キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【アツくなる】鈴仙奮闘記15【ウサギたち】

1 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/02/22(土) 23:46:47 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品で、
東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。

内容は、東方永夜抄の5ボス、鈴仙・優曇華院・イナバがサッカーで師匠を超えるために努力する物語です。
また、ストーリーやカードの展開次第で、いくつかのキャプテン森崎のキャラクターも、
それぞれの思惑を持ちながら、幻想郷の住人との交流を通じてサッカーを極めていくことになるでしょう。

他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。

☆前スレ☆
【運命を】鈴仙奮闘記14【切り開く】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1390576226/l50
☆攻略ページ(キャプテン森崎まとめ@Wiki内)☆
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/104.html

(※このスレの目標や今後の予定、ゲーム進行の流れなどが分かります。
  過去ログもありますので、初めて来て下さった方は、一読すればより楽しめると思います!)

☆あらすじ☆
ある日突然幻想郷にやって来た外来人、アラン・パスカルと中山政男との出会いにより、
師匠、八意永琳に並ぶ選手になると決心した鈴仙・優曇華院・イナバ。

紆余曲折あったイタリアとの脳内試合を終えて、
名門・紅魔スカーレットムーンズとの練習試合に挑んだ我らが永遠亭ルナティックス!
その試合は永琳とレミリアを中心に激しく盛り上がる中、輝夜・慧音の堅守や佳歩や妹紅の素晴らしいシュート。
中山の冴え渡る思考に、パスカルと鈴仙との連携プレーが光り、一時はスカーレットムーンズに大差をつける。
しかし、そこからの紅魔の巻き返しも凄まじく、パチュリーの戦略にレミリアの決定力が光り、
スカーレットムーンズは1点差に追い着いたが……後一歩で同点は敵わず、試合はルナティックスの勝利。
とはいえ、試合での課題は多く、鈴仙は結果を出しながらもなんとなく思い悩み。
他のチームメイトもまた、それぞれこれからの道について模索する中で―――?

841 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/21(金) 00:58:47 ID:2bBqO8IY
★神社の境内→ ハートA ★
ハート→霊夢「ん? …あー、鈴仙じゃない。 どうしたの、また永琳にでも虐められたとか?」霊夢がのんびりしていた!

鈴仙が神社の鳥居をくぐってすぐの場所に、
霊夢は相変わらず、箒で少ない枯葉を集めているようだった。
サッカーの大会を1週間後に控えているにも関わらず、
晴れた昼間からこうしてのんびりしている様子は…やはり自分とは正反対だと鈴仙は思った。

霊夢「あっ、珍しい顔ね」

霊夢はそんな鈴仙の思いを気にせず、とはいえ冷酷な風でも無く。
あくまで普通の様子で、彼女に対して挨拶を投げかける。

鈴仙「……お久しぶりね、霊夢。 元気してた?」

霊夢「んー。 ま、アンタ程じゃないかもね。
――で、今日はどうしたの? お賽銭? 奉納? それとも寄付?」

鈴仙「どれもお金ばっかりじゃないのよ…。 違う違う、違うってば」

鈴仙もまた、霊夢とは特別仲が良いという訳では無かったが、
それでも度々顔を合わせているのだから、特別遠慮する程の仲でも無い。

霊夢「……それなら、力比べ? ――悪いけれど、今日は駄目よ。
怖がってしまうヤツも、ウチの神社には居るからね」

842 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/21(金) 01:01:07 ID:2bBqO8IY
クスリと笑う霊夢の仕草や表情は、親しげなようにも見えるが。
今の鈴仙が見た霊夢には――どこかが「浮いている」、不思議な印象があった。
その印象を覚えるのは、自分の中の何かが吸い込まれるような…おかしな錯覚があったからかもしれない。

鈴仙「それも違う、今日、私が来た理由は――」

A:持っているハチマキの解呪に来た。
B:中山の事について話しに来た。
C:森崎という男の事について話を聞きに来た。
D:フツーに雑談するために来た。(更に分岐)
E:退魔のアイテムを買いに来た。(更に分岐)
F:お賽銭に来た。
G:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

843 :森崎名無しさん:2014/03/21(金) 01:01:19 ID:t16uOJVA
A

844 :森崎名無しさん:2014/03/21(金) 01:02:35 ID:WqoDxFqA
A

845 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/21(金) 01:11:13 ID:???
Aが選ばれた所で、今日の更新はここまでにしようと思います。
明日とひょっとして明後日は、旅行に行くため更新が出来ないです。
>>839
! powerで出してみましたw
>>840
??「お前の事が好きだったんだよ!!」

それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。

〜宣伝タイム〜

ウサギB「『鈴仙奮闘記キャラクター人気投票』、実施中です!」

ウサギD「わ、わたしにも票が入ってるかなぁ…Eちゃん?」

ウサギE「大丈夫よ、見てくれている人はきっと見てくれてるから」

ウサギC「はっはぁ〜! 私なんて人気投票1位だもんね〜!」

ウサギB「な、何言ってるのCちゃん!? Cちゃんは全然1位じゃないよ!?」

ウサギC「鈴仙さま ブルノさん てゐ様 姫様 これらは全て私です」

ウサギD「う、うそでしょ!?」

ウサギE「これは流石にウソだと思うわよ、Dちゃん……」

ウサギK「(早く、鈴仙様のお役に立てるようになりたいなぁ…。 後、皆とも仲良くなりたい)」

〜人気投票は以下のURLから〜
http://capmori.net/vote/vote2y/bbs.cgi

846 :森崎名無しさん:2014/03/21(金) 14:20:42 ID:???
乙でした。アリスさんから一言あるようです。
「どうして私の名前が人気投票に無いのよォォォ〜〜〜ッ!」(追加してしまいました)
不憫……

847 :森崎名無しさん:2014/03/21(金) 15:02:49 ID:???
乙です
ウサギC「鈴仙さま ブルノさん てゐ様 姫様 これらは全て私です」
やっぱ永遠亭メンバーが上位独占かー・・・ん?

848 :森崎名無しさん:2014/03/21(金) 15:19:23 ID:???
乙でした。
旅行楽しんできてくださいー
(多分スレ主さんがこのコメント見るのは帰ってきてからでしょうが……〜(汗))

はたて「ストライカー特集は間に合ってます。せめて人気70くらいなってから出直してきなさい」
鈴仙「うぬぬ……(人気70ってなに?)」

大体、幻想郷選抜になんとか入れるメンバー(星さんや咲夜さんあたり?)が70程度という認識かな?
霊夢やレミリアは90くらいで。

やっぱり人気投票上位は出番ある人が多いな〜。
ん、夢にしか出てきてない人が一人いるような……?

ウサギCさんのコメント、ウサギDさんを忘れてた……ごめんね、わざとじゃないの。

849 :森崎名無しさん:2014/03/21(金) 15:35:05 ID:???
ブルノ強いなあ。上位ボーナスでチームに加入させてから即解雇じゃあ

850 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/23(日) 11:44:33 ID:???
こんばんは、おととい、昨日と更新出来なかった分、
今日は大目に更新出来ればと思っています。

>>846
乙ありがとうございます。
すみませんアリスさん…忘れてました(汗)
アリスさんに限らず、最近出番があったけど投票項目に追加されてない!
――といったキャラが多いかもしれませんので、私も注意しておりますが、
参加者様につきましても、適宜追加して頂ければ幸いです。
>>847
乙ありがとうです。ブルノさん強いですね…。
ファンタスティックな展開も含めて、人気は高いと思っていましたが、どうしてこうなった…w
>>848
乙ありがとうございます。旅行、とても楽しかったです。
他キャラの人気度についてはあまり考えてはおりませんが、
選抜メンバー(候補)でも、レミリアとか霊夢みたいな例外を除けば70もないキャラが居るかもしれません。
これまであまり強く無かった鈴仙が堂々と選抜メンバー入りするには、
他のキャラ以上に高い人気をバックボーンにする必要がある…と考えられております。
>>849
万が一チーム加入すると、控えGKとしてはそこまで悪い能力ではないので、
ウサギKの出番が無くなる以外は案外メリットも大きい…かも?

851 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/23(日) 11:45:50 ID:???
〜宣伝タイム〜

大妖精「お、お久しぶりです。 今日は私達、妖精大連合が宣伝をさせて頂きますのでよろしくお願いします!
最近出番が無いですので、まずは私達の現況について紹介を――」

来生「(遮って)ハッハァ! 『鈴仙奮闘記キャラクター人気投票』は今日も絶賛実施中だ〜! 皆、ドンドン参加してくれよな!」

チルノ「おう! ……ところで、にんきとーひょーって何? 何するの?」

来生「……(沈黙)……ハッハァ〜! 何か知らんが俺様最強! って事よ!」

チルノ「なーんだ! 人気投票ってば簡単ね! 皆、この中で誰が一番最強かだなんて、解り切ってると思うし!」

大妖精「―――するまでも無く。 カントクさんとチルノちゃんは相変わらずですし…」

サニー「何、何!? にんきとーひょーって何よ、聞いて無いんだけど!?」

スター「人気投票というのはね、私達のような三人組をよってたかってリンチする、
それはとても如何わしく残虐な行為なのよ、サニー……」

ルナ「……この板の投票システムだったら、そんな事ないと思うけどなぁ」

リリーB「だけど、出番が殆ど無く、しかもその出番も再序盤の私達は…ここで頑張らないと、
票を一つも貰えないかもしれない」

リリーW「票数なんて関係ないですよ〜♪ 人気のあるなしにも関わらず、私達は確かにここに「居る」んですから!」

大妖精「……えっと。 他の皆も、相変わらず元気です。
だから、もしも気が向けば…私達やチルノちゃん、そして来生さんにも投票をしてくださいね!」

〜人気投票は以下のURLから〜
http://capmori.net/vote/vote2y/bbs.cgi

852 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/23(日) 11:47:08 ID:5UVsH49+
A:持っているハチマキの解呪に来た。

鈴仙「いやね。 ――この間、こんな物を拾っちゃって」

鈴仙はポケットの中から巾着を取り出し、その中で厳重に保管しておいたハチマキ…の残骸を霊夢に見せる。
一応しっかり洗濯したため汚れは目立たなくなっていたが、やはりこうして掲げてみると、
禍々しい気が広がっている感覚が分かる。

霊夢「うわっ……よくもまぁ、こんなモン拾ってきたわね、アンタ」

流石の霊夢も、このハチマキから溢れる負のオーラを感じとったのか、端正な顔をぐっと顰める。
そしてそれは、彼女の才能を以てしても、一瞬で解決する事は難しい案件である事を示していた。

鈴仙「ど、どうかしら……? 何とか、できそう?」

そんな霊夢の表情を見慣れぬ鈴仙は、少しだけ不安気に訊き返す。
すると霊夢は鈴仙の方に改めて向き直り――?

先着1名様で、

★霊夢のおはらい→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→「良いけど…ちょっと今、お祓い棒の様子がおかしくて。 少し手伝ってくれない?」頼みごとをされた!
ダイヤ→「ま、この位なら…何とか出来るかしらね」大丈夫そうだ!
ハート→「何とか出来るけど…お祓い料、 5 000円ちょーだい♪」お金が欲しいようだ!
スペード→「呪いについては殆ど何とか出来るけど…もう一工程、何かする必要があるわね」完全には出来ないようだ!
クラブ→「う〜ん…正直専門外ねぇ、この類の呪い。 妖怪の山の厄神の所にでも行ってみれば?」専門外のようだ!?
クラブA→「うっ……フ、フフ…フジサワァ〜〜〜!?」しまった、霊夢がハチマキの怨念に取りつかれた!?

*鈴仙はスキル・祀られる厄のウサギにより、判定でのクラブA〜3をクラブAとみなします。

853 :森崎名無しさん:2014/03/23(日) 11:48:44 ID:???
★霊夢のおはらい→ クラブJ

854 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/23(日) 12:52:56 ID:5UVsH49+
★霊夢のおはらい→ クラブJ ★
クラブ→「う〜ん…正直専門外ねぇ、この類の呪い。 妖怪の山の厄神の所にでも行ってみれば?」専門外のようだ!?

霊夢「……呪術的な呪いだったら確かに私の専門だし。
多少の解呪ならば問題無く出来ると思うけれど――これの根源的な治療となれば…私も専門外ね」

霊夢は首を横に振り、肩をすくめてみせる。その言葉に、一つの嘘偽りも無いように思えた。

鈴仙「そ、そんなぁ…!? 霊夢が駄目なら、誰にも何とか出来ないんじゃあ…?」

鈴仙はこの霊夢の答えは予想外だった。
鈴仙の持つイメージとして、どんな難しい問題が起きても、
霊夢だったら、何だかんだ言いつつも助けてくれる……と思っていたからだ。

霊夢「……私だって何でも出来る天才じゃないし、こと解呪については、
感覚だけで何でも出来る物でもないんだから、仕方ないじゃない」

明らかに落胆する鈴仙の顔を見た霊夢は、ぶっきらぼうながらも少し恥ずかしげに呟く。
加えて、わざわざ自分を頼ってここまで来てくれた鈴仙に対して、何らかの申し訳なさを感じたのか。
霊夢は鈴仙に対して、自分の出来る限りの手掛かりを教えてくれる。

霊夢「――私はたぶん、このハチマキにかけられた呪いは魔法とかでも無ければ、
悪意とか怨念によるもので無く。もっと、根源的な「厄」に依拠していると思うの」

855 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/23(日) 12:53:57 ID:5UVsH49+
鈴仙「厄……?」

霊夢「厄祓いくらいなら、私にだって出来る。 だけど、このアイテムは幾ら厄を祓おうとも、
それ自身が媒体となって更なる厄を呼び込んでいるような風に見えるの。
私が幾ら火消しをしても、その火元が絶対に消えないようじゃあ、意味がないからね」

鈴仙「成程ね…。 要するに、火元を叩く必要がある、と」

霊夢「そ。 だから、このアイテムもおんなじように、厄を呼び込む存在である…」

鈴仙「――厄神様に見て貰う方が、手っとり早い。 そういう事ね?」

――霊夢の結論。 それは、厄にまつわるアイテムの処理は、
自分よりも厄神の方が向いているのでは無いか、という事だった。

856 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/23(日) 12:54:59 ID:5UVsH49+
そして霊夢は更に、鈴仙に向かってお祓い棒を振りかざし…。

霊夢「――まぁ、それだけ言ってはいさいなら、ってのも無責任だし。
それが原因でちょっとした異変が起きたら私も面倒だから…っ!」

サッ……。 サッ……。

鈴仙「? 霊夢、これは――?」

霊夢「応急処置、よ。 元々幸薄いアンタの事だから…このままじゃあ妖怪の山に向かうまでにも、
何か災厄が起きてしまいそうだからね」

不思議がる鈴仙に向かって、お祓いを始める。完全な解呪は不可能でも、一時的な厄祓いならば可能である。
霊夢が先にそう宣言した通り、そのハチマキについた厄は……その多くについては、どうやら霊夢でも祓う事は可能なようだった。

鈴仙「あ…ありがと。 何か悪いわね。 ――ひょっとして、お賽銭狙い…?」

霊夢「失礼なウサギね。 …最近の私は、そこまでお金に困ってないわよ! …そこまでは、だけど」

お祓いが済むと、霊夢と鈴仙はほんの少しだけ会話を交わし。

霊夢「――それじゃあ、困ったらまた来なさいな。 もっとも、それまでに何かやらかしたら、
……その時は、あまり優しく歓迎は出来ないかもしれないけどね」

鈴仙「う、うぐっ…。 ま、まぁ大丈夫よ……たぶん」

鈴仙は相変わらず人気の少ない博麗神社を後にするのだった。
少しだけ穢れの取れたハチマキを、相も変わらず握りしめながら……。

*霊夢の評価値がやや上がりました。
*お祓いの効果により、次に鈴仙に関わる判定にてクラブA〜3が出るまで、
 スキル・祀られる厄のウサギは一時的に解消されます。

857 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/23(日) 12:56:16 ID:5UVsH49+
〜9月4週・自由行動フェイズA〜

鈴仙「問題は解決しなかったけど…霊夢のお陰で、少しの間はあのハチマキを
放置していても大丈夫そうかも。 とりあえず、今日の所は……?」

現在の能力値
選手   ド  パ  シ   タ  カ   ブ  せ  総   高/低 
鈴仙  48  49  50  48  47  43  48  333  2  3 

最大ガッツ:880
現在のおこづかい:4270
永琳印象値:31
人気:45
狂気度:25
所持アイテム:
伝説の眼鏡(使用するとセーブ力+1)、
焼き芋無料券(妖怪の山焼き芋屋で使用可)
オフェンス解説書(攻撃系(ドリブル・パス・シュート)練習時、判定に+! dice/2される。1回まで使用可)
シズハのしるし(秋限定で各練習時、判定に+! dice/2される。 1回まで使用可)
ファルコンスパイク(1試合の間、シュートがポストにならない。枠外は発生する)
ふわたり手形(無くなるまで、バイト類での給料が0に)
ボロボロのボール(各練習時、判定に-! diceされるが…?)
呪いのハチマキ(所持している限り、スキル・祀られる厄のウサギが強制発動)
パチェノート(使用時、鈴仙の全スキルに経験点が+! diceされる。 使い切り)
案外大したことない世界の理(戦闘時に使用すると敵のカード・ダイス値を1/2に出来る。
                   ただし、自分よりも戦闘力の高い相手にしか使えない)

858 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/23(日) 12:57:58 ID:5UVsH49+
A:永遠亭に居る(さらに分岐)
  主に永遠亭に居るチームメイトと交流をします。
  評価値を上げたり特別なイベントを起こしたりできます。
B:外出する(さらに分岐)
  買い物をしたり、永遠亭に居ないチームメイトや、
  その他の幻想郷の住人と交流できるチャンスがあります。
C:気晴らしに玉兎通信でもしてみる。(さらに判定)
  ランダムで、色々な情報が入ります。運が良ければ必殺技フラグも入手できるかも…
D:狂気度を使用する(さらに分岐)
  貯めた狂気度をスキルなどに替えることができます。この行動では時間が経過しません。
×:アイテムを使用する
  所持しているアイテムを使用します。この行動では時間が経過しません。(現在ここで使用可のアイテム:無し)

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

859 :森崎名無しさん:2014/03/23(日) 12:59:52 ID:4aaoPB9s


860 :森崎名無しさん:2014/03/23(日) 13:00:03 ID:D1ICVkpw
B

861 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/23(日) 13:12:13 ID:5UVsH49+
B:外出する(さらに分岐)

鈴仙「とりあえずは外出ね。 色々としたい事もあるし、今日は…」

A:人里
B:霧の湖
C:紅魔館
D:冥界
E:迷いの竹林付近
F:太陽の畑
G:妖怪の山
H:地底
I:命蓮寺
J:香霖堂
K:魔法の森
L:博麗神社
M:無縁塚

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

862 :森崎名無しさん:2014/03/23(日) 13:19:37 ID:VLVmgmoQ
G えーんがちょ えーんがちょ

863 :森崎名無しさん:2014/03/23(日) 13:20:17 ID:4vQT7gpc
G

雛さんここだよね?

864 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/23(日) 13:34:27 ID:5UVsH49+
G:妖怪の山

鈴仙「さて…と! この間は、霊夢に厄神……つまり、雛さんの事を紹介して貰ったけど。
他にもバザーだとか色々興味のある場所があるし、ここはどうしようかなぁ…?」

A:河童のバザーへ行ってみよう。
B:妖怪の山モリヤスタジアムへ行ってみよう。
C:間欠泉地下センターへ行ってみよう。
D:守矢神社へ行ってみよう。
E:厄神の雛を探してみよう。
F:とりあえず登山してみよう。(探索判定へ)
G:その他 自由選択肢

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

865 :森崎名無しさん:2014/03/23(日) 13:38:25 ID:2s4paRPg


866 :森崎名無しさん:2014/03/23(日) 13:40:03 ID:VLVmgmoQ
E

867 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/23(日) 14:36:23 ID:5UVsH49+
E:厄神の雛を探してみよう。

鈴仙「雛…だったわよね。 霊夢の言っている厄神って」

鈴仙は、鍵山雛という少女の事をあまりよく知らない。
妖怪の山FC戦にて対戦を行い、また彼女の練習風景も見たことがあるため、顔や雰囲気等については良く知っていたが、
彼女のプライベートや住居については、全くの無知であった。

鈴仙「――でも、どこに住んでいるんだろう……?」

厄神たる雛は、厄をその身に溜めこみ、その厄が溢れると周囲の人妖にまでその厄を移してしまう。
人間に対して友好的な雛はそれを好まず、妖怪の山の麓にてひっそりと暮らしていると言う。
だからこそ、鈴仙にとっても会えるかどうか難しいと思われたが――。

雛「……強い厄を感じたから寄ってみたら。 貴女は永遠亭の」

鈴仙「あっ…! えっと……、その…鈴仙よ。 今日はちょっと、貴女に用があって」

思わず出会い際に驚いてしまうほど、鈴仙は簡単に雛と出会う事が出来た。
どうやら、それほどまでに鈴仙の持つ呪いのハチマキが垂れ流す「厄」の力が強かったようである。

雛「用っていうのは何となくわかるけど。 出来れば、詳しく説明してくれるかしら?」

鈴仙「それが、かくかくしかじかで………」

鈴仙は、一連の流れを雛に説明した。雛は鈴仙が思っていた以上に気さくに明るく話を聞いてくれ、
鈴仙は一瞬、雛が厄神である事を忘れそうにすらなったが――。

鈴仙「それで、何とかここまで来れたんですけど――アイタッ!?」

ツルッ! スッテーン!!

868 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/23(日) 14:37:36 ID:5UVsH49+
雛「…ごめんなさいね。 やっぱり、どうしても厄は抑えきれないみたいで」

鈴仙は何故か山中にあったバナナの皮を踏んでしまい、ツルリと滑って転んでしまう。
しかも運が悪い事に、たまたまぬかるんでいた地面に対して転んでしまったようで、
お気に入りのスカートとブラウスをしこたま泥まみれにしてしまっていた。

鈴仙「これが、貴女の持っている厄、なのよねぇ……。 大変そう」

雛「…お気づかい、どうも。 ――それで、案件に対する対策について、少し考えてみたのだけど…」

涙目になりながら服についた泥を手で払う鈴仙を尻目に、
雛は専門家として、厄祓いの方法を鈴仙に説明する。 その内容は…?

先着1名様で、

★雛のおはらい→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→雛「黒い気を感じるわ…(中略)そして貴女はキング・オブ・サッカーとなるでしょう…」鈴仙「あのー、何の話?」
ダイヤ→雛「特別な工夫は要らない。 ちょっとした裁縫の技術さえあれば、すぐに解決するわ」
ハート・スペード→雛「…このハチマキの意思を、私のリボンに移し替えるの。 少し失敗の確率はあるけど…ほぼ確実な筈」
クラブ→雛「…少し、私の方に預からせてくれないかしら? 時間は掛かるけど、必ず何とかしてみせるから」
クラブA→雛「ところで、少し言いづらいのだけど。 貴女の転んだそこ、泥じゃなくて…」鈴仙「……え、えんがちょ〜!?」

*鈴仙のスキル・祀られる厄のウサギは、判定にてクラブA〜3が出るまで無効化されます。

869 :森崎名無しさん:2014/03/23(日) 14:38:52 ID:3DXQHRt+
★雛のおはらい→ ダイヤQ

870 :森崎名無しさん:2014/03/23(日) 14:56:47 ID:???
判定でダイヤがでるの久しぶりだな

871 :森崎名無しさん:2014/03/23(日) 15:05:54 ID:???
とりあえずこれ以上たらい回しにされなくてよかった。
ただ何となく「ここからが本当のクラブAだ」って聞こえたような気がする。

872 :森崎名無しさん:2014/03/23(日) 15:14:04 ID:???
ちょっとした裁縫技術
クラブA→鈴仙「指に針があーっ!」

裁縫ならアリスね!
クラブA→アリス「あれから二週間も待ったのに! やっぱり友達になりたいなんて嘘だったのね!」

873 :森崎名無しさん:2014/03/23(日) 15:31:12 ID:???
クラブAなんていなかった

874 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/23(日) 15:40:28 ID:5UVsH49+
>>870
ハート以下は割とみるけど、ダイヤは…って感じでしたね。
>>871
おつかいが続き過ぎるのも展開としてダレるので、
どんなに悪い結果になってもここで何らかの解決はされる予定でした。
ハートスペードだったらアレですが、ダイヤだったので無判定で即解決となります。
>>872
鈴仙だったらどっちもありそうなのが怖いですが、今回については無いですねw
>>873
スキルの効果が発揮されなくて良かったですね…。

875 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/23(日) 15:41:29 ID:5UVsH49+
★雛のおはらい→ ダイヤQ ★
ダイヤ→雛「特別な工夫は要らない。 ちょっとした裁縫の技術さえあれば、すぐに解決するわ」

雛は鈴仙の持つハチマキをしげしげと眺めた上で……。

雛「ふむふむ、成程。 ――こりゃあ、博麗の巫女でも専門外な訳ね」

訳知り顔で頷きながら独りごちる。
どうやら、厄の専門家たる彼女にとって、この程度の問題は些末な物だったようだ。

鈴仙「な、何か分かるの?」

雛「……このハチマキの厄を根本から落とす方法とは何か?
そう考えれば、おのずと解放は見えてくるの。 つまり――」

雛は説明をする前に、鈴仙に向かってハチマキの端を見せる。
そこには、赤い刺繍の跡があった。

雛「『I L■■E ■OU』。 ……このほつれた糸に対応する文字を、
その文字に対応する心を籠めて埋めてあげれば、彼の……このハチマキの後悔は、きっと洗われる筈よ」

鈴仙「(このほつれた糸に対応する文字…そう、それはとても簡単。 後は――)」

876 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/23(日) 15:42:46 ID:5UVsH49+
*****

鈴仙はその夜、自分の部屋で裁縫に取り組んでいた。
埃の被った裁縫箱から、針と刺繍用の赤い糸を取り出して、
何度か針に指を刺しそうになりながらも、懸命に文字を描く。

鈴仙「(大事な人の為に、描く文字かぁ。 ラヴでもライクでも構わない、気持ちが大事だって言われても。
私はこのハチマキを、誰に向かって作るべきなんだろう……?)」

昼間に雛からなされた忠告を思い出し、鈴仙はとある人物の為に気持ちを籠めてハチマキに文字を刻む。
そして夜も更けて、もうすぐ次の日へと差し掛かろうとしたところで――。

鈴仙「できたっ、完成よ!」

鈴仙は無事に、そのハチマキに文字を刻む事に成功する。
鈴仙が思いを籠めたお陰か、今ではすっかりとその怨念の声は聞こえないようになり、
むしろ始めてこのハチマキを作った人物の暖かな想いが昇華され、持っているだけで幸せな気分になる。

鈴仙「(このハチマキ、もしもあの人が受け取ってくれたら……どうなるかしら?)」

877 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/23(日) 15:43:56 ID:5UVsH49+
鈴仙は達成感を味わいつつも、このハチマキを作成する際に心を籠めた人物について想いを馳せる。
そう、その人物とは――?

A:永琳だった。
B:てゐだった。
C:輝夜だった。
D:佳歩だった。
E:慧音だった。
F:妹紅だった。
G:パスカルだった。
H:中山だった。
I:その他 想いを籠めたい人の名前を書いてください。

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*「呪いのハチマキ」が、「愛のハチマキ(持っているだけで、全員に対する評価値の上昇幅が少しアップ、
思いを籠めた人物に渡すと、その人物の評価値が大幅アップ)」に変化しました。
*それに伴い、鈴仙のスキル・祀られる厄のウサギが消滅しました。

878 :森崎名無しさん:2014/03/23(日) 15:44:15 ID:qAsvsLl2


879 :森崎名無しさん:2014/03/23(日) 15:46:00 ID:LomfCyBQ


880 :森崎名無しさん:2014/03/23(日) 15:47:55 ID:Hy2Z/HBY
I自分
自分の評価を自分で上げて自信をつけよう!

881 :森崎名無しさん:2014/03/23(日) 15:48:01 ID:JBB8Gwqw
C

882 :森崎名無しさん:2014/03/23(日) 15:48:08 ID:VLVmgmoQ
I 妖夢
正直言うとボケたい衝動に駆られる

883 :森崎名無しさん:2014/03/23(日) 15:48:21 ID:PLwhHZD2
C

884 :森崎名無しさん:2014/03/23(日) 15:52:03 ID:???
I自分 自分に自信がない、自己愛過剰……どちらにしても悲しすぎる!(涙)

885 :森崎名無しさん:2014/03/23(日) 15:54:10 ID:???
Iアリス  アリス「これに一票よ」

886 :森崎名無しさん:2014/03/23(日) 15:56:44 ID:???
I反町
神2人と恋愛してる身の程を思い知らせてやろう!

887 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/23(日) 16:20:40 ID:5UVsH49+
C:輝夜だった。

鈴仙「――姫様。 かつて引っ込み思案だった私をグイグイ引っ張って下さってありがとうございます…」

鈴仙はこのハチマキを渡すのは、恐らく輝夜になるであろうと考えていたのもあったが…。
輝夜の時には理不尽ながらも、身分や気品を感じさせないフランクな態度が、
月から永遠亭に来たばかりの自分にとって随分と助けになった事を思い出し、心を籠めて。

鈴仙「姫様へ…『I LIKE YOU』っと……(ラヴだったら、勘違いされそうだしね。
それに…家族愛だって立派な「愛」だし、これで良い筈よね……?)」

――かつて、ちょっとしたすれ違いからその想いを果たせなかったハチマキは、
今度こそ作り手の想いを届ける役目を果たせそうで…少しだけ嬉しそうに見えた。

*輝夜に「愛のハチマキ」を渡した場合の、輝夜の評価値の増加幅が大きくなりました。

888 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/23(日) 16:22:27 ID:5UVsH49+
〜9月4週・練習フェイズ〜

鈴仙「さあ! 大会前の全体練習はこれで最後! 恐らく、大会になると合同でじっくり練習する時間も
限られてくるでしょうから…。 今の内に、コーチングをしておくのが吉かしら?
それとも、効率の上がるように自分独りで練習しておこうかしら? ここは――」

現在の能力値
選手   ド  パ  シ   タ  カ   ブ  せ  総   高/低 
鈴仙  48  49  50  48  47  43  48  333  2  3 
所持中のフラグ:パスカット(10/20)、タックル(10/20)、スルー(10/20)、
パスカルとのコンビプレイ(10/20)、オフサイドトラップ(8/20)

最大ガッツ:880

ルナティックレッドアイズ(1/4でドリブル+2)
ラビットスターター(1/4でドリブル+2、吹飛2)
マインドシェイカー(シュート+5、1/4で敵GKにバランス崩しペナ(−2))160消費 
マインドブローイング(シュート+7、1/4で敵GKにバランス崩しペナ(−2)、吹飛5)200消費
マインドスターマイン(空シュート+4、1/4で敵GKにバランス崩しペナ(−2))200消費
マインドエクスプロージョン(シュート+9、1/4で敵GKにバランス崩しペナ(−2)、吹飛2、常時使用不可)250消費
月人師弟コンビ(パス+2の連続ワンツー、要永琳)60消費
タイガーバニーシンフォニア(パス+2の連続ワンツー、要星)80消費
スキル・狂気の瞳LV3(全判定につき、スート一致時で敵能力−2)
スキル・心象操作LV1(自分が反則時の判定1段階緩和)
スキル・足が速い(細かい判定で有利になるかも?)

A:基礎能力を上げる(更に分岐)
B:必殺技の練習をする(更に分岐)
C:スタミナをつける(判定で最大ガッツが上がります)
D:コーチングをする(更に分岐)

889 :森崎名無しさん:2014/03/23(日) 16:22:50 ID:qAsvsLl2


890 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/23(日) 16:23:47 ID:5UVsH49+
☆現在一緒に練習できる選手(()内は所持フラグ、数値は所得経験値(10で技習得))☆
無条件で参加…輝夜(セーブ0)、妹紅(シュート0)、慧音、てゐ(パスカット0)、佳歩(ドリブル0、タックル0)、
          ウサギB、ウサギC、ウサギD、ウサギE(ドリブル0、成長ボーナス・タックルorせりあいorガッツ)
コーチングの為不参加…永琳(タックル0、ワンツー0、シュート0)、
    パスカル(成長ボーナス・守備系、特殊スキル0、空シュート0)(*パスカルは判定で練習可能)

【補足・備考・注意点】

・一緒に練習したい選手がいる場合、選択肢の後にその選手の名前を記してください。
(例:A(一人で基礎能力練習の場合)、B妹紅(妹紅と必殺技練習したい場合))

・【誰かと一緒に練習をする場合】、もう一人の選手の能力値も上昇し、評価値も上がりますが、
 【鈴仙自身の成長効率は下がります】。
(基礎練習では上がりやすさ1段階ダウン、必殺技練習では! dice→! dice/2に)
なお、もう一人の選手の成長効率には影響がありません。

・コーチングは、鈴仙よりも総合能力の低いキャラを二人まで選び、
好きな能力値を上昇させることが出来ます。ですが鈴仙自身の能力自体は上昇させることはできません。
選択肢の後にその選手の名前を記してください。(例:D 佳歩、ウサギB)

・永琳、パスカルの能力値は基本的に上昇させることはできませんが、代わりに名無しウサギなど
能力値の低い仲間の能力をランダムで少し上昇させてくれます。

・「オフェンス解説書」等のアイテムは、使用できる選択があった場合にアナウンスがかかります。
「使いたい人に手渡す必要のある」アイテムは、練習フェイズでは使用できず、自由時間等での会話時に、
 目の前に居るキャラに対してのみ使用できます。                                   

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
(前のレスとこのレスの間にある選択も有効になります)

891 :森崎名無しさん:2014/03/23(日) 16:25:09 ID:PLwhHZD2
D 慧音 ウサギB

892 :森崎名無しさん:2014/03/23(日) 16:26:12 ID:8geXkxd2
A 慧音

893 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/23(日) 16:26:48 ID:5UVsH49+
>>889
すみません、>>890にあるように、「コーチングは選択肢の後にその選手の名前を記して」頂きたいので、
申し訳ございませんが、D単体だと無効にさせて頂きたく思います。
D:コーチングをする(更に分岐) …だと、如何にもD単体で選択すれば良いような気がしますので、
こちらの落ち度もあるのですが……何卒ご了承願います。

894 :森崎名無しさん:2014/03/23(日) 16:29:01 ID:qAsvsLl2
D てゐ 輝夜 すいませんでしたー
ブースターって相方をマークされるときついし
ドリブル来るのも選択肢に入れてもいいと思う

895 :森崎名無しさん:2014/03/23(日) 16:32:38 ID:???
>>887のIF

鈴仙「姫様へ…『I LOVE YOU』っと……ッ!(な、なにっ、この殺気……ッ)」クルッ
永琳「」チャキッ
鈴仙「」


896 :森崎名無しさん:2014/03/23(日) 16:33:51 ID:bZr6ejYE
D てゐ 輝夜

897 :森崎名無しさん:2014/03/23(日) 16:34:41 ID:???
ブースターの元ネタのネイくんのドリブルだとそんな心配少ないんだけどな

898 :森崎名無しさん:2014/03/23(日) 16:40:15 ID:???
数値上はな

899 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/23(日) 16:46:11 ID:5UVsH49+
D てゐ 輝夜

鈴仙「(てゐもまだまだ強くなれると思う……っていうか、本気を隠してそうな気もするし。
姫様は大事な私達の守護神だから、最後の練習にコーチングを申し出てみましょう)」

てゐと輝夜の約束を取り付けて、鈴仙はコーチングの支度を始めた。

900 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/23(日) 16:47:42 ID:5UVsH49+
今週重点的に鍛える能力値を選んでください。カッコ内は現在の能力値です。

輝夜の練習は…

A:セーブ力  上がりにくい
B:せりあい   上がりにくい
C:フィールダー能力(更に分岐)

てゐの練習は…

A:ドリブル  普通
B:パス    上がりにくい
C:シュート  上がりやすい
D:タックル  普通
E:パスカット 普通
F:ブロック  上がりやすい
G:せりあい  上がりやすい

先に2票入った選択肢で進行します。 輝夜とてゐの練習内容は同時に選択し記入してください。
(例:AA(鈴仙ドリブル、妹紅ドリブル)、CG(鈴仙シュート、妹紅せりあい))

*現在、「オフェンス教則書(攻撃系(ドリブル・パス・シュート)練習時、判定に+! dice/2される。1回まで使用可)」
      「シズハのしるし(秋限定で各練習時、判定に+! dice/2される。 1回まで使用可)」
      「ボロボロのボール(各練習時、判定に-! diceされるが…?)」
      ……が使用可能です。
 【使用する時は、選択肢の後に、 『△△(アイテムの名前)・○○(キャラの名前)』 と書き込んで下さい。】
(例:BA ボロボロのボール・てゐ→輝夜はアイテム無しでせりあい、てゐはボロボロのボールを使用してドリブル
   BA ボロボロのボール・輝夜 オフェンス教則書・てゐ→輝夜はボロボロのボールを使用してせりあい、
                                      てゐはオフェンス教則書を使用してドリブル)
 ※同じアイテムを重複して利用する事はできません。
(例:BA ボロボロのボール・輝夜 ボロボロのボール・てゐ は不可)

901 :森崎名無しさん:2014/03/23(日) 16:50:11 ID:qAsvsLl2
AA シズハのしるし・輝夜 

902 :森崎名無しさん:2014/03/23(日) 16:51:09 ID:JTGM4uBY
輝夜A
てゐA ボロボロのボール→てゐ

903 :森崎名無しさん:2014/03/23(日) 16:52:15 ID:D1ICVkpw
AA シズハのしるし・輝夜 

904 :森崎名無しさん:2014/03/23(日) 16:52:21 ID:PLwhHZD2
BA シズハのしるし・輝夜 ボロボロのボール・てゐ

905 :森崎名無しさん:2014/03/23(日) 16:52:22 ID:JTGM4uBY
間違えた

AA ボロボロのボール・てゐ

906 :森崎名無しさん:2014/03/23(日) 16:53:00 ID:???
頼むぜ…チャキッ

907 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/23(日) 17:00:38 ID:5UVsH49+
AA シズハのしるし・輝夜 
→輝夜はシズハのしるしを使ってセーブ力
 てゐはアイテム無しでドリブル

鈴仙「姫様……何も言わずにこれを」

輝夜「んあっ、何この枯れ葉?」

鈴仙「こ、幸運になれるおまじないですよ……多分、シュート魔王の文字通りな必殺シュートをも防ぎうる、
最強のローリングゴールキーパー(※但し一対一は例外)になれる……ような気がします!」

輝夜「ふ〜ん、ま、そういう事なら貰っとくわ!」

鈴仙「(姫様が大らかな方で良かった……)」

てゐ「私はドリブルかぁ。 ま、確かにキープ力は大事だしね〜」

鈴仙は輝夜とてゐの練習をそれぞれ手伝いながら、二人の動きを確認した。

908 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/23(日) 17:02:09 ID:5UVsH49+
先着2名様で、

★輝夜のセーブ力練習→! card+(! dice/2)★
★てゐのドリブル練習→! card★

と書き込んでください。数値・マークで分岐します。

〜輝夜の結果表〜
JOKER→+2&必殺フラグ習得!(フラグがある場合は回収)
7〜13→+1!
1〜6→効果が無かった。

〜てゐの結果表〜
JOKER→+2&必殺フラグ習得!(フラグがある場合は回収)
13→+2!
2〜12→+1!
1→効果が無かった。

909 :森崎名無しさん:2014/03/23(日) 17:03:15 ID:???
★輝夜のセーブ力練習→ スペードJ +( 2 /2)★

910 :森崎名無しさん:2014/03/23(日) 17:03:19 ID:???
★輝夜のセーブ力練習→ ハートJ +( 5 /2)★

911 :森崎名無しさん:2014/03/23(日) 17:04:07 ID:???
★てゐのドリブル練習→ クラブ5

912 :森崎名無しさん:2014/03/23(日) 17:36:11 ID:???
ブルノ「あのキーパーできるな」

913 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/23(日) 17:39:32 ID:5UVsH49+
★輝夜のセーブ力練習→ スペードJ +( 2 /2)★
→輝夜のセーブ力+1!
★てゐのドリブル練習→ クラブ5 ★
→てゐのドリブル力+1!

鈴仙「でりゃあっ! マインドブローイングよ〜〜!!」

バシュウウウウウウッ!

輝夜「たすけてえ〜りんっ!!」

――ギュウウウッ、バチッツ!!

輝夜「むっ、確かに何時もより動きが良いような気がするわ!」

てゐ「(えっ、えっ……? コレ、ホントに姫様?
いやでも、こうまで恥ずかしげも無くお師匠様を呼べる人なんて姫様以外あり得んし……)」

輝夜の練習風景を横目で見ていたてゐは、思わず絶句してしまった。
こんなの、自分の知ってる姫様じゃない。
多くのカグヤファンがそう思わざるを得ない程に、輝夜は鈴仙の全力のシュートを防いでいた。

914 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/23(日) 17:41:33 ID:5UVsH49+
輝夜「オーホッホッホ! 私が幻想郷最強GKになる日もどうやら近いようね!!」

鈴仙「は、反論できません、姫様……!(私のマインドブローイングが殆ど防がれてる…!
となると、恐らくはレミリアさんのレッドサンや、魔理沙のマスタースパークとかも互角以上に防げる計算…なんだけど。
――計算、間違っていないわよね……?)」

永琳「(……これだけ輝夜が強ければ、格下のチームからの失点はほぼ無いでしょうね。
体力切れと一対一に関しては、DF陣にフォローをして欲しい所だけど。
DF陣の成長に時間を割けなかった分、そこは少し厳しいかもしれないわね)」

てゐ「(……ま、私は無難にドリブル練習ね〜♪)」

輝夜が威張り、鈴仙が驚き、永琳が大会への展望を分析している。
…その陰で、てゐもまた自分の基礎的な実力を高めていた。

*輝夜のセーブ力が+1されました。
*てゐのドリブルが+1されました。

915 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/23(日) 17:42:46 ID:5UVsH49+
〜コーチング〜

永琳「(――今日が、恐らく最後のコーチングになるわね…)」

パスカル「(大会中は、自分の練習に専念したいのもあるが…それでも、上手くコーチングにも時間を割きたいところだ)」

先着2名様で、
★永琳のコーチング対象→! card
 永琳のコーチング内容→! card★
★パスカルのコーチング対象→! card
 パスカルのコーチング内容→! card★

と書き込んでください。

○○のコーチング対象のカードの数値が…
JOKER→ウサギ全員(補欠ウサギ(F・G)含む)
K→永琳で出た場合:ウサギK(ダイヤ・ハートはセービング、スペード・クラブはせりあい練習に)
  パスカルで出た場合:パスカル自身の個人練習(更に判定)
Q→てゐ
J→佳歩
8・9・10→ウサギB
6・7→ウサギC
4・5→ウサギD
1・2・3→ウサギE

○○のコーチング内容のカードのマークが…
ダイヤ奇数/偶数→ドリブル+1/パス+1
ハート奇数/偶数→シュート+1/タックル+1
スペード奇数/偶数→パスカット+1/ブロック+1
クラブ奇数/偶数→せりあい+1/最大ガッツ+10
クラブA→効果が無かった…
JOKER→全能力+1

916 :森崎名無しさん:2014/03/23(日) 17:42:59 ID:???
★永琳のコーチング対象→ ダイヤ2
 永琳のコーチング内容→ ダイヤ6

917 :森崎名無しさん:2014/03/23(日) 17:44:31 ID:???
★パスカルのコーチング対象→ クラブ7
 パスカルのコーチング内容→ ダイヤK

918 :森崎名無しさん:2014/03/23(日) 17:44:35 ID:???
★パスカルのコーチング対象→!ard
パスカルのコーチング内容→ クラブ9

919 :森崎名無しさん:2014/03/23(日) 17:51:14 ID:???
余裕がある試合では、慧音先生やウサギさん達にとられてもいいからクリアしないで、ドリブルやパスして欲しいっていうのはありかな?
判定ないから覚醒機会もないし。

920 :森崎名無しさん:2014/03/23(日) 17:54:21 ID:???
さすがに無理しまくって覚醒狙いはどうかと思うの

921 :森崎名無しさん:2014/03/23(日) 17:55:53 ID:???
DFのキープ強くしたいならスウェーデンJr.ユース打倒でドリブル上げに行っては?
おまけ、というかメインのブロックも上がるし

922 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/23(日) 17:56:56 ID:???
★永琳のコーチング対象→ ダイヤ2
 永琳のコーチング内容→ ダイヤ6 ★
→ウサギEのパス+1!
★パスカルのコーチング対象→ クラブ7
 パスカルのコーチング内容→ ダイヤK ★
→ウサギCのドリブル+1!

永琳「ウサギE、今日は一応パス練習もしておきましょう。
DFが正確なパスによる繋ぎが出来れば、迅速なカウンターが実現出来るわ」

ウサギE「はい、お師匠様!」

DFとしての起用を考えているウサギEだったが、
この日の永琳は、彼女に最低限の突破力を持たせるべくパス練習を施した。しかし…

ウサギE「え、え〜いっ!」

パコーン! …ヒョロヒョロヒョロ……

永琳「(失敗したかしら…?)…ウサギE、今日は…もう良いわ」

ウサギEのパスの正確さは、他の名無しウサギと比べても低い水準だった。
マイペースなウサギCは例外としても、彼女のパスは補欠の補欠でもあるウサギF・ウサギGと互角程度であり。
今回の練習を施して漸く、彼女達よりも一歩前に進んだ形だったが――それでも、焼け石に水。どんぐりの背比べである。

永琳「(彼女はブロッカーとしては光る物を持っているけれど。 その他はあまり誇れないわね…。
――やはり、一点集中での成長が、最も効率的な策になるのかしら)」

923 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/23(日) 17:58:00 ID:???
――その一方で、パスカルとウサギCとの練習は効果的だった。

パスカル「そうだ、ウサギC! 君はもっと自分のカンに自信を持って良い! 自由だ! 自由にドリブルするんだ!」

ウサギC「はっはぁ〜! ドリブル大王に、私はな〜るっ!」

パスカル「(シュート魔王になるんじゃなかったのか…?)」

マイペースで天才肌のウサギCに共通点を見出したからか否か。
パスカルはウサギCの気の赴くままにドリブル練習をさせていた。
それも、基本的なテクニックについてはとやかく言わずに、彼女の感性を磨くような形で。

パスカル「(これは良い。 ウサギCのドリブル力はもはや名無しウサギ達の中で断トツだ。
ただ……ドリブラーではカホとタイプが被るのが残念な所か。
しかし、彼女のこの感性をもう少し伸ばしていければ、あるいは……!)」

ウサギC「ぴき〜ん! 神のけーじが降りた……。 ―――ここは右ね!」

ダッ! クルンッ……バチイイッ!

パスカル「――残念。左が正解だ(いや、俺の気のせいか……)」

*ウサギEのパスが+1されました。
*ウサギCのドリブルが+1されました。

924 :森崎名無しさん:2014/03/23(日) 17:59:37 ID:???
うん、あくまで余裕がある場合だけ。
接戦でやるつもりはまったくないけど、慧音先生やウサギさん達がドリブルやパスする機会がほとんどないですから。
特にウサギさん達には覚醒してもらって、名前をあげたいな、という気持ちが大きいです。

925 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/23(日) 18:09:58 ID:???
…と、言った所で一旦ここまで。
これから、第一章のラストとして、やや長めの固定イベント及び
ルナティックスメンバー(+一部の敵チーム)の強化イベントが発生します。
ルナティックスメンバーの強化イベントでは、判定があったりしますので、
ご参加頂ければ幸いです。

>>919→>921、>>924
DF陣の、特に攻撃能力の判定が少なくなるのは仕様と言いきるには厳しい所がありますね…。
ジレンマとして、判定機会が無ければ成長はしませんが、判定機会があるというのは基本的にピンチの状況ですし、
勝ちに行くのにわざわざ苦手なボールキープに向かうのは、合理的に考えるとおかしい…という点もあります。

作者としては、以上のようなシステム上の難点をフォローするために脳内試合を設けてあります。
(流石に無尽蔵に行えるのはどうかと思うので、回数制限はありますが…)
また、今回の強化イベントで多少のフォローは行うようにしようと思います。
それと、第二章の自由行動で、育てたいキャラを成長する事が出来るようにしようかな…? とも思っています。

名無しウサギの判定機会・覚醒機会の増加については、作者としても少し策を練りたいと考えます。
(実は、これまでのランダムイベントでも、判定次第では機会を設けようと思っていたのですが…)

926 :森崎名無しさん:2014/03/23(日) 18:25:06 ID:???
乙でぃーす

927 :森崎名無しさん:2014/03/23(日) 22:40:14 ID:???
乙でした。悩みどころですね、名無しウサギの使い道。
ドリブルやパスで覚醒できる可能性は充分あるのですが、他の項目はちょっと無理出てきますからね。
高杉並みに憎める相手ならいいのですが、ウサギちゃんいい子ですし。
一芸あったら今度は名有りを食っちゃうかもしれない始末、難しい。

928 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/23(日) 22:50:59 ID:???
〜9月4週・固定イベントフェイズ〜
【悪意の胎動】

――198×年・東京都○○区。
かつて無いバブルという熱狂にうなされるこの街は幻想郷とは違い、深夜でもまるで昼間のように明るい。
明日への漠然とした不安を惹起させる蛍光灯の嘘臭い光が層となり、
刹那的な今日を彩ってくれると錯覚させるネオンの暴力的な光が散らばって、
その街は、まるで宝石玉のように輝いていた。

夢美「……ええ、そうなの。 それは楽しみね」

――その街の中に居てはまるで矮小な巨大なビルの中で、
岡崎夢美はその整った顔を美しく歪ませて愉悦を表現する。
彼女は、別な意味で時代錯誤な超薄型の液晶画面に向かって、何者かと語らっているようだった。

夢美「こちらの方は、準備万端。 ――と、言いたい所だけど。
……少し、厄介な事態が起きてしまったわ」

夢美は溜息をつきながら、彼女の助手であるセーラー服の少女――北白河ちゆりに指示を出し、
ドッヂファイルに束となった書類を持ってこさせる。
彼女は、そのファイルのページをめくりながら、電話の主に対してこう答えた。

夢美「結論から言うと――動いたのよ、あの八雲紫が。
大方、貴女が弟子馬鹿を炸裂させてた、3週間前の試合が切欠でしょうけど」

そのファイルには、端的に言うと各施設の被害状況を示していた。
トレーニングようの先端施設費が、サッカーコートの維持費が、各種機材の調達費が乗っているその一覧表の数値には、
全てに揃って△の印が記入されていた。 ……下手な自治体や巨大な会社が一つ動く程度の、莫大な金額である。

夢美「何だったかしら、あの魔法…『スキマ送り』だったっけ? ……そう、それ。
施設の権利書やら重要な契約書やら手形やら。 ピンポイントで消滅させて来るんだから。
――あいつ、本当に幻想郷の妖怪なの? 随分とせこい手段を使っているようだけど」

929 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/23(日) 22:52:06 ID:???
八雲紫は、夢美「達」の行動を常に監視し、警戒していた。
しかしながら、それはあくまで「警戒」のレベルで留まっていた筈だったのだ。
彼女がこうして、夢美達の活動に、直接的な妨害を仕掛けて来た事は初めてだった。

夢美「――兎に角。 こうなったら緊急事態。 私の科学者としてのプライドがとても許せないけれど……。
貴女に、外界に出て来て欲しいの。 そして、資金集めや運営再編に力を貸して欲しい。
過去に月の使者の目を眩ませたんでしょう? それなら、地上の妖怪の目をくらませる事くらい、貴女には容易い筈。
…えっ、そう言うと思った? ……ふん、この私をそんなふうにコケにするヤツなんて、貴女位よ、賢者サマ」

夢美は不機嫌そうに、しかし(彼女にとっては)切実に電話の向こうの相手に対して懇願をする。
始めの内は相手が渋っていたようであるが――長電話の末、条件付きで相手が折れてくれたのだろう、
夢美は満足気に液晶画面――彼女は「スマートフォン」と呼んでいる――を操作し、電話を止める。
その様子を見ていた者が二人いた。 それは彼女の助手であるちゆりと……。

日向「――ククク…時間より早く来る事は良い事だな。 お陰さまで、珍しい物を見せて貰った」

夢美「…社長。 いつから聞いていたの?」

日向「さて。 ――確か、貴様がかつて無いまでに女々しくも、賢者サマとやらに助けを乞うていた所だったかな」

夢美は来賓である日向小次郎に対して文句を吐かず、ただし彼にも聞こえる程度の音量で舌打ちを行うと、
東邦学園内にある自分の研究室の椅子に深く座り込んだ。

日向「どうなんだ、計画は」

日向は簡潔かつ冷徹に、夢美に向かって告げる。
あたかも、夢美の話に全く興味が無いようだった。

夢美「……予定より少し遅延があるけれど、概ね順調よ。
――特にあっちの方は怖いくらいに。 何でも、貴女のネオタイガーよりも強烈なシュートが出て来たとか」

日向「……なにィ?」

930 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/23(日) 22:53:53 ID:???
サッカーにまつわる会話が出て来て始めて、日向は夢美の会話の内容に対して興味を持ち始める。
若き実業家である彼はやはり、大企業の社長であると同時に一人のサッカー少年だった。

夢美「……気になるでしょう? これが、私達の事業の効果よ。
ホンの少しの刺激で、内容物そのものが大きな変質を齎す。
そんな人の意思こそが、最大の魔法であり、科学であると私は思っているわ」

日向「俺は始め、期待はずれの大赤字を上げた貴様を追放する為に来てやったんだがなァ。
……興味が出た、続けろ。 場合によっては、長期的な収益についても見積りを出してやる」

――否。「一人のサッカー少年」という表現には誤りがあった。
彼は今、自分と切磋琢磨すべきライバルを見つけた事に対して喜んでは無かったのだ。
彼は現世という戦場を生き抜く一匹の虎。
野生である事を良い事に、その知力で莫大な富を築き、その実力で莫大な屍を築きあげて来た。
彼は……自分を磨く為の更なる富と屍を発見した事に対して、喜んでいたのだ。

夢美「感謝しますわ、社長。 ……だけどその前に、今の幻想郷――社長の提唱する、新たな商圏を取り巻く環境について、
少しだけ、整理をする必要がある。 語ってもよろしいかしら?」

日向「許す。 続けろ」

あくまで傲慢さを崩さない日向に対しても、夢美は全く物おじせず。
居眠りが特技の三留学生に対して語りかけるように、傲慢に話し始める。

夢美「幻想郷では今、サッカーを媒体にして――大きく三つの勢力が水面下で争い合っている。
……いえ、今まさに、争いを始めようとしている、と言うべきかしらね?」

931 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/23(日) 22:54:55 ID:???
夢美は立ちあがって、研究室の新品のホワイトボードにペンで図を描き始める。
その図には三角形と…その中に円が描かれており、三角形の頂点にはそれぞれ四角の枠が取り付けられていた。
夢美は一番最初に、三角形の中の円に「幻想郷」とだけ書き……そして説明を開始する。

夢美「まず第一に、幻想郷の秩序を維持すべく動いている――八雲紫と博麗の巫女」

頂点枠の一つに「秩序維持」と書き、その下に小さく「八雲紫」「博麗霊夢」の名を書きだす。

夢美「これは、災害や飢饉で苦しむ幻想郷の人間達の独立を防ぐ者達。
彼らが妖怪に逆らっては、幻想郷のシステム――人間が妖怪を畏怖しなくてはならない――が、
名目上も実質上も破綻してしまい、最悪幻想郷が消滅してしまうかもしれない……という可能性を恐れて。
しかし、無暗な流血によって更なる混沌を招かぬよう、【サッカーで、博麗の巫女や妖怪の圧倒性を見せつける】事。
【これまで通りの、幻想郷の秩序を示す】事を。 恐らくは目的としているわ」

日向「フン…そいつは殊勝な事で。 となると、そいつらが正義の味方で――貴様達一派は、
幻想郷を消滅させようとする、悪の組織という事かな?」

夢美は日向の問いかけに応じる事無く、代わりに三角形の別の頂点枠。
二つ目の枠内に「秩序革新」という文字と、その下に自分の名前を書き記す。

夢美「――そして、その秩序を良しとせず。 【人間の努力・進歩の可能性を認めて行く】べきとするのが、
私達、『プロジェクト・カウンターハクレイ』……通称・PCHの活動目的よ。
相手が幻想郷の秩序を示すべく、外界にまで干渉を行った事を利用して、
強い影響力を持った人間を幻想郷に送りこみ、あくまで内部での意識改革を行い続けて来たわ」

日向「キナ臭ェな。 『幻想郷中を征服してやる!』…とか言う悪の組織の方が、余程信頼が持てるぜ、その理念」

日向の茶化しに対して、夢美はフッと含み笑いを持たせたまま。

夢美「その通り。 その理念はあくまで理念でしか無く、組織も決して一枚岩では無い。
……社長のような人間がメンバーに居るのが、何よりの証拠よ」

932 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/23(日) 22:56:15 ID:???
日向はクククと忍び笑いをしたまま大きく頷く。

日向「純真な少年少女の想いを口実に、自分の利益を確保するってのか。随分と汚い大人じゃねぇか、ええ?」

日向はこの時、日本サッカー協会のやり口を思い出していた。
『プロジェクト・カウンターウイング』。奇しくも夢美が口にしたプロジェクト名と酷似するその計画は、
日本サッカー協会とも強力な癒着のある日向の耳にも入っていた。

日向「(翼に対抗し得る存在を育成し、それによってこの世代の競争を更に刺激し、
全体の継続的なレベルアップを促す計画……だったか。 白羽の矢が立った者にとっては素直に喜べねぇだろうが。
そういう汚い大人が、純粋な子供に対してドラマを与えて来たのは事実だ。
それに――利益は何時も、そうした純粋な気持ちの結果から生まれてくるものだからな)」

日向は夢美に許可も得ず、特注のワイングラスにコカコーラを注いで、
少しずつ舌にそれを染み込ませていく。茶汲みならぬコーラ汲みを強いられたちゆりの表情は決して明るい物では無かったが、
そこに日向に対する不信感は無かった。 彼はいつでも、結果を齎して来たからである。

夢美「――最後に。 私達にも行動がイマイチ読めない集団が一つだけある。 それが――聖徳太子の一座よ」

日向がグラスのコーラを舐め終わるのを待たずに、夢美は説明を再開する。
彼女は第三の枠にはクエスチョンマークを一つ書きだし、その下には「聖徳太子」とだけ書きこんだ。

日向「ハハハッ…流石は幻想郷だ。 金づるはあろうとも、まさか札のモデルになった人物までもがあろうとは」

日向がコーラに酔いつつも、軽い冗談を交わし……夢美はしかし、その冗談にはピクリとも反応しない。

夢美「彼女達は道教の仙人として、幻想郷の人間達に道を極める事の素晴らしさを説いているという事実だけは確認しているわ。
……だけど、それ以上が分からない。 人間の自立が目的ならば、私達にも与する存在と思うけれど、
こちらからは、全く接触が出来ない状態に居るわ」

日向「フン。 粗方、漁夫の利を狙うハイエナ集団だろうよ。 警戒の価値は無いな」

933 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/23(日) 22:57:15 ID:???
夢美「…正直にいえば、そうね。 私達も、彼女――ああ、知ってた? 聖徳太子って女だったんだけど――
については警戒していない。 彼女達は博麗の巫女や八雲紫程、強固な地盤を持っていない。
民衆の混乱に乗じ、デマゴーゴスで政権を掌握する。 ――それ以上の目的は無いと思うし、
その目的は、私達の計画が成功する事で自然と消滅するわ」

日向「――つまり、恐るべきは「秩序維持」の集団だけ。
手段は、相手がサッカーで実力を示すというならば、それに乗っかってサッカーで勝つこと。 
……なんだ、シンプルじゃねぇか」

日向は乱暴にそう総括すると、ワイングラスに注がず、コーラを瓶から直飲みする。
「始めからそうしろよ…」とちゆりが冷たい目線を飛ばしていたが、日向には些末な事だった。

夢美「…ところで、貴女は大丈夫なの? コーラばかり飲んで、また肥えてはなくて?」

夢美は少しだけ緊張を解くと、友人に対して接するように日向に問いかける。
日向はそれに対してまるで友人であるかのように優しく笑うと――。
静かに、周囲のSPが何時の間にか持っていたサッカーボールを奪い取る。

日向「…幻想郷で、つまらん寅に会った。 飼いならされて丸くなった、
そしてその丸さを誇りとして自慢するような、とんでも無く馬鹿な寅だった。
しかし――俺にも、ヤツから学んだ事が一つだけ、ある」

日向は、ボールを床に置き、不敵に微笑んだ。
この場合の彼は得てして危険な状態である事が多かったが――。
今回の場合も、それは例外では無かった。

グワアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

日向「…沖縄で修行に取り組んできた。 サッカーボールでは無く、
テニスボールやゴルフボールのように小さな球であっても、そのボールの芯を打ち抜く修行だ。
だが、修行はまだ途上。 ――今の俺では、四回に一回程度が限界だ」

934 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/23(日) 22:58:18 ID:???
ちゆり「(こ、こいつは…何を言っているんだぜ?)」

夢美「ふうん……」

日向は足を大きく振りかぶりながらも、勿体ぶりながら夢美達に向かって説明を始める。
彼が得たらしい新たな力。 その力の内容について。

日向「俺が幻想郷の腑抜け寅から学んだ事は一つ!
如何なる状況にあっても、常に野生であれ! そして、野生とは即ち――獲物を確実に仕留める事だ!
くらえ愚民ども! これが俺の――ワイルド・ネオタイガーショットだ!」

バッ…ゴオオオオオオオオオオオオッン!!

ドッゴォオオオオオオオオオオオオオンッ!!
バリバリバリバリ!!!
バシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウッ!!
グギャグギャグギャグギャグギャワワアアアアアアアアン!!!

ちゆり「きゃ、きゃあ〜っ、ご主人さま〜!?」

夢美「……これもまた、良いデータね。 ウフフ…ッ」

935 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/23(日) 22:59:20 ID:???
日向の放ったシュートは、まるで災害のような悲鳴を上げて岡崎教授の研究室を蹂躙する。
地震と台風が同時に訪れたかのような轟音と破壊力で、シュートはやがて窓に向かい――。

ボンッ! …ドグワッシャアアアアアアアアン! ……グラッ……グラグラグラ…!

日向「(そうだ。 この心臓を捉えたかのようなこの感触こそが――『ワイルドタイガー』だ)」

  ――ド――ドドオ……オオオオ……ン!!

窓の向こうに移る、二十四階建ての廃ビルの壁にぶち当たり……そのまま、ビルには大きな亀裂が生まれ。
そして次の瞬間にはおもちゃの積み木のように傾き、大地へと自由落下していく。
日向小次郎の力を以てすれば――高層ビルもまた、彼の玩具でしかなかった。

日向「(汚い大人共、幾らでも暗躍してくれて構わん。 それにより最高のドラマを用意してくれるというならば、
俺は喜んで貴様等の掌で踊ってやる! なあ、そうだろう――『プロジェクト・カウンターハクレイ』の被害者さんよ?)」

割れた窓ガラスから聞こえる、多くの群衆の悲鳴を肴として――日向は、持っている瓶コーラを飲みほした。

*日向がスキル・ワイルドタイガー(1/4で「タイガー」と名の付くシュートの威力+2)を習得しました。

936 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/23(日) 23:33:51 ID:5UVsH49+
【大会前日・特訓風景】

―――幻想郷の外で、中で。怪しげな陰謀が渦巻きながらも……
ただ純真にサッカーを行う少年少女達には、それは一切関係の無い事だった。
今日は、待ちに待った全幻想郷選抜大会の前日。
普段は暢気なルナティックスメンバー達も、大会に備えて最後の調整や特訓を行っていた。
ここでは、順番にその様子を見て行こう。

〜佳歩〜

佳歩「私は……鈴仙様と同じような点取り屋になる! CFWになるって、決めたんだ!」

合同練習が終わっても、遅くまでひたすらボールを蹴り込んでいたのは、
鈴仙の相棒を自認する、悩めるストライカー・因幡佳歩だった。
先日のスカーレットムーンズ戦を終えて、改めて自分の夢を確認した佳歩は、
これまでのドリブラー的なプレースタイルを変えるべく、果敢に必殺シュートに挑戦していた。

佳歩「必殺シュートだけじゃない! トラップして、一対一に持って行けるようなフィジカルも鍛えなくちゃ!
鈴仙さまは私よりももっと頑張ってるんだ、私だって――頑張らなくっちゃ!」

先着2名様で、

★佳歩のシュート特訓→ 6 + 4 =★
★佳歩のせりあい特訓→ 6 + 1 =★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

シュート特訓→10以上で「ローリングラビットヘッド」習得、5以上で「野兎ボレー」習得
せりあい特訓→10以上で「スキル・せりあい+4」習得、5以上で「スキル・せりあい+2」習得

*シュート・せりあい特訓のどちらかで数値が11以上の場合、佳歩の低い浮き玉補正が+1されます(重複しません)
*上記の判定結果に加えて、判定後に佳歩のフィールダー能力が一部上昇します。

937 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/23(日) 23:35:29 ID:5UVsH49+
…すみません、>>936は間違いです!

先着2名様で、

★佳歩のシュート特訓→ ! dice + ! dice =★
★佳歩のせりあい特訓→ ! dice + ! dice =★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

…で、書き込みをお願い致します。
(もしも善意で引き直して頂いた方がおりましたら、そちらを採用いたします)

938 :森崎名無しさん:2014/03/23(日) 23:35:43 ID:???
★佳歩のシュート特訓→ 4 + 5 =★

939 :森崎名無しさん:2014/03/23(日) 23:36:09 ID:???
★佳歩のせりあい特訓→ 2 + 2 =★

940 :森崎名無しさん:2014/03/23(日) 23:36:24 ID:???
★佳歩のせりあい特訓→ 6 + 1 =★


941 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/03/23(日) 23:49:52 ID:5UVsH49+
★佳歩のシュート特訓→ 4 + 5 =★
→野兎ボレーシュート習得!
★佳歩のせりあい特訓→ 2 + 2 =★
→効果無し!

佳歩「え〜い! ノートラップランニングボレー野兎シュートですっ!」

タタタッ! グワアアアッ――バシュウウウウッ!  …ズバアアッ!!

練習の結果、佳歩は自分の必殺シュート・野兎シュートをボレーシュートでも打ち出す事に成功する。
しかし――。

佳歩「(――こ、これじゃあ。 私のシュート力が少し上がってもあんまし変わらないよ…!)」

残念なことに、佳歩にとっての収穫はこれ以上だった。
FWとして必要な肝心のフィジカルは、やはり自分には向いていない事が分かり…。
それでも、基礎能力は向上したとはいえ、「地味」と評価されても致し方ない部分はあった。

佳歩「(このままじゃあ、出れてもSHかなぁ…。 でも、鈴仙さまにあれだけ約束したのになぁ、う〜ん…)」

佳歩は結局、何時も通りに自問自答し続けるのだった。

*佳歩が「野兎ボレー(低シュート+3、160消費)」を習得しました。
*佳歩の全能力が+1されました。

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0ch BBS 2007-01-24