キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【アツくなる】鈴仙奮闘記15【ウサギたち】
1 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/02/22(土) 23:46:47 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品で、
東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。
内容は、東方永夜抄の5ボス、鈴仙・優曇華院・イナバがサッカーで師匠を超えるために努力する物語です。
また、ストーリーやカードの展開次第で、いくつかのキャプテン森崎のキャラクターも、
それぞれの思惑を持ちながら、幻想郷の住人との交流を通じてサッカーを極めていくことになるでしょう。
他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。
☆前スレ☆
【運命を】鈴仙奮闘記14【切り開く】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1390576226/l50
☆攻略ページ(キャプテン森崎まとめ@Wiki内)☆
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/104.html
(※このスレの目標や今後の予定、ゲーム進行の流れなどが分かります。
過去ログもありますので、初めて来て下さった方は、一読すればより楽しめると思います!)
☆あらすじ☆
ある日突然幻想郷にやって来た外来人、アラン・パスカルと中山政男との出会いにより、
師匠、八意永琳に並ぶ選手になると決心した鈴仙・優曇華院・イナバ。
紆余曲折あったイタリアとの脳内試合を終えて、
名門・紅魔スカーレットムーンズとの練習試合に挑んだ我らが永遠亭ルナティックス!
その試合は永琳とレミリアを中心に激しく盛り上がる中、輝夜・慧音の堅守や佳歩や妹紅の素晴らしいシュート。
中山の冴え渡る思考に、パスカルと鈴仙との連携プレーが光り、一時はスカーレットムーンズに大差をつける。
しかし、そこからの紅魔の巻き返しも凄まじく、パチュリーの戦略にレミリアの決定力が光り、
スカーレットムーンズは1点差に追い着いたが……後一歩で同点は敵わず、試合はルナティックスの勝利。
とはいえ、試合での課題は多く、鈴仙は結果を出しながらもなんとなく思い悩み。
他のチームメイトもまた、それぞれこれからの道について模索する中で―――?
295 :
森崎名無しさん
:2014/03/07(金) 00:03:03 ID:Tvk55Xas
C
296 :
森崎名無しさん
:2014/03/07(金) 00:04:05 ID:GY3aQMus
C
297 :
森崎名無しさん
:2014/03/07(金) 00:11:12 ID:???
乙です
賢者(笑)のことだろうしどうせロクな薬じゃねぇだろうな・・・薬とか効くと嫌な予感しかしねぇ
パチュリー「この薬を飲めばお前の脚力は数倍になる!」
鈴仙「ぎゃあああ〜〜〜〜!!!」
パチュリー「ん!?まちがったかな・・・」
まぁ最悪死ぬくらいだし全然問題ないとおもうが
298 :
森崎名無しさん
:2014/03/07(金) 01:11:32 ID:???
乙でした。魔法使いはみんな妙なキャラ付けになる呪いでもあるのかな。
魔理沙:レミリアのせいで影が薄い アリス:変な子
パチュリー:KE・N・JA 聖:赤札退場
幽香:かめんとかしらないよ フラン:会心のポスト
下二人に関しては無かったことになってそうだけど。
299 :
森崎名無しさん
:2014/03/07(金) 19:23:28 ID:???
乙です。
魔理沙:心配しなくてもたぶん二部で猛威を振るう(ただし永遠亭が決勝にいければ)
パチュ:同上(ただし永遠亭が準決勝に行ければ)
聖さん:日向達相手には活躍したし、能力的には高いので当たれば怖いはず。
このアリスさんは主人公の友人ポジ(てゐとか)なら映えそうですね。
最初は半人前の主人公を、表面的には「世話が焼けるわね」とかいいながら手伝って。
で、主人公が一人前になると、嬉しいのにどこか寂しくなっちゃうみたいな感じで。
でも残念ながら、鈴仙が主人公だからあんまり関わりなく終わりそう。
パチュさんの薬はJOKERで喘息完治、クラブAでお約束の爆発オチかな?
逆にまともな結果が思いつかない……あれ?
若干喘息が和らぐとか……?
300 :
森崎名無しさん
:2014/03/07(金) 20:19:59 ID:???
薬つかって身体強化とかドーピングじゃね?
301 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/03/07(金) 22:40:56 ID:???
こんばんは、今日も更新をしていきます。
>>297
乙ありがとうございます。
(私設定では)パチュリーは魔術の天才ですが、
魔法薬学についてはそこまで卓越していないので、
急に凄い薬が出来るかと言われれば微妙ですね。
逆に言えば、死ぬようなヘンな薬にはならない…と思います。
>>298
乙ありがとうございます。
幽香とフランは魔法使いでは無い設定ですね。
(幽香はマスタースパークを撃ちますし、フランも道中曲のタイトル的には魔法使いっぽいですが)
アリスは変な子というよりは、ぼっち気質が強い、めんどくさい子的なイメージはあります…w
>>299
乙ありがとうございます。
魔理沙の活躍や描写については、仰るとおり第二章がメインになるかと思います。
アリスについては、作品開始前は魔理沙の友人ポジションとして色々と協力していた…
という裏設定を考えていたりしてましたので、思わずその書き込みに「おおっ」となりましたね。
魔理沙は過去の主役。鈴仙は今の主役…と、言った対立軸を少し考えております。
>>300
身体強化が出来ればもうけもので、もう少しマイルドな効果になる…かもしれません。
302 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/03/07(金) 22:41:56 ID:???
C:紅魔館
鈴仙「(レミリアさんが言ってた、パチュリーさんの研究が気になるわね…)」
鈴仙は先日のコンサートの記憶を蘇らせて、紅魔館の図書館へと赴く事を決意する。
それはパチュリーの研究が気になったというのもあるが。
鈴仙「(なんとなく、魔法薬の実験って聞いただけでも危なさそうな気がするし…。
特に、パチュリーさんのツキ的な意味でも)」
――純粋な、パチュリーの身の心配もあっての事だった。
***
美鈴「良いですか陸君。 八極拳の極意とは……」
陸「フム。 確かにそれは朕の雷斬脚――引いては、その応用技にも使えそうな動きアルねぇ…」
鈴仙「お二人さん、ちょっと入るわねっ!」
美鈴・陸「「是ー(了解ー)」」
鈴仙「(ここの門番、これで良いのかしら……)」
鈴仙は門番二名(陸は今や美鈴の部下として扱われているらしい)
に笑顔で会釈をして中庭を潜り、紅魔館の陰湿な紅い廊下を練り歩く。
その足取りは慣れもあって随分と軽やかだったが。
鈴仙「(ここの間とりにも随分慣れたけれど。 それでも、まだまだ安心出来ないわよねぇ……。
うっ、思い出すと兎耳が痛くなって来た……――いや、着脱可能だけどさ)」
303 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/03/07(金) 22:43:00 ID:Ie2dS3fs
――しかし、当然にフランドールへの警戒は忘れない。
鈴仙は一度破壊された事もある、自分の兎耳を握りしめながら、
一歩一歩用心深く地下へと潜り込んで行き……?
先着1名様で、
★簡単探索フェイズ→! card★
と書き込んでください。マークで分岐します。
JOKER→中山「ハァアアアッ!!」咲夜「そこォッ!」鈴仙「な、中山さん…どうしてここに!?」中山が修行している!?
ダイヤ→レミリア「……私も行く。 面白い物が見れそうだしね」鈴仙「は、はいっ!」レミリアも同行するようだ!
ハート・スペード・クラブ→何事も無く図書館に着いた。
クラブA→フラン「ウフフフ、アハハハハハハッ!!」鈴仙「ひ、ヒィイイッ!?」しまった、フランドールが狂気だ!?
304 :
森崎名無しさん
:2014/03/07(金) 22:43:16 ID:???
★簡単探索フェイズ→
ダイヤ3
★
305 :
森崎名無しさん
:2014/03/07(金) 22:44:50 ID:???
おぉ?ここでダイヤか
306 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/03/07(金) 23:20:11 ID:Ie2dS3fs
★簡単探索フェイズ→ ダイヤ3 ★
ダイヤ→レミリア「……私も行く。 面白い物が見れそうだしね」鈴仙「は、はいっ!」レミリアも同行するようだ!
??「……あら、やっぱり来た。 そんなにもパチェが大好きなのね、あんたは」
鈴仙「は、はいっ!?」
鈴仙が歩く背後に、可愛らしく凛とした少女の声が響き渡る。
驚いてあまりに広い廊下を振り向くと、果たしてそこにはレミリア・スカーレットが笑いを押し殺しながら、
鈴仙の方向へとゆったりと歩み寄っていた。
レミリア「――奇遇ね、鈴仙。 丁度私も、アイツの研究成果とやらを見に行こうと思ってたのよ」
レミリアは親しげに鈴仙へと声を掛ける。
その声色はまるで、旧来の友人を相手にしているようで……
鈴仙はその優しげな声に、とても嬉しい気持ちになってしまい。
鈴仙「お世辞でも皮肉でも何でも無く。 …凄いカリスマですね、レミリアさん。
貴女の声は、私の瞳なんかよりもよっぽど強烈に、人に干渉出来る効果があると思います」
レミリア「あら……褒めても何も出なくてよ?」
レミリア・スカーレットという少女が持つ、呪術めいた類のカリスマに改めて戦慄する。
波長を読み取る能力がある鈴仙だからこそ、彼女の持つ力の恐ろしさを、定量的かつ正確に測り取る事が出来た。
レミリア「それより。 貴女もパチェの研究成果を見に来たのでしょう?
それなら、一緒に同行しましょ。 ――断る理由は、存在しないと思うけど」
鈴仙「は…はい」
レミリアの言う通りだった。 鈴仙は、この紅い館で、紅い少女の命令に逆らう事は出来ない。
かくして、鈴仙とレミリアという奇妙な二人組は、紅魔館の長い長い地下への階段を下り――。
307 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/03/07(金) 23:21:11 ID:Ie2dS3fs
パチュリー「あら。 レミィに……鈴仙。 これはまた、奇妙な組み合わせね」
レミリア「――アンタの今の行動と比べると、随分と常識的に見えるけどね」
普段彼女が本を読んでいる棚を片付けてまで用意した、直径3メートル程の大釜。
その高さは鈴仙とレミリアの二人の身長を足した程の高さがあり、
パチュリーはその釜の更に上。 大仕掛けな梯子を上った先で、やはり相変わらず本に目を通していた。
鈴仙「(な、なんかこうして見てると――パチュリーさんって、魔法使いなんだなぁ……)」
その姿は、まさにおとぎ話や伝承に現れる魔女そのもの。
大きな鍋釜で人間や爬虫類の骨や尾を煮詰め、禁断の薬草をエッセンスに加えて行くような。
そんな、伝統的な魔法使いの姿そのものと形容して間違いが無かった。
パチュリー「…二人とも、紅茶でも飲んで落ち着きなさいな。
もうすぐで、この子が成果を挙げてくれるから――77年ぶりに」
パチュリーは小悪魔に伝令を飛ばし、急ぎ鈴仙達に紅茶と洋菓子を持って来させたが――。
レミリア「あのね、パチェ。 ――こんなに骨の焦げたにおいのする場所で、
誰が好き好んで紅茶を興じたがるというの?」
パチュリー「…私は、魔法で臭いを防げるから。 別に平気よ」
レミリア「…いや、そんな事は誰も聞いてないから」
308 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/03/07(金) 23:22:13 ID:Ie2dS3fs
今や魔女の実験場と化しているそこに、貴族の嗜好品はあまりに場違い過ぎた。
レミリアは要領の得ないパチュリーの回答に、はぁと肩を竦ませながら。
レミリア「ことこの陰惨な場所については、野兎の生き血の方が余程甘露というものだわ。 ――ねぇ?」
鈴仙「ひ、ヒイィッ! 私の血は美味しくありませんッ!?」
仕方なしやと、隣の鈴仙をからかって遊ぶことに興を見出したようだ。
そうして、鈴仙がレミリアのからかいや、小悪魔達の奇異な目線に晒される事小一時間。
パチュリー「出来たわ。 魔法薬なんて、時計塔を出てから幾千霜…と言った所だったけど。
意外と、要領は単純なものね……。 ――まぁ、簡単な薬品にしたから、当然かしら?」
パチュリーの秘薬は、漸く完成したようだ。
梯子から降りて、鈴仙達の前に寄ったパチュリーは、どこか得意気な顔で、
フラスコに入る青く澄んだ液体を胸の前に掲げて見せつける。
パチュリー「さて。 後は試薬なんだけど――」チラッ
レミリア「……」チラッ
そしてそれと時を同じくして――パチュリーとレミリアの視線もまた、
いよいよと言わんばかりに鈴仙へと集まっていく。
まるでこれが、既定の路線であると言わんばかりに。
309 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/03/07(金) 23:27:42 ID:Ie2dS3fs
鈴仙「(――な、何コレ!? この……如何にも私が飲んで然るべきな空気は!?
…まさか、レミリアさんもこれを狙って!? ――は、言い過ぎかもだけど。
う〜ん、やっぱり飲んでみるべきなのかしら、コレ。 パチュリーさんも期待の目で私を見てるし…)」
A:薬を飲んでみる!
B:ダメ、ゼッタイ! 薬は飲まないぞ!
C:レミリアに飲ませてみてはと提案する。
D:自分で飲んでみては提案する。
E:小悪魔に飲ませてみてはと提案する。
F:某ギャンブル漫画の主人公みたく、パチュリーの顔にバシャッと薬をぶちまける。
G:それよりも、オフサイドトラップの勉強をしたいと言う。(現在の経験値:8/20)
H:その他 自由選択枠
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
*BやGを選んだ場合、薬関係のイベントは起きない代わりに、確実に通常の行動選択や判定を行う事が出来ます。
また、BやGを選んでも、パチュリーやレミリアの評価値等にペナルティはありません。
310 :
森崎名無しさん
:2014/03/07(金) 23:28:59 ID:dn6hVaEo
A
ダイジョウブ、ダイジョウブ
311 :
森崎名無しさん
:2014/03/07(金) 23:29:24 ID:VTWE3XfM
A
312 :
森崎名無しさん
:2014/03/07(金) 23:29:32 ID:nmoA/kBs
H
せっかくだしみんなで飲みません?(天使のような悪魔の笑顔で)
313 :
森崎名無しさん
:2014/03/07(金) 23:30:28 ID:8dsav7PY
H ここは普通に動物などで試すべきでは?
314 :
森崎名無しさん
:2014/03/07(金) 23:32:18 ID:???
>>313
目の前に兎さんがいるね、ちょうどいいのが
315 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/03/07(金) 23:51:45 ID:Ie2dS3fs
A:薬を飲んでみる!
レミリア「――じゃあ、私が飲んでみようかな」
小悪魔「い、いけませんっ、お嬢様、それなら私が!」
パチュリー「皆、無理しなくて良いわ。 ここは私が――」
鈴仙「………じゃあ、私が飲むけど」
レミリア・小悪魔・パチュリー「どうぞどうぞ!」
――こんなやり取りがあったか否かは置いといて。
結論として、鈴仙はパチュリーの新薬を試してみる下りとなった。
スッ…
鈴仙は勇気を出して、フラスコに唇をあてがい、そしてそのまま瓶を傾ける。
今まで煮詰めていたためか、まだ少し熱いその液体は鈴仙の喉を爽やかに焼いていく。
鈴仙「(――あっ。 でも…そこまで悪い味じゃあ、ないかも…)」
316 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/03/07(金) 23:54:22 ID:Ie2dS3fs
しかし、薬というには効き目という物が肝心である。果たして、その薬の効用は――?
先着1名様で、
★パチュリーの薬・レベル1→! card★
と書き込んでください。マークで分岐します。
JOKER→鈴仙「す、凄い! なんか、体中の神経が活性化してるわ!」次の基礎練習時の判定が+
3
! 更に…?
ダイヤ→鈴仙「んっ…! なんか頭が冴えてる気がする!」スキル・オフサイドトラップの経験値が+
3
/2!
ハート→鈴仙「む! 何かコミュニケーションに自信が持てたような…」鈴仙の交渉力が+1される!
スペード・クラブ→鈴仙「うん、飲みやすかった。 …それだけ?」パチュリー「それだけ」ただの栄養剤だった!
クラブA→ドカーン!? 何故か爆発した。
317 :
森崎名無しさん
:2014/03/07(金) 23:54:44 ID:???
★パチュリーの薬・レベル1→
スペード6
★
318 :
森崎名無しさん
:2014/03/07(金) 23:54:49 ID:???
★パチュリーの薬・レベル1→
ハート2
★
319 :
森崎名無しさん
:2014/03/07(金) 23:56:15 ID:???
クラブAだったら
青く澄んで・・・光ってたりしそうだな、ついでに
320 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/03/08(土) 00:23:52 ID:QfpZjBP2
★パチュリーの薬・レベル1→ スペード6 ★
スペード・クラブ→鈴仙「うん、飲みやすかった。 …それだけ?」パチュリー「それだけ」ただの栄養剤だった!
鈴仙「うん……美味しかった」
――何時の間にか、味の感想を述べていた鈴仙だった。
パチュリーはそんな、小学生並みの鈴仙の感想を聞いて…。
パチュリー「そう。 ならきっと……成功ね」
レミリア「えっ、それだけで成功なの? もっと面白い効果があると思っていたのに」
パチュリーは意外にも、満足気に頷いた。
まるで、その感想こそが始めからの目標であったかのように。
当然、もっと面白い物を見に来たレミリアにとっては、そうした展開は面白く無く、
年相応の少女のように頬をむくらませるも、パチュリーは動じない。
パチュリー「……千里の道も、一歩から。 最初から、大がかりな薬を作ろうなんて考えちゃあいないわ。
それに、今の薬だって地味だけど。 人妖の身体に含まれるオドを活性化させる効用を持つ、れっきとした『魔法薬』だし」
鈴仙「えっ、じゃあ。 何かこれから効用があったりするんですか? 例えば――私も魔法使いになれたりとか!」
パチュリー「…無理ね。 荒地に水滴を一粒落としても、そこから木の芽は出て来ないように。
この程度の薬じゃあ、『ちょっと元気になれたかな?』……程度の効果しか現れない筈よ」
鈴仙「で、ですよねー(でも、別に今の私だって妖力を籠めれば弾幕だって作れるし。
落ち着いて考えれば、魔法使いになってもあんまし変わんない気もする……)」
鈴仙の期待に対しても、パチュリーは当然のように首を横に振る。
どうやら鈴仙やレミリアのような素人が考えるよりも、魔道というのは奥深く。そして、困難な学問であるようだった。
*特に何も起きませんでした。
321 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/03/08(土) 00:25:11 ID:QfpZjBP2
パチュリー「…と、言う訳で。 次はもう少し、レベルの高い薬を調合してみたいと思うの」
――そして、鈴仙が薬を飲み終わった頃を見計らい。
パチュリーは、これこそが本題という風に口火を切りだした。
鈴仙「レベルの高い――薬?」
パチュリー「……そう。 私自身が魔法薬や植物学に長じておらず、これまでの研究を怠っていた事もあり。
ここ紅魔館には、薬の材料となる「素材」が圧倒的に不足している。
だからレミィや……鈴仙。 貴方にも、協力をして貰えれば……と思ってね」
レミリア「私は絶対にやらないけどね」
レミリアが茶々を入れながらも、パチュリーは真剣に話を続ける。
パチュリー「…コホン。 まぁ、そう言う訳だから、鈴仙。 私の弟子でもある貴女には、
今後、【私が指定する外で見つけた素材を、紅魔館まで持って来て欲しい】と思うわ。
ただ――【遅くとも、大会が始まる前までには素材を見つけて来て欲しい】けれどね…」
――パチュリーの本題。 それは今般作成した薬についてでは無く、今後の調合に関する依頼だった。
喘息がちで(あと出無精で)、余り外出しないパチュリーにとって、魔法薬を極める為の素材探しは非常に困難。
そのため、鈴仙にもその手伝いをして欲しい。 と、いうものらしいが……。
322 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/03/08(土) 00:27:52 ID:QfpZjBP2
鈴仙「(え、ええー…。 何だか、めんどくさそうな感じね…。
後、とうとう私を弟子呼ばわりしてはばからなくなったし。
――でも、もしも凄い薬が出来れば、私の役にも立ちそうかも。
それに、パチュリーさんが指定してくれるなら、少なくとも難題集めよりはラクな仕事かも。
締め切りまで4回しか行動出来ないのに、目的の素材を集められるか不安だけど。
ここは、とりあえず引きうけておこうかしら……?)」
A:とりあえず引き受ける。
B:とりあえず引き受けるが、私は貴女の弟子じゃないと言っておく。
C:丁重にお断りする。
D:丁重にお断りするが、他に素材を集めてくれそうな人を紹介する。
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
*自由選択肢は不可ですが、AかBで引き受けた後に、素材探しが難しそうだったら、やっぱり断ることもできます。
ただし、その場合の心証の悪さは、ここでCやDで断る事と比べると大きくなってしまいます。
323 :
森崎名無しさん
:2014/03/08(土) 00:29:26 ID:Eqh8lQOk
A
324 :
森崎名無しさん
:2014/03/08(土) 00:29:31 ID:???
ヒントシステムも使用不可ですか?
325 :
森崎名無しさん
:2014/03/08(土) 00:29:44 ID:???
条件提示されずに聞き入れるのは無理っぽい気がします。
326 :
森崎名無しさん
:2014/03/08(土) 00:31:07 ID:???
さすがに判断材料が少ない気がするけどヒントは聞けないのかな?
327 :
森崎名無しさん
:2014/03/08(土) 00:31:09 ID:???
とりあえず素材について聞く、という選択肢はないのでしょうか?
328 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/03/08(土) 00:49:22 ID:QfpZjBP2
>>324-327
最初
>>322
を書いた時、とりあえず素材について聞く…となると
『難しそうな素材が出る→じゃあ断る』という事が出来て、スリリングさが無くなるかな?
と思っていたのですが、皆さまからのコメントを貰って改めて考えると、
それではあまりに選ぶ余地が無さ過ぎる、(話の流れ的に)とりあえず素材について聞く、という事が出来ないのはおかしい…
など思いなおす点も出て来ましたので、
先に素材に関する判定を出してから、
>>322
の選択を行うようにしたいと思います。
(そのため、
>>322
の書き込みおよび
>>323
さんの選択肢は、無効とさせていただきます。 申し訳ございません)
軌道修正をする事となり申し訳ございませんが、何卒ご了承をお願い致します。
また、お詫びになるかは分かりませんが、
代わりにヒントシステムにて提示される予定だった情報を、以下のとおりお示しいたします。
A→パチュリーの評価値の上がり幅は大きいですが、後々でヘンな誤解を招くかもしれませんし、招かないかもしれません。
B→Aよりもパチュリーの評価値増は減りますが、後々でヘンな誤解を招かないかもしれませんし、やっぱり招くかもしれません。
C→丁重にお断りするのでペナルティはありません。
D→素材の代わりに、手伝ってくれる人探しをする事になります。
上手くいけばパチュリーの心証は良いですが、万一失敗した時のリスクは高いです。
素材探しが上手くいったら:今の判定以上にメリットの大きい薬を飲んだり、所有したりすることができる。
パチュリーの評価値が大きく上がる。
上手くいかなかったら:パチュリーの評価値がやや下がる。
それでは、もう暫くお待ちください。
329 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/03/08(土) 01:09:03 ID:QfpZjBP2
失礼致しました。修正した続きになります。
―――――――――――――――――――――
――パチュリーの本題。 それは今般作成した薬についてでは無く、今後の調合に関する依頼だった。
喘息がちで(あと出無精で)、余り外出しないパチュリーにとって、魔法薬を極める為の素材探しは非常に困難。
そのため、鈴仙にもその手伝いをして欲しい。 と、いうものらしいが……。
鈴仙「う、う〜ん。 でも、その『素材』とやらが分からないと、正直難しいというか。
簡単な素材でしたらお手伝い出来ますけれど、姫様の難題みたいなものだときっとムリですし…」
パチュリー「――おっと、それもそうね…」
魔法薬は勿論、魔法とか魔術に関する知識はサッパリの鈴仙にとって、
パチュリーの話す『素材』とやらの概要は全く掴めない状態だった。
コオロギの死体とかで良いのか、それともはたまた賢者の石でも必要なのか。
パチュリー「私が次に作ろうと思う魔法薬に必要な素材。 それは――」
先着1名様で、
★賢者の素材→! card★
と書き込んでください。マークで分岐します。
JOKER→「パデキアの根っこ」〜!? 何ソレ!?
ダイヤ→「十万石まんじゅう」!どこかで見たことあるような…!
ハート→「ボロボロのボール」!どこでも探せばありそうだが…!?
スペード→「大輪のヒマワリ」! 在りかは分かりやすいが…
クラブ→「秘蔵酒「酒天童子」」!? た、高そうなお酒だ!?
330 :
森崎名無しさん
:2014/03/08(土) 01:09:20 ID:???
★賢者の素材→
ハート7
★
331 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/03/08(土) 01:20:29 ID:QfpZjBP2
★賢者の素材→ ハート7 ★
ハート→「ボロボロのボール」!どこでも探せばありそうだが…!?
鈴仙「ぼ、ボールゥ……? そんなんで、良いんですか?」
パチュリー「――構わない。 だけど…ひとつだけ注文があるなら。
そのボールは、練習を重ねた上でボロボロになったボールである事ね。
必要なのは、ボールそのものでは無く、そこに纏わりつく汗であり執念。
それが、次の薬の重要な触媒になる筈と、私は踏んでいるわ…」
鈴仙「(ホントかなぁ…? というか、そんな薬、あっても飲みたくない……)」
パチュリーの解説を話半分で聞きつつも、鈴仙は頷く。
幸いと、ボールの在りかについては心当たりがあった。
鈴仙「(まぁ、ボールだったら河童のバザーだとか、香霖堂とかに行けばきっとあるわよね。
――これなら、承諾してあげても良さそうだけど…)」
パチュリー「…で、どうかしら? 引きうけてくれる、それとも無理?
まぁ――無理なら無理で、別に無理強いはしないから」
鈴仙が首を傾げて長考している間にも、パチュリーは容赦なく鈴仙に回答を促す。
そしてそれは、レミリアの退屈そうな目線も同様であった。
332 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/03/08(土) 01:21:41 ID:QfpZjBP2
鈴仙「(う〜ん、正直少しメンドクサイけれど。 ――でも、もしも凄い薬が出来れば、私の役にも立ちそう。
締め切りまで4回しか行動出来ないのに、目的の素材を集められるかは不安だけど。
ここは、とりあえず引きうけておこうかしら……?)」
A:とりあえず引き受ける。
B:とりあえず引き受けるが、私は貴女の弟子じゃないと言っておく。
C:丁重にお断りする。
D:丁重にお断りするが、他に素材を集めてくれそうな人を紹介する。
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
*パチュリーの求める素材が「ボロボロのボール」である事が分かりました。
333 :
森崎名無しさん
:2014/03/08(土) 01:23:10 ID:yj5C5J1g
A
334 :
森崎名無しさん
:2014/03/08(土) 01:24:46 ID:Eqh8lQOk
A
335 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/03/08(土) 01:28:12 ID:???
――と、いったところで今日の更新はここまでにしようと思います。
本日は、解り辛い選択を出してしまい、誠に申し訳ございませんでした。
改めて、参加者さまの目線にたった、分かりやすいゲームマスタリングに今後努めていきたいと思います。
それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。
336 :
森崎名無しさん
:2014/03/08(土) 01:39:54 ID:???
乙です
一応その他の選択肢がほしかったと思いました(素人目で見て)
にしてもボロボロのボール・・・エスパダス達が唾を吐いて踏みつけたやつかな?
そういやアーサーも河童のバザーにあるとか言ってたしついでに探せるね
一斉にイベント消化できるね
337 :
森崎名無しさん
:2014/03/08(土) 01:42:48 ID:???
乙でした。
ボール自体はそんなに手に入れるのは苦労しないかな?
難題については、そのボールで、練習効率が落ちることも考えながら、一定回数使い続ける必要があると予想。
まあ、期限までに手に入れることが非常に困難なら流石にパチュさんも依頼しないか。
パスカル練習
森崎との顔合わせ
妹紅のお誘い
地底の財宝
友人である妖夢との交流
やりたいことは色々あるけど、二章でも自由行動できるみたいだし。
材料集めについては、出来ないことを安請け合いするのは、ダメかなと思った次第であります。
ちなみに薬の爆発ネタはつい最近、某アトリエシリーズやったからそのイメージがありました。
338 :
森崎名無しさん
:2014/03/08(土) 02:48:19 ID:???
乙でした。地底の財宝についてはナズーリンと妖夢(か妹紅)を誘えばいいかな。
戦力や財宝探しに苦労は少ないだろうし。
取り分としては一人最低2割保障して、道中の活躍次第でプラスしていけば文句出にくいと思う。
大会までは無理でも、大会を期に誘えば手間は省ける。
339 :
森崎名無しさん
:2014/03/08(土) 02:56:22 ID:???
ってちょっと待てよ・・・パチュリーはサッカーボールとは一言も言ってないじゃないか
つまり・・・
ボロボロボール、略してボボボなら何でもいいのかもしれない
340 :
森崎名無しさん
:2014/03/08(土) 11:16:50 ID:???
遠回しにボールがボロボロになるまで誰かと練習してこいって感じだな
次の自由行動で妖夢誘ってバザー辺りに買い物に出かけて練習しよう
今→練習フェイズ→妖夢買い物誘う→妖夢と練習
練習フェイズ(ボロボロボール)→ボール渡す
こんな感じかな。ボロボロボールになる条件が執念だし、
パスカルとの練習も挟めば更に良さそうだ
341 :
森崎名無しさん
:2014/03/08(土) 12:13:13 ID:???
ウドン、キミハマチガッテルヨ、レイムヤユカリノホウガタダシイヨ
342 :
森崎名無しさん
:2014/03/08(土) 12:30:12 ID:???
ボールがオープンMだったら全然違うように聞こえるね。
343 :
森崎名無しさん
:2014/03/08(土) 12:55:47 ID:???
>341
(ぶち込まれる全力のマインドエクスプロージョン)
344 :
森崎名無しさん
:2014/03/08(土) 15:40:54 ID:???
カルロスに道を示しサッカーを教えたのはコインブラ→ボールの名前がアーサー
うどんに道を示しサッカーで努力の大切さを教えたのは中山さん
つまりボールの名前はマサオかナカヤマの二択だな
345 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/03/08(土) 17:33:34 ID:???
こんばんは、本日は人気投票について、一点お知らせがございます。
(お知らせ)
3月17日より実施予定の人気投票について、只今項目を追加しております。
今までに登場した全キャラクターとなると、項目が膨大となりすぎますので、
敵チームの名無し選手・モブ選手は一括して登録されていないほか、
原作キャラについても、対戦であたった事の無いキャラや、鈴仙との絡みが無いキャラや、
(現状までで)インパクトのあるシーンが無いキャラにつきましては、
こちらの独断と偏見で未登録の状態となっております。
ですが、名無し選手やモブ選手についても印象的な選手が居ると思いますし、
作者の独断と偏見で項目化されなかった原作キャラについても、個人的に印象が強いキャラが居るかと思います。
(それと、純粋な入力忘れもあるかと思います(汗))
そのため、もしも追加したいキャラがある場合は、私までご一報下さるか、
それぞれで人気投票のページにて項目を追加して頂ければ幸いです。
(逆に「このキャラは削除して欲しい!」…という要望につきましては、申し訳ございませんがご遠慮願います。
私だけでなく、698さんの負担にもなると思いますので…)
お知らせは以上となります。
コメント返信及び更新につきましては、もう暫くお待ち頂ければ幸いです。
それでは、一旦失礼致します。
346 :
森崎名無しさん
:2014/03/08(土) 21:59:52 ID:???
質問ですけど脳内練習試合は2章でもそのままできるのでしょうか?
347 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/03/08(土) 22:00:01 ID:???
こんばんは、遅くなりましたが今日も更新していきます。
>>336
乙ありです。
その他選択肢については、参加者様の積極的な参加のために
基本的に出していきたいと思っていますが、
場合によっては、その他の選択があると(GMの都合で)処理に困る…という時があります。
折角提案を出して頂いたのに、却って不利益に結果を取り扱わざるを得なくなったり、
提案内容を反映出来ない場合を避けるため、こちらの都合となって恐縮ですが、ご了承願いたいです。
>>337
乙ありでした。
ボロボロのボールについては、間違えなければ1回の自由行動で所得できるようになっております。
難題については、大体ご察しの通りですね。
二章の形については、色々と考えておりますので、近いうちにお示し出来ればと思っております。
アトリエシリーズは実はやった事ないですが、面白そうだなぁ…と思ってはいます(汗)
>>338
乙ありがとうです。
難易度の高い探索スポットに行くのは、自分の装備集めも大事ですが、
仲間を誘うと言うのも有益な手段ですね。
>>339
その発想は実は無かったですねw まぁ、この世界のボールは即ちサッカーボールと思って頂ければ幸いです(汗)
>>340
ボールをボロボロにするのは時間が掛かりますが、
既に使い古しのボールを購入するという手もありますね。
>>341-343
鈴仙も強くなりましたね…(違)
>>344
その展開は中々熱くて面白そうですが、
ボールにボソボソ話しかける鈴仙が皆に引かれる展開の方が多そうに思えるのは私だけでしょうか…w
まさにサッカーサイボーグ(改造手術的な意味で)ですね。
348 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/03/08(土) 22:01:46 ID:???
>>346
『第二章では』引き続き、自由行動の一環として選択可能とするつもりです。
(ただし、チーム追加は基本的に無いと考えて頂きたく思います)
第二章でのゲームの進行方法についてする際、それについてもまたご説明出来ればと思います。
349 :
森崎名無しさん
:2014/03/08(土) 22:02:48 ID:???
回答ありがとうございます。
350 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/03/08(土) 22:02:58 ID:???
A:とりあえず引き受ける。
鈴仙「(地底に行ってヘンなアイテムを取ってこい! …とかだったらともかく。
ボールを持って来るくらいだったら、別に引きうけても良いわよね)――ええ、良いですよ」
パチュリー「そう……フフ。 全く、私も良い弟子を持ったものだわ……」
鈴仙「(だから弟子じゃないんだけどなぁ…。
でも、それを突っ込んだらパチュリーさん拗ねちゃいそうだし。
現状そう悪い事も起き無さそうだから別にいっか)」
鈴仙は、パチュリーの依頼を二つ返事で引き受ける。
その様子にパチュリーもご満悦だったようで、珍しく明らかに笑みをこぼしながら、
上機嫌に頷いている。
レミリア「プッ…。 パチェのあの自慢げな表情、本当に可笑しいわね…」
レミリアはそんな友人の様子がおかしいのか、鍋に隠れて見えないよう注意しながら、
笑いをこらえつつ腹を捩っていた。
鈴仙はそんなレミリアの様子をパチュリーに悟られないように意識しつつ。
鈴仙「それじゃあ――今月中をめどに持っていきますね、『ボロボロのボール』」
パチュリー「ええ。 これも私が真の賢者となるためには必要な試練…。 責任重大だけど、任せたわね。
(そう。きっとこの薬さえ出来れば、「あの魔法」を詠唱しきる事が出来る筈。 あれさえあれば、私は――)」
パチュリーの試練とやらに、手を貸す下りとなるのだった――。
*パチュリーから『ボロボロのボール』を紅魔館に持ってくるよう依頼がありました。期限は9月4週までです。
*パチュリーからの依頼を成功させると、再びイベントが発生します。
*パチュリーの評価値が上がりました。
*(まあまあ面白い物を見せてくれたので)レミリアの評価値もやや上がりました。
351 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/03/08(土) 22:04:47 ID:???
〜9月2週・練習フェイズ〜
*前の試合にて、パスカルとのコンビプレイフラグを立てましたので、
いつもの選択の前に、パスカルとのコンビプレイの方向性を決めるイベントが発生します。
鈴仙「さあ、今日も練習よ! さて、今日は何をしようかな――」
と、何時もと同じように現在の能力値や必殺技等を覗こうとした鈴仙の前に。
パスカル「やあ、レイセン」
鈴仙「ほへ? どうしたのパスカル君?」
前髪の長い細身の少年――アラン・パスカルがゆっくりと歩いてやって来る。
普段はウサギ達のコーチングに忙しい筈のパスカルが、こうして早速と鈴仙の元へ歩み寄るのは珍しかった。
パスカル「いや、何て事はない。 …ただ、この前の試合で調子の良かったワンツー。
あれを、コンビプレイに昇華出来ないかと思って相談に来たんだよ」
鈴仙「あっ。 ――ああ、あのワンツー! 確かに、あの時のワンツーは調子良かったよねぇ」
パスカルの呼びかけに、鈴仙はこの前のスカーレットムーンズ戦を思い出す。
試合開始直後に、スカーレットムーンズの中盤を切り裂いた、息の合ったワンツー。
あれはパスカルの言う通りに、少しの練習で立派な「技」へと昇華し得るプレーだった。
パスカル「ただ、アレをそのまま極めて行くのも良いが…。
一工夫で、もう少し変わった方向へとあのコンビプレーを昇華出来るんじゃないかと思うんだ」
鈴仙「変わった、方法…?」
鈴仙が興味深げにパスカルの瞳を見つめると、パスカルはそれが狙いだったと言わんばかりに、
自身のアイデアを披露してみせる。
352 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/03/08(土) 22:06:02 ID:???
パスカル「とはいえ、俺が考えたのは2つだけさ。
まず一つ目は、俺とレイセンの動きのシンクロ率の高さを活かした――「ツインタックル」」
そしてもう一つは、ワンツーの動きをシュートに応用する――「ツインシュート」だ。
前者は、レイセンのタックル力の相対的な低さを。 後者は、俺のシュート力の低さを。
それぞれ、補ってくれるんじゃないかと期待しているんだが。
――ただ、すぐに技をモノにしたいと言うならば、やはりワンツーをそのまま昇華させて行く方が簡単とは思うが」
鈴仙「な、成程…(確かに、私もタックルを鍛えたけれど。
それでもパスカル君や師匠、そして中山さんと比べるとどうしても見劣りしちゃうしなぁ…。
――ツインシュートも、キック力自体は師匠並みに高いのに、大技が無いせいで苦しんでいる
パスカル君にとっては、ノドから手が出る程欲しい代物でしょうしね…)」
パスカルの出した案については、確かにどちらも魅力的な案であるように見えた。
鈴仙とパスカルの抱える、FWとしての欠点を埋める為には。
ワンツーに囚われないコンビプレイの存在は恐らく、大きな重要性を持つだろう。
しかし鈴仙は、パスカルのこの提案に対する「裏の意図」についても理解出来ていた。
それはつまり――。
鈴仙「(そしてパスカル君は――ツインタックルにしろ、ツインシュートにしろ、私とのコンビプレイを身につける事で。
『FW』としての地位を再び盤石な物にしたいのでしょうね……!)」
パスカルは、恐らくは不動のFWである鈴仙とのコンビプレイを身につける事で、
佳歩とはまた違う意味での『FWとしての』存在感を磨いていきたいのだろう。
当然、パスカルはそれをおくびにも出さないだろうし、SHやSBとしての出場になっても
不満一つ零さないだろう。 いや、そもそも不満すら抱かないだろう。
パスカル「(――これは、単純な俺の我儘。 あわよくば、FWとしての出場機会を残しておくが為の。
だが、こうして我儘をするからには、決してレイセンやチームに損はさせないぞ!)」
353 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/03/08(土) 22:11:40 ID:QfpZjBP2
感情を感情として割り切り妥協しつつも、その上で自身にとっての最善を求めるやり方。
――それは即ち、「プロとしての矜持」であった。
幼い頃から自らの生死をもサッカーに賭けて来たパスカルだからこそ持ち得る、
翼や森崎、中山ですら持ち得ないその矜持は、彼の立派な武器であった。
鈴仙「(パスカル君は妥協する。 だけど、その上でも放棄はせず、多様な手段で攻めて行く――!
中山さんが大樹の幹としたら、パスカル君は風にそよぐ葦のように柔軟。
中山さんだけじゃない。 パスカル君もまた――強い!)」
鈴仙はこの提案に籠められたパスカルの想いを理解しつつ、選択する。
鈴仙「そうね。 私としては――」
A:「試合でもやった、連続ワンツーを極めるべきと思うわ」(経験値は、最初から15/20でスタートできます)
B:「私の守備力を高める為、ツインタックルを完成させましょう」(経験値は、10/20でスタートとなります)
C:「パスカル君にも決定力は必要。 ここはツインシュートの完成に力を注ぎましょう」(経験値は、10/20でスタートとなります)
D:その他 自由な発想がございましたらどうぞ(難易度は作者の裁定や判定で決めさせて頂きます)
先に【3】票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
*3票決ですが、単純に鈴仙やパスカル成長の方向を決める選択であることから、
ヒントシステムの利用は出来ません。
ですが、質問がございましたら応えられる範囲で答えますので、御自由にお願い致します。
354 :
森崎名無しさん
:2014/03/08(土) 22:14:39 ID:mNGV3LMU
C
355 :
森崎名無しさん
:2014/03/08(土) 22:15:05 ID:LlIpsMuk
B
356 :
森崎名無しさん
:2014/03/08(土) 22:15:31 ID:usYq59os
C
357 :
森崎名無しさん
:2014/03/08(土) 22:15:41 ID:???
ツインシュートでゴールを決めた場合の評価ってどうなるんでしたっけ?
358 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/03/08(土) 22:18:07 ID:???
>>357
現状で正確には決めて無いですが、
ゴール・アシストについての判定は数値の大小で決定。
人気や永琳評価値等の評価については、鈴仙とパスカルで余程酷い数値差(1ゾロと6ゾロとか)が無い限りは
基本的に数値の大小に関わらず、ほぼ平等に扱われることになるかと思います。
359 :
森崎名無しさん
:2014/03/08(土) 22:19:35 ID:noHj1XuU
A
360 :
森崎名無しさん
:2014/03/08(土) 22:21:52 ID:4vgUj/B6
C
361 :
森崎名無しさん
:2014/03/08(土) 22:22:16 ID:63XQm+rQ
B
362 :
森崎名無しさん
:2014/03/08(土) 22:24:08 ID:???
ツインシュートで決定ですね。
パスカル君の決定力アップはいいけど、ツインシュートはポストが怖い。
363 :
森崎名無しさん
:2014/03/08(土) 22:27:11 ID:noHj1XuU
ファルコンスパイク「試してみたいんですよ、ブースターシュートとツインシュートどっちが上か」
手に入れたときは笑ってたけど地味にふわたり手形痛いぜ……
364 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/03/08(土) 22:38:53 ID:???
C:「パスカル君にも決定力は必要。 ここはツインシュートの完成に力を注ぎましょう」(経験値は、10/20でスタートとなります)
パスカル「…そうか、分かった」
鈴仙「私としても、マインドスターマイン以外の決め技が欲しいしね。
それに、パスカル君の決定力を伸ばす為にも役立つと思うし」
鈴仙はしっかりと考えた上で、こう判断を下す。
確かにツインタックルの習得による自身の守備力向上は、願っても無い提案だったが、
しかしその一方で、鈴仙の守備力向上は喫緊の課題では無い。
それよりも、FWとして平均以上の――現状でも、佳歩や妹紅をも上回る――パスカルの基礎的なシュート力を活かしたい。
そのためには、ツインシュートの習得は困難であっても。きっと必要になる手段であると考えた。
パスカル「…それじゃあ、方針は決まったという事で。
もし練習をしようという気になったら、声を掛けてくれ。 それじゃあ、また。 ――」
パスカルは必要な事項だけを伝え終わると、あくまで事務的な様子で、コーチングを行っている永琳の元へと帰って行く。
――鈴仙でも聞き取れないような小さな声で、「ありがとう、レイセン」とだけ呟いて。
*パスカルとのコンビプレイフラグの方向性が「ツインシュート」に決定しました。(必要経験値:10/20)
365 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/03/08(土) 22:40:35 ID:???
〜9月2週・練習フェイズ〜
鈴仙「――さて、今度こそ選択の時間ね! パスカル君とのコンビプレイも大事だけど、
てゐとのコンビプレイもあるし、他の練習もあるし。 ――残り少ない練習を大事にしなきゃね」
現在の能力値
選手 ド パ シ タ カ ブ せ 総 高/低
鈴仙 48 49 50 48 46 43 47 331 2 3
所持中のフラグ:パスカット(10/20)、タックル(10/20)、スルー(10/20)、パスカルとのコンビプレイ(10/20)
てゐとのコンビプレイ(16/20)、オフサイドトラップ(8/20)
最大ガッツ:850
ルナティックレッドアイズ(1/4でドリブル+2)
ラビットスターター(1/4でドリブル+2、吹飛2)
マインドシェイカー(シュート+5、1/4で敵GKにバランス崩しペナ(−2))160消費
マインドブローイング(シュート+7、1/4で敵GKにバランス崩しペナ(−2)、吹飛5)200消費
マインドスターマイン(空シュート+4、1/4で敵GKにバランス崩しペナ(−2))200消費
マインドエクスプロージョン(シュート+9、1/4で敵GKにバランス崩しペナ(−2)、吹飛2、常時使用不可)250消費
月人師弟コンビ(パス+2の連続ワンツー、要永琳)60消費
タイガーバニーシンフォニア(パス+2の連続ワンツー、要星)80消費
スキル・狂気の瞳LV3(全判定につき、スート一致時で敵能力−2)
スキル・心象操作LV1(自分が反則時の判定1段階緩和)
スキル・足が速い(細かい判定で有利になるかも?)
A:基礎能力を上げる(更に分岐)
B:必殺技の練習をする(更に分岐)
C:スタミナをつける(判定で最大ガッツが上がります)
D:コーチングをする(更に分岐)
366 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/03/08(土) 22:41:46 ID:QfpZjBP2
☆現在一緒に練習できる選手(()内は所持フラグ、数値は所得経験値(10で技習得))☆
無条件で参加…輝夜(セーブ0)、妹紅(シュート0)、慧音、てゐ(パスカット0)、佳歩(ドリブル0、タックル0)、
ウサギB、ウサギC、ウサギD、ウサギE(ドリブル0、成長ボーナス・タックルorせりあいorガッツ)
コーチングの為不参加…永琳(タックル0、ワンツー0、シュート0)、
パスカル(成長ボーナス・守備系、特殊スキル0、空シュート0)(*パスカルは判定で練習可能)
【補足・備考・注意点】
・一緒に練習したい選手がいる場合、選択肢の後にその選手の名前を記してください。
(例:A(一人で基礎能力練習の場合)、B妹紅(妹紅と必殺技練習したい場合))
・【誰かと一緒に練習をする場合】、もう一人の選手の能力値も上昇し、評価値も上がりますが、
【鈴仙自身の成長効率は下がります】。
(基礎練習では上がりやすさ1段階ダウン、必殺技練習では! dice→! dice/2に)
なお、もう一人の選手の成長効率には影響がありません。
・コーチングは、鈴仙よりも総合能力の低いキャラを二人まで選び、
好きな能力値を上昇させることが出来ます。ですが鈴仙自身の能力自体は上昇させることはできません。
選択肢の後にその選手の名前を記してください。(例:D 佳歩、ウサギB)
・永琳、パスカルの能力値は基本的に上昇させることはできませんが、代わりに名無しウサギなど
能力値の低い仲間の能力をランダムで少し上昇させてくれます。
・「オフェンス解説書」等のアイテムは、使用できる選択があった場合にアナウンスがかかります。
「使いたい人に手渡す必要のある」アイテムは、練習フェイズでは使用できず、自由時間等での会話時に、
目の前に居るキャラに対してのみ使用できます。
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
(前のレスとこのレスの間にある選択も有効になります)
367 :
森崎名無しさん
:2014/03/08(土) 22:41:46 ID:noHj1XuU
B 先にてゐとコンビプレイかな
368 :
森崎名無しさん
:2014/03/08(土) 22:41:53 ID:gK4r9q9o
D
369 :
森崎名無しさん
:2014/03/08(土) 22:42:48 ID:usYq59os
B
370 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/03/08(土) 22:48:31 ID:QfpZjBP2
B:必殺技の練習をする(更に分岐)
鈴仙「基礎は結構やったし、今日は応用練習に取り組んでいきましょう!」
今週重点的に鍛える必殺技を選んでください。カッコ内は現在の経験値です。
鈴仙の練習は…
A:パスカット(10/20)
B:オフサイドトラップ(8/20)
C:タックル(10/20)
D:てゐとのコンビプレイ(16/20)
E:スルー(10/20)
F:パスカルとのコンビプレイ(10/20)
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
371 :
森崎名無しさん
:2014/03/08(土) 22:49:22 ID:noHj1XuU
D
372 :
森崎名無しさん
:2014/03/08(土) 22:50:12 ID:4vgUj/B6
D
373 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/03/08(土) 22:52:33 ID:QfpZjBP2
D:てゐとのコンビプレイ(16/20)
鈴仙「もう一歩まで来たんだから。 今日こそは絶対にアレを形にしてみせるわよ、てゐ!」
てゐ「あ〜いよっと」
鈴仙とてゐはもはやほぼ阿吽の呼吸で、コンビプレイの練習に取り組んだ。
先着1名様で、
★鈴仙とてゐのコンビプレイ練習→! dice★
と書き込んでください。数値の合計が経験点にプラスされます。(現在16/20ポイント)
374 :
森崎名無しさん
:2014/03/08(土) 22:53:40 ID:???
★鈴仙とてゐのコンビプレイ練習→
6
★
375 :
森崎名無しさん
:2014/03/08(土) 22:55:26 ID:???
やったぜ!
376 :
森崎名無しさん
:2014/03/08(土) 23:04:27 ID:???
よし!
ようやく鈴仙さんにも風が吹いてきた!
残り2回はコーチングかな?
377 :
森崎名無しさん
:2014/03/08(土) 23:12:11 ID:???
誰に何教える? パスのできるDFがほしいからもこたん辺りがいいと思うけど。
378 :
森崎名無しさん
:2014/03/08(土) 23:14:21 ID:???
とりあえず輝夜のセーブ値を1あげておきたいな。
379 :
森崎名無しさん
:2014/03/08(土) 23:22:40 ID:???
慧音さんのパス
名無しウサギBかDのパスかタックル、パスカット
→(中山さんの穴を埋める意味と、名あり昇格期待を込めて)
を鍛えたいかな。
380 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/03/08(土) 23:31:29 ID:QfpZjBP2
★鈴仙とてゐのコンビプレイ練習→ 6 ★
→6ポイント獲得!(現在22/20ポイント)
ポイントが規定値以上に溜まったので、ブースターシュート(仮)(未完成)を習得!
ポーンポーンポーンポーン…
一通りの動きを確認をし終わった所で、
鈴仙とてゐは最後の調整として、目を瞑ってのリフティング交換を行っていた。
鈴仙「95、96、97…(す、凄いっ…! てゐがどこら辺にいるか。 どこへ蹴りだそうとしてるかが分かるよ…!)」
てゐ「98、99、100! よ〜しっ!(――し、信じられんぜよ…。 うどんちゃんはともかく、私までこんな境地に達するとは)」
鈴仙は自らの成長に感動しつつ。てゐもまた自らの底力の深さに気付き驚嘆しつつ。
二人は目標の回数をこなすことに成功する。
鈴仙「や、やれば出来るモンなのね、私達!? 今なら――アレ、成功するかもっ!?」
てゐ「ん〜、そうねぇ……。 確かに、今の私らはキレキレだ。 しかも、今日に限って余計にキレが良い。
これは――やってみろ、っていう神様の啓示かもねぇ」
目標の回数を成功させた二人はゴールに近づき、鈴仙はPA内に、ボールを持ったてゐは
バイタルエリアの少し手前に立った。そしててゐが軽いドリブルから右足を振りかぶる。
グワッ!
てゐ「とりあえず……蹴っとくか〜〜〜ッ!」
バシュウッ! ギュンギュンギュンギュンッ!!
鈴仙「(す――凄い! 読める! 私――てゐのあの複雑怪奇なパスが…読めてる!
勿論、それはてゐも私が蹴りやすいコースを狙ってくれてるからだと思うけど。 これは――) い、いまだぁああああッ!?」
381 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/03/08(土) 23:32:31 ID:QfpZjBP2
ギュンッ!
バシュウッ!
ギュォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!
鈴仙「あ、当たった……!」
果たして――鈴仙の脚は、今回初めててゐのパスの真芯を蹴り抜く事に成功する。
実際に打ち出した鈴仙は、その達成感を味わうのみに留まっていたが。
てゐ「(――げ。 「当たった」ってレベルじゃないよ、このシュート……!?)」
輝夜「あれ――マジ? なんかあのシュート……私に向かって飛んでくるんだけど…」
永琳「(……来たわね、ウドンゲ)」
――パスを放ったのみで余裕のあるてゐに、運悪くゴール前に居合わせた輝夜。
そして遠巻きに鈴仙の成功を予知していた永琳は。
粗削りではあるものの、ゴールに向かって複雑怪奇な軌道を描きつつ、
超高速で向かって行くシュートの、そのあまりの絶大さに括目せざるを得なかった。
―――ギュウウウウッ! グィイイイイッ……ン!! ギュンギュンギュンギュンッ!!
ズッゴォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!
382 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/03/08(土) 23:36:41 ID:QfpZjBP2
そして、運悪くゴール前に輝夜が居た、という事は。
輝夜はそのシュートを少なくとも弾く必要性がある訳で――。
輝夜「――い、いや!? その理論おかしいでしょ!? 逃げても良いのよ!?
と……ととと、とりあえずたすけてえ〜り〜〜〜〜〜〜〜〜〜んっ!?」
輝夜はとりあえず横っ跳びにシュートコースへと向かい、
そのシュートの力量を確かめる。 果たして、その威力の程は――?
先着2名様で、
★鈴仙→ブースターシュート(仮) 62 ( ! card )( ! dice + ! dice )=★
★輝夜→たすけてえーりん! 57 (! card)(! dice + ! dice)+(不覚-3)=★
と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。
【シューター】−【キーパー】
≧10→鈴仙とてゐのブースターシュート(仮)の威力は凄まじい! その衝撃派で練習は一時中断!
≧2→鈴仙とてゐのブースターシュート(仮)がゴールに突き刺さる!
≦1→か、輝夜も凄いぞ!? あのシュートを弾いてみせた!?
【補足・補正・備考】
輝夜のマークがダイヤで「(えーりんが)とめる!(+2)」が発動します。
鈴仙のブースターシュート(仮)は、鈴仙のマークがハートの時は必ずポストになり、スペード・クラブの時は必ず枠外になります。
鈴仙のスートと敵スートが一致時、スキル・狂気の瞳LV3により敵の数値が−2されます。
鈴仙のブースターシュート(仮)が成功した場合、完成経験値が+3されます。(現在:0/2ポイント(完成度LV1))
鈴仙のブースターシュート(仮)が失敗した場合、完成経験値が+1されます。(現在:0/2ポイント(完成度LV1))
(※この時の成功とはゴールを決め得点を挙げた時のみを指し、それ以外は全て失敗扱いとなります)
もしも輝夜がこのシュートを(ポスト・枠外で無く)防いだ場合、輝夜にボーナスイベントが発生します。
383 :
森崎名無しさん
:2014/03/08(土) 23:37:27 ID:???
★鈴仙→ブースターシュート(仮) 62 (
ダイヤ5
)(
2
+
2
)=★
384 :
森崎名無しさん
:2014/03/08(土) 23:37:52 ID:???
★輝夜→たすけてえーりん! 57 (
ダイヤ2
)(
6
+
4
)+(不覚-3)=★
385 :
森崎名無しさん
:2014/03/08(土) 23:46:35 ID:???
ぎりぎりでゴール。対ミューラーに使えるかな。
386 :
383
:2014/03/09(日) 00:05:19 ID:???
ダイヤを出せて良かったわ
387 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/03/09(日) 00:19:33 ID:a4qR9OM6
★鈴仙→ブースターシュート(仮) 62 ( ダイヤ5 )( 2 + 2 )=66★
★輝夜→たすけてえーりん! 57 ( ダイヤ2 )( 6 + 4 )+(不覚-3)+(狂気の瞳-2)+((えーりんが)とめる!+2)=64★
≧2→鈴仙とてゐのブースターシュート(仮)がゴールに突き刺さる!
鈴仙はシュートを撃った時、敢えて全力での振り抜きをしなかった。
それは、半分駄目元で放ったシュートであるとの理由も大きかったが……。
鈴仙「(――な、何か駄目っ!? 今は、この位の蹴り方で……っ!)」
この時、曲がりなりにもエースストライカーを務めて来た鈴仙の『勘』が働いた。
ここで全力で蹴ってはまずい。ここは、むしろてゐのパスの勢いに身を委ねるべきだと。
それは、これまでの努力に加え……次第に培われていた鈴仙の「自立心」が生んだ奇跡であったが――。
その事実は、今の鈴仙には知る由も無い。
――兎に角、結論として、鈴仙の判断は今回は大きくプラスに作用した。
ギュルギュルギュルギュルッ!!
――元々複雑な軌道を描くエンシェントデューパーに合わせて撃つシュートであるが故に、
本来、このシュートを枠内に狙って撃つのは難しい。元の変化と、2度めのシュートによる変化。
この二つの軌道を同時に予測し切れぬ限り、シュートは高確率で枠外へと向かうのが必定であるためだ。
だがしかし、その変化の元となる振り足を抑えていれば話は変わる。
鈴仙のシュートにより増幅された変化は――しかしその幅を少なくして、確実に枠内へと向かっていた。
輝夜「ひ、ひえええっ!? (えーりんが)と め る!」
バアアアアアッ! ギュウウウッ!
388 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/03/09(日) 00:20:43 ID:a4qR9OM6
原初的な恐怖を感じた輝夜は大人気なく、永琳をもフル活用した状態でセービングに臨むも。
永琳「(まさか、一度目で枠に入れて来るなんて! この子、中山君が離れてから、
萎縮するどころか更に成長……!?)――あああっ!?」
ギュウンッ! バシュッ! ズバアアアアアアアアアッ!
――ほぼ無限の組み合わせが存在するその軌道の変化は、
さしもの永琳であっても、コンマ0.1秒の間では計算し切れなかった。
シュートは惜しくも永琳の頭上を飛び越えて再びカーブし、見事ゴールネットの中央へと突き刺さる。
鈴仙「……? は、入って、る……!?」
――鈴仙は奇しくも、その場面を見る程に心の余裕が無かった。
このシュートが入る期待をそもそもしていなかったし、
蹴りそこないでも、まさかこれまでの威力が出せるとは思っていなかった。
てゐ「(――す、凄い。 こりゃあ、間違い無く――お師匠様の爆宙アポロや、吸血鬼姉妹のノン・レッドサンや、
495年の波紋をも上回っている! そんな、選ばれた者しか撃てないレベルのシュートを……まさか、あのうどんちゃんと
ついでに私が撃てるなんて…!?)」
てゐはむしろ、シュートを決めた事に対する喜びよりも、驚愕の方が大きかった。
これまで、強者の専売特許と思われていた最強クラスのシュートを――いや、それをも上回るシュートを――
二人掛かりであるとは言え、完成させる事が出来たのだから。
これは、万年にも達するかと思われるてゐの長い長い生涯の中でも、恐らく初めての経験だった。
389 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/03/09(日) 00:21:46 ID:a4qR9OM6
てゐ「な、何たる奇跡だ……何たる奇跡だよ、鈴仙!!」
てゐは思わず、まるで童女のように大きく万歳をして、鈴仙の周りをくるくると回りだす。
輝夜「――ま、まぁ。 イナバにしては凄いシュートだったんじゃないかしら?
(今の、えーりんのシュートよりも明らかにスゴかったような……)」
永琳「……少しはやるじゃないの、ウドンゲ。 見直したわ」
――そして、普段は鈴仙を弄って止まない輝夜と永琳も、
あのシュートを見た手前では、もはや何も言えないのか。
普段では考えられぬ程素直に、鈴仙の技を褒めたたえる。
鈴仙「(ど、どうしよう。 なんか運よくホイホイ決まっちゃったけど……。
――ここは、何て言葉を出せば良いのかしら……?)」
こんな状況に全く慣れていない鈴仙は、暫くポカンと口を間抜けに開けていたが、
やがて正気を取り戻し――。
A:「師匠。 これが――私なりの答えです」永琳に向かって、力強く頷く。
B:「私が凄いんじゃないです。 これは、てゐとの協力の結果です!」永琳とてゐに向かって話す。
C:「て、てゐ! アンタもやれば出来るじゃないの!?」思わずてゐを抱きしめる。
D:「(中山さん。 私だって――頑張ってるんだから!)」黙って中山に想いを馳せる。
E:「――でも、今の姫様の動きも凄かったです」随分と成長した、輝夜の動きを称賛する。
F:「ふはははは! これで大会の得点王は決まりですね!」腰に手を当て高笑いする。
G:その他 自由選択枠
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
390 :
森崎名無しさん
:2014/03/09(日) 00:22:26 ID:uPGBqR3s
B
391 :
森崎名無しさん
:2014/03/09(日) 00:23:32 ID:1Dsenamg
G てゐに拳をつきだす
392 :
森崎名無しさん
:2014/03/09(日) 00:25:30 ID:APD3DDbg
B
393 :
森崎名無しさん
:2014/03/09(日) 00:26:36 ID:lO4HYbtA
D
394 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/03/09(日) 00:52:06 ID:a4qR9OM6
Bに決まったところで、今日の更新はここまでにしようと思います。
鈴仙とてゐのブースターシュート(仮)は、今回成功してもまだまだ成功率1/2と頼りないですし、
鈴仙とてゐの両方がバイタルエリア付近にまである程度上がっていないと発動出来ないなど、デメリットもありますが。
それでも、第1部(第1章・第2章)の時点で補正+12で、狂気の瞳まで乗るこの技は間違い無く最強の技です。
それと、今の内にブースターシュート(仮)の名前について、また募集を行いたいと思います。
(漢字のみ、読み方のみ、両方とも等は問いません)
ですが、また1点ルールがありまして、それは【技の読み方の頭に『マインド〜』は付けられない】という点です。
スキル・狂気の瞳と連動しており、管理するのが大変だからという、勝手な理由なのですが…ご了承ください。
もしも案が出なければ、作者のお察しなセンスから決定となりますのでご注意ください。
>>385
ミューラーや萃香など、大技を持たないタイプのGKにはかなり有効な技ですね。
これがあれば、かつて信じられないほど固かった萃香さんも、かなりの確率で乙出来ると思います。
>>386
具体的なアナウンスは明日しようと思いますが、ここで成功したのは大きいですね。
いきなり成功率が1/2になりましたし、上手くいけば予選の早い時期で完成させられるかもしれません。
それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。
395 :
森崎名無しさん
:2014/03/09(日) 00:59:30 ID:???
乙でした。
最近調子がいい鈴仙さん。
技名
エンシェントエクスプロージョン
エンシェントブースター
エンシェント・デュオ
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