キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【アツくなる】鈴仙奮闘記15【ウサギたち】

1 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/02/22(土) 23:46:47 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品で、
東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。

内容は、東方永夜抄の5ボス、鈴仙・優曇華院・イナバがサッカーで師匠を超えるために努力する物語です。
また、ストーリーやカードの展開次第で、いくつかのキャプテン森崎のキャラクターも、
それぞれの思惑を持ちながら、幻想郷の住人との交流を通じてサッカーを極めていくことになるでしょう。

他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。

☆前スレ☆
【運命を】鈴仙奮闘記14【切り開く】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1390576226/l50
☆攻略ページ(キャプテン森崎まとめ@Wiki内)☆
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/104.html

(※このスレの目標や今後の予定、ゲーム進行の流れなどが分かります。
  過去ログもありますので、初めて来て下さった方は、一読すればより楽しめると思います!)

☆あらすじ☆
ある日突然幻想郷にやって来た外来人、アラン・パスカルと中山政男との出会いにより、
師匠、八意永琳に並ぶ選手になると決心した鈴仙・優曇華院・イナバ。

紆余曲折あったイタリアとの脳内試合を終えて、
名門・紅魔スカーレットムーンズとの練習試合に挑んだ我らが永遠亭ルナティックス!
その試合は永琳とレミリアを中心に激しく盛り上がる中、輝夜・慧音の堅守や佳歩や妹紅の素晴らしいシュート。
中山の冴え渡る思考に、パスカルと鈴仙との連携プレーが光り、一時はスカーレットムーンズに大差をつける。
しかし、そこからの紅魔の巻き返しも凄まじく、パチュリーの戦略にレミリアの決定力が光り、
スカーレットムーンズは1点差に追い着いたが……後一歩で同点は敵わず、試合はルナティックスの勝利。
とはいえ、試合での課題は多く、鈴仙は結果を出しながらもなんとなく思い悩み。
他のチームメイトもまた、それぞれこれからの道について模索する中で―――?

184 :森崎名無しさん:2014/03/02(日) 22:14:50 ID:QKBGJfoo
F 以前の人里での件について謝る


185 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/02(日) 22:29:45 ID:KJ5dWsIo
F 以前の人里での件について謝る

鈴仙「(そ、そうだっ! そもそものこじれの原因は人里のあの一件だったじゃない!
あれについて謝らないと――!)」

鈴仙は幽香との会話が困難になる前に、謝罪をしようと思いたつ。
幽香の誘いを断るが為に、婉曲な表現で話題を逸らそうとした事を。

鈴仙「(で、でも――。 それって、私が謝んないといけない事なのかなぁ…。
確かに、正直に「無理です」って断らなかった私も悪いっちゃあ悪いけど。
でも、ぶっちゃけ私一方に非があるわけじゃないような……)」

――しかし、口を吐く前に、鈴仙の脳裏に一抹の不安がよぎる。
このまま、不用意に謝罪をする必要はあるのだろうか。
逆に。謝罪をするとしたら、一体鈴仙は何について謝る必要があるのだろうか。

鈴仙「(ど、どうしようかしら……? 【この前後の幽香さんの発言も踏まえて】、
最善か、次善の選択を選んで行かないと……!)」

A:いや、人里の件については謝る必要は無い。
B:このまま、全面的に自分が悪かったと平謝りする。
C:正直に誘いに乗れない…という事を言わなくて済まなかったと謝る。
D:ここは久しぶりにヒントを貰う! (使用料:! dice×100円。 お支払いは後で)
E:その他 謝る内容の焦点について、他に良い案がある方はこちらで。

先に【3】票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*選択肢内に一つだけハズレがありますので、3票決とします。

186 :森崎名無しさん:2014/03/02(日) 22:30:25 ID:SuZEJgUw


187 :森崎名無しさん:2014/03/02(日) 22:34:16 ID:QKBGJfoo
D

188 :森崎名無しさん:2014/03/02(日) 22:34:37 ID:jQ4Pz8LA
Eすいません許してください!何でもしますから!

189 :森崎名無しさん:2014/03/02(日) 22:35:10 ID:ByB+qgBU
D

190 :森崎名無しさん:2014/03/02(日) 22:35:26 ID:JQ+ndrHE


191 :森崎名無しさん:2014/03/02(日) 22:42:20 ID:???
実際俺はハズレはBだと思うんだよね
なんか何も考えずにとりあえず謝るみたいな感じがして
最善、次善ならいいわけだろうしね
あと傘寄越してもらいたい

192 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/02(日) 22:48:19 ID:KJ5dWsIo
D:ここは久しぶりにヒントを貰う! (使用料:! dice×100円。 お支払いは後で)

鈴仙「(何となく、ハズレは目に見えてるけど…)」

鈴仙はどちらかと言えば、心配症な気質だった。
…と、いうよりも。 これまでの不遇で不運な出来事が彼女を心配症としてしまった、と表現する方が正しいだろうか。
ともかく、鈴仙は自分の出した答えに対して、非常に自信が持てなくなっていた。そのため――。

鈴仙「(ここは。 ――た…たすけて、ヨッチャ〜〜〜ン!!)」

***
<ヒント神・ヨッチャンの華麗なるヒントコーナー>

ヨッチャン「やあやあ、この場で会うのはお久しぶりですね、 レイセン!
――ヒントシステムを有効に使おうとして下さるのは、(出番的な意味で)とても嬉しいですよ。
ですが。 ことこの選択肢についての答えは非常にシンプルです。
何故なら、この選択肢――。

【意味も分からずに謝罪しなければ、それで問題が無い】のです。
更に言えば。 あの局面は客観的に見て、どう見てもレイセンは悪く無かったのですから、
【そもそも、相手の方からならばともかくも、レイセンは謝罪する必要など無い】のです!

――ただ、それでは風見幽香との関係改善は望めませんね。
ですので、もしもチャレンジするとしたらCか。 あるいは自由選択枠の利用という事になります。
ただ、繰り返しになりますが、【ここは正直、無意味に謝罪する局面では無い】ですので、
納得の行く内容で無ければ、却って墓穴を掘るかもしれませんね」

193 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/02(日) 22:49:20 ID:KJ5dWsIo
ヨッチャン「――と、言うわけでまとめです」

・B以外を選べば大丈夫。
・評価値アップのチャンスにはCが効果的だが、Aでも問題は無い(ただしプラスは無い)
・Cを選んだ所でも、Aと内容は大差無い(クラブA〜3のリスクを取るか、評価値小アップのリターンを取るかで選択してください)
・もしも、自由選択肢で上手い回答ができれば…!?

ヨッチャン「ふう。 我ながら最高のヒントですね。 それでは、料金の 5 00円は貰って行きます。
――では、また会う日まで、レイセン!!」

***

194 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/02(日) 22:50:21 ID:KJ5dWsIo
鈴仙「(…いやあ、ノリノリだったわねぇ、よりひ…じゃなくてヒント神様。
でも、これで自信が付いたわね。 さあ、私のすべき回答は――!?)」

A:いや、人里の件については謝る必要は無い。
B:このまま、全面的に自分が悪かったと平謝りする。
C:正直に誘いに乗れない…という事を言わなくて済まなかったと謝る。
D:その他 謝る内容の焦点について、他に良い案がある方はこちらで。

先に3票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*鈴仙のお小遣いが何時の間にか500円無くなっていました。6110→5610

195 :森崎名無しさん:2014/03/02(日) 22:50:30 ID:SuZEJgUw


196 :森崎名無しさん:2014/03/02(日) 22:51:04 ID:jQ4Pz8LA

てかピンポイントで高い値段を取られた・・・本当に運がないな、最近
厄除けにツボでも買ってきたら?

197 :森崎名無しさん:2014/03/02(日) 22:51:22 ID:QKBGJfoo
C

198 :森崎名無しさん:2014/03/02(日) 22:53:49 ID:JQ+ndrHE
D C
  +そのために、その場を取りつくろうとして、ころころと意見を変えたこと。

199 :森崎名無しさん:2014/03/02(日) 22:54:15 ID:???
>>198
あーその手があったか

200 :森崎名無しさん:2014/03/02(日) 22:57:27 ID:???
傘は交換条件か、正面切って戦うか、魔理沙るぐらいかな。
あるいは製造元に当たるとかね。どれも難易度高そうだけど。
素敵な傘ですね、から初めてそれとなく聞ければいいけど。

201 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/02(日) 23:00:16 ID:KJ5dWsIo
C:正直に誘いに乗れない…という事を言わなくて済まなかったと謝る。

鈴仙「(このまま黙ってるのも後味悪いし…ここは、一声謝っときましょ)
――あの、幽香さん?」

幽香「…まだ、何か用でも?」

鈴仙「えっと、その…。 この前は、誘いに乗れない事、変な言い方で誤魔化しちゃって、
すみませんでした」

たどたどしく、しかしはっきりと鈴仙は謝意を告げる。
それは先程の引き笑いと比べると格段に自然な応対に見えた。
そして、そんな応対に、根は決して悪い妖怪では無い幽香の態度も…?

先着1名様で、

★幽香さんの反応A→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→幽香「それじゃ、今日のコンサートが終わったら行きましょうか、お花屋さん♪」鈴仙「ふ、ふげっ!?」
それ以外→幽香「――別に、私こそ悪かったわよ」鈴仙「(ホッ…)」
クラブA〜3→幽香「ああん!? 何いきなり謝ってるわけぇ!? ぶっ殺すぞ!?」鈴仙「り、理不尽すぎるよ…」

202 :森崎名無しさん:2014/03/02(日) 23:01:00 ID:???
★幽香さんの反応A→ クラブ9

203 :森崎名無しさん:2014/03/02(日) 23:01:12 ID:???
★幽香さんの反応A→ クラブ10

204 :森崎名無しさん:2014/03/02(日) 23:03:17 ID:???
クラブばっかだな、どっかのスレにもこんなクラブ畑があったな、幽香がらみからから一気に

205 :森崎名無しさん:2014/03/02(日) 23:06:11 ID:???
マモノさんがちらちらと出番を窺ってらっしゃる……
あの道産子Dーグルさんは赤腋さんを嫁にする発言しちゃう人だからさ。

206 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/02(日) 23:24:24 ID:KJ5dWsIo
★幽香さんの反応A→ クラブ9 ★
それ以外→幽香「――別に、私こそ悪かったわよ」鈴仙「(ホッ…)」

鈴仙の謝意は、果たして幽香には通じたようだ。 …それに、そもそもの幽香自身が、人里の一件を気にしていたのか、

幽香「――別に、私こそ悪かったわよ」

…と、にべも無い早口で鈴仙に告げる。
風見幽香は、不器用で乱暴な面。そしてそれが原因で勘違いされやすい面は多々にあるが、
『基本的には』常識を兼ね備えた、比較的良識派の妖怪と括っても問題が無いようだった。

鈴仙「(ホッ…)い、いえいえ、そんな…」

幽香「――まぁ、そんな訳だから。 花は大事にしなさいよね」

それだけを鈴仙に優しく告げると、幽香はクールに被りを振って、観客の中へと本格的に埋もれて行く。

鈴仙「(よ、良かったぁ……! やっぱり、やってみるもんなのね……)」

――鈴仙は、早速と行動の成果を感じ取ってほっとする。
少なくともこれで、『幽香に』不要な因縁をつけられる恐れは減じた筈だ。

鈴仙「(そう言えば、姫様が幽香さんの日傘を欲しがってるって、前に言ってたわよね…。
――太陽の畑にでも行ってみたら、何か譲って貰える手掛かりとか、掴めないかしら?)」

幽香との出会いは、正直不運と思っていた鈴仙だったが、
結果としては自身の行動により、次への糸口を切り開く事が出来た。

鈴仙「(こうした派手じゃない事でも、こうやって…積み上げられるのが。 本当に『強い人』なのかしら…?)」

*幽香の評価値がやや上がりました。
*幽香の鈴仙に対する評価、幽香→(次に花を侮辱したらコロス)→鈴仙 が消滅しました。

207 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/02(日) 23:25:28 ID:KJ5dWsIo
――こうして一悶着こそあったが、鈴仙は無事に受付を済ませて、
コンサートが開かれる会場らしき場所へとたどり着く。
普段はただの平原であろうそこは、今や数百はある座席と無数の音楽機器。
そしてその座席の奥にはちょっとした劇場のように立派なテントがそびえ立っており、
改めて、このコンサートの規模の大きさを実感させられる。

鈴仙「(う、うわぁ…! クラシック中心のコンサート、って聞いていたけど。
これだけあったらロックな曲も出来そうね。 ――というか、やるのかな?
う〜ん、楽しみッ! …さて、開演までもう暫く時間があるようだけど――どこかプラプラしてようかしら?)」

A:プラプラしている!(あまり鈴仙と知り合いじゃない人と会える可能性が高めです)
B:いや、この場でマッタリしている!(鈴仙と知り合いな人と会える可能性が高めです)
C:いや、ここは楽屋裏へと行ってみる!(舞台関係者と会えるかも…!?)
D:いや、ここは勝手に舞台に上がってプレステージの開幕よ! 私の歌を聴け〜っ!!
E:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

208 :森崎名無しさん:2014/03/02(日) 23:26:03 ID:jQ4Pz8LA

ここだ、ここで歌うんだ!

209 :森崎名無しさん:2014/03/02(日) 23:26:59 ID:SxZFeLF6
B

210 :森崎名無しさん:2014/03/02(日) 23:27:12 ID:SiQpqbB2


211 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/02(日) 23:33:54 ID:???
鈴仙がいよいよアイドルデビュー!?
…と、いったところで今日の更新はここまでにしようと思います。

>>178-180
これは厄いですね…。
地獄住民系ヒーローはいそうですが、確かにヒロインは新ジャンルかもですねw
>>188
ん? 今なんでも(ry
>>204-205
ゆ、幽香さんはドS(親切)だから大丈夫です…!(震え声)

それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。

212 :森崎名無しさん:2014/03/03(月) 00:18:38 ID:???
私の青春乙

213 :森崎名無しさん:2014/03/03(月) 00:21:26 ID:???
乙です
陽子さん が作った 七面鳥 差し入れときますね
ドS=相手の能力値を奪っていくだけで済ます
向日葵仮面と幽香は別人だったのか、なーんだ、だから向日葵仮面のことを根に持ってないんだね!

214 :森崎名無しさん:2014/03/03(月) 00:25:40 ID:???
相手の能力値を奪っていくだけで済ます。
これはトラウマクラスですわ。
このスレにはそんな非道幽香さんはいない…よね

215 :森崎名無しさん:2014/03/03(月) 00:59:28 ID:???
乙です。
そういえば歌ったら不思議なことが起こって一番とったことがありましたね。
鈴仙さんにはアイドルの素質あり……?

彼女こそ、クラブやダイスに負けずチャンスを掴み、スターの座を駆け上がっている、超時空玉兎、鈴仙ちゃんです!

216 :森崎名無しさん:2014/03/03(月) 22:20:08 ID:???
どっちかと言うとうどんちゃんはアイドルよりもマイナスターズ的な。

217 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/03(月) 22:52:30 ID:???
こんばんは、今日も更新をしていきます。
>>212
鈴仙の青春乙ありがとうございます。
すっかり持ち歌になっちゃいましたねw
>>213
乙ありがとうございます。
陽子さんの七面鳥…ありがたく頂きたいですね!
えっ?謎の向日葵仮面と幽香さんは別人に決まってるじゃないですか…!
>>214
謎の向日葵仮面「あぁん!? わた…じゃなくてゆうかりんは可愛くてか弱く、
そして心優しい少女だって言ってるだろうがァ!? ぶっ殺すぞ!?」
と言う訳で、幽香さんは基本危害は加えませんが、
謎の向日葵仮面さんは何をしてくるか分かりませんね…。
出来れば、理不尽で酷いけど憎めないような、そんなキャラにしていきたいです。
>>215
乙ありがとうございます。
輝夜「1064(てるよ)プロとか立ちあげるのも悪くないわね…」チラッ
鈴仙「(姫様、またロクでも無い事考えてそうだなぁ……)」
>>216
相方が気になりますね…w

218 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/03(月) 22:54:10 ID:???
D:いや、ここは勝手に舞台に上がってプレステージの開幕よ! 私の歌を聴け〜っ!!

鈴仙「ええ〜いっ! ここは自分の心で感じたままに物語を動かす時よ〜っ!?」

暫くは大人しく座っていた鈴仙だったが…なんとも、そわそわしてしまう。
どうやら、舞台の裏の方でリハーサルを行っているようで、
大きなテント越しからも、心を躍らせる陽気なトランペットの音や、
リズミカルなドラムの音などが聞こえると、もうどうにもならず……。

タタタタタッ…ドタドタドタッ! バババッ!

鈴仙「いっえ〜〜〜〜いっ! 新参ども、私の美声に惚れろ〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!」

――と、謎のテンションを撒き散らしながら、つい舞台上へと駆けあがってしまうのだった。
しかも、性質の悪いことに……この場の雰囲気に当てられたのは、鈴仙だけでは無かったらしい。

観客「ワアアアアアア!!」「いいぞいいぞ〜!!」「やれー!! 脱げーっ!」「ガハハハハッ!」

リズムに乗った躁の音を聞いた以上、観客達もまたこの飛び入り参加の歌手を歓迎せざるを得ない。
ステージ開始前から惜しみなく浴びせられる熱狂に、鈴仙の躁は、観客の躁は更に激しくなり――。

鈴仙「一番鈴仙! 私の青春っ!!」

ジャン♪ジャジャッジャジャ〜〜〜ン♪

仕舞にはトランペット・パーカッションに加えて情緒的なキーボードの音色。
それに加えて用途不明の弦楽器各種の伴奏が重なり、いよいよプレステージは盛大に幕を開こうとしていた。
ある一点を除いて、全て問題は無かった。 …肝心の鈴仙の歌唱力が如何ほどであるかという、重大な問題以外は。

鈴仙「胸のざわめき〜……♪」

219 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/03(月) 23:01:36 ID:HmNk4xE2
意気揚々と歌い始める鈴仙。 果たして、その評価や如何に――?

先着1名様で、

★鈴仙の青春→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→その時、不思議な事が起こり……!
       見上「君、アイドルサッカーに興味は無いかね?」なんと、別世界の住民からスカウトされたぞ!?
ダイヤ→ハート+音楽隊の人?達からも絶賛される!
ハート→結構盛り上がった! 歌ってサッカー出来るアイドル(違)としてちょっとだけ人気者に!
スペード→普通に盛り上がった。
クラブ→カーン♪ 駄目だ、あんまし上手くなくて鐘を鳴らされた!?
クラブA→鈴仙の歌が響いた次の瞬間、風は止まり、火は消え、水は澱み、大地は腐り果てる。
      鈴仙は世界でも有数クラスのオンチだったのだ・・・。

220 :森崎名無しさん:2014/03/03(月) 23:01:58 ID:???
★鈴仙の青春→ ハート2

221 :森崎名無しさん:2014/03/03(月) 23:02:02 ID:???
★鈴仙の青春→ クラブJ

222 :森崎名無しさん:2014/03/03(月) 23:05:23 ID:???
森崎とサッカーじゃなくて俺の青春対決もできるんやな
やったら死人がでるけどw

223 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/03(月) 23:37:12 ID:HmNk4xE2
★鈴仙の青春→ ハート2 ★
ハート→結構盛り上がった! 歌ってサッカー出来るアイドル(違)としてちょっとだけ人気者に!

音楽の心得の無い鈴仙だったが、それでもどうやら、最低限かそれ以上の才能は秘めていたようだ。

鈴仙「…青春は戦うことと〜見つけたり〜〜〜♪」

観客「ワアアアアアアアアアアアアア!!」「あれ、意外と悪く無いじゃん」「でも選曲センス古くね?」
「うどんちゃんって多芸だったんだな…」「サッカーの試合でも歌ってくれ〜!」「うどんちゃんっ!」

鈴仙の歌は、余興にしては上出来過ぎた。
元々のルックスが並以上である上に、サッカーでもそこそこ有名な鈴仙の歌という事で、
歌唱力以上に観客達の関心を生み、結果としては和やかな雰囲気を作ることに成功した。

<なお、舞台裏>
ルナサ「皆ごめん、少し遅れてしまって……って、メルラン。
私が席を外してる時には無暗にトランペットを掻きならすなって、いつも言ってたじゃないか…。
お陰で、観客席がまるでライブ会場みたいにヒートアップしてるし。 はぁ…ステージ開始前から憂欝だ」

メルラン「あっはは〜〜〜♪ 何か言った〜〜〜?」

リリカ「(ま、楽しかったしいーや)」

*そこそこ盛り上がったので、鈴仙の人気が上がりました。38→40

224 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/03(月) 23:38:21 ID:HmNk4xE2

そうして、鈴仙が幾ばくかのストレスを発散し、観客席に戻ったところで。
広い特設会場に、少しだけ耳触りなブザー音が鳴り響いた。

アナウンス「本日はお越しいただき、誠にありがとうございます。 本日のステージは、間もなく開演となります。
お客様につきましては、携帯の電源が切れている事を確認し…」

鈴仙「(ケイタイって何のことだろう。 山の巫女が持っている事で有名な神器の一つかな…?)」

一部良く分からない警告を含んだ案内が聞こえてくる。
それと同時に屋外ステージも丁度良い塩梅に薄暗くなり、ステージ上の照明の明るさが余計に際立つ。
コンサートは、間もなく開演しようとしていた。
そして、そこから暫くも経たずに、赤、黒、白のステージ衣装に身を包んだ、
それぞれが麗しくも愛らしい少女が3人現れる。
彼女達こそが、本日のステージの主役である、『プリズムリバー三姉妹』。
舞台上手で、不敵ともとれる微笑みを描きながら悠然とキーボードを構える赤の少女は、
三女のリリカ・プリズムリバー。
舞台下手で、やや緊張した面立ちだが淑やかに、ヴァイオリンの調律を行う黒の少女は、
長女のルナサ・プリズムリバー。
そして舞台中央。満面の笑みを更に破顔させる勢いで、今や今やとトランペットに注視している白の少女は、
二女のメルラン・プリズムリバー。
――三者三様とも取れる様子ではあるが、彼女達三人ともに、『音楽に対する真摯さ』で一杯である事は、
素人である鈴仙にも、はっきりと見て取れた。

225 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/03(月) 23:39:22 ID:HmNk4xE2
ルナサ「――」

スッ…

長女であるルナサが、恐ろしく滑らかで幽玄な手つきで弓を滑らせる。

…♪〜〜〜♪〜〜〜

そこから放たれる耽美かつ悲痛な音色は、
これまでの鈴仙の歌が児戯に過ぎない事を、何よりも如実に語っていた。

リリカ「……!」

…〜〜〜〜〜〜♪

次に語られる調和と秩序に溢れた音色は、
そんな児戯すらも包み込むであろう優しさに満ちていた。

メルラン「〜♪」

〜♪〜〜♪〜〜♪

そして、その両者に載せて高らかに告げる音色は、
この音楽の貴さを証明するに充分過ぎた。

鈴仙「(…わぁ、凄いっ!)」

――鈴仙の感想は子供じみた単純な物ではあったが、しかし真理を的確に突いていた。
この世にはまるで存在しないのではないか、と疑いたくなるような幻想的なアンサンブルに、
鈴仙の心は原初の姿を取り戻し、まるで産まれたばかりの赤子のように、
ただ、あるがままの全てに感動をせざるを得なかった。

226 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/03(月) 23:40:43 ID:HmNk4xE2
……そして、楽しい時間はあっと言う間に過ぎてしまう。
彼女達三人で織りなすステージである第一部は、解けるように終了しており、
このコンサートももはや、この休憩時間と第二部を残すのみとなっていた。

鈴仙「(ふう。 いや〜、良かったなぁ……。 音楽なんて、理論を理解せずとも充分に感動出来るものなのね…。
――さて、休憩時間だから。 どこか、知り合いでも探してみようかしら?)」

A:プラプラする!
B:この場でマッタリしている!
C:いや、ここは外で頭を一旦冷やしてくる!
D:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

227 :森崎名無しさん:2014/03/03(月) 23:42:51 ID:QV3DERr2


228 :森崎名無しさん:2014/03/03(月) 23:42:51 ID:qk22f4jM


人気ですが、練習試合の勝利ボーナスが入っていません?

229 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/03(月) 23:50:10 ID:???
……と、いう辺りで、今日の更新はここまでにしようと思います。
>>222
カラオケ対決も面白そうですねw
>>228
すみません、間違えてスレ開始時の数値を参照しておりました。
正しくは…

*そこそこ盛り上がったので、鈴仙の人気が上がりました。43→45

です。大変失礼いたしました。

それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。

230 :森崎名無しさん:2014/03/03(月) 23:53:18 ID:???
乙でした。うどんちゃんはこういう引きだけは強いなぁ。
案外目立ちたがり? 奇行を多めに取って行動してみようかな。

231 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/04(火) 23:10:15 ID:???
こんばんは、今日も更新していきます。
>>230
乙ありがとうございます。
今回は鈴仙が目立ちたがりというよりも、メルランの奏でる躁の音楽が
鈴仙の精神に大きく与えた…という設定を考えていました。
(それでも、敢えてステージに立つくらいですので、隠れた願望くらいはありそうですが)
奇行も、やり過ぎない範囲だったら皆も寛容ですし、
ハイリスク・ハイリターンになりがちとはいえども効果があるかもしれません。

232 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/04(火) 23:11:37 ID:uYm19D+A
A:プラプラする!

鈴仙「(今日は…外との交流も広げるってのが目的だったし。
ただ座ってるだけじゃなくて、積極的に会場を歩き回ってみようっと!)」

鈴仙はそう思い立つと勢い良く座席から立ちあがり、
キョロキョロと周囲の客層を眺めていた。

鈴仙「(う〜ん。 噂には聞いていたし、入場料も高かったからやっぱりとは思ってたけど、
何となくセレブな感じのお客さんが多めね。 私、なんか気後れしちゃうかも)」

鈴仙は自分の着ている使い古したブラウスと、周囲の人妖達のオシャレな服装とを見比べて、
なんとも居た堪れない気持ちになるが…それはそれと、改めて歩きまわる事に専念する。
すると……?

先着1名様で、

★観客達→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→なんと、全日本Jr.ユース(当時)のメンバーが勢ぞろいではないか!?
ダイヤ→幽々子「あら、貴女は…妖夢に良くしてくれてる」鈴仙「あっ、ご無沙汰しております〜」
ハート→レミリア「あら、鈴仙じゃない。 こんな貴族の集まる場所で珍しい」鈴仙「(それって、私が庶民って事…?)」
スペード→さとり「…最近、良くすれ違いますね」鈴仙「(最近、良く地上に来るのね…)」
クラブ→神奈子「ふーむ。 彼女達、是非買いたいねぇ」鈴仙「(締め縄が大き過ぎて3席も占領してる人(?)がいる…)」
クラブA→輝夜「あ〜、お金持ちってやっぱ良いわ〜♪」鈴仙「何してるんですか、姫様…」

233 :森崎名無しさん:2014/03/04(火) 23:12:41 ID:???
★観客達→ ハート3

234 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/04(火) 23:26:33 ID:uYm19D+A
★観客達→ ハート3 ★
ハート→レミリア「あら、鈴仙じゃない。 こんな貴族の集まる場所で珍しい」鈴仙「(それって、私が庶民って事…?)」

??「――あら、鈴仙じゃない」

周囲の雰囲気にやや萎縮し、ひょこひょこ歩いていた鈴仙に語りかけたのは。

鈴仙「えっ、あっ……レミリアさんじゃあないですか!」

――先週の試合にて相まみえたばかりの吸血鬼の少女。
永遠に幼き紅き皇帝・レミリア・スカーレットその人だった。
彼女は試合での感情を全くおくびにも出さず、
鈴仙の方向へと近づいてじっと彼女の紅い双眸を見つめ――。

レミリア「…ふむ。 たった数日で随分と良い顔になっている。
女子三日会わざれば刮目して見よ、とは良く言ったものだわ」

鈴仙「は、はぁ……(良く分からないけど、褒められている…のかな?)」

鈴仙の理解を超えて、勝手に納得して腕を組み尊大に頷く。
その動作はどう考えても、外見年齢で十に満たない幼女のそれでは無かった。
余りに大袈裟過ぎるギャップに、鈴仙は思わず吹き出しそうにもなるが――。

咲夜「――ちょっと、お嬢様よりお褒めの言葉があったにも関わらず、
そうした素っ気ない態度を取るなんて。 不敬とは思わないの?」

そのレミリアの隣に座っていた従者・咲夜の咎めるような口調に思わず恐縮してしまう。
とはいえ、咲夜自身も鈴仙を嫌悪するような雰囲気では無く、あくまで日常会話の延長といった様子。
サッカーの試合時や、いつかの弾幕ごっこで見せたような、ナイフのように鋭い敵意は微塵も感じられなかった。

235 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/04(火) 23:28:58 ID:uYm19D+A
鈴仙「(――そういえば、紅魔館に行く事はあっても…パチュリーさんとばっかり話していたのよね、私。
今日はここらで、レミリアさんや咲夜さんとも仲良くなれたりしないかなぁ…?何か、雑談の話題でも振ってみようかしら)」

A:「今日の演奏、素晴らしかったですよね!」演奏会について話す。
B:「この間の試合、とても勉強になりました!」この前の試合について話す。
C:「もうすぐですね、大会!」大会について話す。
D:「そういえば、パチュリーさんは元気ですか?」パチュリーについて話す。
E:「レミリアさんは、良く音楽とか聞きに来られるんですか?」レミリアの趣味について話す。
F:「そういえば、妹さんはお元気ですか?」フランの様子について話す。
G:「咲夜さんは、いつも大変そうですねぇ…」レミリアではなく咲夜と話す。
H:「あのー、お宅の妹さんに私の耳が壊されたんですけど…」謝罪と賠償を要求する。
I:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

236 :森崎名無しさん:2014/03/04(火) 23:29:47 ID:eYX08yS+

素晴らしき地獄状態を期待www

237 :森崎名無しさん:2014/03/04(火) 23:32:07 ID:BpJTnsXA
I 「あんたはいいよな……美人の部下に囲まれちゃってさ」地獄兄弟的な返しする

238 :森崎名無しさん:2014/03/04(火) 23:32:51 ID:388k12NQ
E

239 :森崎名無しさん:2014/03/04(火) 23:36:49 ID:gSYvWIdA
D

240 :森崎名無しさん:2014/03/04(火) 23:38:11 ID:ijMvsFXY
D
チラッチラッ

241 :森崎名無しさん:2014/03/04(火) 23:39:09 ID:???
JOKERで矢車さんの妹になってるのかw

242 :森崎名無しさん:2014/03/04(火) 23:42:15 ID:???
外伝における大したことない連中

ユブンタイ
パチュリー NEW!

243 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/04(火) 23:48:52 ID:uYm19D+A
D:「そういえば、パチュリーさんは元気ですか?」パチュリーについて話す。

鈴仙「(でも…やっぱりパチュリーさんが気になるなぁ。
あの人、こないだの試合でも活躍が微妙だったし、それをショックに寝込んで無ければ良いけど…)
――そういえば、パチュリーさんは元気ですか?」

レミリア「ん? パチェかしら? ――ああ、そういや貴女にはウチのパチェが世話になっていたみたいだしね。
気になるのも仕方が無いか」

鈴仙「い、いえいえめっそうも無い! むしろ、私の方が色々と教えて頂いていて――」

レミリア「良いわよ、おべっかなんて」

レミリアは悪戯っぽく意地悪に笑った。

レミリア「――パチェの奴、あんたのお陰で最近は結構機嫌が良かったんだから。
あいつ、教えるのが大好きな生粋の魔法使いだしね。 私じゃあ、パチェの話を聞いていても、すぐに飽きてしまうし」

鈴仙「あ、あはは…」

普段鈴仙には見せていない(つもりでいる)パチュリーの意外な一面を聞きつつも、
レミリアは更に話を続ける。

244 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/04(火) 23:50:19 ID:uYm19D+A
レミリア「お陰さまで、最近は――」

先着1名様で、

★パチュリー息してる?→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→レミリア「なんかすごい魔術で、喘息を完治させたみたいで――」鈴仙「えっ」
ダイヤ→レミリア「――懲りずにサッカーの練習をしてるわね。 …懲りずに」
ハート・スペード→レミリア「なんか、ヘンな薬品の研究をしているわね。 喘息に利く薬かしら?」
クラブ→レミリア「相変わらずで、いつも詰まらなそうに本を読みふけっているわ」
クラブA→レミリア「……案外大したことが無かったショックで寝込んでいるわね。食事も点滴しか受け付けないみたいで」
      鈴仙「(魔法使いって、食事は要らないような…)」

245 :森崎名無しさん:2014/03/04(火) 23:50:33 ID:???
★パチュリー息してる?→ スペード8

246 :森崎名無しさん:2014/03/04(火) 23:50:33 ID:???
★パチュリー息してる?→ クラブ10

247 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/04(火) 23:54:36 ID:???
パチュリーさんが何とか元気そうにしている所で、今日の更新はここまでにしようと思います。
>>241
クラブAの場合は妹になってたかもしれませんねw
>>242
私のイメージでは、上二名と比べるとパッチェさんはまだまだ若輩者ですね。
というより、ヒドラさんを超える逸材はついぞ現れないのではないかとすら思っています。

それでは、みなさま、本日もお疲れさまでした。

248 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/05(水) 21:56:38 ID:???
こんばんは、今日も更新していきたいと思います。
――――――――――――――――――――――――
★パチュリー息してる?→ スペード8 ★
ハート・スペード→レミリア「なんか、ヘンな薬品の研究をしているわね。 喘息に利く薬かしら?」

レミリア「…暫くは元気が無かったけど」

鈴仙「(無かったんだ……)」

鈴仙は、パチュリーが高熱を出してうんうん唸っている様子を連想する。
身体の弱い彼女ならありそうな様子であったが…意外と、想像がつかない風に感じた。

レミリア「――ある日突然、何か思い立ったかのように古い大鍋を倉庫から運び出させて、
図書館の一角で変な研究ごっこみたいなのを始めてるのよ。
まあ、パチェの事だから…鍋をかき混ぜる筋力も無く。 すぐに筋肉痛を起こして頓挫しそうな気がするけど」

鈴仙「あはは…(レミリアさん、パチュリーさんの扱いがぞんざいな気がするなぁ。
――それでも、大分的を得ていてそうな予想だけど)」

レミリア「…まぁ、そんな訳だから。 またあいつの様子でも見に来てくれないかしら?
あんたなら、薬の知識もそこそこにはありそうだしね」

鈴仙「は、はい。 まぁ、私の知識なんて見習いレベルですけど…
(――ただ。 だからこそ、パチュリーさんの研究を見に行くのは、私の役にも立ちそうかも。
考えれば私、師匠の教え以外は何にも知らないし。 私って、まだまだ視野が狭いなぁ…)」

レミリアとの他愛の無い会話の中にも、自身の未熟さを実感する鈴仙だった。

*レミリアの評価値がやや上がりました。
*パチュリーが紅魔館の図書館で変な薬品実験をしている事が分かりました。

249 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/05(水) 21:57:54 ID:vxG2FAQI

――レミリアとの談笑の時間はあっという間に終わり。
(咲夜が若干不機嫌な目線でこちらを見つめていたため)
鈴仙は座席に座ってコンサートの第二部の開始を心待ちにする。
そして…。

アナウンス「間もなく、第二部が開始します。 席にお立ちのお客様は、速やかにお戻りください…」

鈴仙「(あっ、そろそろ始まりそう!)」

ステージ上が、再び煌びやかな照明に包まれた。
アナウンスは、それを予期していたかのように第二部の概要を説明し始める。

アナウンス「――第二部は、騒霊楽団と他団体とのコラボステージとなります。
様々なジャンルの楽器が奏でる、より深い幻想の調べをお楽しみください」

鈴仙「(へぇ…! なんかすごそう……!)」

ステージには先程の赤・黒・白とは違った、また別のシルエットが写り込む。
果たして、そのシルエットの正体は――。

先着1名様で、

★ジョイントコンサート→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→なんと、森崎だ! 森崎「おい鈴仙とやら! この俺様とカラオケ勝負だ!」鈴仙「はぁ〜〜〜っ!?」
ダイヤ→ハート+何やら見慣れない赤毛の女性だ!
ハート→何やら見慣れない少女二人組だ!
スペード・クラブ→ミスティアと響子だ! ミスティア「お呼ばれしちゃいました〜♪」響子「わーいっ!」
クラブA→いつものあの人だ! 謎の向日葵仮面「RYOUZYOKUせよ RYOUZYOKUせ〜〜〜〜よ〜〜〜」

250 :森崎名無しさん:2014/03/05(水) 21:58:21 ID:???
★ジョイントコンサート→ スペードA

251 :森崎名無しさん:2014/03/05(水) 21:59:58 ID:???
JOKERきたら死ぬってw

252 :森崎名無しさん:2014/03/05(水) 22:04:06 ID:???
そもそも森崎くんは鈴仙さんの名前も覚えているかどうか……って感じかな、今は。

253 :森崎名無しさん:2014/03/05(水) 22:04:57 ID:???
どっかの時空から光太郎もでてきてカラオケ大会だ!

254 :森崎名無しさん:2014/03/05(水) 22:05:50 ID:???
よその世界の森崎には歌えば歌うほど強くなるジンクスがあったなぁw

255 :森崎名無しさん:2014/03/05(水) 22:08:13 ID:???
鈴仙と森崎が組めば幻の俺の青春シュートいけるか?w

256 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/05(水) 22:45:35 ID:vxG2FAQI
★ジョイントコンサート→ スペードA ★
スペード・クラブ→ミスティアと響子だ! ミスティア「お呼ばれしちゃいました〜♪」響子「わーいっ!」

アナウンス「――今回のコンサートでは、現在幻想郷の若い妖怪や人間に人気の
自称オシャレ系パンクメタルバンド・鳥獣伎楽のお二方をお呼びいたしました。
どうぞ、皆さま拍手でお出迎え下さい」

アナウンスの合図とともに拍手が始まり、そして――

    響子「ヘー〜〜〜〜〜イ! みんな〜〜〜! のってるか〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜いっ!!」

ギイイイイイイ……ンッ!!!

鈴仙「う、うぎゃあああ〜っ!?」

――マイクの影響でその拍手の三倍は五月蠅い響子の声に、

ミスティア「YO! UNAGI YO! あたしゃ幻想郷生まれHIPHOP育ちのみすち〜ちゃんYO!」

…どう考えてもパンクとメタルを理解していないミスティアの口上。
両者の全ては、第一部までの上品なクラシック・コンサートには異質な存在だった。

鈴仙「(う、ウソでしょ…!? この子達が、この真面目なコンサートに……!?
この場違いさ、フランス料理の真ん中にドカンとカップヌードルが置いてあるようなモンよ、これ!?)」

257 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/05(水) 22:47:06 ID:vxG2FAQI
アナウンス「え、えー。 非常に元気で可愛らしいこの少女達ですが、実は幻想郷のロックバンドの走りでも
ありまして、えーと、その〜〜」

メルラン「あはは〜♪ 良い、良い! お姉ちゃん、私今日から鳥獣伎楽に入るから〜♪」

ルナサ「…………」

リリカ「(――今日、失敗したらお姉ちゃん達のせいにしよっと)」

――そして、その異質さを感じ取ったのは、鈴仙だけで無く、なんと壇上のアーティスト達も同じだった。
どうやら、事前の打ち合わせ不足が祟ったのか。ルナサ達プリズムリバー三姉妹側は、
鳥獣伎楽という団体がどんなテンションのミュージシャンであるかという事すら理解していなかったらしい。

鈴仙「(いやいや、フツーはリハーサル位するでしょうに。 適当過ぎるわよ……)」

アナウンス「……と、ともかく! 実力は確かな両団体ですから、
今は騒がしくとも音楽となれば、きっと美しいハーモニーを奏でてくれるでしょう! というわけで、ハイ、スタート!」

最後にはとうとう、アナウンスまでもがステージの円滑な進行を放棄した。
観客席には動揺。舞台には混沌がそれぞれ隠せない中で――。

ミスティア「そんじゃあ第一曲目! 作詞・マキマムシザ響ちゃん! 作詞・マキマムシザ響ちゃん!(※作曲はできない)
『仏生き返す!!』YO〜〜〜〜っ、HO!!♪」

258 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/05(水) 22:48:35 ID:vxG2FAQI

鈴仙「(うっわぁ……こいつら、とことん色んな方向に喧嘩売ってるわねぇ。 これが噂の反社会的音楽なのかしら……?)」

――鈴仙の憂慮をよそに、第一曲目の演奏が始まった。

先着1名様で、

★まさかの混沌→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→ダイヤ+周囲に居た楽器の付喪神達が騒ぎに気付いて駆け付けた!
ダイヤ→すごい! 響子の大声に負けないプリズムリバーの演奏に、舞台はさながらライブハウスに!
ハート→んっ? ミスティアのギター捌きが妙に演奏とマッチしているような…?
スペード→ああ、ルナサさんが鬱をこじらせて舞台から身を投げた!(*高さ1.3m) もう舞台はめちゃめちゃだ!
クラブ→おっと、メルランが暴走してトランペットを投げつけた! そして当たり前のように鈴仙のオデコにクリーンヒット!

259 :森崎名無しさん:2014/03/05(水) 22:48:51 ID:???
★まさかの混沌→ ハートQ

260 :森崎名無しさん:2014/03/05(水) 22:49:01 ID:???
★まさかの混沌→ クラブ8

261 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/05(水) 23:13:30 ID:vxG2FAQI
★まさかの混沌→ ハートQ ★
ハート→んっ? ミスティアのギター捌きが妙に演奏とマッチしているような…?

ギャ〜ギャ〜ッ! パラリラ〜♪ ……♪ 〜〜〜♪〜〜♪
テロリロテロリロッ♪ テロリロテロリロッ♪

鈴仙「やっぱり、こりゃあ酷いわね……皆が皆、好き勝手してるんだなって、素人の私でも良く分かるわ…」

演奏開始当初は、鈴仙の予想と違わずあまりに酷い物だった。
三者三様、二者二様の演奏は団体間どころか団体内の仲間同士でもまったく調和がとれておらず。
それが原因で、曲の始め1分間は不協和音が鳴り続け、これをクラシックと呼称するならばまさにそれは、
何でもアリの現代音楽と呼称するしか術を持たなかったのだが……。

ギュ〜ンッ! 〜〜♪テロリロッ!…♪ ジャーンッ!

鈴仙「あれっ…何か、結構今の良いかも」

ミスティア「(ふふ〜んっ♪ 夜雀の爪の長さをもってすればこの程度の演奏、ラクラクよ〜♪)」

ルナサ「(皆が浮き足立っている。 ここはこのタイミングでテンションを落として…)」

響子「(このメロディには…)こ〜〜〜〜〜〜〜〜んな、歌で〜〜〜♪」

リリカ「(私はいつも通りでいいよね)」

メルラン「今日のコンサート、さいっこ〜う♪」

262 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/05(水) 23:14:30 ID:vxG2FAQI
――この舞台に立つ少女達は、こう見えてもそれぞれがその道のプロとして恥ずかしく無い実力を持っていた。
始めは困惑からか、その演奏はカオスだったが…次第に、その混沌の中から秩序を見出す事に成功する。
そして、いよいよ演奏がクライマックスに差し掛かる頃には――。

観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!」「いいぞーコレ!」
「きょ・う・こ! み・す・ちー!」「ルナ姉さーん! 今日も素敵でーす!」「リリカちゃんのしたたかさに安心するわ」

鈴仙「す、凄い……! まるで、最初からこの5人組でライブをやっていたような。
そんな説得力すら感じさせる、まさに迫真の演奏なんだけど――!」

…すっかり、鈴仙達観客は、彼女達の奏でる幻想的で新しい音楽の虜になっているのだった。

***

アナウンス「……以上にて、本日のコンサートは終了となります。 
皆さま、御忘れ物の無いよう、お気を付けてお帰り下さい。 ――」

そして、コンサートは若干の波乱と混沌を見せながらも、無事に終了した。
観客達が慌ただしく席を立ち、日常へと回帰していく中…鈴仙は未だ一人でぼぉっと座席に座っていた。

鈴仙「(最初は相性が悪いように見えても、音楽への真摯な気持ちが一緒なら、
最終的には良い演奏になるのよね。 …なんか、サッカーでも言えそうね、コレ)」

今日のコンサートで、プリズムリバー三姉妹と鳥獣伎楽の見せた演奏はまさにそうだった。
互いに全員が、音楽に対してバラバラの信念を持って居ながらも…演奏を通じてその齟齬を修正して、
最終的には素晴らしい団結を身につける。 ――そこに恐らく、上辺のみの友情は必要が無かった。

263 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/05(水) 23:16:22 ID:vxG2FAQI
鈴仙「(最近、何でもが勉強になってるような気がするなぁ…。
――さて、それはそうと。 このまま真っ直ぐ帰ろうかしら、それとも誰かと話しながら帰ろうかしら?)」

A:レミリアと咲夜達を見つけて、話しながら帰る。
B:幽香を見つけて、話しながら帰る。
C:他に知り合いを見つけて、話しながら帰る。
D:舞台裏に寄ってみる。
E:一人で周囲を散策しながら帰る。
F:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

264 :森崎名無しさん:2014/03/05(水) 23:18:39 ID:6S94OFR2


265 :森崎名無しさん:2014/03/05(水) 23:19:19 ID:/rlQQBoQ
A

266 :森崎名無しさん:2014/03/05(水) 23:19:24 ID:dsV6pmSk
C

267 :森崎名無しさん:2014/03/05(水) 23:19:31 ID:1bIfB3So


268 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/05(水) 23:27:55 ID:vxG2FAQI
C:他に知り合いを見つけて、話しながら帰る。

鈴仙「(そういや、今日会ったのって幽香さんとレミリアさんだけど。
別に、二人とも最近交流した事あるのよね。 折角だから、もっと交流が無い人と会ってみたいけど…)」

という願いを抱きつつ、鈴仙は人ごみをかきわけながら知り合いが居ないかを三度探す。
そして――。

先着1名様で、

★人ごみの中に→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→ダイヤ+周囲に居た楽器の付喪神達が騒ぎに気付いて駆け付けた!
ダイヤ→アリス「(どうせなら、誰か友達と行きたかったわね…)」鈴仙「(あっ、あの人は…)」
ハート→幽々子「お腹すいたわねぇ…」鈴仙「(お腹の空いた原因が気になる…)」
スペード→諏訪子「あ〜、良く寝た」鈴仙「(マナーの悪い神様ね…)」
クラブ→残念、見つからなかった!

269 :森崎名無しさん:2014/03/05(水) 23:28:37 ID:???
★人ごみの中に→ ダイヤJ

270 :森崎名無しさん:2014/03/05(水) 23:28:45 ID:???
★人ごみの中に→ クラブ3

271 :森崎名無しさん:2014/03/05(水) 23:32:20 ID:???
JOKERなんだったの?

272 :森崎名無しさん:2014/03/05(水) 23:38:20 ID:???
九十九姉妹と雷鼓じゃないかな。

273 :森崎名無しさん:2014/03/05(水) 23:39:24 ID:???
いや、そういう意味じゃなくてJOKERがコピペしたまんまだったからちょっと気になって

274 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/05(水) 23:48:41 ID:vxG2FAQI
★人ごみの中に→ ダイヤJ ★
ダイヤ→アリス「(どうせなら、誰か友達と行きたかったわね…)」鈴仙「(あっ、あの人は…)」

鈴仙の眼前に見えるは、暗い夜にも目立つ綺麗な金色。
ややウェーブの掛かったショートヘアの少女は、どこか憂欝気に夜空を眺めている。
周囲に人形を漂わせながら、何処かとぼとぼと歩いている印象すら受けるその少女を、鈴仙は知っている。

鈴仙「あの、えっと……アリス、さん?」

あまり話しかけた事も無い、しかし宴会などで顔は見知っているという微妙な関係の少女に、
鈴仙がおずおずと話しかけると。

アリス「…あら。 貴女は確か、永遠亭の――」

鈴仙「鈴仙。 アリスも来てたのね、このコンサート」

アリス「――ま、まあね。 魔法使いは常に優雅たれ。 魔道だけで無く、一般教養の類も嗜むのが一流なのよ」

鈴仙「へぇ…(でも、響子とかミスティア達のアレを『優雅な一般教養』のカテゴリーに入れても良いのかしら…?)」

その少女は、口調に若干の皮肉と高慢を交えながらも、比較的好意的な様子で鈴仙の問いに応える。
しかしその一方で、彼女が口にしていた優雅さは……やや薄れているような印象を受ける。

275 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/05(水) 23:50:05 ID:vxG2FAQI

鈴仙「(うーん、何かあったのかしら。 少しだけ不機嫌そうというか、構って欲しいオーラがあるような。
――でも、パチュリーさんとかならともかくも、アリスとはそんなに仲が良い訳でも無いし。
あんまり、やぶへびは突っつかない方が良いような気もするけど……)」

A:「今日の演奏会、良かったですよねー」無難にコンサートの話をする。
B:「鳥獣伎楽の音楽には、最初ビックリしたわよねぇ…」ミスティアと響子の話をする。
C:「プリズムリバー三姉妹、良かったよね?」プリズムリバー三姉妹の話をする。
D:「今日は独りで来たのね。 魔理沙とか霊夢とかは?」アリス自身の話をする。
E:「うわぁ、その人形可愛い!」人形の話をする。
F:「チームの調子はどうです?」サッカーの話をする。
G:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

276 :森崎名無しさん:2014/03/05(水) 23:52:31 ID:/rlQQBoQ
E

277 :森崎名無しさん:2014/03/05(水) 23:52:31 ID:vL+B+pMg


278 :森崎名無しさん:2014/03/05(水) 23:52:38 ID:1bIfB3So


279 :森崎名無しさん:2014/03/05(水) 23:53:18 ID:dJrOkeSI
E

280 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/05(水) 23:56:12 ID:???
――と、いったところで今日の更新はここまでにします。
>>271-273
JOKERについては消し忘れてました、すみません。
正直に言えば、あまり考えて無かったので、出たら考える形になっていたかと思います。
キャラについては、>>272さんの仰る通りです。
新作キャラも、第二章くらいから本格的に出始める予定でいます。
今回のイベントは、その顔だしイベントの可能性も考慮しておりました。

>>251-255
JOKERが出てたら色々と展開が変わっていたかもですねw
現状殆ど繋がりの無い鈴仙と森崎との関係がここで発生するのは、
物語の演出的にも良かった……かもしれませんね。

それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。

281 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/06(木) 23:11:03 ID:xVdFpZJ+
こんばんは、遅くなりましたが今日も更新をしていきます。
――――――――――――――――――
A:「今日の演奏会、良かったですよねー」無難にコンサートの話をする。

鈴仙「(まぁ、ここは無難に――)今日の演奏会、良かったですよねー」

あまりアリスとの親交が無い鈴仙は、ここは様子見とばかりに軽い話題でお茶を濁そうとする。
それはコミュニケーション能力の基礎であり王道であるし、
これで外す程、自分のコミュニケーション能力は低くないと自負する鈴仙だったが――

アリス「ええ、まぁ、そうね……」

先着1名様で、

★人ごみの中に→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→アリス「あ、あのっ!? 私のトモダチになってくださいっ!?」鈴仙「えっ」何やら事情?がありそうだ!
ダイヤ→アリス「良かったし、あの二人組も気になったわ。 ――そういえば、夜雀とは家が近いんじゃなくて?」
      鈴仙「ああ、そうそう! たまにウチにチケット売りに来たりとか…」良かった! 上手く会話が弾んだ!
ハート→アリス「良かったんじゃないかしら。 もっとも、私は第一部の方が好みだったけど」
      鈴仙「そ、そうですか…(私は第二部の方が良かったんだけどなぁ…)」まあ、普通に会話できた!
スペード→アリス「まあまあ。 ――ま、凡俗な一般ウサギ向けのコンサートね」鈴仙「(ば、馬鹿にされてる…?)」
       少し言葉にトゲがあるような…でも、普通に会話できた。
クラブ→アリス「な――何よ!? 私を憐れむつもりっ!?」鈴仙「ま、まさかのやぶへびっ?!」
     どうやらデリケートな話題だったらしい!?

282 :森崎名無しさん:2014/03/06(木) 23:11:18 ID:???
★人ごみの中に→ クラブQ

283 :森崎名無しさん:2014/03/06(木) 23:16:55 ID:???
どうしてアリスは自ら墓穴掘ってしまうん……

284 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/06(木) 23:39:03 ID:xVdFpZJ+
★人ごみの中に→ クラブQ ★
クラブ→アリス「な――何よ!? 私を憐れむつもりっ!?」鈴仙「ま、まさかのやぶへびっ?!」

――ところで、アリス・マーガトロイドはこの頃少しだけ不機嫌であった。
理由としては、勿論本業の魔道が上手く行かない、自動人形の開発に行き詰まりを感じている…など、
尋常な物も多分にはあったが――それに留まらず、大きな障害が1つ。 彼女の眼前に現れたからでもある。

アリス「(モリサキっていう外来人と練習ばっかりで、魔理沙が最近、遊びに来てくれない……)」

元々人見知りがちな性格と、人間も妖怪も寄りつかない魔法の森に住んでいる事もあり、
友人が少ないアリスの、それでも数少ない友人とも言える同業(正確には違うが)の霧雨魔理沙。
彼女がここ最近、めっきりと自宅を訪れなくなったのだ。

アリス「(いや、それだけなら良い。 魔法の研究よりもサッカーだ、って言うなら…まあ、分かる)」

しかし、彼女の不機嫌の理由の根本はそこでは無い。
魔理沙が遊びに来てくれないのは寂しい面もあるが――それだけ、家の魔道書を掘り起こされないという事であるし、
個人主義が主の魔法使いにあって、同業者が研究を怠る事もどうでも良い。
また、魔理沙は友人とは言えども親友と呼べるかは微妙だし、他に友人が出来るならばそれはそれと感じている。
アリスは、森崎に嫉妬している訳でも無かった。

アリス「(でも、だからって……私を無視して良い、って事になるのはおかしいでしょうが!?
魔理沙――アイツ、馬鹿なの!? どうして私をぜんっぜん練習に誘ってくれないのよ!?
こないだの紅魔スカーレットムーンズの試合も全く誘われなかったし、
たまに私が気を利かせて、こうしてコンサートのチケットを用意しても断られるし。
別に、サッカーもコンサートも、一人や二人じゃなくても出来るでしょうが……!?)」

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0ch BBS 2007-01-24