キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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アク規中代理カキコ依頼スレその3

1 :2 ◆vD5srW.8hU :2013/07/17(水) 22:52:22 ID:Q6q7LdTg
困った事に、海外から書き込んでいる私はしばしばアクセス規制に
巻き込まれます。壷を使っているのにも関わらず、です。

その間本スレを停滞させるのもしのびないので、有志の方々に
ここに貼った内容を本スレにコピペして頂けると助かります。
尚コピペの際名前欄は「代理コピペ」にして下さい。

内容の重複を避ける為にコピペする前に一言このスレで
「自分がコピペするよ」と宣言するのが慣習となっております。

私側の不都合を皆さんにフォローしてもらうのは心苦しいですが、
更新を途絶えさせるよりはマシだと思いましたのでご協力、お願いします。

348 :2 ◆vD5srW.8hU :2013/12/26(木) 08:28:07 ID:KAjlsIBw
しかし今回発言したのはゲルティスであった。予想外の人物から全く予期していなかった指摘が飛び出し、
ロベルトを驚愕させる。同時に誰も見ていなかったがコインブラも疑問符を顔に浮かべていた。

ゲルティス「俺は試合前からミューラーを分析していました。そこで目を惹いたのが
ミューラーの極めて特殊な経歴です。アイツは公式戦はおろか、練習試合すらまともな数をこなしていない」

ロベルト「そ、それがどうしてミューラーの消耗に繋がるんだ?」

ゲルティス「言葉で説明するのは難しいですが…実戦と練習は違うとはあらゆるスポーツに関して言われます。
練習通りの動きが出来る様になる為に、そして練習時以上に冴え渡る為に実戦経験の蓄積が問われるのです」

ロベルト「それは分かるし、文句もないが…ミューラーはプレッシャーに苦しんでいる様にはとても見えんぞ?」

ゲルティス「ええ、それ自体は驚異的な事であり、賞賛に値します。ですがそのツケは確実に現れます。
ゴールキーパーは精神力を問われるポジション。そして経験は精神力を支える物。その支えがないミューラーは
精神力を浪費し、体力が尽きた時それを補う為の蓄えを失くしているのです。プレッシャーの耐え方が非効率的、
とでも言うべきでしょうか。本人はとても強気なタイプらしいので恐らく自分も味方も気付いていないでしょうが…」

ロベルト「んん〜…?何だか、シックリ来ないな…」

ゲルティスの主張は話し方その物は論理的だったものの、それが精神力と言う抽象的なテーマだった為
ロベルトはしきりに首をひねる事しか出来なかった。そこでカルロスが無理もないと苦笑し話をまとめにかかる。

カルロス「俺達もゲルティスが最初に言い出した時は半信半疑でした。これはキーパーでない限り
分からない事なのかも知れません。ですがゲルティスの主張を裏付ける物があります。
前半終了間際、ミューラーの動きが僅かながら鈍っていた事です」

ロベルト「(え、そうだったのか?ヤバい、全然分からなかった…)」

サンタマリア「いずれにせよ、後半も積極的に攻めると言う点で俺達のやる事に何も変わりはありません。
ただ当初の予定よりもミューラーの消耗に期待できると言うだけです。お任せください、監督」

349 :2 ◆vD5srW.8hU :2013/12/26(木) 08:29:18 ID:KAjlsIBw
ロベルト「(ええい、分からない物を考えるよりも監督らしいセリフだセリフ!)…良いだろう。
ここはゲルティスの観察眼に期待する。そして攻めて攻めて攻めまくるのも試合前の作戦通りだ。
無論ドイツも修正は施してくるだろうが、それは力でねじ伏せろ。いいな?」

ブラジルメンバー『はい!!』

ロベルト「ファントムシュートは予定より早く使ってしまったが、まだアレとアレが残っている。
それを最も効果的なタイミングで使い、勝負を決めに行け。いいか、ブラジルは勝つからこそブラジルなんだぞ!」

ブラジルメンバー『はい!!』

ブラジルユースの狙いはミューラーの疲弊。そしてそれを後押しする為の温存していた新技の数々。
これらが機能すれば逆転勝利は決して難しい事ではないと言うのが彼らの後半に向けた意気込みだった。

コインブラ「(経験不足によるミューラーの消耗、だと…?)」

ただ一人、コインブラだけはその意気込みを分かち合っていなかった。

コインブラ「(そんな物は奴から見えてこないぞ…)」

選手の力量を見抜く眼力に自信がある彼はゲルティスの言うミューラーの弱点を見出せていなかった。
そんな物があるとは到底信じられなかった。

十数分後、彼は思い知る事になる。彼にも見抜けない物があるのだと。

350 :2 ◆vD5srW.8hU :2013/12/26(木) 08:30:50 ID:KAjlsIBw
上記7レスのコピペをお願いします。

351 :森崎名無しさん:2013/12/26(木) 09:55:20 ID:???
行ってきます

352 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/01/02(木) 10:13:34 ID:i+26/VtI
ピィイイイイイイイイイイイイイ!

前半はドイツのキックオフから始まった為、後半は当然ブラジルのキックオフから始まる。
ザガロのキックオフを受けたカルロスはまずサンタマリアにボールを戻した。

放送「後半開始です!早い内に同点に追いついておきたいブラジル、まずはサンタマリアくんが
ボールを託されました。そのサンタマリアくんに向かってくるのはシュナイダーくんとポブルセンくん!」

シュナイダー「貰うぞ」

ポブルセン「寄越せェ!」

サンタマリア「(予想通り、シュナイダーが積極的に守備参加しそうだな。やり辛くなりそうだ…だが!)」

グワアアッ…
バシュルルルルルッ!
ギュィイーーーーーン!

シュナイダー「なにィ!」

ポブルセン「なんだと!」

岬「ああ成程。ブーメランシュートが出来るんなら当然これも出来るだろうね」

サンタマリア「お前達では俺のパスをカットするのは難しいだろう?」

まずブラジルはサンタマリアのブーメランパスでシュナイダーとポブルセンを振り切った。

353 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/01/02(木) 10:14:50 ID:i+26/VtI
放送「鋭いっ!サンタマリアくんがブーメランパスで見事ドイツの二人を翻弄!
大きく右サイドに展開してネイくんが持った!」

観客「キャーネイーーー!!」「後半こそ大活躍してよー!」「派手に決めちゃってー!」

ネイ「いいねえ、黄色い声援ってのは。リクエスト通り派手にやっちゃうか!」

ダダダッ!

ここからネイがドリブルでバイタルエリアに近づき、そのまま突破を試みる。

放送「ネイくんチャンスを作りに切り込む!だがドイツのダブルボランチが立ち向かうぞ!」

シェスター「なんの!女性ファンの多さなら負けないぜ!」

ネイ「ほ〜う、言ってくれるじゃん。ならここでカッコよくお前を抜いてお前のファンも貰うぜ!」

シェスター「そうはいかないぜ。ゲルマン忍者こそ最モテだ!」

サササッ!
バッバッ!

カルツ「お前ら何の話しとるん…じゃ!っと」

ズザザーッ!
バチィ!

ネイ・シェスター『あっ』

トニーニョ「フザけすぎだ…」

だがその試みは失敗し、ボールはこぼされた末にカペロマンの足下に収まった。

354 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/01/02(木) 10:16:28 ID:i+26/VtI
放送「あーっとネイくん抜けない!こぼれたボールはカペロマンくんの下に!ドイツの反撃が始まる!」

カペロマン「女ファンだったら俺も多いぜ。お前はモテなさそうだな、ボーヤ」

マウリシオ「勝手に決め付けんな!」

ズザザーッ!

カペロマン「それと、お前のディフェンスも人に言えない位軽いぜ!」

シュパァン!

マウリシオ「くそっ!」

カペロマン「(さて、ここまではいいんだが…)」

カペロマンはすぐさま右サイドアタックを開始し、軽くマウリシオを翻弄した。
しかし彼にとって真の問題はこの後に控えるエースキラーのジェトーリオである。

ジェトーリオ「いらっしゃいませー♪ボールはこちらでお預かり致しまーす♪」

カペロマン「気持ち悪いなお前」

放送「カペロマンくんが右サイドを駆け上がりました。しかしここでジェトーリオくんが来ました。
ボール狩りの名人として恐れられる彼を何とかして突破しなければ右サイドアタックは続けられません!」

355 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/01/02(木) 10:18:18 ID:i+26/VtI
カペロマン「(こいつの汚い守りは極めて厄介だ。審判に捕まるリスクも当然ある筈なんだが、
それは何時起きるか分からないし何時までも起きないかも知れない。この試合中ずっと無事かも知れないんだ。
そんな不確定要素に期待しつつじゃ俺のドリブルでの勝負は分が悪い。どうすれば…)」

ダダダッ!

マーガス「カペロマン!俺だ、俺を使え!」

カペロマン「お、良い所に来たじゃないか!」

パンッ!ダダッ!パンッ!ダダッ!

ジェトーリオ「ありゃー、そう来ちゃうのね…で、も」

ジェトーリオ相手にドリブル勝負は分の悪い賭け。そう割り切ったカペロマンは
マーガスとのワンツーを使ってジェトーリオを抜き去ろうとした。

ジェトーリオ「別に奪う必要はないんだよね僕。君をフリーにさえしなけりゃね」

カペロマン「なにィ!?」

マーガス「こいつ…取る気がないのか…?」

だがジェトーリオはパスコースに割って入ろうとせず、二人の進行を許しながら
一緒に自陣内に下がりカペロマンからつかず離れずの距離を保った。

放送「カペロマンくんマーガスくんとワンツーリターンを開始!ジェトーリオくんこれを取れないが、
必死にカペロマンくんに食らいつく!しかしボールを奪えないまま右サイドへの侵入を許してしまったァ!」

観客「わーっ!また危ないぞ!」「こらージェトーリオ!ちゃんとボール奪えー!」

森崎「(いや、ブラジルとしちゃアレでいいんだろ…)」

356 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/01/02(木) 10:19:47 ID:i+26/VtI
ジェトーリオはワンツーで振り切られる位ならボール奪取を諦め自陣への侵入を許してでも
カペロマンをフリーにさせなければ失点の危険は薄いと言うサンタマリアの指示に従っていたのである。
当然この行動の意味は分かりやすく、カペロマンが怒りを込めてジェトーリオを睨みつける。

カペロマン「フリーにさえしなければ俺なんか怖くない、ってか?」

ジェトーリオ「うん、その通りだよ」

カペロマン「ナメるなァ!!」

グワアアアアアアアッ!
バッシュゥウウウウウウウウウウウウウウウウッ!!
グイングイイングィイン…!

放送「撃ったーーーっ!!カペロマンくんのサイドワインダーだァ!!」

ゲルティス「(キャッチ成功確率55.6%…)ハァアアアアア!」

バッ!
シュィイイイイイイイイイイイン…
ガシィイイイッ!!

ゲルティス「キャッチ成功」

カペロマン「そ、そんなァ…!」

ジェトーリオ「君がゲルティスの事をナメてるんじゃないの〜?前半の2失点で雑魚キーパーだと思ったの?」

放送「しかしこれはゲルティスくんがファインセーブ!これ以上の失点は許さないと言う気迫を見せ付けました!」

この読みは当たり、カペロマンのサイドワインダーはブラジルゴールを脅かす事が出来なかった。
何本も撃てばその内入るかも知れないが、そんな余裕はドイツのチャンス数にもカペロマンの体力にもない。

357 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/01/02(木) 10:20:50 ID:i+26/VtI
上記5レスのコピペをお願いします。

あけましておめでとうございます。
いよいよ最終決戦が近づいてきたキャプテン森崎を今年もよろしくお願いします。

358 :森崎名無しさん:2014/01/02(木) 12:40:09 ID:???
行ってきます。

359 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/01/06(月) 19:28:33 ID:2Z7EBjc+
パンッ!バコッ!バシュウッ!

ディウセウ「任せっぞ、サンタマリア」

サンタマリア「ああ」

放送「ブラジル、再びサンタマリアくんにボールを回し攻撃の起点を任せます。
ここからどんなゲームメイクを見せてくれるのか?」

3失点目を防いだブラジルはしばしパスを回してから再びサンタマリアにボールを持たせた。

ドイツメンバー「(くそっ、またサンタマリアか…)」「(ブーメランパスに気をつけないと)」

サンタマリア「フッ」

ダダダッ!

ドイツメンバー「あっ!」「しまったドリブルか!」

サンタマリア「パスを警戒されればドリブル。ドリブルを警戒されればパス。基本だ」

放送「サンタマリアくんここはドリブル!ドイツ陣内の中部へ突き進みます。
このままドリブルで何処までいくのか?ひょっとして自分で撃ちに行くのか?」

サンタマリアはまたもブーメランパスか、とドイツが警戒したのを見計らってあえてドリブルで
突き進んだ。無論その程度の意表を突いただけではノーチェックで切り込める範囲は限られる。

ポブルセン「ァアアアアアアッ!!」

ダダダッ!

サンタマリア「(とは言え、ここまで来たらやはりブーメランパスの方がいいな)」

360 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/01/06(月) 19:29:37 ID:2Z7EBjc+
グワアアアアアアッ!
バシュルルルルルッ!!
ギュィイイイイイ…

放送「サンタマリアくんここでパス!ブーメランパスで一気にシュートチャンスを作りに…」

シェスター「おおっと、2度もやらせないぜ!」

バッ!
ギュィンギュィンギュィン…
バチィッ!

サンタマリア「なにィ!」

ポーーーン…

トニーニョ「なんのまだだ!」

ダダダッ、バッ!
グワアアアアアアアアアッ!!

放送「いやこれはシェスターくんに弾かれた!だがトニーニョくんがすかさず飛びつくぞーっ!」

だがキラーパスとして放ったブーメランパスはシェスターに阻まれ、見当違いの方に飛んでいった。
ならばとトニーニョが飛びつき、スカイドライブを撃ちに行く。

フライハイト「くっ…」

カルツ「くそっ、間に合わん!」

361 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/01/06(月) 19:31:04 ID:2Z7EBjc+
トニーニョ「スカイドライブだ!」

バッギュワァアアアアアアアン!
ギュルルルルルルルル!!

放送「トニーニョくんのスカイドライブ!」

ミューラー「フン、それはもう見飽きたぞ!」

バッ!
バコォオオオオオオオン!

トニーニョ「くっ!(ハーフタイムである程度回復しているな…)」

フライハイトとカルツもこれを妨害しようとするが間に合わずトニーニョのスカイドライブは放たれた。
しかしこれもミューラーの牙城を脅かす事は出来ず、パンチングでヨハンセンの方に弾く。

放送「しかしこれは弾かれる!後半も磐石だミューラーくん!パンチされたボールはヨハンセンくんの方に!」

ヨハンセン「よし、メッツァ!」

バコッ!

ネイ「はい予想的中!」

シュッ!パシッ!

ヨハンセン「な、なにィ!」

放送「しかしネイくんがすぐさまカット!まだブラジルの攻撃は続くぞ〜っ!」

362 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/01/06(月) 19:32:05 ID:2Z7EBjc+
ヨハンセンはフォロー後すぐにメッツァに繋ごうとしたが、これはネイに読まれていた。
ネイはパスカットに成功し、すぐさまドイツのPA内に切り込み敵を引きつける。

ネイ「(そろそろ…ほらっ!)」

バコッ!

ザガロ「よし。行くぜーーっ!!」

グワァアアアアアアアアアアッ!!

放送「切り込んで…ザガロくんに!ザガロくん振り上げる!ダブルイールだ!」

バッグォオオオオオオオオオオオオオオン!!
ギュルギュルギュルギュル!

そのままネイはヒールパスでザガロに渡し、ダブルイールを撃たせた。

ミューラー「何度やっても同じだァ!」

バッ!
バキィイイイイイイイイイイッ!
バシュッ、シューーーーー…

観客「ああああっ!」「ま、またかよ…」「畜生!これだけ撃ちまくって入らないってどういう事だ!」
「このままじゃ逆転どころか同点すら怪しいぞ…!」「それどころかもしドイツにもう1点入れられたら…」

363 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/01/06(月) 19:33:15 ID:2Z7EBjc+
放送「ああ〜っ…し、しかしまたもやミョルニル炸裂ゥ!!ボールが叩き潰された!
何本撃っても崩れてくれない!何と言う鉄壁ぶりでしょうかミューラーくん!
前半の絶好調を維持する彼相手には最早ファントムシュートを撃つしかないのでしょうか?
ドイツにとっては何とも頼もしき姿はブラジルにとっては最早悪魔にすら見えてきます…」

ドイツメンバー「やったァ!」「流石ミューラーだぜ!」「へへ、頼もしいな」

だがこのシュートすらミューラーは勢い良く叩き落とし、ボールを地面に挟んでパンクさせてしまった。
前半終了間際の失点など無かったかの様な鉄壁ぶりを維持するミューラーの勇姿に
元気付けられるドイツユースの面々だったが、ブラジルユースの選手達は知っていた。

ザガロ「(フン、何が何度やっても同じだ…もうそんな事は言えなくなるぜ)」

ブラジルメンバー「(よし…動きが鈍り始めている)」「(ここから更に連射だ)」「(2点目はすぐそこだ!)」

たった今、ミューラーは限界に達したと。

ミューラー「(…なんだ!?今俺の全身を襲った違和感はなんだ…?)」

フライハイト「(ミューラーの様子がおかしい…?)」

シュナイダー「(いよいよもって俺の勘が叫んでいる…!今はピンチなんだと!だが、ピンチの内容が分からない…
考えている時間もない…ならばピンチの側にある筈のチャンスを掴むしかない!3点目を狙う!)」

森崎「ん?…おい井出。今のでブラジルのシュートは何本目だ?」

井出「え?13本目ですよ。前半11本撃ちました」

森崎「13本………」

364 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/01/06(月) 19:35:00 ID:2Z7EBjc+
上記5レスのコピペをお願いします。

365 :森崎名無しさん:2014/01/06(月) 20:05:18 ID:???
行ってきます。

366 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/01/07(火) 08:35:56 ID:sSme6GtY
ピィイイイイイーッ!

ポンッ!パンッ!ボコッ!

カペロマン「ナイスパス!」

ジェトーリオ「また君なの〜?」

放送「ドイツ、またしてもカペロマンくんが右サイドアタックを仕掛けます。これが一番確実な手なのでしょうか?」

新しいボールと交換した後試合を再開したドイツの攻め方は再びカペロマンのサイドアタックだった。
ジェトーリオがマークについている分自由に撃てないとは言え、
ワンツーを併用すればブラジル陣内に攻め込む事は可能なのである。

カペロマン「(さてどうしたもんか…サイドワインダーは精々後2本。ムキになって撃ちに行っても
俺の体力とチームの攻撃チャンスをフイにしてしまうだけで終わりそうだ。
だからと言ってワンツーで時間稼ぎなんかさせてくれる程甘い守りはしてくれないし…ん?)」

シュナイダー「(カペロマン、俺に持ち込むんだ)」

カペロマン「(シュナイダーか…そうだな、そろそろメッツァにも働いてもらうか!)」

グワアッ!
バッコォオオオオオン!

放送「あっとカペロマンくん大きくパス!これはサイドチェンジだ!メッツァくんにボールを託しました!」

ほんの数秒迷った末にカペロマンはシュナイダーのアイコンタクトに気付き、シュナイダーに繋ぐべく
逆サイドのメッツァに渡した。当然ブラジルもメッツァを放置する訳ではなく、ネイとトニーニョの二人がつく。

367 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/01/07(火) 08:37:10 ID:sSme6GtY
ネイ「おっと、こっちだってフリーパスじゃないぜ!」

トニーニョ「ボールが破裂したお陰で俺達も戻れたんだからな」

メッツァ「あー、確かにそうだね。でも」

ブンッ…
バシュルルルルルル!

ネイ「うっ!?」

トニーニョ「そんな!」

メッツァ「ほらだめじゃん。僕のパスを取るのは簡単じゃないよ」

シュナイダー「ナイスパス」

放送「メッツァくんパス!ネイくんトニーニョくんカットできない!ドイツの名パサーの技が冴え渡る!
そして…シュナイダーくんにボールが渡ってしまったァ!ここで止めたい!」

観客「わ〜っ、まずいぞ!」「バカ、何やってんだ!」「早く止めろ〜〜〜っ!!」

ドトール「アマラウ、ついてきてくれ」

アマラウ「おう!」

しかしネイとトニーニョのどちらもメッツァのトップスピンパスを阻む事は出来ず、
シュナイダーがブラジル陣内でボールを受けた。この時彼を止めに向かったのはドトールとアマラウである。
ボール狩りに長けたドトールが相棒のアマラウのサポートを得ればシュナイダーを阻める確率は低くない。

368 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/01/07(火) 08:38:11 ID:sSme6GtY
シュナイダー「(この試合、ここで点を取らなければマズい!敗北すら有り得る!
俺の勘がしきりにそう叫んでいる。だから今回は…是が非でも押し通る!)」

ダダダッ…
ピタッ!

ドトール「なっ!?」

アマラウ「げっ!」

シュナイダー「HA!!」

ヒュウウウッ!!
ドグワシャッ!

ドトール・アマラウ『ぐわあああああ〜!!』

サンタマリア「なっ!…ま、まずい!」

ただし、確率はあくまでも確率。分が悪いとは言えシュナイダーにもこの二人を突破できる可能性は
ちゃんとあり、今回シュナイダーはカイザーマルシュを用いる事でそれを成し遂げた。

ウワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!

こうして後半15分、ドイツにビッグチャンスが訪れた。

369 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/01/07(火) 08:42:12 ID:sSme6GtY
放送「と…止められないーーーっ!シュナイダーくんの突進が阻めなかった
ドトールくんとアマラウくんが痛々しく宙を舞う!そしてもうここはシュートレンジだーーっ!!」

観客「ギャーーーーーーッ!またシュナイダーにやられるのかよーっ!?」「止めろ、止めるんだ!」
「いい加減意地を見せろ!ゲルティス!」「ディウセウ止めろ!止めないとお前はただの木偶の坊だぞ!」

ルディ「(よし!ここで入れば勝利はほぼ決まりだ!頼むぞカール!)」

ロベルト「(わ〜〜〜っ!そんな馬鹿などうしようどうしようどうしよう!)」

全日本メンバー「ここでネオファイヤーのチャンスだと…!?」「まさか、ハットトリックか?」

森崎「………」ゴクリ

この時ブラジルに残された守備陣はディウセウとゲルティスの二人だけだった。
ドトールとアマラウはたった今シュナイダーの手によって吹き飛ばされ、
ジェトーリオは逆サイドに居り何も出来ない。サンタマリアとマウリシオが戻ってきては
いるものの、やはりブロックに飛べる位置ではないし例え飛んでも役には立たない。

ポブルセン「(防げ!俺の方に弾いてこい!)」

マーガス「(こぼれ球になったら必ず叩き込んでみせる!)」

カペロマン「(お零れ狙いってのはちょっとカッコ悪いが、ゴールはゴールだ!)」

勿論シュナイダー以外のシューター達もチャンスを物にすべく駆け込んでおり、
例え防げても弾き方が悪かったら失点してしまう確率はかなり高い。

失点は勿論駄目。弾くのも駄目。ネオファイヤーと言う超火力の前に厳しい勝利条件を
たった二人で達成しなくてはならなくなったディウセウとゲルティスはどうしたか。

370 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/01/07(火) 08:43:41 ID:sSme6GtY
             ディウセウ「(ホント、コイツはすげえや…ワクワクが止まんねェ)」

        ゲルティス「(ネオファイヤーが来る…フライハイトは遥か後方。ファイヤードライブの見込み無し)」

        シュナイダー「(このゴールで決勝への切符を掴む!全日本ユースが待つ決勝の舞台への切符を!)」

                     グワアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!

        ディウセウ「(ブロッカーってのは楽しいな!こういうすっげえ奴の一撃を受け止められるんだかっな!)」

         ゲルティス「(シュートコースシミュレート…完了。ディウセウのブロックシミュレート…完了)」

              放送「シュナイダーくんのネオファイヤーショットーーーーーーッ!!!」

                  シュナイダー「 N E O   F I R E ! ! ! 」

               ズワッグォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンンン!!!!
                    ギュグォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!

                      ディウセウ「オラがやらなきゃ誰がやるーーーっ!!」

                       ドッゴゥウウウウウウウウウウウウウウッ!!!

                             シュナイダー「!!?」

              ディウセウは怯えなかった。勇気を振り絞りすらしなかった。純粋に喜びで奮い立った。
                人間を軽く殺せそうな威力の恐怖の弾丸に自らの胴体を大喜びで差し出した。

371 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/01/07(火) 08:44:48 ID:sSme6GtY
                 ほんの一瞬だけ、ディウセウは完全にボールを受け止めたかの様に見えた。

                             ドッガァアアアアッ!!

               次の瞬間ディウセウの巨体はなぎ倒され、ネオファイヤーショットの進撃は再開した。

                           シュナイダー「(…バカな!)」

                    だが強き者達には分かった。その速度と威力が一段落ちたのが。

                           ゲルティス「ハァアアアア!!」

                                 バッ!
                           ガシィイイイイイイイイイイッ!!

                         そしてボールはゲルティスの手中に捕らわれた。

                             シュナイダー「………!」

                          ギュルギュルギュル…ギュル…ギュル…
                                 ピタッ。

                ボールはゲルティスの手を弾かなかった。ゲルティスの手からも弾かれなかった。

                                 スタッ。

                       ゲルティス「キャッチ成功…ナイスブロック、ディウセウ」

                         ディウセウ「ヘヘッ…やったな、ゲルティス!」

            華麗に着地するゲルティスと地面に腹這いのディウセウが賞賛を交し合った時、誰もが認識した。
                   今、シュナイダーのネオファイヤーショットが完全に防がれたのだと。

372 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/01/07(火) 08:46:51 ID:sSme6GtY
放送「キャ…キャッチ!キャッチ成功!ゲルティスくんスーパーセーブで完全にキャッチしました!!
しかしこれは直前に身体を張ったディウセウくんの奮闘のお陰でもあるでしょう!
彼が身を挺してシュートの威力を弱めていなかったらキャッチではなくこぼれ球になり、
ドイツのゴールチャンスが続いていたかも知れません!しかし現実はこの二人が魅せてくれました!
大会得点王暫定一位の必殺のネオファイヤーショットが!今!破られました〜〜〜〜〜ッ!!」

ワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!

観客「よっしゃーーーー!何とか防いだ!」「良くやったディウセウゲルティス!」「あっぶねー、心臓止まるかと…」
「やりゃ出来るじゃないか!前半からそうしていろよ!」「ここでネオファイヤーを防いだのは大きい!大きいぞ!」
「ゲルティス!」「ディウセウ!」「ゲルティス!」「ディウセウ!」「ゲルティス!」「ディウセウ!」

ドイツメンバー「そ、そんなァ…」「ネオファイヤーが…完全に…」「あ、慌てるな!日本だって同じ事をしてきただろ!」

コインブラ「(何?…今のは弾いた所をねじこまれると思ったのに)」

森崎「(ちっ、生意気な。ネオファイヤーをキャッチしやがるとは…
しかしこれでドイツの攻撃力はかなり落ちた。そして守備力は…どうなんだ?
ミューラーの体力が大体若林程度だと仮定して、後3本も食らったら動きが鈍りだすぞ…)」

劇的なビッグセーブにブラジル側は沸き立ち、ドイツ側は意気消沈する。
客観的に言って、試合の流れが変わり始めた瞬間と言って良いだろう。

ブラジルメンバー「(勝った)」「(このまま同点、そして逆転だ)」「(次の攻撃でドイツを絶望の淵に叩き込む!)」

カルロス「(ヒヤッとしたが…良く守ってくれた。今度は俺達攻撃陣がこの死守に応えてみせる。
シュナイダー、そしてミューラー。お前達のショータイムはもう終わりだ!)」

だがブラジルユースの選手達だけは確信していた。流れが変わり始めた所ではないと言う事を。

373 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/01/07(火) 08:50:08 ID:sSme6GtY
上記7レスのコピペをお願いします。

374 :森崎名無しさん:2014/01/07(火) 09:40:48 ID:???
行ってきます

375 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/01/15(水) 10:36:16 ID:wPL2TDJ6
次に活躍したのはネイだった。

放送「後半16分、さあブラジルの反撃です。ゲルティスくんからジェトーリオくん、
それからネイくんへとボールがつながっていきます。ここからドリブル突破か?」

ネイ「(ネオファイヤーが止められた事でドイツは浮足立った。ここで更に揺るがすぜ!)」

ダダダダーッ!

放送「期待通りにドリブル開始!ブラジルユース屈指のドリブラーがドイツ陣内を切り裂きにかかる!」

ポブルセン「クソがっ!何度も何度も突破させるか!」

メッツァ「(やだな〜何この流れ。早くボールを奪い返さないと…)」

ネイ「フッ!」

ババババッ!
クルッ!
シュパアン!

ポブルセン「な、なにィ!?」

メッツァ「うわ〜やっぱり止められない〜!」

放送「ネイくん抜いた!ポブルセンくんとメッツァくんの二人を抜き去り、尚も切り込む!」

376 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/01/15(水) 10:37:23 ID:wPL2TDJ6
カルツ「くそっ!ワシらで止めるぜよ!」

シェスター「撃たれる前に止めるんだ!」

ネイ「その判断は良いんだけどな…」

グルンッ!
ヒュンッ!
ダダッ!

シェスター「うっ」

カルツ「そんなァ!」

ネイ「ブラジル代表でドリブラーを名乗るってのは大変なんだぜ!」

放送「ネイくん更に二人抜き!4人抜きだァ!早速ブラジルにチャンスがやってきましたァ!」

観客「キャーーーネイーーーッ!」「ネイ愛してるわーーーっ!」「そのままゴールよー!!」

ネイ「(よし、そろそろ撃つか…体力の余っていそうなのはマウリシオだな)それっ!」

グワアッ…
バッコォオオオオオオオン!

放送「ネイくんここで大きく逆サイドへ展開!合わせに行くのは…マウリシオくんだ!」

ネイは試合の流れの変化を象徴する様な華麗なドリブル突破でドイツを慌てさせ、
ファーサイドへのセンタリングを行った。それに合わせに行くのはマウリシオだった。

377 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/01/15(水) 10:38:37 ID:wPL2TDJ6
フライハイト「(この流れで決めさせてはいけない!押し返すんだ!)」

クランケ「(こんなタイミングでリードを失って堪るか!)」

ダダダッ!バッ!バッ!

マウリシオ「よーし、同点ゴールを貰っちゃうぜ!ドライブオーバーヘッドだ!」

ダダダッ!バッ!

マウリシオ「うぉおおおおおおおおおりゃっ!!」

クランケ「しまった!」

フライハイト「…不覚!」

バッゴォオオオオオオオオオオオオオオオオン!
ギュゥウウウウウウウウウウウウウン!!

マウリシオは前半と同じくドライブオーバーヘッドを放った。
チーム全体の士気の差が影響したのかフライハイトとクランケはこれを阻止するのが間に合わず、
逆さまのドライブ回転がかかったシュートが勢いよくドイツゴールに向かう。

放送「マウリシオくんのドライブオーバーヘッド!」

ドイツメンバー「(くそっ、また撃たれた!)」「(それでもミューラーなら…)」「(ミューラーならなんとかしてくれる…)」

378 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/01/15(水) 10:41:39 ID:wPL2TDJ6
この時ドイツユースの選手達は撃たせてしまった事を後悔しつつも、これまで通りミューラーが防いでくれると
当たり前の様に思っていた。実際にこれまでカルロスのファントムシュート以外は全て防いでくれたのだから
ファントムシュートに比べれば数段落ちるマウリシオのドライブオーバーヘッドならきっと問題ない。
そう思ってしまうのもある意味当たり前ではある。

だが、彼らは思い知る事になる。ミューラーに負担をかけ過ぎた代償を。

ミューラー「フン、またこれか………ッ!?」

ズシィン…

シュナイダー「!!?」

ブラジルメンバー『 ( 計 画 通 り ) 』

ミューラー「ぬ…おおおっ!」

バッ!
バコォオオオオオッ!

この時もミューラーはパンチングでマウリシオのシュートを弾く事に成功した。
だがそれは今までの余裕すら伺わせる力強さとは程遠い、第一歩の踏み出しが遅れ
今までより明らかに鈍い飛びつき方の不恰好なセービングだった。

放送「しかしこれも入らず〜っ!不意をつかれたかやや反応が遅れた様にも見えましたが
結局防いでしまいました!流石と言わざるを得ませんこの鉄壁っぷり!」

ドイツメンバー「(ち、違う!不意なんか突かれていない!)」「(ミューラーの様子がおかしい!)」

ミューラー「(なんだこれは…何故だ!?何故体が重く感じる…!何故息が苦しい!)」

379 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/01/15(水) 10:44:46 ID:wPL2TDJ6
若林「なにィ!どうしたんだミューラーは!?」

翼「明らかに動きが鈍った!」

日向「…ケガでもしやがったのか?」

森崎「いや、これは…!まさか、スタミナ切れなのか!?」

大半の観客には分からなかったであろうミューラーの変調だったが、フィールドの当事者の22人はすぐに気付いた。
しかし何が起きたか分からないドイツユースの選手達とこれを想定し待ち構えていたブラジルユースの選手達では
咄嗟に取れる対応の巧みさに巨大な差があった。差がありすぎた。

そしてその差は値千金の同点弾となって形作られた。

カルツ「(ど、どうしちまったんだミューラーは…ケガか、ケガなのか!?)」

ボールをフォローしたカルツは激しく動揺していた。自分が動揺している事を隠す事すら出来ない程動揺していた。
後日彼はこの瞬間をサッカーをやっていて最も後悔した瞬間の一つに挙げる程隙だらけだった。

カルロス「もらった!」

バシッ!

カルツ「あああっ!?」

放送「このこぼれ球を拾ったのはカルツくん…と思いきやカルロスくんがあっという間に奪ったァ!」

380 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/01/15(水) 10:46:56 ID:wPL2TDJ6
ドイツメンバー「ヤ、ヤバい!」「カルロスがーーーっ!!」「止めろ、止めるんだ!」

ドドドドドドッ!!

カルロスがカルツからボールを奪った直後、ドイツユースの選手達は思わず四方八方から殺到せずには居られなかった。
前半終了間際に彼が似た様な位置でボールを奪い、そこからゴールを奪った事を思い出さずには居られなかったのだ。

カルロス「…ザガロ!やれ!」

パコン!

ドイツメンバー「(ここでザガロ?)」「(いや、カルロスよりは有難い…!)」

故にカルロスがザガロに低い浮き玉のパスを上げた時彼らは安堵せずには居られなかった。
カルロスにファントムシュートを撃たれるよりはザガロのダブルイールの方が幾分マシだと。

ザガロ「フッフッフッフッフッ…」

ダダダッ!
バッ!
グワアアアアアアッ!

放送「カルロスくん囲まれそうに…なりつつも逆サイドにパス!これに飛びこんだのはザガロくんだーっ!」

ドイツメンバー「なにィ!?」「あいつにダイレクトシュートがあったのか!?」「そんなァ!」

だがザガロはボールをトラップせずにそのままダイレクトでボレーシュートに行こうとしていた。
これが何を意味するか分からない者はドイツユースには居ない。

安全牌だと思っていたザガロにも切り札があったのだ。当然ダブルイールよりも強力な。

381 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/01/15(水) 10:51:06 ID:wPL2TDJ6
ザガロ「串刺しにしてやるぜ!これが俺のエリアルダブルイールだァ!!」

ブワッギュァアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!
ギュルギュルギュルギュル!!

エリアルダブルイール。それは低空のボールをボレーシュートで放つダブルイール。
言葉で言ってしまえばただそれだけだが、駆け込み飛びつく勢いを乗せたシュートとはそれだけで
厄介な物であり、ただでさえ重く速いダブルイールがそうなるのだから十二分に脅威と言える。

ミューラー「くっ!こんな物ォオオ!!」

バッ!
ガチィイイイイッ!!

ミューラーは必死に飛びついた。重く感じる拳でシュートコースに挟み込んだ。

ミューラー「こ、こんなもの…!」

ググググググッ…

ミューラー「こん、な…うぁあああああああっ!!!!」

バァアアアアーーーーン!
ギュルンッ、ドサッ!グタッ…
バリィイイイイイッ!!

ミューラー「ガ、ハッ…」

ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!

だが彼は負けてしまった。拳を跳ね上げられ、身体を横転させられ、地面に叩きつけられた。
その衝撃で息を吐き出させられた彼にはネットが破れる音も笛の音も良く聞こえなかったが、失点した事だけは痛い程分かった。

382 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/01/15(水) 10:53:40 ID:wPL2TDJ6
.


ブラジル 2−2 ドイツ


大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ):
10ゴール シュナイダー、ストラット
9ゴール カルロス、日向
8ゴール ディアス
7ゴール ザガロ
5ゴール 火野、ビクトリーノ
4ゴール 翼、カペロマン、森崎、ランピオン、カマーチョ
3ゴール ポブルセン、ナポレオン、ピエール、チャンドラー、ロリマー、ミハエル、サトルステギ
2ゴール トニーニョ、マーガス、李邦内、李邦坤、アルシオン、イスラス、レンセンブリンク、三杉
1ゴール ルーク、肖、岬、山森、フライハイト、ネイ、ロペス、ガルシア、クライフォート、
     カイザー、マッハー、クリスマン、政夫、ディウセウ、マウリシオ

大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ):
6アシスト アルシオン
5アシスト サンタマリア
4アシスト 岬
3アシスト カルロス、マーガス、翼、ダ・シルバ、ネイ、チャンドラー、火野、パスカル、ランピオン、
2アシスト カペロマン、バンビーノ、カルツ、ピエール、王、森崎、トニーニョ
1アシスト フライハイト、カルツ、メッツァ、テイラー、飛、山森、早田、ビクトリーノ、エスパダス、クリスマン、イスラス、
      シェスター、バビントン、クライフォート、カイザー、和夫、ジェトーリオ


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383 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/01/15(水) 10:56:42 ID:wPL2TDJ6
上記8レスのコピペをお願いします。

384 :森崎名無しさん:2014/01/15(水) 12:55:18 ID:???
行ってきます

385 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/01/24(金) 01:05:02 ID:QhWeuL/M
放送「ゴ…ゴール!ゴール!ゴールだぁあああああああああああああ!!!
後半22分、カルロスくんのアシストからザガロくんがボレーシュートでダブルイールを放ち
ミューラーくんを豪快に吹き飛ばして待望の同点弾を決めてくれたぁあああ!
2−2!2−2です!前半2点リードされた時はどうなる事かと悲嘆にくれた
全ブラジル国民を歓喜に湧き上がらせる有難すぎるゴールがたった今決まりました!」

ウワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!

観客「よくやったぞザガロォオオオオオオオオオオオオ!!」「やっと活躍したか!待たせやがって!」
「それでこそセレソンのストライカーだ!」「とうとう同点だ!見たかドイツ、ざまあみろ!」
「ザーガーロ!」「ザーガーロ!」「ザーガーロ!」「ザーガーロ!」「ザーガーロ!」「ザーガーロ!」

中山「ど、同点か!これは形勢逆転と言える、が…」

早田「…おい次藤、今の…エリアルダブルイールつったか?あれ、どう思う?」

次藤「うーん…かなり強力なシュートばってん、ネオファイヤーとかに比べるとのう…」

赤井「俺も同感ッス。ミューラーがあそこまであっさりやられたのはおかしいです!」

日向「だったら答えはシンプルじゃねーか。ミューラーに何かが起きたんだろ」

翼「急に動きが鈍っていた。それなら可能性は二つ。ケガか、それとも森崎が言っていた様に…」

森崎「…スタミナ切れだ。間違いない。あれは疲労によるスピードダウンだ!」

ミューラーの異常に気づいた者は最初はほとんど居なかった。観客たちは劇的な同点ゴールに
大騒ぎするのに忙しく、注目の的は敵のミューラーではなくヒーローのザガロだったのだ。
全日本ユースの面々はミューラーの異常にいち早く気付いたが、彼らが気付いたからと言って何かが変わる訳ではない。

386 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/01/24(金) 01:06:21 ID:QhWeuL/M
ミューラー「ぐっ…うううっ…!」

ドイツメンバー「ど、どうしたんだミューラー!」「しっかりしろ!」

ルディ「くっ…タンカだ!ドクター、来てくれ!」

ブラジルメンバー「(フッ、今頃慌てたってもう遅いぜ)」「(なんならサブキーパーでも入れるか?)」

ロベルト「(おー、ゲルティスの言う通りだった。よっしゃよっしゃ、これで勝った!)」

コインブラ「(…馬鹿な。本当に、ミューラーに、そんな弱点が…!?)」

観客「あれっ?ドイツゴール前がなんかおかしいぞ?」「ミューラーがケガでもしたのか?」

だが何時までも気付かれない訳もなく、滝の様な汗を流しながら立ち上がれないでいるミューラーに
ドイツの選手達やベンチスタッフが駆けつければ自然と観客達の注意もそこに向かう。

放送「あっと、喜びに沸き立つブラジルユースとは対照的にドイツユースはなにやら非常事態の模様!
ミューラーくんが苦しげに立ち上がれないで居ます!これは先程のセービング失敗で負傷したのでしょうか?」

ルディ「どこだ、どこを痛めたミューラー!」

ミューラー「何処も…何処も痛めてなどいない…」

ルディ「強がるな!すぐに交代させるとは限らん、正直に言え!」

ミューラー「本当だ…俺は怪我などして、いないんだ…!」

ルディ「ええい、ドクター!」

387 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/01/24(金) 01:07:38 ID:QhWeuL/M
最初ドイツユースはミューラーが負傷したのだと勘違いし、チームドクターにチェックを行わせた。
だがチームドクターはミューラーの体を調べていく内に見る見る困惑の表情を浮かべた。

ルディ「どうですか」

ドクター「いえ…何処も負傷していません。彼の言う通りです」

ルディ「なっ…そんな馬鹿な!こんなに苦しそうにしているのに!」

ドクター「…これはただの疲労です。スタミナが切れたのです」

ルディ「はあ…?」

ドイツメンバー「えっ、スタミナ切れ?」「有り得ないだろ!こいつ何時も持久練習でトップクラスだったじゃないか!」

審判「…あの。負傷でないのなら、スタッフはピッチの外に出て下さい」

ルディ「くっ…わ、分かりました…」

放送「今ピッチレポーターから報告が来ました。ミューラーくんは負傷したのではなく
疲労していただけとの事。ドイツは特に選手交代をする様子もありません」

観客「なんだ、スタミナ切れか?」「あんだけシュート浴びてりゃなあ」「でもなんか早くないか?」

ミューラーは負傷したのではなくただ単に疲労しただけだった。
まるで予想していなかった事態に困惑するドイツだったが、ルール上負傷ではないのなら時間を止めては貰えない。
ドイツユースは予想外のピンチに急きょ対処を問われる事になった。

388 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/01/24(金) 01:08:43 ID:QhWeuL/M
シュナイダー「(こ、これか…!?これがさっきまでの違和感の正体だったのか?
だが何故だ。ミューラーに持久力の欠如が伺えた事なんてなかった。確かにシュートをひたすら
浴び続ければ限界を迎えるのは当たり前だが、後3本程度は持って良かった筈だ…
何故だ?大会で蓄積した疲労か…?いや、今重要なのは何故ではない!
今何が起きていて、それを踏まえてどうするかだ!それが俺のキャプテンとしての義務だ!)」

この時チームをまとめるのはやはりキャプテンのシュナイダー以外は居ない。
彼はいち早く原因の究明よりも現状の把握と対応が大事だと判断し、
前線からドイツゴール前に戻りつつ素早く周囲を見回した。

当然彼が見たのは喜びに沸き返り、ザガロを祝福するブラジルユースの選手達である。

ディウセウ「やったなーザガロ!良いタイミングの同点ゴールだぜ!」

ザガロ「フン、当然だ。あんな奴相手にノーゴールで終わって堪るか」

ジェトーリオ「今まで散々苦労していた癖にね〜。ぶっちゃけ、切り札のお蔭でしょ」

サンタマリア「よせジェトーリオ。ストライカーは結果を出せばそれが全てだ」

ザガロ「ククク。運が良かったな、今の俺は機嫌が良い」

彼らが何を言っているかは距離があった為聞こえなかったが、雰囲気と様子は観察できた。
それだけでシュナイダーは2つ分かった事があった。

シュナイダー「(ミューラーが苦しんでいると言うのに、それを驚く様子も喜ぶ素振りもない…
そうか、奴らにとってはこれは想定していた事態か。どうやってそれを予測していたかは
分からないが、奴らは作戦を成功させた。だが…その作戦には代償もある!)」

まだ勝ち目は十分にある。それを確信したシュナイダーは味方達を鼓舞す為に自陣ゴール前に辿り着いた。

389 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/01/24(金) 01:09:45 ID:QhWeuL/M
シュナイダー「しっかりしろ皆。ミューラー、まだやれるな?」

ミューラー「…当たり前だ!」

ドイツメンバー「シュナイダー…」「で、でもこれからどうしたら…」

シュナイダー「確かにこれは予定外のトラブルだ。ピンチと言って良いだろう。今までの様に
シュートを撃たれ続ければあっさり逆転される。ただし、今までの様に撃たれ続ければの話だ」

マーガス「そりゃ、撃たれなければ問題はないだろうけど…この試合ずっとシュート数で圧倒されているのに…」

カルツ「…いや、これからはそうとは限らんぞ」

プッ!

最初に立ち直ったのはカルツだった。シュナイダーとの付き合いが長い彼はシュナイダーが
何を言わんとしているかをいち早く察知し、気合を込めて爪楊枝を吐き出した。

カルツ「ブラジルは攻撃しまくり、シュートを撃ちまくった。つまり攻め疲れが必ず発生する。
そういう事だろう、シュナイダーちゃんよ?(ジャパンカップを思い出すぜ)」

シュナイダー「そうだ。さっき奴らの様子を確認してきた。今まで均等にシュートを
撃ち分けさせていた分目立たなかったが、よく見ればシューターの誰もがもう少し疲労したら
動きが鈍り出す状態になっている。フィールダー全般の疲労量では明らかに向こうが上回っているんだ」

シェスター「なるほど。向こうは今までの様に撃ちまくりたかったら更に疲労が深まるって訳か!」

カペロマン「だが、それでも後半終了くらいまでは持ち堪えそうだぞ。どうするんだ?」

ポブルセン「まさか時間稼ぎをするなんて言わねえだろうな…!」

390 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/01/24(金) 01:11:36 ID:QhWeuL/M
シュナイダー「時間稼ぎではない。持久戦だ」

ポブルセン「ああん?」

シュナイダー「確かにパスで逃げ回ればこのまま同点で延長戦に逃げ込めるかも知れない。
だがそれでは奴らも回復してしまう。ミューラー1人が回復するよりもブラジルのシューター達…
オーバーラップの可能性を除外しても6人か。6人が回復するペースの方が断然早い。
延長戦に逃げ込んでも結局同じくミューラーを消耗させられる展開になってしまう」

フライハイト「…つまり、選択肢は一つ。奴らを消耗させつつミューラーを休ませる。
ボールキープだけを最優先し消極的に逃げ回るのではなく、積極的に中盤で戦い奴らを
脅かしつつボールキープし、フィールダー同士の持久戦を挑むしかない」

シュナイダー「そういう事だ。奴らがミューラーの消耗を狙うのなら、こっちは奴ら全員を消耗させる。
無論相手がこの持久戦に乗ってこない事は有り得ない。そんな事をしたら折角消耗させたミューラーを
むざむざ休ませた上に、こっちに後半終了間際のノーリスクの総攻撃チャンスを与えてしまう訳だからな」

メッツァ「うーん…前線の守備力も高いブラジル相手にそんなマネできるの?」

シュナイダー「お前がそんな弱気でどうする。この作戦で最も活躍しないといけないのはメッツァ、お前なんだぞ」

メッツァ「うえっ!僕ぅ!?」

カルツ「いい加減やる気出せコラ。どうせやる事は何時もと変わらん、自慢のパスで相手を翻弄してりゃいいんだよ」

カペロマン「それにお前だけじゃない。俺やカルツ、シェスター、フライハイトも中盤で戦うんだろ、シュナイダー?」

シュナイダー「ああ、それにマーガス」

マーガス「ああ、俺もやるぞ!ピンチになったら俺に上げろ、仕切り直しのチャンスを作ってみせる!
大丈夫だ、アマラウもディウセウも中盤だと俺についてこない。もしついてきたら逆に俺が2人引き受けているって事だぜ」

391 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/01/24(金) 01:14:08 ID:QhWeuL/M
クランケ「分かった!俺達もやるぞ!」

ヨハンセン「今まで役に立っていなかった分を取り返す!」

ポブルセン「…そういう事か。同点で逃げようってハラじゃねえんなら別にいい」

ミューラー「(くそっ…こんな形で他人に頼る羽目になるとは…師匠、まだまだ俺は甘かった…)」

フライハイト「シュナイダー、お前は体力節約も兼ねて前線に居てくれ。お前と言う驚異が居続ける限り
ブラジルのDFも大胆なオーバーラップはしにくい。それにお前が疲労したら3点目も取り辛い」

シュナイダー「分かっている、そのつもりだ。よし行くぞ皆。ドイツに底力勝負を挑んだ事を後悔させてやるんだ!
サッカーは強い者が勝つんじゃない、勝った者が強いんだ!俺達の強さは俺達の勝利で証明するぞ!」

ドイツメンバー『おおおおおおおっ!!』

シュナイダーがこの状況で見出した光明。それはミューラーを疲れさせる為にブラジルのフィールダー達が
ドイツのフィールダー達よりもより激しく疲労していると言う事実だった。
相手の作戦が成功したのは仕方ない、ならばその作戦の為に支払った代償に弱みにつけこむ。
“強い者が勝つのではない、勝った者が強い”と言う信条を持つリアリストの彼らしい作戦と言えよう。

ネイ「おっ、向こうさんまだまだやる気だねえ。同点だから当然か」

トニーニョ「この程度で諦めてくれる程甘い相手じゃない。だが奴らの次の手は分かっている」

サンタマリア「ああ。ミューラーを休ませつつ俺達を走らせ、隙あらば得点を狙ってくるだろう」

カルロス「つまり、純粋な体力勝負及びボール争いだ。良いだろう、走り合いでも俺達は負けないぞ」

ただしブラジル側にとってこの作戦は特に意外な物でもなかった。
お互いの手の内が分かった末での真っ向勝負の行方に後半の、そして試合の行方が託される展開となった。

392 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/01/24(金) 01:15:31 ID:QhWeuL/M
上記7レスのコピペをお願いします。

393 :森崎名無しさん:2014/01/24(金) 07:35:22 ID:???
行ってきます

394 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/01/27(月) 13:19:20 ID:goDPAxOQ
ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!

放送「とうとう2−2となりましたこの試合、4度目のドイツのキックオフです!
前半の貯金を使い果たしてしまったドイツはPK戦を狙うのでもない限り攻撃に出なければいけません!
さあ彼らは一体どうするのか?まずはシュナイダーくんからカペロマンくんへ」

ジェトーリオ「はいはい、いらっしゃーい」

カペロマン「そういう訳にもいかないんで、なっ!」

バコッ!

放送「あっとカペロマンくん、いったんボールをカルツくんに戻しました。カルツくんここから直進!」

カルツ「どけっ!」

ドガアッ!

マウリシオ「うわあ〜っ!!」

サンタマリア「(カルツのキレが増した…これがあいつの底力か。だが恐らく俺を抜きにはかからない筈)」

カルツ「(このまま愚直にサンタマリアに突っ込むのもリスキーだな…)」

バコッ!

放送「カルツくんこのまま上がって…いかない!シェスターくんに展開!シェスターくんは更に
メッツァくんに繋ぎます。ドイツ、ここは時間をかけてじっくり攻めるつもりの様です」

395 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/01/27(月) 13:20:20 ID:goDPAxOQ
ルディ「(うむ…それしか選択肢がない。多分ブラジルにも読まれているだろうが、
ここはなんとか遅攻で押し勝つんだ!そうすればまだまだ試合は分からん!)」

ロベルト「(なんだよ、焦って速攻とかしてくれればよかったのに…まあ大丈夫だろ
ボール争いでも体力勝負でもウチの方が有利だ。ミューラーが回復しきる前に奪えばそれで勝ちだ)」

若林「これは…ドイツはフィールダー同士での勝負を仕掛けに来たか…」

早田「なるほどな。ミューラーを休ませながら少しずつ戦線を上げていくのが狙いか」

次藤「パスだけで逃げ回っちゃ押し込まれるけん、危険じゃしの」

三杉「同時にブラジルの体力を削る狙いもあるだろうね。ただ、もうしばらくは持ちそうだが」

松山「上手くいくのか、これ?この試合、中盤争いはブラジルが終始リードしていたじゃないか」

岬「いや、ドイツはブラジルを止めるのには苦労していたけど、ブラジルを攻める事自体は出来ていたよ」

中山「この状況では確かにこれが最善の手だ。だけど…これ、ブラジルの思う壺なんじゃないか?」

日向「ああ、読まれているだろうな。ただでさえ決して有利な戦い方とは言えねえのによ」

翼「前半2点リードされて尚この盛り返しぶりと試合運び…これが、ブラジル…」

森崎「(…もしブラジルが決勝の相手だとしたら…俺も、同じ事をやられたら…!)」

396 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/01/27(月) 13:23:42 ID:goDPAxOQ
その後ドイツは必死に走り回った。逃げ回るのではなく相手を疲弊させる為に。

シュナイダー「(まだだ…これでは全然時間が足りていない…!)」

アマラウ「(くそっ、こいつがここに居るせいで前に加勢できねえ!)」

ドトール「(焦るな。焦ったら負けだ。皆を信じるんだ)」

オフサイドラインぎりぎりの位置でブラジルDFを牽制しつつ後ろを見守るシュナイダーの表情は
隠し切れない焦りを無理やり押さえつけていた為か何時も以上に鋭く険しくなっていた。



この時ドイツで最も活躍したのはメッツァだった。

バシュルルルルルルル!!

ネイ「くそっ!こういう展開の時は本当にうざったいタイプだなお前!」

メッツァ「褒めても何も出ないよ〜(ああんもう、なんで僕がこんな責任重大な目に…)」

トニーニョ「(メンタルは弱いと見ていたが…まだミスはしてくれないか?)」

アンドレアス・メッツァと言う選手は生粋のパサーである。ドリブルもそれなりに得意ではあるが、
彼の取り柄はトレードマークのトップスピンパスであり、成功率の高いそれに頼って
ひたすらパスを供給する事を最優先するのが彼のプレイスタイルである。

はっきり言ってかなり消極的なプレイスタイルであり、それは責任を問われるのを嫌う
自分勝手で弱気な性格の賜物だったが他に優秀な攻撃要員が居るならばチーム貢献度は高い。
相手チームからすれば彼にボールが渡ると高確率で危険なパスを通されてしまうが、
かと言ってマークで人数を割いたりしても本人はパス以外の形では攻撃に関わろうとしない為
結果として他の選手達を活かされてしまうのは変わらないのである。

397 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/01/27(月) 13:25:10 ID:goDPAxOQ
そして勿論、時間を稼ぐ状況ではメッツァの存在感は増す。
相手チームは早くボールを奪わないといけない為、メッツァにボールが渡る度に
パスで逃げられる事を覚悟の上でメッツァに駆け寄らなければいけない。
ポジション上マッチアップの機会が多いネイとトニーニョは煮え湯を飲まされる事になった。



無論ドイツはメッツァ一人に頼りきりだった訳ではない。

カペロマン「サイドは俺の戦場だ…そう簡単に渡して堪るか!」

ババッ!
キキッ!
バッコォオン!

サンタマリア「くっ!」

マウリシオ「し、しまった!」

ジェトーリオ「(う〜ん、マーガスが嫌な位置に居るなあ。迂闊に突っ込めない…)」

カペロマンは右サイドでボールキープに貢献し。



バッ!
バコォン!

マーガス「よし!拾ってくれ!」

シェスター「オーケーだ!」

398 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/01/27(月) 13:26:45 ID:goDPAxOQ
ディウセウ「(畜生〜、あそこまで下がられると間に合わないぜ)」

マーガスはボールを奪われそうになった時の緊急避難先として機能し。




カルツ「どけっ!今のワシに近寄るんじゃねえ!」

ガガガガガッ!
ドガアッ!

ザガロ「ぐああああああっ!!」

カルロス「がはぁあああああっ!!」

カルツは中央で何度も暴れ周り。



フライハイト「そこだ」

シェスター「右、来ているぞ!」

クランケ「走れ走れ!」

ヨハンセン「ここまで来て負けて堪るか!」

バコッ!バシーン!
ポーン!ダダダダダッ!

その他の選手達も主に中継地点となる事で上記4人が過不足無く動ける様走り回っていた。

399 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/01/27(月) 13:28:21 ID:goDPAxOQ
ポブルセン「(ちっ、まだかよ…早くブラジルの奴らを血祭りに上げてえのに…)」

シュナイダー「(神経が削られる思いだ…だが俺が迷いを見せる訳にはいかない。
チームメイトを信じるのもキャプテンの仕事だ。耐えろ、耐えるんだカール・ハインツ・シュナイダー!)」

消耗の激しいポブルセンとシュナイダーはDFラインを脅かしつつ休んでいた。
目先のキープ率を優先すれば3点目を奪う力が無くなってしまうが故の苛立ちと戦いながらの休憩である。
彼らの神経戦が功をなしたか、ドイツは未だブラジルにボールを奪われずに済んでいた。



カルロス「(見事だドイツ!お前達は強かった。それも予想以上に!だがそろそろ終わりだ。
この期に及んでここまでキープされ続けたのは屈辱だが、所詮時間稼ぎは時間稼ぎでしかない。
いずれは攻撃パターンが読まれる物なんだ。後ほんの少し…後ほんの少しだ!)」

ズズッ…

カルロス「(くっ…足が重くなり始めたか。だがまだだ!まだ俺は戦える!)」

カルロスがもうすぐボールを奪えると自信を得たのと、彼が足を引きずり始めたのはほぼ同時だった。

400 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/01/27(月) 13:30:11 ID:goDPAxOQ
上記6レスのコピペをお願いします。

401 :森崎名無しさん:2014/01/27(月) 18:49:06 ID:???
行ってきます

402 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/01/30(木) 08:42:38 ID:PaEIpEcE
この持久戦の終焉はメッツァのトップスピンパスからだった。

放送「後半33分!ドイツが懸命にボールキープしながらじりじりと戦線をブラジル側に
押し上げています!次の3点目が恐らく決勝点となるのは間違いない所、
両チーム共意地を張り合う踏ん張り所ですが、まだこれと言った動きは見られません!」

観客「何やってんだ、まだ奪えないのか!」「折角ミューラーがヘバッているのに!今がチャンスなんだぞ!」
「運動量落ちてるぞ!根性見せろ!」「いかん、前半から攻めまくっていたツケが来ている…」

ルディ「(よしっ!このまま40分くらいまで粘れれば…!)」

ロベルト「(あわわわわ…まだか?まだ奪えないのか?)」

放送「ここでメッツァくんにボールが渡った!彼のパスはこの試合中何度もブラジルの選手達を
良い様に翻弄しています!今回もマーカー達が振り切られてしまうのか?」

メッツァ「(あ〜もうまた僕!?さっさと逃げちゃえ!)」

グワアッ…
バシュルルルルル!

ネイ「(くそーーーっ、またか!)」

トニーニョ「(ええい、このままでは本当にこっちの体力が…!)」

シュタタタタッ!
バッ!グルンッ!

カルロス「ここだああっ!」

バチィッ!

403 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/01/30(木) 08:43:39 ID:PaEIpEcE
メッツァ「あああーーーっ!?」

ヒューーーーーーン…

放送「あーーーっと、ここでカルロスくんのムーンサルトパスカット!メッツァくんの
トップスピンパスの軌道があらぬ方向に変わりました!このこぼれ球の行方は!?行方はどうなる!?」

カペロマン「や、やばいっ!」

ダダダダダッ!

カペロマン「よ、よし…」

ジェトーリオ「はい、毎度有難う御座います!」

グイッ!
バシッ!

カペロマン「うわっ!?き、貴様―っ!」

それはメッツァに頼り過ぎた弊害か、それともカルロスを褒めるべきか。ドイツユースが仕掛けた持久戦は
約10分続いた後にカルロスが弾いたボールをカペロマンが奪われる事で終わってしまった。

放送「カペロマンくんがフォロー!しかしジェトーリオくんがすぐさま奪い取った!
とうとう待望のブラジルボールになりましたァ!!」

ワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!

観客「よっしゃーーー!良くやった!」「待ってましたァ!」「そのまま3点目を決めるんだーっ!!」

404 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/01/30(木) 08:45:40 ID:PaEIpEcE
シュナイダー「くそっ!やらせん!」

ダダダダッ!

この時シュナイダーはメッツァのパスが弾かれたのを見た瞬間に走り出していた。
このタイミングでボールを失ったらピンチになる事が分かりきっていた為、
何としてでもボール争いに参加しなくてはならないと瞬時の判断の賜物だった。

ジェトーリオ「おー怖い怖い、炎の皇帝様が来ちゃったよ。でもね…」

グワアアッ!
バシュルルルルル!

シュナイダー「なっ!?これは、ドライブパス…!」

ジェトーリオ「残念!サンタマリアが教えてくれたよ、君パスカット下手だってね♪」

しかしここに到ってジェトーリオも今まで見せなかったドライブパスを披露し、
シュナイダーの好判断を無に帰した。そしてボールは無事トニーニョに渡る。

トニーニョ「よし!ネイ!」

ネイ「何時でもいいぜ、相棒!」

パンッ!ダダッ!パンッ!ダダッ!

放送「ジェトーリオくんここでドライブパス!魅せます美技!そしてこれを受け取った
トニーニョくんが…出たーーーっ!!トニーニョくんとネイくんのゴールデンコンビ!
遂に奪えたボールを早速ゴールチャンスに変えるべく速攻をしかけます!」

405 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/01/30(木) 08:46:57 ID:PaEIpEcE
ボールを奪えたブラジルは当然の如く速攻を仕掛けた。ミューラーが回復しきらない内に
シュートを撃ち3点目を奪ってしまいたい彼らに遅攻は百害あって一利無しだからだ。

パンッ!ダダッ!

フライハイト「し、しまった!」

フライハイトがあっと言う間に抜かれ。

パンッ!ダダッ!

カルツ「畜生ぉおおっ!」

カルツも為す術も無く抜かれ。

シェスター「くっ!ニンポー・ホウセンカ!」

ビチッ!

トニーニョ「むっ。粘ったな」

ネイ「だが、無駄な足掻きだぜ!」

カルロス「良くやったネイ、トニーニョ。後は任せろ」

ドイツメンバー「あーーーーっ!?」「よりにもよってカルロスにー!?」

シェスターは辛うじて足先にかすらせ連続ワンツーを終わらせたが、そのこぼれ球はあっさりカルロスに拾われてしまった。

406 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/01/30(木) 08:48:00 ID:PaEIpEcE
放送「速攻!速攻!これは…上手くいった!カルロスくんが良い位置でボールを持ったぞーっ!」

クランケ「くそっ、まだだ!まだ俺達が居る!」

ヨハンセン「ここを通して堪るかァ!」

カルロス「…お前たちでは俺を止められない!」

ブゥウウウウウウン…
シュパアッ!

クランケ「な、なにィ!」

ヨハンセン「そんなァ!」

放送「そしてカルロスくんあっさりドリブル突破しPA内に突入!ミューラーくんと一対一だァーーーッ!!」

ワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!

観客「決まれーっ!」「行けーっ!!」「カルロス頼むぞ!」「ここだ!ここで逆転だ!」

全日本メンバー「き、決まるのか!?」「天国と地獄の分かれ目だ…!」

森崎「……………」ゴクリ

後半38分、ついに試合の分岐点が来た。

407 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/01/30(木) 08:49:24 ID:PaEIpEcE
シュナイダー「(大丈夫だ!)」

この時シュナイダーは必死に己に言い聞かせた。チームメイト達と共に自陣に向かって走りながら
焦りと諦めと戦い、自分を奮い立たせる材料を探した。

シュナイダー「(カルロスのスピードが僅かだが落ちている!もうファントムシュートを撃てる状態じゃない!)」

カルロス「(くっ…やはりファントムシュートを撃つには体力が足りないか…)」

そこで目をつけたのはカルロスがこぼれ球を拾った時、既にPA少し外と言うシュートを撃つのに適した位置に
居たのにも関わらずファントムシュートを撃たず、分身ドリブルでPA内に切り込んだと言う事実だった。
今の息切れしたミューラー相手ならファントムシュートを撃てば決まる確率は高い。

にも拘わらずわざわざDF二人を抜き去り一対一を挑みに行ったのは、ファントムシュートを撃てないからだ。
そうシュナイダーは判断し、実際にその判断は当たっていた。
カルロスも自分の体力の残量を計算し、今ファントムシュートを撃っても失敗するだろうと結論付けていた。

だがそこから先に描いた二人の想像図は大きく違っていた。

シュナイダー「(ここでミューラーが分身ドリブルを止めてくれれば、失点は阻止される!
そこから残り時間全てを総攻撃に費やせば、俺達の勝ちが見えてくる!)」

ミューラー「(来る…分身ドリブルが!止めてみせる!疲労がなんだ、師匠の地獄のしごきに比べれば屁でもない!)」

カルロス「(止むを得ん…出し惜しんだ末の敗北と、実力を見せつけての勝利!どちらが良いか、考えるまでもない…!)」

シュナイダー、そしてミューラーはカルロスが分身ドリブルで抜きにかかると思っていた。
カルロスが今まで見せた事がない一対一用の新必殺シュートを隠し持っているかも知れない。
その可能性をドイツの二人が考えなかったのは、無意識に考えたくないと言う感情のせいだったのか
それとも心身ともに限界でそこまで警戒する余裕がなかったせいなのか。

408 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/01/30(木) 08:50:59 ID:PaEIpEcE
ブゥウウウウウウウウウウン!!

ミューラー「(来たっ!だが見切れる…!体は動く!間に合う!)」

ヒュンッ!

いずれにせよ、カルロスが分身ドリブル特有の緩急自在の横の動きを開始し
それを阻止すべく腰を落として距離を詰めたミューラーが。

ミューラー「なっ!!?」

ガクン!

シュナイダー「(な、なんだ!?どうしたミューラー!)」

急に体勢を崩し、何もない所に所に手を伸ばした時、シュナイダーには何が起きたのか最初は分からなかった。

パスッ…
コロコロコロ…

カルロス「…俺のもう一つの切り札、ステルスシュートだ。覚えておけ」

ミューラー「………!!!」

シュナイダー「そん、な…」

ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!

カルロスは分身ドリブルの動作中に何時の間にかボールをゴールに蹴り込んでいた。
ミューラーはそれを阻止しようとし、間に合わなかった為に何もない所に手を伸ばす羽目になった。
シュナイダーがそれを理解できたのはゴールの笛を聞いてからだった。

409 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/01/30(木) 08:52:07 ID:PaEIpEcE
.


ブラジル 3−2 ドイツ



大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ):
10ゴール カルロス、シュナイダー、ストラット
9ゴール 日向
8ゴール ディアス
7ゴール ザガロ
5ゴール 火野、ビクトリーノ
4ゴール 翼、カペロマン、森崎、ランピオン、カマーチョ
3ゴール ポブルセン、ナポレオン、ピエール、チャンドラー、ロリマー、ミハエル、サトルステギ
2ゴール トニーニョ、マーガス、李邦内、李邦坤、アルシオン、イスラス、レンセンブリンク、三杉
1ゴール ルーク、肖、岬、山森、フライハイト、ネイ、ロペス、ガルシア、クライフォート、
     カイザー、マッハー、クリスマン、政夫、ディウセウ、マウリシオ



大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ):
6アシスト アルシオン
5アシスト サンタマリア
4アシスト 岬
3アシスト カルロス、マーガス、翼、ダ・シルバ、ネイ、チャンドラー、火野、パスカル、ランピオン、
2アシスト カペロマン、バンビーノ、カルツ、ピエール、王、森崎、トニーニョ
1アシスト フライハイト、カルツ、メッツァ、テイラー、飛、山森、早田、ビクトリーノ、エスパダス、クリスマン、イスラス、
      シェスター、バビントン、クライフォート、カイザー、和夫、ジェトーリオ

410 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/01/30(木) 08:53:14 ID:PaEIpEcE
上記8レスのコピペをお願いします。

411 :森崎名無しさん:2014/01/30(木) 12:35:25 ID:???
行ってきます

412 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/02/05(水) 00:15:46 ID:hswY8fJA
ォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!

観客「やったーーーーッ!!」「ゴールだ!ゴールだ!逆転だァ!!」「イヤッホォオオオオオオオオオ!!」
「やっとか!待たせやがって!」「散々気をもませやがって!どうしてやろうかと思ってたぞ!」
「素晴らしいタイミングでの逆転だ!」「見たかドイツ!これがサッカー王国・ブラジルの力だ!」
「今の見たか!?」「見た見た!分身ドリブルの最中にシュートしてた!」「くそっ、見逃しちまった!」
「カルロス!」「カルロス!」「カルロス!」「カルロス!」「カルロス!」「カルロス!」「カルロス!」「カルロス!」

放送「ゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーールッッッ!!!!
マイクの力を借りて叫んでも尚かき消されかねない程の大歓声によってブラジルの逆転ゴールが
たった今、後半38分に祝福されています!決めたのは勿論この人、ブラジルユースの
キャプテンにしてエースストライカーのカルロス・サンターナ!本日2点目のゴールで
一時期は絶望的とすら思えた試合を見事引っくり返してみせた英雄に嵐の如く拍手と歓声が降り注ぎます!

そしてゴールの仕方も極めてスタイリッシュで映える物でした!ムーンサルトパスカットで
相手のパスワークを断ち切り、そのまま速攻に参加し、こぼれ球を拾ってゴール前に切り込み、
そして分身ドリブルかと見せかけて目にも止まらぬ早業でボールをドイツゴールに蹴り込んだのです!
前半の1点目とこの3点目が合わさればまさに獅子奮迅にして一騎当千の活躍ぶり!
最早英雄と言う言葉すら物足りなく感じてしまいます!これがカルロス・サンターナなのです!!」

ロベルト「(よっしゃ!よかったー、結局コインブラ抜きでも勝てそうだ。いやーヒヤヒヤした)」

放送「ピッチレポーターによると今までにじっと見守るだけだったロベルト監督も
ここに来てやっとガッツポーズをしたそうです。前半で2点リードされると言う大ピンチに陥りながらも
自分の選手達と戦術を信じ続け戦い続けたその好判断と精神力は賞賛に値する名将ぶりと言えるでしょう!」

ロベルト「(おっといかんいかん、名監督は勝利を確信してもニヤニヤしたりしない。監督らしいクールな無表情っと)」

413 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/02/05(水) 00:17:44 ID:hswY8fJA
サンタマリア「ナイスゴールだ、カルロス!」

カルロス「ああ、決まってホッとしたよ。ケチらずにステルスシュートを使って良かった」

ジェトーリオ「ま、君が本気になればこんなもんだよね」

カルロス「そうとも限らない。ミューラーが疲弊していなかったらあるいはな」

ザガロ「チッ。ゴールを決めた直後に謙遜なんぞしやがって…」

ディウセウ「怒んなよザガロ。世の中おめえみたいな意地っ張りばっかじゃねえんだって」

ネイ「くそっ、また見切れなかった。一体何時撃ったんだよ…」

トニーニョ「タネが分かっていても尚タイミングが分からない。恐ろしい技だ」

マウリシオ「それは置いとくとして、そろそろドイツも諦めてくれますかね?」

アマラウ「そいつは油断大敵って奴だ。こうなった以上形振り構わず攻めてくるだろうからな」

ドトール「ただしもう気力も冷静さも残っていないだろう。流石にダメージは深い筈だ」

カルロス「その通りだ。丁寧にボールを奪ってからキープに努めればそれで終わりだ。後もう一踏ん張り頑張るぞ!」

ブラジルメンバー『おう!!!』

414 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/02/05(水) 00:22:33 ID:hswY8fJA
試合を引っくり返す逆転ゴールを後半終盤に決めると言う最高の展開を迎えたブラジルユースと
その味方は言うまでも無い程喜んでいた。あれ程苦しみながらも最初のプラン通りに
攻撃権を支配し、ミューラーを疲弊させ、大量得点に成功したのだから愉快でない訳がない。
こうなってしまえば2失点と言う苦難と恐怖も勝利の美酒を引き立てるスパイスに成り下がると言う物である。



コインブラ「(…バカな)」

そんな大喜びのブラジルユースの中で、唯一コインブラのみは喜びではなく驚愕に打ちのめされていた。

コインブラ「(ドイツの方が強い…俺はそう見ていた。なのに、これは…)」

彼は昨夜、カルロスとの会話で彼抜きならばブラジルは2−3でドイツに負けると言い放っていた。
売り言葉に買い言葉の状況ではあったが、その予想はその場の感情に任せたいい加減な物ではなく
コインブラの経験・知識・眼力に基づいた自信のある予想だった。

だがスコアは3−2で、勝っているのはブラジルだった。
一時期は0−2と言う絶望的なピンチに陥りながら、彼には見出せなかったミューラーの弱点を突く事で
劇的な逆転を成功させた。これは同時にブラジルユースの選手達が彼の予想を覆した事も意味する。

コインブラ「(サッカーにこんな事が…こんな事が…)」

今まで超越者として絶対の自信を持っていたコインブラがこの時人知れず初めて“敗北”を味わっていた。

415 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/02/05(水) 00:23:41 ID:hswY8fJA
若林「…なるほど。左右の往復の2回目で撃っていたな。こういうシュートもあるのか」

早田「ゲッ、お前今の何時撃ったか見えていたのか!?得意の洞察力か」

若島津「(ハッタリ…じゃないな。こいつなら見切れるか。今更ながらGKとしての差を感じるな…)」

次藤「(いかん…何が起きたのか解説されるまでいっちょん分からんかったばい…)」

中里「ぬうっ、分身ドリブルにこの様な使い方があったとは…恐るべし!」

赤井「ヤバいッスね、カルロスって。こうすれば止めやすいって手段がないですよ?」

中山「強いて言えばパスはそれほどでもないが…パス力が問われる役割じゃないからな」

葵「凄いな〜。前半2点リードした時はもうこれドイツが勝つだろって思ったのに…」

松山「徹底して攻撃し続けたのが功を為したんだが、なんて精神力だ…」

三杉「多分ミューラーの消耗も最初から計算に入れていただろうね。見事の一言だ」

岬「流石にドイツもこれではダメかな。もう体力も気力も時間も足り無さそうだ」

翼「うん…ブラジルが試合を逆転させた上に流れまで支配した。これは大きすぎるよ」

日向「そもそもリードを守り切れなかった時点でドイツの負けだ。もう奴らに攻める力は残ってねえ」

森崎「…シュナイダー…」

同時にこの場で数少ない中立の立場である全日本ユースの選手達も全員試合の決着を予感していた。
ドイツユースの強さを良く知る彼らも、この窮地を更に覆せるとは到底思えなかったのだった。

416 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/02/05(水) 00:28:18 ID:hswY8fJA
上記4レスのコピペをお願いします。

417 :森崎名無しさん:2014/02/05(水) 07:26:52 ID:???
行ってきます。

418 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/02/06(木) 00:45:49 ID:17irB+k+
シュナイダー「(なんて…事だ…!)」

事ここに到ってはドイツユースにもう余裕など欠片もなかったのは言うまでもない。
それはシュナイダーも例外ではなかった。

シュナイダー「(無様…無力!くそっ、何を間違えたんだ…?…違う!
もうミスを嘆いている暇はない、ここからどう挽回するかを考えなくては!
だがどうすればいいんだ…ロスタイムを入れても残り時間は精々10分。
攻撃陣の体力も残り少ない…そしてなにより、皆の精神力が…!)」

ドイツメンバー「う、ううっ…」「くそっ、くそっ!」「……………」

彼自身はまだある程度冷静だった。だがそれを他者に分け与える事は出来なかった。
無論チームメイト達も全員焦りと絶望に抗うのに忙しく、これではいくら彼が
キャプテンシーを持って味方を鼓舞そうとしても大した意味はない。

シュナイダー「(やはり…皆もうボロボロだ。このままでは喝を入れても
“やるだけやってみよう”だの“最後まで諦めずに頑張ろう”だのと言った
後ろ向きの闘志しか得られない…それでは駄目なんだ!そんな状態で
ヤケクソの攻撃をしかけても早く終わって欲しい、もうダメだと言う意識がつきまとう!
“まだ勝ち目はある、負けて堪るか”と皆に意識させなければいけないんだ…
だがどうやって?一体何を言えば、何をすればそんなムードを作る事が出来る?)」

ドイツメンバー『シュ、シュナイダー…』

カルツ「(やべえ…シュナイダーですらもうゲキを飛ばせないのか?
だけどこのままじゃ…誰かが何かを言わなくちゃ、俺達は戦わずして負け犬になっちまう…!)」

シュナイダー「(いかん…何か、何か言わなければ…!)」

419 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/02/06(木) 00:47:35 ID:17irB+k+
当然彼が悩み黙っていたらそれだけチームの士気も余計に下がり続ける。
黙っていたら状況が悪化するので早く何か言わなくてはいけない。
しかし悪化した状況に対し何を言えばいいか分からないから黙ってしまう。
この負のスパイラルに陥ったシュナイダーは絶望に飲み込まれそうになった。

シュナイダー「(ダメだ…皆を奮い立たせられる材料がない!ただの精神論ではダメなのに
皆に希望を持たせられる材料がない!このままではヤケクソに攻めるだけになってしまう!
だがそんな攻め方でブラジルを倒そうだなんて神頼みとなんら変わらない!
何か…何か無いのか!何か絶望を希望に変えられるキッカケは!?たった一つでいい、
何か小さなキッカケでいい!それだけでヤケクソの攻撃を不屈の覚悟に変えられる!
何か、何か、何かないのかァアアアアアアアアアアアアア!!!?)」

シュナイダーは戦い続けた。もう諦めて単純に“最後まで諦めるな”と空虚な言葉を
発したい誘惑に抗い続け、プレッシャーに潰されずに希望の種を探し続けた。

彼が不撓不屈に努めた甲斐はあった。

フライハイト「!?これは…間違いない!」

ポブルセン「あん?どうしたてめえ、狂ったか?」

フライハイト「皆聞け!天はドイツに勝てと言っている!天は俺達の味方だ!」

カペロマン「おいおい、この期に及んで神頼みかよ…」

シュナイダー「………!?」

それはフライハイトの突拍子もない発言だった。
その内容は彼を知らない者からすればオカルト染みた世迷いごとにしか聞こえなかったが、
バイエルンで彼と組んできたシュナイダーにはその意味が分かった。

シュナイダー「天…天だと?」

420 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/02/06(木) 00:49:07 ID:17irB+k+
マーガス「お、おいシュナイダーお前まで…」

メッツァ「ダメじゃんこれ…もう諦めてもいいよね?」

シュナイダーが綺麗に晴れた空を仰いだ時、いよいよドイツユースの士気は再起不能のレベルまで落ちそうになった。
DFラインの要に続いてキャプテンまで困った時の神頼みに走ったのかと思うと彼らの反応も無理はなかった。

ミューラー「…いや、これは…」

最初にフライハイトとシュナイダーが何を言い出したか気付いたのは山暮らしが長いミューラーだった。

ポツッ。

シェスター「ん?」

ポツッ、ポツッ。
ポタポタポタ…

シュナイダー「そうか…こういう事かフライハイト!」

フライハイト「そうだ!正しくこれは干天の慈雨なのだ!!天はドイツに勝てと言っている!」

ドイツメンバー「あ…雨!?」「雨だ!」「マジかよ!」「太陽が出ているのに!」

その後すぐに誰もが気付いた。晴天であるのにも関わらず雨が降り出した事に。
いわゆる“天気雨”の発生にフライハイトがいち早く気付いていた事に。

放送「おおおっ!?たった今雨が降り始めました!降水など有り得ないと思われた晴天でしたが
非常に珍しい天気雨が発生した様です!場内の皆さまは風邪をひかない様ご注意下さい」

観客「うわっ、雨か!?」「なんだよ、こんな時に…」「まあ暑かったから別にいいけどな」

421 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/02/06(木) 00:50:27 ID:17irB+k+
観客達はこの天気雨の影響にすぐには気付かなかった。
だが分かる者達は分かっていた。

全日本メンバー「雨!?」「おい、雨と言えば…!」「ドイツのあいつが…!」

カルロス「なにィ!?よりにもよってこんなタイミングで雨だと…!」

サンタマリア「…まずい!これは…!」

ゲルティス「…ドイツの士気回復を確認。警戒が必要と認」

この雨が死にかけていたドイツを生き返らせてしまう事を。

カルツ「シュナイダー!」

シュナイダー「ああ」

カルツに促されたシュナイダーは力強く頷き、ワンテンポ置いてからチームメイト達に言い放った。

シュナイダー「全員攻撃!残る力を全て注ぎ込み同点弾を叩き込む!そして延長に逆転だ!
ブラジルがやっとの思いで掴み取った逆転を幻の塵にしてゲルマン民族の誇りと強さを見せつけろ!!」

ドイツメンバー『ぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!』



                 TO BE CONTINUED IN THE NEXT THREAD…


.

422 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/02/06(木) 00:52:01 ID:17irB+k+
キリが良い所なのでこのスレはここで終わらせ、
430レスまで次スレのサブタイトルを募集します。



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次スレもよろしくお願いします。

423 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/02/06(木) 00:53:02 ID:17irB+k+
上記5レスのコピペをお願いします。

424 :森崎名無しさん:2014/02/06(木) 13:19:52 ID:???
いってきます

425 :代理です。:2014/02/06(木) 13:21:10 ID:???
シュナイダー「(なんて…事だ…!)」

事ここに到ってはドイツユースにもう余裕など欠片もなかったのは言うまでもない。
それはシュナイダーも例外ではなかった。

シュナイダー「(無様…無力!くそっ、何を間違えたんだ…?…違う!
もうミスを嘆いている暇はない、ここからどう挽回するかを考えなくては!
だがどうすればいいんだ…ロスタイムを入れても残り時間は精々10分。
攻撃陣の体力も残り少ない…そしてなにより、皆の精神力が…!)」

ドイツメンバー「う、ううっ…」「くそっ、くそっ!」「……………」

彼自身はまだある程度冷静だった。だがそれを他者に分け与える事は出来なかった。
無論チームメイト達も全員焦りと絶望に抗うのに忙しく、これではいくら彼が
キャプテンシーを持って味方を鼓舞そうとしても大した意味はない。

シュナイダー「(やはり…皆もうボロボロだ。このままでは喝を入れても
“やるだけやってみよう”だの“最後まで諦めずに頑張ろう”だのと言った
後ろ向きの闘志しか得られない…それでは駄目なんだ!そんな状態で
ヤケクソの攻撃をしかけても早く終わって欲しい、もうダメだと言う意識がつきまとう!
“まだ勝ち目はある、負けて堪るか”と皆に意識させなければいけないんだ…
だがどうやって?一体何を言えば、何をすればそんなムードを作る事が出来る?)」

ドイツメンバー『シュ、シュナイダー…』

カルツ「(やべえ…シュナイダーですらもうゲキを飛ばせないのか?
だけどこのままじゃ…誰かが何かを言わなくちゃ、俺達は戦わずして負け犬になっちまう…!)」

シュナイダー「(いかん…何か、何か言わなければ…!)」

426 :代理です。:2014/02/06(木) 13:25:03 ID:???
当然彼が悩み黙っていたらそれだけチームの士気も余計に下がり続ける。
黙っていたら状況が悪化するので早く何か言わなくてはいけない。
しかし悪化した状況に対し何を言えばいいか分からないから黙ってしまう。
この負のスパイラルに陥ったシュナイダーは絶望に飲み込まれそうになった。

シュナイダー「(ダメだ…皆を奮い立たせられる材料がない!ただの精神論ではダメなのに
皆に希望を持たせられる材料がない!このままではヤケクソに攻めるだけになってしまう!
だがそんな攻め方でブラジルを倒そうだなんて神頼みとなんら変わらない!
何か…何か無いのか!何か絶望を希望に変えられるキッカケは!?たった一つでいい、
何か小さなキッカケでいい!それだけでヤケクソの攻撃を不屈の覚悟に変えられる!
何か、何か、何かないのかァアアアアアアアアアアアアア!!!?)」

シュナイダーは戦い続けた。もう諦めて単純に“最後まで諦めるな”と空虚な言葉を
発したい誘惑に抗い続け、プレッシャーに潰されずに希望の種を探し続けた。

彼が不撓不屈に努めた甲斐はあった。

フライハイト「!?これは…間違いない!」

ポブルセン「あん?どうしたてめえ、狂ったか?」

フライハイト「皆聞け!天はドイツに勝てと言っている!天は俺達の味方だ!」

カペロマン「おいおい、この期に及んで神頼みかよ…」

シュナイダー「………!?」

それはフライハイトの突拍子もない発言だった。
その内容は彼を知らない者からすればオカルト染みた世迷いごとにしか聞こえなかったが、
バイエルンで彼と組んできたシュナイダーにはその意味が分かった。

シュナイダー「天…天だと?」

427 :代理です。:2014/02/06(木) 13:27:12 ID:???
マーガス「お、おいシュナイダーお前まで…」

メッツァ「ダメじゃんこれ…もう諦めてもいいよね?」

シュナイダーが綺麗に晴れた空を仰いだ時、いよいよドイツユースの士気は再起不能のレベルまで落ちそうになった。
DFラインの要に続いてキャプテンまで困った時の神頼みに走ったのかと思うと彼らの反応も無理はなかった。

ミューラー「…いや、これは…」

最初にフライハイトとシュナイダーが何を言い出したか気付いたのは山暮らしが長いミューラーだった。

ポツッ。

シェスター「ん?」

ポツッ、ポツッ。
ポタポタポタ…

シュナイダー「そうか…こういう事かフライハイト!」

フライハイト「そうだ!正しくこれは干天の慈雨なのだ!!天はドイツに勝てと言っている!」

ドイツメンバー「あ…雨!?」「雨だ!」「マジかよ!」「太陽が出ているのに!」

その後すぐに誰もが気付いた。晴天であるのにも関わらず雨が降り出した事に。
いわゆる“天気雨”の発生にフライハイトがいち早く気付いていた事に。

放送「おおおっ!?たった今雨が降り始めました!降水など有り得ないと思われた晴天でしたが
非常に珍しい天気雨が発生した様です!場内の皆さまは風邪をひかない様ご注意下さい」

観客「うわっ、雨か!?」「なんだよ、こんな時に…」「まあ暑かったから別にいいけどな」

428 :代理です。:2014/02/06(木) 13:31:22 ID:???
観客達はこの天気雨の影響にすぐには気付かなかった。
だが分かる者達は分かっていた。

全日本メンバー「雨!?」「おい、雨と言えば…!」「ドイツのあいつが…!」

カルロス「なにィ!?よりにもよってこんなタイミングで雨だと…!」

サンタマリア「…まずい!これは…!」

ゲルティス「…ドイツの士気回復を確認。警戒が必要と認」

この雨が死にかけていたドイツを生き返らせてしまう事を。

カルツ「シュナイダー!」

シュナイダー「ああ」

カルツに促されたシュナイダーは力強く頷き、ワンテンポ置いてからチームメイト達に言い放った。

シュナイダー「全員攻撃!残る力を全て注ぎ込み同点弾を叩き込む!そして延長に逆転だ!
ブラジルがやっとの思いで掴み取った逆転を幻の塵にしてゲルマン民族の誇りと強さを見せつけろ!!」

ドイツメンバー『ぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!』



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429 :代理です。:2014/02/06(木) 13:33:13 ID:???
キリが良い所なのでこのスレはここで終わらせ、
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430 :森崎名無しさん:2014/02/06(木) 13:38:29 ID:???
意味不明なミスをしたorz

431 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/02/12(水) 00:30:09 ID:Js/5v1fo
キャプテン森崎は、高橋陽一氏作のサッカー漫画「キャプテン翼」の二次創作です。
大空翼に代わって主人公になった森崎有三を読者の投票によって操作していき、
他のキャラクター達と交流を深めながらサッカー選手として大成するのが目的の
読者参加型企画です。いわゆるゲームブックを想像して頂ければ分かり易いかも。

基本は毎回出る選択肢の中から読者が投票によってどれかひとつを選ぶ事によって
森崎の各数値が上下したり結果が分岐し、その結果によって森崎が活躍したり
しなかったりして物語が進んでいく…といった展開です。例えば敵にシュートを撃たれたら、
森崎の能力値+ある程度のランダム要素によってゴールを守れたり守れなかったりします。

投票や判定では2ch式(注:似ているだけで2chとは別サーバー)の掲示板で
ID付の投票書き込みを行ったりスクリプトでカードやダイスを引いてもらったりします。

過去スレのログはこちらのまとめページで見られます↓
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/11.html

ミス指摘、質問以外の雑談は下のURLの雑談スレでお願いします。
本スレでも更新毎に30レス程度までの反応レスなら問題無しとしています。
尚、30レスを超え雑談スレへの誘導が始まったら速やかに誘導に従って下さい。それがルールです。
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1391137269/
2ちゃんねるとは別の場所の板なので、ブラウザによっては外部板登録が必要です。
なんらかの理由で雑談スレが落ちている時は、本スレでも遠慮なく雑談をどうぞ。

432 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/02/12(水) 00:31:18 ID:Js/5v1fo
【前スレまでの簡単なあらすじ】
第一回フランス国際Jrユース大会でMVPとなった若き日本サッカー界の星、森崎有三!
サッカー王国ブラジルに留学した彼はリオカップ、ジャパンカップ、ワールドユースアジア予選と言った
数多の激戦を経てワールドユースに全日本ユースのキャプテンと正GKとして殴りこんだ!
予選グループを勝ち点7の1位で突破した彼らは準々決勝でオランダユースに3−0で快勝し、
準決勝の難敵イタリアユースをも延長含む120分間の死闘の末に2−1で破り決勝進出!
そして今、彼らの前でもう一つの決勝の椅子を争いドイツとブラジルが戦っている。
後半38分ブラジルが3−2でリードした今、ドイツが最後の総攻撃を仕掛けんとしている…
…こんな感じで話は進んでいます。

☆ ☆ ☆ 重要! 読むまたは書き込む前に必ず読んで下さい。 ☆ ☆ ☆

☆本スレへの書き込みは「更新された内容への反応レス」「ミス指摘」「GMへの質問」のみとして、
それ以外の話題は雑談スレでお願いします。また、更新後30レスを越えたら再び更新が為されるまで
雑談スレを使って下さい。これらは更新の文の間隔が開きすぎ読みづらくなるのを防ぐ為のルールです。

☆選手の強さ談義は、厳禁。各選手の様々な能力は筆者の独断と偏見(適当)で決めています。
特にゲーム版キャラの場合シリーズによって強さがガラリと変わるので開き直ってかなりアレンジを
施しましたが、あまり深く考えないでください。繰り返しますが、あくまで「if」の物語ですので。

☆ゲームバランスについてもあまり深く考えすぎないで下さい。辛党と甘党両方を満足させるのは
難しいですし、マスクドデータも多い分GM側にしか分からない部分もあります。
「無理ゲーになったら話が進まない」ので、それを根拠に無理ゲーにはなっていないと思って下さい。

433 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/02/12(水) 00:32:47 ID:Js/5v1fo
☆森崎も含め、この物語に登場するキャラクターは皆どこかしか変な所があり原作とはほぼ別人に
なってしまった者も珍しくありません。登場人物全般に奇人変人悪人が多く、善人や常識人は
どちらかと言えば少数派です。一癖も二癖もあるキャラクター達が時には熱血に、時にはシリアスに、
時にはおバカに、時には和やかに絡み合う物語ですので「自分のキャプテン翼を汚されたくない」と
思う方にはお勧めできません。ご参加の際はそれを念頭に上でお読み下さい。

☆今までの流れが掴めない、と言う人は下記のまとめWikiにある過去スレをご参照下さい。
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/11.html
全部読み返すのは時間がかかるので、雑談スレで他の読者に分からない部分を聞くのもアリです。

『用語・方針など』

【ガッツ】
RPGでいうところの体力(HP)みたいなもの。なんらかの行動を取る毎に増減し、又試合中は
1分経過する毎に5回復します。 300以下になると全ての行動に(−1)のペナルティがかかります。
200以下で(−2)、100以下で(−3)、0以下で(−5)とペナルティは激しくなっていきます。

限界値は999ですが、体力自慢でもせいぜい900位です。ドライブシュートなどの必殺技は
通常の行動よりも多くのガッツを消費し、ガッツが足りない時は使用できません。

434 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/02/12(水) 00:34:06 ID:Js/5v1fo
【各種能力値】
MAXは100。MINは0。ドリブル、シュート、タックル、セーブなど各種行動に関わる
能力値です。 どんな数値がどれ位凄いのかは以下の様なイメージを持って下さい。
ウィイレ(Winning Eleven)を想像すると分かりやすいかも?

   0〜5: サッカー経験無しの小学生
  5〜10: 経験有りもしくは運動神経が良い小学生
 10〜15: 上手な小学生・運動神経が良い中学生
 16〜20: 小学生全国レベル・経験有りの中学生
 21〜30: 中学生県大会レベル
 31〜40: 中学生全国レベル・普通の高校生
 41〜50: 中学生世界レベル・高校生県大会レベル
 51〜60: 中学生世界屈指・高校生全国レベル
 61〜70: 高校生世界レベル・J1選手レベル
 71〜80: 高校生世界屈指・海外リーグレベル・日本代表レベル?
 81〜90: 海外トップリーグレベル
91〜100: 世界屈指レベル

尚、各能力値は次の様な状況で使われます。

ドリブル:文字通り、ドリブル突破に使われます。これが高ければドリブラーを名乗れます。
パス:サッカーの基本中の基本、パスをする時に使います。ワンツーリターンも同様です。
シュート:地上から、空中から、FKから。ありとあらゆるシュートでこの数値が肝となります。
タックル:相手ドリブラーからボールを奪う力です。スライディングタックルとは限りません。
パスカット:相手のパスをカットする能力です。そのまんまです。特筆すべき事はありません。
ブロック:これが高いと強力なシュートも止め易くなります。体を張ってもらいます。
せりあい:トラップやクリアなどそれぞれの頻度は低いけど多彩な状況で
     用いられる能力値です。キーパーの場合はとびだす、そなえるにも使われます。
セーブ力:キーパー専用の能力値です。これが無いとシュートを止められません。

435 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/02/12(水) 00:35:15 ID:Js/5v1fo
【チーム内支持率】
チーム内で森崎がどれだけ支持されているかの数値です。MAXは100でMINは0です。
基本的に低い時は上がり易く下がり難く、高い時はその逆です。支持率が高い程味方に
信頼され指示に従ってもらえますが、逆に低いと指示を出しても無視されたりします。

尚、必ずしも各選手の支持率の合計値を足すと100になるというわけではありません。
例えば翼も森崎も支持する、とかいうメンバーもいる場合翼の支持率が70で森崎の支持率が50、
とかいう状況もあるという事です(※関連項目→【派閥】)。

【派閥】
チーム内支持率に関連します。 レギュラー選手を含む、森崎以外のサッカー選手はそれぞれ自分の
目標とする選手や、個人的に崇拝する選手などの「派閥」に属します。来生の様な特殊なケースも
居ます(例・石崎→翼派閥 滝→森崎派閥 来生→若林派閥と見せかけて来生派閥 など)。

チーム内支持率は、選手本人の活躍で上がりますが 同じ派閥に属する選手が活躍した場合も
若干派閥の主にプラスされることがあります(例・石崎が活躍すると、翼の支持率がちょっと上がる)。

個人プレイで支持率を稼ぐのは効率がいいですが自分の派閥に属する選手をサポートしたり、
プライベートな時間で派閥に属する人間を増やしたりする事も支持率上昇の肝となってきます。

436 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/02/12(水) 00:36:52 ID:Js/5v1fo
【必殺技・特殊能力】
森崎や、その他の選手も練習や試合の過程で、必殺技や特殊能力を覚えることがあります。
必ずしも「必殺」ではありませんが、試合の展開に影響する事もあります。一定の確率で発動する
技と能動的に発動できる技の2種類があり、通常行動よりガッツを多く消費する技もあります。

【サッカーのルールに関して】
キャプテン翼のサッカーは格闘技であり、ボール越しなら相手を殺しても許されます。
同じく袖まくり、スカイラブハリケーン、三角跳びなど現実のサッカーのルールでは反則な行為も
キャプテン翼ではなんら問題無しなので、その様に処理します。それ以外では基本的に
現実のサッカーのルール通りに処理します(例外があれば随時説明します)。

【カードの強弱及びJOKERの扱い】
カードの強弱はダイヤ>ハート>スペード>クラブとしており、数字はそのまま13〜1として
様々な判定に使われます。JOKERは特に注釈が無い場合はダイヤの15扱いです。
カードと6面ダイス2個が同時に使われている判定ではダイスの数値が能力値に加算され、
カードはマーク毎の必殺技発動判定などに使われます。JOKERが出た場合はダイスの数値が12になります。

【必殺作戦】
松山の「なだれ攻撃」や三杉の「ファストブレイク」など一部の選手たちはいわゆる必殺作戦を
持っています。これらを発動させると、ガッツ消費率増加等の代償と共に
チーム全員パス力+1等のボーナスを得られます。敵も必殺作戦を使ってくる事があります。

437 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/02/12(水) 00:38:01 ID:Js/5v1fo
『数値判定に関わる細かいルール色々』

☆11か12の出目、もしくはJOKERによる成長☆
森崎を除く味方選手は判定のダイスで11以上を出す度にその行動に応じたフラグを獲得し、
もう一回同じ行動で11以上を出すとフラグを回収し行動に応じたスキルや必殺技を習得します。
カードでJOKERが出た場合はダイスが6ゾロに変えられ更に一発でその行動に応じたスキルや必殺技を習得できます。
ただし、この成長が行われるのは攻撃側は≧2以上で勝った場合のみ、守備側は最低でも
こぼれ玉に出来た場合のみです。そうでない場合は成長しません。
また、特定の分野に置ける成長限界に達した選手はこの方法では成長しない事があります。

☆フリーキック補正☆
フリーキック、もしくはフリーキック同様のノーマークでゆっくり狙いを定めて蹴れる状況では
キッカーのシュート力とパス力に+2されます。

☆人数補正☆
守備側の選手たちは判定に参加した人数に応じてプラスの補正を受け有利になります。
具体的には2人か3人で+1、4人〜6人で+2、7人以上で+3です。
キーパーのセービングのみ例外でDFが何人居ても補正はつきません(飛び出しならつきます)。

☆マークについて☆
タックル能力を用いる時間稼ぎの行動です。必殺タックルも発動します。
成功してもボールは奪えませんが、敵の前進を邪魔する事が出来ます。

☆スルーについて☆
シュートを撃つと見せかけてボールに触れない行動です。素のシュート力に+3した状態で
判定が行われ、成功するとキーパーの体勢を崩したりゴールを空っぽに出来たりします。
ただし、成功してもボールが敵選手に渡ったりフィールドの外に出てしまう事もあります。

438 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/02/12(水) 00:41:21 ID:Js/5v1fo
☆反則の発生率☆
基本的には、攻撃側と守備側両方が判定時にクラブを引いた時に反則が発生します。
この時反則を犯すのはカードの数値が低かった方です(同数の場合は守備側になります)。
ただしこれはドリブル対タックルやトラップ対クリアと言った接触プレイの時に限られ、
非接触プレイでは反則が発生しない物とします。
浮き球争いなど一部の状況では両側が反則を犯す事もあり、その場合はどちら側も反則を取られません。
その他特殊な状況で上記の限りではない時、発生率が増減する時などはその都度追記します。

☆コンディション別の各状況に置けるケガ発生率☆
攻撃側、守備側共にカードの数字やマーク、結果、状態次第では怪我をする事があります。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ケガの深度 非接触 接触 反則受 シュート 接触 反則受
                       吹飛  吹飛  吹飛
万全の状態  無   無   中    小    中   大
なおりかけ    無   小   中    中    中   大
軽傷治療済  小   中   中    中    大   大
軽傷未治療  中   中   大    大    大   危
重症治療済  中   大   大    大    危   必
重症未治療  大   危   必    必    必   必
プレイ不能   必   必   必    必    必   必

無=怪我は発生しない 小=クラブの4か9か13
中=クラブの偶数     大=クラブ
危=クラブかスペード  必=必ずケガをする

☆吹っ飛び係数について☆
パワー系の技には相手を吹き飛ばす効果がついている物があります。これを吹っ飛ばし属性と言い、
数値判定の時に技毎に設定された係数以上の差をつけられて敗北した選手は吹っ飛ばされて
しまいます。吹っ飛ばされた選手はガッツを50消費し、更に低確率で怪我をします。

439 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/02/12(水) 00:42:39 ID:Js/5v1fo
☆反則の発生率☆
基本的には、攻撃側と守備側両方が判定時にクラブを引いた時に反則が発生します。
この時反則を犯すのはカードの数値が低かった方です(同数の場合は守備側になります)。
ただしこれはドリブル対タックルやトラップ対クリアと言った接触プレイの時に限られ、
非接触プレイでは反則が発生しない物とします。
浮き球争いなど一部の状況では両側が反則を犯す事もあり、その場合はどちら側も反則を取られません。
その他特殊な状況で上記の限りではない時、発生率が増減する時などはその都度追記します。

☆コンディション別の各状況に置けるケガ発生率☆
攻撃側、守備側共にカードの数字やマーク、結果、状態次第では怪我をする事があります。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ケガの深度 非接触 接触 反則受 シュート 接触 反則受
                       吹飛  吹飛  吹飛
万全の状態  無   無   中    小    中   大
なおりかけ    無   小   中    中    中   大
軽傷治療済  小   中   中    中    大   大
軽傷未治療  中   中   大    大    大   危
重症治療済  中   大   大    大    危   必
重症未治療  大   危   必    必    必   必
プレイ不能   必   必   必    必    必   必

無=怪我は発生しない 小=クラブの4か9か13
中=クラブの偶数     大=クラブ
危=クラブかスペード  必=必ずケガをする

☆吹っ飛び係数について☆
パワー系の技には相手を吹き飛ばす効果がついている物があります。これを吹っ飛ばし属性と言い、
数値判定の時に技毎に設定された係数以上の差をつけられて敗北した選手は吹っ飛ばされて
しまいます。吹っ飛ばされた選手はガッツを50消費し、更に低確率で怪我をします。

440 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/02/12(水) 00:45:32 ID:Js/5v1fo
【メインキャラの現在の能力値(森崎以外はマスクドデータ(展開次第で調べられます))】

【森崎 有三】
☆最大ガッツ:835
☆状態:問題無し
☆全日本ユースチーム内支持率:74

ドリブル:76
  パス:75
シュート:75
タックル:66
パスカット:64
ブロック:64
せりあい:76
セーブ力:76
高い球補正:+2
低い球補正:+2

441 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/02/12(水) 00:46:50 ID:Js/5v1fo
☆必殺技・特殊能力
がんばりダイビング(セーブ力+8)150消費
がんばりセービング・改(セーブ力+10)200消費
真・がんばりセービング(セーブ力+12)250消費
するどいキャッチング(1/4でセーブ力+3)経験値0/10
するどいパンチング(1/2でセーブ力+3)
三角飛び出し(飛び出し力+4)150消費
やや華麗なドリブル(1/4でドリブル力+2)
頭脳的なドリブル(1/4でドリブル力+3)
ヒールリフト(1/4でドリブル力+4)
ジャイロパス(パス力+2)60消費
マリグナントツイン(低シュート力+4、吹っ飛び係数5、要翼)150×2消費
リバーシブルボレー(低シュート力+5)200消費
超モリサキモード(発動中ガッツ消費1.5倍で全行動+2)
スキル・飛び出し+2
スキル・一対一+3
スキル・限界突破(疲労ペナ完全無効(ガッツ不足な技は使用不可))



【大空 翼】
☆状態:問題無し
☆全日本ユースチーム内支持率:58

【若林 源三】
☆状態:問題無し
☆全日本ユースチーム内支持率:33

【日向 小次郎】
☆状態:問題無し
☆全日本ユースチーム内支持率:46

442 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/02/12(水) 00:49:21 ID:Js/5v1fo
-------------------------------------------
☆現在のキャプテン候補に対する各選手感情値☆
名前 || 森崎 || 大空 || 若林 || 日向
−− ++ −− ++ −− ++ −− ++ −−
政夫 || − 2 || + 4 || + 1 || − 2
和夫 || − 2 || + 4 || + 1 || − 2
新田 || − 4 || + 2 || + 1 || + 1
来生 || − 2 || + 3 || + 5 || − 1
  滝 || + 5 || + 2 || + 5 || − 1
  岬 || + 3 || + 5 || + 2 || + 3
三杉 || + 5 || + 2 || + 2 || + 1
松山 || + 1 || + 5 || + 2 || ± 0
山森 || + 5 || + 4 || + 2 || ± 0
井沢 || + 2 || − 1 || + 5 || − 1
  葵 || + 4 || + 5 || + 2 || + 1
次藤 || + 5 || + 4 || + 3 || + 2
早田 || + 5 || + 5 || + 3 || + 1
中里 || + 5 || + 3 || + 1 || + 3
石崎 || − 3 || + 5 || + 3 || ± 0
高杉 || − 4 || + 4 || + 5 || − 1
赤井 || + 4 || + 3 || + 1 || + 1
中山 || + 5 || + 4 || + 3 || ± 0
若島 || + 1 || + 1 || + 2 || + 5
−− ++ −− ++ −− ++ −− ++ −−
総合 || 3 3 || 6 4 || 4 9 ||  1 0
-------------------------------------------
−5〜+5まであります。+5で全面的支持、−5で明確な敵意と言う状態です。

443 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/02/12(水) 00:51:21 ID:Js/5v1fo
【主な人物相関図・森崎関連】
・森崎→(大嫌い)→翼
・森崎←(友情)→中山・次藤
・森崎→(侮り)→新田
・森崎→(魂の兄弟)←早田
・森崎→(覗き仲間)←中里
・森崎→(同盟?)←三杉
・森崎→(ナンパ野郎)→ネイ
・森崎→(ガイキチ)→カルロス
・森崎→(鰻の強敵)→ザガロ
・森崎→(気持ち悪い)→ディウセウ
・森崎→(自分の同類)←アルシオン
・若林→(殺す)→森崎
・翼→(嫉妬・憎悪)→森崎
・石崎→(侮蔑)←森崎
・滝→(信頼)→森崎
・反町→(尊敬)→森崎・翼
・日向→(敵視)→森崎
・立花兄弟→(危ない奴)→森崎

444 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/02/12(水) 00:52:43 ID:Js/5v1fo
・新田→(憎悪)→森崎
・佐野→(恩義)→森崎
・沢田→(恐怖)→森崎
・葵→(憧れ)→森崎
・山森→(尊敬)→森崎・早田
・陽子→(????)→森崎
・シュナイダー→(ライバル)←森崎
・トニーニョ→(不信)→森崎
・カルロス→(トモダチ)→森崎
・ザガロ→(串刺しにしてやる!)→森崎
・オルヘス→(恩義)→森崎
・ブンナーク→(敵意)→森崎
・韓国ユース→(変態!)→森崎
・オワイラン→(強敵)→森崎

445 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/02/12(水) 00:54:09 ID:Js/5v1fo
【主な人物相関図・森崎以外その1】
・翼→(利用価値はある)←日向
・翼→(旧友)←ストラット
・若林→(手下)→来生・滝・井沢・高杉
・若林→(友情)←翼
・岬・石崎→(親友)←翼
・岬→(カモ)→ピエール
・岬→(親友)←松山
・岬→(君僕の実の妹なんだよ!?)→美子
・岬←(二股野郎)←南葛高の選手達とマネージャー達
・美子→(岬様ァ〜ん♪)→岬
・美子→(恋敵)←あずみ
・井沢→(嫉妬・嫌悪)→翼
・井沢→(劣等感)→山森・三杉
・来生・滝・井沢・高杉→(???)→若林
・南葛の一部選手達→(ホモ疑惑)→翼・石崎
・日向→(疑惑)→岬
・中山→(誓い)←オワイラン
・中山→(ライバル)←アルシオン
・三杉→(強いライバル心)←翼
・三杉→(特殊な関係)←弥生
・三杉→(嫌い)→日向
・三杉→(敬意)→次藤
・三杉→(紙一重)→来生
・三杉→(師弟)←新田
・松山→(友情)←翼
・松山→(ホモ疑惑)→石崎

446 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/02/12(水) 00:55:28 ID:Js/5v1fo
【主な人物相関図・森崎以外その2】
・次藤→(嫌な奴)→日向
・次藤→(羨望)→早田
・佐野→(卑怯者)→日向
・反町→(恐怖)→日向
・反町→(友情?)←早田
・中里→(おぞましい)→ピエール
・中里→(恐るべし大陸系忍者!)→シェスター
・新田→(負けてたまるか)→来生
・新田・山森→(ライバル)→葵
・葵→(崇拝)→翼
・葵→(トモダチ)→ヘルナンデス・新田・山森
・シュナイダー・カルツ→(軽蔑)→若林
・ピエール→(イイヒト)→岬
・ディアス→(このパクリ野朗!)←来生
・ディアス→(恨み)→イタリア
・ヘルナンデス・ジェンティーレ→(恨み)→全日本
・シェスター→(ニンジャ!)→中里・立花兄弟
・マーガス→(借り)→若島津
・ネイ→(汚物)→ジェトーリオ
・ネイ→(からかうと面白い)→ストラット
・ダ・シルバ→(逆恨み)→ネイ
・ストラット→(殺す)→ネイ
・ミハエル→(マイダーリン!)→三杉
・ミハエル←(変態!)←全日本

447 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/02/12(水) 00:56:43 ID:Js/5v1fo
【主な登場人物(公式のフルネームが存在しない外国人キャラは適当に名付けています)】

☆☆☆この世界では日本語が世界共通語です。その方が話が作り易いし、原作でも言語の壁はかなり曖昧なので。☆☆☆

【全日本ユースの選手達(背番号)】

森崎 有三(1)
所属:南葛SC→南葛中→全日本Jrユース→パルメイラスユース→パルメイラス→全日本ユース
配置:GK、ごくまれにフィールダー
特徴:瞬発力を活かしたセービング、一対一と飛び出しの強さ、GKの常識を覆すドリブル能力
性格:参加者の選択次第。目的の為には手段を選ばない、勝てば官軍を地で行く男。
概要:小学生時代から中学生時代まで日本一に輝き続けたGK。第一回フランス国際Jrユース
   大会ではキャプテンとして全日本Jrユースを優勝に導き大会MVPに選ばれた上に
   ブラジルの名門クラブパルメイラスにスカウトされた。

大空 翼(10)
所属:南葛SC→南葛中→全日本Jrユース→サンパウロFCユース→サンパウロFC→全日本ユース
配置:MFかFW
特徴:数多の大技、オールマイティな攻撃力、一流の守備力
性格:自他共に認めるサッカー馬鹿。無自覚に傲慢だが、裏を返せば自分に厳しいタイプ。
概要:長きに渡る森崎のチームメイトにして怨敵。二人の関係は憎悪と信頼が入り混じった複雑な物。
   日本のエースだが原作とは比べられない程挫折や失態が多く、恋人と喧嘩別れしたりプロ昇格後
   壮絶なスランプになったりと散々苦労してきたが、それらを乗り越え一皮剥けた男になった。

若林 源三(22)
所属:南葛SC→HSVJrユース→全日本Jrユース→HSVユース→HSV→全日本ユース
配置:GK
特徴:鉄壁のセービング、一対一勝負での絶対の自信と平常心、接触プレイでの強さ
性格:意地の塊の様な男。と言っても現実を認識できない愚か者ではない。
概要:負傷を切っ掛けに森崎に日本一のGKの座を奪われ、更に留学に行った西ドイツでは
   チームに馴染めず結局全日本Jrユースの第2GKに成り下がってしまった不遇の男。
   ジャパンカップで翼には勝ったが森崎には負けた為正GKとキャプテンの座は未だ遠い。

448 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/02/12(水) 00:57:53 ID:Js/5v1fo
日向 小次郎(9)
所属:明和FC→東邦学園中等部→全日本Jrユース→東邦学園高等部→全日本ユース
配置:FW
特徴:暴力的なまでのパワープレイ、ズバ抜けた決定力、接触プレイでの強さ、限界まで疲れない体
性格:弱肉強食を体現する暴君。過去の事故のせいで実は無自覚の隠れM。
概要:学生にして株式会社・ヒューガーの代表取締役。森崎の前に何度も立ち塞がった
   怪物ストライカーで、日本の高校サッカーをその無敵ぶりで支配し続けた。
   その後ぶつかった世界の壁も自力で乗り越え、自慢のシュート力で世界を狙っている。

中山 政男(8)
所属:南葛SC→大友中→南葛高校→全日本ユース
配置:MFかDF
特徴:攻守共に基礎に忠実な高レベルの技術、状況に合わせられる数多の技
性格:チャレンジ精神豊富な勇敢な好青年。この物語では貴重な人格者。
概要:幾度の怪我や挫折に悩まされ続けながらもサッカーを諦めなかった隠れ名選手。
   長い間過去の栄光を取り戻そうとしてもがき続けていたが、それが叶わなかった事が
   逆にキッカケとなり新たな力を得始めた。そのポテンシャルは未だ底知れず。

岬 太郎(11)
所属:南葛SC→全日本Jrユース→南葛高校→全日本ユース
配置:MF
特徴:計算高いゲームメイクとパスカット技術、誰とでも合わせられる協調性、神すら欺く演技力
性格:天使の笑顔と八方美人的な態度の下に徹底した利己主義を潜ませている。
概要:翼のパートナーで、誰からも好かれる善人…を演じる希代の詐欺師。表向きは誰にも
   優しく接しながら常に他者の利用価値を計算し続け、何時か日本サッカーのビジネス面を
   支配しようと企んでいる。立ち回りの上手さで本人にも周囲にも利益をもたらすタイプ。

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