キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【復活の】鈴仙奮闘記27【N】

1 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/04(水) 22:06:33 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品で、
東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。
内容は、東方永夜抄の5ボス、鈴仙・優曇華院・イナバがサッカーで師匠を超えるために努力する物語です。

他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。

☆前スレ☆
【天ぷら】鈴仙奮闘記26【大好きです。】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1423234639/
☆過去ログ・攻略ページ(キャプテン森崎まとめ@Wiki内)☆
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/104.html

☆あらすじ☆
ある日突然幻想郷にやって来た外来人、アラン・パスカルと中山政男との出会いにより、
師匠、八意永琳に並ぶ選手になると決心した鈴仙・優曇華院・イナバ。
目下の目標である全幻想郷選抜大会、鈴仙達永遠亭ルナティックスは、決勝トーナメント第一回戦にまで駒を進めていた。

選抜大会で活躍し、全幻想郷代表の一員となる事を夢見てきた鈴仙はある日、
自身が『プロジェクト・カウンターハクレイ』のキャプテン候補に選ばれている事を知る。
それは霊夢や紫達幻想郷に敵対し、以て幻想郷の価値観を覆すという壮大な計画だった。

永琳から告げられた計画の壮大さに戸惑う鈴仙。しかしさらに追い打ちを掛けるように、第二の道が示される。
――八雲紫の掲げる狂った計画・『リアル・幻想・セブン』を内部から改革するという道だった。
ヒューガーの科学技術により精神を蝕まれた、幻想郷の管理者・八雲紫を救いつつ、これまで通りの幻想郷をより良くしていきたい。
紫の忠実な式・八雲藍は自らの身の危険をも辞さず、鈴仙にそう理想を語った。

幻想郷を変える為に戦うか、幻想郷を守るために戦うか。そもそも、自分は何の為に戦うのか。
仲間の大切さに気づきながらも、未だその結論を見いだせていない鈴仙の前に、第一回戦の相手・守矢みらくるずが立ちはだかる。
信仰と虚勢を身に纏いながら、痛々しくも立ち向かう守矢みらくるずのトップ下・東風谷早苗に対して、鈴仙は――?
そして、フィールドには鈴仙を見守る謎のサッカー少年。彼の正体は一体……?

587 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/20(金) 00:25:45 ID:???
※これから後半5分まで、無判定にて試合が進行します。
 ガッツの消費はありませんが、5分経過によるガッツの自然回復(+20)もありません。ご了承下さい。


諏訪子「それっ、行くよ!」

スタタタッ……ブ  ン、ビュウウッ!

鈴仙「くっ……!(単にテクニックがヘンなだけじゃないわね。この神様……普通に、上手い!)」

まず切り込んだのは、左サイドのウインガーに移った諏訪子だった。
鈴仙の決して悪く無いタックルをも軽々と自慢の『手長足長さま』で潜り抜け、
その足でてゐをも受け流して易々とバイタルエリアに入ると。

諏訪子「……さあ、ブラジル仕込みの鰻の旨さ、見せてやりなよ、ザガロ君!」

バシュウッ!

慧音「(自分で決めず、人形に撃って貰うだと………)――! 危ないつかさ、構えろ!」

つかさ「!? は、はい!」

偽ザガロ「……俺に指図するな! ぬおおおお〜〜〜〜〜っ!!」

グワァァアアッ、バギュウウウウン! ギュルルルルルルルルルルルルルルルルルルッ!!

実況「あ……こ、これは……!! これはシュートです!!
人形H選手? による、鰻の全身のように曲がりくねった、しかし威力も籠ったこれはパワーシュート!
グンと勢いを伸ばして、ルナティックスのゴールへと向かっていきます〜〜!!」

588 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/20(金) 00:26:45 ID:???
ギュウウウウウウッ……バギイィィィッ!!

つかさ「きゃ、きゃあっ!?(――迂闊な! まさかさっきまで案山子に過ぎなかった人形が、これ程の威力のシュートを……!?
威力だけなら、成長した佳歩ちゃんの『ラビットテイル』にも匹敵していたと言うのに!?)」

慧音「――『三種の神器・鏡』ッ!」

ブンッ、バチイイッ!!

諏訪子が切り込み、偽ザガロはそのままグラウンダーから、強烈な鰻型変化シュート――『ダブルイール』を放つ。
油断したつかさをも軽々吹っ飛ばしたこのシュートは、幸いにも技を発動させた慧音により弾かれるが、
ボールは未だPA内高空に残る。 そのシュートに食らいつく影があった。
守矢みらくるずの人形F――では無く。
遥かオランダより神奈子が呼び寄せた強力なポストプレイヤー、ヨハン・レンセンブリンクのコピーは、
背丈の差で本来までの高度では無いにしても、それでも充分高すぎる位置で大きく状態を捻り。

偽レンセンブリンク「――決める」

グルンッ! ギュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ、バシュウウウウウウウウ………ッ!!

パチュリー「(あれは……。高空と低空との違いはあれど、私の『サイレントセレナ』に似た形の技!
さしずめ『ハイパーオーバーヘッド』とも称すべき大技を、たかがオートマトン如きが……? ――あり得ないわ)」

観客席のパチュリーが思わず唸る程に精度の籠ったオーバーヘッドキックが放たれる。
地面スレスレの位置で大きく横に逸れる偽レンセンブリンクのシュートは、
流石に先程の偽ザガロの『ダブルイール』や、諏訪子の『御射軍神さま』には一歩及ばない。
しかし、永琳の助けの及ばない輝夜のゴールを揺らすには充分な水準の威力を持って、
ルナティックスゴールの右隅に決まろうとしていた。

輝夜「……そ、そんなモン――えーりんが許すモンですかーーーーーっ!?」

ギュンッ! バシイイッ!

589 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/20(金) 00:27:56 ID:???
――そのため、このシュート自体は永琳の助けを借りた輝夜ならば、難なく受け止められる程度だった。
しかし、輝夜が仕事をしても後が続かない。
輝夜はこの後、早速ボールを前線の鈴仙へと投げ渡したのだが。

ピエール「はぁぁぁぁっ!」

フライハイト「雨が降らずとも、天然芝に含まれる水分を摩擦で蒸発させれば、雨雲ができ、いずれは雨が降る。
食らうが良い……この俺の『ハイドロプレンタックル』」

ズザアアアアアアアッ、ズザアアアアアアアアアアアアッ!!
 ―――バチイイイッ!!

鈴仙「ぐっ……!(う、上手い。左のボランチ! 基礎技術では流石にピエール君に軍配が上がるけど。
それでも、この芝の滑りを活かした長距離タックルは――私の『アイドリングウェーブ』なんかよりも上ね!)」

一見手薄になったDF陣とは裏腹に、守矢の中盤の底は圧倒的に強化されていた。
ピエールとダブルボランチを務める人形は、ピエール程では無いが充分過ぎる程に上手い。
この二人による波状攻撃には、鈴仙も諦めざるを得なかった。
ボールは中盤へと戻り、妹紅が競り合いに向かうが届かない。
やがてボールを拾った人形Gと思われる選手(偽三杉)はボランチの永琳と対峙し――。

偽三杉「……………」

永琳「(行動を大幅に制限されているとは言え、彼は油断できなさそうね……)」

偽三杉「ここだ!」

ギュンッ、バシュウッ、シュピィィィッ!!

永琳「(――とは言え、油断のし過ぎもミスを招く。今回は、彼にしてやられたかしら)」

590 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/20(金) 00:29:00 ID:???
実況「あ……あお〜〜〜〜〜っ!? 凄いです人形G……? 選手!
前半戦の機械のようなドリブルとは違う、まるで生き物のように有機的で前衛的なボールキープ
――『芸術的なドリブル』を魅せてくれました〜〜〜!!」

あの永琳すらも、三杉の才能と技術を受け継いだ人形には太刀打ちできない。
そうして詰められたボールは、諏訪子、偽ザガロ、偽レンセンブリンクの周囲を往ったり来たり。
たまにつかさや慧音、輝夜が渾身の力でボールを零しても、そのまま早苗にフォローされてしまう。

後半戦が始まってから5分間。永遠亭ルナティックスは碌にボールに触れられていなかった。

鈴仙「(そ、そんな……! どうして!? 前半と後半で違いすぎるでしょ!?
まさかここまで、相手が強化されてるなんて……聞いてないよぉ!?)」

神奈子「(まぁー、ちょっと予定よりも強かったかもねぇ。ぶっちゃけ)」

偽レナート「俺の出番はまだかー!? ブラジル最強クラスのパンチングを持つこの俺の出番は!?」

偽沢木「……あまり強い言葉を使うなよ。弱く見えるぞ?」

偽レナート「なにィ」

鈴仙は焦りつつも、しかしこの局面を打開する良い手段が思いつかない。
未知の相手に対処している以上、具体的な手立ては取れないし、抽象的な激励も通用しない。
――間違い無く、手詰まりの状況だった。

591 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/20(金) 00:30:06 ID:???

偽ザガロ「うおおおお〜〜! 消し飛べ雑魚共!」

ドドドドドドド……バギイイイッ!!

ウサギD「きゃ、きゃぁあああ〜〜っ!?」

実況「ああ〜〜〜っと、偽ザガロ選手、ウサギD選手を遥かフィールド外へと吹っ飛ばした!!
これは『強引なドリブル』でしょうか!? 基礎力だけならば早苗選手にも匹敵する、凄い突破力だ!」

永琳「(ここまでは、私が先にウドンゲに言った通り。私達は、守矢みらくるずに敗北する――このままでは。
……そう。このままでは……ね)」

パスカルのタックルが早苗のパスに躱され、つかさと慧音が偽三杉の『華麗なドリブル』により突破され。
今こうしてボールを受けた偽ザガロにより、ウサギDが遥か遠くに吹っ飛ばされ。
――いよいよルナティックスのゴールを守る者が輝夜しか居なくなった時、鈴仙は絶望した。

鈴仙「(……やっぱり、やっぱり駄目なの? ……これまで練習して、チームで上手くなって行って。
――それでもこうして、より高い才能で塗り固められた壁が出てくると、手も足も出ないの?
だったら、私が今までやって来た努力って一体……?)」

守矢が具体にどんな手を使ったのかは、良く分からない。
今ハッキリと分かるのは、鈴仙がこれまで積み上げて来たものが、
いとも簡単に崩され掛けているという残酷な事実のみ。

鈴仙「(――友情とか努力とか色々言ってて、それで勝ててたけれど。
それは単に運が良かったか、案外大したことないチームと当たれていただけだったのかな……)」

今まで張り詰めていた糸が切れたように、鈴仙はフィールドに膝を突いてしまう。
審判を買収したり、裏技で才能ある選手を呼び寄せられる者が報われる現状に、鈴仙は耐えられなかったが。

592 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/20(金) 00:31:07 ID:???
鈴仙「(……あれ。おかしいな。ホイッスルの音が、聞こえないや)」

鈴仙はここで漸く異変に気付く。
これまでルナティックスを圧倒し、ゴールは寸前という場所まで来ていた筈の守矢みらくるずが、
この期に及んでまだ得点出来ていない。
一体どうしたのか、姫様が今度はゴールを地核にでも埋め込んだのかと鈴仙は振り返ると。

鈴仙「……えっ? あ…………あれ…………………は?」


――そこには、まるで幻想のような光景が広がっていた。

593 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/20(金) 00:38:53 ID:pwWzCrmU

偽ザガロ「……なンだ、貴様は? 悪いが俺には、あそこでプルプル命乞いしてる姉ちゃん(輝夜)に用があるんだが?」

謎のサッカー少年「…………」

ザワザワ……ザワザワ……!

実況「……ど、どういう事でしょうか、これは……!? 乱入者……乱入者です!?
――ウサギD選手が吹っ飛び、フィールドから戻れないうちに、この謎のサッカー少年が観客席から飛び込んで来ました!
これから輝夜選手に一対一を挑もうとしていた偽ザガロ選手の間に割って入り、虚ろにボールを見つめています!」

――実況が慌ただしく煽り、観客席がざわつく中心に、幻想的なその少年は居た。
風来坊を想起させる大きな三度笠のせいで、その顔は見えない。
服装はボロボロだが、人里を外れて旅を歩けるよう、頑丈そうな鎖帷子を装備しているその少年は、
少年とは言い難いまでに老成しきっている。

鈴仙「(な、謎のサッカー少年って。 ――あ、あれって……!)」

だがしかし、鈴仙にはこの少年に見覚えがあった。絶対に、忘れる事なんてできなかった。
少年はボサボサに伸びた前髪から、暫く虚ろに佇んでいたが――。

594 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/20(金) 00:40:08 ID:pwWzCrmU

謎のサッカー少年「……とりあえず、ここは通して貰おうか。俺には、今こそ会うべき人が居るんだ」

偽ザガロ「……なにィ?」

……彼は、会うべき人物と再開するために、眼前の障害物を排斥すべく駆けた。

先着2名様で

★偽ザガロ→ドリブル 50 (! card)(! dice + ! dice)=★
★謎のサッカー少年→タックル 53 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→偽ザガロ、突破成功!?
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(慧音がフォロー)(パスカルがフォロー)(輝夜がフォロー)
≦−2→謎のサッカー少年、ザガロからボールを奪い取る。

【補足・補正・備考】
偽ザガロのマークがダイヤの時、「強引なドリブル「(+2、吹飛2)」が発動します。
??のマークがダイヤの時、「アッシュタックル(+4)」が発動します。
??のマークがハートの時、「バーニングタックル(+3、吹飛2)」が発動します。
??はスキル・後天性ファンタジスタによりダイスの合計が2の時数値を10、3の時数値を9とします。

595 :森崎名無しさん:2015/03/20(金) 00:41:41 ID:???
★偽ザガロ→ドリブル 50 ( クラブ8 )( 3 + 3 )=★
ウナギバスター

596 :森崎名無しさん:2015/03/20(金) 00:41:46 ID:???
★謎のサッカー少年→タックル 53 ( スペード7 )( 2 + 3 )=★

597 :森崎名無しさん:2015/03/20(金) 00:41:47 ID:???
★謎のサッカー少年→タックル 53 ( ダイヤ9 )( 5 + 2 )=★

598 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/20(金) 00:42:37 ID:???
――と、言ったところで今日の更新はここまでです。
謎のサッカー少年……一体何者なんだ……

文章に少しヘンな所がありましたので、一部訂正いたします。
>>593より、
×少年はボサボサに伸びた前髪から、暫く虚ろに佇んでいたが――。
○少年はボサボサに伸びた前髪を揺らしながら、暫く虚ろに佇んでいたが――。

……と、脳内変換をして頂ければ幸いです。


それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。

599 :森崎名無しさん:2015/03/20(金) 00:43:36 ID:???
つえええええええええええ!!中山さんの抱き枕乙ううううううううううう!!

600 :森崎名無しさん:2015/03/20(金) 00:45:06 ID:???
乙ロットー!

謎のサッカー少年……いったい何や……何者なんだ?

601 :森崎名無しさん:2015/03/20(金) 00:57:31 ID:???
プルプル命乞いしてる姉ちゃんw
姫様「明日まで!明日までお待ちください!ウナギ王!」

602 :森崎名無しさん:2015/03/20(金) 21:33:13 ID:???
乙ロットー!

謎のサッカー少年……よくわからないけど、すごく強い
もしかして私たちのチームに協力するのかしら?
はっ!? もしこの人が入ったら、外されるのは私!?
きっとそうよ! ウサギBちゃんもなんだか方向性は見えないけど、最近また成長してるし。
私とつかさちゃんが一緒に出場できる機会を潰すなんて……

ユルサナイ……

てゐ「許さないわ謎のサッカー少年……と」
ウサギD「私を変なキャラにしないでください!?」

603 :森崎名無しさん:2015/03/20(金) 22:33:56 ID:???
「あの、アレいいんですか? 何か勝手に入って来てますし、
人形達の中身入れ替わってるみたいですが」
「ダメ、ダメだけど……メンドイから良し!」

604 :森崎名無しさん:2015/03/20(金) 22:45:19 ID:???
>>602 鈴仙を倒せば幻想郷は平和になるしあなたも出られるかもしれないわ
   みんなが幸せになるにはそれが一番よ

605 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/21(土) 00:57:36 ID:???
すみません、少しは更新したかったのですが、
ちょっと色々と付き合いがありましたゆえ、今日はお休みさせて頂きます。
明日は早い時間(昼過ぎごろ?)から更新できればと考えています。

日曜日のチャットの日程については、とりあえず21時半開始で698さんにお願いしてきます。
土曜日は以前言った通り、19時ごろに開始出来ればと考えております。
色々な方に参加して頂き、幅広な話題について話が出来ればと思っていますので、
普段このスレを見ていない人やチャットに興味の無い方につきましても、当日は気軽に覗いて行って下されば幸いです。

>>599
中山さんは以前よりかなり強くなっています。
タックルはフラグ回収もあり、大分前の連続JOKERイベントの関係もあって、第一部での限界にまで成長しています。
同じくドリブルとシュートについてもそんな感じです。
>>600
乙ロットありがとうございます!
謎のサッカー少年の正体は 赤井 です。
>>601
もう姫様とブローリン君だけで映画が再現できそうですね…w
>>602
乙ロットありがとうございます。Dちゃんがチャキる可能性は多分大丈夫です。
コンビプレイフラグのフラグさえ回収できれば、
総合力のウサギBか、爆発力のウサギDかですみわけが出来そうですけどね。
>>603
本家キャプ翼的に考えて、突然の選手乱入交代も良いのではないでしょうか(適当)
>>604
ダークサイドに堕ちる展開も面白そうですが、多分大丈夫ですw

それでは、皆さま、また明日よろしくお願いいたします。

606 :森崎名無しさん:2015/03/21(土) 01:03:33 ID:???
なるほど、赤井ならあの守備の上手さは納得だな(棒読み)

607 :森崎名無しさん:2015/03/21(土) 11:53:53 ID:???
ハリルノート パチェノートの現実版みたい

608 :森崎名無しさん:2015/03/21(土) 12:57:28 ID:???
予想はしてたけどシュートもやっぱり強いのね

609 :森崎名無しさん:2015/03/21(土) 17:14:32 ID:???
本編では覚醒してれば使えたかもしれないシュートがここでは使えているのか。
ど、どんなネーミングの必殺技なのかなぁ!
わくわくします!

610 :森崎名無しさん:2015/03/21(土) 17:17:06 ID:???
たしかどこかでジェクトシュートみたいになるとか漏らしてなかったっけ?

611 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/21(土) 18:40:11 ID:???
こんばんは、予定より遅くなりましたが更新していきます。
本日はチャットを19時頃から開催予定ですが、こちらの更新もゆっくりですが、させて頂きたく思います。
>>606
わりとしっくり来る正体になっちゃいましたね…w
>>607
軽く調べただけですが、なんかすごそうな監督ですね。
どんな事が書いてあるのか、ノート見てみたいものです。
>>608
これまでもトップ下寄りの配置が多かったのが影響している感じです。
本スレ中山さんはCB〜ボランチ位の立ち位置が多かったと思いますが、
このスレの中山さんはトップ下〜CF位の立ち位置でも活躍出来るようになっていると思います。
>>609-610
出ていなかった雷属性のシュートを中心に、オリジナルで色々考えています。
ブリッツシュートは名前の響き的にブリッツボールを意識してますが、ジェクトシュートみたいにはなりません。

612 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/21(土) 18:41:20 ID:???
★偽ザガロ→ドリブル 50 ( クラブ8 )( 3 + 3 )=56★
★謎のサッカー少年→タックル 53 ( スペード7 )( 2 + 3 )=58★
≦−2→謎のサッカー少年、ザガロからボールを奪い取る。

偽ザガロ「うおおおおっ!」

ドドドドドドッ!

謎のサッカー少年「…………」

偽ザガロが威勢よくドリブルで謎のサッカー少年を轢いてしまおうと突っ込んで行くも、
謎のサッカー少年は微動だにしなかった。無機質ながら人間臭いマネキン人形の一挙一動を洞察しているようにも見える。

偽ザガロ「……随分と余裕だが。 ――そのスカした面、吹っ飛ばしてやる!」

グッ……

そんな熱気を感じさせない謎のサッカー少年の挑発的な行為に、
ただでさえ切れやすい偽ザガロが冷静で居られる筈が無い。
彼は本気で少年の顔を抉り飛ばそうと、ハイキックでスパイクの刃を鼻っ柱に叩き付けてやるべく大きく足を上げた。
そこを、謎のサッカー少年は見逃さなかった。

シュンッ……バシッ。

謎のサッカー少年「――動きが大振りすぎる。反則を狙う行為も時にはアリだが、今は適切じゃないな」

偽ザガロの脚に合わせて、謎のサッカー少年は軽く身を捩り膝を突きだす。
それだけで、偽ザガロが気付いた時にはもう、ボールは完璧に奪われていた。

613 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/21(土) 18:42:23 ID:???
偽ザガロ「んだと………テメェ。一体どんな手品を使った……!?」

謎のサッカー少年「ああ、まあ。少し。
……少し、君の脚の動きと反応速度。それと臨床的な精神分析とプレーの癖。
それらを読み取らせて貰っただけさ。 ――なあ、マルシオ・パッソス・ザガロ君?」

謎のサッカー少年が穏やかにそう告げると、偽ザガロの顔が蒼白になった。
……いや、実際には偽ザガロは機械人形なので蒼白になどなりようも無いのだが、
それだけに今の中山の看破は彼にとって図星だった。
易々と正体を看破された偽ザガロは、悔しそうに負け惜しみ半分で、

偽ザガロ「……何故分かった」

とだけ告げる。ヒューガーのコピーロボットとは違い、守矢のコピー人形は旧式。
選手の顔や姿形までをまねている訳では無いのに、何故今のプレーだけで自分の正体が分かったのか。
訝しむ偽ザガロの前に、謎のサッカー少年はこう答える。

謎のサッカー少年「――簡単な事さ。世の中に全く同じ物質は存在しない。
それと同じ、人間やその動きが全く同じに見えても、ズレは必ず生じている。
俺は、そのズレの意図や理由を統計的に分析し、選手の顔と合わせているだけさ」

偽ザガロ「………はァ?」

その言葉を聞いて、偽ザガロはいつものように怒るよりも先に、絶句した。
謎のサッカー少年の言葉が本当だとすると、彼の洞察力はとっくに人智の及ばない領域を踏み出している。
普段の偽ザガロならば、そんなものハッタリだ、できっこないと容易に切り捨てる事が出来たであろう。
……しかし、そう一笑に付すには、謎のサッカー少年の放つプレッシャーは圧倒的過ぎた。
彼はもう、自分の横を走り抜けていく謎のサッカー少年を、虚ろな瞳で見つめるしかなかった。

614 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/21(土) 18:43:23 ID:???

偽三杉「……もしも君が、僕の思っていた通りの人物だとしたら。是非一度、戦ってみたかったんだ」

偽レンセンブリンク「事情は知らんが、通さんぞ」

次に謎のサッカー少年に対峙したのは、偽三杉と偽レンセンブリンク。そしてもう一人――いや、もう一柱。

諏訪子「――ゲッ。あ、あんたは……!(失踪したと思っていたのに。
まさか、まさか……! まさかコイツが、このチームに戻って来るなんて……!)」

守矢みらくるずのFW・洩矢諏訪子は明らかに嫌そうな顔をした。
彼女と神奈子の計画では、謎のサッカー少年の存在は、勘定に入っていなかった。
何故なら、謎のサッカー少年は前々から新聞で失踪したと報じられていたし、
彼を間接的にではあるが知る若島津や反町(妖怪の山FCとは親しい為、交流を行っていた)
の情報によれば、彼は誰よりもストイックにサッカーの強さを追い求める人物だった。

そんな人物がひょっこり戻って来て、しかも治療の為一時的に所属していたチームに復帰するなど、
損得勘定こそが人間関係の第一とする神奈子や、そも人間的な情に疎い所のある諏訪子には考えられなかった。

謎のサッカー少年「……それっ!」

フッ。    ―――シュンシュンッ!

諏訪子「……って。 ――へ、す、すわわっ!?」

偽三杉「――へえ」

偽レンセンブリンク「……面倒だ」

615 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/21(土) 18:44:34 ID:???
そして、諏訪子が神らしからぬ焦りを見せる合間に、謎のサッカー少年は彼女達三人を一瞬で通り過ぎて行く。
感覚器がどうしても検知できない部分、意識の死角を完璧に突いた消えるフェイント。
地底の無意識妖怪のスペルカードを基に彼が考案した、「フローディアンフェイント」の前に、
彼女達は彼の存在を検知する事すら出来なかった。

早苗「……あ、貴方――何者ですかっ!?」

謎のサッカー少年「――別に。名乗る程の者じゃあないさっ!」

グワァァァッ……!

こうしてゴール前から中盤にまで一気にボールを押し戻した謎のサッカー少年。
彼が次に放ったのは前線へのロングパスだった。
トップ下の早苗がプレスに向かう中、彼は大きくその右脚を振り上げて――。

謎のサッカー少年「(――パスは、まだまだ今一つなんだけどな……)それっ!」

――バコオオッ!

実況「あっ! 謎のサッカー少年選手、今度はパスを出しましたっ!?
パスの向かう先は……前線で驚いた表情をしている鈴仙選手です!」

616 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/21(土) 18:45:41 ID:4HuN5pN6
先着2名様で、

★謎のサッカー少年→ピンポイントパス 52 (! card)(! dice + ! dice)=★
★早苗→パスカット 48 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→鈴仙、パスキャッチ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(妹紅がフォロー)(佳歩がフォロー)(永琳がフォロー)
≦−2→守矢ボールに。

【補足・補正・備考】
??はスキル・後天性ファンタジスタによりダイスの合計が2の時数値を10、3の時数値を9とします。
早苗のマークがダイヤの時、「ミラクルフルーツ(+3)」が発動します。
早苗のマークがハートの時、「五穀豊穣ライスシャワー(+2)」が発動します。
早苗のスキル・奇跡を起こす程度の能力により、早苗のカードの数字が7の場合、ダイスの数値を15とします。

617 :森崎名無しさん:2015/03/21(土) 18:46:08 ID:???
★謎のサッカー少年→ピンポイントパス 52 ( ハートQ )( 4 + 4 )=★

618 :森崎名無しさん:2015/03/21(土) 18:46:26 ID:???
★早苗→パスカット 48 ( ハート9 )( 5 + 1 )=★

619 :森崎名無しさん:2015/03/21(土) 19:26:49 ID:???
しゅ、しゅじんこうや…
強襲サイヤ人や激震フリーザで遅れてやってくるカカロットポジションや…

620 :森崎名無しさん:2015/03/21(土) 19:32:19 ID:???
主人公補正的なサムシングを感じる……!

621 :森崎名無しさん:2015/03/21(土) 19:39:29 ID:???
こ、このままではタイトルが変わってしまう!!

622 :森崎名無しさん:2015/03/21(土) 20:11:36 ID:???
これはうどんちゃんも頑張らないとな(フラグ)

623 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/21(土) 21:11:39 ID:???
更新途中ですが宣伝です。
前に>>340で話題に出していたチャットについて、今開催しております。
http://capmori.net/chat/
普段参加頂いている方とはもちろんのこと、
普段はスレに参加されていない方や、他スレのGMをやっている方とも、
広くキャプ森について語れる場になればいいなぁ…と思っていますので、
お暇があれば、覗いて行って下されば幸いです。

624 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/21(土) 21:12:43 ID:???
★謎のサッカー少年→ピンポイントパス 52 ( ハートQ )( 4 + 4 )=60★
★早苗→パスカット 48 ( ハート9 )( 5 + 1 )+(五穀豊穣ライスシャワー+2)=56★
≧2→鈴仙、パスキャッチ。

神奈子「(――不味い! 彼が戻ってきたら、我々の勝ち目は……!)――早苗ッ!
奴は一流だ。油断しないと喰われるよ!」

早苗「あっ。は……はいっ! かしこまりました八坂様っ! ……溢れる大地の豊穣よ、我に力を!
――『五穀豊穣ライスシャワー』ーーーっ!」

バッ! バババババッ!!

神奈子の警告を受けて、早苗ははっと我に返り、そして飛んだ。
大地の力を借りて大きく跳ね上がる五段パスカット―― 『五穀豊穣ライスシャワー』は、
天地の奇跡を操る早苗の得意技。決して、その精度こそ悪くは無かったが――。

謎のサッカー少年「(――大丈夫。俺の方が何とか早かった、か)」

早苗「でも……届かない!?」

――早苗のカットは、謎のサッカー少年の予告通り届かない。
パスはライフル銃の如き精度で遠方の鈴仙に足元に転がって来る。

鈴仙「あ、あの……」

謎のサッカー少年「――鈴仙さんっ!」

謎のサッカー少年はボールを渡しても尚、場の状況を呑みこめず硬直して立ち止まる鈴仙に走り寄る。
もはや謎のサッカー少年と鈴仙とを隔てる距離は数歩しかない。
謎のサッカー少年は、鈴仙の身体をぎゅっと抱きしめられるような、そんな近い距離。
細身の、しかし男らしいがっしりとした体つきの少年は、兎耳の付いた線の細い少女とフィールド上で向き合う。

625 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/21(土) 21:18:15 ID:???
ゴ オ ッ!

――その時、大きな風が吹いて、謎のサッカー少年の三度笠が吹き飛んだ。
少年はボサボサに伸びた髪を乱雑に後ろで纏め、少し照れながら、彼は鈴仙にこう言った。


中山「鈴仙さん。 ……強くなったな。力だけでは無く、心も。
だから、もしも君が現状に絶望しているのなら、俺が君に言ってあげよう。
――君の努力は、決して無駄では無い。とね」

鈴仙「………!!」

鈴仙は首を傾けて、上目使いに懐かしい少年の表情を見る。
彼は相変わらずの素朴で平凡な顔立ちだったが、その顔に刻まれた努力と経験の見えない皺はより深い。
鈴仙は彼の名前を知っている。

鈴仙「なか、やま、さん………?」

中山「そうだよ。鈴仙さん」

そう、少年の名は――中山政男。
かつて正しき力を求めて鈴仙の元を離れた彼が今、大切な友人の危機に際し、再び舞い戻った。
中山の帰還を受け、鈴仙は……。

A:「遅かったじゃないの。もうっ……」ちょっぴり強がってみせる。
B:「な、中山さんだあああっ?! 本物の中山さんだああっ!!」歓喜のあまり抱きつく。
C:「ば、バカバカっ! なんで今ごろひょっこり出て来るのよ、もう!」泣きながら怒ってみる。
D:「……中山さん。おかえり」優しく言う。
E:「っていうか、今の乱入って反則じゃないの?」もっともな事を言う。
F:その他 自由選択枠 鈴仙になりきって色々考えて下されば幸いです。

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

626 :森崎名無しさん:2015/03/21(土) 21:19:14 ID:MBmcQkfY
D

627 :森崎名無しさん:2015/03/21(土) 21:20:48 ID:MvNKQpFw
C

628 :森崎名無しさん:2015/03/21(土) 21:20:57 ID:9JAe1IL+
A

629 :森崎名無しさん:2015/03/21(土) 21:21:28 ID:h+QwYeYU


630 :森崎名無しさん:2015/03/21(土) 21:21:31 ID:t16uOJVA
E

631 :森崎名無しさん:2015/03/21(土) 21:22:17 ID:FwkelCME
C

632 :森崎名無しさん:2015/03/21(土) 21:22:53 ID:???
珍しくヒロインや

633 :森崎名無しさん:2015/03/21(土) 21:24:30 ID:???
F 中山さんを抱き枕にしてクンカクンカ!

634 :森崎名無しさん:2015/03/21(土) 21:29:08 ID:9JAe1IL+
票が割れたのは皆が抱くヒロイン像の違いだねw

635 :森崎名無しさん:2015/03/21(土) 21:33:07 ID:???
完全に主人公とヒロイン状態、他の人おいてけぼりー

636 :森崎名無しさん:2015/03/21(土) 22:16:39 ID:???
森崎くんから見たら寝とりみたいなもんだなこれ

637 :森崎名無しさん:2015/03/21(土) 22:24:46 ID:???
相互補正はまだですか?

638 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/22(日) 01:41:12 ID:???
すみません、今日はやっぱりここまでとさせて頂きます。
明日もまた、今日のような不定期ペースになるかもですが、また更新したいと思っています。
皆さま、また明日よろしくお願いします。お疲れ様でした。

639 :森崎名無しさん:2015/03/22(日) 01:49:55 ID:???
乙ロットー!

640 :森崎名無しさん:2015/03/22(日) 02:06:35 ID:???
おつおつ!

641 :森崎名無しさん:2015/03/22(日) 02:52:51 ID:???
乙です
・・・これ冷静に考えたら非常にまずい状況なんだが
勝手に味方乱入し試合をぶち壊す+相手のホーム+守矢はフェアプレー精神にあふれる自演をした
=・・・強制敗退→紫、敵が自爆してくれて歓喜→HAPPY HAPPY END

いや、寛大な心を相手が見せて許してくれるのか?寛大な心で!

642 :森崎名無しさん:2015/03/22(日) 10:04:05 ID:???
中山さんがやたらかっこよく乱入したのも鈴仙って奴の仕業なんだ

643 :森崎名無しさん:2015/03/22(日) 12:07:44 ID:???
これは高橋サッカーのルールだとセーフですね。
結果的にメンバー11人だからいいんです

644 :森崎名無しさん:2015/03/22(日) 12:34:54 ID:???
乙ロットー!
募集試合はないにしても、反則→ペナルティエリア内だからPK
→中山さんはレッドカード
→やっぱり出れるのは決勝
くらいはありそう

中山さんが乱入しなきゃどっちにしろ一点だった可能性が高いから変わらないけど
中山さん強いなあ、ますますスキル多くなっちゃってまあ
けど底知れぬポテンシャル消えた? まあこれ以上強くなってもまずいかな

鈴仙さんヒロインしてる、ワクワク

645 :森崎名無しさん:2015/03/22(日) 13:00:36 ID:???
厳密には反則だが審判の笛はならず

646 :森崎名無しさん:2015/03/22(日) 14:04:45 ID:???
キャプ翼的には反則ではないな
PKの最中に観客席から「まてェ、キーパー交替だ!!」とかやって勝手に交代しても許されるし

647 :森崎名無しさん:2015/03/22(日) 14:45:07 ID:???
メンバー表にミカン汁で書いてあるんやな
あぶり出しなんやな

648 :森崎名無しさん:2015/03/22(日) 16:38:42 ID:???
審判「厳密には反則だが...」

649 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/23(月) 00:49:31 ID:???
こんばんは、今日こそは更新しようと思いましたが、できませんでした(汗)
文章は書いているので、明日こそは更新したいと思います。

>>639さん、>>640さん、>>641さん、>>644さん。
乙ロットとおつおつと乙と乙ロットをありがとうございました!
>>634
どの選択肢もこのスレでの鈴仙っぽくはあるかな、と考えてはいましたが(Eはネタ半分ですがw)、
色々とヒロインっぽい?行動を考えて下さって嬉しいです。
>>636
森崎「おのれ鈴仙め、俺の中山を奪いやがって… ユ ル サ ナ イ」チャキッ
…的な展開は気持ち悪いのでクラブAでもやりませんw

>中山さんの乱入って反則でしょ?
そうかもしれません。ですが、このシーンで反則を取られるとカッコ悪いと思います。
なので、反則じゃないと私は思います。陽一先生もそうおっしゃってくださると思います。

>中山のスキル・底知れぬポテンシャルについて
そこについては、当初から成長後にはスキルを無くす予定でした。
このスキルによる覚醒を序盤にして貰って、成長後は覚醒した分野が強くなってる…的な仕掛けです。

皆さま、明日こそ! 明日こそ宜しくお願いいたします。お疲れ様でした。

650 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/23(月) 23:09:55 ID:???
こんばんは、今日も更新します。
土日はあまり更新できずすみませんでしたが、その代わりチャットで楽しく有意義な時間を過ごさせて頂きました。
参加して下さった皆さん、そしてチャットを立てて下さった698さんにはこの場を借りてお礼を言わせて頂きます。
本当にありがとうございました。楽しかったです。
またこれからも、(まずは私自身ですが)皆で楽しめるようなスレ運営を目指していきたいと思いますので、宜しくお願いいたします。

651 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/23(月) 23:11:42 ID:???
C:「ば、バカバカっ! なんで今ごろひょっこり出て来るのよ、もう!」泣きながら怒ってみる。

鈴仙「――ば、バカバカっ! なんで今ごろひょっこり出て来るのよ、もう!」

鈴仙は、中山のそんな目が、そんな仕草が、そんな言葉が、そんな優しさが――
何となく、無性に腹だたしく思えてしまった。

ポカポカポカッ!

中山「あ、あいてて。何するんだ、鈴仙さん」

鈴仙「だって……酷いじゃない! こんな気取ったタイミングで、こんな気取った風に登場するなんて。
見てたんだったら、最初っから手伝ってくれればよかったのに、どうしてこんな……!」

中山「……そ、それは済まない。鈴仙さんなら、こうして守矢に助っ人さえ来なければ何とでもなると思っていたんだ」

鈴仙「何とかなる訳ないでしょお……!? 私がこれまで、一体どんだけ苦労したと思ってるのよ!」

これまでの試合でキャプテンの重責を担ってきた鈴仙は、
こうして今、中山と再開出来た事により、兎に角気持ちが高ぶっていた。
だからこそ、鈴仙は中山を穏やかに迎えたりとか、純粋に喜んだりとかでは無く――
これまでの感情を爆発させながら、中山に向かって泣きながら胸に拳を何度も当てた。

鈴仙「バカ! バカ! 中山さんのバカ! どうしてあんたはいつも、
こうしてデリカシーが無い癖して、いつもこうして的確な所を突いてくるのよ!」

――自分でも何を言っているのか分からないのは承知である。
しかしそれでも兎にも角にも、鈴仙は中山に対してこれまでの不安や怒り、悲しみをぶつけたくなったのだから仕方ない。
中山はそんな鈴仙に戸惑いを見せる事無く、ただ静かにその感情を受け止めている。
鈴仙は最初、中山のこんな余裕溢れる佇まいもまた腹立たしいと思って、
ますます中山にしがみつきたくなってしまっていた。

652 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/23(月) 23:16:33 ID:???
中山「――悪かったな、鈴仙さん」

中山はぶっきらぼうにそう鈴仙に言った。
女性を口説く甘い言葉とは縁遠い、質実な中山の口調が鈴仙は好きだった。
鈴仙の中の怒りは、だんだんと別の感情へとシフトしていくような気がした。
暖かいのだけれど、怒りとか喜びとは違う別の何かのような。

中山「……もし許してくれるのなら。この局面……俺にも手を貸させてくれまいか。
こんな場所で絶望し挫折するために、君は努力をして来た訳では無い筈だ。それと……」

スッ……

鈴仙「それと……?」

――が、結果を先に言うと、鈴仙がこの感情の正体を掴む事は終ぞ敵わなかった。
中山はそう言って、鈴仙から一歩距離を引き、スタジアム中を一瞥する。
今にも鈴仙を抱きしめんかの勢いだった中山が立ち去ったのを、鈴仙は不思議に想っていたが――。
その次の瞬間、鈴仙は中山の行動の意味をしっかりと理解した。

653 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/23(月) 23:17:38 ID:???
観客「キャーーーーーーっ! あの鈴仙が男に泣きついてるーー!?」「なんだー、痴話げんかかー!?」
「いいぞーー! 脱げーーー!!」「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!」

実況「な、なんだこれは〜〜! 鈴仙選手、突然乱入して来た謎のサッカー少年……中山選手を前に、
まるで中山選手のガールフレンドのように、理不尽な怒りを見せているようです!
これはもしや、試合以上の一大スクープか〜〜!?」

はたて「う〜ん……とりあえず一枚取っときましょ。 ……って、文ー?」

射命丸「――ん、うん。 ええ、そうですね。 こりゃあ特ダネですねぇ!」

はたて「(……やっぱり文、最近元気が無い感じ。いつもならとっくに消えて、あられもない噂をばら撒いてる頃なのに)」

神奈子「オホン! 若いのは良い事だけどね、少年少女よ。ほら、今は試合中だから……ね。
そういった若い話は、また試合後どこかの……宿やら何やらで休憩しながら……」

鈴仙「――そ、そそそ……そんなんじゃないってばーーー!?」

観客が、実況が、新聞記者が、果ては相手チームの選手までもが。
鈴仙の素直で純粋な感情を、何か間違った下世話なゴシップと歪めて見ていた。
幸い、中山が早々に鈴仙から離れ、特別なスキンシップを取っていなかった点。
中山が逆に気の毒に思える位必死に、鈴仙が中山との関係を否定した点などが功を奏し、
とりあえず、これ以上の炎上は免れた……と、鈴仙は信じることにした。

654 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/23(月) 23:18:54 ID:???
中山「……まあ、鈴仙さんの怒りが紛れてくれて良かったよ。ハハ」

鈴仙「(――中山さん。まさか私がこうなるのを知っててわざとあんな雰囲気を作ったんじゃあ……?)」

故意か偶然か、兎に角そんなこともあって。
鈴仙のヒロイン染みた、純粋な感情の奔流は引っ込まざるを得なくなったが。
確かにこの時、これまで鈴仙が担いでいた重荷が、フッと軽くなる感覚を覚えていた。


*中山政男が、永遠亭ルナティックスに再加入しました。
*以前離脱時よりも全能力+3、ガッツ+100され、ドリブル・シュート・タックルは第一部の限界まで覚醒。
 それ以外の分野は第一部の限界一歩手前まで覚醒しています。
*今の能力傾向をざっくり表すと、突破力:S 得点力:A ボールカット:S ゴール前:A スタミナ:A …くらいです。
*なお、第一章で未消化だったせりあい(クリア)フラグはこのまま残っています。

655 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/23(月) 23:19:56 ID:???
諏訪子「……でもあれ、反則だよね。
ウサギDが吹っ飛んでフィールドに居なかったとはいえ、ルナティックスは一時12人でサッカーしてた事になるし」

神奈子「――厳密には反則だ。しかし、審判の笛は鳴らなかった。
ことサッカーにおいては、審判は絶対の神様だから、私達と言えど従わざるを得ないよ。
それに中山政男は、確かに今年の4月――締切時に出されたルナティックスのチーム名簿に、その名前がある。
ミカンやレモン汁なんて絞らずとも、間違い無く彼の乱入は合法という訳さ」

諏訪子「そ、そんなぁ。 ……そんな事、ありなの〜?」

神奈子「――アリだろうさ。大体それを言えば、私達の方が余程黒い事をやってる。
告発しようとしても、逆にカウンターを受ける羽目になるよ?」

自身のやり口――ホームタウンディシジョンやグレーな選手召喚――を韜晦したいが為に、
神奈子と諏訪子は中山の乱入に対して明確な反論が出来ないでいる。
そんな中、中山は二人に目をくれず、ぐるりとフィールド上に配置された六体の人形を眺めて――。


中山「――大体分かった。あの人形にプログラムされている選手データが。
機械的なメカニズムか、それとも魔法的な話か。そこまでは俺には分からないが、
どうやら守矢チームはハーフタイムの間に、人形の選手コピープログラムを発動させたみたいだな」

永琳「……流石ね。たったの数分でそこまで読めているなんて」

軽いミーティングの時間を取り、フィールド脇に集合したルナティックスメンバーに
再開の言葉や謝罪を告げるよりも先に、自身が知り得た情報を仲間達に伝える。
暫くの修行により、中山の経験に基づく知恵は永琳をも唸らせる程に成長していた。

656 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/23(月) 23:21:58 ID:???
中山「FW2人のうち、CFはマルシオ・パッソス・ザガロ。強引なドリブルと強力なミドルシュートを得意とする。
右のFWはヨハン・レンセンブリンク。長身を生かしたポストプレイとオーバーヘッドキックが得意らしい。
OMFについたのは、俺も良く知る人物――三杉淳だ。
あんな古臭い人形で奴の才能の全てがコピーできる筈も無いが、それでも全方面に、一流に近いクラスの能力を持っているだろう。
DMFについたのは……東ドイツの選手だな。幻想入りし、妖怪に殺されたらしいKGB職員の遺留品からデータを見た。
彼の名はジークムント・フライハイト。高水準の守備能力を誇るが、その真価は雨になれば発揮されるらしい。……今は晴れているが」

パスカル「ザガロ……その悪名だけは聞いた事があるな。ディフェンス殺しだとか、カードコレクターだとか。
だが、同時に選手としての実力も高いと言う。決して油断できない存在だ」

中山の説明にパスカルは自然と頷く。乱入から今までの数分で、中山は既にチームに溶け込んでいるようだった。
……ひょっとしたら、後半になって牙を剥いた守矢の猛攻に疲弊し、中山の登場を祝う余裕も無いのかもしれない。

中山「後のDF二人は、多分そこまで脅威じゃない。特に左のDF(レナート)は酷いな。ポストの方がまだマシな予感すらある」

偽レナート「なにィ」

輝夜「ひ、ひいいーーっ!? ぽ、ポストが喋ったーーーー!?」

妹紅「アンタは何をボケてるのよ。ここには私達のチームメンバーしか居ないじゃない。しかも、ゴールからも離れてるし……」

中山「……コホン。残りの右のDFもたぶん、俺の知り合いだな。 ――アイツの元になったのは沢木。
髪型を活かしたヘッドが強力だったが、没個性な人形の姿で、どこまでそれを操れるか。
後、能力的にも最初の4人とは大きく劣るな。流石にポストよりはマシだが」

偽レナート「なにィ」

輝夜「ま、また喋ったーーー!?」

偽レナート「(こいつ……俺が見えるのか?)」

輝夜「そうやって私に無駄オリジナル新設定付けるのやめろォ!?」

657 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/23(月) 23:24:27 ID:9uFNEPec
中山はこうして、ルナティックスにとって正体不明だった守矢チームの情報を鈴仙に教えてくれた。
これまで真っ暗闇の泥沼と思われた道に、確かな明かりが灯されたのである。
後は、どのようにこの沼を抜けていくか。その方法を鈴仙が考え付くだけとなる。

中山「――さあ。もうここまで言えば分かるだろう、鈴仙さん?」

中山はにっこりと鈴仙の方を向いて言った。

鈴仙「今の局面。ガラリと戦局の変わった後半戦を、どう乗り切るか……よね。
(――ど、どうすればいいんだろ……?)」

中山のナチュラルに高い期待に、鈴仙は応えられる自信が無く目を逸らしてみるが、
中山は鈴仙を信頼している、キラキラとした目線を外さない。
だんだん、永琳とは違う手口で、中山は自分を苛めたいのでは無いかと思えて来る。
それでも、鈴仙は健気にも後半戦を戦い抜くフォーメーションを考え、そして――。

A:「5−4−1よ。中山さんと妹紅、パスカル君をCBに置いて最終ラインを厚くしましょう!」(>>553のとおり)
B:「5−4−1で、Aと同じだけど、ウサギBちゃんを左SH、てゐを中央に置きましょう!」(>>554のとおり)
C:「4−5−1よ。妹紅をCBにして、中山さんをトップ下にしましょう! 中盤を支配するのよ!」
D:「4−5−1で、Cと同じだけど、師匠をトップ下にして、中山さんはボランチよ!」
E:「4−3−3よ。妹紅をCBに下げて、佳歩と中山さんと私の3トップで、手薄な敵の守備を突くわ!」
F:「4−3−3で、Eと同じだけど、3トップは私と佳歩とパスカル君。中山さんはサイドバックよ!」
G:「待てよ。私は中山さんの加入を認めないぞ! これまでやって来たメンバーの努力はどうなる?」もっともな事を言う。
H:その他 自由選択枠

鈴仙のガッツ:920/960

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*基本的に、抜けるのはウサギDを想定した選択肢となっています。
*代わりに他のメンバーと交代させたい場合などは、Hの自由選択枠でご対応下さい。
*選択後、こちらで調整したフォーメーションを提示します。微調整はその後可能です。

658 :森崎名無しさん:2015/03/23(月) 23:25:17 ID:5nkSwzq2
B とにかく守って繋ぐ、まずはそこから

659 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/23(月) 23:25:28 ID:9uFNEPec
(参考:今のフォーメーション)
−−@−− @若島津
B−A−C B偽レナート A神奈子 C偽沢木
−−−−− 
−D−E− D偽フライハイト Eピエール
−−−−− 
−I−G− I早苗 G偽三杉
H−−−−
−−J−F H諏訪子 J偽ザガロ F偽レンセンブリンク
守矢みらくるず:3−4−3
永遠亭ルナティックス:4−4−2
−−−−−
−H−J− H鈴仙 J妹紅
−−−−−
G−−−F Gてゐ F佳歩
−E−I− EウサギB I永琳
−ACB− AウサギD C慧音 Bパスカル
−−D−− Dつかさ
−−@−− @輝夜

660 :森崎名無しさん:2015/03/23(月) 23:28:08 ID:yby7wFSs
B

661 :森崎名無しさん:2015/03/23(月) 23:28:45 ID:TuOoIFJM
A

G反町か

662 :森崎名無しさん:2015/03/23(月) 23:29:28 ID:???
>G:「待てよ。私は中山さんの加入を認めないぞ! これまでやって来たメンバーの努力はどうなる?」もっともな事を言う。
ぜんぜんもっともじゃねーよw本気モードって発動するんでしたっけ

663 :森崎名無しさん:2015/03/23(月) 23:38:13 ID:???
というかなぜザガロとレンセンブリンク之名前を?

664 :森崎名無しさん:2015/03/23(月) 23:48:58 ID:???
ピンポイントでブルノやレナートを持ってくるあたり姫様はやっぱり持ってる

665 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/24(火) 00:02:12 ID:06+GiB3A
>>662
発動します。本当は後半開始時から全能力+1なんですが、今回は演出的に陣形決定後に発動させたいと思っています。
>>663
ザガロやレンセンブリンクは将来有望な選手ですし中山さんなら元々知ってるかな、とか思ってました。
そうで無くても、妖怪の山は外界に繋がる抜け穴がある(=外界の情報を得られる)?とかいう設定もありますし、
このスレでの紅魔館の図書館には、サッカー関係の蔵書があるとしていますし、
人里に貸本屋もありますので、後付けで知ってもおかしく無いと思います。

666 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/24(火) 00:03:13 ID:06+GiB3A
B:「5−4−1で、Aと同じだけど、ウサギBちゃんを左SH、てゐを中央に置きましょう!」(>>554のとおり)

永遠亭ルナティックス:5−4−1
−−−−−
−−H−− H鈴仙
−−−−−
EF−IJ EウサギB Fてゐ I永琳 J佳歩
−−−−−
B−G−A Bパスカル G中山 A妹紅
−C−D− C慧音 Dつかさ
−−@−− @輝夜

鈴仙が思い浮かべたのは、上記のような布陣だった。

鈴仙「……妹紅とパスカル君がSB。慧音さんとつかさがこれまで通りCB。それを纏めるリベロ的な位置。
――そこに、中山さんは入って貰うわ。 Dちゃんは……交代になるんだけど」

ウサギD「は、はいぃ……(もうちょっとつかさちゃんと一緒にサッカーしたかったけど、しょうがないよね……?)」

鈴仙「ごめんね。 ……で、MFは大体このままだけど、ウサギBちゃんをサイド側、てゐを中央側に置いて。
それと一緒に、今まで下がり目だった中央のMFを上がり目の位置にするわ。要するに、フラットな布陣ね」

佳歩「はいっ。頑張ります!(足のケガ、悪化しないといいなぁ……)」

妹紅「――で、私がCBに下がるという事は。鈴仙がワントップになるって事かな?」

鈴仙「ええ。敵はここぞとばかりに大きく攻撃的な布陣に変えて来た。
得点のチャンスは増えるでしょうけど、必然的にカウンターにも弱くなるはず。
そして、DFが少ない以上、私にマークを割かれ過ぎる心配も無い。 ――手堅く守って、手堅く攻めるのよ!」

667 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/24(火) 00:05:34 ID:06+GiB3A
慧音「……成程。確かに悪く無い作戦だな」

てゐ「ま、いいんじゃないのこれで。とりあえずバッチ来い、でしょ」

鈴仙の考えた案はチームメイトにも好感触だった。
永琳や中山、パスカルなども特別案に反対する様子も無く、鈴仙の指示に従う様子を見せ……。
後半はこれから、鈴仙の考えた通りの陣形で行くことに決定する。
そして時間も丁度、試合中に取れる時間の上限に達しようとしていた。

鈴仙「(――よし。さっきは一旦ボールを外にはたいちゃったから、守矢チームのスローインから試合再開だけど。
……でも、ボールは敵陣深めの位置からだし、これが実質的なキックオフになるわね!
後半戦は残り丁度30分だし、今からリセットして行かなくちゃ……!)」

陣形はこのままで良いか。どこか変えるべきところは無いか。
鈴仙は短時間で熟慮に熟慮を重ねた結果――。


A:このままで問題無い! 試合再開だ!(守矢のスローインですが、実質的な後半キックオフとして扱います)
B:いや、ここを微調整しよう。具体的には… ※自由記入枠
  (フォーメーションの微調整やマークの設定が可能です。あまり大きな変更(フォーメーション1から決め直し等)は出来ません)

鈴仙のガッツ:920/960

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

668 :森崎名無しさん:2015/03/24(火) 00:06:27 ID:7vlctT3Y


669 :森崎名無しさん:2015/03/24(火) 00:07:58 ID:bArs71mM
A

670 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/24(火) 00:21:42 ID:???
Aに決まった! ……と、言った所で今日の更新はここまでです。
明日はいよいよ、ルナティックス最終メンバーでの初陣となります。
>>661
そんな感じです。
確か翼も原作Jr.ユース編で松山あたりに最初そんなような事を言われてたような記憶があります。
>>664
姫様関係?の引きはかなり面白いですねwかと思いきやJOKER出してゴールブン投げたりしますし。

それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。

671 :森崎名無しさん:2015/03/24(火) 00:28:11 ID:???
乙ロットー!この調子で姫様のトモダチを増やしていくべ

672 :森崎名無しさん:2015/03/24(火) 00:51:07 ID:???
乙でした。
原作の翼並にサッカーする度友達増やす。
これが、これこそが真のカリスマだ!

673 :森崎名無しさん:2015/03/24(火) 00:53:13 ID:???
>幻想入りし、妖怪に殺されたらしいKGB職員の遺留品からデータを見た。

気をつけな、KGBの動きは妖怪に読まれてるぜ

乙です

674 :森崎名無しさん:2015/03/24(火) 16:00:51 ID:???
鈴仙「中山さん…、会いたかった!こどもはBボタンよ」

675 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/24(火) 22:49:41 ID:???
こんばんは、今日も更新していきます。
>>671
乙ロットありがとうございます。
偽レナート「ポストはトモダチ こわくないよ」輝夜「怖いわっ!?」
>>672
乙ありがとうございます。
ポストは友達に入るんでしょうか…?
>>673
乙ありがとうございます。
中山さんは多分上下スクロールしながら登場はしないと思いますw
>>674
鈴仙「良く分からないからB押しとこ……多分私コドモだし」

676 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/24(火) 22:50:50 ID:???
A:このままで問題無い! 試合再開だ!(守矢のスローインですが、実質的な後半キックオフとして扱います)

鈴仙「……うん、これで問題無い! 皆、行くわよ!」

――鈴仙は、自分の陣形に確かな自信を持って、試合再開を待つ事にした。
様子を見ると、守矢みらくるずも時間を持て余している様子で、
チームメンバーの一同は後半開始当初の陣形に並んでいる。

てゐ「(……中山さんってば、あー見えてカッコ付けなんだからなぁ。
――折角だから私もいっちょ、ここらで目立って中山さんの出番つぶしたれ)」

ウサギB「(私のデータサッカーはまだ未熟だけど……それでも、守矢を倒す力になれば!)」

佳歩「(ケガはしてるけど、気合は充分。積極的に上がって、『ラビットテイル』を決めてやるんだから!)」

永琳「(流石は中山君ね。彼は自然に受け入れられて、しかもチームの士気すら高めている。
――ウドンゲも成長して来たけれど、彼はもっと……と言うべきかしら)」

パスカル「(……全く。やっぱりディアスとナカヤマには敵わないな。
二人ともベクトルは真逆だが、持つモノが俺とかレイセンみたいな凡人とは違いすぎる)」

慧音「(中山君のブロック力は今や私をも上回る。だが……本職CBとして、腐っている訳にはいかない!)」

つかさ「(……やっぱり、中山さんは凄い。でも、私達のこれまでのガンバリだって、きっと負けていない筈よ……!)」

妹紅「(後半はSBか。でも、後半の作戦はカウンター。隙さえあれば、オーバーラップで一点は取りたいな)」

輝夜「(ポストはトモダチじゃない、ポストはトモダチじゃない……)」ブツブツ

先程まで絶望に叩き落されていたルナティックスメンバーの気合は、今や殆ど元の水準に戻っていた。
中山との再会、再加入は当然大きいだろうが、鈴仙のひたむきな態度がチームの士気を自然と底上げしている点も大きい。
――無論、本人はまだ、自分が身に付けつつ力に気付いてはいないだろうが。

677 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/24(火) 22:52:27 ID:06+GiB3A
――ピイイイイッ!!

ホイッスルの笛の音を聞きながら、守矢みらくるずのスローイン――実質的な後半戦キックオフは始まった。
カウンターに備え自陣を大きく下げていたルナティックスは、守矢のパスワークを邪魔する事も無く見守って。
そして――ボールはあっと言う間に、センターサークル付近の早苗の手に渡る。

早苗「(……この局面。どうやって攻めるべきかな。純粋なドリブル力だったら諏訪子様が一番だけど、
私や、右の人形のドリブルやパスだって負けてはいない!)」

実況「さあ〜〜! 試合再開後、守矢みらくるずは大急ぎでボールを前方へと持っていきます!
そして後半31分、中盤でボールを持った守矢のトップ下・東風谷早苗選手にボールが渡りました!
これは恐らく実質的な後半開始のキックオフ! 早苗選手、攻め方が大事ですが、ここはどう出るでしょうか!?」

早苗「(――ここは……!!)」


先着1名様で、

★早苗の判断→! card★

と書き込んでください。カードのマークや数値で結果が分岐します。

JOKER→偽レナート「とるっ!」偽レナート、センターサークルにて渾身のダイビングキャッチ! もちろんハンドだ!
ダイヤ・ハート→早苗「――頼みます、守矢の加護を受けた人形さん!」偽三杉の突破に託す。
スペード・クラブ→早苗「……私が、突破します!」早苗がドリブルで突っ込む。

678 :森崎名無しさん:2015/03/24(火) 22:53:40 ID:???
★早苗の判断→ スペード6

679 :森崎名無しさん:2015/03/24(火) 22:54:04 ID:???
JOKERwww

680 :森崎名無しさん:2015/03/24(火) 22:55:11 ID:???
ブルノならここでJOKERを引けるがレナートは引けない
それがこの2人の差

681 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/24(火) 23:13:09 ID:06+GiB3A
★早苗の判断→ スペード6 ★
スペード・クラブ→早苗「……私が、突破します!」早苗がドリブルで突っ込む。

早苗「(……ううん。いつまでも神奈子様達任せでは行けない! ここは、私が頑張らないと!)
――行きます! 荒れ狂う風の神々よ、我に力を与えたまえ!」

ダッ! ビュウウウウッ!!

早苗はこの局面、ドリブルで中央を切り込む事にしたようだ。
風を纏いながらの直線的ドリブルは、天狗程では無いが早く、それを真正面で待ち受ける鈴仙も、
少し油断しただけで視界から見失ってしまいそうである。

鈴仙「(……早いだけじゃない、きちんとした練習に裏打ちされた良いドリブルね。
――狂気の瞳の力を使っても、私一人じゃ分が悪い。
もしも取るとしたら、師匠とかと連携出来るよう下がって、4人掛かりで向かった方が良さげかしら……?)」

鈴仙はチラリと後方を見ると、当然にFWである偽ザガロ、偽レンセンブリンク、
そして洩矢諏訪子の三名はフォローに行ける位置にしっかりついている。
仮にボールを零せたとしても、ルナティックスサイドにボールが来るかは怪しい。

鈴仙「(――ただ。敵の布陣を見ると、私はフォローに回って、
少しでもボールを受け取れる確率を増やした方が良いのかもしれない。
それか、カウンターを機能させるためにも、私はこのまま前目の位置を保つ必要があるかもしれない)」

現在の布陣はワントップ。鈴仙が後ろに下がっては、ボールを奪えたとして攻めに繋げるFWが不在となる。
そうなると攻撃のスピードは落ちざるを得ず、敵に体勢を整えられる恐れもある。

鈴仙「(下がって一緒にタックルに行くにせよ、フォローに回るにせよ、仲間を信じて立ち止まるにせよ。
どれを選んでも、中々しんどい感じだけど。この中で、まだベターな方法は……!?)」

682 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/03/24(火) 23:14:09 ID:06+GiB3A
鈴仙が視線を前に戻すと、すぐそこには早苗がすらりと長い脚を伸ばして、
直線的なドリブルで鈴仙をこのまま抜き去ろうとしている。
時間が無い中、鈴仙はこの場の立ち回りを必死で考えて――。

A:この位置からサシでタックルに向かう!(鈴仙のタックル:49)
B:後ろに下がって、永琳と連携して4人掛かりでタックルに向かう!(鈴仙のタックル:49)
C:タックルには向かわず、下がってフォローに備える。
D:タックルには向かわず、下がりもせず、カウンターに備える。
E:その他 自由選択枠

鈴仙のガッツ:920/960

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

683 :森崎名無しさん:2015/03/24(火) 23:16:35 ID:iKHHPRbs


684 :森崎名無しさん:2015/03/24(火) 23:17:53 ID:7vlctT3Y


685 :森崎名無しさん:2015/03/24(火) 23:18:37 ID:NyIt3tFk
D

686 :森崎名無しさん:2015/03/24(火) 23:30:15 ID:???
>早苗がすらりと長い脚を伸ばして
わざわざ強調するということは、鈴仙は股下の股下で負けているのか……!

687 :森崎名無しさん:2015/03/24(火) 23:31:28 ID:5HRL5Dns
C

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