キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【アツくなる】鈴仙奮闘記15【ウサギたち】

1 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/02/22(土) 23:46:47 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品で、
東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。

内容は、東方永夜抄の5ボス、鈴仙・優曇華院・イナバがサッカーで師匠を超えるために努力する物語です。
また、ストーリーやカードの展開次第で、いくつかのキャプテン森崎のキャラクターも、
それぞれの思惑を持ちながら、幻想郷の住人との交流を通じてサッカーを極めていくことになるでしょう。

他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。

☆前スレ☆
【運命を】鈴仙奮闘記14【切り開く】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1390576226/l50
☆攻略ページ(キャプテン森崎まとめ@Wiki内)☆
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/104.html

(※このスレの目標や今後の予定、ゲーム進行の流れなどが分かります。
  過去ログもありますので、初めて来て下さった方は、一読すればより楽しめると思います!)

☆あらすじ☆
ある日突然幻想郷にやって来た外来人、アラン・パスカルと中山政男との出会いにより、
師匠、八意永琳に並ぶ選手になると決心した鈴仙・優曇華院・イナバ。

紆余曲折あったイタリアとの脳内試合を終えて、
名門・紅魔スカーレットムーンズとの練習試合に挑んだ我らが永遠亭ルナティックス!
その試合は永琳とレミリアを中心に激しく盛り上がる中、輝夜・慧音の堅守や佳歩や妹紅の素晴らしいシュート。
中山の冴え渡る思考に、パスカルと鈴仙との連携プレーが光り、一時はスカーレットムーンズに大差をつける。
しかし、そこからの紅魔の巻き返しも凄まじく、パチュリーの戦略にレミリアの決定力が光り、
スカーレットムーンズは1点差に追い着いたが……後一歩で同点は敵わず、試合はルナティックスの勝利。
とはいえ、試合での課題は多く、鈴仙は結果を出しながらもなんとなく思い悩み。
他のチームメイトもまた、それぞれこれからの道について模索する中で―――?

404 :森崎名無しさん:2014/03/09(日) 17:46:33 ID:???
<完幻> ファントム・キャノン

405 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/09(日) 17:54:14 ID:a4qR9OM6
こんばんは、埋めネタを投下してから大分時間が経ってしまいましたが、
更新を始めて行く――前に。
ここで鈴仙達のブースターシュート(仮)の名前を決めさせて頂こうと思います。
ルビにつきましては、こちらで適当に振ったものもありますが、
基本的にはカタカナ読みの方(カッコ書きで無い方)を採用しようかと思っています。

A:エンシェントエクスプロージョン(赤爆幻綜)
B:エンシェントブースター(加速幻永)
C:エンシェント・デュオ(双兎幻虹)
D:ラビットバーニング(B・Rシュート)
E:詐欺打ちシュート
F:飛び石ショット
G:古代饂飩砲(オールド・ヌードル・ワン)
H:スパイラルデュアルロケット(二段無軌道弾頭)
I:グラヴィティーストライク(月と地球の吸引反発)
J:エンシェントバレット(古代の銃弾)
K:エンシェントデュエット(古代二重奏)
L:インビジブルデューパー(真実の詐欺師)
M:インビジブルデューパー(真実の友情)
N:アクセラメリズム(月兎高速催眠術)
O:鈴仙「ええい! 中二なネーミングは卒業よ!『ウサギ美味しいかの山シュート』で良いじゃない!」
P:レミリア「陳腐ね。 私は『野兎ファイナルロンド』が良いと思うわ」
Q:その他 読みと漢字を入れ替えたい場合や、追加で提案がある場合はこちらで(※ただし、追加提案は3票決とします)

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

406 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/09(日) 17:56:04 ID:a4qR9OM6
>>404
すみません。提案に入れ漏らしておりました。上記の選択肢に、

※R:ファントム・キャノン(完幻)※

を追加させて頂きます! 失礼致しました。

407 :森崎名無しさん:2014/03/09(日) 17:59:57 ID:tNnmlwbY
P


408 :森崎名無しさん:2014/03/09(日) 18:05:13 ID:C91pSwQA
M

409 :森崎名無しさん:2014/03/09(日) 18:06:20 ID:1Dsenamg
Q カード判定で決める

410 :森崎名無しさん:2014/03/09(日) 18:10:50 ID:aF+WVMrM


411 :森崎名無しさん:2014/03/09(日) 18:38:49 ID:???
Q 私の青春シュート

412 :森崎名無しさん:2014/03/09(日) 19:00:26 ID:???
たしか、鈴仙さんがやたらややこしいスペル名なのは、長い名前をつけた永琳達への当て付けなんだっけ?

413 :森崎名無しさん:2014/03/09(日) 19:13:34 ID:???
そうだよー、本人が好きでやってるのもあるけど。
どこかの軽い本で活躍できそうである。

414 :412:2014/03/09(日) 19:16:43 ID:???
>>413さん
回答ありがとうございます。
本人の嗜好もあったんですね。

415 :森崎名無しさん:2014/03/09(日) 19:38:42 ID:???
でも正直こういう名前思いつく人感心するなぁ。
シンプルな技名か、ヒメサマ・ド・ミテモニホンジンとか、テルヨ宇宙へ!
とかそんなのしか思いつかん。

416 :森崎名無しさん:2014/03/09(日) 19:41:33 ID:???
マサルさんネタw

417 :森崎名無しさん:2014/03/09(日) 19:52:14 ID:???
テルヨ宇宙へ!は飛び出し技っぽい名前やな

418 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/09(日) 20:07:32 ID:a4qR9OM6
…シュート名は『インビジブルデューパー(真実の友情)』に決まった!
という所からですが、更新を再開しようと思います。

>>395
乙ありがとうございます。
今になって、これまでの下積みの成果が出て来た感じでしょうか…。
>>398
乙と技名の提案をありがとうございます!
分かりやすさの面から言うと、ラビットブースターも良かったかもですが、確かに被りますねw
>>399
乙と技名の提案をありがとうございます。
魔法については、当たらずとも遠からず…かもしれません(笑)
効果があるか否かは、これからの活躍にもよりますが。
>>400
鈴仙「語録が無ければ、自分で作れば良いのよ!」

個別のコメント返しが無く恐縮ですが、提案して下さった皆さま、本当にありがとうございました!

>>412-414
鈴仙「そのふざけた幻想をぶち壊す!」てゐ「いや、ぶち壊しちゃあんたもマズいでしょ…」
このスレでは、本人も結構ノリノリ…という感じを超えて、そもそものセンスがアレな子になってますね。
まぁ、本スレ松山君のようなノリでお付き合い頂ければ幸いですw
>>415-417
テルヨ宇宙へ!は面白そうですねw 相手の宇宙開発を促す特殊効果とかありそうです。

419 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/09(日) 20:08:34 ID:a4qR9OM6
B:「私が凄いんじゃないです。 これは、てゐとの協力の結果です!」永琳とてゐに向かって話す。

鈴仙は、本心からそう思って答えた。
このシュートを撃てるようになったのは、決して自分の実力では無い。
てゐが自分にずっと付き合ってくれて、その結果、この大技が完成したのだと。
永琳はそんな鈴仙の答えを聞いて――。

永琳「本気でそう思ってるなら、ウドンゲ。 貴女はまだまだ二流のようね」

鈴仙「――えっ」

鈴仙の予想の数倍も冷淡に、そして厳かな口調で返す。
しかし、それには永琳なりの親心から来る忠告だった。

永琳「これまでは、貴女のそういった謙虚さというか……卑屈さは。
貴女の身の丈に合った行動として相応しかったし、実際にそれで好感を持てた人妖も多かったと思うわ。
――だけど、あのようなシュートを撃てるように『なってしまった』以上。
貴女は――『強者』の牛耳る世界へと、足を踏み入れざるを得なくなる」

鈴仙「きょ、強者……ですか」

永琳「ええ。 もしも貴女が、これまで通りの平穏を望む…というならばともかく。
こうして練習を重ね、より強くなりたいと願うならば――貴女は多かれ少なかれ、その自覚を持たなくてはならない。
強者とは、決して華やかで美しいだけの物では無いのよ」

420 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/09(日) 20:09:42 ID:a4qR9OM6
その忠告は、これまでの鈴仙と永琳との関係ではおよそ考えられない内容。
それはまるで、鈴仙が自分の境地に達するのを拒むような。
夢を見せる事を辞めさせ、厳しい現実を鈴仙に突きつけるような印象すら受けた。

永琳「……てゐとの努力を否定するつもりは無いわ。
だけど、貴女もそろそろ…自分の『位置』を弁えなさい。
貴女はもはや、「守られる」だけの立場では無くなりつつある」

永琳は最後にこう告げて、コーチングへと帰って行く。
その様子には輝夜も驚いたのか目を白黒とさせており、てゐは鈴仙の方を心細げに覗いている。

てゐ「あ〜、鈴仙? ま、要するにさ、『もっと今のプレーを誇りなさい』っていう事だよ。
――だからあれば、何時ものお説教に見せかけて。 お師匠様なりの最大の賛辞だったと思うなぁ」

鈴仙「う…うん。 わかってる(さっきの師匠。 珍しく困っている様子だったわ…)」

――鈴仙には、永琳の意図の全てを理解する事は到底出来ない。
しかし、今の叱責は……永琳の持つ、鈴仙への「優しさ」から来る物であるという事くらいは、
何となくであるが、理解出来ていた。

*永琳印象値が少し上がりました。29→31
*てゐの評価値がやや上がりました。
*鈴仙とてゐが新必殺コンビシュート、
 「インビジブルデューパー(真実の友情)(シュート+12、発動はてゐ、250×2消費)」を未完成で習得しました。
*先程の判定でシュートを決めていますので、完成度LVは2(1/2で成功)からスタートします。
*完成度LVを上げるには、試合(本戦・練習試合問わない)にてシュートを放つ必要があります。
 (次のLVアップまで必要な完成経験値:4ポイント)

421 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/09(日) 20:11:55 ID:a4qR9OM6
〜コーチング〜

永琳「(ウサギKが加わった事だし、出来れば彼女の力量も探っておきたいのだけども…)」

パスカル「(ナカヤマが去り、レイセンが技を磨き、カホが更なる力を得た。 俺も、そろそろ動くべきかもな)」

先着2名様で、
★永琳のコーチング対象→! card
 永琳のコーチング内容→! card★
★パスカルのコーチング対象→! card
 パスカルのコーチング内容→! card★

と書き込んでください。

○○のコーチング対象のカードの数値が…
JOKER→ウサギ全員(補欠ウサギ(F・G)含む)
K→永琳で出た場合:ウサギK(ダイヤ・ハートはセービング、スペード・クラブはせりあい練習に)
  パスカルで出た場合:パスカル自身の個人練習(更に判定)
Q→てゐ
J→佳歩
8・9・10→ウサギE
6・7→ウサギB
4・5→ウサギC
1・2・3→ウサギD

○○のコーチング内容のカードのマークが…
ダイヤ奇数/偶数→ドリブル+1/パス+1
ハート奇数/偶数→シュート+1/タックル+1
スペード奇数/偶数→パスカット+1/ブロック+1
クラブ奇数/偶数→せりあい+1/最大ガッツ+10
クラブA→効果が無かった…
JOKER→全能力+1

422 :森崎名無しさん:2014/03/09(日) 20:12:28 ID:???
★永琳のコーチング対象→ クラブ3
 永琳のコーチング内容→ ダイヤ8

423 :森崎名無しさん:2014/03/09(日) 20:12:43 ID:???
★パスカルのコーチング対象→ クラブQ
 パスカルのコーチング内容→ クラブ3

424 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/09(日) 22:07:19 ID:a4qR9OM6
★永琳のコーチング対象→ クラブ3
 永琳のコーチング内容→ ダイヤ8 ★
→ウサギDのパス+1!
★パスカルのコーチング対象→ クラブQ
 パスカルのコーチング内容→ クラブ3 ★
→てゐのせりあい+1!

永琳「…まぁ、姫様もあれでしぶとい方だから。 今日は、地道に名無しウサギの育成に掛かりましょうか」

ウサギD「きょ…今日は、宜しくお願いしますっ!」

控えゴールキーパーとして、このたびルナティックスの一員となったウサギKの実力も気になるが、
今のルナティックスには輝夜というそこそこ頼れるGKも居る以上、彼女の育成は喫緊の課題では無い。
そう判断した永琳は、ウサギDのパス練習に取り組む事とした。

425 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/09(日) 22:08:40 ID:a4qR9OM6
パスカル「――そうだな。 テイ、今日はフィジカルの練習をしないか?」

てゐ「…ど、どうしたのさ突然」

パスカル「特に理由は無いが、君の競り合い弱さはボランチを務めるには大きな穴だ。
だから、少しでもその補充が出来ればと思ってね」

てゐ「――ま、それもそうかねぇ…」

パスカルは、その場凌ぎとして尤もらしい理由を述べて、てゐをひとまず納得させる。
しかし、その本意は別の所にあった。

パスカル「(テイ――君ならどうする? 友人達が強くなり、新たな力を身につけている様子を見て。
……俺は危機感を抱いたが、君はどうだ? それでも静かに微笑むのか……?)」

てゐ「(ま〜た、難しいワリには余計な事考えてそうね、この子。 その妙に真面目な所も鈴仙ちゃんそっくりだわ、コイツ)」

…当然に、てゐはパスカルの本意を感じ取っているのだが。
彼女は敢えて、パスカルに語りかける事はしない。
それは彼女がいつも、悩んでいる鈴仙に対して取る行動と良く似ていた。

*ウサギDのパスが+1されました。
*てゐのせりあいが+1されました。

426 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/09(日) 22:09:41 ID:a4qR9OM6
〜9月2週・固定イベントフェイズ〜
【博麗連合の異変】

――こうして、鈴仙達永遠亭ルナティックスが力を蓄えている間にも、
大会に備えて多くのチームが修行を積んでいる。 …正確に言えば、漸く積むようになった。
幻想郷ではここ数年、サッカーが流行り続けてはいるが、戦術面や技術面での進歩は未だ少なく。
当初のままの、生来の強豪選手達による個人技の披露が中心となっている。
その原因の一つとしては、幻想郷の住民の暢気さが関わっているのは間違いないだろう。

霊夢「――996、997、998……」

魔理沙「…………」

だからこそ、幻想郷の住民の中でもとりわけ暢気な霊夢が、
ここ数日比較的真面目に練習に取り組んでいる様子は、『異変』と呼ぶには充分だった。

霊夢「999……1000! ふう。 意外と簡単だったわね」

森崎「(……簡単だったわね、じゃねーよ! 俺がリフティング千回やれるようになったまで、
どれだけの労力があったと思ってるんだ!)」

萃香「ふう。今日も酒が旨いねぇ」

――その様子に魔理沙は改めて驚愕し、森崎が悪態を突き、萃香がカラカラと笑う。
しかし、異変はそれだけには留まらない。

427 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/09(日) 22:10:42 ID:a4qR9OM6
天子「追撃の……『気炎万丈の剣』!!」

バゴッ! ドゴオオオオオオオッ!

中里「なんの! 『代わり身の術』! ……ぬ、ぬわあああっ!?」

天子と中里は互いに、それぞれの必殺シュートをそれぞれの必殺ブロックで防ぐ練習を繰り返し。

衣玖「はいどうぞ、小町さん(くうっ、貴重な私のアフターファイブが……!)」

パコッ…!

小町「オーライ、ナイスパス! さっすがだねぇ、『空気を読める程度の能力』の持ち主は伊達じゃないよ」

衣玖は小町にひたすらセンタリング。 小町はそのボールをシュートに行かず、ヘディングで目的地に落とす。

アリス「はいっ!」

バシュッ!

上海人形「シャンハ-イ!」

バシュッ!

アリスはひたすら、自前の上海人形とのワンツーを繰り返しており、
その動きの合致具合は、まるで本人が動かしているよう(そうなんだけど)。

――博麗連合のチームメンバーの多くが、霊夢の練習開始と呼応するかのように、大会に向けての練習を始めていた。
どちらかと言えば、暢気で努力を好まぬ気質の者が多かったにも関わらず。
彼ら彼女らは、誰にも申し合わせるでも無く、霊夢の指示に呼応し、霊夢の時間に合わせて練習を行うのだ。

428 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/09(日) 22:11:57 ID:a4qR9OM6
森崎「(霊夢が練習を始めた事がきっかけ…なのか、これは?
――俺自身も、色々と裏工作はやってたつもりだったが、ここまで集める事は出来なかったぞ…!)」

――そう考えた森崎の霊夢への感情は、怒りを通り越した別の領域に達しようとしていた。
あくまで中立にて縛られない筈の彼女は、様々な立場の者を広く浅く呼び集めている。
この特性は、森崎の知るある人物に似ていた。 そう、それは――。

森崎「(…こういう所まで、まるで翼みたいだ! 小学校の時、あいつが無条件に中心に居たように!
霊夢もまた、無条件に多くの人間や妖怪を――引きよせているというのか!?)」

大空翼。あらゆる面で森崎と反対の性質を持った、全日本の黄金世代の中心人物。
先のJr.ユース大会では、途中退場のアクシデントもあるなど挫折を経験していたが――。
しかし彼は永らく若林とともに、森崎の眼前へと立ちはだかり、無限の才能を振りかざし、
無条件の人望を集め続けていた。その二つは、森崎が渇望しながらも、しかし決して持ち得ない物だった。

森崎「(……俺は、全日本でも敵と味方の区別は大きく付けていた。
だから、支持率は高くとも、俺の事が嫌いな奴は心底嫌いだったろうしな…)」

そして、森崎が翼や若林に勝利したのは、彼らとは別の方法だった。
つまり、他者の努力を一笑に付すまでの途方も無い訓練と、綿密な派閥運営による少数精鋭的な仲間作り。
言ってしまえば小手先の手段でもあるその方法を森崎は極め――とうとう、生まれつきの才能や天運をも覆すに至った。

森崎「(だが。 俺の前に再び翼並みの敵が――いや、下手すりゃ翼以上の天才が現れた…って訳か。 面白ェ)」

森崎は言わば、これまで霊夢を過小評価していた。
翼並みの才能を持ちながら、それを持てあまして自堕落な生活を送っているだけの、
胸糞の悪くなるまでの小物と考えていたが――彼は、その評価を改めざるを得なかった。
彼女もまた、自分の覇道に立ちふさがる……確固たる矜持を持った「好敵手」。

森崎「(だったら話が早い。 俺は、どんな手段を使ってでも――アイツを超えてみせる。
今までがそうだったように、俺がより高みに登る踏み台とさせて貰うぜ、博麗霊夢!)」

429 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/09(日) 22:16:55 ID:a4qR9OM6
だがしかし。
森崎が霊夢に対して、怒りを超えた――「宿敵」という感情を抱いているにも関わらず…。
霊夢がボールを蹴りながら考えている内容は、彼の熱さとは対照的に、冷え切っていた。

霊夢「(……中山政男は、これを毎日やっているのかしら?だとしたら、それは何のために…?
頂点なんて辿りつきようも無いし、それを得たとしても虚しいだけだと思うけれど――)」

博麗霊夢は、こと異変の解決となると誰よりも真摯であり、そして天才的である。
……何故なら、彼女は「そうあるべき」存在であるから。
森崎や中山には存在しなかった「そうあるべき」宿命を背負う彼女は、
そうでない者に対して酷く無理解だったし――しかしその一方で、彼らが求める「結果」についてだけは詳しかった。

霊夢「(私は…きっと絶対に負けない。 その事実を突きつける事が、今回の異変解決の為の手段。
だから、その手段の為に私は『練習』をする。
それは純粋な修行の為だけじゃなく。 中山政男の根源――それを理解するためにも)」

そんな内心を持って練習する霊夢の横顔はどこか寂しく。
年頃の少女とは思えないほどに悲壮な決意に満ちてはいたが――。
生憎と、この場には感情の機微に富んだ人物は存在しなかった。

霊夢「(――まぁ、練習が終わった後はご飯がおいしいから良いんだけど。
こないだの妖怪退治のお礼で貰った ケンちゃんラーメン(新発売) 、まだ残ってたわよね)」

――そして、最も幸せな事であり、最も悲しい事は。
彼女が自身の悲壮さについて全く気付く事も無ければ、それを不幸に思う事すら無かった事だろうか。

*森崎の霊夢に対する評価、森崎→(宿敵!)→霊夢 が明らかになりました。
*霊夢の中山に対する評価、霊夢→(わからない)→中山 が明らかになりました。

430 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/09(日) 22:19:02 ID:a4qR9OM6
〜9月3週 ランダムイベントフェイズ〜

鈴仙「昨日の練習は必殺シュートが完成したし、最近の私――何か良い感じかも。
でも、だからこそ油断してはいけないわよね。 …具体的には、落とし穴とか」

431 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/09(日) 22:20:06 ID:a4qR9OM6
鈴仙がきびきびと永遠亭の廊下を歩く。するとそこには…
先着1名様で、

★ランダムイベント→! card★

と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。マーク・数値で分岐します。

カードの数値が……

ダイヤ・ハート・スペードで…

K→来客だ!(さらに分岐)
Q→姫様が何か話があるようだ!
J→師匠から話があるようだ!
10→てゐが相談だって!何だろう!?
9→来客だ!(さらに分岐)
8→慧音さんが訪ねてきた!
7→佳歩とたまたま会って、オシャベリした!
6→パスカルと雑談した!
5→ウサギ達がやってきたぞ!!
4→妹紅に会って普通にオシャベリした。
3→来客だ!(さらに分岐)
2→ゆ〜っくり過ごせた!最大ガッツUP!
1→来客だ!(さらに分岐)
JOKER→綿月姉妹が遊びに来た…?

クラブで…

クラブ8〜K→薬売りのお仕事だ!
クラブ2〜6→バッドイベント発生!(さらに分岐)
クラブA→露鈴兎・本後宇院・イナバ(全裸)「ヒャッホー!!」
*クラブ4・9・Kの場合、イベント後さらに中里による覗きイベントが発生します。

432 :森崎名無しさん:2014/03/09(日) 22:20:26 ID:???
★ランダムイベント→ ハート9

433 :森崎名無しさん:2014/03/09(日) 22:20:30 ID:???
★ランダムイベント→ クラブ8

434 :森崎名無しさん:2014/03/09(日) 22:21:23 ID:???
インスタント麺と縁があるね。

435 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/09(日) 22:40:42 ID:a4qR9OM6
★ランダムイベント→ ハート9 ★
9→来客だ!(さらに分岐)

??「ごめんくださーい」

鈴仙「はい、只今向かいます!」

不意に訪れた来客を迎えるため、鈴仙は忙しなく走り、玄関の戸を開ける。
するとそこには…?

先着1名様で、

★来客は誰かな?→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→イベント発生
ダイヤ→咲夜「お嬢様からの書状を預かって参りましたわ」
ハート→お燐「お宝探しに行こうよ、病院のお姉さん!」
スペード→小町「ういーっす。 ちょいと入院させてくんないかな?」
クラブ→小鈴「あのー、ここのお姫様が借りた本を返してくれなくって…」

436 :森崎名無しさん:2014/03/09(日) 22:40:59 ID:???
★来客は誰かな?→ スペード10

437 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/09(日) 23:03:13 ID:a4qR9OM6
★来客は誰かな?→ スペード10 ★
スペード→小町「ういーっす。 ちょいと入院させてくんないかな?」

鈴仙「……えっ?」

小町「いやぁ…最近なんだかちょっと、仕事があると思うと凄く憂欝になって、
もうホント職場に行けないんだよねぇ」

そう楽しそうに、自身の症状とやらを話すのは、三途の川の死神でもある小野塚小町。
いつかの試合では、鈴仙が折角気の利いたネタを披露したのに爆睡されたという苦い想い出のある彼女は、
どうやら信じがたい事に、自分を入院させろと伺ったようである。

鈴仙「あ、あのー。 …でも、こうして元気にここまで飛んで来たんですよね?」

小町「いやいや! 心の中はもう酷いうつ状態だったよ。 もう、何時落っこちちまうかと思った」

鈴仙「――でも、見る限り血色は良いですし。 …ぶっちゃけ、仮病ですよね?」

小町「ああ〜っ! やっぱりあたいの病気は理解されないのかぁ…。
ううっ、折角この診療所だったら何とかサボ…ゴホゴホッ!! 何とか落ち着けると思ったのに……」

438 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/09(日) 23:04:24 ID:a4qR9OM6
鈴仙「(今、明らかに「サボ…」ってまで言ったわよね!? どうみてもこれ新手の仮病ですよね!?
ホントにメンタルに問題を抱えた人も居るかもしんないのに、失礼な死神ねぇ……。
――う〜ん。 こう言った手合いの客は早々に追い出しても良いと思うけど、どうしようかしら?)」

A:「あの〜、ウチは今ちょっと病床が足りなくって…」たらいまわしにする。
B:「そう言ったバレバレの仮病は結構です!」普通に強く言って帰らせる。
C:「それなら、遊んでストレス解消ですね! …例えば、弾幕勝負とか」実力行使で帰らせる。
D:「し、師匠〜! ヘンな客が〜!?」永琳に助けを求める。
E:「そ、それなら話だけでも……」とりあえず、話だけでも聞いてみる。
F:「それならお注射ですね(ニコッ)」看護婦さんっぽく(?)脅しをかけてみる。
G:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

439 :森崎名無しさん:2014/03/09(日) 23:05:07 ID:cVChBVus


440 :森崎名無しさん:2014/03/09(日) 23:06:35 ID:DPAr//ks

あ、やべっ、うっかり注射器の中身入れ忘れちった、私ッたらうっかりさん☆

441 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/09(日) 23:17:57 ID:a4qR9OM6
F:「それならお注射ですね(ニコッ)」看護婦さんっぽく(?)脅しをかけてみる。

小町「あ〜、もう駄目だ〜! もうこうなったら、妖怪の山でサボ…ゴホゴホ!
自殺未遂しようとしてた時に、同業の人から貰ったカッターナイフで…」チャキッ

とうとう刃物を鈴仙に向けてまで脅しを掛けてきた小町。
一体何が彼女をここまでサボリに向かわせるのかはもはや謎であるが、
それでも、ここまで来るともう既に充分な迷惑行為だった。

鈴仙「(そ、そっちがその気なら……!)――そ、それなら…お注射を撃って直す必要がありますね!」

鈴仙はここで機転を利かせ、あくまで相手が病気と言い張るのなら…それに乗っかる事にした。
鈴仙はポケットの中に何故か入っていた注射器を取りだして、薬品を注射してやると逆に脅しを掛ける。

小町「(…ほーう。 そう来たかい。 だったらこっちは――)」

しかし、小町にも策が無い訳では無かった。鈴仙の押しに対して、小町が講じた策とは――。

先着1名様で、

★スーパーサボリバトル→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→イベント発生
ダイヤ→「これで完璧にサボ…」映姫「少し耳が遠いのでお聞きしますけど。 サボ…何ですって?」上司が何とかしてくれた!
ハート→「お〜っと、看護師風情が医師の許可なく注射を打って良いのかなぁ? こりゃあ地獄行き間違いなしだね♪」
      なんと、法律(?)を盾にしてきたぞ! なんて性質が悪いんだ!?
スペード→「ああ、打っておくれよ注射♪」余裕綽々だ! 一体どうした!?
クラブ→「あっと、鎌が滑った〜(棒読み)」なんと、鈴仙の右手ごと注射器を切り落としに来たぞ! なんだこの死神!?

442 :森崎名無しさん:2014/03/09(日) 23:18:26 ID:???
★スーパーサボリバトル→ ダイヤ6

443 :森崎名無しさん:2014/03/09(日) 23:20:43 ID:???
お帰りになる前にお注射たくさんうっていきましょうね〜♪

444 :森崎名無しさん:2014/03/09(日) 23:22:27 ID:???
何本目に死n・・・治るかな?

445 :森崎名無しさん:2014/03/09(日) 23:22:56 ID:???
眠くならないおクスリ打っておきましょうか

446 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/09(日) 23:26:32 ID:???
小町の野望は、御約束の上司によって阻止された!
……と、言った所で少し早いですが、今日の更新はここまでにしようと思います。

>>434
幻想郷でインスタント麺が流行っているのでしょうか…?w
>>443
残念ながら、打つ前に強制退場になってしまいましたね。
>>444
ヒント:死んでも治らない
>>445
そのクスリ、しあわせにもなれそうですね。

それでは、皆さま。 本日もお疲れさまでした。

447 :森崎名無しさん:2014/03/10(月) 13:34:41 ID:???
人気投票はなんか結果が見えてきた
パチュリーかアレが上位取りに来るだろう
つまり鈴仙は一位とれそうにないな!

448 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/10(月) 23:56:10 ID:???
★スーパーサボリバトル→ ダイヤ6 ★
ダイヤ→「これで完璧にサボ…」映姫「少し耳が遠いのでお聞きしますけど。 サボ…何ですって?」上司が何とかしてくれた!

小町「(フッ、そう来ても構わんよ……むしろ僥倖さね――)ああ、注射しとくれよ? 腕にブスリと」

鈴仙「(な、何この余裕……!?)――え、ええ。 やってやろうじゃない!」

小町の挑発的な態度を見て、鈴仙は少しの戦慄を覚える。
まるで、鈴仙がこの手を取るのを読めていたかのような余裕っぷり。
元々マイペースな性格で有名な死神ではあったが、これは少しおかしいのではないか。
だがしかし、そうは思いつつも他に有用な撃退策が思いつかない鈴仙は。

鈴仙「(…そう。 注射さえ出来れば、師匠から護身用に貰ったこの強力麻酔薬で眠らせて。
そのまま、閻魔の法廷のど真ん中っていうスイートルームで、お寝んねさせてあげるんだから――!)」

強い意志を持って、右手に持った注射器に力を籠めて、一歩一歩足を進める。
そしてそれこそが、小町の意図通りの行動だった。

小町「(へへっ、来たね! だけど……あたいの場所にゃ、永遠に届かせないよ)」

タッ、タッ、タッ、タッ……

鈴仙「(……あ、あれっ!? 全然距離が縮まらないんだけど…?)」

鈴仙が異和感を感じたのは、比較的すぐだった。
自分と数メートルしか離れていない小町に対して、鈴仙は歩けども走れども辿りつけない。
まるで狂気の瞳に自分自身が当てられてしまったかのような不可解な体験は、
鈴仙が小町の方向へと向かい続けている限りずっと続いた。

449 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/10(月) 23:57:55 ID:???

小町「あれっ、どうしたんだい? なんだかお疲れのようだけど……注射が出来ないようだったら、
ますますこりゃあ療養して直すしかないね! いやぁ、もし注射打ってくれればすぐに帰ったかもしれないのに、
残念だなぁ〜♪」

鈴仙「あっ、こらっ! 待ちなさ……って、やっぱり届かない〜!!
(こ、こんなにもアイツの『距離を操る程度の能力』が厄介だったなんて――!?)」

――地獄の死神にも、様々な業務があり。
今まさに鈴仙を通り越し、ついでに診療所も通り越して布団へと向かう小野塚小町は、三途の川の船頭。
幽霊たちを船に載せ、長い長い彼岸への川を渡らせる案内人であるが――。
その川の長さを決めているのは彼女達であるという事は、あまり知られていない。
彼女たち船頭は、船に載る幽霊の持つ渡し賃の多寡によってその距離を変え、
多ければ川は短く。少なければ川は長くなる。

映姫「……」

小町「あっはっは〜! いやぁ、我ながら便利な能力を持ったもんさね。
川の長さだけじゃなく、こうやって廊下の長さも弄くれば――障害物も楽々スルーパスって訳さ」

テク、テク、テク……

映姫「成程。 それは便利な能力ですね」

鈴仙「(あ、あれっ? あの人――私を抜き去ってごく自然に小町の方向へと向かっていくけど…?)」

小町「ふい〜っ。 今日も良い仕事したねぇ」

――鈴仙が小町の追跡を諦め、肩で息をしながら自分とその後ろをジロジロ見ている様子を眺め。
小町は非常に満足そうな笑みを浮かべる。

450 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/11(火) 00:00:08 ID:???
映姫「…本当ですね。 今月に入ってから、十四日連続欠勤。
――どうやら、是非曲直庁でも前人未到の新記録らしいですよ」

小町「よせやい、よせやい。 照れるってば」

――彼女は鈴仙を排した達成感からか、未だに気付こうとしない。
自身の背後に、まるで爆弾のように敵意を膨らませる一つの小さな影がある事を。
やがて、その影は優しく小町に問いかけた。

小町「さて。 これでしんだんしょとやらを貰って、合法に堂々とサ、ボ……」

映姫「少し耳が遠いのでお聞きしますけど。 サボ…何ですって?」

――小町は高らかに宣言する途中で漸く後ろを振り向く事に成功した。
そしてその背後の風景は、時既に遅しという事実を、どこまでも冷酷に表現していた。

映姫「貴女は少し、いやかなり――就労意識が……低すぎるゥゥウウウウウウッ!!」

ギュウウウウウッ! バチコ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!

小町「きゃ、きゃ〜〜〜〜〜〜〜〜ん! そ、そんな…後一歩だったのに〜〜〜〜〜!?」

神出鬼没の彼女の上司は、死神一匹の尻尾を追う程度は容易い。
距離にも影響されぬ彼女の踏み込みから繰り出された、棒の一撃は――。
小町の後頭部を強かに打ち払い、彼女を昏倒させるまでに至ったのだった。

451 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/11(火) 00:01:26 ID:???
映姫「――ご迷惑をおかけしましたね。
よもや私の身内に、他者の勤労までをも否定する不届き者が居るとは知らずに」

鈴仙「い、いえいえ…そんな」

映姫「貴女のした行動。それは失敗に終わったけれどその想いは白です。
これからも、こうして少しずつ功徳を重ね、善行を積んで往きなさい」

鈴仙「あ、ありがとうございます(この人、説教じゃなくても話が長いなぁ…)」

人知れず小町の様子を観察していたらしい四季映姫・ヤマザナドゥは、
溜息混じりに鈴仙に対して、長々と感謝の意を告げる。
彼女曰く、最近の小町のサボリ癖は輪にかけて酷くなっており。
こうして、幻想郷の様々な場所に出向いてはサボリの口実を見つけているのだとか。

映姫「――思ったよりも、少し強く叩き過ぎちゃったみたいね。
悪いけれど、小町が復活するまでは…暫くここで待機させて貰います」

しかし、鈴仙にとっての問題はそれでは無かった。
何故なら、悔悟の棒の一撃をモロに食らった小町が立ち直るまでの時間、
鈴仙は地獄の閻魔様――しかも、地獄行き宣言をされた閻魔である――と、
同席しなくてはならないのだから……。

鈴仙「(き、気まずい……!)」

狂気の瞳から他者の波長…引いては性格までをもを読み取れる鈴仙であるが、
現世を超越した存在である閻魔については、まさしく別の位相の存在であるが為に、波長による干渉は不可。
そんなあらゆる意味でのイレギュラーと同席するとなれば…やはりまだまだ人見知りな鈴仙にとって、
それ以上の苦痛は無かった。

452 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/11(火) 00:07:47 ID:lIYeViSg
鈴仙「(で、でも……今考えてみれば、こうして閻魔様と話すのも貴重な経験だし……。
――いや、あんまし話したくは無いけれど。 それでも、何か会話でも試みようかしら――?)」

A:最近の小町の仕事っぷりについて。
B:小町のサッカー能力について。
C:映姫の近況について。
D:映姫のサッカー能力について。
E:死後の地獄行きを免れる為には、どうすべきかについて。
F:映姫に意外な趣味とか無いか聞いてみる。
G:小町は何故クビにならないのか聞いてみる。
H:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

――――――――――――――――――――――――――――――
…と、いったところで今日の更新はここまでにしようと思います。
>>447
このスレとは関係ないですが、原作の人気投票でも鈴仙(と姫様)が人気を伸ばしましたし、
きっと鈴仙の時代は来る!…筈です(願望)

それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。

453 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 00:09:01 ID:wUny4K/6


454 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 00:11:34 ID:Zk3tmRMI
C

乙でした。

455 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 00:11:37 ID:mD8/Het6
H ボロボロのサッカーボールの話する

456 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 00:13:38 ID:0aVIdOjU
E

457 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 00:15:34 ID:???
H 閻魔に地獄にいるであろう地獄兄弟の仲間入りする方法を聞いてみる

458 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 00:19:56 ID:F4g3YWCU
H ボロボロのサッカーボールの話する

459 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 00:54:30 ID:???
H
実際に地獄につれていってもらい名実共に地獄少女となる。

460 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 01:49:28 ID:???
お燐「しょうがないなあ! 一命様(誤字にあらず)地獄にご案内〜!」

461 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 21:41:19 ID:tBKgQ8QE
(説教が)終わる頃には
ズタズタにされた
赤髪の雑魚がいた


462 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 22:07:28 ID:???
地獄にいると松山が高確率でいそうだね

463 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/11(火) 22:47:46 ID:???
こんばんは、今日も更新をしていきます!
>>457>>459
実際問題、地獄に行きたがる変わり物が居た場合って閻魔様はどうするんでしょうかね…?
>>460
お燐「しょうがないにゃあ…」
>>461
小町「いや今のハメでしょ? ウチのシマじゃノーカンだから」
>>462
すっかり地獄の住民扱いですね…松山はw

464 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/11(火) 22:51:49 ID:???
H ボロボロのサッカーボールの話する

鈴仙「(――あっ、そういえば)」

鈴仙はここで思いつく。 
この世のあらゆる叡智を超越した存在である閻魔〈ヤマ〉であれば、
自分の探し物についても、的確な相談をしてくれるのではないかと。

鈴仙「あのう、閻魔様……」

映姫「――名前でも良いですよ。 今の私は非番ですから、むしろその方が助かります」

鈴仙「(非番って。 一気に俗な感じになったなぁ…)――で、では映姫様。
もしご存知でしたら、「ボロボロのサッカーボール」について、御心当たりはないでしょうか…?」

映姫「ボロボロの、サッカーボール……?」

それまでは静謐を体現したように厳かな様子で立ちつくしていた映姫は、
鈴仙の質問を受けると、仕事モードから非番モードへと切り替えたのだろうか、
柔らかな様子でふむ、と考え込むような態勢を取る。
しかし、非番と言えども映姫の途轍もなく真面目な性格はどうやら地のようで、
傍から見ている鈴仙が申し訳なく思うほどに悩み込んでいた。

鈴仙「あっ……そこまで無理なさらなくて大丈夫ですよ? 別に、少し探しものについて聞いただけですから!」

長々と説教を行う映姫も怖いが、こうして自分の為に必死で考えてくれる姿もまた、
ある意味では恐ろしいというか、心理的に大きなプレッシャーを感じる。
もの凄い上司に、簡単な雑用を押しつけているようなその後ろめたさを感じながら、鈴仙は慌てるも。

465 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/11(火) 22:58:21 ID:lIYeViSg
映姫「――そうですね」

もはや既に、映姫の中での回答は決まっているようだった。
彼女は鈴仙の目を真っ直ぐと見据えて、こう話しだした。

先着1名様で、

★四季様のアドバイス→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→映姫「ああ、丁度しゃべるボールを持っていたわね…」ボール「ウドン キミハクロダヨ エイキガ シロダヨ」
      鈴仙「(なんかちょっと違うような……)」
ダイヤ→ハート+「古き物を大事にすることは立派な善行です。 それに…」ヒントまで教えてくれる!
ハート→「無縁塚周辺に、そうした逸品が流れ込んでいるのを見かけたでしょうか」
スペード→「人里外れの雑貨屋にでも行けば良いのではないかと」
クラブ→「貴女は少し、他人に頼りすぎている! もっと自分で考えなさい!」しまった、お説教モードだった!?
クラブA→クラブ+説教はまる3日間続いた… 鈴仙のガッツは上がるが、色んな物を失う…?

466 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 22:58:37 ID:???
★四季様のアドバイス→ ハート3

467 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 22:58:41 ID:???
★四季様のアドバイス→ クラブQ

468 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 22:58:51 ID:???
★四季様のアドバイス→ ダイヤJ

469 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/11(火) 23:24:17 ID:lIYeViSg
★四季様のアドバイス→ ハート3 ★
ハート→「無縁塚周辺に、そうした逸品が流れ込んでいるのを見かけたでしょうか」

鈴仙「む、無縁塚…ですか」

映姫「私とて、一個人としてはサッカーに興味が無い訳ではありません。
だからこそ覚えているのですが、そう。
あの地には役目を終えて捨てられたサッカー用具が、確かに存在します」

鈴仙「ほ、ホントですか!?(なんでわざわざあんな物騒なトコまで行ってるですか?
――って聞くのは、愚問なんだろうなぁ…)」

映姫の実体験に基づいたヒントは、鈴仙の予想以上に常識的かつ具体的だった。
聞けば非番の際には、幻想郷全体を闊歩して説教相手…もとい、道をただすべき人間を
探している彼女であるから、無縁塚のように危険な場所に存在してもおかしくはない。
――むしろ、わざわざそんな物騒な所に行こうとする人間を待ちかまえ、
説教の材料を稼ごうとしているイメージすらある。

映姫「――とは言え、そうした中古の品は…そうまでの労力を掛けずとも、
人里外れの雑貨屋でも何でも。 簡単に手に入る事が出来るでしょうね。
…身の丈に合った行動をする事は、決して黒ではありませんよ」

鈴仙「は、はい。 ありがとうございます(む、無縁塚…に行こうとしてた時、私ってば道端の妖怪にボロ負けしたんだっけ。
――でも、今は銃も新調したし! 何より、他のアイテムも同時に手に入れる事が出来るってのは利点かも。
これは、良い選択肢を貰ったわね)」

そうして、小町が目覚めるまでの小一時間、鈴仙と映姫は色々と会話を行った結果…。
何時の間にか、完全に打ち解け――てはいないものの。
それでも、普通に会話を行う程度は苦にならない程度の関係になっていた。
そして――。

470 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/11(火) 23:25:18 ID:lIYeViSg
小町「いやぁ〜、良く寝た」

映姫「…まだ、殴られ足りないようね、小町?」

小町「じょ、冗談ですよ〜、四季様」

鈴仙「(この二人、良くこれでやっていけてるわね……)」

何時の間にやら映姫に簀巻きにされていた小町が目を覚ました所で、
彼女達彼岸の二人は永遠亭を後にする。
背の高い小町が、鈴仙の肩も無い程度の身長の映姫に叱られている様子は、
鈴仙の目から見ても大変微笑ましくもあったが――藪蛇を避ける為にも何も言わない。

鈴仙「(これで、少しは地獄から遠ざかったかな? ……なんちゃって)」

鈴仙は二人を見送りながら、意地悪に内心で微笑むのであった。

*映姫の評価値が上がりました。

471 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/11(火) 23:27:32 ID:lIYeViSg
〜9月2週・自由行動フェイズA〜
鈴仙「ふう、こないだはまさかのハプニングだったわ…。
でも、お陰で「ボロボロのボール」を探すヒントが増えたわね!
ノーリスクで確実にボールを買うか、それとも、無縁塚に繰り出してボールと一緒にアイテムをゲットするか。
冒険するんだったら、誰かを誘ってみるのも良いかもだしね。 ……取り分は減っちゃうけど」

現在の能力値
選手   ド  パ  シ   タ  カ   ブ  せ  総   高/低 
鈴仙  48  49  50  48  46  43  47  331  2  3 

最大ガッツ:850
現在のおこづかい:6110
永琳印象値:31
人気:45
狂気度:20
所持アイテム:
伝説の眼鏡(使用するとセーブ力+1)、
焼き芋無料券(妖怪の山焼き芋屋で使用可)
オフェンス解説書(攻撃系(ドリブル・パス・シュート)練習時、判定に+! dice/2される。1回まで使用可)
シズハのしるし(秋限定で各練習時、判定に+! dice/2される。 1回まで使用可)
ファルコンスパイク(1試合の間、シュートがポストにならない。枠外は発生する)
ふわたり手形(無くなるまで、バイト類での給料が0に)

472 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/11(火) 23:28:32 ID:lIYeViSg
A:永遠亭に居る(さらに分岐)
  主に永遠亭に居るチームメイトと交流をします。
  評価値を上げたり特別なイベントを起こしたりできます。
B:外出する(さらに分岐)
  買い物をしたり、永遠亭に居ないチームメイトや、
  その他の幻想郷の住人と交流できるチャンスがあります。
C:気晴らしに玉兎通信でもしてみる。(さらに判定)
  ランダムで、色々な情報が入ります。運が良ければ必殺技フラグも入手できるかも…
D:狂気度を使用する(さらに分岐)
  貯めた狂気度をスキルなどに替えることができます。この行動では時間が経過しません。
×:アイテムを使用する
  所持しているアイテムを使用します。この行動では時間が経過しません。(現在ここで使用可のアイテム:無し)

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

473 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 23:29:11 ID:e99i4aAA


474 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 23:29:20 ID:/lP2P5+6


475 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/11(火) 23:31:26 ID:lIYeViSg
B:外出する(さらに分岐)

鈴仙「――まぁ、何はともあれまずは外出よね! さて、どこに行こうかな?」

A:人里
B:霧の湖
C:紅魔館
D:冥界
E:迷いの竹林付近
F:太陽の畑
G:妖怪の山
H:地底
I:命蓮寺
J:香霖堂
K:魔法の森
L:博麗神社
M:無縁塚

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

476 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 23:32:32 ID:xMPRk6FY
M

477 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 23:32:33 ID:qkJtmS8w
M

478 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/11(火) 23:43:38 ID:lIYeViSg
M:無縁塚

鈴仙「(折角、映姫さまが教えてくれたんだし……行ってみるしかないわね、ここは!)」

鈴仙はいよいよ、かつてのトラウマを乗り越えて――幻想郷の奥地・無縁塚へと向かう事を決意する。
――と、言うのは簡単たが、実際には弱い人妖ではそれは中々の困難である。
なぜならば、無縁塚は既に幻想郷の中でも最奥の地のひとつ。
具体的には、瘴気の覆う魔法の森を抜け、凶暴な妖怪が跋扈する再思の道を通り、漸く辿り着く場所なのだ。

鈴仙「――でも、大丈夫。 私のフォーマルハウトは最強なのよ!」

鈴仙は自分にそう言い聞かせて、自らを奮い立たせる。
魔法の森の入口でもある香霖堂に足を下ろし、そこから一歩一歩と足を進め――。

鈴仙「(今回こそ、突破してみせる――魔法の森!)」

…無縁塚の宝を目指すにはやや志の低い目標を頂きつつも、冒険へと身を投じていった。

479 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/11(火) 23:44:44 ID:lIYeViSg

先着1名様で、

★第一層 魔法の森→! card★

と書き込んでください。数値で分岐します。

JOKER →レアアイテム発見!
K→弱小妖怪との対決。
Q→アリス「あら、ひょっとして貴女…私と友達になりたいとか?」
J→魔理沙「うどんげ。 …何しに来たんだ?」
10→何も無かった。
9→弱小妖怪との対決。
8→何も無かった。
7→アイテム発見!
6→何も無かった。
5→瘴気が…ガッツ−50。
4→やや強力な妖怪との対決。
3→瘴気が…ガッツ−50。
2→何も無かった。
1→強力な妖怪との対決!
クラブA→冒涜的存在との対決。

鈴仙のガッツ:850/850

*鈴仙のガッツは、戦闘やイベントで減っていきます。
0になったら、能力がダウンし、永遠亭に強制送還されます。
また、この週が終了すれば、鈴仙のガッツは全回復します。

480 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 23:45:08 ID:???
★第一層 魔法の森→ ハートQ

481 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 23:45:17 ID:???
★第一層 魔法の森→ スペードQ

482 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 23:46:35 ID:???
どんだけ会いたいんだアリスさん

483 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 23:47:16 ID:???
友達欲しがりすぎwww

484 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 23:47:16 ID:???
どんだけアリスと縁があるんだろう。
ちょうどいいし連れて行く?

485 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/11(火) 23:57:26 ID:lIYeViSg
★第一層 魔法の森→ ハートQ ★
Q→アリス「あら、ひょっとして貴女…私と友達になりたいとか?」

漂う瘴気を狂気で打ち消しつつ、鈴仙は深い森の奥へと進む。
その道中には妖怪化した茸や巨大な昆虫も含まれてはいたが、
鈴仙にとって、その程度の妖怪は弱小にも満たない。
指先から放たれる赤い銃弾が、それぞれを一撃で薙ぎ払っていく。

鈴仙「(あれっ……おっかしいなぁ。 そろそろ森を抜けれる筈だったんだけど)」

――ここで問題になるのは、鈴仙の方向感覚だった。
とはいえ、鈴仙は特別方向音痴という訳では無い。
単純に、魔法の森から溢れる魔力が方位を狂わせ、
そして鬱蒼と生い茂る木々が、道程の判別を不可能にしている事が原因であった。

鈴仙「う〜ん、この程度の瘴気は何とかなるとはいえ。 流石にちょっと疲れてきちゃった」

小一時間ほど歩いてはみたが、やはり先は見えて来ない。
いい加減今日は帰ろうかとも思ったその時。

鈴仙「(あれっ、ここは随分と空気が穢れて無い。 ひょっとして――誰かの家かしら?)」

鈴仙の視界は開け、一転してのどかな森林に立つお洒落な西洋風の一軒家を見つける。
その家は全体的に明るい配色で、客人を明るくもてなす空気を醸し出しているが…。
当然、こんな物騒な森のこんな場所までやって来る人妖は稀であろう、人気は全くない。

486 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/11(火) 23:58:44 ID:lIYeViSg
鈴仙「(どうしよう。 人気は無いのにも関わらず。 いや…だからこそ?
この家全体から発する家主からの「入ってくれ」アピールが凄いけど――。
実際、少し疲れちゃったし……お邪魔してみようかしら?)」

A:お邪魔する。
B:お邪魔しない。
C:ピンポンダッシュする。
D:窓に小石を投げ付ける。
E:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

487 :森崎名無しさん:2014/03/11(火) 23:59:59 ID:BJUQ2/1I
A

488 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 00:00:19 ID:q2THNaR6
A

489 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 00:01:37 ID:/xai92+g
E
狂気の瞳をアリスに使い、催眠状態にしてから話しかける

490 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 00:01:45 ID:???
アリス「接待接待」

491 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/12(水) 00:02:56 ID:???
アリス「ソワソワ」
…と、いったところで今日の更新はここまでにしようと思います。
>>482-483
キャラ付けが加速しそうな引きでしたね…w
>>484
アリスさんは良い人なんですが少しプライドが高い(?)ので、
そう簡単にホイホイ着いて来てくれるかは微妙だったりします。
>>490
アリスさんの正体は接待皇帝だった…?

それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。

492 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 00:03:15 ID:a+bvcD2s


493 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 00:09:35 ID:???
C けっけっけ

494 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 00:17:10 ID:???
乙でした。
プライド高いのか、さてどう対応しようかな
・「アリスさんの力が必要なの」(相手を持ち上げる)
・「ねーねー、一緒に行こうよー」(無邪気を装う)
・「ロンリーラビットなのよ……どうせ私なんて」(同情を誘う)
・「パッチェさんがなんか面白いらしいよ」(視点をそらす)
問題は地味に接待地獄があるかも分からんことだ。

495 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 00:41:56 ID:???
アーリースさん、あーそびーましょー
実際ついてきてもらいたいね、肉k・・・戦力として
誘うときはこうだね
「私、あなたのこと友達だと思ってたんだよ!(迫真)」
これでホイホイついてきてくれるっしょ

496 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/12(水) 21:45:59 ID:???
こんばんは、今日も更新をしていきます。
>>494
まあ、当初はパチュリーとか鈴仙本人とかも「プライドが高い」的な設定でしたが、
今やすっかり丸くなって(?)いますし、判定と選択次第ですね。
>>495
鈴仙「つべこべ言わずに来いホイ」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
A:お邪魔する。

鈴仙「(まぁ、べつにお邪魔しない理由も無いし。
万一襲いかかって来られても、私の弾幕のサビにしてやれば良いしね)」

鈴仙は警戒を解かず、木製のドアをコンコンとノックする。
――この家の主には敵意が無いと、何となくのヤマ勘で分かってはいたが、
戦場ではまさしく、一瞬の油断が命取りである。

鈴仙「すみません、誰かいませんか〜?」

そしてそれは、とぼけた声を出して善良な客人を演じている今も同じだった。
やがて家主は鈴仙の声に呼応して、ギイ、とゆっくりそのドアを開ける。
果たしてそのドアの向こうに居た人物は――。

アリス「あら…。 最近良く会うわね、珍しい」

僅かにウェーブのかかったブロンドの髪を都会派にかき上げ、
しかしその一方で、心なしかそわそわした様子で鈴仙を見つめる少女。
この家は、彼女が魔法の森に構える工房にして住処だった。

アリス「――こんな辺鄙な森に兎が迷い込むなんて、珍しいわね。 一体どうしたの?」

鈴仙「え、えっと……」

497 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/12(水) 21:47:05 ID:iNu7ArBs

アリスは、鈴仙の顔を訝しげに覗きこむ。
それはごく当然の反応だったし、休憩したい鈴仙としても正直言って、
そこまで仲が良いとも言えないアリスの家にお邪魔しても良かったのか、少しだけ不安になる。

鈴仙「(――噂を聞く分だと、来客については比較的寛容に迎え入れてくれるらしいけれど。
どう答えたモンかしらね、これは…)」

A:「無縁塚まで探検をしようと思ってたら、道に迷っちゃって。 少し休憩させて欲しいのだけど」正直に話す。
B:「少し、パチュリーさんに頼まれごとをされちゃってね」魔法使い仲間(?)のパチュリーを前に出して話す。
C:「無縁塚にあるアイテムを探そうと思って、貴女の助けを借りに来たの」アリスの助けを借りに来たと話す。
D:「ちょ、ちょっとアリスの顔が見たくなっちゃって…!」(友達になる)気がありそうな風に話す。
E:「ところで、最近は魔理沙と一緒に見ないわね…」敢えて魔理沙について話してみる。
F:その他 自由選択枠

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498 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 21:47:54 ID:BZfQwfRI
D う詐欺の力みせてやるー

499 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 21:51:06 ID:cnRNkICg
B

500 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 21:51:43 ID:vL3hrk4I
F 「時計でも持ってくれば良かったかしら」うどんジョークを言う

501 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 21:52:13 ID:KUPpF9KM


502 :森崎名無しさん:2014/03/12(水) 21:52:37 ID:ee7Rzyd2


503 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/12(水) 22:14:27 ID:iNu7ArBs
D:「ちょ、ちょっとアリスの顔が見たくなっちゃって…!」(友達になる)気がありそうな風に話す。

鈴仙「(そう言えば、こないだ会った時もどこか寂しげにしていたような…)」

鈴仙は少し前にアリスと会った日の事を思い出す。
そう、あれはプリズムリバー三姉妹のコンサートの帰り道だったろうか。
あの時のアリスは鈴仙の些細な問いかけに対して酷く激昂しており、
気難しい印象を覚えたのであったが――。

鈴仙「(ひょっとして、独りでコンサートに行くのが寂しかったとか…?
一緒に遊びに行けるような、「トモダチ」が欲しかったのだったとしたら――?)」

アリス「…な、何よ。 人の顔をジロジロ見て、いやらしいっ」

鈴仙「(そして今の様子も、どっちかと言えば強がっているような印象も受けるし。
よし、ここは――!)ちょ、ちょっとアリスの顔が見たくなっちゃって…!」

アリス「――え、ええっ??」

鈴仙はここで、自らの読みを信じて賭けに出る。
アリスは実は寂しいのではないか、友達が欲しいのではないか――と。
だったら、自ら歩み寄ってあげれば、アリスにとっても嬉しいのではないか――と。

鈴仙「こないだも思ったけど、私、アリスともっと仲良くなりたくって…。
だから、今日もちょっと会いに来たのよ!(わ、我ながら罪悪感を大いに感じるウソだわ…)」

若干の後ろめたさを感じつつも、鈴仙はそうまで言い切って、アリスの感情の軟化を図る。

アリス「…………」

504 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/12(水) 22:15:57 ID:iNu7ArBs
果たして、アリスの反応や如何に――。

先着1名様で、

★ただでイエスとは言わないアリス→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→「(――な、何。 この満たされる気持ちは…? まさか、これが――恋!?)」ヘンな方向に働いたぞ!?
ダイヤ→「し、仕方ないわね! とりあえず紅茶でも振舞ってあげるわ!」上手くいったぞ!
ハート・スペード→「馴れ馴れしいわね…。 ――貴女、昔っからこんな性格だったっけ?」やはり訝しげだ!
クラブ→「ムキー! アンタ、私に友達が居ないと思ってバカにしてるわね! もう許せないわ!」やばい、逆効果だ!
クラブA→??「ちょっと、私のアリスちゃんに何馴れ馴れしい口聞いてるの? そうならアンタもう死ね!」やばい、親がいたようだ!

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