キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【運命を】鈴仙奮闘記14【切り開く】

1 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/01/25(土) 00:10:27 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品で、
東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。

内容は、東方永夜抄の5ボス、鈴仙・優曇華院・イナバがサッカーで師匠を超えるために努力する物語です。
また、ストーリーやカードの展開次第で、いくつかのキャプテン森崎のキャラクターも、
それぞれの思惑を持ちながら、幻想郷の住人との交流を通じてサッカーを極めていくことになるでしょう。

他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。

☆前スレ☆
【月の秀才】鈴仙奮闘記13【ウサギに意地】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1387982296/l50
☆攻略ページ(キャプテン森崎まとめ@Wiki内)☆
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/104.html

(※このスレの目標や今後の予定、ゲーム進行の流れなどが分かります。
  過去ログもありますので、初めて来て下さった方は、一読すればより楽しめると思います!)

☆あらすじ☆
ある日突然幻想郷にやって来た外来人、アラン・パスカルと中山政男との出会いにより、
師匠、八意永琳に並ぶ選手になると決心した鈴仙・優曇華院・イナバ。

紆余曲折あったイタリアとの脳内試合を終えて、
名門・紅魔スカーレットムーンズとの練習試合に挑む我らが永遠亭ルナティックス!
試合では早速、レミリアとフランドールを中心とした高い攻撃力を見せつけられるも、
輝夜がこれまでの練習の成果を見せるファインプレーを連発し、1失点に留める。
そして攻撃面では、永琳の高い能力により助っ人中国人GK・陸をも圧倒し2得点。
前半20分の時点でルナティックスは2−1の優勢を得ているが…一方で、肝心の鈴仙が不調を引きずりっぱなし。
また、中山の活躍により、陸の弱点は露呈するものの…後半にはもやしの貴公女:パチュリー・ノーレッジが控えている。
果たして試合の、そして鈴仙の心境の行方は――? そしていよいよ幻想郷中をも取り巻く陰謀が動き出す…?

801 :800:2014/02/17(月) 14:30:50 ID:???
長いと怒られたので、技は分けました。

妹紅
フジヤマヴォルケイノ(シュート+?、?消費)
ネオフジヤマヴォルケイノ(シュート+9、吹飛2、300消費)
鳳翼天翔(クリア技 せりあい+2、吹飛3、?消費)
正直者の死(1/4でタックル+2、発動時は必殺技無効)
スキル・蓬莱人 絶対に怪我をしない

慧音
三種の神器 鏡(1/4でブロック+4、100消費)
三種の神器 剣(1/2でタックル+2)
三種の神器 玉(1/4でパスカット+2)
幻想天皇(クリア技 補正?、?消費)

ウサギE
顔面ブロック(1/4でブロック+6、150消費)

802 :森崎名無しさん:2014/02/17(月) 15:35:50 ID:???
こうまでなったのは
中山さんが前半でダウンしてしまい有利な判断できる可能性が落ちたこと

時間稼ぎたいときにパサーのてゐが怪我してしまったことも大きくあると思うんだ
ひょっとしたらただの不運かもしれないがこっちのモブは怪我してないから間違いない
つまりこういうことだ
紅魔スカーレットムーンズは主力選手のみタイミングよく怪我させて勝つつもりでいる
おのれパチュリー!ここまでして勝ちたいかこのオランダ人めッ!!
許せん!俺の 芸術的なドリブル で吹っ飛ばしてやる!

803 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/02/17(月) 23:07:44 ID:???
こんばんは、今日も少しですが更新をしていきます。
>>795さん、>>797さん、>>798さん、>>799さん、乙をありがとうございます。
他の皆さまも、色々とコメントですとか能力値の調査ですとか、
いろいろと考えたり調べたりして下さっていて本当に嬉しく思います。
スカーレットムーンズとの試合ももう少しになりますので、
最後の猛攻を頑張って耐えきって頂ければと思います。

804 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/02/17(月) 23:09:20 ID:BZNtgmbE
★小悪魔→トップスピンパス 51 ( ハート6 )( 4 + 5 )+(ファストブレイク+1)=61
★パスカル→パスカット 47 ( スペード10 )( 1 + 2 )+(人数補正+1)=51
 ウサギB→パスカット 42 ( ダイヤK )( 3 + 3 )+(人数補正+1)=49★
≧2→メイドG、パスキャッチ。 そして即座にレミリアか美鈴にボールが渡る!

ギュルギュルギュルッ…!

パスカル「(いや――違う! ウサギBの発言は正確ではない。
そう、正確には……小悪魔選手のパスの勢いが増したんじゃあない!
積極的な攻勢により――パスワークの流れの勢いが強まったんだ!)」

パスカルの推測は、ファストブレイクの戦術的な長点・特徴を良く捉えていた。
細かいパスの増加、積極的なラインの押し上げは時に選手の疲労や容易なカウンターを招きはするが…。
それを代償に、守備側のパスコースの見極めを非常に困難なものにしていた。
その為、元々高い精度を誇る小悪魔のトップスピンパスに対してパスカルやウサギBは全くついて行く事が出来ず――。

メイドG「ナイスパスです、司書さん!」

実況「来た〜! 小悪魔選手、後半になっても全く劣らぬキレのトップスピンパスで、
ボールを前線のメイドG選手に繋いで行きます! そして彼女のすぐそばには〜!?」

レミリア「さあ、これで同点よ!」

美鈴「(――お嬢様は疲れている。 恐らく、次にレッドサンを撃てば、もう…)
――メイドGさん! 私も充分射程圏内ですよー!!」

実況「レミリア選手に、美鈴選手がシュートに向かえる態勢!
ルナティックス、ここでシュートを決められれば同点になってしまう!
しかし一方でこの時間帯ですので、守る事に成功すれば勝利は盤石!
現状はまさに天国と地獄とを分ける分水嶺でもあります!

805 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/02/17(月) 23:10:22 ID:BZNtgmbE

メイドG「(そ、そう…! ここが、天国と地獄を分けるんです…! わわわ、責任重大だぁ〜…)」

タタタッ… バシュッ!

理想的な位置でボールを確保したメイドGは、一瞬だけ立ち止まり、
そこからボールを蹴りだした。 その先に居た者は――。

先着1名様で、

★同点の危機?→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

ダイヤ・ハート→美鈴だったが…なんとウサギDがてゐの居ない分を補うべく下がっていた! パスカットに行ける!
スペード→美鈴だった。
クラブ→レミリアだった。
JOKER・クラブA→輝夜だった! なんとメイドGはシュートを撃っていたのだ!(*クラブAだったら…?)

806 :森崎名無しさん:2014/02/17(月) 23:10:44 ID:???
★同点の危機?→ ダイヤ10

807 :森崎名無しさん:2014/02/17(月) 23:10:51 ID:???
★同点の危機?→ ハートK

808 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/02/17(月) 23:20:42 ID:BZNtgmbE
★同点の危機?→ ダイヤ10 ★
ダイヤ・ハート→美鈴だったが…なんとウサギDがてゐの居ない分を補うべく下がっていた! パスカットに行ける!

メイドG「(ここでお嬢様に撃たせたら、フラフラになっちゃうわ…。 それよりも――)美鈴さまーっ!」

バコンッ!

実況「おっと、ここでメイドG選手、左サイド側に弓なりのパス! 
ここは消耗著しいレミリア選手ではなく、まだまだ元気な美鈴選手に同点の希望を託す!」

メイドGはパスを放ち、満足そうに小さな鼻をフン、と鳴らしていたが…。
ルナティックスがある種の油断により失点を喫したように、スカーレットムーンズもここで漸く隙を見せた。
彼女は気づいていなかったのである。 中盤の底を守る選手はてゐ一人では無かった事を。

ウサギD「(ぱ……パスカットなら! パスカットなら私も練習したんだもん! ふぁすとぶれいくが相手でも、戦える!)
――え…ええ〜〜〜いっ!!」

バッ!

実況「お――おっと〜〜!? ウサギD選手! てゐ選手の居ない穴を埋めるべく猛然と駆け出していた!
メイドG選手のパスが相手なら、ウサギD選手のパスカットも充分成功の可能性がある!
そして――ここで守備が成功すれば、前線の鈴仙選手や永琳選手に渡せる!
ルナティックス、この地獄に今! たった一本の蜘蛛の糸が垂らされた〜〜〜!!」

809 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/02/17(月) 23:22:23 ID:BZNtgmbE
メイドG「う――ウソッ!? で、でも! 私達のファストブレイクは無敵なのよ〜〜!?」

先着2名様で、

★メイドG→パス 44 (! card)(! dice + ! dice)+(ファストブレイク+1)=★
★ウサギD→パスカット 43 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→美鈴、パスキャッチ。 そして逆襲の緋龍拳が飛んでくる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(レミリアがねじこみ)(パチュリーがフォロー)(鈴仙がフォロー)
≦−2→ルナティックスボールに。

【補足・補正・備考】
パチュリーのスキル・ファストブレイクにより、
紅魔スカーレットムーンズ全選手のパスに+1の補正が付きますが、ガッツ消費が1.1倍になっています。
(ただし、1の位は切り上げ)

810 :森崎名無しさん:2014/02/17(月) 23:23:09 ID:???
★メイドG→パス 44 ( ダイヤK )( 1 + 1 )+(ファストブレイク+1)=★

811 :森崎名無しさん:2014/02/17(月) 23:24:09 ID:???
★ウサギD→パスカット 43 ( ダイヤ2 )( 5 + 5 )=★

812 :810:2014/02/17(月) 23:25:14 ID:???
クラブAなら完璧だった!(キリッ

813 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/02/17(月) 23:36:31 ID:BZNtgmbE
★メイドG→パス 44 ( ダイヤK )( 1 + 1 )+(ファストブレイク+1)=47★
★ウサギD→パスカット 43 ( ダイヤ2 )( 5 + 5 )=53★
≦−2→ルナティックスボールに。

メイドGの放ったパスには、これまで点を返し続けたスカーレットムーンズには無い異質さがあった。
つまり、そのパスには――驚くほど、覇気が込められていなかったのである。
真っ正直なパスは、練習をしたとは言えまだまだ未熟なウサギDにも充分フォロー可能な精度であり。

ウサギD「(あ…あれっ? 思ったよりも大した事なかったや)」

ポムッ…。

メイドG「そ――そんなァ〜〜〜〜!??」

実況「ああ〜! ここでメイドG選手、痛恨のミス! ついついフィニッシュに気を取られたか、
肝心のラストパスがおざなりになっていました〜! 運動量豊かに駆けまわるウサギD選手のパスカットにより、
攻撃がシャットダウンされてしまった〜〜!?」

レミリア「(――敗北は構わない。 しかし、その原因が慢心とすれば…お仕置きが必要かもね)」

パチュリー「(私、あんまし強く言えないんだけど…)――大丈夫、ここで私がフォローすれば……!?」

814 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/02/17(月) 23:37:48 ID:BZNtgmbE
鈴仙「(わ、パチュリーさんがここでプレスに来たわね! 私や佳歩がボールを受け取ったら、
まず間違いなくタックルに来られそう。 それなら、師匠に渡せれば安全なんだろうけど――。
そしたら、今度は必ずでは無いにしてもパスカットの危険性が付きまとう。
ここは折角中央を任されているんだし、何か指示を出してみようかしら――!?)」

A:「Dちゃん! 私に持って来て!」パスを要求し、パチュリーからボールを守ってみせる。(鈴仙のドリブル:48-1)
B:「Dちゃん! 一旦サイドの佳歩に!」佳歩に渡すよう指示する。
C:「ここは賭け、師匠にパスよ!」永琳へとパスを出すよう指示する。
D:「一旦後ろよDちゃん! 美鈴さんが居るけれど…妹紅にボールをキープして貰いましょう!」妹紅へのバックパスを指示する。
E:「ここは思いきって、そのままドリブル突破よ、Dちゃん!」ドリブル突破を指示してみる。
F:「大きくクリアよ! 前線を下げている以上、敵ボールになる確率は高いけど…きっと時間を稼げる筈!」
G:「(いえ、ここはDちゃんの判断に任せましょう……!)」ウサギDに任せる。
H:その他 自由選択枠

鈴仙のガッツ:290/850(*ガッツ300未満ペナ-1が発生中)

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

815 :森崎名無しさん:2014/02/17(月) 23:38:38 ID:BKFkP+qQ
F

816 :森崎名無しさん:2014/02/17(月) 23:38:50 ID:ZdCwmJHw
F セーフティにいきましょう

817 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/02/17(月) 23:51:37 ID:BZNtgmbE
F:「大きくクリアよ! 前線を下げている以上、敵ボールになる確率は高いけど…きっと時間を稼げる筈!」

鈴仙「Dちゃん! ここはボールを大きく上げて! 敵にボールが渡っても構わない、
だけどせめて、少しでもゴールからボールを離すのよ!」

ウサギD「鈴仙様…! 分かりました!」

バッ…ゴオオオオオオン!!

実況「ここでウサギD選手、ボールを天空に向けてクリア!
後半もロスタイム含めて残り5分強となったこの局面で、スカーレットムーンズは大きな時間のロス!
恐らくは、やや下がり目の咲夜選手にボールが渡ると思うが!
一方で永琳選手もフォローに向かえない位置ではない! スカーレットムーンズ、ここで首の皮1枚繋がっていられるか〜!?」

咲夜「(フォローさえ…フォローさえ出来れば! 私の能力で再び攻め返せる筈!)」

永琳「(ここで止めれば試合終了だけど――そう上手く事が運ぶかしらね)」

先着1名様で、

★クライマックス→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

ダイヤ→咲夜のフォローに…永琳が追いついた! この試合最後の空中戦だ!
ハート→咲夜がフォローしたが、永琳がタックルに向かう!
スペード→メイドDを経由し咲夜がフォローしたが、パスカルがタックルに向かう!
クラブ→メイドDを経由し咲夜がフォロー。 そしてそのままフリーで必殺シュートに向かう!
JOKER→陸「うおおおおおお〜っ! 朕はまだ戦える…戦えるアルよ〜〜〜!!」なんと、陸がフォローした!?

818 :森崎名無しさん:2014/02/17(月) 23:52:10 ID:???
★クライマックス→ ダイヤK

819 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/02/17(月) 23:55:15 ID:???
ウサギDの渾身のパスカットから、永琳が最後の空中戦に飛ぶ!
―――と、いったところで今日の更新はここまでにしようと思います。
メイド妖精が競り合いに協力しても、咲夜にとってこの勝負はかなり不利ですので、
これは何とか勝利が決まったかもしれませんね(フラグ)。

それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。

820 :森崎名無しさん:2014/02/18(火) 00:15:37 ID:???
乙でした。JOKERだったらどこから現れたし。
美鈴は増えるし、陸はベンチから飛び出てくる。チャイニーズとはいったい……?

821 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/02/18(火) 22:35:16 ID:???
こんばんは、今日も更新をはじめます。
>>820
乙ありがとうございます!
JOKERが出てたらノリで流されるか、普通に反則だろ…となるかの二択でしたね。
陸「忍者の起源は中国アルよ!」キリッ

822 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/02/18(火) 22:36:33 ID:???
★クライマックス→ ダイヤK ★
ダイヤ→咲夜のフォローに…永琳が追いついた! この試合最後の空中戦だ!

ウサギDの放ったクリアは、センターサークルを少し超えた程度の位置に飛んだ。
基本的な脚力の低さも相まってか、クリアにしては然程の距離では無かったが――。
それでも、前がかりになったスカーレットムーンズの攻勢を落ち着かせるには丁度良かった。

咲夜「いけるわね。 これなら――取れる!」

バッ!

しかし、ウサギDのクリアは元々安全策だったかと問われれば――実はそうではなかった。
防戦主体のルナティックスは、フィードがあってもフォロー出来る選手が現状少ない。
辛うじて、永琳とパスカルの両者だけが競り合いに行けるかもしれない位置に居る程度であり、敵にボールが一旦渡ってしまう事は。
そして――咲夜のロングシュートにより、あっさりと攻勢が復活するのも仕方の無い事のように思われた。

咲夜「(ここでボールをトラップし、そしてそのままルナティックスのゴールまで…蹴り込む!
これこそが私に課せられたミッション。 だとすれば私は、命に代えてもこなすしかない)」

タッ!

実況「お〜っと! このフィードにいち早く反応したのは…咲夜選手だった〜!
咲夜選手、こなれた様子で低くバウンドするボールに動きを合わせる!」

バアアアアアアン!!

永琳「…あら、私も居るのだけれど」

咲夜「―――!(やはり、来たわね。 八意、永琳……!)」

だからこそ――この場で永琳が途轍もないジャンプ力を発揮して、
まるでロケットの如くに咲夜の方向へと向かっている様子を見て、驚かない者は居なかった。

823 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/02/18(火) 22:37:33 ID:???
ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!

実況「こ――ここで永琳選手が、強引に咲夜選手のトラップに動きを合わせて来ました!?
ああ! 獲物に向かって正確に爪を開いた荒鷲は、まさか想像する事も出来ぬでしょう!
自らの前方で、巨大ロケットが同じ獲物を狙ってエイミングを行っていたとは!」

咲夜「(いや、この動きは想像していた。 …最悪のケースとしてね。
しかし、私とてお嬢様の志を受け継ぐ者の一人。 最後まで、勝利を狙い続ける!)――メイドB!」

メイドB「は――はいっ!」

バアッ!

実況「いや、咲夜選手もまた無策ではありません! この状況を予測してか、
後方のメイドBを上がり目の位置に置き、永琳選手の競り合いを少しでも防ごうとしていた!
しかし咲夜選手は、空中戦にはそう強くない印象があります!
この不利な局面は、スカーレットムーンズに真のチェックメイトを突き立てるのでしょうか!?」

永琳「(本当は、この場に居るのはウドンゲだったのかもしれない。
だけど、現実にはやはり私がここに居る。 そう、それこそが――私の『弱さ』かもしれないわね)
…さて、とりあえずは平常通りのプレーね」

咲夜「(今は、瀟洒であるか否かは関係無く、勝つしかない。
お嬢様が、サッカーは勝った者が強いと断じたように。 だから――)ここは、通さないわ!」

グワアアアアアアッ! ガッキィイイイイイイイイイイイン……!!

824 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/02/18(火) 22:38:52 ID:Ndvisw3s
実況「今! 紅帝と姫君の従者達が! 空中で激しくぶつかり合った〜〜〜〜〜!!」

先着2名様で、

★咲夜→低いせりあい 49 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 メイドB→低いせりあい 41 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
★永琳→低いせりあい 54 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→咲夜が意地で競り勝つ!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(メイドAがフォロー)(メイドDがフォロー)(パスカルがフォロー)
≦−2→ルナティックスボールに。

【補足・補正・備考】
永琳はスキル・蓬莱人により絶対に負傷しません。
永琳のダイスの合計が2の時、スキル・月のファンタジスタが発動し数値を12とします。

825 :森崎名無しさん:2014/02/18(火) 22:40:20 ID:???
★咲夜→低いせりあい 49 ( スペード10 )( 6 + 1 )+(人数補正+1)=
 メイドB→低いせりあい 41 ( スペードA )( 1 + 6 )+(人数補正+1)=★

826 :森崎名無しさん:2014/02/18(火) 22:40:31 ID:???
★永琳→低いせりあい 54 ( ハート5 )( 3 + 1 )=★

827 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/02/18(火) 23:10:38 ID:Ndvisw3s
★咲夜→低いせりあい 49 ( スペード10 )( 6 + 1 )+(人数補正+1)=57
 メイドB→低いせりあい 41 ( スペードA )( 1 + 6 )+(人数補正+1)=49★
★永琳→低いせりあい 54 ( ハート5 )( 3 + 1 )=58★
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そしてパスカルがフォロー

咲夜「はぁああああああっ!」

永琳「…あら、随分と瀟洒では無い声も出せるのね。 だけど貴女は――この動きについて来られて?」

ギュウウウウッ! グワアアッ! ブウウウウン!

実況「す…凄い下半身のバランス感覚です、永琳選手! 咲夜選手の速度が想像以上の速さである事を察知して、
動きをジャンプから切り替えてピッチに手を付け、そこから脚力を活かして大きく蹴り出し咲夜選手のフィジカルに対応する!
その構えはまるで、格闘技のカポエラ選手のようだ〜〜〜!?」

鈴仙「(一体どこでそんな動きを覚えて来るんですか、師匠……)」

鈴仙は遠目で若干呆れながらも、永琳の天才染みた動きに辟易としていた。
――この中に、当事者として入れなかった事に対する悔しさは、
もはや疲労と試合の展開で頭が一杯で、感じる余裕が無かった。

そして鈴仙は…そして観客達と他のルナティックスのメンバーは、
ここで永琳が咲夜に対して完全に勝利するであろうと信じ切っていた。

828 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/02/18(火) 23:11:53 ID:Ndvisw3s

咲夜「(私がこうして、ただがむしゃらにボールに向かって行けるのは。
向かって行きたいと思えるのは――ひたすらに、お嬢様の為。
そして……それは引いては、この私自身の、『誇り』の為なのかもしれないわね)」

咲夜は回想しながらも、自身の出せる通りの実力を出して、
平均よりも上ではあるが、幻想郷全体ではトップクラスとは言い難いフィジカルを見せる事が出来た。

咲夜「(――他の誰が何と言おうとも、私は……主人の為に戦い続ける。 それこそが、私の――)
私達、紅魔スカーレットムーンズの誇り! 如何な方程式でも不可能なそれを……思い知れえっ!」

ガチイイッ! グググッ……

永琳「素晴らしいわね。 自らの誇り、信念だけでここまで持ちこたえるとは」

咲夜「御託を言えるのは……ここまでよ!」

咲夜が永琳の脚力をも押し返す、強い意志に裏打ちされたフィジカルを見せる中、
永琳もまた咲夜を押し切らんと一層その技を際立たせると…やはり、勝負は永琳に傾く。
二人の心技体にはこれほどの差が、厳然と存在していたのだが……永琳はここで一つのミスを犯す。

829 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/02/18(火) 23:12:59 ID:Ndvisw3s
グラッ…!

永琳「……!?」

メイドB「わ、私だっているんだから! 忘れないでよねっ!」

永琳は、メイドBの存在を失念していた。 咲夜と共に低く跳んでいた彼女は、ボールにこそ届きはしなかったが…。
永琳の脚技を裏打ちしていた―――手元にぶつかって、彼女のバランスを一瞬ではあるが緩ませる事に成功する。

咲夜「良くやったわ、メイドB! これなら…!」

バチイッ! コロコロコロ……

実況「や――やりました咲夜選手! この絶体絶命の危機で、底力を発揮!
なんとあの八意永琳とほぼ互角の勝負を繰り広げ、ボールをこぼれ球にしてみせた〜!!」

永琳「(―――してやられたわね。 でも、あの位置には……)」

パシッ! …タッ!

パスカル「まだだ! ここを突破して…ロスタイム一杯までサイド際でボールキープしてやる!」

実況「しかしこぼれ球はパスカル選手がフォロー! 残る壁は二枚しかないスカーレットムーンズのピンチは続く!」

咲夜「(だ…駄目、ここを超えられては!)メイドA、メイドD――!」

メイドA「言われなくても!」

メイドD「わかってます! 特攻タックルですよね!」

 ズッザアアアアアアアアアアアアアアアアッ!
           ズッザアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!

830 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/02/18(火) 23:14:13 ID:Ndvisw3s
パスカル「――相手は充分だ。 俺だって、決める所は決めさせて貰うぞ!」

―――タッ!

実況「パスカル選手、決死の特攻タックルに向かうメイド妖精に対してドリブルで向かった〜〜!!」

先着2名様で、

★パスカル→ドリブル 50 (! card)(! dice + ! dice)=★
★メイドD→タックル 45 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)+(特攻タックル部隊+1)=
 メイドA→タックル 45 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)+(特攻タックル部隊+1)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→パスカル、ドリブル突破!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(鈴仙がフォロー)(小悪魔がフォロー)(メイド@がフォロー)
≦−2→スカーレットムーンズボールに。

【補足・補正・備考】
パスカルのマークがダイヤ・ハートの時「華麗なドリブル(+3)」が発動します。
メイドD、メイドAはスキル・特攻スライディング部隊により、マークがクラブで一致した場合は強制的に自分の反則となります。

831 :森崎名無しさん:2014/02/18(火) 23:14:46 ID:???
★パスカル→ドリブル 50 ( ハートQ )( 1 + 1 )=★

832 :森崎名無しさん:2014/02/18(火) 23:14:57 ID:???
★パスカル→ドリブル 50 ( クラブQ )( 5 + 4 )=★

833 :森崎名無しさん:2014/02/18(火) 23:15:28 ID:???
★メイドD→タックル 45 ( スペードJ )( 3 + 2 )+(人数補正+1)+(特攻タックル部隊+1)=
 メイドA→タックル 45 ( クラブ5 )( 4 + 5 )+(人数補正+1)+(特攻タックル部隊+1)=★

834 :森崎名無しさん:2014/02/18(火) 23:16:59 ID:???
なにィ!?

835 :森崎名無しさん:2014/02/18(火) 23:17:18 ID:???
風向き変わったと思ったら気のせいでした
小悪魔とかパス飛んでくるじゃないですかー
鈴仙早くタックルに行けるか・・・?

836 :森崎名無しさん:2014/02/18(火) 23:20:03 ID:???
というか5の差があっさりこぼされるって相当だよなぁ・・・
832なら反則で時間もいい感じにつぶれたんだが

837 :森崎名無しさん:2014/02/18(火) 23:20:57 ID:???
この試合ピンゾロ賽が混ざっている気がするなw

838 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/02/18(火) 23:31:07 ID:Ndvisw3s
★パスカル→ドリブル 50 ( ハートQ )( 1 + 1 )+(華麗なドリブル+3)=55★
★メイドD→タックル 45 ( スペードJ )( 3 + 2 )+(人数補正+1)+(特攻タックル部隊+1)=52
 メイドA→タックル 45 ( クラブ5 )( 4 + 5 )+(人数補正+1)+(特攻タックル部隊+1)=56★

パスカル「(ここはメイア・ルアを使って――)」

パスカルはこの時、「考えて」からドリブルに向かってしまった。
どんな技術を使って敵を抜き去るのが効率的か、効果的か。
それは得てして練習ではあれば重要な事項ではあったが――。

メイドD「う、うおおおお〜〜!!」

メイドA「ぜったいとる! ぜったいとる! ぜったいとる!」

パスカル「う――ぐああああっ…!」

真剣勝負の試合となると、この思考というのは得てして命取りとなる。
ましてや、敵が残り少ない時間で1点を返そうと考えているならば尚更だ。
パスカルは折角のチャンスをメイド妖精達の特攻により潰されてしまい…。

メイド@「す、凄いよみんな! 人里で有名なあのパスカルさんに勝っちゃうなんて!」

実況「こ――これは凄まじい執念! スカーレットムーンズ、首の皮1枚でここまで持ちこたえるとは!
メイド妖精選手の奮闘により、パスカル選手はボールを零してしまい、GKのメイド@選手の元に!
そしてメイド@選手は当然と言わんばかりに〜〜!」

メイド@「め、メイド長! お願いしますっ!」

バコン!  ――ポムッ。

咲夜「ええ、皆ありがとう! 後もう少しよ!」

839 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/02/18(火) 23:32:20 ID:Ndvisw3s
実況「そしてメイド@選手は、大きく下がっていた咲夜選手にショートパス!
最後の最期の大勝負を、メイド長に任せた形となります!
そしてそこには永琳選手が再びタックルで向かいますが〜〜〜!?」

永琳「奪ってみせるわ!」

咲夜「させない! 貴女の時は、もう私の物! 幻世――ザ・ワールド!!」

      ドドドドド……!   ―――バァアアーーーーーーーーーーーーン!!!

先着2名様で、

★咲夜→ザ・ワールド 53 (! card)(! dice + ! dice)=★
★永琳→タックル 50 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→咲夜、ドリブル突破。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(小悪魔がフォロー)(メイドBがフォロー)(鈴仙がフォロー)
≦−2→ルナティックスボールに。

【補足・補正・備考】
永琳のマークがダイヤの時「天文密葬法(+3、吹飛5)」が発動します。
永琳はスキル・蓬莱人により絶対に負傷しません。
永琳のダイスの合計が2の時、スキル・月のファンタジスタが発動し数値を12とします。

840 :森崎名無しさん:2014/02/18(火) 23:32:42 ID:???
★咲夜→ザ・ワールド 53 ( スペードJ )( 1 + 2 )=★

841 :森崎名無しさん:2014/02/18(火) 23:32:44 ID:???
★咲夜→ザ・ワールド 53 ( クラブ7 )( 3 + 1 )=★

842 :森崎名無しさん:2014/02/18(火) 23:33:03 ID:???
★永琳→タックル 50 ( ハート6 )( 1 + 6 )=★

843 :森崎名無しさん:2014/02/18(火) 23:33:19 ID:???
★永琳→タックル 50 ( クラブ5 )( 4 + 4 )=★

844 :森崎名無しさん:2014/02/18(火) 23:34:42 ID:???
最後に一発撃つか・・・

845 :森崎名無しさん:2014/02/18(火) 23:36:59 ID:???
咲夜「バカな、この咲夜が、この咲夜がアァァァァ〜〜!!」
永琳「咲夜、テメーの敗因は一つだ、たった一つのシンプルな答えだ、テメーは私を怒らせた」
1差だけど勝ちは勝ちだし書いてみた



846 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/02/18(火) 23:57:16 ID:Ndvisw3s
咲夜さんがようやく活躍するも、ヘタれ引きで再びボールはルナティックス!
しかもボールを拾ったのは…我らが鈴仙だ!? でも小悪魔やメイド妖精も一応いるぞ!?
――と、いったところで少し早いですが今日の更新はここまでにしようと思います。
>>835-837
この試合流れが極端すぎますね…ピンゾロ率も高いですし。
反則とかはこれまでより少ない分、引きが偏りになって表れてる感じです。
>>844
一応最後に、小悪魔かメイド妖精がタックルに向かう! …かもしれません。
ですが、ここで決めればまさに会心の駄目押し打になりますね。
>>845
永琳「ウドンゲ!鈴仙!イナバ! 終わったよ……」
鈴仙「勝手に殺さないで下さい! しかもそれ全部私じゃないですか!?」

ところでですが、先日の17日に拙作は連載11カ月を迎え、来月にはめでたく1周年を迎えようとしています。
ですので、1周年の時期に合わせて、何かイベントを行おうと考えている次第です。
現状の考えとしては、まず第1章の総括も兼ねて、3月上旬〜中旬より人気投票は行おうと思っています。
(まだ698様にはお願いをしていないのですが…)

それに加えて、この1年の想い出や、今後のゲームマスタリングに向けてのご意見をお聞きしたく、
チャットを開いてみたいな、と思っております。
これまた698様にはお願いしていない、今日初めて言いだした事ではあるのですが、
開催するとしたら、参加したいと言う方がおられるかどうか。
参加したい方がおられるとすれば、それは何名程度なのか。
それを知ってみたく思います(別に0名でも作者は凹んだりしませんので、大丈夫です(爆))。

847 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/02/18(火) 23:59:01 ID:Ndvisw3s
ですので…
【もしも、3月14日(金)か3月15日(土)の夜に、鈴仙奮闘記について語るチャットがあったら出てみたい、出れそうだ】
という質問に対して。

A:出てみたい、出れそうだ。
B:出てみたいが、その日は都合が合わない(更に宜しければ、参考に都合の合う日程を教えて頂ければ幸いです)

のどちらかに当てはまる方は、日付の変更以降に、メール欄を空白にして、書き込みをして頂ければ幸いです。
(出たくない方、興味が無い方は当然に書き込まずともOKです)
もしも出てみたい、と仰って下さった方がおりましたら、698様に正式に依頼をしようと思っております。

すみません、長くなってしまいましたが。
それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。

848 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/02/19(水) 00:04:35 ID:???
…と、書いて気付きましたが。
日程については698様の都合もありますので、勝手に14とか15とか言ってはダメでしたね(汗)
あくまで私の希望という事で、実際にいつになるかは698様のご都合に合わせて決定…という風にするかと思います。
なので今は、出たいと思われるかどうかの、軽い気持ちで書き込みして頂ければ幸いです。
(もちろん、ここでAと書いたからって出ないとダメ! …という事はありませんし)
大変失礼いたしました。

849 :森崎名無しさん:2014/02/19(水) 00:21:36 ID:OIrf8Uzo
乙でした!
いけるならチャットしてみたいですね!

850 :森崎名無しさん:2014/02/19(水) 00:28:15 ID:???
この試合で一番かわいそうなのが咲夜に決定したな

851 :森崎名無しさん:2014/02/19(水) 01:01:57 ID:???
乙でした!

正直、咲夜よりメイドGの方が目立っているからね。良い意味でも悪い意味でも。メイドGを名有りにしていいぐらいだ。

852 :森崎名無しさん:2014/02/19(水) 20:46:36 ID:???
つまりメイドGを新しいメイド長にして
咲夜は地獄冥土に

853 :森崎名無しさん:2014/02/19(水) 20:51:10 ID:???
松山互換だし地獄では仲良くやってけそう

854 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/02/19(水) 22:08:09 ID:???
こんばんは、今日も更新をしていきます。
>チャットの件について
>>849さん、参加を希望して下さりありがとうございます!
開催につきましては、前向きに善処していきたいと思います。
(今年の新年会チャットも盛り上がっていましたし、開催すれば>>849さんに限らず、ご参加があるのではと期待してたりしてます)
ですがやはり、チャットは参加しづらい、そもそも人が少ないという点は事実としてあるでしょうし、
様々な意見が出やすいという点も踏まえて、少なくともマスタリングに関する意見につきましては、
アンケートの実施で替えようかな…とも思っています。
3月中旬にチャットを実施するにしてもしないにしても、698さんに限らず、
ご迷惑を極力おかけしない方法を取りたいと思います。
ご協力、ありがとうございました。
>>849
乙ありがとうございます!
チャットの件、ありがとうございます!
>>850-851
覚醒はしてないですけど、その分反則やらピンゾロやらが目立つ印象ですね。
スカーレットムーンズの名無しで唯一のMFというのも、目立つ印象を上乗せしてるかもしれません。
>>851さん、乙をありがとうございました!
>>852
引きの地獄さで言えば、むしろ咲夜さんよりもメイドGの方が地獄ですね…。
地獄ネタで拾う事も出来ない微妙さが咲夜さんをより地獄冥土にしているかも(錯乱)
>>853
咲夜「お、お嬢様ァ〜!?」…的な感じですね、わかります。
そして外の世界で、藤沢さんあたりとマリアナ海溝くらいの心の溝を作ってそうです。

855 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/02/19(水) 22:10:45 ID:???
★咲夜→ザ・ワールド 53 ( スペードJ )( 1 + 2 )=56★
★永琳→タックル 50 ( ハート6 )( 1 + 6 )=57★
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして鈴仙がフォロー

永琳「――――」

観客「――――」

――咲夜の懐中時計が怪しく輝き、その刹那世界の時間は停止する。
その証拠に、彼女の眼前でタックルに向かう永琳も、彼女の周囲で歓声を上げる観客達も、
今はそれぞれが精巧な蝋人形のように、ぴたりと動きを止めていた。

咲夜「…ふう、上手く行って良かったわ」

十六夜咲夜という少女は人間でありながら、「時間操作」という人間を遥かに超越した秘儀を使いこなす。
これこそが、美鈴やパチュリーには無い彼女特有の武器であり。
……そして、あくまで人間である彼女が、前述の強豪妖怪達を抑え、
「悪魔の狗」として忠実に動きまわる為の秘密だった。

咲夜「この私の世界に、入りこめる者は誰も居ない。 …例えそれが、人智を超えた叡智を持つ神であったとしてもね。
―――1秒経過」

スッ…

時が止まっているというのに、「1秒経過」という表現は些かおかしいとは思えるが、
彼女の主観としては、その表現が最も「しっくりと」来ていた。
咲夜は自分の世界で、ボールを軽く前に押し出して…そのまま、永琳が到底カットに行けない位置へと運ぶ。

856 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/02/19(水) 22:11:56 ID:???
咲夜「この試合、私はあまりお役に立てなかったけれど……今、ここで私はお嬢様に贈り物をお渡しする必要がある。
そう、同点と言う名の引換券を―――我らが誇りを手に入れる為の。 ――2秒経過」

咲夜はここで少しだけ急ぎ足になり、スライディングタックルを決める永琳を迂回しつつ、
PA内にまで転がっていたボールの背後に回り込む。
彼女の時間操作は、本来は半永久的に行える程完成されてはいたが――。

咲夜「(高い集中力が試されるサッカーだと、3秒がやはり限界ね)」

咲夜の周囲の空間が静かにざわめく。
サッカーの試合という、彼女自身にとって慣れぬフィールドは、彼女の能力に少なからず制限を与えていた。

咲夜「――3秒経過。 そして、時は動きだす………!」

―――――…ァアアアアアアアアアアアアアアア!!!

永琳「―――……画通り)」

咲夜の宣言と共に、止まっていた世界がたちまちそのダイナミックさを取り戻し。
先程の静寂が嘘であるかのように熱気を放ち沸き上がる。
しかし、咲夜の宣言の前と後とでは世界は明確に変わっていた。

ポーンッ!

咲夜「(来たわね。 これをトラップしてから――シュートを撃つのよ!)」

先程まで永琳の前に居た咲夜は……何時の間にかボールと共に、彼女の背後まで移動していた。

実況「あああ〜〜〜っ!! さ、咲夜選手! 永琳選手と対峙したと思いきや…自慢の時を操る能力のせいでしょうか、
もう既に永琳選手を抜いていた〜〜〜! そしてそのままボールをトラップし、フリーでシュートに向かう構えです!」

そして、永琳は咲夜の世界の前に敗北したのだと。 誰もがそれを認めざるを得ない状況にまで達しようとしていた。

857 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/02/19(水) 22:13:04 ID:???
ポーン…ギュルルルッ! コロコロコロ…

ボールが、咲夜の意思を離れて鋭い音を鳴らし、そしてそのままあらぬ方向へと転がってしまうまでは。

咲夜「な――なにィ!?(そ、そんな…! ボールに、強烈なスピンが掛けられているなんて!?)」

永琳「――ええ、私は貴女の世界の前には為す術も無かった。
だから…貴女の世界じゃない時に、手品をさせて貰ったわ」

永琳は、咲夜がここで時を止めてでもボールをキープする事を、既に予測していた。
だからこそ、彼女は仕掛けたのだ。 ……咲夜本人ではなく、周囲の環境に対して。
タックルは出来ずとも、事前にボールの側面と芝を強く擦りつけ、独特のスピンとフィールドを創り出す「程度」ならば、
咲夜の世界に入門していない永琳であっても、充分可能であった。

実況「おっと! 咲夜選手、ここでボールをキープし損ねる〜!
この致命傷なミスの中、次にPA付近でボールを拾ったのは……」

パシッ! タッ――!

鈴仙「はぁ、はぁ……!(良く分からないけど、これはきっとチャンスよね…!?)」

実況「鈴仙選手だ〜〜! 鈴仙選手が自慢の俊足で見事ボールをフォロー!
紅魔スカーレットムーンズ、これは充分にヤバイ状況ですが〜! まだ最後の綱が残されている!
小悪魔選手とメイドB選手が、鈴仙選手についた〜〜!!」

小悪魔「こ――ここで奪えれば……ッ!」

メイドB「メイド長の責任は、私が取る〜〜〜!」

ズッザアアアアアアアアアッ!

858 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/02/19(水) 22:17:16 ID:FiVxFLq6
鈴仙「くっ……流石にそう易々とはシュートを撃たせてくれないって訳ね。
――でも…頑張って突破してみせるんだからァ!」

ダダダダッ!

先着2名様で、

★鈴仙→ドリブル 48 (! card)(! dice + ! dice)+(ガッツ300未満ペナ-1)=★
★小悪魔→タックル 44 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 メイドB→タックル 45 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ 鈴仙、突破成功!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(パスカルがフォロー)(メイドAがフォロー)(メイドDがフォロー)
≦−2→スカーレットムーンズボールに。

【補足・補正・備考】
鈴仙のマークと敵スートが一致時、スキル・狂気の瞳LV3により敵の数値が−2されます。
鈴仙のマークがダイヤの時、「ルナティックレッドアイズ(+2)」が発動します。
鈴仙のマークがハートの時、「ラビットスターター(+2、吹飛2)」が発動します。

859 :森崎名無しさん:2014/02/19(水) 22:18:25 ID:???
★鈴仙→ドリブル 48 ( ハート2 )( 2 + 1 )+(ガッツ300未満ペナ-1)=★

860 :森崎名無しさん:2014/02/19(水) 22:18:57 ID:???
★小悪魔→タックル 44 ( クラブJ )( 5 + 1 )+(人数補正+1)=
 メイドB→タックル 45 ( クラブ3 )( 3 + 2 )+(人数補正+1)=★

861 :森崎名無しさん:2014/02/19(水) 22:22:33 ID:???
ヘタれてはいるけどギリギリいけたか

862 :森崎名無しさん:2014/02/19(水) 22:51:40 ID:???
パスカルのフォローか、何でこんなドリブルでヘタレが多いんだろうねこの試合

863 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/02/19(水) 22:54:40 ID:FiVxFLq6
★鈴仙→ドリブル 48 ( ハート2 )( 2 + 1 )+(ガッツ300未満ペナ-1)+(ラビットスターター+2)=52★
★小悪魔→タックル 44 ( クラブJ )( 5 + 1 )+(人数補正+1)=51
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そしてパスカルがフォロー

鈴仙「(師匠も佳歩も、皆活躍してる! だから私もそろそろ活躍しないと……!)」

ダダダダッ!

小悪魔「そ、そんな腰の入ってないドリブルだったら――私だって!」

ズザアアアアッ! バチイイッ!

永琳「(ウドンゲったら……また集中が切れて、散漫なプレーに出てしまっているわね。
本来の実力を発揮して居れば、疲労も関係なく、抜けるレベルの筈なのに)」

実況「あっと、鈴仙選手! ここでボールキープ失敗! 小悪魔選手のタックルにより、
ボールを零してしまいます! ですが、スカーレットムーンズも守備陣が手薄で厳しい!
そのこぼれたボールに誰もついて行けずに〜!」

パスカル「よし、フォローしたぞ!」

鈴仙「パスカル君、ご、ごめんっ……!」

永琳「謝っても、過ぎた事は戻らない。 今はただ、次のプレーに集中なさい」

864 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/02/19(水) 22:55:45 ID:FiVxFLq6
鈴仙「は、はい。 師匠(とはいえ、パスカル君が右サイドでボールをキープしてくれたし…。
ここはもう、そのままコーナーフラッグまで上がって貰った方が安全なのかもしれない。
……パスを要求して、ゴールを決めてみたくもあるけど。
――そしたら、時間が微妙に余っちゃうから、スカーレットムーンズが特攻をしてくる可能性があるのよね。
うーん、どうしようかなぁ……)」

A:このまま黙っている。(*パスカルは自動でボールキープを行います。タックル判定を1〜2回凌げば勝ちます)
B:センタリングを要求して…シュートを撃ってみる。(威力:57-1、1/4で敵GKにバランス崩しペナ)200消費
C:試合終了直前までボールをキープして貰い、最後にセンタリングを要求!(*自軍・敵軍ともに選手が集まります。更に選択)
D:むしろ自分がボールをキープしたいと言う。(鈴仙のドリブル:48‐1)
E:その他 自由選択枠 永琳に渡す場合もこちらで

鈴仙のガッツ:250/850(*ガッツ300未満ペナ-1が発生中)

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

865 :森崎名無しさん:2014/02/19(水) 22:56:47 ID:4NCzQee6
B

866 :森崎名無しさん:2014/02/19(水) 22:57:19 ID:jhBxcKEU
A

867 :森崎名無しさん:2014/02/19(水) 22:58:41 ID:TzWKdiao
B

868 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/02/19(水) 23:07:39 ID:FiVxFLq6
B:センタリングを要求して…シュートを撃ってみる。(威力:57-1、1/4で敵GKにバランス崩しペナ)200消費

鈴仙「(大丈夫! 例え相手が特攻してきても、ここで決めれば1点差で勝てる!
だから――)パスカル君! 私にセンタリングを! 決めるから!!」

パスカル「(レイセン……これは相当、点を取りたそうにしているな。
動機はどうあれ、この精神はストライカーとしては必須だ。 ならば俺も…それに報いるとするか)
――OK、最後に決めちゃいな!」

バコオッ!

実況「パスカル選手、ここで右コーナーに上がり時間稼ぎ――と見せかけて、
鈴仙選手へとセンタリングです! ルナティックス、最後の局面でも貪欲に点を狙いに来た〜!!」

鈴仙「(ここで決めれば…きっと、師匠も私の事をそれなりには評価してくれる筈!
だから――)爆ぜろ幻影! 幻爆―――マインドスターマイン!!」

バアアアアアッ! バシュウウウウウウウウウウウウウウウン!!

メイド@「き、来ました〜!?」

メイドA「こ、ここは反則してでもとめる〜〜〜!?」

メイドD「止める〜〜〜!?」

869 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/02/19(水) 23:09:39 ID:FiVxFLq6
鈴仙「(師匠に怒られたくないし…私だって決めたいし……レミリアさんやパチュリーさんを見返してやりたいし…。
――ええーい! これが決まれば何とかなる筈よ! だから…)決まりなさ〜〜〜〜い!!」

鈴仙は色んな事を考えて、頭に詰め込みながら…
どうしても晴れないそのモヤモヤを吹き飛ばすように、力強くボールを蹴りだした。

先着3名様で、

★鈴仙→マインドスターマイン 57 ( ! card )( ! dice + ! dice )+(ガッツ300未満ペナ-1)=★
★メイドA→低いクリア 41 ( ! card )( ! dice + ! dice )+(人数補正+1)=
 メイドB→低いクリア 41 ( ! card )( ! dice + ! dice )+(人数補正+1)=★
★メイド@→パンチング 48 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−【ブロッカー】
≧2→鈴仙のマインドスターマインがスカーレットムーンズゴールを幻惑する!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ルナティックスのコーナーキック)(メイドDがフォロー)(咲夜がフォロー)
≦−2→スカーレットムーンズボールに。

【補足・補正・備考】
鈴仙のマークがダイヤで敵GKにバランス崩しペナ(−2)が発生します。
鈴仙のスートと敵スートが一致時、スキル・狂気の瞳LV3により敵の数値が−2されます。

870 :森崎名無しさん:2014/02/19(水) 23:09:57 ID:???
★鈴仙→マインドスターマイン 57 ( ハート8 )( 2 + 1 )+(ガッツ300未満ペナ-1)=★

871 :森崎名無しさん:2014/02/19(水) 23:10:38 ID:???
★メイドA→低いクリア 41 ( スペードA )( 3 + 2 )+(人数補正+1)=
 メイドB→低いクリア 41 ( スペード6 )( 2 + 6 )+(人数補正+1)=★

872 :森崎名無しさん:2014/02/19(水) 23:10:59 ID:???
★メイドA→低いクリア 41 ( ダイヤ3 )( 5 + 6 )+(人数補正+1)=
 メイドB→低いクリア 41 ( スペード7 )( 4 + 6 )+(人数補正+1)=★

873 :森崎名無しさん:2014/02/19(水) 23:11:36 ID:???
★メイド@→パンチング 48 ( クラブ8 )( 3 + 2 )=★
みっともなくてもいいんだ!
ただ我武者羅に!!

874 :森崎名無しさん:2014/02/19(水) 23:12:34 ID:???
決まったはいいが鈴仙2+1の地獄クラスの引きを連発
よかったね!陸じゃなくて

875 :森崎名無しさん:2014/02/19(水) 23:13:07 ID:???
この泥臭さもまた鈴仙

876 :森崎名無しさん:2014/02/19(水) 23:15:27 ID:???
旧ルールじゃなくて良かったね、ラストは本当にこうなるとは思わなかったなぁ

877 :森崎名無しさん:2014/02/19(水) 23:34:26 ID:???
疲れでフォームがめちゃくちゃでもよしよし

878 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/02/19(水) 23:42:26 ID:FiVxFLq6
★鈴仙→マインドスターマイン 57 ( ハート8 )( 2 + 1 )+(ガッツ300未満ペナ-1)=59★
★メイドA→低いクリア 41 ( スペードA )( 3 + 2 )+(人数補正+1)=47
 メイドD(*修正しました)→低いクリア 41 ( スペード6 )( 2 + 6 )+(人数補正+1)=50★
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
★鈴仙→マインドスターマイン 57 ( ハート8 )( 2 + 1 )+(ガッツ300未満ペナ-1)=59★
★メイド@→パンチング 48 ( クラブ8 )( 3 + 2 )=53★
≧2→鈴仙のマインドブローイングがスカーレットムーンズゴールを切り裂く!

様々な思いを籠めて――と言えば聞こえは良いが、実際の所はただがむしゃらに撃ちに行っただけの
鈴仙のマインドスターマインの威力は、先程のドリブルでの反省を全く活かしておらず、本来の実力とは程遠いものだった。

メイドA「ぎゃあ〜っ!? …って、アレ?」

メイドD「は、反則とか言ってるヒマも無かったよ…」

しかし、それでも一応名無しの妖精メイドを圧倒出来る程度の威力は備わっており。
結論として、鈴仙の大失敗のシュートは――。

メイド@「(こ、これなら――頑張れば取れる! 取れる、のに……)うわーん!?」

パサッ…コロン。

――ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!

誰かのお情けのようではあるが、それでもパスリと優しい音を立てて、確かにゴールネットを揺らす。
永遠亭ルナティックスは、紅魔スカーレットムーンズに勝利したのだ。 それが、どんなに不格好な形であっても。

鈴仙「はぁ……決まって良かった……」

永遠亭ルナティックス 6 − 4 紅魔スカーレットムーンズ

879 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/02/19(水) 23:43:27 ID:FiVxFLq6
実況「きまった〜! ゴール!! 後半も30分!残りは僅かなロスタイムしかないという状況で、
鈴仙選手が見事にゴールを決めた〜〜〜!スカーレットムーンズは、これでどんなにロスタイムが長く、
どんなに攻撃が上手く行っても、精々がこの点差を1にする事しかできません!
この乱打戦は、永遠亭ルナティックスに軍配が上がりました〜〜!」

観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」「今日はフランちゃんが不調だったしなぁ…」
「覚えてろうどんげー! 俺はお前よりもフランちゃん派だかんなー!」「うどんちゃん可愛いだろ! いい加減にしろ!」
「お嬢様、何とかしてくださーい!」「カグヤ カグヤ カグヤ カグヤ」「うどんちゃんコールしようよ…」

レミリア「……負けた、か」

咲夜「申し訳ございません――私の力が及ばなかったばかりに」

フラン「はぁ、はぁ……く、悔しいよぉ〜〜!」

パチュリー「(わ、私のせい……? これ、私のせいなの……?
いや、そんな事が論理的に考えてある筈が……む、むぎゅうううう……)」

如何にスカーレットムーンズの攻撃が優れていても、残された時間は僅か5分…いや、それにも満たない。
これでは、どのような攻撃を行おうとも、彼女達に同点の芽すら残されていないのは明白。
だからこそ、ここに来て紅魔スカーレットムーンズの士気の消沈は大きかった。

鈴仙「は、はひぃ……や、やりましたよ、師匠!」

永琳「あれで決まらない方がマズいわよ。 しかも、少しひやっとしたし」

パスカル「(レイセンは何だかんだ言っても、エイリンさんの事を慕っているんだなぁ。
――そして、俺が半年近くここに居て感じた事が正しいとすると…)」

880 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/02/19(水) 23:44:34 ID:FiVxFLq6

永琳「本当、ウドンゲったら何時まで経っても頼りないわねぇ…
こうなったら、佳歩を格上げして、アンタは名無しウサギの一員・ウサギRとして頑張って貰った方がいいかしら」

鈴仙「そ、そんなぁ…! 後生ですから、しっしょぉ〜〜……!」

パスカルは、得点を決めた鈴仙を褒めるどころか、こんこんと説教を始める永琳の唇が、
僅かではあるが楽しげに歪んでいる様子を見て。

パスカル「(ああして、理不尽な指示をする事もあるが。
エイリンさんも、きっと心の底じゃあレイセンが大好きなんだろうな……。
――なんというか、出来の悪い娘に対する、お節介な母親のような雰囲気を時たま感じる。
…本人もそれを気付いてか、必死に隠そうとしているけれど)」

永琳は、輝夜を溺愛する一方で。
……自分を慕う弟子に対しても、冷酷なフリをしているだけで、その実非常に甘いのではないかという疑念を抱くのだった。

*パスカルの永琳に対する評価、パスカル→(何だかんだで鈴仙に甘い…?)→永琳 が判明しました。
*鈴仙のガッツが100を切りました。 以降、ガッツ100未満ペナ(−3)が発生します。

881 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/02/19(水) 23:45:36 ID:FiVxFLq6
――ピィイイイイイイイイイイイイッ!!

――そして、恐らく最後となるキックオフのホイッスルが鳴る。
紅魔スカーレットムーンズのボールから始まる、後半ロスタイム、最後の数分間。

レミリア「(我々は負けるが……しかし、勝負は最後まで放棄しない。 してたまるもんですか)」

実況「レミリア選手…キックオフからボールを前に硬直しています!
これは最後の攻撃のタイミングを伺っているのか、それとも〜〜〜〜〜!?」

霊夢「それとも……キックオフシュート、かしら。 あいつの事だし」

魔理沙「(本当にそうか……? 確かに、昔のレミリアだったらそうしていただろうが――。
あいつやパチュリーも、最近どことなくだが雰囲気が変わっている。 これは、ひょっとして……?)」

先着1名様で、

★今度こそこの試合最後の判定→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

ダイヤ・ハート→レミリア「最後に。 一度だけ……遠吠えを上げさせて貰うわ!」なんと、キックオフシュートだ!
スペード・クラブ→レミリア「最後に。 一度だけ――」パチュリー「待って、レミィ」なんと、パチュリーが……!?
JOKER・クラブA→レミリア「最後に。 ――私達は、この試合に向けて世界中で腕を磨いてきた!」なんと、演説だ!

882 :森崎名無しさん:2014/02/19(水) 23:46:31 ID:???
★今度こそこの試合最後の判定→ クラブQ


883 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/02/19(水) 23:46:37 ID:FiVxFLq6
――ピィイイイイイイイイイイイイッ!!

――そして、恐らく最後となるキックオフのホイッスルが鳴る。
紅魔スカーレットムーンズのボールから始まる、後半ロスタイム、最後の数分間。

レミリア「(我々は負けるが……しかし、勝負は最後まで放棄しない。 してたまるもんですか)」

実況「レミリア選手…キックオフからボールを前に硬直しています!
これは最後の攻撃のタイミングを伺っているのか、それとも〜〜〜〜〜!?」

霊夢「それとも……キックオフシュート、かしら。 あいつの事だし」

魔理沙「(本当にそうか……? 確かに、昔のレミリアだったらそうしていただろうが――。
あいつやパチュリーも、最近どことなくだが雰囲気が変わっている。 これは、ひょっとして……?)」

先着1名様で、

★今度こそこの試合最後の判定→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

ダイヤ・ハート→レミリア「最後に。 一度だけ……遠吠えを上げさせて貰うわ!」なんと、キックオフシュートだ!
スペード・クラブ→レミリア「最後に。 一度だけ――」パチュリー「待って、レミィ」なんと、パチュリーが……!?
JOKER・クラブA→レミリア「最後に。 ――私達は、この試合に向けて世界中で腕を磨いてきた!」なんと、演説だ!

884 :森崎名無しさん:2014/02/19(水) 23:46:57 ID:???
演説の内容は>>586ですかwww

885 :586:2014/02/19(水) 23:47:30 ID:???
ほんじゃ俺が引くかね
★今度こそこの試合最後の判定→ スペード6

886 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/02/19(水) 23:52:03 ID:???
すみません、また二重投稿をやってしまいました…(汗)
>>883は、無かった事にして頂きたく思います。
(引いてしまわれた>>885さんには申し訳ないですが、>>882さんの引きを採用したいと思います。 どちらも同じですが…)

そして、今日の更新はここまでにしようと思います。

>>874-877
本当になんとかゴールを決めた感じでしたね…。
そして一歩間違えて居たらポストというw
ゴール近くになればなるほど悪くなる鈴仙の引き、ホントに呪われているんじゃないでしょうか……。
>>884-885
もしJOKERだったらそれも面白かったかもですねw
クラブAだったら、まさかのここに来ての新技披露でした。

それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。

887 :森崎名無しさん:2014/02/19(水) 23:57:09 ID:???
乙フレイムフラッシュ!
レミリアはネオレッドサン覚えるのはいいとしてフレイムフラッシュ的な技もあるのでしょうか?
スカーレットフラッシュ?グングニルショット?なんだろう

888 :森崎名無しさん:2014/02/20(木) 00:49:06 ID:???
乙でした。てゐが戻ってない振りして隙突いて来そうで困る。
パスカル……いいかげんツッコミなさい。さもないとかみそりちょっぷのDISC買ってきちゃうよ?
うどんちゃんの接客スキルと財布の紐EXをどうにかすれば、パスカルの評価も変わるはず。

889 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/02/20(木) 22:31:26 ID:???
こんばんは、今日も更新を始めていきます。
今日こそ、スカーレットムーンズ戦を終える事が出来ればと思います。
>>887
乙ありがとうございます。
フレイムフラッシュ互換の技も、出すかどうかは分かりませんが考えていますね。
名前は、原作でも個人的に印象に残ったスペカを引用するかと思います。
>>888
乙ありがとうございます。
あ、すいません。 てゐがもどってくる描写を書き忘れておりました。
後付けっぽくはなりますが、今後の描写で補完したいと思います。
それと、忘れたついでに……

*シュートを決めた事で、人気があがります。37→38
(ただし、相手が弱小なのとかろうじて決めた印象があり、幅は低めです)
*永琳印象値は、これまでの行動と相殺して、変動しません。
(ゴールを決めたのはプラスですが、点差を狙い攻勢に出るも失敗した点のマイナスと相殺されます)

890 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/02/20(木) 22:33:04 ID:???
★今度こそこの試合最後の判定→ クラブQ ★
スペード・クラブ→レミリア「最後に。 一度だけ――」パチュリー「待って、レミィ」なんと、パチュリーが……!?

レミリア「(敗北する時は……する時こそは、より派手に――!)最後に。 一度だけ――!!」

レミリアは、助走をつけて駆けだした。
この試合最後のマスターオブレッドサン。 これを放ってから敗北しようと。
点が決まる確率が低い事は承知の上で……彼女はより美しく敗北しようとした。
しかし。

パチュリー「待って、レミィ」

パチュリーは、最後の特攻に出る友人の背を見ながら、呟いた。
――声量こそは静かだが、そのか細い声が放つ圧力は呪詛のように重たく。

レミリア「…弁解なら、試合後に聞いてあげるわ。 多分ね」

パチュリー「(それもお願いしたいけど……)――違う。
私は、まだ試合を諦めてはいない。 それを伝えようとしたのよ。
……確かに、試合時間は少ないし、ここでゴールが決まったとしても…パス回しをされれば即終了。
だけど。 だからってキックオフシュートは無いんじゃあないの? もう少し、マシな戦法があると思うけど」

レミリア「パチェ……あんた…」

何時も通りの冷ややかで興味なさげな声。 しかし、彼女の内心はその実自分にも負けぬ
――いや、それ以上の闘志の炎が宿っている事を、レミリアは見逃せなかった。
そして同時にレミリアは考えた。 何が一体彼女をそう変えさせたのか。
一体どこに、そのきっかけがあったのか。 答えは、案外簡単な所にあった。

レミリア「……了解。 最後の5分…いや、もう4分弱。 あんたに任せてみるわよ。
(全く。 予想よりは弱弱しかったが、やはりこうした場面で影響を与えて来る…。
――でも、まぁ。 私の読みは間違えては無かった、ってところかしら?)」

891 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/02/20(木) 22:34:53 ID:???
レミリアは憎々しげに敵陣の中央でバテている情けない少女を見つめながら、
しかしどこか得意げに、駆けだした脚を緩めてバックパスを送る。 そして――。


      パチュリー「皆上がりなさい! 最後のファストブレイクよ! そしてここは……」

ダッ!

実況「お〜〜っと、パチュリー選手、レミリア選手からのバックパスに向かって走る!
そして最後の速攻の指示を出しながら、ボールを捉えて〜〜〜!?」

パスッ…

パチュリー「貴女が、このパスを通すのよ――小悪魔!」

小悪魔「……はい!」

……ポムッ!

実況「パスを放つ! ……と思いきや、自身も走ってシュートに向かう!
そして本当の真打は――この試合、トップスピンパスで試合を作り続けて来た熟練のパサー・小悪魔選手だ〜!!」

小悪魔「(美鈴さんが走り、咲夜さんが耐え、陸君が目覚め、妹様が暴れ、お嬢様が怒り。
だけど私は――淡々と、自分の仕事をこなしきってみせる!)行きます!
この試合最後の――トップスピンパスよっ!!」

グワアアアアアッ! パッコオオオオオオオ……ン!
 ギュルギュルギュルギュルギュルギュルギュルギュルギュルギュル!!!

実況「小悪魔選手、数秒だけボールを溜めて…大きくパスを上げた〜〜! 狙う先には咲夜選手!
スカーレットムーンズ、最後の最後で全員攻撃に出ました!!」

892 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/02/20(木) 22:36:49 ID:frkqH0VU
永琳「(フリーで撃って来たわね。 元の速攻とも相まって…これは、厳しいわ)」

パスカル「くっ……! だが、止めるしかない!」

小悪魔「(まずは私が繋げる……それが私の役目だから!)」

先着2名様で、

★小悪魔→トップスピンパス 51 (! card)(! dice + ! dice)+(ファストブレイク+1)+(フリー補正+2)=
★パスカル→パスカット 47 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 永琳→パスカット 50 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→咲夜、パスキャッチ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(レミリアがフォロー)(パチュリーがフォロー)(フランがフォロー)
≦−2→ルナティックスボールに。

【補足・補正・備考】
パチュリーのスキル・ファストブレイクにより、
紅魔スカーレットムーンズ全選手のパスに+1の補正が付きますが、ガッツ消費が1.1倍になっています。
(ただし、1の位は切り上げ)
永琳のマークがダイヤの時、「天網蜘網捕蝶の法(+2)」が発動します。
永琳のダイスの合計が2の時、スキル・月のファンタジスタが発動し数値を12とします。

893 :森崎名無しさん:2014/02/20(木) 22:37:30 ID:???
★小悪魔→トップスピンパス 51 ( ハートK )( 5 + 6 )+(ファストブレイク+1)+(フリー補正+2)=

894 :森崎名無しさん:2014/02/20(木) 22:37:36 ID:???
★パスカル→パスカット 47 ( スペードJ )( 1 + 3 )+(人数補正+1)=
 永琳→パスカット 50 ( クラブ10 )( 3 + 1 )+(人数補正+1)=★

895 :森崎名無しさん:2014/02/20(木) 22:37:40 ID:???
★パスカル→パスカット 47 ( ダイヤ2 )( 4 + 6 )+(人数補正+1)=
 永琳→パスカット 50 ( スペードJ )( 4 + 6 )+(人数補正+1)=★

896 :森崎名無しさん:2014/02/20(木) 22:38:39 ID:???
小悪魔はこの試合活躍してるなぁ・・・賢者と立場入れ替えてもいいくらいに

897 :森崎名無しさん:2014/02/20(木) 22:39:06 ID:???
★が最初の判定の終わりにないけど大丈夫?

898 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/02/20(木) 22:47:10 ID:frkqH0VU
★小悪魔→トップスピンパス 51 ( ハートK )( 5 + 6 )+(ファストブレイク+1)+(フリー補正+2)=65
★パスカル→パスカット 47 ( スペードJ )( 1 + 3 )+(人数補正+1)=52
 永琳→パスカット 50 ( クラブ10 )( 3 + 1 )+(人数補正+1)=55★
≧2→咲夜、パスキャッチ。

ギュルギュルギュルギュル……!

パスカル「そ、そんな!?」

永琳「(データには無いまでの精度ね……と、何処かの誰かの口癖が移ってしまったか)」

実況「小悪魔選手、凄いパスだ〜〜!! まるでドライブシュートのような威力で
パスカル選手と永琳選手の間をくぐり抜け……そして、咲夜選手の元へと素晴らしいタイミングで落ちる!
これは凄い! ことパスに賭けては、彼女は幻想郷最強と言っても良いかもしれません!」

天子「そうかしら? あれで最強だったら衣玖も結構、良いセン言ってそうな気もするけど」

魔理沙「そういえば、衣玖の奴。 今日は観戦に来てないのか?」

天子「うん。 なんかリフレッシュ休暇を取ったから温泉に行くって」

森崎「(あいつ、やる気あんのかよ……。 ある意味、霊夢よりも心配だぞ)」

899 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/02/20(木) 22:49:39 ID:frkqH0VU
咲夜「さあ、次は私の番よ!」

佳歩「さ、させませ〜ん!」

ウサギB「数合わせにしかならなくても…止める!」

てゐ「んだんだ〜!」

鈴仙「(……って、てゐったら何時の間にかチャッカリ戻って来てるし。 全く、こっちの心配も考えなさいよ…。
――と、いう感じだけど。 私も咲夜さんに向かった方が良いのかしら?
もう正直ズタボロだから、狂気でドリブルの足止めくらいしか出来無さそうだけど――)」

A:タックルに向かう!(鈴仙のタックル:48-3)
B:周囲には敵も多い。 ここはフォローに備える!
C:下がって、次のパスカットに備える!(鈴仙のパスカット:46-3)

鈴仙のガッツ:70/850

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*てゐが負傷から戻ってきました。

―――――
>>897
書き込み時点で★を書いているにも関わらず、判定の際に漏れていた場合は無効としておりますが、
今回は最初からこちらの抜けがありましたし、続きまで書いてしまったので、続行とさせていただきます。

900 :森崎名無しさん:2014/02/20(木) 22:50:32 ID:I1K5ks82


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