キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
キャプテン森崎まとめ掲示板TOP

■掲示板に戻る■ 全部 1- 101- 201- 301- 401- 501- 601- 最新50
アク規中代理カキコ依頼スレその3

1 :2 ◆vD5srW.8hU :2013/07/17(水) 22:52:22 ID:Q6q7LdTg
困った事に、海外から書き込んでいる私はしばしばアクセス規制に
巻き込まれます。壷を使っているのにも関わらず、です。

その間本スレを停滞させるのもしのびないので、有志の方々に
ここに貼った内容を本スレにコピペして頂けると助かります。
尚コピペの際名前欄は「代理コピペ」にして下さい。

内容の重複を避ける為にコピペする前に一言このスレで
「自分がコピペするよ」と宣言するのが慣習となっております。

私側の不都合を皆さんにフォローしてもらうのは心苦しいですが、
更新を途絶えさせるよりはマシだと思いましたのでご協力、お願いします。

531 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/03/27(木) 22:35:11 ID:iCDniYl6
>B 「いくらブラジルっつっても、誰もが何でも出来るって訳じゃないですね」

見上「…お前らしい感想だな。どんな強敵が相手でも、すぐに攻略法を考え始めるか」

森崎「だって、強いのは元から分かり切ってますから。
じゃあどこが弱い?って考えた方が時間を無駄にしないで済むでしょう?」

見上「その考え方は監督向きかも知れんな」

森崎「(これは褒められている…んだろうか?相変わらず分かり難いぜ)」

今までにない程高評価ばかりの分析結果を見せられた森崎だったが、最初に彼が注目したのは
如何にブラジルと言えども誰もがオールマイティーではなく、穴が存在する事だった。
それは勝ちに行くのが当然であり、その為の方法をさっさと考えるべきと言う彼らしさの表れである。

彼の返答に対し見上は特に表情を変えず、次の話題に移った。

見上「お前の言う通り、ブラジルユースの選手達でも出来る事と出来ない事がある。
明後日の試合ではそれにどう対抗するかが勝敗の分かれ目となるだろう。
だが一つ、ブラジルの選手達の殆どが出来る事でお前を大いに悩ませる事がある」

森崎「ん?殆どが出来て、俺を悩ませる………ああ。シュートですか」

見上「そうだ。ミューラーを疲弊させられたあの圧倒的な数の暴力。あれはお前に対しても有効だ。
以前より改善されたとは言え、スタミナがお前の弱点である事は変わりないのだからな。
私の見積もりでは、お前の体力は65分前後で底を尽くと予想している」

森崎「…じゃあ、前半か後半は若林に任せてフルタイム出場は諦めろとか言うんですか?」

井出「(あっちゃ〜、やっぱり森崎さん嫌がってるんだな。なんとかフィールダーとしておだてれば…?)」

532 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/03/27(木) 22:36:49 ID:iCDniYl6
次の話題は対ブラジル戦で間違いなく懸念事項となるであろうブラジルのシュートラッシュの事だった。
森崎の弱点がスタミナである事は最早有名であり、ブラジルユースの面々も去年のリオカップの時点で
それを突こうとしてきている。森崎もミューラーと同じ目に会わされたら似た末路を下るのは間違いない。

故に第二GKの若林の起用が現実的な選択肢として浮き上がってくるのだが、当然森崎としては面白くない。
井出もそれは予期しておりどう説得したものかと頭を悩ませていたが、彼の心配は杞憂に終わった。

見上「いや、お前はケガでもしない限りはフルタイム出場させる」

森崎「えっ?」

見上「途中でスタミナ切れした際は若林を投入するが、それはお前にフィールダーとして体力回復の
時間を与える為だ。今のお前なら息切れしていてもボールを預け捌かせる事なら出来るだろう。
後半の局面ならそれだけでも有り難い場面が十分起こり得る。そして延長戦以降に持ち込めれば
ブラジルの消耗次第ではあるがお前のGK復帰も視野に入れておく」

森崎「そりゃまた…俺にとっちゃ有り難いですが、なんでですかね?」

見上は最初から森崎をフルタイム出場させるつもりであり、スタメンGKも森崎のつもりだった。
若林の起用法もまるで森崎の当て馬と言われかねない使い方であり、何故ここまでするのかと森崎も訝しむ。

見上「理由は二つ…私のお前に対する二つの評価だ。一つ目はお前のセービングはペース配分を度外視すれば
この世代で世界一と評価している。例えば…そうだな、恐らく今大会最強のシュートであろう
ストラットのオムニゾーンシュートをどれ位の確率で防げるか統計を取ってみればお前が一番高い
セーブ率を出すだろう。ゲルティスよりも、ミューラーよりも、ヘルナンデスよりも、そして若林よりもな。
無論そんな統計を実際に取るのは不可能だから、あくまでも私のシミュレーションによる評価だがな。
よって出来るだけ長い時間お前をGKとして活用するのが勝利に繋がると見ているのだ」

森崎「はあ…(珍しく随分高評価してくるじゃないか)それでは二つ目の評価は?」

533 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/03/27(木) 22:37:58 ID:iCDniYl6
見上「二つ目は…お前の指揮能力、そして勝負運だ。お前はここまでキャプテンとして、正GKとして
日本に数々の勝利をもたらしてきた実績がある。この問題児集団をまとめる一番の問題児としてな」

森崎「…最後の一言のせいで全然褒められている気がしないんですが!?」

見上「とんでもない、嘘偽り無き賞賛だぞ。現にお前は私が現役時代どうやっても想像すら出来なかった
高みに辿り着いているのだ。世界一を争う舞台と言う高みにな。それを為し得たのはお前のガムシャラさ、
そしてお前が周囲に広めた実力主義と競争精神の賜物だ。そんなギスギスした世界の中でも
このチームはある種の絆と信頼で一つとなっている。不愉快でも醜くとも歪でも、それは強固な物となった。
森崎、お前はこの先も多くの敵を作り恨みを買い続けるだろう。だがそれでいい。それがお前の覇道だ。
今更打算無しの礼儀を身に着けたり野心が萎んだ大人になったお前など見たくはない」

森崎「………本っ当にコメントに困る褒め方を………」

井出「(こ、これって説得?なんだな?で、でも森崎さんは案外満更でもない…?)」

見上の思惑の原因は森崎に対する高評価だった。それも善し悪しをざっくばらんに言い放つ評価の仕方である。
歯に衣を着せない言い方に森崎のこめかみはひきつったが、今までの自分を的確に言い表されている自覚もあり
怒るメリットを見いだせず、やがてため息をついて受け流したが次の話題で更に大きく驚かされる。

森崎「はあ〜、分かりましたよ。で、俺がスタメンGKとして、残りはどうするんですか?」

見上「それだが、一つ提案がある。既に井出や片桐くんとも話し合って決めた案だ」

森崎「ん?なんです?」

見上「この試合のフォーメーションとスタメン決定は、お前に託そうと思う。やってみるか?」

森崎「えっ!?」

534 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/03/27(木) 22:39:00 ID:iCDniYl6
見上は何と森崎に自由にフィールダー達を選ばせる事を提案してきた。
今まで基本は見上が決め、森崎の希望や意見もある程度は取り入れると言う形でチームを運営してきた彼の
突然の提案に流石の森崎も目を白黒させたが、見上は構わずに続けた。

見上「先程も言った通り、お前の指揮能力と勝負運は高く評価している。ならばこの大一番、
お前の好きにやらせて納得の行く形で戦わせてやる事がお前の、そしてチームの力を
引き出すだろうと判断した。無論対外的には私が決めた事になるがな」

森崎「…いいんですか?本当に」

見上「構わん。無論強制するつもりもない。ただでさえ正GKでありキャプテンという重圧があるのだ、
この上監督業まで代行したくないと言うのなら全く構わん。それなら何時も通り私が決めていこう。
別に私は未知の大舞台のプレッシャーに負けた訳でも監督としての責任を放棄したい訳でもない。
ただこの案がよりチームを強くするかも知れんと思ったから、試してみたいだけだからな」

井出「(森崎さんは自分が成り上がる為にだけど、本当にチームとチームメイトを見ているんだな。
既に名監督の片鱗は見せているし…プレッシャーがかかるとむしろ強くなるタイプだと思うんだな)」

森崎「(こりゃあ予想外の話が来たな…どうするか…)」

今までに一度もなかった編成権の譲渡。この提案を森崎は数秒間の考慮の後…

A 「いいですよ。俺の好き勝手にやらせてもらいましょう」承った。
B 「流石にいくらなんでもそりゃダメですよ」断った。

      http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1369149231/l50にて
            ☆2014/3/28 00:30:00☆ から投票期間を設けます。
    そこから  15  票カウントし、一番多く票が入った選択肢で続行します。引き分けの場合は
   その次の票をタイブレーカーに使います。尚、投票はageた書き込みのみを採用しています。

535 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/03/27(木) 22:42:08 ID:iCDniYl6
上記4レスのコピペをお願いします。

536 :森崎名無しさん:2014/03/27(木) 23:04:28 ID:???
行ってきます

537 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/03/28(金) 16:25:34 ID:3OrwGDSE
>A 「いいですよ。俺の好き勝手にやらせてもらいましょう」承った。

森崎は提案を受け入れた。そこにあったのは野心か、愉悦か、それとも別の何かか。
ひょっとしたら森崎本人にも分からなかったかも知れない。

見上「…そうか。なら最後に一応付け加えておくぞ。万が一滝をCBに起用するだの
高杉をCFWにするなどと馬鹿な事を言い出したら即刻でこの提案を無かった事にするし、
どう考えても有り得んだろうと言う箇所が部分的に存在したら私が修正を加える」

森崎「分かっていますよ」

井出「それじゃ、この名前つき磁石とマグネットボードで納得がいく様に弄って欲しいんだな!」

森崎「おう…なんかオモチャみたいだなこれ」

井出「実際にオモチャみたいな物だけど、コンピュータでも使わない限りこれが一番便利なんだな」

こうして森崎は監督の立場に立たされ、選手達の名前テープが貼りつけられた磁石を
サッカーフィールドを模したマグネットボードの上で動かし始めた。

森崎「(う〜ん…戦力的には中山、日向、翼はまず外せないか…?他にもどんなフォーメーションでも
こいつはスタメン確定って言うのは…いや待てよ、選手よりも先にフォーメーションを決めるべきか?)」

A まずはフォーメーションを決めて、それから選手とそのポジションを選ぼう。
B 選手とそのポジションを選んでいけば、フォーメーションなんか自然に決まるな。

      http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1369149231/l50にて
            ☆2014/3/28 20:00:00☆ から投票期間を設けます。
    そこから  15  票カウントし、一番多く票が入った選択肢で続行します。引き分けの場合は
   その次の票をタイブレーカーに使います。尚、投票はageた書き込みのみを採用しています。

538 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/03/28(金) 16:29:23 ID:3OrwGDSE
上記1レスのコピペをお願いします。

539 :森崎名無しさん:2014/03/28(金) 18:30:16 ID:???
行ってきます

540 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/03/29(土) 20:04:59 ID:ulmtW8jw
>B 選手とそのポジションを選んでいけば、フォーメーションなんか自然に決まるな。

森崎「(よし、選手とポジションから選んでいくか。まずは誰にするかな…)」

決定済選手:
森崎GK

残った選手:
日向 政夫 和夫 新田 来生 滝
翼 岬 三杉 松山 山森 井沢 葵
次藤 早田 中里 石崎 高杉 赤井 中山
若島津 若林

      http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1369149231/l50にて
            ☆2014/3/28 21:00:00☆ から投票期間を設けます。
      起用する選手とそのポジション(FWかMFかDF)を書き込んでください。
        最初に三票入った同じ選手とポジションの組み合わせが選ばれます。
     サイドで使うかなどの決定は時間がかかり過ぎるのでGM側で適当に判断します。
         尚、投票はageた書き込みのみを採用しています。

541 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/03/29(土) 20:06:21 ID:ulmtW8jw
上記1レスのコピペをお願いします。

542 :森崎名無しさん:2014/03/29(土) 20:13:18 ID:???
日付が昨日になっているのですが。

543 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/03/29(土) 20:17:14 ID:ulmtW8jw
>>542
失礼しました。修正し損ねていました。
本日29日の21時からの投票期間です。

544 :森崎名無しさん:2014/03/29(土) 20:25:23 ID:???
日付修正の上転載してきます。

545 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/03/29(土) 21:12:55 ID:ulmtW8jw
>MF 翼

森崎「(まあまずは確実に翼をMFにするか。シャクだがあいつは絶対に外せない奴の一人だしな…次は…)」

決定済選手:
MF 翼 
GK 森崎

残った選手:
日向 政夫 和夫 新田 来生 滝
岬 三杉 松山 山森 井沢 葵
次藤 早田 中里 石崎 高杉 赤井 中山
若島津 若林

      http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1369149231/l50にて
            ☆2014/3/29 21:30:00☆ から投票期間を設けます。
      起用する選手とそのポジション(FWかMFかDF)を書き込んでください。
        最初に三票入った同じ選手とポジションの組み合わせが選ばれます。
     サイドで使うかなどの決定は時間がかかり過ぎるのでGM側で適当に判断します。
         尚、投票はageた書き込みのみを採用しています。

546 :森崎名無しさん:2014/03/29(土) 21:14:13 ID:r3sdJ3cA
MF松山

547 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/03/29(土) 21:15:54 ID:ulmtW8jw
上記1レスのコピペをお願いします。

548 :森崎名無しさん:2014/03/29(土) 21:16:41 ID:???
いってきます

549 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/03/29(土) 21:47:01 ID:ulmtW8jw
>MF 三杉

森崎「(三杉もMFで使うのが王道だな。わざわざFWやDFで使う理由もないだろう。次は…)」

決定済選手:
MF 翼 三杉
GK 森崎

残った選手:
日向 政夫 和夫 新田 来生 滝
岬 三杉 松山 山森 井沢 葵
次藤 早田 中里 石崎 高杉 赤井 中山
若島津 若林

      http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1369149231/l50にて
            ☆2014/3/29 22:00:00☆ から投票期間を設けます。
      起用する選手とそのポジション(FWかMFかDF)を書き込んでください。
        最初に三票入った同じ選手とポジションの組み合わせが選ばれます。
     サイドで使うかなどの決定は時間がかかり過ぎるのでGM側で適当に判断します。
         尚、投票はageた書き込みのみを採用しています。

550 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/03/29(土) 21:49:29 ID:ulmtW8jw
上記1レスのコピペをお願いします。

551 :森崎名無しさん:2014/03/29(土) 21:49:33 ID:???
行ってきます。

552 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/03/29(土) 22:27:00 ID:ulmtW8jw
>MF 岬

森崎「(MFをどんどん決めちまうか。パス要員として必須な岬もMFだ。次は…)」

決定済選手:
MF 翼 三杉 岬
GK 森崎

残った選手:
日向 政夫 和夫 新田 来生 滝
松山 山森 井沢 葵
次藤 早田 中里 石崎 高杉 赤井 中山
若島津 若林

      http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1369149231/l50にて
            ☆2014/3/29 22:40:00☆ から投票期間を設けます。
      起用する選手とそのポジション(FWかMFかDF)を書き込んでください。
        最初に三票入った同じ選手とポジションの組み合わせが選ばれます。
     サイドで使うかなどの決定は時間がかかり過ぎるのでGM側で適当に判断します。
         尚、投票はageた書き込みのみを採用しています。

553 :森崎名無しさん:2014/03/29(土) 22:27:31 ID:???
行ってきます

554 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/03/29(土) 22:28:41 ID:ulmtW8jw
上記1レスのコピペをお願いします。

555 :森崎名無しさん:2014/03/29(土) 22:30:17 ID:???
早走りすいませんいってきます

556 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/03/29(土) 22:48:10 ID:ulmtW8jw
>MF 松山

森崎「(松山もMFっと。これでMF4人だな。次は…)」

決定済選手:
MF 翼 三杉 岬 松山
GK 森崎

残った選手:
日向 政夫 和夫 新田 来生 滝
山森 井沢 葵
次藤 早田 中里 石崎 高杉 赤井 中山
若島津 若林

      http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1369149231/l50にて
            ☆2014/3/29 23:00:00☆ から投票期間を設けます。
      起用する選手とそのポジション(FWかMFかDF)を書き込んでください。
        最初に三票入った同じ選手とポジションの組み合わせが選ばれます。
     サイドで使うかなどの決定は時間がかかり過ぎるのでGM側で適当に判断します。
         尚、投票はageた書き込みのみを採用しています。

557 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/03/29(土) 22:51:17 ID:ulmtW8jw
上記1レスのコピペをお願いします。

558 :森崎名無しさん:2014/03/29(土) 22:52:05 ID:???
行ってきます

559 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/03/29(土) 23:22:57 ID:ulmtW8jw
>DF 早田

森崎「(早田をDFに入れておかなきゃな。次は…)」

決定済選手:
MF 翼 三杉 岬 松山
DF 早田
GK 森崎

残った選手:
日向 政夫 和夫 新田 来生 滝
山森 井沢 葵
次藤 中里 石崎 高杉 赤井 中山
若島津 若林

      http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1369149231/l50にて
            ☆2014/3/29 23:40:00☆ から投票期間を設けます。
      起用する選手とそのポジション(FWかMFかDF)を書き込んでください。
        最初に三票入った同じ選手とポジションの組み合わせが選ばれます。
     サイドで使うかなどの決定は時間がかかり過ぎるのでGM側で適当に判断します。
         尚、投票はageた書き込みのみを採用しています。

560 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/03/29(土) 23:32:46 ID:ulmtW8jw
上記1レスのコピペをお願いします。

561 :森崎名無しさん:2014/03/29(土) 23:36:07 ID:???
やってみます

562 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/03/29(土) 23:59:11 ID:ulmtW8jw
>MF 中山

森崎「(中山は今回はMFで使うか。中盤を厚くしよう。次は…)」

決定済選手:
MF 翼 三杉 岬 松山 中山
DF 早田
GK 森崎

残った選手:
日向 政夫 和夫 新田 来生 滝
山森 井沢 葵
次藤 中里 石崎 高杉 赤井
若島津 若林

      http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1369149231/l50にて
            ☆2014/3/30 00:10:00☆ から投票期間を設けます。
      起用する選手とそのポジション(FWかMFかDF)を書き込んでください。
        最初に三票入った同じ選手とポジションの組み合わせが選ばれます。
     サイドで使うかなどの決定は時間がかかり過ぎるのでGM側で適当に判断します。
         尚、投票はageた書き込みのみを採用しています。

563 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/03/30(日) 00:02:04 ID:asVXZgq2
上記1レスのコピペをお願いします。

564 :森崎名無しさん:2014/03/30(日) 00:02:29 ID:???
行ってきます

565 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/03/30(日) 00:16:34 ID:asVXZgq2
>DF 次藤

森崎「(次藤もDFに入れとく。シュートブロックしてもらわないとな。次は…)」

決定済選手:
MF 翼 三杉 岬 松山 中山
DF 早田 次藤
GK 森崎

残った選手:
日向 政夫 和夫 新田 来生 滝
山森 井沢 葵
中里 石崎 高杉 赤井
若島津 若林

      http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1369149231/l50にて
            ☆2014/3/30 00:20:00☆ から投票期間を設けます。
      起用する選手とそのポジション(FWかMFかDF)を書き込んでください。
        最初に三票入った同じ選手とポジションの組み合わせが選ばれます。
     サイドで使うかなどの決定は時間がかかり過ぎるのでGM側で適当に判断します。
         尚、投票はageた書き込みのみを採用しています。

566 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/03/30(日) 00:19:21 ID:asVXZgq2
上記1レスのコピペをお願いします。

567 :森崎名無しさん:2014/03/30(日) 00:22:24 ID:uQIQmU5w
いってきます

568 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/03/30(日) 00:23:41 ID:asVXZgq2
手元の時計を見間違えていました。
投下時間まで間が無さ過ぎでしたね、失礼しました…

569 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/03/30(日) 00:28:20 ID:asVXZgq2
>DF 日向

森崎「(よし、ここだ!ここで奇策を使うんだ!日向をDFにする!次は…)」

決定済選手:
MF 翼 三杉 岬 松山 中山
DF 早田 次藤 日向
GK 森崎

残った選手:
政夫 和夫 新田 来生 滝
山森 井沢 葵
中里 石崎 高杉 赤井
若島津 若林

      http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1369149231/l50にて
            ☆2014/3/30 00:35:00☆ から投票期間を設けます。
      起用する選手とそのポジション(FWかMFかDF)を書き込んでください。
        最初に三票入った同じ選手とポジションの組み合わせが選ばれます。
     サイドで使うかなどの決定は時間がかかり過ぎるのでGM側で適当に判断します。
         尚、投票はageた書き込みのみを採用しています。

570 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/03/30(日) 00:29:30 ID:asVXZgq2
上記1レスのコピペをお願いします。

571 :森崎名無しさん:2014/03/30(日) 00:29:46 ID:???
行ってきます

572 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/03/30(日) 00:38:07 ID:asVXZgq2
>FW 葵

森崎「(そしてFWに葵だ。あいつの一対一が武器になるだろう。最後の一人は…)」

決定済選手:
FW 葵
MF 翼 三杉 岬 松山 中山
DF 早田 次藤 日向
GK 森崎

残った選手:
政夫 和夫 新田 来生 滝
山森 井沢
中里 石崎 高杉 赤井
若島津 若林

      http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1369149231/l50にて
            ☆2014/3/30 00:50:00☆ から投票期間を設けます。
      起用する選手とそのポジション(FWかMFかDF)を書き込んでください。
        最初に三票入った同じ選手とポジションの組み合わせが選ばれます。
     サイドで使うかなどの決定は時間がかかり過ぎるのでGM側で適当に判断します。
         尚、投票はageた書き込みのみを採用しています。

573 :森崎名無しさん:2014/03/30(日) 00:38:19 ID:???
行ってきます

574 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/03/30(日) 00:40:08 ID:asVXZgq2
上記1レスのコピペをお願いします。

575 :森崎名無しさん:2014/03/30(日) 00:44:00 ID:???
失礼、先走りました。

576 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/03/30(日) 06:52:22 ID:asVXZgq2
>DF 中里

森崎「(最後の一人は…無難にDFで中里だな。こいつのスピードが生きる場面がありそうだ)」



決定済選手:
FW 葵
MF 翼 三杉 岬 松山 中山
DF 早田 次藤 日向 中里
GK 森崎



森崎は選んだ順に名前つき磁石をフィールドを模したマグネットボードに貼っていった。
MFを最初に4人選んでいた時点では見上と井出は特に何の反応も見せず見守っていたが、
中山をMF起用した時点で訝しげな表情が浮かぶ。一体何時FWを、特に日向を選ぶのかと。

そしていざ日向がFWではなくDFの位置に選ばれた時見上は目を大きく見開き、
井出は叫び声を口から漏らしそうになっていった。そのままの表情で最後に中里をDFに
選んだ森崎がマグネットボード上の配置を最終調整するのを見て、見上がやっと声を出す。

見上「4−5−1…それも葵のワントップで、日向がDFだと?」

井出「え、えーと、これだと日向さんはリベロ扱いになるんだな?」

森崎「まーな。攻撃参加もしてくれなきゃいけないからな」

見上「…奴が納得するかどうかは別問題として、このフォーメーションの狙いを知りたいな」

577 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/03/30(日) 06:55:45 ID:asVXZgq2
森崎「はい。このフォーメーションの狙いはずばり…」

A 「1点勝負です」
B 「遅攻連発です」
C 「敵の混乱です」
D 「膠着誘発です」
E 「大量得点です」

      http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1369149231/l50にて
            ☆2014/3/28 12:00:00☆ から投票期間を設けます。
    そこから  15  票カウントし、一番多く票が入った選択肢で続行します。引き分けの場合は
   その次の票をタイブレーカーに使います。尚、投票はageた書き込みのみを採用しています。

578 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/03/30(日) 06:58:33 ID:asVXZgq2
上記2レスのコピペをお願いします。

579 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/03/30(日) 06:59:42 ID:asVXZgq2
っと、いけない。投票期間の修正を忘れていました。
正しくは

            ☆2014/3/30 12:00:00☆ から投票期間を設けます。

です。お手数ですが修正後コピペをお願いします。
混乱を招き失礼致しました。

580 :森崎名無しさん:2014/03/30(日) 08:15:20 ID:???
行ってきます

581 :2 ◆vD5srW.8hU (全裸):2014/04/01(火) 23:30:17 ID:NuyEjVMA
>B 「遅攻連発です」

井出「遅攻ですか?確かにシンゴ一人でカウンターは難しいから、ウチは遅攻するしかないですが…」

森崎「いや、違う。ウチだけじゃない。ブラジルにも遅攻を強いる」

井出「えっ!?」

見上「つまり、日向をDFとして使う事でこちらのボール奪取率を上げつつ、こっちも人数をかけて
ゆっくり攻め、例えこちらの攻撃が防がれても向こう陣内の奥深くで仕切り直しになるのが狙いか」

森崎「そうです。葵と日向はその為の相互利用の囮です。葵はジェトーリオとドトール以外なら
逃げ続けるのは難しくないし、葵にマークを集めてくるのならMF達、そして日向が動きやすくなります。
向こうも日向を野放しにはしないで警戒してくるでしょう。そうなると思い切って葵から
ボールを奪いに行く事も難しくなる。結果、奴らは戦線を戻されるまどろっこしいディフェンスを強いられる」

井出「た、確かに…でもその分向こうの守りも厚くなって、点を奪い難くなるんじゃ…あっ!」

森崎「お前が分析したんだからお前が気付けよ。さっき言っただろ、ブラジルだからと言って
全員が何でも出来る訳じゃないって。ブラジルのゴール前で厄介なフィールダーは断トツで
ディウセウで、次点でアマラウとカルロスだ。ディウセウとアマラウはどうせ何時も守りに
居るんだから考える必要がない。カルロスが守りに気を取られるならそれはそれで有り難いんだ」

見上「だが、それなら向こうはこっちのMFが上がった隙に速攻を仕掛けてくるかも知れんぞ」

森崎「問題ありません。向こうの速攻要員はネイとトニーニョ。あいつらがゴールデンコンビで
上がってきたら簡単に裏を取られるでしょうけど、あいつらが俺からゴールを奪えるとしたら
ブースターシュートしかないですがあれは技の性質上トニーニョがネイよりも先の位置に
つかないといけない。つまり速攻の直後には使えない。あいつらの速攻はそんなに怖くないんですよ」

582 :2 ◆vD5srW.8hU (全裸):2014/04/01(火) 23:31:18 ID:NuyEjVMA
見上「速攻を仕掛けてくるのはその二人とは限るまい。カルロスやザガロが突っ込んできたらどうする気だ?
ザガロは元々守備参加に戻らん見込みが高いし、カルロスも開き直って攻撃に専念するかも知れん。
人数をかけて攻めると言う事は、相手に凌ぎきられたら反撃のチャンスを与える事なのだぞ」

森崎「そこは攻撃陣がシュートで攻撃を終える事と、それが失敗した時はDF達の奮闘に期待ですね」

見上「なんだそれは。リスクの甘受ではないか」

森崎「相手はブラジルですよ?ワールドユースの決勝戦ですよ?リスク無しに勝てる訳無いじゃないですか。
リスクを分散し過ぎてチャンスまで霧散させるよりは、予測できるリスクと引き換えに攻めるべきです」

見上「……………」

森崎は持ち前の弁論術と気の強さで自分の意図をこんこんと説き見上を納得させようとした。
そして見上はしばし沈黙した後…
-----------------------------------------------------------------------------
【分岐】http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1369149231/l50にて
 !card と書き込むとランダムでトランプの絵柄が出るので、(!は半角)書き込んでみて下さい。
(ageでもsageでも構いませんが、★も含めて一回の判定の全文をコピペされてない場合は無効です)

先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★見上、ご乱心の最後のチャンス→(!card)★
と書き込んで下さい。カードの結果で分岐します。

JOKER→見上「ええい、もうお前ら若造には任せておけん!ワシがワントップFWとして出る!」とうとうご乱心!
クラブ以外→見上「日向が納得しなかった場合はお前が説得するのだぞ」ため息と共に了承してくれた。
クラブ→見上「いくらなんでも博打要素が大きすぎる。日向はFW、ツートップだ」却下され修正された…

583 :2 ◆vD5srW.8hU (全裸):2014/04/01(火) 23:32:19 ID:NuyEjVMA
全裸で上記2レスのコピペをお願いします。

584 :森崎名無しさん(全裸):2014/04/01(火) 23:37:51 ID:???
いってきます

585 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/04/03(木) 23:57:11 ID:PZWGWLU2
★見上、ご乱心の最後のチャンス→( ダイヤ7 )★

クラブ以外→見上「日向が納得しなかった場合はお前が説得するのだぞ」ため息と共に了承してくれた。
-----------------------------------------------------------------------------
森崎「はいはい。大丈夫ですよ、アイツは挑発で乗せやすいですから」

見上「そうである事を願おう。さて、次は具体的な配置の仕方を見せてもらおうか」

森崎「そうですね…」



全日本ユース 4−5−1
−−J−− J葵
−−−−−
−−I−− I翼
G−−−F G三杉 F岬
−E−D− E中山 D松山
B−H−A B早田 H日向 A中里
−−C−− C次藤
−−@−− @森崎



森崎「こうです。ドリブルもワンツーも出来て攻撃の起点になりやすいネイとトニーニョの居るサイドに
タックルもパスカットも出来る三杉と中山を割り当てます。逆サイドはマウリシオは正直怖くない。
サンタマリアのブーメランパスはありますが、そこは中里と岬に担当させます。
FW達のドリブル突破は松山と早田に加え、日向を暴れまわらせて牽制していきます。
次藤はシュートブロック専念ですね。日向のカウンターシュートは一回あればラッキー、程度です」

586 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/04/03(木) 23:58:22 ID:PZWGWLU2
見上「守備は分かった。では攻撃は?」

森崎「攻撃のメインとなるのは葵と翼です。葵が前線で敵をひきつけつつ、やばくなったら翼に戻す感じで。
この二人が時間と距離を稼ぎ、残りの攻撃陣を上がらせて人数を揃えてからゴールを狙う。
ポイントは葵と翼は両方とも一対一からのゴールを狙いやすい事です。この為ブラジルはどちらか
一方をマークし過ぎる事は出来ないし、DFラインも上げにくくなるでしょう。
しかも日向が上がってくる事を警戒する為に向こうのMF達は奴の相手をしなくてはいけない。
このフォーメーションならブラジルは相当守り難さを感じてくれます。以上です」

森崎は具体的な配置を示し、それぞれの役割と攻守に置ける目標を説明した。
見上はそれを聞いてしばらく吟味した後、メモをいくつか取ってから頷いた。

見上「いいだろう。ではブラジル戦はこれでスタートする。くれぐれも私がお前に
決定を託した事は他言無用だぞ。もしあったらこのスタメンとフォーメーションは完全に無かった事にする」

森崎「はい、わざわざ漏らしたりしませんよ(勘のいい奴は気付くかも知れないが、そりゃ知ったこっちゃないな)」

見上「では戻れ。ここからは私の仕事だ」

森崎「はい。失礼します」

こうして結局森崎の案は全て無修正で通った。部屋を出る際の彼の機嫌が良かったのは言うまでもない。
彼が去った後の見上と井出はそうではなく、見上はまたため息をつき、井出は不安気に立ち竦んでいた。

見上「全く。奴が常識的なフォーメーションを組む筈はないと思ったが、まさか日向をDFとはな…」

井出「連携なんか他の選手にやらせればいい、って考えなんでしょうね。ツボに填まれば確かに強くなるでしょうけど、
普通のチームだと日向さんをFW以外で使うにしても精々MFなんだな。ドイツのポブルセンみたいな使い方なら…」

587 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/04/03(木) 23:59:22 ID:PZWGWLU2
見上「それだけでは足りんと考えたのだろう。だがもう決定は下された。後はここまで日本を勝たせ続けてきた
あいつの強さを、あいつの作り上げたチームを信じるしかあるまい…全く、このチームの監督をしていると胃が痛くて敵わん」

井出「…でも、なんだか勝てそうな気もしてくるんだな。森崎さんならきっとやってくれるって」

見上「…ああ。そう思う。戦力的にはブラジルが一段上だと思うが、不思議と勝てそうな気がする。監督が言って良いセリフではないがな」

森崎の破天荒さを改めて知り、二人は心労が絶えなかったがそれでも
何とかなるのではないかと言う一種の楽観を味わう余裕はあった。

見上「………フゥ」

井出「………あの。やっぱりあれは言っておいた方が…」

もう一つ、森崎には言わなかった懸念事項がある為その楽観は長くは続かなかったが。

見上「コインブラの事だろう?駄目だ」

井出「で、でも!もし分析通りの実力だったら…!」

見上「だからこそだ。お前の分析は信頼している。あの限られた資料で行った分析でも当たっているかも知れん…
だが、当たっていたら結論は“全てが凄すぎるので対策など練れない”になってしまう。
勿論逆に当たっていなかったら不正確な情報を与えるのは害にしかならない。だから教える訳にはいかんのだ」

井出「………結局、出てこないんでしょうかね。あの選手は」

見上「ドイツ戦であれだけ追い詰められても出てこなかった。つまり何らかの事情で使いたくても使えない、
もしくは使いたくないのだ。ならばそれが決勝までのたった3日間で解決出来るとは思えん。
試合前のウォーミングアップには参加しているのだから、怪我と言う線も無さそうだしな」

588 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/04/04(金) 00:01:21 ID:5sp/dUa+
ブラジルユースの10番、アルツール・アンチネス・コインブラ。
謎に包まれた彼の実力を見上達は南米のストリートサッカーのビデオで知っていた。
限定的で信憑性に疑問符がつく資料に基づいた井出の分析結果はこうなっていた。



コインブラ
突破力:A 得点力:S ボールカット:S ゴール前:A スタミナ:S
ほぼ全ての分野に置いて世界で一、二を争える。対抗出来るのは一流の上に超がつく選手だけ。



井出「もっと資料があれば…ああっもう、なんでこの人は公式戦に出ていないんだな!」

見上「それを悔やんでも仕方があるまい。探偵の真似事が出来る賀茂ですら大した資料は
みつけられなかったのだ。奴は試合に出てこない…それを前提で戦うしかないのだ」

井出「でも、もし…もし、出てきたら?」

見上「………先程も言った。データが正しくなければ対策は練れない。
正しかった場合は…出来る限り避けて戦うしかない。それ位しか出来る事がないのだ」

見上はコインブラの事を選手達に伝えなかった。
そうした方が良いと判断した。

それが吉と出るか凶と出るかは二日後に判明する。

589 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/04/04(金) 00:02:32 ID:5sp/dUa+
上記4レスのコピペをお願いします。

590 :森崎名無しさん:2014/04/04(金) 00:07:42 ID:???
行ってきます

591 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/04/05(土) 08:21:28 ID:ZpkRs0do
〜大会24日目、エスタジオ・ド・マラカナン〜

翌日、遂に決勝戦まで後1日となった。

こういう大会に置いて3位決定戦と言う物は盛り上がり難い物である。
準決勝で敗退しモチベーションが低下したチーム同士の戦いであり、しかも大本命の決勝戦が翌日に迫っているのでは致し方ない。
サッカー王国ブラジルと言えど、この日は収容数の多いマラカナンスタジアム満員とは行かなかった。

それでもドイツユースとイタリアユースは戦わなくてはいけない。
例え勝っても決勝戦には行けないのが分かり切っていても、連日の激戦で疲れ切っていても、
ちゃんとプロらしく真面目に戦えると言う事を証明しなくてはならないからだ。

だがこの2チームの対決は見逃した事を惜しまれる様な内容にはならなかった。



ピッ、ピッ、ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!

放送「試合終了!結果は4−1。ドイツ、大差でイタリアを下し3位の称号を手に入れました!」

観客「あー、やっぱりこうなったか」「そりゃあドイツが勝つよなあ」「正直見に来なくても良かったな」

ストラット「…く、くそっ…!」

アルシオン「…割り切るぞ。悔しがるのは後でいい、まずはクールダウンだ」

ジェンティーレとランピオンを欠いた上に120分間の死闘で消耗がより激しかったイタリアがドイツに勝つのはかなり難しい。
事前にそう予想されており、そして何の面白味もなくその予想通りにドイツが大差で勝ったからである。

592 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/04/05(土) 08:23:02 ID:ZpkRs0do
放送「ジェンティーレくんとランピオンくんと言う主力二人をレッドカードで欠いたイタリアユース!
アルシオンくんのキープ力で粘り、ストラットくんの一発で少ないチャンスをモノにしようとしましたが
それだけで負けてくれる程ドイツユースは甘い相手ではなかった!シュナイダーくんが2点、
ポブルセンくんが1点、カペロマンくんも1点奪い自慢の攻撃力を見せつけてくれました。
イタリアはアルシオンくんのスルーパスからストラットくんがかろうじて1点決めただけに終わりました。
日本戦で感動的な立ちはだかりを見せてくれたヘルナンデスくんも今回は上手く行かず大炎上。
だからと言って彼を責めるのは酷と言う物でしょうし、これで彼の価値が落ちる事もないでしょう」

シュナイダー「無様…と言いたい所だが、今の燃え尽きたお前では仕方ないな」

ヘルナンデス「厳しい事で有名なお前に慰められるとはな…あんまり嬉しくないな」

シュナイダー「お前への慰めではない。俺自身への戒めだ。
不利な状態の相手に勝った事で実力者を見下していては、自惚れと油断に繋がる」

ヘルナンデス「そういう事か。納得が行ったよ」

当然両チームともその事情は把握しており、勝ったドイツは驕る事なく、負けたイタリアも腐る事はなかった。
お互いにある程度面識がある為試合後の交流もあり、特にジュニアユース時代からの付き合いである
シュナイダーとヘルナンデスはキャプテン同士らしく厳かに話し合っていた。

シュナイダー「お互い先は長いんだ。次はもっと面白い舞台で本調子で出会おう」

ヘルナンデス「ああ、個人的にも頻繁に会う事になりそうだしね」

シュナイダー「ん?流石にブンデスリーガとセリエAではそう頻繁に会う機会はないと思うが…
代表試合とヨーロピアンカップとUEFAカップを除けば後はフレンドリーマッチしかチャンスはないだろう?
それともお前はブンデスリーガに移籍してくるつもりなのか?俺は当分バイエルンでやるつもりだぞ」

593 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/04/05(土) 08:24:57 ID:ZpkRs0do
ヘルナンデス「いや、俺もしばらくはインテルに居るつもりだよ。だがマリーにミラノに来てもらうんだから、
これからは家族ぐるみの付き合いになるだろう?よろしく頼むよ、お義兄さん♪」

シュナイダー「……………あ゛?」

ただし、ヘルナンデスの爆弾発言でその場は台無しになった。

ヘルナンデス「あれっ、君はまだ聞かされていなかったのかい?
もう了承の手紙をもらっているし、親も承諾してくれたって書いてあったんだけど…」

シュナイダー「………そうか。時折マリーがイタリア旅行に行っていたり、
イタリアの友人がドイツに来ているから遊ぶと言っていたのは…貴様か…キサマかぁ…」

ヘルナンデス「(あれ、これ、俺ヤバい?)」



シュナイダー「キサマかぁああああああああああああああああああああああああああっ!!!!!」

ヘルナンデス「ひぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいっ!?」



その後シュナイダーは数分後味方に取り押さえられるまで逃げるヘルナンデスを追い掛け回したが、
観客も実況も特に興味を示さなかった為スキャンダルにならなかったのは幸運だった言えるだろう。



マリー「…お兄ちゃん…何やっているの…!」

ただしドイツに中継していたテレビカメラはシュナイダーにスポットライトを当てようとその映像を拾っていた為、
ドイツでテレビ観戦していたマリーが青筋を立てていたのは不運だったと言えるだろう。

594 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/04/05(土) 08:27:00 ID:ZpkRs0do
*シュナイダーのヘルナンデスに対する感情が「殺す」になりました。
*ヘルナンデスのシュナイダーに対する感情が「鬼い様」になりました。



大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ):
12ゴール シュナイダー
11ゴール ストラット
10ゴール カルロス
9ゴール 日向
8ゴール ディアス
7ゴール ザガロ
5ゴール カペロマン、火野、ビクトリーノ
4ゴール ポブルセン、翼、森崎、ランピオン、カマーチョ
3ゴール ナポレオン、ピエール、チャンドラー、ロリマー、ミハエル、サトルステギ
2ゴール トニーニョ、マーガス、李邦内、李邦坤、アルシオン、イスラス、レンセンブリンク、三杉
1ゴール ルーク、肖、岬、山森、フライハイト、ネイ、ロペス、ガルシア、クライフォート、
     カイザー、マッハー、クリスマン、政夫、ディウセウ、マウリシオ



大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ):
7アシスト アルシオン
5アシスト サンタマリア
4アシスト 岬
3アシスト カルツ、カルロス、マーガス、翼、ダ・シルバ、ネイ、チャンドラー、火野、パスカル、ランピオン、
2アシスト フライハイト、カペロマン、バンビーノ、ピエール、王、森崎、トニーニョ
1アシスト カルツ、メッツァ、テイラー、飛、山森、早田、ビクトリーノ、エスパダス、クリスマン、イスラス、
      シェスター、バビントン、クライフォート、カイザー、和夫、ジェトーリオ

595 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/04/05(土) 08:28:47 ID:ZpkRs0do
上記4レスのコピペをお願いします。
シュナイダーは国際大会の後は暴力事件を起こすのがデフォです。

596 :森崎名無しさん:2014/04/05(土) 08:32:42 ID:???
行ってきます

597 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/04/10(木) 23:02:54 ID:5zJ3uX06
〜大会24日目、全日本ユース宿舎〜

日本はドイツとイタリアの三位決定戦を観戦せず、後にスコアを知るだけであった。
目の前の決勝戦に集中しろと言う見上監督の方針であり、それに異論を挟む者も居なかった。
全日本ユースはもっぱら自分達の作戦会議で忙しかった。

井出「…以上がブラジルユースの予想スタメンと分析結果なんだな」

どよっ…

会議はまずブラジルユースの分析結果から始まり、選手達のどよめきに応えられた。
強いのは分かり切っていたが、今まで見た事がない程の高評価にうんざりせずには居られなかったのだ。

見上「言うまでもなく、とてつもなく強い。ドイツを破った実績からして、今までで最強と言って良いだろう。
パスが比較的有効、ゲルティスは一対一とスタミナに少しだけ不安あり、特大の切り札を持つのはカルロスのみ…
などとつけいる隙が無い訳ではないが、その程度の不安要素では到底楽観出来る訳がない。

特に優れた突破力と火力を兼ね揃えた選手が何人も居るのは非常に危険だし、
ゴール前の守備も一通り出来る人材が揃っている為様々な攻め方を駆使しなければ崩せないだろう。
更に贅沢なタレントを使いまわせる癖に全選手が豊富なスタミナを持っている上、
ドイツ戦で見せた通り戦術面もメンタルも強い。持久戦になったらこっちが不利になるだろう」

翼「(流石ブラジル…これが、俺が憧れつづけたサッカー王国の堂々たる強さだ)」
日向「(ビビッている奴らが何人か居るな…足を引っ張らなきゃいいが)」
若林「(客観的に言って、ブラジルの方が強いと認めざるを得ないな…)」

598 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/04/10(木) 23:04:30 ID:5zJ3uX06
見上「だが、強敵とは勝てる可能性がある相手の事だ。絶対に倒せない相手は強敵とは言わない。
お前たちもここまで勝ち上がってきたのだ、世界一を争う資格は十二分にある…
だが今更こんな事は言うまでもないだろう。具体的な作戦の話に移ろう」

見上はブラジルの強さを再確認させた上でフォーメーションとスタメンの発表に移った。
それ自体は当然の事で何の驚きも起きなかったが、いざフォーメーションが発表されるとどよめきが走った。

日向「!」



−−−−− 
−−J−− J葵
−−−−−
G−I−F G三杉 I翼 F岬
−E−D− E中山 D松山
B−H−A B早田 H日向 A中里
−−C−− C次藤
−−@−− @森崎



赤井「え、えええっ!?日向さんがDFですかぁ!?」

若島津「な、な…監督、本気ですか!」

山森「この大舞台でこんな奇策を…!?」

混乱した者達が早速声を上げる中、肝心の日向は…

599 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/04/10(木) 23:09:23 ID:5zJ3uX06
【分岐】http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1369149231/l50にて
 !card と書き込むとランダムでトランプの絵柄が出るので、(!は半角)書き込んでみて下さい。
(ageでもsageでも構いませんが、★も含めて一回の判定の全文をコピペされてない場合は無効です)

先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★日向の反応→(!card)★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

JOKER→日向「ああ、監督も同じ事を考えていたんですね」なんと自分から提案する気だった!!
ダイヤ→日向「良いですよ。合理的だ、やりましょう」意外にも合意した。
ハート→日向「…勝つ為なら仕方がないですね」渋々納得した。
スペード→日向「監督、俺がDFとして動けると思ってるのか?」やはり納得しなかった!
クラブ→日向「森崎…てめえ、何考えてやがんだ…!」バレました☆

600 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/04/10(木) 23:10:44 ID:5zJ3uX06
上記3レスのコピペをお願いします。

601 :森崎名無しさん:2014/04/10(木) 23:18:30 ID:???
行ってきます

602 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/04/11(金) 23:29:27 ID:F6yPRKlw
★日向の反応→( ダイヤK )★

ダイヤ→日向「良いですよ。合理的だ、やりましょう」意外にも合意した。
-----------------------------------------------------------------------------
見上「!?」
森崎「なぬ!」
翼「!」
若島津「日向さん!?」

渋々と受け入れるのならともかく、まさか日向があっさり合意するとは誰も思っていなかった。
出来れば森崎に頼らず自分で説得したかった見上も口を挟むタイミングを見計らっていた森崎も
予想外の反応に面喰ってしまった。それを見越して日向は更に続ける。

日向「俺をあえてこんなに後ろに配置するのはドリブラーが豊富なブラジル相手の嫌がらせ。
そしてタックルに優れたディフェンダーが俺をマークしにくくする為でしょう?」

見上「…その通りだ。今まで通りお前をFWに配置しているとジェトーリオやドトールに
止められる危険性が高い。それなら後ろの方でボール狩りをやりつつ撃ち易くすると言う作戦だ」

日向「ですよね。では、それで行きましょう。便宜上はリベロ扱い。連携は他の奴任せですよね?」

見上「うむ…急造DFのお前に連携は求めていない。己の判断で相手を困らせればいい。
そういう訳だ。中山、松山、早田、次藤、中里。フォーメーションのバランスはお前たちで取れ」

中山「は、はい(最初から合わせるのを放棄するのか…仕方ないな)」
松山「はい…(日向にチームワークを期待するだけ無駄だっていうのは分かるけど…)」
早田「はい(日向の奴はタックルは上手いからな。俺もやりやすくなるって割り切るか)」
次藤「はい(作戦上は妥当じゃけん、精々馬車馬ばし走ってもらうばい)」
中里「はい(拙者側にドリブラーが来ても対処しやすくなる。有り難き事也)」

603 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/04/11(金) 23:31:38 ID:F6yPRKlw
日向は自分をDFで起用すると言う奇策の狙いを端的に解説してみせ、その場の主導権を握った。
無論日向が遊撃する分計算し辛くなり守備陣の負担は増えるのだが、
それぞれの思惑はどうあれ文句を言う者は居なかったのは日向の立ち振る舞いの影響もあっただろう。

三杉「(やはり彼はその凶暴性が暴発しない限りは極めて合理的で知的な人間だな)」
岬「(自分が納得さえすれば、勝つ為には何でもすると言う言葉に嘘はないんだよね)」
山森「(俺は驚いて意味が分からなかったのに…人格は酷いが、頭は流石だな)」
赤井「(この人…こええ。この若さで大企業の社長なんかやってられるのが良く分かった)」
若島津「(これがこの人の強さか…俺はまだまだ甘いのかも知れない)」

事実、日向の今回の言動に感心した者は少なくなかった。

翼「(…日向くんはプロ向きの性格と言えるかもな。協調性の無さが大きなリスクだけど)」

若林「(こいつがプロとして大成できるかどうかは合うチームをみつけられるかにかかっているだろうな)」

過去のキャプテン候補達ですら評価を改める程だった。

森崎「(な、なんか日向の株が上がっている雰囲気だ…!いや、今更こいつにキャプテンの座を
脅かされる事なんてないだろうからどうでもいいが…クソッ、なんかムカつく!)」

森崎は内心歯ぎしりしていた。



*日向チーム内支持率:46→48

604 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/04/11(金) 23:33:35 ID:F6yPRKlw
上記2レスのコピペをお願いします。

605 :森崎名無しさん:2014/04/11(金) 23:34:06 ID:???
行ってきます

606 :森崎名無しさん:2014/04/11(金) 23:36:45 ID:???
申し訳ありません、支持率の行をコピペミスしてしまい、3レスになってしまいました。

607 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/04/18(金) 22:52:55 ID:MZfSDumc
見上「ゴホン…では各人の役割の確認に移るぞ。何時も通りそれぞれ自分だけでなく、他者の役割も認識しておけ」

見上は咳払いをして空気を換え、各選手の役割の説明に移った。

見上「葵、お前の役割は最前線の囮だ。日本の攻撃は基本的に遅攻となる。これはブラジルにドイツにやった様に
シュートラッシュを仕掛けさせない為だ。その為にはお前がどれだけ前線で時間を稼げるかが鍵となる。
無論ただ時間を稼ぐだけではない。マークが甘いと思ったら自分で一対一を挑みに行け。
逆にマークがきついと思ったら後ろにボールを戻せ。ブラジルの最終ラインを押し下げるだけでも前に居る意味はある」

葵「は〜い!(今回もFW起用かぁ。日本代表の中盤は激戦区だもんな、仕方ないな。気を切り換えて頑張ろっと!)」

見上「翼、お前は何時も通り攻撃の要となる。求められる役割は多いぞ。自分で得点を狙いに行くのは勿論だが、
今回は葵との連携も重要だ。葵一人ではブラジル相手にボールキープし続ける事は至難の業なのだから、
当然お前がもう一人の囮役としてサポートするんだ。それから速攻は状況が求めない限りは使うな。
基本は味方が追いつくのを待ち、ブラジル陣内で戦う時間と人数を増やしていくんだ」

翼「はい(守備はあんまり出来無さそうだな。その分攻撃で結果を出さなければ、ブラジルには絶対に勝てない)」

見上「日向、お前は既に己の仕事を理解しているな。もう一度言うが、それは攻守ともにブラジルを困らせる事だ。
お前が中盤やディフェンスラインで暴れている事でドリブル自慢が多いブラジルも大いにやり辛くなるだろう。
そして最前線でボールが回ってくるのを待つのではなく、後ろから上がってきて前からボールを受け取るやり方なら
ブラジルもジェトーリオやドトールを前に上げ過ぎる訳にはいかないシュートチャンスも増える。お前の悪知恵を活かせ」

日向「はい(どうもこの監督が考えた作戦にしては違和感があるな。森崎の入れ知恵か?別にどうでもいいか)」

608 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/04/18(金) 22:54:03 ID:MZfSDumc
見上「三杉、お前がこちらのサイドに配置された理由はタックルとパスカット両方に優れるからだ。
勿論相手をするのはネイとトニーニョだ。ドリブルとパス、もしくは連続ワンツー。何をされても中山と
連携して防げ。そして攻撃参加もしてもらう。もし葵や翼がボールを保ちきれない時はお前の出番だ。
後は…今更言うまでもない事だろうが、ペース配分には気をつけろ。この試合、延長戦も大いに有り得るぞ」

三杉「はい(このサイドを通されたらすぐに撃たれかねない。責任重大だが、やり甲斐のあるポジションだ)」

見上「岬、お前は守備ではサンタマリアのパスを阻害し攻撃ではブーメランパスとブーメランシュートを
使い分ける事が求められる。お前のサイドにはジェトーリオが居るのだから愚直にドリブルで突っ込む事は出来ない。
だがパスでかわし続ければしびれを切らして他者のマークに行くだろう。そこでシュートチャンスがある。
だが無理には狙うな、フリーになれる絶好機を待つんだ。ただ闇雲に撃つだけではブラジルには通じんぞ」

岬「はい(ジェトーリオが離れてもマウリシオやアマラウが来るだろうなあ。だけどそこがあれのチャンスかも)」

見上「中山、お前は今回ボランチとして使う。今回のお前は中盤の守りがメインとなる。三杉同様相手をするのは
ネイとトニーニョだ。この二人は速攻も時間稼ぎも自力での得点も出来るし、ツインタックルでボールも奪える。
更にカルロスもマッチアップの機会が増えるだろう。奴らを自由にさせるな。ハイレベルなシューターが豊富なブラジルは
通常のチーム以上に撃たせる前に止める事が重要となるのだ。ドイツの二の舞を踏むな」

中山「はい(大丈夫だ、やれる!ブラジルは確かに猛者揃いだが、俺は既に世界最高の攻撃的MFを知っている!)」

609 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/04/18(金) 22:55:21 ID:MZfSDumc
見上「松山、お前がやる事は何時もと変わらん。攻守のつなぎ役だ。お前は向こうのツートップ、
カルロスとザガロを相手する事が多くなるだろう。奴らに好き放題に撃たせていたら勝てる物も勝てん。
責任を持って奴らを止めろ。そしてボールを奪ったら奪い返される前に適切な場所に逃がすんだ。
お前の周囲には翼、岬、中山、中里とボール運びに長けた4人が居る。その時々で適切な者に逃がせ」

松山「はい!(とうとうここまで来た!道産子魂を世界中にみせつけ、故郷に錦を飾るんだ!見ていてくれ、皆!)」

見上「次藤、お前はいつも以上に忙しくなるだろう。元々ミドルシュート要員が多いチームが
これだけ中盤の守りを厚くされたら焦れてシュートを強引に撃ってくる事が予想される。
そういうシュートを食い止めるのがお前の仕事だ。正に体を張ってもらう事になるが、やってみせろ。
展開によってはお前は試合終盤まで体力が続かんかも知れん。早すぎる段階で燃え尽きない様注意しろ」

次藤「はい(流石ワールドユース決勝戦、ごつかシューターがごーぎ居るのう。うんにゃー、楽しみばい)」

見上「早田、中盤が抜かれてしまった場合はお前が撃たれる前の最後の頼みの綱となる。
特にカルロスを相手にする機会がかなり多くなるだろう。あいつは世界のトップ10に入れるドリブラーだ。
だがお前もボールを奪う事にかけては世界のトップ10に入る筈だ。自信と誇りを持って立ち向かえ。
いざボールを奪い返した後は逆サイドの中里をメインに手薄な場所にパスだ。タックル直後のマークにも気をつけろ」

早田「はい(ドリブラー共が選り取り見取り…へへっ、この早田誠がどれ程優れたDFなのか証明させてもらうぜ)」

610 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/04/18(金) 22:57:13 ID:MZfSDumc
見上「中里、お前はサンタマリアのスルーパスを警戒しつつ基本はバックアップ役だ。
こぼれ球のフォローだけでなく奪われそうなボールの緊急避難先として出番が多くなるだろう。
ただしお前のサイドにはジェトーリオが居る為自力でオーバーラップを仕掛けるのは危険だ。
基本はチーム全体が遅攻で行く事を忘れずに、こちらのボールキープ率の向上に貢献するのがお前の役割だ」

中里「はい(いよいよスポーツ忍者として大成の道が見えてきたナリ。この天下分け目の合戦、大金星を獲ってみせる!)」

見上「…改めて言うまでもないが、スタメンに選ばれなかった者も常に臨戦態勢で居ろ。この試合、延長戦も大いに有り得る。
スタメンだけで最後まで戦おうとするのはまず無理だろう。各自ウォーミングアップを怠るな」

全日本メンバー『はい!!』

見上「最後に森崎。分かっているだろうが、お前が体力切れを起こす事も有り得る。
だからと言ってペース配分に拘り過ぎて失点を重ねては元も子も無い。その塩梅はお前が何時も苦しんできた事だし、
これから先もサッカーをしている限りつきまとうだろう。私から言える事はただ一つ…」

森崎「………」

見上「勝て。お前は勝つ為なら何でもやってここまで来た。勝って、己を証明してみせろ」

森崎「はい(この監督の基準だと、これでも素直に褒めてるんだろなあ。この狸親父め)」

611 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/04/18(金) 22:58:22 ID:MZfSDumc
見上「さて、森崎。話すべき事は全て話した。明日のミーティングではもう話す事はない。
だから明日まで待つ必要はない。キャプテンとして言っておきたい事を今の内に言っておけ」

森崎「(おっと、このタイミングでか。明日言おうと思っていたんだが…)」

全日本メンバー『……………』

森崎「(まあいいか、今言っちまおう)」

A 「よし、いこう、いこうぜ、みんな!」無難に号令をかけるだけにする。
B 「皆、ここまで良く戦ってきた。後もう一度だけ力を貸してくれ」謙虚にチームメイトを褒める。
C 「俺達が世界一になるのは当たり前だ。何故なら俺達が世界で一番強いからだ!」強気でブチ上げる。
D 「ま、そんなに固くなるなよ。どいつもこいつもリオカップで倒した連中ばかりだ」あえて相手を侮る。
E 「全日本ユース出撃!花見の準備をせよ!」笑いを取りに行く。
F 「世界サッカーの伝統を凌辱するぞ!」凌辱発言! 

      http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1369149231/l50にて
            ☆2014/4/19 00:30:00☆ から投票期間を設けます。
    そこから  15  票カウントし、一番多く票が入った選択肢で続行します。引き分けの場合は
   その次の票をタイブレーカーに使います。尚、投票はageた書き込みのみを採用しています。

612 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/04/18(金) 23:00:35 ID:MZfSDumc
上記5レスのコピペをお願いします。

>>606
特に支障が出る訳ではないのでお気にせずに。

613 :森崎名無しさん:2014/04/18(金) 23:05:43 ID:???
行ってきます

614 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/04/22(火) 00:54:53 ID:ICdUPQt2
>C 「俺達が世界一になるのは当たり前だ。何故なら俺達が世界で一番強いからだ!」強気でブチ上げる。

森崎「いいか皆。俺達は明日、勝つ。そして世界一になる」

全日本メンバー『………』

森崎「俺達以外の奴らはどんなに強くても二番目にしかなれない。同じ時代に俺達が居た不運を呪ってもらう。
それが世界一になると言う事だ。日本サッカーは弱い?もうそんなのは過去の話だ。
これからは日本はサッカーが強いのが常識になるんだ。俺達がそういう世界に作り変えたんだ。
もう一度言う。俺達が世界一になるのは当たり前だ。何故なら俺達が世界で一番強いからだ!それを証明しに行くぞ!」

全日本メンバー『ぉおおおおおおおおおおおおおおっ!!!』

見上「(うむ、これでいい。この不遜さこそが森崎の強さだ)」

森崎は自他共に彼らしいと認める強気で傲慢な態度を貫き通した。
彼はこの態度で力を得、勝ち上がり、頂点を掴み取ってきた。
それが最強のサッカー王国、ブラジルにまで通用する物だと誰もが信じていた。



来生「(え?え?え?決勝戦なのに出番なし…?こ、これじゃこのスーパースターが埋もれちゃうじゃないか…
ち、違うんだこれは厚生の罠なんだ俺は填められたんだ…僕が、一番上手くストライカーを…)」

一人だけ、別の事を考えて呆然としていた者も居たが。



*来生がとうとう「スキル・何があっても自信を喪失しない」を喪失しました。

615 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/04/22(火) 00:56:03 ID:ICdUPQt2
〜同日同時刻、ブラジルユース宿舎〜

ロベルト「…では、以上でミーティングは終了だ。解散!(やっぱりコインブラは出せそうにないか〜…
本人が出たいって言ってこないし、他の皆も認めそうにないし…だ、大丈夫だよな…?)」

同じ頃、ブラジルユースもミーティングを終えていた。何時も通りロベルトはスタメンを発表した後は
具体的な作戦は選手任せで、何時も通りコインブラは最後尾に座ったまま一言も会話に参加する事はなかった。

だが今回は何時もと違う事があった。ロベルトがポーカーフェイスを崩さない内に立ち去り、
コインブラも誰とも関わらずに立ち去るのは何時もの事だったが、他の選手達22人はまだ解散せず
部屋に残りカルロスに視線を集めていた。カルロスもそれを予期していたのか、咳払いをしてからゆっくりと口を開いた。

カルロス「皆、言いたい事は分かっている。コインブラの事だろう?」

サンタマリア「…ああ、そうだ。結局あいつをどうするかを解決しないままここまで来てしまった」

ザガロ「フン、今日はなんとなく居心地が悪そうなツラしてやがったな」

マウリシオ「結局の所何がしたいんスかね?」

カルロス「…あいつの心理は今となってはどうでもいい。ハッキリしている事はただ一つ、
あいつが明日のスタメンに名を連ねていない事だけだ。そしてハッキリさせないといけない事もただ一つ…」

ネイ「監督があいつを途中出場させてきたらどうするか、だろ?」

ディウセウ「オラはどうすっかもう決めてるけど、おめえの考えも聞いておきたいな」

ブラジルユースの決勝戦前の最大の懸念事項。アルツール・アンチネス・コインブラの存在。
もし彼が使われる事になったら、どうするのか?カルロスはその時こう答えたと言う。

カルロス「…俺はプロサッカー選手だ。プロらしくするさ」

616 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/04/22(火) 00:57:14 ID:ICdUPQt2
上記2レスのコピペをお願いします。

617 :森崎名無しさん:2014/04/22(火) 01:00:28 ID:???
行ってきます

618 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/04/22(火) 22:21:58 ID:ICdUPQt2
かくして世界一を争う両チームはそれぞれの作戦会議を終え、決戦前夜を迎えた。



〜全日本ユース宿舎〜

決戦を前に誰もが武者震いをしていた訳ではない。
光あれば影あり。勝者の横には必ず敗者が居る。
余程の事が無い限り出番は有り得ず、それ故に士気を保てと言う方が酷な者達も居る。

石崎「はあ…分かっちゃ居たけど、やっぱり決勝でも出番なしか…」

高杉「当たり前だろ、今まで使われていないのに大一番で出られる訳があるか」

井沢「しょうがない、実力が全ての世界だ…ところで来生はどうしたんだ?」

滝「いや…昨日までは決勝戦でスーパーヒーローだ、とか言っていたんだが…」

来生「ぶつぶつ…僕が、一番上手くストライカーを、こなせるんだ…」

井沢「…遂にこいつも現実を思い知ったか。俺達の仲間入りって所か」

修哲出身の4人組と石崎はこの大会結局殆ど出番が無いまま終わりそうだった。
彼らはサブメンバーの中でも一番期待されていないグループなのが明らかであり、
ずば抜けて楽観的だった来生ですら最早自分を誤魔化せない程である。

滝「結局何がいけなかったんだろうな?俺達だって日本一になって、日本代表になって…
そこが限界だったんだろうか?後ちょっとの差がどうしても埋められないんだよな…」

高杉「知るかそんな事。あの若林さんですらサブに追いやられてあの森崎なんかが
正GKでキャプテンでプロになってやがるんだぞ。何がいけなかったなんて俺が知りたい」

619 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/04/22(火) 22:23:31 ID:ICdUPQt2
石崎「そういえば南葛小の頃はお前らに0−30でやられてたりしたんだっけ。
今までよく考えなかったけど、あの頃から考えりゃ夢にも思わない程出世したもんだ…」

高杉「下を見てたらキリが無いぞ。代表選考から漏れた佐野やら反町やら沢田やら、
長野やら岩見やら…あいつらは俺らを羨ましがっているだろうさ。ま、上を見てもキリがないけど」

井沢「…だからと言って、そんな理屈で諦めて堪るかよ!」

滝「井沢?」

それでももういいと自棄にはならないのは、彼らもまた日本代表たる証だろう。

井沢「確かに俺は今のチーム内のMFとしてはビリッケツだろうさ。それは認める。
だけど何時までもそのままだなんて誰が決めた!日本代表になれたら試合に出られなくてもいい…
そんなカッコ悪い事を思う位なら死んだ方がマシだ!まだサッカー人生は長いんだ、俺は絶対に返り咲くぞ!」

滝「…いやまあ、その覚悟は立派だし俺も同意見なんだが…お前の場合はちょっと無謀過ぎないか?」

石崎「よりによって翼に対抗心燃やしてるんだから、ある意味来生より身の程知らずだぜお前」

井沢「な、なにィイイ!!」

高杉「(総合力では勝ってるのに、チーム単位で見るとこいつより来生や滝の方が役に立つって言うのがなんとも哀れだ…)」

だからと言ってその諦めの悪さが吉と出る保証など何処にもないのも日本代表と言う勝負の世界の掟である。

来生「速いボールが見えたり消えたりしている。あはは、速い…シュートかな。イヤ、違う、違うな…」

620 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/04/22(火) 22:25:44 ID:ICdUPQt2
上記2レスのコピペをお願いします。

621 :森崎名無しさん:2014/04/22(火) 22:40:44 ID:???
行ってきます

622 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/04/23(水) 22:01:12 ID:Ppkwvt+c
将来に望み得る栄光が物足りないと嘆く者も居れば、輝く未来への展望を喜ぶ者も居る。
とは言っても展望はあくまでも展望であり、未来が過去になるまでは安心など出来ないのだが。

葵「イヤッホー!やったぜ!」

赤井「…良いニュースだったっぽいな、その様子は」

葵「うん!インテルがトップに加えてくれるって!一軍!遂に一軍になれるんだ!」

山森「それは素直に凄いな…おめでとう」

新田「でも、試合に出場するまでが大変なんだろ?」

赤井「下手するとレンタル移籍要員だからなあ。浮かれてたら痛い目見るぞ」

葵「大丈夫大丈夫!なんとかしてやるって気持ちが大事なんだよ!」

ホテルの別所ではたった今インテルの首脳陣から電話で一軍昇格のニュースを伝えられた葵が
小躍りしながら戻ってきた。年下組の4人は自然と固まって行動する事が多く、今夜もそうしていたのだ。

赤井「はあ〜、楽観主義は努力の証とは言うが…お前のその気楽さは羨ましいぜ」

山森「赤井はサンプドリアからの知らせは特に来ていないのか?」

赤井「今大会あんまり活躍していないしな…後もうちょっとで上がれると思うんだけどな〜」

新田「お前は堅実に実績を積み上げるタイプだから大丈夫だろ。少なくとも既にクラブに居るんだから羨ましいぜ」

葵「あれっ、新田や山森も何回かスカウトっぽい人達と会ってたりしなかった?
賀茂のおっさんも毎日色んな名刺を色んな人達から貰ってきて配ってきているじゃん」

623 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/04/23(水) 22:07:05 ID:Ppkwvt+c
山森「ああ、一応沢山名刺は貰っているよ。でもなあ…」

新田「うん、でもなあがつくクラブが多いんだよな…」

既にある程度の格があるヨーロッパのクラブに所属している葵、赤井、若林の3人以外の全日本ユースの選手達は
連日連夜色んなクラブからスカウトを受けていた。しかし当然勧誘の数や質は選手によってまちまちであり、
今まで集めた名刺をテーブルの上に広げる山森と新田は苦笑を隠せない表情になっていた。
それらを眺めていくと葵と赤井の二人もとても微妙な顔になっていく。

葵「どれどれ?これはトルコ、これはスイス、これはポルトガル、これはロシア…うーん…」

山森「それらはまだマシな方だよ。他にもスコットランドとかベルギーとかギリシャとかあるぞ」

赤井「ん?これは…カタールだと!?これってまさか…」

新田「ああ、片桐さんも多分帰化選手狙いだろうからこれは止めておけ、だってさ…下手するとオイルマネーで
無理やりFIFA規則を捻じ曲げようとするスキャンダルの当事者になってしまうぞって言われたよ」

葵「うわっちゃあ…あ、でもリーグ・アンとかエールディビジのスカウトの名刺もあるじゃん!
よく見たらブンデスリーガもプレミアリーグのもちょっとだけある!…あ、でも…降格圏内の下位クラブだね…」

山森「ああ。当たり前の事だけど、リーグの格が上がるとその分リーグ内の地位が下がるチームになるんだ。
賀茂さんにも有名リーグのチームなら何処でもいいなんて考えるなよ、チームになじめるかどうかや
降格の危険性も考慮すれば日本に居た方がずっとマシだって事も十分有り得るんだ…って力説された」

新田「なんか…世知辛いな、プロの世界って。選択肢がある分まだマシなんだろうけど…」

赤井「ま、まあ大丈夫だろ。ワールドユース決勝戦まで来たんだ、大会後にまたドバッと来るって」

一寸先は闇。光が続く保証はない。年下組はそれぞれ不安な夜を過ごしていた。

624 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/04/23(水) 22:27:28 ID:Ppkwvt+c
上記2レスのコピペをお願いします。

625 :森崎名無しさん:2014/04/23(水) 22:30:11 ID:???
行ってきます

626 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/04/25(金) 21:33:38 ID:GmqirbB2
特に集まり易いグループが存在しない者達が結果的にグループを作る事もある。
政夫、和夫、次藤、早田、中里の5人はそんなグループだった。

次藤「ふー…流石に緊張してきて飯も喉ば通らんとね」

早田「おいちょっと待てお前何時も通り人の三倍は食ってたじゃねーか」

中里「実に美味そうに食うでゴザルな。力士も吃驚するであろう」

政夫「こいつと飯食ってると食欲が失せるんだよなー」

和夫「ダイエットしたい女にはモテるかもな」

次藤「なんやなんや、皆してワシをだごにして」

食欲がないと言いながらも人の数倍食べた次藤を他の4人で呆れて冷やかす。
そんな間の抜けた時間を過ごしていたのは5人とも明日を見据えて緊張していたからかも知れない。

政夫「俺は本当に食欲減ってたぞ。いや、スタメンじゃないけどさ…」

和夫「多分、明日も出番はないんだろうなあ…くそっ」

早田「仕方ねーだろ。お前ら二人一緒じゃないと出す意味がないんだから」

中里「一人で出来る事は他のFWが出来るからのう。それでは日向が居る限りは日の目を見れまい」

次藤「ばってん、明日の試合はとにかく一点が必要な場合もあるかも知れんばい?」

政夫「確かにそういう展開になりゃ俺達の出番もあるかも知れないけどよ」

和夫「チームが追い込まれた状況になるのを望むのは流石にしたくないぜ」

627 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/04/25(金) 21:34:46 ID:GmqirbB2
早田「まあ望むもんじゃねえな。けど相手はブラジル。いくら覚悟してもし過ぎって事はないぜ」

中里「その言葉の割にはお主は落ち着いておるな?」

早田「そりゃあ、今更一夜漬けの猛特訓でどうにかなる訳じゃないからな。落ち着くしかないだろ」

次藤「そうタイ。負けた時の事ば考えるより、勝った時の想像の方が楽しかとね」

政夫「勝った時…ブラジルに、勝って、優勝して、世界一か…うーん、想像しにくいな」

和夫「多分日本中からヒーロー扱いされるんだろうけど、それからどうするかって話だよな」

中里「勝って兜の緒を締める、でゴザルよ。それからは狙われる立場になるのだからな」

早田「狙われる立場か。良い言葉だぜ…倒すべき奴らが自分から来てくれるんなら楽でいいや」

次藤「Jrユース大会で優勝しても世界的にはマグレばし思われていたとね」

政夫「思えば日本サッカーも随分変わったモンだなあ」

和夫「三年前はワールドカップアジア予選敗退のニュースでガッカリしてたのになあ」

次藤「ワシらが変えたとね。新時代と言う奴タイ」

早田「次の目標は、日本はワールドカップに出て当たり前って言われる様になる事かな」

中里「(スポーツ忍者の夢も現実となりつつある。さすれば世界中の美女達の裸体も…フヒヒ)」

ブラジルを恐れつつもその恐怖を乗り越え糧とする。
そんな作業に勤しむ彼らの雰囲気は意外な程に和やかだった。

628 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/04/25(金) 21:37:03 ID:GmqirbB2
上記2レスのコピペをお願いします。

629 :森崎名無しさん:2014/04/25(金) 21:41:53 ID:???
行ってきます

630 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/04/29(火) 23:58:16 ID:/yOKgAsY
チーム内の役割が近いスタメン組がグループを作る事もある。
中盤と中盤からやや後ろでプレイする事が多い岬、三杉、松山、中山の4人は今夜ロビーで集まっていた。
今夜の話題は日本に置けるプロサッカーの欠如と、それが変わりつつある手段だった。

松山「日本に…プロサッカーリーグ!?」

岬「うん、さっき片桐さんに聞いてみたんだ。そういった動きはありませんかって」

中山「そうしたら…どうだったんだ?」

岬「まだ何かハッキリ話せる段階じゃないけど、既に日本サッカー協会は色々準備しているそうだよ。
Jrユース大会優勝だけじゃ足りなかったけど、ワールドユースでここまで来たら効果抜群みたい」

三杉「日本には既にJSLがある。それを発展させる形で本格的なプロリーグ設立も可能だろう」

松山「マジかよ…何時かは出来るだろうと思っていたけど、こんなに早いとは思っていなかった…」

中山「有り難い話だよ。サッカーが強い国はプロサッカーリーグが必ずあるからな」

三杉「だが、あるだけではいけない。ちゃんとレベルの高いリーグとして運営される事が重要だ。そうだな…
ここは君の意見を聞きたいな、岬くん。日本がハイレベルなリーグを作り、維持するのは何が重要だと思う?」

岬「僕かい?うーん、難しいテーマだなあ…(三杉くんは頭が良いから迂闊な事言いたくないし)」

三杉「ゆっくりでいいよ。どうせ就寝時間まで長いし、欧州リーグを見る機会があった君の視点は
かなり参考になりそうなんだ(今、警戒したな。彼は自分の頭の良さをひけらかすリスクを良く知っている様だ)」

631 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/04/29(火) 23:59:46 ID:/yOKgAsY
松山「そうだな、俺も聞いてみたいよ!岬の話なら参考になりそうだ!」

中山「(岬は頭も人望もあるタイプだからなあ。引退したらサッカー協会でお偉いさんになるかも)」

岬「そうだね…(しょうがないな。三杉くん相手には下手に隠す方が怪しまれそうだ)
人口、経済力、交通網等はもう十分に整っていると思う。そして僕たちの活躍でサッカー人気が
急上昇しているのも間違いない。だから設立そのものは簡単だと思うんだ」

松山「設立は、って事は…運営が難しいのか?」

岬「うん、そうだよ。サッカークラブ運営ってお金がかかるからね。スポンサーは必須だし、
チケットやグッズの売上も重要だ。欧州のクラブはこれらが上手く行かずに経営難に陥る事も珍しくないよ」

中山「そうなのか…あ、そういえば貧乏クラブで苦労した選手の自伝とかあったな」

三杉「南米では欧州以上にそれらの特徴が顕著らしいね。日本人の場合元から生活レベルが高いから
設備をおろそかにする訳にはいかない。初期投資に見合う健全な経営が求められていくだろう」

岬「だからちゃんとお金が儲かる体制が必要だろうね。それには大勢のサポーターがお金を出してくれるのが
一番なんだけど、それだと年に数回の代表戦で活躍しているだけじゃ駄目だと思う。
設立段階である程度以上のレベルのサッカーを見せ、そこから代表戦で活躍する選手がどんどん出てくる様に
ならないとお客さんに飽きられちゃうんだけど…元がJSLだから、いきなりレベルを上げるのは難しいかな…」

松山「ああ、JSLはなあ…高校サッカーや大学サッカーと大してレベルが変わらないんじゃ…」

中山「確か、お前と岬はアジア予選前にJSLのチームで練習していたんだっけ」

632 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/04/30(水) 00:01:17 ID:DWEY3JPI
三杉「確かに既存の選手達だけでは、サッカーだけに専念出来る環境を整えても劇的な成長は難しいだろうね。
僕は外国人選手を多く入れるべきだと思う。世界の基準を肌で知り、それらを上手く取り入れたクラブが
リーグ内で優位に立てると言う状況を作れば選手達もクラブも急速なレベルアップを強いられるだろう」

松山「なるほど、そんな手段もあるのか…ああでも、追いつけないクラブも出てくるよな?
そういうのはどうするんだ?二部リーグを作って、昇格と降格を争わせるのか?」

中山「そういえば有名なリーグは必ずいくつかのレベルに分けられているな…これもきっと重要なんだろうな」

三杉「そう、それがいいだろう。敗者の受け皿と屈辱を用意しつつ、新規の競争相手でリーグのマンネリ化を防ぐのに効果的だ」

中山「…気がついたら随分具体的な話になってきたな。俺達が決める側じゃないのに」

松山「あっ…でも俺達だってもう当事者だろ。俺達の活躍に日本サッカーの未来がかかっているんだから」

岬「日本サッカーか…フランスに住んでいた頃は、馬鹿にされるばっかりだったなあ」

三杉「もう時代は変わったのさ。僕たちは世界サッカーの秩序に革命を起こした。次は革命後にどうすべきか、だ」

中山「全国大会に出る為に必死になっていたのが遠い昔みたいだ…不思議な物だな
(そう…俺はとうとうここまで来た。森崎の背中が遠ざかるのを見るだけじゃなくなった…長かった…)」

松山「(よーし、故郷に特大の錦を飾るぞ!それで…きっと藤沢と…)」

彼らは歴史の当事者達である。
彼らの世界への挑戦は、自国を大きく変貌させようとしている。

633 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/04/30(水) 00:03:33 ID:DWEY3JPI
上記3レスのコピペをお願いします。

634 :森崎名無しさん:2014/04/30(水) 00:05:18 ID:???
行ってきます

635 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/05/01(木) 00:24:44 ID:EFIEpwVQ
それぞれの事情でチーム内から孤立している者達も居る。
日向と若島津は仲が良い者がおらず、彼ら自身も親交など求めていなかった為この時も二人きりだった。

日向「若島津、お前はこの大会の後はどうするつもりだ?」

若島津「はい、いくつかそれなりのクラブから接触されていますがあまり有望な候補はありません。
ある程度の妥協は必要となりますが、選手を育てて売るタイプのクラブに行こうと思っています」

日向「そうか…言うまでもないが、俺は最初からビッグクラブを狙うぞ。既に列が出来ているからな」

若島津「そうですか…そうでしょうね」

日向「若島津、今更俺から慰めだの激励だのつまらん物は期待していないだろう。
俺はお前を利用する。お前は俺を利用する。それが俺達の関係だったし、これからもそうだ。
周囲は仲良くしているんだと捉えるだろうが、価値観と人生観が似通っているだけの話だ」

若島津「はい。貴方も俺も自ら望んで戦いに明け暮れる修羅です。今俺達の力の差、
立場の差は歴然としていますが…いずれは貴方の首を貰い受けに行きますよ」

日向「それでいい。それが勝負の世界の鉄則だ。どんな屈辱にまみれようとも、
どんな強敵が表れようとも、最後に生き残った奴が勝ち…これだからサッカーは止められんぜ」

若島津「他者を屈服させる喜び…チームスポーツなのにそれがある。堪りませんね」

スポーツマンシップと言う言葉を鼻で笑いたがるこの二人は上機嫌だった。
望んで修羅道を歩む彼らの先にも栄光が見いだせない訳ではない。
勝負の世界に身を置く者達は誰しも多かれ少なかれこの様な覚悟を強いられるのだから。

636 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/05/01(木) 00:26:15 ID:EFIEpwVQ
翼と若林もこの夜二人きりだった。彼らは日向達とは異なりチームメイトとの親交が無かった訳ではなく、
むしろ現キャプテンの森崎よりも人望自体は多く集めていると言えるかも知れない。
しかし早くから海外に出てプロになっていた為か、その影響でアジア予選には参加しなかった為か、
なんとなく特別扱いされる事が多いこの二人は今夜は特に誘うまでもなく二人きりになっていた。

翼「…とうとうここまで来たね。ワールドカップの前哨戦のワールドユースの決勝…
そして相手はドイツを倒したブラジルだ。随分とよく出来たシチュエーションだよ」

若林「俺もお前も子供の頃からこういう日を夢見ていた。そして今、それが現実になろうとしているんだ。
思い返せばお前が南葛小に引っ越してきてからの付き合いか。俺達は夢を…叶えたんだよな」

翼「うん。俺も君も有名なリーグのプロ選手になって、日本代表として戦っている…筈なんだけど」

若林「分かる…分かるぞ。夢を叶えた筈なのに、こんな筈じゃなかった…そう思っているんだろう?」

翼「そう、俺は夢を叶えつつある。子供の頃誰に言っても理解されなかったり笑われたりした夢が
段々現実になりつつあるんだ。武者震いはする。喜びもある。だけど…何か、ね」

若林「お前はまだいいさ。俺はサブGKだ。世界一になる瞬間をベンチから見ているってのは笑いそうだぜ」

翼「何なんだろうね、本当に。俺は森崎さえ倒せば全てが解決すると思っていたけど、
実際に森崎に勝っても何も変わらなかったよ。これが大人になるって言う事なのかな?」

若林「これが人生だ。不満なら自力で何とかしろ…そう言える様になるのが大人になるって事だと思うぜ」

翼「ハハハ…明日も勝とうね、若林くん」

若林「精々頑張って点を取れよ。そうしなきゃ森崎がまた何か馬鹿をやらかすぞ」

二人の表情は19歳とは思えない程大人びていたが、それを目撃したのもこの二人だけだった。

637 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/05/01(木) 00:28:51 ID:EFIEpwVQ
上記2レスのコピペをお願いします。

638 :森崎名無しさん:2014/05/01(木) 00:43:57 ID:???
行ってきます

639 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/05/01(木) 22:27:23 ID:EFIEpwVQ
チームメイト達が思い思いの夜を過ごしている時、森崎はどうしていたのか。

森崎「ん〜、やっぱり世界一になる前夜ってのは独特の雰囲気があるな。
この俺でもほんの僅かばかり緊張せざるを得ないとは…なんちゃって」

森崎は独り言をつぶやきながらホテルの中を探索して暇つぶししていた。
彼がおどけた態度を取っているのはそれだけ余裕なのか、それともそういう心づもりを
作ろうとしているのかは彼自身にも良く分からない所だった。

森崎「…暇だな。まだ眠くないし、かと言って今チームメイトと話すのもダルいし…ん?」

陽子「………ふぅー」

そんなタイミングで彼がホテル備え付のバーの傍を通りがかり、
カクテルを飲みながらくつろいでいる陽子を発見したのは何かの運命だろうか?
陽子の表情からは軽くない疲労が伺え、森崎が通りがかったのにも気付いていない様だった。

森崎「(陽子さん…)」

A 決勝戦前なんだ。声をかけよう。
B 決勝戦前なんだ。黙って去ろう。

      http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1369149231/l50にて
            ☆2014/5/1 11:30:00☆ から投票期間を設けます。
    そこから  15  票カウントし、一番多く票が入った選択肢で続行します。引き分けの場合は
   その次の票をタイブレーカーに使います。尚、投票はageた書き込みのみを採用しています。

640 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/05/01(木) 22:29:43 ID:EFIEpwVQ
上記1レスのコピペをお願いします。


それと、投票開始は23:30からでした。申し訳ありませんが訂正の上でコピペをお願いします。

641 :森崎名無しさん:2014/05/01(木) 22:35:50 ID:???
行ってきます

642 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/05/02(金) 22:32:35 ID:gvF7ETNA
>A 決勝戦前なんだ。声をかけよう。

森崎「陽子さん」

陽子「っ!」

森崎が声をかけた途端陽子はビクッと肩をひくつかせ、それからゆっくりと振り向いた。
その顔には緊張感が隠せない程表れており、まるで隠し場所をみつけられた子供の様だった。

陽子「も、森崎くん…しまったなあ、こんな所で飲むんじゃなかった…」

森崎「なんだよ、俺と会いたくなかったのか?」

陽子「うん…だって、決勝戦前じゃない。こんな日に会うのはちょっと…」

A 「決勝戦前だからこそ、だろ。モヤモヤしたままじゃ嫌だぜ」
B 「俺はそんなの気にしないぜ。こんなプレッシャー、何時もの事だ」
C 「森崎くんに配慮しないと、って思いながら話すのが嫌なのか?」
D 「分かっているが、陽子さんを見たら話しかけられずには居られなかった」
E 「そうか。じゃあ今夜は止めておくよ。邪魔したな」

      http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1369149231/l50にて
            ☆2014/5/2 23:30:00☆ から投票期間を設けます。
    そこから  15  票カウントし、一番多く票が入った選択肢で続行します。引き分けの場合は
   その次の票をタイブレーカーに使います。尚、投票はageた書き込みのみを採用しています。

643 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/05/02(金) 22:34:26 ID:gvF7ETNA
上記1レスのコピペをお願いします。

644 :森崎名無しさん:2014/05/02(金) 22:52:00 ID:???
行ってきます

645 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/05/05(月) 21:02:45 ID:IBd1v2mM
>B 「俺はそんなの気にしないぜ。こんなプレッシャー、何時もの事だ」

森崎「俺はそんなの気にしないぜ。こんなプレッシャー、何時もの事だ」

森崎は何時もの彼らしく大胆不敵な笑みを浮かべながら陽子の隣に座った。
だがその返答は陽子の眉をひくつかせる物だった。

陽子「森崎くんが気にしなくても、私が気にするのっ」

森崎「えっ?」

陽子「私は森崎くん程プレッシャーに強い訳じゃないんだから!」

森崎「(なんだなんだ、藪蛇だったのか?)」

A 「落ち着いてくれよ。こんな所で騒ぎを起こしちゃマズいだろ」
B 「悪い、デリカシーがなかった。チームメイトに接するみたいにやっちまった」
C 「酔ってるのか、陽子さん?何時もはここまで感情的じゃないぜ」
D 「だったらそのプレッシャーを俺に肩代わりさせてくれよ」
E 「だったら慣れてくれ。これからこの先、定期的にこういうプレッシャーを味わうぜ」

      http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1369149231/l50にて
            ☆2014/5/5 22:00:00☆ から投票期間を設けます。
    そこから  10  票カウントし、一番多く票が入った選択肢で続行します。引き分けの場合は
   その次の票をタイブレーカーに使います。尚、投票はageた書き込みのみを採用しています。

646 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/05/05(月) 21:16:05 ID:IBd1v2mM
上記1レスのコピペをお願いします。

647 :森崎名無しさん:2014/05/05(月) 21:16:45 ID:???
行ってきます

648 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/05/06(火) 21:14:32 ID:T3dZy1Hg
>D 「だったらそのプレッシャーを俺に肩代わりさせてくれよ」

森崎「だったらそのプレッシャーを俺に肩代わりさせてくれよ」

陽子「…それって、どうやって?言う程簡単な事じゃないと思うんだけど」

森崎はあくまで強気で押し、自分の精神力を誇示した。
それが陽子にとって望ましい事なのかは彼女のふくれっ面からは何とも判断し辛かった。
照れている様にも見えるし、不機嫌の様にも見えるのだ。

森崎「どうやってって、そりゃあ…」

A 「俺はどんな奴が相手でも負けない。勝ち続けるのが当たり前になってみせる」
B 「俺を傷つけちゃいけないとか思わないでくれ。俺は陽子さんの本音が見たい」
C 「俺はどんなに苦境に追い込まれても諦めない。だから陽子さんも諦めないでくれ」
D 「俺を陽子さんと一緒に戦わせてくれ。フィールドの内外は関係ないぜ」
E 「俺は負けたらどうしようなんて考えない。勝ったらどれ程嬉しいか考える」

      http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1369149231/l50にて
            ☆2014/5/6 22:30:00☆ から投票期間を設けます。
    そこから  10  票カウントし、一番多く票が入った選択肢で続行します。引き分けの場合は
   その次の票をタイブレーカーに使います。尚、投票はageた書き込みのみを採用しています。

649 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/05/06(火) 21:17:16 ID:T3dZy1Hg
上記1レスのコピペをお願いします。

650 :森崎名無しさん:2014/05/06(火) 22:21:55 ID:???
行ってきます

651 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/05/07(水) 00:41:57 ID:9B+6AMzU
>B 「俺を傷つけちゃいけないとか思わないでくれ。俺は陽子さんの本音が見たい」

森崎「俺を傷つけちゃいけないとか思わないでくれ。俺は陽子さんの本音が見たい」

陽子「っ…!」

森崎がこう発言すると、陽子は目で見える程ビクッと震えて森崎をにらみつけた。
その目は浮き上がる涙で潤んでいて今にも水滴を零しそうだった。

陽子「…無理よっ、そんなのっ」

そのまま陽子は涙を拭い、グラスに残っていた酒を一気に飲み干してから
手の仕草だけでバーテンに次の酒を要求した。
顔の火照りが一気に激しくなったのは酒のせいだけではないだろう。

陽子「世界大会の決勝戦前なのよ!?そんなタイミングで対等に物が言える訳ないじゃない!
私が言った事が原因で森崎くんのメンタルコンディションが崩れたらどう責任取ればいいのよ!
ああっもう結局こんなに叫んでる!これでもう明日日本が負けたら私ずっと後悔し続けちゃうのよ?
どんな対応したってそれが原因で、なんて思わずには居られないんだから!」

森崎「………」

A 「有難う、本音を言ってくれて。それが聞きたかった」
B 「俺と一緒になってくれるんだったら、その悩みはずっと付き纏うんだぜ」
C 「もういいんだ陽子さん…いや、陽子。もう俺に憧れる必要はない」
D 「こんな風に距離を取られる方がよっぽど傷つくって分かってくれよ」
E 「飲み過ぎだぜ。マスター、さっきのオーダーはキャンセルで水をくれ」

      http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1369149231/l50にて
            ☆2014/5/7 20:00:00☆ から投票期間を設けます。
    そこから  15  票カウントし、一番多く票が入った選択肢で続行します。引き分けの場合は
   その次の票をタイブレーカーに使います。尚、投票はageた書き込みのみを採用しています。

652 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/05/07(水) 00:44:13 ID:9B+6AMzU
上記1レスのコピペをお願いします。

653 :森崎名無しさん:2014/05/07(水) 05:54:58 ID:???
いってきます

654 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/05/13(火) 09:46:31 ID:b7d0zvQo
>C 「もういいんだ陽子さん…いや、陽子。もう俺に憧れる必要はない」

森崎「もういいんだ陽子さん…いや、陽子。もう俺に憧れる必要はない」

陽子「………な、なによそれ。このタイミングで呼び捨てって、卑怯よ」

それでも尚森崎は一歩踏み出し、初めて陽子に敬称をつけず呼びかけた。
それを聞いた陽子はビクッと肩を震わせ、しばし黙ってから森崎を非難した。
しかし非難の言葉とは裏腹に彼女の顔は泣き笑いに変わっていた。

森崎「この前言っていたよな。自力で運命を切り開く俺に憧れて、
箱入りのお嬢様を止めたくなって、日本サッカー協会に駆け込んだって」

陽子「…うん…」

森崎「もうその夢は叶いつつあるじゃないか。俺…と翼をブラジルでサポートしてくれたのは
決して無駄じゃなかった筈だぜ?勿論その他諸々の働きもだ。
面倒な事をぜーんぶやってくれたから、俺達はサッカーに集中出来るんだ」

陽子「でも、それは私じゃなくても誰でも出来た事で…」

森崎「何言ってんだ。陽子は13歳で大学卒業してたんだろ?中学の勉強でヒーコラ言ってた
俺には想像もつかない世界だぜ。そのままいわゆるエリートコースの人生が待っていたんだろ?
でもその人生を投げ出して、未知の世界に飛び込み、こうして成功しているんだ。
こんなの、誰でも出来る事じゃない筈だぜ…俺には分かる。俺は世界を変えている真っ最中なんだからな」

陽子「………そこまで、私の事見て、考えてくれてるんだね」

森崎「そうだぜ。陽子は俺を見上げる側だと思っていたんだろ?でもこうして俺も陽子を見ている。
俺は興味の無い奴はあっさり切り捨てる。欲しいと思ったら素直に欲しがる。知ってるだろう?」

655 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/05/13(火) 09:49:51 ID:b7d0zvQo
陽子「ふぅ〜………あ、すみません。ミネラルウォーター、レモン付でください」

森崎「(お、酔いを醒ます気になったのか?)」

森崎の熱弁に陽子は段々ホッとした表情になっていき、先程注文した酒に手をつけず
水を注文したっぷりとレモン汁を絞り入れてからそれをゆっくりと飲み干した。
ここは間を置いて彼女の返答を待つべきだと判断した森崎も口を閉ざし彼女の顔の赤みが
薄らいで行くのを見守る。ややあって期待通りに陽子は口を開いた。

陽子「…私と本気で交際する様になったら大変だよ?」

森崎「片桐財閥の事か?」

陽子「うん。お父さん、サッカー大嫌いで仕事一筋の人だから…今の所は何もしてきてないけど、
その内色々嫌がらせしてくるかも知れない。森崎くんを呼び出したりするかも知れない。
あるいはマスコミにスキャンダルを書かせたりするかも…でも…」

陽子は今一度確認する様に自分の家庭事情とそれに森崎を巻き込んでしまう事を説明した。
それに対する森崎の返答は。

森崎「………」

ニヤリ。

陽子がため息をつきたくなる程の悪人めいた笑みだった。

陽子「はぁ〜…そうよね。あなたがそんな事、怖がる訳ないものね。
全く、なんでこんな唯我独尊どころか傲岸不遜な…」

だがその笑みは陽子の次の言葉と行動で消え去った。

656 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/05/13(火) 09:54:03 ID:b7d0zvQo



陽子「…こんな人、好きになっちゃったんだろ…」

森崎「えっ!?んむっ!」



陽子は突然好意を打ち明け、森崎がその驚きから回復する前に顔を寄せて唇を重ねてきた。
それはほんの一瞬の事で、すぐに彼女は離れたが、その瞳は潤みながらもまっすぐ森崎を見据えていた。



陽子「有難う…ゆ、有三。私、もう貴方には憧れない。何時までもそれだけじゃ嫌だから…頑張る。
後ろから憧れるんじゃなくて、ちゃんと胸を張って、大好きな貴方の隣に居られる様に…ね」

森崎「よ、陽子…」

陽子「…も、もう寝るわね。明日に備えてちゃんと寝なさいよ!これで睡眠不足だったりしたら承知しないんだから!」

スタタタ…

勇気を全部出しつくしたのか、陽子は酔いを物ともしない駆け足でバーから立ち去っていった。
後に残された森崎はポツンとしてから、自分の唇に指で触れてみた。



森崎「ファーストキスはレモンとカシャッサの味、か…」




657 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/05/13(火) 09:55:32 ID:b7d0zvQo
バーテン「祝福を申し上げます。ですが、あの女性はお勘定を忘れてしまいまして…」

森崎「ん?あー、いーよ、俺が払っておくよ。俺が割り込んだ形だったしな」

バーテン「有難うございます。さて、カップルの誕生にはバーテンとして祝福致しますが、
ブラジル人としては明日の試合のご武運は祈れません。それはご了承ください」

森崎「要らねえよ。どうせ俺は明後日からはブラジル中から恨まれている立場になるんだ。
あの夜下剤でも仕込んでおけばよかった!って思う事になるぜ」

バーテン「ハッハッハ、聞きしに勝る大胆不敵ぶりですね。ですがそういった男性に人間的魅力があるのも事実。
野心に燃え、それを叶えられるかも知れない力を持つ男性に憧れる女性も少なくない。
そんな特別な存在に特別扱いされるのもまた愛情ですからな。ツメを誤りさえしなければ
彼女のハートはいずれ貴方の物となります…とお節介を焼いておきましょうか」

森崎「…バーテンって人種はそういうアドバイスをしたがるもんなのか?」

バーテン「然様です。人間観察が好きでなければこういう仕事は辛いですからね」

森崎「全く…もう帰る。勘定頼むぜ」

バーテン「はい、ただいま」



*陽子→森崎の関係が「????」から「大好き」になりました。

658 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/05/13(火) 10:03:15 ID:b7d0zvQo
森崎「(そうか…陽子には俺の足手纏いになるんじゃないかって後ろめたさがあったんだな。
だったら安心させなくちゃな。俺は女を欲しがっただけでダメになる様な奴じゃない。
女だろうと世界一だろうと、欲しい物全てを全力で手に入れてみせる男だって言う所を見せる。

そうだ、俺は森崎有三だ。欲しい物は何でも手に入れる。今欲しいのは世界一だ!
世の中には二種類の人種が居る。ナンバー1と、ナンバー2以下だ。
俺はナンバー2以下になるのは嫌だからここまで来た。そして今度もナンバー1になる!
ここも通過点に過ぎない。ワールドカップにヨーロピアンカップ。
バロンドールに…今年から設立されるFIFA最優秀選手賞ってのもあったな。それも頂きだ。

俺は森崎雄三だ!相手がブラジルだろうと何だろうと、必ず勝って、全てを手に入れる!)」



バーテン「こちらがお勘定になります」

森崎「おう…ん!?な、なんだこの値段!?ってそういやブラジルはインフレが激しいんだった…」

カサカサカサ…
チャリンチャリンチャリン…

バーテン「…大変失礼ながら、これでは足りません」

森崎「…チ、チームメイトから借りてくる…(ブラジルの金を持っていそうな奴…ゲッ、あいつしかいねえ!)」



翼「ふーん、いきなり来て何を言うのかと思えば…いいよ、ちゃんとインフレを考慮して返してね」ニヤニヤ

若林「プッククク…」ニヤニヤ

森崎「ぐ、ぐぐぐ…さ、サンキュー…(くっそぉおおおお!決勝戦前夜にこんなムカつく思いを〜〜〜っ!!)」

659 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/05/13(火) 10:05:30 ID:b7d0zvQo
上記5レスのコピペをお願いします。

660 :森崎名無しさん:2014/05/13(火) 10:23:17 ID:???
行ってきます

661 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/05/14(水) 00:08:37 ID:DMJOwuf+
〜大会25回目〜

何らかの玉を蹴る遊びは紀元前から世界の様々な場所で存在していたと言われるが、
現在サッカーと呼ばれる競技が正式に生まれたのは19世紀中期のイギリスとされている。

この競技はブラジルと日本には1870年代と言うほぼ同じタイミングで伝わったとされるが、
その後の発展の仕方は全く異なる物であった。



最初にブラジルにサッカーを広めようとしたのはイングランド留学帰りの一人のスコットランド人だったと言う。
まず上流階級にサッカーが広まり、1930年代から国技と呼ばれる程人気が高まっていき、
当時から世界屈指の強豪国と見なされていたもののワールドカップで初優勝を達成したのは
1958年のスウェーデン大会だった。その後1962年のチリ大会、1970年のメキシコ大会でも
優勝し通算三回の優勝で1991年の時点では旧西ドイツと並び最多優勝回数を誇る。

しかし1982〜1990年のワールドカップでは3回とも優勝はおろかベスト4にすら入れず、
“歴史と実績があり間違いなく強豪国だが、最近は低迷しつつある”といまいちな評価が
定着しかけているのが今のブラジルである。この現状をブラジルが良しとする訳もなく、
今回自国開催となったワールドユースで華々しく優勝し1994年ワールドカップでの復活に
繋げたいのは言うまでもない。ましてや突如現れた新興国にそれを阻まれるなどあってはならないのである。

662 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/05/14(水) 00:10:31 ID:DMJOwuf+
一方日本においては最初はイギリス人が日本にサッカーを持ち込み、体育の一環として全国に広がった。
しかしあくまで学生の教育の一環とされた日本サッカーは1917年に行った初の国際試合で
当時の中国とフィリピンに大敗する程脆弱だった。その後も基本的にサッカー弱小国とされたまま
第二次世界大戦の影響でサッカー文化が中断されてしまい、1968年のメキシコオリンピックで
銅メダルを獲得した事以外はまるで良い所がなく、1991年の時点で未だワールドカップには未出場である。

この取るに足らないアジアの弱小国と言う評価は今、驚天動地の勢いで全く別物に塗り変えられつつある。
1986年フランスで行われた第一回国際Jrユース大会でお客さんとして招待された筈の
日本がまさかの優勝を遂げたのだ。この時のチームのメンバーが主となって今回のワールドユースでも
アジア予選初突破、本大会初出場に飽き足らず決勝戦まで勝ち進んだ事によって
日本のサッカー文化も世界のサッカー勢力図も劇的に作り変えられつつある。



かたや復活を目指す誰もが認める伝統的な強豪国。

かたや世界で類を見ない程急速に成長した新興国。

これから数年のワールドサッカーの行方を左右するであろう決戦の日がついに来た。

663 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/05/14(水) 00:13:30 ID:DMJOwuf+
日本人記者達「ぐわーっ、なんて人ごみだ!?」「ホントにこの道でいいのかよ?」「人の流れに沿ってりゃ辿り着くだろ!」

日本サッカー協会関係者「ここも渋滞か…」「おいおい、三時間は余裕を見た筈なのに…」「これで間に合うのか?」

南葛関係者達「に、肉まんの波に押しつぶされるぅ〜…」「痛い痛い痛い!押されて体が痛い!」
「もう駄目、暑くて暑すぎて倒れる…」「やだ、折角持ってきた応援グッズが汗だらけ!」

この日のリオデジャネイオロは当事者の2国は勿論、世界各国から報道陣とサッカー関係者が押し寄せていた。
地球の反対側まで応援にかけつけた日本人達は筆舌に尽くし難い苦労をしながらマラカナンスタジアムに進んだと言う。

骨皮「よ、陽子しゃん、ただいま到着しました〜…」

陽子「ご、ご苦労様…大丈夫?もうすぐ選手達のバスが来るけど…」

骨皮「えっ、もうですか!?皆、急いで旗とか横断幕とか用意して!」

南葛関係者『お、おう!!』

賀茂「日本から来てくれたのは良いが、ちと危ない目に会わせちまったな」

片桐「サポーターが快適に応援できる環境作りも今後の重要な課題となりますね」

長野「旗よーし!」

岩見「幕よーし!」

小田「メガホンよーし!」

早苗「…うん、これで準備OKね」

664 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/05/14(水) 00:16:05 ID:DMJOwuf+
上記3レスのコピペをお願いします。

665 :森崎名無しさん:2014/05/14(水) 00:18:32 ID:???
行ってきます

666 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/05/15(木) 21:05:29 ID:Tp/GLA8M
ブロロロロロ…
プシュゥウウン。

森崎「よーし、着いた着いた…うおっ!?」

翼「!!!?!」

ワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!

一番先にバスのドアから降りた森崎を皮切りに、全日本ユースの選手達全員が応援団の盛大な歓迎を受けた。

長野「来た!森崎だ!うぉーい、久しぶりー!」
岩見「サプライズ計画は成功だな」
小田「うわー、凄いオーラを放ってるなー…」
大川「全日本ユース決勝進出おめでとう!」
小暮「森崎先輩!お久しぶりです!」
山田「もう一度世界一の日本を見せて下さい!」
剛田「アンタならやれる!やっちまえ!」
森崎父「す、すごい立場になっちゃったな有三…」
森崎母「我が息子とは思えない出世ぶりだわ…」

特に数が多く目立つのは南葛の関係者達で、彼らの多くが森崎に群がりながら
“世界を手にする日本の風雲児! 森崎有三”と書かれた横断幕をデカデカと見せつけてきた。

森崎「なんだこりゃ…あ、骨皮!お前の仕業か!」

骨皮「そうですよ!決勝戦になったら皆で駆けつけようって企画していたんです!」

667 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/05/15(木) 21:07:33 ID:Tp/GLA8M
A 「粋な事するじゃないか。皆、わざわざブラジルまで来てくれて有難うな」
B 「チェッ、照れるだろうが。こんな事されなくても俺は勝つぜ」
C 「皆、帰りは気をつけろよ。日本人はしばらく恨まれる事になるからな!」
D 「よう皆。南葛は今どうなってる?まだ日本一の座を保っているか?」
E 「親父…お袋…そんなにキョロキョロしないでくれよ、恥ずかしい…」

      http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1369149231/l50にて
            ☆2014/5/15 22:00:00☆ から投票期間を設けます。
    そこから  10  票カウントし、一番多く票が入った選択肢で続行します。引き分けの場合は
   その次の票をタイブレーカーに使います。尚、投票はageた書き込みのみを採用しています。

668 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/05/15(木) 21:14:17 ID:Tp/GLA8M
上記2レスのコピペをお願いします。

669 :森崎名無しさん:2014/05/15(木) 21:14:47 ID:???
行ってきます

670 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/05/16(金) 23:36:25 ID:9d5PSlbg
>C 「皆、帰りは気をつけろよ。日本人はしばらく恨まれる事になるからな!」

グッ。

予期していなかった応援団の登場に、森崎がサムズアップと共に返した答えは実に彼らしいものだった。

森崎「皆、帰りは気をつけろよ。日本人はしばらく恨まれる事になるからな!」

彼は日本が優勝しブラジル人の恨みを買う事になる、と豪語したのだった。

長野「お〜っ、優勝するから恨みをぶつけられない様にしろって意味か!」

岩見「確かに気性の激しいファンが暴動を起こす可能性もあるな」

小田「ハハハ、森崎らしいや…負けたらどうしようなんて考えないんだな…」

南葛市民「うぉー!」「カッコいいぞ森崎ー!」「きゃー!素敵ー!」

その強気の態度は好意的に受け止められた。
以前森崎とチームメイトだった者達はこの精神力の強さを良く知っており、
それに伴う横暴さももう直接被害を受ける事はない立場になると良い思い出に美化されたのだ。
勿論その横暴さを味わう機会が無いただのファンは単純に頼もしいとしか感じない。

ただ、この気の強さは決して遺伝による物ではないのだろう。

森崎父「お、おいおい、いいのかそんな事言ってしまって…」

森崎母「母さん、暴徒に乱暴されるなんていやよ!?」

513KB
新着レスの表示

掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50
名前: E-mail(省略可)

0ch BBS 2007-01-24