キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【Other】鈴仙奮闘記23【World】 

1 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/14(金) 00:07:15 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品で、
東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。

内容は、東方永夜抄の5ボス、鈴仙・優曇華院・イナバがサッカーで師匠を超えるために努力する物語です。
また、ストーリーやカードの展開次第で、いくつかのキャプテン森崎のキャラクターも、
それぞれの思惑を持ちながら、幻想郷の住人との交流を通じてサッカーを極めていくことになるでしょう。

他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。

☆前スレ☆
【光を】鈴仙奮闘記22【掴み取れ!】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1412866801/
☆攻略ページ(キャプテン森崎まとめ@Wiki内)☆
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/104.html
(※このスレの目標や今後の予定、ゲーム進行の流れなどが分かります。
  過去ログもありますので、初めて来て下さった方は、一読すればより楽しめると思います!)

☆あらすじ☆
ある日突然幻想郷にやって来た外来人、アラン・パスカルと中山政男との出会いにより、
師匠、八意永琳に並ぶ選手になると決心した鈴仙・優曇華院・イナバ。

「鈴仙、貴女は――『プロジェクト・カウンターハクレイ』が新たに創るチームの、キャプテン候補として選ばれました」
全幻想郷選抜大会初戦を勝利で迎えた鈴仙に、永琳はある日の夜こう告げる。
それはこれまでの鈴仙が描いていた将来――全幻想郷代表として、永琳と肩を並べること――とは全く別の道。

そんな中始まった全幻想郷代表選抜大会第2回戦は、地底の強豪・地霊殿サブタレイニアンローゼスが相手。
試合も残り20分を切ったクライマックスの中、ルナティックスは3−2でリードしているものの、
地霊殿チームはキャプテン・古明地さとりを中心に一致団結。 勝利という光を掴みにかかる!
しかし、矢車の殻を被った地獄の少年――松山光の心は未だ癒されぬまま。
幻想郷と現実世界。 二つの異なる世界を舞台に、少年達の、そして少女達の想いはサッカーを通じて繋がり合う!
……とか言いつつ、ブリッツボールとかやってるかもしれません(汗)

2 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/14(金) 00:08:57 ID:???
現在の能力値
選手   ド  パ  シ   タ  カ   ブ  せ  総   高/低 
鈴仙  50  49  50  48  47  43  48  335  2  3 
所持中のフラグ:ドリブル(15/20)、シュート(17/20)、パスカット(18/20)、タックル(10/20)
スルー(15/20)、オフサイドトラップ(17/20)、フェアプレイ精神(17/20)

最大ガッツ:880

ルナティックレッドアイズ(1/4でドリブル+2)
ラビットスターター(1/4でドリブル+2、吹飛2)
マインドシェイカー(シュート+5、1/4で敵GKにバランス崩しペナ(−2))160消費 
マインドブローイング(シュート+7、1/4で敵GKにバランス崩しペナ(−2)、吹飛5)200消費
マインドスターマイン(空シュート+4、1/4で敵GKにバランス崩しペナ(−2))200消費
マインドエクスプロージョン(シュート+9、1/4で敵GKにバランス崩しペナ(−2)、吹飛2、常時使用不可)250消費
インビジブルデューパー(シュート+12、要てゐ、1/4で失敗)250×2消費
リフレクトバレット(低シュート+6、要パスカル、200×2消費)
月人師弟コンビ(パス+2の連続ワンツー、要永琳)60消費
タイガーバニーシンフォニア(パス+2の連続ワンツー、要星)80消費
アイドリングウェーブ(1/4でタックル+2)
スキル・狂気の瞳LV3(全判定につき、スート一致時で敵能力−2)
スキル・心象操作LV1(自分が反則時の判定1段階緩和)
スキル・足が速い(細かい判定で有利になるかも?)

現在のおこづかい:1770
永琳印象値:39
人気:65
狂気度:25

3 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/14(金) 00:10:21 ID:???
所持アイテム:
焼き芋無料券(妖怪の山焼き芋屋で使用可)
オフェンス解説書(攻撃系(ドリブル・パス・シュート)練習時、判定に+! dice/2される。1回まで使用可)
ファルコンスパイク(1試合の間、シュートがポストにならない。枠外は発生する)
ふわたり手形(無くなるまで、バイト類での給料が0に)
ボロボロのボール(各練習時、判定に-! diceされるが…?)
愛のハチマキ(持っているだけで、全員に対する評価値の上昇幅が少しアップ、輝夜に渡すと、輝夜の評価値が大幅アップ)
案外大したことない世界の理(戦闘時に使用すると敵のカード・ダイス値を1/2)

4 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/14(金) 00:11:30 ID:???
☆サッカーのルールについて☆

@カードの強弱及びJOKERの扱い
カードの強弱は、基本的には、ダイヤ>ハート>スペード>クラブとします。
試合中の判定ではダイスの数値が能力値に加算され、
カードはマーク毎の必殺技発動判定などに使われます。
『JOKERが出た場合はダイスの数値を無視して、マークはダイヤ、数値は15として扱います』。

A試合中の覚醒について
鈴仙を含む味方選手、名無しの敵選手は、判定のダイスで11以上を出す度に、
その行動に応じたフラグを獲得します。

さらに、もう一回同じ行動で11以上を出すと、フラグを回収、
行動に応じたスキルや必殺技を習得して覚醒し、該当能力が+1されます。
(注意:プレイヤーキャラである鈴仙含めた一部キャラクターのみ、フラグ回収時の能力アップはありません)

カードでJOKERが出た場合は、ダイスの数値を『15』に変えられ、
更に一発でその行動に応じたスキルや必殺技を習得でき、該当能力が+1されます。
(注意:プレイヤーキャラである鈴仙含めた一部キャラクターのみ、JOKERでの能力アップはありません)

ただし、この成長が行われるのは攻撃側は≧2以上で勝った場合のみ、
守備側は最低でも こぼれ玉に出来た場合のみです。そうでない場合は成長しません。

また、名無しの味方・敵選手は覚醒を2回することで名有り選手に昇格し、更にボーナスを得る事ができます。

例外として、JOKERで負けた場合または名無し選手が負けた場合、該当能力のフラグ習得までは認めることとします。
ですが、フラグ回収にはJOKERでも通常と同じように、判定で勝つ必要があります。

Bガッツの自然回復とペナルティについて
試合中5分経過する毎に20回復し、ハーフタイム時に150回復します。
300以下になると全ての行動に(−1)のペナルティがかかります。
200以下で(−2)、100以下で(−3)、0以下で(−5)と、ペナルティは激しくなっていきます。

5 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/14(金) 00:12:49 ID:???
Cフリーキック補正
フリーキック、もしくはフリーキック同様のノーマークでゆっくり狙いを定めて蹴れる状況では
キッカーのシュート力とパス力に+2されます。

D人数補正
守備側の選手たちは判定に参加した人数に応じてプラスの補正を受け有利になります。
具体的には2人か3人で+1、4人〜6人で+2、7人以上で+3です。
キーパーのセービングのみ例外でDFが何人居ても補正はつきません(飛び出しならつきます)。

Eマークについて
このスレでは、マークの効果を「タックル判定の増加」としてのみ扱います。
特定のスキルが無い限り、マークによって補正・ペナルティを受けることはありません。

Fスルーについて
シュートを撃つと見せかけてボールに触れない行動です。素のシュート力に+3した状態で
判定が行われ、成功するとキーパーにバランス崩しペナ(−2)をつけることができます。
バランス崩しペナがついている時にもう一度スルーをすると、転倒ペナ(−4)をつけることができます。
ただし、成功してもボールが敵選手に渡ったりフィールドの外に出てしまう事もあります。

Gポストプレイについて
このスレのポストプレイは、敵PA内で行われる、浮き玉のパス全般を指すこととします。
数値は、【(競り合いの数値+パスの数値)÷2+浮き玉補正】(端数切り上げ)とします。
ポストプレイが成功すると、パスの受け手である味方は有利な状況でシュートができます。

H反則について
基本的には、接触プレイ時に攻撃側と守備側両方が判定時にクラブを引いた時に反則が発生します。
この時反則を犯すのはカードの数値が低かった方です(同数の場合は守備側になります)。
反則は、止めない方が反則を受けた側にとって有利な場合などは、流されることもあります。

6 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/14(金) 00:13:50 ID:???
Iコンディション別の各状況に置けるケガ発生率

ケガの深度 非接触 接触 反則受 シュート 接触 反則受
                       吹飛  吹飛  吹飛
万全の状態  無   無   中    小    中   大
なおりかけ    無   小   中    中    中   大
軽傷治療済  小   中   中    中    大   大
軽傷未治療  中   中   大    大    大   危
重症治療済  中   大   大    大    危   必
重症未治療  大   危   必    必    必   必
プレイ不能   必   必   必    必    必   必

無=怪我は発生しない 小=クラブの4か9か13
中=クラブの偶数     大=クラブ
危=クラブかスペード  必=必ずケガをする

(*本スレと同様になります)

7 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/14(金) 00:15:00 ID:???
Jシュート時ポストに当たったり枠外に行く確率
シューターとキーパーのカードの数字の和が14の場合シュートはゴールポストに当たり、
更にカードのマークまで一致した場合は枠外になります。
ただし、ツインシュート等の場はシューター同士のマークが一致でポスト、数字も一致で枠外となります。
キーパーとの和が14になってもシューター同士のマークが違えばポストに当たりません。
また、これは一対一においても適用されます。しかし、ゴールが空っぽの時はポスト・枠外はありません。

KPKについて
PKでは、シューターとキーパーのマークが一致時のみ、
キーパーにセービングのチャンスが与えられることとします。
ポスト・枠外判定については通常のシュートと同様となります。

Lブロック失敗時のシュート威力減少
ブロック時・クリア時にシュートをブロック(クリア)しきれなかった場合でも、
シュート力−ブロック(クリア)力=2〜4だった場合は
シュートの威力が−1されます。この効果は重複されます。

M判定の順番について
このスレでは、『地上における守備判定は上から優先、空中戦における判定は同時に判定をする』こととします。
(ワンツーやツインシュート等攻撃判定は最大値を採用します)
上から優先の場合、二番目以降の判定の結果の方が一番目の結果よりも良い結果であったとしても、
一番目の判定結果が優先されます。
その場合、二番目以降の判定は行われないため二番目以降のキャラのガッツ消費等はありません。
同時に判定をする場合、順番に関わらず最大値を出したキャラの判定を有効とします。

N未記載事項について
その他未記載事項は、原則として本スレに準拠することとします。
また、それだけでは対処しきれない場合が生じた場合には、他の外伝スレや慣例、参加者様のご意見などを
参考としながら、スレ主が決定することとします。

8 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/14(金) 00:16:28 ID:???
【登場人物紹介】

鈴仙・優曇華院・イナバ
所属:永遠亭ルナティックス
配置:FW、特にCFW、OMFもできる
特徴:狂気の瞳による錯乱能力、ストライカーとして高い能力、豊富で強力なコンビプレイ
性格:気弱で単純だが、ひたむきな性格? 参加者の皆さま次第。
概要:永遠亭ルナティックスのFWであり、天才八意永琳の弟子兼相方。
   しかしその実力は永琳と比べ大きく劣る。しかし、奮起による特訓の成果、
   必殺シュートを習得し、なかなかのストライカーとなった。
   てゐとの特訓の成果、幻想郷でも最強クラスのシュートを放てるように。
   キャプテンとして悩みつつも、選手としては大活躍で二試合連続ハットトリックを決めてみせた。

八意 永琳
所属:永遠亭ルナティックス
配置:CMFだが、正直どこでもできる(GKも)
特徴:桁外れの基礎能力、豊富な必殺技、常に冴えわたる思考力、強靭なスタミナ、天才
性格:基本的には温厚で面倒見がいいが、時折冷酷な一面も垣間見える。輝夜を溺愛している
概要:永遠亭ルナティックスの司令塔であり、鈴仙の師匠兼相方。
   しかしその実力は鈴仙とは比べ物にならず、幻想郷でも指折りの実力者。
   輝夜の気分に応えてサッカーをしているため、サッカーそのものへのやる気は薄い。でも強い。
   鈴仙に対しては、不器用ながらも愛情を向けている事が分かった。

因幡 佳歩
所属:永遠亭ルナティックス
配置:SMF、FW
特徴:頭脳的で直情的なドリブル、そこそこ強力なミドルシュートと一対一シュート、守備は軽い
性格:思い込みが激しく考え込みやすい。鈴仙の事を尊敬し心から慕っている。
概要:ルナティックスにて、鈴仙の片割れとなる2トップのFWの一人だったが、
   パスカルの入団によりFWを追いやられる。FWを志望しパスカルを若干ライバル視していたが、
   その感情をバネに新必殺シュートを開発。 本格的FWへと大きく近づいたが…特訓では今一つ。
   今後の成長に期待したい。

9 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/14(金) 00:17:38 ID:???
因幡 てゐ
所属:永遠亭ルナティックス
配置:SMF、MF
特徴:軽やかな身のこなし、奇想天外な軌道を描くパス、相手を出し抜くプレイは一流、本気を出すと強い
性格:計算高く悪だくみやイタズラが大好き。しかしなんだかんだで情にも流されやすい…?
概要:ルナティックスのMF。日常ではよく鈴仙をからかっているが、心のそこでは仲間として
   常に彼女のことを思いやっているウサ。今大会最強の、鈴仙とのコンビシュートのキーパーソン。
   ウサギ達はみなてゐのことを慕っている。永遠亭の外との交流も意外と深いらしい。

藤原 妹紅
所属:人里FC→永遠亭ルナティックス
配置:CMF、ボランチ、SB、FW?
特徴:特殊なタックル技、堅牢な高いクリア、キープ力もそこそこ、爆発的で変幻自在な不滅のシュート
性格:どこかすれた所もあるが、基本お人よしでどちらかというと熱い性格。でも輝夜は大嫌い,、KY疑惑?
概要:慧音とともにチーム乗っ取りを目指しルナティックスに練習試合を仕掛けたが敗北しこちらの軍門に
   下った。当初は輝夜との諍いも多かったが、今となっては妹紅も輝夜と同レベルの戦いを繰り広げるようになり、
   ある意味仲良しこよしにも見える。試合中に新クリア技『フェニックス再誕』を身に着けた。

上白沢 慧音
所属:人里FC→永遠亭ルナティックス
配置:CB
特徴:高いDF能力、豊富なディフェンス技、器用貧乏?
性格:常に落ち着いた理知的な性格だが、怒ると怖い。
概要:人里FCのキャプテンだったが、妹紅を振り切ることができずルナティックスと試合をし、
   共に永遠亭の軍門に下ることとなった。今は妹紅と輝夜のトラブルが人里に飛び火しないかが心配。
   でも妹紅とは親友。「なかったこと」について突っ込まれるとキレる。
   タックルやブロックにおける成長がようやく実を結びつつあるが、本人はまだまだこれからだと思っている。

10 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/14(金) 00:18:55 ID:???
蓬莱山 輝夜
所属:永遠亭ルナティックス
配置:GK
特徴:一、五流ゴールキーパー、永琳がいて一流ゴールキーパー、とびだしは微妙に上手いが一対一は未だ三流
性格:我儘で好奇心旺盛な面もあるが、基本面倒くさがり屋。飄々として掴みどころがない面も?
概要:永遠亭ルナティックスのキャプテンにして正GK。でもキャプテンは実質永琳。
   最近の猛特訓(?)の成果で、永琳込みだと幻想郷でも名折りのレベルのGKにまで成長した。
   特にそのセーブ力は、一流にも充分通用しており、並み居る強敵の強力なシュートの殆どを
   (えーりん込みの)実力で防いできた。 普段は適当だが、シメる時はシメれる人…と思う。

アラン・パスカル
所属:アルゼンチンJr.ユース→国内クラブチーム→人里FC→永遠亭ルナティックス
配置:FWだが、SHやSBに転向も?
特徴:幻想郷でも高水準の能力、守備やゲームメイクもこなせるFW、こぼれ球の高いフォロー力
性格:礼儀正しく、常識があり、頭の回転も速い。天才へのコンプレックス?
概要:アルゼンチンから偶然幻想郷に迷い込んだ、天才の相棒。
   天才から離れ、そして別の天才と対峙したことで、新たな何かを掴もうとしている。
   ディアスとプレースタイルの似ている来生に興味を持ち、新たな力「オールドタイプ」を得た。
   しかし依然、FWとしての確固たる出番は厳しい。勝負強さに定評がある。

中山 政男
所属:大友中学→永遠亭ルナティックス
配置:MF・DF全般
特徴:バランスの取れた能力、底知れぬポテンシャル、大技不足だが、道を切り開く
性格:強いメンタル、異常なまでのストイックさ、そしてサッカーへの情熱
概要:復活し、再び森崎と肩を並べ、強敵達と戦うことを夢見て、自力で幻想郷入りし、
   そして成り行きでルナティックスに入団した。スカーレットムーンズ戦ではその道を切り開く能力を発揮し、
   GK陸を苦しめるも…その後、負傷で退場。鈴仙のフォローもあり、精神的には回復しているが、
   彼は一人チームを離脱。 幻想郷の各地で道場破り的に実力を磨いているという。
   人気投票で久しぶりに現れた時、「永琳並みのオーラを感じる」とウサギ達に言われていたが……?

11 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/14(金) 00:20:02 ID:???
因幡 つかさ
所属:永遠亭ルナティックス
配置:CB
特徴:性格とは真逆の根性溢れるブロックにボールキープ、ウサギDへの親愛の情
性格:普段は冷静で理知的な淑女。しかし、守るべき物の前では情熱的で根性に溢れる
概要:ルナティックスの名無しCBとして永らくゴールを守り続けてきたが、
    雑魚妖怪チームとの戦いでとうとう覚醒、名前を得た。
    鈴仙との交流では無く、自身の覚悟により大きく成長を遂げた点が佳歩と大きく異なる。
    ブロックだけなら慧音以上の実力者だが、まだまだ総合力は低いためこれからである。

ウサギ達
永遠亭ルナティックスに所属する、名も無き妖怪兎達。
一応性格やポジションに特徴がある。
ウサギB:MF。大人しく真面目だが、意外と情報通で新聞好きなデータマン。能力が平均して高い。
ウサギC:DF。マイペースな性格。悪いことはあまり気にしないタイプ?
     お菓子が好きでドリブルがちょっと得意。
ウサギD:DF。試合に出るウサギ達の中では一番幼い。ウサギEの妹的存在。
     最近のウサギEの成長に感化され、能力を大きく伸ばした。
ウサギK:GK。古武術の腕前を鈴仙に認められてルナティックス入りした。
       しかし、実力の低さと輝夜の退場可能性の低さから出番が少なく、不遇。

チルノ
妖精大連合のキャプテンを自称する、熱い性格の氷の妖精。
バカであるが、そのド根性と顔面ブロックは本物。

来生 哲兵
妖精大連合の監督らしいが、ドリブル以外殆ど何もやってない。
……しかし、そんなフリーダムな環境が彼の才能を開花させた。

ジノ・ヘルナンデス
八雲紫の陰謀によって、妖精チームに急遽追加された助っ人。
高いセーブ力と冷静な思考力を持つが、妖怪の山FC戦ではPKで1失点を喫した。今は来生と同じく人里の住居に住む。

12 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/14(金) 00:21:56 ID:???
聖 白蓮
命蓮寺ロータスのキャプテンにして、人里外れの妖怪寺・命蓮寺の住職。
一見物腰穏やかな女性だが、怒ると10円にされるほど怖いらしい。

寅丸 星
命蓮寺ロータスのエースストライカーで、輝夜からハットトリックを奪った。
鈴仙とはヒューガーズとの一件から親交を深めており、先日の試合を通して強い友情を
築きあげた(特訓は失敗したが…)。温厚な性格だが感情的で迂闊。

射命丸 文
妖怪の山FCのキャプテンにして名物選手。幻想郷最速を誇るドリブルは兎に角ド派手で
見る者全てを魅了するが……地獄に落ちかけたり案外大した事ないとか言われていた。
しかも妖精相手の試合を引き分けに喫してしまい、天狗社会からの風当たりが強くなっており……?

反町 一樹
妖怪の山FCのしがないFW。当初は自殺目的で入った森で偶々幻想入りするほどに不幸だったが、
たまたま偶然で秋の神様達とラブラブになり、能力も向上する。しかし、それでもやっぱり地味……。
魔王の力に憧れたりもするが、今の彼は力よりも大事な物を既に持っている。

レミリア・スカーレット
紅魔スカーレットムーンズのキャプテンにして、幻想郷最強のFWの一角。
その呼び名に違わず、先の試合でもハットトリックを見せたカリスマ溢れる紅帝。
大会に向けて更なる力を得、名実ともに幻想郷トップクラスのストライカーに君臨する。

パチュリー・ノーレッジ
紅魔スカーレットムーンズの参謀兼切り札にして、幻想郷最強のMFを自称する。
……試合では、案外大したことないプレーも見せるが、最後の最後にシュートを決めて帳尻を合わせた(?)
自分を頼ってくれる鈴仙を弟子として可愛がっており、鈴仙も彼女の事を尊敬している。

13 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/14(金) 00:23:41 ID:???
博麗 霊夢
博麗連合のキャプテンであり、幻想郷きってのスーパー・シューティング・プレイヤーと評される。
本人も、最初は練習に乗り気でなかったが、今回のサッカー大会が「異変」に絡んでいると知り、サッカーに触れ始める。
幻想郷の秩序を乱す外敵である中山と鈴仙を、サッカーで討伐するよう紫から指示を受けているが、
彼女にも彼女なりの考えがあるようだ。

霧雨 魔理沙
博麗連合のエースストライカー。FWとしての実力はレミリアに勝るとも劣らないとも評されるが、
その実力は、彼女の不断の隠れた努力に由来している。
新必殺シュートを開発しているが、中々結果を出せておらず、現状での決定力はレミリアに劣る。
しかし、彼女が当然ここで諦める筈は無い。

魂魄 妖夢
西行寺亡霊連合のFWで、鈴仙の友人。
かつては鈴仙と同等の実力を持つ中堅FWだったが、現時点では鈴仙に実力を大きく離されており、スランプ中。
地霊殿チームとの試合でも、肝心どころでボールをポストに当ててしまい、試合の敗北を招いてしまった。
絶望の淵にある彼女だが、最近は何かあったのか少し明るくなったようで、鈴仙を特訓にも誘った。

風見 幽香
雑魚妖怪チームのトップ下にして、泣く子も黙る大妖怪。
その正体は謎の向日葵仮面という説もあるが、誰も信じていない。(信じてる、って言ったら大変な事になるから)
自然を好み、浮き世もまた自然たるべきという哲学がある。

レティ・ホワイトロック
雑魚妖怪チームのCBにして、温かみある雪女。
現在は太陽の畑にある幽香の私邸に居候して家事手伝いをしており、その性格から子どもの妖怪に慕われている。
自分と同じような努力型の選手である鈴仙の事を気に入っている。

14 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/14(金) 00:25:58 ID:???
古明地 さとり
地霊殿の当主にして旧地獄の盟主、地霊殿サブタレイニアンローゼスのキャプテン。
かつては引きこもりがちで鬱屈とした性格だったが、仲間や従者達の温もりやサッカーの自由さに触れる事で、
物静かだが熱い心を持った少女へと生まれ変わった。 …以外と熱くなりやすく、ついついオーバーラップもしちゃったり。

松山 光(矢車 想)
地霊殿サブタイレイニアンローゼスに隠された秘密兵器。
矢車想とは、松山という不安定な主人格を守る為に生まれた第二の人格。
しかし二人とも地獄の住人。

河城 みとり
旧都にあるジャンク屋「セブンスヘブン」の店主。途轍もなく人見知りだが、人嫌いという訳では無い?
鈴仙をブリッツボールチーム「旧都オーラカ」に誘った。

八雲 紫
幻想郷の管理者にして妖の賢者。おぞましいまでの美貌と冴え渡る頭脳、溢れるまでの妖力を誇る彼女であるが、
とある事情によりその力を減退させているためか、幻想郷を維持するという一種の妄執に囚われている。
それ故に中山や鈴仙を敵対し、チルノ達妖精の結束にすら警戒を払っている。

豊聡耳 神子
最近復活して幻想郷入りした聖人であり、正体はかつて日本を統治した稀代の政治家・聖徳太子その人。
自身の手下を巧みに操り、『ハイパー・カンピオーネ』計画を成就させて幻想郷を乗っ取ろうと考えているらしい。

日向 小次郎
外界きっての大企業・ヒューガーの社長にして全日本Jr.ユースの絶対的ストライカー。
性格は傲慢不遜だが、それに見合うだけの実力・権力・知力を兼ね備える。
『プロジェクト・カウンターハクレイ』の計画に携わり、幻想郷の変革と利権の確保を狙う。

15 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/14(金) 00:28:51 ID:???
☆人物相関図☆
※ちょっと最近対処しきれてないのと、もっと分かり易くキャラの関係を書けないかな…と思っていまして、
 このスレのテンプレではいったんお休みします。 内容的には前スレとそう変わりない筈です。

16 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/14(金) 00:30:00 ID:???
☆各種数値について☆
@永琳印象値
0〜100で変化します。主に師匠である永琳に媚びへつらうこと、試合や日常生活で、
永琳の指示を聞き活躍することによって上昇します。
逆に意味もなく永琳に逆らった行動をとったり、試合や仕事で大失敗すると低下します。
高ければ高いほど試合での活躍の場が増えたり、キャプテン就任のチャンスが出来たりします。

また、印象値が一定値に達する度に、任意で鈴仙以外の1名を『特訓』させることができます。
(25、35、45、55、65…と10毎に1回。一度下げてまた上げなおした場合は無効)

逆に低いと試合だけでなく、日常生活までも雑な扱いをうけるようになります。
そして、試合前の印象値が10を切ると試合に出してもらえなくなり(輝夜キャプテン時)、
0を切ると鈴仙が永琳の手によって『良い子』となります。(ゲームオーバーです)

A狂気度
0〜100で変化します。試合中や日常生活において狂気的な行動
(試合開始キックオフシュートをする、意味不明な受け答えをする、混沌について想いを馳せるなど)
をしたり、狂気的な展開や結末を迎えると上昇します。
逆に常識的な行動をしたり、特定のアイテムを使用すると低下します。

鈴仙は狂気度を消費して人の波長を操る『狂気の瞳』の力を成長させることができます。
ただし、狂気度を上げすぎて100に達すると鈴仙は完全な狂人となり、
残りの一生を永遠亭の隔離病棟で過ごすこととなります
(ゲームオーバーとなり、かなりのペナルティ)。

また、狂気的な行動をすると、当然ながら周りの人物からは白い眼で見られますし、
100に達せずとも、狂気度が高まるにつれて狂気は鈴仙の日常を脅かしていきます。
(40を超えた状態ではスキル・不定の狂気を習得します。
これを直すためには狂気度を39以下にする必要があります。80以上で…?)
しかし、狂気度を高めることにより得られるメリットはとても強力ですので、
余裕のある時は狂気的な行動に出てみることもアリかもしれません。

17 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/14(金) 00:31:04 ID:???
☆狂気度を消費して得られる商品リスト☆

・浮き玉補正+1(高低選択)   …… 25P(*下がりました!)

・スキル【狂気の瞳】のレベルアップ…… 65P     *最大レベル5まで
 現在:LV3(スート一致時、敵能力−2(LV2と選択可)+『マインド〜』系の必殺シュート威力+1)
    →LV4(『マインド〜』系の必殺シュートで、ダイヤ時の敵GKペナが強化+『ルナティック〜』系の必殺ドリブル威力+1)

・スキル【心象操作】       …… 20P     *最大レベル3まで
(常時発動。試合中の鈴仙に対する審判の判定が甘くなる)
 現在:LV1(自分が反則時の判定1段階緩和)
    →LV2(自分が反則時の判定2段階緩和)

・スキル【洗脳】         …… 20P
(このスキルを使用すると、特定のキャラクターの鈴仙に対する評価値を大きく上げることができます。
 *一度使うと消滅)

・スキル【狂気のファンタジスタ】 …… 95P        *使い切り
(2D6が2→12、3→11となる)

・スキル【うどんジスタ】     …… 120P         *使い切り
(全ての鈴仙の判定の数値の強弱は逆になる)

・脳内練習試合開催権       …… 10Pより
(脳内で練習試合を開催できます。脳内ですが味方の覚醒はなぜか現実に反映されます。
 さらに、勝利時には鈴仙に能力ボーナスとおこづかいが授与されます。選択時さらに分岐)
*練習試合を開催すると、自由行動フェイズが1回分消費されます。ご注意ください*
【試合ルールは前後半30分ハーフ、交代3名、引き分けはPKです(普通の練習試合と一緒です)】
【この試合は基本妄想なのでポジションによる紛争はなく、皆鈴仙の言うコトを聞きます】

18 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/14(金) 00:32:07 ID:???
☆脳内練習試合相手リスト☆
×スウェーデンJr.ユース→撃破済み!
×ふらの中学サッカー部→撃破済み!
×イタリアJr.ユース→撃破済み!
×フランスJr.ユース→撃破済み!
DドイツJr.ユース
 必要狂気度:30P
 勝利ボーナス:チーム全員の全能力+1(永琳はシュート+1のみ)、おこづかい10000円
 解説:Jr.ユース大会時のドイツ代表です。
    強力な一流のタレントに恵まれています。しかも雑魚選手まで、
    幻想郷の強豪選手クラスの能力を持っています。勝利はなかなか困難でしょう。

19 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/14(金) 00:33:22 ID:???
B評価値

他のキャラクターが鈴仙のことをどう思っているかを示す値です。一緒に練習をしたり、
日常で雑談をすることで上がります。また、頼まれごとを引き受けて達成すると大きく上がります。
この値が一定以上に達すると、特訓イベントが発生したり、特殊なスキルを獲得することができます。

C人気度

0〜100で変動します。チームとしてではなく、鈴仙自身の人気と定義します。
この値が低すぎると大会終了時点で全幻想郷代表入りしなくなり、強制ゲームオーバーになります。
70以上が一つの目安となります。大会終了時に90を上回っているとボーナスがあります。
また、この値が大きければ大きいほど、人里等での鈴仙の地位が向上し、ボーナスイベントがあるかも…?

人気度を上げるには、試合に勝つだけでは足りません。
永琳等強豪選手に任せきりにせず、鈴仙自身が積極的に試合の勝利に関わっていかなくてはなりません。
また、その性質上、永琳の指示を無視しても活躍すれば人気度は上がり、
逆に指示通りにした結果でも情けないプレーを見せてしまえば人気度は下がるため、
時には永琳の指示に逆らってみるのもプラスに働くかもしれません。

Dお金

鈴仙のおこづかいです。
主に置き薬の仕事を引き受けたりすることで増えます。
薬やアイテムを買うにはお金が必要なので、お金が多いに越したことはありませんが、
おこづかいですので、無くても生活は出来ます。

20 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/14(金) 00:34:50 ID:???
☆練習について☆

@練習フェイズでの練習
練習フェイズでは、基礎練習、必殺技練習、フィジカル練習、コーチングの四種類を選ぶことができます。
さらに、誰かを誘って練習することもできます。
誰かを誘って練習した場合は、自分の成長効率が下がりますが、その選手の評価値も一緒に上昇します。
コーチングの場合、鈴仙は練習できませんが、二人分の能力と評価値を上げる事ができます。

<練習による各能力の上がりやすさ>

<幻想郷のサッカーレベル:4>(大会中に上昇する可能性があります)
(フィールダー用)
  数 値  練習での上がりやすさ  評価     
S53〜   上がらない        神域
A51〜52 かなり上がりにくい   超優秀
B48〜50 上がりにくい       優秀
C45〜47 普通            普通
D42〜44 上がりやすい      やや弱い
E39〜41 かなり上がりやすい   弱い
(GK用)
 数 値  練習での上がりやすさ 評価     
S53〜   上がらない        神域
A51〜52 凄く上がりにくい     超優秀
B47〜50 上がりにくい       優秀
C43〜46 普通            やや弱い〜普通
D39〜42 上がりやすい       弱い

A特訓イベントでの練習
特定のキャラの評価値が一定以上になった時、週の終わりに自動的に発生します。
二人の能力値の合計で上昇値が決定します。
また、自分のチームに所属していない選手の、特訓での伸びしろは低くなります。

21 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/14(金) 00:36:00 ID:???
☆オマケ・難題について☆

輝夜は鈴仙向けの『5つの難題』を発表しました。
これらの難題を幻想郷の何処かで発見した暁には、輝夜の評価値が大きく上がるうえ、
ボーナスも貰えます。幻想郷の住民達と交流する片手間に、難題探しもしてみることをおすすめします。
思わぬ難題の手掛かりが、思わぬ場所で見つかるかも…?
もちろん、見つけられなかった場合のペナルティは一切ありません。

☆☆☆蓬莱山輝夜プレゼンツ 新・五つの難題(イージーモード)☆☆☆

@威光「毘沙門天の宝塔」:攻略済み!

A友達「しゃべるボール」
難易度:C
ボーナス:ドリブル+1、パス+1

B執恋「愛のハチマキ」
難易度:B
ボーナス:シュート+2、最大ガッツ+50

C禁忌「メイド長のP○D」
難易度:A
ボーナス:タックル+4、タックル必殺技(1/4でタックル+4、吹飛3)習得

D「風見幽香の日傘」
難易度:S
ボーナス:ドリブル・シュート・タックル・せりあい各+2、
     最大ガッツ+100、
     ドリブル必殺技(1/4でドリブル+3、吹飛0)習得、
     スキル(全ての接触プレイに吹飛係数1)習得

22 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/14(金) 00:42:15 ID:???
(参考:5日目〜二試合目終了までの大会スケジュール)
        午   前           午   後

5日目    羽目×バケ          永遠×地霊←今ここ!
        人里×妖精         守矢×命蓮  

6日目    紅魔×聖徳         雑魚×西行
        二軍×妖怪         毛玉×博麗

7日目    休   み           休   み  
        休   み           休   み  

――――――――――――――――――――――――――
――と、いったところでこのスレのテンプレは以上です。
スレタイを考えてくださった前スレ>>976さん、>>978さん。
本当にありがとうございました!
今回は>>978さんのスレタイを採用させて頂きましたが、他の皆さまもまた、
面白いスレタイやカッコ良いスレタイを考えて頂ければ幸いです。

最近改めて、森崎板を離れて、動画サイトや小説投稿サイトなどで東方二次創作を読んでいますが、
本当に面白く引き込まれる話が多くて、私も負けていられないな…とか思いながらモチベーションにしています(汗)
もちろん、趣味ですので私が書きたい事を書く、というのを最優先させていただいておりますが、
色々勉強したり影響を受けながら、もっと引き込めるような文章を書いていければと思っています。

時間が遅いですので、今日の更新はこれだけとさせて頂きます。
前スレのコメントについても、また明日返していければと思います。
それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。

23 :森崎名無しさん:2014/11/14(金) 00:50:21 ID:???
スレ建て乙です。
まだまだピンチは続くかな。まあDFの覚醒機会と捉えるかな。

師匠、そろそろ鈴仙印象値が下がりますよ。

24 :森崎名無しさん:2014/11/14(金) 04:33:28 ID:???
ごうっ!ごうっ!ゆうあんぼげ!な新スレ乙です

25 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/14(金) 23:25:07 ID:???
こんばんは、今日も更新します。
>>986
パルスィのキャラはこれで充分立った気がしますw
スキルというよりは、イベントでの優遇…という形をとるかもしれません。
>>987
汚名挽回しましたね…
>>23
スレ建ての乙をありがとうございます。
パルスィのシュート力は全然高くないですが、前線が結構詰まってますので、
ここはまた一つの関門になると思います。
ですが、ここを乗り切ったら、決定的な2点差を与える事が出来るかもしれません。

26 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/14(金) 23:27:28 ID:???
すみません、途中で切れました。

>鈴仙印象値について
永琳「鈴仙印象値が下がった!? ど、どうしましょう…」オロオロ

A:拷問して水に流してもらう。
B:薬物を投与する。(どの劇物を与えるか更に分岐)
C:ロボトミー手術を敢行する。
D:代わりを用意する。(現在23→24匹目)
E:アカシックレコードを書き換える。

鈴仙「(師匠が主人公のゲームって、すっごい攻略簡単そうだなぁ……)」

>>24
新スレ乙ありがとうございます。
ひょっとしたら、7日目午後のブリッツボールまで話が進むか微妙かもですが、
別の世界、という語感が丁度幻想郷と外の世界って感じで素敵だと思いましたね。
私はゆうあんぼげじゃなくてぎゅーぎゅーぼっいっ!って聞こえた記憶があります。

27 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/14(金) 23:29:10 ID:???
★パルスィ→ドリブル 48 ( スペードJ )( 2 + 6 )=56★
★永琳→タックル 51 ( クラブJ )( 1 + 2 )=54★
≧2→パルスィ、天才を三度破りバイタルエリアへ!

永琳「(如何なジンクスがあろうとも、彼女は所詮人の嫉妬を糧とする低俗な妖怪。
旧き時代を総べる神格たる私が、易々と敗北を許す訳には行かない――!)」

永琳はこの時傲慢だった。 とはいえ、彼女がそんな態度を持つ事も道理であった。

パルスィ「(あの慈愛があるようで、その実有象無象共を見下し憐れんでいるような表情!
本を読んだ訳でも練習をした訳でも無いのに、最初から正解を知っているように精緻なプレー!
そして何より――)生理的に、私はアンタが気に食わない。 妬ましい……!!」

方や知識と理性を司り、人がまだ人ならざる世よりその根幹に深く携わる大神の一種。
方や嫉妬と劣等感を司り、つい数百年前から大地の片隅で呪詛を唱えていただけの橋姫。
誰がどう判断しようとも、パルスィよりも永琳の方が優れている事は道理だった。
存在の格、妖力、腕力、人徳、そしてサッカーの実力――永琳に対してパルスィが優れている所は何一つない。
……しかし、それがどうしたというのだ。

――ゴォオオオッ!

パルスィ「……アンタが何者なのかは知らない。 教えてくれてもきっと、全然理解すらできない。
だって、私には知識が無い。 ロクな育ちをしていないから、教養も無い。
だけど――そんな私にもね。 ひとつだけ出来る事がある………!」

永琳「(また、妖力が上がった。 さっきてゐにボールを奪われていた時とは、まるで別人な程に…!)」

28 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/14(金) 23:30:32 ID:???
水橋パルスィは恐ろしく厄介な妖怪ではあるが、その格は間違いなく低い。
また、サッカー選手としての実力も低い。
嫉妬心から彼女なりに努力を重ねてきたようだが、全体として器用貧乏の域を出ない。
サイドアタックに長けたお燐、空中戦に長けた空、ブロックに長けたキスメ、パスカットに長けたヤマメ――。
職人的な選手の多い地霊殿サブタイレイニアンローゼスにおいて、パルスィの能力は平凡だった。
――そう、ある一点を除いては。

パルスィ「(妬ましい、妬ましい、ああ息をした妬ましいこっちを見た妬ましい動物園の猿を見るような奇異の目線が妬ましい
その滑らかなタックルが妬ましい穢れなき銀髪が妬ましい彫刻のように整った顔立ちが妬ましい存在自体がそもそも妬ましいッ!)」

ゴォオオオオオオオッ……!

永琳「(――成程。 相手を妬み、それに応じて自身の妖力を高める程度の能力!
それこそが、彼女の。 橋姫という妖怪の本質という訳ね……。 それは厄介な)」

――永琳が指摘したように、ただひたすら相手を妬み続けるという事のみがパルスィの取り柄だった。
それが二段構えのマークにもつながるし、そう。 今のような超人的なプレッシャーで……

スパァァアアッ、クウウッ…!

永琳「――くっ!(嫉妬の対象が高位存在であれば、彼女の嫉妬はそれこそ際限が無い!
……認めるしかないわね。 ――水橋パルスィこそが、八意XXにおける天敵であるという事実を……!)」

パルスィ「……何よ、あっけない。 私があそこまで妬んだんだからもっと梃子摺らせなさいよ。
……本当に、妬ましいわ」

……天才・八意永琳をあっさりと抜き去ってしまうまでの実力を出せる事。
それこそが、水橋パルスィがひたすら磨き続けて来た技。 彼女しか再現不可能な極意。
彼女はただ一つ、「嫉妬」という分野のみにおいては、文句なしに最強の妖怪だった。

*永琳のパルスィに対する評価が、永琳→(天敵)→パルスィ になりました。
*パルスィの永琳に対する評価が、パルスィ→(特に妬ましい)→永琳 になりました。

29 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/14(金) 23:31:49 ID:???
実況「さぁ〜〜! 泥臭くも華麗に永琳選手を抜き去ったパルスィ選手は……いよいよバイタルエリアに入ります!」

勇儀「パルスィ、撃っとくれ! なあに、お前が失敗しても私や空、
それに――あの古明地が見込んだ松山も居る! フォロー要員は充分だ!」

お燐「ついでにあたいも、サイドに張り付いてるよ〜!」

タタタッ、バッ、バババッ!
―――ワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!

パルスィがPAの一歩手前。 いつでもミドルシュートを撃てる距離にまでたどり着くと、
選手たちの緊張は高まり、観客達の期待と興奮は膨らむ。

ウサギD「むむむ……。 中々、上手く割り込めませんっ」

妹紅「(クリアじゃないと、私は活躍出来無さそうね。
タックルに行くにも、あの橋姫はシュートに行くことを内心決めている。 時間が無いかな)」

慧音「(ここは私が止めなくては。 ――間違っても、弾いてしまってはならない……!)」

つかさ「(星熊勇儀がゴール前ギリギリにまで距離を詰めている。 
まだ疲労は完全に抜けていないようだけど、もしも一対一で攻められたら……!?)」

輝夜「(ま、えーりんが居れば楽勝ね!)」


30 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/14(金) 23:33:33 ID:???

永遠亭ルナティックスの守備陣もまた、永琳を信じ切っている輝夜を除き、シュートに向けて最善の体勢を取る。
即ち、妹紅とウサギDは敵のねじ込みに備えてブロックを敢えて放棄しフォローに回り。
慧音とつかさは、来たるべきパルスィの必殺シュートを完全に防ぐべくブロックに向かう。

パルスィ「(ああ……もう、何もかもが妬ましいわ!)」

……ゴォオオオッ!

そして先程永琳と対峙した時のように、パルスィの周囲からは夥しいまでの嫉妬のオーラが溢れる。
パルスィはそれを器用に右脚に集中させて、――ゴールを妬ましげに睨みながら唸った。

パルスィ「……燃やし尽くしなさい。 私の――『ジェラシーボンバー』!!」

ドッ、ゴォオオオオオオオオオオオオオオオオッ! ギュウウゥゥゥゥゥゥゥウウウ……ッ!

実況「で、出た〜〜〜! MFのパルスィ選手が嫉妬の力を込めたシュート!
『ジェラシーボンバー』がルナティックスのゴールに対してうねって行く〜〜〜!!」


31 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/14(金) 23:35:53 ID:ovSkCSgQ
☆どのセービングをしてもらいますか?
 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

A:たすけてえーりん!(セーブ力に固定で+8されます)150消費
必殺キャッチです。1/4で「(えーりんが)とめる!」(+2)が発動します。
成功時獲得カリスマポイント:0

B:パンチング(セーブ力に固定で+4されます)80消費
ボールを弾きます。勝利しても自陣深くにボールが残ることが多いです。
1/4で「ブリリアントドラゴンバレッタ(+2)」が発動します。
成功時獲得カリスマポイント:1

C:キャッチング(セーブ力に固定で+2されます)40消費
ボールを掴みます。成功率が低い分、勝利時はこちらにより有利な判定となります。
成功時獲得カリスマポイント:3

D:カリスマセーブ(セーブ力に固定で+0されます)40消費
カリスマにワンハンドキャッチします。属性はキャッチと同じですが、成功したらカリスマ度が急上昇します。
また、JOKERが出た場合は数値差に限らず強制勝利となります。
成功時獲得カリスマポイント:5(失敗時でも+1)

E:ライフスプリングインフィニティ(セーブしません)100消費
輝夜が何か凄いオーラを発します。基本的には何も起きませんが2/13(+JOKER)でシュートを防ぎます。
吹き飛び判定はなく、ポスト判定は存在します。絶体絶命の時に一か八かで。
成功時獲得カリスマポイント:4

*ここでの「成功時」とは、こぼれ球以上の結果を指します。ポストの場合は成功とはみなしません。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
輝夜セーブ力:52
パルスィのジェラシーボンバーの威力:53
輝夜のガッツ:670/730
輝夜のカリスマポイント:0/10(ポイントが溜まると難題が解放され、輝夜がパワーアップします。現在:LV2)

32 :森崎名無しさん:2014/11/14(金) 23:36:45 ID:tr09FHPA
A 明らかにやりすぎだけどはじいたら余計に高くつくかもと見た

33 :森崎名無しさん:2014/11/14(金) 23:36:50 ID:aIn1B97c
B

34 :森崎名無しさん:2014/11/14(金) 23:40:06 ID:NQjZyYEA
A
とれればそれでいい、相手はもう撃つやつがいない

35 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/14(金) 23:55:29 ID:ovSkCSgQ
A:たすけてえーりん!(セーブ力に固定で+8されます)150消費

鈴仙「(姫様! ここは全力でいっときましょう!)」

輝夜「えーっ。 さっきまでのシュートと比べても全然緩いし、ここはカリスマセーブで良いんじゃない?」

鈴仙「(……確かに、それでも充分弾けそうですし、それ以前に慧音さんやつかさが止めそうでもありますが。
相手チームは中盤含めて大きく上がっている! だから、ここで確実に止めておこう…っていう作戦です!)」

輝夜「――ま。 私もえーりんを呼ぶ事にかけては常にやぶさかでは無いけどね。
……(スゥッ)助けて、えーーーーーーーーーーーーーーーーーーりーーーーーーーーーーーーーーーーーんっ!」

つかさ「ひ、姫様っ! 声が大きすぎて耳が痛いです……!」

慧音「油断しているな、つかさ。 来るぞっ!」

輝夜は姫らしからぬ大絶叫で永琳の助けを呼んだ。
そして――パルスィの放ったシュートはまず、ゴールを守る慧音とつかさに襲い掛かっていた。

36 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/14(金) 23:56:33 ID:ovSkCSgQ
先着3名様で、

★パルスィ→ジェラシーボンバー 53 ( ! card )+( ! dice + ! dice )=★
★つかさ→ブロック 48 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 慧音→ブロック 50 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
★輝夜→たすけてえーりん! 60 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−MAX【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(空がねじこみ)(勇儀がフォロー)(松山がねじ込み)
≦−2→ルナティックスボールに。

【シューター】−【キーパー】
≧2→パルスィのジェラシーボンバーがルナティックスゴールに妬ましい!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(空がねじ込み)(勇儀がフォロー)(地霊殿のコーナーキック)
≦−2→ルナティックスボールに。

【補足・補正・備考】
パルスィの「ジェラシーボンバー」には吹飛係数4があります。
つかさのマークがダイヤで、「ソウルブロック(+8、250消費)」が発動します。
つかさのマークがダイヤで、「顔面ブロック(+6、150消費)」が発動します。
慧音のマークがダイヤで「三種の神器 鏡(+4、100消費)」が発動します。
輝夜のマークがダイヤで、「(えーりんが)とめる!(+2)」が発動します。
輝夜はスキル・蓬莱人により絶対に負傷しません。

37 :森崎名無しさん:2014/11/14(金) 23:58:56 ID:???
★パルスィ→ジェラシーボンバー 53 ( スペード5 )+( 6 + 1 )=★

38 :森崎名無しさん:2014/11/14(金) 23:59:14 ID:???
★つかさ→ブロック 48 ( ダイヤJ )( 2 + 3 )+(人数補正+1)=
 慧音→ブロック 50 ( ハート5 )( 1 + 3 )+(人数補正+1)=★

39 :森崎名無しさん:2014/11/14(金) 23:59:36 ID:???
★つかさ→ブロック 48 ( ダイヤ10 )( 4 + 2 )+(人数補正+1)=
 慧音→ブロック 50 ( ダイヤ5 )( 2 + 5 )+(人数補正+1)=★

40 :森崎名無しさん:2014/11/15(土) 00:00:13 ID:???
★輝夜→たすけてえーりん! 60 ( クラブJ )( 2 + 2 )=★

41 :森崎名無しさん:2014/11/15(土) 00:03:15 ID:???
数字的には地味な勝負だけどナイスプレイ
弾いたら後が面倒すぎるし

42 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/15(土) 00:17:00 ID:???
つかさが見事にブロック! ルナティックス、4点目なるか!?
…と、いったところで眠くなったので、今日の更新はここまでにさせて頂きます(汗)
明日は夜更新できないので、出来れば昼にでも書いていきたいですが、未定です。
>>41
これでまたつかさはガッツ切れですが、試合もクライマックスな事を考えると丁度良かったかもしれませんね。

それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。

43 :森崎名無しさん:2014/11/15(土) 00:22:48 ID:???

おのれディケイド!貴様のせいでとことん地底のシュートがはばまれてしまった!

44 :森崎名無しさん:2014/11/15(土) 00:25:36 ID:???
乙。おのれディケイド!おのれつかさ!

45 :森崎名無しさん:2014/11/15(土) 13:08:52 ID:???
ディケイドネタでくるならウサギDはカガーミンじゃなくてヤンレズかな?w

46 :森崎名無しさん:2014/11/15(土) 14:51:24 ID:???
ホモはレズだからヤンホモで大丈夫

47 :森崎名無しさん:2014/11/15(土) 15:45:56 ID:???
もし名前が付くなら次は火鼠の衣あたりの文が候補になるかな。
CBのつかさと協力するポジションならSBで妹紅繋がりになるし

48 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/15(土) 15:47:48 ID:???
すみません、やっぱり今日は更新できなさそうです。
能力値紹介くらいは、と思っていたのですが間に合いませんでした。
急いでおりますので、コメントと一緒にまた明日の朝に更新したいと思います。
それでは、また明日よろしくお願いします。


49 :森崎名無しさん:2014/11/16(日) 02:19:28 ID:???
更新できなかったのも鈴仙ってやつの仕業なんだ

50 :森崎名無しさん:2014/11/16(日) 02:24:12 ID:???
おのれ鈴仙

51 :森崎名無しさん:2014/11/16(日) 04:21:55 ID:???
リリーBLACK「鈴仙の仕業か!鈴仙!ぎざまだげはぜっだい゙に゙ゆ゙る゙ざん゙!」

52 :森崎名無しさん:2014/11/16(日) 08:11:02 ID:???
>>26の罰ゲームをFの俺の青春カラオ刑に決めたぞ
ただし、歌うのは鈴仙じゃなくて森崎と光太郎だがな!(外道)

53 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/16(日) 17:35:52 ID:???
こんばんは、今日も更新していきます。
遅くなりましたが、雑魚妖怪チームの能力値を18スレに掲載しました。
>>43-44
遅くなりましたが乙ありがとうございます。
この試合つかさは大活躍でしたね。
>>49-52
付き合いがありまして…(汗)鈴仙は悪くないですw

54 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/16(日) 17:37:20 ID:???
★パルスィ→ジェラシーボンバー 53 ( スペード5 )+( 6 + 1 )=60★
★つかさ→ブロック 48 ( ダイヤJ )( 2 + 3 )+(人数補正+1)+(ソウルブロック+8)=62
≦−2→ルナティックスボールに。

パルスィ「(――私のシュートでは、恐らくゴールは揺らせない。
だけど、せめてGKにまで届ける事が出来れば……!)」

特別妬ましい人物に対して以外は、パルスィはどちらかと言えば冷静な人物だった。
才能が無く、凡庸な妖怪であると自覚しているからこそ、彼女は彼我の実力について敏感だった。
そのため、彼女は一方でこのシュートが決まる見込みは薄いと予測していたが。

パルスィ「(……だが、それが今回決まらないという理屈にはならない。
見ていなさい、高みから偉そうに吠える卑しき月の姫君。 次は貴女よ……!」

ギュウウウウッ……!

パルスィが放ったシュートは、漫然なカーブを描きながらルナティックスのゴールへと向かう。
それだけを見れば、バナナシュートの撃ちそこないにも見えるが――。

……ゥウウウウッ、チィッ、ボォオオオオオンッ!

慧音「(――地面に当たって、激しくバウンド!?
緩やかなカーブシュートはフェイントで、その実、これは縦方向の回転を活かしたパワーシュートか!)」

パルスィ「……上っ面の綺麗さに目を奪われ、本質に見向きもしない人間どもめ。
嫉妬の力で爆発するが良いわ!」

つかさ「くっ……!」

55 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/16(日) 17:38:23 ID:TRxNQVdw
パルスィの放ったシュートは猶予の後、激しくバウンド。
一瞬にして性質を変えたシュートが始めに牙を向いた相手はつかさだった。
そして、そのシュートはつかさを吹き飛ばさん勢いで、今まさに彼女の喉元へと迫り――。

つかさ「……それが、どうしたァァァァァァァァァァアアアッ!!」

グルンッ! バギッ! グシャァァァ……ッ!!

パルスィ「……妬ましい」

実況「――つかさ選手、地面から跳ね返るパルスィ選手のシュートを、
根性あふれるダイビングブロックで防いでみせた〜〜〜! つかさ選手、素晴らしいファインプレイです!」

空「う、うにゃっ!?」

お燐「お、おくうっ! 驚いてないで急いでタックルに……!」

つかさ「はぁっ、はぁっ……させる、もんですか! ――妹紅さんっ!」

バシッ……!

妹紅「ああ、受け取ったよつかさ! 後は休んでて!」

タッ!

松山「そうはさせるか……! お前にも、地獄の苦しみを教えてやるよ……!」

スッ、ズザアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

56 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/16(日) 17:39:33 ID:TRxNQVdw
実況「つかさ選手、疲労困憊で膝を突き……そのボールを妹紅選手がフォローしましたが、
そこには松山選手が詰め寄っています!
ですがルナティックス、ここを乗り切れば中盤以降がガラガラ!
弾かれても永琳選手やパスカル選手が戻っている為、すぐに奪い返せる状況だ!」

妹紅「……たった1年かそこいらの苦しみで、地獄を知った気になるとは甚だおこがましいよっ!」

タタタタタッ!

先着2名様で、

★妹紅→ドリブル 49 (! card)(! dice + ! dice)=★
★松山→タックル 50 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ 妹紅、ボールキープ成功!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(永琳がフォロー)(パスカルがフォロー)(慧音がフォロー)
≦−2→地霊殿ボールに。
【補足・補正・備考】
妹紅のマークがダイヤの時、「フジヤマエクスプロード(+2)」が発動します。
松山のマークがダイヤ・ハートで「■■■タックル(+3、吹飛4)」が発動します。

57 :森崎名無しさん:2014/11/16(日) 17:40:05 ID:???
★妹紅→ドリブル 49 ( スペード3 )( 3 + 2 )=★

58 :森崎名無しさん:2014/11/16(日) 17:42:10 ID:???
★松山→タックル 50 ( クラブ7 )( 5 + 6 )=★

59 :森崎名無しさん:2014/11/16(日) 17:43:57 ID:???
カグロット「蓬莱人の面汚しめ!」ターレスの台詞だけどw

60 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/16(日) 18:15:58 ID:TRxNQVdw
★妹紅→ドリブル 49 ( スペード3 )( 3 + 2 )=54★
★松山→タックル 50 ( クラブ7 )( 5 + 6 )=61★
≦−2→地霊殿ボールに。

松山「五月蠅い…! そっちこそ、何も知らない癖して俺の地獄を評価しやがって……!」

グワァアアアアアッ、バチィイイイイイイイイッ!

妹紅「――ッ!(……確かに、この殺気は普通の人間じゃあ真似できない!
私の方こそ、こいつを見誤っていたという事か……)」

実況「松山選手、ゴールからおよそ30メートル地点で妹紅選手からボールを奪います!
すぐそこには永琳選手にパスカル選手が、そのボールを再び奪い返さんと迫りますが……!」

松山「(何のためにサッカーをしているか。 どうして生きているかすら、もう分からない。
だけど――)ここだ……!」

パスカル「……また来るぞっ! マツヤマの地を這うロングシュートだ……!」

グワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

松山「(兄貴はそれでも、地べたを這いまわり続けていた! だから俺も真似するんだ!
そうしたら、いつかきっと……何かが分かる筈だから!)ここで――決めるんだ……!!」

―――バッ……シイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイン!!
             ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!

つかさ「はぁ……はぁ……!(『ソウルブロック』はもう出来ない。
だけど、『顔面ブロック』でボールを掻きだす位だったら……!!)」

慧音「(さっきと違い、フォロー要員は充分だ。 しかし――GKに届けばどうなるか分からない!
つかさが消耗している以上、私が率先して防がなければ……!!)」

61 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/16(日) 18:17:07 ID:TRxNQVdw

――妹紅からボールを奪った松山は、その体勢からすぐに右脚を振り上げて必殺シュートの構え。
そして放たれたのは、先程と同様の地を這う名もなきロングシュート。
松山の行き場の無い焦燥感と怒りに秘められた力強い一撃は、ブロックに向かう慧音とつかさに迫る。

勇儀「……良いシュートだ、嫌いじゃない。 ――さて、私達もねじ込みに備えるよ!」

空「う、うんっ! わかったよ勇儀さんっ!」

輝夜「――ちっ。 妹紅ってば使えないわね……。 今ので輝夜印象値がマイナス十億になったわよ」

鈴仙「(――と、仰るヒマがあるならセービングの準備に行ってください姫様ーっ!)」

輝夜「(分かってるわよ。 ……慧音が止めてくれれば、永琳やパスカル君も居るし何とかなりそうだけど。
私の手元にまで来た場合、あの鬼とか烏とかがねじ込みに来そうなのが怖い感じね。
ま、どーするかはアンタに任せるわ、イナバ)」


62 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/16(日) 18:18:50 ID:TRxNQVdw
☆どのセービングをしてもらいますか?
 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

A:たすけてえーりん!(セーブ力に固定で+8されます)150消費
必殺キャッチです。1/4で「(えーりんが)とめる!」(+2)が発動します。
成功時獲得カリスマポイント:0

B:パンチング(セーブ力に固定で+4されます)80消費
ボールを弾きます。勝利しても自陣深くにボールが残ることが多いです。
1/4で「ブリリアントドラゴンバレッタ(+2)」が発動します。
成功時獲得カリスマポイント:1

C:キャッチング(セーブ力に固定で+2されます)40消費
ボールを掴みます。成功率が低い分、勝利時はこちらにより有利な判定となります。
成功時獲得カリスマポイント:3

D:カリスマセーブ(セーブ力に固定で+0されます)40消費
カリスマにワンハンドキャッチします。属性はキャッチと同じですが、成功したらカリスマ度が急上昇します。
また、JOKERが出た場合は数値差に限らず強制勝利となります。
成功時獲得カリスマポイント:5(失敗時でも+1)

E:ライフスプリングインフィニティ(セーブしません)100消費
輝夜が何か凄いオーラを発します。基本的には何も起きませんが2/13(+JOKER)でシュートを防ぎます。
吹き飛び判定はなく、ポスト判定は存在します。絶体絶命の時に一か八かで。
成功時獲得カリスマポイント:4

*ここでの「成功時」とは、こぼれ球以上の結果を指します。ポストの場合は成功とはみなしません。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
輝夜セーブ力:52
松山の■■シュートの威力:55(※距離補正無効)
輝夜のガッツ:690/730
輝夜のカリスマポイント:0/10(ポイントが溜まると難題が解放され、輝夜がパワーアップします。現在:LV2)

63 :森崎名無しさん:2014/11/16(日) 18:19:11 ID:MUKzNOII
A

64 :森崎名無しさん:2014/11/16(日) 18:30:36 ID:a4MqTjr2
A

65 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/16(日) 18:52:51 ID:TRxNQVdw
A:たすけてえーりん!(セーブ力に固定で+8されます)150消費

鈴仙「(……今は後半も15分を過ぎました。
恐らく、ここを防ぎきれば相手の攻撃機会は後1、2回程度。
ならば、出し惜しみせず全力で行きましょう、姫様!)」

輝夜「(うんうん、了解よ。 ……それでは)たすけてえーりーーーんっ!?」

バァアアアアアッ!

実況「輝夜選手、ブロックに向かう慧音選手とつかさ選手の後に続いた!
大声で何かを叫びながら、シュートに向かって思いっきり食らいつきます!」

観客「ワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
「カグヤ カグヤ カグヤ カグヤ」「カグロットォーー!」「カグロット、お前がナンバーワンだ!」「(変なファンが増えてる……)」

松山「―――!!(決まって欲しいのか、それとも実は決まって欲しくないのか。
自分の正直な気持ちすら、今の俺には分からないよ兄貴……!!)」

さとり「(松山君。 自分の居場所が無いままに、貴方をこうして駆り出している事は本当に申し訳なく思います。
貴方はきっと今でも私達を憎み、そしてそんな私達に協力をしている事に戸惑いを覚えているでしょう。
ですが、それでも私は。 私だけは――貴方を、信じ続けます)」

ゴォオオオオッ……!!

66 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/16(日) 18:58:26 ID:TRxNQVdw
先着3名様で、

★松山→■■シュート 55 ( ! card )+( ! dice + ! dice )=★
★慧音→ブロック 50 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 つかさ→ブロック 48 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)+(ガッツ200未満ペナ-2)=★
★輝夜→たすけてえーりん! 60 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−MAX【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(輝夜がフォロー)(パスカルがフォロー)(永琳がフォロー)
≦−2→ルナティックスボールに。

【シューター】−【キーパー】
≧2→松山の■■シュートがルナティックスゴールに決まる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(空がねじこみ)(勇儀がフォロー)(パスカルがフォロー)
≦−2→ルナティックスボールに。

【補足・補正・備考】
松山の■■シュートには吹飛係数5があります。
つかさのマークがダイヤで、「顔面ブロック(+6、150消費)」が発動します。
(つかさの「ソウルブロック」はガッツが足りない為使用不可です)
慧音のマークがダイヤで「三種の神器 鏡(+4、100消費)」が発動します。
輝夜のマークがダイヤで、「(えーりんが)とめる!(+2)」が発動します。
輝夜はスキル・蓬莱人により絶対に負傷しません。

67 :森崎名無しさん:2014/11/16(日) 19:00:08 ID:???
★松山→■■シュート 55 ( クラブ10 )+( 1 + 2 )=★

68 :森崎名無しさん:2014/11/16(日) 19:00:31 ID:???
★慧音→ブロック 50 ( ダイヤ3 )( 3 + 2 )+(人数補正+1)=
 つかさ→ブロック 48 ( ダイヤ8 )( 1 + 2 )+(人数補正+1)+(ガッツ200未満ペナ-2)=★

69 :森崎名無しさん:2014/11/16(日) 19:01:57 ID:???
★輝夜→たすけてえーりん! 60 ( スペードQ )( 2 + 6 )=★

70 :森崎名無しさん:2014/11/16(日) 19:06:53 ID:???
シュート以外は強いのに、ってなんだかQBKに言われそうな特徴

71 :森崎名無しさん:2014/11/16(日) 19:21:24 ID:???
つかさもひどいwww

72 :森崎名無しさん:2014/11/16(日) 19:32:32 ID:???
つかさはもう限界なんだ、休んでいいのよ

73 :森崎名無しさん:2014/11/16(日) 20:42:14 ID:???
サポーターが増えてるw

74 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/16(日) 20:53:31 ID:TRxNQVdw
★松山→■■シュート 55 ( クラブ10 )+( 1 + 2 )=58★
★慧音→ブロック 50 ( ダイヤ3 )( 3 + 2 )+(人数補正+1)+(三種の神器 鏡+4)=60
≦−2→ルナティックスボールに。

慧音「……迷っている様子だが、だからと言って私は手加減しない!
いくぞ『三種の神器・鏡』っ!」

ゴォオオオオッ――バチイイイッ!

松山「はぁっ、くそっ……! 俺の邪魔を、しやがって……!!」

慧音「そう言葉で言っている割には、君の表情からは安堵が見えるような気がする。
……君は泥沼よりも、局面や環境の変化を恐れているのではないか?」

松山「う……うるさいっ! 兄貴以外の奴が俺を語るな!」

実況「松山選手のシュートは、慧音選手のパワーブロックにより敢え無くトラップ!
そして、ここで再びボールはルナティックスの元に移りました!」

慧音「(さっきの局面とは違い、パルスィ、松山と中盤の攻め手を欠いた相手は、
もはや即座にタックルへは向かえまい。 となると、ここはボールを大きく蹴りだすチャンスでもあるが――)」

妹紅「(――この局面、私も思いっきり上がってシュートを狙って行くべきかな……!?)」

75 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/16(日) 20:56:40 ID:TRxNQVdw
鈴仙「(――慧音さん、このまま大きくボールを蹴りだすか、
妹紅にパスをして、ボールを運んで貰うかで悩んでいる様子ね……!
確かに、地霊殿の中盤が総抜けしている現状、妹紅は堂々と上がって来れるでしょうし、
妹紅が積極的にシュートを撃ってくれれば、私や佳歩の攻撃機会も増える。
――もちろん、妹紅がゾンビ妖精あたりにアッサリボールを取られちゃったら、
カウンターの可能性もあるけど……。 私は、ここで何か言っておくべきかしら……?)」

A:慧音にはボールを大きく蹴りだして貰う。
B:妹紅にオーバーラップをして貰う。
C:慧音の判断に任せる。
D:その他 自由選択枠

鈴仙のガッツ:460/880

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

76 :森崎名無しさん:2014/11/16(日) 20:57:19 ID:TelCuj6o
A

77 :森崎名無しさん:2014/11/16(日) 20:57:59 ID:MJlj2r5M


78 :森崎名無しさん:2014/11/16(日) 21:00:49 ID:a4MqTjr2
A

79 :森崎名無しさん:2014/11/16(日) 21:20:53 ID:???
松山って判定無い必殺シュート以外だと
全ての場面で必殺技不発動でそれでいて全て守備を成功させている
これが地獄のプレイなのかい兄貴

80 :森崎名無しさん:2014/11/16(日) 21:28:06 ID:MUKzNOII
B

81 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/16(日) 21:31:11 ID:TRxNQVdw
A:慧音にはボールを大きく蹴りだして貰う。

鈴仙「(――いや。 如何に優勢な局面と言えども試合はまだ20分近くはある。
点差を広げるのも大事だけど、無理に攻める必要はない!)――慧音さん、蹴りだしてーーっ!」

慧音「ああ。 もうやっているっ!」

グワァァァアッ、バゴコオオッッ!

実況「慧音選手、鈴仙選手の指示を聞きつつ、ここは危なげなくボールをクリア!
ボールは前線へとグングン向かっていきます!!
果たしてボールをフォローしたのは〜〜〜〜〜〜〜〜!?」

先着1名様で、

★フィードの行方→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→ボールはグングン飛んでいき……そのままゴールネットを揺らす! さとり「」
ダイヤ→鈴仙が前線でフォロー! シュートに向かえるぞ!
ハート→てゐが中盤上がり目でフォロー! ゾンビ妖精Eが向かっていく!
スペード→佳歩が前線でフォロー! 佳歩はシュートに向かえるが、鈴仙にはこいしが向かっている!
クラブ→ウサギBが中盤でフォロー! ゾンビ妖精Eが向かっていく!

82 :森崎名無しさん:2014/11/16(日) 21:31:45 ID:???
★フィードの行方→ ダイヤ3

83 :森崎名無しさん:2014/11/16(日) 21:31:48 ID:???
★フィードの行方→ スペード10

84 :森崎名無しさん:2014/11/16(日) 21:32:55 ID:???
JOKERが地獄すぎてワロタwww

85 :森崎名無しさん:2014/11/16(日) 21:33:23 ID:???
この試合DFが活躍してていいね。
つかさは起こさないでやってくれ、死ぬほど疲れている。

JOKER(笑)

86 :森崎名無しさん:2014/11/16(日) 21:35:26 ID:???
このJOKERってEDITのあれみたいですねw

87 :森崎名無しさん:2014/11/16(日) 21:55:21 ID:???
>>85
それ死んでるからwww

88 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/16(日) 22:08:30 ID:TRxNQVdw
★フィードの行方→ ダイヤ3 ★
ダイヤ→鈴仙が前線でフォロー! シュートに向かえるぞ!

慧音の放ったフィードは、落ち着いて蹴りだせた事もあったからか充分な精度とパワーが秘められていた。
ボールはグングンと飛んで行き、それをカットする敵チームの選手も居ない。
めぼしい選手の多くは、慧音とつかさにより防がれてしまった先の総攻撃にて、大きく前に上がっていたからである。

バシュウウウウッ……ポムッ!

鈴仙「やったっ! ナイスフィードです、慧音さん!」

実況「ああ〜っと! ここでボールが鈴仙選手に渡ってしまった〜〜〜!!
後半17分! ルナティックスが追撃の4点目に向けての大チャンスを掴んだ模様です!!」

観客「ワァアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」「えーい、もうやっちまえうどんげー!」
「サトリ サトリ サトリ サト…」「姫様にボール回って来ないからって、さとり様側に寝返るのやめろォ!?」

さとり「……ッ!(――この程度の苦境が今更何だと言うの! 私は、こんな所では挫けない……!)」

グッ……!

ヤマメ「――私らだって、ただ遊んでた訳じゃない。 せめて一矢くらいは、報いさせて貰うよ!」

キスメ「……!」(←むん! と桶を押えながら気合いれている)

こいし「(あっちゃー。 ここからじゃあタックルに行けないよ。 ブロック要員かなぁ)」

89 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/16(日) 22:09:33 ID:TRxNQVdw
鈴仙「(――今の私はゴールから30メートル……だけど、こんなのすぐに距離を詰められるし、
恐らくこいしのブロックよりも先に、PAギリギリ前からミドルシュートに行けそうではあるわね。

ただ、佳歩もシュートを撃ちたそうにしているし、もう少し待てばてゐも上がってくれる。
そうしたら『インビジブルデューパー』も選択肢に入るんだけど、
その場合は一度、こいしの無意識タックルを掻い潜らないといけなくなるのよね。
ここはどうしよう。 そのままシュートに行ってしまうべきか、それとも……!)」

A:このままシュートに行く!(更に撃つ必殺シュートを選択)
B:佳歩にパス。 『ラビットテイル』を撃って貰う!
C:少しだけボールをキープして、てゐがやって来るのを待つ。(鈴仙のドリブル:50)
D:むしろこのままドリブル突破して一対一を狙う!
E:永琳にバックパス。 遅攻による時間稼ぎを狙う!
F:その他 自由選択枠

鈴仙のガッツ:460/880

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*鈴仙の必殺シュートなど細かい能力については>>2参照でお願いします(汗)

90 :森崎名無しさん:2014/11/16(日) 22:10:11 ID:MUKzNOII


91 :森崎名無しさん:2014/11/16(日) 22:11:08 ID:MJlj2r5M


92 :森崎名無しさん:2014/11/16(日) 22:11:17 ID:vLI/Yi+o
A

93 :森崎名無しさん:2014/11/16(日) 22:16:41 ID:???
さぁ、地獄を楽しみな!P

94 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/16(日) 22:17:18 ID:TRxNQVdw
A:このままシュートに行く!(更に撃つ必殺シュートを選択)

鈴仙「(……いや! ここはドンドン積極的にシュートを撃ち、2点差を狙うべき局面よ!
後はどうやって2点差を狙うかが問題だけど……。
燃費が良く連発でき、後続のプレーへの影響を最小限に出来る『マインドシェイカー』か、
丁度良い体力消費で、さとりさん相手にも優位に立てる『マインドブローイング』か、
消費こそ大きいけれど、その破壊力も絶大な『マインドエクスプロージョン』か……!
さあ――どうする、私!)」

A:マインドシェイカーで決める!(威力:55+1/4で敵GKにバランス崩しペナ)160消費
B:マインドブローイングで決める!(威力:57+1/4で敵GKにバランス崩しペナ)200消費
C:マインドエクスプロージョンで決める!(威力:59+1/4で敵GKにバランス崩しペナ)250消費
D:その他 自由選択枠

鈴仙のガッツ:460/880

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

95 :森崎名無しさん:2014/11/16(日) 22:18:12 ID:MUKzNOII
C とどめ

96 :森崎名無しさん:2014/11/16(日) 22:18:25 ID:TiQT0VvE
C

97 :森崎名無しさん:2014/11/16(日) 22:18:31 ID:a4MqTjr2
C

98 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/16(日) 22:48:57 ID:TRxNQVdw
C:マインドエクスプロージョンで決める!(威力:59+1/4で敵GKにバランス崩しペナ)250消費

鈴仙「(たぶん、ここで全力で行ったら……私の体力は大体枯渇しちゃうでしょうけど。
――それでも構わない! ここは全力で決める!)……はぁぁぁああっ……!!」

ゴォォオオッ!!  グワァアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

さとり「(あの雰囲気、そして構え! ――あれは『マインドエクスプロージョン』……!
――ッ、駄目! 人心を掌握すべき私こそ、このギリギリの局面で焦ってはいけない……!)」

――先程はさとりの感情を共鳴させて放たれた、鈴仙単独での極大必殺シュート・『マインドブローイング』。
今回は鈴仙自らが、自身の感情をコントロール・凝縮して撃ち放とうと構えている。

鈴仙「(――私は、まだ立ち止まってはいけない。
師匠に並ぶ名選手となるにしても、別の道を模索するにしても……私は、まだまだ弱い。
キャプテンになったのに焦ってたし、それでミスもやっちゃったし。
だけど……それでウジウジしてたら、師匠に、てゐに、パスカル君に――中山さんに、また笑われちゃうもの!
今、私は……決めるしかない!)――食らいなさい……! これが私の感情の爆発。
――『マインドエクスプロージョン』よ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!」

バッ……ゴォオオオォオオオオオオオオオオオオオオンン!! ギュン……ギュンギュンギュンギュン………!!

鈴仙「いっけぇぇぇぇぇぇぇぇえええええええ〜〜〜〜!!」

さとり「(……PA内では無いので、どのコースを突いて来るかは分からない。
――だけど、あの子の抱いている感情なら分かる!
……あの子もまた、松山君やかつての私のように、自分の在り方に悩んでいるようだけど。
彼女は、悩みながらも暗闇を必死にもがいている。
だとしたら、かつて暗闇を必死にもがいてみせた私は、猶更……)負ける訳には、いきません……!
――止めますっ!」

バァァァアアッ!!

99 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/16(日) 22:50:19 ID:TRxNQVdw
先着4名様で、

★鈴仙→マインドエクスプロージョン 59 ( ! card )( ! dice + ! dice )=★
★ゾンビ妖精D→ブロック 43 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
 ヤマメ→ブロック 47 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=★
★こいし→ブロック  47 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
 キスメ→ブロック  50 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=★
★さとり パンチング 56 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(てゐがフォロー)(佳歩がねじ込み)(ゾンビ妖精Eがフォロー)
≦−2→地霊殿ボールに。
【シューター】−【キーパー】
≧2→鈴仙のマインドエクスプロージョンが地霊殿ゴールに爆発する!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ルナティックスのコーナーキック)(佳歩がねじ込み)(ゾンビ妖精Eがフォロー)
≦−2→地霊殿ボールに。

【補足・補正・備考】
鈴仙の「マインドエクスプロージョン」には吹飛係数2が存在します。
鈴仙のマークがダイヤで敵GKにバランス崩しペナ(−2)が発生します。
鈴仙のスートと敵スートが一致時、スキル・狂気の瞳LV3により敵の数値が−2されます。
こいしのマークがダイヤで「恋の埋火」(+4、100消費)が発動します。
ヤマメのマークがダイヤで「原因不明の熱病」(+6、150消費)が発動します。
ヤマメのマークがハートで「フィルドミアズマ」(+4、100消費)が発動します。
キスメのマークがダイヤ・ハートで「飛んで井の中」(+6、150消費)が発動します。
さとりのマークがダイヤで「とめます!」(+2)が発動します。

100 :森崎名無しさん:2014/11/16(日) 22:50:56 ID:???
★鈴仙→マインドエクスプロージョン 59 ( クラブJ )( 1 + 3 )=★

101 :森崎名無しさん:2014/11/16(日) 22:51:54 ID:???
★ゾンビ妖精D→ブロック 43 ( スペードA )( 1 + 1 )+(人数補正+2)=
 ヤマメ→ブロック 47 ( スペードQ )( 3 + 2 )+(人数補正+2)=★

102 :森崎名無しさん:2014/11/16(日) 22:51:59 ID:???
★ゾンビ妖精D→ブロック 43 ( ハート4 )( 3 + 2 )+(人数補正+2)=
 ヤマメ→ブロック 47 ( ダイヤ5 )( 5 + 4 )+(人数補正+2)=★

103 :森崎名無しさん:2014/11/16(日) 22:52:59 ID:???
★こいし→ブロック  47 ( ダイヤ7 )( 6 + 2 )+(人数補正+2)=
 キスメ→ブロック  50 ( ダイヤ9 )( 1 + 3 )+(人数補正+2)=★

104 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/16(日) 22:53:02 ID:???
すみません、キスメの軽傷治療済のペナ(-1)を付け忘れていました。
結果にて訂正しますので、そのままお引きください。

105 :森崎名無しさん:2014/11/16(日) 22:53:22 ID:???
★さとり パンチング 56 ( クラブ9 )( 5 + 1 )=★

106 :森崎名無しさん:2014/11/16(日) 22:54:59 ID:???
コーナーキックかな?

107 :森崎名無しさん:2014/11/16(日) 22:55:08 ID:???
やったか!

108 :森崎名無しさん:2014/11/16(日) 22:55:19 ID:???
GKに届いてすらいない・・・

109 :森崎名無しさん:2014/11/16(日) 22:55:43 ID:???
アポロで汚名返上か?パスカルのバナナか?

110 :森崎名無しさん:2014/11/16(日) 22:57:08 ID:???
あっ、とどいてるのか
でも決まらないか・・・これは人気度、印象値下がるか・・・

111 :森崎名無しさん:2014/11/16(日) 22:58:05 ID:???
さすがにシュート一発外したくらいで下がったら厳しすぎる

112 :森崎名無しさん:2014/11/16(日) 22:58:06 ID:???
キスメが弾いた?

113 :森崎名無しさん:2014/11/16(日) 22:59:56 ID:???
63
61
62-1
62-2

これでコーナーか

114 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/16(日) 23:04:02 ID:???
鈴仙のシュートはこいしとキスメの必死のブロックにより減衰。
さとりは狂気の瞳で体勢を崩されながらも仲間の援護もあり辛うじて弾き、コーナーキックとなっています。
描写につきましては、もう少々お待ちください。
>>110-111
これまでの試合と同様、1度のシュートミスで人気や永琳印象値は下がらないようになっています。
鈴仙がミスした、というよりはさとり達が頑張った、という風に描写されます。


(結果表)
★鈴仙→マインドエクスプロージョン 59 ( クラブJ )( 1 + 3 )=63★
★ゾンビ妖精D→ブロック 43 ( スペードA )( 1 + 1 )+(人数補正+2)+(狂気の瞳-2)=45*吹っ飛び!
 ヤマメ→ブロック 47 ( スペードQ )( 3 + 2 )+(人数補正+2)+(狂気の瞳-2)=52★*吹っ飛び!
★こいし→ブロック  47 ( ダイヤ7 )( 6 + 2 )+(人数補正+2)+(恋の埋火+4)=61*減衰!
 キスメ→ブロック  50 ( ダイヤ9 )( 1 + 3 )+(人数補正+2)+(軽傷治療済-1)+(飛んで井の中+6)=★61*減衰!
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
★鈴仙→マインドエクスプロージョン 59 ( クラブJ )( 1 + 3 )+(減衰-2)=61★
★さとり パンチング 56 ( クラブ9 )( 5 + 1 )+(狂気の瞳-2)=60★
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そしてルナティックスのコーナーキック



115 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/16(日) 23:53:21 ID:???
すみません、やっぱりもう少し時間が掛かりそうなので更新はここまでにして、
コメントだけ返信させて頂こうと思います。
>>59
これが噂の黒輝夜ですか(違)
>>79
松山も矢車もひたすら守備が堅いイメージですね。
矢車が大技を持たないのを、松山がカッコ良いと思ってリスペクトしているのかもしれません。
>つかさについて
顔面ブロック発動してたら、ガッツが0になってましたね…
>慧音のフィードのJOKERについて
出てたら多分さとり様が昏睡状態になってたと思います。
某EDITスレ様リスペクトでもありますね。

それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。

116 :森崎名無しさん:2014/11/17(月) 02:38:45 ID:???
乙です
このシュート決まらないね

117 :森崎名無しさん:2014/11/17(月) 14:08:20 ID:???
乙です
鈴仙のシュートが決まらないのも鈴仙の仕業なんだ

118 :森崎名無しさん:2014/11/17(月) 15:31:08 ID:???
おのれ鈴仙

119 :森崎名無しさん:2014/11/17(月) 15:59:21 ID:???
鈴仙!ゆ゛る゛さ゛ん゛!

120 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/18(火) 00:28:42 ID:???
★鈴仙→マインドエクスプロージョン 59 ( クラブJ )( 1 + 3 )=63★
★ゾンビ妖精D→ブロック 43 ( スペードA )( 1 + 1 )+(人数補正+2)+(狂気の瞳-2)=45*吹っ飛び!
 ヤマメ→ブロック 47 ( スペードQ )( 3 + 2 )+(人数補正+2)+(狂気の瞳-2)=52★*吹っ飛び!
★こいし→ブロック  47 ( ダイヤ7 )( 6 + 2 )+(人数補正+2)+(恋の埋火+4)=61*減衰!
 キスメ→ブロック  50 ( ダイヤ9 )( 1 + 3 )+(人数補正+2)+(軽傷治療済-1)+(飛んで井の中+6)=★61*減衰!
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
★鈴仙→マインドエクスプロージョン 59 ( クラブJ )( 1 + 3 )+(減衰-2)=61★
★さとり パンチング 56 ( クラブ9 )( 5 + 1 )+(狂気の瞳-2)=60★
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そしてルナティックスのコーナーキック

ギュン……ギュンギュンギュンギュン!

ゾンビ妖精D「………っ!」ドゴオオオオ!

ヤマメ「で、でりゃああ〜……って、あ、足取りが……(バギイッ!)あ、あれ〜〜〜っ!?」

鈴仙が放った『マインドエクスプロージョン』は、先程さとりの波長を利用して放った時よりも威力として劣っていたが、
しかしそれでも、やはり強烈な破壊力を内包していた。
故に、名もなきゾンビ妖精や、名はあるがブロックはそこまで得意でないヤマメが
その威力に耐えられずに弾き飛ばされる事はある意味道理だった。

さとり「(やはり凄まじい威力ね。 思わず、この私がトラウマを植え付けられそうな程に……! だけど、私は――信じるっ!)」

あまりのシュートの威力に、さとりは思わず目を閉じる。
しかし――彼女はそれでも仲間を信じる事を止めなかった。
何度も敗北しても自分を信じてくれた、かつての仲間たちのように。

こいし「(……)え〜〜〜〜〜いっ! 『恋の埋火』!」

キスメ「……!!」

バッ! バババッ!  ――チィイッ、ガチィイッ!

121 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/18(火) 00:30:17 ID:LkYUKk52
そんなさとりの想いに呼応したかのように(無意識かもしれないが)、
こいしは全力のブロックに向かい、キスメも命の次に大切な桶の損傷をも厭わず、
鈴仙のシュートに対して真正面からぶつかっていく。
残念ながら、二人のブロックは正確に芯を捉えていたにも関わらず、
それでもシュートを防ぎきる事は出来ない。
僅かにその威力を減衰させ、コースを限定させるのみに留まった。
……しかし、その僅かの差が、今のさとりにとっては重要だった。

さとり「(――心を読めなくとも、四人が守ってくれたお蔭で……シュートコースには検討が付いた!
私から見て左下、ポストのすぐ横地面スレスレを狙ってくるつもりね!)……はぁぁぁぁっ!」

バァッ!       ――――バチィイイイイイイイイイイッ!!
                         ポテン、コロコロコロ……ピィイイイイイイイイイイイイイッ!

実況「さとり選手、その気品あるたたずまいとは裏腹にダイナミックなパンチング!
鈴仙選手のシュートを上から叩き付けるように押さえつけます!
ボールの勢いはそれでも衰えず、さとり選手の腕をすり抜け回転を続けますが……あっと、ボールがラインを割りました!
これは永遠亭ルナティックスのコーナーキックです!」

観客「ワァアアアアアアアアアアアアアアアッ!」「うーん、地底のGKも中々だな」「れいせーん、惜しかったぞ!」
「サトリ! サトリ! サトリ! サトリ! サトリ! サトリ! コメイジ・サトリ!」「(こいつら、騒げればそれで良いのか…?)」

鈴仙「はぁ。 はぁ……! 決まらなかったわね……」

さとり「……私とて一応、いや――人一倍か二倍程はプライドがありますから。 貴女と同じよ。
(とはいえ、想起によるプレイの影響か。 少し体が重い……! 次のコーナーキック、踏みとどまる事が出来るかしら……)」

*鈴仙のガッツが300を切りました。 以降回復するまでガッツ300未満ペナ(−1)が発生します。
*さとりのガッツが300を切りました。 以降回復するまでガッツ300未満ペナ(−1)が発生します。

122 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/18(火) 00:34:24 ID:LkYUKk52
永琳「――後半18分、3−2の状況でのコーナーキック。
状況は優勢に変わりないけれど。 ……けれど、積極的に攻めるのも難しい状況ね」

慧音「……確かに、どちらかと言えば、分が悪い勝負だろうか。
――GK古明地さとりは疲労しているが、依然PA内では最強格のGK。
薬師殿の『爆宙アポロ』ですら、決して分の良い勝負とは言えない。
そうなったら、コーナーから直接撃つか、ショートコーナーからのミドルシュートだが。
コーナーから直接撃てるシュートはパスカル君の『バナナシュート』だけ。
ショートパスを出しても、古明地こいしのタックルに阻まれる可能性が高いからな……」

パスカル「他に選択肢があるとすれば……。
――レイセン、『インビジブルデューパー』は撃てそうかい?」

鈴仙「うーん、無理ね……。 さっきの『マインドエクスプロージョン』で体力を使い切ったみたい。
ごめんだけど私は、あんまし使えないかも」

永琳「本当に使えないわねぇ…」ボソッ

鈴仙「その絶妙に私に聞こえるような陰口止めてください師匠!?
(――とはいえ、ここのコーナーキックをどう攻めるかは重要ね)」

123 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/18(火) 00:37:14 ID:LkYUKk52
鈴仙「(有効そうな選択肢は、さっき慧音さんが言ってた通り、
パスカル君に直接『バナナシュート』を撃って貰うか、それとも、師匠に『爆宙アポロ』を撃って貰うか。
前者は消費は抑えられるし、さとりさんの能力を発揮させずに済むけれど、敵のブロックを防げるかが不安ね。
一方で後者は、師匠の消費は半端ないけれど、相手取らなければならないのは、全力のさとりさん一人だけ。
それでもPA内のさとりさん相手には若干不利なのが気になるけれど……ど、どうしようかしら!?
何か搦め手とかがあれば、やっても面白いかもしれないけれど……)」

A:パスカルにコーナーから直接『バナナシュート』を撃って貰う。
B:永琳にセンタリング。『爆宙アポロ』を撃って貰う。
C:永琳にセンタリングしてポストプレイ。 そこをてゐが一対一で狙う。
D:鈴仙にセンタリングして貰って低いスルー。 そこを永琳が一対一で狙う。(鈴仙のスルー:56-1)
E:妹紅にバックパス。 こいしがタックルに来れない30m地点からネオヴォルケイノを撃って貰う!
F:ウサギBにバックパス。無理に攻めず、パス回しで時間を稼ぐ。
G:その他 自由選択枠

鈴仙のガッツ:210/880

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。


124 :森崎名無しさん:2014/11/18(火) 00:39:10 ID:eC9p+wvw
B

125 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/18(火) 00:40:08 ID:LkYUKk52
…と、いったところで今日の更新はここまでです。
>>116さん、>>117さん。 乙ありがとうございました。
マインドエクスプロージョンは強いですが、インビジブルデューパー程圧倒的では無いですからね…。
鈴仙が決まらないのは鈴仙のせいである事には間違いないですねw

それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。


126 :森崎名無しさん:2014/11/18(火) 00:40:09 ID:kX/Xbbns
D

127 :森崎名無しさん:2014/11/18(火) 00:45:05 ID:???
G つかさを変身させてディメンションキックを撃ってもらう

128 :森崎名無しさん:2014/11/18(火) 00:47:23 ID:YPQOvGIY


129 :森崎名無しさん:2014/11/18(火) 01:12:49 ID:???
乙でした。

永琳「本当に使えないわねぇ…」
パスカル(この試合パッとしない永琳さんが、なんでハットトリックしたレイセンに小言を言う状況になっているんだ……?)
てゐ(二試合連続ハットトリックの活躍でも、相変わらず鈴仙ちゃんの扱いは変わらないねえ……)

130 :森崎名無しさん:2014/11/18(火) 01:17:19 ID:kX/Xbbns
G D+キッカーをてゐにして、インビシブルデューパーを撃つように見せかける

に変更をお願いします

相手も疲れていることは見抜いていても、正確なガッツ量はさすがに把握してないでしょう。(慢心)

131 :森崎名無しさん:2014/11/18(火) 01:22:28 ID:9CKQ2KEM
E

132 :森崎名無しさん:2014/11/18(火) 01:37:55 ID:???
こーゆーときのもこたんは強い(確信)

133 :森崎名無しさん:2014/11/18(火) 01:43:31 ID:???
この試合師匠なにかした?ぼろ負けだった気がするんだけど
天才って強い負けないみたいに言われてるけど大敗するときはものすごい勢いで大敗するよね
10−0とかパデキア争奪戦とか・・・


134 :森崎名無しさん:2014/11/18(火) 01:48:05 ID:???
永琳がイマイチだったのも鈴仙ってやつの仕業なんだ

135 :森崎名無しさん:2014/11/18(火) 05:00:27 ID:???
まあいいさ
これから天才様が何か判定で負ける度に本当に使えねえなって愚痴ればいいだけだ
こんだけやってる鈴仙にあんな陰口叩くんだから
自分が使えないやつに成り下がれば当然そのくらい言われる覚悟はあんだろ
正直今回の陰口で俺の天才様印象値がマイナス値に入ったわマジで

136 :森崎名無しさん:2014/11/18(火) 06:19:10 ID:???
リードしてるのについついDF上げちゃうあたりに永琳への信頼がボロボロになってるのが見えるw

137 :森崎名無しさん:2014/11/18(火) 06:23:38 ID:???
ゴールから離れてる上にシュートで終わってるなら失敗してもDFの攻撃参加のリスクは薄いか?

138 :森崎名無しさん:2014/11/18(火) 06:41:10 ID:???
G 永琳でポストプレイ→カホロットでシュート

偵察内容のパクリだけど搦め手ならこうかしら

139 :森崎名無しさん:2014/11/18(火) 07:47:46 ID:???
正直相手的には一点差だと時間ギリギリで鬼が撃って同点の可能性が高いと読んだ
もともと永琳がパルキアに負けまくったから悪いんだと思います!


140 :森崎名無しさん:2014/11/18(火) 07:59:29 ID:???
永琳のドリブルだとパルパルキアには案牌のはずだったんだけどなぁ

141 :森崎名無しさん:2014/11/18(火) 08:12:00 ID:???
パルキアのなきごえが「ぱるぱるぅ!!!」なのは正体がパルスィって解釈でいいよね?w

142 :森崎名無しさん:2014/11/18(火) 10:52:17 ID:???
実はアミバだろ

143 :森崎名無しさん:2014/11/18(火) 15:16:14 ID:???
カホロットが選択肢にすら入ってないのは意外ぱるぱるぅ!!!

144 :森崎名無しさん:2014/11/18(火) 15:39:30 ID:???
私は天才だぁ〜
天才はどんな大口叩いて判定に負け続けても
うどんげに何を言っても許されるんだぁ〜

145 :森崎名無しさん:2014/11/18(火) 17:06:51 ID:???
なるほど
負ければアミバか鈴仙だから永琳が負けたことにならないのか
つまり永琳は負けてないのだ!負けたのは偽物だ!
もしくは成長に機会をDFに与えようとしてた慈愛の心を持った本物だな

146 :森崎名無しさん:2014/11/18(火) 17:10:47 ID:???
アミバの友達のジャギもいるよ さとり「姉より優れた妹など存在しねぇ!!」

147 :森崎名無しさん:2014/11/18(火) 17:13:38 ID:???
二人とも北斗と南斗両方を使える天才じゃないか(錯乱)

148 :135:2014/11/18(火) 17:43:37 ID:???
アミバと言われてスッと胸に落ちてきて怒りもスッと消えた
そして冷静になった
>135で強い言葉を使いすぎました申し訳ありませんでした

149 :森崎名無しさん:2014/11/18(火) 18:12:33 ID:???
G 藤沢妖精(鉢巻装備)を松山に突っ込ませて錯乱混乱させてる隙に完全フリーになったネオヴォルケイノで仕留める

これが本当の搦め手だ

150 :森崎名無しさん:2014/11/18(火) 20:49:47 ID:???
内心、師匠も人里戦のように怒りで燃えているのだろうか?

みんな、松山君を幸せにしたいのか、不幸にしたいのか(汗)

浄化したハチマキは松山君にいい影響を与えてくれるのかな?

151 :森崎名無しさん:2014/11/18(火) 21:27:06 ID:???
松山君は別世界で戦犯になっているから、もっと地獄に落とそうに一票
案外気に入るんじゃないかな

152 :森崎名無しさん:2014/11/18(火) 22:19:24 ID:???
彼の不幸キャラが立ったのは松山スレの影響かと思う
それまではただのいきすぎ熱血なだけだったし
俺は幸か不幸か以前に大人になってほしいに一票かな

153 :森崎名無しさん:2014/11/18(火) 22:21:19 ID:???
あ、ついでに北斗懺悔積歩拳を>>144と鈴仙に使っとこう

154 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/19(水) 00:24:33 ID:4HRYUiRU
こんばんは、今日も更新していきます。
>永琳の発言について
私としては、いつもの弄りのつもりで入れたつもりでしたが、
言葉が乱暴でわかり辛かったのと、永琳があまり活躍してない事もあって誤解を与えてしまったみたいですね。すみません。
これまでの展開からも分かるとおり、永琳は鈴仙の事を高く評価しています。 使えないだなんて冗談でしか思っていません。
(鈴仙も、永琳が本気でそう思っていないのは永年の付き合いで分かっています)
その辺りの誤解を解消するような描写にも努めていきたいと思います。

155 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/19(水) 00:25:35 ID:???
E:妹紅にバックパス。 こいしがタックルに来れない30m地点からネオヴォルケイノを撃って貰う!

鈴仙「(そうだ。 搦め手と言えるかは微妙だけど……)――妹紅に撃って貰う、っていうのはどうかしら。
コーナーからじゃなくて、一旦パスによる中継が必要になるからフリーにはなれないし、
ミドルシュートを刈って来るこいしの存在を考えると、30メートル程離れた距離でのシュートになるけど。
むしろそれは、カウンターに備えやすいっていうメリットもあるし……どうかなぁ」

妹紅「私は構わないよ。 ここでシュートを撃っても、1発なら『鳳翼天翔』でも『フェニックス再誕』でも無理無く撃てると思う。
二発、三発と連続で来た場合は、少しガタが来そうだけど、その可能性も低いと思うしね」

てゐ「そうねぇ。 そいでパスカル君をフォロワーに設置したり、お師匠様をねじ込み要員に置いとけば、
決まらなかった場合も保険に出来るし。 ……案外、悪くないかもね」

ウサギB「最悪、敵ボールになったとしても、ドリブルで運んでくれるなら妹紅さんが戻れます。
大きくフィードを上げられて、一気に勇儀さんあたりに縦ポンされる可能性もありますが……。
姫様の特殊能力があれば、オフサイドトラップを掛けられる望みもあります!」

鈴仙の提案は、仲間たちにも概ね好評に受け入れられた。
そのため、地霊殿サブタレイニアンローゼスのメンバーがコーナーキックに備えるよりも早く、
ルナティックスのメンバーは陣形を組む事ができた。
センタリングの可能性も匂わすため、永琳はPA内に。
鈴仙とてゐの『インビジブルデューパー』は鈴仙の消耗により現在発動不可だが、
ブラフとしては今も充分に働くと踏み、てゐと鈴仙はPA外ギリギリに寄せて立ち、キッカーはウサギBにする。
妹紅にはやや上がって貰うが、オーバーラップの可能性を極力覚られないよう配慮。
特に誰が指示せずとも組み上がって行く布陣を眺めながら、永琳は寂しそうに呟いた。

永琳「(……最初は心配だったけど、今は……やっぱり心配だけど。
それでも、皆の力を借りながら、貴女らしくやっているわね、ウドンゲ。
――このままじゃ、私があの子に使えないって言われちゃいそう。 ……やれやれ、世も末ね)」

156 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/19(水) 00:26:43 ID:???
さとり「相手は恐らくダイレクトでは無く、ミドルシュートを狙ってきます……!
コーナーからの直接か、それともパスを経由してのシュートか。
そこまでは予測できませんが、皆は人数を固めて下さい……!」

……一方で、地霊殿サブタレイニアンローゼスのメンバーは、
さとりの号令を元にPA内を固めていた。
前線には勇儀とお燐のみを残し、恐らく万一のクリア要員かFWの空すらもPA内に配置し、万全の守備体勢を構築する。
1点のビハインドを負ったまま、後半も残す所15分を切った現状、その判断は適切だった。

松山「おいお前。 そんなに汗を流して……!
さっきの無駄なオーバーラップが無ければ、そう疲労する事も無かっただろうに。
お前は本当に、あれだけの理由で――!」

……一方でブロックに駆り出された松山は、そうした理屈抜きに彼女に反発する。
兄貴でも無いのに、勝手に友達面をしてくるさとりの存在が、松山にとっては意味不明だったからだ。

さとり「……ええ。 ですから松山君も、ブロックに向かって下さいね?
貴方の理論で言えば、私も君の姉になれる筈ですから」

さとりは悪戯っぽく、無表情ながらも笑顔を作りそう答える。

松山「――どうして、俺を見捨てない……!
俺みたいなロクデナシに良い事したって、何の見返りも無いんだぞ!?」

松山はそんなさとりに対して、今にも掴みかかりたかった。
あいつは、俺と兄貴との二人だけの地獄の世界を邪魔してくる。
俺たちの地獄はあいつと違って深淵で、高尚で、理解されにくい物の筈なのに、
あの女はいつもずかずかと、自分の心の中に入り込んでくるのだ。
まるで、自分の心の全てを読んでいるかのように。

157 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/19(水) 00:29:07 ID:???
さとり「私は上流階級ですから、見返りは要りません。 働かずとも、土地収入で暮らしていける成金だからね。
――金持ちは良いですわよ、松山君?」

――さとりは茶化すように松山に言ってのける。
それは一見、真面目に彼の質問に答える気は無いようにも見えたが……その実は違っていた。
違っているという事を、松山だけが知り得て――そして、今気付いた。

松山「(違う。 ……もし本当なら末恐ろしいが。
あいつは……気まぐれで俺達を拾ったり、サッカーでオーバーラップをしたんじゃないんだ……!)」

3点目を奪われた直後、さとりは松山にだけ聞こえるようにこう言い放っていた。

    さとり「……私が無謀なオーバーラップをした理由は他にもあります。
        それはね、松山君。 ――私も、笑って貰いたかったからよ……」

松山「(あんな事を言ってくれるのは……兄貴しかいない筈なんだ!
ロングシュートをミスした俺に対して、あんな暖かい言葉を投げかけてくれるのは!
でも、『あの時』の兄貴ですらそう言ってくれなかったのに、あいつは……!)」

古明地さとりは人の心を読む妖怪である。
しかし、松山光という少年を相手取る時に限っては、そんな能力は必要なかった。

さとり「――さぁ、この局面。 11人で防ぎきるのよ……!」

笛が鳴る直前、さとりは小さいが力強い声で宣言した。
――かつての自分のように、殻に閉じこもり他者との接触や変化を嫌う少年を見つめながら。

松山「(――兄貴。 俺は、どうしたら良いんだよぉ……?)」

同じとき、松山は自身の迷いを想像上の兄貴に問いかける事しか出来なかった。
――かつての自分のように、汗をかきながらチームをまとめ上げる少女に戸惑いながら。
そして……。

158 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/19(水) 00:30:35 ID:???
ピィイイイイイイイイイイイイイイッ!!

実況「さあ、永遠亭ルナティックスのコーナーキックで試合再開です!
キッカーはウサギB選手! となるとルナティックスはやはり、
先の試合でも魅せた最終兵器『インビジブルデューパー』を狙っているのでしょうか!」

ウサギB「(妹紅さんが奇襲を突けるためにも、敵の注目をてゐ様に集めておかなきゃ!)
……てゐ様! 最高の技でお願いしますっ!」

バコッ!

実況「ああ、やはりてゐ選手にバックパスを出しましたウサギB選手!
てゐ選手、ボールキープをしながら何かのタイミングをうかがっている〜〜!
これはやはり……!?」

こいし「さっせるか〜〜!」

タッ…

さとり「(いや、『インビジブルデューパー』と考えるには鈴仙の運動量が少ない。
これは――)こいし、違うわ! 戻って!」

こいし「ふえ? わ、わかった〜!」

てゐ「(ちいっ! 目が三つあるからか、視力も良いんだね。 まぁ良いや……)――バックパスだ!」

バコォオオオオッ!

妹紅「よおおおし、燃えて来たぁ〜〜〜〜!」


159 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/19(水) 00:31:47 ID:4HRYUiRU
実況「あ……あっ! てゐ選手、バックパスです! 鈴仙選手とのコンビプレーに見せかけたブラフ!
幸い、こいし選手は状況を広く読んでいたさとり選手の一声によって踏みとどまりますが、
ボールは今、猛然と走り行く〜〜〜〜……妹紅選手がキャッチしました!」

ヤマメ「ちいいっ! やっぱり来たね! おいキスメ、桶の貯蔵は充分かい!?」

キスメ「……! ……!」(←一張羅アピールしている)

こいし「あ〜ぶない。 お姉ちゃんが居なかったら今頃ブロックに行けなかったよ〜」

バッ! バババッ!

妹紅「さあ、何人いようが同じさ! まとめてあんた等の人生、ゲームオーバーにしてやるよ!」

グワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

妹紅「N E O      V O L C A N O   !!」

バッ、ゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!
             ……シュゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ………ッッ!!

さとり「止めます……!」

グッ……!

松山「(兄貴……。 さっきから何も答えてくれないじゃないか……!
俺、何か悪い事した? だったら謝るから、答えてよ、あにきぃ……!)――あにきぃいいいっ!」

バァアッ!

実況「妹紅選手、ネオフジヤマヴォルケイノ!! 地霊殿はキスメ選手、こいし選手、ヤマメ選手に加えて……!
松山選手がゾンビ妖精E選手を押しのけ、ブロックに出ました〜〜!」

160 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/19(水) 00:35:43 ID:4HRYUiRU
先着4名様で、

★妹紅→ネオフジヤマヴォルケイノ 58 ( ! card )( ! dice + ! dice )=★
★松山→ブロック 49 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
 ヤマメ→ブロック 47 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=★
★こいし→ブロック  47 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
 キスメ→ブロック  50 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)+(軽傷治療済-1)=★
★さとり パンチング 56 (! card)(! dice + ! dice)+(ガッツ300未満ペナ-1)+(30m補正+2)=★

と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(永琳がねじ込み)(パスカルがフォロー)(パルスィがフォロー)
≦−2→地霊殿ボールに。
【シューター】−【キーパー】
≧2→妹紅のネオフジヤマヴォルケイノが地霊殿ゴールを焼き払う!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(永琳がねじ込み)(ルナティックスのコーナーキック)(佳歩がフォロー)
≦−2→地霊殿ボールに。

【補足・補正・備考】
妹紅の「ネオフジヤマヴォルケイノ」には吹飛係数2が存在します。
こいしのマークがダイヤで「恋の埋火」(+4、100消費)が発動します。
ヤマメのマークがダイヤで「原因不明の熱病」(+6、150消費)が発動します。
ヤマメのマークがハートで「フィルドミアズマ」(+4、100消費)が発動します。
キスメのマークがダイヤ・ハートで「飛んで井の中」(+6、150消費)が発動します。
さとりのマークがダイヤで「とめます!」(+2)が発動します。

161 :森崎名無しさん:2014/11/19(水) 00:36:22 ID:???
ダブルプリズムエクストリーム!
★妹紅→ネオフジヤマヴォルケイノ 58 ( ! card )( ! dice + ! dice )=★

162 :森崎名無しさん:2014/11/19(水) 00:38:02 ID:???
★妹紅→ネオフジヤマヴォルケイノ 58 ( スペード3 )( 2 + 2 )=★

163 :森崎名無しさん:2014/11/19(水) 00:38:27 ID:???
★松山→ブロック 49 ( ハートA )( 6 + 3 )+(人数補正+2)=
 ヤマメ→ブロック 47 ( クラブ9 )( 2 + 2 )+(人数補正+2)=★

164 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/19(水) 00:40:39 ID:???
……と、いったところで今日の更新はこれだけです。
申し遅れましたが、>>129さん。 乙をありがとうございました。
他の皆さんもコメントありがとうございます。
私は実はアミバは「ん? 間違ったかな…」くらいしか知らないです(汗)
鈴仙と一緒に松山君も応援してくだされば幸いです。

それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。


165 :森崎名無しさん:2014/11/19(水) 00:41:01 ID:???
★こいし→ブロック  47 ( ハート7 )( 1 + 3 )+(人数補正+2)=
 キスメ→ブロック  50 ( JOKER )( 4 + 1 )+(人数補正+2)+(軽傷治療済-1)=★

166 :165:2014/11/19(水) 00:42:12 ID:???
ごめんみんなあああああ!!!

167 :162:2014/11/19(水) 00:47:34 ID:???
私が2ゾロ引いた時点でほとんど芽なかったから……(汗)

乙でしたー

まあ、なんだかんだで師匠と鈴仙はこんな感じだけと仲良いよね。
人里戦では姫様に泥を塗ってしまったと怒りを露にしてたけど。
ケンカ仲間のもこたんに、鈴仙や佳歩、てゐにつかさと頼れるようになったから気負わなくてよくなったかな?

168 :森崎名無しさん:2014/11/19(水) 00:57:10 ID:???
★さとり パンチング 56 ( ハート8 )( 6 + 6 )+(ガッツ300未満ペナ-1)+(30m補正+2)=★

さとり「ああ、気が楽だわ」

169 :森崎名無しさん:2014/11/19(水) 04:32:37 ID:???
今度はヤマメが壊れた、血祭り乙

170 :森崎名無しさん:2014/11/19(水) 05:18:05 ID:???
松山のブロック値が正規のDFより基礎値高い件について

171 :森崎名無しさん:2014/11/19(水) 05:28:11 ID:???
漫画の松山がDFだった時期もあるしね

172 :森崎名無しさん:2014/11/19(水) 21:37:21 ID:???
カグロット「蓬莱人の面汚しめ!」

173 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/20(木) 00:12:54 ID:???
こんばんは、少しだけ更新します。
>>165
キスメマジックが発動しましたね…w
>>167
乙ありがとうございます。
永琳も多分不甲斐なさは感じているでしょうけど、
それよりは鈴仙とかが頼れるようになって、嬉しいけど少し寂しいという気持ちが大きいのかもしれませんね。
>>168
ノビノビと6ゾロを出してますねw
>>169
敵チームのけが人が多いですね、乙ありがとうございます。
>松山のブロック値について
この辺りは能力値スレ&原作準拠です。
元々総合能力が高いのと、ヤマメとこいしはDFにしてはブロックがヘタなので相対的に高く見えます。
>>172
この辺りは普通に言いそうですねw

174 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/20(木) 00:14:07 ID:???
★妹紅→ネオフジヤマヴォルケイノ 58 ( スペード3 )( 2 + 2 )=62★
★松山→ブロック 49 ( ハートA )( 6 + 3 )+(人数補正+2)=60*吹き飛び&減衰!
 ヤマメ→ブロック 47 ( クラブ9 )( 2 + 2 )+(人数補正+2)=53★*吹き飛び&負傷!
★こいし→ブロック  47 ( ハート7 )( 1 + 3 )+(人数補正+2)=53*吹き飛び!
 キスメ→ブロック  50 ( JOKER )( 4 + 1 )(*JOKERでダイヤ15)+(人数補正+2)+
      (軽傷治療済-1)+(飛んで井の中+6)=72★
≦−2→地霊殿ボールに。

松山「ぐわぁぁぁぁぁあああああっ!!」

ドゴオオオオオオンッ!!

妹紅が全力で放った炎のシュートは、いの一番にブロックに飛んだ松山を木端微塵にしていた。
しかし、過去にDFを経験していたのか、彼のブロックはがむしゃらながらもそれなりの形を保っていた。
そのため、シュートの威力は確かに弱まっており――。

ゴォオオオッ、バチィイッ!

ヤマメ「で、でりゃああ〜! ……って、あちゃちゃちゃちゃーっ!
シュートが火を吹くって、どんなトンデモサッカーだよーーっ!?」

こいし「はぁぁあっ! ……って、ごめんお姉ちゃん、やっぱ痛いからパスで」

ヤマメとこいしは何とかボールに追いつき、シュートコースの範囲をある程度狭める事に成功する。
(シュートを受けた際に炎が燃え移り、ヤマメは火傷を負っていたが)
そして、三人の決死のブロックが功を奏したのか――。

キスメ「……!」(←燃えている)

ブオン! ゴオオオオオオオオオオオオオオッ……ガインッ!  ――ポテン。

妹紅「――そ、そんなぁ……! 私のネオヴォルケイノが……!」

175 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/20(木) 00:18:06 ID:???

さとり「……ええ。 やっぱり、皆を信じていて良かったわ」

実況「と、止めた〜〜〜〜〜〜〜〜〜!
キスメ選手、この局面で超ウルトラスーパーファインプレー!
妹紅選手のシュートの軌道を読み切った急転直下のブロックで、
その威力を完全に殺し切ってしまいました!!
サブタレイニアンローゼス、この局面もひたすら粘り続けます!!」

観客「ワァアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!」「キースーメッ!」「キースーメッ!」
「すげぇ、可愛いーー!」「カッコ良い!!」輝夜「あのモコザキって何なのダサイ」
輝夜「妹紅って無様だよねー」輝夜「チクリンホームレスバスター(苦笑)」

キスメ「……!」(←ううん。 止められたのは私の力じゃない。
            松山君が威力を弱め、ヤマメやこいしちゃんが頑張ってくれたお蔭。
            ――私達は、負けない! ……と、いう表情)

妹紅「あと観客に混じってる輝夜ァ! これで勝ったと思うなよ……!」

松山「くそっ。 俺までお前等の薄っぺらい茶番の一員に加えやがって…!
(――でも、今のブロック。 俺は兄貴を想いながら、その一方でどこか別の安心感を抱いていた。 
 これは何だって言うんだ……?)――おい、ボールが転がっているぞ!」

さとり「……!(この局面。 ルナティックスのDFはやや引き気味。
それなら、勇儀さんへと縦ポンをしてもオフサイドにならない可能性は高い!
ふざけた性格とは裏腹に、人智を超えた能力を持つとされる蓬莱山輝夜が怖いけれど。
賭けとしては悪くない筈……!)――松山君、そのまま蹴りだして!」

松山「くそっ。 ……さっき吹き飛ばされたばかりと言うのに、人遣いの荒い女め……!
分かったよ、蹴れば良いんだろう! ―――はぁぁぁっ!」

グワァアッ、バゴオオオオオオオオオオオッ!!

176 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/20(木) 00:26:39 ID:GSyHqh6+
実況「そして零れたボールは……松山選手が咄嗟に起き上がって蹴りだした〜〜!
これは超ロングフィード! オフサイドの可能性も辞さない縦ポンで、
前線で待機中の勇儀選手に渡すのが狙いでしょうか! 果たして、上手くいくのか〜〜!?」

先着2名様で、

★縦ポンの行方→! card★
★永遠と須臾のオフサイドトラップ→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→さとり「私が本当の戦いを教えてあげます」やっぱりオーバーラップだ、さとり様!
ダイヤ→フィードはやや方向がズレた。お燐がフォローしたが、スキが生じたため妹紅もDF陣に合流出来そうだ!
ハート・スペード・クラブ→前線で勇儀がトラップに向かう! 妹紅を欠いたルナティックスDF陣が守る!

*「永遠と須臾のオフサイドトラップ」のマークがダイヤの場合、輝夜が謎パワーで強制的にオフサイドにしてくれます。
 (「縦ポンの行方」判定の結果に関わらず)

177 :森崎名無しさん:2014/11/20(木) 00:27:32 ID:???
★縦ポンの行方→ ハート7
妹紅を上げて制空権失ってる瞬間は明らかに狙い目か

178 :森崎名無しさん:2014/11/20(木) 00:27:49 ID:???
★縦ポンの行方→ クラブ7

179 :森崎名無しさん:2014/11/20(木) 00:28:17 ID:???
★永遠と須臾のオフサイドトラップ→ クラブA

180 :森崎名無しさん:2014/11/20(木) 00:28:43 ID:???
★永遠と須臾のオフサイドトラップ→ スペードQ

181 :森崎名無しさん:2014/11/20(木) 00:29:05 ID:???
げっ、超不吉

182 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/20(木) 00:29:28 ID:???
…と、いったところで今日の更新はここまでです。
ちなみに、文中で吹っ飛ばされた松山が即フォローし蹴りだしていますが、
これは描写の都合のため、特にゲーム的に深い意味(松山は吹っ飛ばされても即行動できる、など)はありません。

それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。

183 :森崎名無しさん:2014/11/20(木) 06:54:56 ID:???
ロングシュート選ばれた時点で失敗したときにロングボールは覚悟はしてたけど
偵察の試合のDF上げて制空権失ってから失点のパターンとダブって嫌な予感がするね

カウンターするのは、明日まで!明日までお待ちください!

184 :森崎名無しさん:2014/11/20(木) 19:37:25 ID:???
ピンチなのも鈴仙ってやつの仕業なんだ

185 :森崎名無しさん:2014/11/20(木) 19:39:54 ID:???
なんだって!それは本当かい!

186 :森崎名無しさん:2014/11/20(木) 20:28:22 ID:???
ピンチなのは
姫様がオフサイドトラップを発動させなかったから
オフサイドトラップに頼ることになったのは妹紅がシュートミスしたから
妹紅がシュート撃つことになったのは鈴仙もシュートミスしたから
鈴仙のシュートミスが痛いのは1点差だから
なぜ1点差かというと、色々考えられるけど、理由の一つとして師匠がパルパルに負け越したせい
なぜパルパルが師匠のマークに集中できたかというと、中山さんがいなかったせい
中山さんがチームを離れる一因は森崎に感化されたから

てゐ「つまりこれは森崎ってやつのせいなんだ!」
鈴仙「な、なんだってー!?」
パスカル「これが、風が吹けば桶屋が儲かるというやつか?」
慧音「いやちがう」

いつも乙です。

187 :森崎名無しさん:2014/11/20(木) 20:35:38 ID:???
このチーム相手に1点リードだと安心できないのは誰でも思いそうなことだが
それでもリードしてるのは間違いないから、もっとドンと構えててよかったと思うな

おのれ森崎

188 :森崎名無しさん:2014/11/20(木) 20:52:59 ID:???
最初の失点の時もだけどGKの1対1に不安があるのは理解してそうなのに簡単に隙を晒してくな

189 :森崎名無しさん:2014/11/20(木) 21:06:24 ID:???
むしろあっさり一対一にされる守備陣が問題だろ
DFがブロッカーと基礎高めの器用貧乏とタックルそこそこのシューターがメインだし
早田ポジがほしい


190 :森崎名無しさん:2014/11/20(木) 21:11:02 ID:???
あっさり一対一にされる守備陣、それを弁えた上での指揮が当分は必要
無いものねだりしても仕方あるまい

191 :森崎名無しさん:2014/11/20(木) 21:28:04 ID:???
慧音先生も、妹紅さんも、つかささんも十分に強いけど、相手も強いから仕方ないね。
一対一をさせない采配はもう決勝までついて回ると思う。
それか手間をかけてでも、ウサギDちゃんあたりにタックル特化してもらうか、かな。

192 :森崎名無しさん:2014/11/20(木) 21:30:23 ID:???
強力なストッパー鍛えるなら普通に慧音か妹紅が候補じゃない?
ウサギDだと手間がかかりすぎて非現実的だし多分無理

193 :森崎名無しさん:2014/11/20(木) 21:34:46 ID:???
DFの強化といえばブリッツボールに連れて行くのってつかさ?
「サッカーでの浮き球処理能力や、ガッツやフィジカルの特訓にもなる」だから
CB向きに見えるし。勝ち優先で違う選手選考もありえそうだけど

194 :森崎名無しさん:2014/11/20(木) 21:40:38 ID:???
ブリッツボールに連れて行くのって言われても、まだどのポジのメンバーが足りないかわからないからねぇ…
早めに言ってほしいよね

195 :森崎名無しさん:2014/11/20(木) 21:56:40 ID:???
ボールじゃね?

196 :森崎名無しさん:2014/11/20(木) 22:17:21 ID:???
うん、慧音先生や妹紅さんの方を育てた方が早いし、現実的なのは分かっている。

けれど妹紅さん自身のタックル鍛えても、オーバーラップしにくいということは変わりない。
それにゴール前の制空権を取ってもらいたいのもある。
慧音先生は、ゴール前の最後の壁と考えています。やはり簡単に動くべきでない。
となると、ウサギDちゃんかBちゃんあたりが、ある程度タックルを鍛えてもらうと色々と便利かなと。

最初は相手にすると、ちょっと厄介程度でいい、判定機会を与えて育てるチャンスを作りたい。
中山さんが帰ってきても、ウサギBちゃんかDちゃんは出るのだし。

ガッツとせりあい欲しいのは、つかささん、てゐさん、佳歩さんあたりかなあ。

197 :森崎名無しさん:2014/11/20(木) 23:17:51 ID:???
総合値高めなもこけねは試合で覚醒してもらうとして
総合的に永琳特訓→つかさ、ブリッツボール→佳歩かな
てゐは芋食わせよう。前と違って反町付き&季節秋だし判定が上がりやすいかも

198 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/20(木) 23:36:36 ID:???
こんばんは、今日も更新していきます。
>>184-185
鈴仙のせいかといわれれば微妙なところですねw
>>186
いつも乙ありがとうございます。
そうなるとなんでも鈴仙のせいなのは森崎のせいですねw
>ブリッツボールについて
正直に言って、いつかの艦これ編のようなお遊びイベントで考えています。
ポジションがどうとかというような、ガチな風にはせず、引き重視な感じで行きたいと思っています。
なので、連れていくメンバーについては好きなキャラを選んで頂ければ幸いです。
>DF陣の成長について
練習のおかげで輝夜のセーブ力はずいぶん高くなりましたが、
代わりに、妹紅にしても慧音にしても未だ頼りない部分もあると思います。
名無しウサギをそこそこに鍛えるか、妹紅や慧音をもう少し伸ばすかは、またお任せしたいと思います。
さしあたり、永琳印象値が35を超えたボーナスで仲間の強化イベントがありますので、
そこで誰を鍛えるか考えて頂ければと思います。 ちなみにウサギCにはタックルフラグがあるとかなんとか…



199 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/20(木) 23:38:28 ID:???
★縦ポンの行方→ ハート7 ★
ハート・スペード・クラブ→前線で勇儀がトラップに向かう! 妹紅を欠いたルナティックスDF陣が守る!
★永遠と須臾のオフサイドトラップ→ クラブA ★
→オフサイドトラップは不発!

ビュウウッ!

勇儀「おっ、良い風向きだ。 この様子なら、きっとこのフィードの落下点は……!」

ダダダダッ、バァァァァァッ!!

慧音「(――来る! もしも私がクリアに向かうならば星熊勇儀はダイレクトシュートに行くだろう。
だからここは一旦見しかあるまいが……どう来る!?)」

しっかりと鍛えられた足腰から放たれたフィードは早い弾速で、
バイタルエリア付近で不敵に酒を呷る勇儀の頭上へと飛来していた。
慧音のフィジカルでは、勇儀のひたすらに強力なダイレクトシュートに勝つ事は難しい。

慧音「(ならば賭けだ。 彼女が体力を温存してドリブル突破を狙った場合なら、
勝負は未だ分が悪いが、それでもシュートをブロックやクリアするよりもマシな勝負になる!
――むろん、それは姫君を発揮できない故に望ましい状況ではないがな……)」

つかさ「はぁ、はぁ……! 慧音さん……! 一緒に、守りきりましょう……!!」

ウサギD「わたし……何にもできてないけど。 それでも、頑張って走りますから……!」

ウサギ達の声を聞きながら、慧音は――敢えて、勇儀のトラップをクリアには向かわない。
ボールを足元に持った勇儀は、弱者たる慧音たちの眼前で王者の如く悠然と対峙し――。

勇儀「ほう……クリアには向かわないか。 私の『大江山嵐』を受けきれる自信が無いからか、それとも――」

ズシッ……! ズシッ……!

200 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/20(木) 23:45:30 ID:GSyHqh6+
周囲に纏う気圧を一歩ごとに高めて、単身であるにも関わらずルナティックスのゴール周辺を圧倒する。
爆発的だった三歩必殺の時とは違う、地味ながらも確実に首を締め上げられるような錯覚。

輝夜「(ちぃいっ……! 戦うだけが取り柄の鬼のクセに私をビビらすなんて。 なかなかやるじゃない……!)」

勇儀「(ここは――!)」

――ダンッ!

実況「勇儀選手、大きく利き足を踏みしめ駆った〜〜! これはシュートか!? それともドリブルか〜!?
そしてルナティックス、チャンスから一転のピンチにどう立ち向かうのか〜!?」

同点のチャンス/ピンチに盛り上がる観客達を尻目に、勇儀は大きく走りだし、そして――。


先着1名様で、

★進撃の星熊→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→勇儀「真・四天王奥義……ここで試してみるか!」なんと新技に向かった!?
ダイヤ・ハート・スペード→勇儀「勝負だ、蓬莱山輝夜ァ! ――『大江山嵐』!」シュートに向かった!
クラブ→勇儀「……悪いが、ドリブルで突破させて貰うよ!」一対一狙いで、ドリブルに向かった!

201 :森崎名無しさん:2014/11/20(木) 23:46:01 ID:???
★進撃の星熊→ スペード7

202 :森崎名無しさん:2014/11/20(木) 23:46:36 ID:???
★進撃の星熊→ スペード3

203 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/20(木) 23:58:44 ID:GSyHqh6+
★進撃の星熊→ スペード7 ★
ダイヤ・ハート・スペード→勇儀「勝負だ、蓬莱山輝夜ァ! ――『大江山嵐』!」シュートに向かった!

勇儀「(――体力を温存したって、延長も無い予選リーグじゃあ『三歩必殺』を撃てるまで回復しない!
だったら……女は度胸、ってね! この瞬間で、閃光のように燃えてみせるさ!)……はぁぁぁぁぁっ!!」

ドゴォオオオオオオオオオオオオッ!!

慧音「――さ、更に鬼圧が上がった……!?」

ウサギD「た、立ってるだけで吹っ飛ばされそうだよぉ……!」

つかさ「はぁ……! はぁ…! 『顔面ブロック』で……止めてみせる……!」

グワァァァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

実況「勇儀選手、やはりシュートに出た〜〜〜! スラリと伸びた左脚を軸足に、
グルリと長身を一回転! そしてそれにより増幅された脚力でボールにインパクト!!
そう! やはりこれは〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!?」

勇儀「勝負だ、蓬莱山輝夜ァ! ――『大江山嵐』!」

                  グルンッ!  ――ボォォォォォオオオオ……ンッ!!

実況「勇儀選手の、『大江山嵐』だ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」

輝夜「(ひ、ヒィィィィッ!? ででででも大丈夫!? えーりんが――とめる!!」

鈴仙「姫様、焦りの余りか()が閉じきっていません! ビビって師匠の助けを借りたいのがダダ漏れです!
(とはいえ、ここは重要な局面。 幸い、他にねじ込みに行ける選手は居なさそうだけど、
お燐だけはやや上がり目のサイドに陣取っているのよね。
パスカル君が戻って来ているとはいえ、フォローの可能性は捨てちゃ駄目かしら。 ここは……)」

204 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/21(金) 00:00:30 ID:VJ+sDmwU
☆どのセービングをしてもらいますか?
 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

A:たすけてえーりん!(セーブ力に固定で+8されます)150消費
必殺キャッチです。1/4で「(えーりんが)とめる!」(+2)が発動します。
成功時獲得カリスマポイント:0

B:パンチング(セーブ力に固定で+4されます)80消費
ボールを弾きます。勝利しても自陣深くにボールが残ることが多いです。
1/4で「ブリリアントドラゴンバレッタ(+2)」が発動します。
成功時獲得カリスマポイント:1

C:キャッチング(セーブ力に固定で+2されます)40消費
ボールを掴みます。成功率が低い分、勝利時はこちらにより有利な判定となります。
成功時獲得カリスマポイント:3

D:カリスマセーブ(セーブ力に固定で+0されます)40消費
カリスマにワンハンドキャッチします。属性はキャッチと同じですが、成功したらカリスマ度が急上昇します。
また、JOKERが出た場合は数値差に限らず強制勝利となります。
成功時獲得カリスマポイント:5(失敗時でも+1)

E:ライフスプリングインフィニティ(セーブしません)100消費
輝夜が何か凄いオーラを発します。基本的には何も起きませんが2/13(+JOKER)でシュートを防ぎます。
吹き飛び判定はなく、ポスト判定は存在します。絶体絶命の時に一か八かで。
成功時獲得カリスマポイント:4

*ここでの「成功時」とは、こぼれ球以上の結果を指します。ポストの場合は成功とはみなしません。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
輝夜セーブ力:52
勇儀の大江山嵐の威力:61
輝夜のガッツ:670/730
輝夜のカリスマポイント:0/10(ポイントが溜まると難題が解放され、輝夜がパワーアップします。現在:LV2)

205 :森崎名無しさん:2014/11/21(金) 00:00:59 ID:FaCLsNcM
A

206 :森崎名無しさん:2014/11/21(金) 00:03:29 ID:q60T5VnU
A

207 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/21(金) 00:13:01 ID:VJ+sDmwU
A:たすけてえーりん!(セーブ力に固定で+8されます)150消費

輝夜「もちろんたすけてえーーーりーーーんっ!?」

鈴仙「(――まぁ、悩む所では無いわね……。 師匠……姫様、頑張って下さい……!)」

ドゴォッ、ゴゴゴゴゴゴゴォォォォオオオオオッ!!

慧音「……来るぞ、つかさ! 無理なら休んでいても構わない、とでも言いたいが……」

つかさ「――まさか。 この身が朽ちるまで、私は決して立ち止まりませんよ、慧音さん!」

慧音「……教師としては、もっと自分を大事にしろと怒るべき所だろうが。
――その言葉、私個人としては非常に心強く嬉しかったよ。 ……最後まで、頼む!」

バッ! バババッ!!

ウサギD「(わたしには、今のわたしが出来ること……! それは、ボールをしっかりとフォローすること……!)」

208 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/21(金) 00:14:21 ID:VJ+sDmwU
実況「勇儀選手のシュートに対して、慧音選手とつかさ選手がブロックに。
そしてウサギD選手がフォローに向かいました! ルナティックスはこの局面、防ぎきれるか〜〜〜!?」

先着3名様で、

★勇儀→大江山嵐 61 ( ! card )+( ! dice + ! dice )=★
★慧音→ブロック 50 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 つかさ→ブロック 48 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)+(ガッツ200未満ペナ-2)=★
★輝夜→たすけてえーりん! 60 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−MAX【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(お燐がフォロー)(中盤の奪い合いに)(ウサギDがフォロー)
≦−2→ルナティックスボールに。

【シューター】−【キーパー】
≧2→勇儀の大江山嵐がルナティックスゴールを爆破する!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(お燐がフォロー)(地霊殿のコーナーキック)(ウサギDがフォロー)
≦−2→ルナティックスボールに。

【補足・補正・備考】
勇儀の大江山嵐には吹飛係数2があります。
つかさのマークがダイヤで、「顔面ブロック(+6、150消費)」が発動します。
(つかさの「ソウルブロック」はガッツが足りない為使用不可です)
慧音のマークがダイヤで「三種の神器 鏡(+4、100消費)」が発動します。
輝夜のマークがダイヤで、「(えーりんが)とめる!(+2)」が発動します。
輝夜はスキル・蓬莱人により絶対に負傷しません。

209 :森崎名無しさん:2014/11/21(金) 00:15:07 ID:???
★勇儀→大江山嵐 61 ( ハートA )+( 4 + 1 )=★

210 :森崎名無しさん:2014/11/21(金) 00:15:26 ID:???
★慧音→ブロック 50 ( ハートQ )( 2 + 2 )+(人数補正+1)=
 つかさ→ブロック 48 ( ハート4 )( 6 + 4 )+(人数補正+1)+(ガッツ200未満ペナ-2)=★

211 :森崎名無しさん:2014/11/21(金) 00:15:27 ID:???
★慧音→ブロック 50 ( ダイヤ7 )( 1 + 6 )+(人数補正+1)=
 つかさ→ブロック 48 ( スペード3 )( 4 + 5 )+(人数補正+1)+(ガッツ200未満ペナ-2)=★

212 :森崎名無しさん:2014/11/21(金) 00:16:20 ID:???
★輝夜→たすけてえーりん! 60 ( ハートQ )( 5 + 2 )=★

213 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/21(金) 00:17:33 ID:???
姫様が何とか弾いてウサギDがフォロー!
――と、いったところで今日の更新はここまでです。
皆さま、本日もお疲れ様でした。

214 :森崎名無しさん:2014/11/21(金) 00:19:26 ID:???
敵の方が普通に数値高いのによく防ぐ

215 :森崎名無しさん:2014/11/21(金) 00:21:08 ID:???
乙です
中山が森崎に感化されたのは森崎と出会ったからで・・・
森崎が呼ばれたのは鈴仙・中山に対抗するためで・・・
中山に影響された危険な存在が鈴仙だから・・・
はっ!全部鈴仙のせいだ!ハハハハwww

216 :森崎名無しさん:2014/11/21(金) 00:22:01 ID:???
おのれ鈴仙乙

217 :森崎名無しさん:2014/11/21(金) 00:27:49 ID:???
だがちょっと待ってほしい!
鈴仙が変わったのは中山のせいで…
鈴仙・中山に対抗するために森崎がよばれ…
森崎と出会ったから中山は感化されて…
これって全部森崎のせいじゃね?乙でした!

218 :森崎名無しさん:2014/11/21(金) 01:23:37 ID:???
これ士ガッツペナなかったら防いでるね、よく見たら
この試合士いなきゃ今頃負けてたよね、ほんと強いわこの子

219 :森崎名無しさん:2014/11/21(金) 09:12:04 ID:???
もう全部鈴仙のせいでいいんじゃないかな

220 :森崎名無しさん:2014/11/21(金) 20:24:17 ID:???
ウサギC「鈴仙さまー」
ウサギB「もっとかまってー」
ウサギD「練習みてー」
ウサギB「早く名前欲しいー」
ウサギC「覚醒させてくれなきゃ、全部鈴仙さまのせいにするぞー」
鈴仙「ええい、あなた達、とっくにハロウィーンは終わっているわよ!」

今一番タックル得意なウサギ誰だっけ?


221 :森崎名無しさん:2014/11/21(金) 20:27:25 ID:???
この中だとタックルフラグのあるCじゃない?それでも鍛えても間に合うか、かなり怪しいけど

222 :森崎名無しさん:2014/11/21(金) 20:28:32 ID:???
Cを鍛えても間に合うか微妙なのも鈴仙って奴の仕業なんだよ

223 :森崎名無しさん:2014/11/21(金) 20:51:56 ID:???
まあ、まずはこの試合を勝って終わって、それから特訓の結果で変わってくるか。
師匠はだれを特訓してもらうかな。
制限がかかる姫様とパスカルは除外。
ガッツ的にもったいない妹紅も除外かな?
中山さんはいない。

となると
佳歩、慧音、つかさ、てゐ、ウサギB、C、Dの七人が候補か……
Kちゃん? ああ、うん、ごめんね……

224 :森崎名無しさん:2014/11/21(金) 21:04:10 ID:???
チームの攻撃力をあげるならてゐ、守備力なら慧音かつかさを特訓してもらうのがいいんじゃない?
本音をいうと永琳を強くしてほしいんですけどね

225 :森崎名無しさん:2014/11/21(金) 21:19:56 ID:???
練習や特訓でフラグ回収しても、能力+1と名無しウサギさんの命名フラグは立つんだよね?
ならウサギCのタックルフラグ回収狙いもありかとふと思った。

慧音のブロックフラグ回収狙いの方が建設的だとは思うけど。

226 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/22(土) 00:58:47 ID:???
こんばんは、更新していきたいです。
>>214
姫様は堅い上に引きも良いイメージですね。先の紅魔戦もこんな感じだった気がします。
>>215
乙ありがとうございます。紫あたりは大体そんな理屈で鈴仙のせいって言ってますね。
中山さんや森崎の方が危険ですが、御しやすいのでしょう。
>>216
乙ありがとうございます。
>>217
乙ありがとうございます。森崎が一番危険な存在であるには間違いないですね。
>>218
顔面ブロックが発動してましたね。 本当に大活躍です。
>次に鍛えたい選手について
名無し選手のフラグ回収については、試合中と同様に扱います。
今ある戦力を鍛えるか、名無し選手に伸びるきっかけを与えるか。
攻撃面を強化するか、守備面を補強するか。
色々な意見が出てくれればGMとしても大変うれしいです。
ちなみに名無しウサギで一番タックルが上手いのはウサギB(44)ですが、
ウサギD、ウサギC(43)とそんなに変わりませんね。

227 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/22(土) 01:02:56 ID:???
★勇儀→大江山嵐 61 ( ハートA )+( 4 + 1 )=66★
★慧音→ブロック 50 ( ハートQ )( 2 + 2 )+(人数補正+1)=55*吹き飛び!
 つかさ→ブロック 48 ( ハート4 )( 6 + 4 )+(人数補正+1)+(ガッツ200未満ペナ-2)=57★*吹き飛び!
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
★勇儀→大江山嵐 61 ( ハートA )+( 4 + 1 )=66★
★輝夜→たすけてえーりん! 60 ( ハートQ )( 5 + 2 )=67★
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そしてウサギDがフォロー

ドガガガガガッ、ガキィイッ!!

慧音「――ッ、! やはり駄目か……!?」

つかさ「(後一歩……! 後一歩踏み出せていたら、私が顔面でシュートを受けきれていたのに……!?
でも、次はきっと無理。 さすがに、体が、うごか……ない)」

勇儀「――よし。 まずは二人! 後はお前さんだけだ……!」

輝夜「ふ、ふん……! あいつらDF陣は単なる私の引き立て役よ!
べっつに何とも思ってないんだからね……!!」

勇儀「……と、のたまう割には足が震えている。
あんた、力も知力も外見以上ではあるようだが――実戦経験が不足しているんじゃないかい?
さっきからずっと、ビビってるのがバレバレだよ?」

大技である『三歩必殺』に拘らず、燃費の良い副砲である『大江山嵐』を迷わず放った勇儀。
しかし、彼女のシュート力の高さからすると、その判断は誤りでは無い。
(普段の言動からは決してそうは見えないが)聡明な輝夜は、このシュートの恐ろしさに気付いていた。

輝夜「……ええ。 ビビってるわよ。 後1.2秒くらい後までは……ね(――しかし、鬼ってヤツは本当にチートねぇ。
このシュートで既に永琳の『爆宙アポロ』を超えた威力を叩きだしてるっていうのに。
正直、キックオフでロマン溢れるシュートを撃たれるよか、こんなシュートを連発された方が目茶目茶厄介よ……!
どうせ時間が無いからって、いよいよ出し惜しみせずに来たわね)」

228 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/22(土) 01:05:12 ID:???

――星熊勇儀が撃つシュートの威力は、大会でも間違いなく最大規模。
レミリア・スカーレットや霧雨魔理沙にも負けない……いや、それをも上回っていると認めざるを得ない。
少なくとも、前述の彼女たちは勇儀程、この程度の威力のシュートは連発出来ない筈だ。
ことシュートにおいて、星熊勇儀は幻想郷の頂点に立っていると評価しても良い。

――ドゴォォォォオオオオオオオオオオオオオ……!

シュートは弾丸のように勢いよく、ルナティックスのゴールの真正面。
すなわち、輝夜のどてっぱらに風穴を穿たんと猛進していた。 輝夜は、観念したかのように天を仰ぎ――。

輝夜「(……………!)あー。 こりゃ、私の勝ちね」

勇儀「……なにィ?」

バシュッ、ゴォォォォォォォオオオオオオオッ……バチィイッ!!

実況「輝夜選手、止めた〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」

――それを合図に、天から一陣の閃光が降り注いだ。
勇儀の必殺シュートは閃光によって完全にその威力を殺されて零れ球となる。
勇儀が訝しげに輝夜の方を見やると、彼女は既に普段の不敵で不遜な笑顔を取り戻していた。

229 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/22(土) 01:07:36 ID:???
輝夜「……ふふん。 ビビりの私は数秒前に卒業したのよ。 ――なんたって、えーりんが来てくれたからねっ!」ブイッ

永琳「(姫様。 このセービングは一応『姫様が全力でダイビングキャッチに向かう必殺セービング』という扱いなのだから、
そう堂々と喧伝するのは実は困ります!)」ボソボソ

輝夜「あれっ、そうだったっけ。 まぁ良いじゃない、止められたんだから文句は言いっこなしよ!」

勇儀のシュートを止めたのは、輝夜では無い。 誰かの仕業だ。
あの時輝夜は、一切のセービング行為を放棄し、天を仰いで「誰か」の助けを待っていた。
僅かにでも自力で防げる希望があるのなら、セービングを放棄せず、パンチングにでも向かって良かったにも関わらず…である。

勇儀「――他者への信頼。 それだけを以てあんたはセービングに向かったのか……!?
馬鹿な、馬鹿すぎる……! 私も馬鹿だが、お前さんは私以上の馬鹿だ……!」

輝夜「……友情とか信頼ってのには、色んな形があるからね。
私と永琳が、たまたまそんな感じだっただけよ。 
――だからバカって連呼すんの、やめてくれないかしら?
バカって言った方がバカなのよ、バーカ! もこたんの次にバーカ!」

勇儀「………はは。 お月さんに住んでるだけあって、セービングも友情も、
そして馬鹿さ加減も、私らとはスケールが違い過ぎる、ってことか。
そりゃあ、地底でやくざ暮らしのチンピラ妖怪如きが勝てるわきゃねぇやな…。
あっはははははは!! これは一本やられたと言わざるを得ないな!」

230 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/22(土) 01:08:46 ID:???
タッ…グラッ!

勇儀は上機嫌に輝夜の元を走り去ろうしたたが……やはり、シュートを連発した事による負担は大きかったようだ。
彼女の脚は既にもはや覚束ない。

お燐「ゆ、勇儀姐さん大丈夫!?」

勇儀「おっと、すまん。 ……飲み過ぎたかな」

心配するお燐を尻目に勇儀はそうやって場を取り繕い、「迎え酒だ」といつも通り笑いながら酒を呷っていたが……。

勇儀「(――この試合、私はもはやロクに動く事ができんな。
こうなると、古明地やあの馬鹿姫じゃあ無いが。 ――信じてみようかね、『仲間』ってヤツをさ)」

彼女の身に掛かった負荷は、お燐や他の者が見て分かる以上のものだった。

*勇儀のガッツが100を切りました。 以降回復するまで、ガッツ100未満ペナ(−3)が発生します。
*つかさのガッツが100を切りました。 以降回復するまで、ガッツ100未満ペナ(−3)が発生します。

231 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/22(土) 01:11:05 ID:Kx1laAug
ポロッ……ポムッ。

ウサギD「――ボール、フォローしました!」

つかさ「はぁ、はぁ……。 ありがとうDちゃん。 後は敵の残りが上がって来るまでにフィードを上げて――!」

慧音「……いや、今や後半も23分を回った局面だ。 この局面は無理にボールを前線に押し出さなくとも、
パスカル君やてゐ。 そして薬師殿を中心にボール回しで時間を稼ぐという手もあり得る。
得点の差は広められんが……それでも、確実に数分時間を稼げるというのは大きい。 そんな選択肢もあるのではないか?」

ウサギD「た、たしかに……! ど、どうしようかなぁ……!?」

鈴仙「(――む。 どうやらDちゃんが少し悩んでるみたいね。
いつも通り前線に大きくフィードして得点を狙っていくか、それともボールを回して時間を稼いでいくか。
点差が付けば有利だけど、元気な空やお燐、そして松山あたりに同点にされたら危ない。
時間を稼げても有利だけど、ボール回しの途中に奪われ失点になったら笑えないし、何よりこのチーム相手に1点差は信頼できない!
どっちにも良い点と悪い点がありそうだけど、ここは何か言っておくべきかしら……?)」

A:ボールを前線へフィードして貰う。(更に判定)
B:ボールを中盤で回し、時間を稼ぐ。(更に時間稼ぎ判定)
C:ウサギDにはドリブルで上がってもらう。
D:ウサギDの判断に任せる。
E:その他 慧音に上がって貰いたい場合、つかさとワンツー突破したい場合もこちらで

鈴仙のガッツ:230/880

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

232 :森崎名無しさん:2014/11/22(土) 01:12:35 ID:21D7MX3w
A

233 :森崎名無しさん:2014/11/22(土) 01:13:19 ID:jvpRRNRQ
C

234 :森崎名無しさん:2014/11/22(土) 01:13:20 ID:D7bvGBl+
E 蹴り出すように命令して、メンバー&フォーメーションチェンジ

235 :森崎名無しさん:2014/11/22(土) 01:20:34 ID:FsnO7ct+
A

236 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/22(土) 01:20:51 ID:Kx1laAug
――と、言ったところで短くて恐縮ですが、今日の更新はここまでにします。

皆さま、本日もお疲れ様でした。

237 :森崎名無しさん:2014/11/22(土) 01:22:40 ID:???
誰が点とるの?
佳歩?
それとも、スルーとかの搦め手からの一対一?

238 :森崎名無しさん:2014/11/22(土) 01:44:04 ID:???
さとりのガッツもペナ域だし永琳のアポロかな
キスメも次のブロックでペナいくだろうし、高火力で一気に削り取るのが良さそうだと思う

239 :森崎名無しさん:2014/11/22(土) 08:09:36 ID:???
ここからシュートが何本も続くとは思えないしガス欠を気にすることないと思うが

240 :森崎名無しさん:2014/11/22(土) 19:33:41 ID:???
取りあえずもう一点取れば後はほぼ勝ち
そうしたら鈴仙をMFかDFにもどすべきかな?
個人的にはそろそろアミバに働いてもらいたいところ

241 :森崎名無しさん:2014/11/22(土) 19:50:10 ID:???
アミバ、やらかしそうで怖いが…
まあ、その時はねじ込めばいいか

242 :森崎名無しさん:2014/11/22(土) 19:51:40 ID:???
だから今回のGKにねじこみは

243 :森崎名無しさん:2014/11/22(土) 19:55:53 ID:???
さとりさんの能力のせいでアポロの選択肢が抜け落ちてた。
さとりさんのパPA内パンチングと同値くらいだっけ?
まさにやってみないとわからないレベルかな。
まあ、いざというときにJOKER出すし師匠。

ウサギBが名無しウサギさんで一番能力値高いんだよね。
タックルとパスだけでもそれなりに鍛えたらいい働きしてくれそう。

244 :森崎名無しさん:2014/11/22(土) 19:58:25 ID:???
大真面目に、アミバに働いてもらわないとな

245 :森崎名無しさん:2014/11/22(土) 20:01:04 ID:???
DFで強いのが3人いれば十分だし(中山が帰ってくれば4人)
その3人の誰かのストッパー能力強化のが絶対手堅いはず

それはそうとアミバを使うならジャギとの対決かw

246 :森崎名無しさん:2014/11/22(土) 20:03:41 ID:???
さとりのPAでのパンチで61-1、アポロで61なら若干有利か?
というか、さっきで使って全然よかったと思う

247 :森崎名無しさん:2014/11/22(土) 20:05:44 ID:???
永琳に繋げるなら、パルスィを何とかしないとやばくない?
自分がさとりさんなら、パルスィにマンマークさせるな。

248 :森崎名無しさん:2014/11/22(土) 20:06:40 ID:???
いや、アポロで空中戦挑むならパルスィは無力

249 :森崎名無しさん:2014/11/22(土) 20:08:57 ID:???
そこでやらかすのがアミバクオリティ

250 :森崎名無しさん:2014/11/22(土) 20:12:05 ID:???
アミバ「安心しろ!貴様を倒し、俺が永琳として生きてゆく!鈴仙、暴力はいいぞ!」

251 :森崎名無しさん:2014/11/22(土) 20:14:08 ID:???
師匠完全にアミバになっとる。
自分としては前転シュートのやり直しJOKERが鮮烈でやらかすイメージがあまりないな。

やっぱり慧音か妹紅のタックル鍛える方がいいかなあ。
けど伸びしろ的にうまいのはウサギさんたちなんだよねえ。
今の佳歩やつかさの活躍を見ると、もうひとりくらい名有り昇格してくれると、
中山さん帰ってくるといよいよ隙のない布陣が組めるとつい夢を抱いてしまう。

252 :森崎名無しさん:2014/11/22(土) 20:32:09 ID:???
アミバ様の場合、パルスィに負けまくるは、ハットトリックの鈴仙に使えないと毒づくは…
予想以上に斜め上逝ったからなぁ

253 :森崎名無しさん:2014/11/22(土) 22:56:54 ID:???
大雑把に今の状況を纏めると
永琳:ん?間違ったかな?
鈴仙:全部鈴仙のせい
佳歩:元ヒロイン
つかさ:おのれディケイドォオオオーーー!!!
妖夢:嫁(宗教家やセールスの撃退術を学んでいる途中)
パスカル:頼れるエースキラー
反町:ジュウコンカッコカリ
ウサギB:いい子
ウサギC:おしゃべり魔王
ウサギD:たぶんいちばんおつぱいでかい
もこたん:フリーキックじゃ無いとやる気でない
慧音:「よゐこの諸君!どうでもいいが、
寺子屋で教えている人は先生じゃなくて師匠と呼ばれている。
だが慧音師匠って、なんだか変な響きがして嫌な感じがするな」
中山さん:さんじゅうろくさい

なるほど、分からん。

254 :森崎名無しさん:2014/11/22(土) 22:57:18 ID:???
天才に出来ないことはないそうだしPA外からアポろうぜ(錯乱)

255 :森崎名無しさん:2014/11/22(土) 23:02:22 ID:???
>>253
なるほど、わからん。
とりあえずウサギDちゃんについてなぜそう思ったか訊かせてもらおうか。

妖夢はマジで岬に勧誘済みかもしれないんだよねえ……

256 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/22(土) 23:21:16 ID:???
こんばんは、今日も更新していきます。
長野の方で大きな地震があったようですね……。 幸いに私は全く何の影響も無かったのですが、
被害の大きい地域の方につきましては、ご無事をお祈りしております。

>えーりんの扱いについて
すっかりひどい扱いになってますが、能力値は高いです。
今回の試合は活躍してないですが、これまで通してでは普通に活躍していますし。
ガッツペナありのさとりのパンチングと、永琳の爆宙アポロで同値ですね。
>>252
パルスィに負けまくったのは確かに擁護できませんが、
鈴仙に毒づいた(ように見えた)のは私の描写ミスですので、そこだけは何卒ご容赦頂ければ幸いです。
>>253
こういうまとめ(?)見ていて面白いですし、話のとっかかりにもなるので大変ありがたいです(笑)
出番の少ないウサギKちゃんはともかく、姫様にもスポットライトを当ててあげてくださいw
>>254
アーリークロス的なスキルがあれば、そうしたプレイも可能かもです。
>>255
一応ウサギDちゃんはまだ子供という体で書いていますが、
判定次第で衝撃の事実が明らかになるかもですねw 高い浮き球的な意味で。
妖夢については、今後の展開は一通り考えていますが、たぶん嫁です。

257 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/22(土) 23:23:15 ID:Kx1laAug
A:ボールを前線へフィードして貰う。(更に判定)

鈴仙「――Dちゃん、慧音さん。 ここは時間よりも点差です!
だから、思いっきり蹴りだしちゃってくださ〜〜〜〜〜〜〜いっ!!」

バッ! バババッ!

ウサギD「はっ。 あれは鈴仙さまの必死すぎるジェスチャー……!」

慧音「まるで阿波踊りのような振付だな……。 しかも普通に叫んでもいるから、あまり意味が無いような。
――と、そういう事を言っている場合では無かったか。 ウサギD、フィードを頼むっ!」

ウサギD「ええ、わかりました。 ……でっりゃ〜〜〜〜っ!」

グワアアッ、バゴオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!

実況「ウサギD選手、零れたボールを元気よく前線へと蹴りだしました!
前線にはパルスィ選手や松山選手など、地霊殿の強豪選手も何人かマッチアップしていますが、
永琳選手や佳歩選手、鈴仙選手にてゐ選手も充分フォローできる距離にいます!
ルナティックス、ここで決定打を撃つ事が出来るか! それとも地霊殿、ここで最後のチャンスをつかむか〜!?」

258 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/22(土) 23:32:45 ID:Kx1laAug
とり「くっ……!(――私が消耗し、ヤマメが負傷し。
そしてキスメの桶の耐久にも不安が残るこの状況! 私は、最後まで光を掴みきれるでしょうか……!?)」

鈴仙「はぁ、はぁ……!(私の体力もいっぱいいっぱいだけど。
私には師匠が、佳歩が、パスカル君にてゐに妹紅が居る! 私達が、最後に光を掴みきってみせるのよ……!?)」

先着1名様で、

★最後の攻防?→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→熱い観客「妹紅ーっ! 幻想郷をもっと温暖化させるんだー!!」熱い観客の声援を受け、妹紅が再び燃える!?
ダイヤ→佳歩がPA手前でボールをフォロー。 有利な状況でラビットテイルを撃ちに行ける!
ハート→てゐがPA手前でボールをフォロー。 パスかドリブルでこいしを交わせば、チャンス到来!
スペード→永琳が中盤上がり目の位置でボールをフォロー。 マーカーのパルスィに雪辱戦を挑む!
クラブ→松山が中盤上がり目の位置でボールをフォロー。 パスカルがタックルに向かう!

259 :森崎名無しさん:2014/11/22(土) 23:33:20 ID:???
★最後の攻防?→ スペード4

260 :森崎名無しさん:2014/11/22(土) 23:35:15 ID:???
嫌な予感しかしてこないな・・・

261 :森崎名無しさん:2014/11/22(土) 23:35:41 ID:???
「ラストチャンスですね、師匠」

262 :森崎名無しさん:2014/11/22(土) 23:46:21 ID:???
>258
いつのまにか地霊殿の主が鳥類にとってかわられていた件について

263 :森崎名無しさん:2014/11/22(土) 23:50:44 ID:???
とり…

264 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 00:01:29 ID:???
鳥といえばミサキ神、地霊殿が原作人気1位にのっとられたか…(こじつけ)

265 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/23(日) 00:02:06 ID:3NY5CDkM
★最後の攻防?→ スペード4 ★
スペード→永琳が中盤上がり目の位置でボールをフォロー。 マーカーのパルスィに雪辱戦を挑む!

ギュウウウウン……ポムッ!

永琳「――さて。 ここでボールを拾ったは良いけれど……」

パルスィ「妬ましい……! 折角何度もお前に勝っているのに、
私の活躍は完全に無視されて、お前の失態ばかりがあげつらわれる現状が妬ましい……!」

タッ、ズザアァァァァアアアアアッ!!

実況「上がり目の位置に居た永琳選手、ボールをフォローしたは良いが、
この試合、永琳選手とは相性の悪いマーカー・水橋パルスィがタックルに向かっている!!
永琳選手、ここで負のジンクスをねじ伏せる事が出来るか、それとも〜〜〜!?」

永琳「…………!」

鈴仙「(あの師匠の様子……! 師匠。やっぱり貴女は、怒っておられたんですね。
パルスィの才能をも覆すファインプレーに敗北した自分自身に……!
普段は氷のような表情と超然とした態度で隠しているけれど、貴女は……)」

輝夜(ゴール前)「(――永琳はやっぱり、一度火が付いたら止まらないのよねぇ。
普段が冷静なだけに、ああなったらもう、私でも止められないかも)」

永琳「……私は、勝つわ」

パルスィ「……それが? 言ってしまえばね、あんたのような天才が私のような凡才に勝つのは当たり前。
今更汚名を返上したってね、あんたはもう過去には戻れない。
これからずっと、奇異と侮蔑の目線とがあんたを迎え続けるのよ……!」

266 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/23(日) 00:04:21 ID:3NY5CDkM
永琳「……ええ、そうね。 それは貴女の言う通りかもしれない。
けれどやっぱり。 私は……勝つわ。 貴女では無い、私自身にね……!」

タッ、タタタタタタッ……! キュンッ!

実況「永琳選手急加速! パルスィ選手のマークを、ドリブルで無理やり引き剥がしにかかった〜!!」

先着2名様で、

★永琳→ドリブル 53 ( ! card )( ! dice + ! dice )=★
★パルスィ→タックル 47 (! card)(! dice + ! dice)=★
と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。

【攻撃側】−【防御側】
≧2→永琳、ドリブル突破! パルスィは二度目のタックルに向かう!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(てゐがフォロー)(ウサギBがフォロー)(松山がフォロー)
≦−2→地霊殿ボールに。
【補足・補正・備考】
永琳のマークがダイヤで「月の頭脳的ドリブル(+5)」が発動します。
永琳のマークがハート・スペードで「月面ドリブル(+3)」が発動します。
永琳は、スキル・蓬莱人により絶対に負傷しません。
永琳のダイスの合計が2の時、スキル・月のファンタジスタが発動し数値を12とします。
パルスィのマークがダイヤで「丑の刻参り(+2、吹飛2)」が発動します。

267 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 00:04:57 ID:???
★永琳→ドリブル 53 ( スペード2 )( 1 + 1 )=★

268 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 00:05:27 ID:???
★永琳→ドリブル 53 ( ハートQ )( 4 + 4 )=★

269 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 00:05:37 ID:???
★パルスィ→タックル 47 ( スペード7 )( 1 + 2 )=★

270 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 00:05:38 ID:???
★パルスィ→タックル 47 ( クラブA )( 4 + 3 )=★

271 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 00:06:01 ID:???
★パルスィ→タックル 47 ( ダイヤ10 )( 3 + 4 )=★

272 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 00:06:31 ID:???
完璧にやり返しおったw

273 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 00:07:19 ID:???
本当は案牌のはずだったからね

274 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/23(日) 00:22:26 ID:3NY5CDkM
★永琳→ドリブル 53 ( スペード2 )( 1 + 1 )(*スキルにより12扱い)+(月面ドリブル+3)=68★
★パルスィ→タックル 47 ( スペード7 )( 1 + 2 )=50★
≧2→永琳、ドリブル突破! パルスィは二度目のタックルに向かう!

永琳「――私は、天才」

スッ……!

永琳「天才とは常に孤独にして孤高。
生まれながらに勝利を約束されており、たった一度の敗北も許されぬ。
もしも万一に、敗北があるとしたら。 その時は――!」

シュンッ……ピタッ。 ……クルルルルルッ……!!

パルスィ「か……回転しながらボールをキープ……!? こんなの、普通じゃ考えられない……!?」

永琳「……より優れた自身へと、変革を行うべき時!
教えてあげるわ水橋パルスィ、天才は常に進化し続ける!
そして――誰もが、光ですらも、その速度に追いつくことは出来ない……!!」

バッ! キュンッ、 シュッ、シュシュッ………!!

実況「な……なんだなんだなんだ〜〜〜!?
永琳選手、回転しながら更に360度、無指向性、速度可変のフェイントを繰り返している!
これは恐らく『月面ドリブル』の体勢でしょうが……しかし、それにしてはあまりに早すぎる!
こ……これこそが、天才の底力。 真の実力と言うべきものなのでしょうか!?」

永琳「……褒められるのは、まだ早い。 何故なら――」

パルスィ「……妬ましい。 私がその程度では諦めない選手と、読まれているのが妬ましい……!!」

ダダダダダダッ……ズザアアアアアアアアアッ!

275 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/23(日) 00:23:38 ID:3NY5CDkM
実況「――そして、このプレーが天才の底力と言うならば。
それに対してボロボロに翻弄されながらも、マークを実行し続け再びタックルに向かえるのは、
パルスィ選手の底力だと言う事でしょうか! 永琳選手、二度目も無事に突破する事ができるか〜!?」

永琳「……ぬくっ!」

先着2名様で、

★永琳→ドリブル 53 ( ! card )( ! dice + ! dice )=★
★パルスィ→タックル 47 (! card)(! dice + ! dice)=★
と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。

【攻撃側】−【防御側】
≧2→永琳、ドリブル突破! パルスィは二度目のタックルに向かう!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(てゐがフォロー)(ウサギBがフォロー)(松山がフォロー)
≦−2→地霊殿ボールに。
【補足・補正・備考】
永琳のマークがダイヤで「月の頭脳的ドリブル(+5)」が発動します。
永琳のマークがハート・スペードで「月面ドリブル(+3)」が発動します。
永琳は、スキル・蓬莱人により絶対に負傷しません。
永琳のダイスの合計が2の時、スキル・月のファンタジスタが発動し数値を12とします。
パルスィのマークがダイヤで「丑の刻参り(+2、吹飛2)」が発動します。

276 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 00:24:31 ID:???
★永琳→ドリブル 53 ( スペード5 )( 6 + 6 )=★

277 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 00:25:02 ID:???
★パルスィ→タックル 47 ( スペードA )( 4 + 3 )=★

278 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 00:26:08 ID:???
確変入ったww

279 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 00:27:20 ID:???
なんというオーバーキルw

280 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 00:28:00 ID:???
まあ、普通こうなるよね。
にしても、ファンタジスタ→六ゾロとか師匠パナイ。

281 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/23(日) 01:49:52 ID:3NY5CDkM
★永琳→ドリブル 53 ( スペード5 )( 6 + 6 )+(月面ドリブル+3)=68★
★パルスィ→タックル 47 ( スペードA )( 4 + 3 )=54★
≧2→永琳、ドリブル突破! パルスィは二度目のタックルに向かう!

パルスィ「『負けたから本気を出します』――と、決意しただけで勝てるとでも言うの……?
だとしたら、途轍もなく妬ましいわね。 ……もっとも、そんな事は幾らに天才でも不可、の――!?」

クルッ! クルクルクルッ! シュンッ、フワァァアッ……スパァッァアッ!!

永琳「私は天才、あらゆる者は私の敵であってはならない。
しかし、もしも私に敗北すべき存在があるとしたら、それは――水橋パルスィ、貴女では無く過去の自分自身。
……その事実を、私は今まで失念していたみたいね。 感謝するわ、思い出させてくれて」

パルスィ「べ……別次元すぎて妬ましい。 ね〜た〜ま〜し〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜いっ!」

実況「え……永琳選手! 普段の緩急入り混じるフェイントドリブル『月面ドリブル』に加えて、
超高速のヒールリフトとターンを交えながら、パルスィ選手を一歩も寄せ付けない〜〜っ!
さしずめこれは――『月面リフトターン』と言ったところでしょうか!!」

観客「ワァァァァアアアアアアアアアアアッ!」「えーりん!」「えーりん!」「えーりん!」「えーりん!」

これまでの不調が嘘のような、天才・八意永琳による一方的かつ華やかなプレーに、観客は大いに沸きあがる。
それは近くで見ていた鈴仙からしても、まさに完成された芸術品の如く精密で優雅な技の応酬。
パルスィが言ったように、その技は別次元だった。

282 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/23(日) 01:51:05 ID:3NY5CDkM
鈴仙「師匠は……やっぱり凄い。 私だったら幾ら頑張っても、あんな風にはなれないよね……」

佳歩「――でも。 お師匠様だって、幾ら頑張っても鈴仙さまみたいにはなれないと思います。
それで。 私は……鈴仙さまには、お師匠様とは違った良さがあると思います」

鈴仙「……ふふ、大丈夫。 分かっているから(そう。 今日もキャプテンをしてみて分かった。
私は私、師匠みたいにはなれない。 だけど……皆は、師匠らしくない、ありのままの私も認めてくれていた。
だから……大丈夫。 私は、私なりに強くなれば良い……んだよね)」

*永琳がドリブルフラグを回収! 『月面リフトターン』(1/4でドリブル+4)を習得しました。
*永琳のドリブル値は高い為能力値は増加しません。
*『月面リフトターン』の習得により、『月面ドリブルの発動率が1/4減少します。(つまり、(5,4,3,0)で技が発動します)』
*永琳のドリブル能力が、第一部の成長限界に達しました。 今後、第一部(第二章)が終了するまでドリブルフラグは立ちません。

283 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/23(日) 01:59:08 ID:3NY5CDkM
実況「さあ! そしてそのままバイタルエリアへと再び進撃して来た永琳選手!
先程のコーナーキックでは守備参加していた、空選手と松山選手が上がっていた為、PA内には手負いのヤマメ選手とキスメ選手。
そしてこいし選手がうずうずと、周囲の鈴仙選手へ向かうボールをカットせんと身構えております!
さあ、永琳選手! 試合も後半26分とクライマックスの中、どう動くか〜〜〜!?」

鈴仙「……し、師匠!(――どうしよう。 この局面はどうやってフィニッシュを決めた方が……!?
左サイドハーフのこいしにとって距離が遠い佳歩だったら、特にカットされる事も無く『ラビットテイル』を撃ってくれそう。
師匠がPA内に切り込んで『爆宙アポロ』を撃つとしたら――こいしのパスカットをくぐらなきゃいけない。
あとは、体力的には一応、『インビジブルデューパー』も撃てそうなんだけど、それは相手も嫌がるでしょうし、
起点になるてゐに中継させまいと、あの無意識妖怪はすっとんで来るでしょうね。
――う〜ん。 こ、ここは……!?)」

A:佳歩にグラウンダーのパス。 『ラビットテイル』で決める!
B:自分(鈴仙)との『月人師弟コンビ』でPA内に切り込み、永琳が『爆宙アポロ』で決める!
C:永琳は必殺パスでてゐに渡し、てゐとの『インビジブルデューパー』で決める!(威力:62+1/4で失敗)250消費
D:永琳は必殺パスで自分(鈴仙)に渡し、自分(鈴仙)が必殺シュートで決める!
E:永琳のドリブルで、PAまで突っ込んでもらい、さとりとの一対一で勝負して決める!
F:永琳の判断に任せる。
G:その他 自由選択枠

鈴仙のガッツ:250/880

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*インビジブルデューパーの現在の完成度LVは3です。(現在:3/6)
*完成度LVの経験値はシュートを決めると+3、失敗もしくはシュートが決まらないと+1されます。

284 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 02:02:47 ID:ezUWMnrw
B

285 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 02:05:32 ID:Puk27as6
B

286 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/23(日) 02:06:40 ID:3NY5CDkM
――と、いったところで今日の更新はここまでです。
書き忘れていましたが、月人師弟コンビの鈴仙側のパス力は52、消費ガッツは60となっております。
また、鈴仙は只今ガッツ300未満ペナがありますので、そちらも考慮願います。

>>262-264
さとりさんすみません……さが抜けていました。
お空はたぶん関係ありませんw
>>278-280
この爆発力が師匠の凄い所だと思います。

それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。

287 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 02:09:34 ID:???
乙です
アレ?アミバがいつの間にか本物と選手交代してるんだけどいつしたの?
LoV3にハクタクがとうとう出ましたね・・・

288 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 06:05:56 ID:???
外したらうわらば!だな

289 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/23(日) 15:06:06 ID:3NY5CDkM
こんにちは、今日は沢山更新していきたいです。
>>287
乙ありがとうございます。
ムラッ気があるという意味ではディアス君っぽいですし、きっと最初から本物だったんでしょう。
lov3はバージョンアップしてから少ししかやってませんが、昨日早速シルバーリーグに落ちました(戦犯)
日々の仕事と同じく、テンパってる間にボロボロになってます。
>>288
うわらばってアミバのセリフだったんですね…今知りました(汗)

すみません、一点ミスが発覚しました。
>>286で月人師弟コンビの鈴仙側のパス力は52とありましたが、正確には51でした。
ですが、アナウンスの前に既にBに2票入っていた事もありますので、判定だけ修正して、
このまま進めさせて頂きたいと思います。 ご了承下さい。

290 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/23(日) 15:07:14 ID:3NY5CDkM
B:自分(鈴仙)との『月人師弟コンビ』でPA内に切り込み、永琳が『爆宙アポロ』で決める!

永琳「(私の『爆宙アポロ』ならば、PA内での古明地さとりのセービングに対抗する事が出来る。
もっとも、勝負としては互角かやや私に分が悪い位でしょうけど……私が上がる事で、佳歩のねじ込みにも期待が持てる。
ここは……)ウドンゲ……出来るかしら」

鈴仙「(師匠……私と同じ事を考えてた)――ええ。 少しパフォーマンスは落ちますが……それでも、切り込む位なら」

鈴仙が永琳に視線を合わすよりも早くに、永琳は鈴仙の方をチラリと見ていた。 
不思議な事に、ついさっきまであんなにも圧倒的だった永琳が、自分を頼りにしてくれているような気がした。
それは今まで長らく師弟関係を結んできた鈴仙にとって、始めての感覚だった気がする。

永琳「ウドンゲ――行くわよ!」

鈴仙「……はいっ、師匠!」

バシュウッ! バシュッ、バシュッ、バシュッ……!!

実況「で、出た〜〜〜! 永琳選手と鈴仙選手との息のあった連続ワンツー!
『月人師弟コンビ』が、地霊殿のバイタルエリアで炸裂!
どうやらこのままPA内まで切り込んでいく模様です、永琳選手!!」

こいし「良く分かんないけど、そうはさせないよ〜っ!」

バァァァァッ……!!

実況「その連続ワンツーに飛んで行くのは、ストッパーの古明地こいし選手! そして……!」

ヤマメ「ちょいと待ちな……! 私も行かせて貰おうか!」

ガッ、バァァァァアアアッ!!

291 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/23(日) 15:09:39 ID:3NY5CDkM
実況「さらに、先程妹紅選手のシュートで大やけどを負ったSBの黒谷ヤマメ選手も飛びました!
パスカットが得意なDFを自称する彼女のプライドが、その身を突き動かしたのでしょうか!
フォローに備えるゾンビ妖精選手にキスメ選手、パンチングに備えるさとり選手を尻目に、
PA内で激しい空中戦が始まりました! 果たして勝利するのはどっちだ〜〜!?」

先着2名様で、

★永琳→月人師弟コンビ 53 ( ! card )( ! dice + ! dice )=
 鈴仙→月人師弟コンビ 51 ( ! card )( ! dice + ! dice )+(最大ガッツ300未満ペナ-1)=★
★こいし→パスカット 48 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 ヤマメ→パスカット 49 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)+(軽傷未治療-2)=★
と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。

【攻撃側】−【防御側】
≧2→永琳と鈴仙、突破成功! 永琳が高いボールに動きを合わせる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(佳歩がフォロー)(キスメがフォロー)(さとりがフォロー)
≦−2→地霊殿ボールに。

【補足・補正・備考】
鈴仙のスートと敵スートが一致時、スキル・狂気の瞳LV3により敵の数値が−2されます。
永琳のダイスの合計が2の時、スキル・月のファンタジスタが発動し数値を12とします。
ヤマメのマークがダイヤ・ハートで「キャプチャーウェブ(+2)」が発動します。
こいしのマークがダイヤで「妖怪ポリグラフ(+3)」が発動します。

292 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 15:11:10 ID:???
★永琳→月人師弟コンビ 53 ( スペード3 )( 3 + 2 )=
 鈴仙→月人師弟コンビ 51 ( ハート9 )( 2 + 6 )+(最大ガッツ300未満ペナ-1)=★

293 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 15:11:20 ID:???
★永琳→月人師弟コンビ 53 ( ハート3 )( 2 + 1 )=
 鈴仙→月人師弟コンビ 51 ( スペードQ )( 2 + 1 )+(最大ガッツ300未満ペナ-1)=★

294 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 15:14:14 ID:???
★こいし→パスカット 48 ( ハート7 )( 4 + 4 )+(人数補正+1)=
 ヤマメ→パスカット 49 ( スペード5 )( 2 + 4 )+(人数補正+1)+(軽傷未治療-2)=★

295 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/23(日) 15:53:35 ID:3NY5CDkM
★永琳→月人師弟コンビ 53 ( スペード3 )( 3 + 2 )=58
 鈴仙→月人師弟コンビ 51 ( ハート9 )( 2 + 6 )+(最大ガッツ300未満ペナ-1)=58★
★こいし→パスカット 48 ( ハート7 )( 4 + 4 )+(人数補正+1)+(狂気の瞳-2)=55
 ヤマメ→パスカット 49 ( スペード5 )( 2 + 4 )+(人数補正+1)+(軽傷未治療-2)=54★
≧2→永琳と鈴仙、突破成功! 永琳が高いボールに動きを合わせる!

鈴仙「師匠っ!」

バシュウウウウウウウウウッ……! ギュンッ!

こいし「ふ、ふへっ? ボールがブレた!?」

鈴仙「(やっぱり、無意識を司り意識を持たぬ妖怪と言えど、外界を察知する為の五感は普通の人妖と同等!
だから、波長をぶつける対象をボールにすれば……こうやって交わす事が出来る!)」

永琳「(――成程、考えたわねウドンゲ。 そしてその方向性はきっと正解。
貴女は私のような天才では無く、また、中山君程にストイックでは無い。
とはいえ、パスカル君程に達観していない貴女だからこそ出来るプレーは、きっと他にもある筈よ……!)――受け取って、ウドンゲ!」

バシュウッ!

鈴仙「ええ、師匠! ……そして、これでフィニッシュです!!」

――タッ。 バシュウウウウウウウウウッ!!

ヤマメ「ちいいっ……!(天才だけに意識を集中してれば良いと思ってたけど、鈴仙も鈴仙で意外とパスが上手い!
あ〜あ、風穴で会った時からして、もっとチョロそうな奴だと思ってたんだけどなァ)」

実況「そして、鈴仙選手はヤマメ選手の決死のジャンプも振り切る高いセンタリング!!
永琳選手、パスをキャッチする代わりに高空高く飛び、ダイレクトシュートに向かいます!!」

                       バァァァァァァァァァアアアアアアアアアアア……ッッ!

296 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/23(日) 15:57:53 ID:3NY5CDkM
            永琳「――私は、私に勝利せねばならない。 それこそが姫の願いにして、喜び!」

         さとり「……素晴らしい従者精神ですね。 ウチのペット達にも、是非見習って貰いたいです」

                     ――そして、PA内で永琳とさとりは対峙した。
             遥か彼方天空を抱く永琳と、大地を踏みしめ這うさとりは互いに不敵な微笑みを作る。

            さとり「『私から見てゴールポスト左上端』……ですか。 止めさせて頂きます」

          永琳「ええ、そうよ。 ――全く、ある程度の抗魔力があっても防げないとは、凄まじい読心能力ね」

             さとり「考えているのなら、神だろうが閻魔だろうが心を読み取ってみせる。
                     それこそが、私達覚妖怪のアイデンティティですから。
                           ――さぁ、お喋りはここまでです」

                               永琳「ええ、同感ね!」

                  バッ! グワァァァァアアアアアアアアアアアアアアア……ッ!

                      キスメ「……!」プルプル(←あまりの妖力に恐れている)

                           永琳「天呪。 ――『アポロ13』!!」             

                       ゴオオオオオオ……! ――ド、ドォオオオ……ンン!!

297 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/23(日) 16:01:03 ID:3NY5CDkM
先着3名様で、

★永琳→爆宙アポロ 61 ( ! card )( ! dice + ! dice )=★
★ゾンビ妖精D→ブロック 43 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 キスメ→ブロック  50 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
★さとり→パンチング 56 (! card)(! dice + ! dice)+(覚妖怪+5)+(ガッツ300未満ペナ-1)=★

と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(佳歩がねじこみ)(てゐがフォロー)(ゾンビ妖精Eがフォロー)
≦−2→地霊殿ボールに。
【シューター】−【キーパー】
≧2→永琳の爆宙アポロが地霊殿ゴールを破壊する!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(佳歩がねじ込み)(ルナティックスのコーナーキック)(ゾンビ妖精Eがフォロー)
≦−2→地霊殿ボールに。

【補足・補正・備考】
永琳の「爆宙アポロ」には吹飛係数3が存在します。
永琳のダイスの合計が2の時、スキル・月のファンタジスタが発動し数値を12とします。
キスメのマークがダイヤ・ハートで「飛んで井の中」(+6、150消費)が発動します。
さとりのマークがダイヤで「とめます!」(+2)が発動します。

298 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 16:02:38 ID:???
★永琳→爆宙アポロ 61 ( スペード7 )( 3 + 4 )=★

299 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 16:03:58 ID:???
★ゾンビ妖精D→ブロック 43 ( ダイヤ8 )( 4 + 4 )+(人数補正+1)=
 キスメ→ブロック  50 ( ダイヤK )( 5 + 6 )+(人数補正+1)=★

300 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 16:05:59 ID:???
★さとり→パンチング 56 ( ダイヤ7 )( 5 + 2 )+(覚妖怪+5)+(ガッツ300未満ペナ-1)=★

301 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 16:08:53 ID:???
うわらば!

302 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 16:11:15 ID:???
なんだアミバか

303 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 16:11:18 ID:???
ブローリンに負けてから負け癖ついてる
この天才も脆かったな

304 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 16:13:43 ID:???
キスメが軽傷治療済があったから-1で佳歩がねじこみかな?

305 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 16:19:21 ID:???
PAの中でねじ込むくらいなら手間がかかってもいいから1回戻してくりー

306 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 16:19:34 ID:???
???「おれは天才だ!!
だれもおれには勝てん!!!
時代が 医学より暴力を
必要としているだけのことだぁ!!


307 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 16:27:08 ID:???
伏兵にやられたな

308 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 16:28:36 ID:???
パルスィ二度抜いてそれなりに汚名返上はしているじゃないかw

309 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 16:31:24 ID:???
これは相手を誉めるべき。
そしてその引きを慧音先生やウサギさんたちにもだな……

310 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 16:49:09 ID:???
危ない、危ない。さとりさんのカード数値と同じだから、ポストになるところだったよ。

311 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 16:50:30 ID:???
ブルノにまで敗北していたとは…

312 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 16:51:19 ID:???
新旧問わずポスト・・・やはりアミバか

313 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 17:06:21 ID:???
どうしてこうなった…

314 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 17:35:08 ID:???
佳歩「決める!」

315 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/23(日) 17:49:15 ID:3NY5CDkM
★永琳→爆宙アポロ 61 ( スペード7 )( 3 + 4 )=68★
★ゾンビ妖精D→ブロック 43 ( ダイヤ8 )( 4 + 4 )+(人数補正+1)=56
 キスメ→ブロック  50 ( ダイヤK )( 5 + 6 )+(人数補正+1)+(飛んで井の中+6)+(軽傷治療済-1)=67★
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして佳歩がねじこみ

永琳「はぁぁぁぁぁっ!!」

ゴオオオオッ……!

ゾンビ妖精D「……!!」

バギィイイイイイイイイイイイイイイッ!!

実況「永琳選手の『爆宙アポロ』は凄い威力だ!
ゾンビ妖精D選手の、もはやブロックとも言えない悪あがきなどもろともせず、
隕石のように地霊殿のゴールを突き破りに向かいます!!」

ゴゴゴゴ…ッ!

さとり「(大丈夫。 確かに破壊力は凄まじいけれど、その威力自体は勇儀さんの
『大江山嵐』と互角程度。 PA内の私だったら、五分以上で止められる……!!)」

この時さとりは、自らがこの災害のようなシュートを受け止めなくてはならない事を確信していた。
幸いに桁外れのシュート力を持つチームメイトが居たため、恐怖は少なかったが、
しかしそれでも、油断をすれば間違いなく自分は木端微塵になる。 そう確信するには充分だった。
―――が、さとりのそんな覚悟は、予想の斜め上の方向で覆される事となる。

キスメ「でりゃぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜っ!!」(←しゃべってる)

ブウウウン、ガシャァァッ!! ――――バギィイイイイイイイイイイッ……!!

永琳「……っ!」

316 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/23(日) 17:50:51 ID:3NY5CDkM
実況「き、……キスメ選手が勇気を振り絞った渾身のブロックで、止めた〜〜〜〜〜〜!?
なんという信じがたい事でしょう! 確かにキスメ選手のブロック力は、一芸だけならば一流に並びうるクラスではありますが、
それでも永琳選手の全力のシュートを止めるには無理があると思われていました。 しかし……しかしこれは……!!」

キスメ「……地獄の妖怪にも、友情はあるんだぁぁぁぁ〜〜〜っ!!」

さとり「き、キスメさん……!」

ヤマメ「キスメ、あんた……喋れたんだ!?」

こいし「(仲良しそうなヤマメさんでも知らなかったんだ……)」

さとり「――皆、油断しちゃダメよ! ボールはまだ相手の方に……!!」

コロコロコロ……ポムッ。

佳歩「ふぉ、フォローしました〜!」

実況「しかしボールはまだ生きていた! 佳歩選手がPA内でボールをフォロー!
DF陣が誰も向かえない中、さとり選手と一対一で対峙できる恰好です!!」

観客「わぁぁあああああああああああああ!!」「いっけー! そのままつっこめー!!」
「かほちゃーん!」「頑張れ! 頑張れ!」「まさか戻したりなんて詰まんない真似すんなよー!」


317 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/23(日) 17:54:25 ID:3NY5CDkM

鈴仙「――佳歩!(……しまったわ、少し近すぎたわね。
佳歩には一対一の必殺シュートがあるけれど、さとりさんの一対一能力は未知数。
だけどきっと、心を読む能力があるんだし、厳しすぎる勝負になる事は安易に想像できる。
――となると、一旦後ろに蹴りだすなり、PAを離れるという手もアリになるけれど。
そうしたら、さっきブロックに向かったキスメ含めて体勢を立て直して来るに決まっている。
どうしよう、佳歩に何か指示を出すべきかしら……!?)」

A:「佳歩、そのまま一対一を仕掛けて!」一対一をしかけるよう言う。
B:「佳歩、一旦PAから出て! そこから『ラビットテイル』よ!」一旦PAから出て貰い、ラビットテイルを撃つ!
C:「私(鈴仙)に戻して! マインドシェイカーなら撃てるわ!」自分に戻して貰い、マインドシェイカーを撃つ!
D:「このまま勝負は分が悪い。 一旦後ろに戻して時間を稼ぐのよ!」勝負を諦め、ここは時間を稼ぐ!
E:その他 自由選択枠

鈴仙のガッツ:190/880

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*鈴仙のガッツは200を切っていますので、ガッツ200未満ペナ(−2)が発生しています。
*鈴仙のマインドシェイカーの威力などは、>>2を参照でお願いします(汗)

318 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 17:55:22 ID:Puk27as6
B

319 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 17:55:30 ID:yQnwynqU


320 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 18:12:10 ID:???
カホロットー!

321 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 18:55:53 ID:???
さとりさん、実は競り合いは姫様並で読み当て補正が絶対付くだけとか……ないか

322 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/23(日) 19:29:22 ID:3NY5CDkM
B:「佳歩、一旦PAから出て! そこから『ラビットテイル』よ!」一旦PAから出て貰い、ラビットテイルを撃つ!

鈴仙「(確かに佳歩は一対一用のシュートを持っているけれど、
やっぱり古明地さとりを相手にするには無謀! だったら――)佳歩、一旦PAから出て! そこから『ラビットテイル』よ!」

佳歩「は、はいっ! 分かりました!」

タッ……

実況「お〜〜っと、佳歩選手! 一旦PAを離脱するように後退しました!
やはりPA内でのさとり選手の守備力の高さを警戒したのでしょう!」

キスメ「あいたた……私の桶も、持って後1、2回くらいかな……」

こいし「ねぇねぇ、どうしてふつーに喋れるのに今まで黙っていたの〜?」

キスメ「……!?」(←喋るのが恥ずかしいからだとボディランゲージしてる)

実況「ですが、これをチャンスとばかりに地霊殿のDF陣も再び体勢を立て直しています!
先程ファインセーブを見せたキスメ選手も、ヤマメ選手により元のポジションを取り戻しました!
佳歩選手、再び4枚となった地霊殿サブタレイニアンローゼスの壁を破れるのか〜〜!?」

佳歩「できる、できないじゃない。 ……やるんです!」

グワァッァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

さとり「はぁ、はぁ。 ――来る……!」

佳歩「――天まで走れ、『ラビットテイル』!」

バッ…シィイイイイイイイイイイイイイイイイン!!
 ギュゥゥゥウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウッ!

323 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/23(日) 19:30:53 ID:3NY5CDkM
実況「佳歩選手の、ラビットテイルだ〜〜〜〜!」

佳歩「いっけぇぇえええ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!」

先着4名様で、

★佳歩→ラビットテイル 56 ( ! card )( ! dice + ! dice )=★
★ゾンビ妖精D→ブロック 43 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
 ヤマメ→ブロック 47 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)+(軽傷未治療-2)=★
★こいし→ブロック  47 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
 キスメ→ブロック  50 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)+(軽傷治療済-1)=★
★さとり パンチング 56 (! card)(! dice + ! dice)+(ガッツ300未満ペナ-1)=★

と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(鈴仙がねじこみ)(永琳がねじこみ)(パルスィがフォロー)
≦−2→地霊殿ボールに。
【シューター】−【キーパー】
≧2→佳歩のラビットテイルが地霊殿ゴールを駆け抜ける!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(永琳がねじ込み)(ルナティックスのコーナーキック)(鈴仙がフォロー)
≦−2→地霊殿ボールに。
【補足・補正・備考】
こいしのマークがダイヤで「恋の埋火」(+4、100消費)が発動します。
ヤマメのマークがダイヤで「原因不明の熱病」(+6、150消費)が発動します。
ヤマメのマークがハートで「フィルドミアズマ」(+4、100消費)が発動します。
キスメのマークがダイヤ・ハートで「飛んで井の中」(+6、150消費)が発動します。
さとりのマークがダイヤで「とめます!」(+2)が発動します。

324 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 19:31:41 ID:???
★佳歩→ラビットテイル 56 ( スペード8 )( 1 + 5 )=★
Shoot'em up

325 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 19:36:21 ID:???
★ゾンビ妖精D→ブロック 43 ( ハートQ )( 2 + 5 )+(人数補正+2)=
 ヤマメ→ブロック 47 ( ダイヤ6 )( 3 + 6 )+(人数補正+2)+(軽傷未治療-2)=★

326 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 19:36:54 ID:???
★こいし→ブロック  47 ( ハート9 )( 4 + 2 )+(人数補正+2)=
 キスメ→ブロック  50 ( クラブK )( 4 + 2 )+(人数補正+2)+(軽傷治療済-1)=★

327 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 19:37:40 ID:???
★さとり パンチング 56 ( スペード6 )( 1 + 2 )+(ガッツ300未満ペナ-1)=★

328 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 19:38:38 ID:???
どいつもこいつもGKまで届かないのはあかんわ

329 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 19:40:33 ID:???
しかも枠外…こんなのHA計算外DA☆ZE!!

330 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/23(日) 20:26:11 ID:3NY5CDkM
★佳歩→ラビットテイル 56 ( スペード8 )( 1 + 5 )=62★
★ゾンビ妖精D→ブロック 43 ( ハートQ )( 2 + 5 )+(人数補正+2)=52
 ヤマメ→ブロック 47 ( ダイヤ6 )( 3 + 6 )+(人数補正+2)+(軽傷未治療-2)+(原因不明の熱病+6)=62★
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして永琳がねじこみ

ヤマメ「アチチチ……それにしてもさっきのシュートは本当に痛かった。
こりゃあひっどい水ぶくれになってそうだ。 とはいえ―――」

バァァァァッ……!!

ヤマメ「――キスメばっかりに良い顔させらんないよ! でりゃぁぁぁ! くらえい、瘴気・『原因不明の熱病』!」

ゴォォォォォオオオオッ、バギュウウウン! ―――ポーンッ!!

実況「ああ〜! キスメ選手の次は、ヤマメ選手が活躍します!
瘴気を二重に纏ったヘビーブロック、『原因不明の熱病』で佳歩選手のシュートをブロック!
ボールはPA内に低い軌道を描いていきます!」

永琳「(トラップして一対一。 いや、この私がドリブルで行ったとしても尚分が悪い勝負。
さっきの佳歩のように、戻ってミドルシュートをするにしても、再び4人掛かりのブロックを挑まなくてはならない上――)」

パルスィ「ギギギ……妬ましい! PA外へと戻ってみなさい、またあんたに恥をかかせてやるんだから……!」

松山「……くそっ! ボールを寄越せ!!」

永琳「(MFが数人、守備に戻ってきている! となれば、この局面は不利であっても前進しかない!)
――私は天才! 天才・八意永琳よ――!!」

ダッ!  クルンッ!  ―――バシイッ!!

実況「低いボールに動きを合わせたのは、佳歩選手がPA外へと抜けた事により立て直す余裕が出来た永琳選手!
今度は低い浮き球故、『爆宙アポロ』では無く『前転シュート』でゴールを狙いに行きます!」

331 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/23(日) 20:27:45 ID:3NY5CDkM
さとり「(来る……! 今度はゴール端右斜め上!
さっきのシュート程では無いけれど、依然侮れない威力を秘めたシュート……油断は禁物ね)――止めます……!」

グッ!  ……バァァァ……ッ!

先着3名様(★の部分もまとめてコピペして書き込みして下さい。 欠けている場合は無効)で、

★永琳→前転シュート 58 (! card)(! dice + ! dice)=★
★こいし→ブロック  47 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
 キスメ→ブロック  50 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)+(軽傷治療済-1)=★
★さとり パンチング 56 (! card)(! dice + ! dice)+(ガッツ300未満ペナ-1)+(覚妖怪+5)=★

と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(鈴仙がねじこみ)(パルスィがフォロー)(松山がフォロー)
≦−2→地霊殿ボールに。
【シューター】−【キーパー】
≧2→永琳の前転シュートが地霊殿ゴールに突き刺さる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(鈴仙がねじ込み)(ルナティックスのコーナーキック)(パルスィがフォロー)
≦−2→地霊殿ボールに。
【補足・補正・備考】
こいしのマークがダイヤで「恋の埋火」(+4、100消費)が発動します。
キスメのマークがダイヤ・ハートで「飛んで井の中」(+6、150消費)が発動します。
さとりのマークがダイヤで「とめます!」(+2)が発動します。

332 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 20:28:52 ID:???
★永琳→前転シュート 58 ( ハートJ )( 1 + 4 )=★

333 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 20:31:18 ID:???
★こいし→ブロック  47 ( スペード9 )( 1 + 2 )+(人数補正+2)=
 キスメ→ブロック  50 ( スペードQ )( 3 + 4 )+(人数補正+2)+(軽傷治療済-1)=★

334 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 20:33:37 ID:???
★さとり パンチング 56 ( クラブ4 )( 2 + 4 )+(ガッツ300未満ペナ-1)+(覚妖怪+5)=★

335 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 20:34:12 ID:???
うわらば

336 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 20:38:21 ID:???
雪崩で勝負にくるか?

337 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 20:49:33 ID:???
練習なしで雪崩は無理じゃないかな。
お空に縦ポンか、お鈴がサイド抉ってくると思う。

338 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/23(日) 21:02:01 ID:3NY5CDkM
★永琳→前転シュート 58 ( ハートJ )( 1 + 4 )=63★
★こいし→ブロック  47 ( スペード9 )( 1 + 2 )+(人数補正+2)=52
 キスメ→ブロック  50 ( スペードQ )( 3 + 4 )+(人数補正+2)+(軽傷治療済-1)=58★
★さとり パンチング 56 ( クラブ4 )( 2 + 4 )+(ガッツ300未満ペナ-1)+(覚妖怪+5)=67★
≦−2→地霊殿ボールに。

バシュッ、ギュゥゥゥゥゥゥウウウウ……ン!!

こいし「す、すっごい変化!? っていうか前転する意味って何なの〜!?」

キスメ「……!?」

実況「永琳選手の前転シュートに、地霊殿のDF陣は全く触れる事すら出来ない!
素晴らしく鮮やかなシュートだ! これは4点目が決まるか〜〜〜!?」

永琳「(……いや、駄目ね。 しくじったわ。 ――この程度の速度では……!)」

さとり「――無駄です! 如何な変化をしていようとも……終着点が分かっていれば無意味!
――はぁぁぁっ!」

ブウン、バチイイッ!

永琳「(――PA内の古明地さとりの守備を破るには、圧倒的な速度で振り切るか、
圧倒的なパワーで吹き飛ばすしか選択肢が無い。 ……今のは、速度が足りなかったわね)」

実況「――いや! さとり選手ここは粘る! パンチングでボールをPA外まで掻きだして見せた!
地霊殿サブタイレイニアンローゼス、後半も終了間際にして同点の灯を消しません!
そして零れたボールは〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!?」

……ポムッ。

松山「…………くそっ。 どうせならキャッチしろよな、兄貴のパクリ女め……」

339 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/23(日) 21:12:05 ID:3NY5CDkM

実況「戻って来ていた松山選手がフォロー! 恐らくはこの一連の攻撃が、この試合最後の攻撃になるでしょう!
両者にとって胸突き八丁の大一番! 果たして、この地獄のような乱打戦を制するのはどっちだ〜〜〜!?
そして松山選手、ここはどう攻める〜〜〜!!」

松山「…………(俺、は……!)」

先着1名様で、

★最後の攻撃→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→松山「変身!」チェンジ パンチホッパー なんと変身だ!?
ダイヤ→松山「……猫(お燐)! また褒められろ!」お燐にパスだ!
ハート→松山「……鳥(お空)! お前は良いよなぁ、悩み事が無さそうで!」空に縦ポンだ!
スペード→松山「オフサイドにならないよう、気を付けろよな……!」シュートの体勢だ!
クラブ→松山「……お前たち。 皆―――上がれ! 『なだれ攻撃』だ!!」松山の表情が変わり、そして…?
クラブA→矢車「(松山……俺の力を貸そう)」松山「あ……あにきぃ!?」松山が矢車に姿を変え、そして…!?

340 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 21:12:45 ID:???
★最後の攻撃→ ハートQ

341 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 21:13:11 ID:???
★最後の攻撃→ ダイヤ9

342 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 21:14:20 ID:???
最大戦力で跳ね返して店じまいして試合終了

343 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/23(日) 21:29:47 ID:3NY5CDkM
★最後の攻撃→ ハートQ ★
ハート→松山「……鳥(お空)! お前は良いよなぁ、悩み事が無さそうで!」空に縦ポンだ!

松山「(星熊の奴がガス欠だったら、頼れるのはアイツしかいないか……!)
――やい鳥(お空)! お前は良いよなぁ、悩み事が無さそうで!」

グワァァァッ、バゴォォオオオオオオオオオン!!

実況「松山選手、ここで大きく縦のロングパス!
試合時間が少ない事を見越して、敢えてオフサイドを気にせず、いっきに中盤を省略しに来た!
果たしてこれは成功するのでしょうか〜!?」

妹紅「――ほ、ホラ輝夜! また例のアレやんなさいよ! なんか良く分からないけど凄いオフサイドトラップ!」

輝夜「あー今やろうとしてたけど妹紅に命令されてやる気失せたわーあー妹紅さえいなかったらやってたのになー」ダラダラ

慧音「……二人とも。 今は漫才をしている場合じゃないぞ!
妹紅はクリアに、姫君は術の発動の有無に関わらずセービングに。 兎に角備えろ!」

ウサギD「慧音さん、大変そうだなぁ……」

つかさ「(……この間薬売りの仕事に行ったら、胃薬を半ダースも買ってくれてたけど。
まさか慧音さん、あれは全部一人で使う用だったんですか……?)」

――先程と同じように、ボールは正確な軌道を描いてグングンと自陣へと向かっていく。
しかし、もしもここで輝夜の『永遠と須臾のオフサイドトラップ』が発動すれば、
最後の悪あがきすら恐らく成就しない。 果たして――。

先着1名様で、
★永遠と須臾のオフサイドトラップ→! card★

と書き込んでください。マークがダイヤの場合、輝夜が謎パワーで強制的にオフサイドにしてくれます。

344 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 21:30:36 ID:???
★永遠と須臾のオフサイドトラップ→ ハートA

345 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/23(日) 21:47:34 ID:3NY5CDkM
★永遠と須臾のオフサイドトラップ→ ハートA ★
→失敗!

ゴオオォォォ……ッ!! ポムッ!

空「ありがとう! 影山さんっ!」

松山「俺は影山じゃなくて、松山だ……!」

実況「ボールは勢いよく伸びて……ルナティックス側のバイタルエリア付近で、空選手が今ボールをフォローしました!」

勇儀「……さぁ、ボールを私に渡しな、空。 まだ中盤から上がり切れていないあんたの親友の代わりに、
この私がお前さんの高いセンタリングを上げてやろうじゃないか」

空「う、うん。 でも良いの、勇儀さん? 勇儀さんが決めに行った方が良いんじゃ……?」

勇儀「……あー。 それもそうだが、私は少し試合で呑み過ぎたみたいでな、脚がふらつくんだ。
だから……私は、良いんだ(――とでも言わないと、こいつは余計な心配するからな。
……全く。 この私が嘘を吐くなんて、この幻想郷もいよいよおかしくなって来たみたいだねぇ)」

空「うにゅ。 ……分かったよ勇儀さん! 私、決める!
ここまで懸命に守ってくれたさとり様やこいし様。 そして、他の皆の為にも!」

バコッ、バシィッ! ……バシュウウウウウウウウウウウウウウウウッ……!

346 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/23(日) 21:48:39 ID:3NY5CDkM
実況「そして空選手、勇儀選手とワンツーだ! 勇儀選手はあまり動かず、
しかしその体勢から花火のように高いセンタリングをPA内に打ち上げ〜〜〜〜!?」

妹紅「……そうはさせるか! 早速新技のお披露目よ、『フェニックス再誕』ッ!」

慧音「星熊勇儀は満身創痍ゆえフォロワーは要らない、全力で援護だ! 皆!」

ウサギD「はいっ!」

つかさ「……はいっ!(もはや『顔面ブロック』さえ使えない私はお役御免。
だけど……人柱ならぬ兎柱になる位だったら……っ!!)」

バッ! バババッ!
―――バァァァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ……!!
グワァァァァァァァ……ッ!! 

空「……神より授かりし核融合の力で、ボールをゴールへフュージョンさせてみせる!
くらえーっ、この試合最後の点……『八咫烏ヘッド』ッ!!」

ドガッ! ……ゴゴゴゴッ、ドゴォォォォオオオオオオオオ……ン!!

輝夜「さ、最後にドデカい花火撃ってくれたじゃないの……おおお、面白いわ!
この私の難題セービングで迎え撃ってやろうじゃない……!?」

鈴仙「(皆、姫様……どうか、守って下さいっ!!)」

347 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/23(日) 21:50:40 ID:3NY5CDkM
☆どのセービングをしてもらいますか?
 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

A:たすけてえーりん!(セーブ力に固定で+8されます)150消費
必殺キャッチです。1/4で「(えーりんが)とめる!」(+2)が発動します。
成功時獲得カリスマポイント:0

B:パンチング(セーブ力に固定で+4されます)80消費
ボールを弾きます。勝利しても自陣深くにボールが残ることが多いです。
1/4で「ブリリアントドラゴンバレッタ(+2)」が発動します。
成功時獲得カリスマポイント:1

C:キャッチング(セーブ力に固定で+2されます)40消費
ボールを掴みます。成功率が低い分、勝利時はこちらにより有利な判定となります。
成功時獲得カリスマポイント:3

D:カリスマセーブ(セーブ力に固定で+0されます)40消費
カリスマにワンハンドキャッチします。属性はキャッチと同じですが、成功したらカリスマ度が急上昇します。
また、JOKERが出た場合は数値差に限らず強制勝利となります。
成功時獲得カリスマポイント:5(失敗時でも+1)

E:ライフスプリングインフィニティ(セーブしません)100消費
輝夜が何か凄いオーラを発します。基本的には何も起きませんが2/13(+JOKER)でシュートを防ぎます。
吹き飛び判定はなく、ポスト判定は存在します。絶体絶命の時に一か八かで。
成功時獲得カリスマポイント:4

*ここでの「成功時」とは、こぼれ球以上の結果を指します。ポストの場合は成功とはみなしません。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
輝夜セーブ力:52
空の八咫烏ヘッドの威力:59(1/4で更に+2)
輝夜のガッツ:580/730
輝夜のカリスマポイント:0/10(ポイントが溜まると難題が解放され、輝夜がパワーアップします。現在:LV2)

348 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 21:51:11 ID:yQnwynqU


349 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 21:51:18 ID:acOUgS0c
A

350 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 21:53:47 ID:0tUZ3652
A

351 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 21:57:15 ID:???
カグヤ カグヤ カグヤ カグヤ カグロットォー!

352 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/23(日) 22:04:42 ID:3NY5CDkM
A:たすけてえーりん!(セーブ力に固定で+8されます)150消費

輝夜「……助けてえーりん! ……これで、終わりにしてみせるっ!」キリッ

鈴仙「(姫様! ……最初の呼びかけが無かったらカッコ良かったです……!)」

ゴオォォォォッ……!!

空「決まれ、きまれ、きまってぇぇぇ………!!」

妹紅「……その熱い想いは本物だろうが。 ――熱さなら、私だって負けないよ!!」

―――ガチィィイイイッ!!

実況「さああ!! 今、空選手のダイレクトシュートと妹紅選手のクリアが空中で激突!
そして、ルナティックスのブロッカー達は固唾を呑んでその趨勢を見ています!
守れば勝利、負ければ同点。 まさに天国と地獄とを分ける最後にして最大の勝負!
果たして勝つのはどっちだ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!?」

353 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/23(日) 22:06:53 ID:3NY5CDkM
先着4名様で、

★空→八咫烏ダイブ 59 ( ! card )+( ! dice + ! dice )=★
★妹紅→フェニックス再誕 58 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
 ウサギD→ブロック 44 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=★
★つかさ→ブロック 48 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)+(ガッツ200未満ペナ-2)=
 慧音→ブロック 50 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=★
★輝夜→たすけてえーりん! 60 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−MAX【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(勇儀がねじこみ)(お燐がフォロー)(パスカルがフォロー)
≦−2→ルナティックスボールに。試合終了!

【シューター】−【キーパー】
≧2→空の八咫烏ヘッドがルナティックスゴールにフュージョンする!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(勇儀がねじこみ)(地霊殿のコーナーキック)(パスカルがフォロー)
≦−2→ルナティックスボールに。試合終了!

【補足・補正・備考】
空の「八咫烏ヘッド」には吹飛係数3があります。
空のマークがダイヤで「核反応制御不能ヘッド」が発動し、威力がさらに+2され、吹飛係数が1になります。
(ガッツ切れのため、つかさは「ソウルブロック」「顔面ブロック」が使えません。)
慧音のマークがダイヤで「三種の神器 鏡(+4、100消費)」が発動します。
輝夜のマークがダイヤで、「(えーりんが)とめる!(+2)」が発動します。
輝夜・妹紅はスキル・蓬莱人により絶対に負傷しません。

354 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 22:07:28 ID:???

★空→八咫烏ダイブ 59 ( クラブJ )+( 1 + 4 )=★

355 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 22:07:48 ID:???
★妹紅→フェニックス再誕 58 ( クラブQ )( 3 + 6 )+(人数補正+2)=
 ウサギD→ブロック 44 ( クラブ6 )( 1 + 6 )+(人数補正+2)=★

356 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 22:08:34 ID:???
★つかさ→ブロック 48 ( クラブJ )( 1 + 5 )+(人数補正+2)+(ガッツ200未満ペナ-2)=
 慧音→ブロック 50 ( ダイヤ9 )( 6 + 5 )+(人数補正+2)=★

357 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 22:08:36 ID:???
★つかさ→ブロック 48 ( スペード10 )( 6 + 5 )+(人数補正+2)+(ガッツ200未満ペナ-2)=
 慧音→ブロック 50 ( ハート3 )( 5 + 4 )+(人数補正+2)=★

358 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 22:08:42 ID:???
ポジション番号がJだから大失態をかましたのか…

359 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 22:09:31 ID:???
空のファウルか…

360 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 22:09:42 ID:???
★輝夜→たすけてえーりん! 60 ( クラブA )( 3 + 3 )=★

361 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 22:09:55 ID:???
★輝夜→たすけてえーりん! 60 ( ダイヤ3 )( 6 + 6 )=★

本当にフラグブレイクしおって

362 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 22:10:40 ID:???
レッドが出ればリグルが有利になるけど一発は厳しいか
いや、ミサキの加護があれば一発レッドも容易いのか?

363 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 22:14:37 ID:???
なんにせよ、試合終了かな?
慧音先生は泣いていい。

ハチマキもって松山に突貫する?
ギャグ抜きで。

364 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 22:14:54 ID:???
この試合のMVPつかさにあげたいな
後、無駄なピンチを招きまくった天才様は鈴仙とつかさに詫びてどうぞ

365 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 22:15:35 ID:???
藤沢に鉢巻装備させて松山に突貫なら

366 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 22:17:04 ID:???
この試合のMVPは普通にハットした鈴仙、なんだが指揮が…

367 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 22:28:01 ID:???
なお、敢闘賞のパルスィにはパルキアナイトを進呈してメガ進化の方向で

368 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 22:31:53 ID:???
ハチマキは最悪、渡したほうがいいような流れになるかもしれないから
最初から見せないほうがいいと思う。渡したら渡したで、メリットはあると思うけど
輝夜に渡したときのボーナス、シュート+2と最大ガッツ+50を失う可能性があることは避けたいかな。

369 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 22:43:34 ID:???
ところでさとりって読心でどこを狙うか分かるから防げるって言うなら
目をつぶって大体この辺って感じでシュートすればいいんじゃないかな

370 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 22:44:57 ID:???
DFを完全に忘れてる…

371 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 22:47:32 ID:???
えーと、とどのつまり、鉢巻を見せると
松山「俺が最後に見せるのは
代々受け継いできた地べたを這いずり回る地獄兄弟の魂だ!
クラブAの魂だ!」
中山「ま、松山ーーーァァァッ!! うああああああああーッ!!」
と、なる訳か。
松山のバンダナを巻いて試合に出る中山さんとか胸熱ってわけだね!

372 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 22:53:30 ID:???
さとり「狙いは右上ね!」 キュピーン!
鈴仙「あ、蹴り損ねた」
さとり「え?」
お鈴「なに逆方向に跳んでるですかさとりさまーっ!?」

こうですか分かりません。

鈴仙もつかさも、他のみんなも頑張った。
指示も悪くなかったんじゃないかな?

373 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 22:56:15 ID:???
いや、全体的に焦りの色が見えてた

374 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/23(日) 23:15:40 ID:???
★空→八咫烏ダイブ 59 ( クラブJ )+( 1 + 4 )=64★*反則!
★妹紅→フェニックス再誕 58 ( クラブQ )( 3 + 6 )+(人数補正+2)=69*負傷無効
≦−2→ルナティックスボールに。試合終了! 空は反則!?

空「はぁぁぁぁぁっ……!!」

妹紅「うぉぉぉぉぉぉっ……!!」

バギイィイイッ! ドゴオオオオオオオオオン……!

妹紅「――っ痛!(直接足を入れて来たね……! まぁ恐らく、故意では無いだろうし、
審判も空中で大爆発が起きてる時の反則なんて視認できない。
それに私が負傷した訳でもないし、別に良いかな。 でも……)――その位で、不死鳥が殺せるかァ!」

ガキイィィィイイッ! ドゴッ、ドガッ、バギィィイイイッ!!

空「ふ、ふえっ……!? ど、どうして死なないのォ!? 今の、普通の人間だったら軽く首が吹っ飛ぶ程度の威力だったのに!?」

妹紅「首ならさっき吹っ飛んでたよ。 ――でも、今直したから意味が無い……ってね!」

バゴオオオオオッ……!!

実況「ああ〜っと、妹紅選手クリアに成功! そして前方へ飛んだボールは……ウサギB選手がキャッチしました!
地霊殿サブタレイニアンローゼス、最後のチャンスがとうとう潰えてしまった!
試合時間はロスタイム、ボールはウサギB選手からてゐ選手、そこから『バックスピン兎玉』で永琳選手に渡っていく。
松山選手のタックルは――いえ、それも躱されました! 試合時間は残り30秒……!」

375 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/23(日) 23:17:35 ID:???
空「ご、ごめんなさいっ、さとり様……!!」

さとり「(後少しでしたが……無念です)」

お燐「あ、あたいは諦めないよ! くらえっ、黒猫タックル〜〜〜って、ありゃ?」

シュパッ!

パスカル「君はもう少し、サイド際の守備を鍛えた方が良いのではないか……?」

お燐「そ、そんな器用な事出来る訳ないじゃん! この天才がっ!?」

実況「――20秒……!」

永琳「(……やれやれ。 この試合ばかりはウドンゲや姫様。 他の仲間達に助けられてばかりだったわね。
「老兵は死なず、ただ去りゆくのみ」……かしら。 ――もっとも、この程度で腐る訳にも行かないけれど)」

バシュウウッ…!

パルスィ「――と、回想しつつアッサリと複雑怪奇なパスを出すあんたが妬ましい。
……見ていなさい、私はいつか必ず、あんたにも勝ってみせる……!」

実況「――10秒……!」


376 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/23(日) 23:20:03 ID:???

てゐ「――シロウサギドリブルだっ!」

ダダダダダッ! ババァァッ!

松山「――くっ!」

こいし「あ〜ん、そんな〜!」

ヤマメ「あいちちち……ね、もう終わりだし寝てていいかな?」

キスメ「駄目だよ……」

実況「3秒、2秒、1秒――――!!」

      ――ピィィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!
   ピッ、ピッ、ピィィィィィィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!

鈴仙「お、終わった……!?」

佳歩「終わりましたよ、鈴仙さま。 私達の―――勝ちです」


永遠亭ルナティックス 3 − 2 地霊殿サブタレイニアンローゼス 試合終了!

377 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 23:31:31 ID:???
鉢巻き強制でとられることはまずなくね?

378 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/23(日) 23:35:27 ID:???
試合が漸く終わった…!
――と、いったところで判定や投票も無く恐縮ですが、今日の更新はここまでにします。

>空の反則について
判定の円滑化及び私のストーリー展開力の都合上、流させて頂きました(汗)
>さとりの能力対策について
目を瞑ったり蹴り間違えたり、本人でもどう変化するか分からないシュート(無回転シュートとか)
だったら、確かに能力補正はつかなさそうですが、その辺りはゲーム的な都合ですねw
>ハチマキについて
試合後イベントで、松山と接触できる機会は設けようと思います。
松山とハチマキの関係については、鈴仙も何となく察せるような描写をしたいと思っています。
その上で見せるか見せないか、渡すか渡さないかは選択になるかと思います。

それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。

379 :森崎名無しさん:2014/11/23(日) 23:44:48 ID:???
乙でした。
見せた上で、事情話して姫様に渡すために作り直したものだと伝えればなにも問題ないと思うな。
松山君もそれでもよこせなんて言わないと思う、今の状態からして。

いるものかと言ってくるか、素直に納得するかの二択だと思う。
クラブAとかなければ……

380 :森崎名無しさん:2014/11/24(月) 00:18:39 ID:???
乙でしたー
鈴仙以外で点が取りたかったが、如何せん相手の引きが良すぎた。
まだまだチーム全体の事も色々考えないとな。今回の試合は本当にヒヤヒヤもんだ

381 :森崎名無しさん:2014/11/24(月) 00:19:31 ID:???
乙うわらば

382 :森崎名無しさん:2014/11/24(月) 00:25:22 ID:???
鉢巻よりもまずはラーメンでジャブとかは?

383 :森崎名無しさん:2014/11/24(月) 00:31:34 ID:???
乙です
今回の試合の大きな収穫
+5技はやはりそう止まらない、タックルの強い奴が欲しいということが良く分かった
選択を落ち着いてすべきところがあった、ブロッカーの有用性が解った
ってところか
サイドの猫ちゃんがダイヤ連発したり本物に変わってアミバがなぜか出てきたせいで
ピンチのピンチのピンチの連続にあって焦ってしまった判断ミスも多く見えたし
割と得るものは多かったと思うよ
あ、鉢巻は見せるけど欲しけりゃまた今度日時指定して取りに来いというべきだと思います(行動回数ケチるぜ)

まぁ新バージョンは初見殺しといい早朝から並んで掘る人もいるから仕方ありませんよ
こっちはオキュペテ入ってないとザコ扱いされるんですよ・・・隣の人にうるさく言われてね・・・
でも2種混合で35スタートできるので面白い中盤が組みやすくなるので発想次第では楽かもしれません
最も自分は不死一種デスメイン一筋で行きますがネルガルと10コスデマナのせいでデスの価値が下がってつらいつらい

384 :森崎名無しさん:2014/11/24(月) 01:01:34 ID:???
やっぱり落ち着いて行動することは大切だね。
点をただ取るだけじゃダメってことですな。

ウサギBちゃんもパスフラグとれたし、特訓で回収狙ってもいいかもしれないね。
妹紅はクリア要員、オーバラップ
つかさと慧音はブロック要員だし。
名有り昇格ボーナスでタックルやパスなど、その時の状況に合わせて技取得させれば、つかさのように活躍できそう。
総合力上げると言う意味では良いと思う。
慧音先生と妹紅さんは基礎値高いし。


385 :森崎名無しさん:2014/11/24(月) 01:14:36 ID:???
正直者の死の性能を見ると一番可能性を感じるし
伸び白が若干落ちても自分は妹紅がいいと思う
元の基礎値が悪くないから必要な強化数値も現実的なレベルで済みそうだし

いくら伸び白があるからって名無しウサギ鍛えるのは必要な数値の値が跳ね上がるのがきつい
中山が帰ってくれば名有りDFは4人、数は現段階でも足りてるはず

386 :森崎名無しさん:2014/11/24(月) 01:34:23 ID:???
いずれにしろモブウサギは試合に必ず出るんだから武器を持たないといかんでしょ
それに3章で中山さんが味方になるとは思わないし今から鍛えておくべきかと

387 :森崎名無しさん:2014/11/24(月) 17:30:56 ID:???
中山さんとパスカル君は三章ではまず別になるんじゃないかな?
妹紅さんはクリアーにシューターとやることが他にもある。
もちろんマーカーもやってもらってもいいけど、妹紅さんが二人いる訳じゃない。
今回のように空中戦が強い相手についてもらう場合、ドリブラーのマークは他の人がやらないといけない。
それにまだ、妹紅さんは鈴仙と特訓してないし。
まずは特訓してから、更に鍛えるかどうかかな。

中山さんが戻ってきても、ウサギB、C、Dちゃんの誰かは出ることになる。
ならパスフラグ持ってて、能力値が一番高いウサギBちゃんを鍛えるのは少なくても悪くはないと私は思うな。
タックラーが欲しければ、名有り昇格した時にタックル選べばいいし。
タックル+2とタックル技覚えればそれなりに行けると思う。


388 :森崎名無しさん:2014/11/24(月) 17:39:23 ID:???
守備専の慧音はどうなの?1対1対策は散々気にしてるみたいだし早めに手を打てる人材でいいと思うけど

389 :森崎名無しさん:2014/11/24(月) 17:42:54 ID:???
1対1を気にしてるなら単純にGKの1対1強化したら?
総合力バランスも欲しいが裏を返すと場合によっては中途半端にもなるし
場合によっては優先順位つけて目先の問題解決に走るのも許される

390 :森崎名無しさん:2014/11/24(月) 17:52:33 ID:???
慧音先生は最後の壁。
つかささんも成長して、ブロックは頼れるようになったけど、それ以外はまだまだだし、燃費もあまりよくない。
先生には誰かをマークするというより、ゴール前で構えるのが良いと思う。

シュートならブロック、一対一狙いならタックル。
慧音先生のタックル、ブロック基礎値は十分高いし、これ以上狙うのは覚醒の方が良いかと個人的には思う。

頼りなく思えるのは、相手がレミリアさんとか化け物クラスだからかと。
もちろん中山さんみたいな特訓後の更なるイベント狙いで交流もありじゃないかな。
けど、練習でこれ以上ブロック値やタックル値を上げようとするのはキツいかな、二章は練習効率下がるみたいだし。
落ち着いたら、一回試しに誰か練習に誘ってみる?
大体の目安が分かるかと。

391 :森崎名無しさん:2014/11/24(月) 17:53:46 ID:???
ディアスみたいなドリブラー対策くると1対1やられた時点でほぼ負けだしタックラー欲しい

392 :森崎名無しさん:2014/11/24(月) 17:57:45 ID:???
兎のタックルを鍛えたところで意味ないと思うけど・・・
バランス的にもタックルをそう簡単に強化させてもらえないだろうし

393 :森崎名無しさん:2014/11/24(月) 17:58:02 ID:???
ディアスみたいなのを相手取る場合は強力なドリブル技封じの妹紅鍛えておくのがいいんじゃないの?
攻撃で使いにくくはなるけどディアス級相手だと元からそんな余裕は考えづらいし

394 :森崎名無しさん:2014/11/24(月) 18:01:10 ID:???
兎を鍛えるの自体はいいんだけど、やはりそう簡単には強化されないのは違いないだろうし
大会中に優先順位を高くするのは厳しい。

395 :森崎名無しさん:2014/11/24(月) 18:08:43 ID:???
妹紅さんはとりあえず特訓狙おうか?

ウサギさんの育成を勧めるのは、単純に慧音先生や妹紅さんのタックル基礎値
慧音先生のブロック値
姫様の競り合いを、イベントでもない普段の練習で上げるのはかなり運任せになりそう、と感じたから。

396 :森崎名無しさん:2014/11/24(月) 19:37:41 ID:???
元々のモブウサギに現時点でストッパータイプがいないのに
無理やりにストッパータイプにしようの方が運任せに見える、正直

397 :森崎名無しさん:2014/11/24(月) 20:32:26 ID:???
ルナティック タックルランキング

A51〜52 かなり上がりにくい
B48〜50 上がりにくい
C45〜47 普通
D42〜44 上がりやすい

パスカル 51 1/2で+3
永琳 51 1/4で+3、吹き飛び5
慧音 49 1/2で+2
妹紅 48 1/4で+2、発動時自分の判定については敵必殺ドリブル無効
鈴仙 48 1/4で+2
てゐ 47 1/4で+2、吹き飛び4
佳歩 45
つかさ 45
ウサギB 44(パスフラグ持ち)
ウサギC 43(タックルフラグ持ち)
ウサギD 43

タックラーがほしいなら
慧音先生や妹紅さんをどちらか51まで持ってくるか
ウサギB〜Dちゃんあたりを誰かまずは48まで持っていくか
ただ慧音先生はブロッカー、妹紅さんはクリアラーという役目もあるのが考えどころ

名有り覚醒ボーナス
全能力が+1、高低の浮き玉が各+1、最大ガッツが+100され、
選択で、対応する能力を+1し、必殺技を覚える。

398 :森崎名無しさん:2014/11/24(月) 20:34:41 ID:???
攻撃に目を瞑った場合の一番手っ取り早い1対1対策、DFパスカルだこれ

399 :森崎名無しさん:2014/11/24(月) 21:11:51 ID:???
もこたんを撃たせやすくするためにタックルの強いのは必要かと


400 :森崎名無しさん:2014/11/24(月) 21:14:39 ID:???
まず一番に考えたいのはDFの攻撃参加ではなく1対1対策にすべきじゃないの?
1対1対策は散々言われてるイメージあるし

401 :森崎名無しさん:2014/11/24(月) 21:17:33 ID:???
ブロッカーや跳ね返し屋がストッパーのスキルも上げるのは普通にいいこと

402 :森崎名無しさん:2014/11/24(月) 21:27:43 ID:???
DFの攻撃参加よりも、妹紅や慧音は二人いないということ。
ドリブル得意な奴が攻め込んできたら、
妹紅はクリアを捨てて飛び出してタックルに向かうか、
制空権取るために引きこもるか二択を迫られる。
慧音も同様、タックルかブロックか選択を迫られる。
ウサギさんでだれか一人でも47〜48+必殺タックルくらいになれば、
妹紅や慧音がゴール前を離れてタックルしにいく場面が少なくなる
と考えれば悪くないかと。
今回の試合なら、お鈴にタックルしに行くのを、妹紅じゃなくて、
他のウサギに任せられるようになるのは、大きなアドバンテージ

403 :森崎名無しさん:2014/11/24(月) 21:30:47 ID:???
それは5バックの時にDFパスカルにしなかったのが失敗。
きっちり守りいく5バックなのにパスカルは攻撃でMFと中途半端に走った挙句に
5バックのときのパスカルが攻撃回数は疑問。攻撃してないじゃん

404 :森崎名無しさん:2014/11/24(月) 21:34:03 ID:???
ドリブル、パス、カットに優れてるしちゅうばんのほうがぱすふうじとしてうごかしやすい

405 :森崎名無しさん:2014/11/24(月) 21:35:34 ID:???
先発フォーメーションとやりたい言っていたことと実際にやったこと、全部がずれてる
反省点で焦りが話に出たし間違ってないと思うけど自分はこっちが一番気になってた

MFのうち二人しか攻撃に使わないからシュート数が少ないという課題が出てきた
守備もパスカルで数をかけて止めに行った方がいいシーンも見た
攻撃なのか守備なのか完全に中途半端

406 :森崎名無しさん:2014/11/24(月) 21:41:11 ID:???
5バックだとパスカル、MFだと攻撃でも守備でも逆に動かしにくい印象
カウンターされたら黒猫にフリーパスだから攻撃に出しづらい
守備もできるならDFと連携させたい場面があった
ここまで来るとDFに専念させた方が余程動かしやすい

407 :森崎名無しさん:2014/11/24(月) 22:14:20 ID:???
それでもパスカル君にはFWかMFやらせないとまずい。
仮にパスカルをDFにしたら、FWは鈴仙さん、佳歩さん
MFは師匠とてゐさんと名無しウサギさん達になる。
ふたりで中盤支配はいくらなんでも無理。
(てゐさんも攻撃力はともかく、それほど守備力高くないし)
それこそ名無しウサギさんの誰かをMFとして戦力化する必要性が生じる。
タックル特化より難易度高い。

408 :森崎名無しさん:2014/11/24(月) 22:18:52 ID:???
それなら次の特訓はてゐにしとくか
結果が良ければだけど、中山が戻るまでパスカルをDFにしてもいいんじゃないか

409 :森崎名無しさん:2014/11/24(月) 22:21:36 ID:???
てゐを特訓するのは賛成だな。パス以外は器用貧乏になっているし底上げしたい。

410 :森崎名無しさん:2014/11/24(月) 22:21:42 ID:???
ふたりで中盤の攻撃は苦しい、それはわかる
だが何故さんにんでの攻撃の考えにならないのか
ウサギBで若干敵が薄めの右をワンツー攻勢も混ぜてもよかった
元々敵の守備はパスカットの方が若干弱い分析だったのに

411 :森崎名無しさん:2014/11/24(月) 22:22:55 ID:???
てゐの守備強化ははありだと思う
後方にパサー置いて起点にするの全然あり

412 :森崎名無しさん:2014/11/24(月) 22:41:48 ID:???
まぁ次の試合は幸いドリブラーは半人前だけだしモブウサギはまだ鍛えるべきではないかな
でもモコシマヅもKねも3章で味方にならない可能性もあるしモブ鍛えるのはいずれにしろ考えとくべき
11人使える方がよっぽどいい
ところでこの試合見てて思ったけどパスカルとのツインシュートって正直いる?
使う機会まずないと思うんだけど

413 :森崎名無しさん:2014/11/24(月) 22:43:29 ID:???
次の試合がハイボールに強いDFがいるし低いツインシュート欲しかった
ついでにいうと自分の構想だとDFWのパスカルが次の試合で一番のキーマンになってましたし

414 :森崎名無しさん:2014/11/24(月) 22:45:54 ID:???
なるほどね、了解
場合によってはインビジボゥ!デューパーより使えるかもしれないね、そう考えると

415 :森崎名無しさん:2014/11/24(月) 22:52:18 ID:???
決勝トーナメントまでにはデューパーも完成させておきたいな。

416 :森崎名無しさん:2014/11/24(月) 22:53:42 ID:???
ブースターは次の試合で普通に完成しそう
本当は今回で完成すると思ってたけど

417 :森崎名無しさん:2014/11/24(月) 22:57:11 ID:???
てゐがうまくボールキープできなかったからな。

418 :森崎名無しさん:2014/11/24(月) 23:06:17 ID:???
自由行動どう考えている?

紅魔×聖徳
雑魚×西行
は二戦とも見に行こうかなと思っているけど。
チームメイトの交流と情報収集を兼ねられるし。
西行戦は妖夢の様子も見ておきたい。
妖夢が完全に立ち直っていなかったら一回くらい試合後に会っておく。

まず妖夢との特訓でシュート+1できたら、姫様に鉢巻を渡す。
そのあと妹紅さんと特訓を目指す。
あとはウサギBちゃんあたりと交流して特訓目指しつつ、秋姉妹の焼き芋屋やアリスさんに顔見せたり。
で、落ち着いたら地底探索。
と、個人的には考えているけど。

みんなの意見を聞いてみたい。

419 :森崎名無しさん:2014/11/24(月) 23:07:34 ID:???
アリス「忘れられてなかった…!」感泣

420 :森崎名無しさん:2014/11/24(月) 23:13:28 ID:???
紅魔×聖徳の試合を見に行くのは賛成
妖夢とは試合後に話す機会があるんだし行かなくてもいいんじゃない?
鉢巻は松山と話す機会があるのでその時渡すかどうかをまず決めるべきでは?
あと提案だが、西行のチームは浮き球系のシュートが多いのでオフサイドトラップを習得したら
試合が楽になりそうなんだがどうだろうか?

421 :森崎名無しさん:2014/11/24(月) 23:15:53 ID:???
紅魔×聖徳は見たほうがいいと思うが、雑魚×西行は別に見に行く必要はないと思う。
あと姫様に鉢巻を渡すのはサッカーレベルが大会中に上昇する可能性があるのでもう少し待ちたい。
期限としては決勝トーナメント開始ぐらいまで。
あとはその流れでいいと思う。

422 :森崎名無しさん:2014/11/24(月) 23:16:48 ID:???
松山は過去を振り切って別の場所でやり直したほうがよさ気に見えるけど
過去を思い出させる鉢巻は本当に今見せてもいいのかしら?

藤沢妖精に鉢巻つけて突貫、とか言っていた自分が言うのもなんですけどw

423 :森崎名無しさん:2014/11/24(月) 23:17:59 ID:???
>>422 松山「(過去を)全て・・・振り切るぜ!」
ザコとの試合はわざわざ見に行ってもあんまり価値はないと思うな、俺も観戦には反対

424 :森崎名無しさん:2014/11/24(月) 23:18:30 ID:???
あー、オフサイドトラップはたしかにありだね。
四分の一と四分の三じゃ大違いだし。

妖夢の様子見は、特訓後の会話次第かなと。
そこで良ければ必要なし、まだ落ち込んでいるようなら試合観戦して発破かけようかなと。

425 :森崎名無しさん:2014/11/24(月) 23:20:42 ID:???
リグルと妖夢好きだから雑魚×西行は自分は気になるけど
もうみんな敵戦力の分析できて先発布陣も頭に浮かんでそうなので
見に行く必要はないと思うの、見に行ってもいいとは思うけど

426 :森崎名無しさん:2014/11/24(月) 23:20:54 ID:???
未だ落ち込んでるようだったらそれこそ自分たちとの試合でどうにかしようよ
・・・というかモブ如きに封じられたら笑えんぞw

427 :森崎名無しさん:2014/11/24(月) 23:22:37 ID:???
オフサイドトラップは賛成だな。松山に関しては今の状態で見せて悪化する可能性もある。
多分時間をかければ最終的にはよくなるとは思うがそれだけの時間をかけられるかは厳しいと思う。

428 :森崎名無しさん:2014/11/24(月) 23:23:40 ID:???
しかしリグルの予選の対戦相手がハイボールに強いDFとPA内だと超強いさとりが相手なのは辛いな
リグルパパー!はやくきてくれーっ!

429 :森崎名無しさん:2014/11/24(月) 23:24:48 ID:???
謎の手羽先仮面と謎の魔王仮面がザコ妖怪チームに加入すればさとりの心臓自動で止まるから大丈夫

430 :森崎名無しさん:2014/11/24(月) 23:26:18 ID:???
>>未だ落ち込んでるようだったらそれこそ自分たちとの試合でどうにかしようよ
>>・・・というかモブ如きに封じられたら笑えんぞw

まあ……その考えもありだね。
オフサイドトラップと妹紅さんとの特訓をまずは目指そうかな?
紅魔×聖徳だけ見るとして

431 :森崎名無しさん:2014/11/24(月) 23:27:37 ID:???
相手はモブじゃなくて横綱じゃね?

432 :森崎名無しさん:2014/11/24(月) 23:30:36 ID:???
え?レティモンドは中西と相撲対決しに幻想場所に行ってるからいないんじゃないの?

433 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/24(月) 23:59:43 ID:???
こんばんは、今日は短いですが更新します。
>>379
乙ありがとうございます。
松山がどうなるか、どうにもならないかは鈴仙(と、判定)に掛かってくると思います。
ハチマキロストがあるとしたら、それ相応の対価があるようにしたいとは思っています。
>>380
乙ありがとうございます。まさしく鈴仙が居なければ負けてた試合でしたね。
大会ではまだまだ強敵も出てきますが、チームの強化機会もまだまだあると思いますので、色々考えて下されば幸いです。
>>381
乙うわらばありがとうございます。
>>383
乙ありがとうございます。
この試合をきっかけに、数値では見えないものも成長したかもしれませんね。
lovについては、今日も少しやってたのですが、今日はまだ動けた気がします。
色々新カードや新システムもあるようですが、中々追いつけていない状況です。
過去のテンプレなデッキをヒイコラ言いながら動かしてます。

>試合の反省、今後の育成方針等について
皆さま、色々考えて、議論していただいて本当にありがとうございます。
>>397さん、タックル値のランキングまでまとめて下さり本当にありがとうございます。
試合や育成については、投票制である以上、中々意志を統一する事が難しいかもですが、
またこうして色々な意見を書いて下さればうれしいですし、
私も、色々書きたくなるようなゲームを作れるよう頑張っていきたいです。

434 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/25(火) 00:00:48 ID:???
実況「試合しゅうりょ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜うっ!!
3−2!! 地底と月との激しい試合の結果は3−2、永遠亭ルナティックスの勝利で幕を閉じました!
地霊殿サブタレイニアンローゼスも、荒削りですが強力なパワーと、地底妖怪同士の結束により、
一時はルナティックスに大きく迫りましたが、あと一歩の所で及びませんでした!
そして名実ともに勝利の立役者となった鈴仙選手はなんと!
これで2試合連続のハットトリックを達成! 暫定的ですが得点王ランキングでも1位!
これはどうしても、今後の活躍を期待せざるを得ません!」

観客「ワァァァァァァァァァァァァアアアアアアアアア!!」「良い試合だったぞー!」
「鈴仙!」「鈴仙!」「さとりさまーっ!」「カグヤ! カグヤ! カグヤ! カグヤ!」

霊夢(観客席)「……わ、勝っちゃった。 ……」

ヘルナンデス(観客席)「(……コメイジ・サトリ。 人の心を読み、一対一での戦いに長けたGKか。
今日の試合では、残念ながら彼女の本領はあまり発揮されなかったようだが。
……気になるな。 彼女の境遇や、その力の本質が……)」

チルノ(観客席)「ねぇねぇ大ちゃん。 なんでナンデスってば、あのちんまいGKの事ジロジロ見てるの?」

大妖精(観客席)「シッ、チルノちゃん! ……世の中にはね、色々な事があって、
普通の女の人をどうしても好きになれない男の人がいるの。 だから、ジャマしちゃダメだよ?」

ヘルナンデス(観客席)「(何か、不名誉な誤解を受けているような気がする……)」

はたて(観客席)「う〜ん、中々見所のある良い試合だったわね。 ネガチェックが楽しみ、楽しみ♪」

妖夢(観客席)「鈴仙がハットトリック。 ――私も、こんな風になれるのかな……」

――ワァァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

435 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/25(火) 00:02:25 ID:???
鈴仙「はぁ、はぁ……! す、すっごい歓声! 前の試合以上に……!!」

てゐ「何だかんだで、地上の人妖も地底の妖怪が気になるみたいだからね〜。
だから、普段サッカーを見ない層も見物がてら試合観戦に行ったらしいよ。
――そう言った意味では、地底と地上との交流を模索している地霊殿一派にとっても、
中々いい試合だったんじゃないかねぇ」

……鈴仙達ルナティックスのメンバーは、大観衆の歓声を前に、改めて勝利の実感を噛みしめていた。
今日の試合は、決して快勝とは呼べるものでは無く、辛うじて繋いだ辛勝だった。

鈴仙「(私が上手く判断できなかったり、パルスィさんが想像以上に凄かったり。
本当に辛い事も多い試合だったわね。 ……でも、皆が実力以上の力を発揮してくれた。
つかさが凄いブロックをしてくれて、妹紅は命がけのクリアを見せてくれて、
師匠も最後には散々苦しめられたパルスィさんに、圧倒的なドリブルで打ち克つ事が出来た。
――あと、私もハットトリックしたし)」

まさに紙一重の勝利だった。
勝利による達成感と解放感の後に生じたのは、そうした安堵と、今後に対する緊張感だった。

パスカル「――確かに、この地霊殿サブタレイニアンローゼスは、
決勝トーナメントに出ていてもおかしく無い程の強敵だったと思う。
しかし……今後の敵は恐らくこのチームと同等、いや、それ以上の実力を持つチームばかりになるだろうな。
――ワクワクして来た……と、言いたい所だが。
ナカヤマみたいに心が強く無い俺はやっぱり、少し不安になるよ」

佳歩「――でも。 私だって、皆だって! これからもドンドン強くなっていきます!
だからきっと、次も勝てますよ。 パスカルさんっ! 鈴仙さまっ!」

鈴仙「パスカル君、佳歩……。 ――ありがとう。
でもやっぱり、まだまだこれから、って事よね……」

436 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/25(火) 00:09:34 ID:sb4LemYw
そうして、試合後のフィールドで僅かな談笑に耽る鈴仙の背後に。

??「…………」

てゐ「あっ、鈴仙。 うしろ後ろー!」

鈴仙「後ろぉ? また何か、ヘンな悪戯でも考えてるんじゃないでしょうね……って。 あっ――!」

??「…………」

――非常に物静かな、一人の影が待ち構えていた。
その影は間違いなく地霊殿サブタレイニアンのメンバーであり、鈴仙がこの試合で脅威を感じた相手。
彼の者はゆっくりとその口を開き……

先着1名様で、

★彼の物の名は→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→こいし「ふふふっ。 今日の試合お疲れ様〜。 ねぇねぇ、今から私とお茶しない?」こいしだった…?
ダイヤ→松山「良いなぁあの兎、褒められてる…」さとり「はいはい……」松山とさとりだった。
ハート・スペード→松山「おい、お前……少し話がある……」松山だった。
クラブ→さとり「……今日は、対戦をありがとう。 ――完敗でした」さとりだった。

437 :森崎名無しさん:2014/11/25(火) 00:10:07 ID:???
★彼の物の名は→ クラブA

438 :森崎名無しさん:2014/11/25(火) 00:10:23 ID:???
★彼の物の名は→ ダイヤA

439 :森崎名無しさん:2014/11/25(火) 00:11:31 ID:???
ここのクラブAに藤沢妖精があれば(悪い意味で)完璧だったんだけどなぁw

440 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/25(火) 00:11:47 ID:???
――と、いったところで今日の更新はここまでです。
クラブA分岐を設けなくて良かった……(汗)

皆さま、本日もお疲れ様でした。

441 :森崎名無しさん:2014/11/25(火) 00:35:27 ID:???
乙です
確かにアミバ様は最後にはかったけど負け越しているんだよね・・・

アミバ様が負けまくったりここでクラブのAを引いたり
長野県で地震が起こったりオリハルAに俺が落ちたのも
全部鈴仙ってやつの仕業なんだ

442 :森崎名無しさん:2014/11/25(火) 00:41:28 ID:???
おのれ鈴仙乙

443 :森崎名無しさん:2014/11/25(火) 00:47:16 ID:???
地霊殿が負けたのも鈴仙って奴の仕業なんだ乙です

444 :森崎名無しさん:2014/11/25(火) 01:03:09 ID:???
松山がクラブAで自粛したというのか...

445 :森崎名無しさん:2014/11/25(火) 20:46:06 ID:???
>★彼の物の名は→ クラブA ★
ブレイブリーネタ?

446 :森崎名無しさん:2014/11/25(火) 20:49:55 ID:???
中山が旅に出たのは日本最高のプレイヤー旅人からとったのかしら?
中山さんもいつか日本最高のプレイヤーになりますように、と期待をこめて

447 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/26(水) 00:31:02 ID:???
こんばんは、更新していきます。
>>439
正直、失念していました(無念)
>>441
乙ありがとうございます。
永琳は冷静に分析したらそんな感じですが、ジンクスを乗り越えた…という風に描写しました。
>>442
鈴仙乙ありがとうございます。
>>443
地霊殿が負けたのは鈴仙のせいで間違いないですね。
>>444
藤沢妖精ネタが思いつかず、ふつうのマイナスイベントを設けようかとも思ったのですが、
面白くないマイナスイベントはちょっと……と、いう感じで無くしましたね。
>>445
あっ、それは意識しました。
作曲のrevoさんが昔から大好きにも関わらず、何となくで食わず嫌いしてた、BDFFに最近ドハマリしまして…。
次回作がもうすぐ出るらしいですが、作曲者が変わったのでちょっと食指が動かないですね。
>>446
中田ヒデでしたら、辛うじてわかります(サッカー無知)
中山さんの復活も、もうそろそろかも…?



448 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/26(水) 00:32:10 ID:???
★彼の物の名は→ クラブA ★
クラブ→さとり「……今日は、対戦をありがとう。 ――完敗でした」さとりだった。

鈴仙「えっ。 さ、さとりさん……? ――てっきり、師匠の所に行っているものかと」

さとり「……この試合、実質的に指揮を執っていたのは、どうやら貴女のようだったから。
――キャプテンとして、挨拶に来ました」

鈴仙に声を掛けて来たのは、つい先程まで地霊殿のゴールで気丈にチームを指揮していた地霊殿の令嬢、古明地さとりだった。
未だ僅かに息が荒く、肩を少し上下させながらも、普段通りの無表情で手を差し出す物腰は、
確かに小さく幼い――見た感じ、てゐや佳歩、つかさ達とそう変わらない筈なのに、どこか大物っぽい雰囲気を感じさせる。

鈴仙「あ、これはどうも。 でも……私なんてさとりさんと比べたらまだまだで」

さとり「……それはどうも。 心が読めるとはいえ、やはり礼儀ある対応をされた方が嬉しいです」

鈴仙「いやぁ、あははは……」

相手の物腰は終始穏やかで慎ましく、だがそれにも関わらず、鈴仙はさとりの君主としての気高い雰囲気に思わず恐縮してしまう。
周囲には核の力を取り込んだ従者や、鬼族でも最強の腕力を持つ任侠が居るにもかかわらず、
彼女がチームのキャプテンにして地底の管理者であるという事には、やはり理由があるようだった。

さとり「……そう恐縮しなくても良いですよ、どうせ心が読めますし、慣れてるので大体何を想われても平気です」

鈴仙「――うぅ。 そうは言われても、やっぱり私、緊張しちゃって……」

古明地さとりは、人の心を読む覚妖怪であり、嫌われ者が住む地底の中でも更に嫌われている卑しい妖怪。
そんなネガティブな偏見は、試合中の彼女の姿を見てとうに捨て去れたと思った鈴仙も、
やはりこうして相対してみると、どうしても苦手意識を感じてしまう。

449 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/26(水) 00:33:56 ID:???
鈴仙「ちょっと失礼、動きすぎで汗が垂れて来ちゃって……」

さとり「(――心を読めるとわかっていても、心に無い社交辞令を欠かさないのは染みついた習性かしら。
外界では社交辞令が大事とは言うけれども。 幻想郷では珍しい習性を持っているわね、この子……)」


鈴仙は堪らず、冷や汗を拭き取ろうとスカートのポケットに手を突っ込ませる。
さとりが呆れたような表情で鈴仙を見つめていたが、敢えて気にしない事にした。
スカートの生地では無い、何か布の感触があったので鈴仙はそれを取り上げる。

鈴仙「(あれっ、今日持ってきたのって白いハンカチだったっけ。
それにこのハンカチ、何だか妙に細長いような気がするけど……)」

さとり「……それ、ハンカチじゃなくてハチマキじゃない。
――折角のハチマキを身に着けず、汗拭きに使うのは、何だか関心しませんね」

鈴仙「わ、わざとじゃないわよーぅ!」

――ハンカチじゃなくて、何時か輝夜に献上する為に用意しておいた「愛のハチマキ」だった。
考えてみれば、このハチマキと鈴仙との付き合いもそれなりな気がする。

鈴仙「(最初は、無縁塚に何故か落ちていた「呪いのハチマキ」だったのよね。
それを、巫女やら厄神やらに助けて貰って、呪いを浄化して「愛のハチマキ」になったんだっけ。
……最初に発していた呪いからして、このハチマキの正体も案外謎よねぇ……)」

鈴仙は心に無い苦笑いを浮かべ、あははと乾いた声を漏らしながらハチマキを焦ってしまおうとすると。

450 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/26(水) 00:35:03 ID:???

さとり「……ハチマキですか。 そういえば、あの松山君――最初は矢車君でしたか。
彼も最初、無縁塚で倒れていた時も、その右手に布の切れ端を堅く握りしめていたのだけれど。
――それはひょっとして、ハチマキだったのかしら……なんてね」

鈴仙「……さとり、さん?」

さとり「ああ、いえ。 こっちの話ですよ」

――意外にも、さとりがハチマキに対して食いついて来た。
どんな話題にも興味が無さそうに見えるさとりが、ハチマキを引き合いに松山/矢車の話を出すのは、鈴仙にとって少し新鮮だった。
そして、先程のさとりの話にどこかひっかかりを覚えていたのも事実だった。

鈴仙「(私がこのハチマキを拾ったのは無縁塚。 さとりさん達が、松山君達を見つけたのも無縁塚。
そして、松山君の手には、ハチマキのような布の切れ端が握られていた……?
まさか、何か関係があるのかしら? 私のハチマキと、松山君達とには――?)」

外界の色んな不要物が流れ込んで来る無縁塚において、布きれが混じりこむ事は日常茶飯事。
鈴仙がハチマキを拾ったという事実と、松山/矢車の手にハチマキのような布片が握られていたという事実は
恐らく何の関係も無い、偶然の産物である可能性が高い。
しかし、あのハチマキが最初鈴仙に見せたどす黒い風景と、松山がこの試合見せたどす黒い感情とには、何か共通点があるような気がする。 

――と。 そこまで鈴仙が考えを巡らせていた時だった。


             松山「……も、もう……もう! 限界だよあにきぃ……!!」

ガクッ……バタッ!

451 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/26(水) 00:37:01 ID:???
さとり「――松山君っ!? どうしたんですか!?」

放送「あっ、とぉお〜〜っ? 松山選手、再びフィールドに倒れ込んでいます!
試合中を見る限り、彼の体力にはまだ余裕があったような気がしたのですが……一体どうしたのでしょうか!?
身体をくの字に曲げて、呼吸を荒げて苦しんでいます! 救護班も今松山選手に向かった〜〜!?」

鈴仙「えっ……!? まさか、急激な運動による心臓発作とか……!?」

永琳「――いや。 それならとっくに試合中にポックリ逝っているわよ、あの運動量とパフォーマンスじゃあ。
……となると、肉体では無く。 どちらかと言えば心療内科の分野では無いかと思うのだけれど。
――私、メンタルヘルスはちょっと苦手なのよね」

鈴仙「(すみませんけどそんなイメージがあります、師匠……!)――じゃ、じゃあどうすれば……!?」

永琳「……時間に身を任せる、かしらね。
精神に効く薬は私も知っているけれど、最高にして副作用の無い薬と言えば、時間だから」

お燐「お、おいおい……! 仮病とかだったら、ブン殴っちゃうんだからね……!?」

空「か、影山さん大丈夫!? まさかさとり様の虫妖怪除けネックレスの副作用で、虫妖怪になっちゃうんじゃ……」

さとり「私はそんな物騒な物を与えてませんし、勝手に黒幕っぽいキャラにするのもやめてお空。
ついでに彼の名前は影山じゃなくて松山よ。 ……影山だと、なんだか縁起が悪いじゃない」

松山?「……ぐっ。 ……ぅうううううっ。 ―――……はぁ」

救護班がまだ辿り着いていないにも関わらず、松山の様態は少しずつ快方に向かっていた。
……向かっていたが、彼の身体は再び大きな変化が生じつつあった。

鈴仙「(松山君が……再び、矢車の姿に……!?)」

452 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/26(水) 00:38:09 ID:???
彼の体は一回り大きくなり老けて、短い白髪は少し伸び、何故か着ている服まで丈長の黒コートに変わり行く。
その姿はもはや松山では無く、彼が試合前に採っていた姿――即ち、矢車想のそれだった。

永琳「(極度の解離性同一性障害者は、人格の交代を機にその姿までも変貌すると月の科学書には書いてあったけれど、
私も地上に降りてからだと、実際に見たのは初めてね……。
ただ、彼の場合は人格の交代というよりは、彼にとっての理想的ヒーローという殻の、『装着《プットオン》』と言った方が正確かしら)」

矢車「……はぁ。 満足したか、相棒」

松山(矢車の脳内)「(あにきぃ。 俺はこの試合でやっとわかったよ。 俺には兄貴しかいないって……!
時々イタイ電波女が兄貴の真似して擦り寄って来たけど! やっぱり、俺には兄貴しか……!)」

矢車「……そうか、そうか。 ……最悪だったなァ」

松山(矢車の脳内)「(うんっ、最悪だった! 地獄に相応しいドン底の真っ暗闇だったよ!)」

矢車は一人でボソボソと何かを呟いていた。
まるで、引っ込んでしまった松山と会話を楽しんでいるようだった。

さとり「……松山、君。 いえ、……今は矢車君ですか。 貴方は――」

救護班「――すみません、救護班です! 遅くなってすみませんっ!!」

矢車「……はぁ」

放送「あっと、ここで専属の河童達による救護班が到着したようです!
救護班のリーダー、キャプテンのさとり選手に事業を聞いています。
さとり選手は複雑そうな表情ですが、松山選手――いや、今は矢車選手と化した彼の容体を説明してるようですね」

453 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/26(水) 00:39:18 ID:???
さとり「……私ならば、彼の心を開かせる事が出来る――そう思ったのですが、今の私ではまだ駄目だったようです。
ええ、外傷ではありません。 ですが、ええ、可能ならば河童の診療所で検査をして下されば――」

救護班「そうですねー。 念の為に痛い栄養注射位は撃っておく位は……(ゲシィイイッ!)――って、ひゅいぃっ!?」

ゴロゴロゴロゴロ! ……ドガッ!

矢車「治療は不要だ。 ――それに、言っておきたい事がある」

矢車は元気な様子だった。 ――自分を治療しに来たらしい、救護班長の青髪の河童をけっ飛ばす程度には。
大きなリュックに治療用品を抱えていたらしい青髪の河童は、
荷物を吐き出しながらゴロゴロとサッカーボールのように、今や無人のフィールドを転がって行く。
そして救護班の中に、そんな彼女をフォローする者はいなかった。

矢車は、さとりの瞳を一直線に見据え、彼女を庇うように手を伸ばし。
怯える救護班や、戸惑うチームメイト達に対してこう宣言した。


矢車「この人は――俺が守る」

454 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/26(水) 00:40:27 ID:???

ヤマメ「えっ!? 何ソレ!? 告白!? キャ〜ッ! カッコ良いー……って、アイテテ」

キスメ「ヤマメは大やけどしたんだから。大人しくしてなきゃダメだよ……」(←桶修理中)

矢車「……………この人は、俺の相棒を守ってくれた。
だから、俺が――この人を守らなくてはいけない。 同じ、地獄の住民として」

不思議に浮ついた雰囲気になりかけた周囲を、矢車はそう静かに語る事でぴしゃりと収めた。
ただでさえ狂気と絶望に沈んでいる彼の表情が、悲壮な決意を帯びていた為に、
彼の宣言が単純な色恋沙汰では無い事が周囲にも容易に理解できた。

さとり「……私はやはり、殻に過ぎぬ貴方の心を読む事が出来ません。
ですが、そうで無くとも、私は貴方が何を言いたいか。 それが分かるような気がします」

矢車「…………」

矢車は押し黙って答えない。 さとりはこう続けた。

さとり「……その上で。 私は貴方にこう答えます。 『いいえ。 貴方も、彼を守って下さい』……と。
――私には、仲間が居るから大丈夫だけど。 彼には、未だ貴方と――この私しかいないから。
それと……」

矢車「それと……?」

455 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/26(水) 00:41:33 ID:???

さとり「――勇儀さん、ボディに一発入れといてください」

勇儀「うっし! 了解だ古明地!」

ガシッ、ボガァァァァアアアアアアアアアアッ!!

矢車「うわぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜!!」

ギューーーーーーーーーーーーーン、ドガーーーンッ!!

放送「矢車選手、吹っ飛ばされた〜〜〜!! 等速直線運動の如く真っ直ぐ平行に空を飛び!
先程救護係の青髪の河童が転がるフェンスに激突!」

さとり「……善意でやって来た救護の方を、言い掛かりみたいな理由で蹴っ飛ばさないで下さい。
ただでさえ乱暴者の集団、という地底のイメージが、余計に悪くなっちゃうじゃないですか」

鈴仙「(……さとりさん。 心が読めているなら聞いて欲しいんですが。
――それだけの理由で人を数十メートル吹っ飛ばす方も、結構乱暴だと思います)」

永琳「(――それでも、彼の精神は試合を超えて幾分は変化したようね。
少なくとも、矢車は松山君に対して献身した古明地さとりを信頼している。
……でも、それだけでは未だ解決には時間が掛かりそう。 と、言った様子かしら)」

456 :森崎名無しさん:2014/11/26(水) 00:42:06 ID:???
やっぱり消し飛ぶ矢車www

457 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/26(水) 00:44:54 ID:???
――そんな地底のメンバーの様子を遠目で見ていた鈴仙(と、永琳)。
ハチマキに関する疑問は未だ消えないでいたが……しかし、鈴仙が今の彼女達に介入するのは難しい。
想像以上に、地底妖怪達の絆とか友情とかは厚かったようだ。

鈴仙「(――さとりさんも、ハチマキの事とかは気になってたみたいだし。
あの様子からして、松山君の為になる事だったら、地霊殿でも歓迎してくれそう。
……しょうがないけれど、今日は色々話すのは止めて。 また次に地底に来た時にした方が良いかしらね。
さとりさんはもちろんだけど、あの矢車も最初と比べて随分丸くなった様子だから、
【松山君の為に、突然ハチマキを奪って来る事はまずしない】でしょうし……)」

――だが、実際に旧都に向かい、試合を行った事で、鈴仙の地底妖怪に対する偏見が更に薄れた事は事実。
(さとりの読心能力には、まだ苦手意識が残るが……)
気が向いたら、もう一度地底に行ってみようか。 今度は手土産にラーメンでも持って……と、決意する鈴仙だった。

458 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/26(水) 00:48:19 ID:???
……と、いったところで今日の更新はここまでです。
試合イベントはこれで終わりでなく、もう少しだけ続きます。
そのため、人気度の上昇などの勝利ボーナスは、明日にまとめて行います。
明日は永琳による強化イベントと、妖夢との特訓イベントの判定位は出来れば…と思っています。

それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。

459 :森崎名無しさん:2014/11/26(水) 00:53:25 ID:???
乙でしたー。
ラーメンは手土産になるのね。
饅頭も日向の手土産ようかしら。

シリアスな場面のはずなのに、何故かコントに(笑)
私はこういうノリは大好きですが。

妖夢特訓と師匠特訓か、カードさんお願いしますね。

460 :森崎名無しさん:2014/11/26(水) 21:15:10 ID:???
やはりラーメンが手土産になるのか
じゃあトロピカルラ・メーンをプレゼントだーw

461 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/26(水) 23:44:56 ID:???
こんばんは、更新を再開します。
>>459
乙ありがとうございます。
饅頭は本スレリスペクトで、日向の好物ですね。
矢車さんはシリアスな笑いに定評があるので、たぶんこれが普通ですw
>>460
トロピカルラ・メーンって何かと思ったら、カブトに出てたんですね(失念)

462 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/26(水) 23:46:24 ID:???

***

鈴仙「さ〜て。 帰りに人里の店で冷たいジュースでも買っておこうかしら……」

――試合終了後。
一旦解散となった鈴仙は、珍しく一人でぶらぶらと、試合の熱狂冷めやらぬ人里を散歩していた。
佳歩やてゐ、パスカル達が一足先に永遠亭に帰っている中、こうして町をぶらつくのも悪くない。
人間の里は旧都と比べて猥雑な賑わいは無いが、秩序立った活気に満ち溢れている。

鈴仙「(――半年前は、地震やら瘴気やらでバタバタしていたけれど。
それでも、人間ってのは凄いモンね。 もう前の明るさを取り戻している)」

サッカーコートのある大通りには多くの店や露天商、住宅が並び、
往来では人間を中心に妖怪や妖精、獣人達が楽しげに行き交う。

鈴仙「――ま、技術とかでは月の都には当分追いつかないでしょうけどね……」

疲れもあってか、ふわりと欠伸をしながら鈴仙は何気なく周囲を振り返り、
最近出来たらしい西洋風のオシャレな衣装店の外装を眺める。
やはり若い女性に人気の店らしく、衣装店には友人連れやカップルがしきりに出入りしているようだった。

鈴仙「(オシャレなお店ねぇ。 ――私も一回入ってみたいけど、一人じゃ恥ずかしいな。
今度、妖夢でも誘ってみようかな……)」

と。 そんな風に鈴仙が客の行き来を眺めている時、一組のカップルらしき男女が店を出ていく姿を見かける。
鈴仙はその姿を本当に何となく見ていて――。

463 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/26(水) 23:47:53 ID:???
鈴仙「――ふ、ふぇぇぇえっ!?」

かなり情けない声を上げてしまった。
周囲の人妖が何事か、と一斉に振り返って鈴仙を見ている。
鈴仙は頭を下げながら猛ダッシュで大通りを駆け出し、人の少ない路地へ抜けて一息。

鈴仙「――う、嘘……だよね?」

しかし、それほどまでに、鈴仙が見た光景はショッキングだった。 あれは間違い無かった。

鈴仙「(ど……どうして? いや。 でも確かに今日のハーフタイムの時――あの子は『二人分の飲み物』を用意していた!
それに、『何かの手がかりを得たかのような』穏やかな雰囲気だった。
手がかりって、ひょっとして。 そ、それはつまり……そう、そういう……?)」

……それは些細な事。
されど偶然とはいえ――ああ、偶然とはいえ鈴仙は見てしまった。
浮ついた事が大嫌いで、衣服などにほぼ一切興味を持たなかった彼女らしからぬ、
可愛らしいワンピースを手に持ち、楽しそうに寄り添い歩く――。


            妖夢「………! !!」 少年「――……!」


――妖夢と、見知らぬ少年の姿を…………。



*地霊殿サブタレイニアンローゼスとの試合を勝利で終えました! 人気度がボーナスで加算されます。65→68
*試合後の会話イベントにより、さとりの評価値が上がりました。
*鈴仙が、「愛のハチマキ」と松山との関係に気付きました。次に地霊殿に行くことでイベントが進行します。

464 :森崎名無しさん:2014/11/26(水) 23:49:31 ID:???
岬に釣られたか

465 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/26(水) 23:49:50 ID:???
〜特別イベント〜
【永琳の特訓・そのA】

鈴仙「(あんなの見せられたら、ジュースどころじゃないわよ……!)」

鈴仙は先程のショッキングな映像を振り払うように人里を抜け出し、のどかな秋晴れの幻想郷を飛んでいた。

鈴仙「(一緒に特訓するって約束してたけど。 私、どんな顔して妖夢に会えば良いんだろう……)」

本当なら、あの時妖夢の肩を掴んででも事情を聴くべきだったのかもしれない。
ひょっとしたら、たまたま他人と並んで店を出ただけなのかもしれないし。
……しかし、今から人里に戻って妖夢を探すのも気まずいし、そもそも疲れている。

鈴仙「(しょうが無いから、今は敢えて妖夢の事は忘れて。
――解散直前に師匠としていた、選手の強化特訓の事にでも思いを馳せようかしら……?)」

――そのため、鈴仙はいつもの手段に出る事にした。 いわゆる、現実逃避というヤツである。
鈴仙の意識はつい30分程前。 試合終了後の人里サッカーコートへと移り……。

〜ちょっとだけ回想シーン〜

永琳「……今日の試合。 私はあまり活躍出来なかったわね」

鈴仙「ど!? どどど、どうしたんですか師匠!? そんな謙虚な態度だなんて、師匠らしくないですよ!?」

永琳「――ウドンゲ。 アンタは私を何だと思っているのよ……」

鈴仙「す、すみませんっ」

永琳「……まぁ。 今はそんな事は重要では無いわ」

466 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/26(水) 23:51:20 ID:???
輝夜が真っ先にシャワーへと向かい、てゐがウサギ達の面倒を見ており、
慧音と妹紅とパスカルが談笑している間、鈴仙と永琳は少しだけ会話を交わしていた。

永琳「――ウドンゲ。 私はこの試合の失態への詫びとして、一度選手層の底上げを実施しようと思うわ」

鈴仙「……もっと頑張ったり、謝ったりするんじゃないんですね」

永琳「もっと頑張るのは当然だし、謝罪にしても、貴女達がそれを望むなら、そうするけれど。
私がそれをしたところで、チームは成長しないもの。
悪いけれど、私は、私にしか出来ない事で借りを返させて貰うわ。 ……不満かしら?」

鈴仙「――いえ。 そんな事はありません。 むしろ、師匠らしくって良いと私は思います」

永琳は「そう、良かった」……と、安堵の溜息を吐くと。

永琳「――それじゃあ、特訓ルールのおさらいをするわね」

今度は一転して淡々と、メタな視点からの説明を始めた。

永琳「特訓出来る選手は1名で、特訓内容と成果はウドンゲの特訓と同じ。
(参考:http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1372258333/774
だけど、どんな仲間でも自在に特訓出来るかと言われると、実はそうじゃないの。
何故なら、
・【51】を超える能力値については、成長させる事が出来ない。
・総合力が【341】を超える選手については、成果が一段階ダウンしてしまう
から。
あと、輝夜の成長についても数値にペナルティが掛かるわね。
私が甘やかすから……じゃなくて! ――GK能力を伸ばすのは、そう簡単じゃないのよ」

鈴仙「(苦しい言い訳だなぁ……)」

467 :森崎名無しさん:2014/11/26(水) 23:53:23 ID:???
総合力が【341】を超える選手って誰のことでしたっけ?

468 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/26(水) 23:54:06 ID:QSKPJS+o
永琳「――コホン。 以上の事を踏まえて、ウドンゲには育てたい選手を1名選んでもらうわね。
誰が特訓可能とかのリストについては、私がパネルにまとめておいたから、あんたは選ぶだけで良いわ」

――と、最後に永琳は、どこからか取り出したパネルを持って来てくれた。 パネルには、こう書いてあった。

***特訓させたいメンバーの名前を指名してください。(例:妹紅)***

(特訓可能メンバー:てゐ、慧音、妹紅、佳歩、つかさ、ウサギB、ウサギC、ウサギD、ウサギK)
(ペナがかかるメンバー:
パスカル(総合値327以上のため。 また、ドリブル、パス、タックルは51以上のため成長しない)、
輝夜(GKの為成長にペナ。 また、セービングは51以上のため成長しない))

(参考・名無しウサギの能力傾向
 ウサギB…パスがウサギ達の中では得意、総合力はウサギ達で最高。 パス(orてゐとのコンビプレイ)フラグ有
 ウサギC…ドリブルがウサギ達の中では得意。タックルフラグ有
 ウサギD…パスカットがウサギ達の中では得意。つかさとのコンビプレイフラグのフラグ有


先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。


*ウサギKの場合は、GKですが成長にペナはかかりません。 ……理由はと言われると、そうじゃないと可哀想だからです(汗)

469 :森崎名無しさん:2014/11/26(水) 23:54:57 ID:NrA5elaw
妹紅

470 :森崎名無しさん:2014/11/26(水) 23:55:56 ID:0u4q4ySs
てゐ

471 :森崎名無しさん:2014/11/26(水) 23:56:15 ID:2xDvlteY
てゐ

472 :森崎名無しさん:2014/11/26(水) 23:56:22 ID:iISp5W+o
てゐ

473 :森崎名無しさん:2014/11/26(水) 23:57:53 ID:???
てゐはガッツ少ないから有用だね、妹紅さんはガッツ上昇量に制限かかるかな?

474 :森崎名無しさん:2014/11/26(水) 23:58:26 ID:???
中山がもう少しで帰ってきて総合力が上がるのを
てゐを鍛えて更にバランスを強化、いいと思うよ

475 :森崎名無しさん:2014/11/27(木) 00:04:40 ID:???
鈴仙さんは岬と面識なかったっけ?
三章以降の、岬達のチーム勧誘かな?
中山さんのアドバイスでは、例え別の道を行ったとしても、友達であることは変わらないと伝えてあげる、
みたいな感じだったな。
例え三章でチームが別れても、ライバルとして……か。
妖夢が、鈴仙と共に行く道を選択してくれるなら、大歓迎だけど。
妖夢の選択は……とはいっても、まったく見当違いかもしれませんが(汗)

476 :森崎名無しさん:2014/11/27(木) 00:07:08 ID:???
勧誘じゃなくてただのデートだったりしてw
相手は誰だ?シェスターか?ブルノか?

477 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/27(木) 00:09:12 ID:+NXd4L1Y
特訓対象→てゐ

鈴仙「……それじゃあ、てゐを鍛えてやってくれませんか。
てゐは確かに本気を出すと強いけれど、それでも、周囲の成長に比べたら見劣りする点もありますし。
何しろ、チーム力の底上げには中盤の強化が必須です。
てゐをトップ下やボランチに安心して置くことが出来れば、チームの攻め幅も広がりますから」

永琳「――分かったわ。 それじゃあ、私はてゐにそう声を掛けておくから。
『ウドンゲに脅されたから、今から地獄の猛特訓を始める』……ってね」

鈴仙「や、やめてくださいよ師匠!? そうなったら私がリアル地獄に堕ちちゃいます!?」

永琳「……フフ、冗談よ。 ――それじゃあウドンゲ。
貴女は疲れてるでしょうから、暫くゆっくりしてからお帰りなさいな。
日没までには、特訓を終わらせておくから」

鈴仙「はい、ありがとうございます…(――今から日没っていうと、2、3時間くらいね。
……師匠。 どんだけ密度の濃い練習を考えているんだろう……)」

〜回想シーン終わり〜

鈴仙「……今考えると、てゐには非常に申し訳ない事をしたような。
――で、でも! スタミナ不足とか特にあの子の欠点だったし!? チームの為、仕方なかったのよぉ……た、たぶん」

そこまで妄想して気が付くと、鈴仙は既に永遠亭の上空にまでたどり着いていた。
時間は日没には少し早い。 となると、永琳とてゐはまだ特訓をやっているのだろう。
鈴仙は罪滅ぼしにと(?)練習風景を見てみる事にした。
すると、そこでは―――。

478 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/27(木) 00:11:56 ID:+NXd4L1Y
先着2名様で、

★永琳の指導風景→! card★
★てゐのやる気→! card★

と書き込んでください。数値の合計で分岐します。

35→彼女に一体何が…? ガッツ+150、全能力+3、更に更に…?
31〜34→超進化!!     ガッツ+100、全能力+2、更に…?
26〜30→進化!        ガッツ+50、全能力+1、攻撃系or防御系各+1
16〜25→特訓は成功だ!    ガッツ+50、全能力+1
10〜15→そこそこの成果だった。ガッツ+50、攻撃系各+1
2〜9  →残念な感じだった…。 ガッツ+30、防御系各+1

*攻撃系=ドリブル・パス・シュート・せりあい で、防御系=タックル・パスカット・ブロック・せりあい です。
*マークか数値が一致した場合、判定に+5されます。これらの効果は重複しません。
*合計値が21以上の時、フラグ習得!(既にあれば回収。無い時は判定)
*合計値が26以上の時、必殺技習得!(分野は判定)
*攻撃系の合計と防御系の合計を比較して、低い方=2〜9 高い方=10〜15 で表示しております。
*JOKERが出た場合は『ダイヤの15』として扱います。オールマイティにはなりません。

479 :森崎名無しさん:2014/11/27(木) 00:12:47 ID:???
★永琳の指導風景→ スペード3

480 :森崎名無しさん:2014/11/27(木) 00:12:50 ID:???
★永琳の指導風景→ ダイヤ3

481 :森崎名無しさん:2014/11/27(木) 00:13:11 ID:???
★てゐのやる気→ ハート10

482 :森崎名無しさん:2014/11/27(木) 00:13:45 ID:???
アミバェ

483 :森崎名無しさん:2014/11/27(木) 00:16:35 ID:???
特訓したことないから苦手なんや

484 :森崎名無しさん:2014/11/27(木) 00:17:29 ID:???
アミバ「ん?まちがったかな?」

485 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/27(木) 00:23:48 ID:+NXd4L1Y
師匠がミスったけど、てゐが意外とやる気あって、ドリブル+1、パス+1、シュート+1、せりあい+1となったところで、
今日の更新はここまでです。
てゐはこれでパス50の大台に達しましたので、技と本気モードも相まって、一流のパサーと呼んでも良いレベルになったと思います。

>妖夢について
詳しくは、明日の妖夢との特訓イベントで説明があると思います。
もしかしたら、ブルノさんとのデートかもしれませんがw
>岬と鈴仙の面識について
私は、直接には無かったと記憶しております。
新聞記事でそれっぽい記事を見た事はありますし、
ひょっとしたら遠くで人影を見た…みたいな描写があったかもしれませんが、
直接近くに会って会話まではしてなかったと思います。
私も勘違いしてないか確認してみますが、もしも間違いだったら教えて頂ければ幸いです。

それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。

486 :森崎名無しさん:2014/11/27(木) 00:41:17 ID:???
乙でした。
いや、私も鈴仙さんと岬くんは面識なかったと思います(自信もって言えませんが)
なかったっけ?じゃなくて、なかったよね?
が正しいですね、失礼しました。

永琳「おかしいわね……私ならこれくらい一回で習得できるのだけど」
てゐ「永琳様は基準がおかしい」
輝夜「だってえーりんは天才だもの!」

487 :森崎名無しさん:2014/11/27(木) 01:05:33 ID:???
所詮アミバ乙
悪い男につかまったか・・・それかポストプレイ(意味深)か
まぁいいさ、別れさせる方法はやろうと思えばいくらでもある

488 :森崎名無しさん:2014/11/27(木) 07:26:15 ID:???
名選手が名将になるとは限らないからね。
トルシエも選手時代はモブDFだったみたいだし。

永琳「タックルは、ここでびゅーんとして、グワァーッとして…」
てゐ「(全く意味不明ウサ…。びゅーんって何ウサ…)」
永琳「パスカットは、スパパパーンとするのよ!」
てゐ「(本屋で『ポブルセンの攻撃サッカー入門書 これで貴様もバーサーカー』を買っておいて良かったウサ)」

489 :森崎名無しさん:2014/11/27(木) 11:55:40 ID:???
詐欺師で女を口説く、まんまウラタロスだな

490 :森崎名無しさん:2014/11/27(木) 13:45:56 ID:???
>>488
物騒なタイトルの入門書だな…

てゐ「他にも『明和特攻スライディングタックル部隊に学ぶ 上手くなる守備入門』も持っているウサ」
鈴仙「『ポストに祈れ! ブルノ流GKコーチ入門』か…。買ったら姫様も喜ぶかしら」

491 :森崎名無しさん:2014/11/27(木) 16:38:29 ID:???
SGGPさんの召喚スキルを習得できるのか、すごいぞブルノ流!


492 :森崎名無しさん:2014/11/27(木) 18:09:32 ID:???
そのかわりポスト以外全部ゴールになりそう

493 :森崎名無しさん:2014/11/27(木) 18:53:20 ID:???
妖夢さんが会っていた相手が岬くんだとしたら、十中八九、新チームに勧誘されたのかな。
日本代表の実力者に認められたと思えば、妖夢さんが立ち直りつつあることにも納得できる。

妖夢さんも口八丁で乗せられたりしないだろうし、岬くんに適切なコーチングとかしてもらって、信用を勝ち取ったのかもしれない。
更に、岬くんは相手にも利益を与え、自分も良いところ持っていくよ
という思考だから、妖夢さんの不利益にならないようにしているはず。
そもそも、妖夢さんの性格的に絶対ゆゆ様に報告するはずたがら、変な話ならゆゆ様が激おこだろう。

うーむ、妖夢さんが頼れる味方になるか、それともよきライバルとなるかって感じか。
どちらにしても、妖夢さんにとって悪くないか。
これは下手に反対したら却ってややこしくなる、妖夢さんを信頼して意見を尊重するって考えが正しく思えてきた。

まあ、あくまで相手が岬くんの場合であって、ブルノさんだった場合はお帰りください。

494 :森崎名無しさん:2014/11/27(木) 22:32:37 ID:???
もし別れさせたいならてゐを使うべきだな
同じく新聞を見てるし相手が詐欺をしていたということはわかっているはず
正直鈴仙だけだとミサキーヌにいいように騙されて逆に利用されるのがオチだろうし
というか太子様に言われてやってたことなんですと言われてあっさり信じる主人公の図が見える

495 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/27(木) 22:48:38 ID:+NXd4L1Y
こんばんは、今日も更新していきます。
>>486さん、>>487さん。 乙をありがとうございます。
>ブルノ流について
ライフスプリングインフィニティがが強くなるかもですw

496 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/27(木) 22:50:14 ID:+NXd4L1Y
★永琳の指導風景→ スペード3 ★
★てゐのやる気→ ハート10 ★
10〜15→そこそこの成果だった。ガッツ+50、攻撃系各+1

鈴仙が永遠亭特設の簡易サッカーコートを覗くと、そこには……

永琳「――さて。 じゃあ今からシュートを撃って貰いましょうか。
私が一本一本フォームをチェックするけど、あまり気負いすぎないでね」

てゐ「ほ〜いっ」

鈴仙「……あれっ。 思ったより普通に練習してる」

――意外にまともな練習をしている、永琳とてゐが居た。
先程まではドリブルの練習でもしていたのか、フィールドにはカラーコーンが並んでいたり、
パス練習に使ったのかもしれないボールが辺りに転がっている。

てゐ「あ、鈴仙ちゃん。 お帰りなさ〜い」

永琳「意外と早かったわね。 もう少しノンビリしていても良かったのに」

鈴仙「あの……師匠。 この、普通のサッカー部みたいな練習光景はどうしたのでしょうか……」

てゐには悪いが、正直言ってもっとおぞましい練習が繰り広げられていると思っていた。

鈴仙「(だって、師匠と私との特訓って言ったら。
サッカー場に仕掛けられた謎のアスレチックを五十周するとか、
崖の上から大岩とともに転がされたサッカーボールを、GKでも無いのにキャッチして受け止めるとか、
そんなワケの分からない特訓ばっかりだったのに……)」

てゐ「(――そんな特訓をおかしいと思わず、唯々諾々と受け入れてた鈴仙も多少は悪いウサ……)」

497 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/27(木) 22:51:38 ID:+NXd4L1Y
永琳「……まぁ、今日は激しい試合の後でもあったからね。
低いモチベーションで無理やり特訓をしても効果が薄いと踏んだから、敢えて内容を絞ったの。
――基礎的な技術と、体力の底上げにね」

鈴仙「そ、そうだったんですね……(――でも、てゐはどっちかと言うと熱血系じゃないから。
むしろこういうしっかりとツボを押さえた練習の方が良い……って、師匠も踏んだのかな?)」

てゐ「(――まぁ、私としてはもうちょいきつい内容でも良かったんだけどねぇ。
……そんな事言ったら、明け方まで追加特訓になりそうだから黙ってるけど)」

――永琳は永琳で、てゐの事を考えた特訓をしていたようだった。
(もっとも今回に限っては、てゐのモチベーションは永琳の想像以上だったようだが)
鈴仙はそんな普通の青春サッカー的な展開に安心して、とりあえずの一休みをする事が出来た。

*てゐのドリブル、パス、シュート、せりあいが+1。最大ガッツが+50されました。

498 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/27(木) 22:52:57 ID:+NXd4L1Y
【鈴仙と妖夢。 真・友情特訓!?】

〜早朝・永遠亭特設サッカーコート〜

妖夢「ご、ごめんね鈴仙。 昨日の今日で来てしまって……」

鈴仙「――あぁ、別に良いのよ。 そっちだって忙しいでしょうから。 ……ちょっとだけ、眠いけど」

――地霊殿との試合を終えた次の日の早朝。
鈴仙の部屋の窓を叩く音が聞こえたと思うと、それは妖夢だった。
練習すると口約束した翌日の早朝に押しかけて来るのは、些かせっかち過ぎるきらいもあるが、
一度決めたらとことん突き進む妖夢らしいと言えばそうだと、鈴仙は妙に納得していた。

鈴仙「……うん。 前に言ってた特訓の話よね」

妖夢「そう。 ……色々考えていたけど、やっぱり今日しかない、って思って……!」

妖夢の様子は落ち着かない様子ではあったが、しかし前のように思いつめすぎた雰囲気では無かった。
鈴仙はひとまずそんな妖夢に安心しており、寝起きという事もあってか幸いに、
昨日の夕刻、妖夢と見知らぬ少年が歩いていた事についてまではすぐに思い至らなかった。

鈴仙「――まぁ。 折角遠路遥々冥界から来てくれたんだし。
……妖夢! お互い悔いの無い位に、練習頑張ろうね!」

妖夢「(鈴仙。 やっぱり昔と違って明るくなったなぁ……)――うん、宜しくお願いする」

かくして、これまでのわだかまりや不安は一旦捨て置いて。
――鈴仙と妖夢。
異なる立場ながら似た境遇を持ち、同じように道に迷い。
しかし、今まさに違う道を選ばんとする二人の特訓が――今、始まった。

499 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/27(木) 22:55:43 ID:+NXd4L1Y
先着2名様で、

★鈴仙の想い→! card★
★妖夢の思い→! card★

と書き込んでください。数値の合計で分岐します。

35→彼女に一体何が…? ガッツ+150、全能力+3、更に更に…?
31〜34→超進化!!     ガッツ+100、全能力+2、更に…?
26〜30→進化!        ガッツ+50、全能力+1、攻撃系or防御系各+1
16〜25→特訓は成功だ!    ガッツ+50、全能力+1
10〜15→そこそこの成果だった。ガッツ+50、攻撃系各+1
2〜9  →残念な感じだった…。 ガッツ+30、防御系各+1

*攻撃系=ドリブル・パス・シュート・せりあい で、防御系=タックル・パスカット・ブロック・せりあい です。
*マークか数値が一致した場合、判定に+5されます。これらの効果は重複しません。
*合計値が21以上の時、フラグ習得!(既にあれば回収。無い時は、鈴仙は選択可で、相手は判定)
*合計値が26以上の時、必殺技習得!(分野は鈴仙は選択可で、相手は判定)
*攻撃系の合計と防御系の合計を比較して、低い方=2〜9 高い方=10〜15 で表示しております。
*JOKERが出た場合は『ダイヤの15』として扱います。オールマイティにはなりません。
*妖夢はルナティックスメンバーでは無いため、特訓結果は実際の数値よりも1段階下のものが採用されます。

500 :森崎名無しさん:2014/11/27(木) 22:56:09 ID:???
★鈴仙の想い→ クラブ2

501 :森崎名無しさん:2014/11/27(木) 22:56:38 ID:???
★妖夢の思い→ スペード3

502 :森崎名無しさん:2014/11/27(木) 22:57:23 ID:???
もうだめだぁ…おしまいだぁ…

503 :森崎名無しさん:2014/11/27(木) 22:57:40 ID:???
知ってた

504 :森崎名無しさん:2014/11/27(木) 23:00:08 ID:???
地獄姉妹というか地獄少女というかそんな感じだな

505 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/27(木) 23:02:19 ID:???
すみません、鈴仙の最大ガッツは800を超えているので、最大ガッツの上昇幅が低くなっております。
そのため、鈴仙のガッツ上昇は+30では無く、+10です。
(参考:http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1381414268/59
大変失礼いたしました。

506 :森崎名無しさん:2014/11/27(木) 23:05:01 ID:???
わーい、タックルとパスカットとブロックと競り合いが1ずつあがったよー(棒)
……さて、妹紅さんとの特訓目指そう

507 :森崎名無しさん:2014/11/27(木) 23:06:09 ID:???
この結果もすべて鈴仙ってやつの仕業なんだ

508 :森崎名無しさん:2014/11/27(木) 23:06:57 ID:???
あはっ、リグルサイコー(現実逃避)

509 :森崎名無しさん:2014/11/27(木) 23:20:28 ID:???
逆に考えるんだ
次の敵が強化されなくてよかったなー
と考えるんだ

510 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/28(金) 00:19:13 ID:???
★鈴仙の想い→ クラブ2 ★
★妖夢の思い→ スペード3 ★
→鈴仙のガッツが+10、防御系各+1! 妖夢は効果なし……。

妖夢「――は、はぁぁぁぁぁぁっ!!」

グワアァアッ、バギュウウウウウウウウウッ! ……ガイーンッ!

鈴仙「み、見事なシュートね……! ――ポストに当たってさえいなければ」

妖夢「う、うううっ……どうして……?」

――意気込んで行った鈴仙と妖夢との特訓だったが。
生真面目で不器用という互いの気質が悪い方向に重なってしまったのか、
特訓のハードさに比べて結果は芳しく無い。
特に妖夢は最悪だった。 迷いが残っているのか、それとも冥界から永遠亭まで来た事による疲れか、
練習を重ねるごとに、むしろプレーが雑で精彩を欠いた物になっているのが、鈴仙からでも容易に見て取れる。

鈴仙「――妖夢。 一旦……休憩した方が良くないかしら?」

妖夢「――まだまだ。 私は、このままでは終われない……!」

ふらつく足を引きずりながら、妖夢はボールに手を伸ばし、再びシュートに向かおうとする。
それは彼女本来の真面目さと言うよりは、別の何かに突き動かされているような気がした。
鈴仙はそんな不自然な妖夢の姿を見て――。

鈴仙「――やっぱり。 何かあるよね、妖夢。 ……私の知らない、何かが」

……不意に、機が熟するまで隠そうと思っていた言葉が口を突く。

妖夢「鈴仙――やっぱり、分かるかな。 ……私って、単純だし」

511 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/28(金) 00:21:06 ID:???
妖夢はそんな鈴仙の言葉に目を大きく開いて、拾い上げたボールを地面に落とす。
ボールはポーン、ポーン……とバウンドしながら、二人から離れて行く。
鈴仙は何も話さず、妖夢をじっと見つめていた。

妖夢「ハーフタイムの時、『大事な話がある』……って言ってたよね? それと関係があるんだけど……」

妖夢は始めこそ戸惑っていたが、しかし元々鈴仙には隠す気は無かったのだろう。
決然とした面持ちで、鈴仙に少しずつ話し始める。
しかし、妖夢が鈴仙に語る内容は――どれも、鈴仙にとって驚くべき事ばかりだった。

妖夢「……どこから話せば良いかしら。 ……そうだ。 ――ねぇ、鈴仙。
――鈴仙は、『プロジェクト・カウンターハクレイ』……って、知ってる?」

鈴仙「…………!?」

――『プロジェクト・カウンターハクレイ』。
博麗霊夢や八雲紫を中心とする幻想郷の秩序に穴を空け、以て人間や弱い妖怪の地位を向上せしめんとする、
ヒューガーや八意永琳を中心にして進んでいる一大計画。
鈴仙もまた、永琳と輝夜によって、その計画のキャプテン候補である事を告げられているが――。

鈴仙「……妖夢、も。 ひょっとして、妖夢も声が掛かっていたんだ!?」

妖夢はゆっくりと頷いた。

妖夢「――そうよ、鈴仙。 私もまた、過去に『プロジェクト・カウンターハクレイ』の一員として、
幻想郷という縛りを離れて強くなれと、言われた事があるの。
……他の誰でも無い、我が主君の――西行寺、幽々子様にね……」

鈴仙「えっ、幽々子さんが……!? でも、『プロジェクト・カウンターハクレイ』は、
幽々子さんの親友である、八雲紫にとって喜ばしくない計画なんじゃ――!?」

512 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/28(金) 00:24:06 ID:???

妖夢「……幽々子様の考えは、私にも良く分からない。
けれど幽々子様は、私の事を想ってそう言って下さった……と、思う」

妖夢ですら分からないのだから、鈴仙には西行寺幽々子の考える事は余計に分からない。
鈴仙にとっての幽々子は、輝夜を数倍飄々とした風にして、永琳を数倍謎めいた風にしたイメージだ。
つまり、最高クラスに意味不明な人物……と、言う事である。
だから鈴仙は敢えて、幽々子の思惑については考えない事にした。
妖夢は話を続ける。

妖夢「だけど私は、その誘いを断った。 ――何故なら、あの時の私には……怖かったから。
幽々子様と幻想郷を捨てて、戦う事が怖くって。
私は強くなる事よりも、幽々子様と並んで戦いたいって言ったけれど……それは、卑怯な逃げだとも思った。
自分の力が試される事が、怖かったんだと思う」

鈴仙「妖夢……。 その気持ち、何となく分かるよ。 ……でも、それが――『大事な話』?
確かに私も、件のプロジェクトで妖夢も一緒に戦ってくれれば、本当に頼もしいと思うから、
誘いを断ったのは残念だけど」

妖夢「ううん、違う。 『大事な話』はそれだけじゃないの」

妖夢はここで一旦会話を切り、鈴仙から一歩離れて、小さな額についた汗を手のひらで拭う。
二人の間を朝日が照らす。 妖夢と鈴仙、二人のシルエットがサッカーコートに長い影を落とす。
――妖夢は、鈴仙に向けてこう告白した。


妖夢「鈴仙、やっぱり私は――。 貴女と、同じ道を歩くことは……もう、出来ない」

513 :森崎名無しさん:2014/11/28(金) 00:30:33 ID:???
バイバイベイビー

514 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/28(金) 00:33:42 ID:???
――と、言ったところで中途半端ですが今日の更新はここまでです。
>>493
ネタバレすると、ブルノさんじゃないですねw
詳しくは書けませんが、中山さんの言ってる事はおおよそ正解です。
>>494
別れさせるという選択肢も不正解ではありませんね。
>特訓成果について
ちょっと流石に予想外でしたね…w
一応これで鈴仙のカット力も結構マシにはなりました。
>>508
その頃、リグルは優秀なサッカーコーチでもある父の元、
幻想郷のエースとしての才能に開花しつつあった――(たぶんウソ)

それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。

515 :森崎名無しさん:2014/11/28(金) 01:49:45 ID:???
乙です
敵となるならこの結果はありがたい
自分だけ強くなって相手の強化を防ぐことができたしね(まぁその分伸びは微妙だが)
とりあえずどんな道を選んでも親友とか言っちゃったし反対はだめっぽいね
強くなるためにその水戸を選んだのなら仕方のないことだ

516 :515:2014/11/28(金) 01:51:01 ID:???
水戸ってなんだよ・・・道だよばか・・・

517 :森崎名無しさん:2014/11/28(金) 09:58:42 ID:???
ホーリーホックに移籍するのかな?(すっとぼけ

518 :森崎名無しさん:2014/11/28(金) 11:03:23 ID:???
おっ水戸ナチオか?

519 :森崎名無しさん:2014/11/28(金) 14:43:40 ID:???
俺が水戸と道を間違えて打ち込んだのも鈴仙ってやつの仕業なんだ
鈴仙ぜってぇ許さねぇ!

520 :森崎名無しさん:2014/11/28(金) 15:19:55 ID:???
>>515のPCを狂わせるなんて、鈴仙、なんてやつだ・・・!
ゆるせねぇ!ドン・イナバンド!

521 :森崎名無しさん:2014/11/28(金) 17:25:47 ID:???
鈴仙のせいよ!

522 :森崎名無しさん:2014/11/28(金) 19:24:33 ID:???
続きが気になるところですな、乙です。

なんでも鈴仙のせいにされた。
特訓で成果が出ないこと、シュートが決まらないこと、地霊殿が負けたこと、水戸……

やがて……彼女がキレた。

永琳「じゃあ本当にウドンゲが全ての事象を操れるようにしてやるわ! これでみんなをあっと言わせてやりなさい!」
鈴仙「本当にできそうだから止めてください師匠」

佳歩「もしかして鈴仙さまと新チームでツートップ……?」
ウサギC「もしかして新チームのゲームメイカー……?」
ウサギB(佳歩ちゃんはともかく、ウサギCちゃんはどうしてそう思ったんだろう……?)



523 :森崎名無しさん:2014/11/28(金) 23:01:10 ID:???
やめてくれないか!そうやって何でも鈴仙のせいにするのは!(ホモ並感)

524 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/29(土) 01:03:28 ID:???
こんばんは、短くなりますが、更新を再開します。
>>515さん、>>522さん。 乙をありがとうございます。
>鈴仙のせいについて
作中の扱いならともかく、参加者にまでここまで理不尽に責任を問われている主人公も珍しいのではないでしょうかw
鈴仙が全ての事象を操れたら、やっぱり全ての責任は、全ての事象を操れる鈴仙のせいになる……?
ウサギCは……む、ムードメイカー(震え声) ――いえ、今から頑張って育てたら佳歩やつかさに負けない選手にもなれる筈です(汗)

525 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/29(土) 01:05:12 ID:???
――自分は、鈴仙と同じ道を歩くことはもうできない。
妖夢がそう鈴仙に伝えた時、辺りは静寂に包まれた。
静かに吹き抜ける風が、鈴仙と妖夢の前髪を揺らした。

鈴仙「……どういう、こと」

鈴仙は、何とか言葉を紡ぎだすことができた。しかし、それが精いっぱいだった。

妖夢「最後まで踏ん切りが付かなかったけれど、今日の特訓をやって……決めた。
――私は。 幽々子様からも、鈴仙からも離れよう……って」

鈴仙「…………」

鈴仙は妖夢の結論を見守る事しかできなかった。
果たして、妖夢が出した結論はある意味鈴仙の予想通りであり。

妖夢「そして、私は決意した。
――少し前に幻想入りした聖人・豊聡耳神子により発足された新チーム、『ハイパー・カンピオーネ』の一員となる事を……!」

鈴仙「――『ハイパー・カンピオーネ』……!?」

――そして一方で、聞き慣れぬ不穏な単語に、鈴仙は思わず聞き返してしまう。

妖夢「『ハイパー・カンピオーネ』計画は、人間の人間による人間の為の計画。
妖怪では無く、人間を中心とした幻想郷の統治を目指しつつ――。
今は、サッカーという人気スポーツで、人間たちの結束を広報していく、っていう事が目下の目標よ」

鈴仙「人間を中心とした、幻想郷の統治……(――にしては、何だか胡散臭いような気もするけど。
妖夢は、一体どうしてそんな新興宗教みたいな集団に……?
それだけ、私や幽々子さんの知らない所で、妖夢も追い詰められていたって事……?)」

526 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/29(土) 01:06:55 ID:???
妖夢が話す『ハイパー・カンピオーネ』の理念とは、鈴仙が聞けば聞くほど、胡散臭いように思えた。
サッカーで人間を妖怪の支配から解放する。
確かに、鈴仙も薬売りの最中、飢えや災害に苦しむ人間達の切実な声を聞いた事がある。
恐らく、そうした弱い立場の人間にとっては、その言葉は鈴仙が思う以上に快い物なのだろう。

鈴仙「――でも、妖夢。 貴女は……そんな理想に力を貸したいって言うの……?
確かに妖夢らしいって言えば、そうなのかもしれないけれど」

妖夢「……私はそんなに綺麗な人じゃない。
見えなかったかもしれないけど、私は――鈴仙が活躍する影で、いつも暗い気持ちになってた。
どうして、鈴仙が出来るのに自分が出来ないんだろう、って。
――ううん、もっと言えば。 私、鈴仙にずっと嫉妬してた。
さっき私が言った、『プロジェクト・カウンターハクレイ』に入らなかった理由。
自分の力が試される事の恐怖も勿論あったけれど。
本当はね、鈴仙。 ――あなたと一緒に、肩を並べて居られる自信が無い……って言うのもあったんだ」

鈴仙「妖夢……」

妖夢「――鈴仙の周りには、ちょっと怖いけど本当は優しい永琳さんが居る。
ふざけているようで、実は一番鈴仙の事を分かってくれてる輝夜さんが居る。
色々悪戯されてるけれど……それでも、心から鈴仙を心配してくれるてゐさんが居る。
それに、永遠亭の妖怪兎だって、皆鈴仙の事が大好きだって言っている。
慧音さんや、妹紅さんだってそう。
私が偶に人里に行くと、あの二人ったら、いつも鈴仙の事話しているんだよ?」

鈴仙「えっ、そ、そうなの……たはは」

妖夢「そこで照れないでよ。 ……本当に鈴仙ったら暢気なんだから」

鈴仙「ご、ごめん」

527 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/29(土) 01:08:20 ID:???
妖夢の言い回しに、場違いにも満更でない表情をしてしまう鈴仙だったが、
それが却って、妖夢とこの場の緊張を和らげてくれたような気がする。
妖夢はここで一旦切って――最後まで、一気に鈴仙に対して話し始める。

妖夢「――でも、だからこそ。 私はそんな鈴仙とは一緒に戦えないって思った。
皆から愛されて、皆と一緒に強くなって、皆と一緒に勝ちに行ける鈴仙が、私には眩しすぎた。
そして同時に、プライドの高い私は、これ以上幽々子様を失望させたくも無かった。
私は兎に角、力が欲しかった。 ……一人でも、しっかりと立ち、歩いて行ける力が。

――だから、私は鈴仙や幽々子様の居る、全幻想郷代表や、『プロジェクト・カウンターハクレイ』に入らない。
半霊の私だけど、私はあくまで人間として――『ハイパー・カンピオーネ』の一員となり、力を身につけよう……。 そう、決めたの」

鈴仙「――要するに。 今の妖夢は、私や幽々子さんに頼らず、自分一人の力でどこまで行けるかを試したい。
そう思って、胡散臭い事を承知で『ハイパー・カンピオーネ』の一員になる事を決意した。 ……そういう、事なのね?」

妖夢はハッキリとした意志を持って頷く。

妖夢「豊聡耳神子や、彼女の部下を信頼している訳じゃない。
だけど――あの人たちは私の才能を認めてくれた事だけは事実。
自分の力が試される事が怖い。 そう思っていた私の肩を押してくれた事には本当に感謝しているし」

――妖夢は、あくまでも強くなりたかった。鈴仙や幽々子とは違う道を歩む事で、強くなりたいと思っていた。
それは確かに、鈴仙が目指していた道とは違う。
鈴仙は、永琳や中山など、他者の力を借りて成長し、てゐやパスカルなど、仲間と力を合わせ勝利して来た。
勿論、そこに鈴仙個人の努力も多々あったが……それでも、今の妖夢よりも周囲に恵まれていた事には間違いない。
鈴仙は、妖夢と自分との間には大きな隔たりがあった事に気付き、愕然とした。


528 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/29(土) 01:09:35 ID:???
鈴仙「(私は……私は。 妖夢の事を、何にも分かっていなかったのね……)」

鈴仙と妖夢は、似た者同士であると思っていた。
二人とも奔放で辛辣な上司の下で苦労していて、半人前で、失敗ばかりしていて――。
確かにそれは事実ではあったが……しかし、それは表層的な観点に過ぎなかった。

鈴仙「(私は……妖夢の友達だって浮かれてて、妖夢の苦しみを何にも分かろうとしていなかった!
一緒に練習したり、試合を見に行って応援したくらいで、妖夢の友達面をしていただけだったんだわ……。
――妖夢がここまで悩み、ここまで大きな決断を抱えていた事なんて、全然知らなかった!)」

……無論、そんな鈴仙を責める者などこの世のどこにも居はしない。
鈴仙は彼女なりに、妖夢の友人として出来る事を精いっぱいこなしていた。
ただ少し、ボタンを掛け違えただけだった。

鈴仙「(こんな私が。 ……妖夢の嫉妬や苦しみを理解できなかった私が。
――それでも友人として言ってあげられる言葉って。 一体、何だろう……?)」

――それでも、この場で食い下がる事は、今の鈴仙にはできなかった。
鈴仙にとって妖夢は大事な友人であると思っていた。 例え、暫く会えない時期が続いても。
だからこそ、逃げ出さずに、何かを残さなければならない。

529 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/29(土) 01:11:48 ID:Q7oZFu8Q
鈴仙「(中山さんと昔約束したとおり。 私は――もう、逃げない)」

鈴仙は勇気を振り絞って、俯き押し黙る妖夢に向かって答えた。

A:「……そう。 だったら、私も妖夢が選んだ道を応援するわ。 やると決めたら、やるっきゃないってね!」
B:「妖夢の気持ちは分かった。 でも……妖夢は、独りじゃないよ」
C:「ごめんなさい。 今まで気付いてあげられなくて。 でも……今気付いたから、私は妖夢を応援する」
D:「分かったわ。 でも、やっぱり豊聡耳神子とその一派は信頼できないわ。 気を付けて」
E:「妖夢の目指す道は分かったわ。 でもね妖夢、私が目指す道を行くには、妖夢の力が必要なんだけど?」
F:「これからは妻として私を支えて欲しい」
G:その他 自由選択枠 ヒント神によるヒントもこちらで(料金に! dice×100円かかります)

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*今回は難しい選択肢ですが、21スレ目>>313-の中山さんパワーにより、明確なハズレは無くなったので2票決とします。
*Fについてはあまり気にしないで下さい(汗)

530 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/29(土) 01:14:51 ID:Q7oZFu8Q
――と、言ったところで今日の更新は短いですがここまでです。
2票決となっておりますが、皆さんなりに、鈴仙に言わせたいセリフ、妖夢に言ってあげたいセリフを考えて下されば幸いです。

それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。

531 :森崎名無しさん:2014/11/29(土) 01:17:56 ID:fatkNuew


532 :森崎名無しさん:2014/11/29(土) 01:19:06 ID:???
G:「これからはブルノの妻として姫様のポストを支えて欲しい」

533 :森崎名無しさん:2014/11/29(土) 01:19:50 ID:ZN3ABgFY
G C+そして、成長した妖夢と戦えることを楽しみにしているわ!
次の試合はもちろん、妖夢がハイパーカンピオーネに入ってからもね!
良きライバルとして、友人としてね!

534 :森崎名無しさん:2014/11/29(土) 01:20:26 ID:b/yKXki2
B

535 :森崎名無しさん:2014/11/29(土) 01:20:59 ID:???
C


536 :森崎名無しさん:2014/11/29(土) 01:22:40 ID:fatkNuew
>>533に変更お願いします

537 :森崎名無しさん:2014/11/29(土) 01:25:37 ID:???
>次の試合はもちろん、妖夢がハイパーカンピオーネに入ってからもね!
しかし、次の試合に姿を現した妖夢の姿は既にリグルパパと魔王に蹂躙されたものだった…

妖夢(伝説の超作画崩壊)「にげるんだぁ…かてるわけがないょ…」

538 :森崎名無しさん:2014/11/29(土) 01:25:41 ID:GpN7py+g
G あなたの気持ちはわかったわ、だから・・・次とその次で戦うときは容赦はしないわ
  私は友人として、ライバルとしてあなたをも踏み越える

539 :森崎名無しさん:2014/11/29(土) 01:36:35 ID:???
蹂躙された中西

   ,.-'''"-─ `ー,--─'''''''''''i-、,,
      ,.-,/        /::::::::::::::::::::::!,,  \
     (  ,'          i:::::::::::::::::::::;ノ ヽ-、,,/''ー'''"7
      `''|          |:::::::::::::::::::::}     ``ー''"
        !       '、:::::::::::::::::::i
        '、 `-=''''フ'ー''ヽ、::::::::::/ヽ、-─-、,,-'''ヽ
         \_/     ヽ--く   _,,,..--┴-、 ヽ
                     ``"      \>

540 :森崎名無しさん:2014/11/29(土) 09:40:28 ID:???
乙です。
明確な外れはない……つまり、Fも外れじゃない!?

鈴仙「これからは妻として私を支えてほしい」

★妖夢の反応→! card★

JOKER→妖夢「なに言ってるのよ! 鈴仙は嫁よ! ここは譲れないわ!」 ここで妖夢の下剋上だ!
ハートK→妖夢「そこまで私を思ってくれてたなんて……分かったわ、よろしくねあなた!」
ダイヤ→妖夢「鈴仙ってば、なに冗談いってるの。でも、なんだか気分が晴れたわ」 冗談としてだが、ツボにはまったみたいだ!
ハート・スペード→妖夢「鈴仙……女性は男性としか結婚できないよ?」 素で返された……
グラブ→妖夢(ま、まさか鈴仙にそんな性癖があったなんて。だから、中山さんやパスカルさんになびかなかったのね) 誤解? された!
クラブA→佳歩「鈴仙さま! ツートップの相棒は私じゃないんですか!?」 なぜかいた佳歩が鈴仙に詰め寄る!

541 :森崎名無しさん:2014/11/29(土) 10:09:03 ID:???
★妖夢の反応→ クラブJ

542 :森崎名無しさん:2014/11/29(土) 17:02:28 ID:???
別世界での妖夢の師匠の松岡さんのカレンダーが売れてるw

543 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/29(土) 22:12:10 ID:Q7oZFu8Q
こんばんは、更新を再開していきます。
>>537
まさかリグルパパが、魔王に比肩する凄腕選手だったなんて…
娘さんの将来が楽しみですねw
>>540
乙ありがとうございます。
もしFになってたら、結婚ENDとかにして選び直しにしてたと思いますw
>>541
妖夢「NO THANK YOU」
>>542
あれは師弟と言って良かったんでしょうか…w

544 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/29(土) 22:14:18 ID:Q7oZFu8Q
G C+そして、成長した妖夢と戦えることを楽しみにしているわ!
次の試合はもちろん、妖夢がハイパーカンピオーネに入ってからもね!
良きライバルとして、友人としてね!

鈴仙は考えに考えた。 妖夢に対して、自分はどんな言葉を掛けてあげるべきか。
そして、その結果――

鈴仙「ごめんなさい。 今まで気付いてあげられなくて……。
妖夢がそこまで、色々と一人で考えていたなんて」

鈴仙は、……素直に自分が感じた事を、口にする事にした。

妖夢「……そんな。 鈴仙が謝る事じゃないのに」

鈴仙「だって、私ってば少し練習に誘ったくらいで、今まで妖夢の為にロクに何もしてなかったし。
……だからと言って、今の私には謝る事以外に、何も出来る事が無いんだから」

正直に、鈴仙は妖夢の為にほとんど何もしてあげられなかったと話す。
妖夢は首を振って否定してくれるが、それでも、鈴仙は妖夢に謝りたい気持ちでいっぱいだった。
そして、その上で。

鈴仙「……いや。 あと一つだけあったかな、今の私が出来る事」

鈴仙は、中山がかつてどこかで言っていた事を思い出しながら。

鈴仙「――私は、妖夢を応援しているから」

妖夢「鈴仙……!?」

例えどんな道を歩もうとも、自分はあくまでも妖夢に対して対等な立場にありたいと思い、
鈴仙は……妖夢を押しとどめたい気持ちを押し切り、そう表明した。

545 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/29(土) 22:15:32 ID:Q7oZFu8Q
妖夢「鈴仙。 ……本当に、応援してくれるの?
――私が選んだ道は、自分で言うのも難だけど、あまり好ましくない道だと思う。
私は、鈴仙や幽々子様。 それにひょっとしたら、他の皆を敵に回す事になるんだよ?
それでも、鈴仙は、私を応援してくれるの……?」

妖夢にとって、鈴仙のその姿勢は予想外だった。
自分が今している事は、友や主君、もしかしたら幻想郷に対する裏切り行為かもしれない。
だから、鈴仙にも引き留められるか、最悪口汚く罵られる事すら覚悟していた。
それなのに、今ここに居る鈴仙は、妖夢が選んだ道を肯定してくれた。

鈴仙「――そして、私も楽しみにしてる。 成長した妖夢と戦える事を。
次の試合はもちろん、それから先――妖夢が、そのチームに入ってからも。
だって。 ……それが良きライバルであり、友達でしょ?」

妖夢「友達……。 ――今日の特訓にしたって、鈴仙の足を引っ張ってばかりの私が。
そこまで言ってくれてるのに、他のチームに行こうとしている私が……友達?」

妖夢は押し黙る。 俯いて表情は見えないが、堅く握りしめた拳が震えていた。

妖夢「鈴仙……」

暫くして、妖夢は再び顔を上げ、鈴仙の赤い瞳をじっと見つめる。
見る者を狂気に引き込むとされる鈴仙の瞳。
かつての異変で初めて出会った時、その瞳に強く影響されていた妖夢だったが、
今の彼女はもはや、鈴仙の瞳を見ても揺らぐ事は無かった。
瞳は赤く染まらず、依然黒く澄んだ光を湛えている。

546 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/29(土) 22:16:39 ID:Q7oZFu8Q

妖夢は最後に、鈴仙に対してこう告げた。

先着1名様で、

★ようよう白くなりゆく竹林→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→妖夢「やっぱり私、鈴仙と離れたくない! 私も鈴仙と一緒の道を選ぶ! ついでにルナティックスに入れて!」
       鈴仙「い、今までの展開は何だったの〜〜〜〜〜〜〜〜!?」
ダイヤ・ハート→妖夢「……鈴仙ってば。 本当に――何も、変わってないね」
スペード・クラブ→妖夢「ありがとう、鈴仙。 ……私は、きっともう迷わない」
クラブA→紫「いいえ。 それは許しませんわ」 幽々子「………ごめんね、妖夢」 妖夢「ゆ、幽々子様に……紫様っ!?」

547 :森崎名無しさん:2014/11/29(土) 22:17:30 ID:???
★ようよう白くなりゆく竹林→ スペード10

548 :森崎名無しさん:2014/11/29(土) 22:20:54 ID:???
JOKERだと台無しすぎるwww

549 :森崎名無しさん:2014/11/29(土) 22:28:09 ID:???
ついででチームを離れたらさすがにゆゆ様もあ然(笑)

550 :森崎名無しさん:2014/11/29(土) 22:29:05 ID:???
「ついでにルナティックスに入れて!」ついでってw

551 :森崎名無しさん:2014/11/29(土) 22:30:56 ID:???
予選落ちそうだから2連勝チームに寝返る妖夢、最低の構図だー(笑)

552 :森崎名無しさん:2014/11/29(土) 23:02:22 ID:???
次の新聞、話題はやっぱり鈴仙2試合連続ハットトリック、鬼に認められたつかさ
「エセ天才の永琳、パルスィに負け続けて化けの皮を剥がされた下にあったのはボロボロのアミバ」かな?w

553 :森崎名無しさん:2014/11/29(土) 23:07:47 ID:???
永琳は作中の覚醒でドリブルが成長限界に達しているんだぜ

554 :森崎名無しさん:2014/11/29(土) 23:15:40 ID:???
天才といえども逆らえない流れってのはあるのだな・・・
(0−10を振り返りながら)

555 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/29(土) 23:29:32 ID:Q7oZFu8Q
★ようよう白くなりゆく竹林→ スペード10 ★
スペード・クラブ→妖夢「ありがとう、鈴仙。 ……私は、きっともう迷わない」

妖夢「…………」

鈴仙「……? 何か言った、妖夢?」

妖夢はまず、何かを呟いていたが――竹林を揺らす秋風のせいで、鈴仙には聞こえない。
しかし、その次の言葉については明瞭に聞き取る事ができた。

妖夢「――ありがとう、鈴仙。 ……私は、きっともう迷わない」

鈴仙「……それなら、良かった」

妖夢の表情からは、先日の試合や今日の特訓中に見せていた憂いが、殆ど消えていた。
そんな妖夢を見て、これで良かったのだと鈴仙は思えた。
空が明るくなるように、二人の雰囲気も次第に元の打ち解けた様子に変わっていく。

鈴仙「――でも、この話って幽々子さんにはきちんとしてあるの?」

妖夢「何となくには言ってある。 『自分を試したいから、大会後暫く暇を頂きたい』……って。
――幸い、幽々子様の世話役には後任が見つかりそうだから。 その人、うどん作りが凄く上手いんだよ」

鈴仙「うどん作りねぇ。 ……なんだかうどんって聞くと最近、仲間が食べられてるようで気が気でなくって。
――って、何言わせてるのよっ!? 私はうどんじゃないっ!?」

妖夢「鈴仙が自分で言ったんじゃない……」

鈴仙「むぅ。 ――あっ! そ、そういえば結局、昨日妖夢が一緒に歩いていた人って……!」

556 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/29(土) 23:31:13 ID:???
妖夢「先に言っておくけど。 あれは……そんなんじゃないから!」

鈴仙「そんなんってどんなよ。 私、気になるなぁ〜」

妖夢「あれは、聖人一派の弟子。 幻想郷の内外で、ああしてスカウト活動をやっているだけで、私は話を聞いてただけ!
――だ、大体ね。 鈴仙だって破廉恥です! 同じ屋根の下に、男の子二人を連れ込んで!」

鈴仙「ちょっ……! 誤解を招く言い方は止めてってば!」

――誰にも邪魔されない明け方の空の下、暫しの平和なやりとりを楽しむ二人。
この時間が永遠に続くのならば、恐らくは全てが幸せに終わるのだろうが……時間は待ってはくれない。
やがて、鈴仙と妖夢が道を分かつべき時がやって来た。

妖夢「――それじゃ、鈴仙。 私はこれ以上幽々子様をお待たせ出来ないから……」

鈴仙「うん、私も妖怪ウサギ達の面倒を見ないといけないし。 ……とりあえずは、次の試合で」

妖夢「……うん。 ――じゃあね、鈴仙」

夜は完全に終わり、始まりの朝がやって来た。
それはきっと妖夢にとって、新しい始まりを告げる朝。
鈴仙は、それを笑顔で迎えてあげたいと思った。
言いたい事はまだ沢山あるが、鈴仙は空へ飛び去る妖夢に向かって、笑顔で手を振った。
空の中、小さく映った妖夢も、手を振り返してくれたような気がした。


557 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/29(土) 23:32:16 ID:???

鈴仙「(……これで、良かったのよね)」

――もしも友人が、自分とは違う道を歩もうとした場合。
それが友人が必死に出した結論であるならば、それを尊重しておくべきである。
かつて、鈴仙を支えてくれた人はそう言っていた。
自分も、その通りだと思い、必死に考えた上で――同じように、友人を尊重した。

だから後悔は無い。 鈴仙はそう自分に結論付けて、再び永遠亭へと戻っていく。
再び、自分と妖夢との道が重なり合う日はやって来る。
その時はきっと、二人とも笑顔でその日を祝福できる筈だ。
鈴仙はそう信じて疑わないようにした。

……この時、鈴仙は知らなかった。
――妖夢と再び今日のような笑顔を交わし合える日が、自分が想像するよりもずっと後となる事に。

*鈴仙の守備系能力(タックル、パスカット、ブロック、せりあい)が各+1されました。
*鈴仙の最大ガッツが+10されました。 880→890
*妖夢の評価値がとても大きく上がりました。
*鈴仙と妖夢に???フラグが立ちました。 物語が進み、一定の局面を迎えた時フラグが回収されます。

558 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/29(土) 23:35:55 ID:???
すみません、一旦ここまでです。 暫くしたら更新再開します。

559 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/30(日) 01:15:11 ID:???
〜5日目午後・固定イベント〜
【試合結果ハイライト・5日目】

<今大会最低集客数! 閑古鳥鳴く羽目玉チームVSバケバケ同盟>

大会Aグループ第三試合、羽目玉チームVSバケバケ同盟との試合は、ある意味で最も不名誉な戦いだった。
この然したる有力選手が居ないこのカードに向ける、幻想郷の人妖達の目は冷たかった。
専門家に言わせれば、年々名無し選手の実力は上がっているようだが、しかしお粗末さは拭えない。
拮抗した実力同士の両チームは、ある意味白熱した試合を見せてはいたが……。

後半23分、バケバケ同盟が羽目玉チームのクリアを掻い潜り、ドリブルで挙げた1点が決勝点だった。
しかしそれがどうしたと言わんばかりに、観客達は試合に興味が無く、酒を飲むか寝ているか帰るか、
悪質な者では次の永遠亭ルナティックスVS地霊殿サブタレイニアンローゼス戦の場所取りをしているかだった。
大会本部は、今後悪質な場所取り行為を禁じる為に、哨戒天狗12人体勢で見回りを行う事としている。


バケバケ同盟 1 − 0 羽目玉チーム  Aブロック 第3試合終了!

560 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/30(日) 01:16:25 ID:???
<妖精大勝利! 妖精大連合、まさかの決勝トーナメント進出に王手>

大会Bグループの第三試合は、妖精大連合の勝利で終わった。
人里FCVS妖精大連合と、図らずとも人間対妖精との戦いとなったこの試合、試合の鍵を握っていたのはやはり妖精だった。
先日の妖怪の山FCを引き分けに持ち込んだのは、(一応)人間である来生哲兵選手の活躍によるものだったが、今日の勝利は違う。
この試合、来生哲兵選手とジノ・ヘルナンデスは試合に出場していなかったからだ。

チームキャプテンを務める熱い氷の妖精・チルノ選手及び風の回転妖精・大妖精選手を軸とする堅守速攻。
妖精らしからぬ知的な戦法で、人里FCのタレント達を封殺した妖精大連合は、
光の三妖精と春告精によるトリオ・コンビプレーにより中盤以下の無名選手を翻弄していた。

結果、挙げた得点は前半15分のリリーB選手(アシスト:リリーW選手)の『リーサルツイン』と、
後半5分、スターサファイア選手のパスから、サニーミルク選手の『リトルプロミネンス』で二得点。
2−0で決着を付け1勝1分、得失点差は2と、決勝トーナメント出場に王手をかける事となった。

敗北した人里FCのキャプテン、里人@氏はインタビューに対して、
「妖精達の実力が予想以上に高かった。 今後も慢心せず精進したい」と苦々しげに答えた。


妖精大連合 2 − 0 人里FC  Bブロック 第3試合終了!

561 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/30(日) 01:18:50 ID:???
鈴仙「……来生君達、試合に出なかったんだ。 やっぱり、あくまで妖精として勝つって事を優先したのかな」

パスカル「人里FCには新選手も入っていたらしいが、それでも、リグル達やチルノと互角程度の小粒。
名無し選手相手ならばともかく、小粒ながらそこそこ厚いチーム層を持つ妖精大連合相手には、分が悪かったか。
キスギ達も勝つためには協力すると言っていたが、自分抜きで勝てるのならば、極力妖精達の力に任せたいんだろうな」

――妖夢と別れを告げたその日の朝、鈴仙は朝の『花果子念報』を元に、自分達以外のチームの試合結果を確認していた。
永遠亭が地霊殿相手に3−2の勝利を挙げた事は、やはり大きく一面記事で取り上げられていたが、
スポーツ欄を読み込んで行くと、しっかりと他のチームの試合結果も書き記してある。

鈴仙「え〜と。 守矢みらくるずと命蓮寺ロータスとの試合結果はどうなったのかな……?」

先に二チームの試合結果を読んでいた鈴仙だったが、
何故か前述の二チームよりも注目度が高いであろう、守矢みらくるずと命蓮寺ロータスの記事が中々見つからない。
近くにいたパスカルにも記事を探して貰うようお願いをしたところ……記事はスポーツ欄の端に、細々と存在していた。
両チームの実力が高いレベルで拮抗している好カードであるため、大きく取り上げられているという思いこみがあったようだ。

守矢スタジアムに足が無い亡霊痴女が出たとかいう胡散臭い記事のすぐ下に、試合結果が記載されていた。

<守矢、命蓮寺を2−1で下す 命蓮寺は決勝T敗退濃厚>

昨日妖怪の山モリヤスタジアム行われた、守矢みらくるず対命蓮寺ロータスの試合は、
トップ下の東風谷早苗選手と洩矢諏訪子選手が共に1ゴール、
エル・シド・ピエール選手が1アシストを決め、2−1で守矢が勝利した。

命蓮寺ロータスはCF・寅丸星選手が、二ッ岩マミゾウ選手によるアシストの下1ゴールを挙げたものの、他選手が続かなかった。
キャプテンの聖白蓮選手も、試合開始早々に危険プレーでイエローカードを受けた為か、奮わなかった。

これで守矢みらくるずは博麗連合との対戦を残し既に2勝、
一方命蓮寺ロータスは毛玉達の逆襲(名無しチーム)との対戦を残し2敗と、明暗が分かれる事となった。

562 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/30(日) 01:19:51 ID:???

鈴仙「――星。 負けちゃったんだ……」

パスカル「彼女たちとは、俺ももう一度対戦してみたかったが……仕方が無いさ。
今は、この守矢みらくるずとやらが好チームである事を。 ああ、祈るしかないよ」

鈴仙「そうねぇ……あふあふ」

練習の疲れが今になって押し寄せて来たのか、暢気に大あくびをしながらパスカルの言葉を受け流す鈴仙。
パスカルはやれやれ、と苦笑いしながら、居間でうつらうつらしている鈴仙に毛布を被せてあげて。

パスカル「(――試合会場に、試合結果の書き方。 ……本当に、善きチームである事を祈るしかないよ。
正直、このチームとは当たらず決勝まで行きたい所だが――どうなるかな)」

パスカルは深刻そうな顔で、先程の新聞記事の内容を反芻していた。

563 :森崎名無しさん:2014/11/30(日) 01:21:37 ID:???
審判腐乱す

564 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/30(日) 01:21:53 ID:???
守矢みらくるず 2 − 1 命蓮寺ロータス  Dブロック 第3試合終了!


大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ):
6ゴール 鈴仙
4ゴール 勇儀、諏訪子
3ゴール レミリア、フランドール、来生、早苗
2ゴール 射命丸、神奈子、ピエール、星
1ゴール 妹紅、佳歩、咲夜、美鈴、謎の向日葵仮面、赤蛮奇、サニー、リリーB
      影狼、反町、藍、メルラン、空、屠自古、神子、霊夢、魔理沙、森崎、天子

大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ):
3アシスト 早苗、ピエール
2アシスト 小悪魔、てゐ
1アシスト 鈴仙、パチュリー、影狼、大妖精、橙、お燐、諏訪子、神子
       衣玖、針妙丸、小町、空、リリーW、マミゾウ

565 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/30(日) 01:37:14 ID:???
……と、いったところで判定が無く恐縮ですが、今日の更新はここまでにしようと思います。
明日は大会6日目午前の新聞イベントからはじめていきます。
第二章が始まり約半年強、これで漸く予選リーグ編が6割程度終わった計算になるでしょうか。

(参考:大会6日目〜西行寺戦までのスケジュール)
        午    前     午    後
6日目    紅魔×聖徳    雑魚×西行
        二軍×妖怪    毛玉×博麗

7日目    休   み      休   み  
        休   み      休   み   

8日目    休   み      羽目×聖徳    
        休   み      人里×妖怪    

9日目    永遠×西行    紅魔×バケ
        守矢×博麗    二軍×妖精

*7日目午後は、地底のみとりから、ブリッツボール大会の助っ人に呼ばれていいます。

>>548-551
もし出たら出たでトンデモ展開で面白いかな…と入れましたが、
正直JOKERが出たらどうしようと思っていましたw
>>552-554
天才は天才でも1人ですし、神や魔王では無いですから負ける事もあり得ますね。
ただそれでも、永琳のドリブル力が高いのは事実です。
そして私としては、神引き連発のパルスィさんをもっと称えてあげて欲しいです!w
>>563
その辺りの展開も、一応考えております。

それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。

566 :森崎名無しさん:2014/11/30(日) 01:43:09 ID:???
乙でしたー。
なにやら、この先も波乱がある模様。
けど、予想より遠くても、笑い会える日は来るのか。

この特訓の失敗は他で取り返せるかな?
ウサギさんとの特訓狙いもジャニーズ入れるべきか。
師匠は普通に壊れ性能なハズだけど、引きには勝てなかったか……最後に大暴れしたけど。


567 :森崎名無しさん:2014/11/30(日) 15:03:01 ID:???
ジャニーズってなんだよ……視野だよ。
寝ぼけて書くもんじゃない、なんでこんな間違いしたんだ……

568 :森崎名無しさん:2014/11/30(日) 15:03:50 ID:???
これも鈴仙の仕業か

569 :第一被害者:2014/11/30(日) 15:20:22 ID:???
鈴仙マジパネェ

570 :森崎名無しさん:2014/11/30(日) 18:45:52 ID:???
ちなみに最後の師弟ワンツーも鈴仙いなきゃ負けてた
つまりパルシーを誉めるべきではない
アミバを早急にうわらばさせるべきである

571 :森崎名無しさん:2014/11/30(日) 19:23:12 ID:???
審判「レッドカード!」
えーりん「うわらば!」

鈴仙「し、ししょー!」
てゐ「……さて、逃げよう」
鈴仙「待ちなさい」
てゐ「無理無理無理、私がゲームメイクなんて出来ないって! ねえ、ウサギBちゃん!」
ウサギB「いや、私にはもっと無理ですから!」

輝夜「……はっ、まさかえーりん抜きでキーパーやれと!? 無茶苦茶よ!」
慧音「それが普通なんだが、姫君」

ウサギC「そろそろ私の出番か……」
ウサギK「ウサギCちゃん、レッドカードで退場したら、10人で戦うから、代わりに出場できないのよ?」

こうですか、わかりません。


572 :森崎名無しさん:2014/11/30(日) 19:24:42 ID:???
赤札怖い

573 :森崎名無しさん:2014/11/30(日) 19:34:12 ID:???
師匠居なくなったら・・・と考えた場合・・・

パスカル!おめえが頼りだ!頼む―――っ!

574 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/30(日) 20:41:46 ID:???
こんばんは、今日も更新していきます。
>>566
乙ありがとうございます。
最終的には良い方向に行くので、ご安心して頂ければ幸いです。
>ジャニーズについて等
ジャニーさんみたく、将来有望なウサギをスカウトするって意味かと思ってましたw
このまま鈴仙のせいにされ続けたら、鈴仙が某アヴェンジャーみたくなりそうですね。
>>570-573
永琳はしばしば鈴仙に辛辣な言葉を投げかけますし、印象値とかも結構下がりますが、
基本的に鈴仙の味方ですし、現実問題この先永琳が居ないと色々きついので、あまり邪険に扱わない方が良いですねw
パスカル君もトップ下可能ですが、タックル以外は永琳より一回り以上劣ります。

575 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/30(日) 20:49:10 ID:2lA5EmPY
〜6日目午前・固定イベント〜
【花果子念報・その5】

鈴仙「――ふわぁぁっ……。 どうやら寝ちゃってたみたいね……」

鈴仙は目覚めたのは、それから数刻後の事だった。
パスカルが掛けてくれたらしい毛布を脱ぎ、目をこすりながら広げっぱなしの新聞に手を伸ばす。
新聞による情報収集は、すっかり鈴仙の習慣になっているようだった。

鈴仙「新聞……新聞。 大会の結果だけじゃなくて、何か面白い記事とかヤバい記事とかって、
他にあったかしら……?」

見ると、新聞を広げていた机の横には、パスカルか佳歩か、
もしかしたらてゐが置いてくれたのかもしれない、朝食の 豚汁コーヒー がある。
鈴仙はそれを齧りながら、寝ぼけ眼のままに新聞記事をゆっくりと読み進めた。

A:特集記事「幻想郷の有力チームに迫る! 第5回」(※内容は更に判定)
B:喫茶「ミラクルフルーツ」人里3号店開店!(*記事にコーヒー無料券付き)
C:地獄ライダー、今日もお手柄! 謎の土蜘蛛妖怪、敢え無く御用
D:仏教と道教、あなたはどっちを信じる? 〜幻想郷の信仰事情〜
E:伝説の超人 ヒジリー ストーリー 伝説 物語 絵巻 連載小説
F:通販コーナー「夢のカパネットにとり」(協賛:ヒューガー)
G:四コマ漫画『元祖! やっこい九十九姉妹』
H:適当にお茶を濁す。(すぐにイベントを終了できます)

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*あと2回まで選択できます。
*色モノな記事ばかりにも見えますが、どの記事も内容は意味あるものになっていると思います。

576 :森崎名無しさん:2014/11/30(日) 20:50:38 ID:OolORPu2
A

577 :森崎名無しさん:2014/11/30(日) 20:51:29 ID:7z3U7IFI


578 :森崎名無しさん:2014/11/30(日) 21:04:40 ID:ZgGWtDEA

豚汁コーヒー(笑)

579 :森崎名無しさん:2014/11/30(日) 21:09:22 ID:???
正直コーヒーに塩味ってどうなの?

580 :森崎名無しさん:2014/11/30(日) 21:10:14 ID:???
チョコレートに塩は合うけどね。

581 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/30(日) 21:35:42 ID:2lA5EmPY
B:喫茶「ミラクルフルーツ」人里3号店開店!(*記事にコーヒー無料券付き)

寝ぼけていた鈴仙の目に止まったのは、文字による記事では無く……広告だった。
今自分の目の前にある、しょっぱい豚汁コーヒー(恐らくはてゐの新手のイタズラだろう)とは違って、
黒く澄んで湯気の立った、美味しそうなコーヒーの写真。
その写真の下に、可愛らしいレタリングでこんな広告が出されていた。

<喫茶「ミラクルフルーツ」人里3号店開店! 茶店「夢桜」から直進100m>

鈴仙「(……喫茶「ミラクルフルーツ」。
――これって確か、守矢神社が人里での信仰と人気集めの為に出店を始めた店だったっけ。
確か500円程度でお茶できるようなリーズナブルな店だから、行っても良いんだけど。
なんか、混んでそうよねぇ……)」

そんな感想を抱きながら紙を捲る鈴仙だったが、その時広告の端っこに切り取り線がある事に気付く。

鈴仙「(……あっ、切り取り式のコーヒー無料クーポンだって。 ――取っとこうっと。
ひょっとしたらてゐやら妖怪ウサギやらを誘って、お茶したりする機会もあるかもだしね)」

タダより安い物は無い。
次の記事を見る前に、鈴仙はちゃっかりとそのクーポンを切り取っていた。

*鈴仙が「ミラクルフルーツ・コーヒー無料クーポン」を手に入れました。
 自由行動で人里の喫茶店に行ったとき、コーヒーが一杯だけ無料になります。

582 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/30(日) 21:37:57 ID:2lA5EmPY
鈴仙「(さて……色々やろうとしたら時間もないし。 もう一記事くらいしっかり読んだら、片づけちゃいましょうか)」

A:特集記事「幻想郷の有力チームに迫る! 第5回」(※内容は更に判定)
×:喫茶「ミラクルフルーツ」人里3号店開店!(*記事にコーヒー無料券はもう無い…)
C:地獄ライダー、今日もお手柄! 謎の土蜘蛛妖怪、敢え無く御用
D:仏教と道教、あなたはどっちを信じる? 〜幻想郷の信仰事情〜
E:伝説の超人 ヒジリー ストーリー 伝説 物語 絵巻 連載小説
F:通販コーナー「夢のカパネットにとり」(協賛:ヒューガー)
G:四コマ漫画『元祖! やっこい九十九姉妹』
H:適当にお茶を濁す。(すぐにイベントを終了できます)

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*あと1回まで選択できます。
*色モノな記事ばかりにも見えますが、どの記事も内容は意味あるものになっていると思います。

583 :森崎名無しさん:2014/11/30(日) 21:39:31 ID:LTAZrLSA
A

584 :森崎名無しさん:2014/11/30(日) 21:40:35 ID:m0mcvibE
A

585 :森崎名無しさん:2014/11/30(日) 21:40:53 ID:ZgGWtDEA


586 :森崎名無しさん:2014/11/30(日) 21:41:55 ID:rOtdEdxc
D

587 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/30(日) 22:03:22 ID:2lA5EmPY
A:特集記事「幻想郷の有力チームに迫る! 第5回」(※内容は更に判定)

鈴仙「――うーん、特に面白そうな記事もないし。
とりあえずは、ここの特集記事をしっかりと読みこんでみようかしら……」

そういえばこの前も、ルナティックスに取材に来てたなぁ……自分は何もしてないけど。
――と、思い出しながら鈴仙は記事を読み進めて行く。
見ると、チームキャプテンのインタビューに加えて。
どうやって調べたのか分からないが、チームの主力選手の能力値データ……に近い物や、
主な必殺技や特性についての記載もあるようだった。

鈴仙「……おっ、こりゃあ中々よさげな記事ね。
上手く行けば、下調べ要らずで強豪チームの特徴が分かったりするかも!」

記事の有用さに、寝ぼけていた鈴仙の頭もいよいよ覚醒してくる。
果たして、紹介されていたチームの名は……。

先着1名様で、

★結構役立つチーム紹介→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→永遠亭ルナティックスの紹介だったが…?
ダイヤ→大会最強の優勝候補・博麗連合2014の紹介だった。
ハート→由緒正しき古豪・西行寺亡霊連合の紹介だった。
スペード→注目度すべき好チーム・守矢みらくるずの紹介だった。
クラブ→誇り高き強豪・紅魔スカーレットムーンズの紹介だった。
クラブA→通すぎる!・羽目玉チームの紹介だった。

588 :森崎名無しさん:2014/11/30(日) 22:04:07 ID:???
★結構役立つチーム紹介→ スペード7

589 :森崎名無しさん:2014/11/30(日) 22:04:09 ID:???
★結構役立つチーム紹介→ ハート7

590 :森崎名無しさん:2014/11/30(日) 22:04:10 ID:???
★結構役立つチーム紹介→ ハート4

591 :森崎名無しさん:2014/11/30(日) 22:04:31 ID:???
★結構役立つチーム紹介→ スペード2

592 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/01(月) 00:00:42 ID:RVcCKrNc
★結構役立つチーム紹介→ スペード7 ★
スペード→注目すべき好チーム・守矢みらくるずの紹介だった。

<注目すべき好チーム・守矢みらくるず>

博麗連合2014、紅魔スカーレットムーンズ、永遠亭ルナティックス……。
今大会優勝候補のチームを挙げるならば、上記のようなチームがすぐに出て来るだろう。
しかし、今大会で注目すべきチームはもちろんそれだけでは無い。
実力的に中堅からダークホースにあるチームにおいても、充分に優勝を狙える水準にある。

昨日は地底の強豪・地霊殿サブタレイニアンローゼスを紹介したが、
今日は我らが妖怪の山にあるもう一つのチーム――守矢みらくるずを紹介する。
量より質のタレントで攻める彼女達に、果たして勝機はあるのだろうか。

鈴仙「……守矢みらくるずの紹介か。 さっきの喫茶店と言い、今日の私はあの神社に縁でもあるのかしら」

紹介文の後には、チームの有力選手の能力傾向について、グラフ等を用いての評価があった。

593 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/01(月) 00:02:27 ID:???
洩矢 諏訪子 〜一対一を得意とする異端の優等生FW〜
突破力:A 得点力:A ボールカット:C ゴール前:D スタミナ:A

解説:
ドリブル突破、必殺パスでのアシスト、強力な必殺ミドルシュートと三拍子兼ね備えた優秀なFW。
それぞれの一流には及ばないが、高い水準で何をやってもそれなり以上に活躍する。
しかし、彼女が最も得意とする「一対一でのシュート」においては、他の追随を許さない。
また、邪神として自らを負傷させた選手を祟り殺すという伝説もあるらしく、
彼女を相手に接触プレイを多用するのは危険かもしれない。

注意すべき大技:
『ケロちゃん一対一に負けず』――風雨のように切り込むハイパーショートドライブ。
                      その効果は絶大であり、彼女の一対一が幻想郷最強とも言われる一因ともなっている。
                      威力:56


東風谷 早苗 〜優秀なトップ下だが、トップ下過多の幻想郷ではやや見劣り〜
突破力:A 得点力:B ボールカット:B ゴール前:C スタミナ:A

解説:
守矢みらくるずの看板選手であり、I番の名を担うゲームメイカー。
その実力は高く、ドリブル、パス、シュート、タックル、パスカット全てを万遍なくこなす。
しかし、総合力的にはどうしても博麗霊夢選手にはもちろん、
西行寺亡霊連合の八雲藍選手や地霊殿サブタイレイニアンローゼスの松山光選手にも見劣りする。
ただし、奇跡を操るとされる彼女は、一定の確率で奇跡的なプレーを見せる事もあるため、油断できない。

注意すべき大技:
『ドライブシュート/みらくるドライブ』――外界の中学サッカーで鍛えた早苗選手が誇る大技。
                          しかも彼女は、バウンドしてから更にボールに回転を与える技を得意とする。
                          彼女がドライブシュートを撃ってきたら、2回に1回は奇跡の変化が起きる。
                          威力:55(1/2で威力:58)

594 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/01(月) 00:03:35 ID:???
八坂 神奈子 〜神に相応しい超パワー。 幻想郷最強のCB!?〜
突破力:C 得点力:B ボールカット:A ゴール前:S スタミナ:S

解説:守矢みらくるずのキャプテン及びスポンサーを務める、非常に格の高い神。
彼女の総合力は守矢三神の中でも高く、とりわけゴール前での守備を得意とする。
レティ・ホワイトロックをも上回る圧倒的なブロック力は凄まじいの一言。
また、長距離であっても威力が減衰しない必殺シュートを備えているため、カウンターの起点となる事も多い。
弱点はパスカットと低空のクリアがやや苦手な事であるが、決してそれらも低い水準では無い。

注意すべき大技:
『風神様の神徳』――自らに萃まる信仰の力を解放して解き放つ、八坂神奈子最大最強の技にして必殺ブロック。
              信仰を確保しきれていない影響か、4回に1回程度しか発動しないという欠点はあるが、
              その技の威力は、彼女自身の基礎ブロック力の高さも相まって幻想郷最強そのもの。
              威力:60

595 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/01(月) 00:09:16 ID:???
……と、いったところで中途半端ですが、今日の更新はここまでです。
明日はピエール+若島津についての情報もチラリと書いて、自由行動フェイズに移りたいです。
(ネタバレですが)守矢チームとは決勝トーナメントのどこかで対戦がある予定ですので、この情報は役に立つと思います。

>豚汁コーヒーについて
土粥程で無いにしろ、結構な地雷フードな気がします…w

それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。


596 :森崎名無しさん:2014/12/01(月) 00:10:45 ID:???
そりゃあCの1位とDの2位は当たるよね。おつー

597 :森崎名無しさん:2014/12/01(月) 00:17:08 ID:???
FWMFDFGK、縦のラインがしっかりしてるチームはなんだかんだで強い

598 :森崎名無しさん:2014/12/01(月) 00:19:36 ID:???
これに強化若島津とピエールさんとかかなり強いじゃないですかー、やだー!

守備もそうだけど、最近鈴仙さんでしか点を取れてないのも不味いかも。
けど、佳歩さんもパスカル君もこれ以上の成長は結構きついしなあ……。

599 :森崎名無しさん:2014/12/01(月) 00:21:48 ID:???
1対1がそんなに強いなら妹紅の足元だけでも鍛えておかないと辛そう
ただ、守備における攻略法はなんとなく見えてきた。ケロちゃんの競り合い弱いのは助かる

600 :森崎名無しさん:2014/12/01(月) 02:58:24 ID:???
ピエールが正直怖い
まともなチームで機能する紳士とか恐怖以外の何物でもない
サインプレイ使う必要もないし攻撃力が前線にないこともないからね
最近姫様のセーブ値が低く感じてくる

あと1対1鍛えようと言ってるけどさ
1対1が厄介な理由ってGKに技を持っているのが極端に少なくて+2か−2のどっちか
が必ずGKに入るからなんだよね、物語が進むにつれて読み当てるのが最前提みたいなものだし
だから必ずドリブルで突っ込んできて必殺もあるタックルを鍛えるべきじゃないかな
少なくとも近づかれる前に止める方が楽だと思う
まぁ競り合いも重要っちゃあ重要だけどね、あとポストプレイ対策にカットの強いのが少し欲しいところ

・・・たぶんここの新聞記事に載ってる、ということは戦う可能性高いだろうし

601 :森崎名無しさん:2014/12/01(月) 19:00:21 ID:???
一応、妖夢さんもなんとかなってホッとした。
地霊殿も次行けばイベント確定みたいだね。

とりあえず試合観戦して、次の試合までには妹紅さんと特訓目指したい。
観戦中に妹紅さんと会話できたらしたいな。
けど、岬くんや紅魔メンバーに接触とるのもいいかもしれないし、悩むね。

鈴仙「あれ……? もしかして魔王?」
岬「君は何をいっているんだ」

その後は妹紅さんとの特訓結果次第か(できたらだけど)

決勝トーナメント以降は、勝てるかどうかといった難易度かな?
なんであれ、少なくても決勝までは行きたいな。
一回戦負けとか悔しすぎるし、いろいろと失いそうだ。

602 :森崎名無しさん:2014/12/01(月) 20:38:43 ID:???
ルナティックスで戦えるのも最大で四試合(脳内入れれば五試合)、最低だと二試合か。
そう考えると一試合でも多く戦いたい。
決勝トーナメントは総合力的に地霊殿以上だろうし、厳しくなりそうだ。

603 :森崎名無しさん:2014/12/01(月) 21:55:06 ID:???
フェアプレイに目覚めたはずの命蓮寺がいきなりイエローくらって
その後はやりづらそうに試合やって敗退、これは腐乱す審判なのかー

604 :森崎名無しさん:2014/12/01(月) 21:58:06 ID:???
普通のチームで審判買収されてるとかインチキにも程がある

605 :森崎名無しさん:2014/12/01(月) 21:59:45 ID:???
普通にやれば穴がいくつか見えたから普通に勝てそうなんだけどな
命蓮寺の不自然な負け方は気になる

606 :森崎名無しさん:2014/12/01(月) 22:01:41 ID:???
審判が買収されたのも鈴仙の仕業だ!

607 :森崎名無しさん:2014/12/01(月) 22:02:16 ID:???
おのれ鈴仙

608 :森崎名無しさん:2014/12/01(月) 22:03:54 ID:???
紅魔スカーレットムーンズの観戦だけど、そこは既に知ってるし
ミサキーヌのチームとは今回当たらないみたいだし
注目カードだけど特別見る必要まではないのかな?見たいけど

609 :森崎名無しさん:2014/12/01(月) 22:09:57 ID:???
そうだね
そんなことより弱点の補強したい

610 :森崎名無しさん:2014/12/01(月) 22:14:23 ID:???
被害者(命蓮寺)に試合でどんな不自然なことがあったのか事情聴取
というのもありじゃないかしら?鈴仙探偵

611 :森崎名無しさん:2014/12/01(月) 22:21:17 ID:???
観戦
→情報収集出来るついでに妹紅さんと会話、もしくは岬君と接触
 もし妹紅さんが来なかった場合は、ウサギBちゃんあたりと会話して特訓に少しでも近づくのもありかと思ったけど。

弱点補強となるとオフサイドトラップの習得か、ウサギさんにコーチング?

命蓮寺に話訊くのもありだね、ヒント得られるかも。
なにかしら対策してないと守矢はやばそう。

612 :森崎名無しさん:2014/12/01(月) 22:23:27 ID:???
観戦に行ったら妹紅もついてくるんだよね?

613 :森崎名無しさん:2014/12/01(月) 22:25:07 ID:???
審判「あ、今の守矢がアミバ削ったけどこれも鈴仙の仕業だから」
審判「いま永遠亭ゴールは言ったように見えたけどノーゴールね、鈴仙のせいで」
審判「1対1のシュート止めてたけど鈴仙のせいでPKね」
審判「悪に生きる道はないと知れ!」
多分こんな感じの試合になるんだろうな

614 :森崎名無しさん:2014/12/01(月) 22:26:09 ID:???
おのれ鈴仙

615 :森崎名無しさん:2014/12/01(月) 22:27:31 ID:???
何かしらの対策は必須だよね。
幸い手札にはそれ用の切札があるし、情報掴んで協力してもいいかも

616 :森崎名無しさん:2014/12/01(月) 22:34:07 ID:???
事情聴取はしたいところだけど、今は次の試合重視で予選終わった後でもいいと思う。
どうせ当たるのはトーナメントだし

617 :森崎名無しさん:2014/12/01(月) 22:37:32 ID:???
しかしミサキーヌのチームのメンバー地味に気になる
ベストイレブンの友達のMVP(笑)もいたりして

618 :森崎名無しさん:2014/12/01(月) 22:49:43 ID:???
とりあえずは

妹紅さんと特訓(守備力強化)
地底イベント(終わらせないと姫様に鉢巻渡させない)
オフサイドトラップ習得(縦ポン対策)

急がなくてもいいけどやるべき

ウサギさんを鍛える
アリスに顔見せ(友達になりたいと言った以上はね)
芋の無料券使ってガッツ不安な人に食わせる
地底探索
しゃべるボールの完成
フェアプレイ精神の習得(反則対策、トーナメントで鈴仙かカードもらったらまずい)
守矢の調査

こんなところ?
並べると結構多いね……、全部は無理かも

619 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/01(月) 23:30:15 ID:???
こんばんは、遅くなりましたが今日も更新します。

>大会の組み合わせについて
予選リーグの結果で当たるチームが決まっているので、
しっかり読み込んで下さったら、実は当たるチームとその順番が予測できたりしますw
NPCの勝敗とかについても、良い意味で予想を裏切れればと思います。

>守矢チームについて
ピエールは前の脳内試合とは少し違う感じになっていますが…かなり強いですね。
鈴仙とパスカルのツインシュートが意外と活躍するかもしれません。(威力59&57)
これまでのチームと違って、一対一を積極的に狙ってくるかもですね。
姫様を強化するか、妹紅や慧音を強化するか、守備よりも攻撃に振り切るかは皆さまにお任せします。
地霊殿チームは2戦目ながら攻撃力(最大火力)は大会全体でも屈指です。
なのでこれ以降暫くはセーブ力よりも、ペース配分が問題になってくるのでは、と思います。
一対一はスキル・一対一+2みたいなのがあるか無いかでも違ってきますね。

>決勝トーナメントについて
決勝トーナメントは現状、3回戦のうちリセット2回まで可…と言う風にしようかと思います。
厳しくなりますが、こちらも仲間や鈴仙が強くなったり、中山さんが復帰したりするので、
クライマックス感を持って楽しんで頂ければと思っています。

>観戦について
紅魔スカーレットムーンズも第一章と比べると強化されていますし、
聖徳ホウリューズとも当たるかもしれません。
仲間が着いてくるかは判定で、大試合だった場合はついてくる確率が高いです。
紅魔VS聖徳だったらついてくる確率は高いと思います。

620 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/01(月) 23:31:26 ID:???
鈴仙「一対一が得意なFWに、バランスの良いトップ下、そして最強クラスのCBかぁ……。
幾らタレントが少な目と言われても、しっかりとタテのラインは揃えている訳ね」

大きく紹介されていた選手はこの三人だったが、記事には続きがある。
エース級の選手であるが、情報不足からか「大技の数値まで詳細に分析出来なかった…」との断りの後、
鈴仙も顔を知っている少年二人の紹介があった。

621 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/01(月) 23:34:30 ID:???
エル・シド・ピエール 〜仏蘭西出身のサッカーアーティスト〜
突破力:S 得点力:B ボールカット:A ゴール前:A スタミナ:S

解説:
最近幻想入りし、守矢神社にて保護されたという外界異国の少年。
女性のように美しい顔立ちと技術を持ちながら、気迫あふれるプレーもこなし、
人里の女性を中心に信仰を集めているらしい。

早苗選手よりも更に一回り高い基礎能力と大技を併せ持ち、
特にその『芸術的なドリブル』は、幻想郷の名だたるドリブラーに匹敵する程。
決定力では早苗選手の方に軍配が上がるからか、試合ではボランチなど、
守備的なポジションをこなす事が多いようだ。

恐らく、彼に弱点は無い。
対戦することになるチームは、彼と戦えるエースを用意するか、彼から逃げ切る事に意識を割くべきだろう。


若島津 健 〜人であることを捨てた復讐鬼GK〜
セーブ力:C〜S(技により大きく変動) 一対一:B 飛び出し:S

解説:
知る人ぞ知る『ヒューガー騒動』にて、ヒューガーズのGKを務めていた少年。
しかしそれ以降は山の仙人の元で修行を繰り返していたらしく、更なる力を身に着けたという。

彼の特技は格闘技を活かした多彩で強烈なセービング技術。
具体的には、『後ろ回し蹴りディフェンス』『正拳ディフェンス』『手刀ディフェンス』という、3種類の型を中心に、
神奈子選手のせいでただでさえ堅い守矢のゴールを守ってきた。
また、彼のバランスを『崩させては』いけない。 バランスが崩れた反動を活かした新技、『三角飛び・龍』の餌食となる。
しかも彼の三角飛びにはもう一つの型があると噂されており、未だ謎が残る存在。

弱点としては一つ、本筋を外れた武者修行のし過ぎが原因か。
基礎的なセービングや一対一の技術などには、かなり粗が残る所だろうか。

622 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/01(月) 23:35:34 ID:???
鈴仙「…………う、うう〜ん」

ここまで読み切った鈴仙には既に、この先にあるキャプテンへのインタビューコーナーを読む気力を失っていた。

鈴仙「(……最初の三人だけでも充分強いと思ってたけど、守矢には怪しい助っ人が居るってのも知っていたけど!
――これは、予想以上に強敵っぽいチームね……)」

冒頭にあったとおり、確かに守矢みらくるずのタレント――名有りの選手数は5名と少ない。
地霊殿サブタレイニアンローゼスは9人、雑魚妖怪チームは大体7人で、飛び入りを合わせれば大体10人。
比較的名無しの妖精メイドの割合が大きい紅魔スカーレットムーンズですら、小悪魔を入れて7人。
しかし、これまでのチームでは、大エース級の選手となると1名か、多くて2名程度が限度だった。

鈴仙「(――でも、この記事を読む感じだったら……守矢みらくるずは名有り選手の全てがエース級!
そしてその布陣はFW・OMF・DMF・DF・GKと、縦のラインをあくまでしっかりと貫いて来ている!
色んな意味で、今までとは違った風に苦戦しそうだわ……)」

特集記事は、思ったよりも多くの情報を鈴仙に齎してくれた。
恐らくは、これだけの情報でも試合前のミーティングには役立ちそうである。

鈴仙「(……でも、やっぱり星や白蓮さん達には勝って欲しかったなぁ。
こうして見た限りだと、命蓮寺と守矢って対極的なチームだけど、実力は拮抗してそうだし。
――今日か明日にでも、命蓮寺にでも行って。 久しぶりに星に会ってみようかしら……)」

鈴仙は最後に、友人である寅丸星の穏やか過ぎる表情を思い出しながら、新聞を閉じるのだった。

*守矢みらくるずに関する情報が概ね掴めました。


623 :森崎名無しさん:2014/12/01(月) 23:43:02 ID:???
一対一積極的に狙われたら姫様炎上?

624 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/01(月) 23:43:16 ID:RVcCKrNc
〜大会6日目・午前〜

鈴仙「――さて。 これから暫くは……サッカーの試合は無いんだったっけ。
チーム内外の仲間と交流したり、サッカーの練習をしたり、地底を探検したり……。
今まで中々やれなかった事も、ちょっとはやれそうな気もするけれど、どうしようかな」

A:自由行動をする(自由行動フェイズに移ります。更に分岐)
B:チームで試合を見に行く(本日午前の試合:紅魔VS聖徳、二軍VS妖怪)
C:自主練習をする(一人で練習します。更に分岐)
D:狂気度を使用する(更に分岐。一部を除き、この行動では時間を消費しません)鈴仙の狂気度:25
E:現在の能力値を確認する(この行動では時間を消費しません)(※1票決)
×:アイテムを使用する(この行動では時間を消費しません)
  ※「ボロボロのボール」など、練習用アイテムはCの自主練習の選択時に使用してください。

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

(参考:大会6日目〜西行寺戦までのスケジュール)
        午    前     午    後
6日目    紅魔×聖徳←今ココ雑魚×西行
        二軍×妖怪    毛玉×博麗

7日目    休   み      休   み  
        休   み      休   み   

8日目    休   み      羽目×聖徳    
        休   み      人里×妖怪    

9日目    永遠×西行    紅魔×バケ
        守矢×博麗    二軍×妖精

*すみません、テンプレのアイテム欄に間違いがあります。 正しい現在の所持アイテムを次レスで表記するので、
 それまでの投票は無効とさせて頂きます。

625 :森崎名無しさん:2014/12/01(月) 23:43:43 ID:CRE/yLqY


626 :森崎名無しさん:2014/12/01(月) 23:47:16 ID:LkmhZw+s
B

627 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/01(月) 23:47:22 ID:RVcCKrNc
所持アイテム・修正:
焼き芋無料券(妖怪の山焼き芋屋で使用可)
ファルコンスパイク(1試合の間、シュートがポストにならない。枠外は発生する)
ふわたり手形(無くなるまで、バイト類での給料が0に)
ボロボロのボール(各練習時、判定に-! diceされるが…?)
愛のハチマキ(持っているだけで、全員に対する評価値の上昇幅が少しアップ、輝夜に渡すと、輝夜の評価値が大幅アップ)
案外大したことない世界の理(戦闘時に使用すると敵のカード・ダイス値を1/2)
兄弟ラーメン・兄貴塩(外の世界のカップラーメン。 彩り鮮やか、具材たっぷりでおいしい)
兄弟ラーメン・弟味噌(外の世界のカップラーメン。 彩り鮮やか、具材たっぷりでおいしい)
耐熱イヤリング(持っているだけで、灼熱地獄跡の熱気ペナ完全無効)

修正は以上のとおりです。それでは、投票をお願いいたします。


※申し訳ございませんが、>>624末のアナウンスのとおり、>>625さんの投票は無効とさせていただきます。
  お手数ですが再投票をお願いいたします。

628 :森崎名無しさん:2014/12/01(月) 23:48:01 ID:CRE/yLqY
B フライングすいません

629 :森崎名無しさん:2014/12/01(月) 23:48:23 ID:LzXH9Srs


630 :森崎名無しさん:2014/12/01(月) 23:49:37 ID:???
>>今日か明日にでも、命蓮寺にでも行って。 久しぶりに星に会ってみようかしら
今日か明日に会うと特殊イベントでも発生するのかな?


631 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/02(火) 00:03:19 ID:z+va14zk
試合を観戦する! ……と、なったところで今日の更新はここまでです。

>>630
ちょっと誤解を与える書き方になりましたが、今日か明日で無くても良いです。
特殊イベントかと言われると微妙ですが、守矢チームについての情報が手に入るかもしれませんね。


更新はここまでですが、描写の円滑化の為今の内に、
『紅魔VS聖徳、二軍VS妖怪。 鈴仙達はどっちのチームの試合を見に行くか』
の投票だけさせて頂きたいと思います。

ちなみに、同じ時間帯の試合は妖怪の山FCVS名無しチームでして、
鈴仙と親しい秋姉妹や反町を筆頭に、交流機会が出てきますので、こちらにしても試合を見るメリットはあります。

A:紅魔スカーレットムーンズVS聖徳ホウリューズの試合を見る。
B:妖怪の山FCVSスカーレットムーンズ二軍の試合を見る。

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

632 :森崎名無しさん:2014/12/02(火) 00:04:05 ID:HzP3gobQ
A

633 :森崎名無しさん:2014/12/02(火) 00:04:09 ID:aXddHTVU
A

634 :森崎名無しさん:2014/12/02(火) 22:07:40 ID:???
今更すぎるけど雑魚妖怪チームの能力公開やってたのね

635 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/02(火) 22:44:28 ID:z+va14zk
B:チームで試合を見に行く(本日午前の試合:紅魔VS聖徳、二軍VS妖怪)

鈴仙「(……紅魔スカーレットムーンズはもちろん、例の聖徳ホウリューズっていうチームも、
今まで謎だったから気になるのよねぇ。 ――妖夢の一件もあるし)」

部屋の壁に掛かった昔懐かし日めくりカレンダーと大会のパンフレットとを見比べて、
大会スケジュールをチェックしたところ、今日はグループAの第4試合。
紅魔スカーレットムーンズ対聖徳ホウリューズとの対戦がある。

鈴仙「(レミリアさんやパチュリーさん率いる紅魔スカーレットムーンズはもちろん。
未だ謎だらけの聖徳ホウリューズもまた、充分決勝トーナメントで当たる可能性が高い!
皆も誘ったら、きっと一緒に来てくれるでしょうし……声、かけてみようっと)」

そうと思い立った鈴仙は、再び部屋を出て仲間たちに声を掛ける事にした。
(慧音と妹紅については、道すがら声をかけるつもり)
予選リーグを2勝したルナティックスは既に、決勝トーナメント進出が濃厚。
だからこそ、来てくれる仲間も多いと踏んではいたが――。

先着1名様で、

★来てくれる仲間→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→反町「俺も来るぞ!」静葉「ご一緒しますわ」穣子「皆、仲間だもんげ!」
       にとり「(こっちに居たら吹っ飛ばされ無さそう)」鈴仙「アンタら、同じ時間に試合あるでしょうが!?」
ダイヤ・ハート・スペード→チームメンバー全員が来るそうだった!
クラブ7〜K→輝夜がおじいちゃんの葬式(大嘘)で来ないそうだった。永琳も輝夜に付き添うそうだ。
クラブ2〜6→慧音と妹紅が多忙で来れないようだった。
クラブA→鈴仙「えっ……誰も……来ないの?」

636 :森崎名無しさん:2014/12/02(火) 22:46:00 ID:???
★来てくれる仲間→ ハートJ

637 :森崎名無しさん:2014/12/02(火) 22:50:00 ID:???
相変わらずのJOKER(笑)
もし出てたらどうなってたんだ

638 :森崎名無しさん:2014/12/02(火) 23:00:01 ID:???
謎展開からのSAN値直葬ENDを迎えてリスタートじゃね?

639 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/02(火) 23:31:31 ID:z+va14zk
★来てくれる仲間→ ハートJ ★
ダイヤ・ハート・スペード→チームメンバー全員が来るそうだった!

永琳「そうね。 ……私としても、聖徳道士の動きは気になる所だし」

輝夜「永琳が行くなら私も行く!」

てゐ「そんなら、私らウサギ達も行くってノリだよね。 あ〜やだやだ、めんどくせ」

パスカル「(……さっきまで、試合のスケジュールを確認してソワソワしていたクセに。
――と、からかってやりたいが。 そうしたら倍返しされそうだし、黙っていよう)」

鈴仙「(よ、よかったぁ……1/53の外れクジを引いて、私一人で観戦とかになったらどうしようかと思った……)」

まず、永遠亭の住人は鈴仙の提案に快諾してくれた。
(むしろ、永琳辺りも同じく試合観戦を提案しようとしていた様子だった)

***

妹紅「えっ、試合観戦? そうさね……うん! 今日は予定も無いし、お供させて貰うよ!」

慧音「やあ、いらっしゃい。 ――と、凄い大所帯だな。
えっ、試合観戦? ……ああ済まない、採点作業が立て込んでいて忘れていたよ。
いや、付き合わせて貰おう。 気晴らしをしようと思っていたから、丁度良い」

――人間との付き合いや仕事の多い妹紅や慧音も、何とか予定を空けてくれたのは幸運だった。
かくして仲良し(?)ルナティックスは、名無しウサギを入れて総勢13名の集団となり、
試合開始まで時間があるにも関わらず、既に大盛況な人里サッカーコートへと向かう。

640 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/02(火) 23:33:14 ID:z+va14zk
―――ワァァァァアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

鈴仙「うわっ……! 予想通りとはいえ、かなりの観客ね! 皆、迷子にならないようにね!?」

てゐ「って言ってる鈴仙も、迷子にならんようにね〜」

鈴仙「なる訳ないでしょ、失礼ね!?」

佳歩「だいじょうぶですよ。 鈴仙さまなら、私たちウサギがしっかりと手を握っていますから」

パスカル「(どっちが保護者か、分からない感じだなぁ……)」

会場についた鈴仙達はまず、13人が固まって座れる席を探す事に難儀した。
これまでのルナティックスの試合でも、観客の多さは感じていたが、今日の試合はもっと多い。
それは幻想郷サッカー始まって以来、その時代その時代の博麗連合と熱戦を繰り返した名門中の名門、
紅魔スカーレットムーンズに対する期待でもあり――。

観客「神子さまぁぁぁ!!」「偉そうな吸血鬼を斃してくれー!」「あんたは、俺たち人間の希望だーー!!」

妹紅「うわっ! ここの人たち、聖徳ホウリューズのサポーターかしら?
まさかここまでファンが居るとは思わなかったなァ」

慧音「――私も驚いている。 ただ、どうやら夏頃のドンパチ騒ぎ以降、じわりじわりではあるが、
着実に聖徳道士の支持者……いわゆる道教勢力が増えてきているようだ。
寺子屋の生徒の親でも、道教を信仰する者がちらほら居るからな」

――幻想郷サッカーでは最も新しい一大勢力にして、既存の権威に一石を投じようとする新進気鋭、
聖徳ホウリューズによる期待も、少なからず含まれているようだった。

鈴仙「(……信仰売りと言ったら山の神社と思っていたけれど。
私が竹林でサッカーしている間にも、信仰争いがそんなことになっていたなんて……。
なんだか私の知ってる幻想郷が、少しずつ変わっていってるみたい)」

641 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/02(火) 23:35:09 ID:z+va14zk
……気付かないうちに、幻想郷が全く別な場所になっていたりして。
そんなあり得ない妄想をしつつも、何とか席に座れた鈴仙の気持ちは、
周囲の高揚感に慣れて少し落ち着いていく。

鈴仙「(――さて。 試合開始まで時間がありそうだけど、誰かとお喋りしたり、
それともチームの控室にでも行ってみようかなぁ……?)」

A:チームメイトと話す。(選択肢の後に話したいキャラを選択してください。 例:A 輝夜)
  ※現在会話可能なキャラ:ルナティックスメンバー全員(メンバーの名前についてはテンプレ(>8-11)参照で(汗))
B:電光掲示板を見る。(敵データや人里・香霖堂の新商品がわかるかも?)
C:紅魔スカーレットムーンズのロッカールームに行ってみる。
D:聖徳ホウリューズのロッカールームに行ってみる。
E:観客席を回ってみる。
F:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*あと2回まで行動できます。

642 :森崎名無しさん:2014/12/02(火) 23:35:54 ID:HzP3gobQ
A妹紅

643 :森崎名無しさん:2014/12/02(火) 23:37:01 ID:N6OAkV7k
A 妹紅

644 :森崎名無しさん:2014/12/02(火) 23:37:22 ID:aXddHTVU
A つかさ

645 :森崎名無しさん:2014/12/02(火) 23:37:43 ID:6TwdsobE
A妹紅

646 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/02(火) 23:50:28 ID:z+va14zk
A 妹紅

妹紅「やっ、鈴仙。 凄い混んでるねぇ」

鈴仙「ああ……妹紅ね。 正直、予想以上だったわ……」

誰かとお喋りでもしようと思ったその時、鈴仙の真後ろに座っていた妹紅が親しげに話しかけてくれた。

鈴仙「(妹紅、なんだかゴキゲンな様子だけど……どんな風に妹紅とお喋りしようかしらね?)」

A:特にテーマを決めずに雑談する。
B:試合後、練習に誘ってみる。
C:試合後、人里に遊びに誘ってみる。
D:妹紅の仕事を何か手伝えないか聞いてみる。
E:慧音とのコンビプレイとか出来ないか提案してみる。
F:姫様とぶっちゃけ仲良いですよね? と突っ込んでみる。
G:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

647 :森崎名無しさん:2014/12/02(火) 23:51:47 ID:HzP3gobQ


648 :森崎名無しさん:2014/12/02(火) 23:51:51 ID:aXddHTVU
A

649 :森崎名無しさん:2014/12/02(火) 23:52:43 ID:6TwdsobE
B

650 :森崎名無しさん:2014/12/02(火) 23:53:10 ID:???
G 知り合いの松岡カレンダーを手に入らないか?とお願いしてみるw

651 :森崎名無しさん:2014/12/02(火) 23:54:18 ID:???
G 姫様が映画で復活のB(ブルノ)と戦うことになったので助っ人をお願いしてみる

652 :森崎名無しさん:2014/12/02(火) 23:57:49 ID:???
G 姫様が映画で復活のB(ブローリン)と戦うことになったので助っ人をお願いしてみる

653 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/03(水) 00:01:03 ID:Z9ze56DA
B:試合後、練習に誘ってみる。

鈴仙「――そうだ。 ねぇ妹紅、この試合後なんだけど……一緒に練習しない?」

妹紅「んっ、練習? 別に良いけど……いや、どうだったか。
――ごめん、ちょっと待ってくれるかな?」

鈴仙の呼びかけに対して、妹紅は真面目な表情でもんぺのポケットからメモを取り出し、
ふむふむと予定を確かめている様子。

鈴仙「(なんだか、前にも見た光景ねぇ……。 あの時は、予定が合わなかったんだっけ)」

妹紅は基本的に輝夜以外には優しく常識人だし、練習についてもかなり熱意のある方だ。
しかし彼女は同時に、竹林の案内役や人里の自警、寺子屋の手伝い等で忙しいらしい。
そのため、鈴仙も必ず一緒に練習できるとは期待してはいなかったが……。

先着1名様で、

★妹紅の予定→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→熱い観客「話は聞かせて貰った! 今から世界で一番熱い授業を行うっ!」鈴仙「い、今からっ!?」
ダイヤ・ハート→妹紅「うんっ、大丈夫。 一緒に練習しよう、鈴仙!」
スペード→妹紅「う〜ん。 明日(7日目)の午前なら空いてるんだけど……」
クラブ→妹紅「う〜ん。 ちょっと練習は厳しいかなぁ。 竹林案内の予約が入っているんだ」

654 :森崎名無しさん:2014/12/03(水) 00:01:50 ID:???
★妹紅の予定→ クラブ2

655 :森崎名無しさん:2014/12/03(水) 00:01:56 ID:???
★妹紅の予定→ スペード4

656 :森崎名無しさん:2014/12/03(水) 00:04:07 ID:???
こんなのHA計算外DA☆ZE!!

657 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/03(水) 00:09:40 ID:Z9ze56DA
★妹紅の予定→ クラブ2 ★
クラブ→妹紅「う〜ん。 ちょっと練習は厳しいかなぁ。 竹林案内の予約が入っているんだ」

妹紅「申し訳ないね。 人里でちょっとお茶する時間ならあるけど、逆に言うとその位しか時間が無いんだ。
いつもいつも予定が合わず、本当に申し訳ない」

鈴仙「ううん、別に良いの。 私も何となくで声掛けただけだったし……。
(――やっぱり駄目だったか。 ただ、妹紅にしても慧音さんにしても色々と忙しいからねぇ。

ちょっと遠回りかもしんないけど、たとえば佳歩が私の誘いを基本受けてくれるように。
『雑談したり一緒に遊んだりして、もう少し仲良くなったら、練習とかも受けてくれやすくなる』
かもしれないから……。
次に話す時は、いきなり練習! ばっかりでも無く、もっと外側から切り込んでみるのも良いかもね)」

*妹紅の評価値がほんの少し上がりました。

658 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/03(水) 00:14:59 ID:Z9ze56DA
鈴仙「(――試合開始までのあとちょっと、どうして時間を潰そうかな?
妹紅はさっき、練習を断られちゃったばかりだけど……試合後、人里でお茶する時間位はある、って言ってたし。
コーヒー無料券もあるから、いっその事もう一回話して誘ってみるのもアリかもだけど……。
そうしたら当然だけど、他のメンバーとは話せなくなっちゃうのよね。 さて。 ここはどうするか……)」

A:チームメイトと話す。(選択肢の後に話したいキャラを選択してください。 例:A 輝夜)
  ※現在会話可能なキャラ:ルナティックスメンバー全員(メンバーの名前についてはテンプレ(>8-11)参照で(汗))
B:電光掲示板を見る。(敵データや人里・香霖堂の新商品がわかるかも?)
C:紅魔スカーレットムーンズのロッカールームに行ってみる。
D:聖徳ホウリューズのロッカールームに行ってみる。
E:観客席を回ってみる。
F:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*あと1回まで行動できます。

659 :森崎名無しさん:2014/12/03(水) 00:15:39 ID:GhteBV+E


660 :森崎名無しさん:2014/12/03(水) 00:15:46 ID:OZPBbmVg
A つかさ

661 :森崎名無しさん:2014/12/03(水) 00:16:04 ID:???
ウサギDちゃんのときもそうだったけど、いきなり練習だってせっつかない方がいいのかな?

あと一回はウサギさんと会話するか、ロッカー行ってみるか……

662 :森崎名無しさん:2014/12/03(水) 00:16:26 ID:np7qla7Q
E

663 :森崎名無しさん:2014/12/03(水) 00:16:27 ID:6hJpnWNQ


664 :森崎名無しさん:2014/12/03(水) 00:17:48 ID:ErW1BYKo
A ウサギB

665 :森崎名無しさん:2014/12/03(水) 00:18:47 ID:NnF9tbIY
A つかさ

666 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/03(水) 00:20:15 ID:Z9ze56DA
つかさとお喋りしてみる!
――と、言ったところで今日の更新はここまでです。
>>634
スレ頭の方でちょろっと言っただけですし、かなり前のスレなので、
確かにわかり辛かったかもですね。
18スレの末に書いてありますので、見てなかった他の方も見て下されば幸いです(宣伝)
>>637-638
今回は続けるつもりでした。
出てたらたぶん、キャプテンの射命丸がえらい事になります。
>>651-652
姫様もとうとうハリウッド女優デビューですかね…(黒歴史)

それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。

667 :森崎名無しさん:2014/12/03(水) 00:22:26 ID:???
>出てたらたぶん、キャプテンの射命丸がえらい事になります。
なぁに、JOKERが出ていても兄のミサキーヌが助けに来てくれるさ(こっちも試合放り出してw)
乙です

668 :森崎名無しさん:2014/12/03(水) 00:23:45 ID:???
乙でしたー。
今からモブウサギを戦力化するのは無謀過ぎ。
せめて人数補正発生装置として働いてもらおう。

669 :森崎名無しさん:2014/12/03(水) 09:41:24 ID:???
一人くらいで特化させるならそこまで無謀じゃないと思う

670 :森崎名無しさん:2014/12/03(水) 12:48:42 ID:???
パサータイプのパスを強敵に通じるようにするとかならまだわかるが
モブウサギの元からの得意分野以外を大会中に使い物にしようというなら自分もかなり厳しいと思う

671 :森崎名無しさん:2014/12/03(水) 18:06:41 ID:???
でも3章でこのチームの名有の中では士と佳歩とてゐ以外味方になりうる可能性は低そうだし
3章に備えて今のうちに鍛えておくというのはありかもしれない
・・・まぁ2章の戦力になる可能性は低いと思うけどね
将来を取るか今を取るかって感じ

672 :森崎名無しさん:2014/12/03(水) 18:20:38 ID:???
今鍛えるのは即戦力にして、モブを鍛えるのは3章に入ってからゆっくりでもよくない?
自分には今も将来も両方とれそうに見える

673 :森崎名無しさん:2014/12/03(水) 21:44:02 ID:???
3章のルートによっても変わるね。

幻想郷選抜→周りも強いし永遠亭外のメンバーが大半(たぶん3章以降のメンバーについて、鈴仙はあまり考えなくていい)
カウンター博麗→何人かは鈴仙にスカウトしてもらう必要があるかも?

みたいなニュアンスだったし。
ただカウンター博麗でも、ウサギCちゃんやDちゃんを連れていくことはたぶんないと思う。
(ただし「あくまで現時点の」がつく)
というか、CちゃんやDちゃんがスタメンになれるメンバーだとむしろまずい……
逆に、カウンター博麗に連れて行きたかったら鍛えたほうがいいし、3章以降にほぼ確定で連れて行ける戦力とみると良いかもしれない。
(現時点では妹紅さんや慧音先生すら不明)

ただ、2章だけで見ても一人は1つ、2つ特化でも鍛えた方がいいと思う。
中山さんが戻ってきてもウサギB、C、Dちゃんの一人は出る。

また条件(組織のトップ、幻想郷でも屈指の実力者、外来人で代表チームのレギュラー)に当てはまらない人で
カウンター博麗に連れて行きたい人とは、ある程度接触しておくといいかもしれない。
鈴仙がスカウトに狩り出されたときに、来てくれる可能性があがるかも?

……そういうと、本当に人それぞれで分かれそうだから難しいかもしれないけど。

あくまで「ウサギさん達」の中なら
佳歩のシュートとドリブル
(鈴仙以外で点を取る手段を確保。現時点では鈴仙、師匠でしか点をなかなか取れない
せっかく+7のシュート&1VS1シュートの持ち主だし)
ウサギBのパスとタックル
(ボランチとして、慧音先生と妹紅さん、つかさ、てゐの負担を減らす)

を個人的には鍛えたいかな。

674 :森崎名無しさん:2014/12/03(水) 21:56:26 ID:???
3章のルートって他にはないのかしらね

675 :森崎名無しさん:2014/12/03(水) 22:02:28 ID:???
あと加えて、焦って練習に誘うよりも、まずは仲良くなってからの方が効率がいいってことかな。
(断られる確率が下がる&特訓できる)

676 :森崎名無しさん:2014/12/03(水) 22:10:14 ID:???
そういえばコーヒー無料券って早速使うのー?

677 :森崎名無しさん:2014/12/03(水) 22:14:17 ID:???
>>676
つかさか妹紅さんあたり誘ってみる?
つかさはこの後話すし、ちょうどいいかも。

678 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/03(水) 22:57:49 ID:Z9ze56DA
こんばんは、今日も更新していきます。
>>667
乙ありがとうございます。
ミサキーヌの事はあまり考えてなかったですねw
>>668
乙ありがとうございます。
>名無しウサギの育成について等
名無しウサギも貴重な戦力になる可能性がありますし、今後も鈴仙の仲間になってくれる可能性はあります。
基本的には鈴仙が手を掛ける程、キャラも強くなっていく…と、いうバランスにしたいと思っていますので、
気になる方は積極的に話しかけたりしてくださると幸いです。
ただ、慧音や妹紅が第三章以降仲間にならない……とはまだ決まっていません。

>仲間との練習や交流について
分かり易くかつ速攻性のある能力値と比べて、分かり辛く短期的な有用性が見えづらい評価値は、
その分長期的で大きな効果があるようにしたいと思っています。 特訓システムはその一例ですね。
キャラや状況、その人の考えによって、練習を優先すべきか、練習よりも交流を優先すべきかは変わってくると思います。

679 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/03(水) 22:59:54 ID:Z9ze56DA
A つかさ

つかさ「…………」

鈴仙「――ねぇ、つかさ」

鈴仙は何の気も無く、自分の近くに座っていたつかさに声を掛けてみる。
つかさは最初、普段の彼女らしい大人びた表情で今は無人のフィールドを眺めていたが、

つかさ「あっ、はい鈴仙さま。 如何なさいましたか?」

――と、子どもらしさは残るがそれでも落ち着いた、瀟洒な雰囲気の笑顔を鈴仙に見えてくれる。

鈴仙「(Dちゃんは……その隣のウサギCちゃんとお喋りしてるみたいね。
だからつかさも、珍しく暇を持て余している感じかしら)」

普段は常にウサギDと一緒に喋っていたり、面倒を見ている印象の強いつかさ。
そんな彼女が、こうして一人静かに佇んでいるのは却って新鮮な気がした。

鈴仙「(……って思うと、何だか私のほうがますます気おくれしちゃいそうだけど。
――つかさとは、どんな話をしてみようかしらね?)」

A:特にテーマを決めずに雑談する。
B:試合後、練習に誘ってみる。
C:試合後、人里に遊びに誘ってみる。
D:ウサギDとのコンビプレイについて話してみる。
E:つかさが大人っぽい理由について聞いてみる。
F:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

680 :森崎名無しさん:2014/12/03(水) 23:01:25 ID:OZPBbmVg
A

681 :森崎名無しさん:2014/12/03(水) 23:01:33 ID:irqOsvb2
C

682 :森崎名無しさん:2014/12/03(水) 23:01:48 ID:GhteBV+E


683 :森崎名無しさん:2014/12/03(水) 23:03:10 ID:???
F 結局ウサギDはカガーミンとヤンホモのどちらなのか聞いてみる

684 :森崎名無しさん:2014/12/03(水) 23:04:02 ID:???
Fあなたの旅は間違いでした。僕の仲間があなたの旅を終わらせます

WAKE UP!

685 :森崎名無しさん:2014/12/03(水) 23:05:08 ID:???
剣崎キングフォームにはつかさじゃ勝てねえ

686 :森崎名無しさん:2014/12/03(水) 23:15:43 ID:???
あれはケンジャキじゃない、あのもたつきと滑舌はケンジャキだけどケンジャキじゃない

687 :森崎名無しさん:2014/12/03(水) 23:18:16 ID:???
ライダーネタ多くなったな。これも鈴仙の仕業か

688 :森崎名無しさん:2014/12/03(水) 23:20:35 ID:???
どっちかというとつかさという名前のせい、つまりおのれディケイドということか!

689 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/04(木) 00:16:03 ID:???
A:特にテーマを決めずに雑談する。

鈴仙「――うん、特に用件とかは無いんだけどね。
ただ……ほら。 前の試合とかさ、つかさってば大活躍だったから、労っておこうかな……って」

つかさ「もう、鈴仙さまったら。 一体どうされたんですか?
お気持ちは大変うれしいですけど……何だか、あの時の事を思い出すと恥ずかしくって……」

鈴仙「……そんな事ないって。 勇儀さんのシュートを真正面から受け止めた時は、正直度肝を抜かされたんだから」

つかさ「ふふ……ありがとうございます」

鈴仙「(下手すりゃ今みたく、姫様よりも上品な笑顔しちゃうのに、
サッカーに入るとど根性まっしぐらで歯ァ剥いてブロックに行くこの子の落差が凄いわね……)」

鈴仙とつかさは、そのまま試合開始までゆったりとした雑談を楽しんだ。

*つかさの評価値がやや上がりました。

690 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/04(木) 00:20:53 ID:???
……と、言ったところで続きが長くなりそうだったので、今日の更新はここまでです。
明日はいよいよ聖徳ホウリューズの全貌が大体明かされる事になります。
色々ツッコミどころやら予想通りなところやらあるかもしれませんが、大目に見て頂ければ幸いです。

>ライダーネタについて
実際に話の中で、ライダーに出て来るっぽい感じのキャラクターが出てたりしますしね…。
最近仕事が忙しくて全然見れて無いのですが、また見たいと思います。
私はつかさって言ったら、前にも言いましたが某4コマ漫画の同名キャラが出てきますね。

それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。

691 :森崎名無しさん:2014/12/04(木) 21:07:15 ID:???
乙です。
ライダーネタが分からないのよ……
じゃあウサギDちゃんの名前はかがみにしよう、ってあれ逆だこれ

692 :森崎名無しさん:2014/12/04(木) 21:11:12 ID:???


         _人人人人人人人人人人人人人人人_
         >      らき☆すた!!!      <
          ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
        ,.┐    ∧               fl  _  fl
       /fニ      〕:}             ,γ」|]l| |l[」.ト、
      /:.〔=―-、 ,.-',:.|             |{_||‖l|r.||::||||}|
    /l|:.:.,.-'i:;:;:;:;:;:iヽラ:.:;'             |/\j::||L||::|レ'::|
     ト:.゙:.:.:ヽハ:;:;:;:;/i/:.;'              |::::::::\j|./ :::::|
    ヾ:.:./`ヽ. ヽo//!/               ',:::::::::::}|{::::::::::,'
     ,ヘ:.',   `i /  l'                V=-'|‖`ー','   / ̄ ̄¨\
    }o、ゝ、__」ニ! /),. -―‐.、            〉7tl_j|_jレ'ス´¨7/´ ̄二二| _r、 r-.
     /゙ー-〈i:;:}三ソ'「i" ヽ、:.:.:.:_ヽ    __==/ ̄ヲ´:::::::////: :/ /´ ̄ ̄V  f`\::/::/
  ,,.-'ー''"´<:;:{ニ/ i゙´:.:.:.:.iヽ!:.:.:.:.:|   ト、\、___//::::::::/  /// _f|  / ̄ヽ.: : : : |  〉:::ヽ:::::}
ー´、,,ヘ"´\:;:;゙く-‐'⌒)ー':.´:.ヽ:.:./   ゝ.\ _/´::::::::::|  j_|´¨='t∠_: : : :',: : : :j /:::ゝ:::::/
  !:;:;:ヽ:;:;:丶゙ー-`-'´ :.:.:.:.:.:.∨      V-|:::::::::::::/_,- ' レ'´_,.jレ ̄ ̄`ヽ.==≦、/∨:::::::/!
/{ヽー‐'ヽ_ノ        .            ゙Y::::::///| | f´: : : : :>、`ー-、::∨\二ニン'

      かがみ                     つかさ



693 :森崎名無しさん:2014/12/04(木) 21:19:17 ID:???
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm9709423
だぶるかがみ(全6話)

694 :森崎名無しさん:2014/12/04(木) 23:55:31 ID:???
姫様が剣ポジションなら今回の観戦でミサキーヌに惚れたりしてw

695 :森崎名無しさん:2014/12/05(金) 00:06:18 ID:???
確か相聖徳はピンポイントパスが使える奴がいるんだっけ?
山森か?だとすると無理ゲーだな

696 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/05(金) 00:09:54 ID:???
こんばんは、判定が無いのですが、更新します。
>>691
乙ありがとうございます。 私も正直あまり分かってません(汗)
つかさはかがみというよりはみゆきさんとみなみちゃんとを足して二で割った感じですかね(誰)
往時の私はかがみが好きキャラだった記憶がありますw
>>692
これが今はやりのらきすたですか…女の子がつよそう(小並感)
>>693
ちょっと見ましたが、らきすたのあまりの懐かしさに泣きそうになりました…
>>694
輝夜が壊れるルート……ありだと思いますw

697 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/05(金) 00:11:35 ID:???
ワァァァァアアアアアアアアアアアアアアアアッ……!!

実況「さあ〜〜! 早くもキックオフまで僅かとなりました、予選リーグAブロックは第四試合!
紅魔スカーレットムーンズVS聖徳ホウリューズの大一番!!
伝統と実績を誇る紅魔に対し、新興勢力たる聖徳ホウリューズは一体、どのように立ち回るのか!?
間もなく選手にゅうじょ……っと、ぉぉぉぉぉぉ〜〜〜〜〜〜〜〜っ!?
これは何だ!? 聖徳ホウリューズの選手一団のうち、11人の選手のうち、大半の選手が白いフードで目隠しをしています!
思えば先の試合、今回の白フードの選手は出場しておりませんでした!
これはやはり聖徳ホウリューズ、相手が相手だけに早くも切り札を出して来た、という事か〜〜〜〜!?」

先に登場したのは聖徳ホウリューズの選手達だったが……彼女達のいで立ちは明らかに異質だった。
中心選手である聖徳道士・豊聡耳神子とその腹心の従者であろう数名を除き、
その全ての選手が皆その姿を隠していたのだから。

レミリア「……感心しないな、相手に応じて手札を出し惜しみするとは。
そうした連中は往々にして、自分の力に自信の無い三下が多いが……パチェ、どう思う?」

パチュリー「……まぁ、十中八九三下でしょうけど。 レミィ、油断だけは禁物よ」

レミリア「……あんたが言うと、ヤケに説得力があるわね。
――ええ。 当然、油断はしない。 我ら紅魔は常に全力で行く。 相手が誰であろうとね」

陸「はーやれやれ。 大人が頑張ってくれないと朕の体力が疲労でマッハアルからね。 精々頑張るヨロシ」

フラン「(フフ、楽しみ。 ……お姉様と練習した「アレ」をお披露目するのが)」

――しかし、紅魔スカーレットムーンズは相手の小手先に動揺する程脆いチームでは無い。
チームの中核たるレミリアやパチュリーは勿論、陸やフラン、咲夜と美鈴――果ては小悪魔やメイド妖精すらもが、
紅帝のカリスマの庇護の元、焦らず冷静に試合の展望を立てていた。


698 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/05(金) 00:13:03 ID:???
実況「続いて入場した紅魔スカーレットムーンズは、しかし敵チームの如何なる様子にも慌てる様子はありません!
王者の如く、新たなる乱入者の実力を見定めているようです!」

鈴仙(観客席)「(レミリアさん達は相変わらずだけど……豊聡耳神子のチームは一体何なの!?
ギリッギリまで情報を隠しておく気!? そんなの、普通じゃ考えられない……!)」

スカーレットムーンズのメンバー以上に度肝を抜かれている鈴仙だったが、しかし時間は進んでいる。
……コイントスを前に、神子は白フードの男達を一列に並ばせる。
それから神子は、すぐ近くで退屈そうに可愛らしく伸びをしているレミリアに歩み寄り、

神子「やぁこんにちは、幼き悪魔公(ドラクル)殿。 こんな気持ちの良い昼下がりに会って頂くとは、何たる光栄だ」

レミリア「……私を日没する処の天子とでも言いたいのか?
私が煬帝だったら、効果的な挑発だったかもしれないけれど、生憎と私は気が長いのよ」

神子「それは失礼。 ……本日は、正々堂々と。 お互い全力で頑張りましょうね」

レミリア「(正々堂々と、ね……フン)――ええ、こちらこそ宜しくね、馬小屋生まれの皇子様」

神子「私がそんな汚い場所で生まれた訳無いじゃないですか……。 ま、別にいいけど」

――軽く二、三言、言葉の応酬をぶつける。
両者とも、自らの挑発に然したる意味があるとは思っていなかった。 これは言ってしまえば儀式だった。

神子「(この大会は私達の正当性を示すデモンストレーションだけれど……。
予選リーグくらいは、1位で突破させて貰おうか)」

レミリア「(貴様が何を考えているか、運命など見通さずとも大体解るが……。
――しかし、その運命すら、私達は打ち破ってみせる)」

実況「さあ! ここでレミリア選手がコイントス!
コインは裏で……どうやら、聖徳ホウリューズのキックオフで試合が始まるようです!」

699 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/05(金) 00:14:11 ID:???

やがて、様々な感情が渦巻き混沌とした大歓声のど真ん中、人里サッカーコートで両雄がそれぞれの布陣に分かれていく。

鈴仙「(なんか、どっちも物々しい雰囲気ね。
サッカーの試合という衣に隠れて、何か別の大きな戦いが渦巻いているような……)」

佳歩「あぁぁ、もうダメです、おしまいですぅう〜〜……」

鈴仙「――って、佳歩は突然どうしたのよ。 そんな泣きそうな顔になって」

佳歩「ご、ごめんなさいっ。 私ったら、あまりの客入りで取り乱しちゃったみたいで……」

鈴仙「ああ、そんな。 責めるつもりで言ったんじゃないわ(……でも。 確かに感じる。
明らかに自然で不自然で、まるで私の狂気の瞳に近い、大きな波長のブレが。
これが真の為政者としてのカリスマとでも言うの? それとも……)」

そんな中、急に悲しい表情で話しかけて来た佳歩の様子を見た鈴仙は気付く。
――今の人里サッカーコートは、確かに尋常ならざる混沌に満ちている。
周囲を見ても、今の佳歩のように泣き出す者、怒りながら拳を振り上げ罵声を上げる者。
その反応は様々で、一見すると、普通の白熱した観客席の光景であるような気もしたが……。

鈴仙「(でも、予感がする。 この試合は―――何かが起きる。 そんな予感が)」

700 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/05(金) 00:15:22 ID:???
レミリア「(……ふん、嫌な予感だ。 こんなふざけた予感、運命が許してもこの私が許すもんですか)」

――この会場に澱んでいる何かについて、聡いレミリアは鈴仙が気付くよりも当に察知していた。
その上で、彼女はそれを一笑に付して軽く目を瞑り、今から自分達が築いていく新しい運命に想いを馳せていたが。

レミリア「……ところで。 フードを被っていると暑いのではないかしら?
それとも、お前たちのチームのフード集団は私の同族なの? そうだとしたら、さっき以上に上手い挑発だけど」

神子「――とんでもない。 我々の門は常にオープンさ。
私達はその気になれば、いつでも君たちと対話が出来る状態にある。
(そして――観客から発せられる、激しい欲望の疾走! やはり、あの子達を別働隊にしたのは成功だったようね)」

キックオフを前に、レミリアと神子は再び目線で対峙する。
CFのレミリアとトップ下の神子とは距離が離れているが、しかし両者の感情は容易に読み取れる。
即ち、静かな怒りと――雄弁な余裕だった。

神子「……ただ、約束をして欲しくてね、日没する処のドラクル」

レミリア「約束……?」

審判がホイッスルを口に咥えたのを見計らい、神子はまずそう告げて、
軽く流し目で後方を一瞥しながら手を挙げる。
すると、彼女の後ろに控えるフード姿の男たちは一斉にそのフードに手を掛けて――。

神子「なあに、簡単な事です。 ……何卒、この試合がどのような結果で終わろうとも――」

岬「(………フフ。 あの方も意地が悪い)」

    ………ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!

神子「是非とも、試合後はノーサイドでお願いしたいと言うだけですよ!
――――――――さァ皆の者、戯れは終わりじゃ! 幻想郷を変える志士達よ、その姿を見せるが良い!!」

701 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/05(金) 00:16:49 ID:???
    ―――バサァァァァァッアアアアアアアアッ!!

――ホイッスルと神子の号令と全く同時に、彼らは自らを隠すそのベールを脱ぎ棄てた。

小田(ふ)「…………」

大丸「……勝つ……太子様の御世の為に……」

高杉「……見ていろよ。 俺を蔑ろにした森崎……そして若林さん、いや若林め……!」

美鈴「こ、これは……!?」

本間「俺のサイドアタックは最強なんだ……」ブツブツ

石田「……松山。 今……追いついたぞ」

岸田「幻想郷にシャーク岸田ありって事、思い知らせてやる!」

咲夜「(外来人の大量採用による、タレント不足の穴埋め……だけで済むとありがたいのだけれど)」

川上「博麗連合に森崎が居るなら、ホウリューズにだってこの川上が居るんだ……!」

陸「(陰陽で言えば陰の気ばっかりの、ジメジメした連中アルねぇ。
紅魔大人の放つ太陽で、干物になっちまえアル。 そしたらその干物、朕が市場で買いたたいてやるアルよ)」

702 :森崎名無しさん:2014/12/05(金) 00:17:00 ID:???
>佳歩「あぁぁ、もうダメです、おしまいですぅう〜〜……」
一瞬ブローリンウィルスにかかったかと思ったw

703 :森崎名無しさん:2014/12/05(金) 00:19:28 ID:???
ものすごい大したことなさそうな面子w

704 :森崎名無しさん:2014/12/05(金) 00:24:33 ID:???
いや、逆だね。何か嫌な予感がする…
陰は濃くなればなるほど、負の力を生み出すものだから

705 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/05(金) 00:24:49 ID:???
実況「あ〜〜っと! 聖徳ホウリューズが今、そのフードを脱ぎ捨てました!
それでは、キックオフ直後で今更となりますが、選手の紹介を始めて行こうと思います!!
@番! 川上 守道選手、ゴールキーパー!
A番! 物部 布都選手、ディフェンダー!
B番! 大丸 雄一郎選手、ディフェンダー!
C番! 高杉 真吾選手、ディフェンダー!
D番! 岸田 猛選手、ミッドフィルダー!
E番! 石田 鉄男選手、ミッドフィルダー!
F番! 本間 実選手、フォワード!
G番! 岬 太郎選手、ミッドフィルダー!
H番! 蘇我 屠自古選手、フォワード!
I番! 豊聡耳 神子選手、ミッドフィルダー!
そしてJ番! 小田 和正選手、フォワード!
以上のイレブンが、本日登録されております、聖徳ホウリューズのメンバーとなります!」
−−@−− @川上
C−A−B C高杉 A布都 B大丸
−−−−−
−−D−− D岸田
E−−−G E石田 G岬 
−−I−− I神子
−−−−− 
J−H−F J小田 H屠自古 F本間
聖徳ホウリューズ:3−4−3
紅魔スカーレットムーンズ:4−4−2
−H−J− Hフラン Jレミリア
−−−−−
−I−G− Iパチュリー
−−−−− 
−E−F− E咲夜 F小悪魔
−DBA− 
−−C−− C美鈴
−−@−− @陸

706 :森崎名無しさん:2014/12/05(金) 00:31:30 ID:???
あ、そういえば小田(寿司)は本編で佐野相手だったかに+5の補正かなんかついてたけどダメだったんだっけか
つまりこいつらもそれに似たような補正がついてそうだな、反則ももらいやすくなるんだっけか

707 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/05(金) 00:31:46 ID:???
――と、中途半端ですが、今日の更新はここまでです。
>>702
それはブローリンじゃなくて王子ウイルスなのでは…w
>>703-704
その辺りについては、また明日以降描写できればと思っています。

それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。

708 :森崎名無しさん:2014/12/05(金) 00:40:15 ID:???
ミサキーヌのポジション番号はJの方がよかったかも。乙です。

709 :森崎名無しさん:2014/12/05(金) 02:39:35 ID:???
乙です
あ、コレ組み合わせが卑怯だわ
紅魔は勝って当たり前のようなチームだけど聖徳は一矢でも報いれば人の可能性()を示すことができる
つまり紅魔は百害あって一利なし、そして勝っても負けてもほぼ確実に聖徳に利がある
人の信頼集めてるだけあってめんどくさそうな相手だなぁ

710 :森崎名無しさん:2014/12/05(金) 11:42:12 ID:???
乙でした!
みんな、勧善懲悪が好きだからね。
サッカーチームとしてはともかく、妖怪としての紅魔の評判は最悪クラスだろ。たしか、阿究さんの本では友好度最低とあるから。
貧弱な人間が恐ろしい吸血鬼を倒す。これほど爽快なことはないだろうさ。率いる神子は救世主になる。
…この試合、紅魔の公開処刑場になりそうな気がする。

711 :森崎名無しさん:2014/12/05(金) 11:58:31 ID:???
わざわざ新技引っ提げてきて大敗はないと思うけど・・・

712 :森崎名無しさん:2014/12/05(金) 12:01:51 ID:???
わざわざ新技引っ提げてきて大敗はないと思うけど・・・

713 :710:2014/12/05(金) 12:13:13 ID:???
この場合の公開処刑は、大敗じゃない。完全アウェーで悪役になり、聖徳の踏み台になることだよ。
紅魔にはフランドールという、うってつけの逸材がいるから。人間が恐れ忌み嫌う吸血鬼。イメージそのものじゃないか。

714 :森崎名無しさん:2014/12/05(金) 12:15:50 ID:???
なんか携帯で書き込むと時間空いて二重になったりよくするな・・・
なるほど、そういう意味なら納得

715 :森崎名無しさん:2014/12/05(金) 20:35:31 ID:???
そういえば、ジョーカーで観客が松山に話しかけるイベントがあったけど
あの観客って石田じゃないのかな?

716 :森崎名無しさん:2014/12/05(金) 20:53:24 ID:???
石田は石田でも銀が出てきたら紅魔は死んじゃうな

717 :森崎名無しさん:2014/12/05(金) 22:37:52 ID:???
レミリア「私のマイハートブレイクは百八式まであるぞ」

おぜう様がそう簡単に踏み台になるとは思えないな。
人間の友好度最悪って、レミリアがわざと書かせたんじゃないかと案外思っていたりする。

718 :森崎名無しさん:2014/12/05(金) 22:47:11 ID:???
岬がマリーシアをフランに使う→フランが反則する→観客大ブーイング
→審判「これも鈴仙ってやつの仕業なんだ」→鈴仙以外「なんだって、それは本当かい!?」

という流れまで予測した
つまりこの試合で起こる悲劇はすべて鈴仙のせいになる

719 :森崎名無しさん:2014/12/05(金) 23:13:22 ID:???
おのれ鈴仙

720 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/06(土) 00:24:58 ID:???
こんばんは、更新していきます。
>>708
確かにそうですね……。
今まで曖昧にしていましたが、取りあえず今回は、ポジション番号≠背番号として考えて頂ければと思います。
今後もし、実際に鈴仙が試合で岬と当たる事になったら、ポジション番号と背番号を合わせてみようかと思います。
乙ありがとうございました。
>>709
乙ありがとうございます。
その辺りの効果は、当然に神子は考えていると思います。
鈴仙(=プレーヤー)から見たらかなり怪しく胡散臭い連中ですが、
果たして他の人も同じように思っているか…は大事ですね。
>>710
乙ありがとうございます。
求聞史紀を見ると、美鈴とか咲夜さんとかは案外評判悪くも無さそうですが、
それでも人間たちの恐怖の象徴であるのは間違いないと思います。
>>715
小田(ふ)が今の松山(影山)ポジションで登場…ってのは考えてまして、その名残ですね。
今考えてみれば、石田が出て来ても面白かったと思います。
>>716
レミリア「私のレッドサンも百八式まであるのよ」
>>717
幻想郷縁起の記述は全てが真実と受け取らない方が良い…とは良く言われてますね。
というか、同じ幻想郷縁起の中で有効度最悪と書きつつ、
その後の文を読むと案外そうじゃないような雰囲気が出てる気もします。
>>718-719
(鈴仙以外にとっては)優しい世界ですね…。

721 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/06(土) 00:26:15 ID:???
鈴仙「(だ……だれ?)」

実況が読み上げた、聖徳ホウリューズのメンバーは――当然と言うべきか、
主力であろう神子、布都、屠自古の三名を除いて、幻想郷では無名の選手ばかりだった。

慧音「……あのような少年たちは、人里でも見た事が無いな。 となると、パスカル君のような外来人か……?」

妹紅「えっ……! だったら、アイツらも全員パスカル君とか、
今までの試合で出て来た選手みたいな、凄腕揃いって事なの……!?」

ウサギB「もしそうだとしたら、聖徳ホウリューズのメンバーは全員が要注意人物!?
しかも聖人の後ろには邪仙やキョンシー、他にも得体のしれない妖怪が控えているというのに……!」

そうなると消去法的に、彼らは外来のサッカー選手では無いかという推測は容易に立つ。
そしてこれまで幻想郷にやって来た選手の顔ぶれを見るに、
当然彼らもまた外界のサッカーチームでは少なくとも代表選手、
ひょっとしたら世界屈指のプレーヤーでは無いかと想像を膨らませるのだが――。

パスカル「……いや、それは無い」

てゐ「し、知っているのかパスカル!?」

中山を抜いた永遠亭ルナティックスのメンバーでは恐らく、
一番外界のサッカー事情について詳しいであろうパスカルがそれを否定した。

パスカル「俺はかつてのJr.ユース大会に当たり、全ての対戦チームのデータを細やかに収集していた。
……それは、当時金満弱小チームと嘲笑されていた全日本Jr.ユースについても同様だ。
俺は当時の雑誌から新聞まで全てを日本語訳の上読破し、
チームの中核選手は勿論、そうで無いレベルの選手に至って調べ上げていた」

鈴仙「(だからパスカル君、日本に詳しかったのね……)」

722 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/06(土) 00:29:44 ID:???

パスカル「――そして、あの聖徳ホウリューズに出ている選手達。
彼らは、少なくとも当時の調査結果に即して言えば……。
その全員が、世界どころか、国内に至っても一山幾らの選手。
幻想郷サッカー風に言ってしまえば、あれのほぼ全員が名無し選手。 そう評価しても良い」

ウサギC「わたしたちと同じ〜?」

ウサギD「だ、だったら、私達でも勝てるのかなぁ……?」

パスカル「当時の雑誌や新聞の書きぶり、そして日本のサッカーレベルを考慮すると……そうかもしれない」

パスカルが断言する通り、聖徳ホウリューズのメンバーは……全てが日本という国内ですら輝ききれぬ存在だった。
この中では恐らく、(DF不足という事情もあったが)全日本Jr.ユースのメンバーに入った高杉が、ぶっちぎりで最強格の選手。
中山率いる大友カルテットの一員として活躍した岸田、ふらのでは松山に次ぐ実力を持つとされた小田、
そして、そんなふらのに大敗したものの、四国地方では屈指のゲームメイカーだった石田はマシな部類であり。
東邦学園に敗北した武蔵中のウインガー・本間や、恵体を活かしたパワープレイとロングキックが得意とされた花輪中のCB・大丸。
小学生時代が才能のピークとも称され、中学時代では全く芽吹かなかった悲運のGK・川上辺りに至っては、
国内はおろか、県内ですら輝ききれぬ存在であったと言っても良い。

パスカル「言っては悪いが、幻想郷の外……日本の、それも一般レベルのサッカー環境は悪い。
モリサキを始めとする全日本Jr.ユースのメンバーだけは例外的に突出していたが……。
その突出したメンバーと勝負する以前の選手達となると、その辺の妖精の方がマシと言わざるを得ない…かもな」


723 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/06(土) 00:30:57 ID:???
輝夜「なぁんだ! じゃあ楽勝って事じゃない!
今から鬼のトコ行って『もし聖徳ホウリューズと当たったら、カリスマセーブオンリーで無失点に抑える』キリッ
……って約束してこようっと!」

――これまでのパスカルの話を総合する限り、輝夜がこうした慢心を抱くのも仕方が無かった。
例え彼らが生半可な努力を成し遂げようとも、これまで自分達が戦ってきた強敵に並ぶ可能性は、限り無く0に近いだろう。

永琳「それは止めときなさい、輝夜」

……しかし、永琳はそんな風に意気込む輝夜を優しく諌めて。

輝夜「えっ? どうして? あっ分かった、えーりんも呼ばれなかったら寂しいのね!?
まったくもう、永琳ったらツンデレなんだから〜」

永琳「それは無い。 ……まぁ良いから、黙って試合を見ていなさいな。 いずれ、分かるでしょうから」

永琳は静かに腕をフィールドに差し出し、
既に開始してから数分が経過した試合の趨勢を見守るよう、主に対して告げた。

724 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/06(土) 00:32:41 ID:???
バァァァアッ……バシッ!

パチュリー「緩いパスね。 きちんと練習してる?」

屠自古「くっ……!」

実況「取った〜〜〜!! 今日は前半から出場のパチュリー選手、
前線の蘇我屠自古選手が撃ち損じたバックパスを軽快な動きでカット! そしてそのまま〜〜〜……!?」

パチュリー「レミィ、ドリブルで切り込んで! フランは真っ直ぐ上がって!
きっと優しいお姉様が、ラストパスをあんたに上げてくれるわ!」

バコッ!

フラン「えっ、ホント!? やったー、お姉様大好きー♪」

タタタタッ…!

レミリア「――全く。 あの子をあんまり甘やかさないでくれる、パチェ?」

タタッ、ポムッ!

実況「パチュリー選手、鋭いパスを前方のレミリア選手に送ります!
そして自身もフォローに備えてガンガンと上がっていきます!
紅魔スカーレットムーンズ、早速自慢の超攻撃的組織サッカーがさく裂だ〜〜!」

神子「試合中にお喋りとは、ツェペシュ家の末裔も随分と品が悪いね」

レミリア「……品の無い政治屋にだけは、そう言われたく無いけれどね!」

タタタッ……!!

725 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/06(土) 00:36:19 ID:oAKYhz06

実況「さあ、そして早くも両チームのキャプテンが中盤で激突です!
ドリブルで攻め上がるレミリア・スカーレット選手、タックルで迎え撃つ豊聡耳神子選手!
果たして勝つのはどっちでしょうか!?」

レミリア「(……飄々としているが、悔しいけれど彼女の実力は本物。
ならば――こちらも全力で行かせて貰うまで……!!)」

神子「(………フフ、素晴らしい勝利への欲望だ。 それでこそ、勝ち甲斐があると言うものね)」

先着2名様で、

★レミリア→スカーレットマーチ 56 (! card)(! dice + ! dice)=★
★神子→タックル 50 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ レミリア、突破成功!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(フランがフォロー)(パチュリーがフォロー)(岬がフォロー)
≦−2→聖徳ボールに。
【補足・補正・備考】
レミリアのマークがダイヤの時、「スカーレットマーチ(+5、吹飛2)」が発動します。※今回はイベント補正で、既に発動しています。
レミリアのマークがハートの時、「不夜城レッド(+4、吹飛3)」が発動します。
レミリアのマークがスペードの時、「強引なドリブル(+2、吹飛2)」が発動します。
神子のマークがダイヤの時、「掌の上の天道(+3)」が発動します。

726 :森崎名無しさん:2014/12/06(土) 00:37:28 ID:???
★レミリア→スカーレットマーチ 56 ( ダイヤK )( 1 + 4 )=★

727 :森崎名無しさん:2014/12/06(土) 00:37:53 ID:???
★神子→タックル 50 ( ハートQ )( 4 + 6 )=★

728 :森崎名無しさん:2014/12/06(土) 00:38:03 ID:???
★神子→タックル 50 ( ハート2 )( 6 + 2 )=★

729 :森崎名無しさん:2014/12/06(土) 00:39:37 ID:???
ダニィ

730 :森崎名無しさん:2014/12/06(土) 00:42:38 ID:???
これは間違いない・・・ヒドラ現象だ!
まさか岬の出現に合わせて・・・!?

731 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/06(土) 01:44:11 ID:???
★レミリア→スカーレットマーチ 56 ( ダイヤK )( 1 + 4 )=61★
★神子→タックル 50 ( ハートQ )( 4 + 6 )=60★
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そしてフランがフォロー

レミリア「……貴様に、これが見切れるか!?」

ブウンッ……ガシッ! ドゴオオオオオオオオッ!!

神子「――ッ!(想像以上に凄いパワーだ……!」

レミリアはまず、ボール越しに神子のかなり華奢な胴体を深く蹴り抜く。
しかし彼女が今から見せるドリブルは、今までのようなそうした純粋な力業だけでは無かった。
レミリアは神子の胴体にめり込んだボールを挟みこみながら大きく空中へと跳び。

レミリア「――H A!」

グルンッ! グルグルグルッ!! シュパッ、スッタァァァアアアアアッ!!
                                         ―――シュッ!

まるで行進曲を奏でるかのように小刻みかつリズミカルに空中でフェイントを繰り返し、
最後は掛け声と共に、グルリとターンを行い、地上で大きな円を描く。
そのダイナミックな一連の大技を、レミリア・スカーレットはこの試合初めて衆目に披露してみせた。

実況「――す、素晴らしいレミリア選手〜〜!!
その圧倒的な力と制空感覚! そして熟練した足元の技術の三つを巧みに操い、
神子選手の技巧的なタックルをアッサリと掻い潜る〜〜〜!!」

レミリア「――と、良かったんだけど。 ……折角の新技なんだから、きちんと決めさせなさいよ」

732 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/06(土) 01:45:36 ID:???
神子「私としては、このまま抜き去ったと思って突っ込んでくれれば良かったんだけど。
……あなたには、コメディアンの才能はどうやら無いようだ」

……ポロッ。 コロコロコロ…………!!

実況「いや! 僅かにレミリア選手、躱し損ねた! ボールはレミリア選手の足元に収まらず零れていきます!」

――しかし、豊聡耳神子もまた、レミリア・スカーレットの引き立て役で終わる凡才では無かった。
早々に彼我の実力差を見切っていた彼女は始めからボールを完全に奪い取る事を放棄。
レミリアの大技――紅帝行進曲〈スカーレットマーチ〉に生じる一瞬の硬直――即ちターンの直後のみを狙い、
ボールに足を素早く差し出していた。

神子「いやぁ、後少しで奪い取れると思ったんだがね」

神子はそうカラカラと機嫌良く笑い、フランの方向へと転がっていくボールにも敢えて追いかけない。
しかし後方で一連の攻防を見守っていたパチュリーは理解出来た。 豊聡耳神子という少女が抱く力の一端の偉大さを。

パチュリー「(……あいつ。 生まれて初めて見た――ううん、最後まで見てすらいないのに。
レミィの『スカーレットマーチ』の技の概要と弱点を完全に分析していた!
本気でそれが出来るというなら……あいつは、レミィはおろか、霊夢にも負けない才能の塊じゃないの……!)」

733 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/06(土) 01:46:41 ID:???
フラン「(どうしたんだろパチェ。 あんなに怖い顔して)――ま、いいや。 ボールみーつけた♪」

実況「しかし、レミリア選手が零したボールはフラン選手がフォロー!
未だスカーレットムーンズの攻撃は続きます! フラン選手と言えば、狂気を活かした接触プレーに定評がありますが〜!?」

石田「……松山! 俺と……勝負しろ……!!」

岸田「可愛い女の子に足を出すのは気が引けるが――行っちゃうぜ!」

実況「そんなフラン選手に、左SHの石田選手と、かなり守備的なボランチの岸田選手がタックルに向かいますが……!」

フラン「うーん。 どうしようかなぁ……」

パチュリー「――フラン! 私も居るわ……!」

フラン「あっ、パチェだ。 ……それじゃ、折角練習したから――パスしてみようっと!」

バシュウッ!

実況「フラン選手、ここで何とパスを出します!!
チームプレーが苦手とされていたフラン選手が、ここでパスをするのは予想外!
そしてフラン選手の出したパスは……意外に上手い!!
カットに向かう石田選手と岸田選手を交わしてパチュリー選手にボールを渡す事に成功しました!」

フラン「えへへっ。 サッカーってパスをしたらもっともっと面白いね!」

734 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/06(土) 01:48:34 ID:???
レミリア「(……今のは相手のパスカットが稚拙だったとは言え。
ルナティックスとの敗北を機に、フランのサッカーに対する意識が大きく向上したのは大きいわね。
これであの子がFWとして果たせる役割も、前以上に大きくなった)」

岬「(あれが紅魔館の狂気の妹か。 うーん、予想以上に姉の躾が良いみたいだ。
ああいや、これは想定外だけど――想定外は、僕に新たな想定を生んでくれた。
ハーフタイムにでも、神子様に相談してみようか。 彼女もきっと気に入る筈だし)」

実況「ボールを受けたパチュリー選手、左から右サイド側に大きく逸れてウインガーのようにゴールを目指す!
そしてパチュリー選手、聖徳ホウリューズの右サイドに大きく切り込んで!」

パチュリー「さぁフラン! とりあえず一発撃ってみなさい!」

グワァァァッ、バゴオオオオオオッ!!

レミリア「あらら、私も決めたかったのに。 ……まぁ良いわ。 私はねじ込みに行く!」

実況「パチュリー選手、フラン選手に大きく低いセンタリングを出した〜〜〜!!
フラン選手、低いボールにダイビングしながら突っ込んでいきます!!」

フラン「ようし! 皆壊れちゃ………!」

――そうしてフランドールが大きく切り込み、自慢の『495年の波紋』をぶちかまそうと思った時。
PA内の中央に陣取る、あどけなくも凛々しい少女が銀色の髪をはためかせ、

布都「そうはさせぬ!」

ゴオオオオッ!!

735 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/06(土) 01:50:25 ID:???
布都「食らうが良い、忌々しき吸血鬼め! これが我の……『大火の改新』じゃぁぁぁぁっ!」

ダッ、ドガドガドガドガドガッ!! ――――バキィイイイイイイッ!!

フラン「そ、そんなァ!?」

低空を舞いながら、フランが蹴りだすよりも早くにボールを連続サマーソルトキックで蹴りあげて行く。
炎の妖術を使っているのか、物部布都の身は赤い色を帯び高温を発し、フランが近づく猶予すら与えない。

実況「ああ! 残念な事にフラン選手のシュートは、布都選手の高速連続クリアにより阻まれてしまいます!
下からはじき出されたボールは、PA内上空を高い軌道を描きながら落ちて行く!」

布都「ふはははは!! これが我の風水の力だ! どうだ、思い知ったかァ!!(――でも、なんか忘れてるような……)」

布都が先程放った低空クリア――『大火の改新』の威力は凄まじかった。
そう、それはフランが撃ち抜くよりも早くにボールをPA内上空へと蹴りだす程に。 ………「PA内」上空へと蹴りだす程に。

レミリア「――貰った!!」

バァァァァァァァァァァッ!!

高杉「あ、危なーーいっ!! 吸血鬼の姉が高いボールに動きを合わせたぞーーー!?」

大丸「物部殿。 ボールは止めてから、遠くまで蹴りださんとクリアは成立せんのですぞ……」

布都「な、なにィ!? それは本当か!?」

川上「(どうしてあの人は、あんなに才能溢れているのに、あんなに抜けているんだ!? くそっ、不公平だ……!)」

実況「ああ〜〜っと! しかし布都選手が一旦抑えたボールには、
レミリア選手が動きを合わせてきました! 前半6分!
紅魔スカーレットムーンズ、最初に得点を挙げるのはやはり彼女なのか〜〜!?」

736 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/06(土) 01:58:42 ID:oAKYhz06
レミリア「……H A!!」

グルンッ! バゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!
 ドッ! ゴ…………ォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ……!!

――高く零れた浮き球と、聖徳ホウリューズのDF陣に表れた隙を見逃す程、レミリア・スカーレットは甘い吸血鬼では無い。
むしろ彼女は、相手がどんな状態であれども全力で牙を剥く事を誇りにしている種類だった。
だから――レミリアは出し惜しみは決してしない。
そのため、彼女が高空からオーバーヘッド状態で撃ち放つマスターオブレッドサン――新技・『バイシクルレッドサン』を、
この局面で放つ事は運命というよりも必然に近かった。 そして。

実況「レミリア選手、『バイシクルレッドサン』だ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」

川上「くそっ! 取って……みせるっ……!!(ドゴオオオオン!)――がふッ!」

バシュウウウウウウウウウウウウウッ! ズバァァァァァァァッ!
  ピピィィィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!

――川上もまた、優秀な動きを見せていたが。
彼もまた、一旦はこの吸血鬼という恐るべき妖怪の力を前に、跪かざるを得なかった事も必然であり。

実況「ゴ〜〜〜〜〜〜ル! ゴ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ル!!
先制点を挙げたのはやはり! やはり紅魔スカーレットムーンズだった〜〜〜!!
前半7分、スカーレットムーンズにとって、これは貴重な1点でした!!」

レミリア「(…………)」

神子「(…………)」

――両チームのキャプテンは、互いに喜びも悲しみもせず、予定調和的な必然に対し、その態度を保留していた。

紅魔スカーレットムーンズ 1 − 0 聖徳ホウリューズ

737 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/06(土) 02:01:21 ID:???
まずは紅魔が1点先制!
……と、言ったところで今日の更新はここまでです。
>>729-730
6差で勝ちきれなかったのは、ちょっと意外でしたね。
ただ、レミリアの引きもそう悪くないですし、2D6だと稀に良くある程度の負けでは無いかと思います。
……それが続けばどうなるかは分かりませんが(汗)

それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。

738 :森崎名無しさん:2014/12/06(土) 02:19:03 ID:???
乙です、まぁ・・・5とか6位なら普通に2Dではじかれたりしますよね(自分のスレを見つつ)

739 :森崎名無しさん:2014/12/06(土) 10:55:03 ID:???
鈴仙「新技は決まらないもの」

岬くん今度はフランをロックオン?
お姉さまが怖そうだけど、今一岬くん達の狙いが読めない。
岬くんのことだから、自分が得をしつつも、誰かが被害を受けるようなことは避けると思うけど。
だれかに恨まれるなんて損害、避けるだろうしね。

しかし、日の当たらない才能を見つけ出して、育て上げるなんてことしてながら、基本的なサッカー知識が
当人達に不足しているってどういうことだろう?
それともクリアーミスは単なる天然?

乙でした。

740 :森崎名無しさん:2014/12/06(土) 11:26:32 ID:???
そりゃ“敗北させる”ことが目的なんじゃないかな(もしくは逸らすための餌)
強くて勝てる人材だったら、それこそ隠し通す必要すらないし(言いふらす必要もないけど)
隠したい理由は単純な情報の隔絶だろうね
身内を知られたくないじゃなくて、身内に知られたくない

よく分からない人が書いた解説
神子:フライング摂政ポセイドンの使い手、フィッシュわかさぎさんが友達
布都:もっと熱くなれよォオオーーー!!!(物理)
屠自古:サイクロンの元素(多分)、トルネードも使えるスーパーストライカー。足なんて飾りです。

741 :森崎名無しさん:2014/12/06(土) 12:16:25 ID:???
信仰が欲しいのなら人気取れる技も欲しい
よし、神子のセグウェイドリブルだw

742 :森崎名無しさん:2014/12/06(土) 19:36:56 ID:???
レミリアがへたれたのも、布都がバカなのも鈴仙ってやつの(ry

743 :森崎名無しさん:2014/12/06(土) 21:17:00 ID:???
お嬢様相変わらずかっこいい。
ときおり笑いも交えつつも、カリスマがあり、ここのレミリアさんいいキャラしてますよね。

今と関係ないけど、守矢のチームがどんな感じか気になるな。
原作フランスのようなことがあったとしたら、早苗さん許さないだろうし。
自覚なしに奇跡起こしているのか、神様二柱が早苗さんにバレないように上手くやっているのか。
器用貧乏という評価なら、神様抜きでカウンターハクレイに参加OKかな。
余裕があれば交流してみたいけど、今は自チーム強化が優先か。
(ただ早苗さんが好きなだけのイージーシューター並感)


744 :森崎名無しさん:2014/12/06(土) 21:20:41 ID:???
肝心の守矢×命蓮は永遠×地霊と同時だったから絶対見れないようになってるんだよな
やはり事件の予感

745 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/06(土) 21:43:21 ID:???

こんばんは、更新をしていきます。
>>738
乙ありがとうございます。
5差や6差=勝って当然…と考えない方が、バランス的にも精神衛生上にも良いかもですね。
>>739
乙ありがとうございます。バイシクルレッドサンは決まったから…(震え声)
多分勘違いさせてしまったようですが、サッカー知識は皆持っていて、単純に布都ちゃんが天然ボケで抜けてるだけです。
ゲーム的には『零れ球になって、レミリアがねじ込みに向かった』という感じに処理しています。
>>740
ガコウジサイクロンはシュート力+13くらいありそうですよね……名前的には。
>>741
このスレでは恐らく使いませんが、ミカエル=ミハエル的なネタ妄想はした事がありますw
>>742
(鈴仙以外に)優しい世界
>>743
レミリアについてはシュナイダー互換という事を活かして、結構描写や能力を優遇していますね。
早苗さんも今まで関わりがやや薄かったですが、何かイベントを考えています。私も早苗さん大好きです。
>>744
実は、そこまで考えていなかったのもあります(爆)
リーグ戦の順番とかについては色々練っていたのですが、
どうしてもそういう組み合わせが出来てしまっている所もあります(汗)



746 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/06(土) 21:45:09 ID:???

大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ):
6ゴール 鈴仙
4ゴール 勇儀、諏訪子、レミリア
3ゴール フランドール、来生、早苗
2ゴール 射命丸、神奈子、ピエール、星
1ゴール 妹紅、佳歩、咲夜、美鈴、謎の向日葵仮面、赤蛮奇、サニー、リリーB
      影狼、反町、藍、メルラン、空、屠自古、神子、霊夢、魔理沙、森崎、天子

大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ):
3アシスト 早苗、ピエール
2アシスト 小悪魔、てゐ
1アシスト 鈴仙、パチュリー、影狼、大妖精、橙、お燐、諏訪子、神子
       衣玖、針妙丸、小町、空、リリーW、マミゾウ

747 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/06(土) 21:47:01 ID:???
鈴仙「な、何よ。 あのシュート……!」

佳歩「……あのゴールキーパーさんのパンチングも、他の人のブロックやクリアも。
昨日戦ったさとりさんやDF陣に負けないか、それ以上に強かった。
だから、今のシュートが決まったのは、間違い無くレミリアさんの実力が、それ以上に傑出していたから……だよね?」

ルナティックスのメンバーは、今レミリアが放ったダイレクトシュートの威力の凄まじさを理解していた。
一連のプレーは一瞬であり、ド派手さこそは無かったが――。
しかし、シュートに秘められた速度、破壊力、そして技巧はまさしく超一流の部類。

永琳「――あのシュートの威力を数値換算すると……まぁ、間違いなく60はオーバーしているわね。
星熊勇儀の『三歩必殺』には及ばずとも、『大江山嵐』に比肩――いや、それを上回る威力はありそう」

輝夜「……ふん、その位楽勝ね」(←冷や汗ダラダラ)

観客「――――ワァァァァァァァァッ…!」「レミリア!」「レミリア!」「くそっ、凄いシュートだ……!」
「やっぱり紅魔にゃ勝てないのか…」「布都ちゃーん!」「フランちゃんも惜しかったよー!」

――ルナティックスのメンバー達だけでなく、観客達の注目もまたやはり、レミリアが放ったシュートへと向いていた。
そして、大多数の観客は、レミリアのドリブルを止めた神子や、フランのシュートを弾いた布都を評価しつつも、
やはり紅魔の優位性を確信せざるを得なかった。

神子「……フフフ。 私の想像以上に素晴らしいチームだ、紅魔スカーレットムーンズは!」

――そして、レミリアのシュートを真っ先に祝福したのは……神子だった。
彼女はぱちぱちと暢気な拍手をレミリアに贈りながら、朗らかに語りかける。

748 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/06(土) 21:48:05 ID:???
レミリア「……随分と余裕ね。 爪を隠し持つのは結構だけど、
うかうかしていたら、一矢を報いるより先に止めを刺させて貰うわよ?」

神子「――ああ、ご心配無く。 こちらも楽に貴女達に勝てるとは思っていませんから。
一連の失点は慢心でも無く、完全に我々の実力不足。
正直言って、真正面から実力勝負をしたら、我々は貴女方に決して勝てないと考えている。
しかし―――我々は人間だ」

レミリア「……ふうん?」

神子「我々人間の――私は例外だけど――力は非常に弱い。
才能が無い大多数は、如何にあがこうとも神にも妖怪にすらも成れない…もしくは、近づく事ができない。
だけど、貴女達妖怪を倒して来たのは、常に人間だった。 そう、我々人間は――」

……ピィィィイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!

レミリアに対する神子の演説は、試合再開を告げるホイッスルにより掻き消された。
しかしその続きについて態々高説を垂れられずとも、レミリアは充分に理解していた。

レミリア「(――言われなくても分かっている。
人間は個々が弱くとも、結集し知恵を巡らせ、強大な個たる私達を退治し続けて来た……でしょう?
ええ、それでこそ面白い。
――そうした人間の努力を踏みにじり蹂躙し、新たな恐怖と絶望を与える事もまた、我々の存在意義なのだから!)」


実況「さあ! 聖徳ホウリューズのキックオフで試合再開です!!
前半7分にして早くも1点のリードを許してしまったホウリューズ、どうやって攻めて行くのか!?
ボールは今、FWの小田選手がバックパスして……トップ下の神子選手がフォローしました!」

神子「(――さっきはパスをカットされてしまったが。 敵の攻勢に無意識レベルの隙が出来た今なら!)
……一に曰く!  ……『和を以(も)って貴(とうと)しとなし、忤(さから)うこと無きを宗(むね)とせよ』ッ!」

749 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/06(土) 21:49:15 ID:???

――そして、神子は早速と言わんばかりに実践してみせた。
指導者たる彼女が、平凡なる人間達に与え賜もうた幾つかの武器の一つ。
それは圧倒的な才能でも、派手な必殺技でも無かった。

本間「はぁっ、はぁっ……! 勝つ……勝って見せる……!!」

ダッ……!

石田「松山……! 俺を失望させるな……!」

ダッ……!

岬「(……フフ。 今の幻想郷で、このプレーの恐ろしさがどれ程伝わるやら)」

ダッ……!

小田「………!」

ダッ……!

岸田「鮫は一度狙った獲物は決して逃さない、ってな!」

ダッ……!

実況「ああ〜〜っと! 聖徳ホウリューズの選手達、神子選手の号令に合わせて!
FW・MFそしてDFと問わず大きく運動量を増加させていきます!
広いフィールドを疲れる事なく、烈しいポジションチェンジを繰り返していく!
一体これはどういう動きだ〜〜〜!?」

750 :森崎名無しさん:2014/12/06(土) 21:50:54 ID:???
トータルフット

751 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/06(土) 21:51:11 ID:???

観客「う、ウォオオオオオッ!?」「おいおい、DFがFWの位置まで上がっているぞ!」「1点取られたくらいでトチ狂うなー!」

鈴仙「何かしら、これ……」

てゐ「うーん、良く分かんない。 外の世界の作戦かな?」

ウサギB「運動量は大事なのは分かるけれど、ちょっとやり過ぎな気もします……」

――神子達の動きは、凡そ多くの幻想郷の住民にとって不可解なものだった。
不敵にボールキープを続ける神子の周囲を走り回る人間の少年たち。
ポジションに囚われず、空いているスペースを執拗に埋めるべく、
渦巻のように周り出した彼らの姿は完全に統率されており、軍隊をも思い出す。

パスカル「(……これは、いや。 まさか……!? しかし、あり得ない……!!)」

パチュリー「(――確かにあの戦術は、如何にも政治屋の彼女が好みそうだけど。
しかし、寄せ集めの選手でアレを実現するのは不可能な筈。 何かカラクリが……)」

そして、ごく僅かの者は、神子を中心とする一連の動作について見当があった。
その上である者はあり得ないと否定し、更に聡い者は不可能を可能とする仕掛けを見抜こうとしていた。


神子「さぁ、機は熟した。  ……行くぞ、『十七条のレーザーパス』!」

グワァアッ、バギュウウウウウウッ!!

パチュリー「(もしも彼女達が部分的にでもこの戦術――『トータルフットボール』を完成させていたとすると、
この局面。 私は必ずボールをカットしなくてはならない! さもないと……!)」


752 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/06(土) 21:54:21 ID:oAKYhz06

実況「神子選手、ここで大きく右サイド、本間選手の方向にパスを出した〜〜〜!!」

先着2名様で、

★神子→十七条レーザーパス 54 (! card)(! dice + ! dice)=★
★パチュリー→パスカット 53 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 メイドG→パスカット 43 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ 本間、パスキャッチ。 そして……!?
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(岬がフォロー)(石田がフォロー)(岸田がフォロー)
≦−2→紅魔ボールに。
【補足・補正・備考】
パチュリーのマークがダイヤ・ハートの時、「プリンセスウンディネ(+3)」が発動します。
神子のスキル・和を以て貴しと為すにより、聖徳ホウリューズは零れ球を必ずフォローします。

753 :森崎名無しさん:2014/12/06(土) 21:54:57 ID:???
★神子→十七条レーザーパス 54 ( クラブ6 )( 1 + 6 )=★

754 :森崎名無しさん:2014/12/06(土) 21:55:09 ID:???
★神子→十七条レーザーパス 54 ( ダイヤQ )( 4 + 1 )=★

755 :森崎名無しさん:2014/12/06(土) 21:55:39 ID:???
★パチュリー→パスカット 53 ( ダイヤ5 )( 2 + 2 )+(人数補正+1)=
 メイドG→パスカット 43 ( スペードA )( 2 + 3 )+(人数補正+1)=★

756 :森崎名無しさん:2014/12/06(土) 21:56:08 ID:???
★パチュリー→パスカット 53 ( ダイヤ4 )( 2 + 5 )+(人数補正+1)=
 メイドG→パスカット 43 ( ダイヤ2 )( 4 + 3 )+(人数補正+1)=★

757 :森崎名無しさん:2014/12/06(土) 23:03:32 ID:???
思ったより弱いな大し(たことない)様は
1勢力のボスだからもっとヤバイかと

758 :森崎名無しさん:2014/12/06(土) 23:09:45 ID:???
基礎値52で+2 ガッツ60消費技だとしたら十分脅威。更に弾いても味方がフォローとか十分やばくない?
マスターパチュリーの値がぶっ飛んでいるだけで。

ルナティックスなら師匠以外誰も取れない気がする……

759 :森崎名無しさん:2014/12/06(土) 23:11:45 ID:???
いや、正直後2、3位は高いと思ってた

760 :森崎名無しさん:2014/12/06(土) 23:13:50 ID:???
54でミサキーヌの必殺パスと同値だし十分強い

761 :森崎名無しさん:2014/12/06(土) 23:16:33 ID:???
そも中盤でパスカットに長ける人材って師匠以外に居たっけ?
なんっつーか、こう最終ラインで姫様かつかさが止めるって感じだからさ・・・

762 :森崎名無しさん:2014/12/06(土) 23:21:07 ID:???
威力54のフラワーパスにキリキリ舞いにされてた気がするけど

763 :森崎名無しさん:2014/12/06(土) 23:26:28 ID:???
そのフラワーパスの時はパスの受け手が力不足だったから
とれなくても困らなかったけどFWに一人恐ろしいのがいたら話は違ってたよね

764 :森崎名無しさん:2014/12/07(日) 00:04:18 ID:???
ん? 早苗さんやピエールさんのパスを止められる人が師匠ぐらいしかいない。
受け取り役の諏訪子さんは一対一が得意。
シュートはもちろん、ドリブルも高い。

諏訪子様を止められなくて、姫様と一対一になったらほぼ失点。

……下手したら炎上?

765 :森崎名無しさん:2014/12/07(日) 00:09:23 ID:???
一対一にさせなければ済む話。
ただし、本当に腐乱す審判ならゴール前固めて迎え撃ったりすると
ゴールに近い位置で反則ラッシュが怖いから調査結果待たないと何ともいえない

766 :森崎名無しさん:2014/12/07(日) 00:17:29 ID:???
まあフラワーパス級に対抗できるのは師匠以外にも本当はいるけどね、旅人

767 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/07(日) 00:21:01 ID:Fz74ij0+
★神子→十七条レーザーパス 54 ( クラブ6 )( 1 + 6 )=61★
★パチュリー→パスカット 53 ( ダイヤ5 )( 2 + 2 )+(人数補正+1)+(プリンセスウンディネ+3)=61
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして石田がフォロー

ギュンッ!

パチュリー「……そこっ。 『プリンセスウンディネ』」

バァッ、フワァァァッ……!!

パチュリーは迷いなく神子の広すぎるパスコースに割り込み、大ジャンプでカットに向かった。
しかし、先程はタックルにおいて実力を見せた神子は、パスにおいても一流の才能を見せていた。

ギュンッ!  ――バチッ!

パチュリー「……しまった(――元々早く鋭いパスだったけど、僅かにドライブ回転が掛かっていた!
完全に、威力を殺し損ねてしまったわ……)」

実況「パチュリー選手、懸命にパスコースに割り込みましたが……しかし完全にトラップするには至らない!
ボールはサイドでは無く中央に流れ、それは走り込んで来た石田選手がフォロー!
素晴らしい運動量で、果敢にスペースを確保していきます!」

岬「(……という位しか、多くの人はまだ認識出来ていないかな? まぁ、そっちの方が勝負的には好都合だ)」

石田「松山……? お前、松山か……?」

咲夜「残念ながら、人違いですわ」

小悪魔「ここは通しませんっ!!」

実況「ボールを受け取った坊主頭の素朴な少年、石田選手には咲夜選手と小悪魔選手がつく!
石田選手、先程はフランドール選手のパスに掠る事も出来ませんでしたが、果たして攻撃面ではどうなのか〜?!」

768 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/07(日) 00:23:30 ID:Fz74ij0+
パスカル(観客席)「(そうだ。 そこが問題だ。
あのイシダというのは俺が仕入れた新聞では、数行での紹介しかなされていなかった。
それも、ふらののマツヤマを引き立てるような酷い内容だ。
記事で紹介があっただけマシとも言えるが――それが、一朝一夕の努力で、
それこそマツヤマに匹敵する実力者とされるサクヤさんに勝てるというのか!?)」

鈴仙(観客席)「(小悪魔さんはともかく、咲夜さんのタックルは幻想郷でも一流クラス。
パスカットにしても平均以上の実力は持っているんだから、ここは無理せず、豊聡耳神子にバックパスかしら……?)」

パスカルや鈴仙――いや、恐らくはそれ以外の多くの観客達がそう思うのも無理は無かった。
確かに、運動量を増やして必死にボールをフォローに向かう石田の姿には努力が感じられた。
しかし同時に、「彼らの努力はこれが限界だろう」とも思わざるを得なかった。

パチュリー「(トータルフットボールは中核選手だけでなく、
全選手についても高い実力と守備意識。 そして高い体力が求められる……。
守備意識と体力については、確かにギリギリ及第点と言っても、実力は一体どうなのかしら。
フランのパスは上手くなったとは言え、名無しに毛が生えたレベル。
あれに掠りもしない程度じゃ、実力の程も知れると言うのだけれど……)」

神子「(―――と、思うのが一般的でしょうし、それは才能無き者に突きつけられた過酷な事実でもある。
しかし……才能という言葉は、人間の可能性を切り捨てる忌々しき言葉でもある。
だが――私は、彼らの才能を決して否定しなかった。 ……後、ちょっぴり『改造』もした。
――その結果が……これだっ!)」

石田「………松山。 俺の『パス』を―――受けられるか!」

グワァァァッ! バギュウッ!

咲夜「だから私は松山じゃ――……ッ!?(は、早い……だけじゃない。 コースが……鋭い!?)」

小悪魔「えっ? これが……パス!? なんか機械みたいに物凄く緻密なんですけど……!?」

769 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/07(日) 00:24:59 ID:???
石田の出したパスは、観衆の、紅魔スカーレットムーンズメンバーの全てが予想する以上に。
――予想以上に、鋭く、早く、そして正確だった。
小悪魔は勿論、咲夜すらもが石田の出したパスに届かない。

ギュウッ……ポムッ。

本間「俺のサイドアタック……! 俺だけの、誰にも真似できないサイドアタック……!!」

実況「石田選手……す、素晴らしいパスで、神子選手が阻まれたサイドチェンジに成功!
先程のパスカットは稚拙でしたが、このパスは間違いなく一流だ!」

レミリア「(……成程、読めて来たぞ。
奴らが私達を倒すために仕掛けたまさしく『銀の弾丸〈シルバーバレット〉』。 その全貌が……!)」

――そして、そんなレミリアの読みは。

タタタタッ、バシュウウウッ!

メイドA「そ、そんな〜!?」

メイドB「『メイド特攻スライディング部隊』が、完全に入ったのに……!?」

本間「クク、フハハハッ。 アーハッハッハ! そうだ! 俺だけがサイドアタックを上手く扱えるんだ……!」

実況「本間選手、素晴らしい『華麗なドリブル』で紅魔スカーレットムーンズの右サイドを切り込んで行きます!」

レミリア「(豊聡耳神子を中心とした【トータルフットボール】様の戦術。
そして――【無名選手の極端までな一芸特化】による戦力化か! 成程、面白い……!)」

770 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/07(日) 00:26:13 ID:???
本間「――屠自古さん! 決めてください!」

グワァァァッ、バゴオオオオオオオオオオオオッ!!

実況「そして本間選手センタリング! センタリング対象はH番の背番号を付けた蘇我屠自古選手だ!」

屠自古「太子様の期待に預かり――やってやんよ!」

バァァァァァァァァアッ……!!

陸「ほーお? 中々の跳躍力アルね。 気に入った、朕が紹介してやるから、中国雑技団にでも入るヨロシ。
紹介料は5割で良いアルよ。 それか、見世物小屋でも始めるカ?」

屠自古「私が生きていた頃は、隋の民は皆高潔で清貧だったんだがな。 ――汚らわしい」

美鈴「る、陸君! 暢気に喋っている場合じゃないです! 彼女からは――かなりの気を感じます!」

CBの美鈴がそう叫びながら、白玉楼の亡霊嬢に匹敵する高さにまで跳躍した屠自古を指さす。
屠自古の全身はいつの間にか雷の帯が纏われており、緑のワンピースに包まれた姿は今や、薄く金色に輝いて見える。
普段は冷静な性格の彼女だったが、亡霊と化した影響か、戦いの場では好戦的で荒っぽい。

屠自古「――我ら蘇我氏の憤怒、思い知るが良い! ……雷矢・『ガゴウジサイクロン』ッ!!」

実況「屠自古選手の『ガゴウジサイクロン』!」

バギュルルルルッ! ドゴン!

屠自古「いっけ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」

ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ……バリバリバリッ!!

771 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/07(日) 00:27:34 ID:???
メイドD「やばい! 元興寺の雷(ガゴウジサイクロン)だ!!」

そうして放たれた蘇我屠自古の高空からのパワーヘディング『ガゴウジサイクロン』。
その威力は高く、霊烏路空の『八咫烏ヘッド』に勝るとも劣らない。
雷を帯びながら、高速でジグザグの軌道を描くそのシュートを見た妖精メイドDは、思わず金切声を上げてしまう。

美鈴「――確かに凄い威力です。 私の『彩光風鈴』ではきっと弾けない!
だけど、レミリアお嬢様の『バイシクルレッドサン』やフランお嬢様の『495年の波紋』には及ばない! だったら……!」

しかし、美鈴には確信があった。 このシュートは、間違いなく紅魔のゴールネットを揺らす事は無い、と。
何故なら――。

陸「何アル。 ちょっと足が無いからってビビってたアルが……その程度か。
その程度で雷を語るとはおこがましいアル!」

バアァァァアアアッ! ズザアアッ、グワァァァアアアアアアアアッ!! ―――バチバチバチィイッ!!

屠自古「なっ……!(――クリアに飛ぶ前、フィールドを摩擦し右脚に静電気を帯び。
蹴りだす時、ユニフォーム越しに右脚を擦り付けてそれを増幅させた!
馬鹿な、人間であるにも関わらず、そんな事が――――!)」

陸「なーにが人間の結束カ! 毛沢東もケ小平も、そうやって嘯きながら、
朕の住むビンボっちい農村には、なーんにも良いコトしなかったアル!
それに引き換え紅魔大人は我儘で理不尽でイジワルで横暴アルが、
それでも朕に最高級のサッカー教育を施してくれたアル!
朕は……貴様らのような恩着せがましい高級官僚には負けん!!」

バリバリバリバリッ……!! ギュンッ!  バァァアッ!!

実況「いや……陸選手も大きく飛んだ! 美鈴選手よりも更に大きく飛んで――ボールよりも高く飛んだ!
そして陸選手、不規則な軌道を描きながら落ちるボールに照準を合わせ!」

772 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/07(日) 00:33:43 ID:???

          陸「ハァァァァーーーー!! 『襲 爪・雷 斬 脚』ゥーーーーーーーーーーーッ!!」

        バギュウウンンッ! ドゴオオオオッ………!! バギバギバギバギィ……ッ!!
                          ――――ガシイィイッ!!

美鈴「(だったら。 ――陸君が決して防いでくれる。 ……彼も今や、我ら紅魔の頼れる第二の門番なんですから)」

レミリア「(ふんだ。 あんな奴らに、中国の壁がそう簡単に破れるもんですか)」

実況「陸選手、屠自古選手の『ガゴウジサイクロン』をも上回る威力の電撃で、シュートを完全に止めた〜〜〜!
前半も半ばに差し掛かり、聖徳ホウリューズも徐々に手札を出して来ましたが――!
しかし、紅魔の壁は依然高い! その事実が陸選手の好守により再び明らかとなりました!」

陸「フン、当然アル。 才能しか無い朕から、その才能さえ凡夫共に奪われちゃァ堪らんアルからな。
――と、あいてて。 この飛び出し、脚がビリビリ痺れて嫌になるアル……」

――聖徳ホウリューズに集いし人間達が練り上げた銀の弾丸。
その破壊力は確かに凄まじく、一時は傲慢なる吸血鬼に風穴を開ける事すら期待されたが――。
……第一の弾丸は、異国の門番の手――否、脚により敢え無く防がれる事となった。

773 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/07(日) 00:40:05 ID:???
……と、言ったところで今日の更新はここまでです。
>神子の能力について、パサー対策について等
比較的万能的な感じに仕上がっていますね。
スキルの強さもあって、突出して強い! …とまでは行きませんが、それでもかなり強いです。
ウサギDとつかさのコンビプレイフラグが回収されれば、スカイラブ的なパスカットも出来るかもですね。
それ以外だったら、やはり中山さんに期待するか、鈴仙の狂気の瞳狙いでしょうか。

それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。

774 :森崎名無しさん:2014/12/07(日) 00:41:41 ID:???
よし、この特化チームに反町入れよう(提案)
魔王乙

775 :森崎名無しさん:2014/12/07(日) 00:47:09 ID:???
襲 爪・雷 斬 脚でテイルズオブチャイニーズ始まった

776 :森崎名無しさん:2014/12/07(日) 02:05:52 ID:???

師匠は陸に動かされて鷹爪三角脚を生み出す事になりそうですね・・・

うーむ、確かに厄介に見えるけどここまで見た感じだとすごくでかい弱点あるよね、聖徳
にしても無名の極端な一点特化・・・ってこれ秋空のリスペクト?

>>743 器用貧乏って評価は強くないという意味とは全く違う・・・
    味方にすると頼りないけど敵にするとスゲェめんどくさい奴という意味だよ・・・運的な意味じゃなく本当にね

777 :森崎名無しさん:2014/12/07(日) 03:09:10 ID:???
一点特化の人材でトータルフットって、それが神子の能力なのかなと思う
出来ないはずだし

778 :森崎名無しさん:2014/12/07(日) 03:26:56 ID:???
あ、そういえばディケイドが明日ニコニコで無料一挙上映ですよ
さっそくウサギDの名前が考えやすくなるね

779 :森崎名無しさん:2014/12/07(日) 13:32:25 ID:???
トータルフットの元祖のオランダ、漫画だとクライフォートが期待通りの強さを見せてくれたのはいいんだけど
クライフォート以外のユース組が背景過ぎて評価大暴落で泣ける。なにがトータルだ、ワンマンフットボールじゃん。

780 :森崎名無しさん:2014/12/07(日) 13:43:32 ID:???
11人全員がオールラウンダーが前提条件のトータルフットを正反対の特化選手でどうやってやったんでしょうね

781 :森崎名無しさん:2014/12/07(日) 14:44:41 ID:???
このパスカル絶対三杉はいってるよこれ!? な、乙でした。

一応やってやれなくもない代わりに、地雷戦術になりかねないとは思う。
スペースを埋める事はできても、守れるかどうかは別の話。
パスの受け手の多い、もしくはドリブル技術の高い選手が多い
チーム相手だとものの十数分で化けの皮が剥がされる。

布都のパス技術と屠自古のシュート力次第だけど、
紅魔館相手ならポゼッションフットボールの方が有利かな。
“時間がかかる”と“主力の体力が削られる”はもっとも嫌な戦術だろうし、
カット要員が少ないから前に出にくいし、ブロッカーもいないから引いて守る戦術とも相性が悪い。

消極的な雑魚チームと思われてた方が情報戦では有利だったのにも関わらず
わざわざ挑発的な言動、やっぱり勝つ気ないのかも。あくまでケンカには勝つってことなら別だろうけど。

782 :森崎名無しさん:2014/12/07(日) 14:46:40 ID:???
ポジションがコロコロ変わるのに守備力の低い選手が最終ラインに
攻撃力の低い選手が最前線に出てきたら地雷ですよねー

783 :森崎名無しさん:2014/12/07(日) 14:50:57 ID:???
ポゼッションフットボールに対抗するには……2−7−1で対抗だー(狂気、でも何故か成功)

784 :森崎名無しさん:2014/12/07(日) 15:26:48 ID:???
スペイン敗北!

785 :森崎名無しさん:2014/12/07(日) 15:48:07 ID:???
やっぱり三章はカウンターハクレイルート?

個人的には慧音先生や妹紅さん、佳歩、てゐ、つかさとか連れていけそうだし
ストーリー的にもこちらの方が盛り上がりそうだからそっち行きたいけど。
他のチームメイトがだれかも気になる。

786 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/07(日) 17:52:04 ID:???
こんにちは、更新していきます。
>>774さん、>>776さん、>>781さん、乙ありがとうございます。

>トータルフットボールと一芸特化の両立について
なるべく読んでいて説得力があるよう今後描写していきたいですが、
詳しい方にとってはちょっと無理のある理屈かもしれません。
ですので、できれば寛容に受け止めて頂ければ幸いです。

>襲爪雷斬脚について
テイルズ的なノリである事は間違いないですねw

787 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/07(日) 17:53:25 ID:???
陸「そりゃっ! これ以上朕を働かせるなアル!!」

ガシッ、……バァァァァアッ!!

実況「ボールをキャッチした陸選手、中盤底の咲夜選手にスローイング!
そして咲夜選手はそのまま右脚を大きく振り上げ〜〜〜!!」

咲夜「(お嬢様に妹様は辛うじてフォロー可能!
ひっきりなしに動いている事が災いしてか、DF陣の最終ラインも低め! ならばここは――)
……ここよ! ここで決めるのよ!!」

グワァァァァァアッ……!!
   ―――バッ、ゴォォオオオオオオオオオオオオオッ……!!

実況「咲夜選手、『殺人ドール』だ〜〜〜!!」

咲夜「………………!!」

空(観客席)「うわぁ〜。 あのシュート、影山さんのシュートそっくりだァ」

矢車(観客席)「……むっ、何だ相棒? 言いたい事がある……?
――いいよなぁお前は。 とっておきのお決まりのフレーズがあって……」

――バァァッ!

松山(観客席)「俺の技だ!」(←例のポーズで)

――バァァッ!

矢車(観客席)「はぁ……。 俺は常に孤独だ……」

お燐(観客席)「(自分の技アピールするのにもワンクッション必要だなんて。 難儀な体だねぇ……)」

788 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/07(日) 17:54:36 ID:???
……ゴォオオオオッ!!

神子「地を這いながら威力を増す事で、結果的に距離による威力減衰を相殺するシュート、か。 うん、良い技だ。
(弾き返しても良いけれど。 この中途半端な威力では――私の体力が無駄になるだけ、かな)」

陸からボールを託された咲夜は、即座に得意の長距離シュート・『殺人ドール』で聖徳ホウリューズを牽制に。
丁度砂埃を立てて進むボールから真正面に居た神子はこのシュートを敢えてか見逃すが。

高杉「グ……グフフ。 グフフフフハァアッ!! その程度のシュート、神子様の『修行』によって
生まれ変わった高杉様に通じるかァ!!」

バァァァァアッ、ドゴオオオオッ!! ――ガシッ……!

実況「ですがそのシュートは、高杉選手のパワーブロックにより阻まれる!
しかし素晴らしいブロックです高杉選手!
ことブロック一点においては、雑魚妖怪チームのレティ・ホワイトロック選手とも互角か、それ以上でしょうか!

高杉「今の俺の力は神をも超えた。 ――グフフッ、フグハハハハハッ……!」

咲夜「……くッ!(――激しくポジションを移動していたのに、DFは最終ラインを維持していた?
これはやはり、完全なる『トータルフットボール』では無いという事かしら……?)」

高杉が一旦フォローしたボールは、――恐らく自身のパス力に自身が無いのだろう。
即座に岸田を経由して、下がり目の位置に戻って来ていた岬へとボールを渡す。

岬「E番(石田)、もう少し動いて。 D番(岸田)は良かったから、次はサイドを警戒して。
F番(本間)、H番(小田)、もっと前に進んで!」

789 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/07(日) 17:56:21 ID:???
レミリア「……チームの動きは、お前とあの聖人(神子)が完璧に仕切っているのか。
だけど――、部下は人形では無く、魂を持って動いている。
そうした使い捨ての兵法は短期的には良いだろうけど、長続きしないわよ」

岬「――全ては、太子様の御心のままに……(その位言われなくても分かっているさ。
でも、多くの普通の人間は、自由を求める裏で、権力者による拘束もまた渇望している。
そうしたら、全ての思考を放棄し、権力者に全責任を負わす事が出来るからね。
――無論そんな事を言って万一負けたら、僕の立場も危うくなるから言わないけど)」

フラン「二人とも、何を言ってるのかわかんないよ〜」

実況「レミリア選手とフラン選手、岬選手に向かっていきます!
しかし岬選手は既に中盤上がり目の石田選手に照準を向け、パスの構え!」

岬「……よし!」

グワァァァッ、バゴン!  ……ギュルギュルギュルッ!

レミリア「(――この軌道。 バックスピンパス……いや、『グリーンカットパス』と言うべきか! 厄介ね……!)」

フラン「――え〜ん、やっぱり取れないー!」

実況「そして岬選手、このパスを見事に通します!
ボールは石田選手に渡り、そして石田選手は前方の小田選手にパスを出しますが……!」

パチュリー「……そこまでは、通さない」

バァァァアッ、 バシイッ!

石田「松山ァ……!!」

790 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/07(日) 17:59:00 ID:???
実況「そのパスは、幻想郷トップクラスのパスカット力を持つパチュリー・ノーレッジ選手により阻まれます!
素晴らしい組織力で戦う聖徳ホウリューズを、紅魔スカーレットムーンズは圧倒的な実力者により抑える!
どうやらこの試合、そんな構図が続きそうです〜〜〜!!」

――果たして、前半戦は実況が指摘した通りに試合が進んだ。
ボールの支配率で言えば、聖徳ホウリューズは紅魔を圧倒していたが、
ピンチについては、パチュリーのパスカットやレミリア・咲夜のタックルにより紙一重で防ぐ。
無論、聖徳ホウリューズの圧倒的な手数を前に、レミリア達が敗北を喫する事もあったが。

屠自古「――くらぇぇぇ、『ガゴウジトルネード』!!」

ギュンッ! バギュウウウウウウッ!!

美鈴「チョッピリ道教や仏教を齧ったくらいで、中国三千年の歴史に勝てると思わないで下さい!
ホイチョ〜〜〜〜〜! 『彩光風鈴』ッ!!」

―――バァァァァアッ、ドガァァァァァァァァァアアアアアアアッ!!

実況「本間選手のセンタリングからの、屠自古選手の低空ダイレクトシュート・『ガゴウジトルネード』!
しかしこれは美鈴選手の低い必殺クリアーによって弾かれてしまいます!」

咲夜「(中国……いや、陸君のお蔭かしら。 美鈴も弟子に負けないよう、メキメキ力を身に付けて来たわね)」

――最終ラインの美鈴と陸が、ゴールまでは許さない。
ダイレクトシュートを得意とする屠自古と、美鈴達との相性は最悪だった。
とはいえ、最後まで『トータルフットボール』に似た戦法を取る神子達もまたしぶとく粘る。

791 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/07(日) 18:00:34 ID:???

パチュリー「……埒が明かないわね。 こうなったら私が進んでミドルシュート
――『ロイヤルフレア』を一発……!!」

岸田「ヒャッハァ〜! 俺様の『シャークタックル』に敵は居な〜〜〜いっ!」

ズザアァァァァァァッ、バギイイイッ!! ……ドゴオオオッ!!

パチュリー「むぎゅん!?」

実況「パチュリー選手、単身切り込みますが……ここは岸田選手の『タックル』が輝きます!
岸田選手、パチュリー選手をも吹っ飛ばしてボールカットに成功だ〜!」

神子「(――ふうん。 あのタックルで吹き飛ぶのね……)」

……喘息に耐えるべく生み出した大魔法・『フォトシンセシス』によって、前後半動ける体力を得たパチュリー。
しかしその副作用か、パチュリーの体は僅かの接触プレイにすら耐えられず吹き飛んでしまう。
――そして、紅魔スカーレットムーンズが前半に出せた攻撃はここまで。 また、同時に――。

小田「…………」

グワァァアッ! バゴオッ!

実況「小田選手、神子選手の『オーバーヘッドキック』の零れ球に飛びつき、
ハイジャンプからのヘディング――技名は……『キラキラヘッド』だそうです――でゴールを狙いますが…」

ギュウウウウン……パシッ。

陸「……大した事ないヘディングアルね。 コース見てからワンハンドキャッチ余裕だたアルよ」

792 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/07(日) 18:01:45 ID:???

――ピッ、ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ……!!

――それは、聖徳ホウリューズの攻撃も一旦の区切りが見えた事の表れだった。
前半終了を告げるホイッスルが、無配慮にも人里のサッカーコートに響き渡り……。

神子「(……流石に容易に勝たせてはくれない、か。
我々も手の内を全て見せてまで勝ちたくは無いというのに、困ったものだ)」


紅魔スカーレットムーンズ 1 − 0 聖徳ホウリューズ 前半終了!

793 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/07(日) 18:04:46 ID:???
――と、いったところで一旦ここまでです。
続きはまた夜9時〜10時半くらいから始められたらと思います。

794 :森崎名無しさん:2014/12/07(日) 18:32:41 ID:???
あ、これはパチェさん怪我交代フラグ……?

795 :森崎名無しさん:2014/12/07(日) 18:40:48 ID:???
キラキラヘッドw

796 :森崎名無しさん:2014/12/07(日) 18:51:44 ID:???
実はみんな二芸特化?だったりして

797 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/07(日) 21:26:30 ID:???
実況「ここで前半終了のホイッスル! 紅魔VS聖徳の試合は1−0で一旦折り返しとなりました!
得点自体は地味ですが、聖徳ホウリューズの集団戦術に、紅魔スカーレットムーンズの洗練された個人技!
その両者が正面からぶつかり合う鍔迫り合いは、まさにギリギリの攻防!
現在は、実際に1得点を挙げたレミリア・スカーレット選手の圧倒的得点力もあり、
スカーレットムーンズがやや優勢かもしれませんが、後半はどうなるかは分かりません!

人間の知恵が勝つのか、それとも妖怪の力が勝つのか!
私達は今や、幻想郷の歴史の証人となっているのかもしれません!!」

観客「ワァァァァァァァァァァァァアアアアアアアア!!」「良い勝負してるじゃねぇか!」
「くそっ、俺は神子様を応援するぞ!」「じゃ、じゃあ俺はレミリアお嬢様だ!」「「何だと〜〜!」」

岬「(良いね、この煽り方。 ……分かり易い二項対立は、群衆受けも最高だ。
人間対妖怪のシンプルな対立構造は、幻想郷に住む人間にとってもすんなり通る。
――これだけでも、最低限の目標は達成したと言えるけど……)」

神子「(折角あの子を――こころを観客席に忍ばせておいたんだ。 今日の試合、もう少しやりたい放題させて貰いましょう)」

フラン「ちぇっ。 早くドッカーンしたかったのになぁ」

レミリア「……普段なら諌める所だけど、今回ばかりはフランに同感ね。
……パチェ、あんたの調子はどう? 後半もやれそう?」

パチュリー「ええ、何とかね。 『フォトシンセシス』の状態もまずまず良好だし。
――それに、聖徳ホウリューズの弱点。 というか、あの『トータルフットボール』もどきの欠陥も、何となく分かった。
元々、あんな豊聡耳神子が11人居ないと出来ないような戦略、ノーリスクでやれる訳が無いんだけれど」

レミリア「――クク。 それは頼もしい。 期待してるぞ」

咲夜「(……状況は1−0でこちらが優勢。 お嬢様も妹様も、パチュリー様も体力を残している。
だけど――何か嫌な胸騒ぎがする。 ……気のせいだと、良いのだけどね)」

798 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/07(日) 21:27:59 ID:???

ワァァァッ…! ……ガヤガヤ、ガヤガヤ……!!

鈴仙「――ふう。 何だか今日は、何時にも増して観客席が荒れてるわねぇ。
何となく、紅魔派と聖徳派で割れてるような、そんな感じかしら……?」

慧音「……紅魔スカーレットムーンズは、間違いなく幻想郷サッカーにおける人気チームだ。
だがしかし、人の血を啜り、光も射さぬ赤き館に住む吸血鬼を皆が敬愛し好んでいるかとは別。
……試合を見に来ている観客の人間や弱い妖怪達にも、全体戦術や職人的な努力で、
そんな紅魔と張り合う聖徳一味の姿勢に、何かしら惹かれる所はあるのだろうさ」

妹紅「――でも、アイツら……紅魔館の連中だって完全に悪い奴らでは無い。
中には門番や妖精メイド、ひょっとしたらメイド長に吸血鬼姉妹と個人的な親交を持つ人妖だって居る筈。
そんな人や妖怪にとっては、何となくの偏見で紅魔を毛嫌いする奴は気に食わないだろうね」

パスカル「人間も国や人種、宗教が違えば、互いの無理解から戦争や争いが起きるように。
人間と妖怪。 あるいは幻想郷内の勢力との間にも、やはり隔絶や誤解もあるんだな……」

ウサギB「純粋に、資産持ちである紅魔館へのルサンチマンも根強いのかも。
特に最近は、地震とか瘴気とかに、それに便乗したストリートバトルとかで、人里も荒れていたから」

鈴仙「ストリートバトル、ねぇ。 ……そういえば私も天狗やら――何か、ヘンなお面の妖怪やらに、
やられちゃった記憶があるけれど」

――周囲の様子を見て、何故か過去の人里での騒ぎを思い出してしまう鈴仙。
元々娯楽の少ない幻想郷での大きなサッカー大会となると、
荒っぽい人間や妖怪が熱くなる程度は日常茶飯事であり、あまり驚くべき事では無いが、
それでもこうも荒っぽいと、元がビビリな鈴仙にとっては、流石にちょっと僅かに恐ろしい気がする。

799 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/07(日) 21:30:17 ID:Fz74ij0+

鈴仙「(……何はともあれ――ハーフタイムで少し時間に余裕があるけれど。
誰かとお喋りしたりしてみようかしら? それとも……)」

A:チームメイトと話す。(選択肢の後に話したいキャラを選択してください。 例:A 輝夜)
  ※現在会話可能なキャラ:ルナティックスメンバー全員(メンバーの名前についてはテンプレ(>8-11)参照で(汗))
B:電光掲示板を見る。(敵データや人里・香霖堂の新商品がわかるかも?)
C:紅魔スカーレットムーンズのロッカールームに行ってみる。
D:聖徳ホウリューズのロッカールームに行ってみる。
E:観客席を回ってみる。
F:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*あと1回まで行動できます。

800 :森崎名無しさん:2014/12/07(日) 21:32:08 ID:7gYROKCM
E

801 :森崎名無しさん:2014/12/07(日) 21:32:57 ID:ZJ2Zclnc
A 永琳

802 :森崎名無しさん:2014/12/07(日) 21:33:25 ID:kMV1VPwg


803 :森崎名無しさん:2014/12/07(日) 21:47:56 ID:???
こころに会えるかも!?

804 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/07(日) 22:00:42 ID:Fz74ij0+
E:観客席を回ってみる。

鈴仙「(……いや。 ここは敢えて観客席を回ってみましょう)」

――何かひっかかる所があるような。
そんな気がして、鈴仙は喧噪絶えない観客席を歩いて行くと……。

先着1名様で、

★観客席巡り?→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→パチュリー「鈴仙! 貴女はこの後半戦、謎のウサギ仮面として私達の助っ人となるのよ!?」鈴仙「ふぁっ!?」
ダイヤ→こころ「…………」鈴仙「(あいつは……あの時の!)」
ハート→こいし「……あっ、ウサギさん! こっち来てこっち来て!」鈴仙「(地霊殿の妹様だっけ。 姉と違って馴れ馴れしいわねぇ)」
スペード→霊夢「むー…………」鈴仙「(あっ、霊夢が一人でマジな目してる。 仕事中かな?)」
クラブ→矢車「お前……俺の妹になれ」鈴仙「(へ、ヘンな人に絡まれちゃったよぉ……)」
クラブA→謎の向日葵仮面「鈴仙! 貴女はこの後半戦、謎のウサギ仮面として私と観客席を凌辱するのよ!?」鈴仙「」

805 :森崎名無しさん:2014/12/07(日) 22:01:53 ID:???
★観客席巡り?→ ダイヤ8

806 :森崎名無しさん:2014/12/07(日) 22:03:44 ID:???
きたか、何をたくらんでるかは知らないがね
実況の言っていた歴史の証人って・・・明らかに言いすぎてる感じがあるな
他にも人間が妖怪と戦っていたのもあるというのに

807 :森崎名無しさん:2014/12/07(日) 22:12:43 ID:???
木製帰りのニュータイプかな

808 :森崎名無しさん:2014/12/07(日) 22:37:37 ID:???
ぴっこころさぁん

809 :森崎名無しさん:2014/12/07(日) 22:55:42 ID:???
I!あげるからなにやってるかおしえて

810 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/07(日) 23:30:28 ID:Fz74ij0+
★観客席巡り?→ ダイヤ8 ★
ダイヤ→こころ「…………」鈴仙「(あいつは……あの時の!)」

鈴仙「(――あれは……あの見慣れない後ろ姿は……?)」

観客席をうろついている中、鈴仙は群衆の中でも一際目立つ薄桃色に輝くロングヘアを見つける。
周囲には喜怒哀楽を模した、様々な種類のお面が浮かぶ姿は独特過ぎて忘れられない。

鈴仙「(あのお面の少女は……!)」

こころ「うーんと……ここら辺とここら辺には『人間っていいな』な表情でー、
ここら辺とそこら辺には『やっぱり妖怪って怖いわー』の表情でー、……っと」

その少女は群衆に紛れて、何やら独り言を呟いている。
周囲の歓声や罵声があまりに大きく、何を話しているのかは鈴仙の耳には届かない。

鈴仙「(……怪しい事は分かる。 でも私は言ってしまえば、彼女について何も知らない……)」

鈴仙はあの少女の名前――そう、秦こころ。そう名乗っていた――だけは辛うじて覚えていたが、
彼女の行動原理を何も知らない。
コロコロを表情を変える内に、理由も聞かずに戦いになり、返り討ちに合い……それだけの存在である。
――と、そんな時。

ポロッ……。 ……ポロ、ポロッ……。

鈴仙「(あれ、お面が二、三個落っこちた。
……周囲にフワフワ浮いてるけれど、群衆の肩やらに引っかかったら普通に落ちるのね。
どうしよう、なんかあの子はぽけ〜っと無表情で観客の方を見ているだけだし。
――ここは純粋に人助けと思って、お面でも拾ってあげようかしら?
何やらあのお面にも、良く分からないけど凄い力を感じるし……)」

811 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/07(日) 23:33:38 ID:Fz74ij0+
鈴仙は少しだけ迷う。
ここでお面を纏めて拾ってあげれば、こころにも多少感謝されて、その会話の流れで何かを聞けるかもしれない。
しかしそれでは、お面の中身はチラリとしか見る事が出来ないだろう。
有体に言えば、中途半端な結果となるかもしれない。

一つひとつ拾っていけば、その分お面の中身を見る事が出来、
鈴仙にとってもある程度有益な情報が得られるかもしれない。
しかし、もしもそのお面が後ろめたいものだったら、こころに途中で回収され、今現在の彼女の話も聞けないかもしれない。 

お面を拾うよりも早く、ストレートにこころに話しかけてみる方が、今の彼女の目的を聞き出すには最善かもしれない。
落っこちたお面から、この秦こころという少女に隠された情報を読み取るというチャンスは逃してしまうが、
しかし確実に、現在こころが何をしようとしているかは判明するだろう。

もしくは――ここは幻想郷だ。 鈴仙も勇気を振り絞って決死の雪辱戦に出ても良いかもしれない。
幸いと荒れた雰囲気のサッカーコート故、多少の喧嘩ならば既に起きている。
鈴仙だけが特別に検挙されたりする事も無いだろう。
勝てば全てを得、負ければ骨折り損。 分かり易いと言えばそうである。

鈴仙「(う〜ん。 どうしてくれようかしらねぇ……)」

A:落ちたお面を纏めて拾って、こころに渡してあげる。
B:落ちたお面を丁寧に一個ずつ拾っていき、こころに渡してあげる。
C:こころに話しかけて、何をやっているのか聞く。
D:前の恨みを晴らす意図を込めて、喧嘩を売ってみる。
E:なんか怪しい感じなので、銃撃でスナイプしてみる。
F:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

812 :森崎名無しさん:2014/12/07(日) 23:38:08 ID:Ft3MaH36


813 :森崎名無しさん:2014/12/07(日) 23:38:46 ID:kMV1VPwg
F落ちてるお面を奪い取り自分の素いた場所に戻る

814 :森崎名無しさん:2014/12/07(日) 23:40:51 ID:xunPuLU2
B

815 :森崎名無しさん:2014/12/07(日) 23:41:51 ID:7gYROKCM
A

816 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/07(日) 23:45:49 ID:???
……と、いったところで今日の更新はここまでです。
>>794
今のパチュリーはさしずめ、心臓病を直した直後の三杉状態……に、近い感じですね。
>>795
小田(ふ)の技はオリジナルですね。 技の名前は同姓同名の人リスペクトですがw
>>796
この試合で聖徳ホウリューズの全情報が出る訳ではありませんね。
>>806
実況の文句はあくまで「煽り」ですからね。事実ではありません。
>>808-809
ぴっこころさんって実際、名前の語感以外ピッコロさん要素無いような気がします…

それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。



817 :森崎名無しさん:2014/12/07(日) 23:45:57 ID:???
F 落ちたお面の変わりにライダー(キックホッパー)のお面をこころに渡してあげる

818 :森崎名無しさん:2014/12/08(月) 00:32:29 ID:???
乙でした。

神子「どうやら奥の手を出すしかないようね!」
美鈴「奥の手!? こ、これは!?」
神子「飛鳥文化アタック!」
実況「おっーと! ボールを抱え込んで紅魔ゴールにものすごい勢いでローリングアタックだー!」
神子「さあ、雷斬脚で止められるものなら止めてみなさい! 間違いなくレッドカードものの反則だけどね!」

審判「ハンド」
パチュリー「……まあ、当然よね」

パスカットかー。
つかさ「ウサギDちゃんを放ってボールカット。これね」
ウサギD「なんだか物騒だよつかさちゃん!?」

紅魔もますます強くなってるし、もう一度やったらかてそうにないなー。
フランがパスできるようになったり、陸が飛び出しやキャッチができるようになったり。
マスターパチュリーがデメリットありでもフルタイム出場とか、かなり伸びてる。

そろそろウサギさん達の覚醒&特訓ラッシュキャンペーンとかありませんかね(無茶ぶり)

819 :森崎名無しさん:2014/12/08(月) 00:51:54 ID:???
乙です

個人的には選抜もカウンターハクレイもやりたくないです
選抜→いつもどおりだが暴走しかけてる紫が怖い、あんまり協力したくない
カウンター→まったくもってメリットが分からない、師匠に従うだけった感じのもね
聖徳→こっちはもっとダメ、世界がぐちゃぐちゃになる

だから第4のチームを作りたいかなって、自分が争いを止める、もしくはヘイトを一気に受け入れられるようなヤツ

820 :森崎名無しさん:2014/12/08(月) 00:56:33 ID:???
チーム・ニューワールド結成だな

821 :森崎名無しさん:2014/12/08(月) 01:43:31 ID:???
選択をしない、に近い意味の無い選択だな。現時点で師匠に泣き付いたって出来やしないだろう
全ての企み事を潰すには、先ずその中のチームで頭を張るしかない。やる事やりたい事、全ては鈴仙を活躍、成長させる事からだ

822 :森崎名無しさん:2014/12/08(月) 14:53:50 ID:???
そのチームってことは3章のチーム?
それだと俺は遅いと思って言ったんだが・・・
いずれにしろ対立が起こるとどちらか一方が折れるまでそれは続くし
勝ってもいずれにしろ一勢力がつぶれるわけだしいろいろよくないものが残ると思うのよ

823 :森崎名無しさん:2014/12/08(月) 15:04:53 ID:???
実現性が現時点で全くといってもいいくらい見えない
だから選択をしない扱いされる

824 :森崎名無しさん:2014/12/08(月) 15:26:49 ID:???
確かに他と比べて実現性は低いことは否定しない(全くないってことは否定する)
でもできるならそうしたいなってだけ
あくまで俺のやりたいなって思ってることを書いただけ
仲間もあんまり強いのが集まるとは思わないしね、難易度的にもきつい可能性ははすごく高い
でも誰かが負けてそれが迫害される世界が嫌なやつらもいるとは俺は思ってるから全くないとは思っていない
あくまで俺が思ってることだから反対だのその辺の意見は多いと思うけどまぁ一つ意見として
誰かが考えててくれるといいなって

825 :森崎名無しさん:2014/12/08(月) 15:33:47 ID:???
だったら頭のなかで考えてろ
無駄に喧嘩売るな

826 :森崎名無しさん:2014/12/08(月) 15:53:25 ID:???
あれ?ケンカ売ってるように見えた?
それならごめんなさい

827 :森崎名無しさん:2014/12/08(月) 18:48:43 ID:???
>JOKER→パチュリー「鈴仙! 貴女はこの後半戦、謎のウサギ仮面として私達の助っ人となるのよ!?」鈴仙「ふぁっ!?」
このネタに自分が突っ込みたいところはただひとつ、自分も全くおんなじこと考えてましたw
「ウサギ仮面」のところまで完全に同じでした

828 :森崎名無しさん:2014/12/08(月) 18:49:52 ID:???
それならって何?謝るならちゃんと謝ってくれよ
お前の変な発言で迷惑かかってるんだ
あれ?とか自覚なきゃ許されると思わないでほしい

829 :森崎名無しさん:2014/12/08(月) 19:03:30 ID:???
自分でチーム作りたいってのは普通にある欲求だろ
確かに理由は見てて首傾げたけどさ

それでもそんな高圧的に迷惑だの謝罪を要求する話じゃないだろ

830 :森崎名無しさん:2014/12/08(月) 19:36:14 ID:???
ジョーカーの展開は是非とも見たかったです。

まあ、落ち着いてまったり行きましょう。
いろんな意見が出るのはいいと思うよ。

自分なりにまとめてみたけど、かなり個人的な見方が入っていると思う。

まず、人里を中心に幻想郷が荒れているところにサッカーが入ってくる。
人々の癒し、拠り所としてサッカー流行。
幻想郷内で大会開催。
しかし、活躍したのは霊夢、紫、魔理沙、レミリアや永琳などの今までの強い者のみ。
鈴仙や妖夢は頑張ってもあくまでおまけに過ぎなかった。

大会は今までの異変解決のように、霊夢が優勝。

その後、サッカーの発展を理由に外来人の招き入れたり、幻想郷選抜として外への大会参加が決定されたりする。

そんなおり、中山さんが永遠亭に。鈴仙に大きな切っ掛けを与える。
鈴仙は、「中山に影響を受けた中心人物」として、妹紅や慧音、佳歩、星、反町や妖夢などに成長を促す。
また、日向達のような外来の脅威に対しても、人間の強い者ーー霊夢や魔理沙でなく、鈴仙が中心となって撃退する。

紫はこれを見て、鈴仙1人が強くなるならまだいい。
だが鈴仙を中心に周りの者が努力して強くなることを危惧。
幻想郷は全てを受け入れる場所であるから、努力しないものを淘汰されてはならないから。
その影響なのか、紫の能力にも揺らぎが生じる事態に。
紫は博麗の巫女の霊夢に異変の中心である鈴仙を退治し、改めて幻想郷の秩序を正してもらうことを依頼。

831 :森崎名無しさん:2014/12/08(月) 19:37:24 ID:???
で、各個人のスタンスはこんなところかな?(多分に憶測が入っています)

紫→このままでは幻想郷の秩序が危ないから、霊夢が鈴仙を退治しなさい。
霊夢→紫の言っていることは分かったし、それなりに正しいと思う。けど私なりに見極めて動くわ
永琳→別に幻想郷の秩序を乱すわけでもないし、紫達をどうこうする気もない。
けどウドンゲ達の努力を無下にするようなら、こっちもウドンゲ達みたいなメンバー集めて、対抗させてもらうわ。
幽々子→紫には悪いけど、妖夢の(以下同文)
神子→紫達の対立は都合がいい。
この機に私達を中心とした人間の一大勢力を築いて、私なりの秩序を作らせてもらおうか。
外界との繋がりも含めてね。

こんな感じかと予想。
恐らく、鈴仙は幻想郷選抜を選んでも、カウンターハクレイを選んでも、ものすごく大きな差にはならないかも。
紫が鈴仙を煩わしく思っても、一定の結果(人気70)を残せば、鈴仙が望んだ場合に選抜に入ることは拒めない。
そこで霊夢や永琳達と同じ、またはそれ以上の結果を残せば、鈴仙の望みは叶う。
また仮に佳歩や慧音先生などが幻想郷選抜で活躍したら、紫の目的は瓦解することになる(良くも悪くも)

カウンターハクレイルートに行って、幻想郷選抜を下した場合は言わずがもな。
インパクトは幻想郷選抜で鈴仙が活躍した場合以上。

だから、基本的に師匠は味方で、幽々子が妖夢にカウンターハクレイ入りを薦めたんじゃないかな?

仮に鈴仙が第三のチームを創るなら、ハッキリとした目標が必要になるかな。
なんとなく師匠の言いなりだしじゃ誰も着いてこない。

長文失礼しました。

832 :森崎名無しさん:2014/12/08(月) 19:54:09 ID:???
まとめ乙です

833 :森崎名無しさん:2014/12/08(月) 19:57:40 ID:???
折角だから自分はチーム姫様のルートを選ぼうかなw
チームメイト 姫様 ブルノ アモロ ブローリン 最近のドールマン ワチャラポン 他多数のザルGK達

834 :森崎名無しさん:2014/12/08(月) 20:04:13 ID:???
個人的な意見になるけど別チームはまず無理だと思う。
例えば永琳は1国のJr.ユースを買い占めて、大会にねじ込ませるけど。
これだけのことをするには相当な人脈や金がないとできない。
そしてそれを鈴仙がすぐ手に入れるのは無理だと思う。

835 :森崎名無しさん:2014/12/08(月) 21:54:54 ID:???
824をもう一度読んで誤解してたことに気がつきました
迷惑かけてたのは自分でした
すみませんでした

836 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/08(月) 22:25:25 ID:nhfTJysA
こんばんは、更新していきます。
>>818
乙ありがとうございます。
今の紅魔は本スレのドイツよろしく、他チームと比べてもかなり強くなっていますね。
決勝前とかは何か強化イベントがあるかもですが、それ以外はやっぱり交流が第一ですね。
>>819
乙ありがとうございます。そういう考え方もあるかと思いますね。
ただ、第3第4のルートがあるとしても、明らかに「このルートだと楽勝! 思い通り!」
……という風にはならないと思います。
どのルートにもどのルートなりの良い所、悪い所、問題点、メリットとデメリットが出て来ると思います。
>>827
助っ人ネタはある意味定番かと思いましてw
もしも助っ人になって勝ったりしたら、紅魔館ルートに突入していたかもですねw
>>830-831
まとめありがとうございます!
私自身、このスレも結構長くなったので、新規に読んで下さる人が入って来やすいような纏めがあれば
……と、思っていたのですが、後回しになっておりまして、本当にありがたいです。

もし宜しければ、私の方で、まだ不確定な所等をぼかすなど、勝手に追加・加工して、
キャプテン森崎まとめwikiの作品ページに掲載したいのですが、宜しいでしょうか?
(駄目でしたら、私も暇な時に自力で作成します)
他力本願で恐縮ですが、お返事頂ければ幸いです。
>>833
まともなフィールダーがブローリン君しかいないのですが、それは…w

私としては色々と書き込んで下されば、やはりそれがモチベへと繋がるのですが、
森崎板全体のネチケットを維持するという意味でも、不要に他者を煽るような書き込みは控えて頂ければ幸いです。
新田君するか、落ち着いた言葉で互いにしっかりと意志を表明できれば、と思います。(とかいう私もあまり出来てないかもですが…)

837 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/08(月) 22:27:49 ID:nhfTJysA
B:落ちたお面を丁寧に一個ずつ拾っていき、こころに渡してあげる。

鈴仙「(……なんか、どんなお面か気になるわね。 親切に拾ってやるフリしつつ、覗き見しちゃえ)」

スッ……

こころが周囲に纏っているお面には、鈴仙でも容易にわかる程の高い妖気が密集している。
それは今雑に落っこちた二、三個のお面についても同様ではあったが。

鈴仙「(――この妖気の波長。 なーんかどっかで感じた覚えがあるのよねぇ……)」

何かこの、自身の狂気の瞳がこの面を見覚えているような、不思議な感覚。
鈴仙はそれを確かめる為に敢えて、ゆっくりと一枚一枚裏返ったお面を確かめようとする。
果たして、そのお面の正体は……?

先着1名様で、

★観客席巡り?→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→『うさぎずきん』だった! 鈴仙の足がかなり早くなりマラソンでも優勝する! …あれ?
ダイヤ→三枚見る事ができた!
ハート→二枚見る事ができた!
スペード→一枚だけ見る事ができた!
クラブ→こころ「……だめ。 見ちゃダメ」ヒョイッ 鈴仙「あっ……見れなかった(――でも、なんとなくは分かった。 あれは――)」

838 :森崎名無しさん:2014/12/08(月) 22:28:20 ID:???
★観客席巡り?→ ハートJ

839 :森崎名無しさん:2014/12/08(月) 22:28:29 ID:???
★観客席巡り?→ クラブA

840 :830:2014/12/08(月) 22:42:55 ID:???
もちろん構いません。
というか、こんな稚拙なまとめでいいのかと、恐縮してしまいますが。
良ければぜひ使ってください。

841 :森崎名無しさん:2014/12/08(月) 22:48:22 ID:???
えーと騒動の発端の人です
なんかこう混乱させるような書き込みをしてすみませんでした
一応自分の中で簡潔にまとめるとこうでした

思想と思想のぶつかり合いは戦争だ→負けたほうが迫害される可能性が高い
→では『葉k具合されないためにはどうすればいいのか→自分で戦争を止めるために戦えばいい
という非常に子供っぽいくだらない発想でした

みなさんすみませんでした
これは鈴仙のせいではなく自分の責任でもあります
ホント書き込まず自分の頭の中だけに閉しまっておけばいいものを・・・
皆さんお騒がせしてすみませんでした

842 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/08(月) 23:28:11 ID:nhfTJysA
★観客席巡り?→ ハートJ ★
ハート→二枚見る事ができた!

ヒョイッ。

鈴仙はこころに気付かれないように、屈んだ姿勢のままお面を広い裏返した。
そのお面は一見すると、浮かれた表情を見せるただの喜びの面。
しかしこの造形に、鈴仙は見覚えがあった。

鈴仙「(この喜んでる男? のお面。 どうして無駄に髪型が天パなのかしら。 これじゃまるで……)」

――疑念を抱きつつも、鈴仙は何となく嫌な予感がしてもう一つ近くに落ちているお面を拾う。
裏返した面はどうやら怒りの面だったのだが――この怒る男の肌は浅黒く、
そして顔だけなのに無駄に袖まくりをしている波長が伝わって来る。これも見覚えがある。
……その二つの面を元に、鈴仙はこんな仮説を立てた。

鈴仙「(ひょっとして……こいつ、新しい面を手に入れてる!
それも、恐らく――。 『これまで幻想郷にやって来た外来人のサッカー少年を模した面』を!
そしてきっと、そのお面の効果は……!!)」

鈴仙は、前にこころと戦った時を思い出す。
確か、彼女は戦っている途中にも面をコロコロと変え、それによって使う能力を変えていた。
もしも彼女が、他のお面――今、鈴仙の手元にある面を戦闘の。
いや、有体に言えばサッカーの方面でも活用したらどうか。

鈴仙「(秦こころのサッカー選手としての特徴。
それは……『自分の意思で、自らのプレースタイルを大きく変更できる』――とかだったりして……!
それこそ、時によっては来生君のような高いドリブル突破能力を。
時によっては日向のような強力な必殺シュートを。
――そりゃあ、最初から何でも出来る万能型に比べれば見劣りするけれど。
でも、場面によって攻め手を増やしたり守り手を増やせたりするとなると。 超厄介よ……!)」

843 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/08(月) 23:30:21 ID:nhfTJysA
鈴仙の思考はそこまで発展していく。
そしてその仮定が正しかったとしたら……彼女を従えるチームの柔軟性は大きく増すだろう。

鈴仙「(――しかし、喜びと来て怒と来たら。 次は……哀? っていうか、4つしか無いのかな?
哀しみは一体誰で、楽は誰になるんだろ――)」

意外な収穫を得た鈴仙の頭は更に冴えていく。
もう一つ落っこちているお面を拾い上げたら、何かが分かるかもしれない。
そう思った鈴仙は、少し離れた場所で裏返しになっている第三の面も調べてみようとするのだが――。

こころ「あっ! 私のお面とっちゃダメーっ!」

ブウン! ドゴオオオオオオッ!!

鈴仙「ひゅいっ!?」

――……と、言った所で、呑気な事に漸く鈴仙の存在に気付いたこころが、
思いっきり鈴仙を突き飛ばして来た。
描写は省いて来たが、段差状になっているこのサッカーコートにで突き飛ばされた鈴仙はどうなるかというと……。

ガタンッ! ゴロゴロゴロッ……!!

鈴仙「あ〜れ〜〜〜っ!!」

――と、言う風に無残に人ごみを掻き分けつつも、段差を転げ落ちていく。
節々の痛みもそうだが、鈴仙にとっては迷惑そうにしている観客達の目線の方がもっと痛かった。

*鈴仙が、こころの能力傾向をやや把握しました。
*観客席を転げ落ちて情けなかったので、人気が心無し下降します(すぐ取り戻せます)。68→67

844 :森崎名無しさん:2014/12/08(月) 23:34:22 ID:???
あれ、わかったのはそっちか
てっきり目的の方かと・・・

845 :森崎名無しさん:2014/12/08(月) 23:34:25 ID:???
哀=影山?

846 :森崎名無しさん:2014/12/08(月) 23:36:50 ID:???
いわゆるオメンライドか

ファイナルオメンライド、ヒュヒュヒュヒュウガァ!ファイナルタイガー!

847 :森崎名無しさん:2014/12/08(月) 23:43:16 ID:???
この前は倒されたあげく興味ない発言
今回はお面拾ってあげたのに突き飛ばされ階段転がり。

うどんちゃん散々だ。

848 :森崎名無しさん:2014/12/08(月) 23:46:51 ID:???
これ813だったらどうなったんだろう

849 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/08(月) 23:53:58 ID:nhfTJysA
……と、言ったところで今日の更新はここまでです。
ここまでですが、追加イベントの判定を入れ忘れておりましたので、ここで1判定だけ先にやらせて頂きたく思います。

先着1名様で、

★アイデアロール→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→ダイヤ+特殊イベント発生。
ダイヤ→追加イベント発生!
ハート・スペード・クラブ→特にイベント発生せず

>>830さん
承諾ありがとうございます!
いえいえ、私自身自分で書いておきながら、中々これまでの展開を纏めるのは難儀しておりましたので…(汗)
こちらこそ、意図と違うように加工してしまうかもですが、
>>835,841
こちらこそ上から目線で色々と言ってしまいお恥ずかしいです。
色々至らない点や、思うようにいかない点もあるかと思いますが、また楽しく参加頂ければ幸いです。
どんな道を選んでも鈴仙は色々戦う事になると思いますが、決して悪い結果にはならないと思います。
>>844
一応>>811でヒントを出していたのですが、今のこころの目的を知るにはCが最適でしたね。
>>845-84
多分そんな感じです(適当)
>>847
Aで颯爽と拾っていれば交流できたかもですね。
本人に後ろめたい事があったのも原因かもしれません。
>>848
高確率でバレて戦闘になりそうですが、運が良ければアイテム入手+こころ弱体化になってたかもです。

それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。

850 :森崎名無しさん:2014/12/08(月) 23:54:57 ID:???
★アイデアロール→ ハートJ

851 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/08(月) 23:58:01 ID:???
すみません、>>830さんへのコメントを書きかけで送ってしまってました(汗)

>>830さん
承諾ありがとうございます!
いえいえ、私自身自分で書いておきながら、中々これまでの展開を纏めるのは難儀しておりましたので…(汗)
こちらこそ、意図と違うように加工してしまうかもですが、何卒ご容赦頂ければ幸いです。

――と、書くつもりでした。大変失礼いたしました。
それでは、今度こそお疲れ様でした。

852 :森崎名無しさん:2014/12/09(火) 00:35:51 ID:???
乙でした。
親切心で拾う選択肢だと大勘違い、私が良かれと思う選択肢は大体違っているという。
かつての師匠になんで妖夢にそこまでする必要あるのかの返答も見事に地雷踏み抜きました(てへり)

しかしこころさんチートですな。

ウサギさん育成キャンペーン開催中!
期間限定でウサギ達が覚醒確率アップ&特訓効果1.5倍!
更に期間内に全ウサギを名有り昇格させることで、限定ユニットウサギHをゲットできる!
ウサギHは低確率でピンゾロを、ジョーカー扱いにするレアスキルを所持しているぞ!
(冗談で書いたブラウザゲーム宣伝風。本気にしないでくださいね(汗))



853 :森崎名無しさん:2014/12/09(火) 00:44:11 ID:???
失礼は承知で言うけど、文章読解力が低すぎる
そこをなんとかしないと色んなところで地雷踏みまくって痛い目にあいまくると思う

854 :森崎名無しさん:2014/12/09(火) 00:50:48 ID:???
今森崎板で地雷埋められてるスレってある?
結構どこも簡単に思えるけど

855 :森崎名無しさん:2014/12/09(火) 00:52:07 ID:???
今回の選択肢を親切で拾うと言う解釈には普通思い至るわけがない。
本人に悪気なくても見るからに地雷選択肢選びまくって、他の参加者に被害を与えるのはちょっとどうかな……

悪気がないなら改善は難しいから、正解が明白な選択肢以外は他の参加者に任せた方が良いよ。

856 :森崎名無しさん:2014/12/09(火) 00:55:02 ID:???
ちょっとちょっと待った、
分かる人以外投票しない、そうすべきなんてのはダメでしょ。
そうやってダメになったスレ知ってるぞ!

857 :森崎名無しさん:2014/12/09(火) 00:57:18 ID:???
そうなんだけど、せめてもう少しでいいから文章をしっかり読む癖位はつけて欲しい

858 :森崎名無しさん:2014/12/09(火) 01:02:44 ID:???
第4勢力で騒動の発端になった俺が言うのもなんだけどまぁ落ち着きなさい
地雷を踏み抜くのもこういうタイプのスレにはつきものだ
そら地雷を好んで踏み抜くような人はあんまりいないと思うけどね
もし踏んだなら踏んだで仕方ないかなって思う
それより多人数参加型なんだから正解が分からないなら少しくらい議論しようぜ
スムーズな進行求めてほかの人が選ぶ無難な選択肢選ぶのもいいけどさ
出来ればでかく当てたいじゃん?

859 :森崎名無しさん:2014/12/09(火) 07:16:02 ID:???
>>852とかただの煽りでしょスルーしようぜ
結局自分が望んだ選択肢を選びたいなら張り付くしかないって

860 :852:2014/12/09(火) 07:47:13 ID:???
煽ったつもりはなかったです。
そう取られたのならすみません。

861 :森崎名無しさん:2014/12/09(火) 11:16:58 ID:???
ごめん、火に油を注ぎそうなのを承知で言うけど852が煽ってるようには俺には全く見えない

862 :森崎名無しさん:2014/12/09(火) 12:11:33 ID:???
承知なら言う必要ないじゃん
本人がそんなつもりなかった、謝るってのに
そんな言いがかり、文句つけられても困るでしょ?

863 :森崎名無しさん:2014/12/09(火) 21:45:07 ID:???
それは853にも言えるな

864 :森崎名無しさん:2014/12/09(火) 22:09:59 ID:???
お面変更ってスローインとかになった時に変更できるのかしら
いや、来生で突破した後に日向でシュートみたいな常時変更可だけはご勘弁をー(命乞い)

865 :森崎名無しさん:2014/12/09(火) 23:06:50 ID:???
>>862 フォローのつもりで言ったんだけどな、エラソーなこと言うけどなんかみんな余裕なくなってないか?
   リラックスしなさいリラックス

そういえば授業中こっそりメモするふりして動画見てて思いついた選抜に進んだ場合の展開

紫「内側から永遠亭と聖徳一向をぶっ潰そうと考えたのよ。悪いのは、妖怪でも人間でもない。
   妖怪と人間を強制的に操っている・・・その両方よ。」
霊夢「それは・・・私も、そう思うけど」
紫「でしょう? 昔から、あなたとは気が合うと思ってたの。
   あなたと私が組めば・・・きっと彼女らのたくらみを叩き潰すことができると思う。」

紫「でも・・・信用できないのは鈴仙よ。あいつは秩序の破壊を楽しんでいる。
   サッカーで勝利することで・・・自分の力を試しているのよ。 あなただって
  ・・・彼女に挑まれたでしょう?」
霊夢「いや・・・それは・・・試合で・・・」
紫「違う・・・あいつは口が上手いのよ。鈴仙・・・奴はあなたたち人間の敵であり・・・私たち妖怪の敵よ」

紫「都合が悪いのよ、あなたと鈴仙が仲良くなっては。いろいろとね・・・」

うん、我ながら違和感がそこまでない

866 :森崎名無しさん:2014/12/09(火) 23:13:37 ID:???
このスレがライダーネタに侵食されたのも鈴仙ってやつの仕業なんだ

867 :森崎名無しさん:2014/12/09(火) 23:20:58 ID:???
>>866 そのネットスラングが逆に有名になって村上さんが実際に使ったりゲームのスキルや技やカードになったりするのも
    乾巧ではなく鈴仙ってやつの仕業なんだ

868 :森崎名無しさん:2014/12/09(火) 23:22:32 ID:???
カイザー「漫画で俺がスタメン落ちなのも鈴仙って奴の仕業なんだ」
レンセンブリンク「なんだってそれはほんとうかい」
クリスマン「試合に出ていても俺たちと一緒に背景化で評価大暴落だろうけどな…」

869 :森崎名無しさん:2014/12/09(火) 23:26:31 ID:???
あえて、ここは俺が考えたルートを提示しよう!
妖夢ルート:俗に言う幼なじみルート、説明不要
虎ルート:俗に言う先輩ルート、収入の差で上下関係が既に決まってる
佳歩ルート:俗に言う後輩ルート、もしかしたらヤンデレかもしれない
パッチェルート:俗に言う先生ルート、想定の範囲外です
……このうどんちゃん、案外節操なくね?


870 :森崎名無しさん:2014/12/09(火) 23:30:31 ID:???
大丈夫、大抵ラスボスに懐かれる楽園の素敵な巫女さんに比べたらうどんちゃんはまだまだ。

師匠ルートやけーね先生ルートもあるかも!?
もこたん? だってもこたん特訓してくれないんだもん。
それに姫様という相手がすでにいるし(素)


871 :森崎名無しさん:2014/12/09(火) 23:33:03 ID:???
姫様はミサキーヌルートに入る可能性もあるから、あきらめたらそこで試合終了だよ

872 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/10(水) 00:03:11 ID:???
こんばんは、判定も投票もないですが投下していきます。
>>852さん、乙ありがとうございます。
何気に今ウサギHちゃんが来ても、佳歩が強くなった影響で不動のFWになれない可能性も…?

>書き込みについて
昨日も先日も、ネチケットを大事にして、配慮ある書き込みをお願いします、
と申し上げてはいますが、誰かがちょっとでも不快に感じた書き込みは全部荒らしで煽り……
とまで行くと、それは行き過ぎだとは思います。その辺りの線引きは、誰か一人では無く、皆で決めるものだと思います。

>選択肢について
勘違いや主観によるズレを避ける為に、ロールプレイを推奨している場面では無く、
ゲーム的な損得が交わる場面では、>>811のように、
「どんな行動をしたらどんな結果になるか」……を極力事前に提示したいと思っています。
むろん、それでも間違える場合もありますでしょうが、1回間違えただけでご破算、
……のようなバランスにはしていないつもりですので、あまりカリカリせずに参加頂ければ幸いです。

>>864
常時変更可だったら、最初っから全能力が高いのと同じなので、多少のペナルティはかかると思います。
森崎→超モリサキに変身する際のタイムラグみたいなのを想定しています。
>>865
そんな展開になるか、それともならないかは、鈴仙の行動に掛かって来ると思います。
ややネタバレになりますが、選抜ルートを選んだ場合は、>>865の展開にならないように、
もしくはなってもそれを変えるべく、鈴仙が奮闘する話になると思います。
>ルートについて
私はやはり姫様ルートでしょうか(異端でもない)

873 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/10(水) 00:04:13 ID:???
佳歩「……あっ、鈴仙さま。 し、試合始まってます。 始まって、ますけれど……!?」

鈴仙「はひぃ……酷い目に遭ったわ……」

――鈴仙が色々な配慮を終えて、ルナティックスメンバーが陣取る観客席に戻って来た頃には、既に後半戦が始まっていた。
酷く打ったおしりをさすりながら、涙目になりながら座席に這いより、
どこか慌てた様子の佳歩が買って来てくれた コーヒー を貰って、意識を試合モードへとシフトさせていく鈴仙。

鈴仙「さーて、試合は後半3分で始まったばかり。 今は紅魔が1−0で聖徳にリードしているんだっけ……」

――と、ノンビリとフィールドに視線を向けた時。

鈴仙「――えっ……? な、何この展開っ!?」


岸田「悪く思うなよっ。 あれもこれも全部お上の命令なんだ……っと、『シャークタックル』!」

ブウン、ズザザザザーーーッ!!

パチュリー「……む、むぎゅっ!?(――こいつら! 後半戦になってから私を露骨に……!!)」

ドゴオオオオッ!!

実況「あっと、パチュリー選手吹っ飛ばされた〜〜!!
この試合、珍しく後半戦も継続して出場しているパチュリー選手ですが、
やはり彼女の支配力はホウリューズにとっても脅威なのでしょうか! 執拗にマークを続けております!」

咲夜「……パチュリー様!(――馬鹿な! あれはどう見てもパチュリー様を……。
いや、パチュリー様を『吹っ飛ばす』事に意識を集中しているプレイ。
反則では無いけれど。 そもそも、あいつ等はもうパチュリー様の能力の欠点を見抜いていたと言うの……!?
既に調査済み。 いや、お嬢様の『スカーレットマーチ』を見抜き零したように……。
豊聡耳神子は、一瞬見ただけでパチュリー様の全てを理解したというの!?)」

874 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/10(水) 00:05:17 ID:???
神子「(……私の耳は十人の声を同時に聴けるんだ。 そんな私が一人の声を聴こうとしたら、聴力は常に凡人の十倍。
――全ての技やスキルは、この私の前では常に情報公開状態と考えた方が良い)」

――パチュリー・ノーレッジが鈴仙の協力を経て開発した大魔術、日符・『フォトシンセシス』。
太陽エネルギーを媒介にして供給される大量の魔力を元に、パチュリーは自身の喘息を無理やりに食い止めているのだが…。
しかし、魔術とは辺て等価交換。『フォトシンセシス』にもやはり欠点が存在している。

パチュリー「(喘息を完全に克服する代わりに、普段は気にならないレベルの虚弱体質の悪化……か。
この魔術にも、まだまだ改良が必要みたいね……)――(ドゴオッ)……むぎゃふんっ!!」

岬「ああ……本当に悪いね。 悪気では無いんだが、少し肘が入ってしまったようで」

実況「本間選手の貧弱なパスをカットしたパチュリー選手、
すぐ前方のフラン選手に渡そうとしますが……今度は岬選手のチャージで吹っ飛ばされる!
岬選手は、外の世界ではフィールドのアーティストとも称される技巧派プレイヤー!
やはりこれは、無理を押して後半戦に出ているが故の副作用なのか〜〜!?」

パチュリー「技巧派……技巧派ね。 ……大した技巧派だこと(……でも、賢者の目には狂いが無い。
――あんたがこういうプレイヤーである事は当に読めている。 だったら、対策だって――!)」

岬「(しまったな。 彼女も三杉と同じタイプか。
天才肌で、賢者と連呼しているから来生タイプと勘違いしていたが……。
今みたいな「際どい」プレーは、今回限りにしておくべきか。 ――と、ここはそんな表情で)」

フラン「(…………)」

875 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/10(水) 00:06:25 ID:???
――鈴仙が見る限り、後半戦が始まって以来、
聖徳ホウリューズは得点よりも、中盤の要たるパチュリーに対してのマークに執心していた。
タックル力に優れる岸田を中心に、岬までもがパチュリーに張り付きタックルに向かう。
無論、中盤の要たる岬や、一芸特化のストッパーたる岸田にそうした無理な動かし方をさせる事により、
圧倒的に高かった聖徳ホウリューズのボール支配率は大きく下がる。
しかし、そうして中盤でボールを得た紅魔は――、レミリアに上げるにしても咲夜に下げるにしても、
少なくとも一旦はパチュリーを経由する事が多い。
ホウリューズは、その一瞬の隙を狙って、仕切りにパチュリーにタックルを浴びせて来るのである。

鈴仙「な……何よ何よ! あんなの、反則でしょ!」

ウサギB「パチュリーさんの突破を警戒している……って言うか。
どっちかと言うと、パチュリーさんの存在そのものを警戒しているみたいです。
兎に角沢山プレーさせて、いち早く負傷なり疲労で退場させたいような――」

つかさ「……後半開始直後です。 神子さんが指を頭上で鳴らしながら、”たわむれはおわりじゃ”って。
そう言ってから、チームの人たちも「われにおまかせを!」とか「やってやんよ!」とか盛り上がり始めて。
……何が起きるかと思ったら、これなんです」

ウサギC「ぱっちぇさん、前半でも結構動いていたから。 もう既にボロボロって感じだよ〜!」

慧音「……勝つ為とは言え、フィジカルに不安のある選手を執拗に狙うのは道徳的には恥ずかしい事だ。
私は、そう思っているのだが――果たして、他の皆も同じに思うか……」

ウサギD「ど、どうしてですか慧音先生! だいいち、あんなの可哀想です! 観客さんだって、ブーイング……」

輝夜「それがしてないのよねぇ。 ――不思議なくらいに」

ゴールやボールの支配よりも、一人の選手の弱点を突き続ける聖徳ホウリューズのやり方に、
疑問を覚え憤慨したのは純粋にパチュリーと親交があった鈴仙。それと、元々気性の大人しい永遠亭の妖怪ウサギ達だった。
そして、慧音を始めとする、ルナティックスの仲間達にも一連のプレーに首を傾げる者は多かったが……。
――輝夜が周囲を見回しながら示すように。

876 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/10(水) 00:08:00 ID:???
観客「――ワァァァァァァアアアアアアアアアッ!!」「いいぞーー!! もっとやれーーー!!」
「人を殺し病を広める魔女は退治しろー!!」「くそっ! 岬さんは何て悪意の無い! 岸田みたく、もっと吹っ飛ばせば良いのに!」

永琳「――後半になってから。 聖徳ホウリューズのサポーターが、不自然に幅を利かせているようで。
『勝利の為ならば、反則でない限り、あらゆる手段を使うべきだ』。
……そんな、幻想郷的には珍しい考え方が、このサッカーコート中に広まっているみたいね」

鈴仙「……そんな!」

――まるで誰かにより事前に申し合わされたかのように。
人里サッカーコートに居る観客の殆どが、聖徳ホウリューズの取った行動を評価しているようだった。
この時、一定数いた筈のスカーレットムーンズのサポーターの声は殆ど聞こえず。

レミリア「(……まさに四面楚歌、と言った感じか。 力は妖怪の山をひっこ抜き、霧は幻想郷全体を覆う私だが、
……さて、時と運は未だ私に利してくれるのかしらね)」

逆境だらけの現状にも動じず、ゴールを見つめて静かに笑うレミリアは自らの運命を愉しみ。

フラン「(――あいつ。 あの笑顔でパチェにこっそり肘入れてた人間。 ……あいつ、好きじゃない)」

一方で、狂気を克服しつつある中、未だ幼さが抜けきらぬフランドールは、
この逆境に、鈴仙が感じたのと同じような、純粋な不満と憤りとを覚えていた。

877 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/10(水) 00:09:02 ID:???
――と、駆け足になりましたが今日の更新はここまでです。

それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。

878 :森崎名無しさん:2014/12/10(水) 00:10:29 ID:???
やっぱりウサギ仮面で出場しとけばよかったw乙

879 :森崎名無しさん:2014/12/10(水) 00:19:56 ID:???
ベストイレブンに爽やか893ディフェンス、前から似合ってると思ってたんだ
やったら人望ガタ落ちだけど

880 :森崎名無しさん:2014/12/10(水) 00:27:00 ID:???
宇宙の王者ばりに汚いチームだな
ヒール役としては申し分ない

881 :森崎名無しさん:2014/12/10(水) 00:27:47 ID:???
これはサクラかな?
次回はフラン活躍の巻の予感。狂気を克服しているようでなにより。
しかし予想以上に岬くん黒いな。

霊夢「私の勘が告げている! 鈴仙をウサギ仮面としてさっそうと登場させれば、この騒動は治まるわ!」
鈴仙「なにその傍迷惑かつピンポイントな勘は!?」
紫「博麗霊夢は全て正解よ」
鈴仙「なんであんたも来ているのよ!? しかも既に仮面用意済み!?」
早苗「鈴仙さん! ここ幻想郷では常識に囚われてはいけないのですよ! 大丈夫、鈴仙さんならできます!」
鈴仙「だからどっから出てきたー!? そしてなんで全て託したみたいなこと言っているのよ!?」
永琳「ウドンゲ。もはや貴方は強者。それなりの責任と役割が課されるのよ。そう、今がそのときなのよ!」
鈴仙「師匠までなに言っているんですか!」
佳歩「(よく分からないけど)鈴仙さまなら大丈夫です!」
鈴仙「その無条件の信頼やめて! 心に痛いから!」

乙でした。

882 :森崎名無しさん:2014/12/10(水) 00:33:39 ID:???
乙です
あーあ、見事に罠に引っかかるなぁ
やっぱりフランはマリーシアの餌食になるか
予想はできてたけどね

これで妖怪と人間の対立が深まるな
戦え・・・戦え・・・最後の一人になるまで・・・

883 :森崎名無しさん:2014/12/10(水) 03:16:37 ID:???
あれ、パサーっていなかったっけか
小悪魔に渡せばいいのになぜ

884 :森崎名無しさん:2014/12/10(水) 08:30:16 ID:???
あれ、パサーっていなかったっけか
小悪魔に渡せばいいのになぜ

885 :森崎名無しさん:2014/12/10(水) 17:15:12 ID:???
見損なったぞ岬太郎!ドゥンガの教えを受けたジュビロ磐田の黄金期の先輩方が
おまえのことを見たらきっと失望するだろうな!

にしても改めてみると福西崇史ホントスゲーな、手癖が悪いなんてレベルじゃない
何で本当にこの人ファール貰わないんだろうねw


886 :森崎名無しさん:2014/12/10(水) 17:15:17 ID:???
ガレリ「助っ人です、なんなりとお使いください」
伝説の超ブロリコン「レミリアとフランをいじめる奴は俺が破壊しつくすだけだ!」
岬犬「もうだめだ…おしまいだぁ…!」神子「一人用のPODで非難するじゅんびだぁ(死亡フラグ)」

887 :森崎名無しさん:2014/12/10(水) 17:17:39 ID:???
岬犬が893ディフェンスをしてきたということは神の手シュートも当然のごとく搭載か

888 :森崎名無しさん:2014/12/10(水) 17:21:04 ID:???
本物の893の功績(探せばまだある)
http://www7.atwiki.jp/fuku293893/pages/19.html

889 :森崎名無しさん:2014/12/10(水) 17:23:06 ID:???
なんとなくだけどGKにヘディングシュート決められてミサキーヌが地獄を見そうな気がするw

890 :森崎名無しさん:2014/12/10(水) 17:30:27 ID:???
手刀ディフェンス(DF)

891 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/10(水) 23:39:54 ID:???
こんばんは、今日も描写だけで終わってしまいました(汗)
ちょっと急展開かもですが、読んで頂ければ幸いです。
>>878
乙ありがとうございます。
ウサギ仮面が出てたら、鈴仙が代わりに吹っ飛ばされてましたね…(違)
>>881
乙ありがとうございます。
観客や岬の行動についても、また説明があると思います。
>>882
乙ありがとうございます。
マリーシアすら必要無いかもしれませんね。
>パチュリーじゃなくて小悪魔に渡せば?
描写を省いてしまってましたが、同じ列の咲夜と同様な理由で、中々ボールが渡らない。
キープ力が低めなのを神子に突かれているなどで、ボールが渡っても奪われる…
と、いう風に解釈して頂ければと思います。
>893ディフェンスについて
>>888のアドレス先を見たのですが、リアルキャプ森キャラみたいな人、この世に居るんですね…w

892 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/10(水) 23:42:51 ID:???
岸田「あーらよっと、もういっちょ!」

――ドゴオオオオオオオオオオオオオオッ!

パチュリー「……ぐっ!(今、逆走していたわねコイツ……!)」

小悪魔「――ぱ、パチュリーさまぁ! ど、どうしてこんな事、平気な顔して……!」

岸田「スマン。 アンタ等には悪いが、これも幻想郷や世界を良くする為には必要なんだ。
……と、お上も言っていたしな」

岬「(――『上からの命令』。 この魔法の一言で人間はどこまでも残酷になれる。
かつて大量のユダヤ人を虐殺した、アドルフ・アイヒマンを見ればすぐにわかる事だよね)」

実況「あ〜っと、パチュリー選手、これで早くも5度目の吹き飛び!
岸田選手のタックル自体はボール越しの何ら反則性も無いプレーでしたが、
やはりフィジカル不足が祟ったのでしょうか、ボロ雑巾のように弾き飛ばされます!」

フラン「……! パチェ、あなたケガしたんじゃ……!」

パチュリー「――まさか、妹様に心配されるなんてね。 ……でも大丈夫よ。
賢者は魔法使いじゃなくて僧侶のスキルも使えるし回復とかもケアルガとか使えて強いから無敵だし。
賢者は主役で吸血鬼は悪役だからやはり賢者は最強だから……」

咲夜「……やはり錯乱しています。 後半何言ってるか良く分かりませんし」

美鈴「というか、賢者も割と脇役キャラですよね?」

パチュリー「……大丈夫。 少し足を捻っただけだから。 本当に、大丈夫……。
――後美鈴は試合終わった後呪殺するから」

美鈴「ヒイィッ!?」

893 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/10(水) 23:44:16 ID:???
フラン「……パチェ!」

レミリア「(…………)――待ちなさいフランドール。
……あいつが大丈夫だって言っているんだ。 ここは、あいつを信じてやろう……」

フラン「で――でも!」

パチュリー「……ほら、フラン。 貴女は大事な点取り屋なんだから、棒立ちしてないでしゃきっと走る。
そういうレミィも。 まさかこの試合、たったの1得点で満足しているんじゃないわよね?」

レミリア「……ほら。 あいつはこういう奴なんだ。 あいつはどうも、理論派を気取っている割には堪え性が無さ過ぎる」

パチュリー「――行くわよ……!」

ダッ!

フラン「……あっ!(……どうして? どうして賢者賢者うるさいけど基本は優しくて。
ずっと閉じ込められていた私にも、ドヤ顔で魔法を教えてくれたパチェが、ああやって苛められなくちゃいけないの……!?
そりゃあパチェはたまにというかいつも、どーでも良いうんちくを披露してて寒いけど、凄く良い魔法使いなのに……!)」

実況「おっと、ここでパチュリー選手に近くのチームメイトが集まりますが……ですが、おっとどうやら試合は続行の模様!
パチュリー選手、先程の吹き飛びで負傷が疑われましたが、気丈にも再びボールを確保せんと走り回る!」

神子「――へぇ、意外だな。 あなたはもう少し、効率的に物事を考える魔女だと思っていた。
……即ち、次以降の試合に支障を来さないよう、この場は一旦退場する……とね。
実際の話、ここで勝たなくとも、恐らくあなた達のチームは二位で予選を突破出来るだろうから」

パチュリー「私もそう思う。 ……だけど、悪い友達に影響されてね。 気が随分と短くなったのよ……!」

ダッ、シュパァァアッ!! ――パシッ!

石田「……松山。 素晴らしいタックルだ」

894 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/10(水) 23:45:18 ID:???
実況「――そしてパチュリー選手、必要最小限の動きで、中央に寄っていた石田選手からボールを奪い取る!
石田選手のドリブルがパスと比べてお粗末という事情もありましたが……しかし、それでも、
パチュリー選手の動きは冴えている! そう言ってしまっても構いませんでしょう!」

パチュリー「(ここで恐らく、背番号11番(岬)かさっきの岸田が即座にタックルに来る!
……だけど、私の『芸術的なドリブル』ならばキープは充分可能。
一瞬でも隙があれば、後は小悪魔の『トップスピンパス』なり、咲夜の『ザ・ワールド』なりで反撃出来る! そうすれば――!)」

岬「……さぁ。 ――チェックメイトだ」

――パチュリーの予測通り、振り向くと岬は仮面のような笑顔で彼女に肉薄していた。

パチュリー「(恐らくは、絶対にバレないと断言できる程精度が高いダーティディフェンスを披露するのでしょうけど。
ええ、やってみなさい。 それで私を退場させなさい。 そうしたら――相打ちにしてあげるから!)」

パチュリーは自身の周囲に纏わせた魔力を確認しながら、
覚悟を決めたように目をぎゅっと瞑り、そして向き直ると――そこには、パチュリーの想定の範疇外の影が二つあった。
一つは、岬の居た方向から死角の位置で、肘を突き上げタックルに出ようとしていた本間の影と。

フラン「これ以上……パチェを、いじめるなーーーーーーーーーーーーーーーっ!」

ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ――――!!
        バギュウウウウウウウウウウウウウウウウウウン!! ドッガァァァァァアァァァァァアン!!

本間「――ぐはっ!?」

――ピッ、ピピピピッ。 ピィィィィィィィィィィイィイーーーーーッ!!

パチュリー「……フラン。 貴女――何、を………!」

その本間に対して真横から錐揉み状に突っ込み、遥かサッカーコートの観客席の端まで突き飛ばした、
……フランドール・スカーレット。 彼女の影だった。

895 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/10(水) 23:47:21 ID:???
岬「(本間君に、『紅魔館の賢者は反則を意識させるポーズに弱い。
だから、反則にならない程度に肘を突き上げるなどポーズを取っておけば、君でもボールが取れるかもしれない』
……と、アドバイスをしておいて良かった。
下手なマリーシアをして失敗するのも、ああやって吹き飛ばされることも辛いからね。
――自分の手は汚さずに欲しい物を手に入れる事は、優秀な為政者の基本。 あの太子様と僕とは、やはり気が合うらしい)」

神子「(私は何もしていない。 狂気の妹君の破壊に対する欲望を聴き取り、岬君にその臨界点を教えただけ。
――全く違法な行為はしていない、全て秘書がやった事だからね)」

――実況や観客が言葉を失ってただただ混沌にどよめき、審判が血相を変えてフランドールに赤い札を突きつける姿を見て、
岬と神子は互いに偽善者染みた、悲しい笑みを浮かべていた。



フラン「……そうよね。 サッカーでも弾幕ごっこでも、ルール違反の実力行使は許されない。 ――別に良いもん」

悲しげに俯くフランドールには、審判の叱責や困惑の声はどこかぼやけて聞こえていた。

フラン「(お姉様が私をずっと閉じ込めていたのも、今のでなんだか分かった気がする。
――やっぱり、私は狂っているんだ。 さっきだってそう。
少しでも気に入らない事があると、それだけで全部をブチ壊そう……って事くらいしか思えなくなってた。
折角お姉様が私を期待して外に出してくれて。 それだけじゃなく、パスとか……合体ツインシュートとか教えてくれたのに……)」

――惨めな気持ちだった。何度も何度も禁じられていて、他の皆があたり前に出来ている事が、
……それが、自分にはどうしても出来ない。 努力が足りないと言われればそれまでだ。
しかし、では……何をどうすれば良いのだろうか。 それを考えるには、今の彼女は幼すぎた。

896 :森崎名無しさん:2014/12/10(水) 23:47:33 ID:???
ウサギ仮面とブロリコン、今すぐ交代だ

897 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/10(水) 23:48:32 ID:???
咲夜「……フランお嬢様。 せめて私めが、ロッカールーム――控室までご案内いたします。
何卒それで、貴女に対してどこまでも無力な私を……お赦し下さい」

美鈴「(ど、どうしよう。 妹様が辛そうだけど言葉が思いつかない!
……それにやっぱり、あの吹き飛ばされた本間君って子も気になるし……!)」

陸「全く、あれでも妹君はずいぶんと手加減していただろうに。 リーベンレン(日本人)は相変わらず大袈裟アルね」

小悪魔「そ、それよりパチュリー様! パチュリー様はご無事なんですかーー!?」

――従者にしてチームメイトの慰めや同情、あるいは全く無関係の声が聞こえてくる。
しかし、それでもフランドールの気持ちは晴れない。
今の彼女には、もっと自分の近くに寄り添ってくれる存在の声が必要だった。

レミリア「フラン。 ……さっきの行動は、淑女として決して誇らしい物では無い。
……淑女とはつまり、あらゆる状況においても法と礼節――サッカーで言えばルールを重んじなくてはいけないのだから」

フラン「……お姉様、ごめんなさい。 ……ごめんなさいっ!」

それを知っているレミリアは、何時の間にか審判を押しのけてフランドールに駆け寄り。
紅魔と当主として厳格な口調を保つ裏腹――愛しい妹の頭を優しく撫でていた。

レミリア「……そういった意味では、誇り高き紅魔を総べる当主として、貴様は恥ずべき存在だ。罰しなくてはならない。 でもね――」

フラン「でも……?」

――そして、自分とそう背丈も変わらぬ妹に対して目を合わせ向き合い、レミリアが再び口を開こうとしたその時。


        霊夢(観客席)「その審判、ちょーっと待った〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」

――空を飛んで、巫女が一人、神聖なフィールドに乗り込んで来た。

898 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/10(水) 23:54:54 ID:???

ビュウウン!!

神子「!? ……あれは、巫女!(――ま、まずいな。 これは想定外ね……)」

布都「なんと!? 博麗の巫女とは神子様だったのか!? ……ん、ではどっちが本当の太子様なのじゃ?」

屠自古「布都は黙ってて。 話がややこしくなりそうだから……」

実況「あ〜〜っと! なんと! ここで試合を観戦していた当代博麗の巫女・博麗霊夢が!
空を飛んで文字通りの飛び込み乱戦〜〜〜!! これは一体どうした事でしょう!」

レミリア「……どうしたのよ、霊夢。 今折角、私のカリスマが炸裂するシーンだったのに」

霊夢「どうもこうも無いって。 レミリアさ、あんた、今の判定で良いの?」

レミリア「……どういう、意味かしら」

紅魔スカーレットムーンズと聖徳ホウリューズの試合に乗り込んで来た霊夢は、
親しさと冷たさを併せ持った怒り表情で、レミリアにびしっと人差し指を指してきた。

パチュリー「……私が、巫女に依頼したのよ」

そんな霊夢に支えられ、辛うじて立っていたのはパチュリーだった。
そして、彼女の右手には……一つの水晶玉が握られていた。

霊夢「ん。 そうそう、パチュリーがね。
『聖徳ホウリューズが故意に反則をしている事を示すべく、周囲の魔力を集めて、
カメラみたく過去の映像が映る珠を作ったから、この珠に映る映像が偽りで無いかを確認して』……ってね」

899 :森崎名無しさん:2014/12/10(水) 23:56:41 ID:???
じゃあ肘入れてたミサキーヌ問答無用でレッドじゃんw

900 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/10(水) 23:57:48 ID:???
岬「(な……何だって……!? そんなご都合主義的な事があって堪るか……!?
確かに、僕の故意の反則について彼女は察しているようだったが、しかしそこまで準備していたなんて……!)」

パチュリー「(……あまり褒められたやり方では無いと思うけど。 ――けれど。
私は賢者である以前に魔法使い。 魔法使いは考えて、考えて……そして、汚くとも勝利を掴みたがる事が性分。
……レミィがどう考えるかは分からないけれど。 ――これが、今の私が勝利を目指す為に出来る、唯一の事だから)」

実況「――え、ええー。
つまりどうやら、博麗の巫女は、一連の聖徳ホウリューズのプレーに反則があった!
――と、いう事実を確認証明する為に呼ばれた。 そういう事だそうです!

確かに、幻想郷において博麗の巫女は中立。秩序の象徴です!
また、こと異変やもめ事の解決において、彼女の影響力は確かに大きい。
パチュリー選手はどうやら、事前に聖徳ホウリューズの目に見えない反則を予期して自前のカメラに映像を保存した上で、
更にはその信頼性を博麗の巫女に担保させる事で、ホウリューズメンバーの反則を告発しようとする意図のようです!」

観客「わ、ワァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!?」「ど、どういう事だー?」「審判じゃなくて、巫女が判断するって事?」
「それってアリかよ!」「いや、でもそっちのが良いんじゃね? いつもそうして来たし」「何でもいいから早く決めろー!」

鈴仙「……ど、どうなのかしら、それって。
何だか、パチュリーさんがいつの間に都合良く風景を映像化していたのも不思議だけど、
それを巫女が見て、それで妥当性をジャッジするなんて……!」

パスカル「――まぁ、外界ではあり得ないな。
ワールドカップでの審判の判断に対して、たまたま試合を観戦していた米国大統領がケチを付けるような物だろう?
あまりに唐突なデウスエクスマキナの出現だ。 ……幻想郷では、今みたいな事が良くあるのか?」



901 :森崎名無しさん:2014/12/10(水) 23:59:51 ID:???
ああ、なるほど、これで全部鈴仙って奴の仕業になるのか

902 :森崎名無しさん:2014/12/11(木) 00:02:21 ID:???
>リアルキャプ森キャラみたいな人、この世に居るんですね…w
そして日本代表でラブマリーという現実

903 :森崎名無しさん:2014/12/11(木) 00:03:08 ID:???
ちなみに893の動画はニコニコよりYoutubeで探した方がいい
ニコニコにはほとんどない

904 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/11(木) 00:07:09 ID:???
てゐ「うんにゃ。 今日が初めてだよ、パスカル君。
……っていうか、あんな聖徳ホウリューズみたく、ルールスレスレなプレースタイルをするチーム自体、
今まで居なかったからね〜。
パッチェさんがあんな飛び道具使ったり、こんな混沌としちゃうのもある意味しゃあ無いと思うけど」

佳歩「たぶん、皆混乱しているんです。 さっきは確かに聖徳ホウリューズのやり方を褒める声が大きかったけど、
今はまた困惑に戻っている。 どっちが正しいか分からない。 だから……巫女が求められ受け入れられるのも、おかしくないと思います」

ウサギC「ひとをボール越しでりょ〜じょくするのは、ルールスレスレじゃないの〜……?
っていうか、スレスレ以前に今のよりも、よゆ〜でルールアウトな気が……?」

ウサギB「Cちゃん、黙って。 これ以上いけない」

慧音「……だが、不正があるならば、公平に裁かれるべきと。 頭の固い私は、そう思ってしまうな。
――公平とは何か、不正とは何か。 それに対する答えを持ち合わせていない私がこう言う事自体、おこがましいかもしれないが」

妹紅「何だかんだで、巫女が来たらもう安心だ。 後は巫女に任せておけば良い……って思ってしまうのかなぁ、皆。
――そこまで期待されるのも、何だか疲れそうだけど」

――ルナティックスメンバーも、一連の展開に対しては困惑の方が強かった。
特に外界出身のパスカルにとっては、審判の判断よりも霊夢の判断が優先され得る事は信じられないと憤る。
他のメンバーも、思い思いに今の状況について口にしていたが、決然とした結論を出せる者は少ない。
果たして鈴仙達がフィールドの方に意識を戻すと、事態は更に動こうとしていた。

905 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/11(木) 00:08:35 ID:JltK0CqY
霊夢「……吹っ飛ばされた子は可哀想だけど、フランも信じらんないくらい狂気を克服しているし。
それに、元が相手チームの反則だとしたら、フランの反則も情状酌量の余地があるって事でイエロー位にして、
その代わりに……えっと、あの岬君ってのをレッドカードにした方が良いんじゃないかしらね?
――私、ぶっちゃけサッカーの反則の基準って良く分からないけど」

霊夢は何時の間にか、審判に対して進言までしていた。
普段の生活では霊夢の立場がここまで特別かと言えばそうでは無いが、
審判を含めた全ての人妖が、今までの幻想郷らしからぬ異変染みた展開に驚いていた。
そのためか、霊夢がサッカーのルール――審判の判断は絶対――を越権して、
こうして真面目な顔でフランへの処遇について指示を出していても、それを疑問に思う者はいない。
……恐らく、霊夢本人すら自身の行為の妥当性について疑っていない。

神子「(むむむ。 八雲紫はプロジェクト・カウンターハクレイ潰しにご執心と聞いていたから、
それを受けて博麗の巫女も我々では無く、ヒューガーの方に行っていると思っていたのに……)」

岬「(――どうやって責任を逃れる? 故意では無かった? ……駄目だ、僕たちは何度も彼女に執拗にタックルへ行っている。
――上司の命令で仕方なく? ……駄目だ、僕の上司は使えない人材は容赦なく切り捨てる。 逆に僕に全責任を負わせて来るだろう。
……くそっ。 僕としたことが、逆に騙される羽目になるとは――迂闊だった)」

――それは、今まさに自身に不利な判断を下されようとしているホウリューズにとっても同じだった。
傍目から見て如何に信じられない展開だろうと、納得をせざるを得ないと感じていた。
――故に。

レミリア「……いや、ちょっと待って霊夢。 それはあんたが決めて良い事じゃあない」

霊夢「……えっ?」

……そんな霊夢に対して口を挟む事が出来たのは、
強大な権力を持ちながらも高潔で、それに溺れる事を何よりも嫌い。
そして何よりも、あらゆる状況においても法と礼節……即ちルールを重んずる貴族の中の貴族。
――紅帝。レミリア・スカーレットただ一人だった。

906 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/11(木) 00:10:37 ID:???
……と、いったところで今日の更新はここまでです。
コメント等については、また明日まとめて返していければと思います。

それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。

907 :森崎名無しさん:2014/12/11(木) 00:27:45 ID:???
乙です
ここで判定だ!

★岬(ここはこういえば切り抜けられるんじゃなかな)→! card★
JOKER→これも全部鈴仙ってやつのしわざなんだ(必ずみんな信じます)
それ以外→いきなり赤い目をしたウサギが狂気の瞳を使ってきて・・・

908 :森崎名無しさん:2014/12/11(木) 00:36:09 ID:???
乙でした

909 :森崎名無しさん:2014/12/11(木) 00:37:27 ID:???
★岬(ここはこういえば切り抜けられるんじゃなかな)→ スペード8

乙でした。
裏はあれど、それなりにまともな集団かと思って妖夢の背中押したけど、これで良かったか不安になってきた。
けど、これ妖夢の耳にも入るか。

この裁決がどうあれ、神子と岬達の評判はがた落ちだよね、もうご破算……いや、奥の手の一つや二つあるのかな?
霊夢さん仕事した!
パスカル君は不満そうだが、個人的にはグッジョブ(古い)
レミリアさんのカリスマ回かな、次回は。


910 :森崎名無しさん:2014/12/11(木) 00:39:21 ID:???
妖夢のことは信じろ、信じるものは救われるのデース
ちなみに次の試合に応援に行くのかしら?

911 :森崎名無しさん:2014/12/11(木) 01:25:43 ID:???
乙でした

マリーシアは大嫌いだから、正直言って岬は退場になってほしい。
だけど、霊夢の乱入を許したら、審判の判定は絶対だという秩序が崩壊してしまう。
例えば、パチュリーが明らかに反則したにも関わらず、観客席にいた霊夢が乱入して取り消しが認められた。なんて事態が起こりかねない。
その先にあるのは、審判の判定に誰も耳を傾けない、買収の公然化といった、悪夢のような光景だ。
うーん、難しいところだなぁ…。

912 :森崎名無しさん:2014/12/11(木) 01:32:15 ID:???
現実でも思ってたけど審判の技術をもっとしっかりさせてくれ
大舞台で噛み付きや飛び膝蹴りかましてもレッド出さないのは論外以下だ

やはりマスターアンパイアを現実入りさせるしかないか…

913 :森崎名無しさん:2014/12/11(木) 06:55:13 ID:???
審判を欺く技術自体はいいんだけど当然超えてはいけないラインというものがある

914 :森崎名無しさん:2014/12/11(木) 09:23:41 ID:???
幻想郷の秩序を守ろうとしている霊夢が、サッカールールという秩序を破壊しようとする矛盾

レミリアは、さすが紅帝だね。妹のピンチに一番抗議したいのはこの人のはずなのに。心を鬼にして霊夢に待ったをかけるとは

915 :森崎名無しさん:2014/12/11(木) 11:40:29 ID:???
霊夢の行動は最善ではなくても、それに近いものかな。

見過ごすのは完全にNG。
紅魔が完全に悪者になる。
この後恐らくパチュさんも負傷させられ、観客は当然の報いと騒ぎ立てる。
マリーシアのレベルを完全に逸脱した神子や岬達が称賛され、人間と妖怪の仲が最悪になる。
幻想郷の秩序を守るものとして動かないわけにはいかない。

逆に霊夢が完全に判断を下して強硬すれば、サッカーにおける審判の絶対性が覆した前例を作ることになる。
が、あくまで進言に止めており、審判を尊重しているからね。
ベストなのはあくまで岬達の不正を暴くだけで、判断は審判に一任することかも知れないけど。

しかし、この試合見に行かなかったらどうなってたんだろう?

妖夢「私はハイパーカンピオーネを止めるぞ鈴仙ーっ! 詳しくは今日の朝刊で!」
みたいなことになってたのかな?

916 :森崎名無しさん:2014/12/11(木) 16:35:46 ID:???
なんというか相手チームにも滅多に敵を作らないプレイスタイルの本編岬は相当な策略家なんだなと変な所に感心してしまった。

917 :森崎名無しさん:2014/12/11(木) 21:03:27 ID:???
この状況を紫はどうみるんだろうね

918 :森崎名無しさん:2014/12/11(木) 21:04:00 ID:???
ここの岬君は、神子にはめられた結果、本来の矜持を捨てざるを得なかった岬君か。
本来なら、上手くことが運んでも、確実にレミリア達を敵に回すこんな真似は絶対しないだろうし。

919 :森崎名無しさん:2014/12/11(木) 21:04:21 ID:???
紫「これも全部鈴仙ってやつのしわざなんだ」

920 :森崎名無しさん:2014/12/11(木) 21:07:37 ID:???
もう全部神子の仕業でいいんじゃないかな
あれ、あながち間違っていない気がするぞ?

921 :森崎名無しさん:2014/12/11(木) 21:12:01 ID:???
現実の神の子が神の手シュートしていたから
この世界でも神子が手を使ってシュートしてきたりして

いや、岬犬と神子で神の手ツインシュートでくるか(迷推理)

922 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/11(木) 23:53:29 ID:JltK0CqY
こんばんは、書いていきます。
また、先日言っておりましたとおり、>>830-831さんの書き込みを参考に、
まとめwikiに【第1章までのストーリーの流れ】と【現在鈴仙を取り巻く勢力】欄を新規追加しました。

http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/104.html

これから新しく拙作を読んで下さる方。暫くスレを離れ、今の状況が掴めない方などにとっても、
参考になれば大変うれしく思います。
重ねてとなりますが、>>830-831さん。書き込みありがとうございました。(少しというか結構改変してるかもですが…)

>>907さん、>>908さん、>>909さん、>>911さん。乙ありがとうございます。
>神子と岬について等
今のところ、反則の決定的瞬間は出ていない感じです。
霊夢も「まあパチュリーが正しいかな〜」程度なくらいですね。

この二人は特に、本来のキャラとはずれた行為をしているかもしれません。
分かり易いヒールポジションであって欲しいとは思っていますが、
それでも、そのキャラらしさを活かせるよう、もう少し上手く描写したいと思います。

それと、これはまた後日じっくり描写したいと思っていますが、
妖夢は神子が今日の試合のように、勝つために汚い手をも堂々と使いうる…
という事を知った上で計画に乗ると決意しています。

923 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/11(木) 23:54:56 ID:???

レミリア「多分、そのパチェが隠し撮りしてた映像を見ると、あいつらはきっとクロなんだろうね。
まぁ、それも汚い魔女の合成映像だ……とか言われると厳しいし、
パチェはそれを見越して、バベルの塔位高いプライドを折ってまで、霊夢に検証を依頼したんだろう。
――ん、バベルの塔は高さ90メートルで、現代からすると案外高く無かったんだっけか。 ま、いいか。
兎に角、パチェは体を張って、あいつ等――聖徳ホウリューズの反則プレイを告発しようとした……と」

霊夢「……あんたねぇ。 カリスマだか中二病だか知らないけど、もうちょっと分かり易く話しなさいよ。
しかも会話の内容も昨日の展開のおさらいみたいだし。 そういう配慮とか要らないから」

レミリアは勿体ぶった尊大な言い回しで、親しげに霊夢に向かって歩み寄って来た。
霊夢は審判の肩程の背丈しかないが、今近寄って来た吸血鬼の少女はその霊夢の肩程の背丈しかない。
それにも関わらず、一番身体の小さな彼女の態度が一番大きい。

レミリア「……霊夢。 あんたの言う事は何時だって正しいかもしれない。
今の局面だって、多分アイツ等が悪いし卑怯な手を使ったのかもしれない」

レミリアは腕を組んで悩む素振りを見せていたが、霊夢には分かった。
こいつはもう既に自分なりの結論を決めている。
敢えて勿体ぶって、霊夢にこうして語り掛けているのだ……と。
呆れた霊夢の表情の理由を知ってか知らずか、レミリアは訥々と語る。

レミリア「このまま私も黙っていたら、あのイヤミな笑顔の岬犬とやらを退場させる事ができて、
ついでにフランの反則もイエロー位で済むかもしれない。
――何だ、私達にとって良い事ずくめじゃないか。 さっすが霊夢、私が見込んだ女なだけはある」

924 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/11(木) 23:56:09 ID:???
霊夢「……そりゃどうも。 で、他に言う事も無ければ、早速パチュリーが作った映像珠でも再生してみようと思うけど。
――検証と。 曝し上げも兼ねてね」

――そして、全てを察しつつも霊夢は、観客達にも広く神子や岬達の悪事を周知する意図で、
岬の反則映像が映るらしい魔法の珠を高く掲げようとするが……。

レミリア「……スカーレットシュート!」

バシュッ!―――――――ガ シ ャ ァ ァ ァ ァ ン !!

霊夢「……(ま、予想はしていたけど)」

パチュリー「――はぁ。 馬鹿を友人に持つと、ほんっとに疲れるわ……」

――その珠は、したり顔のレミリアが放った真紅の弾丸により撃ち抜かれて破壊される。

実況「……ん!? これはどうした事でしょう! どうやら……レミリア選手が、
自身の魔力を練って作った弾丸で、パチュリー選手の作った映像を破壊してしまった!?
これで……これでは映像の真贋以前に、聖徳ホウリューズの不正の証拠すらなくなってしまいました〜!」

霊夢「……一応聞いてあげるけど。 どうして、こんな事したの?
黙っていれば、あんた達にとって困る事は全く無かったのにさ」

そう言う霊夢は、心底レミリアにあきれ返っている様子だった。
そろそろレミリアとも永年の付き合いになろうかと思われる霊夢だったが、
それでもこの少女がしばしば行う、突拍子も無い行動だけは理解できなかった。

レミリア「――確かにあいつらは反則をしていたかもしれない。
だが、紅魔の当主たる私は、それに対して一ミリたりとも怒っていない。
……むしろあいつらのプレーに関心していたのよ」

925 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/12(金) 00:02:55 ID:???

パチュリー「(……ぁあ。 この馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿吸血鬼……!
試合途中で、チルノとすり替わったんじゃないかしら――いや、それは無い!
チルノでも、わざわざ自分に有力な証拠を、自分からぶっ壊しはしないんだから……!)」

神子「(……本当は、ここで私が演説をして場を取り戻したかったが――吸血鬼に取られてしまったか。
そうなると、どうしようか……。 こころをこっちに呼び戻すか、それとも……?)」

そんなレミリアの態度に、紅魔スカーレットムーンズのメンバーも、聖徳ホウリューズのメンバーも、
呆気に取られて(一部は更なる謀略に頭を巡らせていたが)、
鎮まり返った場にレミリアは満足して、政治家のお株を奪うかのような、幼くも凛々しい声で演説を始めた。

レミリア「――かつて。 ああ、私がここに居を構える前だ。
……数世紀前、私は人間に恐怖を抱かせる邪悪なる魔物としてその名を馳せた物だったが。
その時の人間も、本当にありとあらゆる手を尽くして、私を殺しに掛かった。

ある人間は、大量の大蒜が入った袋を盾に取り。 ……あの時は臭いが取れなくて大変だった。
ある人間は、酒で眠らせ寝入りに銀の釘を心臓に打ち付け。 ……そこまでするなら、もっと色々やっても良かったのに。
ある人間は、そう。 ……まだ幼いフランを人質に取ろうともした。 ……まぁ、その人間の末路はお察しだけどね。

――ここじゃあ言えない。 もっと卑怯かつ残酷な手で、弱い人間は私を――私達を殺そうとしていた。
しかし、私はそれを理由に人間を恨み憎んだだろうか? ――答えは勿論ノー。
何故なら、人間はそうでもしないと吸血鬼に勝てない。 汚くならなければ殺されるからね。
そして、そんな人間を見下す為に――私は常に高潔な淑女たらんとした。
人間の条理が通じぬ、恐怖の権化であり続ける事こそが、我々悪魔の存在意義だから」

フラン「お姉様……。 勿体ぶってて偉そうだって思ってたけど。 ……そんな事考えてたんだ」

陸「(そう考えると、朕が今まで生きて来れたのって軽く奇跡な気がして来たアル)」

926 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/12(金) 00:04:53 ID:???
観客席の全てが、レミリアが醸し出す生まれついての高貴さに魅了されつつある中。
――レミリアはここで一旦息を吸って続ける。

レミリア「……そして、そう考えれば。
パチェやフランには悪いが、彼らの行為だって立派な吸血鬼対策。 『銀の弾丸』だ。
なんせ、これまで審判は一度も笛を吹いていない――即ち、ルールを破っていない。
私も昔少し齧ったけど、反則プレイをバレないようにするってのは案外難しい。
例え道徳的に一線を越えた行為であっても、それを一つの技にまで昇華出来ている証拠だ。

……だから、巫女が出る幕は無い。 サッカーは審判の判断が絶対。
パチェや巫女の言い分が正しかったとしても、審判が笛を鳴らさなかった以上、それは通らない。
紅魔の当主の矜持に賭けて、ルールに反した裁定をされるのは、許せない。
仮に敵が、ルールに「反しそうな」プレーを行っていた可能性が高いとしても、
紅魔の当主たる私は、称賛こそすれど抗議する言われは無いのだから」

霊夢「……相変わらず、良く分かんない考え方ね」

レミリア「私は単にルールに従ってサッカーがやりたいだけよ。
それに、あいつ等が単なる汚い小物集団だったら、霊夢の出る幕無しにすぐに馬脚を露すでしょうしね」

霊夢は呆れを通り越して笑っていた。
恐らく、他のスカーレットムーンズのメンバー……もしかしたら、渦中の聖徳ホウリューズのメンバーすら、
紅帝のあまりに奔放過ぎる物言いに、苦笑を隠せなかったかもしれない。

岬「(……黙っておけば圧倒的に有利になる局面で、敢えて敵に塩を送る行動。
それが吸血鬼なりのノブリス・オブリージュならば、傲慢過ぎると言わざるを得ないが。
――まぁ。 もう楽観的に思考するのは止めよう、つまり、彼女には自信があるからなんだろうね)」

岬は引き攣った笑みを隠しながら、この次に紅帝が告げるであろう言葉を予測していた。
レミリア・スカーレットは何もお人好しが高じて岬達のプレーを黙認した訳では無い。 そうに決まっている。

927 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/12(金) 00:08:43 ID:???

レミリア「そんな訳で、霊夢はもうお呼びじゃないわ。 帰っていいわよ」

霊夢「……別に、アンタに呼ばれた訳じゃないけどさ。 ……まぁ、またノンビリ試合見てるわ」

ビュウウッ……!

……レミリアは巫女をシッシッと猫のように追い払うと、
未だ状況を呑みこめていないフランと、負傷と疲労により立ち上がれないパチュリー。
そしてそれを取り囲うスカーレットムーンズの従者達を穏やかに見つめると、
レミリアは再び先程の――いや、先程を大きく超える怒気を孕んだ瞳で神子と岬を交互に睨み。

レミリア「……私は『紅魔の当主』として、お前たちのプレーを褒め称えた。
――だが。『フランドール・スカーレットの姉』及び『パチュリー・ノーレッジの友人』としての私は。
……簡単には、貴様等を赦しはせんぞ?」

ズッ……!

……研ぎ澄まされた刃のような。
フランドールのようにただただ膨大では無いが、洗練された鋭利な殺意を向けた。

928 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/12(金) 00:10:07 ID:???
――と、いったところで今日の更新はここまでです。
最近無駄に文章が嵩んですみません……。 明後日には試合描写が終わると思います(汗)

それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。



929 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/12(金) 00:14:29 ID:???
無駄に、というのは読んで頂く側にとっても失礼な言い方だったかもしれませんね。
ですが、もう少し描写や展開を良い意味で短く、洗練出来ればいいな…とは考えております。

930 :森崎名無しさん:2014/12/12(金) 00:15:58 ID:???
ごく普通に岬犬という単語が使われてるw
893乙

931 :森崎名無しさん:2014/12/12(金) 00:22:04 ID:???
乙です。

お嬢様かっこいい!
これは利は捨てても名は大きく売っただろう。
「博麗の巫女」が審判を覆したということも防いだし、長期的に観れば一番いい結果なんじゃないか?

それにしても、レミリアと霊夢のやりとりが、いかにも二人っぽい。
霊夢もレミリアに食い下がったりせずあっさりと立ち去るのも素敵だね。
「中立」として信頼できそうだ、紫の言葉を鵜呑みにしたりはしなさそう。

932 :森崎名無しさん:2014/12/12(金) 00:34:03 ID:???
乙です
2チームとも逃げる姿勢を全くもっと見せないね
どちらも負けたら恥を大きくさらす行動に出てる
でもその姿勢、嫌いじゃないわ!

さて、これで審判も霊夢も聖徳も紅魔も損せず得せずな結果となったね
これで人間&妖怪VS鈴仙という悲劇は避けられた

審判が咎められた場合→紫「鈴仙が狂気の瞳使ったんじゃね」?→これは鈴仙の仕業に違いない!
紅魔が咎められた場合→紫「自分の力が及ばないばっかりにこんなことに」→鈴仙がいなきゃ起こらなかったに違いない
聖徳が咎められた場合→試合が荒れた→紫「鈴仙にかまってる間に・・・これは裏でつながってるに違いない」→全部鈴仙のせいだ

933 :森崎名無しさん:2014/12/12(金) 00:34:59 ID:???
人間&妖怪VS鈴仙www

934 :森崎名無しさん:2014/12/12(金) 17:50:11 ID:???
鈴仙「楽しくサッカーしてただけなのに、いつのまにか敵にされてた」

935 :森崎名無しさん:2014/12/12(金) 18:19:04 ID:???
自業自得って言葉、知ってるかい?

936 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/13(土) 02:10:06 ID:???
こんばんは、遅くなりましたが、更新を始めていきます。
>>930
乙ありがとうございます。お嬢様はノリが良いですし多分岬犬位は使いますね。
>>931
乙ありがとうございます。二人っぽいと言ってただけて嬉しいです。
霊夢達との対決は、第一部の総決算として盛り上げていきたいので、
ラスボスの霊夢もそれに相応しい大物感が出せればと思います。
>>932
乙ありがとうございます。
かつて争っていた人間と妖怪が手を組んで鈴仙を倒す。感動的な良い話ですね…。(鈴仙以外にとっては)

937 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/13(土) 02:11:56 ID:???

神子「……素晴らしい欲だ。 私の心臓をボール越しに射止めて殺したい。
そんな欲が、貴女の内から暴風のように吹きすさんで来る」

レミリアの殺意に対して、豊聡耳神子は涼しげに笑った。
一連の後ろめたいプレーの証拠が闇に葬られたからか、新たな謀略を思いついたからか。
もしくは更なる奥の手を隠しているのか――。
その真意は不明だが、兎に角彼女は既に、何時もの落ち着きを取り戻していた。

レミリア「随分と余裕だな。 民意が無くてはただの人たる政治屋風情が、私に勝てるとでも?」

神子「………ただの人か、大いに結構。 いつの時代の物語でも、尊大で傲慢な悪魔を倒すのは、平凡な人間だった。
――まぁ、私は人じゃなくって聖人だけどね(さて……こうもなった以上仕方あるまい。 プランBで行こう)」

咲夜に連れられて「ルール通り」に退場するフランドール。
そして、既に疲労と負傷でこれ以上の試合続行は見込まれない様子のパチュリーを一瞥した上で、神子は語った。
……自身の安全を確保した上で、万全を期し策に出る抜け目なさは、レミリアには無い神子の人間臭さだった。
そして、伝承上の悪魔にとって、こうした人間の機転と知恵が天敵だった。

神子「(巫女の邪魔は恐らくもう入らない。 八雲紫は私達の茶番に付き合っている暇も余力もない!
それならば――今はむしろ好機だ! 私達も一矢報いて見せようじゃないか!)

……かくあらば、私の方からも吸血鬼殿の為に、最高の舞台を用意させて頂こう!
即ち――多くの有象無象による、吸血鬼への恐怖と憎悪。 それを撃ち滅ぼす人間の為の、希望の舞台だ!」

パチッ!
……―――ワァァァァァァァァァァァァァァァアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!

神子は大きく腕を上げ、マントをはためかせて指をパチリと鳴らす。
刹那、観客席の雰囲気が再び急変した。

938 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/13(土) 02:19:15 ID:???
観客「う……う、ウォオオオオオオ!」「殺せー!! 悪魔は殺せーーー!!」
「神子様は人間の希望だ!」「そうだ! 人間たちを解き放て!」「みーこ!」「みーこ!」

鈴仙「(この不自然な波長の揺らぎ……まただわ! でも、これは今までのよりも――大きいッ!)」

佳歩「う、うあああああっ! み、みこさまーーーっ!!」

ウサギD「ば、ばんざーいっ! ばんざーいっ!」

ウサギC「げ、げんそうきょ〜をすくうのはぶるのさましかいな〜〜〜いっ!」

つかさ「……ど、どうしたの、皆……!?」

ウサギB「みんな、頭がおかしくなっちゃってる……!? でもCちゃんだけ若干ちがう気がする……」

観客達は――佳歩やつかさなどルナティックスのメンバーをも含め――、
多くが一斉に、唐突に、何の前触れも無く。 神子達聖徳ホウリューズへのサポーターとなった。

神子「――政治家は、群衆の支持が無くては正当性が保てない。
神権、武力、血統……。 それが無くては、確かに私はただの聖人だ。
――だけど、この劇場には今! 私への支持で満ち満ちている!!」

――――――――ワァァァァァァァァァァァァァァッ……!!

神子が言う通り、今この場において、間違いなく神子に対する希望が観客席を取り巻いていた。
その感情は、普段からの神子の支持者の間だけでは無く、神子と接点の無い人妖においても、気持ち悪い位に同じだった。

輝夜「……支持率99パーセント、ってとこかしらね。 凄い一体感を感じるわー。
……私は絶対、こんな息苦しい国にゃぁ住みたくないけど」

鈴仙「――さすがに、私も姫様に同感です……!(……凄い波長の揺らぎ!
私も中山さんとの出会いが無く、ズルズル来ていたら。 絶対に一瞬で神子派になってたわね……)」

939 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/13(土) 02:22:51 ID:???
こころ(観客席)「これがー、『いけー! がんばれー! 聖徳ホウリューズ!!』……って表情ー」

……無論、裏はあった。
先程まではレミリアの演説に強く靡いていた観客達は、感情を操る面霊気により感情を操られていた。
下地には地道に人里の人間を中心に支持を挙げて来たという実績があり、
また、神子自身の為政者としてのセンス、カリスマに依る処も多分にあったが。
しかし、力の大半を解き放ち感情を操る面霊気の少女――秦こころの力はそれ以上に莫大。
ルナティックスの幼いウサギ妖怪が、赤の他人である神子に声援を贈る程度に、それは呪縛染みていた。

岬「(秦こころ。 聖徳太子が秦義勝に分け与えた面の付喪神。
しかしオーパーツ級の宝具を依代に発現した彼女の力は尋常で無く、
精神の弱い人間を、問答無用で望み無き仮面舞踏会〈マスカレイド〉へと導く力を持つ。
そんな彼女を観客席に配置したのは、最初からこうなる事を見越していたから……。
――というのは、流石に太子様を買いかぶり過ぎたかな?)」

霊夢(観客席)「(――面霊気がどこに行ったかと思えば、神子に懐柔されていたなんてね。
……ま、でも。 これも含めて真正面から突き破るのがアンタのやり方でしょ?
だから……個人的には、応援させて貰うわね。 ――レミリア)」

――この時、異変染みた熱狂にも……博麗の巫女は動かなかった。
中立を標榜している彼女だったが、もしも今ここで自分がその原因を叩き潰したとしたら。
その行為は自身の友人である、誇り高き吸血鬼の誓い――(ルール違反とされない範囲で)弱き者のあらゆる手段を許容する――を、
穢す事になると思ったからだ。

940 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/13(土) 02:24:16 ID:???
―――ピィィィイイイッ!!

長い時を経て、やがて試合再開のホイッスルが鳴る。
紅魔は結局、フランドールが退場しパチュリーは途中交代。
フランドールに代わるFWとしてCBの美鈴を登用し、美鈴が空いた穴は咲夜が入る。
パチュリーの穴埋めとして、控えのメイド妖精を入れて小悪魔をトップ下に置いたが……やはり不安は隠せない陣形だ。
その一方で、本間は奇跡的に――いや、フランドールが手心を加えていたからか――、負傷を逃れていたため、
聖徳ホウリューズの陣形は未だ盤石のまま。
レミリアが怒りに震えていたと言えども、紅魔の不利は否めない。

−−@−− @川上
C−A−B C高杉 A布都 B大丸
−−−−−
−−D−− D岸田
E−−−G E石田 G岬 
−−I−− I神子
−−−−− 
J−H−F J小田 H屠自古 F本間
聖徳ホウリューズ:3−4−3
紅魔スカーレットムーンズ:4−3−2
−H−J− H美鈴 Jレミリア
−−−−−
−−I−− I小悪魔
G−−−F 
−−−−−
−DEA− E咲夜 
−−B−− 
−−@−− @陸

941 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/13(土) 02:25:24 ID:???

実況「……えー。 えー! すみません、観客席からの罵声や歓声が凄く、音声が聞き取りづらいかもしれませんが…!
試合が、今再開されました!
後半10分! フランドール選手の反則により、聖徳ホウリューズがフリーキックの権利を得たシーンから再開です!
本間選手が吹き飛ばされたのは、スカーレットムーンズから見て中盤深め――30メートルの位置のため、
聖徳ホウリューズは、あわよくば直接ゴールを狙って行ける距離! ここはどう攻めるか〜〜〜!?」

神子「――では、私がフリーキックを(うん。 急造とは言えこの程度の人気ならば――「アレ」で行ける!)」

実況「どうやらキッカーは神子選手だ! 神子選手はこれまで素晴らしいパスだけでなく、
『ドライブシュート』を見せておりますが、しかし現状、シュートの全てはGKの陸選手の脚により悉く止められている!
ここは堅実にパスで行くのでしょうか、神子選手!」

観客「ワァァァァァァァァァァァァァァッ!!」「みーこ!」「みーこ!」「えーい、決めちまえ〜!」「吸血鬼に負けるなー!」

屠自古「この観客の盛り上がり。 そして決めれば同点の局面。 ――「アレ」で、決めるのですね」

神子「……その通り。 とりあえず今はこころの能力で場を盛り上げる事に成功したけれど。
正直、この手はかなり無理やりだ。 このままでは一時凌ぎにしか過ぎない。
となると、このチャンスを有効に使うしかない。 ……そう言う事さ」

レミリア「……お喋りは済んだかい?」

神子「――いや、最後に一つだけあるかな。 どうしても言いたい事が」

レミリア「そうか。 なら、さっさと言ってしまう事ね」

神子「ああ、そうする―――!」

タッ!

942 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/13(土) 02:27:27 ID:???
直接フリーキックの場面。 10人となってしまった紅魔スカーレットムーンズは美鈴と数名の妖精メイドを残し、
咲夜や小悪魔。 そしてレミリアまでもが壁を作り、聖徳ホウリューズのプレーに意識を集中していた。
笛が鳴ってから時間は経っている。 神子は、気障っぽい笑顔を一旦仕舞い、ボールへと駆けて行き。

神子「―――三に曰く!」

――グワァァァァァァァァァァァァアァアアアアアアアアアア………ッ!!

レミリア「……ふん。 何を言うかと思えば詔(みことのり)か。
――少なくとも貴様は、他の小物とは少し違うようね。 そうこないと、殺し甲斐がなくてつまらん」

神子「――政治家とは即ち、人々の希望を一身に纏い悪を滅ぼす勇者なり!!
群衆からノーを突きつけられている吸血鬼は、もはや幻想郷の無駄! 事業仕分けの対象だ!」

咲夜「(観客席からの支持が。 豊聡耳神子への「人気」が! 実体化して一つに萃まっている――!?)」

――神子は、これまでに無い勢いで右脚を大きく振りだした。
神子への期待の歓声が、レミリアへの怨嗟の罵声が、全ての観客の意思が神子の右脚に集約するような。
そんな錯覚を、ブロックに向かった咲夜は覚えていた。

神子「君をば則(すなわ)ち天とし、臣(しん)をば則ち地とす!
天覆(おお)い地載せて四時(しじ)順行し、万気(ばんき)通うことを得(う)!
地、天を覆わんと欲するときは、則ち壊(やぶ)るることを致さむのみ!
是を以て、君言(のたま)えば臣承(うけたまわ)り、上行なえば下靡(なび)く!!」

グウウウッ―――! …………ド! ドドドドドドドドッ……!!

パチュリー(ベンチ)「(――古代の国々は、辺て牛を神の遣い。 神聖なる生き物として珍重して来た。
そうなれば、彼女が今放たんとするシュートはまさしく牛殺しの〈アキュート〉シュート。
……神魔霊獣による支配からの解放を暗示する、聖なる人間による啓示!
相性だけで言えば、レミィの天敵とも言えるシュートだけど……!?)」

943 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/13(土) 02:30:42 ID:Biv0COhE
陸「ちょ、ちょと僅かに凄い気を感じるアルね……! だが――朕の気とて負けておられんッ!」

実況「神子選手の右脚が物凄い音を立てながらボールに向かう! これは……このシュートは……!!」


                 神子「このシュートで貴女を貫く! ――『詔を承けては必ず慎め』………ッ!」

               バッギャァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!

               レミリア「クク、ハハハッ……! その程度で紅帝を支配できると踏んだか、聖人よ!
                    ならば――我が憤怒の紅き炎が貴様の牛刀、焼き返して見せるわ……!」

               ―――バァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ…!!

944 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/13(土) 02:35:04 ID:Biv0COhE

先着4名様で、

★神子→詔を承けては必ず慎め 61 ( ! card )+( ! dice + ! dice )+(フリー補正+2)=★
★レミリア→ブロック 49 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)+(紅帝の怒り+1)=
 咲夜→ブロック 50 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=★
★小悪魔→ブロック 48 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
 メイドB→ブロック 50 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=★
★陸→雷斬脚 58 (! card)(! dice + ! dice)+(30m補正+2)=★

と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−MAX【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(屠自古がフォロー)(メイドDがフォロー)(メイドAがフォロー)
≦−2→スカーレットムーンズボールに。

【シューター】−【キーパー】
≧2→神子の「詔を承けては必ず慎め」がスカーレットムーンズゴールに託される!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(屠自古がねじ込み)(聖徳のコーナーキック)(メイドAがフォロー)
≦−2→スカーレットムーンズボールに。

【補足・補正・備考】
神子の「詔を承けては必ず慎め」には吹飛係数2があります。
レミリアのマークがダイヤで、「カウンターシュート(+10、300消費、成功時敵シュート撃ち返し)」が発動します。
咲夜のマークがダイヤで、「プライベートスクウェア(+6、150消費)」が発動します。

945 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/13(土) 02:44:08 ID:???
――と、言った所で今日の更新はここまでです。
それと、そろそろスレも950に近くなり、また容量も467kbまで行きましたので、
少し早いですが次スレのスレタイを募集したいと思います。

【】鈴仙奮闘記24【】

の形で考えて頂ければ嬉しく思います。
恐らく次スレは、大会6日目午後〜8日目位。
具体的には日常フェイズと、今度こそブリッツボールがメインになる予定です。
9日目午前の永遠VS西行は、ひょっとしたら試合開始前位までなら描写できるかな?
…と、考えています。(予定ですので未定です(汗))

それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。

946 :森崎名無しさん:2014/12/13(土) 02:46:39 ID:???
その欲望、解放しろ
★神子→詔を承けては必ず慎め 61 ( スペード4 )+( 5 + ! dice )+(フリー補正+2)=★

947 :森崎名無しさん:2014/12/13(土) 02:48:40 ID:???
うわ、ミスった
★神子→詔を承けては必ず慎め 61 ( JOKER )+( 3 + 5 )+(フリー補正+2)=★

948 :森崎名無しさん:2014/12/13(土) 02:50:11 ID:???
案外たいしたことあるわ…

949 :森崎名無しさん:2014/12/13(土) 02:51:55 ID:???
★レミリア→ブロック 49 ( クラブJ )( 4 + 6 )+(人数補正+2)+(紅帝の怒り+1)=
 咲夜→ブロック 50 ( クラブ2 )( 2 + 4 )+(人数補正+2)=★
レミリアが引くはずのJOKERが見事にずれおった…w

950 :森崎名無しさん:2014/12/13(土) 02:56:38 ID:???
ウサギC「ご、ご〜る〜をすくうのはぶるのさましかいな〜〜〜いっ!」
【ブリッツボール】鈴仙奮闘記24【おしえて!】
今度こそブリッツで乙

951 :森崎名無しさん:2014/12/13(土) 03:20:52 ID:???
見たか!化け物ども!これがわれわれ人間の力だ!我々人間は決して貴様らのような悪に屈指はしない!
いつの時代だって我々はそうやって貴様らに勝利してきた!それは人間の知恵と努力と正義の心のたまものである!
ゆえに我々が貴様らに負けるはずがないのだ!正義は必ず勝つ!この、化け物がァ!

(やべぇもん引いちまったアァァァァ!!これは間違いなく聖徳サイド指示増えてまう!
 鈴仙のせいだ!これも全部鈴仙のせいだ!あいつさえいなければ・・・!
 ・・・あれ、つかさに見た感じ影響がないぞやっぱりつかさはディケイドなのか!?)

【信じる者が】鈴仙奮闘記24【ジャスティス!】
【秩序の破壊者】鈴仙奮闘記24【おのれ鈴仙】
【崩壊する】鈴仙奮闘記24【日常】
【これも全部】鈴仙奮闘記24【鈴仙ってやつの(ry】
【運命なんて】鈴仙奮闘記24【弱者のexcuse】

952 :森崎名無しさん:2014/12/13(土) 04:04:55 ID:???
おおおおお落ち着けハマーD!!ライダーネタをオンパレードしすぎDA!
【案外】鈴仙奮闘記24【太子たことあるね】

953 :森崎名無しさん:2014/12/13(土) 04:14:37 ID:???
紘汰さん「勝つためには手段を選ばない上皆を洗脳して感情を操るだなんて絶対に許さねぇ!
聖徳ホウリューズ、テメエらはここで俺がぶっ潰す!」
\フルーツバスケット!/

954 :森崎名無しさん:2014/12/13(土) 05:29:53 ID:???
マンUの負傷離脱者は延べ47人… “野戦病院化”

ブローリン(負傷)「ば、ばかなぁああああああああああああああああああああああああああ!!(断末魔)」
ガレリ「現実は小説より奇なり」カグロット「最近のマンUの話題が暗黒期すぎるわ…」

955 :森崎名無しさん:2014/12/13(土) 07:03:57 ID:???
【ヴァンパイア】鈴仙奮闘記24【セレナーデ】
【戦場】鈴仙奮闘記24【朱色の雨】
【紅魔は】鈴仙奮闘記24【二度死ぬ】
タコ科学者「コンピューターの計測によりますとマンUは壊れておりますじゃ、うわへへwww」

956 :森崎名無しさん:2014/12/13(土) 08:33:35 ID:???
マンU「ドン・サウザント絶対ゆるさねぇ!」

957 :森崎名無しさん:2014/12/13(土) 08:35:29 ID:???
★陸→雷斬脚 58 ( クラブ3 )( 2 + 3 )+(30m補正+2)=★

958 :森崎名無しさん:2014/12/13(土) 10:54:08 ID:???
★小悪魔→ブロック 48 ( クラブA )( 6 + 4 )+(人数補正+2)=
 メイドB→ブロック 50 ( ダイヤA )( 3 + 1 )+(人数補正+2)=★

959 :森崎名無しさん:2014/12/13(土) 11:15:07 ID:???
私たちは今非常に感動的な場面に直面している!
なぜなら運命を操るという力を持つ邪悪なる吸血鬼を人々の希望の力で粉砕する瞬間を目にしているのだから!
我々人類は勝てる!みんなが力を合わせればどんな強大な力を持つ敵にも勝てるのだ!
人間万歳!人類万歳!それに気づかせてくれた神子様万歳!本当にありがとう!

さて、ここで紅魔が失点したもう一つの理由を説明しよう
>>946で俺が狂気の瞳にかかったからだ、これは鈴仙がこの世界を混乱させようとして使ったからに違いない
妖怪の仲間のふりをしてそれをばれないように瞬時に裏切ろうとするなど極悪非道の極みだ
しかもゴールしたことで支持が高まる可能性が高い、ということは明らかにのちのパワーアップフラグの可能性が高い
自分の手を汚さず人に強力な妖怪を始末させようとするなどなんて最低なやつだ!

★陸→雷斬脚 58 ( ダイヤ6 )(! dice + 4 )+(30m補正+2)=★

960 :森崎名無しさん:2014/12/13(土) 11:20:03 ID:???
★陸→雷斬脚 58 ( ダイヤ6 )( 2 + 2 )+(30m補正+2)=★

961 :森崎名無しさん:2014/12/13(土) 16:51:47 ID:???
面白い展開だし結果は気にしないんだけど
判定でコメントつけるんだったら判定ミスしないようにして欲しい
>>946>>959が同一人物っぽいし

962 :森崎名無しさん:2014/12/13(土) 17:01:13 ID:???
乙でした。
これ見ると明らかに鈴仙よりもヤバい気がする。
紫さん対応順序間違えてません?

【誇り高き】鈴仙奮闘記24【紅の姫】
【そんなことより】鈴仙奮闘記【サッカーしようぜ】
【幻の】鈴仙奮闘記24【カウンターシュート】
【佳歩】鈴仙奮闘記24【鈴仙から改宗しました】
【深遠なる】鈴仙奮闘記24【蒼きフィールド】
【開演】鈴仙奮闘記24【ブリッツボール】


963 :森崎名無しさん:2014/12/13(土) 17:11:43 ID:???
紫さん対応順序間違えてるって?
妖精チームにやったことを考えると元から色んなところの対応方法間違えてるっぽいから…w

964 :森崎名無しさん:2014/12/13(土) 17:24:42 ID:???
鈴仙よりも1人で妖精達を強くし続けている来生の方が影響力としては強いんじゃ……
あかん。外伝、来生奮闘記が始まってしまう。

965 :森崎名無しさん:2014/12/13(土) 17:26:14 ID:???
レミリアとパチュリーがいなくなってから即同点、絶体絶命
この状況でスタンドの鈴仙はどうする?

966 :森崎名無しさん:2014/12/13(土) 19:10:16 ID:???
【全世界】鈴仙奮闘記24【ナイトメア】
【黄昏の紅魔】鈴仙奮闘記24【飛翔の聖徳】
【目指せ!】鈴仙奮闘記24【ブリッツの頂点】
【吸血鬼】鈴仙奮闘記24【レクイエム】


967 :森崎名無しさん:2014/12/13(土) 19:27:53 ID:???
もちろんウサギ仮面として紅魔に参戦だ!
なに、淑女たる幽香さんと、正体不明、所属チーム不明の向日葵仮面が交代したケースもあるし大丈夫だ!

お嬢様が許さない? なに、尊敬するマスターの借りを返すという名目で行けばいい。

968 :森崎名無しさん:2014/12/13(土) 19:38:22 ID:???
シュナイダー応援位にしとこう…w

969 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/13(土) 22:30:55 ID:???
こんばんは、更新していきます。
>>948
一応神子有利の勝負ではあったのですが、なんとなくヘタれるイメージがあったので予想外でした…w
>>949
レミリアがJOKERでも、それはそれで凄い展開でしたね…。
>>950
ブルノさんはゴールを全然救えていないのですが、それは…
ブリッツ乙ありがとうございます。
>>951
スレタイ提案ありがとうございます!
このおかげで(?)神子の方も完全な小物で終わらず、悪役としての存在感と魅力を増す事ができたかもです。
つかさとか鈴仙とか姫様に影響がないのは、それだけ精神が強いからですね。
>>952
スレタイ提案ありがとうございます! 案外大したことあって、私もびっくりしています。
>>955
スレタイ提案ありがとうございます!
>マンUについて
私はあまりというか全然詳しくは無いのですが、なんだか地獄行きしそうな話題ですね…w
>>959
狂気の瞳の後遺症が抜けきっていませんね…w(判定的な意味で)
>>962
乙とスレタイ提案ありがとうございます!
>紫の対応順序とかについて
神子はこれまで隠れて活動をしていたのもありますが、
一回霊夢に倒されている事もあって、未知の外敵である中山(≒鈴仙)やヒューガーよりも、
御しやすい存在であると判断したのかもしれません。
純粋に何らかの理由で判断力が衰えているのもあるかもしれません。
>>964
外伝が始まったら私としては大変嬉しいですが、鈴仙の影響力についても、これから描写していきたいと思っています(汗)
>>966
スレタイ提案ありがとうございます!

970 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/13(土) 22:32:19 ID:Biv0COhE
★神子→詔を承けては必ず慎め 61 ( JOKER )+( 3 + 5 )+(フリー補正+2)(*JOKERよりダイヤ15)=76★
★レミリア→ブロック 49 ( クラブJ )( 4 + 6 )+(人数補正+2)+(紅帝の怒り+1)=62*吹き飛び!
 咲夜→ブロック 50 ( クラブ2 )( 2 + 4 )+(人数補正+2)=58★*吹き飛び!
★小悪魔→ブロック 45 ( クラブA )( 6 + 4 )+(人数補正+2)=57*吹き飛び!
 メイドB→ブロック 42 ( ダイヤA )( 3 + 1 )+(人数補正+2)=48★*吹き飛び!
★陸→雷斬脚 58 ( ダイヤ6 )( 2 + 2 )+(30m補正+2)=64★*吹き飛び!
≧2→神子の「詔を承けては必ず慎め」がスカーレットムーンズゴールに託される!


バギュウウウウウ……………ッ!

神子の右脚から放たれたのは、まさに一陣の光の矢。
紅魔スカーレットムーンズのゴール、そのど真ん中に狙いを定めて光を撒き散らしながらシュートは走る。

レミリア「……偽りの人気により練られた、偽りの正義を振りかざして何になる?
勝利に執着するのは分かるし、私もそれは否定はしないが――どうにも解せないね。
勝利が尊いのは、それに至るまでの過程が厳しく、そして楽しいからだろうに」

そのシュートコースに真っ先に割り込んだのはレミリアだった。怒りというよりは、純粋な興味から彼女はそう独り言ちる。
そんなレミリアの疑問に対して、神子はシニカルな笑みを浮かべて応える。

神子「如何なる汚い手段を取ろうとも、最善の結果を得る事こそが重要にして、為政者が果たすべき義務でもある。
必死に頑張ったから、努力したから……。 そんな過程は結果の前に全て霞んでしまう事など、歴史を見れば明らかだ。
――だから、私は勝利する。 そして勝利を積み上げて――私は再び、生ける伝説となる!」

          カ      ッ    !

……そして、白い光と紅い光がフィールドで衝突した。
神子が放った白きシュートに、レミリアの紅く小さな身体が触れ、サッカーコート中に光が炸裂する。
両者の力は互角であるように思えた。

971 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/13(土) 22:33:19 ID:???
レミリア「―――H  A!」

ブウンッ、ドガガガガガァァァァッ!!

その均衡を最初に破ったのは、レミリアだった。
吸血鬼にとって弱点でもある聖なる光を至近距離で浴び、その身体は現在進行形で酷く焼け爛れていた。
しかし、その痛みをもろともせず、レミリアは左脚で一気に踏み込み、右脚で神子のシュートを中心から正確に捉える。
一連の動きは淀みなく、ごく一部の観客は、かの紅帝が何を狙っているかを明確に理解する事が出来た。

パスカル(観客席)「あの動き、もしや……!?」

霊夢(観客席)「(『カウンターシュート』……か。
――そういや、何時かの大会で私がやってみせた時、あいつったら悔しさと対抗心で顔真っ赤にしてたからねぇ。
これだけ期間もあれば、レミリアも習得していてもおかしくはないか)」

レミリア「(……私もまた、貴様には負ける訳にはいかん!
その動機が貴様の言う下らない過程であったとしても、私はそれを切り捨てたりはしない!
だって。 ―――その方が、楽しいからね……!)―――ァァァァァァァアアアッ!!」

ググッ……グググッ…………!!

レミリアの怒気に合わせて、空中に制止したボールが少しずつ前に押し返されて行く。
このままでは、レミリアが本当に劇的にボールを弾き返してしまうのではないか?
そんな思いが、少しずつ観客達の中にも広がって来ていた。
神子の人気は、元々こころの能力を使って得た一時的な熱狂。 一種の集団ヒステリーに過ぎない。
それ故に、人々の人気を力に放たれた神子の『詔を承けては必ず慎め』は、少しずつその威力を減じていく。
……かのように思われたが。

972 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/13(土) 22:37:10 ID:???
神子「……先程も言った筈だ。 私はただの人間では無く――聖人だ!
僅か程度、このシュートを防いだ程度で……!!」

―――ゴオォオオオッ……!!

レミリア「……!(威力が、再び上がって行く……!
このシュートは、観客達の人気を拠り所とするシュートでは無かったのか!?)」

パチュリー(ベンチ)「(……集団スキルである『トータルフットボール』もどきに、
弱小選手の一芸特化による戦力化。 そして反則をも辞さないダーティプレイ。
……これら一連の聖徳ホウリューズの周到な戦略作戦が、私達に一つの誤解を無意識に与えていた!
即ち――『聖徳ホウリューズの集団戦術は高いが、それを統べる豊聡耳神子の能力は、
レミリア・スカーレットや八意永琳。 風見幽香と比べても一段落ちるのではないか?』……という誤解!
……そんな都合の良い事、ある訳が無いのに!
間違いなく、彼女もまた日本史上に残る最高の為政者にして英雄。
――文句なしに、彼女は幻想郷はおろか世界でもトップクラスの選手! だとすると……)
―――レミィッ!! 危ない、避けてーーーーー!!」

パチュリーは、無駄と分かっていてもそう叫ばざるを得なかった。
吸血鬼の癖に、妖精並みに無鉄砲な彼女が避ける筈無いと、頭では分かっているのに。
そして……そう叫んでいる間にも、神子『自身』から発せられる霊力が凄まじい勢いで膨張しているというのに。

神子「――レミリア・スカーレット! そなたは我の聖徳伝説の礎となるが良い!」

ゴオオォオオオオッ……!!

ズッ……!

レミリア「(――ちいいっ。 これは悔しいが……私の負けだ。 心の底で奴を侮蔑し油断していた報いかな。
……でも、何が一番悔しいって。 それは―――)」

973 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/13(土) 22:38:34 ID:???
レミリアの全身は、神子から放たれた燐光により既に灰と化していた。
それでも尚、右の脚でボールを押えていた事はまさに彼女の執念染みた、恐るべき精神力の賜物だった。
だが――運命の悪戯か、それとも必然か。 その抵抗も、あと僅かで無に帰ろうとしていた。

神子「(……もしも彼女の位置取りが少しズレていて、もう一歩早く踏み込まれていたら。
――そうしたらきっと、私の全力を以てしても、このシュートは撃ち返されていたかもしれない!
……全く、死ぬ直前まで末恐ろしい少女だった……!)」

ガシャッ。 バギィイイイイイイイィィイッ!!

レミリア「……フラン、パチェ。 ……ごめん」

咲夜「お……お嬢様ァァァァーーーーー!!」

バギィイイイイッ……!!

小悪魔「さ、咲夜さ〜〜んッ!」

バギイイッ……!!

メイドB「きゃ、キャー!?」

ドゴオオオオオオオオオオオオオオッ!!


974 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/13(土) 22:39:50 ID:???

陸「……(あんぐり)――い、いかんいかん! ビビって無いアル! ビビッて無いアル!
――チェストーーーーーーーーーッ!!」

ブウン、ガキイッ、  ……ドゴオオオオオオオオオオオッ!!

陸「あ、アイヤーーーーーー!? ば、化け物……!!」

バシュン! ―――ドゴオオオオオオオオオオオオオッ!


………ピピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!


紅魔スカーレットムーンズ 1 − 1 聖徳ホウリューズ



大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ):
6ゴール 鈴仙
4ゴール 勇儀、諏訪子、レミリア
3ゴール フランドール、来生、早苗
2ゴール 射命丸、神奈子、ピエール、星、神子
1ゴール 妹紅、佳歩、咲夜、美鈴、謎の向日葵仮面、赤蛮奇、サニー、リリーB
      影狼、反町、藍、メルラン、空、屠自古、霊夢、魔理沙、森崎、天子

大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ):
3アシスト 早苗、ピエール
2アシスト 小悪魔、てゐ
1アシスト 鈴仙、パチュリー、影狼、大妖精、橙、お燐、諏訪子、神子
       衣玖、針妙丸、小町、空、リリーW、マミゾウ

975 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/13(土) 22:40:51 ID:???
……■■■■ーーー!! ■■■■■■ー!!
   ■■■■■■ー!!■■ーー!!  ■■■■■■ー!!

鈴仙「ひ、ひぎゃっ! み、耳が痛い……!!」

てゐ「しゅごい歓声。 大歓声だ……! ぜーんぶ、あの神子に向けた絶賛コールだ!」

佳歩「で……でも、私。 治りましたよ……?」

ウサギB「――もう、小細工を打つまでも無いって事じゃないかな……。
だって何もしなくたって、あの神子さんって人がやったプレーは凄いに決まっているもん」

パスカル「……まさしく、器用万能と言ったところか。
戦術面においても、個人の実力においても、サッカー外の謀略においても。 ……あのミコという女性は一流だ」

――もはや鈴仙達には、実況の音声も、観客の歓声も、何を言っているのか分からなかった。
分かる事は、豊聡耳神子が先程放ったシュートが、
レミリアを含む紅魔スカーレットムーンズの精鋭を一網打尽に吹き飛ばし、ゴールネットを突き破ったこと。
そして、その純粋に美しい素晴らしいプレーに対し、多くの人妖が心酔していたことの二つだけだった。

976 :森崎名無しさん:2014/12/13(土) 22:41:21 ID:???
弱点がわかった、神子には森崎が相性がいい
神子は耳がいいから森崎とてつをの俺の青春をモロにくらいすぎて
案外太子たことなく簡単にご臨終するからw

977 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/13(土) 22:46:47 ID:???
咲夜「お嬢様! 大丈夫ですか、お嬢様ァッ!」

レミリア「何。 体のあちこちが少し炭化しただけよ。 ツバつけときゃ治るわ」

咲夜「そ、そんな……! 唾は雑菌が混じっているから、却って傷の化膿を進めると聞いています!
きちんと消毒液を使ってください!」

レミリア「……えっ。 突っ込む所、そっち?」

咲夜「あら。 失礼しました(お嬢様がこうも弱る姿を、私は始めて見た……! 私が、不甲斐ないばかりに……!)」

レミリアは咲夜の簡易的な介抱を受けながら、すっかり毒気の抜けた顔で朗らかに笑っていた。
……咲夜はその表情の裏で、主人が多くの無念さと自身への怒りに震えている事を知り、敢えて気付かない振りをした。

神子「――みなさん! これが人間の力です! 私がゴールを決める事が出来たのも、
チームの皆と協力しあい、そして観客の皆さんが私を応援してくれたからであり、
これこそが人間の結集! そして解放に繋がるのです!! そして共に、今度は我々が妖怪を……」

遠くでは、神子が汗を滲ませながらもマントを気分良くはためかせ何やら演説をしていた。
しかし、今の咲夜にとって人間の解放も妖怪の支配もどうでも良かった。
主人の身の安否こそが、メイド長にとっての最大関心事だからだ。

レミリア「……私は試合に出る。
このまま私が負傷退場なんてしたら、それこそ憤死してしまうからね。
だから、咲夜……悪いけど。 ――試合終わったら、たぶん、おぶって貰う事になると思う」

咲夜「ええ……その位! 喜んで引き受けます……!(悔しいけれど……私は、彼女達のやり方に怒る訳にはいかない。
 私が怒ればそれは、『大差で負けると恰好悪いから、接戦で負けられるよう手加減しろ』…と敵に命乞いをしているも同義。
 今の私は、それを好むと好まざると関わらず。 ……彼女達のプレーを、お嬢様の如く寛容に、受け入れなくてはならない)」

978 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/13(土) 22:47:47 ID:???
――美しい集団プレーも、芸術的な個人技も出来るにも関わらず、
反則まがいのダーティプレイをも辞さない聖徳ホウリューズの、勝利に賭けるおぞましいまでの執念。
それを、レミリア達は、鈴仙達は、……他の多くの幻想郷の住人達は。
……称賛とは言わずとも、少なくとも認めざるを得なかった。


――ピィィィィィィッ……!

それから後のスカーレットムーンズのプレーは、はっきり言って精彩を欠いていると言わざるを得なかった。

レミリア「……!!(ノン・レッドサン)」

ギュウウウウウウウウウウウウウウッ、ズバァァァアッ!
  ―――ピピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ……!

川上「(ちいいっ! フェイントシュートなぞ使いやがって……!
馬鹿正直に真正面から行ってくれれば、充分止められたものを……!)」

――後半14分。
神子のシュートにより負傷を負ったレミリアが執念の『ノン・レッドサン』を決め、紅魔は再び2−1とリードを得たものの――。
それが、フランドールとパチュリー不在の彼女達が出せた、最後の力だった。

979 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/13(土) 22:49:21 ID:???
神子「――小田君! 君が磨ききった「アレ」を使ってください!」

バコッ!

小田「…………」

バァァァァァッ!

実況「あっと神子選手、小悪魔選手と『メイド特攻スライディング部隊』を切り抜けて自らセンタリング!
小田選手に高いボールが渡りますが……!?」

小田「…………」

ビュンッ!

陸「す、スルーッ!? ギリギリまでボールを引きついておいてスルーアルか!?
この磨かれた一級のスルー。 まさに……『ラブストーリーは突然に』アルね。
――って、言ってる場合じゃないアルッ!? しゅ、襲爪雷斬きゃ………」

屠自古「遅いっ! 『ガゴウジサイクロン』ッ!」

グワァァァァアッ! バギュウウウウウウウウウッ! バリバリバリッ!
          ――ズバァァァァァァァァァアッ、ピピィイイイイイイイイイイッ!!

紅魔スカーレットムーンズ 2 − 2 聖徳ホウリューズ

980 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/13(土) 22:50:41 ID:???

大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ):
6ゴール 鈴仙
5ゴール レミリア
4ゴール 勇儀、諏訪子
3ゴール フランドール、来生、早苗
2ゴール 射命丸、神奈子、ピエール、星、神子、屠自古
1ゴール 妹紅、佳歩、咲夜、美鈴、謎の向日葵仮面、赤蛮奇、サニー、リリーB
      影狼、反町、藍、メルラン、空、霊夢、魔理沙、森崎、天子

大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ):
3アシスト 早苗、ピエール
2アシスト 小悪魔、てゐ、神子
1アシスト 鈴仙、パチュリー、影狼、大妖精、橙、お燐、諏訪子
       衣玖、針妙丸、小町、空、リリーW、マミゾウ

981 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/13(土) 22:52:51 ID:???
咲夜「(試合時間はもう少ない! お嬢様の体力も残り少ない! ならば奇襲で――)……時符。 ――『ザ・ワールド』ッ!」

バァァァァァァァァァン!

布都「な、なんじゃ?! なん――」

大丸「しまった。 ここまで切り込まれては、クリ――」

咲夜「(これまでのプレーを見るに。
物部布都はタックル・パスカット・ブロック・クリア全てに優れた、守備のスペシャリスト!
それぞれがD番(岸田)、G番(岬)、C番(高杉)、B番(大丸)には及ばないとは言え、高い水準を保っている。
だったら、私が出来る奇襲は彼女を抜ききって――)そして、時は動き出す! 美鈴ッ!」

布都「そ、そこにいたのにいなかったー!?」

バシュウウッ!

実況「あ〜っと、十六夜咲夜選手! 時を止めたと思えば大オーバーラップでPA内に切り込んでいた!
そして美鈴選手に一旦渡し、低いセンタリングを供給して貰う。 これは――!

咲夜「(お嬢様や妹様。 パチュリー様のシュートと比べても威力は劣るけれど、不意打ちの状況ならば……)
―――喰らいなさい! 速符・『ルミナスリコシェ』!」

グワァァァァッ、バチイィイイッ! ギュウウウウウウウ……ン!!

実況「出ました! 咲夜選手の新必殺ダイレクトシュート・『ルミナスリコシェ』だ〜!
ボールを地面に叩き付けて、その跳ね返りをゴールに目がけるという、咲夜選手らしい技巧的プレー!
これには慢心して油断していた高杉選手、必殺のブロックを発揮する事が出来ません! ですが……!」

982 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/13(土) 23:05:30 ID:???

川上「この程度のシュートならば……止めて見せるッ!」

バチイイッ!

実況「川上選手パンチング! 見事にボールを前方に弾き返します!」

咲夜「……ッ!(――しまった。 一芸特化を揃えた選手が多い以上、
この川上はセーブ力を鍛え、一対一は疎かにしている可能性が高かったのに!)」

後半19分。 陸が小田をも絡めた屠自古の奇襲に辛うじて届かずに再び同点。
そして後半28分。 咲夜が最後のチャンスと猛攻するも、川上の堅守を前に攻撃失敗。
またこの時、岬による『高速スライダーシュート』を中心とした削りが功を奏し、
陸の体力にも限界点が見えていた。

神子「…………ハッ!」

クルンッ! シュパァァァァァァアッ……!

レミリア「……くッ!(先程のシュートで受けた傷と疲労がなければ、この程度のドリブル……!)」

そして後半ロスタイム。 ここで聖徳ホウリューズは欲深くも最後の仕上げに出る。
神子が既に満身創痍のレミリアを鮮やかな『華麗なドリブル』で抜き去ると、岬に向かってパスを送る。

岬「(驚いた。 まさか――本当に、勝ってしまうなんて……!
一時は観客から大ブーイングの末、僕の首が切られる事すら覚悟していたのに。
――これが、聖徳太子。 僕ですら足元に及ばぬ……いや、そもそも比較する事自体がおこがましい。
人智を超えた、人ならざる人の力だと言うのか……!?)」

妖精メイドの熟練されたタックルを『頭脳的なドリブル』を使用してボールをキープした岬は、
陸よりは余裕があるものの、それでも余裕を失いつつある屠自古へと高いセンタリングを出し。

983 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/13(土) 23:06:49 ID:???
屠自古「(私は布都のように、多芸な才能がある訳では無かった。
私が太子様の為に出来る事。 それはただひたすら、ダイレクトシュートを1本でも多く、
敵のゴールに入れる事のみ! ならば――)やってやんよーーーーーッ!」

グワァァァアッ!バギュウウウウウウウウウッ! バリバリバリッ!

実況「屠自古選手、後半ロスタイム試合終了直前! 最後の『ガゴウジサイクロン』」だ〜〜!!」

陸「ハァ、ハァ……! ち、ちっくしょ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」

――ガキイッ、ドガァァァァァァァァァァァアアア……ン!!
       ………ピピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!
       ピッ、ピッ。 ピィィィィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ……!!

紅魔スカーレットムーンズ 2 − 3 聖徳ホウリューズ  試合終了!



大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ):
6ゴール 鈴仙
5ゴール レミリア
4ゴール 勇儀、諏訪子
3ゴール フランドール、来生、早苗、屠自古
2ゴール 射命丸、神奈子、ピエール、星、神子
1ゴール 妹紅、佳歩、咲夜、美鈴、謎の向日葵仮面、赤蛮奇、サニー、リリーB
      影狼、反町、藍、メルラン、空、霊夢、魔理沙、森崎、天子

大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ):
3アシスト 早苗、ピエール
2アシスト 小悪魔、てゐ、神子
1アシスト 鈴仙、パチュリー、影狼、大妖精、橙、お燐、諏訪子
       衣玖、針妙丸、小町、空、リリーW、マミゾウ、岬

984 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/13(土) 23:07:54 ID:???
実況「試合終了。 しあい、しゅうりょ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!
今ここに、幻想郷サッカー史に新たな名前が書き加えられる事となりました……!
そのチームの名は、聖徳ホウリューズ! 宇宙を司る全能道士・豊聡耳神子の元に集いし選手達が、
集団戦術と前衛的戦略! そして人々の人気を背に、
優勝候補筆頭の紅魔スカーレットムーンズ!その圧倒的個人技をねじ伏せてしまったのです!!
試合結果は2−3で、聖徳ホウリューズの勝利! ああ……未だに信じられません!!」

観客「ウワァァァァァァァァァァァァァァァッ……!」「みーこ!」「みーこ!」「す、すげぇぇぇっ!」
「これが新しいサッカーか!?」「神子さまの言う通りだー! 手段は何でも良い、勝てば良いんだー!」
「紅魔のヤツ、ざまぁねぇな!」「で、でもちょっと可哀想な気も…」「あん!? お前妖怪の肩持つのか!?」

鈴仙「う、ウソでしょ……! レミリアさんが、あんなにアッサリ負けるなんて……!?」

永琳「――聖徳ホウリューズがここまで力を蓄えていたとはね……。
(これは、八雲紫だけじゃない。 私達にとってですら、予想外の出来事だったわ)」

他の多くの人妖たちにとってそうであったように、鈴仙にとってもこの試合は衝撃的だった。
レミリアやパチュリーを率い、まさに博麗連合に次ぐ最強チームと信じていた紅魔スカーレットムーンズが、
特出した集団戦術、反則的なラフプレー。 そして……豊聡耳神子の圧倒的な実力により、勝利を掴んでしまったのだから。

鈴仙「(今まで、こんなに色んな意味で凄いチームと当たった事なんて無かった!
そりゃあ、総合力や個々の実力で言えば、このチームよりも強いチームは沢山居ると思うけど……。
――それでも、このチームはやっぱり異質よ……!
――そして……)パチュリーさん!? あの人は大丈夫なの!?」

佳歩「やっぱり気になるんですね、鈴仙さま……!」

鈴仙「うん。 ちょっと色々あって、あの人は私の第二の師――マスター的な所もあるから……」

985 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/13(土) 23:10:02 ID:???
鈴仙が次に気がかりだったのは、パチュリーの負傷だった。
魔法によって、確かにフルタイムで出場できる身体を手に入れたのかもしれないが、
しかし、今日の彼女はその副作用――フィジカル面の減退――を突かれ続けていた。

鈴仙「(負傷も辛いでしょうけど……プライドが高く完璧主義なあの人にとって。
自分の弱点を突かれたせいで、賢者たる自分が導くべきチームが負けたって事は大変な屈辱でしょうしね……。
あと、レミリアさんとかフランドールの様子も気になるっちゃあ、気になるし……)」

鈴仙は周囲の様子を見ながら、パチュリーの居るであろうスカーレットムーンズの控室へと向かおうとする。
しかしその時。 鈴仙は遠くの観客席から――二つの、見覚えのあるシルエットを見つけてしまった。

鈴仙「(……って、あれ。 さっき私を突き飛ばして来たお面の子――こころじゃない……。
――なんかキョロキョロしながら、こっそり(?)聖徳ホウリューズの控室の方面へと向かっているけれど。
何か、様子が怪しい感じね……?)」

その一つは、つい先ほど見かけたばかりの影。
謎のお面を所持していた面霊気・秦こころのふわふわとしたスカートと長髪。
そして周囲に浮かぶ無数の面が、遠巻きに見ても非常に目立っていた。
そして、もう一つは――。

鈴仙「あれは……妖夢……!? 神子の企てる、『ハイパーカンピオーネ』計画に入るって言ってただけあって。
やっぱり、試合を見に来てたんだ……!」

妖夢「…………!」

スッ。 タッ、タッ、タッ――。

妖夢は、決然とした表情で観客席を出ようとしていた。
彼女のシルエット自体は目立ちづらいが、しかしそれでも鈴仙は妖夢の友人だし、
何より周囲に浮かぶ半霊がある為に、これもまた視認しやすかった。

986 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/13(土) 23:11:23 ID:Biv0COhE
鈴仙「(――ど、どうしよう。 三択って感じになったわね……!
つまり、@パチュリーさんの様子を見に行くか、Aこころの後を付けてみるか、B妖夢に声を掛けに行く
……の三者択一。
@だったら、パチュリーさんの容体次第では、聖徳ホウリューズと実際に戦った情報が得られそうだし。
Aだったら、私にとっては目的も所属も良く分からないこころの、更なる秘密とかが分かるかも。
Bだったら…どうなるのかちょっと分からないけれど。
妖夢が今の試合を見てどう思ったのかも気になるし、何より私が少しでも話をしたいってのがある。
――どちらにしても、私にとって極端に不利な事は、そう起きないと思うけど……ど、どうしようかな?)」

A:パチュリーの様子を見に、紅魔スカーレットムーンズの控室に行ってみる。
B:こころの様子が気になるので、後を付けてみる。
C:妖夢がどう思っているのかが気になるので、妖夢に声を掛けに行く。
D:……いや、ここは仲間達と一緒に帰る事にする。
E:その他 自由選択枠 A+Bなど複合選択はできません。

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

987 :森崎名無しさん:2014/12/13(土) 23:12:08 ID:srnOiz2c


988 :森崎名無しさん:2014/12/13(土) 23:12:27 ID:U1hc8yTQ
A

989 :森崎名無しさん:2014/12/13(土) 23:12:35 ID:YHrikwcY
A

990 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/13(土) 23:39:08 ID:Biv0COhE
A:パチュリーの様子を見に、紅魔スカーレットムーンズの控室に行ってみる。

鈴仙「ええいっ! 情報収集は後でも出来る。 今はとりあえず、お見舞いに行くのよ……!」

鈴仙は脱兎のごとく駆け出して、一目散に紅魔スカーレットムーンズの控室へと向かった。

コンコンコン。

咲夜(ドア越し)「……どちら様でしょうか。
只今負傷者が居るため、あまりファンの方でも面会はさせたく無いのですが」

鈴仙「わ、私よ! えーっと……鈴仙! ちょっとパチュリーさん達の様態が気になって…!」

咲夜(ドア越し)「パチュリー様の……?
――ああ、そういえば最近、パチュリー様と懇意だったものね。 分かったわ、入って良いわよ」

ドア越しに応対された咲夜も、最初は試合結果や観客席の雰囲気を受けて当初は冷たい態度だった。
しかし、鈴仙の必死げな説明を聞いて、彼女が特段スカーレットムーンズに悪意を振りまく人物では無いと認識したのか、
入室をすんなり許可してくれた。

ガチャッ。

鈴仙「お、お邪魔します」

ドアを開けてくれた咲夜――自分よりも少しだけ背が高く、何となく圧迫されているような気がする――
に軽く会釈をした鈴仙は、恐る恐るスカーレットムーンズの控室に入ると。

レミリア「……あら。 これはまた殊勝なウサギが流れ込んで来た」

フラン「……あっ。 ウサギさんだ……」

パチュリー「…………」(←鈴仙をチラチラ見ながら、これ見よがしに読書中)

991 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/13(土) 23:40:21 ID:Biv0COhE
鈴仙「――なんか、思ったよりも皆。 ケガとか無さそうですね……」

――鈴仙が恐れるよりも、どうやら事態は深刻では無かったようだった。
途中退場となってしまったフランドールは、やはりどうしても浮かない表情をしていたが、
試合中酷い負傷を負っていたレミリアとパチュリーは、再生力の賜物か、それとも魔法の効果か、
既にその傷は大体完治しており、二人ともに普段とそう変わらない様子だった。

咲夜「――そんな事ありません。 特にお嬢様は、あの燐光を真正面から浴びたのですから。
……少なくとも、暫くは安静にして然るべきですっ」

レミリア「全く。 咲夜ったら心配性なんだから」

鈴仙「(……なんだか、いつもとメイド長の雰囲気が違うわね。 瀟洒じゃなくって、ちょっとオロオロしているというか。
それだけに、やっぱり今日の試合は従者として思う所があった……と、言う事かしら?)」

美鈴「陸君、今日は散々だったねぇ……」

陸「……アイツら、少なくとも1発の攻撃力ではウチより一回り以上は下だった。 手数もそうでもない。
――純粋な、支配力の問題だったアルね。 つまり、朕は悪くないアル!」

小悪魔「(中国さんのメンタルも、結構図太いよなぁ……。 ――妹様とかに鍛えられたから?)」

鈴仙「(そして、門番コンビと小悪魔は比較的暢気な感じかしら。
……小悪魔は、やっぱりパチュリーさんの事が心配なのか、少し所在無げな感じだけど)」

……パチュリーの容体が心配だと入室した鈴仙だったが、
こうして入ってみると、レミリアやフランドール。 咲夜や美鈴達とも話をしてみたいような気もする。
勿論、これからパチュリーにも真っ先に声は掛けるつもりではいるが、無理に彼女と腰を据えて雑談する必要はないのだ。

992 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/13(土) 23:41:36 ID:Biv0COhE
鈴仙「(……どうしよう。 具合も良さそうだし、パチュリーさんと暫く話し込んでいようかしら。
それとも、パチュリーさんは軽い挨拶で済ませて、折角だから他のスカーレットムーンズのメンバーとも、
何かしら交流してみようかしら? ……たぶん、邪険にされる事は無いと思ってる――けど)」

A:パチュリーと暫く話し込む。
B:レミリアとも少し喋ってみる。
C:フランドールとも少し喋ってみる。
D:咲夜とも少し喋ってみる。
E:美鈴、陸、小悪魔の三人の会話に混じってみる。
F:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。


993 :森崎名無しさん:2014/12/13(土) 23:42:47 ID:xKpGKfU+


994 :森崎名無しさん:2014/12/13(土) 23:44:52 ID:qu0nlQwM
D

995 :森崎名無しさん:2014/12/13(土) 23:44:58 ID:YHrikwcY
A

996 :森崎名無しさん:2014/12/13(土) 23:45:56 ID:45XHD/+M
A

997 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/13(土) 23:51:34 ID:???
Aが選ばれたところで、今日の更新とこのスレでの更新はここまでにしようと思います。
>>976
その理屈なら、鈴仙も私の青春歌って倒せそうですね…w

このスレでは埋めネタはせず、1000まで使いきる(余れば私が埋めます)予定ですので、
スレタイ提案の追加等がありましたら、また書き込んで下されば幸いです。

それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。

998 :森崎名無しさん:2014/12/13(土) 23:57:09 ID:???
他所の世界でも元祖俺の青春の使い手が893に相性よかったから
森崎と鈴仙も相性いいはず、俺の青春乙

999 :森崎名無しさん:2014/12/14(日) 00:01:00 ID:???
乙でした
作中で認められようが俺は聖徳最高に気に入らないんで光太郎さんや紘汰さんばりに全力で許さんし全力で潰す
ヒール役としては本当に優秀だと思いますね

1000 :森崎名無しさん:2014/12/14(日) 00:10:12 ID:???
埋め

1001 :1001:Over 1000 Thread
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。

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