キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【アツくなる】鈴仙奮闘記15【ウサギたち】
1 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/02/22(土) 23:46:47 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品で、
東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。
内容は、東方永夜抄の5ボス、鈴仙・優曇華院・イナバがサッカーで師匠を超えるために努力する物語です。
また、ストーリーやカードの展開次第で、いくつかのキャプテン森崎のキャラクターも、
それぞれの思惑を持ちながら、幻想郷の住人との交流を通じてサッカーを極めていくことになるでしょう。
他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。
☆前スレ☆
【運命を】鈴仙奮闘記14【切り開く】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1390576226/l50
☆攻略ページ(キャプテン森崎まとめ@Wiki内)☆
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/104.html
(※このスレの目標や今後の予定、ゲーム進行の流れなどが分かります。
過去ログもありますので、初めて来て下さった方は、一読すればより楽しめると思います!)
☆あらすじ☆
ある日突然幻想郷にやって来た外来人、アラン・パスカルと中山政男との出会いにより、
師匠、八意永琳に並ぶ選手になると決心した鈴仙・優曇華院・イナバ。
紆余曲折あったイタリアとの脳内試合を終えて、
名門・紅魔スカーレットムーンズとの練習試合に挑んだ我らが永遠亭ルナティックス!
その試合は永琳とレミリアを中心に激しく盛り上がる中、輝夜・慧音の堅守や佳歩や妹紅の素晴らしいシュート。
中山の冴え渡る思考に、パスカルと鈴仙との連携プレーが光り、一時はスカーレットムーンズに大差をつける。
しかし、そこからの紅魔の巻き返しも凄まじく、パチュリーの戦略にレミリアの決定力が光り、
スカーレットムーンズは1点差に追い着いたが……後一歩で同点は敵わず、試合はルナティックスの勝利。
とはいえ、試合での課題は多く、鈴仙は結果を出しながらもなんとなく思い悩み。
他のチームメイトもまた、それぞれこれからの道について模索する中で―――?
95 :
森崎名無しさん
:2014/02/27(木) 00:13:34 ID:???
まぁ性格的にCだろうね
優柔不断で回りと仲良くしようとするタイプの性格の娘だし
俺のことを置いて先に行け!的なことを味方が言ったらあともどってでも助けに行っちゃうタイプだよね
96 :
森崎名無しさん
:2014/02/27(木) 00:34:20 ID:???
他人には最初に決めたことは貫け的なこと言って、でも自分は選べない
うふふ、そんなうどんちゃんが大好物ですよw
97 :
森崎名無しさん
:2014/02/27(木) 01:15:01 ID:???
乙でした。
乗り遅れちゃったけど、Cか。それもそれでうどんちゃんらしいね。
考察してみるに……
A:サッカー選手としての精神性、および未知への挑戦。外みたいに模範となる選手いない。
B:近視眼的、だが即席的なパワーになる。実は初期の森崎。(そして地獄鈴仙誕生への期待)
C:その色んな気持ちとどう向き合うか。目の前の忙殺さで内面の整理をつけてない?
D:脱走兵としての過去との兼ね合い? ウサギたちもいるしね。(うどんちゃんより仕事できるけど)
E:鈴仙「ふわたり手形放置しとく訳にいかないし……」
98 :
森崎名無しさん
:2014/02/27(木) 01:32:57 ID:???
そもそもなんで鈴仙は認められたいのか
頑張っても一部しか報われない世の中が嫌なのか
それとも
みんなにすごいと思われたいだけなのか
・・・鈴仙が今までの平穏ぶっ壊してでもほしいものなのかな?その名誉は本当に
99 :
森崎名無しさん
:2014/02/27(木) 02:24:47 ID:???
師匠に認めて貰って…もうちょっとで良いからお小遣い上げて貰いたい!
100 :
森崎名無しさん
:2014/02/27(木) 08:36:27 ID:???
鈴仙「私は……あの人(師匠)に勝ちたい!」
なお師匠は試合中のJOKERでどんどん強くなっていく模様
101 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/02/27(木) 23:35:32 ID:???
こんばんは、今日も更新をしていきます。
>>94
2回目のゴールの時はそんな感じでしたね…。
>>95
作者の勝手な解釈で言うと、中山達と会う前の鈴仙は、
俺のことを置いて先にいけ!的な事を言われると逃げだして助けに行かず、
しかもそのくせ後で不要に罪悪感を覚えたり後悔したりするような、中途半端な感じのキャラと思っています。
今は、必ずしもそんな性格では無くなりましたが。
>>96
場合によって全く正反対の行動をしてしまう…というのも、それはそれで人間らしい側面もありますよね。
頑なに筋を通すという事も、中々難しいのが世の常ですから…。
>>97
乙ありがとうございます。 鈴仙らしい…と言って頂けるような、そんなキャラを描写できて嬉しく思います。
Cが選ばれましたが、BやDも選択肢としてはアタリに捉えておりました。
(AやEは、直前の中山の台詞を鑑みると少し方向がズレてしまいますので、プラスは少なかったです)
>>98
その理由は、今日の更新で書きたいと思います。
最後に仰っている点は、結構核心に触れていますね。
>>99
永琳「ウチも金欠なのよ」輝夜「そうそう。 あ、えーりん。 PS4買って〜」
鈴仙「(解せない。 絶対に解せないよ……)」
>>100
れ、鈴仙もワンツーとかで覚醒したりしてるから…(震え声)
102 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/02/27(木) 23:36:54 ID:???
C:「そんなこと……決められないよ。 私は、中山さん程全てを割り切れない。 色んな気持ちがあるから…」
鈴仙「そんなこと……決められないよ。 私は、中山さん程全てを割り切れない。 色んな気持ちがあるから…」
――鈴仙の口をついて出た言葉は、中山のそれとは全くの正反対だった。
…つまり、非常に消極的で曖昧で。 そして気弱な言葉だった。
鈴仙「私は……確かに、今のままじゃ嫌だ。 プライドばっかり高いくせして、無能扱いされるのが怖くて。
それで、言い訳ばっかりで何にもやらない自分が嫌だと思って……私は、中山さんみたくなりたい。
泥まみれになっても努力して、そして――本当の意味で師匠と並び立てるような、名選手になりたいって思ってた」
中山「………」
鈴仙「それで、少しは上手くなったけれど。 …やっぱり、駄目なの。
努力して結果を出したら、皆が私を認めてくれる。 だけど、そうしたら私は――より高いハードルを超えないといけなくなる。
失敗したら、また手のひら返しで…皆が認めてくれなくなると思ったから。
そして、皆に評価されないと、私はここに居る価値なんてない。 ……いつも、私はそう思ってた」
103 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/02/27(木) 23:38:01 ID:???
如何に昔から変わったとはいえ、鈴仙の心の闇は未だ癒えてはいなかった。
幼少より優等生として将来を嘱望され続け。 そして、そこから逃げ出した今もなお、
過保護な保護者達に囲まれて愛される一方、日々の生活を値踏みされるような感覚。
そんな鈴仙は、ありのままの自分が怖かった。
ありのままの自分を曝す事で…永琳から心の底から失望されるのが、怖かった。
鈴仙「私、そんな自分からもっと変わりたい…。 でも、姫様や師匠達のお役にも立ちたい。
後、チームの為にも抜ける訳にも行かないし――それに、てゐとか佳歩とかと色々したい事だってあるし、
それに、それに……っ!! それで――何かを決められるなんて、出来っこないじゃない!!」
鈴仙は、自分の眼から自然と涙が零れている事に気付いた。
怒り、悲しみ、喜び、安堵、絶望、畏怖、驚愕――。 自分の中の感情が爆発せんばかりに渦巻いており、
今までの自分は、いかにこれを隠し通そうと躍起になっていたのかが手に取るように分かった。
中山「(ああ、分かった)」
鈴仙「私……ッ! 士官学校の勉強や実技は出来ても、
いざ依姫様や豊姫様の所でお仕えする時になったら、肝心なトコで抜けてるし、
師匠からの薬売りだって、お客さんとロクに会話すら出来ないし……!!」
いつの間にか、日常の愚痴にまでなりかけた鈴仙の訴えを聞いた中山は、漸く鈴仙を理解した。
気丈に見えて繊細。奇矯に見えて尋常。様々な一面を持ちながらも、それを上手く切り替えられずに、
極めて遠回りに、他者からの愛を欲しようとする。 そんな彼女の姿は、つまり――。
中山「(―――つまり。 鈴仙さんって……不器用なんだな)」
104 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/02/27(木) 23:39:12 ID:???
鈴仙がひとしきり愚痴を言い放ち、(後半はてゐに死ぬ死ぬ詐欺をされた事とか、
昨晩、コーヒーに
紅生姜
を入れられた事とか、全く関係の無い話になっていた)
そのどこまでも優柔不断な彼女の本質を飲みこんだ所で、中山は――にこやかに笑った。
中山「……鈴仙さん、ありがとう。 最高の答えだったよ」
鈴仙「ふえっ? ―――って…そ、そういえば!? 私、元の話から全然飛んじゃってた!?
ご、ごめんね、中山さん!?」
中山「良いんだよ。 もとより、君が何と答えようとも連れて行く気は無かった。
――言い方は悪いが…俺は、鈴仙さんを試していたんだ。
……君が、一体どんな思いを抱いた人間――失礼、玉兎で。 そして、何を真に欲するのかを」
鈴仙「私が、欲しいもの…?」
中山「ああ、そうさ。 ――なあ、鈴仙さん。 君は良く、「永琳さんと肩を並べられる名選手になりたい」と。
いつも俺や皆にそう語っていたが、それは――本当に、君の願いなのか?」
鈴仙「――そ、それは……」
今から小一時間前ならば、そう断言出来た。 しかし、今の鈴仙にはそれは出来ない。
鈴仙は自ら語ったように。
鈴仙のこれまでの目標は…ただ単に「認められない・評価されない事が怖い」という、保身の願いが幹としてあった。
その触れたくない事実を、鈴仙は中山の覚悟を鏡として、知ってしまった。
自分の願いは、中山のそれとはあまりにも違い過ぎた。
そして、鈴仙がそれに気付いただけでも、中山にとっては非常に満足だったらしく。
中山「…いや、今は答えなくていいさ。 ――このまま戦いを続け、勝っていければ。
自然とその答えは見つかるだろうから。 今は、借り物の希望を捨て去って、身軽になれただけでも充分と思う」
鈴仙「借り物の、希望…」
105 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/02/27(木) 23:40:17 ID:???
奇しくも、中山が今言い放った表現と、レミリアが試合前に鈴仙に小さく呟いた表現は全く同じだった。
鈴仙の抱える問題は、高き誇りと理想を持った存在からしてみれば、一目瞭然の些事であった為である。
しかし、当人からしてみればその問題は依然と大きい。 鈴仙は困り顔を作って中山に告げる。
鈴仙「でも…。 急に言われても無理よ、中山さん。 だって、なんと言われても私は、やっぱり他人からの評価が気になるし、
それを捨ててでも目指したい道っていうのが、良く分からないから」
中山「いや――それでも良いと思うぞ」
鈴仙「…それって、矛盾してないかしら? 他人の評価に縋るのは偽だって言っておきながら、
その他人の評価に縋っても良いだなんて」
中山は、静かに首を振った。
その素振りは、まるで推理小説の探偵のように、どこか楽しんでいるようにも見えた。
中山「…俺は、矛盾していないと思うな。 他者の評価のみを自分の物差しとするのは確かに偽だが。
もしも、そんな欺瞞に気付きつつ、苦悩しながらも――その欺瞞を成し遂げる事が出来るならば、
その人の経験や結果は決して偽りにはならないと思う。 …重要な事は「識る」事だ」
鈴仙「う、うーん……やっぱり、良く分からないなぁ。(良く思うけど、中山さんって本当に16歳なのかなぁ…)」
中山の複雑な物言いに、首を傾げる鈴仙だったが――しかし、中山自身も語る気は毛頭なかったらしく、
そんな鈴仙に対して講釈を垂れようともしない。
しかし、彼は言葉の代わりに……
中山「――俺は、もとより多くは語れない。 語るべき物があるとしたら…こっちだ」
ポムッ……コロコロコロ…。
106 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/02/27(木) 23:42:03 ID:u8jDoBN6
サッカーボールをナップザックから取り出した。
中山は、これが真の本題だと言わんばかりの面持ちで、こう言い放った。
中山「鈴仙さん。 俺がここを去る前に、勝負をしよう」
鈴仙「えっ……!?」
中山「勝負は一本勝負にしてほしいが――。 その内容は、鈴仙さんに任せても良い。
俺は、鈴仙さんのありのままの心が入ったボールを、往く前に一度でいいから受け止めてみたいんだ」
鈴仙「私の、ありのままの――?」
中山は、本来雄弁な少年では無かった。 むしろ、言葉よりは感覚を重要視する部類の人間だった。
そのため――これまでの言葉は、全てこの一勝負に賭けたものであった、と言っても過言では無い。
それだけに、中山は鈴仙との対決を望んでいた。 自分を目指して苦悩を重ねて。 そして、今脱皮しようとしている少女と。
鈴仙「(内容は任せる…か。 私が中山さんと対決したい物は――)」
A:ドリブルだ!(中山はタックルで判定)
B:シュートだ!(中山はブロックで判定)
C:タックルだ!(中山はドリブルで判定)
D:フィジカル勝負だ!(互いにせりあいで判定)
E:その他 パスVSパスカットを選びたい方はこちらで
先に3票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
*ネタバレになりますが、この判定結果次第で鈴仙や中山に成長フラグが立ったりしますので、3票決とします。
107 :
森崎名無しさん
:2014/02/27(木) 23:43:58 ID:hwCNwkBs
B
108 :
森崎名無しさん
:2014/02/27(木) 23:44:32 ID:YXgOaM0c
B
中山さんの将来の活躍と鈴仙の将来の活躍できる技同士でぶつかろう
109 :
森崎名無しさん
:2014/02/27(木) 23:44:45 ID:d6XtzN1Y
B
中山のブロックがあがったらうれしいから。
110 :
森崎名無しさん
:2014/02/27(木) 23:44:51 ID:4k0Yzd0o
B
111 :
森崎名無しさん
:2014/02/27(木) 23:45:32 ID:26GlZZSA
B
112 :
森崎名無しさん
:2014/02/27(木) 23:46:24 ID:???
速攻で満場一致www
113 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/02/28(金) 00:15:07 ID:pD74OZY2
B:シュートだ!(中山はブロックで判定)
鈴仙「…そんなの当然、決まってるじゃないの。
私がFWで、中山さんがDF。 だったら、勝負する項目と言えば――」
中山「ブロック、か。 その言葉を待っていたよ、鈴仙さん」
勝負は任せる…とは言ったものの、鈴仙のその選択はやはり中山にとっても嬉しかったのだろう。
彼は今宵で一番の好戦的な笑みを浮かべ、楽しげに鈴仙から20メートル程度の距離を取って行く。
中山「場面はフリーキック。 俺は君のシュートをブロックして見せる。 それこそ――そう、命がけでだ」
鈴仙「(……中山さんの雰囲気が、これまでとは少し違う――?)」
鈴仙は最後の言葉が、深く意味深なように思えた。
中山はルナティックスではMFを任せられる事も多い。
それは人数の関係もあったが……中山のゴール前での守備力の低さもまた原因の一つだった筈だ。
鈴仙「(言っちゃあ悪いけど。 私のマインドブローイングだったら、
九割方中山さんを軽々と吹き飛ばす事にしかならない。 それなのに、中山さんはどうして――?)」
中山が好戦的な理由をやや訝しむ鈴仙。しかし中山はそんな彼女に対して、
中山「悩まなくても良い。 だから俺に……さっきの感情の昂りを見せてくれ、鈴仙!」
普段の紳士的な様子とは裏腹な乱暴さすら覗かせて叱咤する。
中山の望みが、感情を解き放った鈴仙の一撃であった事は間違いなさそうだ。
114 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/02/28(金) 00:16:13 ID:pD74OZY2
鈴仙「中山さん……!」
そんな中山の態度に、鈴仙は改めて前を向き直り――この勝負が過ぎれば、中山とは暫しの別れとなる事を思い出す。
それだけで。中山とのこれまでの想い出を考えるだけで。 …鈴仙は、中山の望むプレーが出来そうだった。
鈴仙「(優柔不断でも良い。 出来なくても、評価されなくても良い。 私は私で、中山さんじゃない。
そして私は――考える! 仲間の事、自分の事、師匠や姫様の事、試合の事にチームの事を!
そして――)中山ぁあああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ァァアアアアッ!!」
グワアアアアアアアアアアアアアアッ! ――バッ…コオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!
ギュウウウウウウウウウウウウウウッ!
果たして、鈴仙は無事に感情を高ぶらせながら、望み通りのプレーが出来そうな事を喜んだ。
結果を出せずとも――否、結果を出す前からここまでハイな気持ちでシュートに望めるのは久しぶりだった。
そして――同時に、中山は密かに期待していた。 鈴仙が、真に感情を爆発させて自分にぶつかってきてくれる事を。
紅魔スカーレットムーンズ戦で見せた、2回目のゴールのように。
巧いとは決して言えずとも、清濁入り混じる純粋な気持ちを伝えてくれる事を。
中山「(鈴仙さんが自らの闇に真の意味で向きあい、その扉を開けた時……彼女の世界はきっと再び変貌する!
俺は立ちあいたい! 森崎のように粘り強くもなく、翼のように才能もなく、日向のように力もなく、
若林のように傲慢でもなく、松山のように清廉でもなく、三杉のように明晰でもない鈴仙さんが。
主人公として明らかに弱い鈴仙さんが――しかし、それを超えた存在として成長する姿に!
覇王や聖者で無くとも、主人公となれるという……この物語に、最後まで!)
鈴仙さん……いや、鈴仙! これが俺の! 俺の…覚悟だァ―――――ッ!」
115 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/02/28(金) 00:17:14 ID:pD74OZY2
ギュンッ! バギュルルルルルルッ!
しかし、その鈴仙から発せられた激流のような波長の影響か。
中山もここで、自分の真なる力の一端を取り戻そうとしていた。
中山「―――動かざる事、山 の 如 し!!」
鈴仙「(――あ、あの動きは…!?)」
かつて中山が森崎の前に立っていた時、強豪のシュートを悉く弾き返した根性ブロック。
――自らの魂すら削らんとする命がけの動作を受け、観客達には「ソウルブロック」と評された、中山政男最大の技。
彼は無意識に、その極意を再現する事に成功していた。
*中山が必殺ブロック「ソウルブロック(1/4でブロック+8、250消費)」を思い出しました。
116 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/02/28(金) 00:18:28 ID:pD74OZY2
先着2名様で、
★鈴仙→マインドブローイング 57 ( ! card )( ! dice + ! dice )+(フリー補正+2)=★
★中山→ソウルブロック 55 (! card)(! dice + ! dice)=★
と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。
【鈴仙】−【中山】
≧5→鈴仙のシュートはこれまでに無い軌道を描き、中山を吹き飛ばす…!?
≧2→鈴仙のシュートが中山のブロックを押し切る!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球になり、引きわける。
≦−2→中山がシュートをブロックし……!?
【補足・補正・備考】
この判定では、鈴仙のスキル・狂気の瞳及び中山のスキル・底知れぬポテンシャルは発動しません。
中山のソウルブロックは本来1/4で発動ですが、今回はイベントにより必ず発動します。
117 :
森崎名無しさん
:2014/02/28(金) 00:18:40 ID:???
★鈴仙→マインドブローイング 57 (
ダイヤ9
)(
4
+
2
)+(フリー補正+2)=★
118 :
森崎名無しさん
:2014/02/28(金) 00:19:00 ID:???
★鈴仙→マインドブローイング 57 (
クラブA
)(
6
+
1
)+(フリー補正+2)=★
119 :
森崎名無しさん
:2014/02/28(金) 00:20:10 ID:???
★中山→ソウルブロック 55 (
クラブQ
)(
3
+
1
)=★
120 :
森崎名無しさん
:2014/02/28(金) 00:20:24 ID:???
★中山→ソウルブロック 55 (
クラブ3
)(
3
+
2
)=★
121 :
森崎名無しさん
:2014/02/28(金) 00:21:56 ID:???
よっしゃ!新シュートフラグ!?一人で撃てるのは貴重だぜ!
中山さんタックルのほうがよかったかな?と思ったけど修行で習得してくるかな
アルシオンをことごとく止めたあのタックルアここでも見たい
122 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/02/28(金) 00:23:04 ID:???
鈴仙が中山に勝利! そして……!?
――と、いったところで今日の更新はここまでです。
>>112
3票決にしたら集まらないか不安でしたが、皆様に即答して頂いて良かったですw
それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。
123 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/02/28(金) 23:33:47 ID:???
こんばんは、今日も更新を始めていきます。
>>121
普通の勝利だったら、新シュートフラグでしたが…?
今の中山さんの能力だったら、本当はブロックよりもタックルの方が輝ける…という事情もありますね。
★鈴仙→マインドブローイング 57 ( ダイヤ9 )( 4 + 2 )+(フリー補正+2)=65★
★中山→ソウルブロック 55 ( クラブQ )( 3 + 1 )=59★
≧5→鈴仙のシュートはこれまでに無い軌道を描き、中山を吹き飛ばす…!?
鈴仙の足元から、波状に揺らめく赤い光が溢れる。
鈴仙が佳歩との特訓で開発した必殺シュート――幻波・赤眼催眠<<マインドブローイング
124 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/02/28(金) 23:35:44 ID:???
すみません…お恥ずかしながら書き込みミスをやっちゃいました。
申し訳ないですが、上のレスは透明削除をして頂ければ幸いです。
ホントはwordとかで下書きした方が良いですよね…いつもは、慣れもあって直に書き込もうとしてますが(汗
更新の方は、もうちょっとお待ち頂ければ幸いです。
125 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/03/01(土) 00:41:35 ID:???
★鈴仙→マインドブローイング 57 ( ダイヤ9 )( 4 + 2 )+(フリー補正+2)=65★
★中山→ソウルブロック 55 ( クラブQ )( 3 + 1 )=59★
≧5→鈴仙のシュートはこれまでに無い軌道を描き、中山を吹き飛ばす…!?
鈴仙の足元から、波状に揺らめく赤い光が溢れる。
鈴仙が佳歩との特訓で開発した必殺シュート――幻波・赤眼催眠<<マインドブローイング>>。
それは元来、並みのシュート以上のパワーも秘めてはいたが、
その本質は強烈な波長を風に乗せる事でボールに複雑な軌道を持たせつつも高速で飛ばす、
スピードとテクニック重視のシュートであった。
ゴォッ………ォォオオオオオオオッ!
果たして、只今鈴仙が放ったシュートは、そのシュートの特性からは大きく外れていた。
中山「これは―――……ッ!?」
全身全霊を捧げたブロックに出た中山が、驚愕に目を剥く事も不自然では無かった。
何故なら、鈴仙の放ったシュートは――彼女のプレーを良く知っていた筈の中山にとって、全くに異質だったからである。
126 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/03/01(土) 00:42:36 ID:???
ゴッ――オオオオッ……!!
まず、そのシュートの軌道はこれまでのように左右に大きくブレる物では無く、ただひたすらに真っ直ぐだった。
ジェット機のエンジン音にも似た効果音を放ちながら、そのシュートは中山の方向へとゆっくりと飛来していく。
ギュウウッ――……ギュンギュンギュンギュンギュンギュンッ!
次に、そのシュートには縦横方向の変化は無い代わりに、時間軸に関して非常に活発な変化を示していた。
即ち――その遅いシュートは、中山の手前に向かうと指数関数的な加速を行いつつ襲来していた。
そして、最後に。
中山「(駄目だ! 俺とて矜持がある! 俺には、鈴仙さんの精神の炸裂を――受け止める義務があるッ!)
――う、うぉおおおおおおおおおおっ!!」
ギュンギュンギュンギュンッ! バギッ…!
このシュートに対しても、やはり優秀な選手であった中山は…最高のブロックを見せて、
鈴仙のシュートを胸で受け止める事に成功するが。
ドゴッ! ……バッゴオオオオオオオオオオオオオオッ!!
中山「ぐ、ぐわああぁぁぁぁああああ……!?」
そのシュートは、中山にとって恐ろしい事に……人体に当たるとその波長を炸裂させるタイプのシュート。
端的に言えば、パワーシュートだった。
まるでフランドールのスターボウブレイクをも彷彿とされる…否。
最終的な速度と精度の面ではそれをも大きく上回ったそれは、中山の身体を意図も容易く吹き飛ばし。
ォオオオオオオオ……ッ! ドオン!!
その背後にある、輝夜の愛蔵していた盆栽の数々を瞬時に、黒色と深緑の粉末へと変えたのだった。
127 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/03/01(土) 00:43:54 ID:???
鈴仙「はえ〜っ、すっごいシュート……」
――このシュートを放ったのが一体誰なのか、鈴仙は皆目見当が付かず。
それから暫くして自分以外にシュートを放つ人物は有り得ないという事実に気が付くと、
…やはり、起こり得る筈の無い現実に首を傾げるのだが。
中山「あいたた……。 ――それだ、鈴仙さん! それこそが、君の望んでいたプレーじゃないのか!?
感情を爆発させて、他者の誰にも邪魔されず! ただ、自分自身の為に放つシュート。
それが、このシュートなんじゃないか!」
――中山はやはり、持ち前の賢しさでこのシュートの本質を見破る。
これこそが、取りとめの無い悩みに覆われた鈴仙という普通の少女が
独力で放ちうる最高のシュートである筈だ、と。
しかし、中山は同時にこの技が未だ未完成であるという事も察せざるを得なかった。 つまり――。
鈴仙「う、うんっ。 私もそう思うんだけど……。 でも、なんというかマグレっぽいって言うか。
さっきみたいな状況だからこそ撃てただけ、みたいな……」
中山「(そう、恐らくは鈴仙さんの言う通り。 ……このシュートは、今の鈴仙さんでは、
完全には扱えこなせまい。 【自身の感情が昂った時に、限定的に使える必殺技】に過ぎないだろう。
当然、それは【今後の鍛練や成長により、克服できる水準】ではあろうが……)」
――つまり、鈴仙のその技は完成を見ても未だ未完成。
いついかなる時でも、体力さえあれば放てる代物では無かった。
だがしかし、それでも……このシュートは。中山との対峙は。
鈴仙の中で、これまでの問答では決して得る事の出来なかった力を与えていたのは事実だった。
鈴仙は戸惑いの中にも確かに……これまでには無い、充足感を得ていたからだ。
鈴仙「(――私は……結局、抗い続けるしかないのよね。
分からないなら、分からないと開き直って、前に進むしかない。 私の道は、私が歩いて――選んでみせる。
今はまだ――なんっにも分からないけれど)」
128 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/03/01(土) 00:45:20 ID:???
中山はあれきり、夜の竹林の闇に消えた。 そして鈴仙の心もまた、今は深い闇。
結局のところは、中山の言葉も、中山も行為も…鈴仙に対して明確な答えを見出してはくれなかったからである。
中山は、ただ単に、鈴仙の在り方を無条件に認めただけだった。
鈴仙「(でも――それで充分。 私は……私なんだから)」
しかし、鈴仙にとってはその「無条件に認められる」という行為が、まるで神の慈悲であるかのように思えた。
試合で失敗しても、周囲を失望させても、観客からの人気が得られず、疎まれても。――自分はきっと、認められる。
その確信こそが、闇の中にいる鈴仙にとっては貴重な。 ――そして、自分自身だけが持つ、確かな灯だった。
……ちなみに、その次の朝。 永遠亭の話題は中山の離脱よりも、
輝夜の盆栽を破壊した鈴仙への厳罰に関する内容で持ち切りとなっていた。
(後で知った事だが、中山はそれとなく永琳に自身の離脱に関する口添えをしておいたらしい)
*鈴仙が新必殺シュート「マインドエクスプロージョン(シュート+8→9、吹飛2、1/4で敵GKにバランス崩しペナ)250消費」
を不完全に習得しました。(シュート力の矢印による増加は、スキル・狂気の瞳LV3による補正となります)
*このシュートは常時使用する事が出来ず、窮地に瀕した時など、鈴仙の感情の高ぶりが発動の条件となります。
(今後のイベント進行や特訓内容等によって、通常の必殺技と同じように使用する事が出来るようになります)
*中山が、永遠亭ルナティックスを一時的に離脱しました。復帰は暫く後になります。
129 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/03/01(土) 00:47:27 ID:FJmMc/cQ
〜9月1週・固定イベントフェイズ〜
【鈴仙のお小遣い・9月】
そうして、鈴仙への厳罰の内容が、
「明日、
美味亭
で
光学迷彩スーツ
を着て
ポスト懸垂
をする」
と決まったその日の夜。
鈴仙「し、しっしょ〜……お小遣いください……」
卑しくも、鈴仙は金目当てに永琳の部屋へと転がりこんだ…とは永琳の弁であり、
鈴仙はせめてその荒んだ心を、お小遣いで癒そうとしていたのである。
永琳「…あんたの耳にも修理費が掛かったしねぇ。ウチも金欠だから、一体幾らまで出せるか…」
永琳は出費を渋る時、口癖のように「ウチは金欠だから」と唱えるが――それがどうしようも無い欺瞞である事は、
永琳と輝夜以外の永遠亭の住人は良く知っていた。実際に、名無しウサギ達の中でも、
輝夜が小遣い
6
2
8
4
2
円とPS4を手に、
自室でブイブイ言わせているという悪名は名高い。
(ちなみに、鈴仙がアイデンティティを失ってまで差し出した耳の修理代は
2
000円だったらしい…)
130 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/03/01(土) 00:48:29 ID:FJmMc/cQ
――と、そうした裏事情はさておいて。 永琳は果たして、鈴仙の手のひらに幾ばくかの金銭を与えたもうた。
先着1名様で
★鈴仙のお小遣い9月分→(永琳印象値29)×! dice ×10=★
と書き込んでください。合計が鈴仙の今月のお小遣いになります。
*永琳印象値は、この判定では50でカンストになります。
131 :
森崎名無しさん
:2014/03/01(土) 00:48:40 ID:???
★鈴仙のお小遣い9月分→(永琳印象値29)×
4
×10=★
132 :
森崎名無しさん
:2014/03/01(土) 00:48:46 ID:???
★鈴仙のお小遣い9月分→(永琳印象値29)×
2
×10=★
133 :
森崎名無しさん
:2014/03/01(土) 00:48:54 ID:???
★鈴仙のお小遣い9月分→(永琳印象値29)×
6
×10=★
134 :
森崎名無しさん
:2014/03/01(土) 00:49:44 ID:???
って、ん?美味亭?
135 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/03/01(土) 01:21:35 ID:FJmMc/cQ
★鈴仙のお小遣い9月分→(永琳印象値29)× 4 ×10=1160★
→1160円も貰った!
鈴仙「やった! 今月もお札さんがある!」
永琳「(……まぁ、この程度が相場でしょうね)」
永琳にとっては可も無く不可も無く。鈴仙にとっては中々の金額である1160円は、
この両者に対してwin-winの関係を構築する事に成功していた。
鈴仙はそれから部屋を出て、自分の寝室の布団に潜り……。
そこから、某県某所の食事処にて人知れず鍛錬を強いられる自分の未来を思い出し、
一人涙するのだった。
*所持金が増加します。 6110→7270
136 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/03/01(土) 01:25:13 ID:FJmMc/cQ
――と、いったところで今日の更新はここまでにしようと思います。
>>134
どこかの世界のどこかの町にあるらしい、絶品料理を取り扱う料亭ですね。
ツンデレなお父さんや、能力は少し頼り無いけど料理は絶品のGKがいたりします。
折角美味亭が出て来たので、少し判定を用意しました。
元ネタのスレ様には恐縮ですが、本編とは(殆ど)関係無いおまけイベントとして、
他意無く引いて頂ければと思います。
先着1名様で、
★鈴仙in美味亭→! card★
と書き込んでください。マークで分岐します。
JOKER→町周辺を歩き回っていたら、「技マシンショップ」なる店を発見!?
ダイヤ→ツンデレの初老の男から料理の極意を習い、料理が上手くなる!?
ハート・スペード→特に何も無かった。
クラブ→誰かに「このうどんはできそこないだ。 食べられないよ」と罵られて(?)イラっとする。
クラブA→並行世界の鈴仙と意識が入れ替わる!? それってヤバいんじゃ…?
それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。
137 :
森崎名無しさん
:2014/03/01(土) 01:26:36 ID:???
★鈴仙in美味亭→
クラブQ
★
138 :
森崎名無しさん
:2014/03/01(土) 21:56:52 ID:???
自分が心にドロドロと溜めていた感情を爆発させることによりシュートする
やっぱり地獄の住人なんじゃなかろうかこの人……
139 :
森崎名無しさん
:2014/03/01(土) 22:01:31 ID:???
まさに獅子咆哮弾だね。
猛虎高飛車でもいいような、いや、キャラ的に似合わないか。
140 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/03/02(日) 01:12:51 ID:KJ5dWsIo
こんばんは、今日ももう終わり明日になりましたが、休みなので少し更新します。
>>138-139
まあ、妹紅のネオヴォルケイノも同じような原理だったりしますし、
そこを深く言われると、このスレの登場人物は皆地獄の住人になってしまいますので、ご容赦くださいw
……と書いて、「皆地獄の住人」というのが案外間違ってないような気がしてきました…(汗)
141 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/03/02(日) 01:14:45 ID:KJ5dWsIo
★鈴仙in美味亭→ クラブQ ★
クラブ→誰かに「このうどんはできそこないだ。 食べられないよ」と罵られて(?)イラっとする。
鈴仙「ひゃくいーち……、ひゃくにーっ……」
……鈴仙が永琳からの労いを受け取った次の日の夜。
鈴仙は月の技術(としか永琳は教えてくれなかったので、そう信じる事にした)により外界へと赴き、
光学迷彩のスーツを身に纏いながら、とある邸宅の前にゴールポストを置き懸垂を行っていた。
鈴仙「ひゃくさーん、ひゃくよーん……(うう、一体どういう理屈でこんな事を……?
いや、今の私なら分かるわ、師匠の意図が。 ――つまり、「意味なんてない」のよね……!?)」
永琳の勅命を無条件に聞いていた時期から、
さしもの鈴仙も少しは師匠の指示の意図を理解するよう努力を始めてはいたが、
残念な事に、そのいじましい努力は全くの徒労だった上に、
意図を理解出来た所で鈴仙には拒否権など元より存在しなかった。
鈴仙「ひゃく…ごー、ひゃく……ろーく……(大体、どうしてサッカーで両腕を鍛える必要があるって言うのよぉ…。
このスーツもハイテクなのかもしれないけど、なんだか重いし…。
――今度、妖怪の山の河童のバザーにでもいって、文句を言い付けてやらなくちゃ)」
ちなみに、鈴仙に着せられた河童謹製の光学迷彩スーツの目的。
表向きは外界の人間達に怪しまれないようにする為ではあったが、
裏の目的として、その重量で鈴仙に不要な負荷を掛けさせようという永琳なりの配慮…即ち嗜虐心が働いている。
なお、何の妖力も持たぬ人間から姿を隠すだけならば、実は鈴仙の波長操作能力で充分に事足りるのであるが…。
それを指摘した後が怖かった為、彼女はその事実から能動的に目を背けていた。
142 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/03/02(日) 01:16:25 ID:???
――そして、そんな時に邸宅から聞こえる談笑(?)の声。
??「このうどんは出来そこないだ、食べられないよ。来週こちらに来てください、本当のうどんというのを見せてあげますよ…」
鈴仙「うどんって呼ぶなァ!? ――って、違う違う、アレは関係無い人の声。無視よ無視……」
その一部には、鈴仙の神経を大いに逆撫でするキーワードが多分に含まれていることもあり。
彼女の神経のアドレナリンは図らずも活発化し、身体はその発散先を懸垂に求める。
しかし、鈴仙にはついぞ知らぬ事が一つだけあった。 それは――。
鈴仙「(ところで、私って――いつまで懸垂をしてればいいんだろう……?)」
*懸垂のお陰で、鈴仙の握力がパワーアップ! 鈴仙のセーブ力が上がった…ような気がしました。
143 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/03/02(日) 01:17:40 ID:???
〜9月2週 ランダムイベントフェイズ〜
鈴仙「なんだか、こうして廊下をぷらぷら歩くのも随分ひっさしぶりな気がするわねぇ…って、あいたたた。
腕をぷらぷらしてたら筋肉痛がまた痛くなって来た……」
144 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/03/02(日) 01:19:28 ID:KJ5dWsIo
鈴仙がよたよたと永遠亭の廊下を歩く。するとそこには…
先着1名様で、
★ランダムイベント→! card★
と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。マーク・数値で分岐します。
カードの数値が……
ダイヤ・ハート・スペードで…
K→来客だ!(さらに分岐)
Q→姫様が何か話があるようだ!
J→師匠から話があるようだ!
10→てゐが相談だって!何だろう!?
9→来客だ!(さらに分岐)
8→慧音さんが訪ねてきた!
7→佳歩とたまたま会って、オシャベリした!
6→パスカルと雑談した!
5→ウサギ達がやってきたぞ!!
4→妹紅に会って普通にオシャベリした。
3→来客だ!(さらに分岐)
2→ゆ〜っくり過ごせた!最大ガッツUP!
1→来客だ!(さらに分岐)
JOKER→綿月姉妹が遊びに来た…?
クラブで…
クラブ8〜K→薬売りのお仕事だ!
クラブ2〜6→バッドイベント発生!(さらに分岐)
クラブA→露鈴兎・本後宇院・イナバ(全裸)「ヒャッホー!!」
*クラブ4・9・Kの場合、イベント後さらに中里による覗きイベントが発生します。
145 :
森崎名無しさん
:2014/03/02(日) 01:20:05 ID:???
★ランダムイベント→
クラブ10
★
146 :
森崎名無しさん
:2014/03/02(日) 01:30:48 ID:???
そういえば薬売りイベントって今何勝何敗なんだろうね
相当負けこんでる気がする
147 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/03/02(日) 01:34:06 ID:KJ5dWsIo
★ランダムイベント→ クラブ10 ★
クラブ8〜K→薬売りのお仕事だ!
鈴仙「こういう日は、いっその事お仕事休んで温泉に…」
永琳「ダ・メ♪」
鈴仙「ひ、ひぎいっ!? ど、どうして師匠がここにっ!?」
永琳「……あのね。 私だってここの住人だから、廊下ですれ違う事もあるでしょうに。
――で、ウドンゲも今日は薬の売り出しに行ってもらえないかしら?
永遠亭の庶務的作業も、再び私がやらないといけなくなったし」
鈴仙「えっ? 今までずっと師匠がしてたんじゃなかったんですか!?」
永琳「少し前までは、ね。 中山君が来てからは、暫く彼に手伝って貰っていたのよ」
鈴仙「(中山さん、何時の間にそんな私が任されないような仕事まで……?
…って、ダメダメ! 私は、あくまで私なんだからっ!?)――と、とにかく行ってきますっ!」
脱兎の如く玄関へと走り去る鈴仙を見て、永琳は、
永琳「(考えてる事が手に取るように分かるけど。 ――あの子ったら本当に、不器用な子ねぇ)」
――と、鈴仙が聴き取ってくれるようにわざとらしく溜息を吐いたが。
何時の間にか足が早くなっていたのか。 鈴仙は、既にその場から脱出していた。
148 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/03/02(日) 01:37:05 ID:KJ5dWsIo
鈴仙「(そう、いつも「売らなくちゃ! 売らなくちゃ!」…って考えているから売れないの!
だから今日の私は――あくまで平常心よ!!)」
早速と中山との離別の夜を思い出し、前向きな努力を誓う鈴仙。
果たして、肝心の商売結果は―――。
(※なお、結果が何れにせよ給金はふわたり手形にて吸い取られる模様)
先着2名様で、
★鈴仙の交渉力→5 + (! card)=★
★お客さんの財布の堅さ→(! dice) + (! card)=★
と書き込んでください。
【鈴仙の交渉力】−【お客さんの財布の堅さ】×100円が、鈴仙の歩合給になります。
(ただし、最大は1500円、最小は0円となります。固定給は500円です)
*鈴仙のカードのマークがJOKERの時、歩合給が2000円固定となり、鈴仙の交渉力が+1されます。
*…ですが、鈴仙のアイテム「ふわたり手形」により、給金は強制的に0となります。
149 :
森崎名無しさん
:2014/03/02(日) 01:37:23 ID:???
★鈴仙の交渉力→5 + (
ハート4
)=★
150 :
森崎名無しさん
:2014/03/02(日) 01:37:58 ID:???
★お客さんの財布の堅さ→(
4
) + (
ダイヤJ
)=★
151 :
森崎名無しさん
:2014/03/02(日) 01:38:31 ID:???
もはや予定調和
152 :
森崎名無しさん
:2014/03/02(日) 01:42:20 ID:???
まさに様式美。
さあ、ポケットのダイスそろそろ取り出そうか。
153 :
森崎名無しさん
:2014/03/02(日) 01:49:10 ID:???
でもふわたり手形でどっちにしろ0だから気にしない
つまりどうあがいても0なのだ
つまりマモノさんはどんなにひどい結果でも最高の結果と同じことにしてくれたのだ
クラブA「俺に感謝するんだな!」
154 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/03/02(日) 01:49:13 ID:???
鈴仙「やっぱり駄目だったよ…」
――と、なってしまったところで今日の更新はここまでにしようと思います。
明日は、また大目に更新出来ればと思います。
>>151
本当は、交渉力が5ある分そこまで不利な判定では無い筈なのですが…w
>>152
ウサギH「さっすが師匠!」鈴仙「ヒィィッ!? 私の弟子は格闘技の出来る感じの子でアンタじゃなーい!?」
それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。
155 :
森崎名無しさん
:2014/03/02(日) 09:52:21 ID:???
乙でしたー
???「なに鈴仙? お客さんが薬を買ってくれない?
鈴仙それは無理矢理売ろうとするからだよ。
逆に考えるんだ。『別に売れなくてもいいや』と考えるんだ」
156 :
森崎名無しさん
:2014/03/02(日) 10:56:35 ID:???
乙でした。
感情が高ぶった(ピンチのとき)のみ使える必殺シュート……主人公っぽい!
中山さんは幻想郷を巡っていろんなチームに飛び入り参加しているんでしょうか。
勝負請負人Nの誕生……?
薬が売れないって?
鈴仙それは売る必要がないからだよ。
逆に考えるんだ。
『人里のみんなは薬を必要としないほど、健康なんだ。』と考えるんだ。
そういえば人里の本屋に、コミュニケーション能力を高める本とかないかなあって昔鈴仙が独白してましたね……。
オフサイドトラップの教本もあるかもだし、一度本屋行ってみてもいいかも?
157 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/03/02(日) 19:57:04 ID:???
こんばんは、今日も更新をしていきます。
>>153
た、確かに…!
ふわたり手形さまさまですね…って、アレ?
>>155
乙ありがとうございます。
たしかに、売れなくても永琳から呆れられるだけで、特に悪い事は無いので大丈夫ですね!
鈴仙「大丈夫じゃないってば!?」(血の涙)
>>156
乙ありがとうございます。
新技については、実際には、ピンチの時以外でももう少しは幅広く使えるようになるかな?とは思っています。
中山さんの修行は結構そんな感じに近いですね。自由行動先については、ポツポツとヒントは書いたりしてる(つもり)
ですので、色々と考えて頂ければ幸いです。
永琳「薬が必要としない程健康……だったら、そろそろ人里に病原菌でもバラ撒いておこうかしら」鈴仙「ダメです!?」
158 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/03/02(日) 19:59:04 ID:???
★鈴仙の交渉力→5 + ( ハート4 )=9★
★お客さんの財布の堅さ→( 4 ) + ( ダイヤJ )=15★
→歩合給は貰えそうだ!(前向き)
――結論から言うと、鈴仙の誓いはこの現実において全く何の意味も為さなかった。
話しかければ間が悪いと叱咤され、様子を見ていれば気配りが無いと呆れられ。
高くに昇っていた太陽が地平線へと傾き掛けていた頃もなお、
鈴仙の担いだ籠の薬は一つとして捌けておらず、重い足取りのままとぼとぼと永遠亭へと帰るしかなかった。
永琳「お疲れ様、負債分はちゃんと充てといたからね」
鈴仙「(どうして、保証人になった訳でも無いのに誰かの負債なんて負担しないといけないんだろう…?)」
――そして、僅かな給金もごく当然に負債の回収に宛てられた為。
今日の1日で鈴仙が得た物は、何一つとして存在しなかった。
*お小遣い500円が貰えましたが、ただちにふわたり手形の借金返済へと充てられました。
*もう少しお金を充てたら、消滅判定が発生します。
159 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/03/02(日) 20:01:35 ID:???
〜9月2週・自由行動フェイズ@〜
鈴仙「あんなにまだまだ先だと思っていた大会も、後1カ月も無いのよね。
中山さんも旅に出ちゃって寂しいけれど――私だって、負けちゃいられないわよね!
さて、竹林の妹紅のお店に招待されてたり、コンサートのチケットがあったり、
他にも何かあったかもしんないけれど――今日は、どうしようかな?」
現在の能力値
選手 ド パ シ タ カ ブ せ 総 高/低
鈴仙 48 49 50 48 46 43 47 331 2 3
最大ガッツ:850
現在のおこづかい:6110
永琳印象値:29
人気:38
狂気度:20
所持アイテム:
伝説の眼鏡(使用するとセーブ力+1)、
焼き芋無料券(妖怪の山焼き芋屋で使用可)
オフェンス解説書(攻撃系(ドリブル・パス・シュート)練習時、判定に+! dice/2される。1回まで使用可)
シズハのしるし(秋限定で各練習時、判定に+! dice/2される。 1回まで使用可)
ファルコンスパイク(1試合の間、シュートがポストにならない。枠外は発生する)
ふわたり手形(無くなるまで、バイト類での給料が0に)、
プリズムリバー三姉妹のコンサートチケット(9月2週に霧の湖にて開催)
160 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/03/02(日) 20:02:35 ID:KJ5dWsIo
A:永遠亭に居る(さらに分岐)
主に永遠亭に居るチームメイトと交流をします。
評価値を上げたり特別なイベントを起こしたりできます。
B:外出する(さらに分岐)
買い物をしたり、永遠亭に居ないチームメイトや、
その他の幻想郷の住人と交流できるチャンスがあります。
C:気晴らしに玉兎通信でもしてみる。(さらに判定)
ランダムで、色々な情報が入ります。運が良ければ必殺技フラグも入手できるかも…
D:狂気度を使用する(さらに分岐)
貯めた狂気度をスキルなどに替えることができます。この行動では時間が経過しません。
×:アイテムを使用する
所持しているアイテムを使用します。この行動では時間が経過しません。(現在ここで使用可のアイテム:無し)
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
161 :
森崎名無しさん
:2014/03/02(日) 20:03:14 ID:SxZFeLF6
B コンサート行こうか
162 :
森崎名無しさん
:2014/03/02(日) 20:07:10 ID:SuZEJgUw
B
163 :
森崎名無しさん
:2014/03/02(日) 20:09:05 ID:???
折角のチケットだしな。
164 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/03/02(日) 20:18:16 ID:KJ5dWsIo
B:外出する(さらに分岐)
鈴仙「やっぱり、視野を広げる為には外に出るのが大事よね! さ〜て、どこに行こうかしら?」
てゐ「(なんか鈴仙が無理なく明るくなってキモチワルイ…)」
A:人里
B:霧の湖(*今週、コンサート開催中)
C:紅魔館
D:冥界
E:迷いの竹林付近
F:太陽の畑
G:妖怪の山
H:地底
I:命蓮寺
J:香霖堂
K:魔法の森
L:博麗神社
M:無縁塚
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
165 :
森崎名無しさん
:2014/03/02(日) 20:19:12 ID:QKBGJfoo
B
166 :
森崎名無しさん
:2014/03/02(日) 20:19:36 ID:U1tmO2IY
B
167 :
森崎名無しさん
:2014/03/02(日) 20:19:43 ID:SxZFeLF6
B
168 :
森崎名無しさん
:2014/03/02(日) 20:51:28 ID:???
カード判定で失敗したらストレスポイントたまって
たまったポイントによって新シュートに少しの補正がつくとかどうかしら
これなら日常判定でクラブやダイスばかり出してもみんな笑って済ませられるでしょう?
多数決判定の失敗でもポイント増えるようにするとわざと失敗選択肢選ぶ人が出るかもしれないからそれはやめた方がいいと思うけど
※ネタで言ってるので真面目に検討しないでくださいね
169 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/03/02(日) 21:16:54 ID:KJ5dWsIo
B:霧の湖(*今週、コンサート開催中)
鈴仙「(そういえば、師匠からどこかで、幽霊楽団のコンサートチケットを貰っていたような…
――あ、あった)」
ゴソゴソとスカートのポケットを探すと、鈴仙の目的としていた紙切れはしっかりとそこにあった。
『第××回・騒霊楽団コンサート 招待券 〜9月2週・霧の湖特設会場にて〜』
鈴仙「うんうん。 あったあった」
普段は音楽にはあまり興味の無い鈴仙だったが、騒霊楽団の奏でる音の美しさの評判は伝え聞いているし、
実際にいつかのパーティでの招待演奏を聞いた時も、素人ながらに関心した覚えもある。
鈴仙「(一人しか行けないのが少しだけ残念だけど…まぁ、そこは新たな出会いのチャンスと思って、諦めるしかないかな)」
――出来ればてゐとかと行きたかったなぁ…と思いつつも、
仕方無いと鈴仙は竹林の上空を駆け抜けて。
ワイワイ……ガヤガヤ……。
鈴仙「あっ、あれかしら?」
竹林を抜けた先の霧の湖のほとりに、何やらものものしい設備と人だかりが出来ている事に気づく。
流石にサッカーの大試合と比べるとその数は少なく見えたが…
それでも、幻想郷では珍しい、まるで祭りの時のような人ごみである。
人だかりから少し離れた位置に足を下ろした鈴仙は、
そのまま流れに沿う形で観客と合流し、チケットをポケットから手元に握りしめて、
やや緊張しながらも流れに乗って行く。
鈴仙「(あ〜…人が多いとなんか緊張しちゃうなぁ。 誰か知り合いとかいないかなぁ…)」
170 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/03/02(日) 21:18:14 ID:KJ5dWsIo
これだけ人が居るんだから、誰かが居ると良いなぁ…という程度の軽い気持ちで、
鈴仙は周囲をキョロキョロと、やや挙動不審気味に見渡す。 するとそこには――?
先着1名様で、
★知り合いはいるかな?→! card★
と書き込んでください。マークで分岐します。
JOKER→里人A「ゴートゥGMC! ゴートゥGMC!」メイドG「RYOUZYOKUせよ!RYOUZYOKUせよ!」
鈴仙「(こ、コンサート会場間違えてる〜!?)」
ダイヤ→妖夢「鈴仙、鈴仙!」鈴仙「あっ、妖夢! 久しぶり〜!」
ハート→萃香「およ、鈴仙じゃないか。 元気してたかい!」鈴仙「(なんか意外なイメージねぇ…)」
スペード→神奈子「おお、お前さんは確か――うどんげ君じゃないか!」鈴仙「(か、かみさまっ!?)」
クラブ→幽香「あら、あんたは…」鈴仙「(き、気まずいよぉ…!?)」
171 :
森崎名無しさん
:2014/03/02(日) 21:20:47 ID:???
★知り合いはいるかな?→
クラブJ
★
172 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/03/02(日) 21:29:51 ID:KJ5dWsIo
★知り合いはいるかな?→ クラブJ ★
クラブ→幽香「あら、あんたは…」鈴仙「(き、気まずいよぉ…!?)」
幽香「あら、あんたは……」
目が合った緑髪の女性は、訝しげに目を細めて鈴仙を注視する。
彼女は――そう。 いつしか中山と人里に行った時に色々あった…幽香さん。
幻想郷の妖怪の中でも最強クラスの実力を持っているという触れ込みの風見幽香だった。
鈴仙「(ど、どうしよう…!? そういえば私、大分前にこの人に「蛇野郎」って恫喝されてたような…!?
き、気まずいよぉ……!?)」
――以前、「花を粗末にしたらコロス」という趣旨の脅迫を加えて来た女性に対しても、
円滑に会話が出来る程、鈴仙のコミュニケーション能力は未だ高くない。
鈴仙「(どうしよう、知らんぷりしようかしら…? いや、でもそれを咎められたらまた怖いし。
――というかそもそも、別に私悪い事してないのに、ここまで怖がる必要もあるか? って話もあるし…。
ど、どうしよう……? マジでどうしよう……?)」
A:気付かなかったフリして知らんぷりする。
B:軽く笑顔で挨拶だけしておく。
C:何もやましい事はないのだから、普通通りに挨拶する。
D:周囲に彼女の付き添いはいないか周りをチラチラ見る。
E:黙ってこの場から立ち去る!?
F:その他 自由選択枠
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
173 :
森崎名無しさん
:2014/03/02(日) 21:33:05 ID:JQ+ndrHE
C
174 :
森崎名無しさん
:2014/03/02(日) 21:33:55 ID:OjiZdgLQ
D
175 :
森崎名無しさん
:2014/03/02(日) 21:34:08 ID:AXb/VZrA
C
176 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/03/02(日) 21:46:06 ID:KJ5dWsIo
C:何もやましい事はないのだから、普通通りに挨拶する。
鈴仙「(――って、大丈夫よ、大丈夫! そうやって人を最初から怖がっているから、
私はいつまで経っても怖がりなのよ! 大丈夫、人類皆兄弟なんだから…!)
――あ、ああ、ご無沙汰…してますね。 えへへっ」
引きつった引き笑いで、少しでも場を和まそうと努力をする鈴仙。
果たしてその卑屈な様子が、必ずしもプラスに働くかどうかは疑問な所ではあったが。
幽香はそんな鈴仙の様子を見て――。
先着1名様で、
★幽香さんの反応→! card★
と書き込んでください。マークで分岐します。
JOKER→「ところで私、最近アイドルデビューしようと思ってるのよね? 良かったら私の歌、聞いてくれない?」
おっと、ここでゆうかりんが下北沢系カワイイアイドルデビュー宣言だ!
ダイヤ→「あら…ひょっとして、前の事でまだ怯えてる? だとしたら、御免なさいね」良かった! やっぱり良い人だ!
ハート・スペード→「確か、鈴仙…だったかしら。 今日は独りで来たの?」良かった! やっぱり普通な様子だ!
クラブ→「どうしたのよ、何か私にとってやましい事情でもあるのかしら?」少し不機嫌そうだ…!?
クラブA→「(怯えているのかしら? だったら、怯えないようにしてあげないと)堂々と喋りなさい! さもなくばぶっ殺すぞ!」
おっと、やっぱりドS(親切?)だ!?
177 :
森崎名無しさん
:2014/03/02(日) 21:46:34 ID:???
★幽香さんの反応→
クラブ4
★
178 :
森崎名無しさん
:2014/03/02(日) 21:55:45 ID:???
にじみ出る兎さんオーラ
179 :
森崎名無しさん
:2014/03/02(日) 21:58:34 ID:???
>136からずっと日常判定でクラブしか出してないとか逆に凄すぎる
180 :
森崎名無しさん
:2014/03/02(日) 22:04:13 ID:???
地獄住民系ヒロインか。新ジャンルすぎる。
鈴仙「風見幽香! 私が勝ったらの私の(妹)になれ!」
181 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/03/02(日) 22:07:50 ID:KJ5dWsIo
★幽香さんの反応→ クラブ4 ★
クラブ→「どうしたのよ、何か私にとってやましい事情でもあるのかしら?」少し不機嫌そうだ…!?
鈴仙のそんな態度は、結果として悪い方向に転がってしまったようだ。
普段から人間達に過剰に畏怖される事を、密かに嫌っていたのか。
多くの人間達と同じ態度を取る鈴仙に対して、幽香はその不機嫌さを隠そうとしなかった。
幽香「どうしたのよ、何か私にとってやましい事情でもあるのかしら?」
鈴仙「あ、あああ、ありませんっ…! ちょっと、ビビってただけです!?」
幽香「…だから、何でビビってるのかって聞いているのだけど?」
体を為さぬ問答をしてしまう鈴仙に、幽香ははぁ、とあきれ顔で溜息を吐き。
幽香「――ま、別に良いんだけどね。 そうやって避けられるのは慣れてるし、私自身の自業自得もあるからね」
――と、再びそっぽを向き、観客の一団に混じり込む。
鈴仙「(う、う〜ん。 やっぱり上手く行かなかったなぁ……。
――でも、幽香さんも話をすればするほど、そこまで悪い人じゃあ無さそうな気はするんだけど。
折角だし、もうちょっと仲良くなれるように一声かけておこうかしら?)」
A:「(いや、火に油を注ぐ事は避けようっと…)」特に一声かけない。
B:「こ、今度お花持って遊びにいきます!」遊びに行く約束をする。
C:「も、もし大会で当たったら、宜しくお願いします!」大会に向けて挨拶する。
D:「りょ、陵辱しないで下さいねっ!?」陵辱しないようお願いする。
E:「(こ、殺される……! なら、殺される前に――)コロセコロセコロセコロセ…」発狂してみる。
F:その他 幽香に何か他に話しかけたい事がある人はこちらで
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
182 :
森崎名無しさん
:2014/03/02(日) 22:10:25 ID:SxZFeLF6
F 外の世界には音に反応して踊る花の玩具があるみたいですよ
183 :
森崎名無しさん
:2014/03/02(日) 22:10:29 ID:STNGqMic
F 以前の人里での件について謝る
184 :
森崎名無しさん
:2014/03/02(日) 22:14:50 ID:QKBGJfoo
F 以前の人里での件について謝る
185 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/03/02(日) 22:29:45 ID:KJ5dWsIo
F 以前の人里での件について謝る
鈴仙「(そ、そうだっ! そもそものこじれの原因は人里のあの一件だったじゃない!
あれについて謝らないと――!)」
鈴仙は幽香との会話が困難になる前に、謝罪をしようと思いたつ。
幽香の誘いを断るが為に、婉曲な表現で話題を逸らそうとした事を。
鈴仙「(で、でも――。 それって、私が謝んないといけない事なのかなぁ…。
確かに、正直に「無理です」って断らなかった私も悪いっちゃあ悪いけど。
でも、ぶっちゃけ私一方に非があるわけじゃないような……)」
――しかし、口を吐く前に、鈴仙の脳裏に一抹の不安がよぎる。
このまま、不用意に謝罪をする必要はあるのだろうか。
逆に。謝罪をするとしたら、一体鈴仙は何について謝る必要があるのだろうか。
鈴仙「(ど、どうしようかしら……? 【この前後の幽香さんの発言も踏まえて】、
最善か、次善の選択を選んで行かないと……!)」
A:いや、人里の件については謝る必要は無い。
B:このまま、全面的に自分が悪かったと平謝りする。
C:正直に誘いに乗れない…という事を言わなくて済まなかったと謝る。
D:ここは久しぶりにヒントを貰う! (使用料:! dice×100円。 お支払いは後で)
E:その他 謝る内容の焦点について、他に良い案がある方はこちらで。
先に【3】票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
*選択肢内に一つだけハズレがありますので、3票決とします。
186 :
森崎名無しさん
:2014/03/02(日) 22:30:25 ID:SuZEJgUw
D
187 :
森崎名無しさん
:2014/03/02(日) 22:34:16 ID:QKBGJfoo
D
188 :
森崎名無しさん
:2014/03/02(日) 22:34:37 ID:jQ4Pz8LA
Eすいません許してください!何でもしますから!
189 :
森崎名無しさん
:2014/03/02(日) 22:35:10 ID:ByB+qgBU
D
190 :
森崎名無しさん
:2014/03/02(日) 22:35:26 ID:JQ+ndrHE
C
191 :
森崎名無しさん
:2014/03/02(日) 22:42:20 ID:???
実際俺はハズレはBだと思うんだよね
なんか何も考えずにとりあえず謝るみたいな感じがして
最善、次善ならいいわけだろうしね
あと傘寄越してもらいたい
192 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/03/02(日) 22:48:19 ID:KJ5dWsIo
D:ここは久しぶりにヒントを貰う! (使用料:! dice×100円。 お支払いは後で)
鈴仙「(何となく、ハズレは目に見えてるけど…)」
鈴仙はどちらかと言えば、心配症な気質だった。
…と、いうよりも。 これまでの不遇で不運な出来事が彼女を心配症としてしまった、と表現する方が正しいだろうか。
ともかく、鈴仙は自分の出した答えに対して、非常に自信が持てなくなっていた。そのため――。
鈴仙「(ここは。 ――た…たすけて、ヨッチャ〜〜〜ン!!)」
***
<ヒント神・ヨッチャンの華麗なるヒントコーナー>
ヨッチャン「やあやあ、この場で会うのはお久しぶりですね、 レイセン!
――ヒントシステムを有効に使おうとして下さるのは、(出番的な意味で)とても嬉しいですよ。
ですが。 ことこの選択肢についての答えは非常にシンプルです。
何故なら、この選択肢――。
【意味も分からずに謝罪しなければ、それで問題が無い】のです。
更に言えば。 あの局面は客観的に見て、どう見てもレイセンは悪く無かったのですから、
【そもそも、相手の方からならばともかくも、レイセンは謝罪する必要など無い】のです!
――ただ、それでは風見幽香との関係改善は望めませんね。
ですので、もしもチャレンジするとしたらCか。 あるいは自由選択枠の利用という事になります。
ただ、繰り返しになりますが、【ここは正直、無意味に謝罪する局面では無い】ですので、
納得の行く内容で無ければ、却って墓穴を掘るかもしれませんね」
193 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/03/02(日) 22:49:20 ID:KJ5dWsIo
ヨッチャン「――と、言うわけでまとめです」
・B以外を選べば大丈夫。
・評価値アップのチャンスにはCが効果的だが、Aでも問題は無い(ただしプラスは無い)
・Cを選んだ所でも、Aと内容は大差無い(クラブA〜3のリスクを取るか、評価値小アップのリターンを取るかで選択してください)
・もしも、自由選択肢で上手い回答ができれば…!?
ヨッチャン「ふう。 我ながら最高のヒントですね。 それでは、料金の
5
00円は貰って行きます。
――では、また会う日まで、レイセン!!」
***
194 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2014/03/02(日) 22:50:21 ID:KJ5dWsIo
鈴仙「(…いやあ、ノリノリだったわねぇ、よりひ…じゃなくてヒント神様。
でも、これで自信が付いたわね。 さあ、私のすべき回答は――!?)」
A:いや、人里の件については謝る必要は無い。
B:このまま、全面的に自分が悪かったと平謝りする。
C:正直に誘いに乗れない…という事を言わなくて済まなかったと謝る。
D:その他 謝る内容の焦点について、他に良い案がある方はこちらで。
先に3票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
*鈴仙のお小遣いが何時の間にか500円無くなっていました。6110→5610
195 :
森崎名無しさん
:2014/03/02(日) 22:50:30 ID:SuZEJgUw
C
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