ〜スペードで[ピンポイントパス(+2)]発動
 ミハエルのカードがダイヤで[義憤?(+1)]発動

698 :森崎名無しさん:2013/09/05(木) 19:01:11 ID:???
いよいよ久々の試合だ 
★グランディオス  パス( クラブ9 )70+( 23 )+(ラ・マシア+2)=

699 :森崎名無しさん:2013/09/05(木) 19:01:15 ID:???
★グランディオス  パス( ハート8 )70+( 62 )+(ラ・マシア+2)=
パスカットは厳しい勝負だね。中盤を増やすか、最終ラインで止めるか?


700 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/09/05(木) 19:01:24 ID:???
先着2名様デシタワー

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