キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【影の役者】鈴仙奮闘記30【天才の相棒】
1 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/06/29(月) 22:01:33 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品で、
東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。
内容は、東方永夜抄の5ボス、鈴仙・優曇華院・イナバがサッカーで師匠を超えるために努力する物語です。
他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。
☆前スレ☆
【レイセンガ】鈴仙奮闘記29【タダシイヨ】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1432654054/
☆過去ログ・攻略ページ(キャプテン森崎まとめ@Wiki内)☆
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/104.html
☆あらすじ☆
ある日突然幻想郷にやって来た外来人、アラン・パスカルと中山政男との出会いにより、
師匠、八意永琳に並ぶ選手になると決心した鈴仙・優曇華院・イナバ。
全幻想郷代表選抜大会で活躍し、代表メンバーの一員となる事を夢見てきた鈴仙はある日、
自身が『プロジェクト・カウンターハクレイ』のキャプテン候補に選ばれている事を知る。
それは霊夢や紫達幻想郷に敵対し、以て幻想郷の価値観を覆すという壮大な計画。
更に鈴仙は、全幻想郷代表の下部組織、『リアル・幻想・セブン』の一員として、
乱心した八雲紫と幻想郷を救って欲しいと紫の式・八雲藍から懇願された。
幻想郷を変える為に戦うか、幻想郷を守るために戦うか。そう思い悩む鈴仙の心の隙を突く悪しき者もいた。
それは『プロジェクト・カウンターハクレイ』と『リアル・幻想・セブン』との争いに乗じ漁夫の利を狙う第三勢力。
聖徳ホウリューズの一員にして、『ハイパーカンピオーネ』計画の一翼を担う天性の詐欺師・岬太郎だった。
試合開始前、岬は鈴仙と同じFWの相棒・因幡佳歩の疑心を巧みに利用し、チーム内における不和を演出する。
それは鈴仙により破られ失敗に終わってしまうが、しかし、それでも尚聖徳ホウリューズは強かった。
観客扇動に一芸特化選手、特殊戦術の使用。あらゆる手に苦しめられるルナティックスだったが、
前半終了間際にパスカルが覚醒して1点をもぎ取り、試合は1−1の同点に。
そして迎える後半戦。影の役者がひしめく全幻想郷選抜大会を勝ち抜くのは一体――。
329 :
森崎名無しさん
:2015/07/23(木) 01:22:49 ID:???
なんとかはじいたけど味方DFの必殺ブロックってなかなか発生しないね
330 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/07/24(金) 00:41:23 ID:AKStSBQo
こんばんは、また少しだけになりますが更新します。
>>329
逆に姫様の(えーりんが)とめる!は割と頻繁に発動しているイメージがありますね…。
★こころ→モンキーポゼッション 62 ( ダイヤ4 )( 5 + 1 )+(フリー補正+2)=70★
★妹紅→ブロック 47 ( ダイヤ4 )( 6 + 5 )+(人数補正+2)=60*吹き飛び!
ウサギB→ブロック 48 ( スペードA )( 1 + 2 )+(人数補正+2)=53★*吹き飛び!
★つかさ→ブロック 49 ( スペードK )( 6 + 3 )+(人数補正+2)=60*吹き飛び!
慧音→ブロック 51 ( クラブ9 )( 6 + 4 )+(人数補正+2)=63★*吹き飛び&負傷!
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
★こころ→モンキーポゼッション 62 ( ダイヤ4 )( 5 + 1 )+(フリー補正+2)=70★
★輝夜→たすけてえーりん! 61 ( ダイヤA )( 3 + 2 )+((えーりんが)とめる!+3)=69★
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして屠自古がねじこみ
バギュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウッツ!!
……ドガドガドガドガッ!!
妹紅「ぐうっ!?」
ウサギB「キャアッ!?」
つかさ「こ、こんな、ところで……!」
慧音「(……駄目だ、取れん! これが外界の。幻想郷の外の世界の力だと言うのか……!?)」
シュートが空気を切る音がしてから僅かに間を置いて、その周囲は爆発した。
日向小次郎にも似た怒りの面を被ったこころによるパワーシュートは、
永遠亭ルナティックスの強固なDFを一瞬で崩壊させてゴールへと向かう。
331 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/07/24(金) 00:42:42 ID:AKStSBQo
輝夜「(えーりんが)とめるっ!?」
バァッ、バチイイイッ……!
故に、そんなシュートに反応して、辛うじて弾けた輝夜は間違いなく一流のゴールキーパーだった。
全力でのダイビングキャッチはこころのシュートの威力を減衰させ、高い軌道を描いて前方へと跳ね返る。
……無論。ここでルナティックス最大の危機は終わりではない。
バァァァァッ……!!
屠自古「布都が止め、こころが運び撃ったのならば。――そろそろ、この私も決めなくてはならん!」
グワァァァァァアッ……!
輝夜「あ、あんたもひつこいやつねぇ……! と、っとと……バランスが……」
鈴仙「ひ、姫様……!(どうしよう! ゴール前の屠自古が早速こころのこぼれ球に目を付けて飛び上がった!
あの恰好は間違い無く必殺の、『ガコウジサイクロン』なんでしょうけど。
……でも、妹紅がブロックに行っちゃった今はクリアに頼れない! いや、だけどあれは……!)」
中山「く、くそぉぉぉぉっ! ここで決められて堪るか!」
ダダダダダダダダダッ!
鈴仙「(――あれは、中山さん! 今回の勝負、辛うじてボランチの中山さんが戻ってくれそうね。
この辺りは、ペナルティエリアを固めて時間を稼いだ甲斐があったのかしら。だったら怪我の功名ってヤツね。
ともかく、中山さんが居るなら、さっきよりは大分マシになったけど……あくまでマシ、ってレベルかなぁ。
姫様の体力も気になるけれど。ここは……姫様にどんなセービングをしてもらうべきかな……?!)」
332 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/07/24(金) 00:44:47 ID:AKStSBQo
☆どのセービングをしてもらいますか?
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
A:たすけてえーりん!(セーブ力に固定で+8されます)150消費
必殺キャッチです。1/4で「(えーりんが)とめる!」(+3)が発動します。
成功時獲得カリスマポイント:0
B:パンチング(セーブ力に固定で+4されます)80消費
ボールを弾きます。勝利しても自陣深くにボールが残ることが多いです。
1/4で「ブリリアントドラゴンバレッタ(+2)」が発動します。
成功時獲得カリスマポイント:1
C:キャッチング(セーブ力に固定で+2されます)40消費
ボールを掴みます。成功率が低い分、勝利時はこちらにより有利な判定となります。
成功時獲得カリスマポイント:3
D:カリスマセーブ(セーブ力に固定で+0されます)40消費
カリスマにワンハンドキャッチします。属性はキャッチと同じですが、成功したらカリスマ度が急上昇します。
また、JOKERが出た場合は数値差に限らず強制勝利となります。
成功時獲得カリスマポイント:5(失敗時でも+1)
E:ライフスプリングインフィニティ(セーブしません)100消費
輝夜が何か凄いオーラを発します。基本的には何も起きませんが2/13(+JOKER)でシュートを防ぎます。
吹き飛び判定はなく、ポスト判定は存在します。絶体絶命の時に一か八かで。
成功時獲得カリスマポイント:4
*ここでの「成功時」とは、こぼれ球以上の結果を指します。ポストの場合は成功とはみなしません。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
輝夜セーブ力:53+(バランス崩しペナ-2)
屠自古の『ガコウジサイクロン』の威力:62
輝夜のガッツ:570/730
輝夜のカリスマポイント:1/10(ポイントが溜まると難題が解放され、輝夜がパワーアップします。現在:LV2)
333 :
森崎名無しさん
:2015/07/24(金) 00:46:47 ID:VKKw3lZI
A
334 :
森崎名無しさん
:2015/07/24(金) 00:47:43 ID:a4/ymRtg
A
335 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/07/24(金) 00:51:52 ID:AKStSBQo
A:たすけてえーりん!(セーブ力に固定で+8されます)150消費
先着3名様で、
★屠自古→ガコウジサイクロン 62 ( ! card )( ! dice + ! dice )=★
★中山→ブロック 52 (! card)(! dice + ! dice)=★
★輝夜→たすけてえーりん! 61 (! card)(! dice + ! dice)+(バランス崩し-2)=★
と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。
【シューター】−MAX【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(本間がねじ込み)(小田がねじ込み)(永琳がフォロー)
≦−2→ルナティックスボールに。
【シューター】−【キーパー】
≧2→こころのモンキーポゼッションがルナティックスゴールを突き破る!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(小田がねじ込み)(聖徳のコーナーキック)(永琳がフォロー)
≦−2→ルナティックスボールに。
【補足・補正・備考】
屠自古の「ガコウジサイクロン」には吹飛係数2があります。
中山のマークがダイヤで、「ソウルブロック(+8、250消費)」が発動します。
中山のマークがハートで、「フォーリングブロック(+6、150消費)」が発動します。
輝夜のマークがダイヤで、「(えーりんが)とめる!(+3)」が発動します。
輝夜はスキル・蓬莱人により絶対に負傷しません。
中山はスキル・後天性ファンタジスタにより、ダイスが2の時数値を10、3の時9とします。
336 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/07/24(金) 00:52:54 ID:???
……と、判定だけになりましたが、今日の更新はここまでです。
皆様、本日もお疲れ様でした。
337 :
森崎名無しさん
:2015/07/24(金) 00:55:03 ID:???
★屠自古→ガコウジサイクロン 62 (
クラブ7
)(
6
+
3
)=★
338 :
森崎名無しさん
:2015/07/24(金) 00:55:25 ID:???
★中山→ブロック 52 (
クラブ2
)(
2
+
1
)=★
339 :
森崎名無しさん
:2015/07/24(金) 00:58:39 ID:???
★輝夜→たすけてえーりん! 61 (
ハートK
)(
3
+
1
)+(バランス崩し-2)=★
340 :
森崎名無しさん
:2015/07/24(金) 01:02:22 ID:???
押し込まれたか
341 :
森崎名無しさん
:2015/07/24(金) 01:45:24 ID:???
これは判断ミスなのかどうか微妙だけどまぁここに来るまでの過程の相手の引きが相変わらず自重しないなぁ
勝てるはずの勝負に勝てず一瞬で返されたしやっぱ引きって作戦以上に重要ですね
342 :
森崎名無しさん
:2015/07/24(金) 01:54:35 ID:???
まぁこれで相手の消耗もヤバめだしなんとかなるなる。
決勝トーナメントに相応しいぎりぎりさだと思う。
343 :
森崎名無しさん
:2015/07/24(金) 20:21:41 ID:???
乙なのです
失点に加えてけーね先生の怪我が痛い
344 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/07/24(金) 22:12:05 ID:???
すみません、今日は職場の付き合いがあり、かなり酔っぱらってしまったので更新をお休みします。
明日はコメントを返信しつつ、更新したいと思っています。
345 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/07/25(土) 23:19:08 ID:Ii816nv+
こんばんは、今日は更新します。
>>340-342
こころが強いのもありますが、この失点は引きがかなり大きいですね。
シュートは屠自古もこころもこの試合撃てて1発ずつ位でしょうか。
>>343
乙ありがとうございます。
慧音先生はずっと引きに恵まれて無いイメージですね…。
346 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/07/25(土) 23:20:32 ID:Ii816nv+
★屠自古→ガコウジサイクロン 62 ( クラブ7 )( 6 + 3 )=71★
★中山→ブロック 52 ( クラブ2 )( 2 + 1 )=55★*吹き飛び!
★輝夜→たすけてえーりん! 61 ( ハートK )( 3 + 1 )+(バランス崩し-2)=63★*吹き飛び!
≧2→屠自古のガゴウジサイクロンがルナティックスゴールを突き破る!
ブンッ、バギュルルルル………。ドゴオオオオオオッ!
中山「ぐわぁぁーーーっ!」
聖徳ホウリューズの職人的FW・蘇我屠自古が高いボールに動きを合わせたその直後、
天が落ちて来たような轟音が鳴り響いた。
一度拡散した雷の妖力を一点に集中させ、ゴールへと叩き付ける彼女流のダイナマイトヘッド
――『ガゴウジサイクロン』は、ブロックに長ける中山すら木端のように弾き飛ばして輝夜に迫る。
輝夜「な、中山さんがアッサリやられるなんてどーいう事よ……! もうだめよ、おしまいよぉ……!?」
しかし、今の輝夜には屠自古が長い時間を掛けて磨き上げたシュートを受け止めるだけの精神的余裕が無かった。
バランスを崩した上、これまで活躍し続けて来た中山が、永琳が、あるいはほかの仲間達が。
悉く聖徳ホウリューズの前に打ち破れる姿を見た彼女は、唯一の自慢でもある図太いメンタルを喪い掛けてしまっていた。
そのため、屠自古のシュートにも輝夜は全力でセーブに向かう事ができず……。
カッ! ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオッ! バギイイイッ!!
輝夜「あじゃぱーーーーーーー!?」
ボンッ! ―――バシュウッ!!
……ピピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!
屠自古「……ふん。汚い花火だ」
輝夜の全身は屠自古の放った雷の矢に貫かれ爆発四散。
ゴール前に残ったのは、ネットを突き破り地面に突き刺さった黒焦げのボールのみだった。
347 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/07/25(土) 23:22:06 ID:Ii816nv+
永遠亭ルナティックス 1 − 2 聖徳ホウリューズ
大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ):
12ゴール レミリア
11ゴール 鈴仙
9ゴール フランドール、射命丸
8ゴール 魔理沙
7ゴール 勇儀
6ゴール 来生、屠自古
5ゴール 星、諏訪子
4ゴール 森崎、神子、反町、霊夢
3ゴール 早苗、謎の向日葵仮面
2ゴール 神奈子、ピエール、メルラン、天子、赤蛮奇、空、佳歩、岬
1ゴール 妹紅、咲夜、美鈴、サニー、リリーB、ぬえ、響子、永琳
影狼、藍、幽々子、幽香、針妙丸、パチュリー、小田、椛、パスカル
大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ):
6アシスト パチュリー、霊夢
5アシスト 小町
4アシスト てゐ、神子
3アシスト 早苗、ピエール、小悪魔、マミゾウ
2アシスト 森崎、反町、はたて、岬、空、お燐、ウサギB、レミリア、アリス
1アシスト 鈴仙、影狼、大妖精、橙、諏訪子、
衣玖、針妙丸、リリーW、ルナサ、ぬえ、永琳、妹紅
348 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/07/25(土) 23:24:46 ID:Ii816nv+
実況「ゴーーーーーーーーーーーーーール! 決まった、決まりましたぁ!!
後半21分、蘇我屠自古選手の『ガゴウジサイクロン』が、永遠亭ルナティックスのゴールを突き破った〜〜!
これで試合は1−2! 1−2で聖徳ホウリューズのリードです!!
永遠亭ルナティックスはこれで絶体絶命。残り僅か15分余りで2点をもぎ取らなくては、勝てなくなりました!」
観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!?」
「これは面白い試合になってきたな!」「ルナティックス、負けちまうのか!?」「神子様バンザーイ!」
「ですよねー」「ですよねー」「ですよねー」「ですよねー」「いや、今のは姫様頑張ってただろ!?」
てゐ「ひ、姫様がきたねぇ花火になっちゃったよ〜!?(……ていうかこれ、サッカーだよね?)」
永琳「心配しないで、てゐ。姫様は殺しても死ぬようなお方じゃないわ」
妹紅「そ、そうだよ! 輝夜を殺すのは私なんだからさ!」
ウサギB「み、みなさん、落ち着いてください!? サッカーで人が死ぬわけ無いじゃないですか!」
慧音「ウサギBの言う通りだ。……あと妹紅、危うい発言は審判に目を付けられるから……、痛ッ!」
つかさ「け、慧音さん……!? 足、血が出てる……!」
中山「なんてザマだ。俺が、もっとしっかりしていれば……」
パスカル「(やっぱり、俺にはトップ下なんて務まらないのか……?)」
――ゴールを決められた永遠亭ルナティックスは阿鼻叫喚の状態だった。
失点のショックもさることながら、勝てる筈の勝負を何度も落とした事への後悔。
壮絶に吹っ飛ばされた輝夜、負傷した慧音、自責の念に囚われる中山やパスカル達……。
かつてないピンチに、一度は戻ったルナティックスの士気は、再び落ち込もうとしていた。
349 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/07/25(土) 23:27:42 ID:Ii816nv+
鈴仙「(……お、終わりなの……? やっぱり、私はここで終わっちゃうの……?)」
そして、その中で一番精神的に参っていたのは――鈴仙だった。
これまで気丈にチームキャプテンとして作戦を練り、仲間達のメンタルをケアして来た彼女だったが、
しかし、今回の試合に限っては、その全てが裏目に出てしまっている。
……無論、これまで鈴仙は決して無謀な戦略を敷いて来た訳では無い。
客観的にこの状況を見ていれば鈴仙の責はほぼ無く、不幸の積み重ねである事は明らかである。
鈴仙自身も、理屈ではそうだと分かっていた。
鈴仙「(――でも。それが何なの? 仮にどうしようも無い理由だったら、負けても良いの?
そんなの……嘘よ。優しい嘘。周りは結局、本音では結果を望んでいるもの。
頑張ったから、運が悪かったから、相手が悪かったから……。
皆はきっと、そう言ってくれるだろうけど、……こんなにも最悪の状況が続いたら、皆、呆れちゃうに決まってるよぉ……!)」
――ただ、それでも鈴仙の心はまだ弱かった。
永らく結果を出す事を求められる軍人の世界で生きてきた鈴仙にとって、
今の展開は鋭く鈍く鈴仙の精神を抉り傷つけていく。
もちろん、これまで一選手として結果を出せずに傷つく事は多々あったし、
中山の出会いから強くなった鈴仙は、これを乗り越える事も出来ていた。
……しかし、実質的キャプテンに今こうして振りかかる重責については、
明らかに今の鈴仙が担うには重荷過ぎた。
当たり前だ。人は――妖怪や玉兎でも――変わる事は出来るかもしれない。
しかし、その為には本来膨大な時間が掛かる。
鈴仙「(師匠。やっぱり私は無理です……。プロジェクト・カウンターハクレイだか、
リアル・幻想・セブンだか、私なんかに勤まる訳ないんです……!)」
絶望的状況を前に、かつての逃げ出し癖が蘇って来た。
パスカルに出会い自身の弱さを知り、中山に出会い自身を変えたいと決意した鈴仙。
紆余曲折もあったが、概ね順調に成長して来た中訪れた最悪の状況に、彼女の心は折れ掛けていた。
350 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/07/25(土) 23:32:05 ID:Ii816nv+
……スッ。
鈴仙「……?」
……だが。
そんな鈴仙に対しても一人、手を差し伸べる者が居た。
俯きながら地面に零れる涙を隠していた鈴仙を優しく撫でる小さな手。
はっとして正面を向くと、そこには……鈴仙が良く知る少女と、その後ろにもう一人。
合計二つの姿があった。それは――。
先着1名様で、
★ルナティックスの希望→! card★
と書き込んでください。数値で分岐します。
JOKER→輝夜「……コンビプレイの練習をしよう、妹紅」妹紅「え? 今からだと間に合わなくね?」鈴仙関係無かった。
ダイヤ・ハート→佳歩とてゐの二人だった。
スペード・クラブ→佳歩とパスカルの二人だった。
クラブA→謎の向日葵仮面「か、勘違いしないでよね。アンタを凌辱して良いのはこの私だけなんだから!///」
伝説の超人・ヒジリー「カグロットさんのペットォ……?」鈴仙「やっぱりもうだめよ、おしまいよぉ……!」
*このイベントは、試合前に推理で佳歩の疑心を解いた事へのボーナスイベントです。
なので、(JOKER・クラブA以外は)必ず判定に佳歩が入っています。
351 :
森崎名無しさん
:2015/07/25(土) 23:32:52 ID:???
★ルナティックスの希望→
ハート5
★
352 :
森崎名無しさん
:2015/07/25(土) 23:33:10 ID:???
★ルナティックスの希望→
JOKER
★
353 :
森崎名無しさん
:2015/07/25(土) 23:34:35 ID:???
おしい!
354 :
森崎名無しさん
:2015/07/25(土) 23:41:41 ID:???
ルナティックヴォルケイノは幻想となって消えたのだ・・・
355 :
森崎名無しさん
:2015/07/26(日) 00:20:03 ID:???
マリグナントツインが...
どのみちオーバーラップできる森崎みたいなドリブル強者じゃないと無理だが...
356 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/07/26(日) 01:21:08 ID:foqzWuj6
★ルナティックスの希望→ ハート5 ★
ダイヤ・ハート→佳歩とてゐの二人だった。
佳歩「……鈴仙さま」
鈴仙「――佳歩。どうしたの、私を笑いに来たのかしら……?」
鈴仙に手を差し出したのは……佳歩だった。
この試合、鈴仙との2トップとして出場し続けて来た佳歩は、
悲しそうな、しかし希望を捨てきれぬ表情で、鈴仙を見つめる。
佳歩「えっと。あの、その……わ、わたし……」
佳歩は何かを言いたげにしている。
顔を僅かに赤らめ、恥ずかしそうに視線を動かして、必死に勇気を振り絞ろうとしているが、
鈴仙にはその意図はイマイチ伝わらない。
てゐ「あのね鈴仙。佳歩はね、『鈴仙さまってどーせ、「自分のせいでチームが負けそうだー」
とか思って今ごろプチ鬱状態になってるんでしょー? 被害妄想強すぎだよねープププ』
……って言いたくて来たんだよ。 でもやっぱり一応上司だし、面と向かっては言い辛くって……」
佳歩「ち、ちがいますっ! 私はただ、鈴仙さまを励ましたくって……!?」
そして佳歩の後ろに居るてゐは、そんな不器用な二人を取り持つ為に来てくれたらしい。
てゐは嫌味っぽいニヤニヤ笑いをしながらも、それは自分を心配してくれる時のニヤニヤ笑いだと鈴仙には分かった。
そんな中、佳歩は真摯な表情に変わって鈴仙にこう告げる。
357 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/07/26(日) 01:25:41 ID:foqzWuj6
佳歩「……信じて」
鈴仙「――え?」
佳歩「私を……私達を……信じてください。だって、ほら。試合前にも言ったじゃないですか。
鈴仙さまは頑張りすぎですから。もっともっと、鈴仙さまは自分に自信を持ってください、って……」
鈴仙「……う、うん……。そうだった、かも。私も、もっともっと佳歩を信じられるように努力する、とか言っていたのに。
確かに、今の私……信じて無かったかもしれない」
どこまでも真っ直ぐにぶつかる佳歩に対して、鈴仙は弱弱しくしか答えられなかった。
しかし、佳歩の一言は鈴仙の内向きに閉じこもっていた心に希望を与えてくれた気がした。
てゐ「――鈴仙。アンタは勘違いしてるみたいだけどさ。
私も佳歩も、多分他の皆もさ。鈴仙が自分に利益を齎してくれるから、好きってワケじゃないと思うよ?
アンタにゃ、アンタの良さがあるんだから。アンタは無理に、お師匠様や中山さんみたくならなくっても良いんだよ。
……そうやって、辛い顔見せる位だったらね」
てゐは照れながら、吐き捨てるようにそう言ってくれた。
その言葉は嘘が大好きな普段の彼女らしからぬ真実味が詰まっているように想える。
鈴仙「……ありがとう」
鈴仙は恥ずかしくて、そっけなくそう言う事しか出来なかった。
しかし、佳歩の目的はこうして鈴仙を励ますだけでは無かったようだ。
これまでの表情を一新させ、話題を切り替えるように、佳歩は事務的にこう告げた。
358 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/07/26(日) 01:27:04 ID:foqzWuj6
佳歩「――この状況を覆す為に……私に、策というか、考えがあるんです」
鈴仙「策……?」
てゐ「実は、私もさっき佳歩から提案されたんだ。面白い案だと思うよ?」
果たしてその内容はてゐが言ったとおり、その事務的な口調とは裏腹に、先程以上に大胆で信じがたいものだった。
佳歩の計画を一通り聞き終わるまで、鈴仙は黙っていた。
佳歩「……どうでしょうか。もし賛同して頂けるんでしたら、
【次にインビジブルデューパーを放つ時、鈴仙さまはそのシュートの軌道を枠外かポストに外して欲しい】
……んですけれど。でも、多分それは、鈴仙さまが私を信じてくれないと出来ない事だと思います」
鈴仙「…………!?(インビジブルデューパーを撃つとき、わざと狙いを外す、ですって……!?)」
しかし、いくら鈴仙でも最後の佳歩の提案に頷くのは憚られた。
必殺の『インビジブルデューパー』を外す事は、即ち失敗すれば試合に敗北する事をも意味する。
それはまさしく佳歩が言う通り、鈴仙が佳歩の策を――佳歩を最後まで信じ切らなくては出来ない作戦である。
いや、信じ切ったところで佳歩が語った案が成功する保証すら無いのだ。これを頷くのは理に敵わない。
少なくとも、中山や永琳のように賢明な者ならば否定するような。そんなタイプの策である。
鈴仙「(佳歩は……私を試しているのかな。私が本当に、佳歩達を信じられるのかどうか……って)」
鈴仙の知る佳歩は、直情的でいて意外と理知的で頭の回転が速い。
だから、今自分が言った策は理論的に下策である事を承知で言っている筈である。
しかし、佳歩は現に自分にそう策を提示した。
これが何を意味するのか、鈴仙は暫く考えていたが結論は出ない。
佳歩「……鈴仙さま。どうでしょうか、この策。
【次にインビジブルデューパーを放つ時、鈴仙さまはそのシュートの軌道を枠外かポストに外す】……という策。
受け入れて、くださいますでしょうか?」
359 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/07/26(日) 01:28:52 ID:foqzWuj6
鈴仙「(シュートをわざと外す。だけどその代わりに――佳歩がそれを決めに向かう。それが今回の策の大枠。
相変わらずどうやってボールを前線に置けば良いかは投げっぱなしだし、
何より確率的に上手くいくのか良く分からない。これまでの私だったら却下していたような作戦。
……なんだけど。それを越えた所にある「なにか」を、佳歩は追い求めようとしているのだったら……)」
審判「……………」チラリ
佳歩「あっ。れ、鈴仙さま……! 私そろそろ……」
鈴仙「佳歩……!(どうしよう。私は今ここで佳歩に何らかの意思表示をしなくちゃいけない!
佳歩の言った策に当ても無く応じるか、分が無いとして断るか。 ……私は、私は……!?)」
――こうして鈴仙が佳歩と話をしている間にも、試合は再開へと向けて進んで行く。
現に審判も、佳歩との長い会話に目を付けて、訝しげな目線を送っていた。
鈴仙は何か佳歩に声を掛けなくてはと思い、そして――こう言った。
A:「佳歩……やりましょ。何でも、やってみるしかないわ」佳歩の策に応じる。
B:「佳歩……無理よ。今は堅実に、どうやってボールを前に繋いで行くかを考えなきゃ」佳歩の策を断る。
C:「…………(私には……決められない……)」無言を貫く。
鈴仙のガッツ:720/970
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
360 :
森崎名無しさん
:2015/07/26(日) 01:31:42 ID:g5MH2Ass
A
361 :
森崎名無しさん
:2015/07/26(日) 01:33:55 ID:4QTSNXKI
A
362 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/07/26(日) 01:35:52 ID:???
Aに決まった!……と、言ったところで今日の更新はここまでです。
慧音先生の負傷についてや、次のキックオフ時の細かい作戦については、
この選択肢の後に行いたいと思っています。
>>353-355
出てたら姫様のフィールダー能力も多少はマシになってたかもしれないので、
ひょっとしたらワンチャンあったかもですねw
それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。
363 :
森崎名無しさん
:2015/07/26(日) 01:44:35 ID:???
姫様のフィールダー能力が多少マシになったところで、
オーバーラップの危険性と佳歩のイベントが消えることを考えたら
ひょっとしてマイナスなのでは?
鈴仙はいぶかしんだ。
輝夜「なにぃ!?」
乙なのです
364 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/07/26(日) 15:48:12 ID:foqzWuj6
A:「佳歩……やりましょ。何でも、やってみるしかないわ」佳歩の策に応じる。
鈴仙「――佳歩。やりましょ。何でも、やってみるしかない……!」
鈴仙は小さな声で、しかし力強くそう呟いた。それを聞いた佳歩の表情は遠ざかってもう見えない。
しかし――鈴仙はこの時、佳歩との確かな絆を感じた。
それはもう上辺だけの友情や主従関係では無い。
裏切られる怖さも、信じられる喜びも、両方とも乗り越えて来た自分なら、
佳歩の策を成就させ――そして、今の絶望的状況を打破できるに違いないと。そう、心から思えた。
鈴仙「(……だから。もう私は大丈夫。……私は、こんな状況に負けたりなんてしない!
――と、意気込んでみたのは良いけれど。これからの作戦については一考の余地はアリかもね。
少なくとも、慧音さんの負傷については何とかしないといけないし……)」
そして、再び鈍る心を奮い立たせた鈴仙はより現実的な思考へと気持ちをシフトさせていく。
とりあえず眼前にある問題は二つ。
慧音の負傷への対処と、次のキックオフにかかる動きについてだ。
鈴仙「(……慧音さんが居なくては、最終ラインのタックルやパスカットがかなり心許なくなっちゃう。
交代要員として、『ムーンラブ』を習得したウサギDちゃんが居たりはするけれど、
成功率は確か1/2程度って言ってたし、体力の消耗も激しい。
しかも、貴重なブロッカーであるつかさの体力も犠牲にする必要があるから……正直、ちょっと今は使いにくいかも。
それと、次のキックオフ。聖徳ホウリューズは石田が今負傷してたけれど、そろそろ戻って来そうではある。
そんな中、佳歩の作戦を成就するには『インビジブルデューパー』を撃つ体勢にする。
……つまり、私とてゐが同時にゴール前へと上がっている必要があるのだけれど。
聖徳ホウリューズには神子や、多分矢車さんっぽい感じになるであろう、右SHのこころ。
最終ラインにはそれに加えて負傷はしたけれど未だ強力なストッパーの岸田や、万能DFの布都が居る。
更に、神子には『オフサイドトラップ』があるから、単純な縦ポンも通用するとは限らないし……)」
365 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/07/26(日) 15:52:32 ID:foqzWuj6
――などと、意気込んで考えてみたは良いものの。
やはり後半21分に1点のビハインドを抱えた状況というのはどうしても苦しい。
希望が見えたとは言っても、その眼前に広がる苦境は変わりはしないのだ。
鈴仙「(要するに、ボールを前に運ぶだけでもかなり苦労するんだけど。ここは、どうするべきかしら……。
もしかしたら、フォーメーションを変更する必要がある……? 具体的には、ちょっと思いつかないけれど)」
そんな中でも鈴仙は短い時間で長々と思考した上で、一つの結論を立てた。その内容は――。
<慧音の治療・交代について>
A:慧音を治療に向かわせる。
B:慧音とウサギDを交代する。
C:慧音は治療させず、このままプレーさせる。
D:その他 慧音とウサギCを交代させたい場合などはこちらで
<次のキックオフについて>
a:自分がドリブルで中央突破を図る。
b:左サイドハーフのてゐに預け、ドリブル突破をしてもらう。
c:右サイドハーフの永琳に預け、ドリブル突破をしてもらう。
d:トップ下のパスカルに預け、ドリブル突破をしてもらう。
e:ボランチの中山に預け、縦ポンで前線に上げてもらう。
f:その他 自由選択枠 キックオフシュートを撃ちたい時、フォーメーションを変更したい場合はこちらで
鈴仙のガッツ:720/970
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
*今回は、二つの選択肢を同時に選択してください。票については、今回は【完全一致制】で集計します。
(例:Aa(慧音は治療、鈴仙がドリブル)とAb(慧音は治療、てゐがドリブル)
が同時に集まった時点でも慧音の治療は確定せず、別の選択肢として扱います)
*現在のフォーメーションについては
>>27
をご確認ください。
366 :
森崎名無しさん
:2015/07/26(日) 16:19:37 ID:fSJlt1Ug
Aa
367 :
森崎名無しさん
:2015/07/26(日) 16:43:33 ID:LFJZsCDs
Aa
368 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/07/26(日) 17:47:02 ID:foqzWuj6
A:慧音を治療に向かわせる。
a:自分がドリブルで中央突破を図る。
鈴仙「(……ウサギDちゃんの起用は危険だから、ここは慧音さんに治療をして貰った方が良いわね。
そして、本当は治療が終わるのを待った方が良いかもだけど……残り時間が少ない今。
ここは私が真正面から突っ切るしかない!)」
鈴仙はキックオフまでの残り少ない時間で、慧音の治療と次の動きを手短に伝える。
鈴仙自身の中央突破についてはその成功率を不安視する者もいたが、
しかし、一番短時間で点を決めるにはこの方法以外無いとして、反対する者まではいなかった。
慧音「(鈴仙……皆……済まない。だが……私は負けないから。決して、鈴仙も負けるんじゃないぞ。
試合だけじゃない。豊聡耳神子が惑わし見せつけてくるでろう欲――つまり、自身の弱い心に……)」
*慧音が負傷で一旦退場しました。
369 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/07/26(日) 17:48:39 ID:foqzWuj6
***
神子「……こころ。今のうちに哀しみの面を被りなさい」
こころ(怒)「チッ! まだまだ暴れたりないぜ!」
スッ……。
こころ(哀)「……はぁ。私みたいなロクでなしが、何を今まで口走っていたんだろう。
鎖……鎖が欲しいな。早く私達は、私達自身を罰しなくちゃ……」
一方の聖徳ホウリューズも、重傷を治療させた石田を再びチームに組み入れ、
その上でこころにも新たな指令を与えており、迎撃の構えは充分。
神子「(……とはいえ。余程隙でも無い限り、2点差を望む必要は無いか。
運や観客席の雰囲気も絡んだとは言え、ここで優勢なのは想定を遥かに上回る収穫。
今はこれを大事に守らなくては。 ……その方が、ルナティックスにとっても辛くなるだろうしね)」
神子は得意の嫌味っぽい爽やかな笑みをもはや隠そうとせず、
何度でも立ち上がろうとする鈴仙を。ルナティックスのメンバーをせせら笑う。
神子「(試合は残すところ15分……色々思う所もあるが。
――このまま、勝ってしまっても構わないだろう?……八雲紫よ)」
――とはいえ、彼女にもある程度以上の算段はある。
このまま運よく勝利するにしても、順当に敗北するにしても。
豊聡耳神子はこの時点――見え見えのマッチポンプの末、岬を退場させた時点――で既に、
自身の計画を守るための布石を打っていたのだから。
*石田が重傷治療済の状態で試合に復帰しました。
*こころが選手モードを変更し、『哀しむ飛蝗の面』(タックルが強い守りのモード)状態になりました。
370 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/07/26(日) 17:49:53 ID:foqzWuj6
――ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!
実況「さあ、そしてルナティックスのキックオフから試合再開です〜!!
ルナティックス、CFの鈴仙選手がまずはボールを持って……!」
鈴仙「いっ、けぇぇぇえぇええっ…………!!」
タッ! ドドドドドドドドドッ!
実況「鈴仙選手、猛然と中央突破を始めました〜〜!」
神子「(――おや。ここはお得意の「仲間を信じる」とやらで、他の選手にボールを寄せると踏んでいたが。
……まあ良い。こちらの方が好都合だ)――FW達、彼女を通してやりなさい。ここは私とこころが防ぐ」
屠自古「了解しました。……皆、ここは通せ!」
タッ……! スススッ……。
こころ(哀)「闇の底には何の音も聞こえない……」
タッ……! ズザアアアアアアアッ!!
鈴仙「(き、来たわね、秦こころ……。そして―――)」
神子「ここで無謀な中央突破とは。功を焦ったかい?
それともやっぱり――自分の実力以外、誰も信じられなかった?」
鈴仙「う、うるさい……! 私は、こんなところで負けてらんないのよ……!
(豊聡耳神子! 彼女の言葉に耳を傾けちゃダメ。今は、仲間を信じるのよ。
仲間を信じなきゃ、こうして突破なんて出来ないんだから……!!)」
タッ!
371 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/07/26(日) 17:50:56 ID:foqzWuj6
実況「聖徳ホウリューズ、FW陣はフォローの為鈴仙選手には向かわず……!
代わりに、中盤の神子選手とこころ選手の二人が鈴仙選手へと激しいプレスを掛けていきます!
一刻も早く点が欲しいルナティックス! ここで突破して、1−2の状況を覆す第一歩を踏み出せるか〜!?」
先着2名様で、
★鈴仙→ドリブル 52 (! card)(! dice + ! dice)=★
★神子→タックル 51 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
こころ→タックル 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→鈴仙、突破成功!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(パスカルがフォロー)(佳歩がフォロー)(石田がフォロー)
≦−2→聖徳ボールに。
【補足・補正・備考】
鈴仙のマークがダイヤで「ルナティックブラスト(+4)」が発動します。
鈴仙のマークがハートで「ラビットスターター(+2、吹飛2)」が発動します。
こころのマークがダイヤ・ハートで「モンキーポゼッション(+3、吹飛4)」が発動します。
神子のマークがダイヤの時、「掌の上の天道(+3)」が発動します。
神子はスキル・聖人により、鈴仙のスキル・狂気の瞳は無効化されます。
372 :
森崎名無しさん
:2015/07/26(日) 17:53:29 ID:???
★鈴仙→ドリブル 52 (
ハートA
)(
4
+
2
)=★
373 :
森崎名無しさん
:2015/07/26(日) 17:59:14 ID:???
★神子→タックル 51 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
こころ→タックル 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
374 :
森崎名無しさん
:2015/07/26(日) 17:59:19 ID:???
★神子→タックル 51 (
スペード7
)(
4
+
6
)+(人数補正+1)=
こころ→タックル 52 (
スペード3
)(
5
+
1
)+(人数補正+1)=★
375 :
森崎名無しさん
:2015/07/26(日) 18:04:07 ID:???
(アカン
376 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/07/26(日) 20:03:53 ID:foqzWuj6
★鈴仙→ドリブル 52 ( ハートA )( 4 + 2 )+(ラビットスターター+2)=60★
★神子→タックル 51 ( スペード7 )( 4 + 6 )+(人数補正+1)=62
≦−2→聖徳ボールに。
神子「そのような特攻、無駄だっ!」
ズザアアアアアアアアアアアッ、バチイッ!
鈴仙「あっ……!?」
実況「鈴仙選手、強引なドリブルで真っ直ぐに神子選手へとぶつかりましたが……これは失敗!
剣の一閃のように鋭い神子選手のタックルにより、ボールを奪われてしまいます! しかし……!」
パスカル「いや。……まだ俺がいる!」
タッ! ズザアアアアアアアアアアアアアアアアッ!
神子「君もしつこい御仁だ。良いだろう、今しがたやられた君のオトモダチのように、我が元に敗れ去るが良い!」
パスカル「そう簡単に行くかな。――生憎と、このチームはレイセンのワンマンチームじゃないんだよ!」
タッ!
377 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/07/26(日) 20:05:12 ID:foqzWuj6
実況「しかし、鈴仙選手のすぐ後ろにはトップ下のパスカル選手が!
パスカル選手、鈴仙選手の敵討ちと言わんばかりに神子選手へと単身猛追していきます!!」
先着2名様で、
★神子→ドリブル 53 (! card)(! dice + ! dice)=★
★パスカル→タックル 52 (! card)(! dice + ! dice)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→神子、ドリブル突破。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(本間がフォロー)(こころがフォロー)(佳歩がフォロー)
≦−2→ルナティックスボールに。
【補足・補正・備考】
神子のマークがダイヤで「スパイラルターン(+4)」が発動します。
神子のマークがハートで「頭脳的なドリブル(+3)」が発動します。
神子のマークがスペードで「華麗なドリブル(+3)」が発動します。
パスカルのマークがダイヤ・ハートで「クリップタックル(+3)」が発動します。
378 :
森崎名無しさん
:2015/07/26(日) 20:05:40 ID:???
★神子→ドリブル 53 (
ダイヤ5
)(
5
+
4
)=★
379 :
森崎名無しさん
:2015/07/26(日) 20:05:50 ID:???
★神子→ドリブル 53 (
ハート5
)(
4
+
3
)=★
380 :
森崎名無しさん
:2015/07/26(日) 20:08:40 ID:???
★パスカル→タックル 52 (
スペード8
)(
1
+
2
)=★
381 :
森崎名無しさん
:2015/07/26(日) 20:09:45 ID:???
もう試合終了でいいんじゃない?
382 :
森崎名無しさん
:2015/07/26(日) 20:13:40 ID:???
2点差ならともかく、1点差なら同点延長に持ち込める。
しかし本当に聖徳のダイスは荒ぶっている。
383 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/07/26(日) 20:47:06 ID:foqzWuj6
★神子→ドリブル 53 ( ダイヤ5 )( 5 + 4 )+(スパイラルターン+4)=66★
★パスカル→タックル 52 ( スペード8 )( 1 + 2 )=55★
≧2→神子、ドリブル突破。
神子「成程。彼女だけのワンマンチームでは無い……と。ならば――」
スススッ、クルウウウウンッ! シュパァァァッ!
パスカル「!?」
神子「――ならば、このチームは何の取り柄もないダメチームだと。君はそうとでも言いたいのかな?」
実況「ああ〜っと! 神子選手の『スパイラルターン』が決まった! パスカル選手はボールを奪い返せない!
神子選手、このまま中央をグングンと突破していきます!!」
神子「(……ここで弾かれるとでも思ったが、想像以上に上手く行ったな。
最初はボール回しでタイムアップを狙おうかと思ったが、これならば、トドメを刺しに言っても良いかもしれない。
……さて、ここは――)」
先着1名様で、
★神子の作戦→! card★
と書き込んでください。数値で分岐します。
JOKER→高杉の恋人「待て貴様! 女の分際で俺のシンゴに手を出すな!」チャキッ?神子「グハッ!?」神子は死んだ。
ダイヤ絵札→神子「(――ここはトドメだ。後少しだけ上がって……私が決めてやる!)」
ダイヤ数字・ハート→神子「(――ここは焦らず、ボール回しだ)……石田!」
スペード・クラブ→神子「(――ここはトドメだ。貪欲に攻めよう)……本間!」
384 :
森崎名無しさん
:2015/07/26(日) 20:48:27 ID:???
★神子の作戦→
クラブ8
★
385 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/07/26(日) 21:12:05 ID:foqzWuj6
★神子の作戦→ クラブ8 ★
スペード・クラブ→神子「(――ここはトドメだ。貪欲に攻めよう)……本間!」
神子「(試合はもはや大勢が決しつつある。しかし、ここで2点差となればそれは更に明確となる!
しかも、ルナティックスのDFは1名が欠けた状態だ。ならば――貪欲に攻めさせて貰うか)……本間!」
バシュウッ!
実況「ルナティックスの中盤底まで来た神子選手はここで右サイドにボールを流す!
受け取ったのはFWの本間選手です! サイドアタックに長けた彼に渡す事で、
ルナティックスの中盤、そして最終ラインを抜きさるつもりでしょうか!」
本間「その通りだ。俺のサイドアタックで……勝利を掴んでみせる!」
タッ!
永琳「――厄介ね。だけど……」
中山「次こそは、抜かせて堪るか!」
バッ! ズザアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!
実況「それに立ち向かうのは、先ほどこころ選手に対峙したルナティックスの最強メンバー!
万能MFの八意永琳選手と、高いタックル力を誇るこれまた万能プレイヤーの中山政男選手!
ここで止めれば逆転の希望! ここを通せば敗北の絶望!
この試合最大の天王山とも言えるこの場所を、この二人は守りきる事ができるのでしょうか〜〜!?」
386 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/07/26(日) 21:13:38 ID:foqzWuj6
先着2名様で、
★本間→ドリブル 53 (! card)(! dice + ! dice)+(サイドアタック+2)=★
★永琳→タックル 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
中山→タックル 54 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→本間、ドリブル突破。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(聖徳のスローイン)(妹紅がフォロー)(ルナティックスのスローイン)
≦−2→ルナティックスボールに。
【補足・補正・備考】
本間のマークがダイヤ・ハートで「華麗なドリブル(+3)」が発動します。
永琳のマークがダイヤで「天文密葬法(+3、吹飛5)」が発動します。
永琳はスキル・蓬莱人により絶対に負傷しません。
永琳はスキル・月のファンタジスタによりダイスで2が出た場合、数値を12にします。
中山のマークがダイヤで「アッシュタックル(+4)」が発動します。
中山のマークがハートで「バーニングタックル(+3、吹飛2)」が発動します。
中山はスキル・後天性ファンタジスタにより、ダイスが2の時数値を10、3の時9とします。
387 :
森崎名無しさん
:2015/07/26(日) 21:14:37 ID:???
★本間→ドリブル 53 (
クラブJ
)(
4
+
4
)+(サイドアタック+2)=★
388 :
森崎名無しさん
:2015/07/26(日) 21:14:46 ID:???
★本間→ドリブル 53 (
スペードQ
)(
5
+
6
)+(サイドアタック+2)=★
389 :
森崎名無しさん
:2015/07/26(日) 21:16:56 ID:???
嫌な予感しかしない
★永琳→タックル 52 (
ダイヤ3
)(
3
+
1
)+(人数補正+1)=
中山→タックル 54 (
ハートQ
)(
3
+
1
)+(人数補正+1)=★
390 :
森崎名無しさん
:2015/07/26(日) 21:17:16 ID:???
★永琳→タックル 52 (
クラブ8
)(
4
+
3
)+(人数補正+1)=
中山→タックル 54 (
ハートJ
)(
1
+
2
)+(人数補正+1)=★
391 :
森崎名無しさん
:2015/07/26(日) 21:25:23 ID:???
首の皮一枚で生き残ったとみるべきか・・・?
392 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/07/26(日) 21:51:05 ID:foqzWuj6
★本間→ドリブル 53 ( クラブJ )( 4 + 4 )+(サイドアタック+2)=63★
★永琳→タックル 52 ( ダイヤ3 )( 3 + 1 )+(人数補正+1)+(天文密葬法+3)=60
中山→タックル 54 ( ハートQ )( 3 + 1 )+(人数補正+1)+(バーニングタックル+3)=62★
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして聖徳のスローイン
本間「俺のサイドアタックに……括目しろ!」
タッ! ドドドドドドッ!
中山「くそっ、届け……『バーニングタックル』ッ!」
シュッ、ゴオオオオオオオッ!
本間「ぐううっ……! ほ、炎の壁が出来て前に進めんっ!?」
……ポロッ。 ピィイイイイイイイイイイイイイイッ!
実況「おっと、ここでボールはサイドアウト!
中山選手のタックルが足先に当たり、本間選手はボールを零してしまったようです!
これは、聖徳ホウリューズのスローインだ!」
高杉「ムフフ……つまりこれは俺の出番だな……? ああー。最近の俺、輝いてるなぁ……」
鈴仙「(……高杉が生き生きとしているって事は……つまり。次のスローインもアイツが、
自慢の腕力でいきなりペナルティエリアにボールを投げ込んで来る見込み大、って事よね……。
――ううん。慧音さんが居なくて、妹紅とBちゃんとつかさの3人きりの状況で、これはマズいわね)」
ホイッスルの音と神子の指示を受けて、前方に居る鈴仙の目の前で高杉がルンルン顔で走り出す。
――恐らくは、彼の得意技である『ローリングスロー』が三度炸裂するのだろう。
つまりは、次は実質的な聖徳ホウリューズのセットプレーとなる。鈴仙は考えた。
393 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/07/26(日) 21:52:06 ID:foqzWuj6
鈴仙「スルーに長けるという小田が、漸くここで本領を発揮する可能性が高いし、
そうでなくても、普通に屠自古に上げて決めに来られても厳しい。
だけど……妹紅がクリアに行けるのは位置取り的にどちらかだけ。
もしも小田にボールが来た時、妹紅が居なかったらスルーされて姫様はバランスを崩した状態で、
屠自古の『ガゴウジサイクロン』を受ける羽目になる。
もしも屠自古にボールが来た時、妹紅が居なかったら……姫様はバランスは崩さないけれど、
実質的な壁である妹紅がクリアに行けないのは厳しすぎる。
ここは適切に指示を出してやる必要がありそうだけど……ど、どうしよう?)」
今は後半23分、試合は1−2で聖徳ホウリューズが有利。
キックオフ後も依然ボールを前へ前へと追いやられている今回の状況。
鈴仙は苦しみながらもDF陣への指示を考えて――。
A:小田がスルーをして輝夜のバランスを崩す可能性が高い。妹紅は小田についてもらう。
B:最終的なボールの行先は間違い無く屠自古だ。妹紅は屠自古についてもらう。
C:その他 自由選択枠 ※妹紅は両方とも警戒して貰う……は出来ません。
鈴仙のガッツ:720/970
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
394 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/07/26(日) 21:53:46 ID:foqzWuj6
すみません、鈴仙のガッツは先のドリブルで消耗しているので、
鈴仙のガッツ:680/970
が正しいです。失礼いたしました。
395 :
森崎名無しさん
:2015/07/26(日) 22:02:13 ID:fSJlt1Ug
B
396 :
森崎名無しさん
:2015/07/26(日) 22:28:24 ID:BZu3NrVA
B
397 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/07/26(日) 23:01:53 ID:foqzWuj6
B:最終的なボールの行先は間違い無く屠自古だ。妹紅は屠自古についてもらう。
鈴仙「(最悪の事態は、妹紅が屠自古のクリアに行けなくって、
姫様がバランスを崩した状態でセービングに向かう事。今はそれを避けるためにも……!)
――妹紅、皆。ここは屠自古を最重要マークでお願いっ!」
妹紅「……分かった!」
タッ!
……ピィイイイッ!
実況「……さあ! 鈴仙選手がルナティックスメンバーに少し指示を出しておりまして……。
――それと同時に、今試合再開のホイッスルが鳴りました!
ボールを持ったのはやはりこの人! ロングスローに定評のある高杉真吾選手です!
さあ高杉選手、ボールを持って大きく振りかぶり……!?」
高杉「………でりゃぁぁぁあああああああああ!! これが俺の物語だぁぁぁぁあああっ!!」
――ブウウウウンッ、バギュウウウウウウウウウウンッ!
妹紅「(……来た! さあ、どう来る……!?)」
先着1名様で、
★ロングスローの行先→! card★
と書き込んでください。数値で分岐します。
JOKER→高杉「これが俺のネオローリングスローだぁぁ!!」ズバァァッ! ボールはそのままゴールネットを突き破った。
ダイヤ絵札→屠自古に直接高い浮き球が渡る!
ダイヤ数字・ハート・スペード・クラブ→小田に高い浮き球が渡り……!
398 :
森崎名無しさん
:2015/07/26(日) 23:02:57 ID:???
★ロングスローの行先→
スペード9
★
399 :
森崎名無しさん
:2015/07/26(日) 23:03:18 ID:???
★ロングスローの行先→
クラブQ
★
JOKERこい
400 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/07/26(日) 23:04:04 ID:foqzWuj6
★ロングスローの行先→ スペード9 ★
ダイヤ数字・ハート・スペード・クラブ→小田に高い浮き球が渡り……!
ポーーーンッ!
小田「…………!!」
実況「ああ〜〜っと! ここでのスローインの行先は小田和正選手だった!
ボールは高い軌道で小田選手の元へと向かっていき〜〜〜!!」
スッ……!
輝夜「あ、あひいっ!? 狙いが分かっていても動きがブレるー!?」
実況「そして、スルーに対してクリアに行ける選手は誰も居ない!
小田選手の動きに輝夜選手、バランスを崩しています! そしてボールはそのまま屠自古選手へと向かい……!」
屠自古「(……この試合、私が必殺シュートを撃てるのはこれ1回だけだ。
だが――このシュートに、私の忠義の全てを注ぎ込む……!!)――はぁぁぁああああっ!」
バアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ! グワァァァァァァァァァァァアッ!!
妹紅「――ま、待てっ! 負けるもんか……! 『フェニックス再誕』!」
カッ! ドゴオオオオオオオオオオオオオッ!!
実況「妹紅選手もまた同時に、その高いボールへと動きを合わせます!
ここで点が入れば、ルナティックスは敗北がほぼ確定! しかし、ここで守れば希望はまだある!
彼女達は果たして、最後まで諦めずに立っていられるのでしょうか〜〜〜〜〜〜!?」
401 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/07/26(日) 23:13:18 ID:foqzWuj6
つかさ「(慧音さんが居ないし、他にも敵は前に詰めて来ている。
ウサギBちゃんはフォローに回って貰う必要があるから、守りに行けるのは妹紅さんと私だけ。
確かに絶望的な状況だけど。何があっても……諦めてなるもんですか!)――やってやんよぉ!!」
バッ!
ウサギB「(敗北率……47.89%! 今までの私だったら、データだけを見て諦めていたかもしれない。
でも……今の私はそれだけの女じゃない。もう……引けないのよ……!!)」
タッ…。
妹紅「(――残りの寿命が一瞬でも一年でも百年でも百万年でも一億年でも無限でも。
そんな事は関係無い! 一瞬を――閃光のように輝かせてやる!)」
ゴオオオオッ!
観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
「カグヤ カグヤ カグヤ カグヤ」「……く、くそっ! 頑張れ、ルナティックスー!」「カーグーヤ、カーグーヤ」
輝夜「(ちいいっ……。普段ならブン殴りたい程クソ忌々しいファン共の歓声が、
今はヤケに頼もしく思えて来ちゃうじゃないの。 ――分かってるわよ。何としても、カンペキに止めてやるんだから……!)」
グッ……!
鈴仙「(……こうなった以上、もう私には仲間を信じるしか手段が無い。
さっきは焦って攻めてボールを奪われた私だけど。すぐに落ち込んで佳歩に慰められてるような私だけど。
……そんな私だけど……もう一度、仲間を信じさせて………!!)」
屠自古「食らうが良い、我が蘇我家の怒り! 雷矢――『ガゴウジサイクロン』!!」
――バギュルルル……カッ! ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!
402 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/07/26(日) 23:15:08 ID:foqzWuj6
☆どのセービングをしてもらいますか?
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
A:たすけてえーりん!(セーブ力に固定で+8されます)150消費
必殺キャッチです。1/4で「(えーりんが)とめる!」(+3)が発動します。
成功時獲得カリスマポイント:0
B:パンチング(セーブ力に固定で+4されます)80消費
ボールを弾きます。勝利しても自陣深くにボールが残ることが多いです。
1/4で「ブリリアントドラゴンバレッタ(+2)」が発動します。
成功時獲得カリスマポイント:1
C:キャッチング(セーブ力に固定で+2されます)40消費
ボールを掴みます。成功率が低い分、勝利時はこちらにより有利な判定となります。
成功時獲得カリスマポイント:3
D:カリスマセーブ(セーブ力に固定で+0されます)40消費
カリスマにワンハンドキャッチします。属性はキャッチと同じですが、成功したらカリスマ度が急上昇します。
また、JOKERが出た場合は数値差に限らず強制勝利となります。
成功時獲得カリスマポイント:5(失敗時でも+1)
E:ライフスプリングインフィニティ(セーブしません)100消費
輝夜が何か凄いオーラを発します。基本的には何も起きませんが2/13(+JOKER)でシュートを防ぎます。
吹き飛び判定はなく、ポスト判定は存在します。絶体絶命の時に一か八かで。
成功時獲得カリスマポイント:4
*ここでの「成功時」とは、こぼれ球以上の結果を指します。ポストの場合は成功とはみなしません。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
輝夜セーブ力:53+(バランス崩しペナ-2)
屠自古の『ガコウジサイクロン』の威力:62
輝夜のガッツ:370/730
輝夜のカリスマポイント:1/10(ポイントが溜まると難題が解放され、輝夜がパワーアップします。現在:LV2)
403 :
森崎名無しさん
:2015/07/26(日) 23:16:00 ID:fSJlt1Ug
A
404 :
森崎名無しさん
:2015/07/26(日) 23:16:04 ID:2r4mR2bI
A
405 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/07/26(日) 23:22:10 ID:foqzWuj6
A:たすけてえーりん!(セーブ力に固定で+8されます)150消費
先着3名様で、
★屠自古→ガコウジサイクロン 62 ( ! card )( ! dice + ! dice )=★
★妹紅→フェニックス再誕 60 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
つかさ→ブロック 49 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
★輝夜→たすけてえーりん! 61 (! card)(! dice + ! dice)+(バランス崩し-2)=★
と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。
【シューター】−MAX【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(本間がフォロー)(神子がねじ込み)(ウサギBがフォロー)
≦−2→ルナティックスボールに。
【シューター】−【キーパー】
≧2→屠自古のガゴウジサイクロンがルナティックスゴールを突き破る!※ゲームオーバーです
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(神子がねじ込み)(聖徳のコーナーキック)(ウサギBがフォロー)
≦−2→ルナティックスボールに。
【補足・補正・備考】
屠自古の「ガコウジサイクロン」には吹飛係数2があります。
妹紅の「フェニックス再誕」には吹飛係数2があります。
つかさのマークがダイヤで、「ソウルブロック(+8、250消費)」が発動します。
つかさのマークがハートで、「(顔面ブロック+6、150消費)」が発動します。
輝夜のマークがダイヤで、「(えーりんが)とめる!(+3)」が発動します。
輝夜・妹紅はスキル・蓬莱人により絶対に負傷しません。
406 :
森崎名無しさん
:2015/07/26(日) 23:22:45 ID:???
★屠自古→ガコウジサイクロン 62 (
スペード3
)(
2
+
2
)=★
407 :
森崎名無しさん
:2015/07/26(日) 23:23:40 ID:???
人間の努力と結束が勝利を生む!これでHAPPY HAPPY ENDだああああ!(ラストバイブル)
★屠自古→ガコウジサイクロン 62 (
クラブ9
)(
4
+
5
)=★
408 :
森崎名無しさん
:2015/07/26(日) 23:23:40 ID:???
★妹紅→フェニックス再誕 60 (
ダイヤ7
)(
6
+
6
)+(人数補正+1)=
つかさ→ブロック 49 (
ダイヤQ
)(
2
+
6
)+(人数補正+1)=★
409 :
森崎名無しさん
:2015/07/26(日) 23:26:06 ID:???
★輝夜→たすけてえーりん! 61 (
スペード3
)(
6
+
1
)+(バランス崩し-2)=★
キャーもこたん素敵!
410 :
森崎名無しさん
:2015/07/26(日) 23:26:10 ID:???
★輝夜→たすけてえーりん! 61 (
クラブ6
)(
1
+
6
)+(バランス崩し-2)=★
411 :
森崎名無しさん
:2015/07/26(日) 23:26:27 ID:???
★輝夜→たすけてえーりん! 61 (
クラブ2
)(
4
+
3
)+(バランス崩し-2)=★
たすけてもこたんだー
412 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/07/27(月) 00:04:20 ID:Fp+7q1m6
★屠自古→ガコウジサイクロン 62 ( スペード3 )( 2 + 2 )=66★
★妹紅→フェニックス再誕 60 ( ダイヤ7 )( 6 + 6 )+(人数補正+1)=73
≦−2→ルナティックスボールに。
輝夜「えーい! ぶっちゃけここでゴールが決まるとゲームオーバーなのよ!
だから全力で行くしかないんだってば! ……たすけてえーーーーりーーーーーーん!」
バッ!
この試合を決める――それも、悪い方向に決めるかもしれない屠自古のシュート。
チームメイトの全員がこれを防ぎたいと思うのは当然ではあるが、
この時一番気合を入れていたのは妹紅だった。
妹紅「――鈴仙達が諦めてないってのに、私だけが年寄こいて諦めてる訳にもいけないんでね!」
ゴオオオオッ!
炎の中何度も死亡と再生を繰り返しながら、妹紅は屠自古が繰り出した光の矢に衝突する。
それはまさしく一瞬でも閃光のように燃え尽きようとする、人間の姿だった。
どんな絶望的な局面であっても、仲間と共に結束し、希望を掴み取ろうとする人間だった。
そして――妹紅が繋いだバトンは、フィールドの遥か前方へと押し出される。
バァァァァァァン! ……ポーンッ!
パスカル「――よし。もう失敗しないぞ……!」
実況「る、ルナティックス……守った〜〜! 圧倒的な威力を誇る屠自古選手のシュートを止め、
同点、そして逆転へとつながる奇跡のボールを前方トップ下のパスカル選手へと送りました〜〜!!
神子選手にこころ選手が中盤下がり目まで上がっており、パスの出し先が左サイド際のてゐ選手であるため、
これを防ぐ選手は重傷の石田選手しかいない!」
413 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/07/27(月) 00:05:28 ID:Fp+7q1m6
石田「……誰だろうと……関係ない。……俺は……松山に……松山に勝たなくては……!」
タッ!
パスカル「お前の気持ちは良く分かった。
しかし、自分だけが強い気持ちを抱いてこのピッチに立っていると勘違いしない事だ!
……それっ! レイセン! 皆!」
グワァァァッ、バシュウウウウウッ!
先着2名様で、
★パスカル→パス 52 (! card)(! dice + ! dice)=★
★石田→パスカット 43 (! card)(! dice + ! dice)+(重傷治療済-2)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→てゐ、パスキャッチ。 そして……!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(鈴仙がフォロー)(佳歩がフォロー)(岸田がフォロー)
≦−2→聖徳ボールに。
【補足・補正・備考】
特になし。
414 :
森崎名無しさん
:2015/07/27(月) 00:08:16 ID:???
★パスカル→パス 52 (
JOKER
)(
1
+
2
)=★
415 :
森崎名無しさん
:2015/07/27(月) 00:09:26 ID:???
★石田→パスカット 43 (
スペード5
)(
6
+
1
)+(重傷治療済-2)=★
416 :
森崎名無しさん
:2015/07/27(月) 00:09:32 ID:???
★石田→パスカット 43 (
ダイヤQ
)(
6
+
6
)+(重傷治療済-2)=★
417 :
森崎名無しさん
:2015/07/27(月) 00:11:56 ID:???
妹紅は6ゾロでブロックの成長は無し?
418 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/07/27(月) 00:18:25 ID:Fp+7q1m6
パスカルのパスの成功が確定したところで、今日の更新はここまでにします。
妹紅の競り合いフラグは既に成長限界ですが、パスカルはパス技を新たに覚えます。
次回更新では、進化した『インビジブルデューパー』が出て来る……と思います。
>>363
遅れましたが、乙ありがとうございます。
森崎レベルのドリブル力でも無い限り、オーバーラップも出来無さそうですしね…。
出てたら佳歩のイベントは……また別の機会になってたかもですねw
>ゲームオーバーについて
とりあえず、今以降2点差がついた時点で敗北としようと思います。
それまではやるだけ継続して、ダメならその時点でゲームオーバー。
僅かなマイナスイベント(永琳印象値、人気度、狂気度、お金について)を挟み、
逆転できそうな場面かつ、あまり遡り過ぎない時点を指定して、試合再開としたいと思います。
それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。
419 :
森崎名無しさん
:2015/07/27(月) 00:18:53 ID:???
フェニックス再誕はクリア技
そしてもこたんのせりあいは成長限界なのです。
パスカル君浮き沈み激しくないかい?
そして姫様はぶっちゃけ過ぎです(笑)
420 :
森崎名無しさん
:2015/07/27(月) 10:55:28 ID:???
乙です
しっかし危ない引きだな
もしパスカルJOKERじゃなくて石田ずれてたら弾かれてるよ・・・
421 :
森崎名無しさん
:2015/07/27(月) 22:41:04 ID:???
乙なのです
ウサギBちゃん名前案
因幡 霞(かすみ)
花言葉:清らかな心、親切
因幡 椿(つばき)
花言葉:控え目な優しさ、誇り
因幡 風音(かざね)
パスが上手い、元気でいてね(子供は風の子)→風
けーね先生から一文字もらって
因幡 鈴音(すずね)
鈴仙から一文字もらって
鈴の音のように澄んでいる
422 :
森崎名無しさん
:2015/07/27(月) 23:19:13 ID:???
うわ、見づらいことこの上ない、すみません
>>421
を整形しました
・因幡 霞(かすみ)
花言葉:清らかな心、親切
・因幡 椿(つばき)
花言葉:控え目な優しさ、誇り
・因幡 風音(かざね)
パスが上手い、元気でいてね(子供は風の子)→風
けーね先生から一文字もらって
・因幡 鈴音(すずね)
鈴仙から一文字もらって
鈴の音のように澄んでいる
423 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/07/28(火) 00:33:28 ID:FwGPTSVM
こんばんは、今日も更新をはじめていきます。
>>419
説明ありがとうございます。パスカルはファンタジスタの如くムラのある引きですねw
>>420
乙ありがとうございます。時間差で6ゾロとか出してますし…(汗)
>>421-422
乙とウサギBの名前案をありがとうございます!
命名イベントは試合後で、肝心の試合がもう少しかかりそうなので恐縮ですが、
選択肢にはしっかり入れ込みたいと思います!
424 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/07/28(火) 00:34:57 ID:FwGPTSVM
★パスカル→パス 52 ( JOKER )( 1 + 2 )(*JOKERよりダイヤ15)=67★*フラグ回収!
★石田→パスカット 43 ( スペード5 )( 6 + 1 )+(重傷治療済-2)=48★
パスカル「モコウさんから貰った、この勝利への灯……絶対に、無駄にはしない!」
カッ! ゴォォォォッ……!
ゴールを決められたら終わりという、圧倒的に絶望的な状況を跳ね返した妹紅の希望の炎は、
……今や中盤の柱となったパスカルにまで伝播していた。
彼は石田の執念溢れるパスカットにも目をくれず、前半終了時に『クリップジャンプ』を決めた時のような
爛々とした波長を放ちつつ、確信を持ってそのパスの行方を見守る。
バシュウウウウウウッ……ギュルルルルルルルッ!
石田「パスが……曲がった……か」
パスカル「これが南米仕込みの『バナナパス』だ。地味だと笑ってくれても構わないぜ!」
パスカルはそう冗談っぽく言ってみせるが、元々高いコントロール力を持っていたパスカルによる
この必殺パスは、並みのゲームメーカーのパスをも凌駕しており、
昔から本職のトップ下だと言われても不思議に思われない程度に強烈だった。
神子「(成程な。私達は中山政男、そして精々が鈴仙・優曇華院・イナバ程度がチームの希望だと思っていたが……)」
こころ(哀)「希望が……広がっている……。そして私達の地獄は追いやられる。
……はぁ。どぉせ地獄なんかは太陽に勝てないんだよ……」
*パスカルがパスフラグを習得&回収し、『バナナパス(パス+2)60消費』を習得しました。
425 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/07/28(火) 00:37:25 ID:FwGPTSVM
ギュルルル……パシッ。
てゐ「……パスカル君。中々のパスだけど……まだ私の『バックスピン兎玉』の威力には及ばないね!」
実況「ああ〜〜っと! そしてそして! これでボールが、前線の因幡てゐ選手に渡ってしまいました!
妹紅選手のクリアからパスカル選手のパスが綺麗に繋がっています!」
佳歩「れ、鈴仙さま……!」
鈴仙「――分かってるわ。佳歩!(聖徳ホウリューズのDF陣は今、必死にてゐのパスを止めようと走っているけれど……。
クリアにパスという速攻カウンターでここまで来た私達の方が位置取り的に有利!
このまま、『インビジブルデューパー』を撃ちに行けそうな感じだけど……ここは、ここはどうするかなんて……!
あの必死に前へ走ってる佳歩の顔を見たら、分かるわよね?!)」
A:――このまま、『インビジブルデューパー』で撃ち抜く!(威力:65)250×2消費
B:――このまま、『インビジブルデューパー』で撃ち抜くと見せかけて、蹴り先を枠外にする。(威力:??)250×3消費
C:このまま、てゐにドリブル突破で一対一を狙わせる。
D:自分(鈴仙)にグラウンダーのパスを要求する。
E:佳歩に『ラビットテイル』でゴールを狙って貰う。
F:佳歩にドリブル突破で一対一を狙わせる。
G:鈴仙「パスカル君、アンタも私達に続くのよ!」パスカルも誘ってみる。
H:その他 自由選択枠
鈴仙のガッツ:680/970
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
426 :
森崎名無しさん
:2015/07/28(火) 00:40:03 ID:MwUUqXfw
B
427 :
森崎名無しさん
:2015/07/28(火) 00:43:20 ID:wyBv08ys
B
428 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/07/28(火) 00:44:25 ID:FwGPTSVM
B:――このまま、『インビジブルデューパー』で撃ち抜くと見せかけて、蹴り先を枠外にする。(威力:??)250×3消費
鈴仙「(……正直、マトモに考えたら。ここで佳歩の言う通りに、蹴り先をわざと外すなんてのは。
貴重な『インビジブルデューパー』の機会を自分からドブに捨ててく狂行よね……)」
いざ佳歩の策を遂行する段になって、鈴仙の脳裏には再び迷いが生じた。
それも当然である。常識的に考えて、今から自分達がしようとする事は、
漸く芽生え始めた勝利への道を自ら刈り取ってしまう事に他ならないからだ。
鈴仙「(もしも佳歩がマジで裏切り者で、私とてゐが無為に消耗するのを狙っての行為だったら……?
――今の状況を作り出す事こそが、あの試合前の半端な下剤混入事件の真の狙いってのも、あり得るんじゃないかしら……?)」
鈴仙の心には再び疑心の雲が浮かぶ。如何に感情が否定しようとしても、理性がそれを晴らそうとはしない。
……ピタッ。 タッ、タッ……。
佳歩「れ、鈴仙……さま!?」
てゐ「(――ま。気持ちは分かるけどね)」
鈴仙の歩みは止まりかけていた。本当に、自分はこのまま佳歩の言う通りに動いて良いのか。
信じると決めた筈なのに、実際に行動に移せない自分が居た。
鈴仙「(な、なんてヘタレなんだろうか……私ってば。さっき、あんなにカッコ良く佳歩に頷いたのに……!)」
岸田「? CFの動きが鈍くなったぞ? まさかこのままあのMF(てゐ)に、ドリブルゴールでも目指させるのか?」
布都「いや、これはフェイントかもしれぬが……う〜む」
高杉「ウププ……もしかして、急に怖くなったんじゃないのか? 負けるのがさ」
大丸「そういう言い方は無いだろう……」
429 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/07/28(火) 00:45:55 ID:FwGPTSVM
――敵チームの選手すらもが、訝しげに鈴仙を見ている。
一番悔しかったのが、あの小物っぽい高杉が鈴仙の心情に一番近い答えを導いていた事だろうか。
ともかく、鈴仙は最後の引き金。てゐに自分まで『エンシェントデューパー』を撃って貰うよう頼む事ができないでいた。
鈴仙「(な、何が『佳歩を信じる』よ……! 何が『真実の友情〈インビジブルデューパー〉』よ……!
あれだけクヨクヨして、あれだけ慰められて。その結果がこれなの……!?)」
感情が理性に鞭を撃つが、理性は石のように動かない。てゐの足元へ布都と岸田が迫っている。
鈴仙は考えるのをやめ――。
『……ても良いと思う。そうやって割り切れないのが、あなたの良い所だしさ』
鈴仙「……?」
――心の中から、どこか懐かしい声が聞こえた。
その声の主は誰だっただろうか。旧年来の親友だったか、それとも最近仲良くなった誰かか。
暖かい『誰か』の波長は、固くなった鈴仙の心に罅を入れた。
『……裏切られる事を怖がっても良い。ううん。むしろ、裏切られる事を怖がれない人に、人を信じる資格なんて無いよ』
誰かは鈴仙の恐怖を受け入れ、それでもなお、信じる気持ちは大切だと説く。
その声には自責の念があるようにも鈴仙には思えた。
傷つくのが怖くて、それで仲間を信じられずに逃げ出した自分自身に対する自責が。
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