キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【行く風に】鈴仙奮闘記8【夏を知る】
1 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/08/07(水) 23:27:43 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品で、
東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。
内容は、東方永夜抄の5ボス、鈴仙・優曇華院・イナバがサッカーで師匠を超えるために努力する物語です。
また、ストーリーやカードの展開次第で、いくつかのキャプテン森崎のキャラクターも、
それぞれの思惑を持ちながら、幻想郷の住人との交流を通じてサッカーを極めていくことになるでしょう。
他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。
☆前スレ☆
【最強マモノ】鈴仙奮闘記7【決定戦】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1374154171/
☆攻略ページ(キャプテン森崎まとめ@Wiki内)☆
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/104.html
(※このスレの目標や今後の予定、ゲーム進行の流れなどが分かります。
過去ログもありますので、初めて来て下さった方は、一読すればより楽しめると思います!)
☆あらすじ☆
ある日突然幻想郷にやって来た外来人、アラン・パスカルと中山政男との出会いにより、
師匠、八意永琳に並ぶ選手になると決心した鈴仙・優曇華院・イナバ。
謎の向日葵仮面を紅魔館のメンバーと共に運よく撃破し、登り調子の鈴仙!
パスカルも来生との練習により、少しずつスキル習得のきっかけを掴もうとしているし、
鈴仙の脳内なようで脳内じゃない?不思議な試合のお陰があり、チームも少しずつだが強化されている。
そしてそんな折、輝夜がルナティックスメンバーでの旅行を提案!場所は妖怪の山にある、風光明美な温泉宿!
たまには皆でゆっくり温泉、卓球、そしてレジャーで羽を休めようじゃないか!
そんな輝夜のカリスマな提案の行方は、はてさてどうなる事やら…。
そして……もういいっ!……休め、タケシ……!!
148 :
森崎名無しさん
:2013/08/12(月) 20:07:00 ID:4wB1WFKk
C
149 :
森崎名無しさん
:2013/08/12(月) 20:07:18 ID:???
F、ギガデスフレアで証拠隠滅
150 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/08/12(月) 20:10:25 ID:sPlcdD/w
B:ザオラルを唱える事によって。
鈴仙「私だって――師匠から育てられた一人前の魔法使いよ! ここで…成功させて見せるわ!」
鈴仙は大陸でも一握りの者しか唱えられない大魔法に挑戦する!
鈴仙「ザオラルッ!!」
先着1名様で、
★蘇符「ザオラル」→! card★
と書き込んでください。マーク・数値で分岐します。
ダイヤ・ハート→カーモイオニーはいきかえった!
スペード・クラブ→カーモイオニーはいきかえらなかった!
JOKER・クラブA→何故かメガンテを唱えてしまった。
151 :
森崎名無しさん
:2013/08/12(月) 20:10:55 ID:???
★蘇符「ザオラル」→
クラブK
★
152 :
森崎名無しさん
:2013/08/12(月) 20:11:06 ID:???
★蘇符「ザオラル」→
ダイヤ6
★
153 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/08/12(月) 20:17:57 ID:sPlcdD/w
★蘇符「ザオラル」→ クラブK ★
スペード・クラブ→カーモイオニーはいきかえらなかった!
鈴仙「くっ……! やっぱり――私じゃあダメだって言うの!?」
鈴仙は自分の未熟さを呪い――そして温泉は無情にもホムワーツへ到着する。
鈴仙「さようなら、カーモイオニー。 私の初めてで、一番大切な…お友達」
鈴仙はカーモイオニーの事を二度と忘れないだろう。
引っ込み思案な自分を受け止めて、そして全力で接してくれたカーモイオニーの。
あの明るく、優しい笑顔を―――。
そしてホムワーツに到着すると、副校長のミカミナガル先生が挨拶をする。
ミカミナガル「我が魔法学校は4つの寮に分かれています。
ロベルントール、ミカミンクロー、ミハッエルパフ、そしてバルバスン。
貴女の組み分けはこの魔法のパンツが教えてくれます」
鈴仙「うわあ…緊張する! バルバスンはダメ、バルバスンはダメ……!!」
そして鈴仙の順番が回ってきた!その結果――。
A:全裸を重んじるロベルントールだった。
B:乱心を重んじるミカミンクローだった。
C:女装を重んじるミハッエルパフだった。
D:パンツを重んじるバルバスンだった。
E:私はいつまでも…永遠亭ルナティックスよーー!!(*本編に戻ります。2票決)
先に1票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
154 :
森崎名無しさん
:2013/08/12(月) 20:18:53 ID:8zwUun/g
B
155 :
森崎名無しさん
:2013/08/12(月) 20:30:05 ID:4wB1WFKk
D
156 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/08/12(月) 20:38:34 ID:sPlcdD/w
B:乱心を重んじるミカミンクローだった。
パンツ「ミカミンクロー!!」
イエアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!1!!
鈴仙「えへへ…やっぱり歓迎されるのは悪くないや」
グーヤ「私グーヤ・ホウラッイっていうの! 宜しく!! もうお前達若造には任せてられん!!」
灰色のレティ「私は専属のゴースト、灰色のレティよ!! もうお前達若造には任せてられん!!」
チョウ・モリ「俺はチョウ・モリ! お前の一個上だな! もうお前達FWには任せてられん!!(ガチで)」
ザルー・バヤシ「俺もミカミンクローだぜ! もうお前達妖怪とか妖精には任せてられん!!」
鈴仙「うわあ…皆明るくも楽しい良い人ばっかり! 恵まれてるなぁ……!」
157 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/08/12(月) 20:39:34 ID:sPlcdD/w
こうして楽しい魔法生活を送る鈴仙だったが。
ある日世界を征服しようとする悪の魔法使い・名前を言ってはいけないあのパンツが復活した!
鈴仙「ん…? あれは……?!」
そして鈴仙は偶然にも、彼と戦いを挑む者の末路を見てしまったのだ。
ツバサ・ビッグスカイ「ロベルット! 俺達が全裸を守るんだ!! エクスペクト・パトローナムドライブだァ!!」
名前を言ってはいけないあのパンツ「効かん! クロスアウトブロックだ!!」
バチイイイイン!!
ロベルット「うんにゃ! ヴァルバスート郷には魔法は効かん! あいつは禁じられた服――すなわちパンツを
穿いているせいで急所アタックが決まらんのじゃ!!」
ヴァルバスート郷「そういうことだ! 死ねッ、ツバサ!!」
ガキイイイイン!!
ツバサ・ビッグスカイ「うぎゃああああ!!」
ロベルット「おのれ〜卑怯な!!」
鈴仙「あれは悪の魔法使い…! 私も戦わなきゃ!!」
そして鈴仙は単身戦いを挑む。その結果―――。
A:鈴仙はヴァルバスート郷と相討ちになる…。
B:鈴仙は辛くも勝利を掴みとる…!
C:鈴仙は敗北するが…皆の意思がパンツを滅ぼす!
先に1票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
158 :
森崎名無しさん
:2013/08/12(月) 20:40:46 ID:FHiirwZA
B
159 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/08/12(月) 20:48:05 ID:sPlcdD/w
B:鈴仙は辛くも勝利を掴みとる…!
鈴仙「ええい、もうアンタ達ロベルントールには任せてられんわ〜!!」
グーヤ「あらあら。 あの子ったら、もう立派な私達の仲間ね」
ザルー「もうアイツに任せておいて充分だな」
鈴仙「私をここまで導いてくれたロベルット! 初めての親友だったカーモイオニー!
そして私を受け入れてくれたミカミンクローの皆の為にも、私は負けないッ!!
食らいなさい!乱符「猛御魔絵他値似歯間可背手御剣」(アンリミテッド・ミカーミ・ワークス)!!」
バシュウウン! バババッバババ!!!
ヴァルバスート郷「な…何だこの乱心の力は…! 俺様が負けるのか…!?
この大いなるパンツに守られし俺様が…負けるのか…!? グワアアアアアアアアア!!!」
バギュウウウン!!!
そして世界には平和が訪れた。そして19年後…。
A:鈴仙は夫のカーモイオニーと共に、9と3/4男湯で息子達の出立を見送る。
B:その後、鈴仙の姿を見た者はいない…。
先に1票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
160 :
森崎名無しさん
:2013/08/12(月) 20:57:14 ID:5aFuGAhg
B
161 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/08/12(月) 21:09:53 ID:sPlcdD/w
B:その後、鈴仙の姿を見た者はいない…。
鈴仙はその後、友人達の前から姿を消した…。
彼女は気づいていた。ヴァルバスート郷の呪いが自らを蝕んでいる事に…。
そして彼女は最期の場所として、ミカミンクローの寮であるロッカールームを選ぶ。
鈴仙「皆……私が居なくても……幸せになって、ね―――」
パリイイイン……!!
〜19年後〜
???「さて、出来た…!」
???は自作の小説の出来に自ら感心しつつも眺める。
カーモイオニー「どうしたのー? アナター?」
キラ・コーズィリー「小説を書いていたんだよ。 そして今出来上がった」
カーモイオニー「へぇ、 あの工業用アルコールを点滴してないと気が済まないアナタが珍しいわね?
と・こ・ろ・で? 久しぶりに……どう?」クネッ?
キラ「(くさっ……)読んでみてくれないかい?」
162 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/08/12(月) 21:12:08 ID:sPlcdD/w
カーモイオニー「うん…(テレテレ)で、どんな話なの?」
キラ「簡単にいうと……『とある少年少女が、非日常的な世界で頑張る話』かな?」
カーモイオニー「へぇー! じゃあ読んでみるわね…!」
カーモイオニーはパラパラとページをめくる。
カーモイオニー「うん! 凄くスピーディで読みやすくて、最期の死亡シーンとかビックリしちゃったわ!?
これ、タイトルはなんて言うの……?」
キラ「うん。 これは物語に出て来たとあるアイテムを引用して―――『デスノート』って名前にしようと思うんだ」
――――レイセン・イナッバー編 完 ――――
*偶にはと思い、読者参加型でバカゲーっぽくやってみました。最期のオチが尻切れトンボですみません…。
*最期まで参加してくれたお礼として、狂気度が少し上昇します。22→25
163 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/08/12(月) 21:15:55 ID:sPlcdD/w
鈴仙「ハッ!? ドリームか!?(にしては何時もより長かったわね…。で、温泉に入ろうとしてたんだっけ。
――まあ、当然女湯よね)」
鈴仙は「女湯」と書かれているのれんをくぐり抜ける。
鈴仙はするりと「女湯」ののれんを開けると、パスカル達と会話していた分もあってか、
子供のウサギ達はさっさと着替えを脱いですっぽんぽんになっており。
ウサギC「誰か〜、さうなでしりとり我慢大会しな〜い?」
ウサギD「ええ〜っ!? 私サウナとか暑いから一分も無理だよお……」
佳歩「いいじゃない! やるやる!!(さうなって良く分からないけど…これはまた体力を高めるチャンス!?)」
ウサギB「えっと、まずはコラーゲン風呂に入って、次に渓流風呂に入って……」
ウサギE「Bちゃん、裸になってまでパンフレットを読まなくても良いと思うけど……」
とは言ってもすぐに風呂に入ろうともせず、まずは非日常的空間での皆とのはしゃぎ合いを楽しんでいる様子。
慧音「――っふう。 夏は暑いから服が蒸れて困るよ…」
妹紅「そうねぇ。 私は何時だって熱いけど(――あれ? 何か慧音と私とで色気度的に差を感じるような…?)」
永琳「姫様、まずは髪を結びましょう」
輝夜「ありがと、えーりん」
その一方で、大人(?)達は比較的ゆったり着替えているようであり、鈴仙も今から急いで着替えれば
遅くはならなさそうな様子である。それを見て一安心して、ブラウスのボタンを外していく鈴仙。
鈴仙「なんだか周りに人が居ると…ちょっとした衣擦れの音でも気になっちゃうわね」
164 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/08/12(月) 21:19:04 ID:sPlcdD/w
てゐ「戦闘力チェックはしないの、鈴仙ちゃ〜ん?」
下着まで粗方脱ぎ終わったところで、子供と同じく(見ためは確かに子供だが…)既にすっぽんぽんになっていた
てゐによる邪魔な横やりが入ってくる。その目は何と言うかもう世俗的であり。
こうした場でハッスルするのは姫様だけじゃなかったんだと鈴仙は思い出す。
鈴仙「アンタじゃないんだから、そんな事しないわよ…」
ふう、とため息をつき、相棒の相変わらずの様子に肩をすくめる鈴仙。
止めたかったが…多分てゐとしても、ある意味自分がこうした役割をすることに誇りと責任を持っているのだろう。
こういうキャラが居ないと女子会が盛り上がらない、誰もやらないのであれば自分がやらねば、と。
鈴仙「大体、それを知っても一文の得にもならないでしょうに……」
てゐ「ま〜ったく。 分かってないねぇ、鈴仙ったら」
鈴仙「はいはい、どうせ真面目ちゃんな私にゃわかりませんよーだ」
鈴仙は無視を決め込んで、さっと残りの衣服を籠に入れて風呂にお邪魔する事にする。
165 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/08/12(月) 21:24:56 ID:sPlcdD/w
温泉の中はこんもりとした湯気に覆われており。
広々とした室内の大浴場中をびっしりと包み込んでいた。
鈴仙「うわっ…屋内だけでも広いわね! これなら渓流風呂なんて行かなくても全然遊べそう!」
てゐ「ねぇねぇ鈴仙! 一緒にあのスライダー乗ろうよ! あのスライダー!!」
鈴仙「絶対悪い事考えてるだろうから却下。 アンタが一人で行きなさい。ウサギ達の監督しつつね」
てゐ「むー…疑り深いなぁ…」
鈴仙「(んー…。確かに子供向けだから、子供のウサギ達とは交流出来そうだけどねぇ。
やっぱり師匠や姫様も言ってた渓流風呂にも行ってみたいし―――どうしようかな?)」
A:渓流風呂に行ってみる。
B:ビタミン風呂に行ってみる。
C:コラーゲンの湯に行ってみる。
D:電気風呂に行ってみる。
E:温泉スライダーに行ってみる。
F:サウナに行ってみる。
G:地底源泉の湯に行ってみる。
H:もう温泉から出る。
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
*あと2回まで行動できます。
166 :
森崎名無しさん
:2013/08/12(月) 21:26:36 ID:8zwUun/g
A
167 :
森崎名無しさん
:2013/08/12(月) 21:28:07 ID:OaPfJK3o
A
168 :
森崎名無しさん
:2013/08/12(月) 21:30:01 ID:???
こんな短いスパンであんなカオスな話作っちゃうなんて
これが狂気か
169 :
森崎名無しさん
:2013/08/12(月) 21:34:47 ID:???
この速さで面白い話作っちゃうからすごいですよね。
170 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/08/12(月) 21:43:20 ID:sPlcdD/w
A:渓流風呂に行ってみる。
鈴仙「姫様も行くって言ってたし。 渓流風呂ってのに行ってみましょうか!」
鈴仙は大浴場の左手にあるガラスの戸をガラリと開けて、暫く檜作りの廊下を抜けて――。
そして目的の渓流風呂に到達する。
鈴仙「すごい…!」
鈴仙はその風呂の様子に思わず息を飲んだ。
せせらぎの流れる川のほとりと温泉とがすぐ一体となっており。
それなりの深さのある湯と川を隔てるものは積んである石のみ。
本当に自然の中に繰り抜かれた形になっているため、四方は完全に森と小川のみとなっている。
鈴仙「それで、温泉自体も結構広いのよね…。 深さ的に寝転がられるような場所もあるし、
こりゃあ最高だわ。 ただ、ちょっと覗きが怖いけど―――まさかこんな所に来る訳もないしねぇ…」
そうして鈴仙が寛いでいる内に―――。
先着1名様で、
★温泉天国→! card★
と書き込んでください。マーク・数値で分岐します。
ダイヤ→スペード・クラブ+小町「ふいーっ。 極楽極楽」先客がいた!
ハート→スペード・クラブ+にとり「いやぁ、我ながら良い温泉作ったもんだ…」先客がいた!
スペード・クラブ→輝夜と永琳が発言通りにやってきた。
クラブA→中里「フヒヒヒ! そこそこの妖力がありかつ身のこなしの素早い拙者にとって、ここは穴場でござるよ!」
JOKER→クラブA+永琳「……」バシュッ! ゴオオオオオ!! 中里、再起不能(リタイア)!
171 :
森崎名無しさん
:2013/08/12(月) 21:44:37 ID:???
★温泉天国→
スペードK
★
172 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/08/12(月) 22:01:12 ID:sPlcdD/w
★温泉天国→ スペードK ★
スペード・クラブ→輝夜と永琳が発言通りにやってきた。
残念ながら先客には会えなかったが…。
輝夜「おっ、イナバも来たわね! 私のアドヴァイス通りに!」
永琳「良い風景ね。 正直、誇大広告かと思っていたわ」
鈴仙「あっ…師匠、姫様!」
鈴仙は夕食時の会話通りに、永琳と輝夜に合流する事に成功する。
輝夜「ふう……何時ものお風呂だって悪くないけど。 やっぱり温泉ってのは別格ねぇ…!
何と言うか使い古した表現かもしれないけど、魂の洗濯って感じがするわ!」
永琳「そういえば最近仕事尽くしで、あんまりのんびりお風呂に入る機会ってなかったわねぇ…」
鈴仙「(姫様や師匠も、色々あるのかしらね…。 折角だから何かお喋りしようかな?
それとも邪魔せず、のんびりした方がいいかしらね…。
ノンビリしたら、瞳に溜まっている狂気も良い感じで抜け落とせるかもしれないし)」
A:輝夜が風呂好きな理由について。
B:輝夜が難題をサッカーで使用しない理由について。
C:永琳が最近多忙な理由について。
D:永琳が作れそうな、サッカーに役立つ薬について。
E:あちらが話題を振ってくれるのを待つ。
F:静かに心を安らげる事に集中する。(狂気度が-
5
されます)
G:その他 自由選択枠
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
173 :
森崎名無しさん
:2013/08/12(月) 22:03:04 ID:1SjGQXnk
C
174 :
森崎名無しさん
:2013/08/12(月) 22:03:32 ID:OaPfJK3o
C
175 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/08/12(月) 22:18:31 ID:sPlcdD/w
C:永琳が最近多忙な理由について。
鈴仙「師匠…! そんなに忙しかったんですか!?」
永琳「ええ、まあね。 何といっても最近―――」
永琳は少し憂鬱げにため息をつきつつ、鈴仙に語りかける。
先着1名様で、
★ワーカホリックえーりん→! card★
と書き込んでください。マーク・数値で分岐します。
ダイヤ・ハート→「人里が荒れて止まないからねぇ。 怪我人が多くて多くて…」
スペード・クラブ→「流行病があってねぇ。 病人が多くて多くて…」
クラブA〜6→「あんたが練習ばっかりで、私の手伝いをしないからでしょうが、ウドンゲェ…!」鈴仙「や、やぶへびっ!?」
JOKER→「皆の能力を飛躍的に向上させる薬を開発していたからね」
176 :
森崎名無しさん
:2013/08/12(月) 22:18:50 ID:???
★ワーカホリックえーりん→
ハート7
★
177 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/08/12(月) 22:34:00 ID:sPlcdD/w
★ワーカホリックえーりん→ ハート7 ★
ダイヤ・ハート→「人里が荒れて止まないからねぇ。 怪我人が多くて多くて…」
永琳「最近、人里でストリートバトルが流行っているらしいわよ、ウドンゲ」
鈴仙「えっ…そりゃあまた物騒ですね。 でもどうして?」
永琳「やっぱり最近から続く天災とかで、皆の気が立っているというのもあるみたいね。
普段はサッカーとかでフラストレーションも解消するようだけど、最近はそれだけでも行かないらしくて。
―――それと、最近は強い人間も増えて来たらしいわね」
鈴仙「強い人間? 巫女とか白黒魔法使いとか…あの類ですか?」
永琳「それが――普通の人間。 何の巫力も妖力も魔力もない、本当に普通の人間が」
永琳がそこまで説明をしてくれた事で、鈴仙はその多忙の原因の一端を担っている人間の正体を理解する。
鈴仙「まさか。 ―――日向とか来生君とか。 あの手の子達ですか?」
永琳「ご名答よ、ウドンゲ。 最初はそれこそ巫女とか一部の妖怪限定の戦いだったのが、
その子達が乱入して、時たま勝っちゃうものだから、余計にストリートバトル人気に火が着いちゃったみたいで。
今や妖怪だけでなく、人間達すら力を磨いているわ」
鈴仙「うーん…そんなに世紀末な状態だったんですね……」
永琳「とは言っても、大体は最低限のマナーは持ってるみたいだから、無関係者が襲われたり
人里が荒廃したりにはならないでしょうけどね。 ただ、そんな流行があるって話よ」
鈴仙「成程…(――と言っても、私に出来る事もすべき事もそんなに無いのかしらね。
ただ…人間だからと言って舐めてかかると痛い目に合う程強いヤツが居る。 これだけは覚えときましょ)」
*永琳評価値が少しだけ上がります。24→25
178 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/08/12(月) 22:36:51 ID:sPlcdD/w
そうして幾ばくかの会話を終えた鈴仙達は、再び静寂の中で、それぞれに温泉を楽しむ。
鈴仙は、その中で次の行動予定を考えていた。
鈴仙「(姫様達はまだまだ出る気配がないわね…。 私はどうしようかな?
折角だから色んなトコに行ってみたいんだけど―――。
時間が経ってるから、皆が居る場所については変わってはいるかもね。
ただそこは行ってみないと分かんないから、感性で行ってみましょうか。 次は――)」
A:渓流風呂に留まる。
B:ビタミン風呂に行ってみる。
C:コラーゲンの湯に行ってみる。
D:電気風呂に行ってみる。
E:温泉スライダーに行ってみる。
F:サウナに行ってみる。
G:地底源泉の湯に行ってみる。
H:もう温泉から出る。
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
*あと1回まで行動できます。
179 :
森崎名無しさん
:2013/08/12(月) 22:43:20 ID:5aFuGAhg
F
180 :
森崎名無しさん
:2013/08/12(月) 22:44:29 ID:1SjGQXnk
G
181 :
森崎名無しさん
:2013/08/12(月) 22:44:47 ID:4wB1WFKk
D
目指せ隠れM補正
182 :
森崎名無しさん
:2013/08/12(月) 22:45:12 ID:o9Ki0H0E
G
183 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/08/12(月) 23:05:30 ID:sPlcdD/w
G:地底源泉の湯に行ってみる。
鈴仙「(う〜ん…折角だから効能のありそうなトコに入ってみたい所だけど…)」
鈴仙はそう考えながら大浴場をうろついて。
鈴仙「(あっ…これが噂の地底から引いてきたって温泉かしら?)」
浴場の隅にこじんまりと位置する温泉に注目する。
鈴仙「(温泉なら博麗神社の巫女の所にもあるでしょうけど…ここの温泉は大丈夫なのかしら?)」
鈴仙は温泉前に書かれている札を読んでみる事にした。
その札には手書き感溢れる達筆な文字でこう書かれている。
〜地底温泉・源泉〜
地底で名高い『地霊温泉郷』より許可を得て、遥か地下○○○メートルの旧都より汲んできた温泉です。
源泉は人間の肌には濃すぎる危険性があるので、当温泉では濃度を2.5倍に希釈しております。
それでも人間・妖怪問わず高い保湿・保温効果や健康増進や筋力増強に効果があると言われています。
鈴仙「成程、確かに効果が強そうな気がするわね!(薄めてある理由がなんか言い訳がましいけど……)
――それなら、ちょいと試しに……」
鈴仙は掛け湯をしてチャプンと四角い浴槽に肩までつかる。
184 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/08/12(月) 23:07:53 ID:sPlcdD/w
鈴仙「(うわっ! さっきの温泉と違って結構強い硫黄やら鉄やらの匂いがしてるわね!
これで薄めてあるのなら、確かに丁度良いのかも……)」
果たして、鈴仙に表記通りの効果が表れたのだろうか―――?
先着1名様で、
★のんびり温泉→! card★
と書き込んでください。マーク・数値で分岐します。
ダイヤ絵札→丈夫になれた気がする! 最大ガッツ+20、次の試合のみ、怪我を一回無効化!
ダイヤ→少しだけ丈夫になれた気がする…? 次の試合のみ、怪我を一回無効化!
ハート・スペード・クラブ→特に無かった。
JOKER→とても丈夫になれた気がする! 最大ガッツ+20、スキル・けがしにくいを入手!
185 :
森崎名無しさん
:2013/08/12(月) 23:09:00 ID:???
★のんびり温泉→
クラブ6
★
186 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/08/12(月) 23:18:00 ID:???
温泉に行ったけど、あまり効果が無かった…。
―――といった所で、少し早いですが今日の更新はここまでにしようと思います。
あまり旅行イベントが間延びしてはテンポが悪いと思いますので、
今週中には終了させる! …のを目標としています(汗)
>>168-169
お褒め頂き本当にありがとうございます!
だだ滑りしていると思っていたのでちょっと安心したりもしています(爆)
結構カオスというか勢い任せ的な展開を書くのは好きですので、本編の邪魔になり過ぎないよう、
これからも息抜き半分に書かせて頂く事になるかもしれませんw
それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。
187 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/08/13(火) 20:43:58 ID:qZOqAfxM
こんばんは。今日も更新をはじめて行きます!
――――――――――――――――――――――
★のんびり温泉→ クラブ6 ★
ハート・スペード・クラブ→特に無かった。
鈴仙「(まあ……普通に良いお湯、って感じね……)」
鈴仙は手ぬぐいを頭に載せて(兎耳は脱衣籠に突っ込んである)のんびりと湯につかる。
鈴仙「(誰か来ないかな……でも、端っこだし狭いからあんまり来ないかもねぇ…)」
他に誰か入って来るのかなぁ…、と鈴仙は周囲を見渡していると―――?
先着1名様で、
★誰か来るかな?→! card★
と書き込んでください。マーク・数値で分岐します。
ダイヤ→誰か知り合いが来たようだ。 それは…(さらに分岐)
ハート→てゐがやってきた。
スペード・クラブ→特に知り合いもおらず、ゆっくりと浸かった。
JOKER→一方その頃男湯では……? 中山「お、お前は……
医師仮面
じゃないか!?」
188 :
森崎名無しさん
:2013/08/13(火) 20:44:57 ID:???
★誰か来るかな?→
ダイヤ5
★
189 :
森崎名無しさん
:2013/08/13(火) 20:45:07 ID:???
★誰か来るかな?→
ダイヤ9
★
190 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/08/13(火) 20:56:41 ID:qZOqAfxM
★誰か来るかな?→ ダイヤ5 ★
ダイヤ→誰か知り合いが来たようだ。 それは…(さらに分岐)
鈴仙「(ん……? あれは知り合いかしら…?)」
湯けむりの奥に、永遠亭ルナティックスのメンバーでは無い誰かが歩いているのが見える。
どこかで会った事のあるような…? と鈴仙が訝しげに見つめていると、
彼女もどうやら地底温泉の湯が目当てだったようで、湯船にちゃぽんと入って来た。
鈴仙「(あの人は……)」
その人物の正体は――?
先着1名様で、
★誰かな誰かな?→! card★
と書き込んでください。マーク・数値で分岐します。
ダイヤ→小町「あ〜っ。 この硫黄の匂いが溜まらんねぇ〜♪」鈴仙「合ってるわね、温泉……」
ハート→星「久しぶりですね鈴仙!」鈴仙「えっ、星? どうしてここに?」
スペード→チルノ「あついっ…! まるで溶けるようね…!!」鈴仙「(何でホントに溶けないんだろう…?)」
クラブ→幽香「あら、貴女は……」鈴仙「き、気まずい…」
クラブA→謎の向日葵仮面「うあ〜温泉は良いわねェ! 生き返るわァ!?」
JOKER→魔理沙「…お邪魔するぜ、うどんげ」鈴仙「ま、魔理沙じゃない…!?」
191 :
森崎名無しさん
:2013/08/13(火) 20:57:46 ID:???
★誰かな誰かな?→
スペード2
★
192 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/08/13(火) 21:09:45 ID:qZOqAfxM
★誰かな誰かな?→ スペード2 ★
スペード→チルノ「あついっ…! まるで溶けるようね…!!」鈴仙「(何でホントに溶けないんだろう…?)」
鈴仙「アンタは――チルノじゃない! 貴女も温泉旅行?」
久しぶりに。しかも思わぬ場所で会った相手を見て、鈴仙は思わず声を掛けてしまう。
チルノ「ん? アンタは……うどんげね! 前に魔理沙が話してたから覚えてたわ!」
鈴仙「(えっ、まさか一発で名前を当てられるなんて…)」
ここは名前を覚えられないという御約束的な展開が来ると確信していた鈴仙は何故か拍子抜けしてしまう。
チルノ「ここは窓が空いてるから、妖怪の山で遊んでた後にたまに寄ってるのよ!
あたいの為にこんな温泉を用意してくれるなんて、あたいったら、VIPスターね!!」
鈴仙「(アンタの為じゃないわよ! とんだ無銭入浴じゃない!! …っていうか結界は妖精には通用しないのね。
まあ、別に子供が紛れ込むくらいは許容、って感じなのかしら。 思ったよりは大らかな経営なのかも。
――この子と会うのもひさしぶりだから、何か話してみようかしら?)」
A:最近の妖精大連合について聞いてみる。
B:最近の来生について聞いてみる。
C:前に魔理沙が鈴仙の事を何と話していたのか聞いてみる。
D:他の友達は来ていないのか聞いてみる。
E:どうして溶けないのか聞いてみる。
F:その他 自由選択枠
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
193 :
森崎名無しさん
:2013/08/13(火) 21:10:14 ID:5aMLPeX6
C
194 :
森崎名無しさん
:2013/08/13(火) 21:12:56 ID:bGGQhbLo
C
195 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/08/13(火) 21:45:52 ID:qZOqAfxM
C:前に魔理沙が鈴仙の事を何と話していたのか聞いてみる。
鈴仙「(あの魔理沙が私の事をチルノに? こりゃあ気になるわね…)」
正直言って、魔理沙と鈴仙の個人的な人間関係はあまり濃いとは言えない。
異変後の宴会で顔を良く見合わせていたり、いつぞやの地震騒ぎでは異変の調査で軽くやり合ったり…。
そうした意味での付き合いはないではないし、サッカーの試合でも良く敵として対戦をしていたのだから
別に他人当然とまでには行かないが――それでも何となくギクシャクするような感じはある。
鈴仙「(魔理沙かぁ…普段のイメージだとバカにされてそうだけど――どうなんだろう?)」
魔理沙に対してどちらかと言うとあまり良い印象を持っていなかった鈴仙。
チルノ越しとは言えそんな彼女が自分の事をどう思っているのかは、正直気になる所ではあるが――。
チルノ「えっと、確か―――う〜んと……」
果たして、その情報はチルノのキャパシティ頼りで得られる程度の物なのか…?
先着1名様で、
★魔理沙と鈴仙→! card★
と書き込んでください。マーク・数値で分岐します。
ダイヤ→「何か確か、『凄いヤツ』だって!」
ハート・スペード→「……覚えてない」
クラブ→「何か確か、『凄いヤツ(ピンゾロ的な意味で)』だって!!」
クラブA→チルノ「この間寝込みを襲われて、試合に遅刻したって言ってたわ! あんたってば、ケダモノね!」
鈴仙「違う違う! 私かもしれないけどそれは違う!! 他兎の空似!!」
JOKER→「確か……」
196 :
森崎名無しさん
:2013/08/13(火) 21:50:41 ID:???
★魔理沙と鈴仙→
ハート8
★
197 :
森崎名無しさん
:2013/08/13(火) 21:50:41 ID:???
★魔理沙と鈴仙→
ダイヤ6
★
198 :
森崎名無しさん
:2013/08/13(火) 21:50:44 ID:???
★魔理沙と鈴仙→
スペードA
★
199 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/08/13(火) 22:29:25 ID:qZOqAfxM
★魔理沙と鈴仙→ ハート8 ★
ハート・スペード→「……覚えてない」
鈴仙「――やっぱり」
チルノ「なにィ!? 今あたいを馬鹿にしたなー!?」
期待通りの反応を見せるチルノに、鈴仙は極めて冷静になれた。
それでも鈴仙の名前を覚えていたのだから、来生よりは余程マシなのかもしれないが…。
鈴仙「まあ、いいわ。 それより折角だし、もっと色々聞かせて頂戴な。 練習の調子とか――」
それでも鈴仙はチルノの事を単なる馬鹿では無く。真っ直ぐなひた向きさを持った少女と評価していたし、
自分の目指すべき姿に重なる部分も多くある。だから親交を深めて行きたいと思い声を掛けたのだが――。
チルノ「おおっと、そこまでね! アンタ達はあたい達のチームのライバルなのよ!
敵同士が言葉でデレデレ馴れ合うのはここまで! 互いの言葉は試合で! ボールを通じて語り合うべき!
うおおお、燃えてきたわーーーー!!!」
鈴仙「チルノ……貴女……」
チルノはその手を払いのける。彼女とて、いや、彼女だからこそ、そのプライドは高く。
決して単純な馴れ合いを望まない。いかに鈴仙達ルナティックスメンバーが否定しても、
あの日の練習試合で妖精大連合を破った以上、彼女達にとっては立派な『ライバル』なのだ。
だからこそチルノは顔を赤らめて高らかに宣言して、叫びを上げて……―――。
ピチューン!!
鈴仙「のぼせちゃったのね……」
一回休みとなる。その生粋の無鉄砲さは相変わらずだった。
*チルノの評価値が上がりました。
200 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/08/13(火) 22:30:26 ID:qZOqAfxM
【初日・夜A・卓球大会】
鈴仙「(いけない、ちょっと浸かり過ぎちゃったわね! 折角コーヒー牛乳をグイッとしたかったのに…。
次はもう少し早く上がって、ゆっくりするのも良いかもしれないわね)」
チルノと会話している内に、気が付くと周囲のメンバーの殆どが大浴場から上がっており、
卓球大会に備えて浴衣に着替えているようだった。
鈴仙もそそくさと身体を拭き、髪の毛を乾かして兎耳を装着し…ちょっぴりブカブカな浴衣に袖を通す。
鈴仙「(慣れると良いけど、浴衣って最初の方は凄くスースーしてて、どこか見えてないか気になるのよねぇ…)」
それでも心配するなと、鈴仙はタッタカ浴槽から上がり、そのすぐ隣の遊戯場に駆ける。
その努力が報われたのか。鈴仙は集団の中でも真ん中の方と大変空気を呼んだ順番で合流する事ができた。
慧音「おいおい、慌て過ぎだぞ、鈴仙? 今日はオフの日なんだ。
そこでも仕事みたく気を張ってしまってはメンタルを病んでしまうぞ」
妹紅「そういう慧音、貴女も。 いっつも先生してる時みたく、緊張してる感じだよ?」
慧音「私は良いんだ。 生まれつきの性分だからな」
ははは、と笑う慧音に眉をしかめてそれを見る妹紅。
いつもの彼女達の様子を見るとどちらかというと逆のイメージがあった為に、鈴仙には新鮮に映る。
201 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/08/13(火) 22:31:26 ID:qZOqAfxM
てゐ「あ、鈴仙! 今日は審判宜しく!!」
鈴仙「何でそうなるのよ…」
てゐ「だって鈴仙、知ってた? 今日ここに来たメンバーは13人。卓球をダブルスでやると考えたら―――その結果は一つよ」
鈴仙「まさか……想起『体育の授業』だって言うの!?」
パスカル「タイクの授業? 何だいそりゃ?」
中山「――いや、パスカルは知らなくて良いと思うぞ。 多分お前には関係のない話だ……」
そうしててゐやパスカルに中山も含めて雑談をしている内に、少し送れて輝夜と永琳が。
そこからもう少ししてウサギ達の一団が元気よく現れる。
ウサギC「さーっ! さーっ!!」
佳歩「ウサギCちゃん…その掛け声何?」
ウサギC「え? 外の世界で最も卓球の出来る者にのみ許された掛け声じゃないの〜?」
ウサギB「ウサギCちゃんって、変な事に対して凄く物知りだよね…」
輝夜「さて、皆揃ったようね。 カンシンカンシン!!」
永琳「私が姫に代わってルールを説明するわ」
そうして永琳が卓球大会のルール(とは言っても簡単なものだった。 ルールはダブルス。
2つの卓球コートでトーナメント方式で行われる。 能力を使いまくって勝つのは反則だが、少しは許容、etc...)
を説明する。そして最後に永琳が全員に卓球のラケットを渡しながら。
202 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/08/13(火) 22:32:30 ID:qZOqAfxM
永琳「それじゃあ、好きな人と二人組みになりなさいな。
余った人は……まあ、きっと上手く行くから。 …だから安心して声を掛けなさい」
少しだけ含みを持たせた永琳の猫撫で声を合図にして、チーム決め合戦が始まる。
鈴仙「(よ…よし!! 私も行くわよ! 誰と組もうかなぁ……)」
鈴仙がパートナーとして選んだ人物は。
A:「師匠! 私とペアになってください! 月人師弟コンビの力、見せ付けてやりましょう!」
B:「姫様! 私とペアになりましょう! 狂気の姫と狂気の瞳で、まさにルナティックスです!」
C:「てゐ! 私とペアになりましょ。 月のイナバと地上の因幡でパワー2000万倍よ!」
D:「佳歩! 私とペアにならない? 最強2トップを見せてやるのよ!!」
E:「パスカル君! 私とペア組みましょうよ! 何か波長が合ってる気がするし!」
F:「中山さん! 私とペア組みましょうよ! これで安心中山さん、よ!!」
G:「慧音さん! 私とペア、組んでみません? 折角の場だから、異色のコンビも面白そうですし!」
H:「妹紅! 私とペア組みましょう! 妹紅の光?と私の闇?が合わさって最強に見えるわ!」
I:その他 名無しウサギやカーモイオニー等と組みたい場合はこちらで
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
*全てのキャラについて判定があります。難易度は鈴仙との関係や評価値等により変化します。
203 :
森崎名無しさん
:2013/08/13(火) 22:33:14 ID:MrivhFK2
F
204 :
森崎名無しさん
:2013/08/13(火) 22:34:28 ID:aFmq/ByI
F
205 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/08/13(火) 22:48:02 ID:qZOqAfxM
F:「中山さん! 私とペア組みましょうよ! これで安心中山さん、よ!!」
中山「お、おう――(何だそのキャッチフレーズみたいな表現は……)」
鈴仙のハイテンション(?)な呼びかけに少しだけうろたえる中山。
中山は鈴仙の事を高く評価しているし、個人的な好感も高いのだが…。
中山「(う〜む。 ここは男同士気兼ねなく出来そうなパスカルと組もうと思っていたんだが…)」
未だに女性慣れしていない初心な中山に対して、鈴仙の勧誘は意外とハードルが高かったのだ。
中山は少しだけ腕を組んで……。
先着1名様で、
★中山を勧誘(?)→! card★
と書き込んでください。マーク・数値で分岐します。
ダイヤ・ハート→「(まあ、鈴仙さんだし、未だに気を揉む相手じゃあなかろう)――それじゃあ、宜しく頼む!」
スペード・クラブ→「済まないな鈴仙さん。 パスカルと組もうと思ってたんだ」
JOKER→ダイヤ・ハート+中山「すまん、ちょっと待ってくれ…本気を出させて貰おう」ガチャン!
ウサギC「うわっ! この腕のミサンガ100キロある!? 今までこれでサッカーを!?」
206 :
森崎名無しさん
:2013/08/13(火) 22:49:27 ID:???
★中山を勧誘(?)→
スペード6
★
207 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/08/13(火) 23:01:25 ID:qZOqAfxM
★中山を勧誘(?)→ スペード6 ★
スペード・クラブ→「済まないな鈴仙さん。 パスカルと組もうと思ってたんだ」
鈴仙「ありゃっ、そうだったの。 ごめんね、邪魔しちゃって…」
中山「いや、良いんだよ。 それよりこっちこそ、気を揉むような態度を見せてしまって済まない」
極めて紳士的に中山の誘いを断る鈴仙。断りはされたが、別に他意はあるようではない様子で、
鈴仙もそこまで気にはしない。気心の知れた友人とは、必ずしも常につるみ続ける必要はないのだ。
鈴仙「(しかしとなると、まだまだ人が余っているかどうか…)」
ただし、それでも鈴仙が孤立する危険性は残る。
周囲を見ると結構なメンバーが早々にペアを結成しているようだった。
慧音「――一緒にやってくれないか、妹紅?」
妹紅「当然。 私も最初っから慧音しか考えて無かったよ」
人里FCの仲良しコンビ、慧音と妹紅は一番にペアを作っていたし。
輝夜「えーりん。 私達の力を見せてやるのよ」
永琳「了解しました、姫」
その次には輝夜と永琳の蓬莱主従コンビがペアを結成する。
208 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/08/13(火) 23:03:24 ID:qZOqAfxM
てゐ「あれ〜? 鈴仙ちゃん振られちゃったの〜?」
鈴仙「むかっ。 そういうアンタだって一人なんじゃないの?」
てゐ「……そ、そうだけど。 別に私にゃ鈴仙ちゃん以外にも居るし〜♪」
鈴仙「(――本当に素直じゃないわね、こいつ……! でも――どうしようかしら?
てゐが一番無難な気がするけど、いつも通りっちゃそうだし。
佳歩とか名無しウサギ達もまだ迷い中みたい…だけどDちゃんとEちゃんは結成一歩間際、って感じね。
となるとここは……)」
A:「しょうがないわねぇ。 組みましょうか、てゐ」
B:「佳歩! もし決まってないなら一緒にやらない?」
C:「Bちゃん! 私で良ければ…一緒にやらない?」
D:「Cちゃん! 私はアンタの才能に賭けるッ!」
E:「ええい! こうなったら私の召喚術(周りの客を巻き込む)を見せてやるわ!」
F:その他 自由選択枠
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
*一部のキャラについて判定があります。難易度は鈴仙との関係や評価値等により変化します。
209 :
森崎名無しさん
:2013/08/13(火) 23:09:18 ID:xul11f6c
A
210 :
森崎名無しさん
:2013/08/13(火) 23:10:14 ID:aFmq/ByI
A
211 :
森崎名無しさん
:2013/08/13(火) 23:10:24 ID:8sfVUDko
C
212 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/08/13(火) 23:33:44 ID:qZOqAfxM
A:「しょうがないわねぇ。 組みましょうか、てゐ」
てゐ「(ホッ……)しょ、しょうがないなあ、鈴仙ったら! ま、私があの手この手で
ちょちょいと優勝を導いてやるウサ〜♪」
鈴仙「(今内心ホッ…、とか思ってたわね、てゐ。 アンタにゃ私の事がお見通しかもだけど、
私だって付き合いが長いんだから、誤魔化されないわよ…!)」
そして、鈴仙とてゐがいつもの悪友コンビを結成しているのと同時期に。
ウサギD「い、Eちゃあん……」
ウサギE「分かってる、分かってる。 私はいつでも、貴女と一緒よ」
ウサギDとウサギEがいつもの仲良し姉妹?コンビを結成していた。
そして残ったのはウサギB、ウサギC、そして佳歩となるのだが……。
ウサギC「んじゃやろっか、Bちゃん」 佳歩「(ど、どうしよう…! 私には二人の内どちらかなんて選べないよ…!
だってここがもし難破寸前の豪華客船で、
ウサギB「う、うん…(大丈夫かな、佳歩ちゃん…)」 二人の内どちらかしか助けられないってなったら…。
い、嫌だよ皆! 死なないでェー!?)」
永琳「じゃあ余りは佳歩ね」
佳歩「えっ…い、何時の間にーー!?」
213 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/08/13(火) 23:35:09 ID:qZOqAfxM
佳歩が何やら色々考えている内にあぶれてしまうのだった。
思わず涙目になってしまう佳歩だったが…永琳はしっかりと余りについて考えていた。
永琳「大丈夫よ、佳歩。 実は、私と姫様が事前にお客さんから一人。
一緒に卓球をやってくれる人を呼んでおいたのよ」
佳歩「えっ…ほ、本当ですか…!? でも私、顔見知りしちゃうよぉ……」
輝夜「そこら辺もきっと大丈夫。 子供好きで、とっても優しい人だから。ニューイナバ(佳歩)もすぐに慣れると思うわ」
佳歩の頭をそっと撫でて励ます輝夜。そうしている内に―――。
??「やあ、今日は宜しくお願いしますね」
輝夜と永琳の呼びつけたリザーバーが現れた。
先着1名様で、
★14人目の選手→! card★
と書き込んでください。マーク・数値で分岐します。
ダイヤ→星「ふふっ! 私のアブソリュートスマッシュで皆イチコロですよ、ナズーリン!」
ナズーリン「(ご主人、卓球のルール知ってたっけなぁ…?)」鈴仙「(あ、星だ!)」
ハート→小町「へっへ〜。 この温泉大王の卓球を見せてやんよ!」鈴仙「(温泉と卓球って必ずしも関係ないような…)」
にとり「くう〜っ、やっぱ風呂上がりはきゅうり味のビールに限るねぇ〜!!」
スペード→反町「よし、頑張るぞー!」穣子「きゃあ〜! がんばれがんばれ一樹く〜ん!」鈴仙「(イラッ☆)」
クラブ→大妖精「あの…その…今日は宜しくお願いします!」チルノ「がんばれー大ちゃん!」
鈴仙「(子供好きってか子供じゃない……)」
クラブA→ロリ・コンナンデス「佳歩!!、佳歩ちゃん!!。」鈴仙「(戦闘準備OKです師匠! ご指示を!!)」
JOKER→
イ・ヨンウン
「よろしくな!!」鈴仙「(知らない顔ね…)」
214 :
森崎名無しさん
:2013/08/13(火) 23:37:24 ID:???
★14人目の選手→
JOKER
★
215 :
森崎名無しさん
:2013/08/13(火) 23:39:15 ID:???
韓国の柔のFW……また玄人好みの選手が来たなw
216 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/08/13(火) 23:41:40 ID:???
ここでまさかのイ・ヨンウン…って韓国ユースのイ君で良かったでしたっけ(汗)
という所で、本日の更新はここまでにしたいと思います。
イ君がこれから先卓球以外でも活躍するかは――神のみぞ知るという事で(爆)
>>215
韓国ユースメンバーについて掘り下げるというのも新しくて面白いかもしれませんねw
それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。
217 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/08/14(水) 21:46:47 ID:p/RjIEbQ
★14人目の選手→ JOKER ★
JOKER→ イ・ヨンウン 「よろしくな!!」鈴仙「(知らない顔ね…)」
イ「ふうむ…このプチェ(うちわ)のような物で打ち返すのか……話には聞いていたが難しそうだ」
輝夜が連れてきた少年は、細身である中山と比べるとがっしりめの体格で、
日本人のようにも見えるが顔立ちが若干の異国人さをも併せ持っている。
輝夜「あら、卓球は知らない?」
イ「祖国ではやらなかったな。余り流行っていなかったんだ」
少年はやや素っ気なく輝夜に応えるが…決してやる気がないようではなさそうだ。
仕切りに周囲の選手を見渡し、卓球のフォームをその場で会得しようとしている。
イ「宜しく頼むよ」
佳歩「あ、はい……」
イは笑顔で佳歩に握手を求める。全体的に口数は少なく、冷静な印象を受ける彼だが、
どうやら悪人では無いらしい。そう言った雰囲気を悟った佳歩も握手で握り返す。
イ「(ようやくシュトゥットガルトでの日常に慣れてきたというのに…。 まあ、休暇を頂いたと思うようにしようか。
何より、ここのサッカーも――悪くないしな)」
少年――李龍雲(イ・ヨンウン)もまた、パスカルのような不幸な神隠しの被害者だった。
数週間前の夜だったろうか。夜のサッカーフィールドにある空間に滑りこんだ事が原因で
幻想入りしてしまい、そのまま幻想郷での生活を余儀なくされたのだった。
*イ・ヨンウンが幻想入りしている事が判明しました! 彼がどのチームに所属しているか等の情報は、今後明らかになります。
218 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/08/14(水) 21:47:48 ID:p/RjIEbQ
永琳「さて―――決まったわね。 それじゃあ試合トーナメントのくじ引きをしましょうか」
鈴仙「てゐ、アンタが引きなさいよ。 幸運に恵まれそうだしさ」
てゐ「幸運を望みすぎると火傷するよ、お嬢ちゃん? なんつってね。 ――ま、行ってくるわ〜」
てゐはとっとこと歩み寄り、永琳の持つ箱にある紙切れをひょいと掴む。
てゐ「えっと、どれどれ……」
鈴仙達の初戦のチームは……?
先着1名様で、
★14人目の選手→! card★
と書き込んでください。マーク・数値で分岐します。
ダイヤ絵札→なんとシードだ! 二回戦から始まるぞ!
ダイヤ→ウサギBとウサギCの即席チームだ! 悪いけど弱そう??
ハート→佳歩とイのテクニカルFW(?)チームだ! 意外にダークホース?!
スペード→慧音と妹紅のワーフェニックスコンビだ! 強そう!!
クラブ→永琳と輝夜の蓬莱主従コンビだ! いきなりやばいぞ!?
クラブA→謎の向日葵仮面と伝説の超人・ヒジリーの陵辱コンビだ……!!
JOKER→
ザガロ
「待った!!」
ディック
「俺達も入れてもらおうか」おっと、ここで第8コンビの発表だ!!
219 :
森崎名無しさん
:2013/08/14(水) 21:48:10 ID:???
★14人目の選手→
クラブ4
★
220 :
森崎名無しさん
:2013/08/14(水) 21:48:21 ID:???
★14人目の選手→
スペード5
★
221 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/08/14(水) 22:08:48 ID:p/RjIEbQ
★14人目の選手→ クラブ4 ★
クラブ→永琳と輝夜の蓬莱主従コンビだ! いきなりやばいぞ!?
てゐ「うわ」
永琳「宜しくね、てゐ(ニコッ)」
――てゐの引きは幸運とはかけ離れていた。
見事に死のC番――すなわち永琳・輝夜コンビにブチ当たる結果となってしまったのだ。
鈴仙「(何かてゐって案外幸運兎じゃないような…。 良く反則取られたりしてるイメージがあるのは私だけ?)」
本当に彼女が鈴仙に幸運を齎してくれるのか。
その能力の出所にかなりの疑問符を付けざるを得ないそのくじ運に、鈴仙は内心失礼な評価を下す。
てゐ「ま、ホラ? これ勝てば実質優勝ってコトよ!
それに現実的に考えて、優勝候補と1回戦で当たって2回戦以降は全部消化試合だってあってもいいじゃん!
ホラ鈴仙! ため息つくと幸運が逃げちゃうよ!!」
流石のてゐもこの状況には苦笑い…も出来ずに必死だ。
鈴仙「(まあ遊びだし。 きっとてゐが今後訪れるであろう私の不運を祓ってくれたのね。
でもそれってどちらかというと厄神っぽいような…)」
222 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/08/14(水) 22:10:05 ID:p/RjIEbQ
輝夜「さてと。 まとめるとこんな感じね! 試合組み合わせは@VSA、BVSC…とやって行って
二回戦以降は@VSAの勝者 VS BVSCの勝者 って感じで進んでいくわよ!
そして優勝・準優勝には豪華景品があるから、精々頑張ってね〜!!」
@ワーフェニックスコンビ(慧音・妹紅)
A仲良しコンビ(ウサギD・ウサギE)
B蓬莱主従コンビ(輝夜・永琳)
C兎角同盟コンビ(鈴仙・てゐ)
Dテクニカル(?)FW(?)コンビ(佳歩・イ)
E即席コンビ(ウサギB・ウサギC)
F男性陣コンビ(中山・パスカル)
と、そんなこんなで大会は開始され…早速鈴仙達と永琳達の試合となる。
(第2コートにて。第1コートでは慧音達とウサギD達の試合が始まっている)
鈴仙「うーん…でも姫様と師匠相手だと気を遣っちゃうなぁ…」
鈴仙は心細く独り言を呟く。しかしそれを永琳が聞いていたらしく――。
永琳「気を遣わなくていいわよ、本気で行きなさいウドンゲ」
鈴仙「えっ、良いんですか!?」
永琳「ええ。だって……。
――本 気 を 出 さ な い と 、 一 瞬 で 終 わ っ ち ゃ う わ よ ?」
鈴仙「ひ、ひいい……」
223 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/08/14(水) 22:11:39 ID:p/RjIEbQ
早くも溢れる永琳の宇宙的プレッシャー。
鈴仙の狂気度というかSAN値はもうトンでもない事になりかけていたのだが…
てゐ「(ヒソヒソ)大丈夫よ鈴仙! 私に良い考えがあるッ!!」
てゐが鈴仙の浴衣を引っ張り、ヒソヒソ話を始める。
鈴仙「(ヒソヒソ)ええっ? いきなり何言ってるのよてゐ? そんな小手先で師匠や姫様に勝てる訳が――」
てゐ「(ヒソヒソ)良いから! これをやったら絶対勝てる! ……二回に一回くらいは」
鈴仙「(ヒソヒソ)ねえてゐ、私もう既に嫌な予感しかしないんだけど――」
てゐ「(ヒソヒソ)じゃあ、作戦については教えてあげないけど。やるかどうかは鈴仙の判断に委ねるから!」
鈴仙「(はあ…。 どうせこの子の作戦だなんてロクなもんじゃないからねぇ…。
それにもし反則でもしてばれたら師匠からトバッチリを食らうのは間違いなく私なんだから。
――でも商品って気になるしなぁ、うーん。 二回に一回でも、普通にやるよりは勝率高そうだけど……)」
A:てゐの作戦に乗ってやる。
B:いや、ここは正々堂々に!
C:いや、私にもっと良い作戦があるわ! それは――
(*自由に戦略を練ってください。どんな手でも可ですが、勝率等は作者が独断と偏見で決めてしまいます)
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
224 :
森崎名無しさん
:2013/08/14(水) 22:12:02 ID:o0rBP4uk
B
225 :
森崎名無しさん
:2013/08/14(水) 22:19:43 ID:u9YsSVus
C メイド服に着替えて油断を誘う
226 :
森崎名無しさん
:2013/08/14(水) 22:23:39 ID:GqJihU+s
A
うどんちゃんが折檻されてもそれはそれで
227 :
森崎名無しさん
:2013/08/14(水) 22:26:55 ID:XveW7Ho6
A
228 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/08/14(水) 23:09:05 ID:p/RjIEbQ
A:てゐの作戦に乗ってやる。
鈴仙「(ま、折角の旅行だしね。 少しくらいはっちゃけようかな)
――そこまでもったいぶるなら、良い作戦なんでしょうね?」
てゐ「あったり前よ! まあ、私に任せときなさいって!」
輝夜「ちょっとー! 作戦会議長すぎよ、イナバズー?」
鈴仙「(もうちょっとマシな呼び名は無かったんでしょうか、姫様…)は、はいっ! すみません!」
結局てゐがどのような作戦で輝夜や永琳達を欺くのか。
それすら分からない状態で鈴仙は試合に臨む事になってしまった…。
そして―――!
永琳「じゃあ、貴女達のチームからサーブね」
てゐ「へいへ〜い(ひひっ、お師匠様も姫様も油断してるねぇ…? だけどその隙が――命取りっ……!)」
てゐは永琳と軽く言葉を交わしながらピンポン玉を手に取り鈴仙に渡して――。
てゐ「そのボールじゃなくて――これを使いな」
おくと見せかけてスッ、とすり替える。
鈴仙「(これは―――? ……って。 思った以上にしょーもない手を使うのね、てゐ)」
229 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/08/14(水) 23:10:20 ID:p/RjIEbQ
その見た目は全く普通のピンポン玉を持った鈴仙は、てゐのしょうもない策略に気付き。
まあ乗りかかった船だからとフッ…と鼻で笑い、サーブを始める。
鈴仙「行きますよ、姫様!」
輝夜「ばっちこいよ、イナバ!」
やる気マンマンの輝夜の顔を見て、鈴仙は僅かに罪悪感を抱くも…。
鈴仙「(ええい! やけよ! 姫様、師匠―――お許しください!)―――ていっ!」
パコーン!
ピンポン玉を弾く。そのボールは輝夜達の陣地まで飛んで行き―――。
輝夜「ふふん、そんな遅い球楽勝よ! って」
ポコン! コロコロ……
全くバウンドせずに卓球板を転がり落ちる。すなわち、鈴仙チームの一点である。
てゐ「れ、鈴仙…零式ドロップを何時の間に!?(棒読み)」
鈴仙「(重り入りピンポンって…どう考えても反則でしょうがっ…! 通るかっ…! こんなもん…!!)」
230 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/08/14(水) 23:11:26 ID:p/RjIEbQ
永琳「う、ウドンゲが……そんな馬鹿な…」
輝夜「まずいよえーりん!?」
佳歩(観戦中)「なんなんですかあいつ!?」
イ(観戦中)「やるね、彼女」
永琳「……こんなに早く対抗してくるとは、ノーマークだったわ」
輝夜「何もデータないの、えーりん!?」
永琳「いえ。 鈴仙優曇華院イナバ、2年(ノリ)。 アグレッシブセンターフォワード。
性格は冷静沈着…でもないし他人…にも良く流される。
少し神経質というか狂気的というか間抜けな面もあるが、最近はわりと前向きで虎視眈々とエースストライカーを
狙っていたようね。 誕生日は9月14日(適当) 血液型はO型(多分)好きな言葉は――」
鈴仙「下剋上よ!!」
231 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/08/14(水) 23:12:58 ID:p/RjIEbQ
焦る輝夜に、突然語りだす永琳。これが隙よと鈴仙とてゐは猛攻撃を仕掛ける!
そしてその結果―――。
先着1名様で、
★あいつこそがサッカーの王女様→! card★
と書き込んでください。マーク・数値で分岐します。
ダイヤ・ハート→焦ってるうちに試合終了! なんと鈴仙チームの勝利だ! そんな馬鹿な!?
スペード→普通にバレて普通に試合する。ですよねー
クラブ→普通にバレて失格して永琳に怒られる! ですよねー…
JOKER→イ「この俺のテコンドー卓球も見て貰おうか!」
中山「あいつの実家がテコンドーの道場やってるらしい。イにとってあのフォームが自然体なんだ」
232 :
森崎名無しさん
:2013/08/14(水) 23:14:15 ID:???
★あいつこそがサッカーの王女様→
ハート10
★
233 :
森崎名無しさん
:2013/08/14(水) 23:14:23 ID:???
★あいつこそがサッカーの王女様→
ダイヤQ
★
234 :
森崎名無しさん
:2013/08/14(水) 23:16:31 ID:???
>>230
スリーサイズの情報が抜けてますよー!
235 :
森崎名無しさん
:2013/08/14(水) 23:27:30 ID:???
ユーアーザプリンセスオブサッカーーー
236 :
森崎名無しさん
:2013/08/14(水) 23:34:47 ID:???
中山「パスカルなんか震えてないか?」 佳歩「そう言う中山さん、あなたも」
中山「あ…」 佳歩「私もですけど…」
237 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/08/14(水) 23:37:10 ID:p/RjIEbQ
★あいつこそがサッカーの王女様→ ハート10 ★
ダイヤ・ハート→焦ってるうちに試合終了! なんと鈴仙チームの勝利だ! そんな馬鹿な!?
永琳「そうか! …ウドンゲったらずっと補欠で皆の試合を見て鬱憤が溜まっていたのね!?」
鈴仙「(ええい! もうヤケよ! ハッタリはどこまでも強気に行くのよ!)後10ゲームは行けるわ!」
輝夜「な――なにィ!? イナバの癖に!?」
ノリが良いと言うべきか何と言うべきか…。鈴仙達はこのイカサマ200%な奇策に大成功してしまう!
永琳達は慌てふためき意味の分からない事を口走り、普段では絶対ひっかからないようなハッタリに引っかかり――。
審判(何時の間にか登場)「ゲームセット! 33−4で鈴仙チームの勝利!!」
鈴仙「や――やったああああ!! やったよ、てゐ!」
てゐ「お、おう…(半分冗談だったのに。良いのかなあ、こんな展開で……というか何で卓球で33−4になんのよ…?)」
鈴仙チームは圧勝。てゐは都合の良すぎる結果に逆にドン引きしているが……勝ちは勝ちである。
永琳「ふう、負けちゃったわね」
輝夜「まー、楽しかったし良いわ。 それより、二回戦の相手が決まったみたいよ?二回戦は……」
238 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/08/14(水) 23:38:24 ID:p/RjIEbQ
意外とさっぱりした性格の輝夜は、二回戦進出を決めたコート@の顔ぶれに注目していた。
この勝者が、次の鈴仙達の相手となるのだから、鈴仙も気になって顔を向けると……?
先着1名様で、
★2回戦の相手→! card★
と書き込んでください。マーク・数値で分岐します。
ダイヤ→何と、ウサギDとウサギEの仲良しコンビだった!
ハート・スペード・クラブ→順当に慧音・妹紅のコンビだった!
JOKER→
滝
「一回戦の勝者ァ? そんなもん…」
呉俊仁
「この俺様達が片づけたぜ!」
239 :
森崎名無しさん
:2013/08/14(水) 23:38:46 ID:???
★2回戦の相手→
クラブK
★
240 :
森崎名無しさん
:2013/08/14(水) 23:38:54 ID:???
★2回戦の相手→
ダイヤ5
★
なんでや!阪神(ry
241 :
森崎名無しさん
:2013/08/14(水) 23:40:09 ID:???
このままVやねん!
242 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/08/15(木) 00:04:48 ID:skJLE7n2
★2回戦の相手→ クラブK ★
ハート・スペード・クラブ→順当に慧音・妹紅のコンビだった!
慧音「あー。 大喜びしている所で申し訳ないが――私達は姫君や薬師程ノリは良くないからな」
てゐ「ですよねー(自分で蒔いた種だけどホッとしている私のこの小物臭…あーやだやだ)」
ウサギD「うえぇぇん…負けちゃったよお……」
ウサギE「泣かないで、Dちゃん。 でもそこまで勝とうと頑張ってくれて有難うね」
そこにはやれやれと肩をすくめて様子を見守っていた慧音と妹紅が。
そして負けてしまって思わず泣いてしまうウサギDにそれを慰めるウサギEの姿が見えた。
輝夜は少しだけ、もっと小さい子向きの組み方にすれば良かったなあと後悔しつつも…。
輝夜「(んーまあ…こうなっちゃうのも仕方ないかしらねぇ…)――じゃ、次二回戦ね!
二回戦はチーム慧音ズ対イナバズ! それとテクニカルFWコンビ対男子コンビ!
それじゃ…レディー・ゴーよ!!」
二回戦を開始させる。
妹紅「くっ…輝夜め! 慧音ズにして私を省略するなんて…! これ新手のイジメじゃない!?」
慧音「お前は今さら何を言っているんだ、妹紅よ…。 さて、さっさと始めようか」
鈴仙「(う〜ん、今度は正攻法でやるしかなさそうね…! ま、やりますか!)ええ!」
243 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/08/15(木) 00:05:58 ID:skJLE7n2
さっきの試合と比べると万倍は常識的な。 その試合の結果は――?
先着2名様で、
★鈴仙→卓球力 ( ! card )+(仲良し補正+1)=
てゐ→卓球力 ( ! card )+(仲良し補正+1)=★
★慧音→卓球力 ( ! card )+(仲良し補正+2)=
妹紅→卓球力 ( ! card )+(仲良し補正+2)=★
と書き込んでください。カードの結果で分岐します。
【鈴仙・てゐの合計】−【慧音・妹紅の合計】
≧2→ 勝利!
=1、0、−1→引き分け! 再度判定。
≦−2→敗北…!
【補足・補正・備考】
それぞれの仲間同士で数値またはマークが一致した場合、合計値に+5されます。効果は重複します。
鈴仙の数値がKかJOKERの場合、戦闘後戦闘力が+1されます。(勝敗は問わない)
鈴仙のスートと敵スートが一致時、スキル・狂気の瞳LV3により敵の数値が−2されます。
鈴仙とてゐのカードが完全一致、もしくはどちらかでJOKERが出た場合、コンビプレイの経験値が加算されます。
慧音のマークがダイヤA〜6の時、スキル・歴史を食べる程度の能力により数値を引き直します。
244 :
森崎名無しさん
:2013/08/15(木) 00:07:22 ID:???
★鈴仙→卓球力 (
ダイヤ4
)+(仲良し補正+1)=
てゐ→卓球力 (
ダイヤ9
)+(仲良し補正+1)=★
245 :
森崎名無しさん
:2013/08/15(木) 00:07:31 ID:???
★鈴仙→卓球力 (
ダイヤ8
)+(仲良し補正+1)=
てゐ→卓球力 (
クラブK
)+(仲良し補正+1)=★
246 :
森崎名無しさん
:2013/08/15(木) 00:09:49 ID:???
★慧音→卓球力 (
クラブ9
)+(仲良し補正+2)=
妹紅→卓球力 (
クラブK
)+(仲良し補正+2)=★
247 :
森崎名無しさん
:2013/08/15(木) 00:11:02 ID:???
この二人のコンビには勝てん
248 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2013/08/15(木) 00:24:00 ID:skJLE7n2
★鈴仙→卓球力 ( ダイヤ4 )+(仲良し補正+1)=5
てゐ→卓球力 ( ダイヤ9 )+(仲良し補正+1)=10★
→5+10+(絵柄一致+5)=20
★慧音→卓球力 ( クラブ9 )+(仲良し補正+2)=11
妹紅→卓球力 ( クラブK )+(仲良し補正+2)=15★
→11+15+(絵柄一致+5)=31
【鈴仙・てゐの合計】−【慧音・妹紅の合計】
≦−2→敗北…!
妹紅「頼むよ、慧音!」
慧音「任せろ、妹紅!」
カーン! シュッ、カーン!!
鈴仙「う、巧いわっ!?」
てゐ「真面目にやったら勝てないか〜…」
一回戦を見事に下剋上で潰した鈴仙達だったが…正攻法となるとやっぱり厳しい。
慧音と妹紅の息のあったプレーに鈴仙はたちまち翻弄されて、あっという間に勝ち星を譲ってしまうのだった……。
慧音「よし、勝ったぞ!」
妹紅「これで優勝ね!」
ハイタッチで喜びを分かち合う慧音と妹紅は、流石旧来からの友人というだけあって
互いに緊張した所が見受けられず。卓球でもその柔らかなコンビネーションを見せ付けるのだった。
鈴仙「(私とてゐだって仲良しだけど……あの二人はきっと違う。
私達なんかより、もっとずっと重く、そして深い絆で繋がり合ってるみたいね…。
それこそ、師匠と姫様との絆に負けないくらいに)」
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